JP4772768B2 - 遊技装置 - Google Patents

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Description

本発明は、所定有価価値に応じて貸出される遊技媒体の払出を行う遊技装置に関する。
従来、遊技機として、例えば、パチンコ遊技機は、遊技球を発射装置によって遊技領域に発射し、遊技領域に設けられている入賞口などの入賞領域に遊技球が入賞すると、所定個の遊技球が賞球として遊技者に払い出されるものがある。そして、遊技球の払い出しは払出機構によって行われる。
また、遊技者は、遊技球を借り出し、借り出した遊技球および入賞に応じて払い出された遊技球を用いて遊技を行う。その場合、例えば、遊技者は、カードユニット等の遊技用装置に対してプリペイドカード等の有価価値を有する記録媒体を装着した後、貸与要求を入力する。すると、遊技用装置は、パチンコ遊技機に対して球貸要求信号を出力する。パチンコ遊技機は、遊技用装置からの球貸要求信号に応じて遊技者に遊技用価値としての遊技球を貸し出す。遊技球の貸出に際して、1球当たりの遊技球の価値は決まっているので(例えば4円/球)、例えば、100円分の貸与要求に対して、カードユニット等の遊技用装置は、有価価値を有する記録媒体から100円分の価値を減少させる。
なお、有価価値とは金額に相当するものであり、遊技用価値とは、遊技球1球あたりの価値(例えば4円/球)や所定数の遊技球の価値(例えば25個に対応する100円)に相当するものである。また、遊技用価値の貸与に関する情報には、遊技用価値の貸与を要求するためのカードユニットから遊技機に対する情報と、遊技用価値の貸与の実行に関する遊技機からカードユニットに対する情報が含まれる。
ところで、プリペイドカード等の有価価値を有する記録媒体を購入する際、遊技店にて遊技者から徴収すべき税金(消費税)を加味した外税方式又は内税方式のいずれかによって、プリペイドカード等を購入させるようにした遊技ホールシステムが提案されている(特許文献1)。
特開2002−066077号公報
しかしながら、特許文献1に記載の遊技ホールシステムのように、プリペイドカードを購入する際、カード販売機において外税方式で税金を徴収するようにすると、プリペイドカードを購入する場合に税金分に相当する小銭が必要となり、遊技者が小銭を所持していないと記憶媒体を購入することができない。その場合、小銭両替機を遊技店に設置することも考えられるが、その両替機を設置するための設備投資が遊技店の負担となってしまう。
また、特許文献1に記載の遊技ホールシステムでは、カード販売機においてプリペイドカードを購入する際、内税方式として、税率5%の場合に100円あたりの遊技球の貸与数25個を24個とし、1個を税金分として差し引くようにしている。
しかし、近年では、遊技球の貸与に際して、1個当たりの遊技球の価値を決められた固定値ではなく、営業形態に応じて遊技店側が自由に決めた固定値(例えば1円/球や2円/球等)で営業を行うことが考えられている。このような営業形態では、例えば、固定値を1円/球に設定した場合に100円分で100球、2円/球に設定した場合に100円分で50球の遊技球が貸与される。
そうすると、特許文献1に記載の遊技ホールシステムのように、100円あたりの遊技球の貸与数から単純に1個を税金分として差し引いても、税金を適切に徴収していることにはならない。
本発明の目的は、貸与する遊技媒体の払出数が変更される場合であっても、適切に税金を徴収することができる遊技装置を提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
所定有価価値に応じて貸出される遊技媒体の払出を行う遊技装置において、
前記遊技媒体の貸出の制御を行う遊技媒体貸出制御手段と、
前記遊技媒体の払出の制御を行う遊技媒体払出制御手段と、
前記遊技媒体払出制御手段によって制御される所定有価価値分の遊技媒体の払出数を設定する遊技媒体払出数設定手段と、
租税相当分の遊技媒体を徴収する租税徴収手段と、
を備え、
前記遊技媒体貸出制御手段は、遊技者による貸出価値に応じた遊技媒体の貸出要求に基づき、前記遊技媒体払出制御手段に対して払出要求を行う払出要求手段を備え、
前記払出要求手段は、
遊技者による遊技媒体の貸出要求に基づき、前記遊技媒体払出制御手段に対して貸出動作開始を指令する貸出動作開始信号を送信する貸出動作開始指令手段と、
前記貸出動作開始指令手段により貸出動作開始信号を送信してから、所定時間経過後に前記遊技媒体払出制御手段に対して遊技媒体の払出要求を指令する払出要求信号を送信する払出要求指令手段と、
前記貸出動作開始指令手段による貸出動作開始信号の送信から前記払出要求指令手段による払出要求信号の送信までの送信時間を制御する指令送信制御手段と、
を備え、
前記指令送信制御手段は、前記遊技媒体の貸出価値に応じて前記送信時間を異ならせるようにし、
前記遊技媒体払出制御手段は、1回の貸出制御に基づき、最小単位の有価価値ごとに所定回数、遊技媒体を払い出す制御を行う最小単位払出制御手段を備え、
前記遊技媒体払出数設定手段は、
払出しに要する遊技媒体の貸出価値を設定変更することで、前記遊技媒体払出制御手段によって制御される所定有価価値分の遊技媒体の払出数を変更する遊技媒体払出数変更手段を備え、
前記払出要求手段からの払出要求に基づき、前記最小単位払出制御手段によって払い出される最小単位の有価価値分の遊技媒体の払出数を設定し、
前記租税徴収手段は、
払出しに要する遊技媒体の貸出価値に応じて租税相当分の遊技媒体数を異ならせるようにし、
前記遊技媒体払出数設定手段によって設定された最小単位の有価価値分の遊技媒体の払出数から前記貸出価値に応じた租税相当分の遊技媒体数を演算するとともに、該演算の結果に基づき租税相当分の遊技媒体数の遊技媒体を徴収することを特徴とする。
ここで、「有価価値」とは、金銭上の価値であり、金銭に限らず、金銭によって交換されたプリペイドカードなどを含む。「遊技媒体」は、例えば、遊技球、メダルなどである。「貸出価値」とは、遊技媒体を貸与する際に設定された遊技媒体1個あたりの有価価値をいう。
請求項1に記載の発明によれば、租税徴収手段によって、遊技媒体払出数変更手段によって、所定有価価値分の遊技媒体の払出数を変更されて設定された該遊技媒体の払出数から租税相当分の遊技媒体数を演算するとともに、該演算の結果に基づき租税相当分の遊技媒体数の遊技媒体を徴収することができる。
従って、所定有価価値分の遊技媒体の払出数を設定変更することができるとともに、設定変更された払出数から租税相当分の遊技媒体数を演算して、該演算の結果に基づき租税相当分の遊技媒体を徴収することができることとなり、遊技媒体の徴収により、適切に税金を徴収することができる。また、遊技装置1台で、遊技媒体の払出、払出しに要する遊技媒体の払出数の設定変更及び租税相当分の遊技媒体の徴収と3役をこなすことができることとなり、設備投資等の負担を好適に削減することができる。
また、遊技媒体払出数設定手段によって、払出しに要する遊技媒体の貸出価値を設定変更するので、価値基準を一見して容易に把握することができるようになり、所定有価価値分の遊技媒体の払出数を好適に設定することができる。
また、最小単位払出制御手段によって、1回の貸出制御に基づき、最小単位の有価価値ごとに所定回数、遊技媒体を払い出す制御を行うことができ、遊技媒体払出数設定手段は、最小単位払出制御手段によって払い出される最小単位の有価価値分の遊技媒体の払出数を設定することができるので、遊技媒体の貸出が少量の遊技客に対しても、遊技媒体の払出数を好適に設定することができる。
また、租税徴収手段によって、遊技媒体払出数設定手段によって設定された最小単位の有価価値分の遊技媒体の払出数から租税相当分の遊技媒体数を演算することができるので、遊技媒体の貸出が少量の遊技客に対しても、租税相当分の遊技媒体を好適に徴収することができる。
また、租税徴収手段によって、払出しに要する遊技媒体の貸出価値に応じて租税相当分の遊技媒体数を異ならせることができる。
また、遊技媒体の貸出の制御を行う遊技媒体貸出制御手段を備え、遊技媒体貸出制御手段は、払出要求手段によって、遊技者による貸出価値に応じた遊技媒体の貸出要求に基づき、前記遊技媒体払出制御手段に対して払出要求を行うことができ、遊技媒体払出数設定手段によって、払出要求手段からの払出要求に基づき、最小単位払出制御手段によって払い出される最小単位の有価価値分の遊技媒体の払出数を設定することができる。
従って、遊技媒体の貸出の段階で、遊技媒体払出数設定手段によって設定された最小単位の有価価値分の遊技媒体の払出数を設定することができることとなり、遊技媒体の貸出が少量の遊技客に対しても、租税相当分の遊技媒体を事前に徴収することができる。
また、払出要求手段は、貸出動作開始指令手段によって、遊技者による遊技媒体の貸出要求に基づき、遊技媒体払出制御手段に対して貸出動作開始を指令する貸出動作開始信号を送信することができ、払出要求指令手段によって、貸出動作開始指令手段によ貸出動作開始信号送信してから、所定時間経過後に遊技媒体払出制御手段に対して遊技媒体の払出要求を指令する払出要求信号を送信することができ、指令送信制御手段によって、貸出動作開始指令手段による貸出動作開始信号の送信から払出要求指令手段による払出要求信号の送信までの送信時間を制御することができ、指令送信制御手段は、遊技媒体の貸出価値に応じて前記送信時間を異ならせることができる。
従って、送信時間を異ならせることによって、遊技媒体の貸出価値を設定変更することができることとなり、当該設定変更処理の負担を好適に軽減することができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の遊技装置であって、
前記遊技媒体払出制御手段は、前記指令送信制御手段により制御される送信時間に応じて、前記遊技媒体の貸出価値を設定することにより、前記遊技媒体払出数設定手段へ払出数設定指令を行い、所定有価価値分の遊技媒体の払出数を設定することを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、遊技媒体払出制御手段によって、指令送信制御手段により制御される送信時間に応じて、遊技媒体の貸出価値を設定することにより、遊技媒体払出数設定手段へ払出数設定指令を行い、所定有価価値分の遊技媒体の払出数を設定することができることとなり、当該設定変更処理の負担を好適に軽減することができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の遊技装置であって、
前記遊技媒体払出数設定手段は、前記遊技媒体払出制御手段から指令される払出数設定指令に基づき遊技媒体の払出数を設定し、
前記租税徴収手段は、予め設定された租税率を読み出し、該租税率に応じて前記払出数設定手段によって設定された払出数から租税相当分の遊技媒体を徴収することを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、遊技媒体払出数設定手段によって、遊技媒体払出制御手段から指令される払出数設定指令に基づき遊技媒体の払出数を設定することができ、租税徴収手段によって、予め設定された租税率を読み出し、該租税率に応じて払出数設定手段によって設定された払出数から租税相当分の遊技媒体を徴収することができるので、税率の変更に対しても好適に対処することができ、租税相当分の遊技媒体を好適に徴収することができることとなり、より適切に税金を徴収することができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の遊技装置であって、
