JPH10250486A - ポケットの取付構造 - Google Patents
ポケットの取付構造Info
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- JPH10250486A JPH10250486A JP5741697A JP5741697A JPH10250486A JP H10250486 A JPH10250486 A JP H10250486A JP 5741697 A JP5741697 A JP 5741697A JP 5741697 A JP5741697 A JP 5741697A JP H10250486 A JPH10250486 A JP H10250486A
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- Japan
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- reinforcing bracket
- opening
- mounting structure
- rear side
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ワンボックスカーのリヤサイドトリムに設置
されるポケットのように長尺状のポケットを見栄え良
く、かつ安定して取り付けることを可能にするととも
に、取付作業性並びにメンテナンスを高めることを課題
とする。 【解決手段】 内装部品30のポケット用開口34周縁
の剛性を高めるために、ポケット用開口34に橋掛け状
に帯状鉄板からなる補強用ブラケット50を取り付け、
この補強用ブラケット50に設けた係止孔53に長尺状
のケース体からなるポケット40の背面壁45に設けた
係止爪46を係着するとともに、ポケット40の底面部
47をビス止め等により補強用ブラケット50に固定す
ることにより、簡単かつ堅固にポケット40を内装部品
30に取り付ける。
されるポケットのように長尺状のポケットを見栄え良
く、かつ安定して取り付けることを可能にするととも
に、取付作業性並びにメンテナンスを高めることを課題
とする。 【解決手段】 内装部品30のポケット用開口34周縁
の剛性を高めるために、ポケット用開口34に橋掛け状
に帯状鉄板からなる補強用ブラケット50を取り付け、
この補強用ブラケット50に設けた係止孔53に長尺状
のケース体からなるポケット40の背面壁45に設けた
係止爪46を係着するとともに、ポケット40の底面部
47をビス止め等により補強用ブラケット50に固定す
ることにより、簡単かつ堅固にポケット40を内装部品
30に取り付ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワンボックスカー
のリヤサイドトリムのように比較的大型の内装部品に取
り付けられる長尺状のケース体からなるポケットの取付
構造に関するもので、ポケット取付部の剛性を強化する
とともに、ポケットを簡単かつ確実に固定でき、しか
も、意匠性を高めるようにしたポケットの取付構造に関
する。
のリヤサイドトリムのように比較的大型の内装部品に取
り付けられる長尺状のケース体からなるポケットの取付
構造に関するもので、ポケット取付部の剛性を強化する
とともに、ポケットを簡単かつ確実に固定でき、しか
も、意匠性を高めるようにしたポケットの取付構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】最近、アウトドアライフの高まりに伴な
い、ワンボックスカー等のRV車の需要が非常に多くな
ってきており、この種ワンボックスカーは、車室内のリ
ヤ側に多くのスペースを必要とするため、車両のリヤサ
イドパネルは前後方向に沿って長寸に設定され、それに
伴ない、リヤサイドパネルに内装されるリヤサイドトリ
ム等の内装部品の寸法も大型化する傾向にある。
い、ワンボックスカー等のRV車の需要が非常に多くな
ってきており、この種ワンボックスカーは、車室内のリ
ヤ側に多くのスペースを必要とするため、車両のリヤサ
イドパネルは前後方向に沿って長寸に設定され、それに
伴ない、リヤサイドパネルに内装されるリヤサイドトリ
ム等の内装部品の寸法も大型化する傾向にある。
【0003】そして、図5に示すように、リヤサイドト
リム1には、利便性を高めるために長尺で比較的大型の
ポケット2が設置されており、このポケット2は、ポリ
プロピレン樹脂等の合成樹脂を射出成形してなる長尺状
のケース体からなり、手前側の外壁面の2,3箇所に爪
