JP4787809B2 - 遊技システム - Google Patents

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本発明は、所定の有価価値に応じて貸与される遊技媒体を用いて遊技を行う遊技機と、前記遊技機による遊技結果に基づいて賞として払い出される遊技媒体を貯留する遊技媒体貯留容器と、前記遊技媒体貯留容器に貯留した遊技媒体の計数処理を実行する遊技媒体計数機と、を備える遊技システムに関する。
従来、遊技店で遊技(例えば、パチンコ遊技)を行う際、遊技者は、遊技媒体として遊技球を借り出して、又は、遊技中の入賞に応じて払い出された遊技球を用いて遊技を行う。その場合、例えば、遊技者は、カードユニット等の遊技用装置に対してプリペイドカード等の有価価値の記録媒体を装着した後、貸与要求を入力する。すると、遊技用装置は、例えば、パチンコ遊技機に対して球貸要求信号を出力する。パチンコ遊技機は、遊技用装置からの球貸要求信号に応じて遊技者に遊技球を貸し出す。このとき、遊技球の貸出に際して、1球当たりの遊技球の価値は決まっているので(例えば4円/球)、例えば、100円分の貸与要求に対して、カードユニット等の遊技用装置は、25球の遊技球を貸し出す。
ところで、近年では、遊技球の貸出に際して、1球当たりの遊技球の貸与価値を決められた固定値ではなく、営業形態に応じて遊技店側が自由に決めた固定値(例えば1円/球、4円/球等)で営業を行うことが考えられている。
そして、この1個当たりの遊技球の価値を簡単に変更できるようにした貸球払出装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2003−000931号公報
しかしながら、特許文献1に記載の遊技球の価値を簡単に変更できるようにした貸球払出装置が存在すると、遊技球を他の遊技者と共有することや、遊技球を持って台を移動すること等、を自由にした営業形態をとっている遊技店においては、遊技球の貸与価値が低いパチンコ遊技機(例えば、1円/球)で借り出した遊技球を持って、遊技球の貸与価値がそれよりも高いパチンコ遊技機(例えば、4円/球)に移動して遊技を行うという遊技店に極めて不利益な状態が発生してしまう。
そこで、上記のような台移動を防止するためには、例えば、図15に示すように、遊技球の貸与価値が異なる通常貸球遊技エリアと低貸球遊技エリアとを区画し、異なるエリア間で台移動を禁止するため、低貸球遊技エリアの入口付近に第1エリア監視装置a,bと第2エリア監視装置a,bを設置することが考えられる。
しかし、この場合には、遊技店の係員が常に監視をしたり、台移動を防止するための装置を投入しなければならず、遊技店における人的労力や設備投資に要する費用が遊技店の経営を圧迫することとなってしまう。
本発明の目的は、遊技店の営業形態に多様性をもたらすため遊技媒体の貸与価値が異なる遊技機を使用した場合であっても、人的労力や設備投資等に要する費用を好適に抑制することができる遊技管理システムを提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
所定の有価価値に応じて貸与される遊技媒体を用いて遊技を行う遊技機と、
前記遊技機による遊技結果に基づいて賞として払い出される遊技媒体を貯留する遊技媒体貯留容器と、
前記遊技媒体貯留容器に貯留した遊技媒体の計数処理を実行する遊技媒体計数機と、
を備える遊技システムにおいて、
前記遊技媒体貯留容器は、
前記遊技媒体の貸与価値を記憶する貸与価値記憶媒体を備え、
前記遊技機は、
遊技媒体の貸与価値を設定可能な貸与価値設定手段と、
前記貸与価値設定手段によって設定された貸与価値を記憶する貸与価値記憶手段と、
前記貸与価値記憶手段によって記憶された貸与価値に基づく遊技媒体を払い出す払出制御手段と、
前記貸与価値記憶媒体との通信により、該貸与価値記憶媒体に記憶された貸与価値を読み出す貸与価値読出手段と、
前記貸与価値記憶手段によって記憶された貸与価値を、前記遊技媒体貯留容器が備える前記貸与価値記憶媒体に書き込む貸与価値書込手段と、
前記貸与価値読出手段によって読み出された貸与価値が前記貸与価値記憶手段に記憶された貸与価値と一致するか否かを比較判定する比較判定手段と、
を備え、
前記貸与価値書込手段は、
前記比較判定手段の比較判定結果に基づき、前記貸与価値読出手段によって読み出された貸与価値が前記貸与価値記憶手段に記憶された貸与価値よりも高い場合は、前記貸与価値記憶媒体に記憶された貸与価値を前記貸与価値記憶手段に記憶された貸与価値に変更することを特徴とする。
ここで、「有価価値」とは、金銭上の価値であり、金銭に限らず、金銭によって交換されたプリペイドカードなどを含む。「遊技機」は、例えば、パチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機、パチスロ遊技機などである。「遊技媒体」は、例えば、遊技球、メダルなどである。「貸与価値」とは、遊技媒体を貸与する際に設定された遊技媒体1個あたりの有価価値をいう。
請求項1に記載の発明によれば、比較判定手段の比較判定結果に基づき、貸与価値読出手段によって読み出された貸与価値が貸与価値記憶手段に記憶された貸与価値よりも高い場合は、貸与価値書込手段によって、貸与価値記憶媒体に記憶された貸与価値を貸与価値記憶手段に記憶された貸与価値に変更することができる。
従って、遊技店の営業形態に多様性をもたらすため遊技媒体の貸与価値が異なる遊技機を設置する遊技店において、遊技媒体の貸与価値が高い遊技機から貸与価値の低い遊技機へ移動を行った場合でも、移動の際に持ち運ばれた遊技媒体を低い方の貸与価値に変更することができるため、遊技店の係員による監視や、台移動を防止するための装置等の導入を行うことなく、遊技店が不利益を被ることを好適に防止できる。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の遊技システムであって、
前記遊技機は、
前記比較判定手段の比較判定結果に基づき、前記貸与価値読出手段によって読み出された貸与価値が前記貸与価値記憶手段に記憶された貸与価値よりも低い場合は、異常状態と判定して異常報知を行う異常判定報知手段を備えたことを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、比較判定手段の比較判定結果に基づき、貸与価値読出手段によって読み出された貸与価値が貸与価値記憶手段に記憶された貸与価値よりも低い場合は、異常判定報知手段によって、異常状態と判定して異常報知を行うことができる。
従って、遊技店の営業形態に多様性をもたらすため遊技媒体の貸与価値が異なる遊技機を設置する遊技店において、遊技媒体の貸与価値が低い遊技機から貸与価値の高い遊技機へ移動を行った場合、異常状態と判定して異常報知を行うことによって、遊技店が不利益を被ることをより好適に防止できる。
請求項に記載の発明は、
所定の有価価値に応じて貸与される遊技媒体を用いて遊技を行う遊技機と、
前記遊技機による遊技結果に基づいて賞として払い出される遊技媒体を貯留する遊技媒体貯留容器と、
前記遊技媒体貯留容器に貯留した遊技媒体の計数処理を実行する遊技媒体計数機と、
を備える遊技システムにおいて、
前記遊技媒体貯留容器は、
前記遊技媒体の貸与価値を記憶する貸与価値記憶媒体を備え、
前記遊技機は、
遊技媒体の貸与価値を設定可能な貸与価値設定手段と、
前記貸与価値設定手段によって設定された貸与価値を記憶する貸与価値記憶手段と、
前記貸与価値記憶手段によって記憶された貸与価値に基づく遊技媒体を払い出す払出制御手段と、
前記貸与価値記憶媒体との通信により、該貸与価値記憶媒体に記憶された貸与価値を読み出す貸与価値読出手段と、
前記貸与価値記憶手段によって記憶された貸与価値を、前記遊技媒体貯留容器が備える前記貸与価値記憶媒体に書き込む貸与価値書込手段と、
前記貸与価値読出手段によって読み出された貸与価値が前記貸与価値記憶手段に記憶された貸与価値と一致するか否かを比較判定する比較判定手段と、
を備え、
前記貸与価値設定手段は、
前記比較判定手段の比較判定結果に基づき、前記貸与価値読出手段によって読み出された貸与価値が前記貸与価値記憶手段に記憶された貸与価値よりも低い場合は、前記貸与価値記憶手段に記憶された貸与価値を前記貸与価値読出手段によって読み出された貸与価値に変更することを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、比較判定手段の比較判定結果に基づき、貸与価値読出手段によって読み出された貸与価値が貸与価値記憶手段に記憶された貸与価値よりも低い場合は、貸与価値設定手段によって、貸与価値記憶手段に記憶された貸与価値を貸与価値読出手段によって読み出された貸与価値に変更することができる。
従って、遊技店の営業形態に多様性をもたらすため遊技媒体の貸与価値が異なる遊技機を設置する遊技店において、遊技媒体の貸与価値が低い遊技機から貸与価値の高い遊技機へ移動を行った場合、移動先の遊技機における遊技媒体の貸与価値を低い方の貸与価値に設定変更することができるため、遊技店の係員による監視や、台移動を防止するための装置等の導入を行うことなく、遊技店が不利益を被ることを好適に防止できる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜の何れか一項に記載の遊技システムであって、
前記遊技媒体貯留容器が備える貸与価値記憶媒体は、該貸与価値記憶媒体の固有識別情報を記憶し、
前記遊技機は、
前記貸与価値記憶媒体との通信により、前記遊技媒体貯留容器の有無を検出する容器検出手段と、
前記貸与価値記憶媒体との通信により、前記貸与価値記憶媒体に記憶される該貸与価値記憶媒体の固有識別情報を所定周期で読み出す固有識別情報読出手段と、
前記固有識別情報読出手段によって読み出された固有識別情報を記憶する固有識別情報記憶手段と、
