JP4245072B2 - 鋳枠無し上・下鋳型の造型方法、その装置および中子入れ方法 - Google Patents

鋳枠無し上・下鋳型の造型方法、その装置および中子入れ方法 Download PDF

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Description

本発明は、重ね合せられた鋳枠無しの上・下鋳型を造型するのに好適な方法、その装置および中子入れ方法に関する。
従来、この種の鋳型造型装置の一つとして、基台の上方に位置し、床面に対して水平方向にスクイズを行う鋳物砂圧縮ステーションと、基台の床面近くに位置し床面に対して垂直方向に型合わせおよび鋳枠抜きを行う枠抜きステーションとの間を、上・下2対の鋳枠を交互にして間欠に往復運動させて、重ね合せられた鋳枠無しの上・下鋳型を造型するようにしたものがある。
しかし、このように構成された従来の鋳枠無し上・下鋳型の造型装置では、鋳型造型の効率がまた不充分であるなどの問題があった。特に、離型剤の噴霧を密閉空間内で行うには最終段階であり、離型剤が充分に乾かないという問題も懸念されていて、次の工程に早く進めない一因となっていた。また、中子を迅速に入れることが困難であるという問題もあった(特公昭62−16736号公報参照)。
本発明が解決しようとする問題点は、従来技術では鋳枠無し上・下鋳型を効率よく造型することができない点と、離型剤の噴霧を密閉空間内で効率よくできない点と、中子を迅速に入れることが困難である点である。
上記の目的を達成するために請求項1の鋳枠無し上・下鋳型の造型方法は、重ね合せられた鋳枠無しの上・下鋳型を造型する方法であって;
側壁に砂吹込み口をそれぞれ有する水平状態の1対の上・下鋳枠によってマッチプレートを挟持する工程と;
これら1対の上・下鋳枠における前記マッチプレートの無いそれぞれの開口部に上・下スクイズプレートをそれぞれ挿入して上・下2個の造型空間を画成しながら、前記1対の上・下鋳枠およびマッチプレートを垂直状態にするとともに前記砂吹込み口を上方に移動させる工程と;
前記上・下スクイズプレートを開口部に挿入して画成される上・下2個の造型空間に離型剤を噴霧する工程と、
これら砂吹込み口から前記上・下2個の造型空間に鋳物砂を吹き込み充填する工程と;
前記上・下2個の造型空間内の鋳物砂をそれぞれスクイズする工程と;
を含むことを特徴とする。
また、上記の目的を達成するために請求項8の鋳枠無し上・下鋳型の造型方法は、重ね合せられた鋳枠無し上・下鋳型を造型する方法であって;
側壁に砂吹込み口をそれぞれ有する水平状態の1対の上・下鋳枠によってマッチプレートを挟持する工程と;
これら上・下鋳枠における前記マッチプレートの無いそれぞれの開口部に上・下スクイズプレートをそれぞれ挿入して上・下2個の造型空間を画成しながら、前記上・下鋳枠およびマッチプレートを垂直状態にするとともに前記砂吹込み口を上方に移動させる工程と;
上・下スクイズプレートを開口部に挿入して画成される上・下2個の造型空間に離型剤を噴霧する工程と、
これら砂吹込み口から前記上・下造型空間に鋳物砂を吹き込み充填する工程と;
前記上・下2個の造型空間内の鋳物砂をそれぞれスクイズする工程と;
を含むことを特徴とする。
また、上記の目的を達成するために請求項6の鋳枠無し上・下鋳型の造型装置は、重ね合せられた鋳枠無しの上・下鋳型を造型する装置であって;
側壁に砂吹込み口をそれぞれ有する2対の上・下鋳枠と;
これら2対の上・下鋳枠のうち1対の上・下鋳枠の間に搬入出機構によって入出可能に配設されたマッチプレートと;
前記1対の上・下鋳枠によって前記マッチプレートを挟持し、前記上・下鋳枠における前記マッチプレートが無いそれぞれの開口部に上・下スクイズプレートをそれぞれ入出可能に設け、かつ前記マッチプレートを挟持した前記1対の上・下鋳枠が垂直状態になる位置と水平状態になる位置の間を支持軸を中心にして垂直面内で正逆回転可能にして支持した鋳物砂スクイズ機構と;
この鋳物砂スクイズ機構を正逆回転させる回転駆動機構と;
上・下の各々の鋳枠に設けられた離型剤を噴霧する離型剤噴霧機構と、
この回転駆動機構の駆動によって垂直状態にある前記1対の上・下鋳枠に対して前記砂吹込み口から鋳物砂を吹き込む砂吹込み機構と;
を具備したことを特徴とする。
また、上記の目的を達成するために請求項12の鋳枠無し上・下鋳型の造型装置は、重ね合せられた鋳枠無し上・下鋳型を造型する装置であって;
