JP4082554B2 - 管継手用押輪および管継手 - Google Patents

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【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、管継手用押輪および管継手に関し、特にたとえば水道管やガス管等に使用される樹脂管と鋳鉄管との接合に使用される管継手用押輪および管継手に関する。
【0002】
【従来技術】
この種の管継手の一例が特開平11−173475号公報(F16L23/02)に開示されている。図11に示すこの従来の管継手1には、合成樹脂管2が接合されている。図12には、継手本体3のフランジ部3aと押輪4のフランジ部4aとを対向させ、それらのボルト挿通孔に挿通したボルト5aにナット5bを緩く螺合させて、双方のフランジ部3a,4aを連結した状態が示されている。この状態では、継手本体3のパッキン収容空間に収容されているパッキン6の押輪4に向かう側面にリテーナ7が当接し、そのリテーナ7の押輪4に向かう側面に抜止めリング8が当接している。そして、抜止めリング8のテーパ状の受面8aの小径側の端部だけが押輪4に形成されているテーパ状の押圧面4bの大径側端部に嵌まり込んでいる。この状態では、抜止めリング8は縮径していない。
【0003】
次に、ナット5bをボルト5aにさらに締め付けると、押輪4の押圧面4bが抜止めリング8の受面8aを縮径方向に押すので、抜止めリング8が縮径してその食込み歯8bが管2の外周面に食い込む。そして、縮径した抜止めリング8が押輪4の抜止めリング収容空間4cに図11に示すように保持されると、管2が引抜き方向9に引っ張られても、抜止めリング8がその収容空間4cで保持されて管2の抜けが防止される。また、このように、縮径した抜止めリング8が抜止めリング収容空間4cに保持されると、押輪4の押付面4dがリテーナ7をパッキン6に押し付けてパッキン6を軸方向に圧縮させる。これにより、パッキン6が径方向の内外方向に迫り出そうとするので、パッキン6が継手本体3の内周面と管2の外周面とに強く密着してその箇所を水密封止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図12に示す管継手1では、継手本体3の内周面と管2の外周面との間の隙間を水密封止するためのパッキン6を圧縮するための部品、および管2の抜けを防止するための部品として、押輪4、抜止めリング8およびリテーナ7の別々の3つの部品を必要とするので、部品コストが嵩む。そして、これら3つの部品を1つずつ管2の端部に装着する必要があるので、管2の接合作業に手間が掛かるという問題がある。また、押輪4、抜止めリング8およびリテーナ7を管2に装着する必要があるので、作業の初心者では、これら3つの各部品の装着方向および装着順序を間違う虞があり、作業に熟練を要するという問題がある。
【0005】
それゆえに、この発明の主たる目的は、部品コストが安価であって、管継手と樹脂管との接合作業を簡単で短時間に行えるようにすることができ、かつ作業の熟練を必要とせずに規定通りに接合作業が行える、管継手用押輪および管継手を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、管継手本体の端部に形成されたフランジに対して締付部材によって締め付けられる管継手用押輪であって、管継手本体の端部に装着されるゴム輪を圧縮するための張り出し部、および管継手本体の端部から挿入される樹脂管に食い込むロックリングを内蔵しかつロックリングを縮径させるテーパ面を有するロックリング収容部を備え、ロックリングからゴム輪の方向に延びてロックリングとゴム輪との間隔を一定に保持する位置決め部をロックリングに形成した、管継手用押輪である。
【0007】
第2の発明は、フランジ付本体、フランジ付本体とフランジ付本体に挿入される樹脂管との間に装着されるゴム輪、ゴム輪を圧縮するための張り出し部とテーパ面が形成されたロックリング収容部とを有する押輪、ロックリング収容部に内蔵されかつテーパ面により縮径されて樹脂管に食い込むロックリング、およびフランジ付本体のフランジに対して押輪を締め付けるための締付部材を備え、ゴム輪からロックリングの方向に延びてロックリングとゴム輪との間隔を一定に保持する位置決め部をゴム輪に形成した、管継手である。