を備え、
前記比較判定手段は、
前記容器検出手段により前記遊技媒体貯留容器があると判断された場合に、前記固有識別情報読出手段によって読み出された固有識別情報が前記固有識別情報記憶手段に記憶された固有識別情報と一致するか否かを判定し、
該判定の結果に基づき、前記固有識別情報読出手段によって読み出された固有識別情報が前記固有識別情報記憶手段に記憶された固有識別情報と異なる場合は、前記貸与価値読出手段により読み出された貸与価値と前記貸与価値記憶手段に記憶された貸与価値とを比較判定することを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、容器検出手段によって、貸与価値記憶媒体との通信により、遊技媒体貯留容器の有無を検出することができ、固有識別情報読出手段によって、貸与価値記憶媒体との通信により、貸与価値記憶媒体に記憶される該貸与価値記憶媒体の固有識別情報を所定周期で読み出すことができ、固有識別情報記憶手段によって、固有識別情報読出手段によって読み出された固有識別情報を記憶することができ、容器検出手段により遊技媒体貯留容器があると判断された場合に、固有識別情報読出手段によって読み出された固有識別情報が固有識別情報記憶手段に記憶された固有識別情報と一致するか否かを判定し、該判定の結果に基づき、固有識別情報読出手段によって読み出された固有識別情報が固有識別情報記憶手段に記憶された固有識別情報と異なる場合は、比較判定手段によって、貸与価値読出手段により読み出された貸与価値と貸与価値記憶手段に記憶された貸与価値とを比較判定することができる。
従って、遊技店の営業形態に多様性をもたらすため遊技媒体の貸与価値が異なる遊技機を設置する遊技店において、遊技機は、固有識別情報により遊技媒体貯留容器を識別し、遊技媒体貯留容器が替わったと判断された場合に、比較判定手段によって、貸与価値読出手段により読み出された貸与価値と貸与価値記憶手段に記憶された貸与価値とを比較判定することができることとなり、遊技店の係員による監視や、台移動を防止するための装置等の導入を行う必要がなくなるため、人的労力や設備投資に要する費用をより好適に抑制することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜の何れか1項に記載の遊技システムであって、
前記遊技媒体計数機は、
前記遊技媒体計数機は、
前記貸与価値記憶媒体との通信により、前記遊技媒体貯留容器の有無を検出する第2容器検出手段と、
前記第2容器検出手段により前記遊技媒体貯留容器があると判断された場合に、前記遊技媒体貯留容器に貯留した遊技媒体の計数処理を実行する計数処理実行手段と、
前記貸与価値記憶媒体に記憶される貸与価値を読み出す計数情報読出手段と、
前記計数情報読出手段によって読み出された貸与価値を記憶する読出貸与価値記憶手段と、
を備え、
前記計数処理実行手段は、
前記計数処理を実行し、該計数処理による前記遊技媒体貯留容器に貯留した遊技媒体の遊技媒体数及び前記読出貸与価値記憶手段に記憶された貸与価値、及び/又は、該遊技媒体数に該貸与価値を乗じることにより算出される有価価値を計数結果情報記憶媒体に記憶することを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、遊技媒体計数機は、第2容器検出手段によって、貸与価値記憶媒体との通信により、遊技媒体貯留容器の有無を検出することができ、計数情報読出手段によって、貸与価値記憶媒体に記憶される貸与価値を読み出すことができ、読出貸与価値記憶手段によって、計数情報読出手段によって読み出された貸与価値を記憶することができ、第2容器検出手段により遊技媒体貯留容器があると判断された場合に、計数処理実行手段によって、前記計数処理を実行し、該計数処理による前記遊技媒体貯留容器に貯留した遊技媒体の遊技媒体数及び前記読出貸与価値記憶手段に記憶された貸与価値、及び/又は、該遊技媒体数に該貸与価値を乗じることにより算出される有価価値を計数結果情報記憶媒体に記憶することができる。
従って、遊技店の営業形態に多様性をもたらすため遊技媒体の貸与価値が異なる遊技機を設置する遊技店において、貸与価値が異なる遊技媒体毎に遊技媒体計数機を用意する必要がなくなり、人的労力や設備投資に要する費用をより好適に抑制することができる。
本発明によれば、比較判定手段の比較判定結果に基づき、貸与価値読出手段によって読み出された貸与価値が貸与価値記憶手段に記憶された貸与価値よりも高い場合は、貸与価値書込手段によって、貸与価値記憶媒体に記憶された貸与価値を貸与価値記憶手段に記憶された貸与価値に変更することができる。
従って、遊技店の営業形態に多様性をもたらすため遊技媒体の貸与価値が異なる遊技機を設置する遊技店において、遊技媒体の貸与価値が高い遊技機から貸与価値の低い遊技機へ移動を行った場合でも、移動の際に持ち運ばれた遊技媒体を低い方の貸与価値に変更することができるため、遊技店の係員による監視や、台移動を防止するための装置等の導入を行うことなく、遊技店が不利益を被ることを好適に防止できる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
この遊技システム1000は、例えば、図1に示すように、100円で25球(1球当たりの貸与価値が4円)分の遊技を行うことができるパチンコ遊技機100を備えた通常貸球遊技エリアH1と、100円で100球(1球当たりの貸与価値が1円)分の遊技を行うことができるパチンコ遊技機100を備えた低貸球遊技エリアH2と、を備える遊技店Hに設けられる。なお、パチンコ遊技機100における貸球価値は、後述する貸球価値設定SW105によって遊技店の係員が設定変更できるようになっている。
そして、遊技システム1000は、所定の有価価値に応じて貸与される遊技媒体としての遊技球を用いて遊技を行う遊技機としてのパチンコ遊技機100と、パチンコ遊技機100による遊技結果に基づいて賞として払い出される遊技球を貯留する遊技媒体貯留容器としての球箱400と、球箱400に貯留した遊技球の計数処理を実行する遊技媒体計数機としての計数機300と、を備えている。
図1に示すように、遊技店Hの左側領域を占める通常貸球遊技エリアH1には、複数列(例えば、4列)の島設備1が配置され、該島設備1夫々には、複数のパチンコ遊技機100と、該パチンコ遊技機100に隣接された台間球貸し機としてのCR(Card Reader)ユニット200と、該島設備1毎に配置された遊技球の計数を行う遊技媒体計数機としての計数機300と、が備えられている。
また、図1に示すように、遊技店Hの右側領域を占める低貸球遊技エリアH2には、複数列(例えば、2列)の島設備1が配置され、該島設備1夫々には、複数のパチンコ遊技機100と、該パチンコ遊技機100に隣接された台間球貸し機と呼ばれるCRユニット200と、該島設備1毎に配置された遊技球の計数を行う遊技媒体計数機としての計数機300と、が備えられている。
パチンコ遊技機100は、図2に示すように、島設備1に固定される機枠130内に上下のヒンジを介して片開き形式で開閉自在に装着されている。また、パチンコ遊技機100は、機枠130に対して、その前面側に回動可能に軸支されたクリア部材保持枠140と、クリア部材保持枠140の下側に取り付けられた発射操作を行うための発射操作ユニット150とを有する。
クリア部材保持枠140は、一方の側部(パチンコ遊技機100の前面側から見て左側の側部)が機枠130の一方の側部に回動可能に軸支されて扉状に開閉自在とされ、クリア部材保持枠140を開くことにより、遊技盤の前面側の遊技領域の前側を開放可能となっている。また、クリア部材保持枠140の前面であって、ガラス板141が固定されて遊技領域を視認可能とする部分の右側下部には、遊技球の貸し出しを受けるための球貸ボタン142、CRユニット200に挿入されたカードの残高度数を表示する残高表示器143、遊技球の貸し出しが可能か否かを表示する球貸可LED144、CRユニット200に挿入されたカードの返却を行う返却ボタン145などが設けられている。
発射操作ユニット150は、クリア部材保持枠140と同様に、一方の側部(パチンコ遊技機100の前面側から見て左側の側部)が機枠130の一方の側部に回動可能に軸支されて扉状に開閉自在とされている。発射操作ユニット150は、排出された遊技球を貯留するとともに、遊技球を発射する発射装置に遊技球を送る上皿153を有しており、この上皿153の周囲には、遊技者が操作可能な演出用ボタン(図示略)が設けられている。また、発射操作ユニット150の下側には、上皿153に収容しきれない遊技球を収容する下皿154や遊技領域に向けての遊技球の発射操作を行うとともに、発射勢を調節するための操作ハンドル156、音声を出力するスピーカ157などが設けられている。また機枠130の下端中央には、島設備1を構成する球箱載置台1aに球箱400を載置した際、該球箱400に備えられるICタグ410の所定の情報を読み出したり、又は、書き込みを行うICタグR/W(Reader/Writer)158が設けられている。
CRユニット200は、パチンコ遊技機100に隣接させた状態で設置され、カードを購入するための紙幣投入部201、カードの挿入又は排出を行うカード挿排部202、カードが利用可能であるか否かを表示するカード利用可LED203、カードが挿入された状態であること表示するカード挿入中LED204などが設けられている。CRユニット200は、挿入されたカードの残高度数のチェックなどを行っており、該カードの残高度数が、パチンコ遊技機100側の残高表示器143に表示され、該カードの残高度数の範囲内で、パチンコ遊技機100側の球貸ボタン142の操作に基づきパチンコ遊技機100の上皿153に遊技球が排出されるようになっている。また、パチンコ遊技機100側の返却ボタン145の操作に基づきカード挿排部202に挿入された状態のカードが排出されるようになっている。