3が突設形成されているとともに、背面側の外壁面に取
付用ボス4がこれも2,3箇所に突設形成されている。
リム1には、利便性を高めるために長尺で比較的大型の
ポケット2が設置されており、このポケット2は、ポリ
プロピレン樹脂等の合成樹脂を射出成形してなる長尺状
のケース体からなり、手前側の外壁面の2,3箇所に爪
3が突設形成されているとともに、背面側の外壁面に取
付用ボス4がこれも2,3箇所に突設形成されている。
【0004】このポケット2の取付構造は、図6に示す
ように、リヤサイドトリム1のポケット用開口5内にポ
ケット2を嵌め込み、爪3を開口5の前縁側に係止させ
つつ、取付用ボス4にリヤサイドトリム1の裏面側から
ビス6を締付固定することにより、リヤサイドトリム1
のポケット用開口5内にポケット2を嵌め込み、固定し
ているのが実情である。
ように、リヤサイドトリム1のポケット用開口5内にポ
ケット2を嵌め込み、爪3を開口5の前縁側に係止させ
つつ、取付用ボス4にリヤサイドトリム1の裏面側から
ビス6を締付固定することにより、リヤサイドトリム1
のポケット用開口5内にポケット2を嵌め込み、固定し
ているのが実情である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、リヤサイ
ドトリム1のような比較的大型の内装部品に比較的大型
のポケット2を取り付ける場合、まず、熱伸縮が原因と
なる歪み変形がリヤサイドトリム1に顕著に現れ、ま
た、ポケット用開口5も大型化しているため、ポケット
2の周縁部とリヤサイドトリム1との間にスキが生じ易
くなる等、見栄えの低下を招くという欠点が指摘されて
いた。
ドトリム1のような比較的大型の内装部品に比較的大型
のポケット2を取り付ける場合、まず、熱伸縮が原因と
なる歪み変形がリヤサイドトリム1に顕著に現れ、ま
た、ポケット用開口5も大型化しているため、ポケット
2の周縁部とリヤサイドトリム1との間にスキが生じ易
くなる等、見栄えの低下を招くという欠点が指摘されて
いた。
【0006】更に、ポケット用開口5周縁部の剛性が弱
いため、ポケット2の周縁部でベコツキが生じやすく、
安定した取付強度が得られないとともに、ポケット2の
取り付けは、リヤサイドトリム1の裏面側からビス6止
めするため、作業性が低下するという欠点も同時に指摘
されている。
いため、ポケット2の周縁部でベコツキが生じやすく、
安定した取付強度が得られないとともに、ポケット2の
取り付けは、リヤサイドトリム1の裏面側からビス6止
めするため、作業性が低下するという欠点も同時に指摘
されている。
【0007】加えて、ポケット2を交換、あるいは清掃
のため取り外すには、リヤサイドトリム1を車体パネル
から取り外さなければポケットの取り外しを行なうこと
ができず、ポケット2の交換や清掃時には非常に煩わし
い作業を伴なうという問題点もあった。
のため取り外すには、リヤサイドトリム1を車体パネル
から取り外さなければポケットの取り外しを行なうこと
ができず、ポケット2の交換や清掃時には非常に煩わし
い作業を伴なうという問題点もあった。
【0008】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、リヤサイドトリム等の内装部品に設置され
る長尺状のケース体からなるポケットの取付構造におい
て、変形やベコツキ感がなく、取付強度に優れるととも
に、内装部品からの取り外しも簡易に行なえる等、メン
テナンスも容易なものとしたポケットの取付構造を提供
することを目的としている。
れたもので、リヤサイドトリム等の内装部品に設置され
る長尺状のケース体からなるポケットの取付構造におい
て、変形やベコツキ感がなく、取付強度に優れるととも
に、内装部品からの取り外しも簡易に行なえる等、メン
テナンスも容易なものとしたポケットの取付構造を提供
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、内装部品に設けた比較的面積の大きなポ
ケット用開口内に長尺状のケース体からなるポケットを
取り付けるポケットの取付構造において、前記ポケット
用開口内には、帯状体からなる補強用ブラケットが橋掛
け固定されており、該ポケット用開口内に、ポケットを
嵌め込み、ポケットの背面壁に設けた係止爪を補強用ブ
ラケットの係止孔内に係着するとともに、ポケットの底
面部を補強用ブラケットに固着したことを特徴とする。
に、本発明は、内装部品に設けた比較的面積の大きなポ
ケット用開口内に長尺状のケース体からなるポケットを
取り付けるポケットの取付構造において、前記ポケット