前記租税徴収手段は、前記最小単位払出制御手段による最小単位の有価価値分の払出数から租税相当分の遊技媒体数を演算し、該演算による遊技媒体数に基づく徴収租税額と法定租税額との間に乖離が発生した場合は、前記所定回数の遊技媒体の払出のうち最終の最小単位の有価価値分の払出数から前記乖離分の遊技媒体数を減算することを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、最小単位払出制御手段による最小単位の有価価値分の払出数から租税相当分の遊技媒体数を演算し、該演算による遊技媒体数に基づく徴収租税額と法定租税額との間に乖離が発生した場合は、租税徴収手段によって、所定回数の遊技媒体の払出のうち最終の最小単位の有価価値分の払出数から乖離分の遊技媒体数を減算することができるので、より適切に税金を徴収することができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の遊技装置であって、
当該遊技装置は、所定の遊技を実行可能に構成され、
前記遊技媒体払出制御手段は、前記遊技の結果に基づいて賞として付与される遊技媒体の払出の制御を実行可能であり、
前記租税徴収手段は、前記所定回数の遊技媒体の払出のうち最終の最小単位の有価価値分の払出数から前記乖離分の遊技媒体数を減算してもまだ前記徴収租税額が前記法定租税額に満たない場合は、不足租税相当分の遊技媒体を前記賞として付与される遊技媒体から徴収することを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、当該遊技装置は、所定の遊技を実行可能に構成され、遊技媒体払出制御手段によって、遊技の結果に基づいて賞として付与される遊技媒体の払出の制御を実行することができ、租税徴収手段によって、所定回数の遊技媒体の払出のうち最終の最小単位の有価価値分の払出数から乖離分の遊技媒体数を減算してもまだ前記徴収租税額が前記法定租税額に満たない場合は、不足租税相当分の遊技媒体を前記賞として付与される遊技媒体から徴収することができるので、遊技店側の租税負担を好適に抑制するとともに、より適切に税金を徴収することができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の遊技装置であって、
前記租税徴収手段は、租税相当分の遊技媒体を前記賞として付与される遊技媒体から徴収するか否かを選択する租税徴収選択手段を備え、
前記所定回数の遊技媒体の払出のうち最終の最小単位の有価価値分の払出数から前記乖離分の遊技媒体数を減算してもまだ前記徴収租税額が前記法定租税額に満たない場合は、さらに、前記租税徴収選択手段によって、租税相当分の遊技媒体を前記賞として付与される遊技媒体から徴収することを選択された場合、不足租税相当分の遊技媒体を前記賞として付与される遊技媒体から徴収することを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、租税徴収手段は、租税相当分の遊技媒体を賞として付与される遊技媒体から徴収するか否かを選択する租税徴収選択手段を備え、所定回数の遊技媒体の払出のうち最終の最小単位の有価価値分の払出数から乖離分の遊技媒体数を減算してもまだ前記徴収租税額が前記法定租税額に満たない場合は、さらに、租税徴収選択手段によって、租税相当分の遊技媒体を賞として付与される遊技媒体から徴収することを選択された場合、不足租税相当分の遊技媒体を賞として付与される遊技媒体から徴収することができるので、遊技店側は、不足租税相当分の遊技媒体を賞として付与される遊技媒体から徴収しないことを選択することができることとなり、かかる選択をすることによって、遊技客にサービス付与を行い、好適に集客率を上げることができる。
本発明によれば、租税徴収手段によって、遊技媒体払出数変更手段によって、所定有価価値分の遊技媒体の払出数を変更されて設定された該遊技媒体の払出数から租税相当分の遊技媒体数を演算するとともに、該演算の結果に基づき租税相当分の遊技媒体数の遊技媒体を徴収することができる。
従って、所定有価価値分の遊技媒体の払出数を設定変更することができるとともに、設定変更された払出数から租税相当分の遊技媒体数を演算して、該演算の結果に基づき租税相当分の遊技媒体を徴収することができることとなり、遊技媒体の徴収により、適切に税金を徴収することができる。また、遊技装置1台で、遊技媒体の払出、払出しに要する遊技媒体の払出数の設定変更及び租税相当分の遊技媒体の徴収と3役をこなすことができることとなり、設備投資等の負担を好適に削減することができる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、遊技店Hは、例えば、100円で25球分の遊技を行うことができるパチンコ遊技機100を備えた通常貸球遊技エリアH1と、100円で100球分の遊技を行うことができるパチンコ遊技機100を備えた低貸球遊技エリアH2と、を備えている。
図1に示すように、遊技店Hの左側領域を占める通常貸球遊技エリアH1には、複数列(例えば、4列)の島設備1が配置され、該島設備1夫々には、複数のパチンコ遊技機100と、該パチンコ遊技機100に隣接された台間球貸し機と呼ばれるCR(Card Reader)ユニット200と、該島設備1毎に配置された遊技球の計数を行う通常貸球遊技エリア用計数機300と、を備えており、パチンコ遊技機100と該パチンコ遊技機に隣接されたCRユニット200とによって、遊技装置1000を構成している。
また、図1に示すように、遊技店Hの右側領域を占める低貸球遊技エリアH2には、複数列(例えば、2列)の島設備1が配置され、該島設備1夫々には、複数のパチンコ遊技機100と、該パチンコ遊技機100に隣接された台間球貸し機と呼ばれるCRユニット200と、該島設備1毎に配置された遊技球の計数を行う低貸球遊技エリア用計数機400と、を備えており、パチンコ遊技機100と該パチンコ遊技機に隣接されたCRユニット200とによって、遊技装置1000を構成している。また、遊技者が、低貸球遊技エリアH2で貸し出された遊技球を通常貸球遊技エリアH1に持ち出すことを防止するため、低貸球遊技エリアH2の出入口である第1エリアH2a及び第2エリアH2bには、夫々、第1エリア監視装置500a、500bと、第2エリア監視装置600a、600bが設置されている。そして、低貸球遊技エリアH2で貸し出された遊技球を入れる球箱にはICタグ等が設けられており、かかるICタグを有する球箱を持って、第1エリア監視装置500aと500bとの間、又は、第2エリア監視装置600aと600bとの間を通過しようとすると、エラー報知がなされるようになっている。
パチンコ遊技機100は、図2に示すように、島設備1に固定される機枠130内にヒンジを介して片開き形式で開閉自在に装着されている。また、パチンコ遊技機100は、機枠130に対して、その前面側に回動可能に軸支されたクリア部材保持枠140と、クリア部材保持枠140の下側に取り付けられた発射操作を行うための発射操作ユニット150とを有する。
クリア部材保持枠140は、一方の側部(パチンコ遊技機100の前面側から見て左側の側部)が機枠130の一方の側部に回動可能に軸支されて扉状に開閉自在とされ、クリア部材保持枠140を開くことにより、遊技盤の前面側の遊技領域の前側が開放可能となっている。また、クリア部材保持枠140の前面であって、ガラス板141が固定されて遊技領域を視認可能とする部分の右側下部には、遊技球の貸し出しを受けるための球貸ボタン142、CRユニット200に挿入されたカードの残高度数を表示する残高表示器143、遊技球の貸し出しが可能か否かを表示する球貸可LED144、CRユニット200に挿入されたカードの返却を行う返却ボタン145などが設けられている。
発射操作ユニット150は、クリア部材保持枠140と同様に、一方の側部(パチンコ遊技機100の前面側から見て左側の側部)が機枠130の一方の側部に回動可能に軸支されて扉状に開閉自在とされている。発射操作ユニット150は、排出された遊技球を貯留するとともに、遊技球を発射する発射装置に遊技球を送る上皿153を有しており、この上皿153の周囲には、遊技者が操作可能な演出用ボタン(図示略)が設けられている。また、発射操作ユニット150の下側には、上皿153に収容しきれない遊技球を収容する下皿154や遊技領域に向けての遊技球の発射操作を行うとともに、発射勢を調節するための操作ハンドル156、音声を出力するスピーカ157などが設けられている。
CRユニット200は、パチンコ遊技機100に隣接させた状態で設置され、パチンコ遊技機100と、CRユニット200とにより、遊技装置1000が構成されている。CRユニット200は、カードを購入するための紙幣投入部201、カードの挿入又は排出を行うカード挿排部202、カードが利用可能であるか否かを表示するカード利用可LED203、カードが挿入された状態であること表示するカード挿入中LED204などが設けられている。CRユニット200は、挿入されたカードの残高度数のチェックなどを行っており、該カードの残高度数が、パチンコ遊技機100側の残高表示器143に表示され、該カードの残高度数の範囲内で、パチンコ遊技機100側の球貸ボタン142の操作に基づきパチンコ遊技機100の上皿153に遊技球が排出されるようになっている。また、パチンコ遊技機100側の返却ボタン145の操作に基づきカード挿排部202に挿入された状態のカードが排出されるようになっている。
通常貸球遊技エリア用計数機300は、例えば、図1に示すように、通常貸球遊技エリアH1の島設備1毎に設置され、通常貸球遊技エリアH1に設置されたパチンコ遊技機100による遊技で獲得した遊技球を景品交換する際に計数して景品カード(レシート)を発行するための装置であり、遊技球を該通常貸球遊技エリア用計数機300に流し込むと自動的に遊技球の計数を開始するようになっている。
低貸球遊技エリア用計数機400は、例えば、図1に示すように、低貸球遊技エリアH2の島設備1毎に設置され、低貸球遊技エリアH2に設置されたパチンコ遊技機100による遊技で獲得した遊技球を景品交換する際に計数して景品カード(レシート)を発行するための装置であり、遊技球を該低貸球遊技エリア用計数機400に流し込むと自動的に遊技球の計数を開始するようになっている。
<遊技装置の制御系>
次に、以上のような遊技装置の制御系について説明する。
図3に示すように、遊技装置1000を構成するパチンコ遊技機100は、その制御系として遊技の進行を制御する主制御基板30、この主制御基板30の制御下で遊技球の払出に関する制御を行う払出制御基板40と、払出制御基板40に電力の供給を行う電源基板50と、を備えている。