側壁に砂吹込み口をそれぞれ有する上鋳枠と下鋳枠を連結杆を介し相互に接近・離隔自在にして連結した上・下鋳枠ユニットと;
この上・下鋳枠ユニットの上鋳枠と下鋳枠の間に搬入出機構によって入出可能に配設したマッチプレートと;
上・下の各々の鋳枠に設けられた離型剤を噴霧する離型剤噴霧機構と、
前記上・下鋳枠ユニットを複数のクランプ機構を介して着脱可能に取り付け、前記上・下鋳枠によって前記マッチプレートを挟持し、前記上・下鋳枠における前記マッチプレートが無いそれぞれの開口部に上・下スクイズプレートをそれぞれ入出可能に設け、かつ前記マッチプレートを挟持した前記上・下鋳枠が垂直状態になる位置と水平状態になる位置の間を支持軸を中心にして垂直面内で正逆回転可能に構成した鋳物砂スクイズ機構と;
この鋳物砂スクイズ機構を正逆回転させる回転駆動機構と;
この回転駆動機構の駆動によって垂直状態にある前記上・下鋳枠に対して前記砂吹込み口から鋳物砂を吹き込む砂吹込み機構と;を具備したことを特徴とする。
上記の説明から明らかなように請求項1及び請求項8は、上・下鋳枠におけるマッチプレートの無いそれぞれの開口部に上・下スクイズプレートをそれぞれ挿入して上・下2個の造型空間を画成しながら、前記1対の上・下鋳枠およびマッチプレートを垂直状態にするとともに前記砂吹込み口を上方に移動させる工程と;前記上・下スクイズプレートを開口部に挿入して画成される上・下2個の造型空間に離型剤を噴霧する工程と、を含み、造型空間が画成されると同時以降でマッチプレートを垂直状態にする前に、離型剤を噴霧ができ、離型剤が乾燥した後、鋳物砂を充填することができるから、従来のこの種の鋳型造型方法より鋳枠無し上・下鋳型を、より短時間にして効率よく造型、離型剤噴霧することができるなどの優れた実用的効果を奏する。
また、請求項6又は請求項12における鋳枠無し上・下鋳型の造型装置は、上・下の各々の鋳枠に設けられた離型剤を噴霧する離型剤噴霧機構を備えているから、造型空間が画成されると同時以降でマッチプレートを垂直状態にする前に、離型剤を噴霧ができ、離型剤が乾燥した後、鋳物砂を充填することができるから、従来のこの種の鋳型造型方法より鋳枠無し上・下鋳型を、より短時間にして効率よく造型、離型剤噴霧することができるなどの優れた実用的効果を奏する。
また、請求項7における鋳枠無し上・下鋳型の造型装置と、請求項14における鋳枠無し上・下鋳型の造型装置は、重ね合わせられかつ水平状態にある上・下鋳型内在の1対の上・下鋳枠から前記上・下鋳型を抜き出す鋳型抜出し機構と;前記1対の上・下鋳枠が水平状態にある前記鋳物砂スクイズ機構と前記鋳型抜出し機構の間を、一対ずつ上下に連なって水平に並ぶ水平状態の2対の前記上・下鋳枠を、交互に間欠的に旋回させかつ前記上鋳枠を昇降可能な鋳枠旋回機構と;を更に備えているから、鋳型内在の前記1対の上・下鋳枠を前記マッチプレートから分離するとともにマッチプレートを前記1対の上・下鋳枠の間から搬出し、以上の工程を行っている間に先行して造型した鋳型に必要なら中子をセットした後鋳型内在の1対の上・下鋳枠を重ね合せて、重ね合せた前記鋳型内在の1対の上・下鋳枠から前記鋳型を抜き出すことができるから、従来のこの種の中子をセットする方法よりも中子をより短時間にして効率よくセットすることができるなどの優れた実用的効果を奏する。
また、シングルステーションにおいても前記上・下鋳枠ユニットに対応するように中子セット機構を、更に備えたことから、従来のこの種の中子をセットする方法よりも中子をより短時間にして効率よくセットすることができるなどの優れた実用的効果を奏する。
本発明において、上・下鋳枠とマッチプレートと上・下スクイズプレートにより画成される造型空間に離型剤を噴霧する方法は、噴射ノズルを上・下鋳枠や上・下スクイズプレートに設置し、マッチプレートに向けて離型剤を噴霧するようにすればよい。
また、本発明において、中子セット機構としては、コアマスク方式やロボットアームによるセット方法等その方式は問わない。
実施例1
