JP4249969B2 - 物品自動包装装置、物品自動包装方法、及び包装箱における物品収納構造 - Google Patents

物品自動包装装置、物品自動包装方法、及び包装箱における物品収納構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば注射用アンプル等の胴部が略円筒状をなす物品を包装箱内へ自動装填する物品自動包装装置、物品自動包装方法及び包装箱における物品収納構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、薬品等が封入されたアンプルは胴部が略円筒状をなす物品であり、図8に示すように、平板状の台紙101に断面波形状をなす波板紙102が貼付されてなる包装箱としての波板ケース103の各アンプル収納部104に、複数本が倒伏した整列状態となるように収納されている。前記各アンプル収納部104の内面形状は、アンプル105の側面形状と略同一形状となっており、また、アンプル105を収納する入口の幅は当該アンプル105の直径より幅狭となっている。従って、アンプル105がアンプル収納部104に収納された後は、前記波板ケース103内において各アンプル105は不用意に回転することなく、位置決め状態で保管収納されるようになっている。
【0003】
そして、このような波板ケース103内に複数本のアンプル105を順次搬送しながら自動装填するアンプル(物品)自動包装装置なるものが従来から提案されている。例えば、特許文献1には、アンプル供給部から供給される多数本のアンプルを整列して搬送する主搬送部と、主搬送部にて搬送されるアンプルを波板ケースのアンプル収納部に順次装填して搬出する副搬送部とを備えた自動包装装置が開示されている。そして更に、この自動包装装置では、前記主搬送部により搬送される途中のアンプルの側面にラベルを順次自動的に貼着するラベル自動貼着装置と、それら各アンプルに貼着されたラベルの向きを検出し、その向きを一定に揃えるべくアンプルを回転させるラベル方向自動修正装置をも備えた構成とされている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−120810号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
医療現場で内容物(薬液等)を取り出すために頸部を折断して使用される注射用等のアンプル105は、通常、前記頸部にワンポイントカットと呼ばれるカット部106が一箇所付けられているものが主流である。また、当該カット部106との相対位置関係が真上位置となる部位(例えば、頭部の一側)には所定形状をなすワンポイントマークと呼ばれる目印107が付されている。即ち、折断位置となる頸部にカット部106を付することで、開封時にガラス破片がアンプル105内の薬品へ混入することを防止でき、また開封が容易となるという効果を奏する。
【0006】
ところが、前記カット部106が付されたアンプル105を収納したアンプル包装箱は、運搬等の際に落下等することもあり、その際には落下等による衝撃により前記アンプル105が破損するという問題があった。
【0007】
そこで、この問題点について鋭意研究した結果、発明者らは、アンプル包装箱が落下等により衝撃を受けた場合でも、箱内のアンプル105が極めて割れ難いアンプル収納構造を見出した。即ち、アンプル包装箱内のアンプル105は、カット部106の向きが包装箱の底部を下方向とした場合において垂直方向(上下方向)以外の方向に向けられて収納されていると、たとえ当該包装箱が落下等した場合でも、アンプル105の破損する頻度が少ないことを見出した。そして、そのようなアンプル包装箱の落下実験を繰り返し行った結果、上記の事実を実証することができた(表1参照)。
【0008】
【表1】
Figure 0004249969
即ち、アンプル105の破損を抑制するためには、アンプル105の頸部に付されたカット部106を当該アンプル105の側面における特定部位とした場合に、当該特定部位(カット部106)の向きが包装箱内への収納状態において垂直方向(上下方向)とならないように配置すればよい。なお、「特定部位」とは、その物品(例えば、アンプル)の側面における所定部位であって、ある目的をもって加工又は処理がなされた部位(例えば、カット部や、貼り付けられたラベル)のことをいう。
【0009】
一方、特許文献1には、搬送途中の各アンプル105に付されたラベルの向きを一定方向に揃える技術的構成の開示こそあるものの、それらのアンプル105におけるカット部の向きについては一切開示されていない。つまり、たとえ当該各アンプル105にカット部106が付されていたとしても、カット部106とラベルとの相対的な位置関係は何らの規則性も有していない。従って、特許文献1の自動包装装置にあっては、仮に各アンプル105にカット部106が付されている場合、包装箱(波板ケース103)への装填前に搬送途中のアンプル105を回転させてラベルの向きを揃えることができたとしても、特定部位とされるカット部106の向きを一定方向に揃えることはできなかった。
【0010】
また、特許文献1の自動包装装置では、搬送途中の各アンプル105に付されたラベルの向きを検出した結果に基づき当該ラベルの向きを一定方向に揃えるべく、各アンプルの表面にゴムロールを接触させて回転させることにより、各アンプルの姿勢向きを調整するようにしている。しかしながら、貼り付けられるラベルは多種多様であり、ラベルの長さや当該ラベルにおける品名表示位置が異なるような場合もあり得る。従って、そのような場合には、貼り付けられたラベル(具体的には、各ラベルの中央部や品名表示位置)をアンプルの側面における特定部位とした場合、当該特定部位を構成するラベルが包装箱へのアンプル装填時に所望する上方向を向かないこともあり得た。
【0011】
さらに、従来、医薬品の分野においては、医療現場における誤投与を避けるために、内容物を示すラベルが包装箱等の開封時に容易に視認できることが望まれていた。また、シリンジ等のように側面に目盛り等が表記されている場合には、目盛りなどの表記を避けてラベルを貼り付け、且つ包装箱への収納状態では目盛り等の表記とラベルが同時に確認できるような位置にラベルが貼られていることが望まれていた。
【0012】
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、その目的は、胴部が略円筒状をなす物品であって、その側面には包装箱内への倒伏した収納状態で所望する方向に向けたい特定部位(例えば、カット部やラベル)が付されてなる物品を、包装箱内へ自動装填するに際して、前記特定部位が確実に所望する方向に向くようにできる物品自動包装装置、物品自動包装方法を提供することにある。
【0013】
また、更なる目的は、前記特定部位がカット部である場合には、当該物品を包装箱内へ倒伏状態にして収納した際における前記特定部位の向きを調整することで、包装箱を落下等させてしまった場合でも、包装箱内の物品の破損を最小限に抑制することができる包装箱における物品収納構造を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、物品自動包装装置に係る請求項1に記載の発明は、略円筒状をなす胴部の上側に頸部を介して頭部が連続形成されてなる物品を所定方向へ搬送する物品搬送手段と、前記物品搬送手段で搬送途中の物品の搬送方向に対する姿勢向きを調整する物品姿勢向き調整手段と、前記物品姿勢向き調整手段よりも物品の搬送方向の下流側において、搬送されてくる物品を所定の包装箱内へ倒伏状態にして自動装填する物品装填手段とを備え、前記物品姿勢向き調整手段は、前記物品の頸部の一側に付されたカット部又は当該カット部と一定の相対的位置関係を有するように前記物品の側面に付された所定の目印を基準部位とし、前記カット部を特定部位とした場合において、前記基準部位の位置情報に基づいて、当該基準部位の向きが所定方向を向き、且つ前記特定部位の向きが前記包装箱内への物品の自動装填時に当該包装箱の底部を下方向とした場合に上下方向以外の方向を向くこととなるように、当該物品を回転させて物品の姿勢向きを調整することを要旨とした。
【0015】
