JP2002102487A - 遊技機及び間接税徴収方法 - Google Patents

遊技機及び間接税徴収方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 間接税の的確な徴収が容易に行える遊技機を
提供する。 【解決手段】 遊技の結果に応じて遊技媒体を付与する
遊技機において、遊技媒体の付与量を設定された間接税
分だけ少ない量とすることによって間接税を徴収する間
接税徴収処理を実行可能な徴収手段(マイコン101)
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、間接税の的確な徴
収が容易に行える遊技機(例えば、パチンコ機)及び間
接税徴収方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、パチンコ店などの遊技店における
遊技提供サービスに対しても間接税である消費税が課税
されている。将来は、この消費税の引き上げが予想され
ており、他の間接税(例えば、遊技税)の導入の可能性
もあり得る。しかし、遊技店における間接税の徴収には
諸々の課題があり、遊技者が消費税を負担する仕組みが
確立されていないのが現状である。特に、遊技機やその
周辺設備を含む遊技設備においては、間接税の徴収を考
慮した仕組みが、従来は全く備えられていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため従来では、遊
技者の行為に基づく的確な徴収が必ずしも実現されてい
るとはいえない。遊技店は、税額を計上して納税する以
上、遊技提供サービスにおける何れかの場面でその税額
分を遊技者に直接的又は間接的に負担させる必要があ
る。ところが、遊技設備になんら間接税徴収のための機
能(間接税を的確に負担させる機能)が備えられていな
かった従来では、その負担の方法は、例えば景品交換の
交換率の調整や、釘調整などに基づくものとならざるを
得ず、場合によっては公平感がなく統一性のないもの
(例えば、一部の遊技者に負担が偏ったり、負担率のば
らつきが大きいもの)となったり、或いは税制度の趣旨
に合致しないもの(例えば、大きく勝った遊技者からよ
り多くの徴収をとるべきであるのに、そのようにならな
いもの)となる恐れがあった。また、遊技店にとって
も、そのような不具合の少ない的確な税の徴収が困難で
めんどうであるという問題もあった。そこで本発明は、
間接税の的確な徴収が容易に行える遊技機及び間接税徴
収方法を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による遊技機は、遊技の結果(例え
ば、遊技球が入賞口に入賞したか否か)に応じて遊技価
値(例えば、遊技球などの遊技媒体)を付与可能な(遊
技者に対する賞として例えば遊技媒体を排出することが
可能な)遊技機であって、前記遊技価値の付与量を設定
された間接税分(量で設定されていてもよいし、割合で
設定されていてもよい)だけ少ない量とすることによっ
て間接税を徴収する間接税徴収処理を実行可能な徴収手
段を備えたことを特徴とする。
【0005】また、好ましい態様として、例えば請求項
2記載のように、前記徴収手段が、遊技者に有利な遊技
状態の発生が決定した場合に、前記遊技状態の発生確定
後(前記遊技状態の終了後も含む)の何れかの時期にお
いて、前記間接税徴収処理を実行する構成でもよい。ま
た、例えば請求項3記載のように、複数の識別情報を変
動表示させて停止させる変動表示ゲームを実行するため
の変動表示手段を有し、前記複数の識別情報の変動表示
結果として特定の停止態様が導出された場合に、遊技価
値の極めて大きい付与が可能となる特定遊技状態(例え
ば、大当たり状態)を発生可能であり、前記遊技状態
が、前記特定遊技状態であってもよい。
【0006】また、例えば請求項4記載のように、複数
の識別情報を変動表示させて停止させる変動表示ゲーム
を実行するための変動表示手段を有し、前記複数の識別
情報の変動表示結果として特定の停止態様が導出された
場合に、遊技価値の極めて大きい付与が可能となる特定
遊技状態を発生可能であるとともに、前記特定遊技状態
の発生可能性を直接的又は間接的に高める特殊遊技状態
を発生可能であり、前記遊技状態が、前記特殊遊技状態
である態様でもよい。なお、「特殊遊技状態」として
は、例えばパチンコ機の場合、大当たり確率を高める確
率変動状態、特図又は普図の変動時間を短縮する時間短
縮状態などがあり得る。
【0007】また、例えば請求項5記載のように、前記
徴収手段が、前記遊技状態の1回の発生に対して設定さ
れた遊技価値の所定量(所定割合でもよい。以下同様)
を、前記遊技状態の発生毎に、前記間接税分として前記
間接税徴収処理によって徴収する構成であってもよい。
また、例えば請求項6記載のように、前記特定遊技状態
が、複数ラウンド(例えば、16ラウンド)にわたって
実行されるものであり、前記徴収手段が、前記特定遊技
状態の各ラウンド又は複数ラウンド(例えば、2ラウン
ド)に対して設定された遊技価値の所定量を、前記特定
遊技状態の各ラウンド毎又は複数ラウンド毎(例えば、
2ラウンド毎)に、前記間接税分として前記間接税徴収
処理によって徴収する態様でもよい。また、例えば請求
項7記載のように、前記特定遊技状態が、複数ラウンド
にわたって実行されるものであり、前記徴収手段が、前
記特定遊技状態の各ラウンド毎に、設定された遊技価値
の所定付与量を越える付与分(例えば、10カウント以
上の入賞に対する賞球)又はその一部を、前記間接税分
として前記間接税徴収処理によって徴収する構成であっ
てもよい。
【0008】また、例えば請求項8記載のように、前記
遊技が、遊技球を複数の入賞口が設けられた遊技領域に
打ち込み、打ち込まれた遊技球が何れかの入賞口に入賞
すると、規定量の球技価値が付与されるものであり、前
記徴収手段が、打ち込まれた遊技球が特定の入賞口(例
えば、天入賞口、V入賞口)に入賞した場合に、その入
賞に対して付与される遊技価値の付与量を、前記規定量
よりも設定された所定量だけ少ない量とする(ゼロにし
てもよい)ことによって、前記間接税徴収処理を実行す
る態様でもよい。
【0009】また、例えば請求項9記載のように、前記
遊技が、遊技球を複数の入賞口が設けられた遊技領域に
打ち込み、打ち込まれた遊技球が何れかの入賞口に入賞
すると、規定量の球技価値が付与されるものであり、前
記徴収手段が、打ち込まれた遊技球が何れかの入賞口に
入賞した回数が設定された所定回数に到達する毎に、そ
の到達回又はそれ以降(例えば、所定回数に到達した直
後)の入賞に対して付与される遊技価値の付与量を、設
定された所定量だけ少ない量とする(ゼロにしてもよ
い)ことによって、前記間接税徴収処理を実行する態様
でもよい。また、例えば請求項10記載のように、前記
徴収手段が、前記球技価値の付与量が設定された所定量
に到達する毎に、それ以降に付与される遊技価値の付与
量を、設定された所定量だけ少ない量とすることによっ
て、前記間接税徴収処理を実行する態様でもよい。
【0010】また、例えば請求項11記載のように、前
記間接税分を直接的又は間接的に決定する一つ又は複数
のパラメータ(前記間接税分を決定する所定量又は割
合、或いは、前記所定付与量や前記所定回数などのうち
の、一つ又は複数があり得る)を、変更可能に設定する
設定手段を備えた構成であってもよい。また、例えば請
求項12記載のように、前記間接税徴収処理により徴収
された間接税分の累計値(日毎、又は総累計など)を少
なくとも含む徴収データを算出する徴収データ演算手段
を備えた構成でもよい。また、例えば請求項13記載の
ように、前記徴収データ演算手段が算出した徴収データ
を、電源供給が断たれた状態においても記憶保持可能な
バックアップ手段を備えた態様でもよい。また、例えば
請求項14記載のように、前記徴収データを外部に出力
する徴収データ出力手段を備えた構成であってもよい。
また、例えば請求項15記載のように、前記徴収データ
を表示する徴収データ表示手段を備えた態様でもよい。
【0011】また、例えば請求項16記載のように、遊
技価値を付与する遊技結果が生じると、前記遊技価値の
規定量の付与を要求する遊技価値要求データを設定する