【0008】
【作用】
第1の発明の管継手本体(または第2の発明のフランジ付本体)のフランジに対して第1の発明の管継手用押輪(または第2の発明の押輪)を締付部材により締め付けると、張り出し部がゴム輪を圧縮してこの圧縮されたゴム輪により管継手本体(またはフランジ付本体)の内周面と樹脂管の外周面との間の隙間を密封することができる。このとき、ロックリングは、テーパ面により縮径されて、樹脂管の外面に食い込み、樹脂管の管継手からの抜けを防止することができる。
【0009】
【発明の効果】
第1の発明ではロックリングを内蔵する管継手用押輪の1つだけの部品、そして第2の発明ではロックリングを内蔵する押輪の1つだけの部品を樹脂管に装着することにより、この1つの部品を使用して、樹脂管を管継手に接合することができる。つまり、図12に示す従来の管継手のように、押輪4、抜止めリング8およびリテーナ7の別々の3つの部品を樹脂管に1つずつ装着する必要がないので、樹脂管の接合作業を簡単でしかも短時間に行うことができるし、部品コストを従来よりも低減することができる。そして、1つの部品としてのこのロックリングを内蔵する管継手用押輪(またはロックリングを内蔵する押輪)を樹脂管に装着すればよいので、作業の初心者であってもこの管継手用押輪(またはロックリングを内蔵する押輪)の装着方向および装着順序を間違わずに規定通りに接合作業を行うことができる。
【0010】
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0011】
【実施例】
図1に示す管継手10は、たとえば鋳鉄管のような金属管に樹脂管12を接合するためのものであり、図1には塩化ビニルまたはポリエチレン等の合成樹脂から成る樹脂管12が接合された状態が示されている。この管継手10は、たとえば図8に示すように、フランジ付本体(以下、「本体」と言う。)14の右側開口端部に設けられ、本体14の左側開口端部に金属管16を接合するための管継手18が設けられて、樹脂管12と金属管16とを接続するための接続装置に使用することができる。また、図には示さないが、図1に示す管継手10を本体14の左右の各開口端部に設けて、樹脂管12と樹脂管12とを接続するための接続装置にも使用することができる。そして、このような図1に示す管継手10に管継手用押輪20が使用されている。
【0012】
管継手10は、図1に示すように、本体(管継手本体)14、ゴム輪としてのパッキン22、押輪20、ロックリング24、ならびに締付部材としてのボルト26およびナット28を備えている。本体14は、金属製の筒状体である。本体14の右側開口端部の内周面14aは、右側端面に向かうに従って拡大するテーパ状に形成されており、この内周面14aによりパッキン収容部30が形成されている。そして、この右側開口端部には、径方向外側に張り出した板状のフランジ部32が設けられている。フランジ部32には、周方向の90°間隔おきにボルト挿通孔32aが形成されている。また、パッキン収容部30には、本体14の奥側から順に保護リング34およびパッキン22が収容されている。
【0013】
パッキン22は、たとえば合成ゴムから成り、図6に示すように、外周面22aがパッキン収容部30の内周面14aに密着するようにテーパ状に形成され、内周面22bが樹脂管12の外周面に密着するように円筒形に形成されている。そして、このパッキン22のパッキン収容部30の奥側に配置される側の端部は、図6(B)に示すように、内周面22bよりも少し内側に突出し、外周面22aの小径部よりも少し外側に突出する膨大部22cとして形成されている。また、パッキン22のパッキン収容部30の大径側端部の側から露出する端部の内周縁には、位置決め部36が形成されている。
【0014】
位置決め部36は、パッキン22と同じ材質であり、パッキン22と一体に形成されている。外形が短円筒形であり、厚みが薄く内径がパッキン22の内周面22bの内径と同一である。
【0015】
