JP3472071B2 - 偏向走査装置 - Google Patents

偏向走査装置

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JP3472071B2 JP08873497A JP8873497A JP3472071B2 JP 3472071 B2 JP3472071 B2 JP 3472071B2 JP 08873497 A JP08873497 A JP 08873497A JP 8873497 A JP8873497 A JP 8873497A JP 3472071 B2 JP3472071 B2 JP 3472071B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザビームプリ
ンタやレーザファクシミリ等の画像形成装置に用いられ
る偏向走査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザビームプリンタやレーザファクシ
ミリ等の画像形成装置に用いられる偏向走査装置は、回
転多面鏡によってレーザ光等の光ビームを反射させ、回
転多面鏡の高速回転によって偏向走査する。このように
して得られた走査光を回転ドラム上の感光体に結像させ
て静電潜像を形成する。次いで、感光体の静電潜像を現
像装置によってトナー像に顕像化し、これを記録紙等の
記録媒体に転写して定着装置へ送り、記録媒体上のトナ
ーを加熱定着させることで印刷(プリント)が行なわれ
る。
【0003】近年では偏向走査装置の高速化が進み、回
転多面鏡の回転速度が10,000rpmを超えるもの
も開発されている。
【0004】回転多面鏡を回転させる駆動部は、図6に
示すように、偏向走査装置の光学箱にボールベアリング
102を介して支承された回転軸103と、これと一体
であるフランジ部材104に一体的に結合されたヨーク
105aおよびロータマグネット105と、モータ基板
106に固定されたステータコイル107を有し、回転
多面鏡101は板バネ108a、ワッシャ108bおよ
びGリング108cからなる弾性押圧機構108によっ
てフランジ部材104に押圧されて、回転軸103やロ
ータマグネット105と一体化される。
【0005】モータ基板106上の駆動回路から供給さ
れた駆動電流によってステータコイル107が励磁され
ると、ロータマグネット105が回転多面鏡101とと
もに高速度で回転し、回転多面鏡101に照射された光
ビームを偏向走査する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術によれば、前述のように、回転多面鏡をフランジ
部材と一体化するために少なくともGリングと板バネと
ワッシャの3個の部品を必要とするため、組立部品点数
が多く、従って組立工程も複雑である。
【0007】また、回転多面鏡を組み付ける際には、ま
ず回転軸に板バネとワッシャを嵌着し、板バネを弾性変
形させながらGリングを回転軸に沿って押し下げてその
小径部に係合させるものであり、このとき板バネに抗し
てGリングを押し下げるために15〜20kgfの外力
を必要とする。
【0008】従って、回転多面鏡の組み付け中に回転軸
の軸受に過大なスラストがかかり、軸受が損傷したり、
モータの性能が損なわれるおそれがある。
【0009】特に、近年開発された低摩擦の動圧空気軸
受やすべり軸受等を用いる場合には、回転軸の下端にス
ラスト部材が対向して配設されており、前述のような過
大なスラストがかかるとスラスト部材が変形するおそれ
がある。
【0010】加えて、損傷した回転多面鏡を交換する場
合には、Gリングとワッシャと板バネをそれぞれ取りは
ずす必要があるため作業が繁雑であるうえに、Gリング
は取りはずす際に永久変形することが多く、再使用が困
難であるから、メンテナンスのコストが極めて高いとい
う未解決の課題もある。
【0011】本発明は、上記従来の技術の有する未解決
の課題に鑑みてなされたものであり、回転多面鏡をその
駆動部の回転部材に組み付ける作業が簡単で組立部品点
数も少なくてすみ、製造コストやメンテナンスのコスト
を大幅に低減できる偏向走査装置を提供することを目的
とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の偏向走査装置は、光ビームを反射する回転
多面鏡と、前記回転多面鏡が載置されるフランジ部材が
一体的に設けられた軸部材と、前記回転多面鏡を前記
ランジ部材に弾力的に押圧する弾性部材と、を有し、
弾性部材前記軸部材に対して径方向から組み付けら
る偏向走査装置において、前記弾性部材組み付け時の
前記回転多面鏡の偏心によって発生する質量のアンバラ
ンスを相殺するため、前記弾性部材は組み付け方向に
いて偏心した位置に重心を有することを特徴とする。
【0013】
【作用】回転多面鏡は、弾性部材によって駆動手段の回
転部材に弾力的に押圧されることでこれと一体的に結合
される。弾性部材を軸部材に組み付けるに際して、弾性
部材を軸部材の所定の部位に径方向から直接組み付ける
ことができる。
【0014】弾性部材の組み付けにワッシャやGリング
を必要としないため、組立部品点数が大幅に削減され、
組立工程も大幅に簡略化されるうえに、弾性部材の組み
付け中に軸部材に過大なスラストがかかるおそれもない
ため、組み付け作業も簡単で軸受等を損傷することもな
い。
【0015】従って、偏向走査装置の製造コストを大幅
に低減できる。
【0016】特に、動圧空気軸受によって軸部材が支持
されている場合には、弾性部材を組み付けるときに軸部
材の下端を支持するスラスト部材が損傷するトラブルを
回避できるという大きな利点を有する。
【0017】さらに、損傷した回転多面鏡を交換すると
きも、弾性部材を軸部材から取りはずすのが容易であ
り、この過程で弾性部材が傷つくおそれもないためその
まま再使用できる。従って、メンテナンスのコストも低
い。
【0018】軸部材と、これを貫通させる回転多面鏡の
中心穴の間に嵌合ガタがあると、弾性部材を軸部材に対
して径方向に組み付けるときにその組み付け方向に回転
多面鏡が引きずられて偏心し、このために、回転多面鏡
や弾性部材を含む回転体全体に質量のアンバランスが発
生して振れ回り振動等のトラブルを生じる。そこで、こ
のような質量のアンバランスを、予め軸部材と回転多面
鏡の嵌合ガタに基づく演算等によって求めて、それを相
殺するように弾性部材の重心位置を偏心させておく。
【0019】弾性部材を軸部材に組み付けたときに回転
多面鏡が片寄せされる分だけ、弾性部材の重心を偏心さ
せておくことで、質量のアンバランスが生じるのを防
ぎ、前述の振れ回り振動等を効果的に回避できる。
【0020】その結果、安価でメンテナンスのコストも
低く、しかも高性能な偏向走査装置を実現できる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0022】図1は一実施例による偏向走査装置の主要
部を示すもので、これは、後述するように、光源51
(図5参照)から発生されたレーザ光等の光ビームを結
像レンズ系52に向かって反射する4個の反射面1aを
有する四角柱状の回転多面鏡1と、光学箱50に軸受2
を介して支承された軸部材である回転軸3と、これと一
体的に設けられた回転部材であるフランジ部材4と、フ
ランジ部材4から懸下されたヨーク5aおよびロータマ
グネット5と、モータ基板6に立設され、ロータマグネ
ット5とともに回転多面鏡1を回転させるモータを構成
するステータコイル7を有し、モータ基板6は基台6a
とともに光学箱50にビス止めされている。
【0023】回転多面鏡1は、フランジ部材4の図示上
面に載置され、後述するように断面U字形で回転軸3に
対して径方向に組み付けられる弾性部材である押えバネ
10によってフランジ部材4に押圧され、フランジ部材
4を介してロータマグネット5と一体的に結合される。
【0024】モータ基板6上の駆動回路から供給された
駆動電流によってステータコイル7が励磁されると、ロ
ータマグネット5が回転多面鏡1とともに回転し、回転
多面鏡1の回転によって、これに照射された光ビームが
主走査方向に偏向走査される。
【0025】次に、回転多面鏡1をフランジ部材4に弾
力的に押圧する押えバネ10について詳しく説明する。
【0026】押えバネ10は、板状体の打ち抜きと曲げ
によって一体的に製作されるもので、回転多面鏡1の図
示上面に当接される第1の当接部11と、回転軸3の小
径部3aに組み付けられてその上端に形成された段差3