また、同じく請求項2に記載の発明は、胴部が略円筒状をなす物品を所定方向へ搬送する物品搬送手段と、前記物品搬送手段で搬送途中の物品の搬送方向に対する姿勢向きを調整する物品姿勢向き調整手段と、前記物品姿勢向き調整手段よりも物品の搬送方向の下流側において、搬送されてくる物品の側面に対して、当該物品を回転させながらラベルを自動貼り付けするラベル貼付手段と、前記ラベル貼付手段よりも物品の搬送方向の下流側において、搬送されてくる物品を所定の包装箱内へ倒伏状態にして自動装填する物品装填手段とを備え、前記物品姿勢向き調整手段は、前記物品の底部外面に吸着して当該物品を吸着支持する作用位置と当該作用位置から後退した待機位置との間で進退移動可能な吸着支持部材、及び当該吸着支持部材を少なくとも前記作用位置において回転駆動するための回転駆動源を備えるとともに、前記搬送途中の物品を当該物品の長手方向に沿う中心軸線を中心に回転させる回転駆動部と、前記搬送途中の物品における前記位置情報を検出する検出部と、当該検出部の検出結果に基づき前記回転駆動部の回転駆動状態を制御する制御部とを備えるとともに、前記物品の側面に設定された所定の基準部位の位置情報に基づいて、当該基準部位の向きが所定方向を向くように当該物品を回転させて物品の姿勢向きを調整し、前記ラベル貼付手段は、貼り付けられたラベルを特定部位とし、ラベル貼付後において前記基準部位の向き及び前記特定部位の向きがそれぞれ予め定めた方向を向くこととなるように、当該物品を回転させることを要旨とした。
【0016】
また、同じく請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の物品自動包装装置において、前記ラベル貼付手段は、前記包装箱内への物品の自動装填時に当該包装箱の底部を下方向とした場合において、前記基準部位の向きが上下方向以外の所定方向を向き、且つ前記特定部位の向きが上方向を向くこととなるように、前記ラベル貼り付けに際して物品の回転を調整することを要旨とした。
【0017】
また、同じく請求項4に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載の物品自動包装装置において、前記物品姿勢向き調整手段及びラベル貼付手段は、前記物品の周方向における前記基準部位の位置と前記ラベルの貼り始め位置との相対的な位置関係に基づき、前記物品の姿勢向き調整及びラベル貼り付けに際して、前記物品の回転をそれぞれ調整することを要旨とした。
【0018】
また、同じく請求項5に記載の発明は、請求項に記載の物品自動包装装置において、前記物品姿勢向き調整手段は、前記搬送途中の物品を当該物品の長手方向に沿う中心軸線を中心に回転させる回転駆動部と、前記搬送途中の物品における前記位置情報を検出する検出部と、当該検出部の検出結果に基づき前記回転駆動部の回転駆動状態を制御する制御部とを備えたことを要旨とした。
【0019】
また、同じく請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の物品自動包装装置において、前記回転駆動部は、前記物品の底部外面に吸着して当該物品を吸着支持する作用位置と当該作用位置から後退した待機位置との間で進退移動可能な吸着支持部材と、当該吸着支持部材を少なくとも前記作用位置において回転駆動するための回転駆動源とを備えたことを要旨とした。
【0020】
また、同じく請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のうち何れか一項に記載の物品自動包装装置において、前記物品搬送手段は、前記物品の姿勢向きが搬送途中で搬送方向に対して変化しないように当該物品を同一姿勢に維持した状態で搬送するための物品姿勢維持手段を備えていることを要旨とした。
【0021】
また、同じく請求項8に記載の発明は、請求項5〜請求項7のうち何れか一項に記載の物品自動包装装置において、前記検出部は、発光素子と受光素子とを備えた光センサであって、発光素子から発せられた照射光が、前記物品の中心軸線と直交する方向に延びる直線に対して、所定角度傾いた状態で照射されることを要旨とした。
【0022】
また、同じく請求項9に記載の発明は、請求項1に記載の物品自動包装装置において、前記物品姿勢向き調整手段と前記物品装填手段との間には、前記物品搬送手段で搬送途中の物品の側面に対して所定のラベルを自動貼り付けするラベル貼付手段を備えたことを要旨とした。
【0023】
一方、物品自動包装方法に係る請求項10に記載の発明は、略円筒状をなす胴部の上側に頸部を介して頭部が連続形成されてなる物品を所定方向へ搬送する途中で当該物品の搬送方向に対する姿勢向きを調整する物品姿勢向き調整行程と、当該物品姿勢向き調整行程を経て搬送されてくる物品を所定の包装箱内へ倒伏状態にして自動装填する物品装填行程とを備え、前記物品姿勢向き調整行程では、前記物品の頸部の一側に付されたカット部又は当該カット部と一定の相対的位置関係を有するように前記物品の側面に付された所定の目印を基準部位とし、前記カット部を特定部位とした場合において、前記基準部位の位置情報に基づいて、当該基準部位の向きが所定方向を向き、且つ前記特定部位の向きが前記包装箱内への物品の自動装填時に当該包装箱の底部を下方向とした場合に上下方向以外の方向を向くこととなるように、当該物品を回転させて物品の姿勢向きを調整することを要旨とした。
【0024】
また、同じく請求項11に記載の発明は、胴部が略円筒状をなす物品を所定方向へ搬送する途中で当該物品の搬送方向に対する姿勢向きを調整する物品姿勢向き調整行程と、当該物品姿勢向き調整行程を経て搬送されてくる物品の側面に対して、当該物品を回転させながらラベルを自動貼り付けするラベル貼付行程と、当該ラベル貼付行程を経て搬送されてくる物品を所定の包装箱内へ倒伏状態にして自動装填する物品装填行程とを備え、前記物品姿勢向き調整行程では、前記物品の底部外面に吸着して当該物品を吸着支持する作用位置と当該作用位置から後退した待機位置との間で進退移動可能な吸着支持部材を前記作用位置まで前進移動させ、当該作用位置において前記吸着支持部材を回転させて前記搬送途中の物品を当該物品の長手方向に沿う中心軸線を中心に回転させつつ、前記物品の側面に設定された所定の基準部位の位置情報を検出し、当該検出した結果に基づき前記基準部位の向きが所定方向を向くことになる姿勢向きで当該物品の回転を停止させて物品の姿勢向きを調整し、前記ラベル貼付行程では、貼り付けられたラベルを特定部位とし、ラベル貼付後において前記基準部位の向き及び前記特定部位の向きがそれぞれ予め定めた方向を向くこととなるように、当該物品を回転させることを要旨とした。
【0025】
また、同じく請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の物品自動包装方法において、前記ラベル貼付行程では、前記包装箱内への物品の自動装填時に当該包装箱の底部を下方向とした場合において、前記基準部位の向きが上下方向以外の所定方向を向き、且つ前記特定部位の向きが上方向を向くこととなるように、前記ラベル貼り付けに際して物品の回転が調整されることを要旨とした。
【0026】
また、同じく請求項13に記載の発明は、請求項11又は請求項12に記載の物品自動包装方法において、前記物品姿勢向き調整行程及びラベル貼付行程では、前記物品の周方向における前記基準部位の位置と前記ラベルの貼り始め位置との相対的な位置関係に基づき、前記物品の姿勢向き調整及びラベル貼り付けに際して、前記物品の回転がそれぞれ調整されることを要旨とした。
【0027】
また、同じく請求項14に記載の発明は、請求項10に記載の物品自動包装方法において、前記物品姿勢向き調整行程では、前記搬送途中の物品を当該物品の長手方向に沿う中心軸線を中心に回転させつつ、前記基準部位の位置情報を検出し、当該検出した結果に基づき前記基準部位の向きが前記所定方向を向くことになる姿勢向きで当該物品の回転を停止させることを要旨とした。
【0028】
また、同じく請求項15に記載の発明は、請求項14に記載の物品自動包装方法において、前記物品姿勢向き調整行程では、前記物品の底部外面に吸着して当該物品を吸着支持する作用位置と当該作用位置から後退した待機位置との間で進退移動可能な吸着支持部材を前記作用位置まで前進移動させ、当該作用位置において前記吸着支持部材を回転させることを要旨とした。
【0029】
また、同じく請求項16に記載の発明は、請求項10に記載の物品自動包装方法において、前記物品姿勢向き調整行程と前記物品装填行程との間に、前記搬送途中の物品の側面に対して所定のラベルを自動貼り付けするラベル貼付行程を備えたことを要旨とした。
【0030】
更に、包装箱における物品収納構造に係る請求項17に記載の発明は、略円筒状をなす胴部の上側に頸部を介して頭部が連続形成され、前記頸部の一側はカット部が特定部位として付された物品を、所定の包装箱内に倒伏状態にして収納するようにした包装箱における物品収納構造において、前記物品を、前記包装箱の底部を下方向とした場合において、前記特定部位たるカット部が上下方向以外の所定方向を向くようにして位置決め収納したことを要旨とした。
【0031】