計数機300は、遊技者が獲得した遊技球を景品交換する際に計数して景品カード(レシート)を発行するための装置であり、後述する球箱400に備えられたICタグ410との通信により、球箱400の有無を検出する第2容器検出手段及びICタグ410に記憶されている貸与価値を読み出す計数情報読出手段としてのICタグR/W304と、ICタグR/W304により球箱400があると判断された場合に、球箱400に貯留した遊技球の計数処理を実行する計数処理実行手段としての制御部308と、ICタグR/W304によって読み出された貸球価値を記憶する記憶部308bと、を備えている。
また、計数機300は、遊技球を該計数機300に流し込むと自動的に遊技球の計数を開始するようになっている。
球箱400は、遊技球の貸与価値を記憶する貸与価値記憶媒体としてのICタグ410を備えており、また、ICタグ410の固有識別情報としてシリアル番号を、該ICタグ410のメモリ410cに記憶している。
<遊技システムの制御系>
次に、以上のような遊技システムの制御系について説明する。
図3に示すように、パチンコ遊技機100は、その制御系として遊技の進行を制御する主制御基板30、この主制御基板30の制御下で遊技球の払出に関する制御を行う払出制御基板40と、払出制御基板40に電力の供給を行う電源基板50と、を備えている。
払出制御基板40は、貸与価値設定手段、貸与価値記憶手段、払出制御手段、比較判定手段として機能するものであり、CPU40a、記憶部40b、RAM40c、入出力インタフェース(入出力I/F)41等を備えて構成されている。この払出制御基板40は、主制御基板30から受信した払出制御コマンドに基づいて(主制御基板30の制御の下に)遊技球の払出制御を行うものである。また、払出制御基板40は、入出力I/F41を介して、払出球検出SW101、エラー解除SW102、シュート球切れSW103、オーバーフローSW104、払出制御基板40の裏面に配設された貸球価値設定SW105、ICタグR/W158などが接続され、これらスイッチ等からの検出信号が入力されるようになっている。そして、入出力I/F41は、これらの入力された各種信号を中継し、CPU40aに対し出力する。
貸球価値設定SW105は、貸与価値設定手段として機能するものであり、遊技店Hの係員の操作によって、貸与価値としての貸球価値(例えば、100円=25球や100円=100球等)を切り換えることができるようになっている。また、後述する貸球価値表示器106が、貸球価値設定SW105に併設されており、遊技店Hの係員の操作によって設定された貸球価値を視認することができるようになっている。
また、入出力I/F41は、CPU40aから出力される各種の制御信号が入力される。これら制御信号は、該入出力I/F41により中継されて、発射制御基板151、払出モータ107、外部端子板108、異常状態と判定して異常報知を行う異常判定報知手段としてのエラーナンバー表示LED109、ICタグR/W158、払出制御基板40の裏面の貸球価値設定SW105に併設された貸球価値表示器106などに出力される。
さらに、払出制御基板40は、払出異常時の払出異常ステータス信号、オーバーフローSW104の入力によるオーバーフローSW信号、シュート球切れSW103の入力によるシュート球切れSW信号が主制御基板30に送られ、また、後述の貸出ユニット制御基板230からの球貸情報を表す信号(BRDY信号、BRQ信号)がフォトカプラを介して払出制御基板40に送られるとともに、球貸準備状態を表す信号(PRDY信号、EXS信号)が該払出制御基板40からフォトカプラを介して貸出ユニット制御基板230に送られるようになっている。なお、このとき、BRDY信号やBRQ信号等の送受信を行うため、フォトカプラを駆動させる電源電圧(18V)を供給するためのVL信号や払出制御基板40と貸出ユニット制御基板230とが接続されているか否かを確認するためのPSI信号が該払出制御基板40から貸出ユニット制御基板230に送られるようになっている。
CRユニット200は、その制御系として貸出ユニット制御基板230を備えている。貸出ユニット制御基板230は、CPU230a、記憶部230b、RAM230c、入出力インタフェース(入出力I/F)231等を備えて構成されている。この貸出ユニット制御基板230は、払出制御基板40等から受信したコマンドに基づいて遊技球の貸出制御を行うものである。また、貸出ユニット制御基板230は、入出力I/F231を介して、パチンコ遊技機100側の球貸ボタン142、返却ボタン145、また、カードリーダライタ210、紙幣識別装置220、貸出度数設定SW240等からの検出信号が入力されるようになっている。そして、入出力I/F231は、これらの入力された各種信号を中継し、CPU230aに対し出力する。
また、入出力I/F231は、CPU230aから出力される各種の制御信号が入力される。これら制御信号は、該入出力I/F231により中継されて、パチンコ遊技機100側の残高表示器143、球貸可LED144、また、カード利用可LED203、カード挿入中LED204、紙幣識別装置220などに出力される。
貸出度数設定SW240は、貸出ユニット制御基板230の裏面に配設されており、遊技店Hの係員の操作よって、貸出度数(例えば、500円で5度数(1度数=100円)等)の設定を行うことができるようになっている。
次に、パチンコ遊技機100と遊技媒体貯留容器としての球箱400との通信制御系及び計数機300と球箱400との通信制御系について説明する。
図4(a)に示すように、パチンコ遊技機100は、その通信制御系として遊技球の払出に関する制御を行う払出制御手段としての払出制御基板40と、後述するICタグ410との通信により、球箱400の有無を検出する容器検出手段として、ICタグ410のメモリ410cに記憶されている該ICタグ410のシリアル番号を所定周期で読み出す固有識別情報読出手段として、ICタグ410に記憶されている貸球価値を読み出す貸与価値読出手段として、及び、貸与価値記憶手段としての記憶部40bに記憶された貸球価値を、球箱400が備えるICタグ410に書き込む貸与価値書込手段としてのICタグR/W158と、を備えており、ICタグR/W158は、ICタグ410の所定の情報を読み出したり、書き込みを行うコントローラ158aと、かかる所定の情報の送受信制御を行う送受信部158bと、かかる所定の情報の送受信を行うアンテナ158cと、を備えている。
また、球箱400は、ICタグ410を備えており、かかるICタグ410は、ICタグR/W158側のアンテナ158cとの間で貸球価値等の所定の情報通信を行うアンテナ410aと、かかる所定の情報の送受信制御を行う送受信部410bと、かかる所定の情報を記憶する貸与価値記憶媒体としてのメモリ410cと、を備えている。
また、図4(b)に示すように、計数機300は、計数終了ボタンの操作を検出する計数終了SW301と、係員呼出ボタンの操作を検出する係員呼出SW302と、計数機300に流し込まれた遊技球を検出する球検出SW303と、ICタグ410との通信により、球箱400の有無を検出する第2検出手段として、及び、ICタグ410に記憶されている貸球価値を読み出す計数情報読出手段としてのICタグR/W304と、計数情報(例えば、計数球数等)や各種情報(例えば、係員呼出中情報や計数を行う際の注意事項(例えば、「計数を行う場合は係員をお呼び下さい。」等))を表示する情報表示器305と、計数情報に係る計数結果情報記憶媒体(例えば、レシート)を発行する情報媒体発行部306と、係員呼出SW302の検出により発光する係員呼出LED307と、計数機300における各種制御を行う制御部308と、を備えている。
制御部308は、球箱400に貯留した遊技球の計数処理を実行する計数処理実行手段としてのCPU308a、ICタグR/W304によって読み出された貸球価値を記憶する読出貸与価値記憶手段としての記憶部308b、RAM308c、入出力インタフェース(入出力I/F)309等を備えて構成されている。この制御部308は、入出力I/F309を介して、計数終了SW301、係員呼出SW302、球検出SW303、ICタグR/W304等からの検出信号が入力されるようになっている。そして、入出力I/F309は、これらの入力された各種信号を中継し、CPU308aに対し出力する。
また、入出力I/F309は、CPU308aから出力される各種の制御信号が入力される。これら制御信号は、該入出力I/F309により中継されて、ICタグR/W304、情報表示器305、情報媒体発行部306、係員呼出LED307などに出力される。
ICタグR/W304は、パチンコ遊技機100に備えられたICタグR/W158と同様に、ICタグ410との通信により、球箱400の有無を検出する第2容器検出手段として、また、該球箱400に備えられたICタグ410の所定の情報を読み出したり、書き込みを行う計数情報読出手段としてのコントローラ304aと、かかる所定の情報の送受信制御を行う送受信部304bと、かかる所定の情報の送受信を行うアンテナ304cと、を備えており、球箱400に備えられたICタグ410との間で所定の情報の通信を行う。
<払出制御メイン処理>
次に、本発明にかかる払出制御基板40による払出制御メイン処理について、図5に示す本発明にかかる遊技システムの概念図、及び、図6〜図10に示すフローチャートに従って説明する。図6は、払出制御基板40による払出制御メイン処理の概略を示すゼネラルフローチャートであり、パチンコ遊技機100に電源が投入されたときに開始され、以後所定時間毎に繰り返し実行されるものである。
まず、ステップS101において、払出制御基板40は、RAM40cの初期化処理を行うとともに、PRDY信号(球貸準備状態を表す信号)をON(High→Low)に設定し、割り込みタイマの設定を行う。