本発明を適用した鋳枠無し上・下鋳型の造型装置の一実施例について図1〜図4に基づき詳細に説明する。図1〜図3に示すように、本鋳枠無し上・下鋳型の造型装置は、内部に空間を形成した直方体状の機台1と、側壁に砂吹込み口をそれぞれ有する2対の上・下鋳枠2,3,2,3と;これら2対の上・下鋳枠2,3,2,3のうち1対の上・下鋳枠2,3の間に搬入出機構4によって入出可能に配設されたマッチプレート5と;前記1対の上・下鋳枠2,3によって前記マッチプレート5を挟持し、前記上・下鋳枠2,3における前記マッチプレート5が無いそれぞれの開口部に上・下スクイズプレート6,7をそれぞれ入出可能に設け、かつ前記マッチプレート5を挟持した前記1対の上・下鋳枠2,3が垂直状態になる位置と水平状態になる位置の間を前記機台1に設けた支持軸8を中心にして垂直面内で正逆回転可能にして支持した鋳物砂スクイズ機構9と;この鋳物砂スクイズ機構9を正逆回転させる回転駆動機構としての横向きのシリンダ10と;前記上・下鋳枠2,3に設けられた離型剤を噴霧する離型剤噴霧機構と;前記シリンダ10の伸長作動によって垂直状態にある前記1対の上・下鋳枠2,3に対して前記砂吹込み口から鋳物砂を吹き込む砂吹込み機構11と;重ね合わせられかつ水平状態にある上・下鋳型内在の前記1対の上・下鋳枠2,3から前記上・下鋳型を抜き出す鋳型抜出し機構12と;前記1対の上・下鋳枠2,3が水平状態にある前記鋳物砂スクイズ機構9と前記鋳型抜出し機構12の間を、1対ずつ上下に連なって水平に並ぶ水平状態の2対の前記上・下鋳枠2,3を交互にして間欠的に旋回させかつ前記上鋳枠2を掛止して昇降可能な鋳枠旋回機構13と;で構成してある。
ここで前記離型剤噴霧機構は、造型装置本体に設置された離型剤を貯留する離型剤タンク(図示せず)と、前記上・下鋳枠2,3に設けられ、前記マッチプレート5に離型剤を噴霧する噴霧ノズル(図示せず)と、噴霧ノズルの近くに設置され、離型剤タンク内の離型剤を噴霧ノズルに供給し噴射する離型剤ポンプ(図示せず)と、で構成してある。
そして、前記2対の上・下鋳枠2,3,2,3のそれぞれの上・下鋳枠2,3においては、図1に示すように、前記上鋳枠2の前後外側面に垂設した一対の連結杆14,14間に前記下鋳枠3を摺動自在にして架装し、さらに下鋳枠3を前記一対の連結杆14,14の下端位置で掛止するようになっており、さらに、前記上鋳枠2の前後外面の中央部および前記鋳物砂スクイズ機構9側の位置にある時における前記下鋳枠3の前後外面の右寄り位置に突起部2a,2a,3a,3aをそれぞれ設けてある。
また、前記マッチプレート5の搬入出機構4は、図1に示すように、前記鋳物砂スクイズ機構9の前記支持軸8に環装したリング部材15と、前記砂吹込み機構11に枢支しかつピストンロッドの先端を前記リング部材15の一部と回動自在に連接したシリンダ16と、基端が前記リング部材15に固着した片持ち構造の1対のアーム17,17と、前記マッチプレート5を載せて左右方向へ往復動自在な吊下げ型の台車45と、で構成してあって、前記シリンダ16の伸縮作動により前記1対のアーム17,17が上下回動して、前記台車45は、後述のレール46,47,47を介して前記鋳物砂スクイズ機構9おける水平状態の前記1対の上・下鋳枠2,3間に前記マッチプレート5を搬入・搬出させることができるようになっている。また、前記上鋳枠2を介して台車45を短い所要長さ下降させながら前記シリンダ16の伸縮作動により前記1対のアーム17,17が上下回動することにより、アーム17,17を台車45に連結したり、連結状態を解くことができるようになっている。尚、アーム17,17は、シリンダ16の代わりにモータ等で駆動しても良い。
また、前記鋳物砂スクイズ機構9においては、図1に示すように、前記機台1の上部の中央に装着した前記支持軸8に前記回転フレーム18が中心付近にて垂直面内で正逆回転自在に枢支して設けてあり、この回動フレーム18の右側面には上下方向へ延びる一対のガイドロッド19,19が前後方向へ所要の間隔をおいて装着してある。この一対のガイドロッド19,19間における上部には逆L字状の上昇降フレーム20が、また、前記一対のガイドロッド19,19間における下部にはL字状の下昇降フレーム21が、一体的に設けたホルダー部を介しそれぞれ摺動自在にして架装してあり、これら上・下昇降フレーム20,21は前記回転フレーム18に装着した上向きシリンダ22および下向きシリンダ23の伸縮作動によって相互に接近・離隔するようになっている。また、前記回転フレーム18には前記1対の上・下鋳枠2,3が水平状態にある時に前記台車45を誘導するレール46が装着してある。さらに、前記上鋳枠2,2のそれぞれには、これらが上昇した時に搬送レベルが前記レール46のそれと同一になる前記台車45の誘導用レール47が装着してある。