また、同じく請求項18に記載の発明は、請求項17に記載の包装箱における物品収納構造において、前記包装箱内には複数本の物品が整列収納されるものであり、前記各物品は各々のカット部が同一方向を向いて収納されていることを要旨とした。
【0032】
また、同じく請求項19に記載の発明は、請求項17又は請求項18に記載の包装箱における物品収納構造において、前記物品の側面にはラベルが前記カット部とは異なる特定部位に貼り付けられており、当該物品はラベルが上方向を向くようにして収納されていることを要旨とした。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を包装箱内へ複数本の注射用アンプルを倒伏した整列状態にして自動装填するアンプル自動包装装置に具体化した一実施形態を図1〜図7に従って説明する。
【0034】
図1に示すように、本実施形態における物品としてのアンプル11は、透明ガラス製の注射用アンプルであって、薬液(図示略)が充填された略円筒状をなす胴部12の上側には頸部13を介して細長状の頭部14が連続形成されている。そして、前記頸部13の一側には当該アンプル11の側面において第1特定部位を構成するカット部(ワンポイントカットともいう。)15がダイヤモンドカッター等により付されている。また、前記頭部14の側面において前記カット部15との相対的位置関係が真上位置となる部位には所定形状(本実施形態では直径約2mmの青い円形状)をなす目印(ワンポイントマークともいう。)16が付され、当該目印16によりアンプル11の側面における基準部位が構成されている。更に、前記胴部12の側面において前記カット部15との相対的位置関係が真下位置となる部位から周方向へ略90度だけ位相をずらせた部位には、所定のアンプル情報(薬品名・使用期限等)を印字されたラベル17が前記カット部15とは異なる第2特定部位を構成するべく貼り付けられている。なお、前記アンプル11の底部外面18は平滑面に形成されている。
【0035】
さて、図2〜図4に示すように、本実施形態に係るアンプル(物品)自動包装装置19は、アンプル(物品)搬送手段20、ラベル貼付手段21、アンプル(物品)装填手段22、及びアンプル(物品)姿勢向き調整手段23を備えた構成とされている。
【0036】
前記アンプル搬送手段20は、ローラコンベア24と、受取ホイール25等からなる複数のホイール25〜29とにより構成されている。前記ローラコンベア24は、回転ホイール30に掛装された無端状ベルト31上に複数本のローラ32が回転規制された状態で並列に配設されたものであり、図3に示すように、前後一対のローラ32間にアンプル11を倒伏状態にして載置支持可能な構成とされている。そして、駆動源(図示せず)からの駆動力に基づき回転ホイール30が回転動作することにより、無端状ベルト31が図2及び図3において時計回り方向へ回転駆動されると、前記ローラ32間に載置支持されたアンプル11がその中心軸線と直交する平面に沿って受取ホイール25側へ搬送されるようになっている。なお、前記ローラコンベア24の搬送方向における終端部の外側位置には断面円弧状をなすアンプル落下防止ガイド33が設置されており、アンプル11がローラコンベア24から受取ホイール25へ受け渡しされる際に落下しないようにされている。
【0037】
前記各ホイール25〜29は、搬送方向の最上流側(図2において最も左側)に位置する前記受取ホイール25の他に、主ホイール26、受渡ホイール27、ラベル貼付ホイール28、及び投入ホイール29が、搬送方向の下流側へ連続した配置構成になっている。また、前記各ホイール25〜29は、駆動源(図示せず)からの駆動力に基づき回転駆動される各回転軸34〜38に回動自在に支持されており、それぞれ所定の直径及び厚さの略円盤状に形成されている。そして、それら各ホイール25〜29の周面上には、搬送途中のアンプル11を収容保持するための半円状の凹部39が等間隔をおいて複数ヶ所ずつ形成されている。また、前記各凹部39の内周面には、アンプル11を負圧により吸着支持するための吸引孔40(図4参照)がそれぞれ貫通形成されており、当該各吸引孔40は図示しないブロワへ連通接続されている。本実施形態では、前記各吸引孔40とブロワによりアンプル物品姿勢維持手段が構成されている。
【0038】
前記ラベル貼付手段21は、図2に示すように、前記ラベル貼付ホイール28の上方に配設されており、ラベル供給部41、サーボモータ42、ラベル貼付ローラ43,44、アンプル回転用ベルト45を備えたラベル貼付装置が使用されている。ラベル供給部41は、繰り出しローラ46側からラベル17が貼り付けられた台紙47を前記ラベル貼付ホイール28の周縁近傍に設定されたラベル貼付位置まで供給し、同位置で反転ローラ(図示略)を介して鋭角に反転させられた前記台紙47(ラベル剥離済み部分)を巻き取りローラ48側へ巻き取る機能を有する。
【0039】
前記サーボモータ42は、アンプル11に対するラベル貼付時にアンプル回転用ベルト45を反時計回りに回転させ、ラベル貼付ホイール28の周縁近傍に所定間隔を有して配置されているラベル貼付ローラ43,44を回転駆動する。前記サーボモータ42は、前記ラベル貼付時において、後述するコントローラ69からの制御信号に基づき、前記ラベル貼付ホイール28の回転速度よりも高速に回転するように制御されると共に、更にはラベル17が貼り付けられるアンプル11の径の違い等に基づき前記回転速度の調整がなされるようになっている。なお、前記ラベル貼付ホイール28における各凹部39の内周面には、アンプル11の胴部12側面にラベル17を貼付する際に、当該アンプル11の回転がスムーズに実行されるための、回転補助ローラ(図示せず)が設けられている。即ち、ラベル貼付時には各凹部39の吸引孔40による吸引作用を緩和する制御がなされ、ラベル17の貼り付け作用に伴いアンプル11が凹部39内で少なくともラベル17の貼り付け長さ分に相当する回転距離だけ回転させられる。
【0040】
前記アンプル装填手段22は、図2に示すように、前記投入ホイール29の下方に配設されており、連続形成された波板ケース成形部材49を搬送する搬送ベルト50と、当該搬送ベルト50を駆動源(図示せず)の駆動力に基づき回転駆動させる回転ホイール51とを備えた従来公知の構成とされている。即ち、断面波形状に成形された波板ケース成形部材49にはアンプル11を位置決め収納するためのアンプル収納部49aが形成されており、投入ホイール29の凹部39から投入されたアンプル11は前記アンプル収納部49aに順次自動装填される。
【0041】
次に、前記アンプル姿勢向き調整手段23について図2〜図6に基づき説明する。
図4に示すように、前記主ホイール26の裏側には仕切壁52が立設され、当該仕切壁52には主ホイール26の前記回転軸35が貫通支持されている。前記仕切壁52の表面側(図4において左側)において、前記回転軸35には、円形状をなす回転板53がボス部53aに内装したベアリング(図示略)を介して回転自在に支持されている。また、回転板53の表面側外周縁寄りの一部にはエアシリンダ54が固定されており、当該エアシリンダ54の伸縮ロッド55には扇形状をなす連結板56が固定されている。そして、前記連結板56の外周縁側には連結板56よりも更に大きな扇形状をなす支持基板57が固定されている。
【0042】
前記支持基板57の表面側には、前記主ホイール26の各凹部39と同一間隔の各位置に複数(本実施形態では10個)の軸受部材58が設けられると共に、当該各軸受部材58には前記支持基板57を貫通するようにして吸着支持部材59がそれぞれ回動自在に支持されている。各吸着支持部材59の先端部にはゴム製の吸着パッド59aが取付けられており、当該吸着パッド59aの先端面からは吸着支持部材59の中心軸線に沿う吸引孔59b(図5参照)が基端側へ貫通形成されている。そして、前記支持基板57の裏面側へ突出した吸着支持部材59の基端部には、図示しないブロワに接続された連結管60が前記吸引孔59bに連通接続されている。また、前記各吸着支持部材59の基端部には平歯車61がそれぞれ取付けられている。
【0043】
また、前記支持基板57の表面側において前記各軸受部材58よりも外方側で前記回転軸35の中心から延びる放射線上の各位置には、回転駆動源としてのステッピングモータ62がそれぞれ取付けられている。各ステッピングモータ62の出力軸63は前記支持基板57の裏面側へ突出した構成とされ、当該出力軸63には前記吸着支持部材59の基端部に取付けられた平歯車61と動力伝達可能に噛み合う平歯車64が取付けられている。即ち、前記ステッピングモータ62の回転駆動力に基づいて前記吸着支持部材59は回転駆動されるようになっている。そして、本実施形態では、前記吸着支持部材59とステッピングモータ62により回転駆動部が構成されている。
【0044】
