JP4245684B2 - 遊技用システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技媒体の貸出しに使用できる貸出価値を特定可能な情報が記録された貸出用記録媒体の記録情報により特定される前記貸出価値を使用した遊技媒体の貸出しが可能である遊技用システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の遊技用システムとして従来から一般的に知られているものに、たとえば、遊技媒体の貸出しに使用できる貸出価値を特定可能な情報が記録された貸出用記録媒体の記録情報により特定される前記貸出価値を使用した遊技媒体の貸出しが可能である遊技用システムがあった。
【0003】
かかる遊技用システムを導入する遊技場の中には、遊技媒体の貸出しを受ける際の貸出レートを遊技者自身が選択可能な貸出レート選択方式による遊技を提供する遊技場がある。貸出レート選択方式による遊技を提供する遊技場においては、たとえば安い貸出レートによって行なわれた遊技の結果遊技者の所有となった遊技結果価値の精算にあたっては、通常の貸出レートによる場合に比べて低い交換率でこれを精算するようにして貸出レートと精算とのバランスが図られていた。かかる貸出レート選択方式を採用し、たとえば、通常の貸出レートによる遊技を提供する一方、これに対してたとえば半額の貸出レートによる遊技を提供することにより、遊技の結果得られる利益よりもどちらかいえば遊技行為自体を楽しむことを目的として遊技を行なう者が比較的安い料金で多くの遊技媒体を使用して比較的長時間遊技を行なうことができるようになる。このため遊技場は、貸出レート選択方式を採用することにより、時間潰しの目的で遊技を行なう者等、幅広い客層による支持を得られ、より多くの集客を期待できるようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、複数の貸出レートで遊技を提供する場合には、上述のように貸出レートと精算とのバランスを図る必要があり、貸出レートに応じた態様で遊技結果価値が精算されるようにしなければならない。たとえば、安い貸出レートによる遊技の結果、遊技者の所有となった遊技結果価値が通常の貸出レートの場合と同一の交換率で所定の景品等と交換されてしまうのでは遊技場に不利益が生じる一方、逆の場合には遊技者に不利益が生じることになるためである。
【0005】
このため、従来においては、貸出レートを管理できるようにするために、たとえば遊技機設置島等のエリア毎に遊技媒体の貸出レートを分け、各エリアの貸出レートに対応したジェットカウンタを各エリア毎に設ける等の措置が講じられていた。また、それでもなお遊技者がジェットカウンタを誤って使用したり、あるいは不正行為を行なうことを防止するために、遊技場の店員が常時監視にあたっていた。したがって、従来においては、遊技機設置島ごとにジェットカウンタが必要となって設備経費が増大するとともに人的経費も増大し、さらには、遊技場内における遊技機等のレイアウトが制限されてしまうという不都合があった。
【0006】
一方、遊技者は特定の機種の遊技機で任意の貸出レートによる遊技を行ないたくとも、その遊技機が希望の貸出レート以外の遊技機設置島に配置されている場合には、希望通りの貸出レートで遊技を行なうことができないという不都合が生じていた。
【0007】
本発明は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、異なる貸出レートによる遊技を提供するに際して、遊技場での管理運用を容易にしつつ、かつ、遊技者の利便性を向上させることが可能な遊技用システムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、遊技媒体の貸出しに使用できる貸出価値を特定可能な情報が記録された貸出用記録媒体の記録情報により特定される前記貸出価値を使用した遊技媒体の貸出しが可能である遊技用システムであって、
前記貸出用記録媒体を受付け可能であり、受付けた前記貸出用記録媒体の記録情報により特定される前記貸出価値を引落として複数種類の貸出レートで遊技媒体の貸出しを行なうことが可能な遊技媒体貸出手段と、
当該遊技媒体貸出手段で貸出された遊技媒体を使用して遊技機による遊技を行なった結果、遊技者の所有となった遊技結果価値を精算する精算手段と、
前記遊技機による遊技者の遊技状況を含む所定情報に基づいて当該遊技者の所有になった前記遊技結果価値の大きさを特定するための遊技結果価値特定手段とを含み、
前記貸出用記録媒体には、前記貸出レートが特定可能な情報が記録されており、
前記遊技媒体貸出手段は、
受付けた前記貸出用記録媒体に対する遊技媒体の貸出レートを選択するための操作部と、
該操作部の操作に基づいて、前記遊技媒体貸出手段における遊技媒体の貸出レートを前記貸出用記録媒体別に固定する貸出レート固定化手段とを含み、
前記精算手段は、
前記遊技結果価値特定手段により特定される遊技結果価値の大きさと前記精算手段により実際に精算される遊技結果価値の大きさとを照合して異常が発生したか否かを判定する異常判定手段と、
前記貸出用記録媒体を受付けて当該貸出用記録媒体の記録情報から遊技者が前記遊技結果価値を所有するに至る遊技に使用した遊技媒体の貸出レートを割出してその貸出レートに応じた態様で前記遊技結果価値を精算するための制御動作を行なう貸出レート対応型精算制御手段とを含み、
前記異常判定手段は、精算対象の遊技結果価値の大きさが前記価値特定情報から特定される遊技結果価値の大きさよりも多くかつその差が所定の許容範囲を超えているとき、前記貸出レートが最低額でないことを条件として、異常が発生していると判定することを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記精算手段は、前記遊技結果価値として遊技者の所有となった遊技媒体を計数可能な遊技媒体計数手段で構成されていることを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の本発明は、請求項1または請求項2に記載の発明の構成に加えて、前記遊技結果価値特定手段は、前記遊技機における遊技者の遊技が終了したことを検出する検出手段と、当該検出手段で遊技の終了が検出されることに基づいて前記遊技結果価値の大きさを特定するための価値特定情報を前記精算手段へ出力する価値特定情報出力手段とを含むことを特徴とする。
【0012】
請求項4に記載の本発明は、請求項3に記載の発明の構成に加えて、前記遊技機は前記遊技媒体貸出手段に対応して設けられており、前記検出手段は、前記遊技媒体貸出手段が受付けた貸出用記録媒体が当該遊技媒体貸出手段から遊技者へ返却されることに基づいて当該遊技媒体貸出手段に対応する遊技機における遊技者の遊技が終了したことを検出することを特徴とする。
【0013】
【作用】
請求項1に記載の本発明によれば、遊技媒体貸出手段の働きにより、貸出レートが特定可能な情報が記録された貸出用記録媒体に基づいて貸出価値が引落とされて遊技媒体を貸出す処理が行なわれる。また、遊技媒体貸出手段では、複数種類の貸出レートで遊技媒体が貸出される。精算手段の働きにより、遊技媒体貸出手段で貸出された遊技媒体を使用して遊技機による遊技を行なった結果、遊技者の所有となった遊技結果価値が精算される。遊技結果価値特定手段の働きにより、前記遊技機による遊技者の遊技状況を含む所定情報に基づいて当該遊技者の所有になった前記遊技結果価値の大きさが特定される。前記遊技媒体貸出手段に含まれる貸出レート固定化手段の働きにより、操作部の操作に基づいて、前記遊技媒体貸出手段における遊技媒体の貸出レートが前記貸出用記録媒体別に固定される。異常判定手段の働きにより、前記遊技結果価値特定手段が特定した遊技結果価値の大きさと前記精算手段により実際に精算される遊技結果価値の大きさとが照合されて異常が発生したか否か判定される。さらに、貸出レート対応型精算制御手段の働きにより、前記貸出用記録媒体の記録情報から遊技者が前記遊技結果価値を所有するに至る遊技に使用した遊技媒体の貸出レートを割出してその貸出レートに応じた態様で前記遊技結果価値を精算するための制御動作が行なわれる。前記異常判定手段の働きにより、精算対象の遊技結果価値の大きさが前記価値特定情報から特定される遊技結果価値の大きさよりも多くかつその差が所定の許容範囲を超えているとき、前記貸出レートが最低額でないことを条件として、異常が発生していると判定される。
【0014】
請求項2に記載の本発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、前記精算手段は、前記遊技結果価値として遊技者の所有となった遊技媒体を計数可能な遊技媒体計数手段で構成されている。
【0016】
請求項3に記載の本発明によれば、請求項1または請求項2に記載の発明の作用に加えて、検出手段の働きにより、前記遊技機における遊技者の遊技が終了したことが検出される。そして、価値特定情報出力手段の働きにより、前記検出手段で遊技の終了が検出されることに基づいて前記遊技結果価値の大きさを特定するための価値特定情報が前記精算手段へ出力される。
【0017】
請求項4に記載の本発明によれば、請求項3に記載の発明の作用に加えて、前記遊技機は前記遊技媒体貸出手段に対応して設けられており、検出手段の働きにより、前記遊技媒体貸出手段が受付けた貸出用記録媒体が当該遊技媒体貸出手段から遊技者へ返却されることに基づいて当該遊技媒体貸出手段に対応する遊技機における遊技者の遊技が終了したことが検出される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。まず、第1実施形態(図1〜図12)を説明した後、第2実施形態(図13〜図17)、第3実施形態(図18)を順に説明する。
【0019】
第1実施形態
図1は、本発明に係る遊技用システム(第1実施形態)を遊技場1に適用した場合のシステム構成を説明するためのシステムブロック図である。遊技場1には、遊技機(パチンコ遊技機)9、遊技機9の上皿に貸玉を貸出し可能なカードユニット10、遊技機9から各種遊技情報を収集するとともに遊技機9の打止制御等を行なう呼出ランプ装置(呼出ランプとして図示、以下同様)6、遊技機9から差玉等の遊技情報を収集するとともに不正防止の観点から遊技機9の打止制御等を行なう台管理装置5が配設されている。なお、呼出ランプ装置6には、遊技者が遊技場係員を呼出すための操作を行なった場合に点灯する呼出ランプが設けられている。遊技機9は、遊技機設置島(図示省略)に複数台配列されており、各遊技機9の間には、それぞれの遊技機9に対応したカードユニット10が設けられている。
【0020】
さらに遊技場1には、カードユニット10における玉貸しに必要なプリペイドカード(PC)12を販売するカード販売機4、遊技機9における遊技の結果遊技者の所有となったパチンコ玉を計数するためのジェットカウンタ3、ジェットカウンタ3における計数結果に基づいて所定景品を遊技者に付与するための処理を実行する景品処理装置8、遊技場管理装置(ホール用管理コンピュータ)2等が配設されている。
【0021】
次に、図1を参照しつつ本システムの概要について、遊技者が遊技を行なう手順に沿って説明する。まず、玉貸しに必要なプリペイドカード12は、カード販売機4で購入する。現金の投入と引換えにカード販売機4から発行されるプリペイドカード12には、パチンコ玉の貸出しに使用できる貸出価値の一例となるカード度数情報と、各プリペイドカード12を識別するための識別情報(ID)の一例となるカードナンバーが記録されている。
【0022】