払出制御基板40は、遊技媒体の払出の制御を行う遊技媒体払出制御手段、遊技媒体払出制御手段から指令される払出数設定指令に基づき遊技媒体の払出数を設定する遊技媒体払出数設定手段、払出しに要する遊技媒体の貸出価値を設定変更することで、所定有価価値分の遊技媒体の払出数を変更する遊技媒体払出数変更手段、1回の貸出制御に基づき、最小単位の有価価値ごとに所定回数、遊技媒体を払い出す制御を行う最小単位払出制御手段、所定回数の遊技媒体の払出のうち最終の最小単位の有価価値分の払出数から乖離分の遊技媒体数を減算してもまだ遊技店側に租税負担が生じている場合(前記徴収租税額が前記法定租税額に満たない場合)は、不足租税相当分の遊技媒体を賞として付与される遊技媒体から徴収する租税徴収手段、及び、租税相当分の遊技媒体を賞として付与される遊技媒体から徴収するか否かを選択する租税徴収選択手段として機能するものであり、例えば、CPU40a、ROM40b、RAM40c、入出力インタフェース(入出力I/F)41等を備えて構成されている。この払出制御基板40は、主制御基板30から受信した払出制御コマンドに基づいて(主制御基板30の制御の下に)遊技球の払出制御を行うものである。また、払出制御基板40は、入出力I/F41を介して、払出球検出SW101、エラー解除SW102、シュート球切れSW103、オーバーフローSW104、税率変更SW105などが接続され、これらスイッチ等からの検出信号が入力されるようになっている。そして、入出力I/F41は、これらの入力された各種信号を中継し、CPU40aに対し出力する。
税率変更SW105は、例えば、払出制御基板40の裏面に設けられており、遊技店Hの係員の操作によって、予め払出制御基板40のROM40bに記憶された税率設定テーブルから一の税率を切り換えることができるようになっている。
具体的に、税率設定テーブルは、例えば、図4(a)に示すように、通常貸球の貸球価値(100円=25球)設定の税率設定テーブルと、(b)に示すように、低貸球の貸球価値(100円=100球)設定の税率設定テーブルと、を備えている。
図4(a)に示すように、通常貸球の貸球価値(100円=25球)設定の税率設定テーブルは、税設定として税設定AからHまで記憶しており、税率5%〜12%を設定することができるようになっている。なお、遊技者は、パチンコ遊技機100から遊技球を借りる際、球貸SW142の1回の操作に応じて500円分の貸球を5度数に分けて払出すことができるようになっており、1度数目で100円分の貸球25球、2度数目で100円分の貸球25球、…、5度数目で100円分の貸球25球と、合計500円分の貸球125球を払出すことができる。そして、当該税率設定テーブルには、夫々の税設定5%〜12%に対応付けて、度数毎に税相当数分の遊技球数を差し引いた遊技球の払出数が記憶されている。また、夫々の税設定5%〜12%に対応付けて、徴収賞球数が記憶されている。この徴収賞球数とは、別途、遊技中の賞球発生時に賞球から税相当分の遊技球を徴収するものである。具体的には、例えば、税設定A(5%)の場合、1度数分(100円)の税は5円であるため、1球あたり4円の価値を有する遊技球を1球徴収する。そして、同じように、1度数目から4度数目まで、1球ずつ遊技球を徴収する。しかし、このとき、度数毎の税負担は5円であるのに対し、4円分の遊技球しか徴収できていないため、1度数目から4度数目までは、遊技店側が1円ずつ徴収すべき税を負担していることとなり、5度数目で遊技球を2球徴収するが、これでもまだ、5度数分の合計で、遊技店側が1円分の税を負担していることとなる。そこで、税設定A(5%)の場合、別途、遊技中の賞球発生時に賞球から税相当分の遊技球(1球=4円)を徴収するものである。
図4(b)に示すように、低貸球の貸球価値(100円=100球)設定の税率設定テーブルについても、通常貸球の貸球価値(100円=25球)設定の税率設定テーブルと同様に、税設定として税設定AからHまで記憶しており、税率5%〜12%を設定することができるようになっている。なお、低貸球の貸球価値は、1球=1円であるため、税金徴収額と、当該税相当分の遊技球とに差分が生じないため、徴収賞球数は発生しない。
また、入出力I/F41は、CPU40aから出力される各種の制御信号が入力される。これら制御信号は、該入出力I/F41により中継されて、発射制御基板151、払出モータ107、外部端子板108、エラーナンバー表示LED109などに出力される。
さらに、払出制御基板40は、払出異常時の払出異常ステータス信号、オーバーフローSW104の入力によるオーバーフローSW信号、シュート球切れSW103の入力によるシュート球切れSW信号が主制御基板30に送られ、また、後述の貸出ユニット制御基板230からの球貸情報を表す信号(BRDY信号、BRQ信号)がフォトカプラを介して払出制御基板40に送られるとともに、球貸準備状態を表す信号(PRDY信号、EXS信号)が該払出制御基板40からフォトカプラを介して貸出ユニット制御基板230に送られるようになっている。なお、このとき、BRDY信号やBRQ信号等の送受信を行うため、フォトカプラを駆動させる電源電圧(18V)を供給するためのVL信号や払出制御基板40と貸出ユニット制御基板230とが接続されているか否かを確認するためのPSI信号が該払出制御基板40から貸出ユニット制御基板230に送られるようになっている。
CRユニット200は、遊技媒体の貸出の制御を行う遊技媒体貸出制御手段、遊技者による貸出価値に応じた遊技媒体の貸出要求に基づき、遊技媒体払出制御手段に対して払出要求を行う払出要求手段、遊技者による遊技媒体の貸出要求に基づき、遊技媒体払出制御手段に対して貸出動作開始を指令する貸出動作開始信号を送信する貸出動作開始指令手段、貸出動作開始指令手段による貸出動作開始信号の送信後、所定時間経過後に遊技媒体払出制御手段に対して遊技媒体の払出要求を指令する払出要求信号を送信する払出要求指令手段、及び、貸出動作開始指令手段による貸出動作開始信号の送信から払出要求指令手段による払出要求信号の送信までの送信時間を制御する指令送信制御手段として機能するものであり、その制御系として貸出ユニット制御基板230を備えている。貸出ユニット制御基板230は、CPU230a、ROM230b、RAM230c、入出力インタフェース(入出力I/F)231等を備えて構成されている。この貸出ユニット制御基板230は、払出制御基板40等から受信したコマンドに基づいて遊技球の貸出制御を行うものである。また、貸出ユニット制御基板230は、入出力I/F231を介して、パチンコ遊技機100側の球貸ボタン142、返却ボタン145、また、カードリーダライタ210、紙幣識別装置220、貸出度数設定SW240、貸球価値設定SW250、貸球価値表示器260等からの検出信号が入力されるようになっている。そして、入出力I/F231は、これらの入力された各種信号を中継し、CPU230aに対し出力する。
また、入出力I/F231は、CPU230aから出力される各種の制御信号が入力される。これら制御信号は、該入出力I/F231により中継されて、パチンコ遊技機100側の残高表示器143、球貸可LED144、また、カード利用可LED203、カード挿入中LED204、紙幣識別装置220などに出力される。
貸出度数設定SW240は、貸出ユニット制御基板230の裏面に配設されており、遊技店Hの係員の操作よって、貸出度数の設定を行うことができるようになっている。
貸球価値設定SW250は、貸出ユニット制御基板230の裏面に配設されており、遊技店Hの係員の操作によって、貸出価値としての貸球価値(例えば、100円=25球や100円=100球等)を切り換えることができるようになっている。また、当該貸球価値の切り換えにより、予め貸出ユニット制御基板230のROM230bに記憶された貸球価値に対応したタイミングテーブルを選択ことができるようになっている。
具体的に、タイミングテーブルは、遊技球の貸し動作を行う際の各種信号の送信タイミングを記憶したものであり、例えば、図7(a)に示すように、通常貸球の貸球価値(100円=25球)設定のタイミングテーブルと、(b)に示すように、低貸球の貸球価値(100円=100球)設定のタイミングテーブルと、を備えており、夫々のタイミングテーブルは、「T0(貸出要求監視時間)」、「T1(BRQ要求了解ACK監視時間)」、「T2(貸出指示監視時間)」、「T3(払出監視時間)」、「T4(次要求確認タイミング)」及び「TE(CRユニット貸出完了監視時間)」を記憶している。
「T0(貸出要求監視時間)」は、遊技球の貸出動作開始指令を行うBRDY信号(立下り)を、CRユニット200側からパチンコ遊技機100側へ送信した後、遊技球の貸出要求を行うBRQ信号(立下り)を送信するまでの時間である。「T1(BRQ要求了解ACK監視時間)」は、BRQ信号(立下り)を、CRユニット200側からパチンコ遊技機100側へ送信した後、パチンコ遊技機100が、当該貸出要求の了解を示すEXS信号(立下り)を、CRユニット200側へ送信するまでの時間である。「T2(貸出指示監視時間)」は、EXS信号(立下り)の送信後、遊技球の貸出指示を行うBRQ信号(立ち上がり)を、CRユニット200側からパチンコ遊技機100側へ送信するまでの時間である。「T3(払出監視時間)」は、BRQ信号(立ち上がり)の送信後、遊技球の貸出完了を報告するEXS信号(立ち上がり)を、パチンコ遊技機100からCRユニット200側へ送信するまでの時間である。「T4(次要求確認タイミング)」は、EXS信号(立ち上がり)の送信後、次のBRQ信号(立下り)を、CRユニット200側からパチンコ遊技機100側へ送信するまでの時間である。「TE(CRユニット貸出完了監視時間)」は、EXS信号(立ち上がり)の送信後、貸出動作の終了を示すBRDY信号(立ち上がり)を、CRユニット200側からパチンコ遊技機100側へ送信するまでの時間である。
次に、遊技装置1000における遊技球の貸出動作を図5,6に示すタイミングチャート図に従って説明する。
まず、図5,6に示すように、遊技者は遊技球を借りる際、パチンコ遊技機100の球貸SW142を押下する。すると、パチンコ遊技機100の球貸可LED144は、消灯し、プリペイドカード等の返却SW145は無効となる。また、当該押下による所定の出力信号が貸出ユニット制御基板230のCPU230aに対し出力され、貸出ユニット制御基板230のCPU230aは、パチンコ遊技機100側の払出制御基板40へBRDY信号(立下り)を送信する。そして、このとき、CPU230aは、貸球価値設定SW250によって設定された貸球価値に対応したタイミングテーブルを選択し、当該タイミングテーブルに対応した所定時間(T0)経過後、BRQ信号(立下り)を送信して、パチンコ遊技機100側へ遊技球の貸出要求を行う。次いで、パチンコ遊技機100側から所定時間(T1)経過後、EXS信号(立下り)が送信される。次いで、CPU230aは、所定時間(T2)経過後、BRQ信号(立ち上がり)を送信して、パチンコ遊技機100側へ遊技球の貸出指示を行う。次いで、パチンコ遊技機100側から所定時間(T3)経過後、EXS信号(立ち上がり)が送信される。次いで、CPU230aは、所定時間(T4)経過後、BRQ信号(立下り)を送信して、パチンコ遊技機100側へ次(200円目(2度数目))の遊技球の貸出要求を行う。そして、かかる、各種信号の送受信によって、500円目(5度数目)の貸出しが完了すると、最後、CPU230aは、所定時間(TE)経過後、BRDY信号(立ち上がり)を送信して、貸出動作を終了する。そして、このとき、パチンコ遊技機100の球貸可LED144は、点灯し、プリペイドカード等の返却SW145は有効となる。
貸球価値表示器260は、貸球価値設定SW250に併設されており、遊技店の係員の操作によって設定された貸球価値が視認することができるようになっている。
<払出制御メイン処理>
