JP4242052B2 - 直積み式自動販売機の商品収納装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品を上方に直積みした状態で収納する商品収納経路において商品払出装置に臨む箇所の通路幅有効寸法を調節する直積み式自動販売機の商品収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上下方向に延びる商品収納経路に商品を上方に直積みし、商品収納経路の下端部片側に、商品収納経路内の下端から2番目の商品の落下を出退自在のストッパにて規制しながら商品収納経路下端の開口部を開けて商品を払い出す商品払出装置を設けた直積み式自動販売機の商品収納装置は既に知られている。
【0003】
この種の商品収納装置において、商品の大きさに応じて、商品収納経路全体の通路有効幅や商品払出装置に臨む箇所の商品収納経路の通路有効幅(払出部通路有効幅と称す)を調節する従来の方法としては、商品収納経路の側壁や商品払出装置に臨む商品収納経路の側壁などに箱状のスペーサを取付けることにより行っていた。すなわち、箱状のスペーサを側壁に取付けることにより、商品払出時に、下端から2番目の商品の落下を確実にストッパにて規制できるように位置させるように図られている。前記スペーサは、払出部商品通路幅の有効寸法が適合するように複数種類(例えば2種類)の厚み(払出部商品通路幅に沿う方向の寸法)のものがあり、これらのスペーサを選択したり取り外したりして商品に合った払出部通路有効幅となるようにしている。また、これらのスペーサのうち、使用しないものは、自動販売機本体内の所定の箇所、例えば自動販売機本体の下部などにまとめて収納している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来構成によれば、スペーサが必要となった場合には、スペーサを所定の収納場所から取出して商品収納経路の側壁に取付けなければならないため、この際に手間や時間がかかって面倒であることが考えられる。また、自動販売機本体内には多数の商品収納経路があるため、これらの商品収納経路に対応する多数のスペーサを収納するための収納空間として比較的広いスペースが必要となってしまい、また、商品収納経路の側壁面よりせり出す寸法が異なる複数種類の厚みのスペーサがある場合には、さらに多くのスペースが必要となってしまい、自動販売機の大型化や商品収納数の減少などを招いてしまう。
【0005】
本発明は上記課題を解決するもので、払出部通路有効幅や商品収納経路有効幅を調節する部品の収納箇所を商品収納経路外に余分に設けなくても済み、払出部通路有効幅や払出部通路有効幅を手間をあまりかけることなく調節することができる直積み式自動販売機の商品収納装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1、請求項4、請求項6、請求項8記載の発明の第1共通構成は、上下に延びる商品収納経路に商品を上方に直積みした状態で収納し、商品収納経路の下端部一側方に、商品収納経路内の下端から2番目の商品の落下を規制しながら商品収納経路下端の開口部を開けて商品を払い出す商品払出装置が商品収納経路の片側の面をなす壁体に沿って設けられ、前記壁体とこの壁体に対向する側壁との間の商品払出装置に臨む払出部の通路有効幅を調整する直積み式自動販売機の商品収納装置であって、一端が払出部近傍の側壁で支持されて他端側が商品収納経路側に傾く姿勢に回動可能な第1のリンクと、この第1のリンクとは上方向または下方向にずれた位置で一端に設けた位置調節用軸部が商品収納経路の側壁箇所で支持されて他端側が払出部側に傾く姿勢に回動可能な第2のリンクと、商品収納経路の側壁箇所において上下に複数設けられた位置決め箇所に位置調節用軸部を係合させて位置決めする位置決め部と、第1のリンクの他端と第2のリンクの他端とに連結されて商品払出装置に臨む箇所の商品収納経路の払出部通路有効幅を調整する払出部通路幅調整板と、商品収納経路全体でその通路幅方向に移動自在で払出部通路幅調整板を覆うように設けられた通路幅調整板とを備え、位置調節用軸部が係合する位置決め箇所を変更することにより、払出部通路幅調整板および通路幅調整板が商品収納経路の通路幅方向に移動されるように構成したことを特徴とする。
【0007】
この構成において、第2のリンクの一端に設けた位置調節用軸部を位置決め部に係合させると、商品収納経路の側壁と払出部通路幅調整板との間に、第1のリンクと第2のリンクとを斜辺とする略台形の間隙が形成される。したがって、位置調節用軸部を適切な位置決め部に係合させることで、前記台形の高さにほぼ該当する寸法だけ商品収納経路の払出部通路有効幅を減少させながら調節することができる。これにより、商品収納経路全体でその通路幅方向に移動自在で払出部通路幅調整板を覆うように設けられた通路幅調整板の商品払出装置に臨む箇所の商品通路幅を正確に位置規制できる。
【0008】
請求項2、請求項5、請求項7、請求項9記載の発明の第2共通構成は、上下に延びる商品収納経路に商品を上方に直積みした状態で収納し、商品収納経路の下端部一側方に、商品収納経路内の下端から2番目の商品の落下を規制しながら商品収納経路下端の開口部を開けて商品を払い出す商品払出装置が商品収納経路の片側の面をなす壁体に沿って設けられ、前記壁体とこの壁体に対向する側壁との間の商品払出装置に臨む払出部を含む商品収納経路の通路有効幅を調整する直積み式自動販売機の商品収納装置であって、一端が払出部近傍の側壁で支持されて他端側が商品収納経路側に傾く姿勢に回動可能な第1のリンクと、この第1のリンクとは上方向または下方向にずれた位置で一端に設けた位置調節用軸部が商品収納経路の側壁箇所で支持されて他端側が払出部側に傾く姿勢に回動可能な第2のリンクと、商品収納経路の側壁箇所において上下に複数設けられた位置決め箇所に位置調節用軸部を係合させて位置決めする位置決め部と、第1のリンクの他端と第2のリンクの他端とに連結されて払出部を含む商品収納経路の通路有効幅を調整する上下に長い払出部通路幅調整板とを備え、位置調節用軸部が係合する位置決め箇所を変更することにより、払出部通路幅調整板が商品収納経路の通路幅方向に移動されるように構成したことを特徴とする。
【0009】
この構成において、第2のリンクの一端に設けた位置調節用軸部を位置決め部に係合させると、商品収納経路の側壁と払出部通路幅調整板との間に、第1のリンクと第2のリンクとを斜辺とする略台形の間隙が形成される。したがって、位置調節用軸部を適切な位置決め部に係合させることで、前記台形の高さにほぼ該当する寸法だけ商品収納経路の通路有効幅を減少させながら調節することができる。また、この場合に、商品収納経路の通路有効幅を調節するための、第1のリンクや第2のリンクおよび上下に長い払出部通路幅調整板が、商品収納経路における側壁近傍箇所に配置されるため、商品収納経路の通路有効幅を調節する部品の収納箇所を商品収納経路外に余分に設けなくても済む。また、払出部通路幅調整板を上下に長くしたので、別途に通路幅調整板を設けなくてもよい。
【0010】
請求項1または2記載の発明は、前記第1または第2の共通構成の直積み式自動販売機の商品収納装置において、第1のリンクの一端を所定範囲内で上下に移動可能に支持させ、所定の位置決め箇所に位置調節用軸部を係合させた際に払出部通路幅調整板に当接して払出部通路幅調整板が側壁箇所側へ移動することを規制する突起部を側壁側に設けたことを特徴とする。
【0011】
すなわち、第1のリンクの一端を側壁箇所に単に連結して軸支させた場合には、払出部通路幅調整板の調整幅を微小に変更しようとすると、変更による第2のリンクの角度変化量も小さくなるため、位置調節用軸部を係合させる位置決め部同士が干渉することとなり、位置調節用軸部の位置決めが確実にはできなくなるおそれがある。しかしながら、上記のように、第1のリンクの一端を所定範囲内で上下に移動可能に支持させ、第1のリンクが移動可能な状態となった際に突起部を払出部通路幅調整板に当接させることで、払出部通路有効幅を実質的に変更することなく位置調節用軸部の移動範囲を拡張することが可能となり、位置決め部同士を干渉しない距離に離して設けた場合でも、第1のリンクが前記所定範囲内で移動することで支障を生じなくなる。
【0012】
請求項6、請求項7記載の発明の第3共通構成は、前記第1共通構成または前記第2共通構成の直積み式自動販売機の商品収納装置において、一端が第1のリンクとは上方向または下方向にずれた位置で商品収納経路の側壁箇所で支持されて他端側が商品収納経路側に傾く姿勢に回動可能で払出部通路幅調整板に連結され、第1のリンクと略平行に配置された第3のリンクを設け、第1のリンクの一端と第3のリンクの一端とを連動させる連動リンクを設けたことを特徴とする。
【0013】
この構成により、払出部通路幅調整板は、第1のリンクと第3のリンクと連動リンクとからなる平行リンク機構により支持されることとなるため、払出部通路幅調整板は側壁に対して常に平行となった良好な姿勢に保持され、商品の払出動作ならびに規制動作を良好に行うことができる。
【0014】
請求項記載の発明は、前記第1共通構成または前記第2共通構成の直積み式自動販売機の商品収納装置において、位置調節用軸部を、払出部通路幅調整板が側壁箇所に当接または最も近接した姿勢となるように位置調節用軸部を係合させた位置決め箇所の位置から、隣接する位置決め箇所の位置に移動させて、払出部通路幅調整板が下方または上方に移動される際に突起部に当接して、払出部通路幅調整板を商品収納経路突出方向に移動させる傾斜面を、払出部通路幅調整板の裏面側に設けたことを特徴とする。
【0015】
この構成により、位置調節用軸部を、上記所定の位置決め箇所から隣接する位置決め箇所の位置に移動させた際には、払出部通路幅調整板の傾斜面が突起部に当接することで、払出部通路幅調整板が商品収納経路突出方向へ徐々に押し出され、払出部通路幅調整板の商品収納経路突出方向への移動動作が良好に行われる。
【0018】
請求項4、請求項5記載の発明は、前記第1共通構成または前記第2共通構成の直積み式自動販売機の商品収納装置において、第1のリンクは立ちあがり部と両端軸部とを有し、払出部通路幅調整板には、第1のリンクの両端軸部を通すための取付け孔と、この第1のリンクの両端軸部が取付け孔に通された際にこの第1のリンクの立ちあがり部よりも内側に位置して、この両端軸部が取付け孔から抜け落ちないようにするためのストッパとが設けられており、第1のリンクは、払出部通路幅調整板を商品収納経路突出方向に移動させるために商品収納経路側に傾く作動姿勢に回動可能であるとともに、前記作動姿勢とは異なる傾斜方向へも回動可能に構成され、ストッパは、第1のリンクが作動姿勢とは異なる傾斜方向へ回動している時にはこの第1のリンクにかかり合わないように構成されて、この第1のリンクの両端軸部を前記取付け孔に通すことが可能なようにさせるとともに、第1のリンクが作動姿勢に回動しているときにのみこの第1のリンクにかかり合うように構成したことを特徴とする。
【0019】
この構成において、払出部通路幅調整板と第1のリンクとの着脱作業は、第1のリンクを作動姿勢とは異なる傾斜方向へ回動させ、ストッパと第1のリンクとがかかり合わない状態にしたうえで、第1のリンクの軸部方向にこの第1のリンクを移動させるだけで容易に行うことができる。