また、カード販売機4でプリペイドカード12が発行された場合には、カード発行情報が遊技場管理装置2へ出力される。その他、カード販売機4から遊技場管理装置2へは、カード切れ情報、釣銭切れ情報等が出力される。
【0023】
カードユニット10のカード挿入口10aにプリペイドカード12が挿入されれば、プリペイドカード12の記録情報がカードユニット10で読出される。カードユニット10には、貸玉料(貸玉レート)を遊技者が選択可能な操作部10bが設けられている。ここで、貸玉料(貸玉レート)とは、パチンコ玉1発を貸出すのに必要な貸玉単価である。
【0024】
特にこの実施形態では、貸玉料を一般的な「4円」とするか、その半額の「2円」とするかが操作部10bの操作により選択可能とされている。遊技者が、カード販売機4で購入したプリペイドカード12をカードユニット10へ挿入すれば、操作部10bの操作が有効となって貸玉料の選択操作が可能となる。遊技者が操作部10bを操作して貸玉料を選択すれば、選択された貸玉料がそのプリペイドカード12に記録されているカードナンバーとともにカードユニット10に登録される。一旦、いずれかのカードユニット10で貸玉料が設定され、その登録がなされたプリペイドカード12については、同一のカードユニット10で使用する限り登録された貸玉料のみで貸玉が可能であり、貸玉料を変更することはできない。したがって、すでにカードユニット10に貸玉料が登録されているプリペイドカード12をそのカードユニット10に挿入して操作部10bで貸玉料の変更を試みても操作が無効とされる。
【0025】
貸玉料が2円に設定されたプリペイドカード12を使用すると、貸玉料が4円に設定されている場合と比較して同じカード度数で2倍のパチンコ玉の玉貸しを受けることができる。ただし、遊技を行なった結果所有したパチンコ玉は貸玉料が4円の場合には2.5円であるのに比較してその半額で景品と交換されることになる。したがって、貸玉料として通常の4円の半額の2円を選択することにより、貸玉料が4円の場合に比較して遊技の結果所有した同数のパチンコ玉を精算して得られる利益は少なくなるものの多くの貸玉を受けて比較的長時間遊技を楽しむことができるようになる。なお、貸玉操作によりパチンコ玉が貸出されれば、貸出額を特定可能な貸出情報がカードユニット10から遊技場管理装置2へ出力される。
【0026】
図1では詳細な図示を省略しているが、遊技機9には、複数種類の図柄の可変表示が行なわれるいわゆる可変表示装置や可変入賞球装置、その他、入賞口等が設けられている。たとえば、打玉が遊技機9の遊技領域に設けられた所定の始動入賞口に始動入賞することに基づいて可変表示装置の可変表示結果が導出表示される。始動入賞が発生すれば、遊技機9から始動入賞情報が出力される。可変表示装置の表示結果が予め定められた大当り図柄の組み合わせ(たとえば777等)となれば、大当りが発生して可変入賞球装置に打玉を入賞させることが可能な大当り制御が開始される。また、大当たりの発生に伴って遊技機9から大当たり情報が出力される。さらに大当り図柄の中でも特に定められた確変図柄で大当りが発生した場合には、その後、大当り確率が高くなる確変(確率変動)が発生する。この確変は、たとえばその後大当りが2回発生するまで継続し、2回目の大当り制御終了後に大当り確率が通常のものに復帰する。確変(確率変動)が発生すれば、その確率変動状態が終了するまで継続的に確変情報が遊技機9から出力される。可変入賞球装置やその他の入賞口にパチンコ玉が入賞すれば、遊技機9から所定数の賞品玉が払出される。
【0027】
遊技機9で打玉が打込まれる毎に打込玉数を特定可能な打込玉情報が発生し、賞球や貸玉が払出される毎にその玉数を特定可能な補給情報が発生する。これらの補給情報および打込玉情報は、遊技機設置島(図示省略)から各遊技機9別に各台管理装置5へ入力される。台管理装置5は、補給情報と打込玉情報とから次の2種類の差玉(補給情報−打込玉情報)を算出してそれぞれ記憶する。1つは、遊技機9の1日当りの差玉であり、遊技場の開店時刻から閉店まで累積的に演算される総合差玉である。総合差玉は、1日毎に「補給情報−打込玉情報=(貸玉数+賞球数)−打込玉数」で算出される。もう1つは、1遊技毎の差玉であり、カードユニット10にプリペイドカード12が挿入されて遊技が開始してからプリペイドカード12が排出されて遊技が終了するまでの間に入力される補給情報と打込玉情報とに基づいた個別差玉である。個別差玉は、1遊技毎に「補給情報−打込玉情報=(貸玉数+賞球数)−打込玉数」で算出される。台管理装置5は、遊技場管理装置2からの出力要求情報に応じて1日当りの総合差玉を特定可能な差玉情報を遊技場管理装置2へ出力する。
【0028】
さらに台管理装置5は、個別差玉を利用して遊技者の持玉を常時監視する。そして、遊技者の持玉がなくなった場合には、遊技機9へ打止情報を出力して遊技機9を遊技不可能な状態に打止制御する。
【0029】
また、遊技機9から呼出ランプ装置6へは、確率変動情報、大当り情報、始動入賞情報等の遊技情報が遊技状況に応じて出力される。呼出ランプ装置6はこれらの情報を計数し、必要に応じて遊技場管理装置2へ出力する。また、所定回数の大当たりが遊技機9で発生したこと等を条件に、遊技機9へ打止情報を出力して遊技機9を打止状態に制御する。さらに呼出ランプ装置6には、表示部67(図3参照)で構成される呼出しランプや、会員カードを挿入するためのカード挿入口などが設けられている。遊技者が遊技場係員を呼出すための所定操作を行なえば、呼出しランプが点灯して遊技係員への報知が行なわれる。カード挿入口に会員カードを挿入すれば、遊技場会員にのみ許容される有利な条件で遊技が提供される。
【0030】
やがて遊技機9における遊技が終了してカードユニット10からプリペイドカード12が排出されれば、カードユニット10から台管理装置5へ情報出力要求信号が出力される。台管理装置5は、情報出力要求信号に応じて個別差玉を特定可能な個別差玉情報をジェットカウンタ3へ出力した後、個別差玉の計数値をリセットして次回の遊技に備える。この個別差玉情報は、遊技者毎にその遊技者の遊技開始から遊技終了までの間に算出された個別差玉に基づく情報である。遊技中においては、何らかの弾みで賞球が遊技機9の上皿や下皿等から床に落ちたりする等するために、個別差玉情報により特定される個別差玉の数は遊技者が遊技の結果所有したパチンコ玉の数とは完全に一致するとは限らないが、ある程度の誤差を許容すればこの個別差玉によって遊技者が所有しているはずのパチンコ玉数を概略的に特定できる。この個別差玉情報がジェットカウンタ3へ出力されることにより、ジェットカウンタ3では、精算のために訪れるであろう遊技者が所有しているパチンコ玉の数を予め予想でき、概略特定可能になる。以降、個別差玉情報を概略情報ともいう。
【0031】
また、カードユニット10は、遊技が終了してプリペイドカード12が排出されるのと同時にプリペイドカード返却情報をジェットカウンタ3へ出力する。プリペイドカード返却情報には、カードユニット10に挿入されていたプリペイドカード12のカードナンバー、遊技機9を特定可能な台番号、プリペイドカード12のカードナンバーに対応してカードユニット10に記憶されている貸玉料情報が含まれている。
【0032】
以上によりジェットカウンタ3では、台管理装置5から出力された個別差玉情報とカードユニット10から出力されたプリペイドカード返却情報とに基づいて、カードナンバーによって特定される遊技者が遊技を行なった遊技機9の台番号、遊技の結果遊技者が所有したパチンコ玉の概数、貸玉料を特定可能となる。なお、ジェットカウンタ3は、複数の台管理装置5およびカードユニット10と接続されており、複数台の遊技機9の遊技結果を精算可能に構成されている。
【0033】
遊技機9で遊技を終えた遊技者は、遊技の結果所有したパチンコ玉をジェットカウンタ3に投入することにより遊技結果価値の精算を行なう。ジェットカウンタ3はプリペイドカード12を受付け可能に構成されており、プリペイドカード12をジェットカウンタ3に挿入することによりそのプリペイドカード12のカードナンバーが判明し、予めジェットカウンタ3に入力されている個別差玉情報とプリペイドカード返却情報とに基づいて計数値と個別差玉との誤差が許容範囲内であるか否かが判断される。このように、ジェットカウンタ3では個別差玉と遊技者が投入したパチンコ玉の数とを比較照合して両者に許容範囲を超えた大きな差がないか否かをチェック可能であるために、たとえば、貸玉料4円で遊技を行なった結果所有したパチンコ玉に貸玉料2円で貸出しを受けたパチンコ玉を混入させて計数する等といった不正行為を精算前に未然に発見することが可能になる。
【0034】
比較照合の結果、許容範囲の場合には、さらにプリペイドカード返却情報に基づいて貸玉料が参照され、貸玉料が4円の場合には計数値がそのまま記録された計数カードがジェットカウンタ3から発行される。一方、貸玉料が2円の場合には、計数値がその半値に減額されて減額後の値が計数値として計数カードに記録され、ジェットカウンタ3から発行される。ジェットカウンタ3での計数結果は計数情報として遊技場管理装置2へ出力される。
【0035】
一方、個別差玉と計数値との差が許容範囲にない場合には、貸玉料が4円であるとを条件にしてジェットカウンタ3から遊技場管理装置1へ異常情報が出力されてその旨が遊技場係員に報知されるとともに、計数カードの発行が禁止される。貸玉料4円で遊技を行なった結果所有したパチンコ玉に貸玉料2円で貸出しを受けたパチンコ玉を混入させて計数する等といった不正行為が行なわれている可能性があるためである。この場合には、計数の異常に気づいてジェットカウンタ3に駆けつけた遊技場係員による所定操作が行なわれることを条件にして、許容範囲内の計数値の記録された計数カードがジェットカウンタ3から発行される。
【0036】
個別差玉と計数値との差が許容範囲になく、かつ、計数値の方が個別差玉よりも多い場合であっても、プリペイドカード返却情報によって特定される貸玉料が2円である場合には、遊技場係員への報知は行なわれることなくその計数値に基づいた計数カードが通常通り発行される。そもそも貸玉料が2円である場合には、前述のような不正行為が行なわれることは考えにくく、許容範囲を超える誤差によって遊技場が不利益を被ることはないためである。
【0037】
しかしながら、計数値の方が個別差玉に比べて異常に少ない場合には、たとえプリペイドカード返却情報によって特定される貸玉料が2円であっても、次のような不正行為が行なわれる可能性がある。すなわち、多量のパチンコ玉を貸玉料2円という安い単価で入手しておいて遊技機9で名目上の遊技を行ない、所有しているパチンコ玉のごく一部をジェットカウンタ3で精算した後、貸玉料4円で販売された別のプリペイドカード12で遊技を行なう際に、玉貸料2円で既に入手しているパチンコ玉を貸玉料4円の遊技に不正使用するという行為が行なわれる可能性がある。そこでこの場合には、ジェットカウンタ3により不正の可能性があるものとみなされ、ジェットカウンタ3から遊技場管理装置1へ異常情報が出力されるとともに、計数カードの発行が禁止される。
【0038】
なお、ジェットカウンタ3から発行された計数カードは、たとえば景品処理装置8に挿入することにより所望の景品と交換することが可能になる。景品処理装置8で景品交換操作が行なわれた場合には、景品交換額や景品交換種類を特定可能な情報が景品処理装置8から遊技場管理装置2へ出力される。
【0039】
以上のシステム構成によれば、貸玉料に応じた態様でパチンコ玉を精算する際に必要となる前記貸玉料が、パチンコ玉の貸出しに使用されるプリペイドカード12を有効利用して特定可能となり、遊技者がプリペイドカード12を用いてパチンコ玉の貸出しを受けることができるばかりでなく、そのプリペイドカード12を使用して貸玉料に応じた精算を受けることもでき、遊技者の利便性が向上される。