次に、上述した払出制御基板40による払出制御メイン処理について、図8〜図15に示すフローチャートに従って説明する。図8は、払出制御基板40による払出制御メイン処理の概略を示すゼネラルフローチャートであり、パチンコ遊技機100に電源が投入されたときに開始され、以後所定時間毎に繰り返し実行されるものである。
まず、ステップS1において、払出制御基板40は、RAM40cの初期化処理を行うとともに、PRDY信号(球貸準備状態を表す信号)をON(立下り)に設定し、割り込みタイマの設定を行う。
次いで、ステップS2において、払出制御基板40は、遊技店の係員の操作による税率変更SW105の設定により、所定の税率設定を行う。
次いで、ステップS3において、払出制御基板40は、発射ユニットの発射許可の判定を行う。具体的には、パチンコ遊技機100とCRユニット200とが電気的に接続された状態であれば発射を許可(発射制御基板151に発射許可信号を出力)し、電気的に未接続であれば発射を不許可(発射制御基板151への発射許可信号を停止)とする。
なお、パチンコ遊技機100とCRユニット200とが電気的に接続されたか否かについては、図3に示すように、PSI信号の入出力の有無によって判断される。
次いで、ステップS4において、払出制御基板40は、払出過剰エラー(過剰に遊技球を払い出すエラー)の発生と解除を行う。エラーが発生した場合は、新たに払い出し動作を行わず、エラー解除SW102の入力があった場合に、エラーを解除する。
次いで、ステップS5において、払出制御基板40は、賞球払い出し動作の開始条件の判定を行う。具体的には、賞球払い出し動作の開始条件として、例えば、記憶領域の獲得遊技球数の残数の判定、シュート球切れエラーの判定、オーバーフローエラーの判定、払出球検出SW101異常の判定等を行う。
次いで、ステップS6において、払出制御基板40は、球貸払い出し動作の開始条件の判定を行う。具体的には、球貸払い出し動作の開始条件として、貸出ユニット制御基板230側から球貸動作開始信号(BRDY信号の立下り)、球貸要求信号(BRQ信号の立下り)を受信するか判定を行う。
次いで、ステップS7において、払出制御基板40は、球貸払い出し動作の制御を行う。具体的には、例えば、球貸準備信号(EXS信号の立下り)の出力データの設定、球貸指令信号(BRQ信号の立上り)を受けて球貸払い出しの開始の設定、球貸完了信号(EXS信号の立上り)の出力データの設定、球貸動作終了信号(BRDY信号の立上り)を受けて球貸制御の終結の設定などを行う。
次いで、ステップS8において、払出制御基板40は、賞球払い出し動作の制御を行う。具体的には、賞球払出数の設定、払出不足数のリトライ動作の制御、賞球制御終結の設定などを行う。
次いで、ステップS9において、払出制御基板40は、払出モータ107を制御して貸球又は賞球を払い出す。
次いで、ステップS10において、払出制御基板40は、シュート球切れエラー、オーバーフローエラー、払出球検出スイッチ異常エラー、払出不足エラー、払出過剰エラー、通信コネクタ未接続エラー、CRユニット未接続エラー、貸球価値不適合エラー等のエラー信号の編集、及びエラー表示の編集を行う。
次いで、ステップS2に戻り、ステップS102以降の処理を繰り返す。
次に、払出制御基板40によるタイマ割込処理について説明する。図9は、払出制御基板40によるタイマ割込処理のフローチャートであり、パチンコ遊技機100に電源が投入されたときに開始され、以後所定時間毎に繰り返し実行されるものである。
まず、ステップT1において、払出制御基板40は、各種処理でセットされた出力データを入出力I/F41に出力する。
次いで、ステップT2において、払出制御基板40は、入出力I/F41の読込の制御を行い、各種SWからの入力信号のチャタリング除去等の処理を行う。
次いで、ステップT3において、払出制御基板40は、タイマの更新を行う。なお、タイマは、払出制御基板40と貸出ユニット制御基板230の間で送受信される払出制御信号(BRQ信号やEXS信号)の送受信時間をカウントしてエラー判定に供するためのものである。
次いで、ステップT4において、払出制御基板40は、遊技球の払い出し要求の監視を行うとともに、賞球払い出し要求の解析やCRユニット200側からの球貸要望の監視を行う。
次いで、ステップT5において、払出制御基板40は、通信コネクタ接続状態、払出球検出SW101の出力、払出球検出SW異常エラー等の監視を行う。
次いで、ステップT6において、払出制御基板40は、払出モータ107の出力データの設定を行う。
次いで、ステップT7において、払出制御基板40は、外部情報の設定を行う。具体的には、例えば、ホールコンピュータ(中央管理装置)へ出力する賞球信号を設定する。
次に、図8に示す払出制御メイン処理のゼネラルフローチャートを詳細に示す払出制御メイン処理を図10に示すフローチャートに従って説明する。
まず、ステップS11において、払出制御基板40は、RAM40cの初期化処理を行うとともに、PRDY信号(球貸準備状態を表す信号)をON(立下り)に設定し、割り込みタイマの設定を行う。
次いで、ステップS12において、払出制御基板40は、遊技店の係員の操作による税率変更SW105の設定により、所定の税率設定を行う。
次いで、ステップS13において、払出制御基板40は、PSI信号の入出力の有無によって、パチンコ遊技機100とCRユニット200とが電気的に接続されたか否かについて判断し、電気的に接続された状態と判断された場合(ステップS13;Yes)、払出制御基板40は、発射制御基板151に発射許可信号を出力し(ステップS14)、一方、電気的に未接続の状態と判断された場合(ステップS13;No)、発射制御基板151への発射許可信号の出力を停止する(ステップS15)。
次いで、ステップS16において、払出制御基板40は、主制御基板30から送信された賞球コマンドに対応する賞球の払出球数を、RAM40cに記憶する。
次いで、ステップS17において、払出制御基板40は、払出モータ107によって、遊技球の過剰な払出が行われているか否かについて判断し、過剰な払い出しが行われていると判断された場合(ステップS17;Yes)、ステップS13に戻る。一方、過剰な払い出しが行われていないと判断された場合(ステップS17;No)、ステップS18へ移行する。
次いで、ステップS18において、払出制御基板40は、貸出ユニット制御基板230側から球貸動作開始信号(BRDY信号の立下り)及び球貸要求信号(BRQ信号の立下り)を受信したか否かについて判断し、球貸動作開始信号及び球貸要求信号を受信したと判断した場合(ステップS18;Yes)、ステップS19へ移行する。
次いで、ステップS19において、払出制御基板40は、貸出ユニット制御基板230側から球貸動作開始信号(BRDY信号の立下り)を受信し、その後、球貸要求信号(BRQ信号の立下り)を受信した時間(T0)から、遊技球の貸球価値を確認する。
次いで、ステップS20において、払出制御基板40は、払出モータ107を作動させて、球貸払い出し動作の制御を行い、ステップS13へ戻る。
一方、ステップS18において、払出制御基板40は、球貸動作開始信号及び球貸要求信号を受信していないと判断した場合(ステップS18;No)、ステップS21へ移行する。
次いで、ステップS21において、払出制御基板40は、RAM40cに記憶された払出球数分の遊技球が払い出されたか否かについて判断し、RAM40cに記憶された払出球数分の遊技球が払い出されたと判断された場合(ステップS21;Yes)、ステップS13へ戻る。一方、RAM40cに記憶された払出球数分の遊技球が払い出されていないと判断された場合(ステップS21;No)、ステップS22へ移行する。
次いで、ステップS22において、払出制御基板40は、シュート球切れSW103が「ON」の状態であるか否かについて判断し、シュート球切れSW103が「ON」の状態であると判断された場合(ステップS22;Yes)、ステップS13へ戻る。一方、シュート球切れSW103が「ON」の状態ではないと判断された場合(ステップS22;No)、ステップS23へ移行する。
次いで、ステップS23において、払出制御基板40は、オーバーフローSW104が「ON」の状態であるか否かについて判断し、オーバーフローSW104が「ON」の状態であると判断された場合(ステップS23;Yes)、ステップS13へ戻る。一方、オーバーフローSW104が「ON」の状態ではないと判断された場合(ステップS23;No)、ステップS24へ移行する。
次いで、ステップS24において、払出制御基板40は、払出球検出SW101が「ON」の状態であるか否かについて判断し、払出球検出SW101が「ON」の状態であると判断された場合(ステップS24;Yes)、ステップS13へ戻る。一方、払出球検出SW101が「ON」の状態ではないと判断された場合(ステップS24;No)、ステップS25へ移行する。
次いで、ステップS25において、払出制御基板40は、賞球制御処理を行い、ステップS13へ戻る。
<税率設定処理>
次に、図10のフローチャートのステップS12に示す税率設定処理について、図11に示すフローチャートに従って詳述する。
まず、ステップS101において、払出制御基板40は、税率変更SW105が「ON」状態であるか否かを判断し、税率変更SW105が「ON」状態であると判断された場合(ステップS101;Yes)、ステップS102へ移行する。一方、税率変更SW105が「ON」状態でないと判断された場合(ステップS101;No)、本処理を終了して、払出制御メイン処理へ戻る。
次いで、ステップS102において、払出制御基板40は、税率設定テーブルから所定の税率設定値をセットし、本処理を終了して、払出制御メイン処理へ戻る。なお、この時点では、まだ、通常貸球の貸球価値(100円=25球)設定の税率設定テーブルと、低貸球の貸球価値(100円=100球)設定の税率設定テーブルとのいずれであるかは設定されていない。
<貸球価値確認処理>
次に、図10のフローチャートのステップS19に示す貸球価値確認処理について、図12に示すフローチャートに従って詳述する。
まず、ステップU1において、払出制御基板40は、タイマに、貸球設定値1(貸球価値が100円=25球の場合)に対応する時間T0(30msec〜50msec)をセットする。
次いで、ステップU2において、払出制御基板40は、球貸要求信号(BRQ信号(立下り))を当該T0時間内に受信したか否かを判断し、球貸要求信号(BRQ信号(立下り))を当該T0時間内に受信したと判断した場合(ステップU2;Yes)、ステップU3へ移行する。
次いで、ステップU3において、払出制御基板40は、貸球設定値1をセットする。
次いで、ステップU4において、払出制御基板40は、セットされた所定の税率設定値を読み出す。
次いで、ステップU5において、払出制御基板40は、セットされた貸球設定値に基づき、所定の税率設定テーブルを選択し、本処理を終了して、払出制御メイン処理へ戻る。
一方、ステップU2において、払出制御基板40は、球貸要求信号(BRQ信号(立下り))を当該T0時間内に受信しないと判断した場合(ステップU2;No)、ステップU6へ移行する。
次いで、ステップU6において、払出制御基板40は、タイマに、貸球設定値2(貸球価値が100円=100球の場合)に対応する時間T0(60msec〜100msec)をセットする。
