JPH0313028Y2 - - Google Patents

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JPH0313028Y2
JPH0313028Y2 JP1985193913U JP19391385U JPH0313028Y2 JP H0313028 Y2 JPH0313028 Y2 JP H0313028Y2 JP 1985193913 U JP1985193913 U JP 1985193913U JP 19391385 U JP19391385 U JP 19391385U JP H0313028 Y2 JPH0313028 Y2 JP H0313028Y2
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pipe
sealing material
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joint
peripheral surface
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JP1985193913U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、管継手に関し、電線管又は気体や液
体を流す金属管を水密又は気密的に接続するのに
利用される。
(従来の技術) 継手本体の長手方向に一ケ所のスプリツト部を
設け、該スプリツト部から半径方向外方に延出す
る締め片(補強リブ)を継手本体に一体に設け、
中空継手本体内に接続されようとする2つの管の
端部を挿入した後、締め片をボルトで締め付け、
継手本体からの管の抜けを防止させることは、実
開昭59−42386号公報や実開昭58−114981号公報
にみられる如く、公知である。このような公知の
管継手は、継手本体の内周面に沿うシール材を用
い、該シール材を介して管を継手本体に締め付
け、管の抜けを防止すると共に、管の端部からの
流体の漏れを防止している。
(本考案が解決しようとする問題点) ところで、前述した如き従来の管継手において
は、シール材が、継手本体内周面に沿つて配され
ているが、シール材の内径を管の外径より予め小
さくして両者の密接度合いを高めようとしている
ことから、管の継手本体への挿入時、管がシール
材をひきずるので継手本体内で動きシール材の表
面を傷付ける。
シール材表面のこのような傷は、シール材のシ
ール効果の低下を招く原因となることから、接続
されようとする管の切断面のバリや外周面の汚れ
を除去し、常に平滑面とさせる必要がある。実務
上、この作業は煩しくシール材への傷付けは避け
難いこととされている。
さらに、一般に使われる管は、20−130mm径の
もので、シール材のつぶし代は、厚みの10〜12%
となつている。管を継手本体内へ挿入しながら、
その内部のシール材をつぶしていくには、管の挿
入力として40〜170Kgの力を必要とするが、工事
現場の如き足場が悪く、しかも、狭い場所で、こ
のような挿入力を出すのは重労働となつている。
このようなシール材のひきずりや大きな挿入力
の必要性は継手本体への管の挿入量を不正確にす
る大きな原因となつている。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、前述した従来技術の不具合を解決す
るために基本的には、継手本体のほぼ中央内周面
に幅広な溝を設け、該溝にシール材を配する手
段、継手本体外面に管の差込み量を表示するマー
クを設ける手段、締め片をボルト締めした時シー
ル材の内径は接続されようとする管の外周面にシ
ール材の内周面を圧接させる大きさにする手段、
及び溝の両側に幅広の支持部を設ける手段を採用
する。
(作用) 該手段の採用は、シール材が継手本体内周面の
溝内に納り、管の継手本体への出入れの際、シー
ル材の動きがなく、又、締め片をボルト締めした
時シール材と管外周面とを密着させ得るので、シ
ール効果も高い、さらに、シール材の交換は、幅
広の溝にシール材を納めれば良いので容易であ
る。
継手本体への管の挿入時、シール材の内径が管
の外径より大きいことから、継手本体内のシール
材内周面は管外周面により引きずられないので、
シール材の内周面に傷付きは無く、又、継手本体
の締め時、シール材へはその内径方向から力が作
用してつぶし代を確保するので、管挿入力は小さ
く且つシール材の損傷は無く、シール効果を常に
良好に保ち得る。
加えて、管の先端を継手本体のマークに位置合
せして、管にけがき等の目印を入れ、この目印に
合せて管を継手本体に差込むことで、容易に、シ
ール材の当り片に管の先端を当接できる。
〔実施例〕
管継手1は、中空状の継手本体2を有し、該継
手本体2は、長手方向に延在する一ケのスプリツ
ト部3、該スプリツト部3の対面する両端部から
半径方向外方にほぼ平行に延出する対の締め片