入賞処理を実行する制御手段と、前記入賞処理によって
設定された遊技価値要求データに基づいて前記遊技価値
の付与を実行する遊技価値付与手段とを備え、前記制御
手段が、前記入賞処理において遊技価値要求データを設
定する際に、遊技状態に応じた所定の徴収条件が成立し
ているか否かを判定し、前記徴収条件が成立している場
合には間接税相当分の遊技価値要求データの設定を実行
しないようにして前記間接税徴収処理を実現し、前記徴
収手段として機能する態様でもよい。
【0012】また、請求項17記載の間接税徴収方法
は、遊技の結果に応じて遊技価値を付与可能な遊技機が
設置された遊技店において、前記遊技機で遊技する遊技
者から間接税を徴収するための間接税徴収方法であっ
て、前記遊技価値の付与を制御する制御手段(遊技機内
の制御手段でもよいし管理装置などの遊技機外の制御手
段でもよい)により、前記遊技価値の付与量を間接税分
だけ少ない量とする間接税徴収処理を適宜実行すること
によって間接税を徴収することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態をパチ
ンコ装置を含む遊技設備に適用した例について説明す
る。 A.パチンコ装置の正面構成及び全体構造 まず図1により、本例のパチンコ装置1(遊技機)の正
面構成及び全体構造について説明する。このパチンコ装
置1は、図1に示すように、この場合いわゆるCR機
(カードリーディング機)と称されるもので、大きく分
けてパチンコ機2(遊技機本体)と、遊技媒体貸出装置
としてのカード式玉貸機3とによって構成され、これら
が対をなして設置される。カード式玉貸機3には、カー
ドリーダーが内蔵され、前面にはプリペイドカードが挿
入されるカード挿入口4等が設けられている。
【0014】パチンコ機2は、前面枠11がこの前面枠
11の裏面側に配された機枠(図示省略)に対して開閉
自在に取付けられ、遊技領域が形成された遊技盤10
は、この前面枠11の上側中央部に取付けられている。
また、この前面枠11には、その前面上側を覆うように
ガラス枠13が開閉自在に取付けられ、このガラス枠1
3により保持されるガラス14(ガラス板に限られず、
例えば透明のプラスチックボードであってもよい)を介
して遊技盤10の遊技領域が視認可能となっている。ま
た、このガラス枠13の下側には、前面枠11の前面下
側を覆うように、開閉パネル15が配置され、前面枠1
1に対して開閉自在に取付けられている。さらに、この
開閉パネル15の下側には、操作パネル16が前面枠1
1に対して通常は固定状態に設けられている。
【0015】また、遊技盤10の前面には、パチンコ玉
などと呼ばれる遊技球(遊技媒体)を上方から落下させ
つつアウトあるいはセーフの判定を行う領域(後述する
遊技領域31)が形成され、入賞口に玉が入って有効に
セーフとなる場合は、所定数の遊技球が開閉パネル15
に設けられた上皿17に排出される(即ち、賞球として
排出される)ように制御される構成となっている。前面
枠11の開閉側(図1において右側)の縁部には、前面
枠11及びガラス枠13の施錠装置(図示省略)の鍵挿
入部21が形成されている。ガラス枠13は、ほぼ中央
に開口部13a(遊技領域透視窓部)が形成され、この
開口部13aに対してクリア部材であるガラス14が保
持されて、開口部13aを通して遊技盤10における遊
技領域が見えるようになっている。
【0016】開閉パネル15に設けられた上皿17は、
賞球として又は貸玉として排出された発射前の遊技球を
一時保持し、これら遊技球を前面枠11の裏面下側に設
けられた発射装置(図示省略)への玉送り装置(図示省
略)に順次供給するもので、この上皿17には、カード
操作部23と、上皿17の遊技球を後述の下皿26に移
す玉通路開閉用の押し釦24とが形成されている。ここ
で、カード操作部23には、玉貨機3に投入されたプリ
ペードカードの残高を表示するカード残高表示器(図示
略)と、遊技球を購入するときに操作される玉貸釦(詳
細図示略)と、プリペイドカードを排出するときに操作
されるカード排出釦(詳細図示略)と、玉貸しの有効状
態を表示する玉貸し有効表示LED(図示略)とが設け
られている。また、操作パネル16には、灰皿25と、
下皿26と、下皿26に貯留された玉を外部下方に抜く
ための玉抜きレバー27と、前記発射装置の操作を行う
発射操作ハンドル28とが設けられている。
【0017】B.遊技盤の正面構成 次に、遊技盤10の正面構成を説明する。図1に示すよ
うに、遊技盤10の前面には、ガイドレール30で囲ま
れることにより略円形の遊技領域31が形成されてい
る。遊技盤10には、アウト球流入口(後述の変動入賞
装置34の取付部材の後部にあり、図示省略)、変動表
示装置32(変動表示手段)、普通電動役物タイプの始
動入賞口33、変動入賞装置34(大入賞口)、普図始
動ゲート35、36、複数の一般入賞口37〜42,4
2a、特図始動記憶表示器43、普図表示器44、普図
始動記憶表示器45、風車と呼ばれる打球方向変換部材
46(一部のみ符号付けで他は煩雑になるで略)、多数
の障害釘(図示を省略)が設けられている。変動表示装
置12は、画像、図柄などの識別情報(以下、場合によ
り特図という)を表示可能な画面を備え、その画面には
複数の変動表示領域を形成可能で、形成した変動表示領
域のそれぞれに複数の特図を表示可能である。例えば、
画面の略中央部に三つの変動表示領域が横3列に形成さ
れ、各変動表示領域には、数字や文字等よりなる特図を
停止状態で表示(停止表示)したり、あるいは変動状態
(例えば、縦方向にスクロールする状態)で表示(変動
表示)したりすることが可能である。
【0018】遊技盤10に設けられた全ての入賞口に
は、各入賞口毎に入賞センサ(例えば、近接センサ)が
配置されている。即ち、始動入賞口33内には後述の特
図始動センサ131が、変動入賞装置34(大入賞口)
内には後述のカウントセンサ134及び継続センサ13
3が、さらに一般入賞口37〜42,42a内には後述
の入賞センサA1〜ANが配置)が配置されている。ま
た、遊技盤10の周囲には遊技盤装飾部材51が配置さ
れるとともに、サイドランプ52、53が配置されてい
る。サイドランプ52、53は、例えば後述する大当り
の際に点滅あるいは点灯して遊技を装飾する電飾部材で
ある。なお、遊技盤10における遊技領域31は、パチ
ンコ球を用いて遊技を行うものであれば、例えば、いわ
ゆる「第1種」に属するもの、あるいは、変動表示装置
を備えた「第3種」に属するもの、あるいは他の機種等
であってもよく、任意の構成をとり得るが、一例として
本実施の形態では「第1種」に属するタイプのものを用
いている。
【0019】C.遊技機の制御系統 次に、本例のパチンコ装置1(遊技機)の制御系統につ
いて、図2を参照して説明する。図2において、遊技制
御装置100は、遊技の総括的制御(遊技進行の制御や
そのための各被制御機器の直接的又は間接的な制御含
む)を行う制御装置であり、パチンコ遊技等に必要な役
物制御を行うワンチップマイコンからなる遊技用マイコ
ン101(遊技用マイクロコンピュータ:いわゆるアミ
ューズチップ用のICとして製造)と、発振器101a
(クロック生成回路)と、EEPROM101bと、入
力インターフェース102と、出力インターフェース1
03とを含んで構成され、さらに遊技用マイコン101
は、CPU104、ROM105、及びRAM106を
備えている。なお、遊技制御装置100は、本発明の徴
収手段及び制御手段に相当し、EEPROM101b
は、本発明のバックアップ手段に相当する。
【0020】ここで、遊技用マイコン101のRAM1
06には、後述する賞球要求データ(例えば、7個賞
球、15個賞球といった賞球の排出を要求する遊技価値
要求データ)を格納するメモリエリアや、後述する徴収
要求データを格納するメモリエリアが設けられている。
また、EEPROM101bは、後述する徴収データを
電源遮断状態においても記憶保持するための不揮発性メ
モリであり、他の種類の不揮発性メモリでもよい。な
お、このEEPROM101bは、本発明のバックアッ
プ手段に相当する。但し、本発明のバックアップ手段
は、例えばコンデンサなどよりなるバックアップ電源に
よって、電源遮断状態においても電力供給されてデータ