【0040】
しかも、遊技者がジェットカウンタ3で精算するパチンコ玉の数が個別差玉により概略特定され、概略特定されたパチンコ玉の数と実際にジェットカウンタ3で精算されるパチンコ玉の数との間に大きな差があるか否かの判定が行なわれるために、たとえば貸玉料の異なる2枚のプリペイドカード12を用意してそれぞれで遊技を行なった後、一方のプリペイドカード12で双方の遊技の結果得られたパチンコ玉を合わせて精算する等のような不正行為を異常判別することができる。
【0041】
また、以上のシステム構成によれば、貸玉料に応じた複数種類のジェットカウンタを遊技場1内に用意して、遊技者に貸玉料に応じたジェットカウンタで精算を行なうことを義務づける必要がなくなる。また、貸玉料はプリペイドカード12のカードナンバーにより特定されるために、遊技者がジェットカウンタを誤って使用することを防止するなどの管理上の都合のために、遊技機設置島等のエリア毎にパチンコ玉の貸玉料を分け、各エリアの貸玉料に対応したジェットカウンタを各エリア毎に設ける等の面倒なレイアウト構成を行なう必要もなくなる。
【0042】
さらに、貸玉料が遊技機設置島等に依存するものではないため、同一の遊技機設置島あるいは遊技機で異なる貸玉料によって遊技媒体を貸出して遊技を提供することが可能となる。これにより、特定の機種の遊技機で任意の貸出レートによる遊技を行ないたくとも、その遊技機が希望の貸出レート以外の遊技機設置島に配置されているために、希望通りの貸玉料で遊技者が遊技を行なうことができないなどという不都合を解消でき、遊技者にとっての利便性を向上できる。
【0043】
さらに、遊技者は貸玉料をカードユニット10で選択可能であるために、カード販売機4でプリペイドカード12を販売する時点で貸玉料を定める必要がない。このため、カード販売機4に貸玉料を選択する機能や選択に応じた貸玉料でプリペイドカード12を販売する機能を設ける必要がなく、カード販売機4の構成を極力簡略化できる。また、遊技者はプリペイドカード12を購入する時点で予め貸玉料を選択する必要がなく、実際に遊技を行なう時点で貸玉料を選択可能であるために、利便性が向上される。
【0044】
以上により、異なる貸玉料による遊技を提供するに際して、遊技場での管理運用を容易にしつつ、かつ、遊技者の利便性を向上させることが可能な遊技用システムを提供することができる。
【0045】
図2は、カード販売機4の構成を示すブロック図である。カード販売機4は、制御手段40、操作部45b、カードリーダライタ43bを含むカード発行部43、貨幣受入部46、釣り払出し部47、情報送信部49a、情報出力部49bを含む。なお、情報送信部49aは、プリペイドカード12を管理し各遊技場1へプリペイドカード12を納入しているプリペイドカード管理会社の中継装置(図示省略)と情報の送受信が可能に構成されている。
【0046】
貨幣受入部46に貨幣が受入れられれば金額情報が制御手段40に入力される。カード販売機4には、カード度数の異なる複数種類のプリペイドカード12が予めストックされている。なお、操作部42には、複数種類のプリペイドカード12のうち、いずれを購入するのかを遊技者が選択可能な選択ボタン(図示省略)が各プリペイドカード12に対応して設けられている。制御手段40は、金額情報に基づいて、発行可能なプリペイドカード12の種類を決定する。そして、決定したプリペイドカード12に対応する選択ボタンを点灯させる制御を行なう。点灯中の操作ボタンのうち、いずれかが操作されれば、選択情報が制御手段40へ出力される。制御手段40はこの選択情報に基づいて発行すべきプリペイドカード12を特定し、特定されたプリペイドカード12をカード発行部43へ案内する。カード発行部43に案内されたプリペイドカード12は、カードライタ43bでカードナンバーとセキュリティ情報とが記録された後、発行される。制御手段40は、釣銭を返却する必要がある場合には、釣り払出し部47より釣銭を払出す。また、情報出力部49bからは、カード発行情報、カード切れ情報、釣銭切れ情報等の各種情報が遊技場管理装置2へ出力される。さらに制御手段40は、プリペイドカード12が販売される毎に売上額を特定可能な売上情報を情報送信部49aを介して中継装置(図示省略)へ出力する。
【0047】
図3は、呼出ランプ装置6の構成を示すブロック図である。呼出ランプ装置6は、各遊技機9に対応してその上方部分に設けられている。呼出ランプ装置6は、制御手段60、会員カードの記録情報を処理するカードリーダライタ61、操作部62、情報入力部63、情報記憶部64、情報出力部65、通信部66、呼出ランプとして機能するとともに呼出ランプ装置6の操作手順等を表示する表示部67を含む。なお、図示を省略するが、操作部62には、会員カードに対応して定められた暗証番号を入力するためのテンキーや、会員カード排出ボタンなどが含まれている。
【0048】
遊技機9から情報入力部63には、確変情報、大当り情報、始動情報等の遊技情報が随時入力される。制御手段60はこれらの遊技情報の入力に基づいて大当り回数や確率変動継続回数、始動回数を計数し、計数結果を情報記憶部64へ記憶させる制御を行なう。制御手段60は、たとえば遊技場管理装置2からの情報送信要求に応じて情報記憶部64に記憶されている各種遊技情報を通信部66を介して遊技場管理装置2へ出力する。
【0049】
制御手段60は、たとえば遊技場管理装置2からの打止指令に応じて情報出力部65を介して遊技機9へ打止情報を出力する。これにより、たとえば、大当たりが所定回数継続したことなどを条件にして、遊技機9が打止状態となる。
【0050】
制御手段60から表示部67へは、各種表示制御情報が出力される。遊技者が呼出ランプ装置6で所定の係員呼出操作を行なえば、呼出ランプ装置6に設けられている呼出ランプを点灯させるための制御が行なわれるとともに情報出力部65を介して呼出情報が島呼出ランプへ出力される。島呼出ランプは、呼出ランプ装置6が設置されている遊技機設置島毎に対応して設けられており、この島呼出ランプの点灯により遊技場係員への報知が行なわれる。
【0051】
また、特に会員カードを所持する会員遊技者は、呼出ランプ装置6に会員カードを挿入した後、操作部62で暗証番号の照会を行なうことを条件にして、表示部67に各種の会員向け遊技情報を表示させたりすることが可能となり、その呼出ランプ装置6に対応する遊技機9で有利に遊技を行なえるようになる。
【0052】
図4は台管理装置5の構成を示すブロック図である。台管理装置5は、制御手段50、情報入力部51、情報記憶部52、情報出力部53、通信部54を含む。
【0053】
遊技機9から情報入力部51には各種遊技情報が入力される。また、遊技機9の補給情報および打込玉情報は、遊技機9が配設されている遊技機設置島から情報入力部51に入力される。制御手段50は、情報入力部51に入力される補給情報や打込玉情報、その他の遊技情報を計数する。たとえば情報記憶部52には、補給情報を計数するための補給カウンタと打込玉情報を計数ための打込玉カウンタとが記憶されており、制御手段50は補給情報および打込玉情報の入力に応じて各カウンタのカウンタ値を更新するとともに個別差玉と総合差玉とを算出して情報記憶部52に記憶する処理を実行する。さらに情報入力部51には、カードユニット10から情報出力要求信号が入力される。情報出力要求信号は、遊技者の遊技終了時にカードユニット10から出力される情報である。制御出力50は、この情報出力要求信号に基づいて内部に記憶している個別差玉情報を情報出力部53を介してジェットカウンタ3へ出力する。ジェットカウンタ3では、この個別差玉情報に基づいて遊技者が獲得したパチンコ玉の数が概略特定される。
【0054】
台管理装置5は、カードユニット10より入力される情報出力要求信号に応じて個別差玉情報をジェットカウンタ3へ出力するために、たとえば、遊技中に刻々と変化する個別差玉に対応して個別差玉情報を逐次ジェットカウンタ3へ出力する場合と比較して、ジェットカウンタ3が個別差玉情報を処理する回数を低減させることができる。これにより、ジェットカウンタ3の処理負担が軽減される。
【0055】
通信部54は遊技場管理装置2と接続されている。遊技場管理装置2は台管理装置5へ情報出力要求信号を出力する。この情報出力要求信号は通信部54で受信され制御手段50に入力される。制御手段50はこの情報の入力に応じて内部に記憶している各種遊技情報を通信部54を介して遊技場管理装置2へ送信する。
【0056】
さらに台管理装置5は、個別差玉を利用して遊技者の持玉を常時監視する。そして、たとえば個別差玉=0となり、遊技者の持玉がなくなった場合には情報出力部53から遊技機9へ打止情報を出力して遊技機9を遊技不可能な状態に打止制御する。打止制御が行なわれることにより、予めパチンコ玉を安い貸玉料で貸受けて、これを高い貸玉料に設定したカードユニット10に対応する遊技機9で使用するという不正行為を防止できる。個別差玉は遊技機9に対応するカードユニット10から貸出された貸玉数をも含めて算出されるために(個別差玉=貸玉数+賞球数−打込玉数)、外部からパチンコ玉を持込んでこれを使用することを試みても、「貸出数+賞球数」以上の数のパチンコ玉を使用して遊技を行なう時点で「個別差玉=0」となって遊技機9が不能動状態となり、それ以上の打込玉数を発生させることができなくなるためである。
【0057】
図5は、ジェットカウンタ3の構成を示すブロック図である。ジェットカウンタ3は、制御手段30、カードリーダライタ31、玉計数部32、操作部33、情報入力部34、情報記憶部35、計数カード発行部36、情報出力部37、通信部38、表示部39を含む。
【0058】
情報入力部34には、台管理装置5から出力された個別差玉情報と、カードユニット10から出力されたプリペイドカード返却情報とが入力される。制御手段30はこれらの入力情報をプリペイドカード12のカードナンバー別に情報記憶部35に記憶し、そのカードナンバーにより特定される遊技者が後に行なう計数動作に備える。
【0059】
遊技者が遊技結果価値の一例となるパチンコ玉を計数するために自己のプリペイドカード12をジェットカウンタ3に挿入すれば、カードリーダライタ31によりプリペイドカード12の記録情報が読取られる。制御手段30は、カードリーダライタ31で読取られた情報に基づいてプリペイドカード12に記録されているカードナンバーを割出し、情報記憶部35からこのカードナンバーに対応する情報(貸玉料情報、個別差玉情報、遊技機9の台番号)を読出す。
【0060】
計数を開始させるための所定操作が操作部33で行なわれれば、計数スイッチ(図示省略)でその操作が検出され、検出信号が制御手段30に入力される。その後、玉計数部32にパチンコ玉が投入されれば、玉計数部32でパチンコ玉の計数が開始される。制御手段30は、計数の進行に応じて表示部39へ表示制御用信号を出力し、玉計数部32における計数状況を表示部39に表示させる。やがて操作部33で計数の終了操作が行なわれると、これが終了スイッチ(図示省略)により検出され、その検出信号が制御信号30に入力される。
【0061】
制御手段30は、玉計数部32の計数結果と情報記憶部35に記憶されている個別差玉情報とを比較し、両者の誤差が許容範囲内であることを条件に計数カードの発行処理を実行する。計数カードの発行処理により計数カードに記録される計数値は、貸玉料情報により異なる。通常の貸玉額(4円)の場合には、玉計数部32の計数結果がそのまま計数カードに記録されて計数カード発行部36から計数カードが発行される。一方、貸玉料が半値(2円)に設定されている場合には、玉計数部32の計数結果を1/2した値が計数値として計数カードに書込まれて計数カード発行部36から発行される。
