JPH08187544A - 砂型脱型用離型剤の噴射装置 - Google Patents

砂型脱型用離型剤の噴射装置

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Publication number
JPH08187544A
JPH08187544A JP33946494A JP33946494A JPH08187544A JP H08187544 A JPH08187544 A JP H08187544A JP 33946494 A JP33946494 A JP 33946494A JP 33946494 A JP33946494 A JP 33946494A JP H08187544 A JPH08187544 A JP H08187544A
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JP
Japan
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release agent
mold
valve
sand
injection port
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Application number
JP33946494A
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English (en)
Inventor
Katsuharu Otaki
克治 大瀧
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KOOYOO KK
Koyo Corp
Original Assignee
KOOYOO KK
Koyo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 離型剤をマッチプレートにまんべんなく付着
させて砂型の脱型効率を高め、離型剤が外部へ浮遊、飛
散しないため公害を防止でき、離型剤が造型部の周縁の
装置に付着して火災等の発生原因になることがなく、無
駄な消費も節約できる砂型脱型用離型剤の噴射装置を提
供することを目的とするものである。 【構成】 上下に開口18を有し、各々上下方向に対向
移動する様に配置された上下鋳型枠22、24と、上下
鋳型枠の離開した間隔へマッチプレート26を挿入する
マッチプレート挿入部と、マッチプレートを挟着した状
態で鋳砂投入前に上下鋳型枠の開口を覆蓋する上下スク
イズ板36、38と、スクイズ板の鋳砂圧接面、又は上
下鋳型枠の内壁面に形成された離型剤噴射口78と、該
離型剤噴射口に連通する離型剤噴射機構80とを備えて
成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、造型部で砂型を造型す
るマッチプレートの外面や鋳型枠内面に離型剤を付着さ
せるための砂型脱型用離型剤の噴射装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、水平割り砂型を造形する造形機
は、上下に開口を有した囲周壁体から形成され、上下方
向に対向移動する様に配置された中空の上下鋳型枠と、
この上下鋳型枠の上下開口に向けて上下から進退移動す
る上下スクイズ板と、前記上下鋳型枠が上下に離開した
状態でその間隔内へ水平方向からマッチプレートを挿入
するマッチプレート挿入部と、を有した造型部を備えて
いる。そして、造型部内で砂型を造型するごとに、図9
に示す様に、造型部の外部へ後退して待機しているマッ
チプレートの上方位置と、下方位置とに配置された噴射
ノズルからマッチプレートへ向け離型剤を噴射して付着
させている。
【0003】このマッチプレートの表面と裏面とに離型
剤を付着させた後で造型部内にマッチプレートを挿入
し、該マッチプレートを上下鋳型枠で挟着して枠合せし
た上下開口に上下スクイズ板を進入させて密閉された砂
型空間を形成する。この砂型空間内に鋳砂を投入して上
下スクイズ板で圧縮しながら上下鋳型枠内でそれぞれ上
下砂型を成型する。その後で下部鋳型枠をマッチプレー
トと共に下降させつつマッチプレート挿入部にマッチプ
レートを支持して造型部内から後退させ、再び上下鋳型
枠を枠合わせして内部の砂型製品を枠抜きし、外部へ送
り出している。前記マッチプレートに離型剤を付着する
ことによって造型された砂型製品がマッチプレートから
容易に離脱でき、砂型製品に損傷等が発生するのを防止
しているものである。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、造型
部内から後退した外部位置でマッチプレートの上下方向
から離型剤を噴霧するため、噴霧中の離型剤が造型部の