また、前記支持基板57の表面側において前記各ステッピングモータ62よりも外方側で前記回転軸35の中心から延びる放射線上の各位置には、前記吸着支持部材59と同数の支持ブラケット65がそれぞれ片持ち支持されている。前記各支持ブラケット65は、図4及び図6に示すように、略「く」の字状をなしており、それらの先端部には検出部を構成する光センサ66が取付けられている。なお、前記光センサ66は、図6に示すように、発光素子67と受光素子68を備えた構成とされている。そして、発光素子67からの照射光B1がアンプル11の目印16により反射され、その青色成分を含む反射光B2が受光素子68により受光されたときに所定の検出信号を出力する構成とされている。
【0045】
また、前記発光素子67からの照射光B1については、前記主ホイール26の凹部39に収容保持されているアンプル11の中心軸線と直交する方向に延びる直線(本実施形態では、鉛直方向の直線)に対して所定角度(例えば、30度)だけ斜め前方へ傾いた状態で照射されるようになっている。なお、発光素子67からの照射光B1の照射方向を傾ける理由は、もしも仮に照射光B1を鉛直方向に設定した場合、アンプル11が透明ガラス製であるために前記目印16が図6において上下何れの方向を向いているときにも、当該目印16に反射して青色成分を含む反射光B2が出てしまうからである。即ち、本実施形態では、前記目印16が図6に示すように上方向を向いている場合にのみ、青色成分を含む反射光B2が受光素子68に受光されるように構成されている。
【0046】
一方、前記仕切壁52の裏面側には、制御部としてのコントローラ69を実装した制御ボックス69aが取付けられており、前記エアシリンダ54との間、前記ステッピングモータ62との間、及び前記光センサ66との間には、それぞれ図示しない信号用ハーネスが配線接続されている。また、前記仕切壁52の裏面側において前記制御ボックス69aよりも上方位置には、略L字状をなす取付アーム70を介して正逆回転可能なサーボモータ71が取付けられている。このサーボモータ71は、前記エアシリンダ54やステッピングモータ62と同様に前記コントローラ69からの制御信号に基づき回転制御されるものであり、当該サーボモータ71の出力軸にはピニオン72が設けられている。
【0047】
また、前記回転板53の裏面側において前記エアシリンダ54の伸縮ロッド55と同一軸線上となる位置には連結ロッド73が突設されており、当該連結ロッド73の先端は前記仕切壁52に形成された円弧状の長孔(図示略)を貫通するように延設されている。なお、この円弧状の長孔は、前記主ホイール26の回転軸35を中心とする同心円に沿う形状をなしている。そして、前記連結ロッド73の先端には扇形状をなすラック部材74が取付けられており、その円弧状をなす周面には前記サーボモータ71側のピニオン72と動力伝達可能に噛み合う歯部74aが形成されている。
【0048】
また、図4に示すように、前記主ホイール26の裏側にはホイール支持体26aが設けられており、当該ホイール支持体26aの内部には前記各凹部39の吸引孔40に連通する連通路(図示略)が形成されている。そして、その連通路に対し図示しないブロワに接続された連結管26bが連通接続されている。なお、図示はしないが、前記受取ホイール25、受渡ホイール27、ラベル貼付ホイール28及び投入ホイール29の各裏面側にも、前記ホイール支持体26aと連通路及び連結管26bと同様の構成が設けられている。
【0049】
従って、以上のような構成からなるアンプル姿勢向き調整手段23において、前記コントローラ69からの制御信号に基づき前記サーボモータ71が回転駆動された場合には、ピニオン72とラック部材74及び連結ロッド73を介して回転板53が正逆いずれかの方向へ回転されることになる。その結果、支持基板57は前記主ホイール26の回転軸35を中心とする所定範囲内で揺動運動することになる。また、前記コントローラ69からの制御信号に基づき前記エアシリンダ54の伸縮ロッド55が伸縮制御された場合には、前記連結板56及び支持基板57を介して吸着支持部材59が、図4及び図5に示す待機位置と図6に示す作用位置との間で進退移動することになる。また、前記コントローラ69からの制御信号に基づき前記ステッピングモータ62が回転駆動制御された場合には、前記両平歯車61,64を介して吸着支持部材59が回転駆動又は回転停止することになる。
【0050】
次に、以上のように構成された本実施形態に係るアンプル自動包装装置19を使用して多数本のアンプル11を包装箱としての波板ケース75(図7参照)内へ整列状態にして自動装填する方法について説明する。なお、アンプル自動包装装置19の稼働に伴い、前記各アンプル11は、アンプル姿勢向き調整行程、ラベル貼付行程、及びアンプル装填行程を経て、前記波板ケース75内へ装填される。また、アンプル自動包装装置19の稼働に伴い、前記アンプル搬送手段20、ラベル貼付手段21、アンプル装填手段22、及びアンプル姿勢向き調整手段23は、前記コントローラ69の統括制御に基づき同期駆動されるものとする。
【0051】
さて、アンプル自動包装装置19の稼働に伴いローラコンベア24が回転駆動されると、アンプル搬送方向の上流側からは多数本のアンプル11がローラコンベア24の各ローラ32間に載置支持された状態で受取ホイール25の位置する下流側へ搬送される。すると、ローラコンベア24の無端状ベルト31が反転する位置の略直下位置において、前記各アンプル11は1本ずつ受取ホイール25の各凹部39へ順次受け渡しされる。その際、受取ホイール25の各凹部39では各吸引孔40が吸引作用をしているため、前記各アンプル11は各凹部39内において同一姿勢を維持した状態で収容保持される。
【0052】
そして、受取ホイール25が反時計回り方向へ回転して、受取ホイール25の凹部39と主ホイール26の凹部39が互いに対向する位置になると、同位置において前記各アンプル11は1本ずつ主ホイール26の各凹部39へ順次受け渡しされる。なお、その際、主ホイール26の各凹部39でも各吸引孔40が吸引作用をしているため、前記各アンプル11は、主ホイール26の各凹部39内に1本ずつ搬送方向に対して同一姿勢を維持した状態で収容保持される。そして、その状態において主ホイール26が時計回り方向へ回転すると、前記各アンプル11はアンプル姿勢向き調整手段23が作用するアンプル姿勢向き調整行程へ送られる。
【0053】
アンプル姿勢向き調整行程では、各アンプル11に付された目印(基準部位)16の位置情報が光センサ66により検出され、その検出結果に基づき当該目印16の向きが同一方向となるように各アンプル11の姿勢向きが調整される。即ち、前記支持基板57が図2に示す位置にある状態において、主ホイール26の凹部39に収容保持された先頭側から10個のアンプル11が各吸着支持部材59と対応する位置まで搬送されると、コントローラ69からの制御信号によりサーボモータ71が回転駆動される。そして、このサーボモータ71の回転駆動に伴い回転板53が回転する結果、前記支持基板57が主ホイール26と同一速度で時計回り方向へ揺動する。
【0054】
また、この支持基板57の揺動開始に合わせてエアシリンダ54の伸縮ロッド55がコントローラ69からの制御信号に基づき伸張動作する。その結果、前記支持基板57が主ホイール26側へ前進することになり、前記吸着支持部材59が図5の待機位置から図6の作用位置へ前進移動し、先端の吸着パッド59aがアンプル11の底部外面18に当接する。そして、コントローラ69からの制御信号に基づきブロワが駆動され、吸引孔59bを介した吸引力の作用により前記作用位置でアンプル11が吸着支持部材59に吸着支持される。
【0055】
また、同時に、コントローラ69からの制御信号に基づきステッピングモータ62が回転駆動され、前記アンプル11を吸着支持した吸着支持部材59が回転する。その際、コントローラ69は前記吸着支持部材59の吸引孔59bによる吸引力の方が前記凹部39の吸引孔40による吸引力よりも強くなるように前記各ブロワの駆動状態を制御する。従って、前記凹部39内においてアンプル11は吸着支持部材59と共に回転運動をすることになる。
【0056】
一方、図6に示すように、光センサ66の発光素子67からはアンプル11に向かって照射光B1が照射されており、受光素子68ではその反射光B2が受光されている。そして、凹部39の底部から見てアンプル11の目印16が上方向を向く姿勢向きまでアンプル11が回転されると、当該目印16からの青色成分を含んだ反射光B2が受光素子68により受光される。そして、その検出信号がコントローラ69に送られると、コントローラ69からはステッピングモータ62を駆動停止させるための制御信号が出力される。
【0057】