を記憶保持するメモリ(通常のRAMなど)であっても
よい。
【0021】遊技制御装置100の入力インターフェー
ス102には、特図始動センサ131、普図始動センサ
132、継続センサ133、カウントセンサ134、入
賞センサA1〜ANからの検出信号と、設定スイッチ1
35(設定手段)からの操作信号が入力される。ここ
で、入賞センサA1〜ANは一般入賞口に入賞した入賞
球をそれぞれ検出するセンサであり、遊技盤10に一般
入賞口がn個ある場合には、入賞センサはn個配置され
る。特図始動センサ131は特図の始動入賞口13に入
賞した入賞球を検出するセンサであり、普図始動センサ
132は、普図始動ゲート35、36に入賞(通過)し
た入賞球を検出するセンサであり、継続センサ133は
変動入賞装置34の大入賞口内における継続入賞流路
(いわゆる特別入賞口を通過する流路)に流入した入賞
球を検出するセンサであり、カウントセンサ134は、
変動入賞装置34の大入賞口内における一般入賞流路
(特別入賞口を通過しない流路)に流入した入賞球を検
出するセンサである。また、設定スイッチ135は、間
接税として徴収する賞球の量(即ち、間接税分)を直接
的又は間接的に決定する一つ又は複数のパラメータ(具
体的は、後述する)を変更可能に設定する設定手段であ
り、例えば遊技制御装置100を構成するボードユニッ
トなどに設けられたディップスイッチ或いはロータリー
スイッチなどよりなる。
【0022】一方、遊技制御装置100の出力インター
フェース103からは、前述の普図表示器44、前述の
始動入賞口33(普通変動入賞装置)を駆動する普電ソ
レノイド108、変動入賞装置34の開閉扉を駆動する
大入賞口ソレノイド109、遊技店の管理装置に対して
盤用外部情報(例えば、大当り信号等)を送信するため
の盤用外部端子110、前述の遊技盤10上のランプ5
2,53や特図始動記憶表示器43及び普図始動記憶表
示器45などの制御を行う装飾制御装置111、スピー
カ(図示省略)を駆動して効果音などの出力制御を行う
音制御装置112、変動表示装置32を駆動制御する表
示制御装置113、遊技球の排出を実行する排出ユニッ
ト(図示省略)を駆動制御する排出制御装置114、遊
技店の管理装置等に対して後述する徴収データを送信す
るための徴収情報出力部115に信号が出力される。な
お排出ユニットは、遊技機1の裏面側上部に設けられた
貯留部(図示省略)の遊技球を、所定量だけ上皿17に
排出するユニットで、やはり遊技機1の裏面側に設けら
れている。また、詳細については後述するが、遊技制御
装置100から排出制御装置114には、賞球要求デー
タを含む信号(賞球コマンド)が出力される。即ち、遊
技制御装置100は、遊技盤10の各入賞口毎に設けら
れた入賞センサ131,133,134,A1〜ANに
より遊技球の入賞が検出されると、原則的に、入賞口の
入賞価値に対応して予め設定された賞球数の情報(賞球
要求データ)を含む賞球コマンドを排出制御装置114
へ送信する。そして、排出制御装置114では、この賞
球コマンドを受信して、それに応じた分の遊技球が上皿
17に排出されるように前記排出ユニットを制御する賞
球排出制御を行う。
【0023】また、遊技制御装置100の出力インター
フェース103から表示制御装置113に対しては、表
示制御情報(表示コマンド)が送信される。表示制御装
置113は、遊技制御装置100から送信される表示制
御情報に基づき変動表示装置32の画像表示を制御す
る。例えば、変動表示ゲームを実行する際には、遊技制
御装置100から停止図柄の組み合わせ(停止態様)の
データと、変動時間のデータとを含む表示制御情報が、
この場合送信される構成となっており、表示制御装置1
20では、この停止態様と変動時間を満足する変動態様
を選択して、表示装置12の変動表示領域に複数の特図
(識別情報)を変動表示させて停止させる変動表示ゲー
ムを行う構成となっている。
【0024】D.遊技の概要 次に、パチンコ装置1(遊技機)で行われる遊技の概要
や遊技の流れについて説明する。図3は、遊技全体の流
れを示す図である。まず、遊技開始当初の時点(或は遊
技開始前の時点)では、図3に示すように客待ち状態と
なっており、客待ち画面の表示を指令する表示制御情報
が遊技制御装置100から送信され、変動表示装置32
の画面には客待ち画面(動画又は静止画)が表示され
る。そして、ガイドレール2を介して遊技領域中に打込
まれた遊技球が、特図の始動口(チャッカー)である始
動入賞口33に入賞すると(即ち、始動入賞がある
と)、前述した変動表示を指令する表示制御情報が遊技
制御装置100から送信され、変動表示装置32の表示
画面の複数の変動表示領域において多数の特図(数字、
文字、記号、模様等よりなるもの)が変動(例えば、ス
クロール)する表示(いわゆる変動表示)が行われて、
変動表示ゲームが行われる。そして場合によっては、例
えば特図の変動表示終了近くの時期に、遊技者に大当り
への期待感を与えるため、特別な態様での特図の変動表
示(いわゆるリーチアクション)が行われる。
【0025】そして、この変動表示ゲーム結果(停止し
た特図の組合せ)が特定表示態様(例えば、「7、7、
7」などのゾロ目)であれば、その後に大当りと呼ばれ
る遊技者に有利な遊技状態(本発明の特定遊技状態に相
当する)となる。なお制御上は、例えば始動入賞があっ
たことを条件として、大当り乱数の値が抽出記憶され
て、この抽出記憶された乱数値と予め設定された判定値
とが判定時に比較判定され、この比較判定結果に基づい
て、予め大当りとするか否かが決定され、この決定に応
じて上記変動表示が開始される。また、いわゆる特図の
時間短縮の制御が行われている場合には、特図の変動の
開始から終了までの時間が通常よりも短縮され、その分
だけ時間当たりの変動表示ゲームの頻度が実質的に増加
して有利となる。また、いわゆる確率変動の制御によっ
て大当りの確率が高確率に設定されていると、通常より
も大当りとなる確率が増加する。なお、上記特図の時間
短縮や確率変動の制御が実行されている状態は、本発明
の特殊遊技状態に相当する。このような特殊遊技状態
は、例えば大当たりとなる特図の組み合わせのうち、さ
らに特別な組み合わせ(例えば、「7、7、7」のゾロ
目)になった場合に、大当たり後の通常状態(大当たり
状態でない遊技状態)において発生するように制御され
る。
【0026】上記大当り状態になると、変動入賞装置3
4の大入賞口の開閉扉が、規定時間(例えば、30秒)
を越えない範囲内において、例えば10個入賞までの期
間だけ一時的に開放される開放動作が行われる。そし
て、この開放動作は、継続入賞球の検出(継続センサ1
33による入賞球の検出)が行われることを条件に、例
えば、16ラウンドまで複数回行われる。また、この大
当たり状態では、大当たり状態を演出したり大当たりラ
ウンド数などを遊技者に報知するための大当たり画面の
表示を指令する表示制御情報が遊技制御装置100から
送信され、表示装置12の表示画面では、このような大
当たり中の表示が実行される。また、上記特図の変動表
示ゲーム中又は大当り中に、始動入賞口33にさらに遊
技球が入賞したときには、特図始動記憶表示器43が点
灯してこの場合4個まで記憶され、変動表示ゲーム又は
大当りが終了した後に、その記憶(即ち、始動記憶)に
基づいて上記特図の変動表示ゲームが繰り返されたり、
客待ち状態に戻ったりする。即ち、図3に示すように、
変動表示ゲームが大当たりで終了すれば大当たり状態に
移行し、変動表示ゲームがはずれで終了し始動記憶があ
れば再度変動表示ゲームが実行され、変動表示ゲームが
はずれで終了し始動記憶がなければ客待ち状態に戻り、
大当たりが終了して始動記憶があれば再度変動表示ゲー
ムが実行され、大当たりが終了して始動記憶がなければ
客待ち状態に戻る流れとなっている。
【0027】一方、遊技中に、遊技球が普図始動ゲート
35、36に入賞(通過)したときは、普図表示器44
の普図(この場合、一桁の数字)の変動表示による普図
の変動表示ゲームが行われる。そして、この変動表示ゲ
ーム結果(停止した普図)が所定の態様(例えば、
「7」)であれば、普図当りと呼ばれる遊技価値が付与
される。この普図当りになると、始動入賞口33の一対
の開閉部材が逆ハの字に開いた開放状態に、例えば0.