次いで、ステップU7において、払出制御基板40は、球貸要求信号(BRQ信号(立下り))を当該T0時間内に受信したか否かを判断し、球貸要求信号(BRQ信号(立下り))を当該T0時間内に受信したと判断した場合(ステップU7;Yes)、ステップU8へ移行する。
次いで、ステップU8において、払出制御基板40は、貸球設定値2をセットして、ステップU4へ移行する。
一方、ステップU6において、払出制御基板40は、球貸要求信号(BRQ信号(立下り))を当該T0時間内に受信しないと判断した場合(ステップU2;No)、ステップU9へ移行する。
次いで、ステップU9において、払出制御基板40は、球貸可能信号出力を停止し、本処理を終了して、払出制御メイン処理へ戻る。
<球貸制御処理>
次に、図10のフローチャートのステップS20に示す球貸制御処理について、図13,14に示すフローチャートに従って詳述する。
まず、ステップU11において、払出制御基板40は、貸出ユニット制御基板230に対して、球貸準備信号(EXS信号(立下り))を出力する。
次いで、ステップU12において、払出制御基板40は、タイマに、所定の貸球価値に基づく時間T2をセットする。
次いで、ステップU13において、払出制御基板40は、球貸指令信号(BRQ信号(立ち上がり))を当該T2時間内に受信したか否かを判断し、球貸指令信号(BRQ信号(立ち上がり))を当該T2時間内に受信したと判断した場合(ステップU13;Yes)、ステップU14へ移行する。一方、ステップU13において、払出制御基板40は、球貸指令信号(BRQ信号(立ち上がり))を当該T2時間内に受信していないと判断した場合(ステップU13;No)、ステップU15へ移行し、所定のエラー表示及び球貸可能信号出力を停止し、本処理を終了して、払出制御メイン処理へ戻る。
次いで、ステップU14において、払出制御基板40は、選択された所定の税率設定テーブルに基づき、遊技球の払出しを行う。
次いで、ステップU16において、払出制御基板40は、所定の税率設定テーブルに基づき、一の度数における所定数の遊技球の払出しが終了したか否かを判断し、所定数の遊技球の払出しが終了したと判断した場合(ステップU16;Yes)、ステップU22へ移行する。
一方、ステップU16において、払出制御基板40は、所定数の遊技球の払出しが終了していないと判断した場合(ステップU16;No)、ステップU17へ移行する。
次いで、ステップU17において、払出制御基板40は、遊技球払出しのリトライ回数を設定する。
次いで、ステップU18において、払出制御基板40は、遊技球払出しの動作を行う。
次いで、ステップU19において、払出制御基板40は、不足分の遊技球が払出されたか否かを確認し、不足分の遊技球が払出されたと判断された場合(ステップU19;Yes)、ステップU22へ移行する。
一方、ステップU19において、払出制御基板40は、不足分の遊技球が払出されていないと判断した場合(ステップU19;No)、ステップU20へ移行する。
そして、ステップU20において、払出制御基板40は、設定された回数の払出しの動作が行われたか否かを判断し、設定された回数の払出しの動作が行われたと判断した場合(ステップU20;Yes)、ステップU21へ移行する。一方、ステップU20において、払出制御基板40は、設定された回数の払出しの動作が行われていないと判断した場合(ステップU20;No)、ステップU18へ戻る。
次いで、ステップU21において、払出制御基板40は、払出しの動作を停止し、所定のエラー報知を行い、本処理を終了して、払出制御メイン処理へ戻る。
次いで、ステップU22において、払出制御基板40は、球貸完了信号(EXS信号(立ち上がり))を出力する。
次いで、ステップU23において、払出制御基板40は、タイマに、所定の貸球価値に基づく時間T4をセットする。
次いで、ステップU24において、払出制御基板40は、タイマに、所定の貸球価値に基づく時間TEをセットする。
次いで、ステップU25において、払出制御基板40は、球貸要求信号(BRQ信号(立下り))をT4時間内に受信したか否かを判断し、球貸要求信号(BRQ信号(立下り))をT4時間内に受信したと判断した場合(ステップU25;Yes)、ステップU11へ戻る。
一方、ステップU25において、払出制御基板40は、球貸要求信号(BRQ信号(立下り))をT4時間内に受信していないと判断した場合(ステップU25;No)、ステップU26へ移行する。
次いで、ステップU26において、払出制御基板40は、球貸動作終了信号(BRDY信号(立ち上がり))をTE時間内に受信したか否かを判断し、球貸動作終了信号(BRDY信号(立ち上がり))をTE時間内に受信したと判断した場合(ステップU26;Yes)、ステップU27へ移行する。
次いで、ステップU27において、選択された所定の税率設定テーブルから徴収賞球数情報を抽出するとともに、当該徴収賞球数情報を記憶し、本処理を終了して、払出制御メイン処理へ戻る。
一方、ステップU26において、払出制御基板40は、球貸動作終了信号(BRDY信号(立ち上がり))をTE時間内に受信していないと判断した場合(ステップU26;No)、ステップU28へ移行する。
次いで、ステップU28において、所定のエラー表示及び球貸可能信号出力を停止し、本処理を終了して、払出制御メイン処理へ戻る。
<賞球制御処理>
次に、図10のフローチャートのステップU25に示す賞球制御処理について、図15に示すフローチャートに従って詳述する。
まず、ステップU101において、払出制御基板40は、記憶されている徴収賞球数情報を読み出す。
次いで、ステップU102において、払出制御基板40は、徴収賞球数情報の有無を判断し、徴収賞球数情報があると判断した場合(ステップU102;Yes)、ステップU103へ移行する。
一方、ステップU102において、払出制御基板40は、徴収賞球数情報がないと判断した場合(ステップU102;No)、ステップU104へ移行する。
次いで、ステップU103において、払出制御基板40は、読み出された徴収賞球数情報に基づいて、賞球払出数から徴収賞球数を減算する。
次いで、ステップU104において、払出制御基板40は、徴収賞球数情報をクリアする。
次いで、ステップU105において、払出制御基板40は、遊技球の賞球払出しを行う。
次いで、ステップU106において、払出制御基板40は、入賞により獲得した総獲得数分の払出しが行われたか否かを判断し、総獲得数分の払出しが行われたと判断した場合(ステップU106;Yes)、本処理を終了して、払出制御メイン処理へ戻る。
一方、ステップU106において、払出制御基板40は、総獲得数分の払出しが行われていないと判断した場合(ステップU106;No)、ステップU107へ移行する。
次いで、ステップU107において、払出制御基板40は、遊技球払出しのリトライ回数を設定する。
次いで、ステップU108において、払出制御基板40は、遊技球払出しの動作を行う。
次いで、ステップU109において、払出制御基板40は、不足分の遊技球が払出されたか否かを確認し、不足分の遊技球が払出されたと判断された場合(ステップU109;Yes)、本処理を終了して、払出制御メイン処理へ戻る。
一方、ステップU109において、払出制御基板40は、不足分の遊技球が払出されていないと判断した場合(ステップU109;No)、ステップU110へ移行する。
そして、ステップU110において、払出制御基板40は、設定された回数の払出しの動作が行われたか否かを判断し、設定された回数の払出しの動作が行われたと判断した場合(ステップU110;Yes)、ステップU111へ移行する。一方、ステップU110において、払出制御基板40は、設定された回数の払出しの動作が行われていないと判断した場合(ステップU110;No)、ステップU108へ戻る。
次いで、ステップU111において、払出制御基板40は、払出しの動作を停止し、所定のエラー報知を行い、本処理を終了して、払出制御メイン処理へ戻る。
<カード制御処理>
次に、上述したCRユニット200の貸出ユニット制御基板230によるカード制御処理について、図16〜図18に示すフローチャートに従って説明する。
まず、ステップW1において、CRユニット200に電源が投入されると、貸出ユニット制御基板230は、貸出ユニット制御基板230に設定されている貸出額を読み出す。
次いで、ステップW2において、貸出ユニット制御基板230は、貸出ユニット制御基板230に設定されている貸球価値を読み出す。
次いで、ステップW3において、貸出ユニット制御基板230は、カードを利用することが可能であることを示すカード利用可LED203を点灯させる。
次いで、ステップW4において、貸出ユニット制御基板230は、カードリーダライタ210からのカード受付信号の有無を判断し、カード受付信号があると判断した場合(ステップW4;Yes)、ステップW5へ移行する。
一方、ステップW4において、貸出ユニット制御基板230は、カード受付信号がないと判断した場合(ステップW4;No)、ステップW6へ移行する。
次いで、ステップW6において、貸出ユニット制御基板230は、カード異常信号の有無を判断し、カード異常信号があると判断した場合(ステップW6;Yes)、ステップW7へ移行する。一方、カード異常信号がないと判断した場合(ステップW6;No)、ステップW4へ移行する。
次いで、ステップW7において、貸出ユニット制御基板230は、カード異常原因をパチンコ遊技機100の残高表示器143にコード表示させる。
次いで、ステップW8において、貸出ユニット制御基板230は、カード利用可LED203を点滅させ、ステップW4へ戻る。
次いで、ステップW5において、貸出ユニット制御基板230は、カードリーダライタ210に挿入されたカードのカード情報を照合する。
次いで、ステップW9において、貸出ユニット制御基板230は、カード情報を照合することができたか否かを判断し、カード情報を照合することができたと判断した場合(ステップW9;Yes)、ステップW11へ移行する。一方、カード情報を照合することができないと判断した場合(ステップW9;No)、ステップW10へ移行して、貸出ユニット制御基板230は、カードの返却を行い、ステップW4へ移行する。
次いで、ステップW11において、貸出ユニット制御基板230は、カード挿入中LED204、また、パチンコ遊技機100の球貸可LED144を点灯させるとともに、現在のカード残高をパチンコ遊技機100の残高表示器143に表示させる。
次いで、ステップW12において、貸出ユニット制御基板230は、パチンコ遊技機100の球貸SW142からの「ON」信号の有無を判断し、球貸SW142からの「ON」信号があると判断した場合(ステップW12;Yes)、ステップW13へ移行する。一方、球貸SW142からの「ON」信号がないと判断した場合(ステップW12;No)、ステップW14へ移行する。
次いで、ステップW14において、貸出ユニット制御基板230は、パチンコ遊技機100の返却SW145からの「ON」信号の有無を判断し、返却SW145からの「ON」信号があると判断した場合(ステップW14;Yes)、ステップW15へ移行する。一方、返却SW145からの「ON」信号がないと判断した場合(ステップW14;No)、ステップW12へ移行する。
次いで、ステップW15において、貸出ユニット制御基板230は、パチンコ遊技機100の球貸可LED144を消灯させる。
次いで、ステップW16において、貸出ユニット制御基板230は、球貸要求信号の出力を停止するともに、貸出額をクリアする。