また、前記上昇降フレーム20には前記上スクイズプレート6を進退させる複数のシリンダ24,24が、また、前記下昇降フレーム21には前記下スクイズプレート7を進退させる複数のシリンダ25,25がそれぞれ装着してある。また、前記上・下昇降フレーム20,21のそれぞれの水平状の上面は前記上・下鋳枠2,3をそれぞれ押すことができる大きさを有している。
また、前記砂充填機構11は、前記機台1の天井部の左寄り位置に装着してあり、さらに2個のエアレーションタンク27,27によって構成してあって前記上・下鋳枠2,3にそれぞれ独立して鋳物砂を低圧圧縮空気圧で充填(エアレーション充填)するようになっているが、1個のエアレーションタンクから上・下鋳枠に充填するような構成が一般的である。なお、低圧圧縮空気の圧力の大きさは0.05MPa〜0.18MPaが好ましい。さらに、図示していない減圧源と接続して大気圧より低い空気を合わせて用いることもできる。
また、前記鋳型抜出し機構12においては、上下に重なった水平状態の前記上・下鋳枠2,3内に進入可能な抜出し板28が、前記機台1の天井部に装着した下向きシリンダ29のピストンロットの下端に固着してあって、前記抜出し板28は前記シリンダ29の伸縮作動により昇降するようになっている。また、前記抜出し板28の真下には前記上・下鋳枠2,3から抜き出された上下鋳型を受ける鋳型受けテーブル30が昇降可能にして配設してあり、鋳型受けテーブル30はシリンダ31の伸縮作動により伸縮するパンダグラフ32によって昇降するようになっているが、通常のシリンダを駆動源とするリフトテーブル方式により鋳型受けテーブル30を昇降させるようにしても良い。なお、このパンダグラフ32を用いることにより、ピットを設ける必要がなくなる(図2参照)。
また、前記鋳枠旋回機構13においては、上下方向へ指向する回転軸33が前記機台1に水平回転自在にして装着してあり、前記回転軸33の上端には前記機台1の天井に装着したモータ34の出力軸が連結してあって、前記回転軸33は前記モータ34の駆動により180度正逆回転するようになっている。なお、モータ34の代わりにシリンダを使用しても良い。そして、前記回転軸33の上部には支持部材35が装着してあり、支持部材35には下方へ延びかつ前後方向へ所要の間隔をおいて対を成す2対のガイドロッド36,36が垂設してあり、これら2対のガイドロッド36,36は前記回転軸33を中心にして左右に対向している。また、前記2対のガイドロッド36,36のそれぞれの対には、前記上鋳枠2の突起部2a,2aを掛止可能な上掛止部材37が上下摺動自在にして架装してあり、各上掛止部材37には前記回転軸33に装着した上向きシリンダ38のピストンロットの先端が固着してあって、各上掛止部材37はシリンダ38の伸縮作動によって昇降するようになっている。さらに、前記2対のガイドロッド36,36の下端には前記2個の下鋳枠3,3の突起部3a,3aを掛止可能な下掛止部材39が固着してある。
なお、図中符号40は前記上・下鋳枠2,3内から抜き出された上・下鋳型を鋳型受けテーブル30上から抜き出す鋳型排出装置である。
次に、このように構成した鋳枠無し上・下鋳型の造型装置を用いて図1で示す状態から鋳枠無し上・下鋳型を造型する手順について説明する。まず、搬入出機構4のシリンダ16を伸長作動して1対のアーム17,17によってマッチプレート5を水平状態の1対の上・下鋳枠2,3間に搬入する。
次いで、鋳物砂スクイズ機構9の上向きシリンダ22および下向きシリンダ23の収縮作動して上・下昇降フレーム20,21を介して上・下鋳枠2,3を相互に接近させ、上・下鋳枠2,3によってマッチプレート5を挟持しながら、鋳物砂スクイズ機構10の複数のシリンダ24,24,25,25をそれぞれ所要長さ伸長作動して上スクイズプレート6および下スクイズプレート7を上・下鋳枠2,3内に所要長さ挿入して上・下2個の造型空間を画成しながら、シリンダ10を伸長作動して鋳物砂スクイズ機構9を支持軸8を中心にして時計回り方向へ回転させて1対の上・下鋳枠2,3およびマッチプレート5を垂直状態にするとともに砂吹込み口を上方に移動させ、さらに、砂吹込み機構11の2個のエアレーションタンク27,27の下端にその砂吹込み口をそれぞれ当接させる(図4参照)。尚、シリンダ24,24,25,25は1本の大径シリンダとガイドピンとの組み合せとすることもできる。
