JP4246547B2 - スパッタリング装置、及びスパッタリング方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はマグネトロンスパッタリング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、成膜対象物である基板の大型化に伴い、スパッタ源も大型のものが要求されるが、ターゲットの大型化は困難であるため、図6に示すように、小型のターゲット115を複数個有するスパッタ源103が考案されている。このスパッタ源103のターゲット115は、同一平面上に並べられ、各ターゲット115の間にアノード電極113が配置されている。
【0003】
各ターゲット115の表面は成膜対象物である基板に向けられ、裏面側には磁界形成装置125がそれぞれ配置されており、スパッタ源103が置かれた真空槽内にスパッタガスを導入し、各アノード電極113を接地電位に置いた状態で、各ターゲット115に同時に電圧を印加すると、磁界形成装置125によって形成される磁界によって電子がターゲットの表面近傍に拘束され、ターゲット115がスパッタされる。
【0004】
しかしながら、このスパッタ源103ではターゲット115の間にアノード電極113を配置するため、アノード電極113の分だけターゲット115間の隙間が大きくなり、基板のターゲット間の隙間と対向する部分の膜質が、ターゲットと対向する部分の膜質と異なることがある。
【0005】
例えば、長さ1380mm、幅230mm、厚さ6mmのITO(インジウム錫酸化物)からなるターゲットを4つ用い、各ターゲットの間にアノード電極を配置し、成膜温度が200℃、各ターゲットに印加する直流電力がそれぞれ5.7kW、4.6kW、4.6kW、5.7kW、磁石部材のスキャン回数7回、成膜圧力が0.67Pa、アルゴンガスの流量が100sccmの条件で、長さ880mm、幅680mm、厚さ6mmの基板の表面に推定膜厚100nmのITO薄膜を成膜したところ、図7に示すようにターゲットの隙間と対向する位置でシート抵抗値が高く、シート抵抗値の分布は25±10Ω/□であった。このように、従来技術のスパッタ源では、形成される膜の膜質のばらつきが大きく、膜質が均一な薄膜を大型基板に形成することは困難であった。
【0006】
【特許文献1】
米国特許第6,284,106号明細書
【特許文献2】
米国特許第6,093,293号明細書
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記従来技術の不都合を解決するために創作されたものであり、その目的は、大型基板に膜質分布が均一な薄膜を形成する技術を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、真空槽と、前記真空槽内に配置され、成膜対象物が配置されるホルダと、前記真空槽内の前記ホルダと対向する位置に配置され、複数のターゲットが設けられたスパッタ源とを有し、前記各ターゲットが一緒にスパッタリングされるスパッタリング装置であって、該スパッタ源は、細長のアノード電極がターゲット取付板の表面に複数本配置され、前記アノード電極と前記アノード電極の間の位置にはカソード電極がそれぞれ配置され、前記ターゲットは、前記各カソード電極上に配置され、前記ターゲット取付板の裏面側には磁石保持部材が配置され、前記磁石保持部材上の前記各ターゲットの真裏位置には、前記各ターゲットの表面に磁界を形成する磁界形成装置がそれぞれ配置され、前記ターゲット取付板と前記磁石保持部材は、移動装置に接続され、前記移動装置は、前記ターゲットを、前記各ターゲットの表面が位置する平面と平行な方向に、前記ホルダに対して移動させると共に、前記磁界形成装置を前記ターゲットに対して相対的に移動させるように構成されたスパッタリング装置である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のスパッタリング装置であって、前記移動装置は、前記磁界形成装置を前記ホルダに対して相対的に移動させるように構成されたスパッタリング装置である。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2のいずれか1項記載のスパッタリング装置であって、前記各アノード電極は互いに平行に配置され、前記移動装置は、前記各ターゲットを、前記アノード電極とは略垂直な方向に往復移動させるように構成されたスパッタリング装置である。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載のスパッタリング装置であって、前記移動装置は、前記ターゲットの前記アノード電極に対して直角な方向の移動量を、前記アノード電極の幅以上にするように構成されたスパッタリング装置である。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載のスパッタリング装置であって、前記移動装置は、前記磁界形成装置を移動させる場合に、前記磁界形成装置が前記アノード電極の真裏に位置しないように、前記磁界形成装置を前記アノード電極と前記アノード電極の間の範囲で移動させるスパッタリング装置である。