bに当接される第2の当接部12と、両当接部11,1
2を片持ち状態で、弾力的に接近離間自在に支持する支
持部である湾曲部13からなり、外力が加わらない状態
では、図2に示すように、湾曲部13から遠ざかるにつ
れて両当接部11,12が離間する略V字形の断面を有
する。第1の当接部11が回転多面鏡に当接され、図1
に示すように、第2の当接部12が回転軸3の段差3b
に当接した状態では、両当接部11,12が互に弾力的
に接近してU字形に変形する。
【0027】押えバネ10は、第1、第2の当接部1
1,12と湾曲部13を平らに伸ばした形状の板状部材
を製作する打ち抜き工程と、該板状部材を2つに折り曲
げる曲げ加工工程によって作られたものであり、各当接
部11,12は、それぞれの中央部分から湾曲部13と
反対側の自由端に向かってのびる長尺の開口11a,1
2aを有する。
【0028】第1の当接部11の開口11aの幅B1
は、回転軸3の本体部の軸径A1 より大であり、回転軸
3を、第1の当接部11の開口11aの全長にわたって
遊嵌自在である。
【0029】第2の当接部12の開口12aは、当接部
12の自由端に向かってテーパー状に拡大する拡大部分
12bと、回転軸3の小径部3aの軸径A2 よりわずか
に小さい幅B2 を有する案内部分12cと、これよりわ
ずかに拡大する幅を有するクリック部分12dと、クリ
ック部分12dからテーパー状に幅を縮小する位置決め
部分12eを有する。
【0030】押えバネ10は、前述のように、外力が加
わらない状態では略V字形の断面を有し、当接部11,
12がそれぞれ回転多面鏡1と回転軸3の段差3bに当
接されたときにU字形に弾性変形し、両当接部11,1
2の反撥力によって回転多面鏡1をフランジ部材4の表
面に押圧することで、回転多面鏡1とロータマグネット
5を一体的に結合するものである。
【0031】押えバネ10の組み付けは以下のように行
なわれる。
【0032】図2に示すように、押えバネ10の両当接
部11,12の開口11a,12aを回転軸3の径方向
に開口させた状態で押えバネ10を回転多面鏡1の上面
に載置し、押えバネ10に外力を与えて図2の(a)に
破線で示す形状まで弾性変形させ、第2の当接部12の
開口12aの案内部分12cが回転軸3の段差3bの下
方に位置するまで両当接部11,12を接近させた状態
で、矢印Cで示すように押えバネ10を回転軸3の径方
向に移動させ、第2の当接部12の開口12aのクリッ
ク部分12dに回転軸3の小径部3aを係合させる。こ
の状態で押えバネ10の第2の当接部12の位置決め部
分12eが回転軸3の小径部3aに当接され、これによ
って回転軸3に対する押えバネ10の位置決めが行なわ
れる。
【0033】押えバネ10に与えられていた外力を解除
すると、押えバネ10の両当接部11,12はそれぞれ
回転多面鏡1と回転軸3の段差3bに当接され、両当接
部11,12の反撥力によって回転多面鏡1がフランジ
部材4に押圧される。
【0034】このように、押えバネ10を回転軸3の径
方向から組み付ける工程においては、図3に示すよう
に、回転多面鏡1の中心穴1bと回転軸3の本体部の間
に嵌合ガタがあると、押えバネ10を回転多面鏡1の上
面で矢印Cで示すように滑らせるときに、回転多面鏡1
も押えバネ10に引きずられて移動し、回転多面鏡1の
中心位置O1 が回転軸3に対して組み付け方向であるX
軸方向に偏心する結果となる。回転多面鏡1の中心穴1
bの内径は高精度に加工されているものの、10μm前
後の嵌合ガタを避けることはできない。例えば、回転多
面鏡1の質量が10gであり、押えバネ10の組み付け
作業によって、回転多面鏡1が組み付け方向に片寄せさ
れて5μmだけ偏心したと仮定すると、これによって発
生する質量のアンバランスは10(g)×5(μm)=
50mg・mmとなる。
【0035】回転多面鏡1がわずかでも偏心すると、こ
のような質量のアンバランスを発生し、回転多面鏡1の
回転中に振れ回り振動等を起こして、画像形成装置の画
質が劣化したり、大きな騒音を発生する等のトラブルを
生じる。そこで、予め回転多面鏡1の中心穴1bと回転
軸3の本体部の間の嵌合ガタを実測あるいは演算等によ
って求めておき、押えバネ10の組み付け作業によって