次いで、ステップW17において、貸出ユニット制御基板230は、カードリーダライタ210に残額書込信号及びカード排出信号を出力して、ステップW39へ移行する。
次いで、ステップW13において、貸出ユニット制御基板230は、パチンコ遊技機100の球貸可LED144を消灯させる。
次いで、ステップW18において、貸出ユニット制御基板230は、球貸動作開始信号(BRDY信号(立下り))を出力する。
次いで、ステップW19において、貸出ユニット制御基板230は、タイマにステップW2において読み出した貸球価値に対応する貸出要求監視時間T0をセットする。
例えば、貸球価値が、通常貸球の貸球価値(100円=25球)である場合には、貸球要求監視時間に貸球設定値1に対応する時間T0(30msec〜50msec)を設定し、低貸球の貸球価値(100円=100球)である場合には、貸球要求監視時間に貸球設定値2に対応する時間T0(60msec〜100msec)を設定する。
次いで、ステップW20において、貸出ユニット制御基板230は、T0時間内に球貸可能信号(PRDY信号)に変化があったか否かを判断し、球貸可能信号(PRDY信号)に変化があったと判断した場合(ステップW20;Yes)、ステップW22へ移行する。
一方、ステップW20において、貸出ユニット制御基板230は、球貸可能信号(PRDY信号)に変化がないと判断した場合(ステップW20;No)、ステップW21へ移行する。
次いで、ステップW21において、貸出ユニット制御基板230は、T0時間内に球貸準備信号(EXS信号)に変化があったか否かを判断し、球貸準備信号(EXS信号)に変化があったと判断した場合(ステップW21;Yes)、ステップW22へ移行する。
次いで、ステップW22において、貸出ユニット制御基板230は、球貸動作開始信号の出力を停止して、ステップW7に移行する。
一方、ステップW21において、貸出ユニット制御基板230は、球貸準備信号(EXS信号)に変化がないと判断した場合(ステップW21;No)、ステップW23へ移行する。
次いで、ステップW23において、貸出ユニット制御基板230は、ステップW19において設定した貸出要求監視時間T0の終了後、球貸要求信号(BRQ信号(立下り))を出力する。
これにより、払出制御基板40は、貸球価値設定SW250の操作によって設定された貸球価値が貸球設定値1(通常貸球の貸球価値)に対応するものであるのか、または、貸球設定値2(低貸球の貸球価値)に対応するものであるのか把握することが可能となる。
なお、球貸要求信号(BRQ信号(立下り))の送信タイミングはこれに限らず、貸球価値に応じて貸出要求監視時間の開始後、各々異なる所定時間の経過後に送信するようにしても良い。例えば、貸球価値が貸球設定値1である場合には、40msec経過後、貸球設定値2である場合には、80msec経過後としても良い。
次いで、ステップW24において、貸出ユニット制御基板230は、タイマにBRQ要求了解ACK監視時間T1をセットする。
次いで、ステップW25において、貸出ユニット制御基板230は、T1時間内に球貸準備信号(EXS信号(立下り))を受信したか否かを判断し、球貸準備信号(EXS信号(立下り))を受信したと判断した場合(ステップW25;Yes)、ステップW26へ移行する。
一方、ステップW25において、貸出ユニット制御基板230は、T1時間内に球貸準備信号(EXS信号(立下り))を受信しないと判断した場合(ステップW25;No)、ステップW27へ移行する。そして、ステップW27において、貸出ユニット制御基板230は、球貸要求信号の出力を停止するとともに、貸出額をクリアして、ステップW12へ移行する。
次いで、ステップW26において、貸出ユニット制御基板230は、タイマに貸出指示監視時間T2をセットする。
次いで、ステップW28において、貸出ユニット制御基板230は、T2時間内に球貸準備信号(EXS信号)に変化があったか否かを判断し、球貸準備信号(EXS信号)に変化があったと判断した場合(ステップW28;Yes)、ステップW29へ移行する。
次いで、ステップW29において、貸出ユニット制御基板230は、球貸動作開始信号の出力を停止するとともに、貸出額をクリアして、ステップW12へ移行する。
一方、ステップW28において、貸出ユニット制御基板230は、球貸準備信号(EXS信号)に変化がないと判断した場合(ステップW28;No)、ステップW30へ移行する。
次いで、ステップW30において、貸出ユニット制御基板230は、球貸指令信号(BRQ信号(立ち上がり))を出力する。
次いで、ステップW31において、貸出ユニット制御基板230は、現在のカード残高から単位額を減算するとともに、貸出額から単位額を減算する。
次いで、ステップW32において、貸出ユニット制御基板230は、カード管理装置(図示省略)に単位額売上情報を出力する。
次いで、ステップW33において、貸出ユニット制御基板230は、ホールコンピュータ(図示省略)に単位額売上情報を出力する。
次いで、ステップW34において、貸出ユニット制御基板230は、タイマに払出監視時間T3をセットする。
次いで、ステップW35において、貸出ユニット制御基板230は、T3時間内に球貸完了信号(EXS信号(立ち上がり))を受信したか否かを判断し、球貸完了信号(EXS信号(立ち上がり))を受信したと判断した場合(ステップW35;Yes)、ステップW36へ移行する。
一方、ステップW35において、貸出ユニット制御基板230は、T3時間内に球貸完了信号(EXS信号(立ち上がり))を受信しないと判断した場合(ステップW35;No)、ステップW37へ移行する。そして、ステップW37において、貸出ユニット制御基板230は、カード利用可LED203を消灯して、ステップW16へ移行する。
次いで、ステップW36において、貸出ユニット制御基板230は、貸出額が0円になった否かを判断し、貸出額が0円になったと判断した場合(ステップW36;Yes)、ステップW38へ移行する。一方、貸出額が0円になっていないと判断した場合(ステップW36;No)、ステップW23へ移行する。
次いで、ステップW38において、貸出ユニット制御基板230は、球貸可LED144を点灯させる。
次いで、ステップW39において、貸出ユニット制御基板230は、タイマにCRユニット貸出完了監視時間TEをセットする。
次いで、ステップW40において、貸出ユニット制御基板230は、TE時間内にカードリーダライタ210から球貸動作終了信号(BRDY信号(立ち上がり))を受信したか否かを判断し、球貸動作終了信号(BRDY信号(立ち上がり))を受信したと判断した場合(ステップW40;Yes)、ステップW41へ移行する。
一方、ステップW40において、貸出ユニット制御基板230は、TE時間内に球貸動作終了信号(BRDY信号(立ち上がり))を受信しないと判断した場合(ステップW40;No)、ステップW42へ移行する。そして、ステップW42において、貸出ユニット制御基板230は、カード異常原因を残高表示器143にコード表示するとともに、カード利用可LED203を点滅させて、ステップW4へ移行する。
次いで、ステップW41において、貸出ユニット制御基板230は、球貸可LED144を点灯させる。
次いで、ステップW43において、貸出ユニット制御基板230は、貸出異常の生むを判断し、異常があると判断した場合(ステップW43;Yes)、ステップW44へ移行する。一方、貸出異常がないと判断した場合(ステップW43;No)、ステップW4へ移行する。
ステップW44において、貸出ユニット制御基板230は、球貸可能信号を受信したか否かを判断し、球貸可能信号を受信したと判断した場合(ステップW44;Yes)、ステップW3へ移行する。一方、球貸可能信号を受信していないと判断した場合(ステップW44;No)、ステップW44へ戻る。
以上のような遊技装置1000は、払出制御基板40によって、所定有価価値分の遊技媒体の払出数を変更されて設定された該遊技媒体の払出数から租税相当分の遊技媒体数を演算するとともに、該演算の結果に基づき租税相当分の遊技媒体数の遊技媒体を徴収することができる。
従って、所定有価価値分の遊技媒体の払出数を設定変更することができるとともに、設定変更された払出数から租税相当分の遊技媒体数を演算して、該演算の結果に基づき租税相当分の遊技媒体を徴収することができることとなり、遊技媒体の徴収により、適切に税金を徴収することができる。また、遊技装置1台で、遊技媒体の払出、払出しに要する遊技媒体の払出数の設定変更及び租税相当分の遊技媒体の徴収と3役をこなすことができることとなり、設備投資等の負担を好適に削減することができる。
また、払出制御基板40によって、払出しに要する遊技媒体の貸出価値を設定変更するので、所定有価価値分の遊技媒体の払出数を好適に設定することができるので、価値基準を一見して容易に把握することができるようになり、所定有価価値分の遊技媒体の払出数を好適に設定することができる。
また、払出制御基板40によって、1回の貸出制御に基づき、最小単位の有価価値ごとに所定回数、遊技媒体を払い出す制御を行うことができ、払出制御基板40は、払出制御基板40によって払い出される最小単位の有価価値分の遊技媒体の払出数を設定することができるので、遊技媒体の貸出が少量の遊技客に対しても、遊技媒体の払出数を好適に設定することができる。
また、払出制御基板40によって、払出制御基板40によって設定された最小単位の有価価値分の遊技媒体の払出数から租税相当分の遊技媒体数を演算することができるので、遊技媒体の貸出が少量の遊技客に対しても、租税相当分の遊技媒体を好適に徴収することができる。
また、払出制御基板40によって、払出しに要する遊技媒体の貸出価値に応じて租税相当分の遊技媒体数を異ならせることができる。
また、CRユニット200は、遊技媒体の貸出の制御を行う貸出ユニット制御基板230を備え、貸出ユニット制御基板230は、貸出ユニット制御基板230によって、遊技者による貸出価値に応じた遊技媒体の貸出要求に基づき、払出制御基板40に対して払出要求を行うことができ、払出制御基板40によって、貸出ユニット制御基板230からの払出要求に基づき、払出制御基板40によって払い出される最小単位の有価価値分の遊技媒体の払出数を設定することができる。
従って、遊技媒体の貸出の段階で、遊技媒体払出数設定手段によって設定された最小単位の有価価値分の遊技媒体の払出数を設定することができることとなり、遊技媒体の貸出が少量の遊技客に対しても、租税相当分の遊技媒体を事前に徴収することができる。
また、貸出ユニット制御基板230は、遊技者による遊技媒体の貸出要求に基づき、払出制御基板40に対して貸出動作開始を指令する貸出動作開始信号を送信することができ、貸出ユニット制御基板230によって、貸出動作開始信号の送信後、所定時間経過後に払出制御基板40に対して遊技媒体の払出要求を指令する払出要求信号を送信することができ、貸出ユニット制御基板230によって、貸出動作開始信号の送信から払出要求信号の送信までの送信時間を制御することができ、遊技媒体の貸出価値に応じて前記送信時間を異ならせることができる。
従って、送信時間を異ならせることによって、遊技媒体の貸出価値を設定変更することができることとなり、当該設定変更処理の負担を好適に軽減することができる。