近傍空間に浮遊して作業者の健康を害する様な公害を発
生する欠点がある。また、浮遊する離型剤が造型部の周
縁の装置に付着して汚染され、この離型剤が火災等の発
生原因になる危険があり、更に、噴射された離型剤の大
半が浮遊、離散して無駄になり易い等の問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、造型機で砂型を造型する
ときに、(1)マッチプレートのほぼ全表面にまんべん
なく離型剤を付着させて砂型の離型効果を向上させる。
(2)離型剤が砂型空間の外部へ浮遊、飛散することが
なく離型剤による公害を防止できる。(3)離型剤が造
型部の周縁の装置に付着することなく、火災等の発生原
因となることがない。(4)離型剤が外部へ浮遊、飛散
しないため無駄な消費がなく、離型剤を節約できる等を
特徴とした砂型脱型用離型剤の噴射装置を提供すること
にある。
【0006】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに、請求項1に係る発明は、上下に開口18を有し、
囲周壁体20から形成され上下方向に対向移動する様に
配置された中空の上下鋳型枠22、24と、前記上下鋳
型枠22、24が上下に離開した状態でその間隔内へ水
平方向からマッチプレート26を挿入するマッチプレー
ト挿入部28と、この上下鋳型枠22、24の前記開口
18に向けて上下から進退移動し、前記マッチプレート
26を前記上下鋳型枠22、24に挟着させた状態で鋳
砂投入前に前記上下鋳型枠22、24の開口18を覆蓋
しつつ内部に砂型空間30、32を形成する、鋳砂圧接
面34を備えた上下スクイズ板36、38と、前記上下
のいずれかまたは両方のスクイズ板36、38の鋳砂圧
接面34、又は前記上下鋳型枠22、24のいずれか又
は両方の内壁面に形成された離型剤噴射口78と、該離
型剤噴射口78に連通する離型剤噴射機構80とを備
え、前記マッチプレート26を挟着して上下鋳型枠2
2、24を枠合せさせた状態で前記砂型空間30、32
に対し離型剤を噴射させて成る砂型脱型用離型剤の噴射
装置10から構成される。
【0007】また、請求項2に係る発明では、前記離型
剤噴射機構80は、離型剤供給部86と、この離型剤供
給部86により供給される離型剤を前記離型剤噴射口7
8から噴射制御する噴射制御部88とを備えて成ること
としてもよい。
【0008】また、請求項3に係る発明では、前記噴射
制御部88は、前記離型剤噴射口78に対して進退移動
する開閉弁90を備えて成ることとしてもよい。
【0009】また、請求項4に係る発明では、前記開閉
弁90は、前記砂型空間30、32側から前記離型剤噴
射口78に対して進退移動するように設けられて成るこ
ととしてもよい。
【0010】また、請求項5に係る発明では、前記開閉
弁90の弁体92上面は前記スクイズ板36、38の鋳
砂圧接面34と面一状になるように設けられて成ること
としてもよい。
【0011】また、請求項6に係る発明では、噴射制御
部88は、前記開閉弁90の閉弁を保持する弁座96
と、前記開閉弁90を常時閉弁方向に付勢する付勢部9
8とを有し、前記離型剤供給部86により常時噴射圧力
を加えつつ前記開閉弁90の開弁時に前記離型剤噴射口
78から離型剤を噴射させてなることとしてもよい。
【0012】また、請求項7に係る発明では、前記離型
剤噴射機構80は、前記離型剤噴射口78に連通する空
気圧供給部110を含み、前記開閉弁90の弁体92に
は弁軸94が連結され、前記付勢部98は、前記弁軸9
4に嵌装されたコイルスプリング122から成り、該空
気圧供給部110より、このコイルスプリング122の
付勢力に勝る空気圧を供給させることにより、前記開閉
弁90を開弁することを特徴として成ることとしてもよ
い。
【0013】また、請求項8に係る発明では、前記開閉
弁90の弁体92は、上面が水平で下面が円錐状に形成
されて成ることとしてもよい。
【0014】
【作用】本発明に係る砂型脱型用離型剤の噴射装置を備
えた造形機においては、マッチプレート挿入部により上
下に離解している上下鋳型枠の間隔へマッチプレートが
挿入され、このマッチプレートへ向け下部鋳型枠が上昇
してマッチプレートを上面に支持し、上部鋳型枠がマッ
チプレートの上面へ下降して上下鋳型枠が枠合せされ
る。同時に上下鋳型枠の開口内に上下スクイズ板が覆蓋
状に係合されて内部に密閉された砂型空間が形成され
る。この砂型空間に鋳砂が投入される前に、上下スクイ
ズ板の鋳砂圧縮面に開口された離型剤噴射口に連通する
離型剤噴射機構から離型剤が高圧空気に混入して噴射さ
れ、各離型剤噴射口から噴霧された離型剤がマッチプレ
ートの上下面や上下鋳型枠の内面に略均等に付着するも
のである。これにより、マッチプレートの上下面にほぼ