用開口内には、帯状体からなる補強用ブラケットが橋掛
け固定されており、該ポケット用開口内に、ポケットを
嵌め込み、ポケットの背面壁に設けた係止爪を補強用ブ
ラケットの係止孔内に係着するとともに、ポケットの底
面部を補強用ブラケットに固着したことを特徴とする。
【0010】ここで、ポケットの設置対象となる内装部
品としては、ワンボックスカーのリヤサイドトリムなど
のように、大型の内装部品で、特に熱伸縮による歪み変
形が現れやすい部品に適しており、ポケットは、ポリプ
ロピレン樹脂等の合成樹脂の射出成形体からなり、長尺
状のケース体として成形され、マップ類やカセットテー
プ等を収容する備品収容凹部の他に、ドリンクホルダや
小銭入れ等が一体に成形されていても良い。
品としては、ワンボックスカーのリヤサイドトリムなど
のように、大型の内装部品で、特に熱伸縮による歪み変
形が現れやすい部品に適しており、ポケットは、ポリプ
ロピレン樹脂等の合成樹脂の射出成形体からなり、長尺
状のケース体として成形され、マップ類やカセットテー
プ等を収容する備品収容凹部の他に、ドリンクホルダや
小銭入れ等が一体に成形されていても良い。
【0011】上記ポケットは、内装部品に開設したポケ
ット用開口内に嵌込み固定されるが、補強用ブラケット
を介して取り付けられる。すなわち、補強用ブラケット
は帯状鉄板等の剛性材からなり、所要形状に成形され、
上下端末で内装部品裏面に設けた取付用ボス内にビス止
め固定して内装部品のポケット用開口内に固定されてお
り、この補強用ブラケットには係止孔とビス止め孔が設
けられている。
ット用開口内に嵌込み固定されるが、補強用ブラケット
を介して取り付けられる。すなわち、補強用ブラケット
は帯状鉄板等の剛性材からなり、所要形状に成形され、
上下端末で内装部品裏面に設けた取付用ボス内にビス止
め固定して内装部品のポケット用開口内に固定されてお
り、この補強用ブラケットには係止孔とビス止め孔が設
けられている。
【0012】そして、補強用ブラケットの係止孔に係着
する係止爪がポケットの背面壁にフック状に突設形成さ
れているとともに、ポケットの底面部には補強用ブラケ
ットのビス止め孔に対応して取付孔が開設されている。
する係止爪がポケットの背面壁にフック状に突設形成さ
れているとともに、ポケットの底面部には補強用ブラケ
ットのビス止め孔に対応して取付孔が開設されている。
【0013】尚、この補強用ブラケットは1箇所でも良
いが、2箇所あるいは3箇所のようにポケットの長さ寸
法に応じて複数箇所に設定されていれば、それだけ開口
縁部の剛性を強化でき、また、ポケットの取付強度を堅
固にすることができる。
いが、2箇所あるいは3箇所のようにポケットの長さ寸
法に応じて複数箇所に設定されていれば、それだけ開口
縁部の剛性を強化でき、また、ポケットの取付強度を堅
固にすることができる。
【0014】更に、ポケットの周縁フランジにおける前
縁フランジの先端を下側に向くフック状に形成し、ポケ
ット用開口の前縁部を嵌着保持すれば、内装部品とポケ
ットとの間の合せ精度が向上する。
縁フランジの先端を下側に向くフック状に形成し、ポケ
ット用開口の前縁部を嵌着保持すれば、内装部品とポケ
ットとの間の合せ精度が向上する。
【0015】以上の構成から明らかなように、内装部品
に設けられるポケット用開口は、補強用ブラケットによ
り開口縁部の剛性が強化されているため、内装部品に熱
伸縮等の変形が生じた場合においても、ポケット用開口
周縁部に歪み変形が生じることがなく、ポケットの周縁
部と内装部品との間にスキが生じない。
に設けられるポケット用開口は、補強用ブラケットによ
り開口縁部の剛性が強化されているため、内装部品に熱
伸縮等の変形が生じた場合においても、ポケット用開口
周縁部に歪み変形が生じることがなく、ポケットの周縁
部と内装部品との間にスキが生じない。
【0016】更に、ポケットを内装部品に取り付けるに
は、ポケットをポケット用開口内に嵌め込んで、補強用
ブラケットの係止孔にポケット背面壁に設けた係止爪を
係着するとともに、ポケットの底面部を補強用ブラケッ
トに固定すれば良く、内装部品の表面側から取付作業が
行なえるとともに、ポケットの座面部を補強用ブラケッ
トから外し、かつ係止爪の係着を解除すれば、ポケット
を内装部品から簡単に取り外すことが可能となる。
は、ポケットをポケット用開口内に嵌め込んで、補強用
ブラケットの係止孔にポケット背面壁に設けた係止爪を
係着するとともに、ポケットの底面部を補強用ブラケッ
トに固定すれば良く、内装部品の表面側から取付作業が
行なえるとともに、ポケットの座面部を補強用ブラケッ