請求項6記載の発明は、細長のアノード電極が複数本略同一平面上に配置され、前記アノード電極と前記アノード電極の間の位置にはカソード電極が配置され、前記カソード電極上にはターゲットがそれぞれ配置され、前記各ターゲットの裏面側には、前記ターゲット表面に磁界を形成する磁界形成装置がそれぞれ配置されたスパッタ源を用い、成膜対象物を前記各ターゲットの表面に対向して配置し、前記各ターゲットをスパッタして前記各ターゲットから一緒にスパッタリング粒子を放出させ、前記成膜対象物表面に薄膜を形成するスパッタリング方法であって、前記スパッタリング中に、前記各ターゲット表面が位置する平面と、前記成膜対象物の表面が位置する平面との間の距離を変えずに、前記各ターゲットを前記成膜対象物に対して移動させると共に、前記磁界形成装置と前記各ターゲットの前記裏面との間の距離を変えずに、前記磁界形成装置と前記ターゲットとを相対的に移動させるスパッタリング方法である。
請求項7記載の発明は、請求項6記載のスパッタリング装置であって、前記磁界形成装置と前記成膜対象物とを相対的に移動させるスパッタリング方法である。
請求項8記載の発明は、請求項6又は請求項7のいずれか1項記載のスパッタリング方法であって、前記各アノード電極の幅は略等しく、前記各アノード電極は互いに平行に配置され、前記ターゲットの前記成膜対象物に対する移動量は、前記アノード電極の幅方向と平行な成分が、前記アノード電極の幅よりも大きくされたスパッタリング方法である。
請求項9記載の発明は、請求項6乃至請求項8のいずれか1項記載のスパッタリング方法であって、前記各ターゲットを前記各アノード電極と一緒に同じ方向に移動させるスパッタリング方法である。
請求項10記載の発明は、請求項6乃至請求項9のいずれか1項記載のスパッタリング方法であって、前記磁界形成装置が前記アノード電極の真裏に位置しないように、前記磁界形成装置を前記アノード電極と前記アノード電極の間の範囲で移動させるスパッタリング方法である。
【0009】
本発明は上記のように構成されており、カソード電極とカソード電極の間の位置にアノード電極が配置されている。従って、カソード電極とアノード電極とは近接しており、各カソード電極に、アノード電極に対して負の高電圧や交流電圧を印加すると、各カソード電極上に位置するターゲットの表面に均一なプラズマが形成されるようになっている。
【0010】
各カソード電極上に同じ材料で構成されたターゲットを配置し、各カソード電極に同じ大きさの電圧を印加すると、各ターゲットのスパッタリング速度は同一になる。
【0011】
各ターゲットに対向させ、1枚の大口径基板を配置し、各ターゲットを基板に対して移動させる場合、各ターゲットを、アノード電極の幅以上移動させると、基板のどの位置であってもアノード電極と対向したままの部分はなくなり、全ての部分がターゲットと対向するようになるから、基板表面に膜厚や膜質分布が均一な薄膜を形成することができる。
【0012】
幅が異なるアノード電極がある場合、各ターゲットの移動量は、最大の幅以上にする。各ターゲットとアノード電極の間の距離が無視できないほど大きい場合、各ターゲットの移動量はターゲット同士の間隔以上にするとよい。
【0013】
更に、各ターゲットの裏面側に配置された磁界形成装置は、各ターゲットに対して相対的に移動しながらスパッタリングが行われるようになっており、その結果、ターゲットの広い領域がスパッタリングされ、ターゲットの使用効率が向上する。
【0014】
更に、各磁界形成装置が、ターゲットに対して相対移動し、且つ、成膜対象の基板に対して相対移動するようにすると、各磁界形成装置によって形成される磁界が基板に対して相対移動し、その結果、基板表面に形成される薄膜の膜厚分布が一層均一になる。
【0015】
各磁界形成装置は、アノード電極の真裏に位置しないように、アノード電極とアノード電極の間の範囲で移動するため、アノード電極表面に強磁界が形成されず、アノード電極がスパッタされないようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下で図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。図1の符号1は本発明のスパッタ源を用いたスパッタリング装置を示している。このスパッタリング装置1は、真空槽2と、真空槽2内部の天井側に配置された基板ホルダ7と、真空槽2内部の基板ホルダ7の下方の対向する位置に配置されたスパッタ源3とを有している。