まんべんなく離型剤が付着されて砂型の脱型効果を向上
でき、噴霧された離型剤が造型部の外部へ浮遊、飛散す
ることがなく離型剤による公害を防止でき、離型剤が造
型部の周縁の装置に付着することもなく、離型剤が火災
等の発生原因になることもない。
【0015】また、前記離型剤噴射機構は、離型剤供給
部と、この離型剤供給部により供給される離型剤を前記
離型剤噴射口から噴射制御する噴射制御部と、を備えて
成ることにより、離型剤供給部から離型剤噴射口へ圧送
される離型剤を噴射制御部で上下鋳型枠内への鋳砂の投
入以前にタイミングを合わせながら能率的に噴射でき、
砂型空間内で成型した砂型をマッチプレートや上下鋳型
枠内から損傷することなく確実に脱型できることとな
る。
【0016】また、前記噴射制御部は、前記離型剤噴射
口に対して進退移動する開閉弁を備えて成ることによ
り、上下スクイズ板に設けた離型剤噴射口を開閉弁で完
全に閉鎖でき、また、離型剤噴射口の開閉を極めて簡単
な構造で制御できる。また、上下スクイズ板で砂型空間
に投入された鋳砂を圧縮するときに離型剤が離型剤噴射
口から漏洩したり、逆に鋳砂が離型剤噴射口内に目詰ま
りすることがない。
【0017】また、前記開閉弁は、前記砂型空間側から
前記離型剤噴射口に対して進退移動するように設けられ
て成ることにより、開閉弁は閉弁時に砂型空間側から離
型剤噴射口に密着して離型剤が砂型空間へ漏洩すること
なく、成型した砂型内に離型剤が混入することがない。
【0018】また、前記開閉弁の弁体上面は前記スクイ
ズ板の鋳砂圧接面と面一状になるように設けられて成る
ことにより、成型した上下砂型を型枠内から押抜き、上
下接合した砂型製品を下部スクイズ板で支持しながら造
型部の外部の搬送装置へ押出すときに砂型製品が下部ス
クイズ板の鋳砂圧接面をスムーズに滑動しながら押し出
しできる。
【0019】また、噴射制御部は、前記開閉弁の閉弁を
保持する弁座と、前記開閉弁を常時閉弁方向に付勢しつ
つ閉弁保持させる付勢部と、を有し、前記離型剤供給部
により常時噴射圧力を加えつつ前記開閉弁の開弁時に前
記離型剤噴射口から離型剤を噴射させて成ることによ
り、噴射制御部を簡略な弁機構に形成して離型剤の噴射
を簡易に制御できる。
【0020】また、前記離型剤噴射機構は、前記離型剤
噴射口に連通する空気圧供給部を含み、前記開閉弁の弁
体には弁軸が連結され、前記付勢部は、前記弁軸に嵌装
されたコイルスプリングから成り、該空気圧供給部よ
り、このコイルスプリングの付勢力に勝る空気圧を供給
させることにより、前記開閉弁を開弁することを特徴と
して成ることにより、コイルスプリングの付勢力が弁軸
を介して弁体を受座へ圧着させる様に作用して開閉弁を
閉弁保持させ、逆に離型剤供給部から開閉弁に対しコイ
ルスプリングの付勢力に勝る空気圧を供給させて開閉弁
を敏速で的確に開弁動作させつつ離型剤を噴射できる。
【0021】また、前記開閉弁の弁体は、上面が水平で
下面が円錐状に形成されて成ることにより、閉弁時に弁
体の下面円錐面が、弁座側に密着されて噴射制御部の機
密性を保持できる。
【0022】
【実施例】以下、添付図面に基づき、本発明の好適な実
施例を説明する。図1、図2、図3には、本は発明の実
施例に係る砂型脱型用離型剤の噴射装置10を備えた造
型機12が示されている。図より明らかな様に、前記造
型機12は、平面視長矩形状に形成されたテーブル14
と、このテーブル14の端部寄りの上面側に設置された
造型部16と、を有している。
【0023】前記造型部16は、上下に開口18を有
し、囲周壁体20から形成され上下方向に対向移動する
様に配置された中空の上部鋳型枠22及び下部鋳型枠2
4と、該上部鋳型枠22と下部鋳型枠24とが上下に離
開した状態でその間隔内へ水平方向からマッチプレート
26を挿入するマッチプレート挿入部28と、この上下
鋳型枠22、24の前記開口18に向けて上下から進退
移動し、前記マッチプレート26を前記上下鋳型枠2
2、24に挟着させた状態で鋳砂投入前に前記上下鋳型
枠22、24の開口18を覆蓋しつつ内部に砂型空間3
0、32を形成するための鋳砂圧接面34を備えた上下
スクイズ板36、38とを備えている。
【0024】図1、図3に示す様に、造型部16側のテ
ーブル14の上面には、その一方側部に2本の左側支柱
40、40が立設され、他方側部には左側支柱40、4
0の中間位置と対向した旋回支柱42が立設され、この
旋回支柱42の上端に側面視T形に連設された枠杆44
の両端部に2本の右側支柱46、46が立設されてい
る。図2に示す様に、左側支柱40、40と、右側支柱
46、46との上端に上部台枠48が架設され、この上
部台枠48は、テーブル14の他端部の上方へ向けて延
設されて支柱に支持されている。
【0025】前記旋回支柱42には、下部鋳型枠24を