4、並びに継手本体2の長手方向ほぼ中央の内周
面に幅広な周方向溝5を有する。継手本体2は鋳
造品であり、鋳造後、対の締め片4をボルト止め
して合せた状態で、或いは数ミリ厚の板片を挟ん
だ状態でその内周面及び幅広の溝5をほぼ真円に
機械加工する。従つて前者の場合、締め片4をボ
ルト6で締め、互いにその側面を合せた状態で
又、後者の場合は前記板片の厚を残した状態で中
空部7が真円を作ることになる。又、継手本体2
の支持部13の両端開口部近くに半径方向内方に
向いた少なくとも一ケの断面くさび状の止め片8
を設ける。止め片8は例えば継手本体の内周に沿
つて略環状に、或いは櫛歯状に形成され、好まし
くはスプリツト部及びそれと対面する部分を切り
欠いた2つの半円弧形状とされ、一列又は数列設
けられる。止め片8は、継手本体と一体的に形成
する。該止め片8は、接続されようとする管9の
周壁に喰い込み、管9の継手からの抜けを防止す
る。
尚、第2図に示す止め片8はその継手本体2の
長手方向内側及び外側の面がそれぞれ底辺に向つ
て傾斜したくさび形状の断面を有する。この代わ
りに、例えば第4図に示すように、管の挿入側の
面のみを順方向に傾斜させ、他方を直立させた断
面形状とすることにより、継手への管の挿入を容
易に且つ管の抜け防止を強化することも可能であ
る。第5図は2列の止め片において対向する面を
傾斜させ、反する側の面を直立させた断面形状を
有し、管に対する保持力を強める。又、継手を電
線管用として用いる場合には電線管の接地が条件
とされ、接続する管と継手との電気的連結を良好
に保つことが要求される。第6図は截頭形状の止
め片を示し、上記電気的連結を得るに良好であ
る。
溝5の幅は、例えば継手本体2の長さの略1/3
とし、この溝5に、ゴム等の弾性材からなる筒状
シール材10を嵌め込み、配す。シール材10は
溝5とほぼ同幅同径の外周を有し且つその母線方
向ほぼ中央部に半径方向内方に延出する環状当り
片11を有す。当り片11の内径を接続されよう
とする管9の内径にほぼ等しくし、管9の端面を
当り片11の側面に当接可能とする。さらに、シ
ール材10の内周面に複数の離間した環状の山1
2を設け、これら山12を管9の外周面に圧接可
能とさせ、シール効果を高める。当り片11は、
継手本体2内への管9の差込み量を規制する。即
ち、管9の端面が当り片11の側面に当接する
迄、管9を継手本体2内に差し込む。
前記当り片11への管の当接は作業者の触覚に
より経験的に十分判断される。しかしながら、管
の当り片11への当接は視覚により確認する為
に、シール材10を透明又は半透明材料により作
製し、スプリツト及びこの透明シール材を通して
管と当り片との当接を確認するようにしても良
い。
締め片4の一方には遊び穴が、他方の対向する
部分にはねじ穴が形成され、遊び穴を介して、複
数のボルト6が前記ねじ穴にねじ込まれる。ボル
ト6の締め付けは、対の締め片4を幾らかの間隔
をもつて接近させ、継手本体2の内径を小さく
し、管9と継手本体2とを強固に連結させる。
尚、ボルトによる締め付けは、好ましくは、シー
ル材10に対応する部分及び継手本体の止め片8
に対応する部分、即ちその半径方向外側部分で行
なわれる。
次に、本考案の一例の図示管継手1の使用例に
ついて述べる。
管の当り片への当接の誤認を最小とする為の、
継手本体2の外面、例えば当り片11に対応する
外面に、突起状又は溝状の、或いはペイント等に
より書き入れた位置決めマークに、継手内に管を
差込むに先立つて、管の先端を位置合せし、差込
み長さを確認して管表面にけがき等により予め目
印を付け、該目印を継手本体への差込みの際の目
安とする。
第1図の如くボルト6を外し、又は十分に弛め
て、スプリツト部3が十分に開いた状態で、接続
されようとする管9を継手本体2の両端開口部よ
り目印を目安にそれぞれ差込み、それぞれの管9
の端面をシール材10の当り片11の側面に当接
させる。この時、シール材10が管9の挿入に抵
抗しないため、管9の挿入力は小さくて良く、
又、シール材10の内周面を傷付けることは無
い。
次いで、ボルト6を締め、締め片4を接近さ
せ、継手本体2の径を小さくし、半径方向からシ
ール材10に力を作用させ、シール材10の山1
2を管9の外周面に密接させ且つ止め片8を管9
に喰い込ませ、シールと管の抜け防止を図る。ボ
ルト6の締め付けは、トルクレンチを用いて行な
い、予め決めた量だけボルト6を締めるようにす
る。管9の継手本体2からの出入力に際し、シー
ル材10が溝5に納められているので、シール材
10の移動や変形がない。パイプを曲げようとす
る力は支持部13の両端及び止め片8で受ける
が、支持部13は幅広であることから、変位に対
する抵抗が大きく継手本体の軸心に対する管の軸
心のズレを小さくできる。
尚、ボルト6として、第7図に示す如きトルク
シエアボルト、ハイテンシヨンボルト等、所定以
上のトルクによりその第一頭部が剪断される形式