トから外し、かつ係止爪の係着を解除すれば、ポケット
を内装部品から簡単に取り外すことが可能となる。
【0017】また、ポケットは、底面部分を補強用ブラ
ケットにビス止め固定するとともに、ポケット背面壁に
設けた係止爪を補強用ブラケットの係止孔に係着すると
いう構成であるため、ポケットの動きを有効に規制で
き、かつ、ポケットの周縁フランジとポケット用開口と
の間のラップ寸法を最小にでき、ポケット開口幅を大き
く設定できる。
ケットにビス止め固定するとともに、ポケット背面壁に
設けた係止爪を補強用ブラケットの係止孔に係着すると
いう構成であるため、ポケットの動きを有効に規制で
き、かつ、ポケットの周縁フランジとポケット用開口と
の間のラップ寸法を最小にでき、ポケット開口幅を大き
く設定できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るポケットの取
付構造の実施形態について、添付図面を参照しながら詳
細に説明する。
付構造の実施形態について、添付図面を参照しながら詳
細に説明する。
【0019】図1は本発明のポケットを設置したリヤサ
イドトリムの全体図、図2は同リヤサイドトリムの構成
を示す断面図、図3はポケットの取付構造を示す分解斜
視図、図4はポケットの取付構造を示す断面図である。
イドトリムの全体図、図2は同リヤサイドトリムの構成
を示す断面図、図3はポケットの取付構造を示す分解斜
視図、図4はポケットの取付構造を示す断面図である。
【0020】まず、図1,図2において、本発明による
ポケットの取付構造を適用するリヤサイドトリムの構成
について簡単に説明する。
ポケットの取付構造を適用するリヤサイドトリムの構成
について簡単に説明する。
【0021】図面において、リヤサイドトリム10は、
アッパーメンバー20とロアメンバー30との上下2分
割体から構成されており、ワンボックスカーのラゲージ
ルームの側壁に内装される関係で、車両の前後方向に沿
う長寸の成形体から構成されている。
アッパーメンバー20とロアメンバー30との上下2分
割体から構成されており、ワンボックスカーのラゲージ
ルームの側壁に内装される関係で、車両の前後方向に沿
う長寸の成形体から構成されている。
【0022】更に詳しくは、上記アッパーメンバー20
は、所要形状に成形された樹脂芯材21表面に表皮材2
2を貼着した積層構造体からなり、本実施形態において
は、タルクを混入したポリプロピレン樹脂材料を素材と
した樹脂芯材21を使用するとともに、表皮材22とし
ては、クロス裏面にポリエチレンフォーム等の発泡層を
裏打ちした積層シート材料が使用されている。
は、所要形状に成形された樹脂芯材21表面に表皮材2
2を貼着した積層構造体からなり、本実施形態において
は、タルクを混入したポリプロピレン樹脂材料を素材と
した樹脂芯材21を使用するとともに、表皮材22とし
ては、クロス裏面にポリエチレンフォーム等の発泡層を
裏打ちした積層シート材料が使用されている。
【0023】一方、ロアメンバー30は、表面に絞模様
等を刻設したポリプロピレン樹脂の成形体から構成さ
れ、アッパーメンバー20とロアメンバー30との外観
上のアクセント効果により意匠性を向上させており、こ
のロアメンバー30は、複雑な曲面形状に成形され、各
種備品を収容できるポケット40や各種スイッチユニッ
ト31,開閉リッド32,カーペット33が付設されて
いる。
等を刻設したポリプロピレン樹脂の成形体から構成さ
れ、アッパーメンバー20とロアメンバー30との外観
上のアクセント効果により意匠性を向上させており、こ
のロアメンバー30は、複雑な曲面形状に成形され、各
種備品を収容できるポケット40や各種スイッチユニッ
ト31,開閉リッド32,カーペット33が付設されて
いる。
【0024】次に、図3,図4に基づいて、本発明の要
部構成について説明する。
部構成について説明する。
【0025】図3はポケット40の取付構造を説明する
分解斜視図、図4は同ポケット40をリヤサイドトリム
10(実際にはロアメンバー30)に取り付けた状態を
示す断面図である。
分解斜視図、図4は同ポケット40をリヤサイドトリム
10(実際にはロアメンバー30)に取り付けた状態を
示す断面図である。
【0026】まず、ポケット40は、ポリプロピレン樹
脂を射出成形してなる長尺状のケース体からなり、周縁
フランジ41が周設形成されているとともに、ポケット
40の後半部分は小型のマップ類やカセットテープ等を
収容する備品収容凹部42が形成されており、前半部分
には、缶等を収容するドリンクホルダ43や小銭入れ4