押輪20は、金属製であって筒状部38を有している。筒状部38には、図2および図3に示すように、径方向外側に張り出した略四角形の板状のフランジ部40が形成されており、このフランジ部40には、周方向の90°間隔おきにボルト挿通孔40aが形成されている。筒状部38は、張り出し部42、第1テーパ面44および第2テーパ面46を備えている。
【0016】
張り出し部42は、図1に示すように、押輪20が樹脂管12に装着された状態で筒状部38のパッキン22に向かう側の端部により形成され、フランジ部40の基端部からパッキン収容部30に収容されているパッキン22に向かって張り出している。この張り出し部42の先端の内側には、径方向の内側に向かって突出する環状の屈曲部42aが形成されている。この張り出し部42がフランジ部40の基端部からパッキン22に向かって張り出している長さ、およびパッキン22に設けられている位置決め部36の軸方向の長さは、図7(A)に示す状態で、位置決め部36の先端がロックリング24の側面に当接する長さである。この図7(A)に示す状態は、管継手10が樹脂管12の端部に装着されて、張り出し部42の先端部とパッキン22の押圧受面48とが所定の間隔を隔てて位置しており、位置決め部36が樹脂管12の外周面と平行して真っ直ぐとなっている。しかも、ロックリング24が縮径してその外周面に形成されている第3テーパ面50が押輪20の第1テーパ面44に嵌合し、ロックリング24の内周面に形成されている食込み歯52が樹脂管12の外周面に当接する状態である。
【0017】
そして、張り出し部42に形成されている屈曲部42aの内径は、図7(A)に示すように、位置決め部36が真っ直ぐになっている状態でこの円筒形の位置決め部36の外径よりも少し大きく形成されている。したがって、屈曲部42aの内周面と樹脂管12の外周面との間には、位置決め部36が通る隙間53が形成されている。
【0018】
第1テーパ面44および第2テーパ面46は、図2に示すように、筒状部38の内周面に形成され、筒状部38の張り出し部42側の端部からこれと反対側の端部に向かう方向に順に形成されている。この第1テーパ面44の小径側端部は、第2テーパ面46の大径側端部と同一の直径であり、この大径側端部に連なっている。なお、第1テーパ面44の傾斜角度θ1は約6°であり、第2テーパ面46の傾斜角度θ2は約15°である。そして、筒状部38の第2テーパ面46が形成されている側の端部には、径方向の内側に向かって突出する環状の外れ止め部54が形成されている。この外れ止め部54の内径は、樹脂管12の外形よりも少し大きく形成されている。そして、これら屈曲部42a、第1テーパ面44、第2テーパ面46および外れ止め部54によりロックリング収容部56が形成されている。このロックリング収容部56にロックリング24が収容されている。
【0019】
ロックリング24は、樹脂管12よりも硬質のプラスチック製であり、図4に示すように、円の一部が除去された環状の部材である。このように、両端部の間に隙間24aが形成されているので、縮径方向の変形が自在となっている。そして、外周面に第3テーパ面50および第4テーパ面58が形成されており、内周面に複数の溝が周方向に形成されていて、これらの溝により複数の食込み歯52が形成されている。
【0020】
第3テーパ面50および第4テーパ面58は、図1に示すように、ロックリング24がロックリング収容部56に収容された状態で、第1テーパ面44から第2テーパ面46に向かう方向に順に形成されている。この第3テーパ面50の小径側端部は、第4テーパ面58の大径側端部と同一の直径であり、この大径側端部に連なっている。なお、図5に示すように、第3テーパ面50の傾斜角度θ3は約6°であり第1テーパ面44の傾斜角度θ1と同一である。そして、第4テーパ面58の傾斜角度θ4は約15°であり第2テーパ面46の傾斜角度θ2と同一である。また、ロックリング24が変形していない状態で、第3テーパ面50の大径側端部の外径L1は、第1テーパ面44の大径側端部の内径L2と略同一であり、屈曲部42aの内径L3よりも大きく形成されている。従って、ロックリング収容部56に収容されているロックリング24は、この収容部56から外れて押輪20と分離しないようになっている。そして、ロックリング24の内径L4は、図1に示す樹脂管12の外径L5よりも十分に大きく形成され、これによりロックリング24を樹脂管12に装着し易くしてある。