【0017】
スパッタ源3はターゲット取り付け板11を有している。ターゲット取り付け板11上には、細長のアノード電極31が複数本互いに平行に離間して配置されている。各アノード電極31の両端には図2に示すように細長の接続電極32が配置されている。各アノード電極31と、両端の接続電極32とは互いに接続されており、それら電極31、32によって開口39が形成されている。
【0018】
各開口39内部には、カソード電極13がアノード電極31及び接続電極32に接触しないように配置されており、従って、各カソード電極13はアノード電極31とアノード電極31との間に位置している。
【0019】
各カソード電極13上には、ターゲット15が、カソード電極13と同様にアノード電極31や接続電極32に接触しないように配置されている。ターゲット15は開口39よりも小径に形成されており、ターゲット15は開口39の中央部分に位置するため、ターゲット15の表面であって、カソード電極13とは反対側の面は、開口39内に露出している。
【0020】
各ターゲット15の表面は面一にされており、後述する基板を基板ホルダ7に保持させた状態では、基板がターゲット15の表面と平行配置されてるようになっている。ターゲット取り付け板11の裏面位置であって、カソード電極13とは反対側の位置には、板状の磁石保持部材21がターゲット取り付け板11と略平行に配置されている。
【0021】
磁石保持部材21上であって、ターゲット取り付け板11と磁石保持部材21との間の位置には複数の磁界形成装置25が配置されている。各磁界形成装置25はカソード電極13及びターゲット15の真裏に位置しており、結局、ターゲット取り付け板11とカソード電極13とを挟んで、ターゲット15と磁界形成装置25が互いに対向している。
【0022】
磁界形成装置25の幅は、カソード電極13やターゲット15の幅よりも小さく、後述するように、磁界形成装置25が静止した状態では、磁界形成装置25はターゲット15の真裏に位置する。このスパッタリング装置1は、真空槽2外部に配置された移動装置41を有している。移動装置41は第一、第二のモータ42a、42bを有している。
【0023】
ターゲット取り付け板11と磁石保持部材21は、動力伝達部材43a、43bを介して第一、第二のモータ42a、42bに接続されており、第一、第二のモータ42a、42bを動作させると、第一、第二のモータ42a、42bの動力が動力伝達部材43a、43bによってターゲット取り付け板11と磁石保持部材21に伝達され、ターゲット取り付け板11と磁石保持部材21が互いに平行な状態を維持したまま移動するようになっている。
【0024】
ターゲット取り付け板11上のアノード電極31、カソード電極13、及びターゲット15はそれぞれターゲット取り付け板11に対して固定されており、上述したように第一のモータ42aを動作させてターゲット取り付け板11を移動させると、アノード電極31とカソード電極13とターゲット15とが一緒に同じ方向に動くようになっている。
【0025】
磁界形成装置25は1又は2以上の永久磁石で構成されており、各磁石は磁石取り付け部材21にそれぞれ固定されているので、上述したように第二のモータ42bを動作させ、磁石保持部材21を移動させると、各磁界形成装置25が一緒に同じ方向に動くようになっている。
【0026】
真空槽2外には真空排気系9とスパッタガス供給系8が配置されており、真空排気系9によって、真空槽2内を真空排気し、真空雰囲気を形成する。真空槽2内の真空雰囲気を維持したまま、成膜対象物である基板を真空槽2内に搬入し、基板ホルダ7に保持させる。次いで、スパッタガス供給系8からスパッタガスであるアルゴン(Ar)ガスを真空槽2内部に導入し、所定圧力の成膜雰囲気を形成する。
【0027】
このスパッタリング装置1では、アノード電極31と真空槽2は接地電位に置かれており、真空槽2内部の成膜雰囲気を維持したまま、各カソード電極13に同じ負電圧を印加すると、各ターゲット15の表面がそれぞれスパッタリングされ、各ターゲット15から放出されるスパッタリング粒子が同じ基板10の表面に到達する。
【0028】
ターゲット15がスパッタリングされるときには、基板10は静止した状態で基板ホルダ7に保持されているが、移動装置41によって、ターゲット取り付け板11が基板10に対して移動している。
【0029】
図1の符号Sは基板10のスパッタ源3と対向する側の面が位置する第一の平面を示し、符号Tはターゲット15の表面がそれぞれ位置する第二の平面を示している。
【0030】
ターゲット取り付け板11は、移動装置41によって各ターゲット15の表面が第二の平面Tを平行な方向を移動するようにされており、ターゲット15の表面が全て同一平面内に位置するならば、各ターゲット15の表面がその第二の平面T内を移動する。