また、払出制御基板40によって、貸出ユニット制御基板230により制御される送信時間に応じて、遊技媒体の貸出価値を設定することにより、払出制御基板40へ払出数設定指令を行い、所定有価価値分の遊技媒体の払出数を設定することができることとなり、当該設定変更処理の負担を好適に軽減することができる。
また、払出制御基板40によって、払出制御基板40から指令される払出数設定指令に基づき遊技媒体の払出数を設定することができ、払出制御基板40によって、予め設定された租税率を読み出し、該租税率に応じて払出制御基板40によって設定された払出数から租税相当分の遊技媒体を徴収することができるので、税率の変更に対しても好適に対処することができ、租税相当分の遊技媒体を好適に徴収することができることとなり、より適切に税金を徴収することができる。
また、払出制御基板40による最小単位の有価価値分の払出数から租税相当分の遊技媒体数を演算し、該演算による遊技媒体数に基づく徴収租税額と法定租税額との間に乖離が発生した場合は、払出制御基板40によって、所定回数の遊技媒体の払出のうち最終の最小単位の有価価値分の払出数から乖離分の遊技媒体数を減算することができるので、より適切に税金を徴収することができる。
また、当該遊技装置1000は、所定の遊技を実行可能に構成され、払出制御基板40によって、遊技の結果に基づいて賞として付与される遊技媒体の払出の制御を実行することができ、払出制御基板40によって、所定回数の遊技媒体の払出のうち最終の最小単位の有価価値分の払出数から乖離分の遊技媒体数を減算してもまだ遊技店側に租税負担が生じている場合(前記徴収租税額が前記法定租税額に満たない場合)は、不足租税相当分の遊技媒体を前記賞として付与される遊技媒体から徴収することができるので、遊技店側の租税負担を好適に抑制するとともに、より適切に税金を徴収することができる。
<変形例>
次に、この発明の賞球制御処理についての変形例について、図20に示すフローチャートに従って説明する。
まず、ステップW101において、払出制御基板40は、記憶されている徴収賞球数情報を読み出す。
次いで、ステップW102において、払出制御基板40は、徴収賞球数情報の有無を判断し、徴収賞球数情報があると判断した場合(ステップW102;Yes)、ステップW103へ移行する。
一方、ステップW102において、払出制御基板40は、徴収賞球数情報がないと判断した場合(ステップW102;No)、ステップW104へ移行する。
次いで、ステップW103において、払出制御基板40は、遊技球が入賞口に入賞した際に抽出された乱数値が当りか否かを判断し、当りであると判断した場合(ステップW103;Yes)、ステップW104へ移行する。一方、当りでないと判断した場合(ステップW103;No)、ステップW105へ移行する。
次いで、ステップW105において、払出制御基板40は、読み出された徴収賞球数情報に基づいて、賞球払出数から徴収賞球数を減算して、ステップW104へ移行する。
このステップW102、103、105の処理により、租税相当分の遊技媒体を賞として付与される遊技媒体から徴収するかしなか抽選することができることとなる。これにより、遊技者全てに対して租税相当分の遊技媒体を賞として付与される遊技媒体から徴収しなくする場合に比べて、遊技店が負担する租税額を少なくすることができ、遊技店と遊技者の利益のバランスを保つことができる。また、例えば、遊技店が「税率還元祭」というようなイベントを実施することが可能となり、遊技店の集客イベントに寄与することができる。
次いで、ステップW104において、払出制御基板40は、徴収賞球数情報をクリアする。
次いで、ステップW106において、払出制御基板40は、遊技球の賞球払出しを行う。
次いで、ステップW107において、払出制御基板40は、入賞により獲得した総獲得数分の払出しが行われたか否かを判断し、総獲得数分の払出しが行われたと判断した場合(ステップW107;Yes)、本処理を終了して、払出制御メイン処理へ戻る。
一方、ステップW107において、払出制御基板40は、総獲得数分の払出しが行われていないと判断した場合(ステップW107;No)、ステップW108へ移行する。
次いで、ステップW108において、払出制御基板40は、遊技球払出しのリトライ回数を設定する。
次いで、ステップW109において、払出制御基板40は、遊技球払出しの動作を行う。
次いで、ステップW110において、払出制御基板40は、不足分の遊技球が払出されたか否かを確認し、不足分の遊技球が払出されたと判断された場合(ステップW110;Yes)、本処理を終了して、払出制御メイン処理へ戻る。
一方、ステップW110において、払出制御基板40は、不足分の遊技球が払出されていないと判断した場合(ステップW110;No)、ステップW111へ移行する。
そして、ステップW111において、払出制御基板40は、設定された回数の払出しの動作が行われたか否かを判断し、設定された回数の払出しの動作が行われたと判断した場合(ステップW111;Yes)、ステップW112へ移行する。一方、ステップW111において、払出制御基板40は、設定された回数の払出しの動作が行われていないと判断した場合(ステップW111;No)、ステップW109へ戻る。
次いで、ステップU112において、払出制御基板40は、払出しの動作を停止し、所定のエラー報知を行い、本処理を終了して、払出制御メイン処理へ戻る。
以上のような遊技装置1000は、払出制御基板40によって、所定有価価値分の遊技媒体の払出数を変更されて設定された該遊技媒体の払出数から租税相当分の遊技媒体数を演算するとともに、該演算の結果に基づき租税相当分の遊技媒体数の遊技媒体を徴収することができる。
従って、所定有価価値分の遊技媒体の払出数を設定変更することができるとともに、設定変更された払出数から租税相当分の遊技媒体数を演算して、該演算の結果に基づき租税相当分の遊技媒体を徴収することができることとなり、遊技媒体の徴収により、適切に税金を徴収することができる。また、遊技装置1台で、遊技媒体の払出、払出しに要する遊技媒体の払出数の設定変更及び租税相当分の遊技媒体の徴収と3役をこなすことができることとなり、設備投資等の負担を好適に削減することができる。
また、払出制御基板40によって、払出しに要する遊技媒体の貸出価値を設定変更するので、所定有価価値分の遊技媒体の払出数を好適に設定することができるので、価値基準を一見して容易に把握することができるようになり、所定有価価値分の遊技媒体の払出数を好適に設定することができる。
また、払出制御基板40によって、1回の貸出制御に基づき、最小単位の有価価値ごとに所定回数、遊技媒体を払い出す制御を行うことができ、払出制御基板40は、払出制御基板40によって払い出される最小単位の有価価値分の遊技媒体の払出数を設定することができるので、遊技媒体の貸出が少量の遊技客に対しても、遊技媒体の払出数を好適に設定することができる。
また、払出制御基板40によって、払出制御基板40によって設定された最小単位の有価価値分の遊技媒体の払出数から租税相当分の遊技媒体数を演算することができるので、遊技媒体の貸出が少量の遊技客に対しても、租税相当分の遊技媒体を好適に徴収することができる。
また、払出制御基板40によって、払出しに要する遊技媒体の貸出価値に応じて租税相当分の遊技媒体数を異ならせることができる。
また、CRユニット200は、遊技媒体の貸出の制御を行う貸出ユニット制御基板230を備え、貸出ユニット制御基板230は、貸出ユニット制御基板230によって、遊技者による貸出価値に応じた遊技媒体の貸出要求に基づき、払出制御基板40に対して払出要求を行うことができ、払出制御基板40によって、貸出ユニット制御基板230からの払出要求に基づき、払出制御基板40によって払い出される最小単位の有価価値分の遊技媒体の払出数を設定することができる。
従って、遊技媒体の貸出の段階で、遊技媒体払出数設定手段によって設定された最小単位の有価価値分の遊技媒体の払出数を設定することができることとなり、遊技媒体の貸出が少量の遊技客に対しても、租税相当分の遊技媒体を事前に徴収することができる。
また、貸出ユニット制御基板230は、遊技者による遊技媒体の貸出要求に基づき、払出制御基板40に対して貸出動作開始を指令する貸出動作開始信号を送信することができ、貸出ユニット制御基板230によって、貸出動作開始信号の送信後、所定時間経過後に払出制御基板40に対して遊技媒体の払出要求を指令する払出要求信号を送信することができ、貸出ユニット制御基板230によって、貸出動作開始信号の送信から払出要求信号の送信までの送信時間を制御することができ、遊技媒体の貸出価値に応じて前記送信時間を異ならせることができる。
従って、送信時間を異ならせることによって、遊技媒体の貸出価値を設定変更することができることとなり、当該設定変更処理の負担を好適に軽減することができる。
また、払出制御基板40によって、貸出ユニット制御基板230により制御される送信時間に応じて、遊技媒体の貸出価値を設定することにより、払出制御基板40へ払出数設定指令を行い、所定有価価値分の遊技媒体の払出数を設定することができることとなり、当該設定変更処理の負担を好適に軽減することができる。
また、払出制御基板40によって、払出制御基板40から指令される払出数設定指令に基づき遊技媒体の払出数を設定することができ、払出制御基板40によって、予め設定された租税率を読み出し、該租税率に応じて払出制御基板40によって設定された払出数から租税相当分の遊技媒体を徴収することができるので、税率の変更に対しても好適に対処することができ、租税相当分の遊技媒体を好適に徴収することができることとなり、より適切に税金を徴収することができる。
また、払出制御基板40による最小単位の有価価値分の払出数から租税相当分の遊技媒体数を演算し、該演算による遊技媒体数に基づく徴収租税額と法定租税額との間に乖離が発生した場合は、払出制御基板40によって、所定回数の遊技媒体の払出のうち最終の最小単位の有価価値分の払出数から乖離分の遊技媒体数を減算することができるので、より適切に税金を徴収することができる。
また、当該遊技装置1000は、所定の遊技を実行可能に構成され、払出制御基板40によって、遊技の結果に基づいて賞として付与される遊技媒体の払出の制御を実行することができ、払出制御基板40によって、所定回数の遊技媒体の払出のうち最終の最小単位の有価価値分の払出数から乖離分の遊技媒体数を減算してもまだ遊技店側に租税負担が生じている場合(前記徴収租税額が前記法定租税額に満たない場合)は、不足租税相当分の遊技媒体を前記賞として付与される遊技媒体から徴収することができるので、遊技店側の租税負担を好適に抑制するとともに、より適切に税金を徴収することができる。
また、所定回数の遊技媒体の払出のうち最終の最小単位の有価価値分の払出数から乖離分の遊技媒体数を減算してもまだ遊技店側に租税負担が生じている場合(前記徴収租税額が前記法定租税額に満たない場合)は、さらに、払出制御基板40によって、租税相当分の遊技媒体を賞として付与される遊技媒体から徴収することを選択された場合、払出制御基板40によって、不足租税相当分の遊技媒体を賞として付与される遊技媒体から徴収することができるので、遊技店側は、租税相当分の遊技媒体を賞として付与される遊技媒体から徴収しないことを選択することができることとなり、かかる選択をすることによって、遊技客にサービス付与を行い、好適に集客率を上げることができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、上記の第2の実施形態において、徴収決定用乱数を判定するための判定値を変更可能な判定値変更SWを設け、この判定値変更SWを遊技店の係員が操作可能としても良い。このようにすれば、例えば、「税率還元祭」というようなイベントを実施することができ、遊技店の集客イベントに寄与することができる。