なお、本実施形態において、前記コントローラ69から出力される制御信号は、前記ラベル貼付手段21にてアンプル11の胴部12に貼り付けられるラベル17の(アンプル周方向への)長さや当該ラベル17における品名表示位置の違い等によって、その出力タイミングが調整される。即ち、前記基準部位としての目印16の位置とラベル17の貼り始め位置との相対的な位置関係に基づき、ステッピングモータ62を駆動停止させる制御信号の出力タイミングがコントローラ69により制御調整される。本実施形態では、図1からも理解されるように、前記目印16の真下位置がラベル17の貼り始め位置とされるため、前記制御信号は光センサ66からの目印16の検出信号をコントローラ69において受信した直後に出力される。
【0058】
従って、このステッピングモータ62の駆動停止に伴い、アンプル11は前記主ホイール26の凹部39内において前記目印16及びその真下位置にあるカット部15が搬送方向に対して予め設定された所定方向(本実施形態では凹部39の底部から見た場合に上方向)を向く姿勢向きで回転停止される。また、前記ステッピングモータ62の回転停止制御に同期して、コントローラ69からは前記エアシリンダ54の伸縮ロッド55を後退させるための制御信号、及び前記吸着支持部材59の吸引孔59bを介したブロワによる吸引作用を停止させるための制御信号が出力される。その結果、支持基板57等と共に吸着支持部材59は前記アンプル11の底部外面18から吸着パッド59aを離間させて、図5の待機位置まで後退する。
【0059】
前記アンプル姿勢向き調整手段23による前記各動作(アンプル姿勢向き調整行程)が終了すると、コントローラ69は、前記支持基板57を図2及び図3に示す初期位置に向けて復帰揺動させるべく、前記サーボモータ71を逆転させるための制御を行う。そして、支持基板57が初期位置まで復帰すると、以後同様に、前記アンプル姿勢向き調整行程の各動作が繰り返し行われる。一方、アンプル姿勢向き調整行程でアンプル11の姿勢向きが調整された各アンプル11は、主ホイール26の回転に伴い、前記カット部15及び目印16が主ホイール26の凹部39から見た場合に上方向を向いた姿勢を維持したまま前記受渡ホイール27の位置する下流側へ搬送される。
【0060】
そして、主ホイール26の凹部39と受渡ホイール27の凹部39が互いに対向する位置になると、同位置において前記各アンプル11は1本ずつ受渡ホイール27の各凹部39へ順次受け渡しされる。そして、受渡ホイール27が反時計回り方向へ回転し、当該受渡ホイール27の凹部39とラベル貼付ホイール28の凹部39が互いに対向する位置になると、同位置において前記各アンプル11は1本ずつラベル貼付ホイール28の各凹部39へ順次受け渡しされる。
【0061】
なお、その際において、前記受渡ホイール27及びラベル貼付ホイール28の各凹部39でも各吸引孔40が吸引作用をしているため、前記各アンプル11は受渡ホイール27及びラベル貼付ホイール28の各凹部39内に1本ずつ搬送方向に対して同一姿勢を維持した状態で収容保持される。ちなみに、受渡ホイール27の凹部39内において、各アンプル11は前記カット部15及び目印16が凹部39の底部方向(下方向)を向いた姿勢で収容保持される。また、ラベル貼付ホイール28の凹部39内において、各アンプル11は前記カット部15及び目印16が凹部39の底部から見て上方向を向いた姿勢で収容保持される。そして、その状態においてラベル貼付ホイール28が時計回り方向へ回転すると、前記各アンプル11はラベル貼付手段21が作用するラベル貼付行程へ送られる。
【0062】
ラベル貼付行程では、アンプル11の胴部12にラベル17が自動的に貼り付けられる。即ち、上流側に位置するラベル貼付ローラ43の付近で、ラベル供給部41から供給されてきた台紙47上からラベル17が一枚ずつ剥ぎ取られ、当該ラベル17の先端がラベル貼付ホイール28における凹部39に収容保持されているアンプル11の胴部12側面に貼り付けされる。このとき、アンプル回転用ベルト45の回転速度は、凹部39内でアンプル11を時計回り方向へ回転させるべく、ラベル貼付ホイール28の回転速度よりも高速に回転される。また、アンプル11の径の大きさ及びラベル貼付時における前記カット部15(及び目印16)の向きにより回転速度が調整される。即ち、アンプル11の径が大きいほど、またカット部15(及び目印16)の向きをラベル貼付後において調整停止させるために必要な回転角度が大きいほど、アンプル回転用ベルト45の回転速度は速くなるように制御される。
【0063】
本実施形態では、図1に示すように、アンプル11の胴部12の半周に渉ってラベル17が貼り付けられる。また、ラベル貼付行程へは、前述したように、アンプル11がラベル貼付ホイール28の凹部39内に前記カット部15及び目印16を凹部39の底部から見て上方向を向いた状態で供される。従って、前記ラベル17は、アンプル11の胴部12におけるカット部15の真下位置を貼り始め位置として、アンプル回転用ベルト45がラベル貼付ホイール28よりも高速に回転することで、アンプル11が回転されるに連れて前記胴部12の周方向へ貼り付けられる。そして、ラベル17の貼り付けが終了すると、そのまま更に、アンプル11は270度回転される。すると、アンプル11に付されたラベル17は凹部39の底部から見た場合の上方向を、カット部15及び目印16はラベル貼付ホイール28の接線方向進行方向側を向いた状態となる。そして、その時点で、ラベル17が貼り付けられたアンプル11を収容保持した凹部39は、ラベル貼付ホイール28の回転に伴い、アンプル回転用ベルト45によりアンプル11が回転させられる範囲(ラベル貼付ローラ43,44間)から脱することになり、当該凹部39内でアンプル11は回転停止する。
【0064】
そして、その状態においてラベル貼付ホイール28がさらに時計回り方向へ回転し、当該ラベル貼付ホイール28の凹部39と投入ホイール29の凹部39が互いに対向する位置になると、同位置において前記各アンプル11は1本ずつ投入ホイール29の各凹部39へ順次受け渡しされる。なお、その際には、前記投入ホイール29の各凹部39でも各吸引孔40が吸引作用をしているため、前記各アンプル11は投入ホイール29の各凹部39内に1本ずつ同一姿勢を維持した状態で収容保持される。ちなみに、投入ホイール29の凹部39内において、各アンプル11は、前記カット部15及び目印16が投入ホイール29の接線方向進行側を向いた姿勢であって、前記ラベル17が凹部39の底部方向(下方向)を向いた姿勢で収容保持される。そして、その状態において投入ホイール29が反時計回り方向へ回転すると、前記各アンプル11はアンプル装填手段22が作用するアンプル装填行程へ送られる。
【0065】
最後に、アンプル装填行程では、各アンプル11が波板ケース75にカットされる前段階の波板ケース成形部材49の各アンプル収納部49aに装填される。即ち、図2に示されるように、波板ケース成形部材49は回転ホイール51の周面に沿うように反転しながら搬送されてくるため、投入ホイール29の凹部39とアンプル収納部49aが互いに対向する位置では、アンプル収納部49aの入口が拡大される。そして、その位置において投入ホイール29の凹部39側から波板ケース成形部材49のアンプル収納部49aへ、各アンプル11が1本ずつ順次受け渡しされる。ちなみに、前記各アンプル収納部49a内に、各アンプル11は、前記カット部15及び目印16がアンプル収納部49aの底部を下方向とした場合に水平方向(横方向)を向いた姿勢であって、前記ラベル17がアンプル収納部49aの底部から見て上方向を向いた姿勢で投入(装填)される。
【0066】
その後、前記波板ケース成形部材49は搬送ベルト50により下流側へ搬送され、公知のカッター装置によりアンプル11を所定本数単位で収納可能な大きさの波板ケース75にカットされる。すると、その波板ケース75は、図7に示すように、各アンプル収納部49a内に各アンプル11を倒伏した整列状態にして位置決め収納したアンプル収納構造となる。また、そのアンプル収納構造にあっては、各アンプル11におけるカット部(第1特定部位)15及び目印(基準部位)16が水平方向(横方向)を向き、且つ、ラベル(第2特定部位)17が上方向を向いた姿勢向きで、各アンプル11は位置決め収納されることになる。
【0067】
