JPH068885U - 配管用継手 - Google Patents

配管用継手

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JPH068885U
JPH068885U JP436092U JP436092U JPH068885U JP H068885 U JPH068885 U JP H068885U JP 436092 U JP436092 U JP 436092U JP 436092 U JP436092 U JP 436092U JP H068885 U JPH068885 U JP H068885U
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JP
Japan
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pipe
joint
cap nut
retaining
ring
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Pending
Application number
JP436092U
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English (en)
Inventor
保 庭田
Original Assignee
日管機材株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配管用継手の袋ナットに緩みが生じてもパイ
プの抜け止めとシール性を維持することができ、作業者
の熟練に依存することなく食込みリングの締め込みの程
度を常に一定に維持することができ、また袋ナットの締
め増しを行なう必要がなく継手を再組立することができ
る。 【構成】 パイプ12と継手本体14との間をシールす
るOリング24はパイプ12の抜け止め用食込みリング
22とは別個の位置で継手本体14の環状溝14bに係
入され、袋ナット20が緩んでもシールが破れることが
ない。また袋ナット20がストッパ26に突き当たる位
置で食込みリング22がパイプ12の抜け止め溝12a
に食込むように変形されるので袋ナット20を常に一定
の位置に締め込むことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、各種気体、液体等の流体を搬送するパイプをこの流体を受け入れる 機器又は他のパイプ等に流体密を保って接続する配管用継手の改良に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
この種の配管用継手は、図3に示すように、機器等に流体密を保って取付けら れ配管接続されるべきパイプ12が嵌入する中空部14aを有する継手本体14 と、パイプ12と継手本体14との間をシールするシール手段16と、パイプ1 2を継手本体14に対して抜け止めする抜け止め手段18と、この抜け止め手段 18を抜け止め状態にするようにパイプ12に嵌合され継手本体14に螺合され る袋ナット20とから成っている。
【0003】 従来技術の配管用継手は、図3に示すように、シール手段16と抜け止め手段 18とが同じ位置にあって袋ナット20の締め込みによってシールと抜け止めと を行なっていた。図3の例では、抜け止め手段18は、パイプ12の外周の抜け 止め溝12aに係入する前後2つの食込みリング22A、22Bから成り、また シール手段16は、食込みリング22A、22Bの内周とパイプ12の抜け止め 溝12aとの間に介在された2つのOリング24A、24Bから成っている。
【0004】 食込みリング22A、22Bは、継手本体14のテーパ端面14aに係合して おり、袋ナット20が締め込まれると、前後2つの食込みリング22A、22B は、テーパ端面14aのテーパに沿って内径方向に圧縮されてパイプ12の抜け 止め溝12a内に食込んでパイプ12を抜け止めし、またこの食込みリング22 A、22Bの内径方向の圧縮によってOリング24A、24Bが圧縮されて継手 本体14とパイプ12との間をシールしている。
【0005】 この配管用継手は、パイプ12に2つのOリング24A、24Bと2つの食込 みリング22A、22Bを嵌合した後、袋ナット20を締め込んで組み立てられ るが、袋ナット20は、先ず手で締められるところまで締め込んでその締め込み 位置に印を付け、その後スパナを用いて1回転1/4乃至1回転1/2回して締 め込んで抜け止め手段18およびシール手段16を完成している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、この従来技術の配管用継手は、振動等を受けて袋ナット20に緩みが 生ずると、食込みリング22A、22Bの抜け止め溝12aとの係合はそのまま に維持されてパイプ12が抜けるのは防止されるが、Oリング24A、24Bの 押し付け力が解放されるのでシールが破れて流体の漏れを生ずる欠点があった。
