JP4247384B2 - 車両用ポケット構造 - Google Patents

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本発明は、車両の車室側を美装する、例えばドアトリム、リアサイドトリム或いはラゲージサイドトリム等の内装部品本体にその表裏両面を貫通するポケット開口を設け、ポケット開口を覆うように内装部品本体の裏面側よりポケットカバーを添設設置して車室側に開口する物品収納凹部を形成し、更に、物品収納凹部に収容した物品の転落防止作用を行う帯状体をポケット開口に橋渡すように設置して構成する車両用ポケット構造に関する。
従来、この種の車両用ポケット構造としては、特許文献1に記載のものが知られている。
実開昭63―82650公報。
これによれば、車室内壁面(内装部品本体)に物品収納凹部を設け、物品収納凹部の対向側壁所定位置に孔を設けると共に、該孔近傍の車室内壁の裏面に夫々突起を設け、前記孔を、両端を前記突起に係止させこれら突起間に張設されて物品収納凹部内に収納される物品の転落を防止するゴムバンドの挿入孔と、物品収納凹部内に嵌装されるボックスの係止部材が係脱可能に係合する係合孔とを兼ねるように構成したものである。
そして、特許文献1に記載の車両用ポケット構造における物品収納凹部は、車室内壁面を凹設して形成するものであることから、ゴムバンドを装着するに際して、ゴムバンドは、その両端を車室内壁面に設けた突起に係止することによって、張設されている。
これに対して、例えば特許文献2に記載のようなポケット構造においては、図8乃至図10に示すように、内装部品本体1にその表裏を貫通するポケット開口2を設け、ポケット開口2を覆うように内装部品本体1の裏面側より別体のポケットカバー3を添設設置して、車室側に開口する物品収納凹部4を構成する場合もある。
特開平9-11814号公報(段落0012乃至0022、図1、図2)。
そして、ポケットカバー3は、その外周フランジ部3gにおける複数個の取付け孔3hに内装部品本体1の裏面に突設した取付けボス8を挿通させ、取付けボス8の突出側先端部を熱加締め等により加締めることによって、内装部品本体1の裏面側に添設設置されている。
このように構成する場合、物品収納凹部4に収容した物品が転落しないように帯状体5をポケット開口2を横断して橋渡すように装着するには、ポケットカバー3の互いに対向する側壁3a、3bのうち、一方の側壁3aに挿通孔3cを設けて、帯状体5の一端側を、一方の側壁3aの内側から外側に挿通させると共に、外周フランジ部3gから外方に張出し形成した張出し片部3dにポケットカバー3の底壁3e側に突出する取付けボス3fを形成しておき、ポケットカバー3を内装部品本体1に添設設置する前に予め、取付けボス3fにビス等の締着具6を用いて、帯状体5の一端側を装着している。
そして、帯状体5の他端側は、ポケットカバー3を内装部品本体1側に添設設置する際に、ポケットカバー3の他方の側壁3bと内装部品本体1の裏面との間に挿通させた後、内装部品本体1の裏面に突設した係止突起7に引掛けた後、係止突起7の先端部を熱加締め等により加締めることにより装着している。
従って、図8乃至図10に示すような車両用ポケット構造の場合、ポケットカバー3を内装部品本体1に取付ける前には、帯状体5の他端側は、フリー状態で単にぶら下がっていることになって、ポケットカバー3の搬送時に帯状体5の他端側が他のポケットカバー3等に絡みついたりして取り扱いし難く、また、ポケットカバー3を内装部品本体1に添設設置する際に、帯状体5の他端側をポケットカバー3の他方の側壁3bと内装部品本体1の裏面との間に位置させた状態を保持しながら、ポケットカバー3を取付けボス8を加締める等して内装部品本体1に添設設置し帯状体5の他端側を内装部品本体1に装着するか、ポケットカバー3の内装部品本体1への添設設置後、帯状体5の他端側をポケットカバー3と内装部品本体1との間から引き出して内装本体1に装着することになって、ポケットカバー3の取付け作業性を悪くしていた。