発生する回転多面鏡1の偏心量ε1 を予測し、回転多面
鏡1の偏心によって発生する質量のアンバランスを相殺
するように、押えバネ10の重心位置O2 をX軸方向に
矢印Cと逆向きに偏心したところに設定しておく。すな
わち、押えバネ10の形状を、その重心位置O2 の偏心
量ε2 が以下の関係を満足するように非対称に設計す
る。
【0036】M1 ×ε1 =M2 ×ε2 ここで、M1 =回転多面鏡1の質量 M2 =押えバネ10の質量 このように、回転多面鏡1の偏心による質量のアンバラ
ンスを、予め押えバネ10の重心を偏心させておくこと
で相殺し、回転多面鏡1の振れ回り振動等を回避する。
【0037】なお、回転多面鏡1の中心穴1bと回転軸
3の嵌合ガタが大きい場合や、押えバネ10と回転多面
鏡1の質量の差が大であるときは、押えバネ10の重心
を偏心させるだけでは回転多面鏡1の片寄せによる質量
のアンバランスを相殺できないおそれがある。このよう
な場合には、図4に示すように、押えバネ10の適当な
位置に重り20を付加して、押えバネ10の質量を局部
的に増大させることでバランス修正を行なうとよい。
【0038】重り20は、押えバネ10をプレス加工す
る工程で予め接合させておけば、部品コストが著しく上
昇するおそれはない。
【0039】本実施例によれば、押えバネ10のみを用
いて回転多面鏡1をフランジ部材4に押圧しロータマグ
ネット5と一体化するものであるため、従来例に比べて
組立部品点数を大幅に削減し、組立工程も簡略化でき
る。
【0040】加えて、押えバネ10を弾性変形させた状
態でこれを回転軸3の径方向に直接組み付けるものであ
るため、この過程で回転軸3に軸方向の大きな外力を必
要とすることなく、従来例のように、過大なスラストの
ために軸受2が損傷して回転多面鏡1の回転不良を起す
おそれはない。
【0041】さらに、損傷した回転多面鏡1を取りはず
すときには、押えバネ10を再度弾性変形させて回転軸
3の径方向に抜き取るだけでよい。この過程で押えバネ
10が著しく傷つくことなく再使用が可能であるため、
ランニングコストの低減にも大きく役立つ。
【0042】その結果、偏向走査装置の低コスト化と高
性能化に大きく貢献できる。
【0043】また、回転軸を支持する軸受が動圧空気軸
受やすべり軸受である場合は、回転軸に対向するスラス
ト部材が傷つくのを回避できるという点で本実施例の有
用性が特に大きく評価される。
【0044】図5は偏向走査装置全体を示すもので、こ
れは、レーザ光等の光ビーム(光束)を発生する光源5
1と、前記光ビームを回転多面鏡1の反射面1aに線状
に集光させるシリンドリカルレンズ51aとを有し、前
記光ビームを回転多面鏡1の回転によって偏向走査し、
結像レンズ系52を経て回転ドラム上の感光体53に結
像させる。結像レンズ系52は球面レンズ52a、トー
リックレンズ52b等を有し、感光体53に結像する点
像の走査速度等を補正するいわゆるfθ機能を有する。
【0045】前記モータによって回転多面鏡1が回転す
ると、その反射面1aは、回転多面鏡1の軸線まわりに
等速で回転する。前述のように光源51から発生され、
シリンドリカルレンズ51aによって集光される光ビー
ムの光路と回転多面鏡1の反射面1aの法線とがなす
角、すなわち該反射面1aに対する光ビームの入射角
は、回転多面鏡1の回転とともに経時的に変化し、同様
に反射角も変化するため、感光体53上で光ビームが集
光されてできる点像は回転ドラムの軸方向(主走査方
向)に移動する。
【0046】結像レンズ系52は、回転多面鏡1におい
て反射された光ビームを感光体53上で所定のスポット
形状の点像に集光するとともに、該点像の主走査方向へ
の走査速度を等速に保つように設計されたものである。
【0047】感光体53に結像する点像は、回転多面鏡
1の回転による主走査と、感光体53が回転ドラムの軸
まわりに回転することによる副走査に伴なって、静電潜
像を形成する。
【0048】感光体53の周辺には、感光体53の表面
を一様に帯電するためのコロナ放電器、感光体53の表
面に形成される静電潜像をトナー像に顕像化するための
現像装置、前記トナー像を記録紙に転写する転写用コロ
ナ放電器(いずれも不図示)等が配置されており、光源
51から発生する光ビームによる記録情報が記録紙等に