ここで、前記上・下2個の造型空間が画成されてから、前記砂吹込み機構11の下端に前記砂吹込み口を当接するまでの間に、前記上・下鋳枠2,3に設けられた離型剤を噴霧する離型剤噴霧機構としての噴霧ノズルより離型剤を前記マッチプレート5に向けて噴霧する。噴霧のタイミングは、前記1対の上・下鋳枠2,3およびマッチプレート5を垂直状態にした後でも良いし、前記1対の上・下鋳枠2,3およびマッチプレート5が水平状態から垂直状態になる最中でも良い。また、離型剤を噴霧する順番は上の造型空間を噴霧した後、下の造型空間に噴霧する方法でも、上・下2個の造型空間に同時に噴霧しても良い。
次いで、砂吹込み口から上・下2個の造型空間に砂吹込み機構11によって鋳物砂を吹込み充填し、続いて、1対の上・下鋳枠2,3およびマッチプレート5を水平状態に戻しながら上・下スクイズプレート6,7をさらに進入して前記上・下2個の造型空間内の鋳物砂をそれぞれスクイズする。次いで、上向きシリンダ22および下向きシリンダ23の伸長作動して上・下昇降フレーム20,21を相互に離隔する。
次いで、鋳枠旋回機構13のシリンダ38を伸長作動して、鋳物砂をスクイズして成る鋳型を内在した上鋳枠2を上掛止部材37によって吊り上げるとともにマッチプレート5から分離し、下鋳枠3を鋳枠旋回機構13の下掛止部材39上にそれぞれ載せ、続いて、シリンダ16を収縮作動して1対のアーム17,17によってマッチプレート5を上・下鋳枠2,3間から搬出する。次いで、鋳枠旋回機構13のモータ34の駆動により回転軸33を所要角度回転させて鋳型内在の上・下鋳枠2,3を鋳型抜出し機構12まで旋回移動し、続いて、必要なら鋳型に中子をセットした後、シリンダ38の収縮作動により鋳型内在の上鋳枠2を上掛止部材37を介して下降させて下鋳枠3に重ね合せる。
次いで、鋳型抜出し機構12のシリンダ31の伸長作動により鋳型受けテーブル30を上昇させて鋳型受けテーブル30上に鋳型内在の上・下鋳枠2,3を載せ、続いて、鋳型抜出し機構12のシリンダ29を伸長作動して抜出し板28を上鋳枠2の鋳型上に当接した後、シリンダ31を収縮作動して抜出し板28および鋳型受けテーブル30を相互に連動させながら下降させて上・下鋳枠2,3から鋳型を抜き出し、続いて、鋳型排出装置40によって鋳型受けテーブル30上の上・下鋳型を押し出す。
なお、上述した工程のうち、鋳型内在の上・下鋳枠2,3を鋳型抜出し機構12まで旋回移動するまでに、先行して造型した鋳型に必要なら中子セット機構(図示せず)や人手により中子をセットした後、上述したと同様にして鋳型内在の1対の上・下鋳枠2,3を重ね合せ、鋳型を抜き出すようにする。
実施例2
本発明を適用した鋳枠無し上・下鋳型の造型装置の別の一実施例について図5〜図7に基づき詳細に説明する。図5〜図7に示すように、本鋳枠無し上・下鋳型の造型装置は、内部に空間を形成した機台101と、側壁に砂吹込み口をそれぞれ有する上鋳枠102と下鋳枠103を1対の連結杆118,118を介し相互に接近・離隔自在にして連結した上・下鋳枠ユニット127と;この上・下鋳枠ユニット127の上・下鋳枠102,103の間に搬入出機構104によって入出可能に配設したマッチプレート105と;前記上・下鋳枠ユニット127を1対のクランプ機構128,128を介して着脱可能に取り付け、前記上・下鋳枠102,103によって前記マッチプレート105を挟持し、前記上・下鋳枠102,103における前記マッチプレート105が無いそれぞれの開口部に上・下スクイズプレート106,107をそれぞれ入出可能に設け、かつ、前記マッチプレート105を挟持した前記上・下鋳枠102,103が垂直状態になる位置と水平状態になる位置の間を前記機台101の上部の中央に装着された支持軸108を中心にして垂直面内で正逆回転可能に構成した鋳物砂スクイズ機構109と;この鋳物砂スクイズ機構109を正逆回転させる回転駆動機構としての2本の横向きのシリンダ110,110と;前記上・下鋳枠102,103に設けられた離型剤を噴霧する離型剤噴霧機構と;前記シリンダ110,110の伸長作動によって垂直状態にある前記上・下鋳枠102,103に対して前記砂吹込み口から鋳物砂を吹き込む砂吹込み機構111と;で構成してある。ここで前記離型剤噴霧機構は、造型装置本体に設置された離型剤を貯留する離型剤タンク(図示せず)と、前記上・下鋳枠102,103に設けられ、前記マッチプレート105に離型剤を噴霧する噴霧ノズル(図示せず)と、噴霧ノズルの近くに設置され、離型剤タンク内の離型剤を噴霧ノズルに供給し噴射する離型剤ポンプ(図示せず)と、で構成してある。