5秒程度保持される遊技が行われる。これにより、始動
入賞口13に遊技球が入賞し易くなり、その分、特図の
変動表示ゲームの実施回数が増えて大当りになる可能性
が増す。なお、この普図当りとなった状態も、遊技者に
有利な遊技状態の一種である。また、上記普図の変動表
示ゲーム中に、普図始動ゲート35、36にさらに遊技
球が入賞したときには、普図始動記憶表示器45が点灯
してこの場合4個まで記憶され、普図の変動表示ゲーム
の終了後に、その記憶に基づいて上記普図の変動表示ゲ
ームが繰り返される。
【0028】E.遊技設備全体構成 次に、パチンコ装置1(遊技機)を含む設備全体の構成
(特に、間接税徴収システムとしての構成)の一例につ
いて、図4によって説明する。遊技店には、図4に示す
ように、パチンコ装置1が複数配列されてなる遊技島
(図示省略)がホール内に一つ又は複数設置されるとと
もに、管理装置200が遊技店の管理室などに設けられ
る。管理装置200は、収集装置150を経由して各パ
チンコ装置1から送信される遊技情報(盤用外部情報な
ど)や間接税の徴収データなどの信号を受信して、それ
ら情報の出力や加工などを行う装置で、例えばパーソナ
ルコンピュータシステムによって構成される。この管理
装置200は、受信した情報(受信し加工した情報含
む)を出力する出力手段201と、受信した情報を記録
する記録手段202と、受信した情報を加工する演算手
段203とを備える。出力手段201には、例えば前記
情報を表示するディスプレイなど、前記情報を印字する
プリンタなど、或いは前記情報を信号として外部に送信
する出力回路などが含まれる。また、記録手段202と
しては、前記情報を書き込んで記憶するメモリやハード
ディスクなどがあり得る。また、演算手段203は、例
えばCPUを含むマイクロコンピュータ(以下、マイコ
ンという)であり、この場合には特に、間接税の徴収デ
ータから間接税の納税金額を演算する機能を有する。
【0029】また、管理装置200は、間接税徴収に関
する管理機関300(例えば、税務署など)のコンピュ
ータシステムに、専用電話回線或いはインターネットな
どのネットワークを介して接続され、間接税に関する情
報(徴収データや納税金額など)を適宜送信可能となっ
ていてもよい。なお、収集装置150は、例えば各パチ
ンコ装置1と管理装置200との間で通信を可能とする
ネットワーク構成手段(例えば、LANケーブルとLA
Nケーブル接続用のハブなど)である。但し、収集装置
150が、マイコン等の演算手段を含む構成とされ、単
なる情報伝達の機能以外に、各遊技機から送信される情
報のなんらかの加工を行う機能(例えば、各遊技機にお
ける間接税の徴収データの合計値を演算して管理装置2
00に送信する機能)を備えていてもよい。
【0030】また、図4において、符号1aはパチンコ
装置1に設けられた出力手段(徴収データ出力手段)を
示し、符号1bはパチンコ装置1に設けられたバックア
ップ手段を示し、符号1cはパチンコ装置1に設けられ
た徴収手段を示し、符号1dはパチンコ装置1に設けら
れた演算手段(徴収データ演算手段)を示し、符号1e
はパチンコ装置1内又はパチンコ装置1外に設けられた
表示装置(徴収データ表示手段)を示し、符号1fはパ
チンコ装置1内又はパチンコ装置1外に設けられた読取
装置を示す。ここで、出力手段(徴収データ出力手段)
1aは、間接税の徴収データを含む信号を、収集装置1
50を経由して管理装置200に送信したり、表示装置
1eや読取装置1fに出力する要素であり、本例では前
述のマイコン101と出力インターフェース103、或
いはさらに徴収情報出力部115によって構成されてい
る。また、バックアップ手段1bは、本例では前述のE
EPROM101bである。また、徴収手段1cは、マ
イコン101の後述の制御処理機能によって実現されて
いる。また、演算手段(徴収データ演算手段)1dは、
間接税の徴収データを演算して生成する要素であり、や
はりマイコン101の後述の処理機能によって実現され
ている。また、表示装置1eは、間接税の徴収データを
含む情報を表示する表示手段であり、この場合変動表示
装置32によって実現される。また、読取装置1fは、
バックアップ手段1b(EEPROM101b)に記録
されているデータを管理機関300の調査員等が直接読
み取るための手段であり、マイコン101と通信可能と
なるように例えば前記徴収情報出力部115を介してパ
チンコ機2に接続可能で、マイコン101にアクセスし
てEEPROM101bのデータを読み出して表示する
動作が可能な例えばポータブル端末である。このような
読取装置1fが接続可能であると、管理機関による納税
金額と徴収データの照合確認などが容易に可能となる。
なお、このような読取装置1fを接続可能に設ける代わ
りに、表示装置1eにEEPROM101bのデータを
表示させる操作が随時可能な操作部をパチンコ装置12
に設けて、この操作部を管理機関300の調査員等が操
作してデータを読み取るようにしてもよい。
【0031】なお、表示装置1eは、本例のように遊技
機内の表示手段によって構成されていてもよいが、遊技
機外の設備(例えば遊技島側の設備)として設けられて
いてもよい。また、表示装置1eへの間接税の徴収デー
タを含む情報表示は、上述したように人の操作に基づい
て行われる構成でもよいが、例えば遊技制御装置100
の制御によって所定のタイミング(例えば、大当たり状
態終了時、或いはパチンコ装置1の電源投入時など)で
自動的に行われる構成でもよい。
【0032】F.間接税の徴収機能 次に、本例のパチンコ装置1(遊技機)に備えられた間
接税の徴収機能の原理や具体例について、説明する。 (a)間接税の徴収原理 間接税の徴収原理は、遊技媒体としての遊技球の付与量
を、設定された間接税分(税額などの量で設定されてい
てもよいし、税率などの割合で設定されていてもよい)
だけ少ない量とする間接税徴収処理を実行することによ
って間接税を徴収するものである。なお本例では、上記
間接税分の設定は、設定スイッチ135の操作によって
容易に可能であり、また適宜変更可能となっている。ま
た、上記間接税徴収処理は、この場合、遊技制御装置1
00が実行する後述のステップS101,S102(図
6参照)やステップS112(図5参照)によって具体
的に構成されている。
【0033】(b)間接税の徴収タイミング(或いは徴
収前提条件) 間接税の徴収タイミング或いは徴収前提条件(即ち、上
記間接税徴収処理の実行タイミング或いは実行の前提と
なる条件)については、何れかの入賞口への入賞がある
度に無条件に行ってもよいが、遊技者に有利な遊技状態
(特定遊技状態である大当たり状態、或いは、前述の確
率変動又は時間短縮の制御が行われている特殊遊技状
態)が発生した場合にのみ行うようにしてもよい。例え
ば、大当たり状態の発生が決定した場合に、大当たり状
態の発生確定(即ち、特図の変動表示が大当たり図柄で
最終停止した時点)後の何れかの時期(大当たり終了後
の所定時間も含む)において、設定スイッチ135によ
り設定された間接税分に相当する個数の賞球を減らすよ
うにしてもよい。このように、遊技者に有利な遊技状態
が発生した場合にのみ賞球数を減らして間接税分を徴収
する構成であれば、徴収対象とすべき遊技者と実際に徴
収される遊技者が一致する可能性が極めて高く、例え
ば、特定の遊技機で以前に他人が行った遊技の結果、そ
の後にその特定の遊技機で遊技を開始した遊技者の賞球
が過度に減ってしまう(過度に間接税を徴収されてしま
う)といった不具合が発生し難くなり、公平性の面等で
より的確な間接税徴収が実現できる。なぜなら、有利な
遊技状態が発生したときには、遊技者は当然に遊技を行
っているその遊技機でそのまま遊技を継続するから、間
接税の徴収をすべき状況発生時点から実際に徴収がなさ
れるまで同一の遊技者によって遊技が継続され、徴収対
象とすべき遊技者と実際に徴収される遊技者がほとんど
の場合確実に一致するからである。
【0034】なお、大当たり発生を徴収前提条件とする
場合の、詳細な徴収タイミングや徴収量については、各
種の態様があり得る。まず、一回の大当たりに対して設
定スイッチ135により設定された所定量の賞球を徴収
する態様(例えば、大当たり発生確定直後、又は大当た
り状態開始直後、或いは大当たり状態最終ラウンド終了
直後などの時点から、徴収した賞球数が設定された間接
税分になるまで、賞球を排出しない態様など)でもよ
い。また、大当たりの各ラウンド毎又は複数ラウンド毎
(例えば、1ラウンド毎、或いは2ラウンド毎)に、設
定スイッチ135により設定された所定量の賞球を徴収
する態様(例えば、大当たりのラウンド開始直後の時点
から、徴収した賞球数が設定された間接税分になるま
で、賞球を排出しない態様など)でもよい。また、大当
たりの各ラウンドの所定付与量(例えば、設定スイッチ
135により設定されたもの)を越える付与分(例え
ば、10カウント以上の入賞に対する賞球)又はその一
部を排出しないで徴収する態様でもよい。
【0035】また、特定の入賞口への入賞があったとき
にのみ、間接税徴収処理を実行する態様でもよい。即
ち、打ち込まれた遊技球が特定の入賞口(例えば、天入
賞口42a、変動入賞装置34内のV入賞口)に入賞し
た場合に、その入賞に対して排出する遊技媒体の付与量
を、設定スイッチ135により設定された所定量又は所
定割合だけ少ない量とする(ゼロにしてもよい)ことに
よって、前記間接税徴収処理を実行する態様でもよい。
このような態様であると、特定の入賞口に入賞したこと
(入賞センサの検出信号によって極めて容易に判断可能
な事項)が、間接税徴収処理の前提条件となるため、間
接税徴収処理を実行するか否かの判定(後述するステッ
