JP4249420B2 - アゾ化合物、アゾ化合物の製造原料、及びそれらの製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は新規なアゾ化合物、アゾ化合物の製造原料、及びそれらの製造法に関し、更に詳しくは有機光導電体として有用なアゾ化合物、アゾ化合物を製造するための製造原料であるカップラー化合物、及びそれらの製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、アゾ化合物は種々の産業分野において古くから染料、或いは顔料として広く用いられており、例えば、繊維の染色用やカラー写真光材料の色材として、また最近では、フォトクロミックな用途にも利用されているきわめて重要な化合物群である。このアゾ化合物は、一般には「ジアゾニウム化合物」と「カップラー化合物」とをカップリング反応させて合成する。このジアゾニウム化合物及びカップラーに関しては、目的とするアゾ染料或いは顔料の用途に応じ、種々の構造を有する化合物が用いられており、そのジアゾニウム化合物及びカップラー化合物の選択により、得られるアゾ染料或いはアゾ顔料の吸収波長と強度、水に対する溶解度、光に対する堅牢性或いは樹脂に対する分散特性等が決定される。
【0003】
特に、電子写真感光体の分野においては、ある種のアゾ化合物が電子写真感光体の一つの形態である積層型感光体に用いられる有機光導電体、特に、電荷発生顔料として有用であることが知られている。この積層型感光体は、周知のように導電性支持体上に光によって電荷担体を発生する能力を有する電荷発生顔料を主成分とする電荷発生層とその上に電荷発生層で発生した電荷担体を効率よく注入し、更に、これを搬送する能力を有する電荷輸送物質を主成分とする電荷輸送層とを設けた感光体である。従来、このような感光体に使用されるアゾ化合物としては、例えば、特開昭47−37543号公報、特開昭52−55643号公報等に記載されるベンジジン系ビスアゾ化合物や特開昭52−8832号公報に記載されるスチルベンゼン系ビスアゾ化合物、特開昭58−222152号公報に記載されるジフェニルヘキサトリエン系ビスアゾ化合物、特開昭58−222153号公報に記載されるジフェニルブタジエン系ビスアゾ化合物等が知られている。
【0004】
一方、このようなアゾ顔料に使用されるカップラー化合物としては、特開昭47−37543号公報等に記載されているナフトール系カップラー、特開昭58−122967号公報等に記載されているベンズカルバゾール系カップラー、特開昭54−79632号公報に記載されているナフタルイミド系カップラー、特開昭57−176055号公報に記載されているペリノン系カップラー、特開昭60−10256号公報に記載されているアズレン系カップラー、特開昭61−257953号公報に記載されているアントラセン系カップラー等がすでに知られている。
【0005】
しかし、従来のアゾ化合物を用いた積層型感光体は、一般に感度、及び耐久性がが低いため、実用上必ずしも十分とはいえず、電子写真プロセスに必要とされる種々の要求を満足するに至らず、一層の感度、及び耐久性の向上が望まれる。
本発明者らは、上記の課題を解決すべく研究を重ねた結果、特定のカップラーを使用した新規アゾ化合物を含有する電子写真感光体が、実用的な感度と耐久性を有することを見いだした。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、高速複写機用としては勿論、レーザープリンター用としても実用的な高感度の電子写真感光体、特に、積層型感光体に用いられる有機光導電体として有用な新規アゾ化合物、該アゾ化合物を製造することのできる新規なカップラー化合物、及びその製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、本発明の(1)「一般式(1)で表わされ、該Cpの少なくとも1つは下記一般式(2)、一般式(3)、一般式(4)より選ばれたカップラー残基であることを特徴とするアゾ化合物;
【0008】
【化28】
(式中、Arは結合基を介して結合しても良い置換または無置換の芳香族炭化水素基または芳香族複素環基を、Cpはカップラー残基を、nは1、2、3、4の整数を示す。)
【0009】
【化29】
【0010】
【化30】
【0011】
【化31】
(式中、R1、R2、R3及びR4は水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子を、Xは水素原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基、置換または無置換の複素環基、置換または無置換のアミノ基を、Yは置換または無置換のアルキレン基、置換または無置換の芳香族性を有する2価の有機残基、置換または無置換の複素環芳香族性を有する2価の有機残基、−CO−Z−で示されるカルボニル基含有2価の有機残基(ただし、Zは置換または無置換のアルキレン基、置換または無置換の芳香族性を示す2価の有機残基、置換または無置換の複素環芳香族性を有する2価の有機残基を示す)を示す。)」、(2)「一般式(5)で表わされ、該Cpの少なくとも1つは前記一般式(2)、一般式(3)、一般式(4)より選ばれたカップラー残基であることを特徴とするアゾ化合物;
【0012】
【化32】
」、(3)「一般式(6)で表わされ、該Cpの少なくとも1つは前記一般式(2)、一般式(3)、一般式(4)より選ばれたカップラー残基であることを特徴とするアゾ化合物;
【0013】
【化33】
」、(4)「前記一般式(1)において、nが2,3,4,のとき、該Cpの少なくとも1つは、下記一般式(7)で示されるカップラー残基であることを特徴とする前記第(1)項に記載のアゾ化合物;
【0014】
【化34】
(式中、Z1は炭化水素環またはその置換体、複素環基またはその置換体を表わし、R14は水素、アルキル基またはその置換体、フェニル基またはその置換体を表わし、Y2は炭化水素環基またはその置換体、複素環基またはその置換体を表わす。)」、(5)「前記一般式(1)において、nが2,3,4のとき、該Cpの少なくとも1つは、下記一般式(8)、一般式(9)より選ばれたカップラー残基であることを特徴とする前記第(1)項に記載のアゾ化合物;
【0015】
【化35】
【0016】
【化36】
(式中、Y3は芳香族炭化水素の2価基または窒素原子を環内に含む複素環の2価基を表わす。これらの環は、置換または無置換でもよい。)」、(6)「一般式(10)で表わされることを特徴とするナフタレン化合物;
【0017】
【化37】
(式中、R1、R2、R3及びR4は水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子を、R5は置換または無置換のアルキル基を、R6は直鎖、或いは枝分かれアルキル基、置換アルキル基を示す。)」、(7)「一般式(11)で表わされることを特徴とするナフタレン化合物;
【0018】
【化38】
(式中、R1、R2、R3及びR4は水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子を、R5は置換または無置換のアルキル基を示す。)」、(8)「一般式(12)で表わされることを特徴とするカップラー化合物;
【0019】
【化39】
(式中、R1、R2、R3及びR4は水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子を、Xは水素原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基、置換または無置換の複素環基、置換または無置換のアミノ基を示す。)」、(9)「一般式(13)で表わされることを特徴とするカップラー化合物;
【0020】
【化40】
(式中、A1は置換または無置換の芳香族炭化水素基、置換または無置換の複素環基、mは1〜6の整数を示す。)」、(10)「一般式(14)或いは一般式(15)で表わされることを特徴とするカップラー化合物;
【0021】
【化41】
【0022】
【化42】
(式中、R1、R2、R3及びR4は水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子を、Yは置換または無置換のアルキレン基、置換または無置換の芳香族性を有する2価の有機残基、置換または無置換の複素環芳香族性を有する2価の有機残基、−CO−Z−で示されるカルボニル基含有2価の有機残基(ただし、Zは置換または無置換のアルキレン基、置換または無置換の芳香族性を示す2価の有機残基、置換または無置換の複素環芳香族性を有する2価の有機残基を示す)を示す。)」、(11)「一般式(16)或いは一般式(17)で表わされることを特徴とするカップラー化合物;
【0023】
【化43】
【0024】
【化44】
(式中、B1は置換または無置換の芳香族炭化水素環の2価基、置換または無置換の芳香族複素環の2価基を示す。)」、(12)「一般式(18)或いは一般式(19)で表わされることを特徴とするカップラー化合物;
【0025】
【化45】
【0026】
【化46】
(式中、B2は置換または無置換の芳香族炭化水素環の2価基、置換または無置換の芳香族複素環の2価基を示す。)」により達成される。
【0027】
また、上記課題は、本発明の(13)「一般式(20)で表わされるジアゾニウム塩化合物と一般式(21)で表わされるカップラー化合物とを反応させることを特徴とする一般式(1)で表わされるアゾ化合物の製造方法;
【0028】
【化47】
【0029】
【化48】
HCp ……(21)
(式中、Arは結合基を介して結合しても良い置換または無置換の芳香族炭化水
nは1、2、3、4の整数を示す。)」、(14)「一般式(22)で表わされるスチレン化合物と、一般式(23)で表わされるアセチレンジカルボン酸エステル化合物を、ニトロベンゼン中、100℃〜160℃で反応させることを特徴とする一般式(10)で表わされるナフタレン化合物の製造方法;
【0030】
【化49】
【0031】
【化50】
(式中、R1、R2、R3及びR4は水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子を、R5は置換または無置換のアルキル基を、R6は直鎖、或いは枝分かれアルキル基、置換アルキル基を示す。)」、(15)「一般式(10)で示されるナフタレン化合物を酸触媒存在下で、0℃〜50℃で反応させることを特徴とする一般式(11)で表わされるナフタレン化合物の製造方法」、(16)「一般式(11)のナフタレン化合物と一般式(24)で表わされるアミン化合物をグリコール系、或いはグリセロール系溶媒より選ばれた少なくとも1種類含有する系中で、反応させることを特徴とする一般式(2)で表わされるカップラー化合物の製造方法;
【0032】
【化51】
H2N−X …(24)
(式中、Xは水素原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基、置換または無置換の複素環基、置換または無置換のアミノ基を示す。)」、(17)「一般式(11)のナフタレン化合物と一般式(25)で示されるジアミン化合物をグリコール系、或いはグリセロール系溶媒より選ばれた少なくとも1種中で反応させることを特徴とする一般式(14)或いは一般式(15)で表わされるカップラー化合物の製造方法;
【0033】
【化52】
H2N−Y−NH2 …(25)
(式中、Yは置換または無置換のアルキレン基、置換または無置換の芳香族性を有する2価の有機残基、置換または無置換の複素環芳香族性を有する2価の有機残基、−CO−Z−で示されるカルボニル基含有2価の有機残基(ただし、Zは置換または無置換のアルキレン基、置換または無置換の芳香族性を示す2価の有機残基、置換または無置換の複素環芳香族性を有する2価の有機残基を示す)を示す。)」、(18)「一般式(11)のナフタレン化合物と一般式(26)で示されるジアミン化合物をグリコール系、或いはグリセロール系溶媒より選ばれた少なくとも1種中で反応させることを特徴とする一般式(16)或いは一般式(17)で表わされるカップラー化合物の製造方法;
【0034】
【化53】
(式中、B1は置換または無置換の芳香族炭化水素環の2価基、置換または無置換の芳香族複素環の2価基を示す。)」、(19)「一般式(11)のナフタレン化合物と一般式(27)で示されるジアミン化合物をグリコール系、或いはグリセロール系溶媒より選ばれた少なくとも1種中で反応させることを特徴とする一般式(18)或いは一般式(19)で表わされるカップラー化合物の製造方法;
【0035】
【化54】
(式中、B2は置換または無置換の芳香族炭化水素環の2価基、置換または無置換の芳香族複素環の2価基を示す。)」により達成される。
【0036】
本発明のアゾ化合物、アゾ化合物の製造原料は以下の方法により製造することができる。
即ち、一般式(10)のナフタレン化合物は、一般式(22)で表わされるスチレン化合物と、一般式(23)で表わされるアセチレンジカルボン酸エステル化合物を、次のような反応(Diels−Alder反応)をさせることで得ることができる。
【0037】
【化55】
【0038】
ただし、本反応は酸化反応を伴うDiels−Alder反応で、Liebigs Ann.Chem.,595,1 (1955)には、ハイドロキノン類とヨウ素による反応が、Ber.,69,1686 (1936)には、ニトロベンゼン溶媒中で、無水マレイン酸による反応が記載されている。本発明は、ニトロベンゼン溶媒中、アセチレンジカルボン酸エステルによる反応を、反応温度を100℃〜160℃、更に好適には130℃〜150℃に制御することにより、1段階の反応で、高収率で一般式(10)のナフタレン化合物を得ることができることを見いだした。
【0039】
次に、一般式(11)のナフタレン化合物は、上記で得られた一般式(10)のナフタレン化合物の保護基であるR6を次のように除去することで得られる(脱保護基)。
【0040】
【化56】
【0041】
R6はOH基の保護基であれば特に制約はないが、好適にはメチル基、iso−プロピル基、t−ブチル基、ベンジル基、アリル基、メトキシメチル基、テトラヒドロピラニル基、トリメチルシリル基等で、更に好適には、酸触媒下、室温で除去可能なiso−プロピル基、t−ブチル基、メトキシメチル基である。酸触媒としては硫酸、トリフルオロ酢酸、臭化水素酸、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸などを挙げることができる。
【0042】
次に、一般式(12)のカップラー化合物は、前記合成で得られた一般式(11)のナフタレン化合物と一般式(24)のアミン化合物より、次に示されるようなエステル/アミド交換反応により得られる。
【0043】
【化57】
【0044】
一般的にエステル/アミド交換反応は、塩基性触媒下、或いはJ.Am.Chem.Soc.,71,1245 (1945)に、エステル/アミド交換反応にグリコール系、水、或いはグリセロール系溶剤の添加が有効であることが記載されている。本発明では、一般式(11)のナフタレン化合物と一般式(24)のアミン化合物を、エステル/イミド交換反応(環化反応を含む)で、グリコール系、或いはグリセロール系溶媒より選ばれた少なくとも1種含有する系中で、反応温度を100℃〜170℃、好適には110℃〜150℃に温度制御することにより、高収率で、一般式(12)のカップラー化合物が得られることを見いだした。
【0045】
次に、一般式(14)或いは一般式(15)のカップラー化合物は、次式で示されるように、前記合成で得られた一般式(11)のナフタレン化合物と一般式(25)のジアミン化合物より製造され、
【0046】
【化58】
前記一般式(12)のカップラー化合物の製造と同様のエステル/イミド交換反応(2回の環化反応を含む)を使用できる。ただし、反応温度は130℃〜180℃、好適には140℃〜170℃である。
【0047】
また、一般式(12)、一般式(13)、一般式(14)、一般式(15)、一般式(16)、一般式(17)、一般式(18)、一般式(19)で示されるカップラー化合物は以下に示す方法によっても製造可能である。
【0048】
【化59】
【0049】
即ち、ナフタレン化合物(10)を酸触媒存在下で反応させることにより、一般式(28)で示されるナフタレン化合物を得ることができる。この場合、R6は保護基であれば特に制約はないが、メチル基、iso−プロピル基などが使用できるが、好適にはメチル基が使用できる。酸触媒としては、臭化水素酸、三臭化ホウ素などを挙げることができる。
【0050】
次に、一般式(12)、一般式(13)のカップラー化合物は、前記合成で得られた一般式(28)のナフタレン化合物と一般式(24)のアミン化合物を酸触媒下で反応することより得ることができる。
酸触媒としては、酢酸、硫酸等が使用でき、必要に応じて反応により生成する水を反応系外に出すことにより更に効率よく反応することができる。
【0051】
次に、一般式(14)、一般式(15)、一般式(16)、一般式(17)、一般式(18)或いは一般式(19)のカップラー化合物は、前記合成で得られた一般式(28)のナフタレン化合物と一般式(25)のジアミン化合物を酸触媒下で反応することより得ることができる。酸触媒としては、酢酸、硫酸等が使用でき、必要に応じて反応により生成する水を反応系外に出すことにより更に効率よく反応することができる。
【0052】
次に、一般式(1)で表わされるアゾ化合物は、
【0053】
【化60】
【0054】
の反応式により、例えば、中心骨格(Ar部分)に対応するアミノ化合物を出発原料とし、これをジアゾ化して一般式(20)で表わされるジアゾニウム塩として単離したのち、これを適当な有機溶媒(N,N−ジメチルホルムアミドなど)中で、前記の各顔料に対応する一般式(21)で表わされるカップラー化合物とアルカリの存在下でカップリング反応させることにより製造することができる。本発明の一般式(1)のアゾ化合物中、n=2以上のアゾ化合物は、2種以上のカップラー化合物(21)の使用が可能で、その場合、一般式(20)で表わされるジアゾニウム化合物に、前記一般式(12)、一般式(13)、一般式(14)、一般式(15)、一般式(16)、一般式(17)、一般式(18)或いは一般式(19)のカップラー化合物と、後述の一般式(Cp1)〜一般式(Cp13)で表わされるカップラー化合物とを2段階に順に反応させるか、或いは最初のカップリンク反応によって得られるジアゾニウム塩化合物を単離した後、更に、それぞれに対応するカップラー化合物を反応することによって得ることができる。
