JPH0422146Y2 - - Google Patents

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JPH0422146Y2
JPH0422146Y2 JP17009287U JP17009287U JPH0422146Y2 JP H0422146 Y2 JPH0422146 Y2 JP H0422146Y2 JP 17009287 U JP17009287 U JP 17009287U JP 17009287 U JP17009287 U JP 17009287U JP H0422146 Y2 JPH0422146 Y2 JP H0422146Y2
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pipe
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【考案の詳細な説明】 「考案の目的」 本考案は既設管を利用した2重管端部のシール
装置に係り、軽量で現場施工性に優れ、既設管に
対し新管を安定に設定しシールすることのできる
2重管端部のシール装置を提供しようとするもの
である。
(産業上の利用分野) 老朽化した水道管や下水管などの補修。
従来の技術 老朽化した上下水道管などのパイプラインに関
して補修を行うに当り、既設老朽管を掘り出して
新しい管を埋設することに代え、老朽化既設管内
に若干小径の新設管を装入し、既設管を新設管の
保護部材として利用するパイプインパイプ方式が
採用されている。即ち既設管を掘り出すための莫
大な工数を避け、特に既設管のライン上に建造物
などの存する条件下においても円滑、迅速に施工
目的を達し得、しかも既設管が套管として新設管
の保護をなすメリツトがある。
ところでこのような場合においては新設管の管
端を既設管に対し適正に設定することが必要であ
り、斯うした目的において、特開昭58−113685
号、実開昭59−110483号公報などが知られてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) 上記したような従来のものにおいては楔形パツ
キングを幅方向において圧入シールするものであ
るが、既設管は土圧荷重などで相当に圧扁化し楕
円状となつていることが普通であり、この楕円状
化した既設管内に真円状の新設管を装入したなら
ば上下方向における間隙が小で、左右方向におけ
る間隙はそれより相当に大きいものとなることは
明かであつて、斯うした関係で既設管内にセツト
された新設管に関してその既設管との間の間隙を
前記楔形パツキングの圧入量によりシールしよう
としてもその大きい左右方向の間隙をカバーし有
効なシール関係を形成することは至難であつて限
界があり、適切なシール状態を形成できないこと
が多い。
又上記のような従来のものにおいては楔形パツ
キングを両管の軸方向にそつて圧入し、シールす
るものであるから、該楔形パツキングによる圧入
シール力が部分的に偏つたものとなる傾向があ
り、即ちそれなりの幅を持つた楔形パツキングの
端面に対する押圧力でシールしようとするもので
あるから、このように押圧される楔形パツキング
の幅方向各部におけるシール作用がばらつき、又
楔形パツキングに偏つた応力を残すので必ずしも
安定なシール状態を形成できない不利がある。
更に上記のようなパツキングに対する受輪、押
輪、短管などの各部材が一般的に円周方向におい
て一体のもので、しかも受輪は押輪を圧入するた
めのボルトを螺入するに充分な厚さを必要とし、
押輪においても楔形パツキングの厚肉尾端を略安
定に圧入するだけの厚みを必要とするところから
上記各部材は何れも相当に厚肉な部材とならざる
を得ない。このような厚肉の受輪、押輪などは既
設管内に搬入して設定操作することが困難である
と共に、搬入設定されたそれらの部材を管内で溶
接し一体化するに当つてはそれなりに多層溶接と
なり、又溶融池メタル量の多い溶接法を採らざる
を得ないので困難化せざるを得ず、プロホールの
発生やスラツグその他の不純物混入などの欠陥発
生の可能性も高いものとなる。
上記のように間隙に変動がある条件下で、パツ
キングに偏つた応力を残したシール部材により設
定された新設管が既設管に対し不安定なものとな
らざるを得ないことは当然である。
「考案の構成」 (問題点を解決するための手段) パツキング受部を外端部に突設すると共に中間