両端部に着脱支持し、この下部鋳型枠24を上昇させて
上部鋳型枠22と枠合わせして内部に砂型を造型し、こ
の下部鋳型枠24を再び下降させて支持しながら砂型内
に中子を挿入するための平面視略H形状の旋回支持部5
0の中央部が回転自在に軸支されている。図1に示す様
に、旋回支持部50は、その下面側でテーブル14に設
けた旋回シリンダ52のロッドが連設されている。この
ロッドの伸縮により旋回支持部50は180度ずつ反復
回転され、旋回支持部50の両端部に着脱支持された下
部鋳型枠24が交互にテーブル14の上方位置に配置さ
れる。
【0026】造形部16側において、テーブル14の略
中心位置には、押上シリンダ54が設置され、この押上
シリンダ54のロッドの上端に固定した台盤56に下部
スクイズ板38が固定されている。この下部スクイズ板
38の上面に鋳砂を圧縮する鋳砂圧縮面34が形成さ
れ、該下部スクイズ板38が下部鋳型枠24の下端の開
口18内に覆蓋状に係合される。
【0027】また、押上シリンダ54の周縁部において
テーブル14に設置した他の押上シリンダ58やガイド
ロッド60の上端に、下部鋳型枠24を支持するための
中空枠状の下部受枠62が固定されている。この押上シ
リンダ58により下部受枠62を上昇させつつ前記旋回
支持部50に支持した下部鋳型枠24を下部受枠62に
支持しつつ上昇させる。
【0028】前記上部台枠48の下方において、左側支
柱40、40及び右側支柱46、46には、図示しない
昇降シリンダで昇降する昇降枠63が架設され、この昇
降枠63の中央位置に上部鋳型枠22が固定されて下部
受枠62に支持された下部鋳型枠24と対向されてい
る。更に、上部台枠48の上面に下向きに固定された押
下シリンダ64のロッドの下端に上部スクイズ板36が
固定され、この上部スクイズ板36の下面には鋳砂を圧
縮する鋳砂圧縮面34が形成され、該上部スクイズ板3
6が上部鋳型枠22の上端の開口18内に覆蓋状に係合
される。
【0029】図2、図3に示す様に、前記マッチプレー
ト挿入部28は、上部台枠48の高さの略中間高さ位置
において、テーブル14の両側部の上方側から造形部1
6の両側部へ向け各支柱に水平に架設された左右ガイド
ロッド66、66と、この左右ガイドロッド66、66
に摺動自在に係合され、上部台枠48に枢着された押送
機構68に連係された中空移動台70と、を有し、この
中空移動台70内の中空部縁に設けられた受ピン72、
72に前記マッチプレート26が着脱自在に支持されて
いる。
【0030】図1に示す様に、造形部16の上方位置に
おいて、上部台枠48の上面側に鋳砂を貯留する左右ブ
ロータンク74、74が設置され、この左右ブロータン
ク74、74から、枠合わせした上下鋳型枠22、24
の両側部の鋳砂吹込口に連通するブローヘッド76、7
6が左右対向に垂設されている。
【0031】これにより、マッチプレート挿入部28の
中空移動台70が造形部16内へ移動したときに、テー
ブル14上の下部受枠62が上昇しながら、その上方で
旋回支持部50の端部に支持されている下部鋳型枠24
を受着して上昇し、同時に下部スクイズ板38も下部鋳
型枠24の下端の開口18に係合して上昇する。そし
て、マッチプレートの挿入部28の中空移動台70内の
中空部内を下部鋳型枠24は上昇しながら上面にマッチ
プレート26を受着する。
【0032】また、造形部16の上部位置の昇降枠63
が上部鋳型枠22と共に下降され、上部スクイズ板36
は上部鋳型枠22の上端開口18に係合しっつ共に下降
して上部鋳型枠22の下端と下部鋳型枠24の上端とで
マッチプレート26が挟着され、このマッチプレート2
6の上下面に砂型空間30、32が形成される。このと
き、上下鋳型枠22、24の両側面の鋳砂吹込口に左右
ブロータンク74、74のブローヘッド76、76が連
通されて鋳砂が投入されるまで待機する。
【0033】本発明に係る砂型脱型用離型剤の噴射装置
10は、図4ないし図8に示す様に、前記造形機12の
上下のいずれかまたは両方の上下スクイズ板36、38
の鋳砂圧接面34に形成された離型剤噴射口78と、該
離型剤噴射口78に連通する離型剤噴射機構80とを備
えている。そして、上下鋳型枠22、24でマッチプレ
ート26を挟着して枠合わせし、上下鋳型枠22、24
の開口18、18を上下スクイズ板36、38で覆蓋し
てマッチプレート26の上下位置に密閉された砂型空間
30、32が形成された状態で各離型剤噴射口78の離
型剤噴射機構80が作動して離型剤噴射口78から離型
剤を噴射するものである。
【0034】これにより、マッチプレートのほぼ全表面
にまんべんなく離型剤を付着させて砂型の離型効果を向
上できると共に上下鋳型枠の内面や上下スクイズ板の鋳
砂圧縮面にも離型剤が付着し、鋳型枠の内面や上下スク
