JP4223669B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、間接税の的確な徴収が容易に行える遊技機(例えば、パチンコ機)に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、パチンコ店などの遊技店における遊技提供サービスに対しても間接税である消費税が課税されている。将来は、この消費税の引き上げが予想されており、他の間接税(例えば、遊技税)の導入の可能性もあり得る。しかし、遊技店における間接税の徴収には諸々の課題があり、遊技者が消費税を負担する仕組みが確立されていないのが現状である。特に、遊技機やその周辺設備を含む遊技設備においては、間接税の徴収を考慮した仕組みが、従来は全く備えられていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このため従来では、遊技者の行為に基づく的確な徴収が必ずしも実現されているとはいえない。遊技店は、税額を計上して納税する以上、遊技提供サービスにおける何れかの場面でその税額分を遊技者に直接的又は間接的に負担させる必要がある。
【0004】
ところが、遊技設備になんら間接税徴収のための機能(間接税を的確に負担させる機能)が備えられていなかった従来では、その負担の方法は、例えば景品交換の交換率の調整や、釘調整などに基づくものとならざるを得ず、場合によっては公平感がなく統一性のないもの(例えば、一部の遊技者に負担が偏ったり、負担率のばらつきが大きいもの)となったり、或いは税制度の趣旨に合致しないもの(例えば、大きく勝った遊技者からより多くの徴収をとるべきであるのに、そのようにならないもの)となる恐れがあった。
【0005】
また、遊技店にとっても、そのような不具合の少ない的確な税の徴収が困難でめんどうであるという問題もあった。
【0006】
そこで本発明は、間接税の的確な徴収が容易に行える遊技機を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、請求項1記載の発明による遊技機は、遊技球を複数の入賞口が設けられた遊技領域に打ち込み、打ち込まれた遊技球が何れかの入賞口に入賞すると、当該入賞口の入賞価値に対応して予め設定された数の賞球を排出する遊技機であって、
前記入賞口への遊技球の入賞に基づいて、各入賞口の入賞価値に対応する賞球数情報を含む賞球コマンドを出力する遊技制御手段と、
前記遊技制御手段から出力された賞球コマンドに基づいて、遊技球を排出する排出ユニットを駆動制御して前記賞球数情報に応じた分の賞球を排出する排出制御手段と、を備え、
前記遊技制御手段は、
前記入賞口への遊技球の入賞に基づいて排出される賞球から間接税を徴収するための徴収条件が成立しているか否かを判定する徴収条件成立判定手段と、
前記徴収条件成立判定手段によって前記徴収条件が成立していると判定された場合に、前記入賞口への遊技球の入賞に基づく賞球コマンドを前記排出制御手段に出力しないようにすることで前記間接税を徴収する徴収手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
また、請求項2記載の発明による遊技機は、当該遊技機は、複数の識別情報を変動表示させて停止させる変動表示ゲームを実行するための変動表示手段を有し、
前記複数の識別情報の変動表示結果として特定の停止態様が導出された場合に、変動入賞装置の大入賞口の開閉扉を予め定められた規定時間を超えない範囲内において当該大入賞口に最大入賞数だけ遊技球が入賞するまで開放する開放動作を1ラウンドとして、当該開放動作を複数ラウンド行う特定遊技状態を発生するよう構成され、
前記徴収条件成立判定手段は、
前記特定遊技状態の各ラウンドにおいて前記大入賞口への入賞数が前記最大入賞数に到達すると、前記徴収条件が成立したと判定し、
前記徴収手段は、
各ラウンドにおいて前記徴収条件の成立以降に前記大入賞口へ入賞した入賞球に基づく賞球コマンドを前記排出制御手段に出力しないようにすることで前記間接税を徴収することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態をパチンコ装置を含む遊技設備に適用した例について説明する。
【0010】
A.パチンコ装置の正面構成及び全体構造
まず図1により、本例のパチンコ装置1(遊技機)の正面構成及び全体構造について説明する。
【0011】
このパチンコ装置1は、図1に示すように、この場合いわゆるCR機(カードリーディング機)と称されるもので、大きく分けてパチンコ機2(遊技機本体)と、遊技媒体貸出装置としてのカード式玉貸機3とによって構成され、これらが対をなして設置される。カード式玉貸機3には、カードリーダーが内蔵され、前面にはプリペイドカードが挿入されるカード挿入口4等が設けられている。
【0012】
パチンコ機2は、前面枠11がこの前面枠11の裏面側に配された機枠(図示省略)に対して開閉自在に取付けられ、遊技領域が形成された遊技盤10は、この前面枠11の上側中央部に取付けられている。また、この前面枠11には、その前面上側を覆うようにガラス枠13が開閉自在に取付けられ、このガラス枠13により保持されるガラス14(ガラス板に限られず、例えば透明のプラスチックボードであってもよい)を介して遊技盤10の遊技領域が視認可能となっている。
【0013】
また、このガラス枠13の下側には、前面枠11の前面下側を覆うように、開閉パネル15が配置され、前面枠11に対して開閉自在に取付けられている。さらに、この開閉パネル15の下側には、操作パネル16が前面枠11に対して通常は固定状態に設けられている。
【0014】
また、遊技盤10の前面には、パチンコ玉などと呼ばれる遊技球(遊技媒体)を上方から落下させつつアウトあるいはセーフの判定を行う領域(後述する遊技領域31)が形成され、入賞口に玉が入って有効にセーフとなる場合は、所定数の遊技球が開閉パネル15に設けられた上皿17に排出される(即ち、賞球として排出される)ように制御される構成となっている。
【0015】
前面枠11の開閉側(図1において右側)の縁部には、前面枠11及びガラス枠13の施錠装置(図示省略)の鍵挿入部21が形成されている。
ガラス枠13は、ほぼ中央に開口部13a(遊技領域透視窓部)が形成され、この開口部13aに対してクリア部材であるガラス14が保持されて、開口部13aを通して遊技盤10における遊技領域が見えるようになっている。
【0016】
開閉パネル15に設けられた上皿17は、賞球として又は貸玉として排出された発射前の遊技球を一時保持し、これら遊技球を前面枠11の裏面下側に設けられた発射装置(図示省略)への玉送り装置(図示省略)に順次供給するもので、この上皿17には、カード操作部23と、上皿17の遊技球を後述の下皿26に移す玉通路開閉用の押し釦24とが形成されている。ここで、カード操作部23には、玉貨機3に投入されたプリペードカードの残高を表示するカード残高表示器(図示略)と、遊技球を購入するときに操作される玉貸釦(詳細図示略)と、プリペイドカードを排出するときに操作されるカード排出釦(詳細図示略)と、玉貸しの有効状態を表示する玉貸し有効表示LED(図示略)とが設けられている。