【0055】
本発明の一般式(1)中、Arにおける結合基を介して結合しても良い置換基を有しても良い芳香族炭化水素基としては、ベンゼン、ナフタレン、フルオレン、フェナンスレン、アントラセン、ピレンなどの芳香族炭化水素、フラン、チオフェン、ピリジン、インドール、ベンゾチアゾール、カルバゾール、アクリドン、ジベンゾチオフェン、ベンゾオキサゾール、ベンゾトリアゾール、オキサジアゾール、チアジアゾールなどの複素環、更に、上記芳香族環を直接或いは芳香族基または非芳香族基で結合したもの、例えば、トリフェニルアミン、ジフェニルアミン、N−メチルジフェニルアミン、ビフェニル、ターフェニル、ビナフチル、フルオレノン、フェナンスレンキノン、アントラキノン、ベンズアンスロン、ジフェニルオキサジアゾール、フェニルベンゾオキサゾール、ジフェニルメタン、ジフェニルスルホン、ジフェニルエーテル、ベンゾフェノン、スチルベン、ジスチリルベンゼン、テトラフェニル−p−フェニレンジアミン、テトラフェニルベンジジンモノピリジルジフェニルアミンなどが挙げられる。
【0056】
上記環の有する置換基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル基、メトキシ基、エトキシ基などのアルコキシ基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子などのハロゲン原子、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジフェニルアミノ基などのアミノ基、ヒドロキシ基、ニトロ基、シアノ基、ハロメチル基などが挙げられる。
【0057】
以下、表1に中心骨格(Ar)の例を示す。
【0058】
【表1−1】
【0059】
【表1−2】
【0060】
また、一般式(2)、一般式(3)、一般式(4)、一般式(10)、一般式(11)、一般式(12)、一般式(14)、一般式(15)、一般式(22)中、R1、R2、R3、R4は、水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル基、メトキシ基、エトキシ基などのアルコキシ基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子などのハロゲン原子等が挙げられる。
【0061】
また、一般式(10)、一般式(11)、一般式(23)中、R5はメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル基、ベンジル基、2−メトキシエチル基等の置換アルキル基が挙げられる。
【0062】
また、一般式(10)、一般式(22)中、R6はOH基の保護基であれば特に制約はないが、好適にはメチル基、iso−プロピル基、t−ブチル基、ベンジル基、アリル基、メトキシメチル基、テトラヒドロピラニル基、トリメチルシリル基等が挙げられ、更に好適には、iso−プロピル基、t−ブチル基が挙げられる。
【0063】
また、一般式(2)、一般式(12)、一般式(24)中、Xは水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基などのアルキル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基などの環状アルキル基、フェニル基、ナフチル基、アントラセニル基、フェナンスレニル基、ピレニル基などの芳香族炭化水素基、ピリジル基、ピラジノ基、キノリノ基、オキサゾリル基、ベンゾオキサゾリル基、チアゾリル基、ベンゾチアゾリル基、イミダゾリル基、ベンゾイミダゾリル基、インドリル基などの複素環基、メチルアミノ基、エチルアミノ基などのアルキルアミノ基、フェニルアミノ基、ナフチルアミノ基などの芳香族アミノ基、アセチルアミノ基、ベンゾイルアミノ基などのカルボアミノ基が挙げられる。それらの置換基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル基、ベンジル基、フェネチル基、メトキシメチル基などの置換アルキル基、メトキシ基、エトキシ基、フェノキシ基などのアルコキシ基、置換基を有しても良いフェニル基、置換基を有しても良いナフチル基、アントラセニル基、フェナンスレニル基、ピレニル基などの芳香族基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子などのハロゲン原子、ヒドロキシ基、置換基を有しても良いアミノ基、アセチルアミノ基、置換基を有してもよいベンゾイルアミノ基などのカルボアミノ基、ニトロ基、シアノ基、アセチル基、置換基を有してもよいベンゾイル基、アルコキシカルボニル基、置換基を有してもよいフェノキシカルボニル基、置換基を有しても良いカルバモイル基などが挙げられる。
【0064】
また、一般式(13)中、A1は、フェニル基,ナフチル基、アントラセニル基、フェナンスレニル基、ピレニル基などの芳香族炭化水素基、ピリジル基、ピラジノ基、キノリノ基、オキサゾリル基、ベンゾオキサゾリル基、チアゾリル基、ベンゾチアゾリル基、イミダゾリル基、ベンゾイミダゾリル基、インドリル基などの複素環基を示し、それらの置換基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル基、ベンジル基、フェネチル基、メトキシメチル基などの置換アルキル基、メトキシ基、エトキシ基、フェノキシ基などのアルコキシ基、置換基を有しても良いフェニル基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子などのハロゲン原子、トリフルオロメチル基、シアノ基、アルコキシカルボニル基、置換基を有しても良いカルバモイル基などが挙げられる。
【0065】
また、一般式(3)、一般式(4)、一般式(14)、一般式(15)、一般式(25)中、Yは置換または無置換のアルキレン基、置換または無置換の芳香族性を有する2価の有機残基、置換または無置換の複素環芳香族性を有する2価の有機残基、−CO−Z−で示されるカルボニル基含有2価の有機残基(ただし、Zは置換または無置換のアルキレン基、置換または無置換の芳香族性を示す2価の有機残基、置換または無置換の複素環芳香族性を有する2価の有機残基を示す)を示し、アルキレン基としては、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基を示し、ただし、アルキレン基の炭素―炭素結合で芳香環が形成されても良い。芳香族性を有する2価の有機残基としては、o−フェニレン基、1,8−ナフチレン基、2,3−ナフチレン基、1,2−アンスリレン基、9,10−フェナンスリレン基等が挙げられ、複素環芳香族性を有する2価の有機残基としては、3,4−ピラゾールジイル基、2,3−ピリジンジイル基、5,6−ピリミジンジイル基、6,7−ベンズイミダゾールジイル基、6,7キノリンジイル基、カルボニル基含有2価の有機残基としては、2−ベンゾイル基、2−ナフチルカルボニル基などが挙げられる。それらの置換基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル基、ベンジル基、フェネチル基、メトキシメチル基などの置換アルキル基、メトキシ基、エトキシ基、フェノキシ基などのアルコキシ基、置換基を有しても良いフェニル基、置換基を有しても良いナフチル基、アントラセニル基、フェナンスレニル基、ピレニル基などの芳香族基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子などのハロゲン原子、ヒドロキシ基、置換基を有しても良いアミノ基、アセチルアミノ基、置換基を有してもよいベンゾイルアミノ基などのカルボアミノ基、ニトロ基、シアノ基、、アセチル基、置換基を有してもよいベンゾイル基、アルコキシカルボニル基、置換基を有してもよいフェノキシカルボニル基、置換基を有しても良いカルバモイル基などが挙げられる。
【0066】
また、一般式(16)及び一般式(17)中のB1、一般式(18)及び一般式(19)中のB2中、o−フェニレン基、2,3−ナフチレン基などの芳香族炭化水素環の2価基、2,3−ピリンイル基、3,4−ピラゾールイル基、2,3−ピリジンイル基、4,5−ピリジンイル基、4,5−イミダゾールイル基などの芳香族複素環の2価基を示し、それらの置換基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル基、メトキシ基、エトキシ基、フェノキシ基などのアルコキシ基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子などのハロゲン原子、ニトロ基などが挙げられる。
【0067】
以下、表2、表3に本発明の1つである新規カップラー(Cp)の例を示す。
【0068】
【表2−1】
【0069】
【表2−2】
【0070】
【表2−3】
【0071】
【表2−4】
【0072】
【表2−5】
【0073】
【表2−6】
【0074】
【表2−7】
【0075】
【表2−8】
【0076】
【表3−1】
【0077】
【表3−2】
【0078】
【表3−3】
【0079】
一般式(1)におけるCpにおいては、一般式(2)、一般式(3)、及び一般式(4)で示されるカップラー残基以外に共存しても良いカップラー残基の例としては、たとえばフェノール類、ナフトール類などのフェノール性水酸基を有する化合物、アミノ基を有する芳香族アミノ化合物あるいはアミノ基とフェノール性水酸基を有するアミノナフトール類、脂肪族もしくは、芳香族のエノール性ケトン基を有する化合物(活性メチレン基を有する化合物)などが用いられ、好ましくは、カップラー残基Cpが下記一般式(Cp1)、一般式(Cp2)、一般式(Cp3)、一般式(Cp4)、一般式(Cp5)、一般式(Cp6)、一般式(Cp7)、一般式(Cp8)、一般式(Cp9)、一般式(Cp10)、一般式(Cp11)、一般式(Cp12)又は一般式(Cp13)で表わされるものである。
【0080】
【化61】
【0081】
【化62】
【0082】
【化63】
【0083】
【化64】
【0084】
〔上記一般式(Cp1)、一般式(Cp2)、一般式(Cp3)および一般式(Cp4)中、X1、Y1、Z1、lおよびmはそれぞれ以下のものを表わす。
【0085】
【化65】
X1:−OHまたは−NHSO2−R13
(R11およびR12は水素または置換もしくは無置換のアルキル基を表わし、R13は置換もしくは無置換のアルキル基または置換もしくは無置換のアリール基を表わす。)
Y1:水素、ハロゲン、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアルコキシ基、カルボキシ基、スルホ基、置換もしくは無置換のスルファモイル基または
【0086】
【化66】
(R14は水素、アルキル基またはその置換体、フェニル基またはその置換体を表わし、Y2は炭化水素環基またはその置換体、複素環基またはその置換体、あるいは
【0087】
【化67】
(但し、R15は炭化水素環基またはその置換体、複素環基またはその置換体、あるいはスチリル基またはその置換体、R16は水素、アルキル基、フェニル基またはその置換体を表わすか、あるいはR15及びR16はそれらに結合する炭素原子と共に環を形成してもよい。)を示す。
Z1:炭化水素環またはその置換体あるいは複素環またはその置換体
l:1または2の整数
m:1または2の整数〕
【0088】
【化68】
〔式(Cp5)中、R17は置換もしくは、無置換の炭化水素基を表わし、X1は前記に同じである。〕
【0089】
【化69】
〔式(Cp6)中、Y2は芳香族炭化水素の2価基または窒素原子を環内に含む複素環の2価基を表わす。これらの環は、置換または無置換でもよい。X1は前記に同じ。〕
【0090】
【化70】
〔式(Cp7)中、R18はアルキル基、カルバモイル基、カルボキシ基またはそのエステルを表わし、Ar1は炭化水素環基またはその置換体を表わし、X1は前記と同じである。〕
【0091】
【化71】
【0092】
【化72】
〔上記一般式(Cp8)および一般式(Cp9)中、R19は水素または置換もしくは無置換の炭化水素基を表わし、Ar2は炭化水素環基またはその置換体を表わす。〕
【0093】
前記一般式(Cp1)、一般式(Cp2)、一般式(Cp3)または一般式(Cp4)のZ1の炭化水素環としてはベンゼン環、ナフタレン環などが例示でき、また、置換基を有してもよい複素環としてはインドール環、カルバゾール環、ベンゾラン環、ジベンゾフラン環などが例示できる。Z1の環における置換基としては塩素原子、臭素原子などのハロゲン原子が例示できる。
【0094】
Y2またはR15における炭化水素環基としては、フェニル基、ナフチル基、アントリル基、ピレニル基などが、また、複素環基としてはピリジル基、チェニル基、フリル基、インドリル基、ベンゾフラニル基、カルバゾリル基、ジベンゾフラニル基などが例示でき、さらに、R15およびR16が結合して形成する環としては、フルオレン環などが例示できる。
【0095】
Y2またはR15の炭化水素環基または複素環基あるいはR5およびR16によって形成される環における置換基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基などのアルコキシ基、塩素原子、臭素原子などのハロゲン原子、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基などのジアルキルアミノ基、トリフルオロメチル基などのハロメチル基、ニトロ基、シアノ基位、カルボキシル基またはそのエステル、水酸基、−SO3Naなどのスルホン酸塩基などが挙げられる。
【0096】
R14のフェニル基の置換体としては、塩素原子または臭素原子などのハロゲン原子が例示できる。
【0097】
R17またはR19における炭化水素基の代表例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル基、フェニル基などのアリール基またはこれらの置換体が例示できる。
【0098】
R7またはR9の炭化水素基における置換基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基などのアルコキシ基、塩素原子、臭素原子などのハロゲン原子、水酸基、ニトロ基などが例示できる。
【0099】
Ar1またはAr2における炭化水素環基としては、フェニル基、ナフチル基などがその代表例であり、また、これらの基における置換基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基などのアルコキシ基、ニトロ基、塩素原子、臭素原子などのハロゲン原子、シアノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基などのジアルキルアミノ基などが例示できる。
また、X1の中では特に水酸基が適当である。
【0100】
上記カップラー残基の中でも好ましいのは上記一般式(Cp2)、一般式(Cp5)、一般式(Cp6)、一般式(Cp7)、一般式(Cp8)および一般式(Cp9)で示されるものであり、この中でも一般式におけるX1が水酸基のものが好ましい。また、この中でも一般式(Cp10)で表わされるカップラー残基が好ましく、
【0101】
【化73】
(Y1およびZ1は前記に同じ。)
さらに好ましくは一般式で表わされるカップラー残基である。
【0102】
【化74】
(Z1、Y2およびR12は前記と同じ。)
さらにまた、上記の好ましいカップラー残基の中でも一般式(Cp12)または一般式(Cp13)で表わされるものが適当である。
【0103】
【化75】
【0104】
【化76】
(Z1、R12、R15およびR16は前記に同じであり、またR20としては上記のY2の置換基が例示できる。)
【0105】
以下に、カップラー残基(Cp)の例を示す。
【0106】
【表4−1】
【0107】
【表4−2】
【0108】
【表4−3】
【0109】
【表5−1】
【0110】
【表5−2】
【0111】
【表6−1】
【0112】
【表6−2】
【0113】
【表7】
【0114】
【表8】
【0115】
【表9】
【0116】
【表10】
【0117】
【表11】
【0118】
【表12】
【0119】
【表13】
【0120】
【表14】
【0121】
【表15−1】
【0122】
【表15−2】
【0123】
【表15−3】
【0124】
【表16−1】
【0125】
【表16−2】
【0126】
【表16−3】
【0127】
【表17−1】
【0128】
【表17−2】
【0129】
【表18】
【0130】
【表19】
【0131】
以上のような本発明のアゾ化合物の具体例を以下に示すが、簡略化のため、n,中心骨格(Ar部分)及びカップラー化合物(Cp)を示し、それらの各々の番号の組合せでアゾ化合物を示す。また、具体例により本発明のアゾ化合物が、限定されるものではない。
【0132】
【表20−1】
【0133】
【表20−2】
【0134】
【表20−3】
【0135】
【表20−4】
【0136】
【表20−5】
【0137】
【表20−6】
【0138】
【実施例】
次に、本発明を実施例により具体的に説明するが、これにより本発明の態様が限定されるものではない。
(実施例1)
2−(t−ブトキシ)7,8−ナフタル酸ジメチルエステル〔一般式(10)におけるR1=R2=R3=R4=H,R5=CH3,R6=t−C4H9の化合物〕の製造
p−t−ブトキシスチレン35.25g(0.2mol)、アセチレンジカルボン酸ジメチルエステル56.84g(0.4mol)をニトロベンゼン200mlに溶解し、140℃で5時間、反応、放冷する。更に、減圧下、ニトロベンゼンを留去後、残渣に対し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒として、n−ヘキサン:酢酸エチル=9:1)処理を施し、40.78gの粗製の目的物が得られた。