本発明は、かかる点に鑑み、内装部品本体に取付ける前のポケットカバーにフリー状態となっている帯状体をポケットカバーに仮止めできるように構成して、ポケットカバーにおける内装部品本体への取付け性を大幅に向上するように意図した車両用ポケット構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、内装部品本体にその表裏両面を貫通するポケット開口を設け、ポケット開口を覆うように内装部品本体の裏面側よりポケットカバーを添設設置して、車室側に開口する物品収納凹部を形成し、更に、物品収納凹部に収容した物品の転落防止作用を行う帯状体をポケット開口に橋渡すように設置して構成する場合、ポケットカバーの裏面に、帯状体の端部側をポケットカバーにおける内装部品本体への添設設置前に仮止めする仮止め係止部を設けたことを特徴とするものである。
かかる構成において、本発明は、帯状体の端部側を、内装部品本体への添設設置前のポケットカバーの仮止め係止部に仮止めすることによって、保持することができ、ポケットカバーの内装部品本体への取付け作業性を大幅に向上させることができる。
以下、図を用いて、本発明における実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明に係る実施の形態1を採用した内装部品であるドアトリムを描画した斜視図、図2は図1のポケットカバーのみを描画した拡大斜視図、図3は図1におけるポケットカバー付近を描画した分解斜視図、図4はポケットカバーの添設設置前における図1のA−A断面図、図5はポケットカバーをドアトリムに添設設置した状態を描画した図1のA−A断面図である。
図において、内装部品本体であるドアトリム11は、上部にドアロック操作ハンドル21、略中央部にアームレスト部22、下部にポケット部20等を配置して構成している。
ポケット部20は、ドアトリム本体11にその表裏両面を貫通するポケット開口12を設けると共に、ポケット開口12を覆うようにドアトリム本体11の裏面側よりポケットカバー13を添設設置して、車室S側に開口する物品収納凹部14を形成し、更に、物品収納凹部14に収容した物品の転落防止作用を行う帯状体15を、ポケット開口12を横断して橋渡すように設置して構成している。
ポケットカバー13は、その外周フランジ部13gにおける複数個の取付け孔13hにドアトリム本体11の裏面に突設した取付けボス18を挿通させ、取付けボス18における取付け孔13hからの突出側先端部を熱加締め等により加締めることによって、ドアトリム本体11の裏面側に添設設置されている。
帯状体15は、好ましくはゴムバンド等の弾性的に伸縮自在の材料から構成しており、一端側は、ポケットカバー13の裏面の互いに対向する側壁13a、13bのうち、一方の側壁13aに設けた挿通孔13cに、一方の側壁13aの内側から外側に向かって挿通しており、その後、外周フランジ13gから外方に張出し形成された張出し片部13dよりポケットカバー13の底壁13e側に突出形成した取付けボス13fにビス等の締着具16を用いて、装着されている。
そして、帯状体15の他端側は、ポケットカバー13をドアトリム本体11側に添設設置する際に、ポケットカバー13の他方の側壁13bとドアトリム本体11の裏面との間に挿通させた後、ドアトリム本体11の裏面に突設した係止突起17に引掛け、係止突起17の先端部を熱加締め等により加締めることにより装着している。
従って、帯状体15の両端部には、取付けボス13fおよび係止突起17にそれぞれ挿入するための取付け孔15a、15bが設けられている。
更に、ポケットカバー13の一方の側壁13aに対向する他方の側壁13bには、底部13eに近い部位において、仮止め係止部19が突設されている。
仮止め係止部19は、一端側が取付けボス13fに装着された帯状体15の他端側の取付け孔15bに挿入仮止め可能に構成している。
この結果、図2乃至図4に示すように、ポケットカバー13がドアトリム本体11への添設設置前の状態において、帯状体15は、取付けボス13fに装着されている一端側と共に他端側も仮止め係止部19によってポケットカバー13に固定していることになって、ポケットカバー13をドアトリム本体11に添設設置する際に、単にポケットカバー13をドアトリム本体11の裏面に添えることによって帯状体15の他端側がポケットカバー13とドアトリム本体11の裏面との間を潜って引出されることになり、帯状体15の他端側を保持することなく、取付けボス18を取付け孔13hに挿通し、加締め作業により取付けボス18を加締めればよく、この際に、帯状体15の他端側がぶらついて、ポケットカバー13の取付け作業の邪魔をすることがない。