【0020】
また、ストッパは第1のリンクが作動姿勢とは異なる傾斜方向へ回動しているときには第1のリンクとはかかり合うことはないが、第1のリンクが作動姿勢に回動しているときには常にこの第1のリンクにかかり合い、第1のリンクの軸部方向への動きを規制するので、第1のリンクの軸部が払出部通路幅調整板の取付け孔から抜け落ちることを防止することが可能である。
【0021】
請求項6または請求項7記載の発明は、前記第1共通構成および前記第3共通構成の直積み式自動販売機の商品収納装置、または前記第2共通構成および前記第3共通構成の直積み式自動販売機の商品収納装置において、第3のリンクは立ちあがり部と両端軸部とを有し、払出部通路幅調整板には、第3のリンクの両端軸部を通すための取付け孔と、この第3のリンクの両端軸部が取付け孔に通された際にこの第3のリンクの立ちあがり部よりも内側に位置して、この両端軸部が取付け孔から抜け落ちないようにするためのストッパとが設けられており、第3のリンクは、払出部通路幅調整板を商品収納経路突出方向に移動させるために商品収納経路側に傾く作動姿勢に回動可能であるとともに、前記作動姿勢とは異なる傾斜方向へも回動可能に構成され、ストッパは、第3のリンクが作動姿勢とは異なる傾斜方向へ回動している時にはこの第3のリンクにかかり合わないように構成されて、この第3のリンクの両端軸部を前記取付け孔に通すことが可能なようにさせるとともに、第3のリンクが作動姿勢に回動しているときにのみこの第3のリンクにかかり合うように構成したことを特徴とする。
【0022】
この構成において、払出部通路幅調整板と第3のリンクとの着脱作業は、第3のリンクを作動姿勢とは異なる傾斜方向へ回動させ、ストッパと第3のリンクとがかかり合わない状態にしたうえで、第3のリンクの軸部方向にこの第3のリンクを移動させるだけで容易に行うことができる。
【0023】
また、ストッパは第3のリンクが作動姿勢とは異なる傾斜方向へ回動しているときには第3のリンクとはかかり合うことはないが、第3のリンクが作動姿勢に回動しているときには常にこの第3のリンクにかかり合い、第3のリンクの軸部方向への動きを規制するので、第3のリンクの軸部が払出部通路幅調整板の取付け孔から抜け落ちることを防止することが可能である。
【0024】
請求項8、請求項9記載の発明は、前記第1共通構成または前記第2共通構成の直積み式自動販売機の商品収納装置において、第2のリンクは平板状に構成され、この第2のリンクの払出部通路幅調整板に連結されている端部には第2のリンクの幅方向にこの第2のリンクの各側面よりもそれぞれ突出している軸状部分が構成されており、この軸状部分に隣接する第2のリンクの側面の一部にはこの軸状部分の長さ方向に切欠部が設けられており、払出部通路幅調整板は一対の側板を有し、これら側板には前記軸状部分を通すための取付け孔がそれぞれ設けられており、この払出部通路幅調整板の両側板間の大きさは第2のリンクの両側面間の大きさよりも僅かに大きく構成されており、第2のリンクは、払出部通路幅調整板を商品収納経路突出方向に移動させるために払出部側に傾く作動姿勢に回動可能であるとともに、前記作動姿勢とは異なる傾斜方向へも回動可能に構成され、第2のリンクは、作動姿勢とは異なる傾斜方向へ回動しているときには払出部通路幅調整板の側板が切欠部に入り込み可能なように構成されて、この切欠部に対応した軸状部分の一端部を前記切欠部に入り込んだ一方の側板の取付け孔に入り込ませることができ、かつ、この切欠部に側板が入り込んでいる状態での軸状部分の引き戻しによってこの軸状部分の他端部を他方の側板の取付け孔に入り込ませることができるように構成され、第2のリンクは、作動姿勢に回動している時に払出部通路幅調整板の側板が前記切欠部に入り込み不可能なように前記切欠部の縁に相当する側面の部分が払出部通路幅調整板の側板の縁にかかり合うように構成したことを特徴とする。
【0025】
この構成において、払出部通路幅調整板と第2のリンクとの着脱作業は、第2のリンクを作動姿勢とは異なる傾斜方向へ回動させ、払出部通路幅調整板の側板が第2のリンクの切欠部に入り込み可能な状態にしたうえで、第2のリンクの軸状部分方向にこの第2のリンクを移動させるだけで容易に行うことができる。
【0026】
また、前記切欠部の縁に相当する第2のリンクの側面の部分は、第2のリンクが作動姿勢とは異なる傾斜方向へ回動しているときには払出部通路幅調整板の側板の縁とはかかり合うことはないが、第2のリンクが作動姿勢に回動しているときには常にこの払出部通路幅調整板の側板の縁にかかり合い、第2のリンクの軸状部分方向への動きを規制するので、第2のリンクの軸状部分が払出部通路幅調整板の取付け孔から抜け落ちることを防止することが可能である。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づき説明する。
図1〜図3において、1は商品2を上方に直積みした状態で収納する商品収納経路で、例えば2列の商品収納経路1間に配設された壁体としての中央壁12の下端部に1組の商品払出装置3が配設されている。
【0028】
各商品払出装置3には、商品収納経路1内に出退自在とされて商品収納経路1内の下端から2番目の商品2の落下を規制する商品ストッパ4と、商品収納経路1下端の開口部1aを開閉する商品受け板5とが備えられている。そして、販売待機時には商品受け板5にて商品収納経路1の開口部1aを閉じて最下端の商品2を受ける一方、商品払出時には、商品ストッパ4を商品収納経路1内に突出させて商品収納経路1内の下端から2番目の商品の落下を規制しながら、商品受け板5を斜め下方に回動することで商品収納経路1の開口部1aを開けて、最下端の商品2だけを下方に払い出すようになっている。なお、商品2の大きさに応じて商品ストッパ4の上下位置は調整可能に構成されている。
【0029】
商品収納経路1は、その前面には手前側に向けて開閉自在の開閉扉11が配設され、商品払出装置3が設けられている箇所の上方には中央壁12が上下に延設され、中央壁12に対応する側面には側壁13が上下に延設され、奥側には奥壁14が上下に延設され、これらの開閉扉11と中央壁12と側壁13と奥壁14とにより前後左右の四面が囲まれて商品収納経路1が形成されている。
【0030】
側壁13には上側と下側とにそれぞれ取付けられた支持平行リンク40を介して上下に延びる通路幅調整板21が通路幅方向に移動可能に取付けられている。また、側壁13と通路幅調整板21との間には通路幅調整リンク機構20(20A,20B)が介装されている。
【0031】
上側の通路幅調整リンク機構20(20A)は、図4〜図6に示すように、側壁13に沿って密接して取付けられて固定された補助側壁19と、一端が固定側軸22を介して補助側壁19に軸支された固定側リンク23と、一端が固定側リンク23の他端に連結軸24を介して回動自在に連結され、他端が側壁13に沿って上下に移動可能な可動側リンク25と、この可動側リンク25の一端を前後に貫通して移動可能に挿通されているとともに、補助側壁19に形成された切り起こしガイド溝19bに挿通されて上下に移動可能とされた調節ピン26と、補助側壁19に複数箇所設けられて調節ピン26を位置決めする複数の位置決め凹部19cおよび位置決め孔19dと、調節ピン26の前端に形成されたつまみ部26aが前記位置決め凹部19cに係合するように調節ピン26を後方に付勢する付勢ばね27とを備えている。
【0032】
下側の通路幅調整リンク機構20(20B)は、上側の通路幅調整リンク機構20(20A)と略同様な構成の、固定側リンク23、固定側軸22、連結軸24、可動側リンク25を備え(但し、固定側リンク23の一端は固定側軸22を介して側壁13に軸支されている)、可動側リンク25の一端に貫通して挿通された可動軸28と、上側の通路幅調整リンク機構20Aの調節ピン26とが、側壁13および補助側壁19を覆うようにして上下にスライド自在に介装された上下動伝達板29により連結されている。
【0033】
そして、調節ピン26を上下に移動させて位置調節を行うと、調節ピン26の上下方向への動きが上下動伝達板29により下側の通路幅調整リンク機構20Bに伝達され、調節ピン26の上下方向への動きに応じて、上側の通路幅調整リンク機構20Aがなす配置形状(側壁13に対して固定側リンク23と可動側リンク25とがなす正面視三角形状)と下側の通路幅調整リンク機構20Bがなす配置形状(側壁13固定側リンク23と可動側リンク25とがなす正面視三角形状)とが同一となり、これに伴って通路幅調整板21が通路有効幅Lを拡縮するように良好に平行移動するようになっている。
【0034】
また、調節ピン26を、最上位置の位置決め凹部19cに係合させた際には、図6に示すように、固定側リンク23および可動側リンク25が上下動伝達板29や側壁13などに沿う一直線状に近い形状となり、互いに接近した側壁13と通路幅調整板21との間に通路幅調整リンク機構20が内装されるようになっている。なお、図3における30は、中央壁12に着脱自在に取付けられて商品収納経路1の通路有効奥行寸法を調節する奥行規制板である。
【0035】
中央壁12の下端部に設けられている商品払出装置3に臨む箇所(払出部45という)における側壁13と通路幅調整板21との間には、商品収納経路1における前記払出部45の払出部通路有効幅Mを厳密に調整するための払出部幅調整機構50が設けられており、商品払出時に、前記払出部45において下端から2番目の商品2の落下を確実に商品ストッパ4にて規制できるように図られている。
【0036】
図7〜図11に示すように、この払出部幅調整機構50は、複数箇所に設けられた爪部51aにより側壁13に着脱可能とされ、側壁13における払出部45に対応する箇所に沿って密接して取付けられたベース体51と、このベース体51にねじ止めなどにより組付けられたリンク押え板52と、このリンク押え板52とベース体51とにより形成された下部長孔枠部53に、正面視してその一端となる側が挟持され、正面視してその反対側となる他端側が商品収納経路1側に傾く姿勢に回動可能な第1のリンク54と、ベース体51の上部において上下に複数箇所設けられた位置決め箇所としての複数の位置決め凹部51bおよび位置決め孔51cと、ベース体51に設けられた切り起こしガイド部51dに沿って上下にスライド可能に案内され、位置決め凹部51bおよび位置決め孔51cの一つを選択して奥行き方向に貫通する姿勢で係合自在とされた位置調節用軸部55と、この位置調節用軸部55が一端の筒状部に挿通されることで支持され、他端側が払出部45側に傾く姿勢に回動可能な第2のリンク56と、リンク押え板52とベース体51とにより形成された中央部長孔枠部57に正面視してその一端となる側が挟持され、正面視してその反対側となる他端側が商品収納経路1側に傾く姿勢に回動可能な第3のリンク58と、第1のリンク54の他端と第2のリンク56の他端(軸体56a)と第3のリンク58の他端とを軸支し、通路幅調整板21の下端部裏面に沿うように配設されて商品払出装置3に臨む箇所の商品収納経路1、すなわち払出部45の払出部通路有効幅Mを調整する払出部通路幅調整板59と、位置調節用軸部55の前端に形成されたつまみ部55aが前記位置決め凹部51bおよび位置決め孔51cに係合するように位置調節用軸部55を後方に付勢する付勢ばね60とを備えている。