部に緊締座を形成した仕切板と、上記パツキング
受部と緊締座との間に介装される押え板を夫々複
数個に分割し、前記パツキング受部と押え板との
間にパツキングの基端部を介装し、該パツキング
の遊端側を上記パツキング受部と押え板の端部に
設けられた支持部との間において既設管の内面に
向けて露出せしめ、前記緊締座に上記押え板に作
用する緊定手段を配設したことを特徴とする既設
管を利用した2重管端部のシール装置。
(作用) 複数個に分割された仕切板と押え板は小型軽量
として既設管ないし新設管の内部に搬入し、且つ
所定位置に組付けてセツトすることができる。
仕切板に形成された緊締座と既設管との間にパ
ツキングおよび押え板を介装し、該パツキングの
基端部を仕切板のパツキング受部に受けた状態で
緊締座に配設された緊締手段により押え板を押圧
してパツキングの遊端側を既設管の内面に対して
緊締シールする。
押え板の端部に設けられた支持部はパツキング
の遊端側を適正位置に保持し前記したような緊締
シールの適正化を図る。
上記のように分割された仕切板等は現場におけ
る既設管の変形などを有効に吸収し、しかも新設
管との取合い関係も適宜に選ぶことができ、何れ
にしても適切な設定が簡易に行われる。
(実施例) 上記したような本考案によるものの具体的な実
施態様を添附図面に示すものについて説明する
と、既設管10に対して新設管11を内装し、該
新設管11の管端を接続シールするための構造と
して第1,2図に示すように、パツキング受部1
3を外端部に突設すると共に中間部に緊締座15
を取付けた仕切板1と、上記パツキング受部13
と緊締座15との間に介装され基端にパツキング
端部に対するガイド部21と係止部22を取付け
た押え板2を用いる。押え板2における係止部2
2は仕切板1の緊締座15から第3図右側のボル
ト4が螺入され、該押え板2をパツキング3に対
して緊圧するときにパツキング3の弾圧によつて
押え板2の第3図における左側部分が浮上し、従
つて押え板2自体がボルト4の頭部に対してスラ
イドして図示左側方向に逃げようとすることを阻
止するためのものであり、これと反対に第3図に
おける左側のボルト4が緊め込まれた場合におて
いは押え板2が上記したところとは反対方向に傾
斜、スライドしようとしても、この場合において
は該押え板2の端部が仕切板1の内面に接合して
移動が阻止されることは明かである。仕切板1の
緊締座15には螺入孔部材14が取付けられてい
て的確なボルト3の螺入を図り、しかも緊締座1
5自体は比較的薄層のものでよいことは明かで螺
入孔の軸線方向が板厚方向に交叉して形成される
従来のものより全体が薄層のものでよいことは明
かである。前記したような仕切板1と押え板2を
夫々を円周方向において第4図および第6図に示
す如く複数個に分割されたものとして準備する。
然してこのような仕切板1のパツキング受部13
と押え板2との間に介装されるパツキング3には
第3図に示すようにパツキング受部13に対する
接合域に凹入部32を形成して接合リツプ32a
を形成すると共にパツキング受部13と支持部2
1との間において外面側に露出した既設管10の
内面に対する接合域にも凹入部31を形成して接
合リツプ31aを形成したものであり、緊締座1
5と仕切板1との間には補強リブ16を複数個配
設すると共に螺合孔14を形成して押え板2を外
側方向に押圧してパツキング3をシールするため
のボルト4を配装したもので、23は分割された
押え板2の間に配設された当て板である。
上記したような本考案によるものの使用操作に
ついて説明すると、新設管11を既設管10内に
装入した状態で複数個に分割されている仕切板1
を既設管10内搬入し新設管11の端部に溶接
し、このようにして円輪状に既設管10内に設け
られた仕切板1,1における緊締座15と既設管
10との間にリング状パツキング3を装入せし
め、該パツキング3の基端をパツキング受部13
と内面に位置させた状態で緊締座15のボルト
4,4を緊締することにより押え板2を既設管1
0の内面に向けて押進し、パツキング3を押え板
2と仕切板1との間において既設管10の内面に
接合シールさせる。なおこのような設定に際して
は既設管10の内面における所要の範囲を適宜に
研磨し塗装して平滑に仕上げておくことが好まし
いことは言うまでもない。
上記のような設定がなされた後において仕切板
1の内側端に短管5を押え板2ないし緊締座15