【0062】
一方、個別差玉と計数値との差が許容範囲にない場合には、不正行為のおそれがあるか否かが判断されてその判断結果によっては、通信部38から遊技場管理装置1へ異常情報が出力されるとともに、計数カードの発行が禁止され、不正行為の防止が図られる。なお、情報出力部37から遊技場管理装置2へは、玉計数部32の計数結果が出力される。
以上説明したジェットカウンタ3によれば、貸玉料に応じた精算をパチンコ玉の計数段階で行なうことが可能となる。したがって、たとえば、ジェットカウンタ3では貸玉料に因らず計数値をそのまま計数カードに書込んで発行し、景品処理装置8で景品交換処理を行なう際に貸玉料に応じた率で景品交換を行なう場合等と比較して、早い段階で貸玉料に応じた精算を行なうことが可能になる。また、計数カードにはすでに貸玉料に応じた態様で計数値が記録されているために、この計数カードで景品交換の処理を行なう際には貸玉料を考慮することなくその計数値に基づいて処理を行なうことが可能となる。このため、景品処理装置8は貸玉料やプリペイドカード12を識別可能に構成する必要がなく、従来から使用されている装置をそのまま流用可能である。
【0063】
図6は、カードユニット10の構成を示すブロック図である。カードユニット10は、制御手段100、カードリーダライタ101、操作部10b、情報入力部102、情報出力部103、情報送信部104、玉貸通信部105、LED回路部106を含む。なお、制御手段100は、プリペイドカード12の貸玉料をカードナンバー別に記憶するための記憶部を含む。
【0064】
カードユニット10にプリペイドカード12が挿入されれば、プリペイドカード12の記録情報がカードリーダライタ101で読出される。制御手段100は、記録情報に基づいてカード残度数を特定する。そして、カード残度数の表示のための残度数表示信号をLED回路部106へ出力する。LED回路部106へ出力された信号は、遊技機9に設けられた度数表示部(図示省略)に入力され、カード残度数が表示される。制御手段100は、操作部10bから出力される操作信号に応じて制御手段100内部の記憶部を検索し、カードユニット10に挿入されているプリペイドカード12の貸玉料がすでに登録済であるか否か判断する。そして登録されていないことを条件にして操作信号に応じた貸玉料による玉の貸出しを許容するとともにその貸玉料をカードナンバーとともに記憶部に記憶する。
【0065】
制御手段100は、玉貸通信部105を介して玉貸しのための制御を行なう。、遊技機9に設けられた玉貸ボタン(図示省略)で貸玉操作が行なわれると、その旨が玉貸通信部105を介して制御手段100へ通知される。制御手段100はプリペイドカード12から貸玉料に応じた度数を引落とすとともに玉貸許可信号を玉貸通信部105を介して遊技機9へ出力し、玉の貸出しを許容する。また、貸出額を特定可能な貸出情報が情報出力部103および情報送信部104からそれぞれ遊技場管理装置2とプリペイドカード管理会社の中継装置(図示省略)へ出力される。
【0066】
カードユニット10に対応する遊技機9で遊技者が遊技を終え、遊技機9に設けられた所定のカード返却ボタン(図示省略)を押圧すれば、返却信号が玉貸通信部105を介して制御手段100に入力される。制御手段100は、返却信号に応じてカードユニット10に挿入されているプリペイドカード12を排出する排出制御を行なう。さらに、制御手段100は、プリペイドカード12が排出されることに基づいて遊技者の遊技の終了を認知する。そして、情報出力部103を介して台管理装置5へ情報出力要求信号を出力し、情報出力部103を介してジェットカウンタ3へプリペイドカード返却情報を出力する。このように、カードユニット10は遊技者の遊技が終了したことをプリペイドカード12の返却操作に基づいて認知するように構成されており、遊技者の遊技が終了したか否かが比較的単純な制御で判断し得る。
【0067】
図7および図8は、ジェットカウンタ3により実行される処理内容を説明するためのフローチャートである。特に図7(a)は、処理のメインフローを示し、図7(b)および図8は、これに付随して実行されるサブルーチンを示している。処理のメインフローにおいては、まず、所定のイニシャライズ処理が実行された後(S1)、情報入力処理(S2)、計数処理(S3)の順で各処理が繰返し実行される。
【0068】
次に図7(b)を参照して、S2で実行される情報入力処理の処理内容を説明する。まず、情報入力ポートに各種情報を入力するためのポート入力処理が実行された後(S4)、プリペイドカード返却情報がカードユニット10から入力されているか否かが判断され(S5)、入力のない場合には後述するS7に処理が移行する。一方、プリペイドカード返却情報が入力されている場合には、入力情報からプリペイドカード12のカードナンバー、遊技機9の台番号、貸玉料を特定し、これらをカードナンバー別に計数待ち情報記憶エリアに記憶する処理が行なわれる(S6)。なお、計数待ち情報記憶エリアは情報記憶部35(図5参照)に構成されている。
【0069】
次に、遊技情報(ここでは個別差玉情報)が台管理装置5から入力されているか否かが判断され(S7)、入力のない場合には処理が終了するが入力されいる場合には入力情報に基づいて遊技機9の台番号と個別差玉とが特定され、特定された台番号が記憶されている計数待ち情報記憶エリアに個別差玉情報を概略情報として記憶させる処理が実行される(S8)。このS8と前記S6の各処理がそれぞれ実行されることにより、計数待ち情報記憶エリアには、プリペイドカード12のカードナンバー別に遊技機9の台番号と貸玉料情報と概略情報(差玉)とが記憶されることになる。
【0070】
次に、図8を参照して、S3で実行される計数処理を説明する。まず、不正フラグがセットされているか否かが判断される(SA1)。不正フラグは、パチンコ玉の計数結果に異常が認められた場合に後述のSA20でセットされるフラグである。不正フラグがセットされている場合には、後述するSA21に処理が移行する。不正フラグがセットされていない場合には計数カウンタが0であるか否かが判断される(SA2)。計数カウンタは、玉計数部32の計数結果を記憶するカウンタである。計数カウンタが0でない場合には、微小時間で繰返し実行される計数処理の処理途中において既に計数処理が開始されているために、処理が後述するSA7に移行する。計数カウンタが0の場合には、計数処理の開始前であるためにプリペイドカード12が挿入されたか否かが判断される(SA3)。プリペイドカード12が挿入されていない場合には処理が終了するが、挿入された場合にはプリペイドカード12の記録情報が読出され(SA4)、読出されたカードナンバーに対応した情報の記憶されている計数待ち情報記憶エリアのアドレスを指定してエリア情報を読出す処理が実行される(SA5)。次に、計数を許容する旨の表示が表示部39で行なわれる(SA6)。次に、計数操作が検出されたか否か(計数スイッチがONとなったか否か)が判断され(SA7)、計数スイッチがONとなっていない場合には後述するSA9に移行するが、計数スイッチがONとなっている場合には玉数を計数する処理が実行され、計数カウンタのカウンタ値が計数に応じて更新(+n)される(SA8)。
【0071】
次に、計数がすべて終了したか否か(終了スイッチがONとなったか否か)が判断され(SA9)、計数が終了していない場合には一旦処理が終了して再び計数処理が実行された際にSA2でNOの判断がなされ処理がSA7に移行する。一方、計数が終了している場合には計数カウンタのカウンタ値と既に読出されている概略情報(個別差玉情報)とを比較する処理が実行される(SA10)。
【0072】
次に、計数カウンタのカウンタ値と概略情報により特定される差玉との誤差が許容範囲内であるか否かが判断される(SA11)。許容範囲内である場合には、たとえばジェットカウンタ3に挿入されているプリペイドカード12の貸玉料が4円に設定されている場合において、精算者が他人から貸玉料2円で貸出されたパチンコ玉を貰い受けてすべて4円で計数して不当利得を得る等という不正行為は行なわれていないことになる。したがってこの場合には、SA12以下の計数カード発行処理が実行される。すなわち、貸玉料が通常の半額(2円)に設定されて遊技が行なわれたか否か(半額遊技が行なわれたか否か)が判断され(SA12)、貸玉料が通常額(4円)である場合には計数カードに計数カウンタ値がそのまま書込まれて発行される(SA14)。貸玉料が通常の半額(2円)に設定されて半額遊技が行なわれた場合には、計数カウンタ値が1/2された後(SA13)に、計数カードの発行処理(SA14)が実行される。計数カードの発行後、計数カウンタがリセットされ(SA15)、遊技場管理装置2へ計数情報が出力される(SA16)。次に、計数カード発行処理が行なわれたことにより不要となった概略情報を消去する処理が実行され(SA17)、すべての計数処理が終了する。
【0073】
一方、計数カウンタ値と概略情報との誤差が許容範囲でない場合には、前述の不正行為が行なわれている可能性がある。この場合には、まず半額遊技が行なわれており、なおかつ許容範囲より多く計数されたか否か(計数カウンタ値が概略情報で特定される個別差玉よりも大きいか否か)が判断される(SA18)。半額遊技でない場合、または、半額遊技ではあるが計数カウンタ値が個別差玉よりも小さい場合には、前述した不正行為の可能性があるために、このSA18でNOと判断される。そして、遊技場管理装置2に異常情報が出力され(SA19)、不正フラグがセットされる(SA20)。
【0074】
一方、SA18において、半額遊技が行なわれていてなおかつ許容範囲より多く計数されたものである場合には異常情報の出力等は行なわれることなく、処理が前記SA13に移行して通常どおりに計数カードを発行する処理が実行される(SA14〜SA17)。つまり、計数カウンタ値が許容範囲にない場合であっても半額遊技が行なわれていて、かつ精算対象のパチンコ玉数が概略情報で特定される玉数よりも多い場合には通常どおりに計数カードの発行処理が行なわれる。これは、計数カード発行時に計数カウンタ値が1/2されるために、他人からパチンコ玉を貰い受けてこれを併せて計数することによって得られるメリットがなく、前述の不正行為が行なわれて遊技場に損害が発生することは考えられないためである。
【0075】
SA19で遊技場管理装置2に異常情報が出力されれば、これにより遊技場管理装置2側で所定の警報が発せられる。また、SA20で不正フラグがセットされることにより、計数カードの処理が一旦中断される。次に暫定発行操作が行なわれたか否かが判断される(SA21)。暫定発行操作は、遊技場の係員により行なわれるものである。操作部33において所定の暗証番号の入力その他の特殊操作による暫定発行操作が遊技場係員により行なわれたことを条件に、暫定発行処理が実行される(SA22)。暫定発行処理は、計数カウンタのカウンタ値と概略情報との誤差が許容範囲を超える場合に計数カウンタのカウンタ値を許容範囲内に減算させる処理である。この暫定発行処理が実行されることにより、計数カードに減額更新後の計数カウンタ値が書込まれて計数カードの発行処理が実行される。暫定発行処理の後、処理が前記SA15に移行する。
【0076】
図9は、台管理装置5の処理内容を説明するためのフローチャートである。特に図9(a)は、処理のメインフローを示し、図9(b)および図9(c)は、これに付随して実行されるサブルーチンを示している。台管理装置5においては、まず所定のイニシャライズ処理が実行された後(SB1)、遊技情報演算処理および情報出力処理が交互に繰返し実行される(SB2、SB3)。