更に、ジイソプロピルエーテルより再結晶して、36.63g(収率57.9%)目的のナフタレン化合物を得た。融点は、82.0〜83.0℃であった。このナフタレン化合物の赤外線吸収スペクトルを図1に示す。
【0139】
【表21】
【0140】
(実施例2)
2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸ジメチルエステル〔一般式(11)におけるR1=R2=R3=R4=H,R5=CH3の化合物〕の製造
実施例1で得られた、2−(t―ブトキシ)7,8−ナフタル酸ジメチルエステル31.63g(0.1mol)を120mlの塩化メチレンに溶解し、室温攪拌下、トリフルオロ酢酸57.01g(0.5mol)を10分を要して滴下し、更に、同条件(室温)下で3時間攪拌反応を続ける。反応後、反応物を氷上に注ぎ、水を加え、分相する。塩化メチレン相を、更に2回水洗し、無水硫酸マグネシウムにより脱水する。ろ過により、硫酸マグネシウムを除去し、塩化メチレンを留去した残渣を、トルエンより再結晶して、24.31g(収率93.4%)目的のナフタレン化合物を得た。融点は、139.0〜139.8℃であった。このナフタレン化合物の赤外線吸収スペクトルを図2に示す。
【0141】
【表22】
【0142】
(実施例3)
N−n−ヘキシル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド〔一般式(12)におけるR1=R2=R3=R4=H,X=C6H13−n
<カップラーNo.C1>の化合物〕の製造
実施例2で得られた2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸ジメチルエステル10.41g(0.04mol)、及びn−ヘキシルアミン12.14g(0.12mol)をエチレングリコール100ml中、窒素ガス気流下120℃で4時間、攪拌反応を行なった。反応終了、放冷後、反応物を氷上に注ぎ、塩酸酸性した後、析出した結晶をろ取し、500mlのイオン交換水で洗浄後、60℃で減圧下に乾燥して、粗製の目的物9.73gを得た。得られた粗製物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒として、トルエン:酢酸エチル=4:1)処理、及びトルエンより再結晶して7.12g(収率59.9%)黄色のカップラー化合物<カップラーNo.C1>を得た。融点は、165.5〜166.5℃であった。このカップラー化合物<カップラーNo.C1>の赤外線吸収スペクトルを図3に示す。
【0143】
【表23】
【0144】
(実施例4)
N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド〔一般式(12)におけるR1=R2=R3=R4=H,X=
<カップラーNo.C5>の化合物〕の製造
実施例2で得られた2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸ジメチルエステル10.41g(0.04mol)、及びベンジルアミン8.57g(0.08mol)をエチレングリコール100ml中、窒素ガス気流下140℃で6時間、攪拌反応を行なった。反応終了、放冷後、反応物を氷上に注ぎ、塩酸酸性とした後、析出した結晶をろ取し、500mlのイオン交換水で洗浄後、60℃で減圧下に乾燥して、粗製の目的物10.21gを得た。得られた粗製物をn−ブタノールより再結晶して9.57g(収率78.9%)橙色のカップラー化合物<カップラーNo.C5>を得た。融点は、255.2〜259.0℃であった。このカップラー化合物<カップラーNo.C5>の赤外線吸収スペクトルを図4に示す。
【0145】
【表24】
【0146】
(実施例5)
N−(2−フェニルエチル)−2−ヒドロキシー7,8−ナフタル酸イミド〔一般式(12)におけるR1=R2=R3=R4=H,X=
<カップラーNo.C14>の化合物〕の製造
ベンジルアミン8.57g(0.08mol)をフェネチルアミン9.69g(0.08mol)使用する以外は、実施例4と同様に反応して、粗製の目的物10.48gを得た。得られた粗製物をn−ブタノールより再結晶して9.95g(収率78.4%)黄色のカップラー化合物<カップラーNo.C14>を得た。融点は、233.5〜236.5℃であった。このカップラー化合物<カップラーNo.C14>の赤外線吸収スペクトルを図5に示す。
【0147】
【表25】
【0148】
(実施例6)
N−フェニルー2―ヒドロキシー7,8―ナフタル酸イミド〔一般式(12)におけるR1=R2=R3=R4=H,X=
<カップラーNo.C28>の化合物〕の製造
ベンジルアミン8.57g(0.08mol)をアニリン7.45g(0.08mol)使用する以外は、実施例4と同様に反応して、粗製の目的物12.04gを得た。得られた粗製物をn−ブタノール/トルエン(1/1vol)より再結晶して、8.15g(収率69.7%)黄色のカップラー化合物<カップラーNo.C28>を得た。融点は、245.5〜248.9℃であった。このカップラー化合物<カップラーNo.C28>の赤外線吸収スペクトルを図6に示す。
【0149】
【表26】
【0150】
(実施例7)
12−ヒドロキシーベンゾ〔6,7〕イソインドール〔2,1−a〕ペリミジン−14−オン、或いは9−ヒドロキシーベンゾ〔4,5〕イソインドール〔2,1−a〕ペリミジン−14−オン〔一般式(14)におけるR1=R2=R3=R4=H,Y=
<カップラーNo.E23>の化合物〕の製造
実施例2で得られた2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸ジメチルエステル10.41g(0.04mol)、及び1,8−ジアミノナフタレン12.66g(0.08mol)をエチレングリコール100ml中、窒素ガス気流下160℃で8時間、攪拌反応を行なった。反応終了、放冷後、反応物を氷上に注ぎ、塩酸酸性とした後、析出した結晶をろ取し、500mlのイオン交換水で洗浄後、60℃で減圧下に乾燥して、粗製の目的物9.96gを得た。得られた粗製物をニトロベンゼンより再結晶して8.80g(収率65.4%)赤色のカップラー化合物<カップラーNo.E23>を得た。分解点は398℃であった。このカップラー化合物<カップラーNo.E23>の赤外線吸収スペクトルを図7に示す。
【0151】
【表27】
【0152】
(実施例8)〜(実施例13)
実施例4においてベンジルアミンを一般式(24)で表わされる種々のアミン化合物に代える以外、同様の反応を行い、以下の化合物が得られた。これらのカップラー化合物の融点、元素分析値、赤外線吸収スペクトル図を表28に示す。
【0153】
【表28】
【0154】
(実施例14)〜(実施例35)
実施例4においてベンジルアミンを一般式(24)で表わされる種々のアミン化合物に変える以外、同様の反応を行ない、以下の化合物が得られた。これらのカップラー化合物の融点、元素分析値、赤外線吸収スペクトル図を表29に示す。
【0155】
【表29−1】
【0156】
【表29−2】
【0157】
(実施例36)
<カップラーNo.E12>の化合物の製造
1,8−ジアミノナフタレン12.66g(0.08mol)をo−フェニレンジアミン8.65g(0.08mol)使用する以外は、実施例7と同様に反応して、粗製の目的物6.70gを得た。得られた粗製をn−ブタノールより再結晶して4.07g(33.5%)の目的物<カップラーNo.E12>を得た。融点は,338.1〜340.9℃であった。このカップラー化合物<カップラーNo.E12>の赤外線吸収スペクトルを図70に示す。
【0158】
(実施例37)
<カップラーNo.E30>の化合物の製造
1,8−ジアミノナフタレン12.66g(0.08mol)をo−アミノベンジルアミン9.77g(0.08mol)使用する以外は、実施例7と同様に反応して、粗製の目的物12.06gを得た。得られた粗製をシクロヘキサノン/ジメチルフォルムアミドより再結晶して9.19g(76.5%)の目的物<カップラーNo.E30>を得た。融点は、347.0〜361.1℃であった。このカップラー化合物<カップラーNo.E30>の赤外線吸収スペクトルを図71に示す。
【0159】
(実施例38)
<カップラーNo.E31>の化合物の製造
1,8−ジアミノナフタレン12.66g(0.08mol)をo−アミノベンズアミド10.89g(0.08mol)使用する以外は、実施例7と同様に反応して、粗製の目的物9.15gを得た。得られた粗製をシクロヘキサノン/ジメチルフォルムアミドより再結晶して7.09g(56.4%)の目的物<カップラーNo.E31>を得た。融点は、369.6〜372.9℃であった。このカップラー化合物<カップラーNo.E31>の赤外線吸収スペクトルを図72に示す。
【0160】
(製造例1)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P1)の製造
N−n−ヘキシル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド(カップラーNo.C1の化合物)0.89g(3mmol)をDMF80mlに溶解し、室温にて4−ニトロベンゼンジアゾニウムテトラフルオロボレート0.71g(3mmol)を加えた。次いで、10重量%酢酸ナトリウム水溶液4.92gを10分を要して滴下し、室温にて6時間攪拌反応した、反応物を氷上に注ぎ、水を加え、約1時間攪拌後、析出した結晶をろ取し、50℃で減圧下に乾燥して、組成の目的物1.03gを得た。得られた組成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒として、トルエン:酢酸エチル=4:1)処理、及びトルエン/エタノールより再結晶して、橙色アゾ化合物(アゾ化合物No.P1)を得た。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果は、まとめて表30に示す。
【0161】
(製造例2)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P17)の製造
実施例1において、4−ニトロベンゼンジアゾニウムテトラフルオロボレート0.71g(3mmol)の代わりに、予め2,7−ジアミノ−9−フルオレノンより合成された9−フルオレノン−2,7−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.61g(1.5mmol)を使用した以外は、実施例1と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果は、まとめて表30に示す。
【0162】
(製造例3)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P19)の製造
実施例4で製造したN−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド(カップラーNo.C5の化合物)0.91g(3mmol)をDMF100mlに溶解し、室温にて、予め2,7−ジアミノ−9−フルオレノンより合成された9−フルオレノン−2,7−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.61g(1.5mmol)を加えた。次いで、10重量%酢酸ナトリウム水溶液4.92gを10分を要して滴下し、室温にて6時間攪拌反応した。生成している沈殿をろ別し、室温にてDMF120mlで3回洗浄し、次に、水120mlで2回洗浄した。70℃で減圧下に乾燥して、アゾ化合物(アゾ化合物No.P19)を得た。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果は、まとめて表30に示す。
【0163】
(製造例4)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P49)の製造
実施例10において、9−フルオレノン−2,7−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.61g(1.5mmol)の代わりに、予め4’,4”−ジアミノ-1,4−ジスチリルベンゼン−4’,4”−ジイルより合成された1,4−ジスチリルベンゼン−4’,4”−ジイル−4’,4”−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.77g(1.5mmol)を使用した以外は、実施例10と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果は、まとめて表30に示す。
【0164】
(製造例5)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P74)の製造
実施例10において、9−フルオレノン−2,7−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.61g(1.5mmol)の代わりに、予め4,4’,4”−トリアミノトリフェニルアミンより合成されたトリフェニルアミン−4,4’,4”−トリスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.59g(1.0mmol)を使用した以外は、実施例10と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果は、まとめて表30に示す。
【0165】
(製造例6)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P20)の製造
N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド(カップラーNo.C5の化合物)0.46g(1.5mmol)をDMF60mlに溶解し、室温にて、予め2,7−ジアミノ−9−フルオレノンより合成された9−フルオレノン−2,7−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.61g(1.5mmol)を加え、30分間室温攪拌した。次いで、2−ヒドロキシ−3−(2−クロロフェニルカルバモイル)ナフタレン(カップラーNo.17の化合物)0.45g(1.5mmol)とDMF40mlからなる溶液を加える。次いで、10重量%酢酸ナトリウム水溶液4.92gを10分を要して滴下し、室温にて6時間攪拌反応した。生成している沈殿をろ別し、室温にてDMF120mlで3回洗浄し、次に、水120mlで2回洗浄した。70℃で減圧下に乾燥して、アゾ化合物(アゾ化合物No.P20)を得た。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果は、まとめて表30に示す。
【0166】
(製造例7)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P50)の製造
実施例13において、9−フルオレノン−2,7−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.61g(1.5mmol)の代わりに、予め4’,4”−ジアミノ−1,4−ジスチリルベンゼン−4’,4”−ジイルより合成された1,4−ジスチリルベンゼン−4’,4”−ジイル−4’,4”−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.77g(1.5mmol)、及び2−ヒドロキシ−3−(2−クロロフェニルカルバモイル)ナフタレン(カップラーNo.17の化合物)0.45g(1.5mmol)の代わりに、2−ヒドロキシ−3−(2,4−ジメチルフェニルカルバモイル)ナフタレン(カップラーNo.43の化合物)0.44g(1.5mmol)を使用した以外は、実施例13と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果は、まとめて表30に示す。
【0167】
(製造例8)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P23)の製造
実施例5で製造したN−(2−フェニルエチル)−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド(カップラーNo.C14の化合物)0.95g(3mmol)をDMF100mlに溶解し、室温にて、予め2,7−ジアミノ−9−フルオレノンより合成された9−フルオレノン−2,7−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.61g(1.5mmol)を加えた。次いで、10重量%酢酸ナトリウム水溶液4.92gを10分を要して滴下し、室温にて6時間攪拌反応した。生成している沈殿をろ別し、室温にてDMF120mlで3回洗浄し、次に、水120mlで2回洗浄した。70℃で減圧下に乾燥して、アゾ化合物(アゾ化合物No.P23)を得た。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果は、まとめて表30に示す。
【0168】
(製造例9)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P52)の製造
製造例8において、9−フルオレノン−2,7−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.61g(1.5mmol)の代わりに、予め4’,4”−ジアミノ−1,4−ジスチリルベンゼン−4’,4”−ジイルより合成された1,4−ジスチリルベンゼン−4’,4”−ジイル−4’,4”−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.77g(1.5mmol)を使用した以外は、製造例8と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果は、まとめて表30に示す。