そして、前記上・下鋳枠ユニット127においては、図5に示すように、前記上・下鋳枠102,103のそれぞれの前後両外面に、前記連結杆118,118を上下摺動自在に貫通させて装着させた突起部102a,103aが設けてあり、しかも、前記下鋳枠103は前記連結杆118,118を介して前記上鋳枠102に垂設して上鋳枠102から所要距離下降可能な構造になっている。さらに、前記連結杆118,118のそれぞれの上部と下部には前記クランプ機構128,128における後述の爪130が係合可能な溝が刻設してある。
また、前記クランプ機構128は、図7に示すように、上昇降フレーム114の前後両外面に装着してあり、そして、1対の揺動モータ129,129と、この1対の揺動モータ129,129の各揺動軸に嵌着した爪130とを備えていて、前記1対の揺動モータ129,129の作動により前記1対の爪130,130が前記上・下鋳枠ユニット127の連結杆118,118の上部の溝内に進入してそれらの上部を挟持できるようになっている。
なお、前記クランプ機構128は、後述の下昇降フレーム115の前後両外面にも装着してあって、前記連結杆118,118の下部の溝内に進入してそれらの下部を挟持できるようになっている。
また、前記鋳物砂スクイズ機構109においては、図5および図6に示すように、前記支持軸108に前記回転フレーム112が中心付近にて垂直面内で正逆回転自在に枢支して設けてあり、この回動フレーム112の右側面には上下方向へ延びる一対のガイドロッド113,113が前後方向へ所要の間隔をおいて装着してある。この一対のガイドロッド113,113間における上部には逆L字状の上昇降フレーム114が、また、前記一対のガイドロッド113,113間における下部にはL字状の下昇降フレーム115が、一体的に設けたホルダー部を介しそれぞれ摺動自在にして装架してあり、これら上・下昇降フレーム114,115は前記回転フレーム112に装着された上向きシリンダ116および下向きシリンダ117の伸縮作動によって相互に接近・離隔するようになっている。
また、前記上昇降フレーム114には前記上スクイズプレート106を進退させる複数のシリンダ119,119が、また、前記下昇降フレーム115には前記下スクイズプレート107を進退させる複数のシリンダ120,120がそれぞれ装着してある。また、前記上・下昇降フレーム114,115のそれぞれの水平状の上面は前記上・下鋳枠102,103をそれぞれ押すことができる大きさを有している。さらに、前記下昇降フレーム115の前後両外面には上向きのシリンダ122,122が装着してあり、これら複数のシリンダ122,122のピストンロッドの上端間に前記下スクイズプレート107に上下摺動自在に環装した枠状のレベリングフレーム121が架設してある。
また、前記マッチプレート105の搬入出機構104は、図5および図6に示すように、前記鋳物砂スクイズ機構109の前記支持軸108に環装したリング部材123と、前記砂吹込み機構111の回転フレーム112に枢支しかつピストンロッドの先端を前記リング部材123の一部と回動自在に連接したシリンダ124と、基端が前記リング部材123に固着した片持ち構造の1対のアーム125,125と、前記マッチプレート105を載せて左右方向へ往復動自在な吊下げ型の台車(図示せず)と、で構成してあって、前記シリンダ124の伸縮作動により前記1対のアーム125,125が上下回動して、前記台車は、前記鋳物砂スクイズ機構109おける水平状態の前記上・下鋳枠102,103間に前記マッチプレート105を搬入・搬出させるようになっている。尚、アーム125,125はシリンダ124の代わりにモータ等で駆動しても良い。
また、前記砂充填機構111は、前記機台101の天井部の左寄り位置に装着してあり、さらに2個のエアレーションタンク(図示せず)が構成してあって、前記上・下鋳枠102,103にそれぞれ独立して鋳物砂を圧縮空気によって吹込み充填するようになっているが、1個のエアレーションタンクから充填する機構が一般的である。なお、この圧縮空気の圧力は0.05MPa〜0.18MPaが好ましい。