【0077】
次に、図9(b)を参照して、SB2で実行される遊技情報演算処理を説明する。まず、情報入力ポートに各種情報を入力する処理が実行され(SC1)、遊技機9から情報が入力されたか否かが判断される(SC2)。遊技機9からの情報がない場合には後述するSC5に処理が移行するが、遊技機9から情報が入力されている場合には入力された遊技情報を読出す処理が実行される(SC3)。遊技情報には、大当り情報、確変情報、始動入賞情報等が含まれている。次に、遊技情報を演算し、記憶する処理が実行される(SC4)。これにより、大当り回数や確変継続回数等が集計される。
【0078】
次に、遊技機設置島から補給情報または打込玉情報が入力されたか否かが判断される(SC5)。いずれの情報も入力されていない場合には処理が終了するが、いずれかの情報が入力されている場合には入力情報に応じて補給カウンタおよび打込玉カウンタを加算更新する処理が実行される(SC6)。次に、加算更新後の両カウンタのカウンタ値に基づいて総合差玉を算出し、これを情報記憶部52(図4参照)に記憶する処理が実行される。次に、両カウンタのカウンタ値が更新されることに基づいて個別差玉を算出する処理が実行される(SC8)。次に、SC8で算出された個別差玉が0よりも小さい値になっているか否かが判断される(SC9)。個別差玉<0となっている場合には、現時点では遊技者の負けが込んでいることになる。したがって、この場合には遊技者が遊技で勝って所有している玉数は0個であるために個別差玉を0にする処理が実行される(SC10)。SC10の処理の後、またはSC9でNOの判断がなされた後、個別差玉を情報記憶部52に記憶する処理が実行される(SC11)。次に、記憶した個別差玉が所定値Xよりも小さいか否か判断される(SC12)。個別差玉が所定値Xよりも小さい場合には、遊技機9へ打止情報が出力される(SC13)。遊技機9は、この打止情報が入力されることを条件に打球操作ハンドルを不能動化して遊技状態を弾発遊技不可能な状態に制御する。ここでXは、遊技者が持玉を所有していないと推定できる値であって、たとえばXは「1」である。なお、個別差玉と遊技者の持玉とは計算上は完全に一致するために、SC12のステップでは「個別差玉=0」であるか否かを判断するようにしてもよい。遊技者が持玉を所有していない場合には遊技を行なうことができないようにしたのは、貸玉料を4円に設定しておきながら、別途、貸玉料2円で貸出しを受けたパチンコ玉を実際の遊技に使用するような貸玉料をすり替える不正行為が行なわれるのを防止するためである。
【0079】
なお、上記貸玉料をすり替える不正行為としては、たとえば、次のような2つが考えられるが、上記SC12、SC13の打止制御が実行されることにより両不正行為が行なわれることを防止できる。1つは、予めパチンコ玉をカードユニット10その他のカードユニットなどで安い貸玉料で貸受けたりあるいは外部から持ち込んで、これを高い貸玉料に設定したカードユニット10に対応する遊技機9で使用するという不正行為である。もう1つは、次のような不正行為である。すなわち、プリペイドカード12を予め2枚用意しておき、まず、1枚目のプリペイドカード12をカードユニット10に挿入して貸玉料2円で多量の貸玉を受けた後、プリペイドカード12を排出する。次に、2枚目のプリペイドカード12を同じカードユニット10に挿入して貸玉料を4円に設定し、貸玉料2円で貸出しを受けたパチンコ玉を使用して遊技を行なうという不正行為である。これらの貸玉料をすり替える不正行為によってたとえば本来の貸玉料の半値のパチンコ玉で遊技が行なわれた場合、本来、その半数しか使用が許されないはずのパチンコ玉の使用が許容されることによって、遊技者は正規の2倍の入賞機会を不正に獲得することになる。
【0080】
なお、特に後者の場合についても不正行為が防止できるのは次の理由による。すなわち、1枚目のプリペイドカード12を排出した時点でその遊技が終了したと判断されてカードユニット10から台管理装置5に情報出力要求信号が入力されることで台管理装置5内に記憶されている個別差玉が「0」にクリアされ(SD5)、これに基づいて打止情報が出力されて(SC13)遊技機が遊技不可能な状態に制御されるため、2枚目のプリペイドカード12を挿入して貸玉料を4円に設定後、遊技を開始しようとしても遊技ができないためである。この場合、4円の貸玉料でカードユニット10から貸玉を受けることで2円のパチンコ玉を混入させた遊技が可能となるが、「貸玉数+賞球数」以上のパチンコ玉の打込みは許容されないために、当初2円で貸出しを受けた数のパチンコ玉は遊技に使用できずそのまま残留することになる。
【0081】
したがって、SC12でYESと判断できる場合には上記不正行為が行なわれるのを防止するために遊技機9へ打止情報が出力される一方、NOと判断できる場合にはそのまま処理が終了する。
【0082】
次に、図9(c)を参照して、SB3で実行される情報出力処理を説明する。まず、外部から情報出力要求信号が入力されたか否かが判断される(SD1)。情報出力要求信号が入力されていない場合は処理が終了するが、入力された場合にはその信号が遊技場管理装置2から出力されたものであるか否かが判断される(SD2)。遊技場管理装置2から出力されている場合には、記憶されている遊技情報および差玉情報(総合差玉)を情報記憶部52から読出してこれを遊技場管理装置2へ出力する処理が実行される(SD3)。
【0083】
情報出力要求信号が遊技場管理装置2から出力されたものでない場合にはカードユニット10から出力されたものであると判断できる。したがってこの場合には、SD2でNOの判断がなされ、情報記憶部52に記憶されている個別差玉情報が読出されてジェットカウンタ3に出力される(SD4)。次に、記録している個別差玉情報をクリアする処理が実行された後(SD5)、処理が終了する。
【0084】
図10は、呼出ランプ装置6の処理内容を説明するためのフローチャートである。特に図10(a)は、呼出ランプ装置6のメインフローを示し、図10(b)は、これに付随して実行されるサブルーチンを示す。
【0085】
呼出ランプ装置6では、まず、所定のイニシャライズ処理が実行される(SE1)。次に、情報入出力処理、呼出ランプ装置6の表示部7の表示制御を行なう表示制御処理の順で各処理が繰返し実行される(SE2、SE3)。
【0086】
次に図10(b)を参照して、SE2で実行される情報入出力処理について説明する。情報入出力処理では、まず、情報入力用ポートに情報を入力する処理が実行される(SF1)。次に、何らかの遊技情報が継続的に入力されているか否かが判断される(SF2)。継続的に入力されている遊技情報が存在しない場合には、確変継続回数をカウントするための確変継続カウンタのカウンタ値がリセットされ(SF10)、処理が終了する。確変状態にあることを示す確変情報は、確変図柄で大当りが発生してから所定回数大当りが発生し遊技状態が通常状態に変化するまで継続的に立上がった状態で出力されている。したがって、遊技状態が確変状態にある場合には、SF2で少なくとも確変情報が入力されるたびにYESの判断がなされる。一方、SF2で何らの遊技情報も入力されていない場合には確変が終了していることを意味する。したがって、この場合には確変継続回数をカウントするカウンタがリセットされるのである。
【0087】
一方、SF2で何らかの遊技情報が入力されていると判断された場合には、入力されている遊技情報に対応するカウンタを加算更新する処理が実行される(SF3)。次に、確変継続カウンタのカウンタ値が0であるか否かが判断される(SF4a)。確変継続カウンタのカウント値が0の場合には確変は発生していないために処理が終了する。一方、確変継続カウンタが0でない場合には新規に大当り情報が入力されているか否かが判断される(SF4b)。確変継続カウンタのカウント値が0でない状態で新たに大当り情報が入力された場合には確変継続カウンタのカウント値を更新(+1)し(SF5)、確変継続回数が更新され、処理が終了する。一方、新規に大当り情報が入力されていない場合には、そのまま処理が終了する。
【0088】
図11は、カードユニット10の処理内容を説明するためのフローチャートである。カードユニット10では、まず、所定のイニシャライズ処理が実行される(SL1)。次に、遊技機9が玉貸し可能であるか否かが判断され(SL2)、玉切れその他の異常が発生している場合にはプリペイドカード受付禁止処理が実行され(SL4)、プリペイドカード12を挿入不可能な状態となる。一方、遊技機9が玉貸し可能である場合にはプリペイドカード受付禁止処理が解除され(SL3)、プリペイドカード12を挿入可能な状態となる。次に、プリペイドカード12が挿入されたことを条件に(SL5)、挿入されたプリペイドカード12の記録情報が読取られて残度数が0よりも大きいか否かが判断される(SL6)。残度数が既に0になっている場合にはプリペイドカード12が排出される(SL18)。一方、残度数が存在する場合には、貸玉料設定処理が実行される(SL7)。貸玉料設定処理が実行されることにより、貸玉料が定められる。処理の詳細については図12で後述する。
【0089】
次に、残度数表示信号が遊技機9へ出力される(SL8)。これにより、プリペイドカード12の残度数が遊技機9の度数表示部に表示される。次に、貸玉操作が行なわれたか否かが判断され(SL9)、操作がない場合には処理が後述するSL17に移行する。貸玉操作があった場合には貸玉料が4円に設定されているか否か(貸玉料が4円に設定されているか2円に設定されているか)が判断される(SL10)。貸玉料が4円の場合には貸玉回数カウンタが5にセットされ(SL11)、貸玉料が2円の場合には貸玉回数カウンタに6がセットされる(SL20)。なお、SL11およびSL20でセットされる貸玉回数カウンタは、1回の貸玉操作でカードユニット10がパチンコ遊技機9に貸玉の指令を出す回数であり、パチンコ遊技機9は1回の指令で100円分(25個)の玉を貸出す。次に、SL12またはSL21で貸玉処理がそれぞれ実行され、それぞれ同数のパチンコ玉が所定数だけ貸出される。さらに、SL12で貸玉処理が実行された後は、残度数から「5」が引落とされ(SL13)、SL21で貸玉処理が行なわれた後は残度数から「3」が引落とされる(SL22)。SL13、SL21の各処理が実行されることにより、そろぞれ異なる貸玉料でパチンコ玉の貸出しが行なわれることになる。
【0090】
次に、SL13またはSL22の引落とし残度数に基づいてプリペイドカード12の残度数が更新され(SL14)、引落とし情報が遊技場管理装置2へ出力される(SL15)。次に、中継装置へ引落とし情報が出力される(SL16)。中継装置は、プリペイドカード12を管理する管理会社に各種情報を中継して送信する装置であり、遊技場1内に設置されている。
【0091】
次に、プリペイドカード12の返却操作が行なわれたか否かが判断される(SL17)。返却操作が行なわれていない場合には前記SL9に処理が移行するが、返却操作が行なわれている場合には、プリペイドカード12を排出する制御が行なわれる(SL18)。次に、プリペイドカード返却情報がジェットカウンタ3へ出力される(SL19)。プリペイドカード返却情報には、カードユニット10に挿入されていたプリペイドカード12のカードナンバー、遊技機9を特定可能な台番号、プリペイドカード12のカードナンバーに対応してカードユニット10に記憶されている貸玉料情報が含まれている。次に、情報出力要求信号が台管理装置5へ出力され(SL20)、処理が前記SL9へ移行する。
【0092】