【0169】
(製造例10)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P77)の製造
製造例8において、9−フルオレノン−2,7−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.61g(1.5mmol)の代わりに、予め−4,4’,4”−トリアミノトリフェニルアミンより合成されたトリフェニルアミン−4,4’,4”−トリスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.59g(1.0mmol)を使用した以外は、製造例8と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果は、まとめて表30に示す。
【0170】
(製造例11)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P24)の製造
実施例5で製造したN−(2−フェニルエチル)−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド(カップラーNo.C14の化合物)0.48g(1.5mmol)をDMF60mlに溶解し、室温にて、予め2,7−ジアミノ−9−フルオレノンより合成された9−フルオレノン−2,7−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.61g(1.5mmol)を加え、30分間室温攪拌した。次いで、2−ヒドロキシ−3−(2−クロロフェニルカルバモイル)ナフタレン(カップラーNo.17の化合物)0.45g(1.5mmol)とDMF40mlからなる溶液を加える。次いで、10重量%酢酸ナトリウム水溶液4.92gを10分を要して滴下し、室温にて6時間攪拌反応した。生成している沈殿をろ別し、室温にてDMF120mlで3回洗浄し、次に、水120mlで2回洗浄した。70℃で減圧下に乾燥して、アゾ化合物(アゾ化合物No.P24)を得た。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果は、まとめて表30に示す。
【0171】
(製造例12)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P53)の製造
製造例11において、9−フルオレノン−2,7−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.61g(1.5mmol)の代わりに、予め−4’,4”−ジアミノ−1,4−ジスチリルベンゼン−4’,4”−ジイルより合成された−1,4−ジスチリルベンゼン−4’,4”−ジイル−4’,4”−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.77g(1.5mmol)、及び2−ヒドロキシ−3−(2−クロロフェニルカルバモイル)ナフタレン(カップラーNo.17の化合物)0.45g(1.5mmol)の代わりに2−ヒドロキシ−3−(2,4−ジメチルフェニルカルバモイル)ナフタレン(カップラーNo.43の化合物)0.44g(1.5mmol)を使用した以外は、製造例11と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果は、まとめて表30に示す。
【0172】
(製造例13)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P27)の製造
実施例6で製造したN−フェニル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド(カップラーNo.C28の化合物)0.87g(3mmol)をDMF100mlに溶解し、室温にて、予め2,7−ジアミノ−9−フルオレノンより合成された9−フルオレノン−2,7−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.61g(1.5mmol)を加えた。次いで、10重量%酢酸ナトリウム水溶液4.92gを10分を要して滴下し、室温にて6時間攪拌反応した。生成している沈殿をろ別し、室温にてDMF120mlで3回洗浄し、次に、水120mlで2回洗浄した。70℃で減圧下に乾燥して、アゾ化合物(アゾ化合物No.P27)を得た。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果は、まとめて表30に示す。
【0173】
(製造例14)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P57)の製造
製造例13において、9−フルオレノン−2,7−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.61g(1.5mmol)の代わりに、予め4’,4”−ジアミノ−1,4−ジスチリルベンゼン−4’,4”−ジイルより合成された1,4−ジスチリルベンゼン−4’,4”−ジイル−4’,4”−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.77g(1.5mmol)を使用した以外は、製造例13と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果は、まとめて表30に示す。
【0174】
(製造例15)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P81)の製造
製造例13において、9−フルオレノン−2,7−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.61g(1.5mmol)の代わりに、予め4,4’,4”−トリアミノトリフェニルアミンより合成されたトリフェニルアミン−4,4’,4”−トリスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.59g(1.0mmol)を使用した以外は、製造例13と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果は、まとめて表30に示す。
【0175】
(製造例16)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P28)の製造
N−フェニル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド(カップラーNo.C28の化合物) 0.43g(1.5mmol)をDMF60mlに溶解し、室温にて、予め2,7−ジアミノ−9−フルオレノンより合成された9−フルオレノン−2,7−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.61g(1.5mmol)を加え、30分間室温攪拌した。次いで、2−ヒドロキシ−3−(2−クロロフェニルカルバモイル)ナフタレン(カップラーNo.17の化合物)0.45g(1.5mmol)とDMF40mlからなる溶液を加える。次いで、10重量%酢酸ナトリウム水溶液4.92gを10分を要して滴下し、室温にて6時間攪拌反応した。生成している沈殿をろ別し、室温にてDMF120mlで3回洗浄し、次に、水120mlで2回洗浄した。70℃で減圧下に乾燥して、アゾ化合物(アゾ化合物No.P28)を得た。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果は、まとめて表30に示す。
【0176】
(製造例17)
アゾ化合物(アゾ化合物No.58)の製造
製造例16において、9−フルオレノン−2,7−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.61g(1.5mmol)の代わりに、予め4’,4”−ジアミノ−1,4−ジスチリルベンゼン−4’,4”−ジイルより合成された1,4−ジスチリルベンゼン−4’,4”−ジイル−4’,4”−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.77g(1.5mmol)、及び2−ヒドロキシ−3−(2−クロロフェニルカルバモイル)ナフタレン(カップラーNo.17の化合物)0.45g(1.5mmol)の代わりに、2−ヒドロキシ−3−(2,4−ジメチルフェニルカルバモイル)ナフタレン(カップラーNo.43の化合物)0.44g(1.5mmol)を使用した以外は、製造例16と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果は、まとめて表30に示す。
【0177】
(製造例18)
アゾ化合物(アゾ化合物No.59)の製造
製造例16において、9−フルオレノン−2,7−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.61g(1.5mmol)の代わりに、予め4’,4”−ジアミノ−1,4−ジスチリルベンゼン−4’,4”−ジイルより合成された1,4ジスチリルベンゼン−4’,4”−ジイル−4’,4”−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.77g(1.5mmol)を使用した以外は、製造例16と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果は、まとめて表30に示す。
【0178】
(製造例19)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P38)の製造
実施例7で製造した12−ヒドロキシ−ベンゾ〔6,7〕イソインドール〔2,1−a〕ペリミジン−14−オン、或いは、9−ヒドロキシ−ベンゾ〔4,5〕イソインドール〔2,1−a〕ペリミジン−14−オン(カップラーNo.E23の化合物)1.01g(3mmol)をDMSO 100mlに80℃にて溶解し、室温まで放冷後、室温にて、予め2,7−ジアミノ−9−フルオレノンより合成された9−フルオレノン−2,7−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.61g(1.5mmol)を加えた。次いで、10重量%酢酸ナトリウム水溶液4.92gを10分を要して滴下し、室温にて6時間攪拌反応した。生成している沈殿をろ別し、室温にてDMF120mlで3回洗浄し、次に、水120mlで2回洗浄した。70℃で減圧下に乾燥して、アゾ化合物(アゾ化合物No.P38)を得た。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果は、まとめて表30に示す。
【0179】
(製造例20)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P66)の製造
製造例19において、9−フルオレノン−2,7−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.61g(1.5mmol)の代わりに、予め4’,4”−ジアミノ−1,4−ジスチリルベンゼン−4’,4”−ジイルより合成された1,4−ジスチリルベンゼン−4’,4”−ジイル−4’,4”−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.77g(1.5mmol)を使用した以外は、製造例19と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果は、まとめて表30に示す。
【0180】
(製造例21)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P86)の製造
製造例19において、9−フルオレノン−2,7−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.61g(1.5mmol)の代わりに、予め4,4’,4”−トリアミノトリフェニルアミンより合成されたトリフェニルアミン−4,4’,4”−トリスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.59g(1.0mmol)を使用した以外は、製造例19と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果は、まとめて表30に示す。
【0181】
(製造例22)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P39)の製造
実施例7で製造した12−ヒドロキシ−ベンゾ〔6,7〕イソインドール〔2,1−a〕ペリミジン−14−オン、或いは、9−ヒドロキシ−ベンゾ〔4,5〕イソインドール〔2,1−a〕ペリミジン−14−オン(カップラーNo.E23の化合物)0.50g(1.5mmol)をDMSO 60mlに80℃にて溶解し、室温まで放冷後、室温にて、予め2,7−ジアミノ−9−フルオレノンより合成された9−フルオレノン−2,7−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.61g(1.5mmol)を加え、30分間室温攪拌した。次いで、2−ヒドロキシ−3−(2−クロロフェニルカルバモイル)ナフタレン(カップラーNo.17の化合物)0.45g(1.5mmol)とDMF40mlからなる溶液を加える。次いで、10重量%酢酸ナトリウム水溶液4.92gを10分を要して滴下し、室温にて6時間攪拌反応した。生成している沈殿をろ別し、室温にてDMF120mlで3回洗浄し、次に、水120mlで2回洗浄した。70℃で減圧下に乾燥して、アゾ化合物(アゾ化合物No.P39)を得た。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果は、まとめて表30に示す。
【0182】
(製造例23)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P67)の製造
実施例29において、9−フルオレノン−2,7−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.61g(1.5mmol)の代わりに、予め4’,4”−ジアミノ−1,4−ジスチリルベンゼン−4’,4”−ジイルより合成された1,4−ジスチリルベンゼン−4’,4”−ジイル−4’,4”−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.77g(1.5mmol)、及び2−ヒドロキシ−3−(2−クロロフェニルカルバモイル)ナフタレン(カップラーNo.17の化合物)0.45g(1.5mmol)の代わりに2−ヒドロキシ−3−(2,4−ジメチルフェニルカルバモイル)ナフタレン(カップラーNo.43の化合物)0.44g(1.5mmol)を使用した以外は、実施例29と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果は、まとめて表30に示す。
【0183】
(製造例24)
アゾ化合物(アゾ化合物No.102)の製造
製造例3において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.91g(3mmol)の代わりに実施例8で製造したN−(4−メチルベンジル)−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド(カップラーNo.C9の化合物)0.95g(3mmol)を使用した以外は製造例3と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果は、まとめて表30に示す。
【0184】
(製造例25)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P103)の製造
製造例6において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.46g(1.5mmol)の代わりに実施例8で製造したN−(4−メチルベンジル)−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド(カップラーNo.C9の化合物)0.48g(1.5mmol)を使用した以外は製造例6と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果は、まとめて表30に示す。
【0185】
(製造例26)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P21)の製造
製造例3において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.91g(3mmol)の代わりに実施例9で製造したN−(4−メトキシベンジル)−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド(カップラーNo.C10の化合物)1.00g(3mmol)を使用した以外は製造例3と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果は、まとめて表30に示す。
【0186】
(製造例27)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P104)の製造
製造例6において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.46g(1.5mmol)の代わりに実施例9で製造したN−(4−メトキシベンジル)−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド(カップラーNo.C10の化合物)0.50g(1.5mmol)を使用した以外は製造例6と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果は、まとめて表30に示す。