【0021】
また、図1に示すように、本体14のフランジ部32と押輪20のフランジ部40とは、ボルト26とナット28により連結されるようになっている。ボルト26は頭部26aを有し、各フランジ部32,40に形成されているボルト挿通孔32a,40aに挿通されてナット28に螺合されている。そして、樹脂管12の管継手10に接合されている開口端部には、金属製のスティフナー60が装着されており、このスティフナー60により開口端部が内側から補強されている。
【0022】
次に、図7を参照して、管継手10に樹脂管12を接合する手順および樹脂管12に引抜き方向の力が働いたときの動作の説明をする。まず、樹脂管12の端部に対して、ロックリング収容部56にロックリング24が内蔵されている押輪20、パッキン22、保護リング34およびスティフナー60をこの順に装着し、そして樹脂管12の端部を本体14の内孔に挿入する。次に、本体14のフランジ部32と押輪20のフランジ部40に形成されているそれぞれのボルト挿通孔32a,40aを互いに対向させ、それらのボルト挿通孔32a,40aにボルト26を挿通してナット28を緩く螺合させていく。
【0023】
すると、パッキン22の押圧受面48と張り出し部42の先端部との間に隙間62が形成されていて、位置決め部36が樹脂管12の外周面に沿う真っ直ぐな状態で、位置決め部36の先端がロックリング24の側面に当接する。なお,当初において、ロックリング24は、屈曲部42aに当接する位置、すなわち、第1テーパ面44の大径側端部に装着されているが、ナット28の締付けにより縮径しながら第1テーパ面44の大径側端部の位置から小径側端部に向かって移動することとなる。これにより、図7(A)に示すように、ロックリング24の初期位置の位置決めが自動的に行われる。一方、パッキン22は、位置決め部36によりロックリング24を押圧する力の反力によりパッキン収容部30内に向かう方向に移動してパッキン収容部30に軽く接触することとなる。この状態が図7(A)に示す状態である。ロックリング24がこの初期位置の位置決めがされた状態では、縮径して第3テーパ面50が押輪20の第1テーパ面44に接触しており、内周面の食込み歯52が樹脂管12の外周面に接触しているので、ナット28をボルト26にさらに締め込んでいくことによりロックリング24の食込み歯52を樹脂管12の外周面に確実に食込ますことができる。
【0024】
また、樹脂管12の外周面と、張り出し部42に形成されている屈曲部42aの内周面と、の隙間にパッキン22に形成されている短円筒形の位置決め部36が装着されることにより、押輪20と樹脂管12との芯合わせを行うことができる。また、本体14のパッキン収容部30にパッキン22が収容されてこのパッキン収容部30に接触しているので、本体14と樹脂管12との芯合わせが行われている。これにより、押輪20と本体14との芯合わせを自動的に行うことができる。
【0025】
そして、ナット28を所定の締付力でボルト26にさらに締め込んでいくと、図7(B)に示す状態となる。つまり、押輪20の第1テーパ面44がロックリング24の第3テーパ面50を縮径させる方向にさらに押さえるので、ロックリング24が縮径してその食込み歯52が樹脂管12の外周面に所定の深さに食い込む。この食込み深さは、第1テーパ面44および第3テーパ面50の傾斜角度θ1およびθ3を所定の適切な角度に形成してあること、およびロックリング24を所定の硬度の材料により形成してあること等により、予め定めた許容される深さとなり、管12の強度に問題を生じさせないようにしてある。そして、ロックリング24がロックリング収容部56に収容されている状態で、押輪20の第1テーパ面44がロックリング24の第3テーパ面50を縮径させる方向に押し付けているので、ナット28を所望の力でボルト26に締め付けることにより、ロックリング24の食込み歯52を所望の深さで樹脂管12に食込ますことができる。