4が形成され、利便性を高めたポケット40として構成
されている。
脂を射出成形してなる長尺状のケース体からなり、周縁
フランジ41が周設形成されているとともに、ポケット
40の後半部分は小型のマップ類やカセットテープ等を
収容する備品収容凹部42が形成されており、前半部分
には、缶等を収容するドリンクホルダ43や小銭入れ4
4が形成され、利便性を高めたポケット40として構成
されている。
【0027】そして、このポケット40の背面壁45の
前後2箇所に係止爪46が突設形成されているととも
に、ポケット40の底面部47の2箇所にビス止め孔4
8が開設されている。
前後2箇所に係止爪46が突設形成されているととも
に、ポケット40の底面部47の2箇所にビス止め孔4
8が開設されている。
【0028】また、このポケット40を設置するロアメ
ンバー30にポケット40を収容するための比較的面積
の大きなポケット用開口34が開設されており、このポ
ケット用開口34の周縁部分の剛性を強化するととも
に、ポケット40の堅固な取り付けを図る目的でポケッ
ト用開口34を車幅方向に沿って橋掛けするように補強
用ブラケット50が設置されている。
ンバー30にポケット40を収容するための比較的面積
の大きなポケット用開口34が開設されており、このポ
ケット用開口34の周縁部分の剛性を強化するととも
に、ポケット40の堅固な取り付けを図る目的でポケッ
ト用開口34を車幅方向に沿って橋掛けするように補強
用ブラケット50が設置されている。
【0029】この補強用ブラケット50は、帯状鉄板を
図示する形状に折曲形成してなり、ロアメンバー30へ
の取付部分である上下端末にそれぞれトリム取付用孔5
1,52が開設されているとともに、ポケット40の係
止爪46を係着する係止孔53が形成され、かつ、ポケ
ット40の底面部47のビス止め孔48に一致するよう
に取付孔54が開設されている。
図示する形状に折曲形成してなり、ロアメンバー30へ
の取付部分である上下端末にそれぞれトリム取付用孔5
1,52が開設されているとともに、ポケット40の係
止爪46を係着する係止孔53が形成され、かつ、ポケ
ット40の底面部47のビス止め孔48に一致するよう
に取付孔54が開設されている。
【0030】更に、ロアメンバー30には、補強用ブラ
ケット50を固定するための取付用ボス35並びに補強
用ブラケット50を支持する補強リブ36が形成されて
おり、図4に示すように、ロアメンバー30の内面側に
補強用ブラケット50を位置決めし、ビス60を補強用
ブラケット50のトリム取付用孔51,52内に挿通し
て、ロアメンバー30の取付用ボス35内に締付固定す
ることにより、ロアメンバー30に補強用ブラケット5
0を強固に取り付ける。
ケット50を固定するための取付用ボス35並びに補強
用ブラケット50を支持する補強リブ36が形成されて
おり、図4に示すように、ロアメンバー30の内面側に
補強用ブラケット50を位置決めし、ビス60を補強用
ブラケット50のトリム取付用孔51,52内に挿通し
て、ロアメンバー30の取付用ボス35内に締付固定す
ることにより、ロアメンバー30に補強用ブラケット5
0を強固に取り付ける。
【0031】次いで、ロアメンバー30の製品表面側か
らポケット40をポケット用開口34内に嵌着し、ポケ
ット40の背面壁45の係止爪46を補強用ブラケット
50の係止孔53内に係着するとともに、ポケット40
の底面部47のビス止め孔48内にビス61を挿通し、
補強用ブラケット50の取付孔54内にグロメット62
を介して締付固定すれば良い。
らポケット40をポケット用開口34内に嵌着し、ポケ
ット40の背面壁45の係止爪46を補強用ブラケット
50の係止孔53内に係着するとともに、ポケット40
の底面部47のビス止め孔48内にビス61を挿通し、
補強用ブラケット50の取付孔54内にグロメット62
を介して締付固定すれば良い。
【0032】また、周縁フランジ41の前縁フランジ4
1aは、フック状に形成され、ポケット用開口34の前
縁部34aを嵌着保持している。
1aは、フック状に形成され、ポケット用開口34の前
縁部34aを嵌着保持している。
【0033】尚、長尺状のポケット40は、ポケット用
開口34の長手方向に間隔をおいて2箇所に設置した補
強用ブラケット50を介して固定されているが、例え
ば、1箇所設置の補強用ブラケット50では、ブラケッ
ト50の固定点を中心として左右側に転びやすいが、上
述したように2箇所に補強用ブラケット50を設置した
場合には、ポケット40が左右側に転ぶことなく安定し