【0187】
(製造例28)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P134)の製造
製造例3において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.91g(3mmol)の代わりに実施例10で製造したN−(4−クロロジベンジル)−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド(カップラーNo.C11の化合物)1.01g(3mmol)を使用した以外は製造例3と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果は、まとめて表30に示す。
【0188】
(製造例29)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P135)の製造
製造例6において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.46g(1.5mmol)の代わりに実施例10で製造したN−(4−クロロジベンジル)−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド(カップラーNo.C11の化合物)0.51g(1.5mmol)を使用した以外は製造例6と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果は、まとめて表30に示す。
【0189】
(製造例30)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P22)の製造
製造例3において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.91g(3mmol)の代わりに実施例11で製造したN−(1−ナフチルメチル)−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド(カップラーNo.C13の化合物)1.06g(3mmol)を使用した以外は製造例3と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果は、まとめて表30に示す。
【0190】
(製造例31)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P105)の製造
製造例6において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.46g(1.5mmol)の代わりに実施例11で製造したN−(1−ナフチルメチル)−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド(カップラーNo.C13の化合物)0.53g(1.5mmol)を使用した以外は製造例6と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果は、まとめて表30に示す。
【0191】
(製造例32)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P112)の製造
製造例3において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.91g(3mmol)の代わりに実施例12で製造したN−(4−ニトロベンジル)−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド(カップラーNo.C59の化合物)1.05g(3mmol)を使用した以外は製造例3と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果は、まとめて表30に示す。
【0192】
(製造例33)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P113)の製造
製造例6において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.46g(1.5mmol)の代わりに実施例12で製造したN−(4−ニトロベンジル)−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド(カップラーNo.C59の化合物)0.52g(1.5mmol)を使用した以外は製造例6と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果は、まとめて表30に示す。
【0193】
(製造例34)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P114)の製造
製造例3において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.91g(3mmol)の代わりに実施例12で製造したN−(4−ビフェニルメチル)−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド(カップラーNo.C60の化合物)1.14g(3mmol)を使用した以外は製造例3と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果は、まとめて表30に示す。
【0194】
(製造例35)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P115)の製造
製造例6において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.46g(1.5mmol)の代わりに実施例13で製造したN−(4−ビフェニルメチル)−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド(カップラーNo.C60の化合物)0.57g(1.5mmol)を使用した以外は製造例6と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果は、まとめて表30に示す。
【0195】
(製造例36)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P35)の製造
製造例6において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.46g(1.5mmol)の代わりに実施例35で製造したカップラー化合物(カップラーNo.E12)0.43g(1.5mmol)を使用した以外は製造例6と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0196】
(製造例37)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P106)
製造例3において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.91g(3mmol)の代わりに実施例20で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C54)1.01g(3mmol)を使用した以外は製造例3と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0197】
(製造例38)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P107)の製造
製造例6において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.46g(1.5mmol)の代わりに実施例20で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C54)0.51g(1.5mmol)を使用した以外は製造例6と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0198】
(製造例39)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P108)
製造例3において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.91g(3mmol)の代わりに実施例21で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C55)1.01g(3mmol)を使用した以外は製造例3と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0199】
(製造例40)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P109)の製造
製造例6において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.46g(1.5mmol)の代わりに実施例21で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C55)0.51g(1.5mmol)を使用した以外は製造例6と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0200】
(製造例41)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P110)
製造例3において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.91g(3mmol)の代わりに実施例22で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C56)0.96g(3mmol)を使用した以外は製造例3と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0201】
(製造例42)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P111)の製造
製造例6において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.46g(1.5mmol)の代わりに実施例22で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C56)0.48g(1.5mmol)を使用した以外は製造例6と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0202】
(製造例43)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P116)
製造例3において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.91g(3mmol)の代わりに実施例23で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C61)1.28g(3mmol)を使用した以外は製造例3と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0203】
(製造例44)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P117)の製造
製造例6において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.46g(1.5mmol)の代わりに実施例23で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C61)0.64g(1.5mmol)を使用した以外は製造例6と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0204】
(製造例45)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P120)
製造例3において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.91g(3mmol)の代わりに実施例24で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C83)0.95g(3mmol)を使用した以外は製造例3と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0205】
(製造例46)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P121)の製造
製造例6において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.46g(1.5mmol)の代わりに実施例24で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C83)0.48g(1.5mmol)を使用した以外は製造例6と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0206】
(製造例47)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P122)
製造例3において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.91g(3mmol)の代わりに実施例25で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C92)1.00g(3mmol)を使用した以外は製造例3と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0207】
(製造例48)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P123)の製造
製造例6において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.46g(1.5mmol)の代わりに実施例25で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C92)0.50g(1.5mmol)を使用した以外は製造例6と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0208】
(製造例49)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P132)
製造例3において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.91g(3mmol)の代わりに実施例37で製造したカップラー化合物(カップラーNo.E31)0.94g(3mmol)を使用した以外は製造例3と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0209】
(製造例50)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P133)の製造
製造例6において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.46g(1.5mmol)の代わりに実施例37で製造したカップラー化合物(カップラーNo.E31)0.47g(1.5mmol)を使用した以外は製造例6と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0210】
(製造例51)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P136)
製造例3において,N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.91g(3mmol)の代わりに実施例15で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C24)0.99g(3mmol)を使用した以外は製造例3と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0211】
(製造例52)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P137)の製造
製造例6において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.46g(1.5mmol)の代わりに実施例15で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C24)0.50g(1.5mmol)を使用した以外は製造例6と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0212】
(製造例53)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P138)
製造例3において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.91g(3mmol)の代わりに実施例17で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C40)1.24g(3mmol)を使用した以外は製造例3と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0213】