また、操作パネル16には、灰皿25と、下皿26と、下皿26に貯留された玉を外部下方に抜くための玉抜きレバー27と、前記発射装置の操作を行う発射操作ハンドル28とが設けられている。
【0017】
B.遊技盤の正面構成
次に、遊技盤10の正面構成を説明する。図1に示すように、遊技盤10の前面には、ガイドレール30で囲まれることにより略円形の遊技領域31が形成されている。
遊技盤10には、アウト球流入口(後述の変動入賞装置34の取付部材の後部にあり、図示省略)、変動表示装置32(変動表示手段)、普通電動役物タイプの始動入賞口33、変動入賞装置34(大入賞口)、普図始動ゲート35、36、複数の一般入賞口37〜42,42a、特図始動記憶表示器43、普図表示器44、普図始動記憶表示器45、風車と呼ばれる打球方向変換部材46(一部のみ符号付けで他は煩雑になるで略)、多数の障害釘(図示を省略)が設けられている。
変動表示装置12は、画像、図柄などの識別情報(以下、場合により特図という)を表示可能な画面を備え、その画面には複数の変動表示領域を形成可能で、形成した変動表示領域のそれぞれに複数の特図を表示可能である。例えば、画面の略中央部に三つの変動表示領域が横3列に形成され、各変動表示領域には、数字や文字等よりなる特図を停止状態で表示(停止表示)したり、あるいは変動状態(例えば、縦方向にスクロールする状態)で表示(変動表示)したりすることが可能である。
【0018】
遊技盤10に設けられた全ての入賞口には、各入賞口毎に入賞センサ(例えば、近接センサ)が配置されている。即ち、始動入賞口33内には後述の特図始動センサ131が、変動入賞装置34(大入賞口)内には後述のカウントセンサ134及び継続センサ133が、さらに一般入賞口37〜42,42a内には後述の入賞センサA1〜ANが配置)が配置されている。
また、遊技盤10の周囲には遊技盤装飾部材51が配置されるとともに、サイドランプ52、53が配置されている。サイドランプ52、53は、例えば後述する大当りの際に点滅あるいは点灯して遊技を装飾する電飾部材である。
なお、遊技盤10における遊技領域31は、パチンコ球を用いて遊技を行うものであれば、例えば、いわゆる「第1種」に属するもの、あるいは、変動表示装置を備えた「第3種」に属するもの、あるいは他の機種等であってもよく、任意の構成をとり得るが、一例として本実施の形態では「第1種」に属するタイプのものを用いている。
【0019】
C.遊技機の制御系統
次に、本例のパチンコ装置1(遊技機)の制御系統について、図2を参照して説明する。
図2において、遊技制御装置100は、遊技の総括的制御(遊技進行の制御やそのための各被制御機器の直接的又は間接的な制御含む)を行う制御装置であり、パチンコ遊技等に必要な役物制御を行うワンチップマイコンからなる遊技用マイコン101(遊技用マイクロコンピュータ:いわゆるアミューズチップ用のICとして製造)と、発振器101a(クロック生成回路)と、EEPROM101bと、入力インターフェース102と、出力インターフェース103とを含んで構成され、さらに遊技用マイコン101は、CPU104、ROM105、及びRAM106を備えている。なお、遊技制御装置100は、本発明の徴収手段及び制御手段に相当し、EEPROM101bは、本発明のバックアップ手段に相当する。
【0020】
ここで、遊技用マイコン101のRAM106には、後述する賞球要求データ(例えば、7個賞球、15個賞球といった賞球の排出を要求する遊技価値要求データ)を格納するメモリエリアや、後述する徴収要求データを格納するメモリエリアが設けられている。
また、EEPROM101bは、後述する徴収データを電源遮断状態においても記憶保持するための不揮発性メモリであり、他の種類の不揮発性メモリでもよい。なお、このEEPROM101bは、本発明のバックアップ手段に相当する。但し、本発明のバックアップ手段は、例えばコンデンサなどよりなるバックアップ電源によって、電源遮断状態においても電力供給されてデータを記憶保持するメモリ(通常のRAMなど)であってもよい。
【0021】
遊技制御装置100の入力インターフェース102には、特図始動センサ131、普図始動センサ132、継続センサ133、カウントセンサ134、入賞センサA1〜ANからの検出信号と、設定スイッチ135(設定手段)からの操作信号が入力される。
ここで、入賞センサA1〜ANは一般入賞口に入賞した入賞球をそれぞれ検出するセンサであり、遊技盤10に一般入賞口がn個ある場合には、入賞センサはn個配置される。
特図始動センサ131は特図の始動入賞口13に入賞した入賞球を検出するセンサであり、普図始動センサ132は、普図始動ゲート35、36に入賞(通過)した入賞球を検出するセンサであり、継続センサ133は変動入賞装置34の大入賞口内における継続入賞流路(いわゆる特別入賞口を通過する流路)に流入した入賞球を検出するセンサであり、カウントセンサ134は、変動入賞装置34の大入賞口内における一般入賞流路(特別入賞口を通過しない流路)に流入した入賞球を検出するセンサである。
また、設定スイッチ135は、間接税として徴収する賞球の量(即ち、間接税分)を直接的又は間接的に決定する一つ又は複数のパラメータ(具体的は、後述する)を変更可能に設定する設定手段であり、例えば遊技制御装置100を構成するボードユニットなどに設けられたディップスイッチ或いはロータリースイッチなどよりなる。
【0022】
一方、遊技制御装置100の出力インターフェース103からは、前述の普図表示器44、前述の始動入賞口33(普通変動入賞装置)を駆動する普電ソレノイド108、変動入賞装置34の開閉扉を駆動する大入賞口ソレノイド109、遊技店の管理装置に対して盤用外部情報(例えば、大当り信号等)を送信するための盤用外部端子110、前述の遊技盤10上のランプ52,53や特図始動記憶表示器43及び普図始動記憶表示器45などの制御を行う装飾制御装置111、スピーカ(図示省略)を駆動して効果音などの出力制御を行う音制御装置112、変動表示装置32を駆動制御する表示制御装置113、遊技球の排出を実行する排出ユニット(図示省略)を駆動制御する排出制御装置114、遊技店の管理装置等に対して後述する徴収データを送信するための徴収情報出力部115に信号が出力される。
なお排出ユニットは、遊技機1の裏面側上部に設けられた貯留部(図示省略)の遊技球を、所定量だけ上皿17に排出するユニットで、やはり遊技機1の裏面側に設けられている。また、詳細については後述するが、遊技制御装置100から排出制御装置114には、賞球要求データを含む信号(賞球コマンド)が出力される。即ち、遊技制御装置100は、遊技盤10の各入賞口毎に設けられた入賞センサ131,133,134,A1〜ANにより遊技球の入賞が検出されると、原則的に、入賞口の入賞価値に対応して予め設定された賞球数の情報(賞球要求データ)を含む賞球コマンドを排出制御装置114へ送信する。そして、排出制御装置114では、この賞球コマンドを受信して、それに応じた分の遊技球が上皿17に排出されるように前記排出ユニットを制御する賞球排出制御を行う。