また、徴収球を徴収するか否かを決定するためのスイッチ(徴収決定SW)を設け、この徴収決定SWを遊技店の係員が操作可能としても良い。このようにすれば、例えば、「税率還元祭」というようなイベントを実施することができ、遊技店の集客イベントに寄与することができる。
また、上記のように構成した場合に、「貸球価値設定SW250」や「貸球価値表示器260」は、パチンコ遊技機100側(払出制御基板40)に設けても良い。このようにすれば、「貸球価値設定SW250」や「貸球価値表示器260」を備えていない旧型のCRユニットを、通常貸球遊技エリア又は低貸球遊技エリアの何れでも使用することができるようになる。従って、遊技店に既に設置されている旧型のCRユニットに関しても低貸球遊技エリアで使用することができ、この低貸球遊技エリアに設置するためにCRユニットをわざわざ購入しなくてもよく、遊技店の経営に負担を掛けることを防止できる。
また、「貸球価値設定SW250」、「貸球価値表示器260」をパチンコ遊技機100側に設ける場合は、パチンコ遊技機100に直接取付けるのではなく、払出制御基板40(パチンコ遊技機側)と貸出ユニット制御基板230(CRユニット200側)の間に中継基板を設け、この中継基板に「貸球価値設定SW250」、「貸球価値表示器260」を配設するようにしても良い。このように構成することで、遊技店に既存するパチンコ遊技機100及びCRユニット200においても、貸球価値を変更可能となり、遊技店が設備投資に要する費用を最小限に抑えることができる。
また、「貸球価値設定SW250」や「貸球価値表示器260」を備えたパチンコ遊技機100を使用する場合は、パチンコ遊技機100及びCRユニット200の両方に低貸球価値又は通常貸球価値に切り換えるための機能を設けることになる。そこで、パチンコ遊技機100の貸球価値を設定する第1貸球価値設定手段(パチンコ遊技機100側の貸球価値設定SW)と、CRユニット200側の貸球価値を設定する第2貸球価値設定手段(CRユニット200側の貸球価値設定SW250)と、第1貸球価値設定手段によって設定される第1貸球設定値と第2貸球価値設定手段によって設定される第2貸球価値とが等しいか否かを判定する貸球価値判定手段(払出制御基板40のCPU40a、若しくは貸出ユニット制御基板230のCPU230a、又は両方)と、を備え、貸球価値判定手段の判定結果に基づいて遊技球の貸出制御を実行可能にする球貸制御実行手段を備えるようにしても良い。このように構成することで、通常貸球価値でパチンコ遊技機を使用している場合に、不正遊技者が貸球数を増加させる(貸球価値を低貸球価値に変更することで100円あたりの貸球数を増やす)ために一方の貸球価値を変更すると、遊技を実行(続行)させることができなくなる。また、低貸球価値でパチンコ遊技機を使用している場合に、不正遊技者が交換価値を高める(貸球価値を低貸球価値から通常貸球価値に変更することで100円あたり1円の価値が100円あたり4円の価値に変更される)ために一方の貸球価値を変更すると、遊技を実行(続行)させることができなくなる。したがって、貸球価値を不正に操作することを効果的に防止できるようになる。
また、近年では、1つのコーナーに複数種類のパチンコ遊技機(例えば、ゲーム性の異なるもの、異なるメーカーのもの等)が設置されたバラエティコーナーを設置する遊技店が多数存在する。このバラエティコーナーは、遊技者に様々なゲーム性のパチンコ機を遊技してもらうことを趣旨として設けている。そして、貸球価値の異なるパチンコ遊技機が設置されるバラエティコーナーを設けることも予想されるが、その場合には、上記したように不正により貸球価値が変更される虞があると、その不正を防止するために四六時中係員が遊技者を監視する等の必要があり、容易ではない。そこで、上記のようにパチンコ遊技機及びCRユニット200を構成すれば、上記不正を容易に防止することができ、ホール営業の多様化に寄与することができるようになる。
本発明における遊技装置を構成する島構成を示す図である。 島に配される遊技装置(パチンコ遊技機とCRユニット)の正面図である。 島に配される遊技装置(パチンコ遊技機とCRユニット)のブロック図である。 本発明における税率設定テーブルであり、(a)通常貸球の貸球価値(100円=25球)設定の税率設定テーブル、(b)低貸球の貸球価値(100円=100球)設定の税率設定テーブルである。 本発明における遊技装置のタイミングチャート図である。 本発明における遊技装置のタイミングチャート図である。 本発明における遊技装置の遊技球の貸し動作を行う際の各種信号の送信タイミングを記憶したタイミングテーブルであり、(a)通常貸球の貸球価値(100円=25球)設定のタイミングテーブル、(b)低貸球の貸球価値(100円=100球)設定のタイミングテーブルである。 本発明における遊技システムの払出制御メイン処理の概要を説明するためのゼネラルフローチャート図である。 払出制御基板によるタイマ割込処理のフローチャート図である。 図8に示す払出制御メイン処理のゼネラルフローチャートを詳細に示すフローチャート図である。 本発明における遊技装置の税率設定処理を説明するためのフローチャート図である。 本発明における遊技装置の貸球価値確認処理を説明するためのフローチャート図である。 本発明における遊技装置の球貸制御処理を説明するためのフローチャート図である。 本発明における遊技装置の球貸制御処理を説明するためのフローチャート図である。 本発明における遊技装置の賞球制御処理を説明するためのフローチャート図である。 本発明における遊技装置のカード制御処理を説明するためのフローチャート図である。 本発明における遊技装置のカード制御処理を説明するためのフローチャート図である。 本発明における遊技装置のカード制御処理を説明するためのフローチャート図である。 本発明における遊技装置の賞球制御処理の変形例を説明するためのフローチャート図である。
符号の説明
1000 遊技装置
100 パチンコ遊技機
40 払出制御基板(遊技媒体払出制御手段、遊技媒体払出数設定手段、租税徴収手段、最小単位払出制御手段、租税徴収選択手段)
105 税率変更SW
200 CRユニット
230 貸出ユニット制御基板(遊技媒体貸出制御手段、払出要求手段、貸出動作開始指令手段、払出要求指令手段、指令送信制御手段)
250 貸球価値設定W

Claims (6)

  1. 所定有価価値に応じて貸出される遊技媒体の払出を行う遊技装置において、
    前記遊技媒体の貸出の制御を行う遊技媒体貸出制御手段と、
    前記遊技媒体の払出の制御を行う遊技媒体払出制御手段と、
    前記遊技媒体払出制御手段によって制御される所定有価価値分の遊技媒体の払出数を設定する遊技媒体払出数設定手段と、
    租税相当分の遊技媒体を徴収する租税徴収手段と、
    を備え、
    前記遊技媒体貸出制御手段は、遊技者による貸出価値に応じた遊技媒体の貸出要求に基づき、前記遊技媒体払出制御手段に対して払出要求を行う払出要求手段を備え、
    前記払出要求手段は、
    遊技者による遊技媒体の貸出要求に基づき、前記遊技媒体払出制御手段に対して貸出動作開始を指令する貸出動作開始信号を送信する貸出動作開始指令手段と、
    前記貸出動作開始指令手段により貸出動作開始信号を送信してから、所定時間経過後に前記遊技媒体払出制御手段に対して遊技媒体の払出要求を指令する払出要求信号を送信する払出要求指令手段と、
    前記貸出動作開始指令手段による貸出動作開始信号の送信から前記払出要求指令手段による払出要求信号の送信までの送信時間を制御する指令送信制御手段と、
    を備え、
    前記指令送信制御手段は、前記遊技媒体の貸出価値に応じて前記送信時間を異ならせるようにし、
    前記遊技媒体払出制御手段は、1回の貸出制御に基づき、最小単位の有価価値ごとに所定回数、遊技媒体を払い出す制御を行う最小単位払出制御手段を備え、
    前記遊技媒体払出数設定手段は、
    払出しに要する遊技媒体の貸出価値を設定変更することで、前記遊技媒体払出制御手段によって制御される所定有価価値分の遊技媒体の払出数を変更する遊技媒体払出数変更手段を備え、
    前記払出要求手段からの払出要求に基づき、前記最小単位払出制御手段によって払い出される最小単位の有価価値分の遊技媒体の払出数を設定し、
    前記租税徴収手段は、
    払出しに要する遊技媒体の貸出価値に応じて租税相当分の遊技媒体数を異ならせるようにし、
    前記遊技媒体払出数設定手段によって設定された最小単位の有価価値分の遊技媒体の払出数から前記貸出価値に応じた租税相当分の遊技媒体数を演算するとともに、該演算の結果に基づき租税相当分の遊技媒体数の遊技媒体を徴収することを特徴とする遊技装置。
  2. 前記遊技媒体払出制御手段は、前記指令送信制御手段により制御される送信時間に応じて、前記遊技媒体の貸出価値を設定することにより、前記遊技媒体払出数設定手段へ払出数設定指令を行い、所定有価価値分の遊技媒体の払出数を設定することを特徴とする請求項に記載の遊技装置。
  3. 前記遊技媒体払出数設定手段は、前記遊技媒体払出制御手段から指令される払出数設定指令に基づき遊技媒体の払出数を設定し、
    前記租税徴収手段は、予め設定された租税率を読み出し、該租税率に応じて前記払出数設定手段によって設定された払出数から租税相当分の遊技媒体を徴収することを特徴とする請求項に記載の遊技装置。
  4. 前記租税徴収手段は、前記最小単位払出制御手段による最小単位の有価価値分の払出数から租税相当分の遊技媒体数を演算し、該演算による遊技媒体数に基づく徴収租税額と法定租税額との間に乖離が発生した場合は、前記所定回数の遊技媒体の払出のうち最終の最小単位の有価価値分の払出数から前記乖離分の遊技媒体数を減算することを特徴とする請求項に記載の遊技装置。
  5. 当該遊技装置は、所定の遊技を実行可能に構成され、
    前記遊技媒体払出制御手段は、前記遊技の結果に基づいて賞として付与される遊技媒体の払出の制御を実行可能であり、
    前記租税徴収手段は、前記所定回数の遊技媒体の払出のうち最終の最小単位の有価価値分の払出数から前記乖離分の遊技媒体数を減算してもまだ前記徴収租税額が前記法定租税額に満たない場合は、不足租税相当分の遊技媒体を前記賞として付与される遊技媒体から徴収することを特徴とする請求項に記載の遊技装置。
  6. 前記租税徴収手段は、租税相当分の遊技媒体を前記賞として付与される遊技媒体から徴収するか否かを選択する租税徴収選択手段を備え、
    前記所定回数の遊技媒体の払出のうち最終の最小単位の有価価値分の払出数から前記乖離分の遊技媒体数を減算してもまだ前記徴収租税額が前記法定租税額に満たない場合は、さらに、前記租税徴収選択手段によって、租税相当分の遊技媒体を前記賞として付与される遊技媒体から徴収することを選択された場合、不足租税相当分の遊技媒体を前記賞として付与される遊技媒体から徴収することを特徴とする請求項に記載の遊技装置。
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