図12は、貸玉料設定処理の処理内容を説明するためのフローチャートである。貸玉料設定処理では、まず、プリペイドカード12の記録情報が読込まれ(SG1)、カードナンバーが特定される。次に制御手段100の記憶部に記憶されている記憶情報が読出される(SG2)。制御手段100の記憶部には、カードユニット10で貸玉料がすでに登録されているプリペイドカード12のカードナンバーとその貸玉料とがセットで記憶されている。SG2で読出される記憶情報は、これらの情報である。次に、操作部10bで貸玉料を選択する操作が行なわれたか否かが判断される(SG3)。貸玉料を選択する操作が行なわれていない場合には、挿入されているプリペイドカード12のカードナンバーと一致するカードナンバーが制御手段100の記憶部から読出された情報に含まれているか否かが判断される(SG7)。一致するカードナンバーが含まれている場合には、記憶部の記憶情報に基づいてすでに登録済の貸玉料が設定される(SG8)。一方、一致するカードナンバーが含まれていない場合には、プリペイドカード12は、このカードユニット10では未だ貸玉料の登録はされていないことになる。そこで、この場合には操作部10bの選択を待つべく、処理が前記SG3に戻る。
【0093】
SG3で貸玉料の選択操作があれば、先のSG7と同様に、挿入されているプリペイドカード12のカードナンバーと一致するカードナンバーが制御手段100の記憶部から読出された情報に含まれているか否かが判断される(SG4)。一致するカードナンバーが含まれている場合には、そのカードナンバーに対応してセットで記憶されている貸玉料と遊技者が選択した貸玉料とが一致しているか否か判断される(SG5)。一致している場合には、選択に応じた貸玉料が設定される(SG6)。一方、一致していない場合には操作部10bで選択された貸玉料を無視して記憶部の記憶情報に基づいた貸玉料が設定される(SG8)。
【0094】
SG4で一致するカードナンバーが含まれていないと判断された場合には、操作部10bで選択された貸玉料が設定される(SG6)。次に、プリペイドカード12のカードナンバーと設定された貸玉料とが記憶部に記憶され(SG9)、貸玉料の登録後、処理が終了する。
【0095】
この貸玉料設定処理が実行されることにより、プリペイドカード12の貸玉料がカードユニット10ごとに固定される。このため、カードユニット10にプリペイドカード12が挿入される時を1単位遊技の開始時期とし、プリペイドカード12が排出される時を1単位遊技の終了時期として定め、この1単位遊技における精算をプリペイドカード12の記録情報で行なう本実施形態において、遊技途中に貸玉料が変更されることがない。したがって、精算時の貸玉料の特定が複雑になることを防止できる。
【0096】
なお、SG4で一致するカードナンバーがあると判断された場合には、そのカードナンバーに対応してセットで記憶されている貸玉料と遊技者が選択した貸玉料とが一致していることを条件に(SG5)、操作部10bで選択された貸玉料が設定されるが(SG6)、このような処理に代えて、SG4でYESと判断された場合には常に操作部10bで選択された貸玉料を無視して記憶部の記憶情報に基づいた貸玉料が設定されるように構成してもよい。
【0097】
第2実施形態
次に、図13〜図17を参照して第2実施形態について説明する。図13は、カード販売機4aの正面図であり、図14は、カード販売機4aの構成を示すブロック図である。また、図15は、カードユニット10aの構成を示すブロック図である。
【0098】
第2実施形態と第1実施形態との相違点は、第1実施形態ではカードユニット10で貸玉料が選択可能に構成されているのに対し、第2実施形態ではカード販売機4aで貸玉料が選択可能に構成されている点にある。したがって、第2実施形態におけるカード販売機4aにはプリペイドカード12を購入する前に貸玉料を選択するための貸玉料選択操作スイッチ148が設けられている。一方、カードユニット10aには第1実施形態のカードユニット10のような貸玉料を選択するための操作部10bは設けられていない。
【0099】
この第2実施形態の場合には、第1実施形態と比較してカードユニット側に貸玉料を選択するための機能を設ける必要がないために、特にカードユニットが遊技機9に1対1対応で設けられている場合には、遊技場はカードユニットにかかる設備費用を低減できる。なお、システムの全体構成については、カード販売機4aおよびカードユニット10aを除いては、図1に示した第1実施形態と同様であるために、ここではその詳細な説明は省略する。
【0100】
次に図13および図14を参照して、カード販売機4aについて説明する。カード販売機4aには、先に図2に示したカード販売機4と同様に、カード額面別にプリペイドカード12の種類を表示する表示部141、表示部141に表示されたプリペイドカード12に対応して設けられた操作部(操作スイッチ)142、紙幣受入部146を構成する紙幣挿入口146aおよびリーダライタ146b、投入金額を表示する表示部144、貨幣貯留部146c、プリペイドカード発行部143を構成するプリペイドカード発行口143aおよびカードリーダライタ143b、釣り払出し部147を構成する釣り払出し口147aおよび釣銭貯留部147b、キャンセルボタン142aが設けられており、さらに内部には、制御手段140、情報送信部149a、情報出力部149b等が設けられている。
【0101】
一方、第1実施形態のカード販売機4とは異なり、貸玉料を選択するための貸玉料選択操作スイッチ148がカード販売機4aの正面に設けられている。なお、この貸玉料選択操作スイッチ148はカード販売機4aの貸玉料選択操作手段142a(図14参照)に含まれる。
【0102】
プリペイドカード12を購入する者は、必要な額面の紙幣を紙幣挿入口146aに投入した上で、貸玉料選択操作スイッチ148で貸玉料を選択する。これにより、選択された貸玉料と投入金額とに応じて購入可能なプリペイドカード12の度数が定められ、定められた度数の範囲にあるプリペイドカード12を購入するための操作スイッチ142が点灯する。遊技者が操作部142を操作して所望のプリペイドカード12を選択することにより、選択されたプリペイドカード12がカードリーダライタ143bへ案内され、カード度数、セキュリティ情報、カードナンバー、および貸玉料が記録された後、カード発行口143aから発行される。また、情報出力部149bからは、カード発行情報、カード切れ情報、釣銭切れ情報等の各種情報が遊技場管理装置2へ出力される。また、情報送信部149aは、プリペイドカード12を管理し各遊技場1へプリペイドカード12を納入しているプリペイドカード管理会社の中継装置(図示省略)と情報の送受信が可能に構成されている。制御手段140は、プリペイドカード12が販売される毎に売上額を特定可能な売上情報を情報送信部149aを介して中継装置へ出力する。
【0103】
次に図15を参照して、カードユニット10aの構成について説明する。カードユニット10aは、貸玉料を選択するための操作部10bが設けられていない点を除いて先に図6に示したカードユニット10と同様の構成である。カードユニット10aは、制御手段110、プリペイドカード12の記録情報を読取るカードリーダライタ111、遊技場管理装置2およびジェットカウンタ3からの情報が入力される情報入力部112、遊技場管理装置2と台管理装置5とジェットカウンタ3へ情報を出力するための情報出力部113、プリペイドカード管理会社の中継装置(図示省略)へ貸出情報を送信するための情報出力部114、遊技機9との間で玉貸制御用信号の通信を行なう玉貸通信部115、カード残度数の表示制御を行なうためのLED回路部116を含む。
【0104】
カードユニット10aにプリペイドカード12が挿入されれば、プリペイドカード12の記録情報がカードリーダライタ101で読出される。制御手段100は、記録情報に基づいてカード残度数と貸玉料を特定する。そして、カード残度数の表示のための信号をLED回路部106へ出力するとともに、記録情報に応じた貸玉料による玉の貸出しを許容する。
【0105】
カードユニット10に対応する遊技機9で遊技者が遊技を終え、遊技機9に設けられた所定のカード返却ボタン(図示省略)を押圧すれば、返却信号が玉貸通信部105を介して制御手段100に入力される。制御手段100は、プリペイドカード12の排出制御を行なうとともに、情報出力部103を介して台管理装置5へ情報出力要求信号を出力し、情報出力部103を介してジェットカウンタ3へプリペイドカード返却情報(プリペイドカード12のカードナンバー、プリペイドカード12に記録されている貸玉料、遊技機9を特定可能な台番号を含む)を出力する。
【0106】
図16は、カードユニット10で実行される貸玉料設定処理の処理内容を説明するためのフローチャートである。カード販売機4aは、第1実施形態に係るカード販売機4と同様に図11に示した処理を順に実行するが、サブルーチンとして示した貸玉料設定処理(SL7)の処理内容が第1実施形態(図12)と異なる。以下にその内容を説明する。
【0107】
まず、プリペイドカード12の記録情報が読込まれ(SH1)、カードナンバーと貸玉料とが特定される。次に貸玉料が4円であるか否か(4円であるかあるいは2円であるか)が判断される(SH2)。プリペイドカード12に記録されている貸玉料が4円の場合にはカードユニット10における貸玉料が4円に設定される(SH3)。一方、プリペイドカード12に記録されている貸玉料が2円の場合にはカードユニット10における貸玉料が2円に設定され(SH4)、処理が終了する。
【0108】
図17は、カード販売機4aの処理内容を説明するためのフローチャートである。カード販売機4aでは、まず、所定のイニシャライズ処理が実行された後(SJ1)、貸玉料の選択操作が行なわれるまで処理が待機される(SJ2)。貸玉料選択操作スイッチ148(図13参照)の操作により貸玉料が選択されれば、選択された貸玉料が認識された後、貨幣の受入れが行なわれるまで処理が待機される(SJ3)。そして、貨幣が受入れられれば(SJ4)貨幣の種類が識別され(SJ5)、投入金額カウンタに投入貨幣額が加算される(SJ6)。次に、投入金額を表示部144(図13参照)に表示させる処理が実行される(SJ7)。次に、会員カード11の貸玉料情報に基づき、購入可能なカードの選択スイッチ142を能動化する処理が実行される(SJ8)。次に、いずれかの選択スイッチ142の押圧があったか否かが判断される(SJ9)。押圧がない場合にはさらに貨幣が受入れられたか否かが判断され(SJ10)、貨幣が受入れられている場合には前記SJ5に処理が移行する。貨幣の受入がない場合には再び選択スイッチ142の押圧があったか否かが判断される。
【0109】
いずれかの選択スイッチ142が押圧操作されれば、選択されたプリペイドカード12に所定のセキュリティ情報と貸玉料情報とを書込む処理が実行される(SJ11)。ここで書込まれる貸玉料情報は、貸玉料選択操作スイッチ148の操作により選択された貸玉料に基づく情報である。次に、カード発行処理が実行されてプリペイドカード12がカード発行口143a(図13参照)から発行される(SJ12)。次に、遊技場管理装置2へカード発行情報が出力される(SJ13)。この際、同時にプリペイドカード12の売上額を特定可能な売上情報がプリペイドカード管理会社と接続されている中継装置へ出力される(SJ13)。
【0110】