て支持することができ、また、ポケット40の長さ寸法
に応じて、補強用ブラケット50を3箇所に設定しても
良い。
開口34の長手方向に間隔をおいて2箇所に設置した補
強用ブラケット50を介して固定されているが、例え
ば、1箇所設置の補強用ブラケット50では、ブラケッ
ト50の固定点を中心として左右側に転びやすいが、上
述したように2箇所に補強用ブラケット50を設置した
場合には、ポケット40が左右側に転ぶことなく安定し
て支持することができ、また、ポケット40の長さ寸法
に応じて、補強用ブラケット50を3箇所に設定しても
良い。
【0034】このように、本発明に係るポケット40の
取付構造によれば、ポケット用開口34の縁部が補強用
ブラケット50によりその剛性が強化されているため、
リヤサイドトリム10の特にロアメンバー30は、熱伸
縮により歪み変形が生じやすいが、補強用ブラケット5
0によりこの歪み変形を規制できるため、ポケット用開
口34周縁部分に歪み変形が生じることがなく、ポケッ
ト40のフランジ41とロアメンバー30表面との間に
スキが生じることがなく、また、下方向に撓むいわゆる
ベコツキ感を使用者に与えることがない。
取付構造によれば、ポケット用開口34の縁部が補強用
ブラケット50によりその剛性が強化されているため、
リヤサイドトリム10の特にロアメンバー30は、熱伸
縮により歪み変形が生じやすいが、補強用ブラケット5
0によりこの歪み変形を規制できるため、ポケット用開
口34周縁部分に歪み変形が生じることがなく、ポケッ
ト40のフランジ41とロアメンバー30表面との間に
スキが生じることがなく、また、下方向に撓むいわゆる
ベコツキ感を使用者に与えることがない。
【0035】更に、ポケット40は、図4に示すよう
に、係止爪46が補強用ブラケット50の係止孔53に
係着しているため、図4中X方向(車幅方向)の規制が
できるとともに、ビス61を補強用ブラケット50の取
付孔54内に締め付けているため、図中Z方向(上下方
向)においても規制することができ、車幅方向及び上下
方向の変形を防止して、これらの方向にベコツクことが
なく、堅固な取付強度を確保することができる。
に、係止爪46が補強用ブラケット50の係止孔53に
係着しているため、図4中X方向(車幅方向)の規制が
できるとともに、ビス61を補強用ブラケット50の取
付孔54内に締め付けているため、図中Z方向(上下方
向)においても規制することができ、車幅方向及び上下
方向の変形を防止して、これらの方向にベコツクことが
なく、堅固な取付強度を確保することができる。
【0036】また、合せ部にスキが生じないため、従来
スキ発生による見栄え低下を未然に防止できるととも
に、図4中a,b寸法を最小に設定できることにより、
ポケット40の開口幅c寸法を大きく設定できる。
スキ発生による見栄え低下を未然に防止できるととも
に、図4中a,b寸法を最小に設定できることにより、
ポケット40の開口幅c寸法を大きく設定できる。
【0037】加えて、ポケット40はロアメンバー30
の製品表面側から取り付けることができるため、従来の
ように内装部品の裏面側からビス止めする作業に比べ、
組付作業が著しく簡素化できるとともに、ポケット40
を交換する作業は、ビス61を取り外し、係止爪46の
係合を解除すればロアメンバー30を車体パネルから取
り外す必要がなく、簡単にポケット40だけを取り外す
ことができ、ポケット40の交換作業、あるいは清掃に
よる取り外しが簡単に行なえ、メンテナンスが簡単に行
なえるという利点がある。
の製品表面側から取り付けることができるため、従来の
ように内装部品の裏面側からビス止めする作業に比べ、
組付作業が著しく簡素化できるとともに、ポケット40
を交換する作業は、ビス61を取り外し、係止爪46の
係合を解除すればロアメンバー30を車体パネルから取
り外す必要がなく、簡単にポケット40だけを取り外す
ことができ、ポケット40の交換作業、あるいは清掃に
よる取り外しが簡単に行なえ、メンテナンスが簡単に行
なえるという利点がある。
【0038】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明は、以下に記
載する格別の作用効果を有する。
載する格別の作用効果を有する。
【0039】(1)本発明に係るポケットの取付構造
は、内装部品に開設するポケット用開口の剛性を補強用
ブラケットにより強化するとともに、この補強用ブラケ
ットにポケットを堅固に取り付けるというものであるか
ら、内装部品に歪み変形が生じた場合でも、ポケット用
開口周縁部に歪み変形が現れず、ポケット周縁部分と内