(製造例54)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P139)の製造
製造例6において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.46g(1.5mmol)の代わりに実施例17で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C40)0.62g(1.5mmol)を使用した以外は製造例6と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0214】
(製造例55)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P140)
製造例3において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.91g(3mmol)の代わりに実施例16で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C37)1.02g(3mmol)を使用した以外は製造例3と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0215】
(製造例56)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P141)の製造
製造例6において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.51g(1.5mmol)の代わりに実施例16で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C37)0.62g(1.5mmol)を使用した以外は製造例6と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0216】
(製造例57)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P142)
製造例3において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.91g(3mmol)の代わりに実施例33で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C110)1.04g(3mmol)を使用した以外は製造例3と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0217】
(製造例58)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P143)の製造
製造例6において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.51g(1.5mmol)の代わりに実施例33で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C110)0.52g(1.5mmol)を使用した以外は製造例6と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0218】
(製造例59)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P144)
製造例3において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.91g(3mmol)の代わりに実施例19で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C50)0.95g(3mmol)を使用した以外は製造例3と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0219】
(製造例60)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P145)の製造
製造例6において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.51g(1.5mmol)の代わりに実施例19で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C50)0.48g(1.5mmol)を使用した以外は製造例6と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0220】
(製造例61)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P146)の製造
製造例6において、2−ヒドロキシ−3−(2−クロロフェニルカルバモイル)ナフタレン(カップラーNo.17の化合物)0.45g(1.5mmol)の代わりに2(5)−ヒドロキシ−7H−ベンズイミダゾ[2,1−a]ベンズイソキノリノン−7(カップラーNo.195の化合物)0.43g(1.5mmol)を使用した以外は製造例6と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0221】
(製造例62)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P153)
製造例3において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.91g(3mmol)の代わりに実施例28で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C104)0.99g(3mmol)を使用した以外は製造例3と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0222】
(製造例63)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P154)の製造
製造例6において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.51g(1.5mmol)の代わりに実施例28で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C104)0.49g(1.5mmol)を使用した以外は製造例6と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0223】
(製造例64)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P88)の製造
実施例4で製造したN−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド(カップラーNo.C5の化合物)0.91g(3mmol)をDMF100mlに溶解し、室温にて、予め2,7−ジアミノ−9,10−フェナントレンキノンより合成された9,10−フェナントレンキノン−2,7−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.70g(1.5mmol)を加えた。次いで、10重量%酢酸ナトリウム水溶液4.92gを10分を要して滴下し、室温にて6時間撹拌反応した。生成している沈殿をろ別し、室温にてDMF120mlで3回洗浄し、次に、水120mlで2回洗浄した。70℃で減圧下に乾燥して、アゾ化合物(化合物No.P88)を得た。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0224】
(製造例65)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P89)の製造
製造例64において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.91g(3mmol)の代わりに実施例5で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C14)0.95g(3mmol)を使用した以外は製造例64と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0225】
(製造例66)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P91)の製造
製造例64において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.91g(3mmol)の代わりに実施例6で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C28)0.87g(3mmol)を使用した以外は製造例64と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0226】
(製造例67)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P124)
製造例3において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.91g(3mmol)の代わりに実施例26で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C95)1.23g(3mmol)を使用した以外は製造例3と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0227】
(製造例68)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P125)
製造例6において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.46g(1.5mmol)の代わりに実施例26で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C95)0.61g(1.5mmol)を使用した以外は製造例6と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0228】
(製造例69)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P147)
製造例3において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.91g(3mmol)の代わりに実施例14で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C12)1.00g(3mmol)を使用した以外は製造例3と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0229】
(製造例70)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P148)
製造例6において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.46g(1.5mmol)の代わりに実施例14で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C12)0.50g(1.5mmol)を使用した以外は製造例6と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0230】
(製造例71)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P149)
製造例3において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.91g(3mmol)の代わりに実施例18で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C49)1.00g(3mmol)を使用した以外は製造例3と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0231】
(製造例72)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P150)
製造例6において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.46g(1.5mmol)の代わりに実施例18で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C49)0.50g(1.5mmol)を使用した以外は製造例6と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0232】
(製造例73)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P155)
製造例3において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.91g(3mmol)の代わりに実施例29で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C105)0.99g(3mmol)を使用した以外は製造例3と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0233】
(製造例74)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P156)
製造例6において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.46g(1.5mmol)の代わりに実施例29で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C105)0.49g(1.5mmol)を使用した以外は製造例6と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0234】
(製造例75)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P157)
製造例3において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.91g(3mmol)の代わりに実施例30で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C106)1.03g(3mmol)を使用した以外は製造例3と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0235】
(製造例76)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P158)
製造例6において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.46g(1.5mmol)の代わりに実施例30で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C106)0.52g(1.5mmol)を使用した以外は製造例6と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0236】
(製造例77)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P159)
製造例3において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.91g(3mmol)の代わりに実施例31で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C107)1.11g(3mmol)を使用した以外は製造例3と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0237】
(製造例78)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P160)
製造例6において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.46g(1.5mmol)の代わりに実施例31で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C107)0.56g(1.5mmol)を使用した以外は製造例6と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0238】
(製造例79)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P161)
製造例3において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.91g(3mmol)の代わりに実施例35で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C108)1.11g(3mmol)を使用した以外は製造例3と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0239】
(製造例80)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P162)
製造例6において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.46g(1.5mmol)の代わりに実施例35で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C108)0.56g(1.5mmol)を使用した以外は製造例6と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0240】