【0031】
従って、各ターゲット15は第一の平面Sと第二の平面Tとの間の距離D1を変えずに移動するので、アノード電極31の幅をAとすると、各ターゲット15をアノード電極31と垂直な方向に幅A以上移動させれば、基板10の表面は全てアノード電極31以外の部分と対向することになる。ここでは、アノード電極31とターゲット15との間の距離は十分に小さく、ターゲット15とターゲット15との間の間隔をA’とすると間隔A’はアノード電極13の幅Aと略等しいので、アノード電極31の幅A以上ターゲット15を移動させれば、基板10の表面全てがターゲット15と対向することになる。
【0032】
図3の符号(a)〜(c)は各ターゲット15を往復移動させたときの状態を示しており、図3では図の紙面左右方向にターゲット15が往復するとすると、(a)はターゲット15が左方向に移動したときであり、(c)はターゲット15が右方向に移動したときであり、(b)はその中間の状態を示している。
【0033】
ターゲット15はアノード電極31の幅方向に対して、左方向と右方向の両方に移動するから、ターゲット15の移動量がアノード電極の幅方向の中心を原点として、その幅方向に左A/2(+A/2)、右A/A(−A/2)になるようにターゲット15を往復移動させると、ターゲット15のアノード電極31の幅方向の移動量はアノード電極の幅(A)と等しくなる。
【0034】
ターゲット15がアノード電極31に対して垂直でない方向に移動する場合であっても、その移動量はアノード電極31に平行な方向と、直角な方向に分けられるので、結局、ターゲット15がアノード電極31に対して直角な方向の移動量がアノード電極31の幅A以上、より好ましくはターゲット15の間隔A’以上であれば、ターゲット15が円運動する場合や、アノード電極31に対して斜めに移動する場合であっても、基板10の表面の全てがアノード電極31以外の部分と対向することになる。
【0035】
また、ターゲット15がスパッタリングされるときには、各磁界形成装置25もターゲット15に対して往復移動するようになっている。
図1の符号Mは磁界形成装置25の表面であって、ターゲット15に向けられた面が位置する第三の平面を示している。
【0036】
上述したように磁石保持部材21はターゲット取り付け板11に対して平行な状態を維持したまま移動するので、第三の平面Mはターゲット15に対して平行に移動することになる。
【0037】
従って、各磁界形成装置25の表面が面一であれば、磁界形成装置25は、ターゲット15裏面までの距離D2を変えずに移動するので、磁界形成装置25の移動に伴いターゲット15の表面での漏洩磁界の強さが変わることがなく、スパッタリング速度が一定となる。ただし、ターゲット15上での特定された位置での磁界強度は変化する。
【0038】
また、各磁界形成装置25をターゲット15に対して移動させるときに、各磁界形成装置25をアノード電極31の間の位置で移動させれば、磁界形成装置25がアノード電極31と対向しないので、磁界により効率良くスパッタリングされる領域がアノード電極31にかかることがない。
【0039】
上述したスパッタリング装置1で、ITOからなるターゲット15(長さ1380mm、幅230mm、厚さ6mm)を4つスパッタ源3に配置し、成膜温度200℃、各ターゲット15への投入電力がそれぞれ5.7kW、4.6kW、4.6kW、5.7kW、磁界形成装置25のスキャン回数7回、成膜圧力が0.67Pa、アルゴンガスの流量が100sccmの条件で、長さ880mm、幅680mm、厚さ6mmの基板の表面に推定膜厚100nmのITO薄膜を成膜し、シート抵抗を測定したところ、そのシート抵抗値の分布は25±3Ω/□の範囲にあり、従来に比べてシート抵抗値のばらつきが小さいことが確認された。
【0040】
尚、ターゲット取り付け板11は、支持板12と、支持板12の片面に取り付けられた絶縁性の冷却板14とを有しており、冷却板14の支持板12に取り付けられた側の面には溝が設けられ、その溝の内周面と、支持板12とで囲まれた空間に冷却媒体が流れるように構成されている。カソード電極13はこの冷却板12に密着して取り付けられているので、溝の内周面と支持板12とで囲まれた空間に冷却媒体を流せば、カソード電極13とターゲット15とを冷却することができる。
【0041】
以上は、全てのターゲット15の表面が基板10に対して平行に配置された場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。図4は基板10の表面に対して傾斜したターゲット55を有する第二のスパッタ源50の間に、上述したスパッタ源3を配置した例を示しており、各スパッタ源3、50はアノード電極31、61が互いに平行になるよう配置されている。
