JP2560705B2 - 感光体 - Google Patents

感光体

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は新規ビスアゾ顔料を光電荷発生層に含む感光
体に関する。
従来技術 有機電荷発生物質を樹脂結着中に配合し、これを導電
性基体上に塗布した形態の感光体が、その低い毒性と製
造の容易さ、低価格等の理由で広く実用に供されてい
る。
提案された代表的有機電荷発生材料としては、フタロ
シアニン、TNT、PVK、ペリレン誘導体等があり、これら
を適当な電荷輸送物質、例えばヒドラゾン類、オキサジ
アゾール類等と併用している。
また、近年各種ビスアゾ顔料を電荷発生層に使用する
技術が提案されている。たとえば、特開昭54−79632号
公報には、 または で表わされるビスアゾ化合物を含有する感光層を有する
感光体を、特開昭57−176055号公報には、 で表わされるアゾ化合物を有する感光体が開示されてい
る。
しかし、上記の化合物はカップラー成分がナフトール
構造を主体としたナフタル酸イミド系の化合物であり、
本願が開示しようとする化合物とその構造、種類を全く
異にする。
発明が解決しようとする問題点 しかし、従来、製造工程中に、特に電荷発生層塗膜の
顔料分散液の分散安定性が不良であり、ポットライフ塗
膜性状に悪影響を与えることが大きな問題であった。
本発明はかかる問題点を解消し、塗液の分散安定性に
優れ、かつ光感度、赤色再現性、繰り返し安定性にも優
れた有機感光体用電荷発生材料として新規なビスアゾ顔
料を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明者らは、感光体用有機電荷発生物質を種々検討
しているうち、ビスアゾ顔料が電荷発生物質として効果
的に機能するためには、ケイ光を示す構造を有するビス
アゾ化合物が有効であることを見出した。
本発明者らはかかる点に着目し、ケイ光性を有し、か
つカップラーとして有用な物質を鋭意検討した結果、感
光体の電荷発生物質として有用で新規なビスアゾ顔料を
得ることに成功した。
即ち、本発明は導電性基板上に一般式[I]; [式中、Rは置換基を有していてもよい炭化水素基、A
は芳香族炭化水素の2価基または窒素原子を環内に含む
複素環の2価基を示し、Arは結合基を介して結合してし
てもよい芳香族炭化水素基または複素環基を示し、nは
1、2、3または4の数を示す] で表わされるアゾ化合物を含有する感光層を有すること
を特徴とする電子写真感光体に関する。
一般式[I]においてRは置換基を有していてもよい
炭化水素残基であるが、具体的にはメチル基、エチル
基、直鎖状ないしは分岐状のプロピル基、ブチル基、ペ
ンチル基、ヘキシル基のようなアルキル基;ヒドロキシ
アルキル基、アルコキシアルキル基、アルコキシカルボ
ニルアルキル基、アシロキシアルコキシアルキル基、ヒ
ドロキシアルコキシアルキル基、アルコキシアルコキシ
アルキル基、アリールオキシアルキル基、アシロキシア
ルキル基、シアノアルキル基、アミノアルキル基、N,N
−ジアルキルアミノアルキル基、アルキルアミノアルキ
ル基、ハロゲン化アルキル基、カルボキシアルキル基、
モルホリノアルキル基、アルキルチオアルキル基、アリ
ールチオアルキル基などのような置換基を有するアルキ
ル基;シクロヘキシル基のようなシクロアルキル基;ベ
ンジル基、フェネチル基のようなアラルキル基;フェニ
ル基、クロルフェニル基、メトキシフェニル基、ニトロ
フェニル基、トリル基、キシリル基、アルエキルアミノ
フェニル基などのようなアリール基が挙げられる。
一般式[I]において、Aは芳香族炭化水素の2価
基、または、窒素原子を環内に含む複素環の2価基を示
す。芳香族炭化水素の2価基としては、例えば、o−フ
ェニレン基等の単環式芳香族炭化水素の2価基、o−ナ
フチレン基、Peri−ナフチレン基、1,2−アントラキノ
ニレン基、9,10−フェナントリレン基等の縮合多環式芳
香族炭化水素の2価基等が挙げられる。
また、窒素原子を環内に含む複素環の2価基として
は、例えば、3.4−ピラゾールジイル基、2,3−ピリジン
ジイル基、4,3−ピリミジンジイル基、6,7−イダゾール
ジイル基、5,6−ベンジイミダゾールジイル基、6,7−キ
ノリジジイル基等の5〜10員環の窒素原子、好ましく
は、2個以上の窒素原子を環内に含む複素環の2価基等
が挙げられる。
感度、分光感度、繰り返し安定性等を考慮した場合、
アリール基、特にフェニル基、ナフチル基が好ましい。