【0023】
また、遊技制御装置100の出力インターフェース103から表示制御装置113に対しては、表示制御情報(表示コマンド)が送信される。
表示制御装置113は、遊技制御装置100から送信される表示制御情報に基づき変動表示装置32の画像表示を制御する。例えば、変動表示ゲームを実行する際には、遊技制御装置100から停止図柄の組み合わせ(停止態様)のデータと、変動時間のデータとを含む表示制御情報が、この場合送信される構成となっており、表示制御装置120では、この停止態様と変動時間を満足する変動態様を選択して、表示装置12の変動表示領域に複数の特図(識別情報)を変動表示させて停止させる変動表示ゲームを行う構成となっている。
【0024】
D.遊技の概要
次に、パチンコ装置1(遊技機)で行われる遊技の概要や遊技の流れについて説明する。図3は、遊技全体の流れを示す図である。
まず、遊技開始当初の時点(或は遊技開始前の時点)では、図3に示すように客待ち状態となっており、客待ち画面の表示を指令する表示制御情報が遊技制御装置100から送信され、変動表示装置32の画面には客待ち画面(動画又は静止画)が表示される。
そして、ガイドレール2を介して遊技領域中に打込まれた遊技球が、特図の始動口(チャッカー)である始動入賞口33に入賞すると(即ち、始動入賞があると)、前述した変動表示を指令する表示制御情報が遊技制御装置100から送信され、変動表示装置32の表示画面の複数の変動表示領域において多数の特図(数字、文字、記号、模様等よりなるもの)が変動(例えば、スクロール)する表示(いわゆる変動表示)が行われて、変動表示ゲームが行われる。そして場合によっては、例えば特図の変動表示終了近くの時期に、遊技者に大当りへの期待感を与えるため、特別な態様での特図の変動表示(いわゆるリーチアクション)が行われる。
【0025】
そして、この変動表示ゲーム結果(停止した特図の組合せ)が特定表示態様(例えば、「7、7、7」などのゾロ目)であれば、その後に大当りと呼ばれる遊技者に有利な遊技状態(本発明の特定遊技状態に相当する)となる。なお制御上は、例えば始動入賞があったことを条件として、大当り乱数の値が抽出記憶されて、この抽出記憶された乱数値と予め設定された判定値とが判定時に比較判定され、この比較判定結果に基づいて、予め大当りとするか否かが決定され、この決定に応じて上記変動表示が開始される。
また、いわゆる特図の時間短縮の制御が行われている場合には、特図の変動の開始から終了までの時間が通常よりも短縮され、その分だけ時間当たりの変動表示ゲームの頻度が実質的に増加して有利となる。また、いわゆる確率変動の制御によって大当りの確率が高確率に設定されていると、通常よりも大当りとなる確率が増加する。なお、上記特図の時間短縮や確率変動の制御が実行されている状態は、本発明の特殊遊技状態に相当する。このような特殊遊技状態は、例えば大当たりとなる特図の組み合わせのうち、さらに特別な組み合わせ(例えば、「7、7、7」のゾロ目)になった場合に、大当たり後の通常状態(大当たり状態でない遊技状態)において発生するように制御される。
【0026】
上記大当り状態になると、変動入賞装置34の大入賞口の開閉扉が、規定時間(例えば、30秒)を越えない範囲内において、例えば10個入賞までの期間だけ一時的に開放される開放動作が行われる。そして、この開放動作は、継続入賞球の検出(継続センサ133による入賞球の検出)が行われることを条件に、例えば、16ラウンドまで複数回行われる。また、この大当たり状態では、大当たり状態を演出したり大当たりラウンド数などを遊技者に報知するための大当たり画面の表示を指令する表示制御情報が遊技制御装置100から送信され、表示装置12の表示画面では、このような大当たり中の表示が実行される。
また、上記特図の変動表示ゲーム中又は大当り中に、始動入賞口33にさらに遊技球が入賞したときには、特図始動記憶表示器43が点灯してこの場合4個まで記憶され、変動表示ゲーム又は大当りが終了した後に、その記憶(即ち、始動記憶)に基づいて上記特図の変動表示ゲームが繰り返されたり、客待ち状態に戻ったりする。
即ち、図3に示すように、変動表示ゲームが大当たりで終了すれば大当たり状態に移行し、変動表示ゲームがはずれで終了し始動記憶があれば再度変動表示ゲームが実行され、変動表示ゲームがはずれで終了し始動記憶がなければ客待ち状態に戻り、大当たりが終了して始動記憶があれば再度変動表示ゲームが実行され、大当たりが終了して始動記憶がなければ客待ち状態に戻る流れとなっている。
【0027】
一方、遊技中に、遊技球が普図始動ゲート35、36に入賞(通過)したときは、普図表示器44の普図(この場合、一桁の数字)の変動表示による普図の変動表示ゲームが行われる。そして、この変動表示ゲーム結果(停止した普図)が所定の態様(例えば、「7」)であれば、普図当りと呼ばれる遊技価値が付与される。
この普図当りになると、始動入賞口33の一対の開閉部材が逆ハの字に開いた開放状態に、例えば0.5秒程度保持される遊技が行われる。これにより、始動入賞口13に遊技球が入賞し易くなり、その分、特図の変動表示ゲームの実施回数が増えて大当りになる可能性が増す。なお、この普図当りとなった状態も、遊技者に有利な遊技状態の一種である。
また、上記普図の変動表示ゲーム中に、普図始動ゲート35、36にさらに遊技球が入賞したときには、普図始動記憶表示器45が点灯してこの場合4個まで記憶され、普図の変動表示ゲームの終了後に、その記憶に基づいて上記普図の変動表示ゲームが繰り返される。
【0028】
E.遊技設備全体構成
次に、パチンコ装置1(遊技機)を含む設備全体の構成(特に、間接税徴収システムとしての構成)の一例について、図4によって説明する。遊技店には、図4に示すように、パチンコ装置1が複数配列されてなる遊技島(図示省略)がホール内に一つ又は複数設置されるとともに、管理装置200が遊技店の管理室などに設けられる。
管理装置200は、収集装置150を経由して各パチンコ装置1から送信される遊技情報(盤用外部情報など)や間接税の徴収データなどの信号を受信して、それら情報の出力や加工などを行う装置で、例えばパーソナルコンピュータシステムによって構成される。
この管理装置200は、受信した情報(受信し加工した情報含む)を出力する出力手段201と、受信した情報を記録する記録手段202と、受信した情報を加工する演算手段203とを備える。出力手段201には、例えば前記情報を表示するディスプレイなど、前記情報を印字するプリンタなど、或いは前記情報を信号として外部に送信する出力回路などが含まれる。また、記録手段202としては、前記情報を書き込んで記憶するメモリやハードディスクなどがあり得る。また、演算手段203は、例えばCPUを含むマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)であり、この場合には特に、間接税の徴収データから間接税の納税金額を演算する機能を有する。