イズ板の鋳砂圧縮面にライニングされた鋼板の摩耗が少
なく、耐用年数を増大できる。また、離型剤が密閉され
た砂型空間30、32の外部へ浮遊、飛散することがな
く離型剤による公害を防止でき、離型剤が造型部の周縁
の装置に付着して火災等の発生原因になることがない。
また、離型剤が空気中に飛散することなく、離型剤が無
駄に消費されることなく、離型剤の使用を節約できるこ
ととなる。なお、実施例において、上下スクイズ板3
6、38の鋳砂圧縮面34に離型剤噴射口78を設けて
いるが、これに限ることなく、上下鋳型枠20、22の
内壁面に離型剤噴射口78を設け、この離型剤噴射口7
8と対応した離型剤噴射機構により離型剤噴射口78か
ら離型剤を噴射する構成としてもよい。
【0035】図4、図5、図6に示す様に、上下スクイ
ズ板36、38の鋳砂圧縮面34は、スクイズ板本体8
2の表面にライニングされ、耐摩耗性、耐食性等に勝れ
た合金工具鋼、炭素工具鋼、高速度工具鋼等の合金鋼板
84で形成されている。前記離型剤噴射口78は、スク
イズ板本体82内から合金鋼板84の上面へ連通する様
に開口されている。図7に示す様に、前記鋳砂圧縮面3
4には、その中心に対して略対称な4個の離型剤噴射口
78が開口されている。しかし、4個の離型剤噴射口7
8に限ることなく、6個程度の離型剤噴射口78を開口
してもよい。
【0036】図6、図8に示す様に、前記離型剤噴射機
構80は、離型剤を供給する離型剤供給部86と、この
離型剤供給部86により供給される離型剤を離型剤噴射
口78から噴射制御する噴射制御部88と、を備えてい
る。これにより、離型剤供給部86から上下スクイズ板
36、38の鋳砂圧縮面に設けた各離型剤噴射口78へ
圧送される離型剤を、離型剤噴射口78の下方に連通し
て設けた噴射制御部88で制御しながら、上下鋳型枠2
2、24内へ鋳砂が投入される以前にタイミングを合わ
せながら能率的に噴射できる。また、上下スクイズ板3
6、38の離型剤噴射口78から霧状に噴射された離型
剤がマッチプレート26の上下面や上下鋳型枠22、2
4の内面に均等に付着し、砂型空間内で成型された砂型
をマッチプレート26や上下鋳型枠22、24内から損
傷することなく確実に脱型できることとなる。
【0037】図6に示す様に、前記噴射制御部88は、
離型剤噴射口78に対して進退移動する開閉弁90を備
え、この開閉弁90は、前記砂型空間30、32側から
前記離型剤噴射口78に対して進退移動するように設け
られ、該開閉弁90の弁体92の上面は上下スクイズ板
36、38の鋳砂圧接面34と面一状になるように設け
られている。これにより、離型剤噴射口78を開閉弁9
0で完全に閉弁でき、上下スクイズ板36、38で鋳砂
を圧縮するときに離型剤が離型剤噴射口78から漏洩し
たり、逆に鋳砂が離型剤噴射口78に目詰りすることが
ない。更に、上下接合させた砂型製品を下部スクイズ板
38で支持しながら外部の搬送装置等へスムーズに押出
しできる。
【0038】図6に示す様に、開閉弁90は、前記弁体
92の下面に連設された弁軸94を有している。噴射制
御部88は、前記開閉弁90の弁体92の閉弁を保持す
る弁座96と、前記弁体92を弁座96に密着する閉弁
方向に常時付勢しつつ閉弁保持させる付勢部98とを有
している。該弁体92は、その上面が水平で下面が略円
錐状に形成されている。前記弁座96は、上面に弁体9
2の下面の部円錐面が着脱自在に密着する略円錐状の受
座面100と、弁軸94を軸支するため中心に開孔され
た軸孔102と、を有している。
【0039】更に、該受座96には、その軸孔102の
周縁位置に弁座96の下面に設けられた液溜り室104
から受座面100の軸孔102寄り位置に貫通された複
数の内部側噴射孔106と、液溜り室104から受座面
100の周縁寄り位置へ向け貫通された外部側噴射孔1
08とが開孔されている。前記付勢部98は、軸孔10
2に嵌挿されて液溜り室104へ貫通された弁軸94の
端部に設けられている。なお、前記受座96、液溜り室
104は、スクイズ本体82と別体に形成されて離型剤
噴射口78に連通されているが、これに限ることなく、
スクイズ本体82内に直接、受座面100、軸孔10
2、噴射孔106、108、液溜り室104等を形成し
てもよい。
【0040】前記離型剤供給部86は、図8に示す様
に、空気圧縮機等から成る空気圧供給部110と、離型
剤が貯留された密閉タンク等から成る離型剤収容部11
2と、この空気圧供給部110から上下スクイズ板2
2、24に設けた各離型剤制御部88の液溜り室104
内へ連通されたフレキシブル性を備えた高圧ホース11
4、114とを備え、この高圧ホース114、114に
は第1制御弁116a、116aが連通されている。
【0041】離型剤収容部112内を加圧するため、前
記高圧ホース114から分岐された分岐ホース118が