これにより、樹脂管12が管継手10に接合された状態での抜止め力を所望の大きさに設定することができる。そして、第1テーパ面44および第3テーパ面50の傾斜角度θ1およびθ3を比較的小さい角度としてあるので、抜止め力の設定を比較的精密に行うことができる。また、このときは、押輪20の第2テーパ面46とロックリング24の第4テーパ面58とは、まだ互いに嵌合していない状態である。そして、このように、縮径したロックリング24の第3テーパ面50と押輪20の第1テーパ面44とが嵌合し、食込み歯52が樹脂管12の外周面に食込んだ状態では、ロックリング24が押輪20に所定の力で保持されており、ロックリング24が樹脂管12を所定の力で保持している状態となっているので、樹脂管12が引抜き方向(図7(B)の右方向)64に所定の力F1で引っ張られても、樹脂管12のこの管継手10からの抜けを防止することができる。
【0026】
また、ナット28のボルト26に対する締め込みにより、押輪20が本体14に接近する方向に移動して、位置決め部36が図7(B)に示すように変形し、この変形により張り出し部42の先端部がパッキン22の押圧受面48に当接してパッキン22をパッキン収容部30内に押し込んで圧縮する。そして、この圧縮されたパッキン22により本体14の内周面14aと樹脂管12の外周面との間の隙間を気密封止することができる。
【0027】
なお、このとき、保護リング34も圧縮されて、この保護リング34によりパッキン22の流れ出しを阻止することができる。さらに、保護リング34により、樹脂管12内を流れるガスまたは液体がパッキン22に接触しにくくすることができ、ガスまたは液体によるパッキン22の腐食や劣化を防止することができる。
【0028】
次に、図7(B)に示すように樹脂管12が管継手10に接合されている状態で、この樹脂管12が所定の力F1よりも大きい異常な力F2で引抜き方向64に引っ張られると、図7(C)に示すように、樹脂管12およびこの樹脂管12に食込んでいるロックリング24が一体となってその引抜き方向64に少し移動する。このとき、押輪20の第1テーパ面44がロックリング24の第3テーパ面50を樹脂管12側に押圧してロックリング24をさらに縮径させて、食込み歯52を樹脂管12の外周面にさらに食込ませることとなる。そして、樹脂管12がさらに引抜き方向64に移動すると、ロックリング24の第4テーパ面58が押輪20の第2テーパ面46に強く嵌合することになって、第2テーパ面46が第4テーパ面58を介してロックリング24を樹脂管12の外周面に強力に締め付けることになる。これによって、樹脂管12およびロックリング24の引抜き方向64の移動が停止する。この図7(C)に示すように、押輪20の第2テーパ面46とロックリング24の第4テーパ面58とが嵌合している状態では(このとき、押輪20の第1テーパ面44およびロックリング24の第3テーパ面50も互いに嵌合している。)、図7(B)に示すように押輪20の第1テーパ面44とロックリング24の第3テーパ面50とが嵌合している状態(このとき、押輪20の第2テーパ面46およびロックリング24の第4テーパ面58は、互いに嵌合していない。)と比較して、食込み歯52の樹脂管12の外周面に対する食込み量が大きくなっており、しかも押輪20の第2テーパ面46がロックリング24の第4テーパ面58に嵌合してロックリング24の引抜き方向64の移動を確実に係止しているので、樹脂管12の引抜き方向64の移動を図7(C)に示す位置で確実に停止させることができる。これにより、樹脂管12に対して相当大きい引っ張り力F2が働いた場合でも、樹脂管12の管継手10からの抜けを確実に防止することができる。
【0029】
ただし、図7(C)に示すように、樹脂管12に対して相当大きい引っ張り力F2が働いて、樹脂管12が引抜き方向64に移動した場合でも、本体14のフランジ部32および押輪20のフランジ部40は、ボルト26およびナット28により両者の間隔が広がらないように固定されているので、図7(B)に示す状態と同様に、張り出し部42がパッキン22を圧縮した状態を維持することができる。これにより、本体14の内周面14aと樹脂管12の外周面との隙間をパッキン22により確実に気密封止する状態を維持することができる。そして、保護リング34の機能も維持される。もちろん、気密封止できるようにしたが、液密封止するようにしてもよい。また、図7(C)に示す状態での食込み深さは、第2テーパ面46および第4テーパ面58の傾斜角度θ2およびθ4を所定の適切な角度に形成してあること、およびロックリング24を所定の硬度の材料により形成してあること等により、予め定めた許容される深さとなり、管12の強度に問題を生じさせないようにしてある。