【0042】
ターゲット15の表面が全て基板10と平行にされたスパッタ源3だけでは、基板10の端部の膜厚が薄くなりやすいが、第二のスパッタ源50によって、基板10表面端部に到達するスパッタリング粒子の量が補われるので、基板10の表面には膜厚分布が均一な膜が形成される。
【0043】
第二のスパッタ源50は、ターゲット55の基板10に向けられた面が、同一平面内を移動するように、ターゲット55と、取り付け板51と、アノード電極52と、カソード電極53とが一緒に往復移動するようになっている。従って、ターゲット55の表面は、基板に対して傾斜した角度を維持したまま、移動するようになっている。図4の符号69はその往復移動の方向を示している。
【0044】
第二のスパッタ源50のターゲット55の裏面側の位置には磁界形成装置65が配置されており、ターゲット55が移動するときには、この磁界形成装置65もターゲット55に対して往復移動するので、ターゲット55の広い領域がスパッタリングされるようになっている。
【0045】
また、ターゲット55は往復移動する場合に限られない。図5の符号70は第三のスパッタ源を示しており、この第三のスパッタ源70では、ターゲット75がその表面の中心部分を通る垂線88がある一点を中心89として、±θだけ動くように、取り付け板71と、アノード電極81と、カソード電極73と一緒に回転するように構成されている。
【0046】
上述したスパッタ源3は2つの第三のスパッタ源70の間に配置され、各スパッタ源3、70は、アノード電極31、81が互いに平行になるよう配置されている。
【0047】
第三のスパッタ源70では、磁界形成装置85はターゲット75と一緒に回転しながら、ターゲット75の表面に対して平行に往復移動するので、ターゲット75の広い領域がスパッタリングされる。
【0048】
以上は、全てのターゲット15を一緒に移動させる場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、ターゲット15同士が衝突しないのであれば、各ターゲット15を別々の取り付け板に固定して、別々に移動させることもできる。
【0049】
以上は、ターゲット15を、基板10に対してアノード電極31の幅A以上移動させる場合について説明したが、アノード電極31とターゲット15との間の距離が無視できない程大きい場合には、ターゲット15のアノード電極31に対して直角方向の移動量を、ターゲット15とターゲット15との間隔A’以上することが好ましい。
【0050】
以上は、基板10を静止させた状態でスパッタリングを行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、基板10を水平面内で回転させながらスパッタリングする場合や、基板10とターゲット15の両方を一緒に移動させる場合も本発明には含まれる。
【0051】
基板10とターゲット15の両方を一緒に移動させる場合には、結局、磁界形成装置25が、基板10とターゲット15の両方に対して相対的に移動することになるので、磁界形成装置25を静止させたままでもよい。また、磁界形成装置25が基板10やターゲット15に対して相対的に移動するのであれば、基板10とターゲット15を移動させると同時に、磁界形成装置25を移動させてもよい。
【0052】
また、スパッタリングのときに、各カソード電極13にそれぞれ異なる大きさの電圧を印加することも可能である。例えば、基板10の両端に近い位置のカソード電極13に、他のカソード電極13よりも大きい電圧を印加すれば、基板10に形成される膜の膜厚分布がより均一になる。さらに、アノード電極の位置、形状、電位等を適宜変化させることにより膜厚分布を調整することも可能である。
【0053】
スパッタガスの種類はアルゴンガスに限定されず、キセノン(Xe)ガス、クリプトン(Kr)ガス等種々のものを用いることができる。また、スパッタガスと一緒に酸素(O2)ガスのような反応ガスを真空槽2内に供給しながらスパッタリングを行うこともできる。磁界形成装置25は永久磁石で構成される場合に限定されず、1又は2以上の電磁石で構成された磁界形成装置25を用いることもできる。
【0054】
【発明の効果】
本発明によれば、スパッタリング中にターゲットが基板に対して移動するので、基板に形成される膜の膜厚分布と膜質分布が均一になる。また、スパッタリング中に磁界形成装置が基板に対して相対的に移動するので、基板の広い領域がスパッタリングされる。更に、磁界形成装置を基板に対しても相対的に移動するようにすれば、ターゲットが多くスパッタリングされる領域が基板に対して移動するので、基板に形成される膜の膜厚分布がより均一になる。また、磁界形成装置は、アノード電極の間の位置で動くので、アノード電極がスパッタリングされることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスパッタリング装置を説明する断面図