【0037】
ここで、第1のリンク54と第3のリンク58とは同じ形状とされ、これらの一端が挿入されている下部長孔枠部53や中央部長孔枠部57の長孔部分も同じ長さに形成されている。そして、第1のリンク54と第3のリンク58との一端は、下部長孔枠部53および中央部長孔枠部57内の同じ所定寸法範囲内で上下に移動可能に支持されている。
【0038】
また、ベース体51におけるそれぞれ下部長孔枠部53や中央部長孔枠部57が設けられている箇所よりも少し上方となる箇所に払出部通路幅調整板59側に向けて突出する突起部51fが設けられ、この突起部51fは、図14に示すように、上方から2段目の位置決め凹部51bおよび位置決め孔51cに位置調節用軸部55を係合させた際には払出部通路幅調整板59に当接可能とされて、払出部通路幅調整板59が側壁13側へ移動することを規制することができるようになっている。
【0039】
さらに、払出部通路幅調整板59における前記突起部51fが当接する箇所に続く下方の箇所には、傾斜面59aを含んだ切欠部59bが設けられ、図12に示すように、払出部通路幅調整板59がベース体51に沿って当接するように配置された際に、この切欠部59b内に前記突起部51fが遊嵌され、払出部通路幅調整板59がベース体51に沿った小さい収納スペースに収納できるように構成されている。そして、図7に示すように、位置調節用軸部55を上方から1段目の位置決め凹部51bおよび位置決め孔51cに係合させた位置(払出部通路幅調整板59がベース体51に当接した姿勢となる)から、図9に示すように、位置調節用軸部55を、上記位置に隣接する上方から2段目の位置決め凹部51bおよび位置決め孔51cの位置に移動させた際には、前記切欠部59bの傾斜面59aおよび払出部通路幅調整板59の下端部に設けた傾斜面59aが突起部51fに当接して、払出部通路幅調整板59を商品収納経路突出方向(払出部45側)に移動させるようになっている。
【0040】
上記構成において、第2のリンク56の一端に設けた位置調節用軸部55を位置決め凹部51bおよび位置決め孔51c(特に上方から2段目以降のもの)に係合させると、図9〜図11に示すように、ベース体51と払出部通路幅調整板59との間に、第1のリンク54(ならびに第3のリンク58)と第2のリンク56とを斜辺とする略台形の間隙が形成される。したがって、位置調節用軸部55を適切な位置決め凹部51bおよび位置決め孔51cに係合させることで、前記台形の高さにほぼ該当する高さだけ商品収納経路1の払出部通路有効幅Mを減少させながら調節することができる。このように、位置調節用軸部55を上下方向に移動させて位置決め凹部51bおよび位置決め孔51cに係合させるだけで払出部通路有効幅Mを容易に調節することができる。
【0041】
また、この場合に、払出部通路有効幅Mを調節するための払出部幅調整機構50が、商品収納経路1の払出部45における側壁近傍箇所に配置されるため、この払出部幅調整機構50の収納箇所を商品収納経路1外に余分に設けなくても済む。また、払出部幅調整機構50が常に商品収納経路1内に配置されているので、従来のようにスペーサを所定の収納場所から取出して商品収納経路の側壁に取付けなけたりしなくても済み、払出部通路有効幅Mを少ない手間や時間で調節することができる。
【0042】
また、図9に示すように、位置調節用軸部55を上方から2段目の位置決め凹部51bおよび位置決め孔51cに係合させた際には、ベース体51に設けた突起部51fが払出部通路幅調整板59に当接して、払出部通路幅調整板59が側壁13側へ移動することを規制される。したがって、払出部通路幅調整板59に商品2からの力が作用した場合でもこの力が突起部51fにて受けられるため、第1〜第3のリンク54、56、58やその取付け部などに過大な力が作用して損傷することを防止できる。
【0043】
また、位置調節用軸部55を上方から1段目の位置から2段目の位置に移動させた際には、払出部通路幅調整板59の傾斜面59aが突起部51fに当接することで払出部通路幅調整板59が商品収納経路突出方向へ押し出されるので、払出部通路幅調整板59は商品収納経路突出方向への移動が促されながら商品収納経路1側に良好に突出することとなる。
【0044】
また、第1、第3のリンク54、58との、ベース体51やリンク押え板52に対する連結箇所である下部長孔枠部53および中央部長孔枠部57では、これらの連結部である第1、第3のリンク54、58の一端が所定範囲内で上下に移動可能に支持され、かつ、第1、第3のリンク54、58が下部長孔枠部53および中央部長孔枠部57で上方に移動した際(位置調節用軸部55を上方から2段目の位置にした場合、および最上段目の位置にした場合)は、ベース体51の突起部51fが払出部通路幅調整板59に当接したり、ベース体51が直接払出部通路幅調整板59に当接したりするので、払出部通路有効幅Mを実質的に変更することなく位置調節用軸部55の移動範囲を拡張することが可能となり、位置決め凹部51bおよび位置決め孔51cの互いの位置が重なることなく、払出部通路幅調整板59の調整幅を微小に変更させることが可能となる。
【0045】
すなわち、例えば、上方から2段目と3段目との位置決め部に位置調節用軸部55をそれぞれ係合させながら、払出部通路幅調整板59の調整幅を微小に変更させようとした場合に、上述のように長孔形状の下部長孔枠部53および中央部長孔枠部57を設ける代わりに、第1、第3のリンク54、58の一端を所定位置に位置決めすると、払出部通路幅調整板59の調整幅を微小に変更しようとして、変更による第2のリンク56の角度変化量も小さくなるため、位置調節用軸部55を係合させる位置決め部(位置決め凹部51bおよび位置決め孔51c)同士が干渉することとなり、位置調節用軸部55の位置決めが確実にはできなくなるおそれがある。
【0046】
しかしながら、上記のように、微小な寸法を調整するために、第1、第3のリンク54、58の一端を下部長孔枠部53および中央部長孔枠部57内で上下に移動可能に支持させることで、払出部通路有効幅Mを実質的に変更することなく位置調節用軸部55の移動範囲を拡張することが可能となる。すなわち、上方から3段目の位置決め部(位置決め凹部51bおよび位置決め孔51c)に対して上方から2段目の位置決め部(位置決め凹部51bおよび位置決め孔51c)を干渉しない距離に上方へ離して設けた場合でも、第1、第3のリンク54、58の一端が下部長孔枠部53および中央部長孔枠部57内で上方に移動するものの、ベース体51の突起部51fが払出部通路幅調整板59に当接するため、払出部通路有効幅Mは実質的に変更されることなく支障を生じない。
【0047】
さらに、払出部幅調整機構50を、全てベース体51に組付けることができるため、この組付体を側壁13に取付けることで、能率的に組付け作業を行うことができる。
【0048】
なお、上記実施の形態においては、第3のリンク58を設けた場合を述べたが、これを省くことも可能である。
次に、図12〜図16は本発明の他の実施の形態にかかるもので、この実施の形態においては、上記構成に加えて、第1のリンク54の一端と第3のリンク58の一端とを連動させる連動リンク70が設けられているものである。
【0049】
この構成によれば、上記のように第1のリンク54の一端と第3のリンク58の一端とを連動させる連動リンク70を設けたことにより、第1のリンク54の一端と第3のリンク58の一端との間の位置(支点間位置)を確実に一定化することができるので、払出部通路幅調整板59は、第1のリンク54と第3のリンク58と連動リンク70とから平行リンク機構が確実なものになって、この平行リンク機構により側壁13に対して常に平行な姿勢で支持されることとなる。
【0050】
なお、上記実施の形態においては、払出部幅調整機構50において、第2のリンク56や位置調節用軸部55などを上方側に配置し、第1のリンク54や第3のリンク58などを下方側に配置した場合を述べたが、これに限るものではなく、上下に対して逆に配置した払出部幅調整機構を採用することも可能である。また、上記実施の形態においては、側壁13に対して着脱自在のベース体51に払出部幅調整機構50を組付け可能として、組付け作業を能率良く行うことができる場合を述べたが、これに限るものではなく、ベース体51の構造を側壁13に適用してベース体51を省き、側壁13に直接払出部幅調整機構50を組付けるように構成しても差し支えない。また、上記実施の形態においては、払出部通路幅調整板59を通路幅調整板21で覆っている場合を述べたが、これに限るものではなく、通路幅調整板21において払出部45の箇所を設けずに少し上方に短めに形成し、払出部通路幅調整板59を直接払出部45に臨ませて配置してもよいことはもちろんである。なお、この場合は通路幅調整板21の下端部と払出部通路幅調整板59の上端部とをなだらかに接続するガイド板などを必要に応じて設けるとよい。さらには、払出部通路幅調整板59を商品収納経路の上方まで延ばして、通路幅調整板21を省略してもよく、この場合には部品点数を削減できる。
【0051】
図7及び図8に示すように、Ω字形の第1のリンク54及び第3のリンク58における払出部通路幅調整板59に支持されている部分は、リンク押え板52によって第1のリンク54及び第3のリンク58の側方への動きが規制されることにより、この払出部通路幅調整板59より抜け落ちないように構成されている。
【0052】
以下においては、第1のリンク54及び第3のリンク58の抜け落ち防止構造の他の例を説明する。
図17〜図19に示すように、払出部幅調整機構50を構成している払出部通路幅調整板59は、コの字型の形状をしており、両側の側板59cには第1のリンク54の軸部54a及び第3のリンク58の軸部58aを通すための取付け孔59dがそれぞれ設けられている。また、第1のリンク54及び第3のリンク58は同形状で、両端に軸部54a及び58aがありその真ん中に矩形状の立ちあがり部54b及び58bがそれぞれ設けられている。
【0053】
図18(b)に示すように、第1のリンク54及び第3のリンク58(第3のリンク58の図示は省略する)の一端の軸部54a及び58aの先端から他端の軸部54a及び58a先端までの大きさは、払出部通路幅調整板59の一方の側板59cの取付け孔59dから、これらの他方の側板59cの取付け孔59dまでの大きさよりも若干大きく、第1のリンク54及び第3のリンク58の両端の軸部54a及び58aの一部がこの取付け孔59dから突き出る程度である。
【0054】
これによって第1のリンク54及び第3のリンク58は、両側の側板59cに旋回可能な状態で支持されるので、それぞれの立ちあがり部54b及び58bを図7に示すように、下部長孔枠部53、中央部長孔枠部57によって旋回可能な状態で支持することにより、払出部通路幅調整板59の位置を変更させることができる。このような状態であるとき、第1のリンク54と第3のリンク58は払出部通路幅調整板59に対して、同様の傾きになる。
【0055】
図18(a)に示すように、払出部通路幅調整板59の一方の側板59cの取付け孔59dに、第1のリンク54の一端の軸部54aをある程度奥まで挿し通すと、他端の軸部54aは他方の側板59cの取付け孔59dに届かなくなる。このため第1のリンク54が一端の軸部54aの方向へ動くと他方の取付け孔59dより他端の軸部54aが脱落する。