装部品との間にスキが生じることがなく、ポケット周縁
部の見栄えを長期に亘り美麗に維持することができると
いう効果を有する。
は、内装部品に開設するポケット用開口の剛性を補強用
ブラケットにより強化するとともに、この補強用ブラケ
ットにポケットを堅固に取り付けるというものであるか
ら、内装部品に歪み変形が生じた場合でも、ポケット用
開口周縁部に歪み変形が現れず、ポケット周縁部分と内
装部品との間にスキが生じることがなく、ポケット周縁
部の見栄えを長期に亘り美麗に維持することができると
いう効果を有する。
【0040】(2)本発明に係るポケットの取付構造
は、内装部品に開設するポケット用開口の剛性を補強用
ブラケットにより強化するとともに、この補強用ブラケ
ットにポケットを堅固に取り付けるというものであるか
ら、車幅方向並びに上下方向に沿う位置ズレを規制する
ことができ、ベコツキ感がなく、安定したポケット取付
強度を長期に亘り保証することができるとともに、ポケ
ットの周縁フランジとポケット用開口との間のラップ寸
法を小さくできるという効果を有する。
は、内装部品に開設するポケット用開口の剛性を補強用
ブラケットにより強化するとともに、この補強用ブラケ
ットにポケットを堅固に取り付けるというものであるか
ら、車幅方向並びに上下方向に沿う位置ズレを規制する
ことができ、ベコツキ感がなく、安定したポケット取付
強度を長期に亘り保証することができるとともに、ポケ
ットの周縁フランジとポケット用開口との間のラップ寸
法を小さくできるという効果を有する。
【0041】(3)本発明に係るポケットの取付構造
は、内装部品に開設するポケット用開口の剛性を補強用
ブラケットにより強化するとともに、この補強用ブラケ
ットにポケットを堅固に取り付けるというものであるか
ら、従来のトリム裏面側からビス止めする必要がなく、
トリム表面側から取付作業が可能となり、取付作業性が
向上するという効果を有する。
は、内装部品に開設するポケット用開口の剛性を補強用
ブラケットにより強化するとともに、この補強用ブラケ
ットにポケットを堅固に取り付けるというものであるか
ら、従来のトリム裏面側からビス止めする必要がなく、
トリム表面側から取付作業が可能となり、取付作業性が
向上するという効果を有する。
【0042】(4)本発明に係るポケットの取付構造
は、内装部品に開設するポケット用開口の剛性を補強用
ブラケットにより強化するとともに、この補強用ブラケ
ットにポケットを係止爪の係着とビス止めにより堅固に
取り付けるというものであるから、ポケットの交換並び
にポケットの清掃の際、ポケットを内装部品から取り外
す際、従来のように内装部品を車体パネルから取り外す
必要がなく、内装部品からポケットを簡単に取り外すこ
とができ、メンテナンスが向上するという効果を有す
る。
は、内装部品に開設するポケット用開口の剛性を補強用
ブラケットにより強化するとともに、この補強用ブラケ
ットにポケットを係止爪の係着とビス止めにより堅固に
取り付けるというものであるから、ポケットの交換並び
にポケットの清掃の際、ポケットを内装部品から取り外
す際、従来のように内装部品を車体パネルから取り外す
必要がなく、内装部品からポケットを簡単に取り外すこ
とができ、メンテナンスが向上するという効果を有す
る。
【0043】(5)請求項2記載のポケットの取付構造
によれば、ポケット用開口の長手方向に間隔をおいて、
少なくとも2箇所以上に補強用ブラケットを設置すると
いう構成であるため、ポケット用開口縁部の剛性がより
強固なものとなり、また、ポケットを複数の補強用ブラ
ケットで支持するため、ポケットの左右方向に向く転び
がなく、ポケットの取付強度をより安定化させることが
できるという効果を有する。
によれば、ポケット用開口の長手方向に間隔をおいて、
少なくとも2箇所以上に補強用ブラケットを設置すると
いう構成であるため、ポケット用開口縁部の剛性がより
強固なものとなり、また、ポケットを複数の補強用ブラ
ケットで支持するため、ポケットの左右方向に向く転び
がなく、ポケットの取付強度をより安定化させることが
できるという効果を有する。
【0044】(6)請求項3記載のポケットの取付構造
によれば、ポケットの周縁フランジにおける前縁フラン
ジは、ポケット用開口の前縁部を抱込み保持するフック
状に形成し、両者のラップ寸法を小さくできるため、ポ
ケットの開口幅(車幅方向寸法)を大きく設定できると
いう効果を有する。
によれば、ポケットの周縁フランジにおける前縁フラン
ジは、ポケット用開口の前縁部を抱込み保持するフック