と平行状態に取付け、次いで該短管5と既設管1
0との間にテーパ短管6を取付け、テーパ短管6
の先端部を既設管10の内面にモルタルなどで固
着する。又テーパ短管6に形成された注入孔7か
ら該テーパ短管6と既設管10との間の間隙9お
よび新設管11と既設管10との間隙9aにモル
タル、コンクリート等を充填する。
なお前記のような分割された押え板2の分割端
部間に設けられた当て板23は第6図に示すよう
に相当の幅を有する比較的薄層な板材であつてパ
ツキング3が分割された押え板2,2の間隙から
はみ出すことを防止すると共に押え板2,2間の
連繋を図るものである。
「考案の効果」 上記したような本考案によるときは仕切板1お
よび押え板2が分割されたものとして準備される
だけでなく、押え板2を押圧してパツキングを緊
締するボルト4の螺入方向が緊締座の厚さ方向に
形成され、又適宜にナツト部材の如きをこの螺入
孔部分に用いることができるから従来のようにボ
ルト螺入孔に板厚方向と直交させて形成するもの
に比し全般的に厚肉部材を必要とせず、既設管1
0内において容易に搬入し目的部分にセツトする
ことが可能で、又既述したような既設管の楕円形
変形などにも充分に即応追隋して有効なシールを
形成し得るものであり、更に前記のように厚肉部
材を必要としないことから現場における溶接組付
けに当つて困難な溶接手法を採用する必要がな
く、健全な溶接を形成して簡易且つ安定に施工し
得るメリツトがあり、しかも仕切板1にパツキン
グ受部を形成し押え板2にはパツキングに対する
支持部21を設け、これらの間にパツキング3を
収容保持せしめて既設管10の内面に対し緊締シ
ールさせるものであるからパツキング3が常に適
正な状態に保持され、又パツキング3に対し殊更
に偏つた応力を与えることのない状態で設定シー
ルされることとなり、押え板2による緊締も安定
状態に形成、維持されることとなつて、夫々の施
工現場における施工を著しく容易且つ適確化する
ものであるから実用上その効果の大きい考案であ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の技術的内容を示すものであつ
て、第1図は本考案によるもの全般的な設定状態
を示した縦断面図、第2図はその部分的な横断面
図、第3図はその仕切板および押え板部分につい
ての拡大断面図、第4図は仕切板についての部分
省略正面図、第5図は押え板の正面図、第6図は
該押え板における当て板の接合設定状態を示した
拡大断面図である。 然してこれらの図面において、1は仕切板、2
は押え板、3はパツキング、4はボルト、5は短
管、6はテーパ短管、10は既設管、11は新設
管、13は受部、15は緊締座、21は支持部を
夫々示すものである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パツキング受部を外端部に突設すると共に中間
    部に緊締座を形成した仕切板と、上記パツキング
    受部と緊締座との間に介装される押え板を夫々複
    数個に分割し、前記パツキング受部と押え板との
    間にパツキングの基端部を介装し、該パツキング
    の遊端側を上記パツキング受部と押え板の端部に
    設けられた支持部との間において既設管の内面に
    向けて露出せしめ、前記緊締座に上記押え板に作
    用する緊定手段を配設したことを特徴とする既設
    管を利用した2重管端部のシール装置。
JP17009287U 1987-11-09 1987-11-09 Expired JPH0422146Y2 (ja)

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JP17009287U JPH0422146Y2 (ja) 1987-11-09 1987-11-09

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JP17009287U JPH0422146Y2 (ja) 1987-11-09 1987-11-09

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JPH0175676U JPH0175676U (ja) 1989-05-23
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