【0056】
これを防止するために、図18及び図19に示すように、払出部通路幅調整板59より切り起こし部59eは、切起されて設けられている。この切り起こし部59eは、図18(b)及び図19に示すように、第1のリンク54の両端の軸部54aが払出部通路幅調整板59の両側の側板59cの取付け孔59dのそれぞれに挿し通っている状態で、第1のリンク54の立ちあがり部54bの、軸部54aに垂直な部分の内側の縁54cよりもさらに内側に切起されていて、この縁54cにかかりあうことができる。この構成は、第3のリンク58についても同様である。
【0057】
このような第1のリンク54と第3のリンク58とを払出部通路幅調整板59に取付け、第1のリンク54及び第3のリンク58のそれぞれの立ちあがり部54b及び58bを払出部通路幅調整板59に旋回可能に支持することで、第1のリンク54及び第3のリンク58が、この支持されている部分を中心として回転可能となる。
【0058】
図17に示すように第1のリンク54及び第3のリンク58は、払出部通路幅調整板59から起き上がるように傾斜した状態で、その傾斜角θが変化することにより、これらの第1のリンク54及び第3のリンク58を介して補助側壁19に取付けられている払出部通路幅調整板59は、払出部45の通路幅を変更することが可能である。また角度θは鋭角であり、払出部通路幅調整板59の作動時に90度を超えることはない。
【0059】
しかし、第1のリンク54及び第3のリンク58は、図17に示すように90度を超えた角度θ′まで旋回させることが可能である。切起し部59eは、第1のリンク54及び第3のリンク58が90度を超えないθの範囲で旋回したときに、これら第1のリンク54及び第3のリンク58とかかりあい可能であり、これら第1のリンク54及び第3のリンク58の角度がθ′である時は、もはやこれら第1のリンク54及び第3のリンク58とはかかり合わないような形状とされている。
【0060】
第1のリンク54を払出部通路幅調整板59に取付ける時は、図17において実線で示すように角度θ′を保って第1のリンク54が切り起こし部59eと干渉しないようにしつつ、図18(a)に示すように、第1のリンク54の一端の軸部54aを払出部通路幅調整板59の一方の側板59cの取付け孔59dへ挿し通し、また、他方の側板59cの取付け孔59dに、第1のリンク54の他端の軸部54aが向かい合うように配置し、第1のリンク54を逆方向に引き戻しながらこの第1のリンク54の他端の軸部54aを払出部通路幅調整板59の他方の側板59cの取付け孔59dに嵌めこむ。そして第1のリンク54を旋回させてその傾きをθにし、この第1のリンク54の立ちあがり部54bの縁54cを切り起こし部59eとかかり合い可能とさせる。また、第3のリンク58についても第1のリンク54と同じ方法で払出部通路幅調整板59に取付ける。
【0061】
上述のように、切り起こし部59eは、第1のリンク54及び第3のリンク58の角度がθであるときに、振動や衝撃などに伴う力の影響によって、これら第1のリンク54及び第3のリンク58のそれぞれの軸部54a及び58aが払出部通路幅調整板59の側板59cの取付け孔59dより抜けないようにするための位置規制をする働きを持つ。また、切り起こし部59eは、第1のリンク54及び第3のリンク58の角度がθ′であるときには上述したような位置規制をする働きを持たない。したがって、第1のリンク54及び第3のリンク58を払出部通路幅調整板59に取付ける時には、第1のリンク54及び第3のリンク58の角度をθ′とし、作動させる時には、これらの角度をθとする。
【0062】
これにより払出部通路幅調整板59への第1のリンク54及び第3のリンク58の取付けを容易に行うことができるとともに、払出部通路幅調整板59の作動時には第1のリンク54及び第3のリンク58が払出部通路幅調整板59から脱落することを確実に防止できる。
【0063】
上述したような払出部通路幅調整板59の切り起こし部59eの作用により、第1のリンク54及び第3のリンク58を無理入れしなくてもよい。
次に、たとえば図10及び図11における第2のリンク56を払出部通路幅調整板59に支持させるための軸体56aが不要になる他の実施の形態を以下で説明する。
【0064】
図17に示すように、払出部幅調整機構50が構成されており、第2のリンク56が払出部通路幅調整板59に連結されている。
第2のリンク56は、図20(a)に示すように、この第2のリンク56を構成する板材の両端がカール状に巻かれている第1のカール成形部80、第2のカール成形部81を有している。
【0065】
図20(b)及び図20(c)に示すように、80a及び80bはカール成形部80の一端部及び他端部である。また、81a及び81bはカール成形部81の一端部及び他端部である。
【0066】
図20(c)に示すように、第2のリンク56の一方の側面56bから他方の側面56cまでの大きさは、払出部通路幅調整板59の両側板59cの一方の内側の縁59fから他方の内側の縁59fまでの大きさより僅かに小さい程度である。さらに、カール成形部80の一端部80aの端から他端部80bの端までの大きさは、払出部通路幅調整板59の両側板59cの間の大きさよりも大きい。
【0067】
通常、第2のリンク56は、図21(a)及び図21(b)に示すように、第2のリンク56のカール成形部80の一端部80a及び他端部80bを払出部通路幅調整板59の両方の側板59cに設けられている取付け孔59dに通し、第2のリンク56の切欠部56dに側板59cが入り込み不可能な角度に傾斜された状態で、旋回可能なようにして用いられる。このときは、図21(b)に示すように、第2のリンク56の両側面56b及び56cが払出部通路幅調整板59の両側板59cの縁59fに規制され、第2のリンク56はカール成形部80の長さ方向には動けない。
【0068】
図20(a)及び図20(c)に示すように第2のリンク56のカール成形部80の一端部80a側には、このカール成形部80の一端部80aに隣接する側面56bの一部がカール成形部80の長さ方向に切欠されている切欠部56dが設けられている。図20(a)に示すように、払出部通路幅調整板59に対して、第2のリンク56が立ち上がると、図20(b)に示すように切欠部56dに側板59cが入り込み可能となることによって、第2のリンク56の側面56bは払出部通路幅調整板59の側板59cの縁59fに規制されず、第2のリンク56が正規の設置位置よりもカール成形部80の長さ方向に移動可能となり、カール成形部80の他端部80bが取付け孔59dより抜け落ちてしまう。
【0069】
しかし、通常の作動時には、図21(a)及び図21(b)に示すように、第2のリンク56を傾斜した状態で旋回可能なようにして用いるので、この第2のリンク56が図20(a)のように立ち上がることはない。
【0070】
第2のリンク56を払出部通路幅調整板59に取付けるときは、図20(b)に示すように、第2のリンク56の切欠部56dに払出部通路幅調整板59の側板59cを入り込ませるようにしながら、一方の取付け孔59dにカール成形部80の一端部80aを挿し通す。この状態を維持しながら、第2のリンク56をカール成形部80の他端部80bが他方の取付け孔59dに挿し通せる位置に移動させる。
【0071】
図20(c)に示すように、他方の取付け孔59dにカール成形部80の一端部80aを挿し通した方向と逆方向に第2のリンク56を引き戻し、それぞれの取付け孔59dに、カール成形部80の一端部80a及び他端部80bのそれぞれが挿し通されている状態にする。
【0072】
図21(a)に示すように、第2のリンク56の切欠部56dに側板59cが入り込み不可能な角度φまで第2のリンク56を旋回させる。このとき、図21(b)に示すように、第2のリンク56の両側面56b及び56cは、払出部通路幅調整板59の両側板59cの内側の縁59fの間に緩やかに触れる程度に位置決めされる。
【0073】
このことより、第2のリンク56が、切欠部56dに側板59cが入り込み不能な状態に傾斜しながら作動するので、図21(a)及び図21(b)のように側板59cは、切欠部56dに入り込むことがない。
【0074】
したがって、第2のリンク56が作動中に払出部通路幅調整板59より脱落することはない。逆に、この第2のリンク56と払出部通路幅調整板59とを解体する時は、第2のリンク56の角度を図20(a)の状態にして組み立て時と逆の手順で行う。
【0075】
一方、図10及び図11に示すように、カール成形部81の一端部81a及び他端部81bは、払出部通路幅調整板59の側壁13に対する位置を決定するために必要な位置調節用軸部55をこのカール成形部81の中心に通す役割を持つ。
【0076】
このように、組み立て時に切欠部56dを利用することにより、カール成形部80が両側の取付け孔59dに挿し通されて軸としての役割を果たすことができるので、従来必要であった第2のリンク56とは別の部材である軸が不要となり、シャフトレス構造が可能となる。
【0077】
また、図4(a)及び図4(b)に示すような、通路幅調整リンク機構20における固定側軸22、連結軸24、可動軸28が不要となる他の実施の形態を以下で説明する。
【0078】
図22(a)及び図22(b)に示すように、通路幅調整リンク機構20を構成している固定側リンク23の一端部が補助側壁19に設けられている切り起こし部82に緩やかに嵌め込まれ、その他端部が可動側リンク25の一端部と連結部24aで緩やかに連結されている。
【0079】
また、下側の通路幅調整リンク機構20(20B)における可動側リンク25の他端部は上下動伝達板29と連結部25bで緩やかに連結され、補助側壁19に設けられた立ちあがり部83には取付け長孔83aが設けられ、この取付け長孔83aに連結部25bが嵌り込んでいる。連結部25bは、この取付け長孔83aの長さの範囲で、補助側壁19に沿う方向へ移動可能であり、連結部25bがこの範囲で移動すると、固定側リンク23と可動側リンク25の傾きが変わり、連結部24aで接触している通路幅調整板21が補助側壁19に対して近づいたり遠ざかったりして移動することにより、図6に示す通路有効幅Lを調整する。
【0080】
このような通路幅調整リンク機構20を構成している固定側リンク23は、図23(a)に示すように、その一端及び他端に、カール状に巻かれている第3のカール成形部84と第4のカール成形部85を有する。カール成形部85は、分断状で切欠部86a及び86bを有する。図22(a)に示すように、固定側リンク23の側面23aの一方から他方までの幅は、カール成形部84の両端を嵌め込むために補助側壁19の一部が切起されて設けられている一対の切り起こし部82どうしの間の大きさに比べて僅かに小さい程度である。他方、カール成形部84の一端から他端までの大きさは、一対の切り起こし部82どうしの間の大きさよりもやや大きい程度である。
【0081】