本発明においてこれらの芳香族炭化水素の2価基および
窒素原子を環内に含む複素環の2価基は置換基を有して
いてもよい。かかる置換基としては、例えば、メチル
基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−
ブチル、i−ブチル基、n−ヘキシル基等のアルキル
基;メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ
基等のアルコキシ基;ヒドロキシ基;ニトロ基;シアノ
基;フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等の
ハロゲン原子;カルボキシル基;エトキシカルボニル基
等のアルコキシカルボニル基;カルバモイル基;フェノ
キシ基等のアリーロキシ基;ベンジルオキシ基等のアル
アルコキシ基;フェニロキシカルボニル基等のアリーロ
キシカルボニル基等が挙げられる。中でもアルキル基、
アルコキシ基、ニトロ基、ハロゲン原子、ヒドロキシ
基、カルボキシル基、特に、メチル基、メトキシ基、ニ
トロ基、塩素原子、ヒドロキシ基が好適である。
一般式[I]において、Arは1〜4価の結合基を介し
て結合していてもよい芳香族炭化水素基または複素環基
を示す。
芳香族炭化水素基としては、例えばフェニル基、ナフ
チル基、1−ピレニル基、2−アントリル基、5−アセ
ナフテニル基等の単環式または縮合多環式芳香族炭化水
素の1価基;フェニレン基、1,3−または1,4−ナフチレ
ン基、2,6−アントラキノニレン基、2,7−フルオレニレ
ン基、ピレニレ基等の単環式または縮合多環式芳香族炭
化水素の2価基;その他ビフェニレン基等の2価基が挙
げられる。結合基を介して結合していてもよい芳香族炭
化水素基としては、一般式 (式中、Yは、−O−、−S−、−S−S−、−SO−、
−SO2−、−CO−、−CONH−、−CH2−、−CH=CH−、 または を示す) で表わされるビスフェニレン基等の2価基;その他トリ
フェニルアミン、トリフェニルメタン、9−フェニルフ
ルオレン等から導かれた3価の基等が挙げられる。
また、複素環基としては、ナフトイレンベンズイミダ
ゾリル基、ベンズイミダゾリル基、ベンズオキサゾリル
基、カルバゾリル基、ベンゾチアゾリル基、キノリル基
等の9〜20員環の複素環の1価基;カルバゾールジイル
基、ベンゾチオフェンジイル基、ジベンゾキノンジイル
基、ジベンゾチオフェンジイル基、ベンゾチオフェンオ
キサイドジイル基等の9〜20員環の複素環の2価基;N−
フェニルカルバゾールトリイル基等の3価基等が挙げら
れる。
本発明において、これら芳香族炭化水素基および複素
環基は置換基を有していてもよい。具体的には、ニトロ
基;シアノ基;塩素原子、臭素原子等のハロゲン原子;
メチル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基等
のアルキル基;メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基
等のアルコキシ基;フェビル基等のアリール基;フェニ
ルアミノ基等のアリールアミノ基;フェノキシ基等のア
リールオキシ基;スチリル基、ナフチルビニル基等のア
リールビニル基等が挙げられる。中でもニトロ基、シア
ノ基、メチル基、メトキシ基、塩素原子に、特に、ニト
ロ基、シアノ基が好ましい。
〈合成例〉 本発明のアゾ化合物は、例えば、下記一般式で表わさ
れるカップラー成分と一般式Ar(HN2)n(式中、Ar及
びnは前記と同義で表わされる芳香族モノ、ジ、トリま
たはテトラアミン)のジアゾニウム塩とのカップリング
反応により合成する事ができる。
(式中、A及びRは前記と同義) このようなカップリング反応は、公知の方法に従い通
常、水及び/又はジメチルホルムアミド等の有機溶媒
中、反応温度30〜25℃以下にて1時間ないし、10時間程
度反応させればよい。
一般式(II)で表わされるカップラー成分は、例え
ば、下記反応式(1)に従い、4−(4−アルコキシフ
ェニル)−5H−ピラン−2,6−ジオン(III)と芳香族ジ
アミン(IV)とを酢酸等の溶媒中にて加温し、脱水縮合
することにより得られる(ダイズ・アンド・ピグメンツ
(Dyes and Pigments),第巻、第35頁(1983)。
前合成方法により得られるアゾ化合物は、下記に示す
一般式(V−a)及び(V−b)の異性体の混合物が得
られるが、本発明においてはいずれの異性体も使用し得
る。