【0007】 また、袋ナット20は、作業者の経験的な勘に頼って締め込まれるので、作業 者の印の付け方や見る位置によって袋ナット20の回転位置にづれが生じたり、 食込みリング22A、22Bの誤差によって締めが緩かったり、締めすぎがあっ って組立作業を安定して行なうことができなかった。
【0008】 更に、継手の内部を掃除するために、袋ナット20を外し、パイプ12を食込 みリング22A、22BおよびOリング24A、24Bと共に抜き出すが、再度 これらを組み立てる場合に、約1/4回転程度締め増しを行なうことが必要であ り、このため再組立に余分な時間がかかったり、配管の誤りが生ずる欠点があっ た。
【0009】 本考案の1つの目的は、袋ナットに緩みが生じてもパイプの抜け止めとシール 性を維持することができ、また作業者の熟練に依存することなく食込みリングの 締め込みの程度を常に一定に維持することができる配管用継手を提供することに ある。
【0010】 本考案の他の目的は、再組立を行なう場合に締め増しを行なう必要がなく、従 って常に再組立を短時間で誤りなく行なうことができる配管用継手を提供するこ とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の課題を解決するため、配管接続されるべきパイプが嵌入する 中空部を有する継手本体と、このパイプと継手本体との間をシールするシール手 段と、パイプを継手本体に対して抜け止めする抜け止め手段と、この抜け止め手 段を抜け止め状態にするようにパイプに嵌合され継手本体に螺合される袋ナット とから成る配管用継手において、シール手段は継手本体の内周面の環状溝に係入 されたOリングから成り、また抜け止め手段は継手本体のテーパ端面に倣って袋 ナットの締め込みによって圧縮されてパイプの抜け止め溝に係入する食込みリン グから成り、且つ継手本体は食込みリングが抜け止め溝内に食込む位置で袋ナッ トが位置止めされるストッパを有することを特徴とする配管用継手を提供するこ とにある。
【0012】
【作用】
このように、シール手段が抜け止め手段とは別個の位置に設けられ、継手本体 の内周の環状溝に係入されていると、パイプを継手本体に差し込んで嵌入するだ けでシールが保たれるので、袋ナットが緩んでもシールが破れることがない。
【0013】 また、抜け止め手段は、袋ナットをストッパに突き当たるまで締め込むので、 袋ナットは、常に一定の位置に締め込まれ、従って作業者の熟練の如何に拘らず 組立及び再組立を短時間で容易に行なうことができる。
【0014】
【実施例】
本考案の実施例を図面を参照して詳細にのべると、図1は本考案に係る配管用 継手10を示し、この配管用継手10は、従来の配管用継手と同様に、配管接続 されるべきパイプ12が嵌入する中空部14aを有する継手本体14と、このパ イプ12と継手本体14との間をシールするシール手段16と、パイプ12を継 手本体14に対して抜け止めする抜け止め手段18と、この抜け止め手段18を 抜け止め状態にするようにパイプ12に嵌合され継手本体14に螺合される袋ナ ット20とから成っている。 パイプ12、継手本体14及び袋ナット20は、真ちゅう又はステンレススチ ール等の金属材料から作られている。
【0015】 シール手段16は、抜け止め手段18とは別個の位置に設けられ、このシール 手段16は、継手本体14の内周面の環状溝14bに係入されたゴム又はプラス チック等の弾性材料から作られた1つのOリング24から成り、このOリング2 4は、継手本体14の中空部14a内にパイプ12を差し込んで嵌入する際に圧 縮されてパイプ12と継手本体14との間をシールしている。
【0016】 また、抜け止め手段18は、継手本体14のテーパ端面14cに倣って袋ナッ ト20の締め込みによって圧縮されてパイプ12の外周の抜け止め溝12aに係 入する1つの食込みリング22から成っている。この食込みリング22は、継手 本体14と同じ真ちゅう又はステンレススチールから作られている。
【0017】 更に、継手本体14は、抜け止め手段18の食込みリング22がパイプ12の 抜け止め溝12内に食込むように充分に変形した位置で袋ナット20が位置止め されるストッパ26を有する。このストッパ26は、継手本体14の鍔28の袋 ナット20に対向する面に設けられている。尚、鍔28は、継手本体14を機器 等に取付ける際に、スパナが係合するナットを兼ねている。