図23(b)に示すように、可動側リンク25はその一端及び他端に、カール状に巻かれている第5のカール成形部87と第6のカール成形部88を有する。カール成形部87は、分断状で一対の軸部87a及び87bを有する。これらの軸部87a及び87bは、連結部89a及び89bにより可動側リンク25と一体化した部分と、連結部89a及び89bと連続しない軸状部分とを有する。軸部87aは固定側リンク23の切欠部86aに嵌り込み可能であり、軸部87bは軸部87aが切欠部86aに嵌り込んだときに切欠部86bに嵌り込み可能である。この嵌り込みの状態から可動側リンク25をカール成形部87の軸方向に移動させた時に、軸部87a、87bにおける連結部89a及び89bと連続していない軸状部分がカール成形部85のカール孔の中に嵌り込み可能である。これによって連結部24aを構成することができる。カール成形部85とカール成形部87とが互いにこのような形状であるので、カール成形部85にカール成形部87を挿し通す際に、支障なく組み立て作業が行える。可動側リンク25の他端部であるカール成形部88は真ん中部分が切欠されている構造となっている。また、このカール成形部88の一端から他端までの長さは、可動側リンク25の幅よりも大きい。
【0082】
図23(c)に示すように、上下動伝達板29は、固定側リンク23及び可動側リンク25と同様に、両端がカール状に巻かれている。その一端部を第7のカール成形部90とする。このカール成形部90は分断状で間に切欠部91を有する。カール成形部90における分断端部の近傍には、切欠部91より深い切欠部92及び切欠部93が形成されている。切欠部92及び切欠部93の切欠縁部92a及び93aの部分ではカール成形部90は上下動伝達板29から軸状に突出している軸部90a及び90bを有する。可動側リンク25のカール成形部88は、この軸部90a及び90bに嵌り合い可能である。切欠部92の切欠縁部92aは切欠部93の切欠縁部93aよりもカール成形部90の軸方向に深く形成されている。
【0083】
図25(b)に示すように、カール成形部90の外側部における一端から他端までの大きさは、補助側壁19の一対の立ちあがり部83どうしの間の大きさよりも大きく、一対の立ちあがり部83の間の大きさは、上下動伝達板29の幅よりも大きい。
【0084】
図22(b)に示すように、補助側壁19の両側には、固定側リンク23を取付けるための切り起こし部82が設けられているが、それぞれの切り起こし部82には、カール成形部84を取付けるための取付け孔82aが設けられている。
【0085】
図23に示すように、固定側リンク23のカール成形部84の一端部に隣接する側面23aの一部にカール成形部84の長さ方向に切欠されている切欠部23bが設けられている。
【0086】
上述したような、第2のリンク56を払出部通路幅調整板59に取付ける方法と同様の方法で、切欠部23bを用いて、図24に示すように、固定側リンク23を補助側壁19に取付ける。固定側リンク23の切欠部23bも第2のリンク56の切欠部56dと同様の効果を有し、図22(a)に示すように、固定側リンク23をある程度の角度まで旋回させることにより切り起こし部82が切欠部23bに入り込み不能となり、固定側リンク23はカール成形部84の長さ方向に移動できなくなる。したがって、固定側リンク23は両方の切り起こし部82の間で緩やかに位置決めされる。
【0087】
図24に示すように、固定側リンク23のカール成形部85に対し、この場合、図の左方向から可動側リンク25のカール成形部87をカール成形部85に挿し通す。次に、可動側リンク25のカール成形部88の一端部を上下動伝達板29の切欠部92側のカール成形部90に斜め方向に嵌め合わして切欠縁部92aに接近させる。この状態で可動側リンク25を旋回させて、カール成形部88の他端部を切欠部93側のカール成形部90に向かい合わせ、引き戻しを行ってカール成形部88の一端及び他端をカール成形部90と回転自在な状態に嵌め合わせる。このとき、カール成形部88の一端は切欠縁部92aから距離をあけることになる。かつ、可動側リンク25のカール成形部87の軸部87a及び87bを固定側リンク23の切欠部86a及び86bに嵌り込ませ、可動側リンク25をカール成形部87の軸方向に移動させて、カール成形部87の軸部87a及び87bをカール成形部85に回転自在な状態になるように挿入する。なお、結果的に固定側リンク23と可動側リンク25と上下動伝達板29とを互いに連結させればよく、これら、固定側リンク23、可動側リンク25、上下動伝達板29どうしの組み立て方の先後は問わない。
【0088】
図25(a)に示すように、補助側壁19の両側に立ちあがり部83が設けられている。両側の立ちあがり部83には、カール成形部90を取付けるための取付け長孔83aが設けられている。これらの立ちあがり部83の先端部には、カール成形部90を無理入れするときにカール成形部90を誘導するためのガイド面83bが設けられている。カール成形部90と補助側壁19とは、無理入れによって組み立てられているが、その組み立ての際には、補助側壁19の一方の立ちあがり部83の取付け長孔83aにカール成形部90の一端部を挿し込む。そしてカール成形部90の他端部を他方の立ちあがり部83のガイド面83bに接触させ、この他端部をガイド面83bに沿って立ちあがり部83を弾性変形させるようにして押し込むことで、これを他方の立ちあがり部83の取付け長孔83aに、無理入れをする。このようにして取付け長孔83aに無理入れされたカール成形部90は、立ちあがり部83に対し回転自在である。
【0089】
図25(b)に示すように、無理入れが完了すると、上下動伝達板29の両側の側面29aは、補助側壁19の両側の立ちあがり部83によって位置を規制される。これにより、上下動伝達板29は、カール成形部90の長さ方向に移動できなくなり、補助側壁19の両方の立ちあがり部83に緩やかに位置決めされる。
【0090】
固定側リンク23及び上下動伝達板29が位置決めされても、可動側リンク25は、直接位置決めされておらず、カール成形部87及びカール成形部88の長さ方向に僅かながら移動可能である。しかし、図24におけるカール成形部88の左端は、上下動伝達板29の切欠縁部93aによって位置決めされる。よって、カール成形部87が第4のカール成形部85から抜け出すことはない。
【0091】
また、このとき、図22(a)に示すように、可動側リンク25の連結部89a及び89bの右端は固定側リンク23のカール成形部85によって位置決めされる。よって、カール成形部88の右端が切欠縁部92aに接近してカール成形部88の左端がカール成形部90から脱落するということはない。
【0092】
図24及び図25(c)に示すように、固定側リンク23と可動側リンク25との連結部24aが補助側壁19に接触する状態すなわちリンクが死点に来るのを防ぐために、連結部24aが通路幅調整板21を補助側壁19に対して遠ざかる方向に動かすように、補助側壁19には連結部24aをこの補助側壁19から浮き上がらせるための切り起こし片94が設けられている。この切り起こし片94を設けることによって、通路幅調整リンク機構20がより滑らかかつ、効率的に稼動することが可能になる。
【0093】
このように、カール成形部を持った構造のリンクプレートを用いたり、無理入れを行ったりすることにより、締結要素等の余計な部品を必要としなくて済み、また、リンクプレートとは異なる部材である軸が不要になる構造を達成することが可能となる。すなわち、軸を用いずに、カール部のみによって、幅方向の位置を調整可能なリンク機構が構成されることになる。
【0094】
上述したような実施の形態では、リンク機構に必要であった軸やその他の部材を不要にし、その結果として、複雑なリンク機構の組み立て方法の簡略化が可能となった。その組み立て方法の例を以下で説明する。
【0095】
図22(a)及び図22(b)に示すように、補助側壁19の上側の通路幅調整リンク機構20Aの構成は、基本的に補助側壁19の下側の通路幅調整リンク機構20Bの構成と同様であり、通路幅調整リンク機構20Aにおいて用いられる固定側リンク23及び可動側リンク25は、通路幅調整リンク機構20Bで用いられているものと同様のものである。通路幅調整リンク機構20Aにおいて、補助側壁19に設けられている切り起こし部82に固定側リンク23を取付ける方法及び固定側リンク23に可動側リンク25を取付ける方法は、上述したような通路幅調整リンク機構20Bにおけるこれらの取付け方法と同様である。
【0096】
通路幅調整リンク機構20Aにおいて、可動側リンク25のカール成形部88の中央部には切欠部95が形成されている。上下動伝達板29のカール成形部90と逆側の上端には、カール成形部96が設けられている。カール成形部96は分断状で、その中央部には、上下動伝達板29の上端から下方へ向けて、ある程度の大きさが切欠されている切欠部97が形成されている。96aはカール成形部96の一端部であり、96bはカール成形部96の他端部である。切欠部97の幅は、可動側リンク25の一端部に設けられているカール成形部88の外側部における一端部88aから他端部88bまでの両端の大きさよりも大きく、かつ、一対の切り起こし部82の一方から他方までの大きさよりも大きい。また、この切欠部97の深さは、固定側リンク23と連結された可動側リンク25の連結部24aが補助側壁19にもっとも近づいたときでも、この2つの連結された固定側リンク23及び可動側リンク25が、この切欠部97に干渉することなく入り込み可能な寸法に形成されている。
【0097】
図26(a)及び図26(b)に示すように、補助側壁19の上方の通路幅調整リンク機構20Aでは、カール成形部88及びカール成形部96は孔状に成形されており、軸の役割を果たすための調節ピン26が挿し通される。
【0098】
補助側壁19の両側には切り起こし部19aが設けられており、調節ピン26を挿し通すために、この切り起こし部19aには、上下方向に長孔状の切り起こしガイド溝19bが設けられている。切り起こし部19aに挿し通された調節ピン26は、この切り起こしガイド溝19bによって補助側壁19に沿う上下方向に移動可能である。一対の切り起こし部19aの一方から他方までの大きさは、上下動伝達板29の幅よりも僅かに大きい程度である。
【0099】
さらに、この切り起こし部19aの外側の補助側壁19の両端には、立ちあがり部98a及び98bが設けられている。立ちあがり部98aには、調節ピン26を挿し通し可能とするための位置決め孔99が多数設けられている。この位置決め孔99は、図4(b)に示すような位置決め孔19d、及び図7に示すような位置決め孔51cと同様のものである。立ちあがり部98bには、調節ピン26が補助側壁19に沿う上下方向に移動可能であるように、この調節ピン26が通る上下方向の長孔部100が設けられている。
【0100】
図27(a)及び図27(b)に示すように、調節ピン26の真ん中部分、すなわちこの調節ピン26が立ちあがり部98bの長孔部100から順に、立ちあがり部98aの位置決め孔99まで挿し通された状態のときに切欠部95によって露出している部分に、ピン挿通孔102が形成されている。このピン挿通孔102には、割ピン101が挿し通される。
【0101】
調節ピン26の一端には、平板状のつまみ部26aが一体に設けられており、ピン挿通孔102とつまみ部26a側の切欠部95の縁95aとの間に付勢ばね27が位置するように付勢ばね27を縮め、この状態で、ピン挿通孔102に割ピン101が挿し通される。