本発明感光体は光導電層に一般式[I]で表わされる
ビスアゾ顔料を含有する分散型であっても、電荷発生層
と電荷輸送層を積層してなり、前記電荷発生層に一般式
[I]で表わされるビスアゾ顔料を含有する機能分離型
であってもよい。
分散型感光体である場合、本発明感光体は、一般式
[I]で表わされるビスアゾ顔料を結着剤樹脂とともに
適当な溶剤中に溶解あるいは分散し、必要に応じ電荷輸
送物質を添加して得られる塗布液を導電性基体上に塗布
し、乾燥し、通常5〜30μm、好ましくは6〜20μmの
膜厚の光導電層を形成させることにより製造することが
できる。
本発明ビスアゾ顔料は、光導電層の結着剤樹脂に対し
て0.5〜50重量%、より好ましくは、0.5〜5重量%配合
する。0.5重量%より少ない場合は十分感度が得られ
ず、5重量%より多いと、帯電不良性、成膜性不良等の
問題を生じる。
電荷輸送物質としては、たとえば、ヒドラゾン化合
物、ピラゾリン化合物、トリフェニルアミン化合物、オ
キサジアゾール化合物、トリフェニルメタン化合物、ア
ントラセン誘導体のポリエステル化合物が挙げられ、こ
れらの電荷輸送物質の量は、光導電層の結着剤樹脂に対
して280重量%以下、好ましくは25〜75重量%である。
本発明においては特に好ましい電荷輸送物質は、N−
エチルカルバゾール−3−アルデヒドメチルフェニルヒ
ドラゾン(MPH)、ジエチルアミノベンズアルデヒドジ
フェニルヒドラゾン(DEH)等である。
結着剤樹脂としては、これに限定されるものではない
が、飽和ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル
樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、イオン架橋オレ
フィン共重合体(アイオノマー)、スチレン−ブタジエ
ンブロック共重合体、ポリカーボネート、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体、セルロースエステル、ポリイミド
等の熱可塑性結着剤;エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シ
リコーン樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、キシレ
ン樹脂、アルキッド樹脂、、熱硬化性アクリル樹脂等の
熱硬化性結着剤;光硬化性樹脂;ポリ−N−ビニルカル
バゾール、ポリビニルピレン、ポリビニルアントラセン
等の光導電性樹脂である。
これら樹脂は単独で測定して1×1014Ω・cm以上の体
積抵抗を有することが望ましい。
機能分離型である場合、本発明感光体は導電性基体上
に本発明ビスアゾ顔料を結着剤樹脂を溶解させた溶液中
に分散させて作成した塗布液を塗布、乾燥して電荷発生
層を形成し、その上に電荷輸送物質と結着剤樹脂とを適
当な溶剤に溶解させた溶液を塗布、乾燥し、電荷輸送層
を形成して得られる。この時、電荷発生層の厚さは0.01
〜5μm、好ましくは0.05〜2μmであり、ビスアゾ顔
料の量は電荷発生層の結着剤樹脂に対して0.5〜50重量
%、好ましくは0.5〜5重量%である。また、電荷輸送
層の厚さは2〜100μm、好ましくは10〜20μm、電荷
流溶物質の量は電荷輸送層の結着剤樹脂に対して10〜80
重量%、特に25〜75重量%である。なお、電荷輸送物質
および結着剤樹脂としては分散型と同様の物質が用いら
れ、また、機能分離型感光体では電荷発生層を表面側に
電荷輸送物質を基板側にしてもよく、あるいはその逆で
あってもよい。
〈参考例1〉 クエン酸25重量部(以下「部」と略す)を濃硫酸75部
に室温で30分程度良く撹拌した後、ゆっくり昇温し70℃
にて10〜15分程度反応させた。その際多量のCOが発生す
る。反応後室温に冷却し、アニソール10部を加え室温に
て2時間反応させた。反応液を150ccの蒸留水に注下
し、析出した結晶を濾取し、冷蒸留水にてpH〜7になる
まで良く洗浄した後、蒸留水にて再結晶後乾燥した。得
られた結晶は淡黄色針状晶で175〜176℃にて分解した。
元素分析値および赤外吸収スペクトルよりこの結晶は4
−(4−メトキシフェニル)−グルタコン酸である事が
わかった。収量は3部、元素分析値は下記の通りであっ
た。
前記4−(4−メトキシフェニル)−グルタコン酸5
部を無水酢酸15部に溶解撹拌し、無水酢酸沸点下に25分
間反応させた。反応後室温に冷却し、析出した結晶を濾
取、乾燥エーテルにてよく洗浄した後乾燥した。得られ