次いで、ステップS102において、払出制御基板40は、パチンコ遊技機100に設定された貸球価値(例えば、4円/球、1円/球等)と、球箱400に設定された貸球価値とが一致するか否かを確認する。これにより、通常貸球遊技エリアH1と、低貸球遊技エリアH2との間での移動を許容又は禁止するようにしている。
次いで、ステップS103において、払出制御基板40は、発射ユニットの発射許可の判定を行う。具体的には、パチンコ遊技機100とCRユニット200とが電気的に接続された状態であれば発射を許可(発射制御基板151に発射許可信号を出力)し、電気的に未接続であれば発射を不許可(発射制御基板151への発射許可信号を停止)とする。
なお、パチンコ遊技機100とCRユニット200とが電気的に接続されたか否かについては、図3に示すように、PSI信号の入出力の有無によって判断される。
次いで、ステップS104において、払出制御基板40は、払出過剰エラー(過剰に遊技球を払い出すエラー)の発生と解除を行う。エラーが発生した場合は、新たに払い出し動作を行わず、エラー解除SW102の入力があった場合に、エラーを解除する。
次いで、ステップS105において、払出制御基板40は、賞球払い出し動作の開始条件の判定を行う。具体的には、賞球払い出し動作の開始条件として、例えば、記憶領域の獲得遊技球数の残数の判定、シュート球切れエラーの判定、オーバーフローエラーの判定、払出球検出SW101異常の判定等を行う。
次いで、ステップS106において、払出制御基板40は、球貸払い出し動作の開始条件の判定を行う。具体的には、球貸払い出し動作の開始条件として、例えば、貸出ユニット制御基板230側から球貸動作開始信号(BRDY信号の立下り)、球貸要求信号(BRQ信号の立下り)を受信するか判定を行う。
次いで、ステップS107において、払出制御基板40は、球貸払い出し動作の制御を行う。具体的には、例えば、球貸準備信号(EXS信号の立下り)の出力データの設定、球貸指令信号(BRQ信号の立上り)を受けて球貸払い出しの開始の設定、球貸完了信号(EXS信号の立上り)の出力データの設定、球貸動作終了信号(BRDY信号の立上り)を受けて球貸制御の終結の設定などを行う。
次いで、ステップS108において、払出制御基板40は、賞球払い出し動作の制御を行う。具体的には、賞球払出数の設定、払出不足数のリトライ動作の制御、賞球制御終結の設定などを行う。
次いで、ステップS109において、払出制御基板40は、払出モータ107を制御して貸球又は賞球を払い出す。
次いで、ステップS110において、払出制御基板40は、シュート球切れエラー、オーバーフローエラー、払出球検出スイッチ異常エラー、払出不足エラー、払出過剰エラー、通信コネクタ未接続エラー、CRユニット未接続エラー、貸球価値不適合エラー等のエラー信号の編集、及びエラー表示の編集を行う。
次いで、ステップS102に戻り、ステップS102以降の処理を繰り返す。
次に、払出制御基板40によるタイマ割込処理について説明する。図7は、払出制御基板40によるタイマ割込処理のフローチャートであり、パチンコ遊技機100に電源が投入されたときに開始され、以後所定時間毎に繰り返し実行されるものである。
まず、ステップT1において、払出制御基板40は、各種処理でセットされた出力データを入出力I/F41に出力する。
次いで、ステップT2において、払出制御基板40は、入出力I/F41の読込の制御を行い、各種SWからの入力信号のチャタリング除去等の処理を行う。
次いで、ステップT3において、払出制御基板40は、タイマの更新を行う。なお、タイマは、払出制御基板40と貸出ユニット制御基板230の間で送受信される払出制御信号(BRQ信号やEXS信号)の送受信時間をカウントしてエラー判定に供するためのものである。
次いで、ステップT4において、払出制御基板40は、遊技球の払い出し要求の監視を行うとともに、賞球払い出し要求の解析やCRユニット200側からの球貸要望の監視を行う。
次いで、ステップT5において、払出制御基板40は、通信コネクタ接続状態、払出球検出SW101の出力、払出球検出SW異常エラー等の監視を行う。
次いで、ステップT6において、払出制御基板40は、払出モータ107の出力データの設定を行う。
次いで、ステップT7において、払出制御基板40は、外部情報の設定を行う。具体的には、例えば、ホールコンピュータ(中央管理装置)へ出力する賞球信号を設定する。
次に、図6に示す払出制御メイン処理のゼネラルフローチャートを詳細に示す払出制御メイン処理を図8に示すフローチャートに従って説明する。
まず、ステップU1において、払出制御基板40は、RAM40cの初期化処理を行うとともに、PRDY信号(球貸準備状態を表す信号)をON(High→Low)に設定し、割り込みタイマの設定を行う。
次いで、ステップU2において、払出制御基板40は、パチンコ遊技機100に設定された貸球価値(4円/球、1円/球等)と、球箱400に設定された貸球価値とが一致するか否かを確認する。
次いで、ステップU3において、払出制御基板40は、PSI信号の入出力の有無によって、パチンコ遊技機100とCRユニット200とが電気的に接続されたか否かについて判断し、電気的に接続された状態と判断された場合(ステップU3;Yes)、払出制御基板40は、発射制御基板151に発射許可信号を出力し(ステップU4)、一方、電気的に未接続の状態と判断された場合(ステップU3;No)、発射制御基板151への発射許可信号の出力を停止する(ステップU5)。
次いで、ステップU6において、払出制御基板40は、主制御基板30から送信された賞球コマンドに対応する賞球の払出球数を、記憶部40bに記憶する。
次いで、ステップU7において、払出制御基板40は、払出モータ107によって、遊技球の過剰な払出が行われているか否かについて判断し、過剰な払い出しが行われていると判断された場合(ステップU7;Yes)、ステップU2に戻る。一方、過剰な払い出しが行われていないと判断された場合(ステップU7;No)、ステップU8へ移行する。
次いで、ステップU8において、払出制御基板40は、貸出ユニット制御基板230側から球貸動作開始信号(BRDY信号の立下り)及び球貸要求信号(BRQ信号の立下り)を受信したか否かについて判断し、球貸動作開始信号及び球貸要求信号を受信したと判断した場合(ステップU8;Yes)、ステップU9へ移行する。一方、球貸動作開始信号及び球貸要求信号を受信していないと判断した場合(ステップU8;No)、ステップU10へ移行する。
次いで、ステップU9において、払出制御基板40は、払出モータ107を作動させて、球貸払い出し動作の制御を行い、ステップU2へ戻る。
一方、ステップU8において、払出制御基板40は、球貸動作開始信号及び球貸要求信号を受信していないと判断した場合(ステップU8;No)、ステップU10へ移行する。
次いで、ステップU10において、払出制御基板40は、記憶部40bに記憶された払出球数分の遊技球が払い出されたか否かについて判断し、記憶部40bに記憶された払出球数分の遊技球が払い出されたと判断された場合(ステップU10;Yes)、ステップU2へ戻る。一方、記憶部40bに記憶された払出球数分の遊技球が払い出されていないと判断された場合(ステップU10;No)、ステップU11へ移行する。
次いで、ステップU11において、払出制御基板40は、シュート球切れSW103が「ON」の状態であるか否かについて判断し、シュート球切れSW103が「ON」の状態であると判断された場合(ステップU11;Yes)、ステップU2へ戻る。一方、シュート球切れSW103が「ON」の状態ではないと判断された場合(ステップU11;No)、ステップU12へ移行する。
次いで、ステップU12において、払出制御基板40は、オーバーフローSW104が「ON」の状態であるか否かについて判断し、オーバーフローSW104が「ON」の状態であると判断された場合(ステップU12;Yes)、ステップU2へ戻る。一方、オーバーフローSW104が「ON」の状態ではないと判断された場合(ステップU12;No)、ステップU13へ移行する。
次いで、ステップU13において、払出制御基板40は、払出球検出SW101が「ON」の状態であるか否かについて判断し、払出球検出SW101が「ON」の状態であると判断された場合(ステップU13;Yes)、ステップU2へ戻る。一方、払出球検出SW101が「ON」の状態ではないと判断された場合(ステップU13;No)、ステップU14へ移行する。
次いで、ステップU14において、払出制御基板40は、賞球制御処理を行い、ステップU2へ戻る。
<貸球価値確認処理>
次に、図8のフローチャートのステップU2に示す貸球価値確認処理について、図9に示すフローチャートに従って詳述する。
まず、ステップU11において、払出制御基板40は、ICタグR/W158を介して、球箱400の有無を判断し、球箱400が有ると判断された場合(ステップU11;Yes)、ステップU12へ移行する。一方、球箱400が無いと判断された場合(ステップU11;No)、本処理を終了して、払出制御メイン処理に戻る。
次いで、ステップU12において、払出制御基板40は、球箱400に備えられたICタグ410に記憶された固有識別情報としてのシリアル番号を読み出す。そして、払出制御基板40は、読み出された当該シリアル番号が前回読み出された際のシリアル番号と同じであるか否かについて判断し、シリアル番号が同じであると判断された場合(ステップU12;Yes)、本処理を終了して、払出制御メイン処理に戻る。一方、シリアル番号が同じでないと判断された場合(ステップU12;No)、ステップU13へ移行する。
次いで、ステップU13において、払出制御基板40は、球箱400に備えられたICタグ410に記憶された遊技球の貸球価値情報を読み出す。
