JP4246108B2 - セグメント用継手構造 - Google Patents
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Description
すなわち、請求項1に係るセグメント用継手構造は、スキンプレートに主桁板と継手板を結合してなる鉄鋼製セグメントの隣接するもの同士を、それらの主桁板の接合面同士および継手板の接合面同士をそれぞれ互いに突き合わせて、ボルトとナットとによって前記主桁板同士および接手板同士を締め付けることにより接合するセグメント用継手構造であって、一方の鉄鋼製セグメントの主桁板に平行穴である調芯穴を設けると共に、前記ナットを、その雌ねじ孔の軸線を前記調芯穴の軸線に一致させた状態で調芯穴の奥部側に位置させて前記主桁板に固定して設け、また、前記一方の鉄鋼製セグメントに隣接する他方の鉄鋼製セグメントの主桁板に、先端部側の先窄まり部にその軸方向に沿うスリットを周方向に所定間隔をあけて複数個設けた円筒状の調芯ピンを、主桁板の接合面より外側に突き出して固定して設け、前記調芯穴に前記調芯ピンを挿入して前記継手板の接合面同士を接合させた状態で、前記ボルトを前記調芯ピンの内部に通して先端側部を前記ナットに螺合させたことを特徴としている。
すなわち、請求項1に係るセグメント用継手構造によれば、鉄鋼製セグメント同士を接合する際に、一方の鉄鋼製セグメントの調芯穴と他方の鉄鋼製セグメントの調芯ピンとの間に、多少の芯ずれが生じても、前記調芯ピンの先窄まり部が弾性変形して前記調芯穴に挿入されながら調芯されるので、継手用部材を構成する前記調芯穴や調芯ピンに損傷が生じるのを防いで、前記芯ずれを容易に矯正することができると共に、セグメント締付用のボルトは前記調芯ピン内を通すことによって調芯させることができるので、一方の鉄鋼製セグメントのナットに対し前記ボルトを容易、迅速に螺合して締め付けることができ、鉄鋼製セグメントの接合作業を迅速に、かつ正確に行うことができる。
したがって、トンネル覆工体の組立作業を迅速、正確に行うことができ、トンネルの掘削作業とトンネル覆工体の組立作業を同時に行うこともできる。
図1〜図4は本発明の一実施の形態に係るセグメント用継手構造を備えた鉄鋼製セグメント1を示す。この鉄鋼製セグメント1は、円弧状のスキンプレート2と、該スキンプレート2の軸方向(トンネルの軸方向に相当)の両端部に結合された側面視(図2)で円弧状の主桁板3,3と、前記スキンプレート2の周方向の両端部に結合されたスキンプレート2の軸方向に沿った細長い矩形状の継手板4,4と、前記主桁板3,3の内側でそれらに平行に沿って配設されて前記スキンプレート2に結合された円弧状の中主桁板5,5と、前記主桁板3,3と中主桁板5,5との間にあってそれらに両端部を結合されて前記継手板4に平行とされて、スキンプレート2の周方向の所定位置に設けられた複数の外縦リブ6と、前記中主桁板5,5の相互間にあってそれらに両端部を結合され、かつ外端縁を前記スキンプレート2に結合されて、スキンプレート2の周方向の所定位置に設けられた複数の中縦リブ7と、前記スキンプレート2の内側にそれと平行に設けられて前記主桁板3,3と前記継手板4,4に結合された円弧状の内面プレート8とを備えている。
なお、前記鉄鋼製セグメント1は、前記スキンプレート2、主桁板3、継手板4等を結合した枠体からなる鉄鋼製セグメントの他に、前記枠体の内部にコンクリートを打設して構成されたコンクリート中詰め型セグメントをも含むものとする。
なお、前記先窄まり部17は、テーパ筒のように直線状の傾斜面を有するものに限らず、円弧状の傾斜面を有するものであってもよい。また、前記調芯ピン9は、金属製のものに限らず、合成樹脂製のものあってもよく、その場合には、円筒状部16がその外周に塗布された接着剤によって前記主桁板3の取付穴18内に固着される。
前記のように、主桁板3に取付穴18を設けて、該取付穴18に主桁板3と別体に形成した調芯ピンを固着するようにすると、長尺の主桁板3に調芯ピン9を一体形成する場合に比べて、主桁板3に複雑な機械加工部分を少なくすることできて製作が容易となる。
したがって、トンネル覆工体の組立作業を迅速、正確に行うことができ、さらに、トンネルの掘削作業とトンネル覆工体の組立作業を同時に行うことができる。
また、前記調芯ピン9の先窄まり部17の先端の開口17bの内径Dを、前記ボルト20の直径より小さくしたが、これに限らず、前記内径Dをボルト20の直径よりやや大きくしてもよく、この場合でも、前記ボルト20は前記調芯ピン9の先窄まり部17の内側のテーパ面17cに案内されて開口17bの中心側へ仕向けられるので、手探りの操作でも前記ボルト20を前記ナット10の雌ねじ孔10aに容易に螺合させることができる。
2 スキンプレート
3 主桁板
3a 接合面
4 継手板
8 内面プレート
9 調芯ピン
10 袋ナット(ナット)
10a,13a 雌ねじ孔
13 高ナット(ナット)
14,15 ボルトボックス
16 円筒状部
17 先窄まり部
17a スリット
17b 開口
18 取付穴
19 調芯穴
20,24 ボルト
21,21a,21b ガイドルート(ガイド溝)
22 ガイド孔
23,23a,23b ガイドスティック(ガイド棒)
D 内径
Claims (4)
- スキンプレートに主桁板と継手板を結合してなる鉄鋼製セグメントの隣接するもの同士を、それらの主桁板の接合面同士および継手板の接合面同士をそれぞれ互いに突き合わせて、ボルトとナットとによって前記主桁板同士および継手板同士を締め付けることにより接合するセグメント用継手構造であって、
一方の鉄鋼製セグメントの主桁板に平行穴である調芯穴を設けると共に、前記ナットを、その雌ねじ孔の軸線を前記調芯穴の軸線に一致させた状態で調芯穴の奥部側に位置させて前記主桁板に固定して設け、また、前記一方の鉄鋼製セグメントに隣接する他方の鉄鋼製セグメントの主桁板に、先端部側の先窄まり部にその軸方向に沿うスリットを周方向に所定間隔をあけて複数個設けた円筒状の調芯ピンを、主桁板の接合面より外側に突き出して固定して設け、前記調芯穴に前記調芯ピンを挿入して前記各主桁板の接合面同士を突き合わせた状態で、前記ボルトを前記調芯ピンの内部を通して先端側部を前記ナットに螺合させたことを特徴とするセグメント用継手構造。 - 前記調芯ピンは、円筒状部の先端に前記先窄まり部を一体に設けてなり、一方の鉄鋼製セグメントの前記調芯穴と同径に形成した他方の鉄鋼製セグメントの主桁板の取付穴に、前記円筒状部を、その先端が主桁板の接合面より外側に所定量だけ突き出すようにして挿入して主桁板に固着したことを特徴とする請求項1に記載のセグメント用継手構造。
- 前記調芯ピンの先窄まり部の先端部の内径を前記ボルトの直径より小さく形成したことを特徴とする請求項1または2に記載のセグメント用継手構造。
- 片側の鉄鋼製セグメントの継手板の接合面と該片側の鉄鋼製セグメントに隣接する他側の鉄鋼製セグメントの継手板の接合面に、それらの接合面間にガイド孔を形成するガイド溝を各継手板の長手方向に延長して設け、前記ガイド孔にガイド棒を挿入したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のセグメント用継手構造。
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