【図2】アノード電極とターゲットとの位置関係を説明する平面図
【図3】ターゲットが基板に対して移動するときの位置関係を説明する断面図
【図4】第二のスパッタ源を説明する断面図
【図5】第三のスパッタ源を説明する断面図
【図6】従来技術のスパッタ源を説明する断面図
【図7】従来技術のスパッタ源を用いた場合の膜質分布を説明するグラフ
【符号の説明】
1……スパッタリング装置 2……真空槽 3……スパッタ源 7……基板ホルダ 10……基板(成膜対象物) 11……ターゲット取り付け板
13……カソード電極 15……ターゲット 21……磁石保持部材
25……磁界形成装置 31……アノード電極 41……移動装置
Claims (10)
- 真空槽と、
前記真空槽内に配置され、成膜対象物が配置されるホルダと、
前記真空槽内の前記ホルダと対向する位置に配置され、複数のターゲットが設けられたスパッタ源とを有し、前記各ターゲットが一緒にスパッタリングされるスパッタリング装置であって、
該スパッタ源は、細長のアノード電極がターゲット取付板の表面に複数本配置され、
前記アノード電極と前記アノード電極の間の位置にはカソード電極がそれぞれ配置され、
前記ターゲットは、前記各カソード電極上に配置され、
前記ターゲット取付板の裏面側には磁石保持部材が配置され、
前記磁石保持部材上の前記各ターゲットの真裏位置には、前記各ターゲットの表面に磁界を形成する磁界形成装置がそれぞれ配置され、
前記ターゲット取付板と前記磁石保持部材は、移動装置に接続され、
前記移動装置は、前記ターゲットを、前記各ターゲットの表面が位置する平面と平行な方向に、前記ホルダに対して移動させると共に、前記磁界形成装置を前記ターゲットに対して相対的に移動させるように構成されたスパッタリング装置。 - 前記移動装置は、前記磁界形成装置を前記ホルダに対して相対的に移動させるように構成された請求項1記載のスパッタリング装置。
- 前記各アノード電極は互いに平行に配置された請求項1又は請求項2のいずれか1項記載のスパッタリング装置であって、
前記移動装置は、前記各ターゲットを、前記アノード電極とは略垂直な方向に往復移動させるように構成されたスパッタリング装置。 - 前記移動装置は、前記ターゲットの前記アノード電極に対して直角な方向の移動量を、前記アノード電極の幅以上にするように構成された請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載のスパッタリング装置。
- 前記移動装置は、前記磁界形成装置を移動させる場合に、前記磁界形成装置が前記アノード電極の真裏に位置しないように、前記磁界形成装置を前記アノード電極と前記アノード電極の間の範囲で移動させる請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載のスパッタリング装置。
- 細長のアノード電極が複数本略同一平面上に配置され、
前記アノード電極と前記アノード電極の間の位置にはカソード電極が配置され、
前記カソード電極上にはターゲットがそれぞれ配置され、
前記各ターゲットの裏面側には、前記ターゲット表面に磁界を形成する磁界形成装置がそれぞれ配置されたスパッタ源を用い、
成膜対象物を前記各ターゲットの表面に対向して配置し、
前記各ターゲットをスパッタして前記各ターゲットから一緒にスパッタリング粒子を放出させ、前記成膜対象物表面に薄膜を形成するスパッタリング方法であって、
前記スパッタリング中に、
前記各ターゲット表面が位置する平面と、前記成膜対象物の表面が位置する平面との間の距離を変えずに、前記各ターゲットを前記成膜対象物に対して移動させると共に、前記磁界形成装置と前記各ターゲットの前記裏面との間の距離を変えずに、前記磁界形成装置と前記ターゲットとを相対的に移動させるスパッタリング方法。 - 前記磁界形成装置と前記成膜対象物とを相対的に移動させる請求項6記載のスパッタリング方法。
- 前記各アノード電極の幅は略等しく、前記各アノード電極は互いに平行に配置され、前記ターゲットの前記成膜対象物に対する移動量は、前記アノード電極の幅方向と平行な成分が、前記アノード電極の幅よりも大きくされた請求項6又は請求項7のいずれか1項記載のスパッタリング方法。
- 前記各ターゲットを前記各アノード電極と一緒に同じ方向に移動させる請求項6乃至請求項8のいずれか1項記載のスパッタリング方法。
- 前記磁界形成装置が前記アノード電極の真裏に位置しないように、前記磁界形成装置を前記アノード電極と前記アノード電極の間の範囲で移動させる請求項6乃至請求項9のいずれか1項記載のスパッタリング方法。
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