上記実施形態のアンプル自動包装装置19によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、アンプル搬送手段20で搬送途中の各アンプル11がアンプル姿勢向き調整手段23により目印(基準部位)16の位置情報に基づいて当該目印16及びカット部(第1特定部位)15の向きを所定の同一方向に揃えられる。即ち、ラベル貼付行程でラベル貼付手段21によりアンプル11が回転させられる回転角度(本実施形態の場合は、1回転+90度=450度)を考慮して、ラベル貼付行程前の段階では、前記カット部15及び目印16がアンプル11を収容保持する凹部39の底部から見て上方向を向くように回転調整される。そして、その後にアンプル11の搬送方向の下流側において、波板ケース75のアンプル収納部49aに前記カット部15及び目印16の向きが所望の方向である水平方向(横方向)を向くようにしてアンプル11が装填されるようにした。従って、そのようなアンプル収納構造とした波板ケース75を誤って落下等させてしまった場合でも、アンプル11の側面に開封の容易性等を目的として加工・処理がなされた特定部位としての前記カット部15の向きが上下方向に向いていないため、各アンプル11の破損を最小限に抑制することができる。
【0068】
(2)上記実施形態では、アンプル姿勢向き調整手段23により前記目印16等の向きが所定方向(上方向)を向くように回転調整された後のアンプル11の側面にラベル(第2特定部位)17を貼り付けるラベル貼付行程で更にアンプル11が回転調整されるようにした。即ち、ラベル貼付手段21は、半周分のラベル17を貼り付けるために180度だけアンプル11を回転させた後、更に、後続のアンプル装填行程へアンプル11を供する際に当該アンプル11が所望するラベル向き方向で供されることとなるようにアンプル11を回転させるようにした。従って、アンプル装填行程では、波板ケース75のアンプル収納部49aに前記ラベル17が所望の方向(上方向)を向いた状態でアンプル11を投入(装填)できる。
【0069】
(3)また、上記実施形態では、前記ラベル貼付手段21により回転調整がなされたアンプル11は、前記カット部15及び目印16が水平方向(横方向)を向き、且つ、ラベル17が上方向を向いて波板ケース成形部材49の各アンプル収納部49a内に投入されるようにした。即ち、半周分のラベル17を貼り付けるために180度だけアンプル11を回転させた後、更に270度だけアンプル11を回転させるようにした。そのため、そのようなアンプル収納構造とされた波板ケース75では、第1特定部位としてのカット部15が水平方向(横方向)を向くと共に、第2特定部位としてのラベル17が上方向を向いて位置決め収納されることになる。従って、各アンプル11の破損防止効果と共に、ラベル17が上向きに揃えられた状態で装填されているため、見た目もよく、薬品の種類や使用期限等のラベル17に付された内容を容易に確認できる。
【0070】
(4)また、上記実施形態では、アンプル姿勢向き調整手段23及びラベル貼付手段21によるアンプル11の回転調整において、ラベル17の長さやラベル17上における品名表示位置等を考慮して、コントローラ69の制御により凹部39内でのアンプル11の回転角度が調整されるようになっている。即ち、ラベル17の長さが違う場合やラベル17上での品名表示位置に偏りがある場合には、当該ラベル17の貼り始め位置をアンプル11の周方向において変化させないと、アンプル装填行程において前記ラベル17等が所望する方向を向いて投入(装填)されないことになる。しかし、本実施形態のアンプル自動包装装置19では、そのような場合にも適切に対処することができる。
【0071】
(5)上記実施形態では、アンプル姿勢向き調整行程において各アンプル11を回転調整する際に、主ホイール26の凹部39における吸引孔40の吸引力よりもアンプル11の底部外面18に吸着パッド59aを当接させた吸着支持部材59における吸引孔59bの吸引力の方が協力になるようにした。従って、凹部39内に吸引孔40の吸引力でもって収納保持されているアンプル11の回転を容易かつ確実に実行することができる。
【0072】
(6)上記実施形態では、アンプル11の底部外面18に吸着支持部材59先端の吸着パッド59aを吸着させ、当該吸着支持部材59を回転させることにより、アンプル11を回転させるようにした。従って、例えば従来技術たる前記特許文献1におけるような搬送途中のアンプルの表面にゴムロールを接触させる構成と比較した場合、シンプルな構成とすることができるため、装置規模を小型化できる。
【0073】
(7)上記実施形態では、各ホイール25〜29における凹部39には、アンプル11を負圧により吸着固定するための、ブロアへ連通されている吸引孔40を設けた。従って、アンプル11は常に各ホイール25〜29の中心側に向かって吸着されているため、アンプル姿勢向き調整行程及びラベル貼付行程で回転調整される以外は、各アンプル11を搬送方向に対して同一姿勢を維持したまま搬送することができる。
【0074】
(8)上記実施形態では、目印16を検出する光センサ66の発光素子67から発せられた照射光B1が、前記アンプル11に対して、垂直方向(アンプル11の中心軸線と直交する方向)から30度傾いた角度で照射されるようにした。従って、アンプル11が回転され、目印16が上側にきた場合にのみ検出され、目印16が下側にきた場合にも検出してしまうといった誤検出を防止できる。
【0075】
(9)上記実施形態では、アンプル11の姿勢向きを搬送方向に対して一定方向に維持したまま搬送でき、ラベル貼付行程では凹部39内で目印16等が上方向を向いた状態にあるアンプル11に対し、カット部15の真下位置を貼り始め位置として胴部12の半周分に相当する長さのラベル17を貼り付けるようにした。従って、ラベル17をカット部15に対して一定位置(周方向へ90度だけ位相をずらせた位置)に揃えて貼り付けることができる。
【0076】
なお、上記実施形態は以下のような別の実施形態(別例)に変更してもよい。○上記実施形態では、アンプル11の側面に、第1特定部位としてカット部15を設けると共に、第2特定部位としてラベル17を貼り付けるようにしたが、アンプル11の側面に設けられる特定部位は、前記カット部15及びラベル17のうち少なくとも何れか一つがあればよい。即ち、特定部位としてはカット部15のみが設けられている場合には、波板ケース75へのアンプル装填時に当該カット部15が上下方向以外の方向(例えば、横方向)に向くこととなるようにすればよい。また、特定部位が貼り付けられたラベル17のみの場合には、波板ケース75へのアンプル装填時に当該ラベル17が上方向に向くこととなるようにすればよい。
【0077】
○上記実施形態では、特定部位としてのカット部15と一定の相対的位置関係を有する基準部位としての目印16が、全てのアンプル11で同一方向を向くように各アンプル11の姿勢向きを搬送途中で調整したが、これに限られることはない。即ち、波板ケース75への装填時において目印16の真下に位置するカット部15が上下方向以外の方向に向くものならば、例えば隣り合うアンプル11同士の間で両アンプル11の各カット部15同士及び各目印16同士が右横方向や左横方向等のように異なる方向を向いていてもよい。
【0078】
○上記実施形態では、基準部位となる目印16と第1特定部位となるカット部15との相対的位置関係が、目印16の真下位置にカット部15が設けられた位置関係であったが、これに限られない。即ち、各アンプル11に共通した一定の相対的位置関係が保証されているならば、カット部15と目印16はアンプル11の側面において周方向へ一定角度だけ位相をずらせた位置にそれぞれあってもよい。
【0079】
○上記実施形態では、目印16を基準部位として、この目印16の位置情報(検出結果)に基づきアンプル姿勢向き調整行程ではアンプル11を回転調整するようにしたが、特定部位としてのカット部15が基準部位を兼用する構成として、このカット部15の位置情報検出に基づきアンプル姿勢向きを調整してもよい。
【0080】
○上記実施形態では、直径約2mmの青い円形状をなすマークにより、基準部位となる目印(ワンポイントマーク)16を構成した。しかし、アンプル11における頸部13の一側に付されたカット部15と一定の相対的位置関係を有するように当該アンプル11の側面に付される目印16としては、様々なものが考えられ、上記実施形態の青い円形状マークに限定されるものではない。好ましくは、カット部15の真上位置に付されたものであって、予めカット部15と一定の相対的位置関係を有するようにしてラベルが貼り付けられるものならば、当該ラベルが目印として基準部位を構成してもよい。また、物品がバイアルやシリンジ等の場合も含めて、それらの物品の側面に付された目盛りやグリップ等を基準部位とし、それらの位置情報検出に基づき当該物品の回転を調整してもよい。
【0081】
○上記実施形態では、アンプル姿勢向き調整行程の後にアンプル11の胴部12にラベル17を貼り付けるラベル貼付行程を設けたが、アンプル11の側面における特定部位がカット部15のみとする場合には、当該ラベル貼付行程は必ずしも必要でない。また、特定部位をカット部15のみとする場合には、ラベル貼付行程がアンプル姿勢向き調整行程の前にあってもよい。