【0030】
また、押輪20には、図2および図3に示すように、覗孔66が形成されている。覗孔66は、フランジ部40の外面から第1テーパ面44まで貫通する貫通孔である。図7にはこの覗孔66を説明するために示してあり、図7(B)に示すように樹脂管12が管継手10に接合されている状態で、この覗孔66を通してロックリング24がロックリング収容部56内に間違いなく内蔵されていることを確認することができる。そして、図7(C)に示すようにロックリング24が第2テーパ面46の側に移動しており、ロックリング24の第4テーパ面58が押輪20の第2テーパ面46に嵌合していることの確認も行うことができる。この場合は、樹脂管12に対して相当大きい引っ張り力F2が働いていること、または引っ張り力F2が働いていたことを確認することができる。これにより、引っ張り力F2が働いている樹脂管12や、そのような力F2が掛かったことのある樹脂管12を確認して点検することができる。なお、この覗孔66は、管継手10が施工された状態で外側開口部がキャップにより閉じられており、土砂等が浸入しないようにしている。
【0031】
そして、図1に示す実施例によると、ロックリング24を内蔵する押輪20の1つの部品だけを樹脂管12に装着して管継手10に樹脂管12を接合することにより、この1つの部品である押輪20を使用して、本体14の内周面14aと樹脂管12の外周面との間に配置されているパッキン22を圧縮してこの両者の隙間を気密封止することができる。そして、この際にロックリング24により樹脂管12の抜けを防止することができる。つまり、図12に示す従来の管継手1のように、押輪4、抜止めリング8およびリテーナ7の別々の3つの部品を樹脂管2に1つずつ装着する必要がないので、樹脂管12の接合作業を簡単でしかも短時間に行うことができるし、部品のコストを従来よりも低減することができる。そして、1つの部品としてのこのロックリング24を内蔵する押輪20を樹脂管12に装着すればよいので、作業の初心者であってもこのロックリング24を内蔵する押輪20の装着方向および装着順序を間違わずに規定通りに接合作業を行うことができる。
【0032】
また、この管継手10によると、スパナやレンチ等の汎用の工具を使用して樹脂管12を接合することができるので、樹脂管12の口径に影響されることなく、大口径の樹脂管12であってもこれらスパナ等を使用して簡単に接合することができる。
【0033】
次に、図8を参照して本体14の左側開口端部に設けられている金属管16を接合するための管継手18を説明する。同図に示すように、本体14の左側開口端部は、右側開口端部と左右対称に形成されており、ボルト挿通孔32aが形成されているフランジ部32、およびテーパ状の内周面14aにより形成されているパッキン収容部30が設けられている。そして、このパッキン収容部30には、図1に示すものと同等のパッキン68および保護リング34が圧縮されて収容されており、本体14の左側開口端部の内周面14aとこの左側開口端部に挿入されている金属管16の外周面との間の隙間がパッキン68により気密封止されている。ただし、このパッキン68には位置決め部36が設けられていない。また、本体14の左側開口端部に形成されているフランジ部32と対向する位置に押輪70のフランジ部72が配置されており、このフランジ部72に形成されているボルト挿通孔72aおよび本体14のフランジ部32に形成されているボルト挿通孔32aに頭部付きボルト26が挿通されている。このボルト26にナット28を螺合させて締め込んでいくことにより、押輪72に設けられている張り出し部74がパッキン68をパッキン収容部30内に押し込んでいく方向に圧縮することができ、本体14の左側開口端部の内周面14aと金属管16の外周面との間の隙間をパッキン68により気密封止することができる。もちろん、気密封止したが、液密封止するようにしてもよい。図8に示す76は、金属管16の引抜き防止リングである。