【0029】
また、管理装置200は、間接税徴収に関する管理機関300(例えば、税務署など)のコンピュータシステムに、専用電話回線或いはインターネットなどのネットワークを介して接続され、間接税に関する情報(徴収データや納税金額など)を適宜送信可能となっていてもよい。
なお、収集装置150は、例えば各パチンコ装置1と管理装置200との間で通信を可能とするネットワーク構成手段(例えば、LANケーブルとLANケーブル接続用のハブなど)である。但し、収集装置150が、マイコン等の演算手段を含む構成とされ、単なる情報伝達の機能以外に、各遊技機から送信される情報のなんらかの加工を行う機能(例えば、各遊技機における間接税の徴収データの合計値を演算して管理装置200に送信する機能)を備えていてもよい。
【0030】
また、図4において、符号1aはパチンコ装置1に設けられた出力手段(徴収データ出力手段)を示し、符号1bはパチンコ装置1に設けられたバックアップ手段を示し、符号1cはパチンコ装置1に設けられた徴収手段を示し、符号1dはパチンコ装置1に設けられた演算手段(徴収データ演算手段)を示し、符号1eはパチンコ装置1内又はパチンコ装置1外に設けられた表示装置(徴収データ表示手段)を示し、符号1fはパチンコ装置1内又はパチンコ装置1外に設けられた読取装置を示す。
ここで、出力手段(徴収データ出力手段)1aは、間接税の徴収データを含む信号を、収集装置150を経由して管理装置200に送信したり、表示装置1eや読取装置1fに出力する要素であり、本例では前述のマイコン101と出力インターフェース103、或いはさらに徴収情報出力部115によって構成されている。また、バックアップ手段1bは、本例では前述のEEPROM101bである。また、徴収手段1cは、マイコン101の後述の制御処理機能によって実現されている。また、演算手段(徴収データ演算手段)1dは、間接税の徴収データを演算して生成する要素であり、やはりマイコン101の後述の処理機能によって実現されている。また、表示装置1eは、間接税の徴収データを含む情報を表示する表示手段であり、この場合変動表示装置32によって実現される。また、読取装置1fは、バックアップ手段1b(EEPROM101b)に記録されているデータを管理機関300の調査員等が直接読み取るための手段であり、マイコン101と通信可能となるように例えば前記徴収情報出力部115を介してパチンコ機2に接続可能で、マイコン101にアクセスしてEEPROM101bのデータを読み出して表示する動作が可能な例えばポータブル端末である。このような読取装置1fが接続可能であると、管理機関による納税金額と徴収データの照合確認などが容易に可能となる。なお、このような読取装置1fを接続可能に設ける代わりに、表示装置1eにEEPROM101bのデータを表示させる操作が随時可能な操作部をパチンコ装置12に設けて、この操作部を管理機関300の調査員等が操作してデータを読み取るようにしてもよい。
【0031】
なお、表示装置1eは、本例のように遊技機内の表示手段によって構成されていてもよいが、遊技機外の設備(例えば遊技島側の設備)として設けられていてもよい。また、表示装置1eへの間接税の徴収データを含む情報表示は、上述したように人の操作に基づいて行われる構成でもよいが、例えば遊技制御装置100の制御によって所定のタイミング(例えば、大当たり状態終了時、或いはパチンコ装置1の電源投入時など)で自動的に行われる構成でもよい。
【0032】
F.間接税の徴収機能
次に、本例のパチンコ装置1(遊技機)に備えられた間接税の徴収機能の原理や具体例について、説明する。
(a)間接税の徴収原理
間接税の徴収原理は、遊技媒体としての遊技球の付与量を、設定された間接税分(税額などの量で設定されていてもよいし、税率などの割合で設定されていてもよい)だけ少ない量とする間接税徴収処理を実行することによって間接税を徴収するものである。なお本例では、上記間接税分の設定は、設定スイッチ135の操作によって容易に可能であり、また適宜変更可能となっている。また、上記間接税徴収処理は、この場合、遊技制御装置100が実行する後述のステップS101,S102(図6参照)やステップS112(図5参照)によって具体的に構成されている。
【0033】
(b)間接税の徴収タイミング(或いは徴収前提条件)
間接税の徴収タイミング或いは徴収前提条件(即ち、上記間接税徴収処理の実行タイミング或いは実行の前提となる条件)については、何れかの入賞口への入賞がある度に無条件に行ってもよいが、遊技者に有利な遊技状態(特定遊技状態である大当たり状態、或いは、前述の確率変動又は時間短縮の制御が行われている特殊遊技状態)が発生した場合にのみ行うようにしてもよい。例えば、大当たり状態の発生が決定した場合に、大当たり状態の発生確定(即ち、特図の変動表示が大当たり図柄で最終停止した時点)後の何れかの時期(大当たり終了後の所定時間も含む)において、設定スイッチ135により設定された間接税分に相当する個数の賞球を減らすようにしてもよい。
このように、遊技者に有利な遊技状態が発生した場合にのみ賞球数を減らして間接税分を徴収する構成であれば、徴収対象とすべき遊技者と実際に徴収される遊技者が一致する可能性が極めて高く、例えば、特定の遊技機で以前に他人が行った遊技の結果、その後にその特定の遊技機で遊技を開始した遊技者の賞球が過度に減ってしまう(過度に間接税を徴収されてしまう)といった不具合が発生し難くなり、公平性の面等でより的確な間接税徴収が実現できる。なぜなら、有利な遊技状態が発生したときには、遊技者は当然に遊技を行っているその遊技機でそのまま遊技を継続するから、間接税の徴収をすべき状況発生時点から実際に徴収がなされるまで同一の遊技者によって遊技が継続され、徴収対象とすべき遊技者と実際に徴収される遊技者がほとんどの場合確実に一致するからである。
【0034】
なお、大当たり発生を徴収前提条件とする場合の、詳細な徴収タイミングや徴収量については、各種の態様があり得る。まず、一回の大当たりに対して設定スイッチ135により設定された所定量の賞球を徴収する態様(例えば、大当たり発生確定直後、又は大当たり状態開始直後、或いは大当たり状態最終ラウンド終了直後などの時点から、徴収した賞球数が設定された間接税分になるまで、賞球を排出しない態様など)でもよい。また、大当たりの各ラウンド毎又は複数ラウンド毎(例えば、1ラウンド毎、或いは2ラウンド毎)に、設定スイッチ135により設定された所定量の賞球を徴収する態様(例えば、大当たりのラウンド開始直後の時点から、徴収した賞球数が設定された間接税分になるまで、賞球を排出しない態様など)でもよい。また、大当たりの各ラウンドの所定付与量(例えば、設定スイッチ135により設定されたもの)を越える付与分(例えば、10カウント以上の入賞に対する賞球)又はその一部を排出しないで徴収する態様でもよい。
【0035】