プS101の徴収条件判定)が極めて単純な処理内容に
なり、制御系の負担が軽くなる利点がある。
【0036】また、何れかの入賞口に入賞した回数(即
ち、入賞回数)が設定された所定回数に到達したとき
に、間接税徴収処理を実行する態様でもよい。例えば、
何れかの入賞口に入賞した回数が設定スイッチ135に
より設定された所定回数(例えば100回)に到達する
毎に、その到達回又はそれ以降(例えば、所定回数に到
達した直後)の入賞に対して排出する遊技媒体の付与量
を、設定スイッチ135により設定された所定量だけ少
ない量とする(ゼロにしてもよい)ことによって、前記
間接税徴収処理を実行する態様でもよい。例えば、入賞
回数をカウントするカウンタを設け、このカウンタの値
が100回になる度に、その100回目又は次回の入賞
に対する遊技球の排出の全て(又は一部)を行わないよ
うにし、その後前記カウンタの値をリセットして再度同
様の処理を繰り返すようにしてもよい。また、球技価値
の付与量(この場合、賞球の排出量)が設定された所定
量に到達する毎に、それ以降に付与される遊技価値の付
与量を、設定された所定量だけ少ない量とすることによ
って、前記間接税徴収処理を実行する態様でもよい。こ
のような態様であると、1台の遊技機における賞球の総
数に対する徴収した賞球数の割合(徴収率)を、略一定
の値に設定することが容易に可能となり、ひいては遊技
価値(賞球)に課される間接税の場合の税率に合致した
徴収が実現し易くなる。但し、この態様であると、例え
ば入賞回数が100回に到達する直前に遊技者が遊技機
(台)を変えた場合に、その遊技機で次に遊技を開始し
た遊技者が入賞回数が僅かでも賞球を徴収されてしまう
不具合が発生する(即ち、徴収対象とすべき遊技者と実
際に徴収される遊技者が一致せず、特定の遊技者に対し
て有利、不利が発生する可能性がある)。このため、こ
のような公平性を阻害する不具合が問題となる場合に
は、前述したように遊技者に有利な大当たり状態などに
おいて徴収処理を実行する態様が優れている。
【0037】(c)間接税の徴収量(或いは徴収単位) 間接税の徴収量は、上述したパラメータ(前記所定量、
前記所定付与量、前記所定割合、前記所定回数など)が
設定スイッチ135により直接設定される構成でもよい
し、設定スイッチ135では、税額又は税率、或は賞球
の徴収率などが設定され、これを実現する上述のパラメ
ータが例えば遊技制御装置100の処理によって算出さ
れる態様でもよい。また、間接税の徴収単位は、遊技球
1個単位の徴収でもよいが、1回の入賞で排出される複
数の遊技球(規定数個の遊技球)を1単位とする入賞単
位の徴収(例えば、15個単位の徴収)でもよい。な
お、1回の入賞で排出される遊技球の数が、入賞口など
に応じて異なる値に設定されている場合(複数系統賞球
の場合)には、例えばもっとも賞球数が多いものを徴収
単位とする、或いはその都度徴収単位が異なるようにす
るなどの態様があり得る。
【0038】(d)徴収データの生成及び出力 この場合遊技制御装置100は、間接税徴収処理を実行
する度に、徴収した間接税分の累計値(日毎、又は総累
計など)を少なくとも含む徴収データを算出し、この徴
収データをバックアップ手段であるEEPROM101
bに更新記憶するとともに、この徴収データを外部(少
なくとも管理装置200)に送信する機能を有する。な
お、徴収データの値は、賞球の数であってもよいし、賞
球の数を金額(税額)に換算した値でもよいし、これら
両方の値を徴収データとして算出し記憶又は出力する態
様でもよい。また、遊技制御装置100は、徴収データ
等の現在値などを所定のタイミングで自動的に表示装置
1e(例えば、変動表示装置32)に表示したり、図示
省略した操作部の操作に従って表示装置1eに表示する
機能を有する。
【0039】表示装置1eにおける徴収データ等の具体
的な表示例としては、例えば図5(a)に示すように、
遊技者が獲得した賞球の数と、そのうち徴収された賞球
の数(即ち、実際には排出されなかった賞球数)と、徴
収率などを表示する態様があり得る。図5(a)の表示
例は、大当たり状態において間接税徴収処理を実行し、
例えば大当たり状態終了後(16ラウンド終了後)に徴
収データ等を表示する場合を想定しており、具体的に
は、直前の大当たりで獲得した賞球の総数(大当たり獲
得球数;2400個)と、直前の大当たり状態において
徴収された賞球数(徴収球数;15個)と、徴収率(1
5÷2400×100=0.625%)とが、上段側に
表示され、その日にその台(パチンコ装置1)の大当た
り状態において獲得された賞球の総数(総大当たり獲得
球数;12000個)と、その日にその台の大当たり状
態において徴収された賞球の総数(総徴収球数;75
個)とが、下段側に表示されている。
【0040】また、徴収データ等の他の表示例として
は、例えば図5(b)に示すように、その台で過去に徴
収された賞球の総数(総徴収球数(TOTAL);17
010個)と、その台でその日に徴収された賞球の総数
(総徴収球数(本日);75個)とが、例えば所定のタ
イミングで自動表示されたり、図示省略した操作部を操
作することによって表示される態様でもよい。また、図
5(a)と図5(b)に示すように異なる態様の表示の
両方が、適宜自動表示されたり、操作部の操作に応じて
切り替えて表示される構成でもよい。
【0041】G.制御系の動作 次に、前述した遊技の進行や上述した間接税の徴収機能
を実現するパチンコ装置1(遊技機)の制御内容の一例
について、説明する。 (a)遊技制御装置のメイン処理 まず、遊技制御装置100(マイコン101)のメイン
処理の概要を説明する。電源が供給されリセット信号が
解除されてマイコン101が起動すると、CPU104
は、起動時のRAM106の初期化処理や割込の許可処
理などを必要に応じて行った後、特図ゲーム処理を行
う。この特図ゲーム処理では、変動表示ゲーム全体の統
括的制御が行われる。即ち、変動開始条件成立時におい
て、大当たり乱数や特殊遊技決定用乱数などの判定(後
述するタイマ割込処理において抽出記憶した乱数値を判
定値と比較して、大当たりとするか否かなどを判定する
処理)や、大当たりの場合に大当たりフラグをセットす
る処理や、特図の停止図柄の組み合わせ(停止態様)を
設定する処理や、特図の変動態様を設定する処理が行わ
れる。ここで、変動開始条件成立時とは、客待ち状態で
始動口入賞があって変動表示ゲームが開始される時、変
動表示ゲームがはずれで終了し始動記憶があって再度変
動表示ゲームが実行される時、大当たり状態が終了して
始動記憶があって再度変動表示ゲームが実行される時の
3種類がある。また、この特図ゲーム処理では、特図の
変動表示ゲームなどに関する各種出力データの編集処理
への情報を設定する処理も行われる。即ち、例えば特図
の変動表示ゲームの遊技状態に合わせて、表示制御装置
120、装飾制御装置111、音制御装置112などへ
送信する制御情報(コマンド)の内容(コマンドデー
タ)を設定する。
【0042】次いで、普図の変動表示ゲームのための普
図ゲーム処理を行う。即ち、普図の変動表示遊技の状態
に合わせて音制御装置112、装飾制御装置111など
へ送信する制御情報(コマンド)の内容(コマンドデー
タ)を設定する処理などを行う。次に、普図変動制御処
理を行う。これは、普図ゲーム処理で設定された情報に
基づいて、普図の変動表示ゲームのための制御情報のデ
ータを送信領域にセットする処理である。そして、上記
普図変動制御処理の後には、盤用外部端子110の出力
データ(大当たり信号、確率変動信号、図柄確定信号、
賞球信号等)や、徴収情報出力部115の出力データ
(徴収データの信号等)を設定する外部情報編集処理を
実行する。そして、この外部情報編集処理を経ると、前
記特図ゲーム処理のステップに進み、特図ゲーム処理以
降の処理がシーケンシャルに繰り返し実行される。
【0043】(b)遊技制御装置のタイマ割込処理 次に、遊技制御装置100(マイコン101)のタイマ
割込処理の概要を説明する。このタイマ割込処理は、メ
イン処理におけるタイマ割込の起動処理で起動され、例
えば0.5msec毎に実行される。このタイマ割込処
理では、まず、CPU104のレジスタのデータを退避
させる。次に、入力処理を実行する。この入力処理で
は、前述の各センサ類(特図始動センサ131、普図始
動センサ132、継続センサ133、カウントセンサ1
34、入賞口センサ1〜n(A1〜AN)など)の検出
信号の読み取りを実行する。具体的には、各センサの出
力値をタイマ割込周期毎に判定し、同じレベルの出力値
が規程回数(例えば、2回)以上継続した場合に、この
出力値のレベルを各センサの検出信号の確定的な値とし
てを読み取る。なお、いずれかのセンサ或いはスイッチ
がオンしていることが読み取られると、それを示すフラ
グ(入力フラグ)がたてられる。
【0044】次に、前述したメイン処理で設定された出
力データを出力ポートに設定し出力する出力処理を実行
し、次いで、前述のメイン処理や後述する賞球処理(図
8)などで編集された各制御装置(表示制御装置12
0、排出制御装置113、音制御装置112、装飾制御
装置111)への制御情報(コマンド)を送信する処理
(コマンド送信処理)を実行する。次に、このタイマ割
込処理では、乱数更新処理を実行する。これは、大当た
り乱数、特殊遊技決定用乱数、大当たり図柄乱数、はず
れ図柄乱数、及び普図当り乱数の値をそれぞれ更新する
処理である。なお、大当たり図柄乱数は、特図の変動表
示ゲームの結果が大当たりとなる場合の特図の図柄の組
合せ(特定の停止態様;大当たり図柄)を決定するため
の乱数である。また、普図当り乱数は、普図当たりとす