【0034】
ただし、図1に示す実施例では、パッキン22の押圧受面48の内周縁に位置決め部36を連結させてパッキン22と一体に形成したが、これに代えて、図9に示すように、パッキン22に設けられている位置決め部36を省略し、ロックリング24の張り出し部42側の側面の内周縁に、図1に示すものと同等の形状の位置決め部36を連結させてロックリング24と一体に形成してもよい。なお、図9に示す位置決め部36は、図1に示す位置決め部36と同様に作用するので詳細な説明を省略する。
【0035】
そして、図1に示す実施例では、パッキン22の押圧受面48の内周縁に位置決め部36を設けたが、図10に示すように、この位置決め部36を省略してもよい。このように位置決め部36が省略されたパッキン22を使用した場合は、たとえばロックリング24の内周面に設けられている食込み歯52と樹脂管12の外周面との摩擦抵抗または引っ掛かり抵抗を大きくすることにより、ロックリング24を図7(A)に示す初期位置に位置決めすることができる。この状態でナット28をボルト26に所定の力で締め込んでいくことにより、図7(B)に示すように、管継手10に樹脂管12を接合することができる。
【0036】
また、図1に示す実施例では、管12および16どうしを接続する本体14により形成されているソケットにこの発明の管継手を適用した例を示したが、これ以外にもこの発明の管継手をエルボやT字形管継手等の各種形状の管継手に適用することができる。さらに、本発明の管継手を樹脂管12の端部に設けて、この樹脂管12の端部に別の樹脂管12を接合するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の使用状態を示す一部破断側面図である。
【図2】図1実施例の押輪を示す一部破断側面図である。
【図3】図1実施例の押輪を示す正面図である。
【図4】(A)は図1実施例のロックリングを示す正面図、(B)は図1実施例のロックリングを示す一部破断側面図である。
【図5】図4(B)の押輪のH部分を示す拡大断面図である。
【図6】(A)は図1実施例のパッキンを示す正面図、(B)は図1実施例のパッキンを示す一部破断側面図である。
【図7】(A)は図1実施例を樹脂管にセットしてロックリングの初期位置の位置決めを行った状態を示す一部省略断面図、(B)は図1実施例を樹脂管に接合した状態を示す一部省略断面図、(C)は図7(B)の状態で樹脂管が引抜き方向に移動して停止した状態を示す一部省略断面図である。
【図8】図1実施例の使用状態を示す一部破断側面図である。
【図9】この発明の他の実施例の使用状態を示す一部省略断面図である。
【図10】この発明の他の実施例の使用状態を示す一部省略断面図である。
【図11】従来技術の使用状態を示す一部破断側面図である。
【図12】従来技術のナットをボルトに締め付ける前の状態を示す一部省略断面図である。
【符号の説明】
10 …管継手
12 …樹脂管
14 …フランジ付本体
20 …押輪
22 …パッキン
24 …ロックリング
26 …ボルト
28 …ナット
32 …本体のフランジ部
36 …位置決め部
40 …押輪のフランジ部
42 …張り出し部
44 …第1テーパ面
46 …第2テーパ面
50 …第3テーパ面
52 …食込み歯
56 …ロックリング収容部
58 …第4テーパ面

Claims (9)

  1. 管継手本体の端部に形成されたフランジに対して締付部材によって締め付けられる管継手用押輪であって、
    前記管継手本体の端部に装着されるゴム輪を圧縮するための張り出し部、および
    前記管継手本体の前記端部から挿入される樹脂管に食い込むロックリングを内蔵しかつ前記ロックリングを縮径させるテーパ面を有するロックリング収容部を備え
    前記ロックリングから前記ゴム輪の方向に延びて前記ロックリングと前記ゴム輪との間隔を一定に保持する位置決め部を前記ロックリングに形成した、管継手用押輪。