【0102】
すると、この付勢ばね27の復元力により、調節ピン26は、これが挿し通された方向、すなわち、その先端部が位置決め孔99に入り込む方向に付勢される。
【0103】
また、立ちあがり部98bの長孔部100の縁には、つまみ部26aの一部が嵌り込み可能なように、図4(a)に示したような位置決め凹部19cが設けられており、調節ピン26が付勢ばね27によって付勢されることで、つまみ部26aの一部が位置決め凹部19cに嵌り込むような構造になっている。
【0104】
通路幅調整リンク機構20の組み立てに際しては、図22(a)及び図22(b)に示すような状態に通路幅調整リンク機構20Bを上述した方法で組み立て、通路幅調整リンク機構20Aにおいて固定側リンク23と可動側リンク25とを上述した方法で組み立て、可動側リンク25のカール成形部88と上下動伝達板29のカール成形部96のカール部を揃え、付勢ばね27を上述した所定の位置に配置し、調節ピン26を通して、図26(a)及び図26(b)に示すような状態、すなわち調節ピン26のピン挿通孔102に割ピン101が通っていない状態にする。通路幅調整リンク機構20A及び20Bがこのような状態では、通路幅調整リンク機構20Bは組み立てが完了しているが、通路幅調整リンク機構20Aの組み立ては完了していないので全体としての通路幅調整リンク機構20の組み立ては完了していない。通路幅調整リンク機構20の組み立てを完了させるためには、図26(a)及び図26(b)に示すように、調節ピン26を上述の各部に挿し通し、切欠部95の位置に付勢ばね27を入り込ませ、そのうえで、付勢ばね27に調節ピン26を挿し通す。
【0105】
さらに、図27(a)に示すように、調節ピン26を挿し通す。最後に、ピン挿通孔102に割ピン101を挿し通し、通路幅調整リンク機構20の組み立てが完了する。
【0106】
上述したように、組み立てが完了している通路幅調整リンク機構20Bを上下動伝達板29に取付け、付勢ばね27を上述した所定の位置に配置したうえで、通路幅調整リンク機構20Aの可動側リンク25と、この上下動伝達板29に、調節ピン26を挿し通し、この調節ピン26に設けられているピン挿通孔102に割ピン101を挿し通すことにより通路幅調整リンク機構20の組み立てが完了する。
【0107】
調節ピン26の挿し通される位置は、立ちあがり部98aに設けられている多数の位置決め孔99の中から、所望の通路幅の条件に合った1つの位置決め孔99が選択されることにより決定される。調節ピン26の挿し通される位置が決定されると、図22(b)に示すように、通路幅調整リンク機構20A及び20Bを構成している固定側リンク23及び可動側リンク25の傾きが決定する。
【0108】
すなわち、複数の位置決め孔99の中から調節ピン26を挿し通す位置決め孔99を決定することによって通路幅調整リンク機構20A及び20Bを構成している固定側リンク23及び可動側リンク25が同様の傾きになるので、通路幅調整板21は、通路幅を調整する方向に移動可能となり、これによって図6に示すような通路有効幅Lを調整することが可能となる。
【0109】
上述した組み付け構造では、通路幅調整リンク機構20の最終的な組み立てに調節ピン26を用いるだけであり、特別な締結要素などを用いる必要はなく、したがって組み立て及び解体の作業が容易に行える。
【0110】
上述では、通路幅調整リンク機構20についての簡略化された組み立て方法を記載したが、払出部幅調整機構50を補助側壁19に組み付ける方法についても容易に行うことができるので、その組み付け方法を以下で説明する。
【0111】
図29(b)に示すように、払出部幅調整機構50は、払出部通路幅調整板59に第1のリンク54と第2のリンク56と第3のリンク58とを上述した方法で取付けることによって図28(a)に示すような状態となった当該払出部通路幅調整板59を、ベース体51に取付けることにより完成する。図29(b)及び図30に示すような、組み付けが完了した状態において、第1のリンク54と第2のリンク56と第3のリンク58の一端部はベース体51に旋回可能に支持され、ベース体51におけるこの第2のリンク56の支持位置を変化させかつ、それに対応して第1のリンク54及び第3のリンク58を旋回させることにより、払出部通路幅調整板59が、図7に示すような、払出部通路有効幅Mを調整する方向に移動し、この払出部通路有効幅Mを調整することができる。
【0112】
詳細には、図28(b)に示すように、払出部通路幅調整板59の側板59cが、図20(a)及び図20(b)に示したような切欠部56dに、入り込み不可能になるところまで、第2のリンク56を旋回させる。また、払出部通路幅調整板59に設けられている図17に示したような切り起こし部59eが、第1のリンク54及び第3のリンク58の立ちあがり部54b及び58bの内側の縁にかかりあうように、第1のリンク54及び第3のリンク58をを旋回させる。このような状態にして、図12に示したような連動リンク70の両端に設けられている円弧状の部分に、第1のリンク54及び第3のリンク58の立ちあがり部54b及び58bを回転自在の状態で嵌り込ませる。
【0113】
図29(a)に示すように、切り起こし部59eが第1のリンク54及び第3のリンク58の立ちあがり部の内側の縁にかかりあう状態を維持しながら、立ちあがり部が嵌り込んでいる連動リンク70の円弧状の部分が、図7で示したような下部長孔枠部53及び中央部長孔枠部57に嵌り込むように、締結部材103を用いて、リンク押え板52をベース体51に取付ける。
【0114】
図29(b)及び図30に示すように、払出部幅調整機構50におけるベース体51には、立ちあがり部104b及び104aが設けられている。
図29(b)に示すように、立ちあがり部104bには、図8に示したような位置決め凹部51bが設けられている。図30に示すように、立ちあがり部104aには、図7に示したような位置決め孔51cが設けられている。これらの立ちあがり部104b及び104aには、図26(a)及び図26(b)に示したような立ちあがり部98a及び98bと同様に構成されている。
【0115】
また、図29(b)及び図30に示すように、ベース体51の両側には、図7に示したような切り起こしガイド部51dが設けられている。
図28(a)に示す第1のリンク54及び第3のリンク58をベース体51に取付けたうえで、払出部通路幅調整板59とベース体51とを図8に示したように第2のリンク56とベース体51に位置調節用軸部55を通して連結することで、払出部幅調整機構50の組み付けが完了する。このとき、図26(a)及び図26(b)で示し、上述したような、可動側リンク25を補助側壁19に取付ける方法と同様の方法を適用できる。
【0116】
上述したように、連動リンク70及び押え板52を用いて、第1のリンク54及び第3のリンク58をベース体51に旋回可能に支持したうえで、位置調節用軸部55を用いて不要な締結要素なしに第2のリンク56をベース体51に取付けることができるので、払出部幅調整機構50の組み付けに際し、この作業を容易に行うことが可能である。
【0117】
次に、商品の払出部において、払出部幅調整機構50ができない通路幅の微調整をする方法を以下で説明する。
図32(a)で示すような払出部通路有効幅Mは、図30に示す払出部幅調整機構50の立ちあがり部104aに設けられている複数の位置決め孔51cに、位置調節用軸部55が通されることによって、さまざまな幅に決定される。調整された払出部通路有効幅Mには、大半の商品の大きさは適合するが、商品の払出部ということもあり、商品によっては通路幅をもう少し微調整する必要が生じる場合もある。しかし、微調整ができるように位置決め孔51cの数を増やすと、隣接する他の位置決め孔51cと重なる場合があり、こうなると位置決め孔51cに余分なあそびができることと同様になり、本来の位置決め孔51cが果たすべき役割が果たせなくなる。そこで、払出部通路有効幅Mが、商品の大きさに適合するように、払出部通路有効幅Mを微調整するための特殊商品用アタッチメント105を取付ける。
【0118】
図31(a)及び図31(b)に示すように、特殊商品用アタッチメント105は、払出部通路幅調整板59の代わりとなる板部105aからなり、板部105aの上部は、商品の収容をより円滑かつ、容易にするために通路幅を広げる方向の案内傾斜面105bになっている。板部105aの両端には、特殊商品用アタッチメント105を払出部通路幅調整板59に取付けるための引っ掛け用の爪部105cが設けられている。
【0119】
図32(a)及び図32(b)に示すように、払出部通路幅調整板59の両側には、図17に示したような切り起こし部59eが設けられている。また、払出部通路幅調整板59の切り起こし部59eが切起された後の部分は、爪部105cを取付けるための取付けスリット106として用いられる。この取付けスリット106に爪部105cを嵌め入れ、この爪部105cが払出部通路幅調整板59に引っ掛かることにより特殊商品用アタッチメント105が払出部通路幅調整板59に取付けられる。取付けられた特殊商品用アタッチメント105の爪部105cは、切り起こし部59eにより払出部通路幅調整板59の幅方向へ位置決めされる。
【0120】
図32(a)に示すように、特殊商品用アタッチメント105は払出部通路有効幅Mを狭める方向に出っ張った状態で払出部通路幅調整板59に取付けられ、その板部105aの厚み方向の寸法の分だけ払出部通路有効幅Mを狭める調整が可能となる。これによって複数の位置決め孔51cだけでは調整できない僅かな寸法差の商品についても適正に払出部通路有効幅Mを調整することができる。さらに、特殊商品用アタッチメント105の取付けをそれぞれの位置決め孔51cの位置で行うことにより、単に位置決め孔51cのみによって通路幅を調整する場合に比べ、所望の条件に合う調整幅により近く微調整することも可能となる。
【0121】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、商品収納経路の払出部通路有効幅や商品収納経路の通路有効幅を調節することができ、第1のリンクや第2のリンクおよび払出部通路幅調整板が、商品収納経路における側壁近傍箇所に配置されるため、商品収納経路の通路有効幅を調節する部品の収納箇所を商品収納経路外に余分に設けなくても済み、多数のスペーサを収納するための収納空間として比較的広いスペースが必要となって自動販売機の大型化や商品収納数の減少などを招いてしまうことがなくなる。また、従来のようにスペーサを所定の収納場所から取出して商品収納経路の側壁に取付けなけたりしなくても済むので、払出部通路有効幅を少ない手間や時間で調節することができ、作業能率が向上する。
【0122】
また、第1のリンクの一端を所定範囲内で上下に移動可能に支持させ、第1のリンクが移動可能な状態となった際に突起部を払出部通路幅調整板に当接させることで、払出部通路有効幅を実質的に変更することなく、位置決め箇所同士を干渉しない距離に離して設けることができる。
【0123】
また、第1のリンクと略平行に配置された第3のリンクを設け、第1のリンクの一端と第3のリンクの一端とを連動させる連動リンクを設けたことにより、これらの間の距離が確実に一定化され、払出部通路幅調整板は側壁に対して平行となった良好な姿勢に保持されることとなる。