のボルトを用い、該第一頭部の剪断により前記予
定量のトルク管理を行なうようにしても良い。第
7図の例では、スプリツト部3の長手方向ほぼ全
長に沿つて両締め片4に挟持されて中間部材20
が配置されている。中間部材20は弾性材料、フ
エルト等から成り、或いは場合により接着剤層が
これに代わる。これらはスプリツト部を通つての
継手内へのゴミなどの侵入を防止し、又、前者に
おいては差込む管径の公差を許容するに十分な弾
性を持ち、後者においてはボルトのゆるみを確実
に防止する。又、これとは逆に本体2のシール材
と対応する部分に目視によりシール材の確認をす
る為の穴又は切り欠きを形成しても良い。
(効果) 本考案による管継手の継手本体はその内周面に
幅広の溝を有し、この溝にシール材を納めている
ので、管の継手本体への出入れに際して、シール
材の移動や変形もなく、シール材の交換が容易に
可能となる。又、ボルトの締め付けにより、継手
本体の中空部が真円に近くなり、管へのシール材
の締付力が増していくので、ボルトの締め付け量
の調整により、管と継手本体の締付力を調整で
き、適正なシール効果を得ることができる。
継手本体の支持部は、接続されようとする管の
継手本体への相対的変位が大きくなろうとする
と、この管に接し、該相対的変位を抑制するので
過度な管の継手本体に対する変位を防止できる。
このため、シール材の管への接触圧を均一に維持
し、安定したシール効果を得ることができる。
さらに、管の継手本体への挿入量を指示するマ
ークに合せて、管にけがき等の目印を入れるの
で、管の過大或いは過少挿入といつた問題を解消
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一例の管継手の斜視図、第2
図はその一部破断斜視図、第3図は管継手の側面
図、第4図乃至第6図は管継手の止め片の変形例
を示す断面図、第7図は第3図とは別の例を示す
側面図である。 図中:1……管継手、2……継手本体、3……
スプリツト部、4……締め片、5……溝、6……
ボルト、9……管、10……シール材、11……
当り片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長手方向に一ケ所のスプリツト部を有し且つ該
    スプリツト部から半径方向外方に延在する締め片
    を一体に設けた継手本体を有する管継手におい
    て、該継手本体のほぼ中央内周面には幅広の溝及
    びこの幅広の溝の両側にはその内周面に管抜け止
    め用の1個又は隣接して複数個止め片を有する幅
    広の支持部を設け、接続されようとする管の切口
    部側の外周面に接するシール材を該溝内に直接配
    し、さらに、継手本体外面に管の差込み量を表示
    するマークを有し、締め片をボルトで締めた状態
    において、シール材の内径は接続されようとする
    管の外周面にシール材の内周面を圧接させる大き
    さであり且つ継手本体の中空部がほぼ真円となる
    ことを特徴とする管継手。
JP1985193913U 1985-12-17 1985-12-17 Expired JPH0313028Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985193913U JPH0313028Y2 (ja) 1985-12-17 1985-12-17

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JP1985193913U JPH0313028Y2 (ja) 1985-12-17 1985-12-17

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Publication Number Publication Date
JPS62102087U JPS62102087U (ja) 1987-06-29
JPH0313028Y2 true JPH0313028Y2 (ja) 1991-03-26

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ID=31150385

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JPS5214214B2 (ja) * 1971-10-22 1977-04-20

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JPS5214214U (ja) * 1975-07-18 1977-02-01
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JPS62102087U (ja) 1987-06-29

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