(製造例81)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P163)
製造例3において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.91g(3mmol)の代わりに実施例32で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C109)1.11g(3mmol)を使用した以外は製造例3と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0241】
(製造例82)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P164)
製造例6において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.46g(1.5mmol)の代わりに実施例32で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C109)0.56g(1.5mmol)を使用した以外は製造例6と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0242】
(製造例83)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P169)
製造例3において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.91g(3mmol)の代わりに実施例34で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C113)0.95g(3mmol)を使用した以外は製造例3と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0243】
(製造例84)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P170)
製造例6において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.46g(1.5mmol)の代わりに実施例34で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C113)0.48g(1.5mmol)を使用した以外は製造例6と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0244】
(製造例85)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P173)
実施例37で製造したカップラー化合物(カップラーNo.E30)0.90g(3mmol)をDMF 100mlに80℃にて溶解し、室温まで放冷後、室温にて、予め、2,7−ジアミノ−9−フルオレノンより合成された9−フルオレノン2,7−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.61g(1.5mmol)を加えた。次いで、10重量%酢酸ナトリウム水溶液4.92gを10分を要して滴下し、室温にて6時間撹拌反応した。生成している沈殿をろ別し、室温にてDMF120mlで3回洗浄し、次に、水120mlで2回洗浄した。70℃で減圧下に乾燥して、アゾ化合物(化合物No.P173)を得た。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0245】
(製造例86)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P174)
実施例37で製造したカップラー化合物(カップラーNo.E30)0.45g(1.5mmol)をDMF60mlに80℃にて溶解し、室温まで放冷後、室温にて、予め2,7−ジアミノ−9−フルオレノンより合成された9−フルオレノン−2,7−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.61g(1.5mmol)を加え、30分室温撹拌した。次いで、2−ヒドロキシ−3−(2−クロロフェニルカルバモイル)ナフタレン(カップラーNo.17の化合物)0.45g(1.5mmol)とDMF40mlからなる溶液を加える。次いで、10重量%酢酸ナトリウム水溶液4.92gを10分を要して滴下し、室温にて6時間撹拌反応した。生成している沈殿をろ別し、室温にてDMF120mlで3回洗浄し、次に、水120mlで2回洗浄した。70℃で減圧下に乾燥して、アゾ化合物(化合物No.P174)を得た。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0246】
(製造例87)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P180)の製造
実施例4で製造したN−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド(カップラーNo.C5の化合物)0.46g(1.5mmol)をDMF60mlに溶解し、室温にて、予め2,7−ジアミノ−9,10−フェナントレンキノンより合成された9,10−フェナントレンキノン−2,7−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.70g(1.5mmol)を加え、30分室温撹拌した。次いで、2−ヒドロキシ−3−フェニルカルバモイルナフタレン(カップラーNo.1の化合物)0.39g(1.5mmol)とDMF40mlからなる溶液を加える。次いで、10重量%酢酸ナトリウム水溶液4.92gを10分を要して滴下し、室温にて6時間撹拌反応した。生成している沈殿をろ別し、室温にてDMF120mlで3回洗浄し、次に、水120mlで2回洗浄した。70℃で減圧下に乾燥して、アゾ化合物(化合物No.P180)を得た。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0247】
(製造例88)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P181)
製造例87において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.46g(1.5mmol)の代わりに実施例5で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C14)0.48g(1.5mmol)を使用した以外は製造例87と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0248】
(製造例89)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P182)の製造
製造例64において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.91g(3mmol)の代わりに実施例15で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C24)0.99g(3mmol)を使用した以外は製造例64と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0249】
(製造例90)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P183)
製造例87において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.46g(1.5mmol)の代わりに実施例15で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C24)0.50g(1.5mmol)を使用した以外は製造例87と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0250】
(製造例91)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P184)
製造例87において、N−ベンジル−2−ヒドロキシ−7,8−ナフタル酸イミド0.46g(1.5mmol)の代わりに実施例6で製造したカップラー化合物(カップラーNo.C28)0.43g(1.5mmol)を使用した以外は製造例87と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0251】
(製造例92)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P185)の製造
実施例7で製造した12−ヒドロキシ−ベンゾ〔6,7〕イソインドール〔2,1−a〕ペリミジン−14−オン、或いは、9−ヒドロキシ−ベンゾ〔4,5〕イソインドール〔2,1−a〕ペリミジン−14−オン(カップラーNo.E23の化合物)1.01g(3mmol)をDMSO 100mlに80℃にて溶解し、室温まで放冷後、室温にて、予め2,7−ジアミノ−9,10−フェナントレンキノンより合成された9,10−フェナントレンキノン−2,7−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.70g(1.5mmol)を加えた。次いで、10重量%酢酸ナトリウム水溶液4.92gを10分を要して滴下し、室温にて6時間撹拌反応した。生成している沈殿をろ別し、室温にてDMF120mlで3回洗浄し、次に、水120mlで2回洗浄した。70℃で減圧下に乾燥して、アゾ化合物(化合物No.P185)を得た。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0252】
(製造例93)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P186)の製造
実施例7で製造した12−ヒドロキシ−ベンゾ〔6,7〕イソインドール〔2,1−a〕ペリミジン−14−オン、或いは、9−ヒドロキシ−ベンゾ〔4,5〕イソインドール〔2,1−a〕ペリミジン−14−オン(カップラーNo.E23の化合物)0.50g(1.5mmol)をDMSO 60mlに80℃にて溶解し、室温まで放冷後、室温にて、予め2,7−ジアミノ−9,10−フェナントレンキノンより合成された9,10−フェナントレンキノン−2,7−ビスジアゾニウムテトラフルオロボレート0.70g(1.5mmol)を加え、30分室温撹拌した。次いで、2−ヒドロキシ−3−フェニルカルバモイルナフタレン(カップラーNo.1の化合物)0.39g(1.5mmol)とDMSO 40mlからなる溶液を加える。次いで、10重量%酢酸ナトリウム水溶液4.92gを10分を要して滴下し、室温にて6時間撹拌反応した。生成している沈殿をろ別し、室温にてDMF120mlで3回洗浄し、次に、水120mlで2回洗浄した。70℃で減圧下に乾燥して、アゾ化合物(化合物No.P186)を得た。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0253】
(製造例94)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P187)の製造
製造例92において、12−ヒドロキシ−ベンゾ〔6,7〕イソインドール〔2,1−a〕ペリミジン−14−オン、或いは、9−ヒドロキシ−ベンゾ〔4,5〕イソインドール〔2,1−a〕ペリミジン−14−オン(カップラーNo.E23の化合物)1.01g(3mmol)の代わりに実施例37で製造したカップラー化合物(カップラーNo.E30)0.90g(3mmol)を使用した以外は製造例92と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0254】
(製造例95)
アゾ化合物(アゾ化合物No.P188)
製造例93において、12−ヒドロキシ−ベンゾ〔6,7〕イソインドール〔2,1−a〕ペリミジン−14−オン、或いは、9−ヒドロキシ−ベンゾ〔4,5〕イソインドール〔2,1−a〕ペリミジン−14−オン(カップラーNo.E23の化合物)0.50g(1.5mmol)の代わりに実施例37で製造したカップラー化合物(カップラーNo.E30)0.45g(1.5mmol)を使用した以外は製造例93と同様に製造した。収量(収率)、赤外線吸収スペクトル、及び元素分析結果はまとめて表30に示す。
【0255】
【表30−1】
【0256】
【表30−2】
【0257】
【表30−3】
【0258】
【表30−4】
【0259】
【表30−5】
【0260】
【表30−6】
【0261】
【表30−7】
【0262】
【表30−8】
【0263】
更に、本発明を以下の応用例により具体的に説明するが、これにより本発明の実施の形態が安定されるものではない。
(応用例1)
本発明の実施例10(アゾ化合物No.P19)のアゾ化合物7.5部、ポリエステル樹脂(バイロン200:東洋紡製)の0.5重量%テトラヒドロフラン溶液500部をボールミル中で粉砕、混合し、得られた分散液をアルミニウム蒸着ポリエステルフィルム上にドクターブレードで塗布し、自然乾燥して、厚さ約1μmの電荷発生層を形成した。
次に、下記構造式(D−1)で示される電荷輸送物質1部、ポリカーボネート樹脂(パンライトK1300:帝人化成製)1部、テトラヒドロフラン8部の電荷輸送層塗布液を調整し、前記電荷発生層上にドクターブレードで塗布し、80℃で2分間、次いで120℃で5分間乾燥して厚さ20μmの電荷輸送層を形成した。
【0264】
【化77】
【0265】
以上のようにして得られた電子写真感光体について、25℃/55%RHの環境下、静電複写紙試験装置EPA−8100(川口電機製作所製)を用いて、暗所で−6KVのコロナ放電を20秒間行なって帯電させた後、更に20秒間暗所に放置し、そのときの表面電位V0(V)を測定し、次いで、タングステンランプによって感光体表面の照度5.3ルックスになるようにして光を照射しその表面電位がV0の1/2になるまでの時間(秒)を求め、露光量E1/2(ルックス・秒)を算出した。その結果はV0=−938ボルト、E1/2=2.0ルックス・秒であった。
【0266】
【発明の効果】
以上、詳細かつ具体的な説明から明らかなように、本発明のアゾ化合物の製造原料(カップラー化合物)は、従来のカップラー化合物と比較して製造が容易であり、この製造原料(カップラー化合物)を用いたアゾ化合物を電荷発生物質として用いることにより、高感度の電子写真感光体を提供することができる。また、本発明の新規なカップラーは、有機光導電体であるアゾ化合物の製造顔料としてきわめて有用であるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のナフタレン化合物の赤外線吸収スペクトルを示す図である。
【図2】本発明のナフタレン化合物の赤外線球種スペクトルを示す別の図である。
【図3】本発明のカップラー化合物の赤外線吸収スペクトルを示す図である。
【図4】本発明のカップラー化合物の赤外線吸収スペクトルを示す別の図である。
【図5】本発明のカップラー化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図6】本発明のカップラー化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図7】本発明のカップラー化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図8】本発明のカップラー化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図9】本発明のカップラー化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図10】本発明のカップラー化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図11】本発明のカップラー化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図12】本発明のカップラー化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図13】本発明のカップラー化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図14】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す図である。
【図15】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す別の図である。