【0124】
また、位置調節用軸部を、払出部通路幅調整板が側壁箇所に当接または最も近接した姿勢となるように位置調節用軸部を係合させた位置決め箇所の位置から、隣接する位置決め箇所の位置に移動させて、払出部通路幅調整板が下方または上方に移動される際に突起部に当接して、払出部通路幅調整板を商品収納経路突出方向に移動させる傾斜面を、払出部通路幅調整板の裏面側に設けたことにより、払出部通路幅調整板の商品収納経路突出方向への移動動作を良好に行わせることができる。
【0126】
また、第1のリンクに立ちあがり部と両端軸部とを有せしめ、払出部通路幅調整板には前記両端軸部を通す取付け孔と抜け落ち防止用のストッパを設けて、第1のリンクが作動姿勢に回動している時はストッパが第1のリンクにかかり合うように構成することで、第1のリンクを払出部通路幅調整板に組み付けるためのシャフトを両端軸部により代用できてシャフトレス構造を実現でき、第1のリンクを払出部通路幅調整板に容易に取付けることができ、しかも、第1のリンクが払出部通路幅調整板から抜け落ちることを防止できる。そして、このシャフトレス構造により、シャフトを別途設けた場合と比較して、部品点数の削減や取付け工数の低減を図ることができ、その結果、製造コストの低減を図ることができる。
【0127】
また、第3のリンクに立ちあがり部と両端軸部とを有せしめ、払出部通路幅調整板には前記両端軸部を通す取付け孔と抜け落ち防止用のストッパを設けて、第3のリンクが作動姿勢に回動している時はストッパが第3のリンクにかかり合うように構成することで、第3のリンクを払出部通路幅調整板に組み付けるためのシャフトを両端軸部により代用できてシャフトレス構造を実現でき、第3のリンクを払出部通路幅調整板に容易に取付けることができ、しかも、第3のリンクが払出部通路幅調整板から抜け落ちることを防止できる。そして、このシャフトレス構造により、シャフトを別途設けた場合と比較して、部品点数の削減や取付け工数の低減を図ることができ、その結果、製造コストの低減を図ることができる。
【0128】
また、第2のリンクに切欠部と軸状部分とを有せしめ、払出部通路幅調整板には一対の側板を有せしめ、この一対の側板に前記軸状部分を通す取付け孔を設けて、第2のリンクが作動姿勢に回動している時は払出部通路幅調整板の側板が前記切欠部に入り込み不可能な状態構成することで、第2のリンクを払出部通路幅調整板に組み付けるためのシャフトを軸状部分により代用できてシャフトレス構造を実現でき、第2のリンクを払出部通路幅調整板に容易に取付けることができ、しかも、第2のリンクが払出部通路幅調整板から抜け落ちることを防止できる。そして、このシャフトレス構造により、シャフトを別途設けた場合と比較して、部品点数の削減や取付け工数の低減を図ることができ、その結果、製造コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる直積み式自動販売機の商品収納装置の正面図である。
【図2】同商品収納装置の側面図である。
【図3】同商品収納装置の平面図である。
【図4】(a)は同商品収納装置の要部側面図、(b)は同商品収納装置の要部正面図である。
【図5】同商品収納装置の拡大側面図である。
【図6】同商品収納装置の拡大正面図である。
【図7】同商品収納装置の払出部およびその近傍箇所の正面図である。
【図8】同払出部およびその近傍箇所の側面図である。
【図9】同商品収納装置の払出部およびその近傍箇所の正面図である。
【図10】同商品収納装置の払出部およびその近傍箇所の正面図である。
【図11】同払出部およびその近傍箇所の側面図である。
【図12】本発明の実施の形態にかかる直積み式自動販売機の商品収納装置における払出部およびその近傍箇所の正面図である。
【図13】同払出部およびその近傍箇所の側面図である。
【図14】同商品収納装置の払出部およびその近傍箇所の正面図である。
【図15】同商品収納装置の払出部およびその近傍箇所の正面図である。
【図16】同払出部およびその近傍箇所の側面図である。
【図17】本発明の他の実施の形態にかかる直積み式自動販売機の商品収納装置の払出部を示す正面図である。
【図18】同払出部の要部を示す側面図である。
【図19】同払出部の要部を示す平面断面図である。
【図20】(a)は同払出部の要部を示す正面図、(b)及び(c)は同払出部の要部を示す平面図である。
【図21】(a)は同払出部の作動時の要部を示す正面図、(b)は同払出部の作動時の要部を示す平面図である。
【図22】(a)は図17の商品収納装置の要部の側面図、(b)は同商品収納装置の要部の正面図である。
【図23】同商品収納装置を構成する要素を示す図である。
【図24】同商品収納装置の組立方法を説明するための図である。
【図25】(a)及び(b)は同商品収納装置の組立方法を説明するための図、(c)は同商品収納装置の要部の構成を説明するための図である。
【図26】(a)は同商品収納装置の要部の組立方法を示す側面図、(b)は同商品収納装置の要部の組立方法を示す正面図である。
【図27】(a)は同商品収納装置の要部を示す側面図、(b)は同商品収納装置の要部を示す平面図である。
【図28】図17の払出部の組立方法を説明するための図である。
【図29】同払出部の組立方法を説明するための図である。
【図30】同払出部の組立方法を説明するための図である。
【図31】(a)は本発明の実施の形態にかかるアタッチメントを示す正面図、(b)は同アタッチメントを示す側面図である。
【図32】(a)は同アタッチメントの使用時様態を示す正面図、(b)は同アタッチメントの使用時様態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 商品収納経路
2 商品
3 商品払出装置
12 中央壁(壁体)
13 側壁
20、20A、20B 通路幅調整リンク機構
45 払出部
50 払出部幅調整機構
51 ベース体
51b 位置決め凹部(位置決め箇所)
51c 位置決め孔(位置決め箇所)
52 リンク押え板
54 第1のリンク
55 位置調節用軸
56 第2のリンク
58 第3のリンク
59 払出部通路幅調整板
60 付勢ばね
70 連動リンク

Claims (9)

  1. 上下に延びる商品収納経路に商品を上方に直積みした状態で収納し、商品収納経路の下端部一側方に、商品収納経路内の下端から2番目の商品の落下を規制しながら商品収納経路下端の開口部を開けて商品を払い出す商品払出装置が商品収納経路の片側の面をなす壁体に沿って設けられ、前記壁体とこの壁体に対向する側壁との間の商品払出装置に臨む払出部の通路有効幅を調整する直積み式自動販売機の商品収納装置であって、一端が払出部近傍の側壁で支持されて他端側が商品収納経路側に傾く姿勢に回動可能な第1のリンクと、この第1のリンクとは上方向または下方向にずれた位置で一端に設けた位置調節用軸部が商品収納経路の側壁箇所で支持されて他端側が払出部側に傾く姿勢に回動可能な第2のリンクと、商品収納経路の側壁箇所において上下に複数設けられた位置決め箇所に位置調節用軸部を係合させて位置決めする位置決め部と、第1のリンクの他端と第2のリンクの他端とに連結されて商品払出装置に臨む箇所の商品収納経路の払出部通路有効幅を調整する払出部通路幅調整板と、商品収納経路全体でその通路幅方向に移動自在で払出部通路幅調整板を覆うように設けられた通路幅調整板とを備え、位置調節用軸部が係合する位置決め箇所を変更することにより、払出部通路幅調整板および通路幅調整板が商品収納経路の通路幅方向に移動されるように構成し、第1のリンクの一端を所定範囲内で上下に移動可能に支持させ、所定の位置決め箇所に位置調節用軸部を係合させた際に払出部通路幅調整板に当接して払出部通路幅調整板が側壁箇所側へ移動することを規制する突起部を側壁側に設けた直積み式自動販売機の商品収納装置。
  2. 上下に延びる商品収納経路に商品を上方に直積みした状態で収納し、商品収納経路の下端部一側方に、商品収納経路内の下端から2番目の商品の落下を規制しながら商品収納経路下端の開口部を開けて商品を払い出す商品払出装置が商品収納経路の片側の面をなす壁体に沿って設けられ、前記壁体とこの壁体に対向する側壁との間の商品払出装置に臨む払出部を含む商品収納経路の通路有効幅を調整する直積み式自動販売機の商品収納装置であって、一端が払出部近傍の側壁で支持されて他端側が商品収納経路側に傾く姿勢に回動可能な第1のリンクと、この第1のリンクとは上方向または下方向にずれた位置で一端に設けた位置調節用軸部が商品収納経路の側壁箇所で支持されて他端側が払出部側に傾く姿勢に回動可能な第2のリンクと、商品収納経路の側壁箇所において上下に複数設けられた位置決め箇所に位置調節用軸部を係合させて位置決めする位置決め部と、第1のリンクの他端と第2のリンクの他端とに連結されて払出部を含む商品収納経路の通路有効幅を調整する上下に長い払出部通路幅調整板とを備え、位置調節用軸部が係合する位置決め箇所を変更することにより、払出部通路幅調整板が商品収納経路の通路幅方向に移動されるように構成し、第1のリンクの一端を所定範囲内で上下に移動可能に支持させ、所定の位置決め箇所に位置調節用軸部を係合させた際に払出部通路幅調整板に当接して払出部通路幅調整板が側壁箇所側へ移動することを規制する突起部を側壁側に設けた直積み式自動販売機の商品収納装置。
  3. 位置調節用軸部を、払出部通路幅調整板が側壁箇所に当接または最も近接した姿勢となるように位置調節用軸部を係合させた位置決め箇所の位置から、隣接する位置決め箇所の位置に移動させて、払出部通路幅調整板が下方または上方に移動される際に突起部に当接して、払出部通路幅調整板を商品収納経路突出方向に移動させる傾斜面を、払出部通路幅調整板の裏面側に設けた請求項1または2に記載の直積み式自動販売機の商品収納装置。
  4. 上下に延びる商品収納経路に商品を上方に直積みした状態で収納し、商品収納経路の下端部一側方に、商品収納経路内の下端から2番目の商品の落下を規制しながら商品収納経路下端の開口部を開けて商品を払い出す商品払出装置が商品収納経路の片側の面をなす壁体に沿って設けられ、前記壁体とこの壁体に対向する側壁との間の商品払出装置に臨む払出部の通路有効幅を調整する直積み式自動販売機の商品収納装置であって、一端が払出部近傍の側壁で支持されて他端側が商品収納経路側に傾く姿勢に回動可能な第1のリンクと、この第1のリンクとは上方向または下方向にずれた位置で一端に設けた位置調節用軸部が商品収納経路の側壁箇所で支持されて他端側が払出部側に傾く姿勢に 回動可能な第2のリンクと、商品収納経路の側壁箇所において上下に複数設けられた位置決め箇所に位置調節用軸部を係合させて位置決めする位置決め部と、第1のリンクの他端と第2のリンクの他端とに連結されて商品払出装置に臨む箇所の商品収納経路の払出部通路有効幅を調整する払出部通路幅調整板と、商品収納経路全体でその通路幅方向に移動自在で払出部通路幅調整板を覆うように設けられた通路幅調整板とを備え、位置調節用軸部が係合する位置決め箇所を変更することにより、払出部通路幅調整板および通路幅調整板が商品収納経路の通路幅方向に移動されるように構成し、第1のリンクは立ちあがり部と両端軸部とを有し、払出部通路幅調整板には、第1のリンクの両端軸部を通すための取付け孔と、この第1のリンクの両端軸部が取付け孔に通された際にこの第1のリンクの立ちあがり部よりも内側に位置して、この両端軸部が取付け孔から抜け落ちないようにするためのストッパとが設けられており、第1のリンクは、払出部通路幅調整板を商品収納経路突出方向に移動させるために商品収納経路側に傾く作動姿勢に回動可能であるとともに、前記作動姿勢とは異なる傾斜方向へも回動可能に構成され、ストッパは、第1のリンクが作動姿勢とは異なる傾斜方向へ回動している時にはこの第1のリンクにかかり合わないように構成されて、この第1のリンクの両端軸部を前記取付け孔に通すことが可能なようにさせるとともに、第1のリンクが作動姿勢に回動しているときにのみこの第1のリンクにかかり合うように構成された直積み式自動販売機の商品収納装置。