より具体的には、図5に示すように、ステップS2において、移動先であるパチンコ遊技機100側の払出制御基板40は、ICタグR/W158に対して、ICタグ410に記憶された貸球価値情報を読み込むための読込指令信号を送信する。
次いで、ステップS3において、ICタグR/W158は、貸球価値読込信号をICタグ410に送信する。
次いで、ステップS4において、貸球価値読込信号を受信したICタグ410は、記憶されている貸球価値情報を、ICタグR/W158に対して送信する。
次いで、ステップS5において、ICタグR/W158は、読み出された貸球価値情報信号を払出制御基板40に送信し、払出制御基板40は、該貸球価値情報が移動先のパチンコ遊技機100に設定された貸球価値情報に一致するか否かについて比較判定を行う。
次いで、ステップU14において、払出制御基板40は、ICタグ410から読み出された貸球価値と、当該払出制御基板40を備えるパチンコ遊技機100に設定された遊技球の貸球価値とが一致するか否かについて判断し、貸球価値が一致すると判断された場合(ステップU14;Yes)、本処理を終了して、払出制御メイン処理に戻る。一方、貸球価値が一致しないと判断された場合(ステップU14;No)、ステップU15へ移行する。
次いで、ステップU15において、払出制御基板40は、ICタグ410から読み出された貸球価値が当該払出制御基板40を備えるパチンコ遊技機100に設定された遊技球の貸球価値よりも高いと判断した場合(ステップU15;Yes)、ステップU16へ移行する。
次いで、ステップU16において、払出制御基板40は、液晶表示装置(図示省略)に「貸球価値が異なります。台移動を行いますか?」等の注意事項を表示させ、遊技者に対して、操作ボタン159(図2参照)の操作による台移動をするか否かの選択を促す。そして、ステップU16において、払出制御基板40は、操作ボタン159の操作による台移動信号を受信した場合(ステップU16;Yes)、ステップU17へ移行する。一方、台移動信号を受信しない場合(ステップU16;No)、ステップU18へ移行する。そして、ステップU18において、払出制御基板40は、エラーナンバー表示LED109やエラー報知LED(図示省略)等の発光により、遊技店Hの係員に対して、エラー報知を行い、本処理を終了して、払出制御メイン処理に戻る。
次いで、ステップU17において、払出制御基板40は、球箱400に備えられたICタグ410に、当該払出制御基板40を備えるパチンコ遊技機100に設定された遊技球の貸球価値情報を書き込み、本処理を終了して、払出制御メイン処理に戻る。
より具体的には、図5に示すように、ステップS5において移動先のパチンコ遊技機100に設定された貸球価値(例えば、1円/球)よりも、ICタグ410に記憶された貸球価値(例えば、4円/球)の方が大きいと比較判定された場合、払出制御基板40は、ICタグR/W158に対して、パチンコ遊技機100に設定された貸球価値情報(例えば、1円/球)をICタグ410に書き込むための書込指令信号を送信する(ステップS6)。
次いで、ステップS7において、ICタグR/W158は、ICタグ410に対して、パチンコ遊技機100に設定された貸球価値書込信号を送信して、貸球価値書込信号を受信したICタグ410は、記憶されている貸球価値情報(例えば、4円/球)をパチンコ遊技機100に設定された貸球価値情報(例えば、1円/球)に書き換えて、本処理を終了する。
一方、ステップU15において、払出制御基板40は、ICタグ410から読み出された貸球価値が当該払出制御基板40を備えるパチンコ遊技機100に設定された遊技球の貸球価値よりも低いと判断した場合(ステップU15;No)、ステップU19へ移行する。
次いで、ステップU19において、払出制御基板40は、球箱400に備えられたICタグ410に記憶されている貸球価値情報をリセットする。
より具体的には、図5に示すように、ステップS5において移動先のパチンコ遊技機100に設定された貸球価値(例えば、4円/球)よりも、ICタグ410に記憶された貸球価値(例えば、1円/球)の方が小さいと比較判定された場合、ステップS8へ移行する。
次いで、ステップS8において、払出制御基板40は、貸球価値のリセット指令信号をICタグR/W158に送信するとともに、リセット指令信号を受信したICタグR/W158は、リセット信号をICタグ410に送信し(ステップS9)、ICタグ410に記憶されている貸球価値情報をリセットして、本処理を終了する。
次いで、ステップU20において、払出制御基板40は、エラーナンバー表示LED109やエラー報知LED(図示省略)等の発光により、遊技店Hの係員に対して、貸球価値が例えば1円/球の遊技球を用いて、貸球価値が4円/球に設定されたパチンコ遊技機100で遊技を行おうとしている遊技者がいる旨のエラー報知を行い、本処理を終了して、払出制御メイン処理に戻る。
<球貸制御処理>
次に、図8のフローチャートのステップU9に示す球貸制御処理について、図10に示すフローチャートに従って詳述する。
まず、ステップU101において、払出制御基板40は、払出モータ107を作動させて、貸球の払出を行う。
次いで、ステップU102において、払出制御基板40は、設定された数の遊技球が払出されたか否かを判断し、設定された数の遊技球が払出されたと判断した場合(ステップU102;Yes)、ステップU3からステップU5をスキップして、ステップU106へ移行する。一方、設定された数の遊技球が払出されていないと判断した場合(ステップU102;No)、ステップU103へ移行する。
次いで、ステップU103において、払出制御基板40は、遊技球の払出リトライ回数を設定する。
次いで、ステップU104において、払出制御基板40は、不足分の払出リトライ動作を行う。
次いで、ステップU105において、払出制御基板40は、不足分の払出が完了したか否かを判断し、不足分の払出が完了したと判断した場合(ステップU105;Yes)、ステップU106へ移行する。
次いで、ステップU106において、払出制御基板40は、貸出ユニット制御基板230からの球貸要求信号を受信したか否かを判断し、球貸要求信号を受信したと判断した場合(ステップU106;Yes)、ステップU101へ戻る。一方、球貸要求信号を受信していないと判断した場合(ステップU106;No)、本処理を終了して、払出制御メイン処理へ戻る。
一方、ステップU105において、払出制御基板40は、不足分の払出が完了したか否かを判断し、不足分の払出が完了していないと判断した場合(ステップU105;No)、ステップU107へ移行する。
次いで、ステップU107において、払出制御基板40は、設定された回数の払出リトライ動作を行ったか否かを判断し、設定された回数の払出リトライ動作を行ったと判断した場合(ステップU107;Yes)、ステップU108へ移行する。一方、設定された回数の払出リトライ動作を行っていないと判断した場合(ステップU107;No)、ステップU104へ戻る。
次いで、ステップU108において、払出制御基板40は、遊技球の払出動作を停止し、本処理を終了して、払出制御メイン処理へ戻る。
<球計数制御メイン処理>
次に、計数機300による球計数制御メイン処理について、図11〜図13に示すフローチャートに従って説明する。図11は、計数機300による球計数制御メイン処理を示すフローチャートであり、計数機300に電源が投入されたときに開始され、以後所定時間毎に繰り返し実行されるものである。
まず、ステップW1において、計数機300の制御部308は、RAM308cの初期化処理を行うとともに、割り込みタイマの設定を行う。
次いで、ステップW2において、計数機300の制御部308は、球箱400に備えられたICタグ410から貸球価値情報を読み出して貸球価値の確認を行う。
次いで、ステップW3において、計数機300の制御部308は、係員呼出SW302の操作に基づいて、係員呼出LED307を発光させる設定を行う。また、計数機300の制御部308は、情報表示器305にも同様に係員呼出情報を表示させる。
次いで、ステップW4において、計数機300の制御部308は、球検出SW303の検出に基づいて、遊技球の計数を行う。
次いで、ステップW5において、計数機300の制御部308は、計数終了SW301の操作に基づいて、情報媒体(例えば、レシート、カード等)を発行する。
次いで、ステップW6において、計数機300の制御部308は、計数エラー、球詰まりエラー等のエラー信号の編集及びエラー表示の編集を行い、ステップW2へ戻り、ステップW2以降の処理を繰り返す。
次に、計数機300によるタイマ割込処理について説明する。図12は、計数機300によるタイマ割込処理のフローチャートであり、計数機300に電源が投入されたときに開始され、以後所定時間毎に繰り返し実行されるものである。
まず、ステップT11において、計数機300の制御部308は、各種処理でセットされた出力データを入出力I/F309に出力する。
次いで、ステップT12において、計数機300の制御部308は、入出力I/F309の読込の制御を行い、各種SWからの入力信号のチャタリング除去等の処理を行う。
次いで、ステップT13において、計数機300の制御部308は、通信コネクタ接続状態(例えば、ホールコンピュータ(中央管理装置)との接続状態)の監視を行い、ステップT11へ戻り、ステップT11以降の処理を繰り返す。
次に、図11に示す球計数制御メイン処理のゼネラルフローチャートを詳細に示す球計数制御メイン処理を図13に示すフローチャートに従って説明する。
まず、ステップW11において、計数機300の制御部308は、ICタグR/W158を介して、球箱400の有無を判断し、球箱400が有ると判断した場合(ステップW11;Yes)、ステップW12へ移行する。一方、球箱400が無いと判断した場合(ステップW11;No)、本処理を終了して、払出制御メイン処理に戻る。