【図16】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図17】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図18】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図19】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図20】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図21】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図22】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図23】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図24】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図25】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図26】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図27】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図28】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図29】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図30】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図31】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図32】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図33】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図34】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図35】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図36】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図37】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図38】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図39】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図40】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図41】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図42】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図43】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図44】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図45】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図46】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図47】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図48】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図49】本発明のカップラー化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図50】本発明のカップラー化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図51】本発明のカップラー化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図52】本発明のカップラー化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図53】本発明のカップラー化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図54】本発明のカップラー化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図55】本発明のカップラー化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図56】本発明のカップラー化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図57】本発明のカップラー化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図58】本発明のカップラー化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図59】本発明のカップラー化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図60】本発明のカップラー化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図61】本発明のカップラー化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図62】本発明のカップラー化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図63】本発明のカップラー化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図64】本発明のカップラー化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図65】本発明のカップラー化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図66】本発明のカップラー化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図67】本発明のカップラー化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図68】本発明のカップラー化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図69】本発明のカップラー化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図70】本発明のカップラー化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図71】本発明のカップラー化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図72】本発明のカップラー化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図73】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図74】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図75】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図76】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図77】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図78】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図79】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図80】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図81】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図82】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図83】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図84】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図85】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図86】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図87】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図88】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図89】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図90】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図91】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図92】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図93】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図94】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図95】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図96】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図97】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図98】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図99】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図100】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図101】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図102】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図103】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図104】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図105】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図106】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図107】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図108】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図109】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図110】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図111】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図112】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図113】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図114】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図115】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図116】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図117】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図118】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図119】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図120】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図121】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図122】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図123】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図124】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図125】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図126】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図127】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図128】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図129】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図130】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図131】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図132】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
【図133】本発明のアゾ化合物の赤外線吸収スペクトルを示す更に別の図である。
Claims (16)
- 一般式(1)で表わされ、該Cpの少なくとも1つは下記一般式(2)、一般式(3)、一般式(4)より選ばれたカップラー残基であることを特徴とするアゾ化合物。
- 一般式(5)で表わされ、該Cpの少なくとも1つは下記一般式(2)、一般式(3)、一般式(4)より選ばれたカップラー残基であることを特徴とするアゾ化合物。
(式中、R1、R2、R3及びR4は水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子を、Xは水素原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基、置換または無置換の複素環基、置換または無置換のアミノ基を、Yは置換または無置換のアルキレン基、置換または無置換の芳香族性を有する2価の有機残基、置換または無置換の複素環芳香族性を有する2価の有機残基、−CO−Z−で示されるカルボニル基含有2価の有機残基(ただし、Zは置換または無置換のアルキレン基、置換または無置換の芳香族性を示す2価の有機残基、置換または無置換の複素環芳香族性を有する2価の有機残基を示す)を示す。) - 一般式(6)で表わされ、該Cpの少なくとも1つは下記一般式(2)、一般式(3)、一般式(4)より選ばれたカップラー残基であることを特徴とするアゾ化合物。
(式中、R1、R2、R3及びR4は水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子を、Xは水素原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基、置換または無置換の複素環基、置換または無置換のアミノ基を、Yは置換または無置換のアルキレン基、置換または無置換の芳香族性を有する2価の有機残基、置換または無置換の複素環芳香族性を有する2価の有機残基、−CO−Z−で示されるカルボニル基含有2価の有機残基(ただし、Zは置換または無置換のアルキレン基、置換または無置換の芳香族性を示す2価の有機残基、置換または無置換の複素環芳香族性を有する2価の有機残基を示す)を示す。) - 一般式(20)で表わされるジアゾニウム塩化合物と一般式(21)で表わされるカップラー化合物とを反応させることを特徴とする一般式(1)で表わされるアゾ化合物の製造方法。
のとき、Cpの1つが下記一般式(7)、一般式(8)又は一般式(9)のカプラー残基であってもよく、nが3のとき、Cpの2つが一般式(7)、一般式(8)又は一般式(9)のカプラー残基であってもよく、一般式(8)及び一般式(9)のカプラー残基であってもよい。)
- 一般式(22)で表わされるスチレン化合物と、一般式(23)で表わされるアセチレンジカルボン酸エステル化合物を、ニトロベンゼン中、100℃〜160℃で反応させることを特徴とする一般式(10)で表わされるナフタレン化合物の製造方法。
- 一般式(11)のナフタレン化合物と一般式(25)で示されるジアミン化合物をグリコール系、或いはグリセロール系溶媒より選ばれた少なくとも1種中で反応させることを特徴とする一般式(14)或いは一般式(15)で表わされるカップラー化合物の製造方法。
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