離型剤収容部112に連通されている。この離型剤収容
部112内の離型剤を前記高圧ホース114、114内
の高圧空気に給気させるためのフレキシブル性を備えた
給液ホース120、120が離型剤収容部112から高
圧ホース114、114の離型剤制御部88側に連通さ
れている。この給液ホース120、120には第2制御
弁116b、116bが連通されている。前記空気圧供
給部110、離型剤収容部112等は、造形機12のテ
ーブル14内に設置し、このテーブル14に立設した支
柱等を利用して前記高圧ホース114、114や給液ホ
ース120、120を造形部の作動に対応して延設す
る。
【0042】これにより、空気圧供給部110により常
時噴射圧力を加えながら離型剤収容部112内の圧力を
高め保持し、離型剤の噴射時に第1、第2制御弁116
a、116bを開閉させる。このとき、離型剤が霧状に
混合された高圧空気が各離型剤制御部88内の液溜り室
104に通気され、図6に示す様に、受座96内の内部
側噴射孔106と外部側噴射孔108から弁体92に高
圧力が付勢部98の付勢力に抗して作用し、開閉弁90
は、図6の仮装線で示す様に受座96の受座面100か
ら離脱して開弁され、離型剤噴射口78から離型剤が高
圧空気と共に霧状に噴射されものである。これにより、
噴射する離型剤を離型剤供給部86で簡易に制御でき、
また、開閉弁90の構造も簡略で、安価に製造できる。
【0043】また、前記離型剤噴射機構80は、離型剤
噴射口78に連通する空気圧供給部110を含み、付勢
部98は、開閉弁90の弁軸94に嵌装されたコイルス
プリング122から形成され、このコイルスプリング1
22の両端が受座96の下面と弁軸94に嵌装されてナ
ット124で固定された受筒126とに係止されてい
る。
【0044】これにより、コイルスプリング122の付
勢力が弁軸94を介して弁体92を受座96へ圧着させ
る様に作用して開閉弁を閉弁保持させ、逆に離型剤供給
部86の空気圧供給部110から開閉弁90に対しコイ
ルスプリング122の付勢力に勝る空気圧を供給させて
開閉弁90を敏速で的確に開弁動作させつつ離型剤を噴
射できることとなる。
【0045】次に、本発明の実施例に係る砂型脱型用離
型剤の噴射装置10の作用を説明する。造形機12の造
形部16内に、マッチプレート26が挿入されて上下鋳
型枠22、24が、図1、図4に示す様に枠合せされて
上下鋳型枠22、24の開口18、18内に上下スクイ
ズ板36、38が覆蓋状に係合され、造形部16のブロ
ータンク74、74内の鋳砂が上下鋳型枠22、24内
の砂型空間30、32に投入される前に、前記離型剤供
給部86の高圧ホース114、114及び給液ホース1
20、120に設けた第1、第2制御弁116a、11
6bが瞬間的に開閉弁される。
【0046】これにより、離型剤供給部86の空気圧供
給部110より高圧空気に離型剤収容部112内の離型
剤が霧状に混合されて上下スクイズ板36、38に設け
られた各離型剤制御部88内の液溜り室104に通気さ
れる。更に、受座96内の内部側噴射孔106と外部側
噴射孔108から弁体92の下面側に高圧力が弁軸94
に設けた付勢部98の付勢力に抗して作用して開閉弁9
0は、砂型空間30、32側へ向け開弁され、各離型剤
噴射口78から離型剤が高圧空気と共に霧状に噴射さ
れ、マッチプレート26の上下面や上下鋳型枠22、2
4の内面に付着するものである。
【0047】従って、枠合わせされた上下鋳型枠の密閉
された砂型空間に離型剤が霧状に噴霧されるため、マッ
チプレート26の上下面や上下鋳型枠22、24の内面
に離型剤がまんべんなく付着され、砂型の脱型効果を向
上できる。また、噴霧された離型剤が造型部の外部へ浮
遊、飛散することがなく離型剤による公害を防止できる
こととなる。また、離型剤が造型部の周縁の装置に付着
することもなく、離型剤が火災等の発生原因になること
もない。また、離型剤が空気中に飛散しないために無駄
に消費されることなく、高価な離型剤を節約できること
となる。
【0048】
【発明の効果】以上説明した様に、請求項1に係る砂型
脱型用離型剤の噴射装置によれば、上下に開口を有し、
囲周壁体から形成され各々上下方向に対向移動する様に
配置された中空の上下鋳型枠と、前記上下鋳型枠が上下
に離開した状態でその間隔内へ水平方向からマッチプレ
ートを挿入するマッチプレート挿入部と、この上下鋳型
枠の前記開口に向けて上下から進退移動し、前記マッチ
プレートを前記上下鋳型枠に挟着させた状態で鋳砂投入
前に前記上下鋳型枠の開口を覆蓋しつつ内部に砂型空間
を形成する、鋳砂圧接面を備えた上下スクイズ板と、前
記上下のいずれか又は両方のスクイズ板の鋳砂圧接面、
又は前記上下鋳型枠のいずれか又は両方の内壁面に形成