また、特定の入賞口への入賞があったときにのみ、間接税徴収処理を実行する態様でもよい。即ち、打ち込まれた遊技球が特定の入賞口(例えば、天入賞口42a、変動入賞装置34内のV入賞口)に入賞した場合に、その入賞に対して排出する遊技媒体の付与量を、設定スイッチ135により設定された所定量又は所定割合だけ少ない量とする(ゼロにしてもよい)ことによって、前記間接税徴収処理を実行する態様でもよい。このような態様であると、特定の入賞口に入賞したこと(入賞センサの検出信号によって極めて容易に判断可能な事項)が、間接税徴収処理の前提条件となるため、間接税徴収処理を実行するか否かの判定(後述するステップS101の徴収条件判定)が極めて単純な処理内容になり、制御系の負担が軽くなる利点がある。
【0036】
また、何れかの入賞口に入賞した回数(即ち、入賞回数)が設定された所定回数に到達したときに、間接税徴収処理を実行する態様でもよい。例えば、何れかの入賞口に入賞した回数が設定スイッチ135により設定された所定回数(例えば100回)に到達する毎に、その到達回又はそれ以降(例えば、所定回数に到達した直後)の入賞に対して排出する遊技媒体の付与量を、設定スイッチ135により設定された所定量だけ少ない量とする(ゼロにしてもよい)ことによって、前記間接税徴収処理を実行する態様でもよい。例えば、入賞回数をカウントするカウンタを設け、このカウンタの値が100回になる度に、その100回目又は次回の入賞に対する遊技球の排出の全て(又は一部)を行わないようにし、その後前記カウンタの値をリセットして再度同様の処理を繰り返すようにしてもよい。
また、球技価値の付与量(この場合、賞球の排出量)が設定された所定量に到達する毎に、それ以降に付与される遊技価値の付与量を、設定された所定量だけ少ない量とすることによって、前記間接税徴収処理を実行する態様でもよい。
このような態様であると、1台の遊技機における賞球の総数に対する徴収した賞球数の割合(徴収率)を、略一定の値に設定することが容易に可能となり、ひいては遊技価値(賞球)に課される間接税の場合の税率に合致した徴収が実現し易くなる。但し、この態様であると、例えば入賞回数が100回に到達する直前に遊技者が遊技機(台)を変えた場合に、その遊技機で次に遊技を開始した遊技者が入賞回数が僅かでも賞球を徴収されてしまう不具合が発生する(即ち、徴収対象とすべき遊技者と実際に徴収される遊技者が一致せず、特定の遊技者に対して有利、不利が発生する可能性がある)。このため、このような公平性を阻害する不具合が問題となる場合には、前述したように遊技者に有利な大当たり状態などにおいて徴収処理を実行する態様が優れている。
【0037】
(c)間接税の徴収量(或いは徴収単位)
間接税の徴収量は、上述したパラメータ(前記所定量、前記所定付与量、前記所定割合、前記所定回数など)が設定スイッチ135により直接設定される構成でもよいし、設定スイッチ135では、税額又は税率、或は賞球の徴収率などが設定され、これを実現する上述のパラメータが例えば遊技制御装置100の処理によって算出される態様でもよい。
また、間接税の徴収単位は、遊技球1個単位の徴収でもよいが、1回の入賞で排出される複数の遊技球(規定数個の遊技球)を1単位とする入賞単位の徴収(例えば、15個単位の徴収)でもよい。なお、1回の入賞で排出される遊技球の数が、入賞口などに応じて異なる値に設定されている場合(複数系統賞球の場合)には、例えばもっとも賞球数が多いものを徴収単位とする、或いはその都度徴収単位が異なるようにするなどの態様があり得る。
【0038】
(d)徴収データの生成及び出力
この場合遊技制御装置100は、間接税徴収処理を実行する度に、徴収した間接税分の累計値(日毎、又は総累計など)を少なくとも含む徴収データを算出し、この徴収データをバックアップ手段であるEEPROM101bに更新記憶するとともに、この徴収データを外部(少なくとも管理装置200)に送信する機能を有する。なお、徴収データの値は、賞球の数であってもよいし、賞球の数を金額(税額)に換算した値でもよいし、これら両方の値を徴収データとして算出し記憶又は出力する態様でもよい。
また、遊技制御装置100は、徴収データ等の現在値などを所定のタイミングで自動的に表示装置1e(例えば、変動表示装置32)に表示したり、図示省略
した操作部の操作に従って表示装置1eに表示する機能を有する。
【0039】
表示装置1eにおける徴収データ等の具体的な表示例としては、例えば図5(a)に示すように、遊技者が獲得した賞球の数と、そのうち徴収された賞球の数(即ち、実際には排出されなかった賞球数)と、徴収率などを表示する態様があり得る。図5(a)の表示例は、大当たり状態において間接税徴収処理を実行し、例えば大当たり状態終了後(16ラウンド終了後)に徴収データ等を表示する場合を想定しており、具体的には、直前の大当たりで獲得した賞球の総数(大当たり獲得球数;2400個)と、直前の大当たり状態において徴収された賞球数(徴収球数;15個)と、徴収率(15÷2400×100=0.625%)とが、上段側に表示され、その日にその台(パチンコ装置1)の大当たり状態において獲得された賞球の総数(総大当たり獲得球数;12000個)と、その日にその台の大当たり状態において徴収された賞球の総数(総徴収球数;75個)とが、下段側に表示されている。
【0040】
また、徴収データ等の他の表示例としては、例えば図5(b)に示すように、その台で過去に徴収された賞球の総数(総徴収球数(TOTAL);17010個)と、その台でその日に徴収された賞球の総数(総徴収球数(本日);75個)とが、例えば所定のタイミングで自動表示されたり、図示省略した操作部を操作することによって表示される態様でもよい。
また、図5(a)と図5(b)に示すように異なる態様の表示の両方が、適宜自動表示されたり、操作部の操作に応じて切り替えて表示される構成でもよい。
【0041】
G.制御系の動作
次に、前述した遊技の進行や上述した間接税の徴収機能を実現するパチンコ装置1(遊技機)の制御内容の一例について、説明する。
(a)遊技制御装置のメイン処理
まず、遊技制御装置100(マイコン101)のメイン処理の概要を説明する。
電源が供給されリセット信号が解除されてマイコン101が起動すると、CPU104は、起動時のRAM106の初期化処理や割込の許可処理などを必要に応じて行った後、特図ゲーム処理を行う。この特図ゲーム処理では、変動表示ゲーム全体の統括的制御が行われる。即ち、変動開始条件成立時において、大当たり乱数や特殊遊技決定用乱数などの判定(後述するタイマ割込処理において抽出記憶した乱数値を判定値と比較して、大当たりとするか否かなどを判定する処理)や、大当たりの場合に大当たりフラグをセットする処理や、特図の停止図柄の組み合わせ(停止態様)を設定する処理や、特図の変動態様を設定する処理が行われる。ここで、変動開始条件成立時とは、客待ち状態で始動口入賞があって変動表示ゲームが開始される時、変動表示ゲームがはずれで終了し始動記憶があって再度変動表示ゲームが実行される時、大当たり状態が終了して始動記憶があって再度変動表示ゲームが実行される時の3種類がある。