次いで、ステップW12において、計数機300の制御部308は、球箱400に備えられたICタグ410に記憶された遊技球の貸球価値情報を読み出す。
より具体的には、図5に示すように、ステップS12において、計数機300側の制御部308は、ICタグR/W304に対して、ICタグ410に記憶された貸球価値情報を読み込むための読込指令信号を送信する。
次いで、ステップS13において、ICタグR/W304は、貸球価値読込信号をICタグ410に送信する。
次いで、ステップS14において、貸球価値読込信号を受信したICタグ410は、記憶されている貸球価値情報を、ICタグR/W304に対して送信する。
次いで、ステップS15において、ICタグR/W304は、読み出された貸球価値情報信号を制御部308に送信し、制御部308は、計数処理を実行し、該計数処理による球箱400に貯留した遊技球の遊技球数及び記憶部308bに記憶された貸球価値、及び/又は、該遊技球数に該貸球価値を乗じることにより算出される有価価値をレシートに記憶する。
次いで、ステップW13において、計数機300の制御部308は、計数終了SW301の操作に基づき、遊技球の計数が終了したか否かを判断し、遊技球の計数が終了したと判断した場合(ステップW13;Yes)、ステップW14へ移行する。一方、遊技球の計数が終了していないと判断した場合(ステップW13;No)、ステップW13の動作を繰り返す。
次いで、ステップW14において、計数機300の制御部308は、読み出された貸球価値情報リセットして、本処理を終了する。
より具体的には、図5に示すように、ステップS16において、制御部308は、貸球価値のリセット指令信号をICタグR/W304に送信するとともに、リセット指令信号を受信したICタグR/W304は、リセット信号をICタグ410に送信して(ステップS17)、本処理を終了する。
以上のような遊技システム1000は、所定の有価価値に応じて貸与される遊技球を用いて遊技を行うパチンコ遊技機100と、パチンコ遊技機100による遊技結果に基づいて賞として払い出される遊技球を貯留する球箱400と、球箱400に貯留した遊技球の計数処理を実行する計数機300と、を備え、球箱400は、遊技球の貸球価値を記憶するICタグ410を備え、パチンコ遊技機100は、遊技球の貸球価値を設定可能な払出制御基板40と、貸球価値設定SW105によって設定された貸球価値を記憶する記憶部40bと、記憶部40bによって記憶された貸球価値に基づく遊技球を払い出す払出制御基板40と、ICタグ410との通信により、該ICタグ410に記憶された貸球価値を読み出すICタグR/W158と、記憶部40bによって記憶された貸球価値を、球箱400が備えるICタグ410に書き込むICタグR/W158と、ICタグR/W158によって読み出された貸球価値が記憶部40bに記憶された貸球価値と一致するか否かを比較判定する払出制御基板40と、を備え、比較判定結果に基づき、払出制御基板40により、記憶部40bに記憶された貸球価値を変更、又は、ICタグR/W158により、ICタグ410に記憶された貸球価値を変更することができる。
従って、遊技店Hの営業形態に多様性をもたらすため遊技球の貸球価値が異なるパチンコ遊技機100を設置する遊技店Hにおいて、当該遊技球の貸球価値が異なるパチンコ遊技機100間で台移動を行った場合でも、移動の際に持ち運ばれた遊技球の貸球価値を変更、又は、移動先のパチンコ遊技機100に設定された遊技球の貸球価値を変更することができるため、遊技店Hの係員による監視や、台移動を防止するための装置等の導入を行うことなく、遊技店Hが不利益を被ることを好適に防止できることとなり、人的労力や設備投資に要する費用を好適に抑制することができる。
また、比較判定結果に基づき、ICタグR/W158によって読み出された貸球価値が記憶部40bに記憶された貸球価値よりも高い場合は、ICタグR/W158は、ICタグ410に記憶された貸球価値を記憶部40bに記憶された貸球価値に変更するようになっている。
従って、遊技球の貸球価値が高いパチンコ遊技機100から貸球価値の低いパチンコ遊技機100へ移動を行った場合でも、移動の際に持ち運ばれた遊技球を低い方の貸球価値に変更することができるため、遊技店Hの係員による監視や、台移動を防止するための装置等の導入を行うことなく、遊技店Hが不利益を被ることを好適に防止できる。
また、パチンコ遊技機100は、比較判定結果に基づき、ICタグR/W158によって読み出された貸球価値が記憶部40bに記憶された貸球価値よりも低い場合は、異常状態と判定して異常報知を行うエラーナンバー表示LED109を備えている。
従って、遊技球の貸球価値が低いパチンコ遊技機100から貸球価値の高いパチンコ遊技機100へ移動を行った場合、異常状態と判定して異常報知を行うことによって、遊技店Hが不利益を被ることをより好適に防止できる。
また、球箱400が備えるICタグ410は、該ICタグ410のシリアル番号及び遊技球の貸球価値を記憶し、パチンコ遊技機100は、ICタグ410との通信により、球箱400の有無を検出するICタグR/W158と、ICタグ410との通信により、ICタグ410に記憶される該ICタグ410のシリアル番号を所定周期で読み出すICタグR/W158と、ICタグR/W158によって読み出されたシリアル番号を記憶する記憶部40bと、を備え、払出制御基板40は、ICタグR/W158により球箱400があると判断された場合に、ICタグR/W158によって読み出されたシリアル番号が記憶部40bに記憶されたシリアル番号と一致するか否かを判定し、該判定の結果に基づき、ICタグR/W158によって読み出されたシリアル番号が記憶部40bに記憶されたシリアル番号と異なる場合は、ICタグR/W158により読み出された貸球価値と記憶部40bに記憶された貸球価値とを比較判定するようになっている。
従って、パチンコ遊技機100は、シリアル番号により球箱400を識別し、球箱400が替わったと判断された場合に、払出制御基板40によって、ICタグR/W158により読み出された貸球価値と記憶部40bに記憶された貸球価値とを比較判定することができることとなり、遊技店Hの係員による監視や、台移動を防止するための装置等の導入を行う必要がなくなるため、人的労力や設備投資に要する費用をより好適に抑制することができる。
また、計数機300は、ICタグ410との通信により、球箱400の有無を検出するICタグR/W304と、ICタグR/W304により球箱400があると判断された場合に、球箱400に貯留した遊技球の計数処理を実行する制御部308と、ICタグ410に記憶される貸球価値を読み出すICタグR/W304と、ICタグR/W304によって読み出された貸球価値を記憶する記憶部308bと、を備え、制御部308は、計数処理を実行し、該計数処理による球箱400に貯留した遊技球の遊技球数及び記憶部308bに記憶された貸球価値、及び/又は、該遊技球数に該貸球価値を乗じることにより算出される有価価値をレシートに記憶することができる。
従って、貸球価値が異なる遊技球毎に計数機を用意する必要がなくなり、人的労力や設備投資に要する費用をより好適に抑制することができる。
<変形例>
次に、この発明の貸球価値確認処理における変形例について、図14に示すフローチャートに従って説明する。
まず、ステップW101において、払出制御基板40は、ICタグR/W158を介して、球箱400の有無を判断し、球箱400が有ると判断した場合(ステップW101;Yes)、ステップW102へ移行する。一方、球箱400が無いと判断した場合(ステップW101;No)、本処理を終了して、払出制御メイン処理に戻る。
次いで、ステップW102において、払出制御基板40は、球箱400に備えられたICタグ410に記憶された固有識別情報としてのシリアル番号を読み出す。そして、払出制御基板40は、読み出された当該シリアル番号が前回読み出された際のシリアル番号と同じであるか否かについて判断し、シリアル番号が同じであると判断した場合(ステップW102;Yes)、本処理を終了して、払出制御メイン処理に戻る。一方、シリアル番号が同じでないと判断した場合(ステップW102;No)、ステップW103へ移行する。
次いで、ステップW103において、払出制御基板40は、球箱400に備えられたICタグ410に記憶された遊技球の貸球価値情報を読み出す。
次いで、ステップW104において、払出制御基板40は、ICタグ410から読み出された貸球価値と、当該払出制御基板40を備えるパチンコ遊技機100に設定された遊技球の貸球価値とが一致するか否かについて判断し、貸球価値が一致すると判断した場合(ステップW104;Yes)、本処理を終了して、払出制御メイン処理に戻る。一方、貸球価値が一致しないと判断した場合(ステップW104;No)、ステップW105へ移行する。
次いで、ステップW105において、払出制御基板40は、ICタグ410から読み出された貸球価値が当該払出制御基板40を備えるパチンコ遊技機100に設定された遊技球の貸球価値よりも低いと判断した場合(ステップW105;No)、ステップW106へ移行する。
次いで、ステップW106において、払出制御基板40は、球箱400に備えられたICタグ410に記憶されている貸球価値情報を、当該払出制御基板40を備えるパチンコ遊技機100に設定された遊技球の貸球価値情報に書き換える。
次いで、ステップW107において、払出制御基板40は、貸球価値表示器106等を介して、設定値変更を報知する。
次いで、ステップW108において、払出制御基板40は、貸球価値設定SW105が「ON」の状態であるか否かを判断し、貸球価値設定SW105が「ON」の状態であると判断した場合(ステップW108;Yes)、ステップW109へ移行する。一方、貸球価値設定SW105が「ON」の状態でないと判断した場合(ステップW108;No)、ステップW107へ戻る。