された離型剤噴射口と、該離型剤噴射口に連通する離型
剤噴射機構と、を備え、前記マッチプレートを挟着して
上下鋳型枠を枠合せさせた状態で前記砂型空間に対し離
型剤を噴射させて成ることにより、マッチプレートを上
下鋳型枠で挟着し、鋳砂投入前に前記上下鋳型枠の開口
を上下スクイズ板で覆蓋し、密閉された砂型空間内に上
下スクイズ板の鋳砂圧接面、又は上下鋳型枠の内壁面に
設けた離型剤噴射口に連通した離型剤噴射機構から離型
剤を噴射してマッチプレートの上下面や上下鋳型枠の内
面に付着させるので、密閉空間へ直接離型剤を噴射させ
ることにより砂型のほぼ全面に離型剤を付着できて離型
効果を高め得るとができると共に、上下鋳型枠の内面や
上下スクイズ板の鋳砂圧縮面にライニングされた鋼板に
も離型剤が付着して摩耗が少なく、耐用年数を増大でき
る。同時に、噴射した離型剤が砂型空間の外部へ浮遊、
飛散することなく、離型剤の使用効率を向上させて消費
コストを低減させると共に、浮遊する離型剤による公害
を防止できる。また、離型剤が造型部の周縁の装置に付
着したり、或は火災等の発生原因になることなく、安全
管理も飛躍的に向上させることが可能である。
【0049】また、請求項2によれば、前記離型剤噴射
機構は、離型剤供給部と、この離型剤供給部により供給
される離型剤を前記離型剤噴射口から噴射制御する噴射
制御部と、を備えて成ることにより、離型剤供給部から
離型剤噴射口へ圧送される離型剤を噴射制御部で上下鋳
型枠内への鋳砂の投入以前にタイミングを合わせながら
能率的に噴射でき、砂型空間内で成型した砂型をマッチ
プレートや上下鋳型枠内から損傷することなく確実に脱
型できる。
【0050】また、請求項3によれば、前記噴射制御部
は、前記離型剤噴射口に対して進退移動する開閉弁を備
えて成ることにより、上下スクイズ板に設けた離型剤噴
射口を開閉弁で完全に閉鎖でき、また、離型剤噴射口の
開閉を極めて簡単な構造で制御でき、製造が容易で製作
コストも安価である。また、上下スクイズ板で砂型空間
に投入された鋳砂を圧縮するときに離型剤が離型剤噴射
口から漏洩したり、逆に鋳砂が離型剤噴射口内に目詰ま
りするのを防止できる。
【0051】また、請求項4によれば、前記開閉弁は、
前記砂型空間側から前記離型剤噴射口に対して進退移動
するように設けられて成ることにより、開閉弁は閉弁時
に砂型空間側から離型剤噴射口に密着して離型剤が砂型
空間へ漏洩することなく、成型した砂型内に離型剤が混
入することがない。
【0052】また、請求項5によれば、前記開閉弁の弁
体上面は前記スクイズ板の鋳砂圧接面と面一状になるよ
うに設けられて成ることにより、成型した上下砂型を型
枠内から押抜き、上下接合した砂型製品を下部スクイズ
板で支持しながら造型部の外部の搬送装置へ押出すとき
に砂型製品が下部スクイズ板の鋳砂圧接面をスムーズに
滑動しながら押し出しできる。また、鋳砂により摩耗し
易いスクイズ板の交換を同一スクイズ板を用いて、簡
易、迅速に行える。また、コストも低廉に保持できる。
【0053】また、請求項6によれば、噴射制御部は、
前記開閉弁の閉弁を保持する弁座と、前記開閉弁を常時
閉弁方向に付勢しつつ閉弁保持させる付勢部と、を有
し、前記離型剤供給部により常時噴射圧力を加えつつ前
記開閉弁の開弁時に前記離型剤噴射口から離型剤を噴射
させて成ることにより、弁機構で簡易な制御ができる。
また、開閉弁の構造が簡略で、安価に製造できる。
【0054】また、請求項7によれば、前記離型剤噴射
機構は、前記離型剤噴射口に連通する空気圧供給部を含
み、前記開閉弁の弁体には弁軸が連結され、前記付勢部
は、前記弁軸に嵌装されたコイルスプリングから成り、
該空気圧供給部より、このコイルスプリングの付勢力に
勝る空気圧を供給させることにより、前記開閉弁を開弁
することを特徴として成ることにより、コイルスプリン
グの付勢力が弁軸を介して弁体を受座へ圧着させる様に
作用して開閉弁を閉弁保持させ、逆に離型剤供給部から
開閉弁に対しコイルスプリングの付勢力に勝る空気圧を
供給させて開閉弁を敏速で的確に開弁動作させつつ離型
剤を噴射できる。また、閉弁付勢をコイルスプリングに
より行うので電磁弁などを用いる場合等に比較して極め
て安価に、かつ、簡単な構造で、低コストの製造が可能
である上に、保守や、修理等も簡単に行える。また、コ
イルスプリングの付勢力に勝る空気圧を付与して開弁さ
せ、閉弁時は該スプリングによる弁体の瞬時の閉弁作用
により、砂型空間から鋳砂の微粒子等が逆流して弁機構
を損傷させることがなく、耐久性も極めて高いものとで
きる。
【0055】また、請求項8によれば、前記開閉弁の弁
体は、上面が水平で下面が円錐状に形成されて成ること
により、閉弁時に弁体の下面円錐面が、弁座側に密着さ
れて噴射制御部の機密性を保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る砂型脱型用離型剤の噴射