次に、釣銭として返却すべき返却額があるか否かが判断され(SJ14)、返却額が0の場合には、処理が後述のSJ21へ移行する。一方、返却額がある場合には返却すべき釣銭を釣り払出し口147a(図13参照)から返却する処理が実行された後(SJ15)、貨幣の受入待機状態が解除される(SJ16)。次に、カードストックが確認され(SJ17)、カード切れがあるか否かが判断される(SJ18)。すべての種類のプリペイドカード12についてストックがある場合には後述するSJ21に移行するが、いずれかのプリペイドカード12のストックがない場合には、これに対応するカード選択スイッチ142を不能動化する処理が実行される(SJ19)。さらに、カード切れ情報が遊技場管理装置2へ出力される(SJ20)。次に、釣ストック(釣銭を払出す際に必要な小銭の予備があるか否か)が確認され(SJ21、SJ22)、ストックがある場合には処理が前記SJ2に戻るがストックがない場合には釣切れ情報が遊技場管理装置2へ出力される(SJ23)。遊技場管理装置2へ出力された釣切れ情報に基づき遊技場係員が釣銭を補充した後所定のリセット操作を行なえば(SJ24)、処理が前記SJ21に移行する。
【0111】
第3実施形態
次に、図18を参照して第3実施形態について説明する。図18は、第3実施形態に係る遊技用システムを遊技場1に適用した場合のシステム構成を示すシステムブロック図である。
【0112】
第3実施形態と第1実施形態との相違点は、第1実施形態では遊技の結果遊技者の所有となったパチンコ玉をジェットカウンタ3で精算する際に貸玉料が特定され、貸玉料に応じた計数値が計数カードに記録されて発行されるように構成されているのに対し、第3実施形態では貸玉料に因らず計数値がそのまま計数カードに記録されてジェットカウンタ3aから発行され、景品処理装置8aで計数カードによる景品交換処理を行なう際に貸玉料に応じて景品交換率が定められて景品と計数値とが交換されるように構成されている点にある。
【0113】
かかる構成を実現するために、第3実施形態は先の第1実施形態と比較してそのシステム構成が以下の点で異なっている。まず、先の第1実施形態では、遊技者が遊技を終えてプリペイドカード12をカードユニット10から排出させることに基づいて、カードユニット10からジェットカウンタ3にプリペイドカード返却情報(プリペイドカード12のカードナンバー、遊技機9の台番号、貸玉料を含む)が出力され、さらに、台管理装置5からジェットカウンタ3に個別差玉情報(遊技者が遊技の結果所有しているパチンコ玉数を概略特定可能な概略情報)が出力されるのに対し、この第3実施形態では、プリペイドカード返却情報と個別差玉情報の出力先が景品処理装置8aに変更されている。図18のカードユニット10から景品処理装置8aに向かう実線矢印は、プリペイドカード返却情報がカードユニット10から景品処理装置8aへ出力されることを表しており、台管理装置5から景品処理装置8aに向かう実線矢印は、個別差玉情報が台管理装置5から景品処理装置8aへ出力されることを表している。さらに、第3実施形態では、ジェットカウンタ3aで計数カードが発行されることに基づいてジェットカウンタ3aから景品処理装置8aへ計数カードのカードナンバーとプリペイドカード12のカードナンバーとを特定可能な計数結果情報が出力される。図18のジェットカウンタ3aから景品処理装置8aに向かう実線矢印は、計数結果情報がジェットカウンタ3aから景品処理装置8aへ出力されることを表している。
【0114】
第3実施形態における遊技用システムの精算手順について以下に説明する。なお、プリペイドカード12を発行してから遊技機9で遊技が行なわれ、遊技が終了されるに至るまでに行なわれるシステムの処理内容は、第1実施形態と同様である。
まず、遊技者が遊技を終えてカードユニット10からプリペイドカード12を排出させることに基づいて、カードユニット10は景品処理装置8aへプリペイドカード返却情報を出力するとともに台管理装置5へ情報出力要求信号を出力する。台管理装置5は情報出力要求信号を受けて内部に記憶している個別差玉情報を景品処理装置8aへ出力する。
【0115】
図示を省略しているが、景品処理装置8aには各種制御を行なう制御手段や記憶手段等が構成されている。景品処理装置8aの制御手段は、プリペイドカード返却情報と個別差玉情報に基づいて遊技機9の台番号と個別差玉とをプリペイドカード12のカードナンバー別に記憶手段内の所定の記憶エリアに記憶する。
【0116】
遊技を終えた遊技者がジェットカウンタ3aにプリペイドカード12を挿入の上、遊技の結果所有したパチンコ玉を計数すれば、計数結果の記録された計数カードが発行される。また、発行された計数カードには、それぞれの計数カードを識別可能なカードナンバーが記録されている。なお、計数カードに記録されている計数結果は、ジェットカウンタ3aで計数されたパチンコ玉数である。計数カードが発行されると、ジェットカウンタ3aから景品処理装置8aへ計数結果情報が出力される。計数結果情報には、計数カードのカードナンバーと計数の際に挿入されたプリペイドカード12のカードナンバーとが含まれている。景品処理装置8aの制御手段は、計数結果情報に基づいて計数カードのカードナンバーとプリペイドカード12のカードナンバーとを特定し、特定したプリペイドカード12のカードナンバーに対応する記憶エリアを読出してその記憶エリアに計数カードのカードナンバーを記憶する。これにより、プリペイドカード12のカードナンバーに対応する記憶エリアには、(遊技者が遊技を行なった遊技機9の台番号、貸玉料、個別差玉、計数カードのカードナンバー)がセットで記憶される。
【0117】
次に、計数カードの発行を受けた遊技者が、景品交換を行なうためにプリペイドカード12と計数カードを景品交換装置8aのカード挿入口に挿入すれば、挿入されたプリペイドカード12のカードナンバーに対応した記憶エリアの情報(遊技者が遊技を行なった遊技機9の台番号、貸玉料、個別差玉、計数カードのカードナンバー)が読出される。そして、読出された計数カードのカードナンバーがカード挿入口に挿入された計数カードのカードナンバーと一致することを条件にして、計数カードに記録されている計数値と予め記憶されていた個別差玉との誤差が許容範囲内であるか否かが判断される。許容範囲内である場合には、プリペイドカード12の記録情報に基づいて貸玉料が通常額(4円)に設定されているか半額(2円)に設定されているかか判断される。貸玉料が通常額(4円)に設定されている場合には、たとえば「計数値×2.5円」相当までの景品との景品交換が許容される。貸玉料が半額(2円)に設定されている場合には、たとえば「計数値×1.25円」相当までの景品との景品交換が許容される。
【0118】
個別差玉と計数値との誤差が許容範囲内でない場合には、不正行為が行なわれている可能性があるために、貸玉料が通常額(4円)に設定されているか否かが判断され、通常額(4円)に設定されている場合には遊技場管理装置2に異常情報が出力されるとともに、景品交換の処理が一旦中断される。遊技場管理装置2に異常情報が出力されれば、遊技場管理装置2側で所定の警報が発せられる。この場合、遊技場の係員が警報に気づいて景品処理装置8aで所定の暫定操作を行なえば、個別差玉と計数値との誤差の許容範囲内における景品交換が許容されることになる。また、貸玉料が半額(2円)でなおかつ計数値が個別差玉よりも小さい場合にも同様に異常情報が出力されるが、貸玉料が半額(2円)でなおかつ計数値が個別差玉よりも大きい場合には異常情報の出力等は行なわれることなく、「計数値×1.25円」相当までの景品との景品交換が許容される。前述の通り、貸玉料が半額(2円)でなおかつ計数値が個別差玉よりも大きい場合には不正行為が行なわれているとは考えにくく、遊技場に損害が発生することは考えられないためである。
【0119】
また、計数カードのカードナンバーが相互に一致しない場合には、会員カードと計数カードが景品交換装置8aから排出される。
【0120】
次に、以上説明した発明の実施の形態の変形例や特徴点を以下に列挙する。
(1) プリペイドカード12に記録したカードナンバーを利用して、精算時に貸玉料などを特定することに代えて、会員遊技者が所持する会員カードの会員ナンバーを利用して貸玉料などを特定するように構成しても本発明と同様の効果をあげ得る。しかしながら、会員カードは遊技場で会員登録を行なった限られた者しか所持していないために、会員カードで本遊技用システムを構成した場合には、本遊技用システムを利用できる者の範囲が限られてしまう。これに対し、上記実施形態のようにプリペイドカード12を利用することにより、遊技場会員に限られることなくより多くの遊技者が遊技用システムを利用可能となり、遊技場はより多くの集客を期待できるようになる。
【0121】
(2) 第3実施形態では、景品処理装置8aは、プリペイドカード12が挿入された際にプリペイドカード12のカードナンバーに対応する情報(遊技者が遊技を行なった遊技機9の台番号、貸玉料、個別差玉、計数カードのカードナンバー)を読出して個別差玉と計数カードに記録されている計数値とを比較するように構成した。しかしながら、これに代えて、計数値を含む計数結果情報がジェットカウンタ3aから出力されるように構成し、計数結果情報が景品処理装置8aに入力された時点ですでに記憶している個別差玉の情報を読出して計数値と個別差玉との誤差が許容範囲内にあるか否かを予め判定し、判定結果を記憶しておくように構成してもよい。このように構成することにより、プリペイドカード12を携えた遊技者が景品交換のために景品処理装置8aにプリペイドカード12を挿入してから、景品交換処理が終了するまでの処理時間を短縮でき、遊技者の待ち時間を短くすることができる。
【0122】
(3) プリペイドカード12の残度数が無くなった場合には、カード販売機4等にそのプリペイドカード12を挿入して現金を投入することにより、度数が再度そのプリペイドカード12に記録され発行されるように構成してもよい。これにより、プリペイドカード12を繰返し使用することが可能になる。
【0123】
(4) 異なる貸出レート(貸玉料)の一例として、たとえば4円と2円とを例に挙げた。しかしながら、貸玉料としては、これらの2種類に限られるものではない。また、通常の貸玉料(4円)と、その半額の貸玉料とを例にしているが、通常の貸玉料(4円)に対してそれよりも割高の貸玉料を設定可能に構成してもよい。
【0124】
(5) 呼出ランプ装置6と遊技機9とは別体に構成されているが、一体的に構成されていてもよい。また、遊技機の一例として、パチンコ遊技機を例に挙げたが、コイン遊技機やスロットマシンにより遊技機を構成することも可能である。また、遊技媒体の一例として、パチンコ玉を例に挙げたが、コイン等であってもよい。台管理装置5により、前記遊技機による遊技の結果、遊技者の所有となった遊技結果価値として当該遊技者が前記精算手段で精算する価値の大きさを特定することが可能な価値特定情報を、前記遊技媒体貸出手段が受付けた貸出用記録媒体別に前記遊技機における前記遊技者の遊技状況に基づいて生成する価値特定情報生成手段が構成されている。個別差玉情報(概略情報)により、前記価値特定情報が構成されている。
【0125】
(6) 個別差玉は、1遊技毎に「補給情報−打込玉情報=(貸玉数+賞球数)−打込玉数」で算出されるようにしているが、入賞球個数をより厳密に管理して遊技者の持玉数をさらに正確に演算するようにしてもよい。
【0126】
(7) 貸出レートの意義について
貸出レートとは、たとえば、パチンコ玉や持点などの遊技媒体1つ(1単位、1点)を貸出すのに必要とされる単価を意味する。
【0127】
(8) 前記遊技機による遊技者の遊技状況を含む所定情報に基づいて当該遊技者の所有になった前記遊技結果価値の大きさを特定するための遊技結果価値特定手段における「特定する」とは、概略的に遊技媒体の大きさを特定することを含む広い概念の意味である。
【0128】