なお、図中符号126は前記上・下鋳枠102,103内から抜き出された前記下スクイズプレート107上の上・下鋳型を鋳型受けテーブル上に押し出す鋳型押出し装置である。
また、造型した鋳型に必要なら中子セット機構(図示せず)や人手により中子をセットした後、鋳型内在の1対の上・下鋳枠102,103を重ね合せ、鋳型を抜き出すようにする。
図1は本発明の一実施例を示す一部切り欠き正面図である。 図2は図1のA-A矢視図であって、上・下鋳枠2,3によってマッチプレート5を挟持した状態である。 図3は図1の平面図である。 図4は図1に示す装置により鋳型を造型する工程の一部を示す動作説明図であって、上・下鋳枠に鋳物砂を吹き込む状態を示す。 図5は本発明の別の実施例を示す正面図である。 図6は図5の一部断面正面図である。 図7は図5の一部切り欠き断面平面図である。

Claims (14)

  1. 重ね合せられた鋳枠無しの上・下鋳型を造型する方法であって;
    側壁に砂吹込み口をそれぞれ有する水平状態の1対の上・下鋳枠によってマッチプレート
    を挟持する工程と;
    これら1対の上・下鋳枠における前記マッチプレートの無いそれぞれの開口部に上・下スクイズプレートをそれぞれ挿入して上・下2個の造型空間を画成しながら、前記1対の上・下鋳枠およびマッチプレートを垂直状態にするとともに前記砂吹込み口を上方に移動させる工程と;
    前記上・下スクイズプレートを開口部に挿入して画成される上・下2個の造型空間に離型剤を噴霧する工程と;
    これら砂吹込み口から前記上・下2個の造型空間に鋳物砂を吹き込み充填する工程と;
    前記上・下2個の造型空間内の鋳物砂をそれぞれスクイズする工程と;
    を含むことを特徴とする鋳枠無し上・下鋳型の造型方法。
  2. 請求項1に記載の鋳枠無し上・下鋳型の造型方法において、
    前記1対の上・下鋳枠における前記マッチプレートの無いそれぞれの開口部に上・下スクイズプレートを挿入して上・下2個の造型空間を画成した後、回転させて、前記1対の上・下鋳枠およびマッチプレートを垂直状態にするとともに前記砂吹込み口を上方に移動させることを特徴とする鋳枠無し上・下鋳型の造型方法。
  3. 前記離型剤を噴霧する工程が、上の造型空間の後に、下の造型空間に離型剤を噴霧する工程であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の鋳枠無し上・下鋳型の造型方法。
  4. 前記上・下2個の造型空間内の鋳物砂をそれぞれスクイズする工程が、前記1対の上・下鋳枠およびマッチプレートを水平状態に戻しながら前記上・下スクイズプレートをさらに進入して前記上・下2個の造型空間内の鋳物砂をそれぞれスクイズする工程であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の鋳枠無し上・下鋳型の造型方法。
  5. 鋳型内在の前記1対の上・下鋳枠を前記マッチプレートから分離するとともにマッチプレートを前記1対の上・下鋳枠の間から搬出する工程と;
    前記工程を行っている間に先行して造型した鋳型に必要なら中子をセットした後鋳型内在の1対の上・下鋳枠を重ね合せる工程と;
    重ね合せた前記鋳型内在の1対の上・下鋳枠から前記鋳型を抜き出す工程と;
    を更に含むことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の鋳枠無し上・下鋳型の造型方法。
  6. 重ね合せられた鋳枠無しの上・下鋳型を造型する装置であって;
    側壁に砂吹込み口をそれぞれ有する2対の上・下鋳枠と;
    これら2対の上・下鋳枠のうち1対の上・下鋳枠の間に搬入出機構によって入出可能に配設されたマッチプレートと;
    前記1対の上・下鋳枠によって前記マッチプレートを挟持し、前記上・下鋳枠における前記マッチプレートが無いそれぞれの開口部に上・下スクイズプレートをそれぞれ入出可能に設け、かつ前記マッチプレートを挟持した前記1対の上・下鋳枠が垂直状態になる位置と水平状態になる位置の間を支持軸を中心にして垂直面内で正逆回転可能にして支持した鋳物砂スクイズ機構と;
    この鋳物砂スクイズ機構を正逆回転させる回転駆動機構と;
    上・下の各々の鋳枠に設けられた離型剤を噴霧する離型剤噴霧機構と;