状に形成し、両者のラップ寸法を小さくできるため、ポ
ケットの開口幅(車幅方向寸法)を大きく設定できると
いう効果を有する。
【図1】本発明に係るポケットの取付構造の一実施形態
を示すリヤサイドトリムの全体図。
を示すリヤサイドトリムの全体図。
【図2】図1中II−II線断面図。
【図3】本発明に係るポケットの取付構造の一実施形態
を示す分解斜視図。
を示す分解斜視図。
【図4】図3に示すポケットをリヤサイドトリムに取り
付けた状態を示す要部断面図。
付けた状態を示す要部断面図。
【図5】ポケットを設置したリヤサイドトリムの従来例
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【図6】従来のポケットの取付構造を示す断面図。
10 リヤサイドトリム 20 アッパーメンバー 30 ロアメンバー 34 ポケット用開口 40 ポケット 41 周縁フランジ 45 背面壁 46 係止爪 47 底面部 48 ビス止め孔 50 補強用ブラケット 53 係止孔 54 取付孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 一郎 神奈川県高座郡寒川町宮山3316番地 河西 工業株式会社寒川本社工場内
Claims (3)
- 【請求項1】 内装部品(30)に設けた比較的面積の
大きなポケット用開口(34)内に長尺状のケース体か
らなるポケット(40)を取り付けるポケットの取付構
造において、 前記ポケット用開口(34)内には、帯状体からなる補
強用ブラケット(50)が橋掛け固定されており、該ポ
ケット用開口(34)内に、ポケット(40)を嵌め込
み、ポケット(40)の背面壁(45)に設けた係止爪
(46)を補強用ブラケット(50)の係止孔(53)
内に係着するとともに、ポケット(40)の底面部(4
7)を補強用ブラケット(50)に固着したことを特徴
とするポケットの取付構造。 - 【請求項2】 前記補強用ブラケット(50)は、ポケ
ット用開口(34)の長手方向に間隔をおいて、少なく
とも2箇所以上に配設されていることを特徴とする請求
項1記載ポケットの取付構造。 - 【請求項3】 前記ポケット(40)の周縁フランジ
(41)における前縁フランジ(41a)は、ポケット
用開口(34)の前縁部(34a)を抱込み保持するフ
ック状に形成されていることを特徴とする請求項1,2
記載のポケットの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5741697A JPH10250486A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | ポケットの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5741697A JPH10250486A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | ポケットの取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10250486A true JPH10250486A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=13055054
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5741697A Pending JPH10250486A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | ポケットの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10250486A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200465923Y1 (ko) | 2011-12-15 | 2013-03-25 | 한일이화주식회사 | 도어트림 어셈블리 |
-
1997
- 1997-03-12 JP JP5741697A patent/JPH10250486A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200465923Y1 (ko) | 2011-12-15 | 2013-03-25 | 한일이화주식회사 | 도어트림 어셈블리 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020107 |