次いで、ステップW109において、払出制御基板40は、設定値変更の報知を停止して、本処理を終了して、払出制御メイン処理に戻る。
一方、ステップW105において、払出制御基板40は、ICタグ410から読み出された貸球価値が当該払出制御基板40を備えるパチンコ遊技機100に設定された遊技球の貸球価値よりも高いと判断した場合(ステップW105;Yes)も、ステップW110へ移行する。
次いで、ステップW110において、払出制御基板40は、液晶表示装置(図示省略)に「貸球価値が異なります。台移動を行いますか?」等の注意事項を表示させ、遊技者に対して、操作ボタン159(図2参照)の操作による台移動をするか否かの選択を促す。そして、ステップW110において、払出制御基板40は、操作ボタン159の操作による台移動信号を受信した場合(ステップW110;Yes)、ステップW111へ移行する。一方、台移動信号を受信しない場合(ステップW110;No)、ステップW112へ移行する。そして、ステップW112において、払出制御基板40は、エラーナンバー表示LED109やエラー報知LED(図示省略)等の発光により、遊技店Hの係員に対して、エラー報知を行い、本処理を終了して、払出制御メイン処理に戻る。
次いで、ステップW111において、払出制御基板40は、球箱400に備えられたICタグ410に、当該払出制御基板40を備えるパチンコ遊技機100に設定された遊技球の貸球価値情報を書き込み、本処理を終了して、払出制御メイン処理に戻る。
以上のような遊技システムは、所定の有価価値に応じて貸与される遊技球を用いて遊技を行うパチンコ遊技機100と、パチンコ遊技機100による遊技結果に基づいて賞として払い出される遊技球を貯留する球箱400と、球箱400に貯留した遊技球の計数処理を実行する計数機300と、を備え、球箱400は、遊技球の貸球価値を記憶するICタグ410を備え、パチンコ遊技機100は、遊技球の貸球価値を設定可能な払出制御基板40と、貸球価値設定SW105によって設定された貸球価値を記憶する記憶部40bと、記憶部40bによって記憶された貸球価値に基づく遊技球を払い出す払出制御基板40と、ICタグ410との通信により、該ICタグ410に記憶された貸球価値を読み出すICタグR/W158と、記憶部40bによって記憶された貸球価値を、球箱400が備えるICタグ410に書き込むICタグR/W158と、ICタグR/W158によって読み出された貸球価値が記憶部40bに記憶された貸球価値と一致するか否かを比較判定する払出制御基板40と、を備え、比較判定結果に基づき、払出制御基板40により、記憶部40bに記憶された貸球価値を変更、又は、ICタグR/W158により、ICタグ410に記憶された貸球価値を変更することができる。
従って、遊技店Hの営業形態に多様性をもたらすため遊技球の貸球価値が異なるパチンコ遊技機100を設置する遊技店Hにおいて、当該遊技球の貸球価値が異なるパチンコ遊技機100間で台移動を行った場合でも、移動の際に持ち運ばれた遊技球の貸球価値を変更、又は、移動先のパチンコ遊技機100に設定された遊技球の貸球価値を変更することができるため、遊技店Hの係員による監視や、台移動を防止するための装置等の導入を行うことなく、遊技店Hが不利益を被ることを好適に防止できることとなり、人的労力や設備投資に要する費用を好適に抑制することができる。
また、比較判定結果に基づき、ICタグR/W158によって読み出された貸球価値が記憶部40bに記憶された貸球価値よりも高い場合は、ICタグR/W158は、ICタグ410に記憶された貸球価値を記憶部40bに記憶された貸球価値に変更するようになっている。
従って、遊技球の貸球価値が高いパチンコ遊技機100から貸球価値の低いパチンコ遊技機100へ移動を行った場合でも、移動の際に持ち運ばれた遊技球を低い方の貸球価値に変更することができるため、遊技店Hの係員による監視や、台移動を防止するための装置等の導入を行うことなく、遊技店Hが不利益を被ることを好適に防止できる。
また、比較判定結果に基づき、ICタグR/W158によって読み出された貸球価値が記憶部40bに記憶された貸球価値よりも低い場合は、払出制御基板40は、記憶部40bに記憶された貸球価値をICタグR/W158によって読み出された貸球価値に変更するようになっている。
従って、遊技球の貸球価値が低いパチンコ遊技機100から貸球価値の高いパチンコ遊技機100へ移動を行った場合、移動先のパチンコ遊技機100における遊技球の貸球価値を低い方の貸球価値に設定変更することができるため、遊技店Hの係員による監視や、台移動を防止するための装置等の導入を行うことなく、遊技店Hが不利益を被ることを好適に防止できる。
また、球箱400が備えるICタグ410は、該ICタグ410のシリアル番号及び遊技球の貸球価値を記憶し、パチンコ遊技機100は、ICタグ410との通信により、球箱400の有無を検出するICタグR/W158と、ICタグ410との通信により、ICタグ410に記憶される該ICタグ410のシリアル番号を所定周期で読み出すICタグR/W158と、ICタグR/W158によって読み出されたシリアル番号を記憶する記憶部40bと、を備え、払出制御基板40は、ICタグR/W158により球箱400があると判断された場合に、ICタグR/W158によって読み出されたシリアル番号が記憶部40bに記憶されたシリアル番号と一致するか否かを判定し、該判定の結果に基づき、ICタグR/W158によって読み出されたシリアル番号が記憶部40bに記憶されたシリアル番号と異なる場合は、ICタグR/W158により読み出された貸球価値と記憶部40bに記憶された貸球価値とを比較判定するようになっている。
従って、パチンコ遊技機100は、シリアル番号により球箱400を識別し、球箱400が替わったと判断された場合に、払出制御基板40によって、ICタグR/W158により読み出された貸球価値と記憶部40bに記憶された貸球価値とを比較判定することができることとなり、遊技店Hの係員による監視や、台移動を防止するための装置等の導入を行う必要がなくなるため、人的労力や設備投資に要する費用をより好適に抑制することができる。
また、計数機300は、ICタグ410との通信により、球箱400の有無を検出するICタグR/W304と、ICタグR/W304により球箱400があると判断された場合に、球箱400に貯留した遊技球の計数処理を実行する制御部308と、ICタグ410に記憶される貸球価値を読み出すICタグR/W304と、ICタグR/W304によって読み出された貸球価値を記憶する記憶部308bと、を備え、制御部308は、計数処理を実行し、該計数処理による球箱400に貯留した遊技球の遊技球数及び記憶部308bに記憶された貸球価値、及び/又は、該遊技球数に該貸球価値を乗じることにより算出される有価価値をレシートに記憶することができる。
従って、貸球価値が異なる遊技球毎に計数機を用意する必要がなくなり、人的労力や設備投資に要する費用をより好適に抑制することができる。
なお、本発明の遊技システムは、遊技機として、前記実施の形態に示されるようなパチンコ遊技機100に限られるものではなく、例えば、その他のパチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機、パチスロ遊技機など、全ての遊技機を用いることができる。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、図9及び図14に示すように、貸球価値確認において、払出制御基板40が、ICタグR/W158を介して、球箱400の有無を判断し、球箱400が無いと判断した場合、払出制御基板40は、球箱400に備えられたICタグ410に記憶されている貸球価値情報を、遊技店Hにおいて設定変更可能な貸球価値のうち最も低い貸球価値に書き換える設計であっても良い。
また、「貸球価値設定SW105」、「貸球価値表示器106」は、CRユニット200側に設けても良い。このようにすれば、「貸球価値設定SW105」や「貸球価値表示器106」を備えていない旧型のパチンコ機であっても、通常貸球遊技エリアH1又は低貸球遊技エリアH2の何れでも使用することができるようになる。従って、遊技店Hに既に設置されている旧型パチンコ機に関しても低貸球遊技エリアH2で使用することができ、この低貸球遊技エリアH2に設置するためのパチンコ機をわざわざ購入しなくてもよく、遊技店Hの経営に負担を掛けることを防止できる。
また、「貸球価値設定SW105」、「貸球価値表示器106」を上記のようにCRユニット200側に設ける場合は、CRユニット200に直接取付けるのではなく、払出制御基板40(パチンコ遊技機100側)と貸出ユニット制御基板230(CRユニット200側)の間に中継基板を設け、この中継基板に「貸球価値設定SW105」、「貸球価値表示器106」を配設するようにしても良い。このように構成することで、遊技店Hに既存するCRユニット200においても、貸球価値を変更可能となり、遊技店Hが設備投資に要する費用を最小限に抑えることができる。
なお、上記のように構成した場合に、「貸球価値設定SW105」や「貸球価値表示器106」を備えたパチンコ遊技機100を使用する場合は、パチンコ遊技機100及びCRユニット200の両方に低貸球価値又は通常貸球価値に切り換えるための機能を設けることになる。そこで、パチンコ遊技機の貸球価値を設定する第1貸球価値設定手段(パチンコ遊技機100側の貸球価値設定SW)と、CRユニット200側の貸球価値を設定する第2貸球価値設定手段(CRユニット200側の貸球価値設定SW)と、第1貸球価値設定手段によって設定される第1貸球設定値と第2貸球価値設定手段によって設定される第2貸球価値とが等しいか否かを判定する貸球価値判定手段(払出制御基板40のCPU40a、若しくは貸出ユニット制御基板230のCPU230a、又は両方)と、を備え、貸球価値判定手段の判定結果に基づいてパチンコ遊技機100の貸出制御を実行可能にする球貸制御実行手段を備えるようにしても良い。このように構成することで、通常貸球価値でパチンコ遊技機100を使用している場合に、不正遊技者が貸球数を増加させる(貸球価値を低貸球価値に変更することで100円あたりの貸球数を増やす)ために一方の貸球価値を変更すると、遊技を実行(続行)させることができなくなる。また、低貸球価値でパチンコ遊技機100を使用している場合に、不正遊技者が交換価値を高める(貸球価値を低貸球価値から通常貸球価値に変更することで1球あたり1円の価値が1球あたり4円の価値に変更される)ために一方の貸球価値を変更すると、遊技を実行(続行)させることができなくなる。したがって、貸球価値を不正に操作することを効果的に防止できるようになる。