【0082】
○上記実施形態では、アンプル姿勢向き調整行程において、アンプル11の底部外面18に吸着支持部材59の吸着パッド59aを吸着させ、吸着支持部材59と共にアンプル11を回転させるようにしたが、これに限られず、例えばアンプル11の底部近傍を挟持し、クランプ等で把持して回転させるようにしてもよい。
【0083】
○上記実施形態では、アンプル11を回転させている途中で光センサ66が当該アンプル11に付された目印(基準部位)16を検出した時点でステッピングモータ62を停止させるようにした。しかしながら、波板ケース75にカット部15及び目印16が上下方向を向いた状態で装填されるのを避けるようにできるものならば、例えば目印16の検出後に更に所定角度だけアンプル11を回転させ、その後にステッピングモータ62を停止させてもよい。
【0084】
○上記実施形態では、光センサ66における発光素子67から発せられた照射光B1をアンプル11に対して垂直方向から30度傾いた状態で入射(照射)するようにしたが、この入射角度は任意でよい。また、装填時に目印16の方向を揃える必要がなく、上下方向を避けるように波板ケース75に装填させるだけでよいのならば、照射光B1はアンプル11に対して垂直に入射させてもよい。
【0085】
○上記実施形態では、受光素子68が目印16から青色成分を含んだ反射光B2を検出したときに検出信号が出力されるようにしたが、当該反射光B2は、必ずしも青色成分を含んだものである必要はなく、他の色の反射光B2であってもよい。
【0086】
○上記実施形態では、各ホイール25〜29における凹部39に、アンプル11を負圧により同一姿勢を維持して吸着固定するための吸引孔40を設けた。しかしながら、アンプル11を同一姿勢で維持する構成はこれに限られることはなく、アンプル11を凹部39内で直接挟持する構成(例えば、クランプ等)を採用しても良い。
【0087】
○上記実施形態では、アンプル搬送手段20を複数のホイール25〜29で構成したが、これに限られず、直線状のコンベア等であってもよい。
○上記実施形態では、物品としてアンプル11を例にして説明したが、胴部が略円筒状をなす物品ならば、アンプル11に限らず、バイアルやシリンジなどを物品として、当該各物品の自動包装装置、自動包装方法、及び包装箱における物品収納構造に具体化してもよい。
【0088】
○上記実施形態では、アンプル姿勢向き調整行程において、コントローラ69から出力されるステッピングモータ62の駆動停止用の制御信号は光センサ66の受光素子68が検出信号を受信した直後に出力するようにした。しかしながら、この制御信号を出力するタイミングは、これに限られず、アンプル11にラベル17が貼り付けられる位置に応じて適宜変更される。例えば、目印16(及びカット部15)から周方向へ90度回転した位置からラベル17を貼り始めたい場合には、光センサ66の受光素子68が検出信号を受信した後、アンプル11が90度回転した後にコントローラ69から回転停止のための制御信号が出力されるようにすればよい。
【0089】
○上記実施形態では、ラベル貼付行程において、アンプル11を回転させながらラベル17を貼り付けた後、その貼り付け終わり位置の回転角度位置から更にアンプル11を270度だけ回転させた。しかし、この更なる回転角度は、270度に限らず、カット部15及び目印16がラベル17の貼り始め位置との相対的な位置関係が上記実施形態と異なる場合や、波板ケース75への装填時におけるカット部15等の向きが上記実施形態と異なる場合には、適宜に変更調整される。
【0090】
○上記実施形態では、アンプル姿勢向き調整手段23において支持基板57等を揺動運動させるための駆動源としてサーボモータ71を使用したが、前記支持基板57等の駆動方式としては、カム及びリンク等からなる機械的駆動方式のもので構成してもよい。
【0091】
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(1) 胴部が略円筒状をなす物品を所定方向へ搬送する物品搬送手段と、
前記物品搬送手段で搬送途中の物品の搬送方向に対する姿勢向きを調整する物品姿勢向き調整手段と、
前記物品姿勢向き調整手段よりも物品の搬送方向の下流側において、搬送されてくる物品の側面に対して、当該物品を回転させながらラベルを自動貼り付けするラベル貼付手段とを備え、
前記物品姿勢向き調整手段は、前記物品の側面に設定された所定の基準部位の位置情報に基づいて、当該基準部位と一定の相対的位置関係を有するように前記物品の側面に設けられた特定部位の向きが、前記ラベル貼付手段によるラベル貼付時においてラベルの貼り始め位置から貼り終わり位置に至るラベル貼付領域から外れることとなるように、前記物品を回転させて物品の姿勢向きを調整する自動ラベリング装置。
【0092】
このような構成とすれば、例えば、シリンジ等の物品において当該物品の側面に目盛り等の表記(特定部位)があるとき、当該目盛り等の表記と一定の相対的位置関係にある目印等を基準部位として物品の姿勢向きを回転調整し、その後にラベルを目盛り等の表記に重ならないように貼り付けすることができる。なお、前記目盛り等の表記は特定部位と基準部位を兼用する構成としてもよい。上記実施形態にはアンプル(物品)自動包装装置を開示したが、アンプル(物品)搬送手段20とアンプル(物品)姿勢向き調整手段23及びラベル貼付手段21とを備えた自動ラベリング装置としても把握できる。そして、この自動ラベリング装置でも、請求項2に記載の物品装填手段と請求項3,4に記載の技術内容と同一の技術内容を付加すれば、物品装填時におけるラベル表示の視認性向上、及び、多種多様なラベル貼り付けへの柔軟対処という優れた効果を同様に奏しうる。
【0093】
【発明の効果】
物品自動包装装置及び物品自動包装方法に係る本発明によれば、胴部が略円筒状をなす物品であって、その側面には包装箱内への倒伏した収納状態で所望する方向に向けたい特定部位(例えば、カット部やラベル)が付されてなる物品を、包装箱内へ自動装填するに際して、前記特定部位が確実に所望する方向に向くようにできる。
【0094】
また、包装箱における物品収納構造に係る本発明によれば、物品の側面における特定部位がカット部である場合、当該物品を包装箱内へ倒伏状態にして収納した際における前記特定部位の向きを調整することで、当該包装箱を落下等させてしまった場合でも、包装箱内の物品の破損を最小限に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 アンプルの概略側面図。
【図2】 アンプル自動包装装置の概略説明図。
【図3】 アンプル搬送手段及びアンプル姿勢向き調整手段の概略説明図。
【図4】 アンプル姿勢向き調整手段の要部側面図。
【図5】 待機位置にある吸着支持部材とアンプルとの位置関係説明図。
【図6】 作用位置にある吸着支持部材とアンプルとの位置関係説明図。
【図7】 アンプルが装填された波板ケースの斜視図。
【図8】 従来のアンプル収納構造を説明した斜視図。
【符号の説明】
B1 照射光
11 物品としてのアンプル
12 胴部
13 頸部
14 頭部
15 第1特定部位としてのカット部
16 基準部位としての目印
17 第2特定部位としてのラベル
18 アンプルの底部外面
19 物品自動包装装置としてのアンプル自動包装装置
20 物品搬送手段としてのアンプル搬送手段
21 ラベル貼付手段
22 物品装填手段としてのアンプル装填手段
23 物品姿勢向き調整手段としてのアンプル姿勢向き調整手段
40 物品姿勢維持手段としてのアンプル姿勢維持手段を構成する吸引孔
59 回転駆動部を構成する吸着支持部材
62 回転駆動源としてのステッピングモータ
66 検出部としての光センサ
67 発光素子
68 受光素子
69 制御部としてのコントローラ
75 包装箱としての波板ケース

Claims (19)

  1. 略円筒状をなす胴部の上側に頸部を介して頭部が連続形成されてなる物品を所定方向へ搬送する物品搬送手段と、
    前記物品搬送手段で搬送途中の物品の搬送方向に対する姿勢向きを調整する物品姿勢向き調整手段と、
    前記物品姿勢向き調整手段よりも物品の搬送方向の下流側において、搬送されてくる物品を所定の包装箱内へ倒伏状態にして自動装填する物品装填手段とを備え、