るか否かを決定するための乱数である。また、はずれ図
柄乱数は、はずれ図柄を決定するための乱数である。
【0045】その後、このタイマ割込処理では、スイッ
チ監視処理(センサ入力監視処理)を実行する。これ
は、前述の入力処理で設定される入力フラグを監視し、
例えば特図始動センサ131の入力フラグが設定されて
いると、大当たり乱数や特殊遊技決定用乱数などの値を
抽出し記憶する処理を実行するものである。その後、こ
のタイマ割込処理では、メイン処理を再開すべく、退避
させたレジスタを復帰させ、割込を許可し、そして割込
時に中断した処理に復帰(リターン)する。
【0046】(c)入賞処理 次に、遊技制御装置100の入賞処理を説明する。この
入賞処理は、前記メイン処理(例えば、前記スイッチ監
視処理内)において行われてもよいし、前記タイマ割込
処理において行われてもよい。また、この入賞処理は、
入賞単位で賞球を徴収するタイプの処理で、この場合、
入賞口への入賞を検出する何れかの入賞センサ(この場
合、特図始動センサ131、継続センサ133、カウン
トセンサ134、或いは入賞口センサ1〜n(A1〜A
N)のうちの何れかの)の前記入力フラグが設定されて
いると、実行される。処理が開始されると、ステップS
101で、徴収条件が成立しているか否か判定し、成立
していればステップS102に進み、非成立であればス
テップS103に進む。なお、徴収条件とは、前述した
間接税の徴収前提条件が成立し、さらに間接税の徴収タ
イミングとなっていることである。例えば、大当たり状
態における各ラウンド毎に所定量の賞球を入賞単位で徴
収する態様の場合には、その時点の状態が大当たり状態
のラウンド中であり、例えばそのラウンド中に徴収した
賞球数(或いは入賞数)が所定量に到達していない場合
には、徴収条件が成立していると判定する。また、特定
の入賞口に入賞した場合にその賞球の全てを徴収する間
接税徴収処理を実行する態様の場合には、例えば前記入
力フラグが設定されていた入賞センサがその特定の入賞
口のセンサであると、徴収条件が成立していると判定す
る。また、入賞回数が所定回数に到達する度に次回の入
賞に対する賞球の全てを徴収する態様の場合には、入賞
回数をカウントするカウンタの値が例えば所定回数+1
回に到達しているときに、徴収条件が成立していると判
定する。
【0047】そして、ステップS102では、徴収要求
セット処理を実行する。この徴収要求セット処理は、新
たに発生した徴収要求データの値を、RAM106に設
けられた対応するメモリエリアに加算記憶する処理であ
る。徴収要求データとは、ステップS101で判定され
た徴収条件成立に基づいて徴収される間接税分の量に相
当するデータであり、この場合具体的には、徴収される
賞球の個数のデータ(この場合、入賞単位であるので、
例えば7個、15個といったデータ)である。なお、入
賞単位の徴収の場合には、この徴収要求データとして、
例えば入賞数を記憶してもよい。一方、ステップS10
3では、賞球要求セット処理を実行する。この賞球要求
セット処理は、新たに発生した賞球要求データ(例え
ば、7個賞球、15個賞球といった賞球の排出を要求す
るデータ)を、RAM106に設けられた対応するメモ
リエリアに加算記憶する処理である。そして、ステップ
S102又はS103を経ると入賞処理を終了する。な
お、ステップS102やS103でセットされるデータ
は、その種類(例えば、7個賞球か15個賞球かなど)
によって区別され、それぞれ別個のメモリエリアに登録
される態様でもよい。即ち、徴収要求データや賞球要求
データを登録するメモリエリアは、そのデータの種類に
よってそれぞれ複数設けられていてもよい。
【0048】(d)徴収処理 次に、遊技制御装置100の徴収処理を説明する。この
徴収処理は、前記メイン処理において行われてもよい
し、前記タイマ割込処理において行われてもよい。処理
が開始されると、ステップS111で、RAM106の
所定のメモリエリアに前記徴収要求データの値があるか
否か(ゼロでないか否か)判定し、徴収要求データがあ
ればステップS112に進み、なければこの徴収処理を
終了する。そしてステップS112では、RAM106
の所定のメモリエリア内の徴収要求データを、例えば1
徴収単位(この場合、例えば7個或いは15個といった
1回の排出個数)だけ減算して更新する。徴収データと
して重複して計上されないようにするためである。
【0049】次いでステップS113では、EEPRO
M101bに記憶保持されている徴収データを、ステッ
プS112で減算した徴収要求データの分だけ加算して
更新する。例えば、前述した図5(b)に示すように、
徴収データとして総徴収球数(TOTAL)と総徴収球
数(本日)とが設定されている場合には、これらの個数
データをステップS112で減算した徴収要求データの
分だけ増加させる。次にステップS114では、ステッ
プS113の演算により新たに更新され生成された徴収
データを、管理装置200に送信したり、場合によって
は表示装置1eや読取装置1fに出力するための情報設
定処理(編集処理)を行う。なお、ここで設定された出
力情報は、例えば、前述のメイン処理における外部情報
編集処理や、前述のタイマ割込処理における出力処理や
コマンド送信処理を経て、実際に管理装置200等に対
して出力される。
【0050】(e)賞球処理 次に、遊技制御装置100の賞球処理を説明する。この
賞球処理は、前記メイン処理において行われてもよい
し、前記タイマ割込処理において行われてもよい。処理
が開始されると、ステップS121で、RAM106の
所定のメモリエリアに前記賞球要求データの値があるか
否か(ゼロでないか否か)判定し、賞球要求データがあ
ればステップS122に進み、なければこの賞球処理を
終了する。そしてステップS122では、RAM106
の所定のメモリエリア内の賞球要求データを、例えば1
排出単位(この場合、例えば7個或いは15個といった
1回の排出個数)だけ減算して更新する。排出が重複し
て行われないようにするためである。
【0051】次いでステップS123では、ステップS
122で減算した賞球要求データ分だけ実際に排出を行
うための排出制御装置114に対するコマンド(賞球コ
マンド)を編集する。次にステップS124では、ステ
ップS123で編集したコマンドのデータを送信領域に
セットする。なお、ここでセットされたコマンドは、例
えば前述のタイマ割込処理におけるコマンド送信処理を
経て、実際に排出制御装置114に送信される。
【0052】以上説明した制御処理によれば、遊技球を
賞球として排出する遊技結果(何れかの入賞口への入
賞)が生じると、遊技制御装置100(制御手段)の前
記入賞処理において、原則的に遊技球の規定数の排出を
要求する賞球要求データがこの場合RAM106内に設
定される。そして、この賞球要求データは、前記賞球コ
マンドに含まれて排出制御装置114(遊技価値付与手
段)に送信され、これを受信した排出制御装置114
は、この賞球要求データに基づいて前述した排出ユニッ
ト(遊技価値付与手段)を駆動制御して規定数の排出を
実際に実行する。しかし、入賞発生時であっても、前述
の徴収前提条件が成立していて徴収タイミングであると
き(即ち、遊技状態に応じた所定の徴収条件が成立して
いるとき)には、前記入賞処理において、賞球要求デー
タの設定が実行されず、結果的に前記規定数の遊技球の
排出が実行されなくなって、その分が間接税分として徴
収される。そして、徴収された分の付与量は加算記憶さ
れて、徴収された間接税分の累計値を少なくとも含む徴
収データが生成され、生成された徴収データは管理装置
200等に対して出力される。
【0053】以上説明した本実施の形態の遊技機によれ
ば、以下の効果を得ることができる。 (1)遊技機が自動的に間接税分の賞球を徴収する間接
税徴収処理を実行する機能を備えるため、遊技店が間接
税分を遊技者に課すために景品交換の交換率の調整や釘
調整といっためんどうな作業を行う必要がなくなり、遊
技店の税金処理負担が削減できる。 (2)遊技機の処理機能として間接税分の賞球が徴収さ
れるので、賞球の徴収条件や徴収率を所望の条件や値に
設定することで、間接税の税率や税制度の趣旨に合致し
た公平で的確な徴収(遊技者への課金)が容易に可能と
なる。特に、釘調整などによる従来の徴収方式(遊技者
への課金方式)に比べて、遊技店間或いは遊技機間での
ばらつき(或いは時間的なばらつき)のない安定的かつ
統一的な徴収が可能となる。
【0054】(3)特に、前記間接税徴収処理が、遊技
者に有利な遊技状態の発生が決定した場合に、前記遊技
状態の発生確定後の何れかの時期において実行される構
成であると、前述したように、徴収対象とすべき遊技者
と実際に徴収される遊技者が一致する可能性が極めて高
く、例えば、特定の遊技機で以前に他人が行った遊技の
結果、その後にその特定の遊技機で遊技を開始した遊技
者の賞球が過度に減ってしまう(過度に間接税を徴収さ
れてしまう)といった不具合が発生し難くなり、公平性
の面等でより的確な間接税徴収が実現できる。 (4)また、打ち込まれた遊技球が特定の入賞口に入賞
した場合に、その入賞に対して排出する遊技球の付与量
を、所定量だけ少ない量とすることによって、前記間接
税徴収処理を実行する態様の場合には、特定の入賞口に
入賞したこと(入賞センサの検出信号によって極めて容
易に判断可能な事項)が、間接税徴収処理の前提条件と
なるため、間接税徴収処理を実行するか否かの判定(前
記ステップS101の徴収条件判定)が極めて単純な処
理内容になり、制御系の負担が軽くなる利点がある。
【0055】(5)また、入賞回数が設定された所定回
数に到達する毎に、その到達回又はそれ以降(例えば、