プリントされる。
【0049】検出ミラー54は、感光体53の表面にお
ける記録情報の書き込み開始位置に入射する光ビームの
光路よりも主走査方向上流側において光ビームを反射し
て、フォトダイオード等を有する受光素子55の受光面
に導入する。受光素子55はその受光面が前記光ビーム
によって照射されたときに、走査開始位置(書き出し位
置)を検出するための走査開始信号を出力する。
【0050】光源51は、ホストコンピュータからの情
報を処理する処理回路から与えられる信号に対応した光
ビームを発生する。光源51に与えられる信号は、感光
体53に書き込むべき情報に対応しており、処理回路
は、感光体53の表面において結像する点像が作る軌跡
である一走査線に対応する情報を表す信号を一単位とし
て光源51に与える。この情報信号は、受光素子55か
ら与えられる走査開始信号に同期して送信される。
【0051】なお、回転多面鏡1、結像レンズ系52等
は光学箱50に収容され、光源51等は光学箱50の側
壁に取り付けられる。光学箱50に回転多面鏡1、結像
レンズ系52等を組み付けたうえで、光学箱50の上部
開口に図示しないふたを装着する。
【0052】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載するような効果を奏する。
【0053】回転多面鏡をその駆動部の回転部材に組み
付ける作業が簡単で組立部品点数も少なくてすみ、その
結果、製造コストやメンテナンスのコストの低い高性能
な偏向走査装置を実現できる。
【0054】このような偏向走査装置を用いることで安
価で高性能な画像形成装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例による偏向走査装置の主要部を示すも
ので、(a)はその部分断面図、(b)は部分平面図で
ある。
【図2】図1の装置を押えバネを組み付ける途中の状態
で示すもので、(a)はその部分断面図、(b)は部分
平面図である。
【図3】回転多面鏡と回転軸の間に嵌合ガタがある場合
を説明するもので、(a)はその部分断面図、(b)は
部分平面図である。
【図4】一変形例を示す部分断面図である。
【図5】偏向走査装置の全体を説明する図である。
【図6】従来例の主要部を説明する部分断面図である。
【符号の説明】
1 回転多面鏡 1b 中心穴 3 回転軸 3a 小径部 3b 段差 4 フランジ部材 5 ロータマグネット 6 モータ基板 7 ステータコイル 10 押えバネ 11,12 当接部 11a,12a 開口 13 湾曲部 20 重り

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを反射する回転多面鏡と、前記
    回転多面鏡が載置されるフランジ部材が一体的に設けら
    れた軸部材と、前記回転多面鏡を前記フランジ部材に弾
    力的に押圧する弾性部材と、を有し、前記弾性部材
    記軸部材に対して径方向から組み付けられる偏向走査装
    置において、 前記弾性部材組み付け時の前記回転多面鏡の偏心によっ
    て発生する質量のアンバランスを相殺するため、前記弾
    性部材は 組み付け方向において偏心した位置に重心を有
    することを特徴とする偏向走査装置。
  2. 【請求項2】 前記弾性部材が、前記回転多面鏡の表面
    に当接される第1の当接部と、前記軸部材の所定の部位
    に組み付けられる第2の当接部と、前記第1および前記
    第2の当接部を互いに弾力的に接近離間自在に支持する
    支持部と、有することを特徴とする請求項1記載の偏
    向走査装置。
  3. 【請求項3】 前記弾性部材が、その重心位置を組み付
    け方向において偏心させるための非対称な形状を有する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の偏向走査装
    置。
  4. 【請求項4】 前記弾性部材が、その重心位置を組み付
    け方向において偏心させるための重りを有することを特
    徴とする請求項1または2記載の偏向走査装置。
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