  2. 管継手本体の端部に形成されたフランジに対して締付部材によって締め付けられる管継手用押輪であって、
    前記管継手本体の端部に装着されるゴム輪を圧縮するための張り出し部、および
    前記管継手本体の前記端部から挿入される樹脂管に食い込むロックリングを内蔵しかつ前記ロックリングを縮径させるテーパ面を有するロックリング収容部を備え、
    前記ゴム輪から前記ロックリングの方向に延びるように前記ゴム輪に形成されて前記ロックリングと前記ゴム輪との間隔を一定に保持する位置決め部によって、前記ロックリングが初期位置に位置決めされる、管継手用押輪。
  3. 前記張り出し部の下面は、前記樹脂管の外面との間で前記位置決め部が通る隙間を形成する、請求項1または2記載の管継手用押輪。
  4. 管継手本体の端部に形成されたフランジに対して締付部材によって締め付けられる管継手用押輪であって、
    前記管継手本体の端部に装着されるゴム輪を圧縮するための張り出し部、
    前記管継手本体の前記端部から挿入される樹脂管に食い込むロックリングを内蔵しかつ前記ロックリングを縮径させるテーパ面を有するロックリング収容部を備え、
    前記ロックリング収容部に形成された前記テーパ面は、第1テーパ面と、前記張り出し部より遠い位置で前記第1テーパ面に連続しかつ前記第1テーパ面よりも傾斜角度が大きい第2テーパ面とから成り、
    前記ロックリングは、前記第1テーパ面に沿う第3テーパ面と、前記第3テーパ面と連続しかつ前記第2テーパ面に沿う第4テーパ面とを備える、管継手用押輪。
  5. 前記ロックリング収容部に内蔵されている前記ロックリングを目視可能な覗孔をさらに備える、請求項1ないし4のいずれかに記載の管継手用押輪。
  6. フランジ付本体、
    前記フランジ付本体と前記フランジ付本体に挿入される樹脂管との間に装着されるゴム輪、
    前記ゴム輪を圧縮するための張り出し部とテーパ面が形成されたロックリング収容部とを有する押輪、
    前記ロックリング収容部に内蔵されかつ前記テーパ面により縮径されて前記樹脂管に食い込むロックリング、および
    前記フランジ付本体のフランジに対して前記押輪を締め付けるための締付部材を備え、
    前記ゴム輪から前記ロックリングの方向に延びて前記ロックリングと前記ゴム輪との間隔を一定に保持する位置決め部を前記ゴム輪に形成した、管継手。
  7. フランジ付本体、
    前記フランジ付本体と前記フランジ付本体に挿入される樹脂管との間に装着されるゴム輪、
    前記ゴム輪を圧縮するための張り出し部とテーパ面が形成されたロックリング収容部とを有する押輪、
    前記ロックリング収容部に内蔵されかつ前記テーパ面により縮径されて前記樹脂管に食い込むロックリング、および
    前記フランジ付本体のフランジに対して前記押輪を締め付けるための締付部材を備え、
    前記ロックリングから前記ゴム輪の方向に延びて前記ロックリングと前記ゴム輪との間隔を一定に保持する位置決め部を前記ロックリングに形成した、管継手。
  8. 前記張り出し部の下面は、前記樹脂管の外面との間で前記位置決め部が通る隙間を形成する、請求項6または7記載の管継手。
  9. フランジ付本体、
    前記フランジ付本体と前記フランジ付本体に挿入される樹脂管との間に装着されるゴム輪、
    前記ゴム輪を圧縮するための張り出し部とテーパ面が形成されたロックリング収容部とを有する押輪、
    前記ロックリング収容部に内蔵されかつ前記テーパ面により縮径されて前記樹脂管に食い込むロックリング、および
    前記フランジ付本体のフランジに対して前記押輪を締め付けるための締付部材を備え、
    前記ロックリング収容部に形成された前記テーパ面は、第1テーパ面と、前記張り出し部より遠い位置で前記第1テーパ面に連続しかつ前記第1テーパ面よりも傾斜角度が大きい第2テーパ面とから成り、
    前記ロックリングは、前記第1テーパ面に沿う第3テーパ面と、前記第3テーパ面と連続しかつ前記第2テーパ面に沿う第4テーパ面とを備える、管継手。
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