所定回数に到達した直後)の入賞に対して排出する遊技
媒体の付与量を、設定された所定量だけ少ない量とする
ことによって、前記間接税徴収処理を実行する態様の場
合、或いは、球技価値の付与量(この場合、賞球の排出
量)が設定された所定量に到達する毎に、それ以降に付
与される遊技価値の付与量を、設定された所定量だけ少
ない量とすることによって、前記間接税徴収処理を実行
する態様の場合には、1台の遊技機における賞球の総数
に対する徴収した賞球数の割合(徴収率)を、略一定の
値に設定することが容易に可能となり、ひいては遊技者
に付与される遊技価値(賞球)に課される間接税の場合
の税率に合致した徴収が実現し易くなる。 (6)また本実施の形態では、徴収する間接税分の量を
直接的又は間接的に決定する一つ又は複数のパラメータ
を、変更可能に設定する設定手段(設定スイッチ13
5)を備えている。このため、税率の変更などに伴う賞
球の徴収量又は徴収率の設定変更が容易に可能であり、
遊技店の税金処理負担がさらに削減できる。
【0056】(7)しかもこの場合には、前記間接税徴
収処理により徴収された間接税分の累計値(日毎、又は
総累計など)を少なくとも含む徴収データが、遊技制御
装置100の処理によって算出される。また、算出され
た徴収データは、バックアップ手段(EEPROM10
1b)によって不揮発的に記憶保持可能であり、外部装
置(管理装置200等)に出力可能であるとともに、徴
収データ表示手段(表示装置1e)によって表示するこ
とも可能である。このため、徴収データを遊技店の税務
担当者等が計算する必要がなく、また記録しておく必要
も必ずしもなく、必要に応じて外部装置又は徴収データ
表示手段によって適宜読み取ることが可能であって、極
めて便利となる。
【0057】(8)また本実施の形態の場合には、遊技
球の賞球排出処理や前記間接税徴収処理が、前述の図6
などに示した処理内容により実現される。即ち、入賞に
より原則的に設定される賞球要求データ(遊技価値要求
データ)に基づいて賞球排出が実際に実行される構成で
あって、遊技状態に応じた所定の徴収条件が成立してい
る場合には賞球要求データの設定を実行しないように
し、こうして賞球要求データを設定しなかった付与量を
実際に賞球排出しないよう制御することによって前記間
接税徴収処理を実現する。このため、実際の賞球排出動
作と賞球の徴収処理とが分離され、賞球要求データが残
存している限り、賞球の徴収処理に無関係に実際の賞球
排出動作は継続的に実行される。このため、大当たり状
態などで多量の入賞が次々に発生する場合(賞球排出動
作が間に合わない場合)には、従来どおり遊技球の賞球
排出が継続的に行われ、遊技の興趣が徴収処理によって
阻害されることがないという利点が得られる。なお、賞
球を間接税として徴収する方式としては、賞球要求デー
タがあってもそれを無視して実際の賞球排出動作を適宜
実行しない方式や、排出ユニットから一旦賞球として排
出された遊技球の一部を途中で内部に取り込んで上皿1
7に排出しないようにするといった方式を採用してもよ
いが、このような方式であると、入賞が次々と発生して
いる状態であるのに遊技球の実際の賞球排出が一時的に
途切れることになり、遊技の興趣が低下する恐れがあ
る。
【0058】なお、本発明は上記実施の形態に限られ
ず、各種の変形,応用があり得る。例えば、上記実施の
形態では、賞球を入賞単位で徴収する場合の制御処理例
を図6等により説明したが、1回の入賞に対する規定数
の賞球の一部を間接税分として徴収することも同様の処
理で可能である。例えば、図6のステップS101の判
定処理や、ステップS103,S103の設定処理を、
入賞単位ではなく、賞球1個宛について行うようにすれ
ばよい。
【0059】また、本発明に係わる遊技機は、プリペイ
ドカード方式のパチンコ機に適用することもできるし、
クレジット方式のパチンコ機に適用することもできる。
遊技盤の構成、機種はどのようなものでもよい。また、
なんらかの遊技価値(コイン等でもよい)を賞として付
与する遊技機であれば、パチンコ機に限られず、他の遊
技機にも適用することができる。また、遊技価値の付与
は、必ずしも賞球などの遊技媒体の付与に限られず、例
えば、磁気カードやICカードなどへデータ(遊技媒体
の量や景品の価値などに相当するデータ)が記録される
ことで、遊技価値が実質的に付与される態様でもよい。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示で
あって制限的なものではないと考えられるべきである。
本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲
によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲
内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、遊技機が間接税分の遊
技価値を遊技結果に応じた付与量から自動的に徴収する
間接税徴収処理を実行する徴収手段を備えるため、遊技
店が間接税分を遊技者に課すために景品交換の交換率の
調整や釘調整といっためんどうな作業を行う必要がなく
なり、遊技店の税金処理負担が削減できる。また、遊技
機の処理機能として間接税分の遊技価値が徴収されるの
で、遊技価値付与量からの徴収条件や徴収率を設定する
ことで、間接税の税率や課税の趣旨に合致した公平で的
確な徴収(遊技者への課金)が容易に可能となる。特
に、釘調整などによる従来の徴収方式(遊技者への課金
方式)に比べて、遊技店間或いは遊技機間でのばらつき
(或いは時間的なばらつき)のない安定的かつ統一的な
徴収が可能となる。
【0061】特に、請求項2記載のように、前記間接税
徴収処理が、遊技者に有利な遊技状態の発生が決定した
場合に、前記遊技状態の発生確定後(前記遊技状態の終
了後も含む)の何れかの時期において実行される構成で
あると、徴収対象とすべき遊技者と実際に徴収される遊
技者が一致する可能性が極めて高く、例えば、特定の遊
技機で以前に他人が行った遊技の結果、その後にその特
定の遊技機で遊技を開始した遊技者への遊技価値付与量
が過度に減ってしまう(過度に間接税を徴収されてしま
う)といった不具合が発生し難くなり、公平性の面等で
より的確な間接税徴収が実現できる。
【0062】また、請求項8記載のように、遊技機の遊
技が、遊技球を複数の入賞口が設けられた遊技領域に打
ち込み、打ち込まれた遊技球が何れかの入賞口に入賞す
ると、規定量の球技価値が付与されるものであり、打ち
込まれた遊技球が特定の入賞口に入賞した場合に、その
入賞に対して付与される遊技価値の付与量を、所定量だ
け少ない量とすることによって、前記間接税徴収処理を
実行する態様の場合には、特定の入賞口に入賞したこと
(入賞センサの検出信号によって極めて容易に判断可能
な事項)が、間接税徴収処理の前提条件となるため、間
接税徴収処理を実行するか否かの判定(徴収条件判定)
が極めて単純な処理内容になり、制御系の負担が軽くな
る利点がある。
【0063】また、請求項9記載の遊技機では、遊技機
の遊技が、遊技球を複数の入賞口が設けられた遊技領域
に打ち込み、打ち込まれた遊技球が何れかの入賞口に入
賞すると、規定量の球技価値が付与されるものであり、
入賞回数が設定された所定回数に到達する毎に、その到
達回又はそれ以降(例えば、所定回数に到達した直後)
の入賞に対して付与される遊技価値の付与量を、設定さ
れた所定量だけ少ない量とすることによって、前記間接
税徴収処理を実行する。また、請求項10記載の遊技機
では、球技価値の付与量が設定された所定量に到達する
毎に、それ以降に付与される遊技価値の付与量を、設定
された所定量だけ少ない量とすることによって、前記間
接税徴収処理を実行するこのため、これら請求項9又は
10記載の遊技機によれば、1台の遊技機において付与
された遊技価値の総量に対する徴収した遊技価値の割合
(徴収率)を、略一定の値に設定することが容易に可能
となり、ひいては遊技者へ賞として付与される遊技価値
に課される間接税の場合の税率に合致した徴収が実現し
易くなる。
【0064】また請求項11記載のように、徴収する間
接税分の量を直接的又は間接的に決定する一つ又は複数
のパラメータを、変更可能に設定する設定手段を備えて
いると、税率の変更などに伴う遊技価値の徴収量又は徴
収率の設定変更が容易に可能であり、遊技店の税金処理
負担がさらに削減できる。また、請求項12記載のよう
に、前記間接税徴収処理により徴収された間接税分の累
計値(日毎、又は総累計など)を少なくとも含む徴収デ
ータを算出する徴収データ演算手段を備えていると、徴
収データを遊技店の税務担当者等が計算する必要がなく
便利である。また、請求項13乃至15に記載のよう
に、算出された徴収データを不揮発的に記憶保持可能な
バックアップ手段、前記徴収データを外部に出力する徴
収データ出力手段、或いは前記徴収データを表示する徴
収データ表示手段が備えられていると、徴収データを遊
技店の税務担当者等が記録しておく必要が必ずしもな
く、必要に応じて外部装置又は徴収データ表示手段によ
って適宜読み取ることが可能であって、極めて便利とな
る。
【0065】また、請求項16記載のように、遊技価値
を付与する遊技結果(即ち、入賞)が生じると、原則的
に設定される遊技価値要求データに基づいて遊技価値の
付与が実行される構成であって、遊技状態に応じた所定
の徴収条件が成立している場合には間接税相当分の遊技
価値要求データの設定を実行しないようにして前記間接
税徴収処理を実現する構成であると、実際の遊技価値付
与動作と間接税徴収処理とが分離され、遊技価値要求デ
ータが残存している限り、間接税徴収処理に無関係に実