また、この特図ゲーム処理では、特図の変動表示ゲームなどに関する各種出力データの編集処理への情報を設定する処理も行われる。即ち、例えば特図の変動表示ゲームの遊技状態に合わせて、表示制御装置120、装飾制御装置111、音制御装置112などへ送信する制御情報(コマンド)の内容(コマンドデータ)を設定する。
【0042】
次いで、普図の変動表示ゲームのための普図ゲーム処理を行う。即ち、普図の変動表示遊技の状態に合わせて音制御装置112、装飾制御装置111などへ送信する制御情報(コマンド)の内容(コマンドデータ)を設定する処理などを行う。
次に、普図変動制御処理を行う。これは、普図ゲーム処理で設定された情報に基づいて、普図の変動表示ゲームのための制御情報のデータを送信領域にセットする処理である。
そして、上記普図変動制御処理の後には、盤用外部端子110の出力データ(大当たり信号、確率変動信号、図柄確定信号、賞球信号等)や、徴収情報出力部115の出力データ(徴収データの信号等)を設定する外部情報編集処理を実行する。
そして、この外部情報編集処理を経ると、前記特図ゲーム処理のステップに進み、特図ゲーム処理以降の処理がシーケンシャルに繰り返し実行される。
【0043】
(b)遊技制御装置のタイマ割込処理
次に、遊技制御装置100(マイコン101)のタイマ割込処理の概要を説明する。
このタイマ割込処理は、メイン処理におけるタイマ割込の起動処理で起動され、例えば0.5msec毎に実行される。
このタイマ割込処理では、まず、CPU104のレジスタのデータを退避させる。次に、入力処理を実行する。この入力処理では、前述の各センサ類(特図始動センサ131、普図始動センサ132、継続センサ133、カウントセンサ134、入賞口センサ1〜n(A1〜AN)など)の検出信号の読み取りを実行する。具体的には、各センサの出力値をタイマ割込周期毎に判定し、同じレベルの出力値が規程回数(例えば、2回)以上継続した場合に、この出力値のレベルを各センサの検出信号の確定的な値としてを読み取る。なお、いずれかのセンサ或いはスイッチがオンしていることが読み取られると、それを示すフラグ(入力フラグ)がたてられる。
【0044】
次に、前述したメイン処理で設定された出力データを出力ポートに設定し出力する出力処理を実行し、次いで、前述のメイン処理や後述する賞球処理(図8)などで編集された各制御装置(表示制御装置120、排出制御装置113、音制御装置112、装飾制御装置111)への制御情報(コマンド)を送信する処理(コマンド送信処理)を実行する。
次に、このタイマ割込処理では、乱数更新処理を実行する。これは、大当たり乱数、特殊遊技決定用乱数、大当たり図柄乱数、はずれ図柄乱数、及び普図当り乱数の値をそれぞれ更新する処理である。なお、大当たり図柄乱数は、特図の変動表示ゲームの結果が大当たりとなる場合の特図の図柄の組合せ(特定の停止態様;大当たり図柄)を決定するための乱数である。また、普図当り乱数は、普図当たりとするか否かを決定するための乱数である。また、はずれ図柄乱数は、はずれ図柄を決定するための乱数である。
【0045】
その後、このタイマ割込処理では、スイッチ監視処理(センサ入力監視処理)を実行する。これは、前述の入力処理で設定される入力フラグを監視し、例えば特図始動センサ131の入力フラグが設定されていると、大当たり乱数や特殊遊技決定用乱数などの値を抽出し記憶する処理を実行するものである。
その後、このタイマ割込処理では、メイン処理を再開すべく、退避させたレジスタを復帰させ、割込を許可し、そして割込時に中断した処理に復帰(リターン)する。
【0046】
(c)入賞処理
次に、遊技制御装置100の入賞処理を説明する。この入賞処理は、前記メイン処理(例えば、前記スイッチ監視処理内)において行われてもよいし、前記タイマ割込処理において行われてもよい。また、この入賞処理は、入賞単位で賞球を徴収するタイプの処理で、この場合、入賞口への入賞を検出する何れかの入賞センサ(この場合、特図始動センサ131、継続センサ133、カウントセンサ134、或いは入賞口センサ1〜n(A1〜AN)のうちの何れかの)の前記入力フラグが設定されていると、実行される。
処理が開始されると、ステップS101で、徴収条件が成立しているか否か判定し、成立していればステップS102に進み、非成立であればステップS103に進む。
なお、徴収条件とは、前述した間接税の徴収前提条件が成立し、さらに間接税の徴収タイミングとなっていることである。例えば、大当たり状態における各ラウンド毎に所定量の賞球を入賞単位で徴収する態様の場合には、その時点の状態が大当たり状態のラウンド中であり、例えばそのラウンド中に徴収した賞球数(或いは入賞数)が所定量に到達していない場合には、徴収条件が成立していると判定する。また、特定の入賞口に入賞した場合にその賞球の全てを徴収する間接税徴収処理を実行する態様の場合には、例えば前記入力フラグが設定されていた入賞センサがその特定の入賞口のセンサであると、徴収条件が成立していると判定する。また、入賞回数が所定回数に到達する度に次回の入賞に対する賞球の全てを徴収する態様の場合には、入賞回数をカウントするカウンタの値が例えば所定回数+1回に到達しているときに、徴収条件が成立していると判定する。
【0047】
そして、ステップS102では、徴収要求セット処理を実行する。この徴収要求セット処理は、新たに発生した徴収要求データの値を、RAM106に設けられた対応するメモリエリアに加算記憶する処理である。徴収要求データとは、ステップS101で判定された徴収条件成立に基づいて徴収される間接税分の量に相当するデータであり、この場合具体的には、徴収される賞球の個数のデータ(この場合、入賞単位であるので、例えば7個、15個といったデータ)である。なお、入賞単位の徴収の場合には、この徴収要求データとして、例えば入賞数を記憶してもよい。
一方、ステップS103では、賞球要求セット処理を実行する。この賞球要求セット処理は、新たに発生した賞球要求データ(例えば、7個賞球、15個賞球といった賞球の排出を要求するデータ)を、RAM106に設けられた対応するメモリエリアに加算記憶する処理である。
そして、ステップS102又はS103を経ると入賞処理を終了する。
なお、ステップS102やS103でセットされるデータは、その種類(例えば、7個賞球か15個賞球かなど)によって区別され、それぞれ別個のメモリエリアに登録される態様でもよい。即ち、徴収要求データや賞球要求データを登録するメモリエリアは、そのデータの種類によってそれぞれ複数設けられていてもよい。
【0048】
(d)徴収処理
次に、遊技制御装置100の徴収処理を説明する。この徴収処理は、前記メイン処理において行われてもよいし、前記タイマ割込処理において行われてもよい。
処理が開始されると、ステップS111で、RAM106の所定のメモリエリアに前記徴収要求データの値があるか否か(ゼロでないか否か)判定し、徴収要求データがあればステップS112に進み、なければこの徴収処理を終了する。 そしてステップS112では、RAM106の所定のメモリエリア内の徴収要求データを、例えば1徴収単位(この場合、例えば7個或いは15個といった1回の排出個数)だけ減算して更新する。徴収データとして重複して計上されないようにするためである。