    この回転駆動機構の駆動によって垂直状態にある前記1対の上・下鋳枠に対して前記砂吹込み口から鋳物砂を吹き込む砂吹込み機構と;
    を具備したことを特徴とする鋳枠無し上・下鋳型の造型装置。
  7. 重ね合わせられかつ水平状態にある上・下鋳型内在の前記1対の上・下鋳枠から前記上・下鋳型を抜き出す鋳型抜出し機構と;
    前記1対の上・下鋳枠が水平状態にある前記鋳物砂スクイズ機構と前記鋳型抜出し機構の間を、一対ずつ上下に連なって水平に並ぶ水平状態の2対の前記上・下鋳枠を、交互に間欠的に旋回させかつ前記上鋳枠を昇降可能な鋳枠旋回機構と;
    を、更に、備えたことを特徴とする請求項6に記載の鋳枠無し上・下鋳型の造型装置。
  8. 重ね合せられた鋳枠無し上・下鋳型を造型する方法であって;
    側壁に砂吹込み口をそれぞれ有する水平状態の1対の上・下鋳枠によってマッチプレートを挟持する工程と;
    これら上・下鋳枠における前記マッチプレートの無いそれぞれの開口部に上・下スクイズプレートをそれぞれ挿入して上・下2個の造型空間を画成しながら、前記上・下鋳枠およびマッチプレートを垂直状態にするとともに前記砂吹込み口を上方に移動させる工程と;
    上・下スクイズプレートを開口部に挿入して画成される上・下2個の造型空間に離型剤を噴霧する工程と;
    これら砂吹込み口から前記上・下造型空間に鋳物砂を吹き込み充填する工程と;
    前記上・下2個の造型空間内の鋳物砂をそれぞれスクイズする工程と;
    を含むことを特徴とする鋳枠無し上・下鋳型の造型方法。
  9. 請求項8に記載の鋳枠無し上・下鋳型の造型方法において、
    前記上・下鋳枠における前記マッチプレートの無いそれぞれの開口部に上・下スクイズプレートを挿入して上・下2個の造型空間を画成した後、回転させて、前記上・下鋳枠およびマッチプレートを垂直状態にするとともに前記砂吹込み口を上方に移動させることを特徴とする鋳枠無し上・下鋳型の造型方法。
  10. 前記離型剤を噴霧する工程が、上の造型空間の後に、下の造型空間に離型剤を噴霧する工程であることを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の鋳枠無し上・下鋳型の造型方法。
  11. 前記上・下2個の造型空間内の鋳物砂をそれぞれスクイズする工程が、前記上・下鋳枠およびマッチプレートを水平状態に戻しながら前記上・下スクイズプレートをさらに進行させて前記上・下造型空間内の鋳物砂をそれぞれスクイズする工程であることを特徴とする請求項8から請求項10のいずれかに記載の鋳枠無し上・下鋳型の造型方法。
  12. 重ね合せられた鋳枠無し上・下鋳型を造型する装置であって;
    側壁に砂吹込み口をそれぞれ有する上鋳枠と下鋳枠を連結杆を介し相互に接近・離隔自在にして連結した上・下鋳枠ユニットと;
    この上・下鋳枠ユニットの上鋳枠と下鋳枠の間に搬入出機構によって入出可能に配設したマッチプレートと;
    上・下の各々の鋳枠に設けられた離型剤を噴霧する離型剤噴霧機構と;
    前記上・下鋳枠ユニットを複数のクランプ機構を介して着脱可能に取り付け、前記上・下鋳枠によって前記マッチプレートを挟持し、前記上・下鋳枠における前記マッチプレートが無いそれぞれの開口部に上・下スクイズプレートをそれぞれ入出可能に設け、かつ前記マッチプレートを挟持した前記上・下鋳枠が垂直状態になる位置と水平状態になる位置の間を支持軸を中心にして垂直面内で正逆回転可能に構成した鋳物砂スクイズ機構と;
    この鋳物砂スクイズ機構を正逆回転させる回転駆動機構と;
    この回転駆動機構の駆動によって垂直状態にある前記上・下鋳枠に対して前記砂吹込み口から鋳物砂を吹き込む砂吹込み機構と;
    を具備したことを特徴とする鋳枠無し上・下鋳型の造型装置。
  13. 請求項12に記載の鋳枠無し上・下鋳型の造型装置において;
    前記クランプ機構は、1対の揺動モータと、この揺動モータの揺動軸に嵌着した爪とを備えて前記上・下鋳枠ユニットの連結杆を挟持可能に構成したことを特徴とする鋳枠無し上・下鋳型の造型装置。
  14. 前記上・下鋳枠ユニットに対応するように中子セット機構を、更に備えたことを特徴とする請求項8から13のいずれかに記載の鋳枠無し上・下鋳型の造型装置。
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