【課題を解決するための手段の具体例】
図1、図18に示した遊技用システムにより、異なる遊技媒体の貸出しに使用できる貸出価値を特定可能な情報が記録された貸出用記録媒体の記録情報により特定される前記貸出価値を使用した遊技媒体の貸出しが可能である遊技用システムが構成されている。プリペイドカード12により、前記貸出用記録媒体が構成されている。カード残度数により、前記貸出価値が構成されている。パチンコ玉により、前記遊技媒体が構成されている。カードユニット10,10aにより、前記貸出用記録媒体を受付け可能であり、受付けた前記貸出用記録媒体の記録情報により特定される前記貸出価値を引落として複数種類の貸出レートで遊技媒体の貸出しを行なうことが可能な遊技媒体貸出手段が構成されている。貸玉料(2円、4円)により、前記貸出レートが構成されている。
【0129】
ジェットカウンタ3、景品処理装置8aにより、当該遊技媒体貸出手段で貸出された遊技媒体を使用して遊技機による遊技を行なった結果、遊技者の所有となった遊技結果価値を精算する精算手段が構成されている。パチンコ玉あるいは計数カードに記録された計数値により、前記遊技結果価値が構成されている。
【0130】
台管理装置5により、前記遊技機による遊技者の遊技状況を含む所定情報に基づいて当該遊技者の所有になった前記遊技結果価値の大きさを特定するための遊技結果価値特定手段が構成されている。打込玉情報および補給情報により、前記所定情報が構成されている。プリペイドカード12に記録されたカードナンバーにより、前記貸出用記録媒体に記録された前記貸出レートが特定可能な情報が構成されている。
【0131】
ジェットカウンタ3の制御手段30および図8のフローチャートのSA10、SA11、または、景品処理装置8aの制御手段により、前記遊技結果価値特定手段により特定される遊技結果価値の大きさと前記精算手段により実際に精算される遊技結果価値の大きさとを照合して異常が発生したか否かを判定する異常判定手段が構成されている。図8のフローチャートのSA12およびSA13により、貸出用記録媒体を受付けて当該貸出用記録媒体の記録情報から遊技者が前記遊技結果価値を所有するに至る遊技に使用した遊技媒体の貸出レートを割出してその貸出レートに応じた態様で前記遊技結果価値を精算するための制御動作を行なう貸出レート対応型精算制御手段が構成されている。
【0132】
ジェットカウンタ3により、前記遊技結果価値として遊技者の所有となった遊技媒体を計数可能な遊技媒体計数手段で構成されている前記精算手段が示されている。図12の貸玉料設定処理を実行する制御手段100により、当該遊技媒体貸出手段における遊技媒体の貸出レートを前記貸出用記録媒体別に固定する貸出レート固定化手段が構成されている。
【0133】
台管理装置5は、遊技の終了に基づいてカードユニット10から出力される情報出力要求信号に応じ、個別差玉情報をジェットカウンタ3へ出力する。また、カードユニット10は、プリペイドカード12が排出されることに基づいて遊技が終了したことを認知し、情報出力要求信号をジェットカウンタ3へ出力する。すなわち、図4に示した台管理装置5の情報入力部51、図9(c)のフローチャートのSD2により、前記遊技機における遊技者の遊技が終了したことを検出する検出手段、前記遊技媒体貸出手段が受付けた貸出用記録媒体が当該遊技媒体貸出手段から遊技者へ返却されることに基づいて当該遊技媒体貸出手段に対応する遊技機における遊技者の遊技が終了したことを検出する検出手段が構成されている。また、図9(c)のフローチャートのSD4により、当該検出手段で遊技の終了が検出されることに基づいて前記遊技結果価値の大きさを特定するための価値特定情報を前記精算手段へ出力する価値特定情報出力手段が構成されている。個別差玉情報(概略情報)により、前記価値特定情報が構成されている。
【0134】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】
請求項1に関しては、遊技媒体貸出しの貸出レートに応じた態様で遊技結果価値を精算する際に必要となる前記貸出レートが、遊技媒体の貸出しに使用される貸出用記録媒体を有効利用して特定可能となり、遊技者が貸出用記録媒体を用いて遊技媒体の貸出しを受けることができるばかりでなく、その貸出用記録媒体を使用して貸出レートに応じた精算を受けることもでき、遊技者の利便性が向上される。しかも、遊技者が精算手段で精算する遊技結果価値の大きさについて異常があるか否かの照合、判定が行なわれるために、たとえば貸出レートの異なる複数の貸出用記録媒体を用いて遊技を行なった場合におけるそれぞれの遊技結果価値をいずれか一方の貸出用記録媒体を使用した精算時にまとめて精算する等のような、精算手段で精算する遊技結果価値の大きさの予想と実際に精算手段で精算される遊技結果価値の大きさとが食い違ってしまうような不正行為を異常判別することができる。さらに、遊技媒体貸出手段では、操作部の操作に基づいて、遊技媒体の貸出レートが貸出用記録媒体別に固定化されるために、遊技媒体貸出手段毎に各貸出用記録媒体の遊技媒体貸出レートを容易に把握可能となる。以上により、異なる貸出レートによる遊技を提供するに際して、遊技場での管理運用を容易にしつつ、かつ、遊技者の利便性を向上させることが可能な遊技用システムを提供することができる。
【0135】
請求項2に関しては、請求項1に関する効果に加えて、前記精算手段は、遊技媒体計数手段で構成されているために、遊技者が遊技媒体を計数する時点で貸出レートに応じた精算を行なうことができるとともに前記特定情報による照合を行なうことができる。このため、たとえば、遊技媒体を計数した後、計数結果を所定景品と交換する際に前記貸出レートに応じた精算を行なう場合と比較して早期に前記貸出レートに応じた精算を行なうことができるとともに不正行為のおそれがあるか否か判断可能となる。
【0137】
請求項3に関しては、請求項1または請求項2に関する効果に加えて、遊技の終了が検出されることに基づいて前記遊技結果価値の大きさを特定するための価値特定情報が前記精算手段へ出力されるために、たとえば、遊技中に刻々と変化する遊技者の遊技結果価値に対応して前記価値特定情報を逐次前記精算手段へ出力する場合と比較して、精算手段が前記価値特定情報を処理する負担が軽減される。
【0138】
請求項4に関しては、請求項3に関する効果に加えて、前記遊技媒体貸出手段が受付けた貸出用記録媒体が当該遊技媒体貸出手段から遊技者へ返却されることに基づいて当該遊技媒体貸出手段に対応する遊技機における遊技者の遊技が終了したことを検出するように構成されているため、極力単純な構成で遊技の終了を検出可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技用システムのシステムブロック図である。
【図2】カード販売機の構成を示すブロック図である。
【図3】呼出ランプ装置の構成を示すブロック図である。
【図4】台管理装置の構成を示すブロック図である。
【図5】ジェットカウンタの構成を示すブロック図である。
【図6】カードユニットの構成を示すブロック図である。
【図7】ジェットカウンタの処理内容を説明するためのフローチャートである。
【図8】ジェットカウンタにより行なわれる計数処理の処理内容を説明するためのフローチャートである。
【図9】台管理装置の処理内容を説明するためのフローチャートである。
【図10】呼出ランプ装置の処理内容を説明するためのフローチャートである。
【図11】カードユニットの処理内容を説明するためのフローチャートである。
【図12】カードユニットにより行なわれる貸玉料設定処理の処理内容を説明するためのフローチャートである。
【図13】カード販売機の正面図である。
【図14】カード販売機の構成を示すブロック図である。
【図15】カードユニットの構成を示すブロック図である。
【図16】カードユニットにより行なわれる貸玉料設定処理の処理内容を説明するためのフローチャートである。
【図17】カード販売機の処理内容を説明するためのフローチャートである。
【図18】本発明に係る遊技用システムの構成を示すシステムブロック図である。
【符号の簡単な説明】
1は遊技場、2は遊技場管理装置、3はジェットカウンタ、4および4aはカード販売機、5は台管理装置、6は呼出ランプ装置、8および8aは景品処理装置、9は遊技機、10および10aはカードユニット、12はプリペイドカードである。

Claims (4)

  1. 遊技媒体の貸出しに使用できる貸出価値を特定可能な情報が記録された貸出用記録媒体の記録情報により特定される前記貸出価値を使用した遊技媒体の貸出しが可能である遊技用システムであって、
    前記貸出用記録媒体を受付け可能であり、受付けた前記貸出用記録媒体の記録情報により特定される前記貸出価値を引落として複数種類の貸出レートで遊技媒体の貸出しを行なうことが可能な遊技媒体貸出手段と、
    当該遊技媒体貸出手段で貸出された遊技媒体を使用して遊技機による遊技を行なった結果、遊技者の所有となった遊技結果価値を精算する精算手段と、
    前記遊技機による遊技者の遊技状況を含む所定情報に基づいて当該遊技者の所有になった前記遊技結果価値の大きさを特定するための遊技結果価値特定手段とを含み、
    前記貸出用記録媒体には、前記貸出レートが特定可能な情報が記録されており、
    前記遊技媒体貸出手段は、
    受付けた前記貸出用記録媒体に対する遊技媒体の貸出レートを選択するための操作部と、
    該操作部の操作に基づいて、前記遊技媒体貸出手段における遊技媒体の貸出レートを前記貸出用記録媒体別に固定する貸出レート固定化手段とを含み、
    前記精算手段は、
    前記遊技結果価値特定手段により特定される遊技結果価値の大きさと前記精算手段により実際に精算される遊技結果価値の大きさとを照合して異常が発生したか否かを判定する異常判定手段と、
    前記貸出用記録媒体を受付けて当該貸出用記録媒体の記録情報から遊技者が前記遊技結果価値を所有するに至る遊技に使用した遊技媒体の貸出レートを割出してその貸出レートに応じた態様で前記遊技結果価値を精算するための制御動作を行なう貸出レート対応型精算制御手段とを含み、
    前記異常判定手段は、精算対象の遊技結果価値の大きさが前記価値特定情報から特定される遊技結果価値の大きさよりも多くかつその差が所定の許容範囲を超えているとき、前記貸出レートが最低額でないことを条件として、異常が発生していると判定することを特徴とする、遊技用システム。
  2. 前記精算手段は、前記遊技結果価値として遊技者の所有となった遊技媒体を計数可能な遊技媒体計数手段で構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の遊技用システム。
  3. 前記遊技結果価値特定手段は、前記遊技機における遊技者の遊技が終了したことを検出する検出手段と、当該検出手段で遊技の終了が検出されることに基づいて前記遊技結果価値の大きさを特定するための価値特定情報を前記精算手段へ出力する価値特定情報出力手段とを含むことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の遊技用システム。
  4. 前記遊技機は前記遊技媒体貸出手段に対応して設けられており、前記検出手段は、前記遊技媒体貸出手段が受付けた貸出用記録媒体が当該遊技媒体貸出手段から遊技者へ返却されることに基づいて当該遊技媒体貸出手段に対応する遊技機における遊技者の遊技が終了したことを検出することを特徴とする、請求項3に記載の遊技用システム。
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