【0049】
次いでステップS113では、EEPROM101bに記憶保持されている徴収データを、ステップS112で減算した徴収要求データの分だけ加算して更新する。例えば、前述した図5(b)に示すように、徴収データとして総徴収球数(TOTAL)と総徴収球数(本日)とが設定されている場合には、これらの個数データをステップS112で減算した徴収要求データの分だけ増加させる。
次にステップS114では、ステップS113の演算により新たに更新され生成された徴収データを、管理装置200に送信したり、場合によっては表示装置1eや読取装置1fに出力するための情報設定処理(編集処理)を行う。なお、ここで設定された出力情報は、例えば、前述のメイン処理における外部情報編集処理や、前述のタイマ割込処理における出力処理やコマンド送信処理を経て、実際に管理装置200等に対して出力される。
【0050】
(e)賞球処理
次に、遊技制御装置100の賞球処理を説明する。この賞球処理は、前記メイン処理において行われてもよいし、前記タイマ割込処理において行われてもよい。
処理が開始されると、ステップS121で、RAM106の所定のメモリエリアに前記賞球要求データの値があるか否か(ゼロでないか否か)判定し、賞球要求データがあればステップS122に進み、なければこの賞球処理を終了する。 そしてステップS122では、RAM106の所定のメモリエリア内の賞球要求データを、例えば1排出単位(この場合、例えば7個或いは15個といった1回の排出個数)だけ減算して更新する。排出が重複して行われないようにするためである。
【0051】
次いでステップS123では、ステップS122で減算した賞球要求データ分だけ実際に排出を行うための排出制御装置114に対するコマンド(賞球コマンド)を編集する。
次にステップS124では、ステップS123で編集したコマンドのデータを送信領域にセットする。なお、ここでセットされたコマンドは、例えば前述のタイマ割込処理におけるコマンド送信処理を経て、実際に排出制御装置114に送信される。
【0052】
以上説明した制御処理によれば、遊技球を賞球として排出する遊技結果(何れかの入賞口への入賞)が生じると、遊技制御装置100(制御手段)の前記入賞処理において、原則的に遊技球の規定数の排出を要求する賞球要求データがこの場合RAM106内に設定される。そして、この賞球要求データは、前記賞球コマンドに含まれて排出制御装置114(遊技価値付与手段)に送信され、これを受信した排出制御装置114は、この賞球要求データに基づいて前述した排出ユニット(遊技価値付与手段)を駆動制御して規定数の排出を実際に実行する。
しかし、入賞発生時であっても、前述の徴収前提条件が成立していて徴収タイミングであるとき(即ち、遊技状態に応じた所定の徴収条件が成立しているとき)には、前記入賞処理において、賞球要求データの設定が実行されず、結果的に前記規定数の遊技球の排出が実行されなくなって、その分が間接税分として徴収される。そして、徴収された分の付与量は加算記憶されて、徴収された間接税分の累計値を少なくとも含む徴収データが生成され、生成された徴収データは管理装置200等に対して出力される。
【0053】
以上説明した本実施の形態の遊技機によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)遊技機が自動的に間接税分の賞球を徴収する間接税徴収処理を実行する機能を備えるため、遊技店が間接税分を遊技者に課すために景品交換の交換率の調整や釘調整といっためんどうな作業を行う必要がなくなり、遊技店の税金処理負担が削減できる。
(2)遊技機の処理機能として間接税分の賞球が徴収されるので、賞球の徴収条件や徴収率を所望の条件や値に設定することで、間接税の税率や税制度の趣旨に合致した公平で的確な徴収(遊技者への課金)が容易に可能となる。特に、釘調整などによる従来の徴収方式(遊技者への課金方式)に比べて、遊技店間或いは遊技機間でのばらつき(或いは時間的なばらつき)のない安定的かつ統一的な徴収が可能となる。
【0054】
(3)特に、前記間接税徴収処理が、遊技者に有利な遊技状態の発生が決定した場合に、前記遊技状態の発生確定後の何れかの時期において実行される構成であると、前述したように、徴収対象とすべき遊技者と実際に徴収される遊技者が一致する可能性が極めて高く、例えば、特定の遊技機で以前に他人が行った遊技の結果、その後にその特定の遊技機で遊技を開始した遊技者の賞球が過度に減ってしまう(過度に間接税を徴収されてしまう)といった不具合が発生し難くなり、公平性の面等でより的確な間接税徴収が実現できる。
(4)また、打ち込まれた遊技球が特定の入賞口に入賞した場合に、その入賞に対して排出する遊技球の付与量を、所定量だけ少ない量とすることによって、前記間接税徴収処理を実行する態様の場合には、特定の入賞口に入賞したこと(入賞センサの検出信号によって極めて容易に判断可能な事項)が、間接税徴収処理の前提条件となるため、間接税徴収処理を実行するか否かの判定(前記ステップS101の徴収条件判定)が極めて単純な処理内容になり、制御系の負担が軽くなる利点がある。
【0055】
(5)また、入賞回数が設定された所定回数に到達する毎に、その到達回又はそれ以降(例えば、所定回数に到達した直後)の入賞に対して排出する遊技媒体の付与量を、設定された所定量だけ少ない量とすることによって、前記間接税徴収処理を実行する態様の場合、或いは、球技価値の付与量(この場合、賞球の排出量)が設定された所定量に到達する毎に、それ以降に付与される遊技価値の付与量を、設定された所定量だけ少ない量とすることによって、前記間接税徴収処理を実行する態様の場合には、1台の遊技機における賞球の総数に対する徴収した賞球数の割合(徴収率)を、略一定の値に設定することが容易に可能となり、ひいては遊技者に付与される遊技価値(賞球)に課される間接税の場合の税率に合致した徴収が実現し易くなる。
(6)また本実施の形態では、徴収する間接税分の量を直接的又は間接的に決定する一つ又は複数のパラメータを、変更可能に設定する設定手段(設定スイッチ135)を備えている。このため、税率の変更などに伴う賞球の徴収量又は徴収率の設定変更が容易に可能であり、遊技店の税金処理負担がさらに削減できる。
【0056】
(7)しかもこの場合には、前記間接税徴収処理により徴収された間接税分の累計値(日毎、又は総累計など)を少なくとも含む徴収データが、遊技制御装置100の処理によって算出される。また、算出された徴収データは、バックアップ手段(EEPROM101b)によって不揮発的に記憶保持可能であり、外部装置(管理装置200等)に出力可能であるとともに、徴収データ表示手段(表示装置1e)によって表示することも可能である。このため、徴収データを遊技店の税務担当者等が計算する必要がなく、また記録しておく必要も必ずしもなく、必要に応じて外部装置又は徴収データ表示手段によって適宜読み取ることが可能であって、極めて便利となる。
【0057】