装置を造型部に備えた造型機の一部を切開した正面図で
ある。
【図2】図1の造型機において、上下鋳型枠が上下位置
に離開した状態における造型機の左側面図である。
【図3】図1の造型機のマッチプレートの挿入部を示し
た平面図である。
【図4】上下鋳型枠でマッチプレートを挟着し、上下開
口に上下スクイズ板が覆蓋されて密閉された砂型空間が
形成された状態を示した一部拡大断面図である。
【図5】スクイズ板の鋳砂圧縮面に設けられた離型剤噴
射口及び噴射制御部の一部拡大平面図である。
【図6】図6に示す離型剤噴射口及び噴射制御部の一部
拡大断面図である。
【図7】鋳砂圧縮面に設けた離型剤噴射口を示した下部
スクイズ板の一部拡大斜視図である。
【図8】上下スクイズ板の噴射制御部に接続された離型
剤供給部の流体回路図である。
【図9】従来のマッチプレートに対する離型剤の噴射を
示した造型機の側面説明図である。
【符号の説明】
10 砂型脱型用離型剤の噴射装置 12 造型機 16 造型部 18 開口 20 囲周壁体 22 上部鋳型枠 24 下部鋳型枠 26 マッチプレート 28 マッチプレートの挿入部 30 砂型空間 32 砂型空間 34 鋳砂圧縮面 36 上部スクイズ板 38 下部スクイズ板 78 離型剤噴射口 80 離型剤噴射機構 86 離型剤供給部 88 離型剤制御部 90 開閉弁 92 弁体 94 弁軸 96 弁座 98 付勢部 110 空気圧供給部 112 離型剤収容部 122 コイルスプリング

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に開口を有し、囲周壁体から形成さ
    れ各々上下方向に対向移動する様に配置された中空の上
    下鋳型枠と、 前記上下鋳型枠が上下に離開した状態でその間隔内へ水
    平方向からマッチプレートを挿入するマッチプレート挿
    入部と、 この上下鋳型枠の前記開口に向けて上下から進退移動
    し、前記マッチプレートを前記上下鋳型枠に挟着させた
    状態で鋳砂投入前に前記上下鋳型枠の開口を覆蓋しつつ
    内部に砂型空間を形成する、鋳砂圧接面を備えた上下ス
    クイズ板と、 前記上下のいずれ又は両方のスクイズ板の鋳砂圧接面、
    又は前記上下鋳型枠のいずれか又は両方の内壁面に形成
    された離型剤噴射口と、該離型剤噴射口に連通する離型
    剤噴射機構と、を備え、 前記マッチプレートを挟着して上下鋳型枠を枠合せさせ
    た状態で前記砂型空間に対し離型剤を噴射させて成る砂
    型脱型用離型剤の噴射装置。
  2. 【請求項2】 前記離型剤噴射機構は、離型剤供給部
    と、この離型剤供給部により供給される離型剤を前記離
    型剤噴射口から噴射制御する噴射制御部と、を備えて成
    る請求項1記載の砂型脱型用離型剤の噴射装置。
  3. 【請求項3】 前記噴射制御部は、前記離型剤噴射口に
    対して進退移動する開閉弁を備えて成る請求項1または
    2記載の砂型脱型用離型剤の噴射装置。
  4. 【請求項4】 前記開閉弁は、前記砂型空間側から前記
    離型剤噴射口に対して進退移動するように設けられて成
    る請求項1ないし3のいずれかに記載の砂型脱型用離型
    剤の噴射装置。
  5. 【請求項5】 前記開閉弁の弁体上面は前記スクイズ板
    の鋳砂圧接面と面一状になるように設けられて成る請求
    項1ないし4のいずれかに記載の砂型脱型用離型剤の噴
    射装置。
  6. 【請求項6】 噴射制御部は、前記開閉弁の閉弁を保持
    する弁座と、前記開閉弁を常時閉弁方向に付勢しつつ閉
    弁保持させる付勢部と、を有し、 前記離型剤供給部により常時噴射圧力を加えつつ前記開
    閉弁の開弁時に前記離型剤噴射口から離型剤を噴射させ
    てなる請求項1ないし5のいずれかに記載の砂型脱型用
    離型剤の噴射装置。
  7. 【請求項7】 前記離型剤噴射機構は、前記離型剤噴射
    口に連通する空気圧供給部を含み、 前記開閉弁の弁体には弁軸が連結され、 前記付勢部は、前記弁軸に嵌装されたコイルスプリング
    から成り、該空気圧供給部より、このコイルスプリング
    の付勢力に勝る空気圧を供給させることにより、前記開
    閉弁を開弁することを特徴として成る請求項1ないし6
    のいずれかに記載の砂型脱型用離型剤の噴射装置。
  8. 【請求項8】 前記開閉弁の弁体は、上面が水平で下面
    が円錐状に形成されて成る請求項1ないし7のいずれか
    に記載の砂型脱型用離型剤の噴射装置。
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