また、近年では、1つのコーナーに複数種類のパチンコ遊技機(例えば、ゲーム性の異なるもの、異なるメーカーのもの等)が設置されたバラエティコーナーを設置する遊技店が多数存在する。このバラエティコーナーは、遊技者に様々なゲーム性のパチンコ遊技機を遊技してもらうことを趣旨として設けている。そして、貸球価値の異なるパチンコ遊技機が設置されるバラエティコーナーを設けることも予想されるが、その場合には、上記したように不正により貸球価値が変更される虞があると、その不正を防止するために四六時中、遊技店の係員が遊技者を監視する等の必要があり、容易ではない。そこで、上記のようにパチンコ遊技機及びCRユニットを構成すれば、上記不正を容易に防止することができ、ホール営業の多様化に寄与することができるようになる。
本発明における遊技システムを構成する島構成を示す図である。 島に配されるパチンコ遊技機とCRユニットの正面図である。 島に配されるパチンコ遊技機とCRユニットのブロック図である。 遊技システムの通信制御系を示すブロック図であって、(a)パチンコ遊技機と球箱との通信制御系を示すブロック図、(b)計数機と球箱との通信制御系を示すブロック図である。 本発明における遊技システムの概念図である。 本発明における遊技システムの払出制御メイン処理の概要を説明するためのゼネラルフローチャート図である。 払出制御基板によるタイマ割込処理のフローチャート図である。 図6に示す払出制御メイン処理のゼネラルフローチャートを詳細に示すフローチャート図である。 本発明における遊技システムの払出制御基板による貸球価値確認処理を説明するためのフローチャート図である。 本発明における遊技システムにおける球貸制御処理を説明するためのフローチャート図である。 本発明における遊技システムの球計数制御メイン処理を説明するためのフローチャート図である。 計数機によるタイマ割込処理のフローチャート図である。 本発明における遊技システムの計数機による貸球価値確認処理を説明するためのフローチャート図である。 本発明における遊技システムの払出制御基板による貸球価値確認処理の変形例を説明するためのフローチャート図である。 従来の遊技店における島構成を示す図である。
符号の説明
1000 遊技システム
H 遊技店
H1 通常貸球遊技エリア
H2 通常貸球遊技エリア
100 パチンコ遊技機(遊技機)
40 払出制御基板(貸与価値記憶手段、貸与価値設定手段、固有識別情報記憶手段、払出制御手段、比較判定手段)
105 貸球価値設定SW(貸与価値設定手段)
109 エラーナンバー表示LED(異常判定報知手段)
158 ICタグR/W(貸与価値読出手段、貸与価値書込手段、容器検出手段、固有識別情報読出手段)
200 CRユニット
300 計数機(遊技媒体計数機)
304 ICタグR/W(第2容器検出手段、計数情報読出手段)
308 制御部308(読出貸与価値記憶手段、計数処理実行手段)
400 球箱(遊技媒体貯留容器)
410 ICタグ(貸与価値記憶媒体)

Claims (5)

  1. 所定の有価価値に応じて貸与される遊技媒体を用いて遊技を行う遊技機と、
    前記遊技機による遊技結果に基づいて賞として払い出される遊技媒体を貯留する遊技媒体貯留容器と、
    前記遊技媒体貯留容器に貯留した遊技媒体の計数処理を実行する遊技媒体計数機と、
    を備える遊技システムにおいて、
    前記遊技媒体貯留容器は、
    前記遊技媒体の貸与価値を記憶する貸与価値記憶媒体を備え、
    前記遊技機は、
    遊技媒体の貸与価値を設定可能な貸与価値設定手段と、
    前記貸与価値設定手段によって設定された貸与価値を記憶する貸与価値記憶手段と、
    前記貸与価値記憶手段によって記憶された貸与価値に基づく遊技媒体を払い出す払出制御手段と、
    前記貸与価値記憶媒体との通信により、該貸与価値記憶媒体に記憶された貸与価値を読み出す貸与価値読出手段と、
    前記貸与価値記憶手段によって記憶された貸与価値を、前記遊技媒体貯留容器が備える前記貸与価値記憶媒体に書き込む貸与価値書込手段と、
    前記貸与価値読出手段によって読み出された貸与価値が前記貸与価値記憶手段に記憶された貸与価値と一致するか否かを比較判定する比較判定手段と、
    を備え、
    前記貸与価値書込手段は、
    前記比較判定手段の比較判定結果に基づき、前記貸与価値読出手段によって読み出された貸与価値が前記貸与価値記憶手段に記憶された貸与価値よりも高い場合は、前記貸与価値記憶媒体に記憶された貸与価値を前記貸与価値記憶手段に記憶された貸与価値に変更することを特徴とする遊技システム。
  2. 前記遊技機は、
    前記比較判定手段の比較判定結果に基づき、前記貸与価値読出手段によって読み出された貸与価値が前記貸与価値記憶手段に記憶された貸与価値よりも低い場合は、異常状態と判定して異常報知を行う異常判定報知手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技システム。
  3. 所定の有価価値に応じて貸与される遊技媒体を用いて遊技を行う遊技機と、
    前記遊技機による遊技結果に基づいて賞として払い出される遊技媒体を貯留する遊技媒体貯留容器と、
    前記遊技媒体貯留容器に貯留した遊技媒体の計数処理を実行する遊技媒体計数機と、
    を備える遊技システムにおいて、
    前記遊技媒体貯留容器は、
    前記遊技媒体の貸与価値を記憶する貸与価値記憶媒体を備え、
    前記遊技機は、
    遊技媒体の貸与価値を設定可能な貸与価値設定手段と、
    前記貸与価値設定手段によって設定された貸与価値を記憶する貸与価値記憶手段と、
    前記貸与価値記憶手段によって記憶された貸与価値に基づく遊技媒体を払い出す払出制御手段と、
    前記貸与価値記憶媒体との通信により、該貸与価値記憶媒体に記憶された貸与価値を読み出す貸与価値読出手段と、
    前記貸与価値記憶手段によって記憶された貸与価値を、前記遊技媒体貯留容器が備える前記貸与価値記憶媒体に書き込む貸与価値書込手段と、
    前記貸与価値読出手段によって読み出された貸与価値が前記貸与価値記憶手段に記憶された貸与価値と一致するか否かを比較判定する比較判定手段と、
    を備え、
    前記貸与価値設定手段は、
    前記比較判定手段の比較判定結果に基づき、前記貸与価値読出手段によって読み出された貸与価値が前記貸与価値記憶手段に記憶された貸与価値よりも低い場合は、前記貸与価値記憶手段に記憶された貸与価値を前記貸与価値読出手段によって読み出された貸与価値に変更することを特徴とする遊技システム。
  4. 前記遊技媒体貯留容器が備える貸与価値記憶媒体は、該貸与価値記憶媒体の固有識別情報を記憶し、
    前記遊技機は、
    前記貸与価値記憶媒体との通信により、前記遊技媒体貯留容器の有無を検出する容器検出手段と、
    前記貸与価値記憶媒体との通信により、前記貸与価値記憶媒体に記憶される該貸与価値記憶媒体の固有識別情報を所定周期で読み出す固有識別情報読出手段と、
    前記固有識別情報読出手段によって読み出された固有識別情報を記憶する固有識別情報記憶手段と、
    を備え、
    前記比較判定手段は、
    前記容器検出手段により前記遊技媒体貯留容器があると判断された場合に、前記固有識別情報読出手段によって読み出された固有識別情報が前記固有識別情報記憶手段に記憶された固有識別情報と一致するか否かを判定し、
    該判定の結果に基づき、前記固有識別情報読出手段によって読み出された固有識別情報が前記固有識別情報記憶手段に記憶された固有識別情報と異なる場合は、前記貸与価値読出手段により読み出された貸与価値と前記貸与価値記憶手段に記憶された貸与価値とを比較判定することを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載に遊技システム。
  5. 前記遊技媒体計数機は、
    前記貸与価値記憶媒体との通信により、前記遊技媒体貯留容器の有無を検出する第2容器検出手段と、
    前記第2容器検出手段により前記遊技媒体貯留容器があると判断された場合に、前記遊技媒体貯留容器に貯留した遊技媒体の計数処理を実行する計数処理実行手段と、
    前記貸与価値記憶媒体に記憶される貸与価値を読み出す計数情報読出手段と、
    前記計数情報読出手段によって読み出された貸与価値を記憶する読出貸与価値記憶手段と、
    を備え、
    前記計数処理実行手段は、
    前記計数処理を実行し、該計数処理による前記遊技媒体貯留容器に貯留した遊技媒体の遊技媒体数及び前記読出貸与価値記憶手段に記憶された貸与価値、及び/又は、該遊技媒体数に該貸与価値を乗じることにより算出される有価価値を計数結果情報記憶媒体に記憶することを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の遊技システム。
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