(8)また本実施の形態の場合には、遊技球の賞球排出処理や前記間接税徴収処理が、前述の図6などに示した処理内容により実現される。即ち、入賞により原則的に設定される賞球要求データ(遊技価値要求データ)に基づいて賞球排出が実際に実行される構成であって、遊技状態に応じた所定の徴収条件が成立している場合には賞球要求データの設定を実行しないようにし、こうして賞球要求データを設定しなかった付与量を実際に賞球排出しないよう制御することによって前記間接税徴収処理を実現する。このため、実際の賞球排出動作と賞球の徴収処理とが分離され、賞球要求データが残存している限り、賞球の徴収処理に無関係に実際の賞球排出動作は継続的に実行される。このため、大当たり状態などで多量の入賞が次々に発生する場合(賞球排出動作が間に合わない場合)には、従来どおり遊技球の賞球排出が継続的に行われ、遊技の興趣が徴収処理によって阻害されることがないという利点が得られる。なお、賞球を間接税として徴収する方式としては、賞球要求データがあってもそれを無視して実際の賞球排出動作を適宜実行しない方式や、排出ユニットから一旦賞球として排出された遊技球の一部を途中で内部に取り込んで上皿17に排出しないようにするといった方式を採用してもよいが、このような方式であると、入賞が次々と発生している状態であるのに遊技球の実際の賞球排出が一時的に途切れることになり、遊技の興趣が低下する恐れがある。
【0058】
なお、本発明は上記実施の形態に限られず、各種の変形,応用があり得る。
例えば、上記実施の形態では、賞球を入賞単位で徴収する場合の制御処理例を図6等により説明したが、1回の入賞に対する規定数の賞球の一部を間接税分として徴収することも同様の処理で可能である。例えば、図6のステップS101の判定処理や、ステップS103,S103の設定処理を、入賞単位ではなく、賞球1個宛について行うようにすればよい。
【0059】
また、本発明に係わる遊技機は、プリペイドカード方式のパチンコ機に適用することもできるし、クレジット方式のパチンコ機に適用することもできる。遊技盤の構成、機種はどのようなものでもよい。
また、なんらかの遊技価値(コイン等でもよい)を賞として付与する遊技機であれば、パチンコ機に限られず、他の遊技機にも適用することができる。
また、遊技価値の付与は、必ずしも賞球などの遊技媒体の付与に限られず、例えば、磁気カードやICカードなどへデータ(遊技媒体の量や景品の価値などに相当するデータ)が記録されることで、遊技価値が実質的に付与される態様でもよい。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0060】
【発明の効果】
本発明によれば、入賞口への遊技球の入賞に基づいて、各入賞口の入賞価値に対応する賞球数情報を含む賞球コマンドを出力する遊技制御手段と、前記遊技制御手段から出力された賞球コマンドに基づいて、遊技球を排出する排出ユニットを駆動制御して前記賞球数情報に応じた分の賞球を排出する排出制御手段と、を備え、前記遊技制御手段は、前記入賞口への遊技球の入賞に基づいて排出される賞球から間接税を徴収するための徴収条件が成立しているか否かを判定する徴収条件成立判定手段と、前記徴収条件成立判定手段によって前記徴収条件が成立していると判定された場合に、前記入賞口への遊技球の入賞に基づく賞球コマンドを前記排出制御手段に出力しないようにすることで前記間接税を自動的に徴収する徴収手段と、を備えるので、遊技価値付与量(賞球)からの徴収条件や徴収量を設定することで、間接税の税率や課税の趣旨に合致した公平で的確な徴収(遊技者への課金)が容易に可能となる。特に、釘調整などによる従来の徴収方式(遊技者への課金方式)に比べて、遊技店間或いは遊技機間でのばらつき(或いは時間的なばらつき)のない安定的かつ統一的な徴収が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パチンコ装置の外観を示す正面図である。
【図2】 パチンコ装置の制御系統を示す図である。
【図3】 遊技の流れを示す図である。
【図4】 パチンコ装置を含む設備全体を示すブロック図である。
【図5】 徴収データ等の表示例を示す図である。
【図6】 入賞処理を示すフローチャートである。
【図7】 徴収処理を示すフローチャートである。
【図8】 賞球処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 パチンコ装置(遊技機)
1a 出力手段(徴収データ出力手段)
1b バックアップ手段
1c 徴収手段
1d 演算手段(徴収データ演算手段)
1e 表示装置(徴収データ表示手段)
12 変動表示装置(変動表示手段、徴収データ表示手段)
100 遊技制御装置
101 遊技用マイコン(徴収手段、徴収データ演算手段、制御手段)
101b EEPROM(バックアップ手段)
114 排出制御装置(制御手段、遊技価値付与手段)
115 徴収情報出力部(徴収データ出力手段)
135 設定スイッチ(設定手段)
Claims (2)
- 遊技球を複数の入賞口が設けられた遊技領域に打ち込み、打ち込まれた遊技球が何れかの入賞口に入賞すると、当該入賞口の入賞価値に対応して予め設定された数の賞球を排出する遊技機であって、
前記入賞口への遊技球の入賞に基づいて、各入賞口の入賞価値に対応する賞球数情報を含む賞球コマンドを出力する遊技制御手段と、
前記遊技制御手段から出力された賞球コマンドに基づいて、遊技球を排出する排出ユニットを駆動制御して前記賞球数情報に応じた分の賞球を排出する排出制御手段と、を備え、
前記遊技制御手段は、
前記入賞口への遊技球の入賞に基づいて排出される賞球から間接税を徴収するための徴収条件が成立しているか否かを判定する徴収条件成立判定手段と、
前記徴収条件成立判定手段によって前記徴収条件が成立していると判定された場合に、前記入賞口への遊技球の入賞に基づく賞球コマンドを前記排出制御手段に出力しないようにすることで前記間接税を徴収する徴収手段と、を備えたことを特徴とする遊技機。 - 当該遊技機は、複数の識別情報を変動表示させて停止させる変動表示ゲームを実行するための変動表示手段を有し、
前記複数の識別情報の変動表示結果として特定の停止態様が導出された場合に、変動入賞装置の大入賞口の開閉扉を予め定められた規定時間を超えない範囲内において当該大入賞口に最大入賞数だけ遊技球が入賞するまで開放する開放動作を1ラウンドとして、当該開放動作を複数ラウンド行う特定遊技状態を発生するよう構成され、
前記徴収条件成立判定手段は、
前記特定遊技状態の各ラウンドにおいて前記大入賞口への入賞数が前記最大入賞数に到達すると、前記徴収条件が成立したと判定し、
前記徴収手段は、
各ラウンドにおいて前記徴収条件の成立以降に前記大入賞口へ入賞した入賞球に基づく賞球コマンドを前記排出制御手段に出力しないようにすることで前記間接税を徴収することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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