際の遊技価値付与動作は継続的に実行される。このた
め、例えば大当たり状態などで多量の入賞が次々に発生
する場合には、従来どおり遊技価値の付与(例えば、賞
球の排出)が継続的に行われ、遊技の興趣が間接税徴収
処理によって阻害されることがないという利点が得られ
る。なお、遊技者に付与される遊技価値(例えば、賞
球)を間接税として徴収する方式としては、遊技価値要
求データがあってもそれを無視して実際の遊技価値付与
動作(例えば、賞球排出動作)を適宜実行しない方式
や、遊技価値付与手段(例えば、排出ユニット)から一
旦付与された遊技価値(例えば、賞球として排出された
遊技媒体)の一部を途中で内部に取り込んで遊技者側に
最終的に付与しない(例えば、上皿に排出しない)よう
にするといった方式を採用してもよいが、このような方
式であると、入賞が次々と発生している状態であるのに
遊技価値の実際の付与(例えば、賞球の実際の排出)が
一時的に途切れることになり、遊技の興趣が低下する恐
れがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ装置の外観を示す正面図である。
【図2】パチンコ装置の制御系統を示す図である。
【図3】遊技の流れを示す図である。
【図4】パチンコ装置を含む設備全体を示すブロック図
である。
【図5】徴収データ等の表示例を示す図である。
【図6】入賞処理を示すフローチャートである。
【図7】徴収処理を示すフローチャートである。
【図8】賞球処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 パチンコ装置(遊技機) 1a 出力手段(徴収データ出力手段) 1b バックアップ手段 1c 徴収手段 1d 演算手段(徴収データ演算手段) 1e 表示装置(徴収データ表示手段) 12 変動表示装置(変動表示手段、徴収データ表示手
段) 100 遊技制御装置 101 遊技用マイコン(徴収手段、徴収データ演算手
段、制御手段) 101b EEPROM(バックアップ手段) 114 排出制御装置(制御手段、遊技価値付与手段) 115 徴収情報出力部(徴収データ出力手段) 135 設定スイッチ(設定手段)

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技の結果に応じて遊技価値を付与可能
    な遊技機であって、 前記遊技価値の付与量を設定された間接税分だけ少ない
    量とすることによって間接税を徴収する間接税徴収処理
    を実行可能な徴収手段を備えたことを特徴とする遊技
    機。
  2. 【請求項2】 前記徴収手段は、遊技者に有利な遊技状
    態の発生が決定した場合に、前記遊技状態の発生確定後
    の何れかの時期において、前記間接税徴収処理を実行す
    ることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 複数の識別情報を変動表示させて停止さ
    せる変動表示ゲームを実行するための変動表示手段を有
    し、前記複数の識別情報の変動表示結果として特定の停
    止態様が導出された場合に、遊技価値の極めて大きい付
    与が可能となる特定遊技状態を発生可能であり、 前記遊技状態が、前記特定遊技状態であることを特徴と
    する請求項2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 複数の識別情報を変動表示させて停止さ
    せる変動表示ゲームを実行するための変動表示手段を有
    し、前記複数の識別情報の変動表示結果として特定の停
    止態様が導出された場合に、遊技価値の極めて大きい付
    与が可能となる特定遊技状態を発生可能であるととも
    に、前記特定遊技状態の発生可能性を直接的又は間接的
    に高める特殊遊技状態を発生可能であり、 前記遊技状態が、前記特殊遊技状態であることを特徴と
    する請求項2記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記徴収手段は、前記遊技状態の1回の
    発生に対して設定された遊技価値の所定量を、前記遊技
    状態の発生毎に、前記間接税分として前記間接税徴収処
    理によって徴収することを特徴とする請求項2乃至4の
    何れかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記特定遊技状態は、複数ラウンドにわ
    たって実行されるものであり、 前記徴収手段は、前記特定遊技状態の各ラウンド又は複
    数ラウンドに対して設定された遊技価値の所定量を、前
    記特定遊技状態の各ラウンド毎又は複数ラウンド毎に、
    前記間接税分として前記間接税徴収処理によって徴収す
    ることを特徴とする請求項3記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記特定遊技状態は、複数ラウンドにわ
    たって実行されるものであり、 前記徴収手段は、前記特定遊技状態の各ラウンド毎に、
    設定された遊技価値の所定付与量を越える付与分又はそ
    の一部を、前記間接税分として前記間接税徴収処理によ
    って徴収することを特徴とする請求項3記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記遊技は、遊技球を複数の入賞口が設
    けられた遊技領域に打ち込み、打ち込まれた遊技球が何
    れかの入賞口に入賞すると、規定量の球技価値が付与さ
    れるものであり、 前記徴収手段は、打ち込まれた遊技球が特定の入賞口に
    入賞した場合に、その入賞に対して付与される遊技価値
    の付与量を、前記規定量よりも設定された所定量だけ少
    ない量とすることによって、前記間接税徴収処理を実行
    することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  9. 【請求項9】 前記遊技は、遊技球を複数の入賞口が設
    けられた遊技領域に打ち込み、打ち込まれた遊技球が何
    れかの入賞口に入賞すると、規定量の球技価値が付与さ
    れるものであり、 前記徴収手段は、打ち込まれた遊技球が何れかの入賞口
    に入賞した回数が設定された所定回数に到達する毎に、
    その到達回又はそれ以降の入賞に対して付与される遊技
    価値の付与量を、設定された所定量だけ少ない量とする
    ことによって、前記間接税徴収処理を実行することを特
    徴とする請求項1記載の遊技機。
  10. 【請求項10】 前記徴収手段は、前記球技価値の付与
    量が設定された所定量に到達する毎に、それ以降に付与
    される遊技価値の付与量を、設定された所定量だけ少な
    い量とすることによって、前記間接税徴収処理を実行す
    ることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  11. 【請求項11】 前記間接税分を直接的又は間接的に決
    定する一つ又は複数のパラメータを、変更可能に設定す
    る設定手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至10
    の何れかに記載の遊技機。
  12. 【請求項12】 前記間接税徴収処理により徴収された
    間接税分の累計値を少なくとも含む徴収データを算出す
    る徴収データ演算手段を備えたことを特徴とする請求項
    1乃至11の何れかに記載の遊技機。
  13. 【請求項13】 前記徴収データ演算手段が算出した徴
    収データを、電源供給が断たれた状態においても記憶保
    持可能なバックアップ手段を備えたことを特徴とする請
    求項12記載の遊技機。
  14. 【請求項14】 前記徴収データを外部に出力する徴収
    データ出力手段を備えたことを特徴とする請求項12又
    は13に記載の遊技機。
  15. 【請求項15】 前記徴収データを表示する徴収データ
    表示手段を備えたことを特徴とする請求項12乃至14
    の何れかに記載の遊技機。
  16. 【請求項16】 遊技価値を付与する遊技結果が生じる
    と、前記遊技価値の規定量の付与を要求する遊技価値要
    求データを設定する入賞処理を実行する制御手段と、 前記入賞処理によって設定された遊技価値要求データに
    基づいて前記遊技価値の付与を実行する遊技価値付与手
    段とを備え、 前記制御手段は、前記入賞処理において遊技価値要求デ
    ータを設定する際に、遊技状態に応じた所定の徴収条件
    が成立しているか否かを判定し、前記徴収条件が成立し
    ている場合には間接税相当分の遊技価値要求データの設
    定を実行しないようにして前記間接税徴収処理を実現
    し、前記徴収手段として機能することを特徴とする請求
    項1乃至15の何れかに記載の遊技機。
  17. 【請求項17】 遊技の結果に応じて遊技価値を付与可
    能な遊技機が設置された遊技店において、前記遊技機で
    遊技する遊技者から間接税を徴収するための間接税徴収
    方法であって、 前記遊技価値の付与を制御する制御手段により、前記遊
    技価値の付与量を間接税分だけ少ない量とする間接税徴
    収処理を適宜実行することによって間接税を徴収するこ
    とを特徴とする間接税徴収方法。
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