そして、ポケットカバー13をドアトリム本体11に添設設置した後に、帯状体15の他端側を、仮止め係止部19から取外して、取付け孔15bを係止突起17に係止すると共に締着具16を用いて係止突起17に装着することになる。
(実施の形態2)
次に、本発明に係る実施の形態2について、図6を用いて説明する。
図6はドアトリムに添設設置する前のポケットカバー単独の横断面図である。
図6によれば、実施の形態2におけるポケットカバー13は、仮止め係止突起19が他方の側壁13bの他、一方の側壁13a側にも形成して構成したものであり、この場合、図示しないが、帯状体15はその両端共にドアトリム本体11に装着されることになる。
この結果、帯状体15の一端側は、他端側と共に、取付けボス13fへの装着前に、取付け孔15aを仮止め係止突起19に係合することによって、取付けボス13fへの取付け前に簡単にぶらつかないように保持されることになって、ポケットカバー13の取扱い性を向上させている。
なお、上記実施の形態において、帯状体15は、全体をゴムバンド等の弾性的に伸縮自在の材料から構成したが、これに限定されるものでなく、図7に示すように、一端側をPP樹脂等からなるベルト体15cで形成し、他端側をゴム等の弾性的に伸縮自在の材料から構成したベルト体15dで形成して、ベルト体15cおよび15bの端部同士を所定幅重合すると共に縫製することによって構成してもよい。
以上説明したように、本発明の車両用ポケット構造は、帯状体の端部側を内装部品本体への添設設置前のポケットカバーの仮止め係止部に仮止めすることによって、保持することができ、ポケットカバーの内装部品本体への取付け作業性を向上させることができることから、車両の車室側を美装する、例えばドアトリム、リアサイドトリム或いはラゲージサイドトリム等の内装部品本体にその表裏両面を貫通するポケット開口を設け、ポケット開口を覆うように内装部品本体の裏面側よりポケットカバーを添設設置して車室側に開口する物品収納凹部を形成し、更に、物品収納凹部に収容した物品の転落防止作用を行う帯状体をポケット開口に橋渡すように設置して構成する車両用ポケット構造等に好適である。
本発明に係る実施の形態1を採用した内装部品であるドアトリムを描画した斜視図である。 図1のポケットカバーのみを描画した拡大斜視図である。 図1におけるポケットカバー付近を描画した分解斜視図である。 ポケットカバーの添設設置する前における図1のA−A断面図である。 ポケットカバーをドアトリムに添設設置した状態を描画した図1のA−A断面図である。 本発明の実施の形態2を採用したドアトリムに添設設置前のポケットカバー単独の横断面図である。 帯状体の変形例の一部省略した平面図である。 従来におけるポケットカバーのみを描画した斜視図である。 同じく、ドアトリムのポケットカバー付近を描画した分解横断面図である。 同じく、ポケットカバーを添設設置したドアトリムの要部横断面図である。
符号の説明
11 ドアトリム本体(内装部品本体)
12 ポケット開口
13 ポケットカバー
13a 一方の側壁(裏面)
13b 他方の側壁(裏面)
14 物品収納凹部
15 帯状体
19 仮止め係止部
S 車室側

Claims (1)

  1. 内装部品本体にその表裏両面を貫通するポケット開口を設け、該ポケット開口を覆うように前記内装部品本体の裏面側よりポケットカバーを添設設置して、車室側に開口する物品収納凹部を形成し、更に、該物品収納凹部に収容した物品の転落防止作用を行う帯状体を前記ポケット開口に橋渡すように設置して構成する車両用ポケット構造であって、前記ポケットカバーの裏面に、前記帯状体の端部側を前記ポケットカバーにおける前記内装部品本体への添設設置前に仮止めする仮止め係止部を設けたことを特徴とする車両用ポケット構造。
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