た結晶は淡黄かっ色針状晶で160℃にて融解した。元素
分析値及び赤外線吸収スペクトルよりこの結晶は4−
(4−メトキシフェニル)−5H−ピラン−2,6−ジオン
であることがわかった。収量は4部、元素分析値は下記
の通りであった。
前記4−(4−メトキシフェニル)−5H−ピラン−2,
6−ジオン2部及びo−フェニレンジアミン1部を酢酸3
0部に溶解撹拌し、酢酸沸点下で0.5時間反応させた。反
応後室温に冷却し、析出した結晶を濾取、メタノールに
て洗浄した後乾燥した。得られた結晶は淡黄色板状晶で
310℃で分解した。元素分析値及び赤外線吸収スペクト
ルよりこの結晶は、3−(4−メトキシフェニル)−1
−オキソ−1H,5H−ピリド[1,2−a]ベンズイミダゾー
ルであることがわかった。収量2.2部、元素分析値は下
記の通りであった。
前記3−(4−メトキシフェニル)−1−オキソ−1
H,5H−ピリド[1,2−a]ベンズイミダゾール2.9部およ
びジクロロベンジジンのテトラフルオロボレート2.5部
をN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)200mlに溶解し、
これに酢酸ナトリウム3gを水50mlに溶解した溶液を10〜
20℃にて約30分間で滴下した。滴下終了後室温にて更に
3時間撹拌したのち析出している結晶を濾取した。得ら
れた粗結晶ケーキをDMF400mlに分散し、室温で3時間撹
拌したのち再び結晶を濾取し、更にこの操作を2回くり
返した。その後結晶を水洗、乾燥した。得られた固体は
濃紫色を呈しており300℃以下では分解しなかった。元
素分析値及び赤外線吸収スペクトル測定よりこのものは
目的のビスアゾ化合物と同定された。収量2.0部で元素
分析値は下記の通りであった。
以後の実施例において用いられる本発明のアゾ化合物
は本参考例にまたこれと類似の方法により合成を行っ
た。
〈実施例1〜16〉 AおよびRが表1に示すものである上記一般式(VI)
に相当する構造を有するビスアゾ化合物0.45部、ポリエ
ステル樹脂(東洋紡績社製「バイロン−200」)0.45部
をシクロヘキサノン50部と共にサンドグライダーにより
分散させた。得られたビスアゾ化合物の分散液を厚さ10
0μmのアルミ化マイラー上に、フイルムアプリケータ
ーで乾燥膜厚が0.3g/m2になるように塗布した後乾燥し
た。この様にして得られた電荷発生層上にジエチルアミ
ノベンズアルデヒドジフェニルヒドラゾン70部およびポ
リカーボネート樹脂(帝人化成社製「K−300」)70部
を1,4−ジオキサン400部に溶解した溶液を乾燥膜厚が16
μmになる様に塗布し電荷輸送層を形成した。この様に
して2層からなる感光層を有する電子写真感光体が得ら
れた。
これらの感光体の感度として半減露光量(E1/2)の値
を表1に示した。半減露光量は、前記感光体をまず暗所
で−6.5KVのコロナ放電により帯電させて、次いで照度5
Luxの白色光で露光し表面電位が初期表面電位の半分に
減衰するために必要な露光量を求めた 〈実施例17〜32〉 Cp−N=N−Ar−N=N−Cp (VII) CpおよびArが表2に示すものである一般式(VII)で
表わされるビスアゾ化合物を実施例1のビスアゾ化合物
に代えて用いた以外は、実施例1と同一条件下で感度を
測定した。結果を表2に示す。
〈実施例33〜48〉 電荷輸送層にN−エチルカルバゾール−3−アルデヒ
ドメチルフェニルヒドラゾンを用いた以外は実施例1〜
16と同様な方法で電子写真感光体が得られた。これらの
感光体の感度として半減露光量(E1/2)の値を表3に示
した。
発明の効果 本発明は新規な光電荷発生用のビスアゾ顔料を提供し
た。
本発明のビスアゾ顔料を光電荷発生物質として使用し
た感光体は高感度であり、かつ本発明ビスアゾ顔料の分
光感度が比視感度に近いので赤色再現性に優れている。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性基板上に一般式[I]; [式中、Rは置換基を有していてもよい炭化水素基、A
    は芳香族炭化水素の2価基または窒素原子を環内に含む
    複素環の2価基を示し、Arは結合基を介して結合してい
    てもよい芳香族炭化水素基または複素環基を示し、nは
    1、2、3または4の数を示す] で表わされるアゾ化合物を含有する感光層を有すること
    を特徴とする電子写真感光体。
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