【0018】 次に、この配管用継手10の組立方法をのべると、予めOリング24が収納さ れた継手本体14は、そのねじ部15Aを図示しない機器の流体流入口内に図示 しないシールリングを介してねじ込んで機器に取付けられている。 この状態で、パイプ12を継手本体14の中空部14a内に差し込んで嵌入す るが、この際Oリング24は、パイプ12がこのOリング24を通過する際に圧 縮されてパイプ12と継手本体14との間のシールを維持する。
【0019】 パイプ12の外周の抜け止め溝12aにはパイプ12の外径よりもやや大きな 内径を有する食込みリング22が予め嵌合されており、袋ナット20は、その先 端がストッパ26に突き当たるまで締め込む。このようにすると、食込みリング 22は、継手本体14のテーパ端面14aに沿って内径方向に押し込まれてパイ プ12の抜け止め溝12aに係入するように変形される。
【0020】 継手10内を掃除する場合には、袋ナット20を取り外し、パイプ12を継手 本体14から抜き出して行なわれるが、この場合、パイプ12は食込みリング2 2と共に抜け出される。 内部を掃除した後、パイプ12は、変形された食込みリング22を付したまま 継手本体14の中空部14a内に押し込み、袋ナット20をストッパ26に突き 当たるまで再び継手本体14に螺合して継手10の再組立を完了する。袋ナット 20がストッパ26に突き当たると、袋ナット20が食込みリング22の背面に 当たってパイプ12の抜け止めを行なう。
【0021】
【考案の効果】
本考案によれば、上記のように、シール手段のOリングは抜け止め手段とは別 個の位置で継手本体の内周の環状溝に係入されているので、パイプを継手本体に 嵌入するだけでシールが保たれるため、袋ナットが緩んでもシールが破れること がく、また抜け止め手段は、袋ナットがストッパに突き当たる位置で抜け止め手 段の食込みリングがパイプの抜け止め溝に食込むように変形されるので、作業者 の熟練の如何に拘らず袋ナットを常に一定の位置に締め込んで所定の抜け止め機 能を保持することができ、従って作業者の熟練の如何に拘らず組立及び再組立を 短時間で安定して容易に行なうことができる。
【0022】 特に、シール手段と抜け止め手段とを別個にしたので、再組立に際して袋ナッ トを締め増ししなくても抜け止めとシールとを確実に維持することができ、従っ て再組立の作業性を低下することがない。 尚、袋ナットが緩んでもこの袋ナットを外さない限り、パイプの抜け止めは維 持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る配管用継手の上半部の断面図であ
る。
【図2】本考案の配管用継手の抜け止め手段を有する部
分の拡大横断面図である。
【図3】従来技術の配管用継手の上半部の断面図であ
る。
【符号の説明】
10 配管用継手 12 パイプ 12a 抜け止め溝 14 継手本体 14a 中空部 14b 環状溝 14c テーパ端面 16 シール手段 18 抜け止め手段 20 袋ナット 22 食込みリング 24 Oリング 26 ストッパ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管接続されるべきパイプが嵌入する中
    空部を有する継手本体と、前記パイプと継手本体との間
    をシールするシール手段と、前記パイプを前記継手本体
    に対して抜け止めする抜け止め手段と、前記抜け止め手
    段を抜け止め状態にするように前記パイプに嵌合され前
    記継手本体に螺合される袋ナットとから成る配管用継手
    において、前記シール手段は前記継手本体の内周面の環
    状溝に係入されたOリングから成り、また前記抜け止め
    手段は前記継手本体のテーパ端面に倣って前記袋ナット
    の締め込みによって圧縮されて前記パイプの抜け止め溝
    に係入する食込みリングから成り、且つ前記継手本体は
    前記食込みリングが前記抜け止め溝内に食込む位置で前
    記袋ナットが位置止めされるストッパを有することを特
    徴とする配管用継手。
JP436092U 1992-01-13 1992-01-13 配管用継手 Pending JPH068885U (ja)

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Cited By (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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