    前記物品姿勢向き調整手段は、前記物品の頸部の一側に付されたカット部又は当該カット部と一定の相対的位置関係を有するように前記物品の側面に付された所定の目印を基準部位とし、前記カット部を特定部位とした場合において、前記基準部位の位置情報に基づいて、当該基準部位の向きが所定方向を向き、且つ前記特定部位の向きが前記包装箱内への物品の自動装填時に当該包装箱の底部を下方向とした場合に上下方向以外の方向を向くこととなるように、当該物品を回転させて物品の姿勢向きを調整する物品自動包装装置。
  2. 胴部が略円筒状をなす物品を所定方向へ搬送する物品搬送手段と、
    前記物品搬送手段で搬送途中の物品の搬送方向に対する姿勢向きを調整する物品姿勢向き調整手段と、
    前記物品姿勢向き調整手段よりも物品の搬送方向の下流側において、搬送されてくる物品の側面に対して、当該物品を回転させながらラベルを自動貼り付けするラベル貼付手段と、
    前記ラベル貼付手段よりも物品の搬送方向の下流側において、搬送されてくる物品を所定の包装箱内へ倒伏状態にして自動装填する物品装填手段とを備え、
    前記物品姿勢向き調整手段は、
    前記物品の底部外面に吸着して当該物品を吸着支持する作用位置と当該作用位置から後退した待機位置との間で進退移動可能な吸着支持部材、及び当該吸着支持部材を少なくとも前記作用位置において回転駆動するための回転駆動源を備えるとともに、前記搬送途中の物品を当該物品の長手方向に沿う中心軸線を中心に回転させる回転駆動部と、
    前記搬送途中の物品における前記位置情報を検出する検出部と、
    当該検出部の検出結果に基づき前記回転駆動部の回転駆動状態を制御する制御部とを備えるとともに、前記物品の側面に設定された所定の基準部位の位置情報に基づいて、当該基準部位の向きが所定方向を向くように当該物品を回転させて物品の姿勢向きを調整し、
    前記ラベル貼付手段は、貼り付けられたラベルを特定部位とし、ラベル貼付後において前記基準部位の向き及び前記特定部位の向きがそれぞれ予め定めた方向を向くこととなるように、当該物品を回転させる物品自動包装装置。
  3. 前記ラベル貼付手段は、前記包装箱内への物品の自動装填時に当該包装箱の底部を下方向とした場合において、前記基準部位の向きが上下方向以外の所定方向を向き、且つ前記特定部位の向きが上方向を向くこととなるように、前記ラベル貼り付けに際して物品の回転を調整する請求項2に記載の物品自動包装装置。
  4. 前記物品姿勢向き調整手段及びラベル貼付手段は、前記物品の周方向における前記基準部位の位置と前記ラベルの貼り始め位置との相対的な位置関係に基づき、前記物品の姿勢向き調整及びラベル貼り付けに際して、前記物品の回転をそれぞれ調整する請求項2又は請求項3に記載の物品自動包装装置。
  5. 前記物品姿勢向き調整手段は、
    前記搬送途中の物品を当該物品の長手方向に沿う中心軸線を中心に回転させる回転駆動部と、
    前記搬送途中の物品における前記位置情報を検出する検出部と、
    当該検出部の検出結果に基づき前記回転駆動部の回転駆動状態を制御する制御部とを備えた請求項に記載の物品自動包装装置。
  6. 前記回転駆動部は、
    前記物品の底部外面に吸着して当該物品を吸着支持する作用位置と当該作用位置から後退した待機位置との間で進退移動可能な吸着支持部材と、
    当該吸着支持部材を少なくとも前記作用位置において回転駆動するための回転駆動源とを備えた請求項5に記載の物品自動包装装置。
  7. 前記物品搬送手段は、前記物品の姿勢向きが搬送途中で搬送方向に対して変化しないように当該物品を同一姿勢に維持した状態で搬送するための物品姿勢維持手段を備えている請求項1〜請求項6のうち何れか一項に記載の物品自動包装装置。
  8. 前記検出部は、発光素子と受光素子とを備えた光センサであって、発光素子から発せられた照射光が、前記物品の中心軸線と直交する方向に延びる直線に対して、所定角度傾いた状態で照射される請求項5〜請求項7のうち何れか一項に記載の物品自動包装装置。
  9. 前記物品姿勢向き調整手段と前記物品装填手段との間には、前記物品搬送手段で搬送途中の物品の側面に対して所定のラベルを自動貼り付けするラベル貼付手段を備えた請求項1に記載の物品自動包装装置。
  10. 略円筒状をなす胴部の上側に頸部を介して頭部が連続形成されてなる物品を所定方向へ搬送する途中で当該物品の搬送方向に対する姿勢向きを調整する物品姿勢向き調整行程と、当該物品姿勢向き調整行程を経て搬送されてくる物品を所定の包装箱内へ倒伏状態にして自動装填する物品装填行程とを備え、
    前記物品姿勢向き調整行程では、前記物品の頸部の一側に付されたカット部又は当該カット部と一定の相対的位置関係を有するように前記物品の側面に付された所定の目印を基準部位とし、前記カット部を特定部位とした場合において、前記基準部位の位置情報に基づいて、当該基準部位の向きが所定方向を向き、且つ前記特定部位の向きが前記包装箱内への物品の自動装填時に当該包装箱の底部を下方向とした場合に上下方向以外の方向を向くこととなるように、当該物品を回転させて物品の姿勢向きを調整する物品自動包装方法。
  11. 胴部が略円筒状をなす物品を所定方向へ搬送する途中で当該物品の搬送方向に対する姿勢向きを調整する物品姿勢向き調整行程と、当該物品姿勢向き調整行程を経て搬送されてくる物品の側面に対して、当該物品を回転させながらラベルを自動貼り付けするラベル貼付行程と、当該ラベル貼付行程を経て搬送されてくる物品を所定の包装箱内へ倒伏状態にして自動装填する物品装填行程とを備え、
    前記物品姿勢向き調整行程では、前記物品の底部外面に吸着して当該物品を吸着支持する作用位置と当該作用位置から後退した待機位置との間で進退移動可能な吸着支持部材を前記作用位置まで前進移動させ、当該作用位置において前記吸着支持部材を回転させて前記搬送途中の物品を当該物品の長手方向に沿う中心軸線を中心に回転させつつ、前記物品の側面に設定された所定の基準部位の位置情報を検出し、当該検出した結果に基づき前記基準部位の向きが所定方向を向くことになる姿勢向きで当該物品の回転を停止させて物品の姿勢向きを調整し、
    前記ラベル貼付行程では、貼り付けられたラベルを特定部位とし、ラベル貼付後において前記基準部位の向き及び前記特定部位の向きがそれぞれ予め定めた方向を向くこととなるように、当該物品を回転させる物品自動包装方法。
  12. 前記ラベル貼付行程では、前記包装箱内への物品の自動装填時に当該包装箱の底部を下方向とした場合において、前記基準部位の向きが上下方向以外の所定方向を向き、且つ前記特定部位の向きが上方向を向くこととなるように、前記ラベル貼り付けに際して物品の回転が調整される請求項11に記載の物品自動包装方法。
  13. 前記物品姿勢向き調整行程及びラベル貼付行程では、前記物品の周方向における前記基準部位の位置と前記ラベルの貼り始め位置との相対的な位置関係に基づき、前記物品の姿勢向き調整及びラベル貼り付けに際して、前記物品の回転がそれぞれ調整される請求項11又は請求項12に記載の物品自動包装方法。
  14. 前記物品姿勢向き調整行程では、
    前記搬送途中の物品を当該物品の長手方向に沿う中心軸線を中心に回転させつつ、前記基準部位の位置情報を検出し、当該検出した結果に基づき前記基準部位の向きが前記所定方向を向くことになる姿勢向きで当該物品の回転を停止させる請求項10に記載の物品自動包装方法。
  15. 前記物品姿勢向き調整行程では、
    前記物品の底部外面に吸着して当該物品を吸着支持する作用位置と当該作用位置から後退した待機位置との間で進退移動可能な吸着支持部材を前記作用位置まで前進移動させ、当該作用位置において前記吸着支持部材を回転させる請求項14に記載の物品自動包装方法。
  16. 前記物品姿勢向き調整行程と前記物品装填行程との間に、前記搬送途中の物品の側面に対して所定のラベルを自動貼り付けするラベル貼付行程を備えた請求項10に記載の物品自動包装方法。
  17. 略円筒状をなす胴部の上側に頸部を介して頭部が連続形成され、前記頸部の一側にはカット部が特定部位として付された物品を、所定の包装箱内に倒伏状態にして収納するようにした包装箱における物品収納構造において、
    前記物品を、前記包装箱の底部を下方向とした場合において、前記特定部位たるカット部が上下方向以外の所定方向を向くようにして位置決め収納した包装箱における物品収納構造。
  18. 前記包装箱内には複数本の物品が整列収納されるものであり、前記各物品は各々のカット部が同一方向を向いて収納されている請求項17に記載の包装箱における物品収納構造。
  19. 前記物品の側面にはラベルが前記カット部とは異なる特定部位を構成するように貼り付けられており、当該物品はラベルが上方向を向くようにして収納されている請求項17又は請求項18に記載の包装箱における物品収納構造。
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