  5. 上下に延びる商品収納経路に商品を上方に直積みした状態で収納し、商品収納経路の下端部一側方に、商品収納経路内の下端から2番目の商品の落下を規制しながら商品収納経路下端の開口部を開けて商品を払い出す商品払出装置が商品収納経路の片側の面をなす壁体に沿って設けられ、前記壁体とこの壁体に対向する側壁との間の商品払出装置に臨む払出部を含む商品収納経路の通路有効幅を調整する直積み式自動販売機の商品収納装置であって、一端が払出部近傍の側壁で支持されて他端側が商品収納経路側に傾く姿勢に回動可能な第1のリンクと、この第1のリンクとは上方向または下方向にずれた位置で一端に設けた位置調節用軸部が商品収納経路の側壁箇所で支持されて他端側が払出部側に傾く姿勢に回動可能な第2のリンクと、商品収納経路の側壁箇所において上下に複数設けられた位置決め箇所に位置調節用軸部を係合させて位置決めする位置決め部と、第1のリンクの他端と第2のリンクの他端とに連結されて払出部を含む商品収納経路の通路有効幅を調整する上下に長い払出部通路幅調整板とを備え、位置調節用軸部が係合する位置決め箇所を変更することにより、払出部通路幅調整板が商品収納経路の通路幅方向に移動されるように構成し、第1のリンクは立ちあがり部と両端軸部とを有し、払出部通路幅調整板には、第1のリンクの両端軸部を通すための取付け孔と、この第1のリンクの両端軸部が取付け孔に通された際にこの第1のリンクの立ちあがり部よりも内側に位置して、この両端軸部が取付け孔から抜け落ちないようにするためのストッパとが設けられており、第1のリンクは、払出部通路幅調整板を商品収納経路突出方向に移動させるために商品収納経路側に傾く作動姿勢に回動可能であるとともに、前記作動姿勢とは異なる傾斜方向へも回動可能に構成され、ストッパは、第1のリンクが作動姿勢とは異なる傾斜方向へ回動している時にはこの第1のリンクにかかり合わないように構成されて、この第1のリンクの両端軸部を前記取付け孔に通すことが可能なようにさせるとともに、第1のリンクが作動姿勢に回動しているときにのみこの第1のリンクにかかり合うように構成された直積み式自動販売機の商品収納装置。
  6. 上下に延びる商品収納経路に商品を上方に直積みした状態で収納し、商品収納経路の下端部一側方に、商品収納経路内の下端から2番目の商品の落下を規制しながら商品収納経路下端の開口部を開けて商品を払い出す商品払出装置が商品収納経路の片側の面をなす壁体に沿って設けられ、前記壁体とこの壁体に対向する側壁との間の商品払出装置に臨む払出部の通路有効幅を調整する直積み式自動販売機の商品収納装置であって、一端が払出部近傍の側壁で支持されて他端側が商品収納経路側に傾く姿勢に回動可能な第1のリンクと、この第1のリンクとは上方向または下方向にずれた位置で一端に設けた位置調節用軸部が商品収納経路の側壁箇所で支持されて他端側が払出部側に傾く姿勢に回動可能な第2のリンクと、商品収納経路の側壁箇所において上下に複数設けられた位置 決め箇所に位置調節用軸部を係合させて位置決めする位置決め部と、第1のリンクの他端と第2のリンクの他端とに連結されて商品払出装置に臨む箇所の商品収納経路の払出部通路有効幅を調整する払出部通路幅調整板と、商品収納経路全体でその通路幅方向に移動自在で払出部通路幅調整板を覆うように設けられた通路幅調整板とを備え、位置調節用軸部が係合する位置決め箇所を変更することにより、払出部通路幅調整板および通路幅調整板が商品収納経路の通路幅方向に移動されるように構成し、一端が第1のリンクとは上方向または下方向にずれた位置で商品収納経路の側壁箇所で支持されて他端側が商品収納経路側に傾く姿勢に回動可能で払出部通路幅調整板に連結され、第1のリンクと略平行に配置された第3のリンクを設け、第1のリンクの一端と第3のリンクの一端とを連動させる連動リンクを設け、第3のリンクは立ちあがり部と両端軸部とを有し、払出部通路幅調整板には、第3のリンクの両端軸部を通すための取付け孔と、この第3のリンクの両端軸部が取付け孔に通された際にこの第3のリンクの立ちあがり部よりも内側に位置して、この両端軸部が取付け孔から抜け落ちないようにするためのストッパとが設けられており、第3のリンクは、払出部通路幅調整板を商品収納経路突出方向に移動させるために商品収納経路側に傾く作動姿勢に回動可能であるとともに、前記作動姿勢とは異なる傾斜方向へも回動可能に構成され、ストッパは、第3のリンクが作動姿勢とは異なる傾斜方向へ回動している時にはこの第3のリンクにかかり合わないように構成されて、この第3のリンクの両端軸部を前記取付け孔に通すことが可能なようにさせるとともに、第3のリンクが作動姿勢に回動しているときにのみこの第3のリンクにかかり合うように構成された直積み式自動販売機の商品収納装置。
  7. 上下に延びる商品収納経路に商品を上方に直積みした状態で収納し、商品収納経路の下端部一側方に、商品収納経路内の下端から2番目の商品の落下を規制しながら商品収納経路下端の開口部を開けて商品を払い出す商品払出装置が商品収納経路の片側の面をなす壁体に沿って設けられ、前記壁体とこの壁体に対向する側壁との間の商品払出装置に臨む払出部を含む商品収納経路の通路有効幅を調整する直積み式自動販売機の商品収納装置であって、一端が払出部近傍の側壁で支持されて他端側が商品収納経路側に傾く姿勢に回動可能な第1のリンクと、この第1のリンクとは上方向または下方向にずれた位置で一端に設けた位置調節用軸部が商品収納経路の側壁箇所で支持されて他端側が払出部側に傾く姿勢に回動可能な第2のリンクと、商品収納経路の側壁箇所において上下に複数設けられた位置決め箇所に位置調節用軸部を係合させて位置決めする位置決め部と、第1のリンクの他端と第2のリンクの他端とに連結されて払出部を含む商品収納経路の通路有効幅を調整する上下に長い払出部通路幅調整板とを備え、位置調節用軸部が係合する位置決め箇所を変更することにより、払出部通路幅調整板が商品収納経路の通路幅方向に移動されるように構成し、一端が第1のリンクとは上方向または下方向にずれた位置で商品収納経路の側壁箇所で支持されて他端側が商品収納経路側に傾く姿勢に回動可能で払出部通路幅調整板に連結され、第1のリンクと略平行に配置された第3のリンクを設け、第1のリンクの一端と第3のリンクの一端とを連動させる連動リンクを設け、第3のリンクは立ちあがり部と両端軸部とを有し、払出部通路幅調整板には、第3のリンクの両端軸部を通すための取付け孔と、この第3のリンクの両端軸部が取付け孔に通された際にこの第3のリンクの立ちあがり部よりも内側に位置して、この両端軸部が取付け孔から抜け落ちないようにするためのストッパとが設けられており、第3のリンクは、払出部通路幅調整板を商品収納経路突出方向に移動させるために商品収納経路側に傾く作動姿勢に回動可能であるとともに、前記作動姿勢とは異なる傾斜方向へも回動可能に構成され、ストッパは、第3のリンクが作動姿勢とは異なる傾斜方向へ回動している時にはこの第3のリンクにかかり合わないように構成されて、この第3のリンクの両端軸部を前記取付け孔に通すことが可能なようにさせるとともに、第3のリンクが作動姿勢に回動しているときにのみこの第3のリンクにかかり合うように構成された直積み式自動販売機の商品収納装置。
  8. 上下に延びる商品収納経路に商品を上方に直積みした状態で収納し、商品収納経路の下端部一側方に、商品収納経路内の下端から2番目の商品の落下を規制しながら商品収納経路下端の開口部を開けて商品を払い出す商品払出装置が商品収納経路の 片側の面をなす壁体に沿って設けられ、前記壁体とこの壁体に対向する側壁との間の商品払出装置に臨む払出部の通路有効幅を調整する直積み式自動販売機の商品収納装置であって、一端が払出部近傍の側壁で支持されて他端側が商品収納経路側に傾く姿勢に回動可能な第1のリンクと、この第1のリンクとは上方向または下方向にずれた位置で一端に設けた位置調節用軸部が商品収納経路の側壁箇所で支持されて他端側が払出部側に傾く姿勢に回動可能な第2のリンクと、商品収納経路の側壁箇所において上下に複数設けられた位置決め箇所に位置調節用軸部を係合させて位置決めする位置決め部と、第1のリンクの他端と第2のリンクの他端とに連結されて商品払出装置に臨む箇所の商品収納経路の払出部通路有効幅を調整する払出部通路幅調整板と、商品収納経路全体でその通路幅方向に移動自在で払出部通路幅調整板を覆うように設けられた通路幅調整板とを備え、位置調節用軸部が係合する位置決め箇所を変更することにより、払出部通路幅調整板および通路幅調整板が商品収納経路の通路幅方向に移動されるように構成し、第2のリンクは平板状に構成され、この第2のリンクの払出部通路幅調整板に連結されている端部には第2のリンクの幅方向にこの第2のリンクの各側面よりもそれぞれ突出している軸状部分が構成されており、この軸状部分に隣接する第2のリンクの側面の一部にはこの軸状部分の長さ方向に切欠部が設けられており、払出部通路幅調整板は一対の側板を有し、これら側板には前記軸状部分を通すための取付け孔がそれぞれ設けられており、この払出部通路幅調整板の両側板間の大きさは第2のリンクの両側面間の大きさよりも僅かに大きく構成されており、第2のリンクは、払出部通路幅調整板を商品収納経路突出方向に移動させるために払出部側に傾く作動姿勢に回動可能であるとともに、前記作動姿勢とは異なる傾斜方向へも回動可能に構成され、第2のリンクは、作動姿勢とは異なる傾斜方向へ回動しているときには払出部通路幅調整板の側板が切欠部に入り込み可能なように構成されて、この切欠部に対応した軸状部分の一端部を前記切欠部に入り込んだ一方の側板の取付け孔に入り込ませることができ、かつ、この切欠部に側板が入り込んでいる状態での軸状部分の引き戻しによってこの軸状部分の他端部を他方の側板の取付け孔に入り込ませることができるように構成され、第2のリンクは、作動姿勢に回動している時に払出部通路幅調整板の側板が前記切欠部に入り込み不可能なように前記切欠部の縁に相当する側面の部分が払出部通路幅調整板の側板の縁にかかり合うように構成された直積み式自動販売機の商品収納装置。
  9. 上下に延びる商品収納経路に商品を上方に直積みした状態で収納し、商品収納経路の下端部一側方に、商品収納経路内の下端から2番目の商品の落下を規制しながら商品収納経路下端の開口部を開けて商品を払い出す商品払出装置が商品収納経路の片側の面をなす壁体に沿って設けられ、前記壁体とこの壁体に対向する側壁との間の商品払出装置に臨む払出部を含む商品収納経路の通路有効幅を調整する直積み式自動販売機の商品収納装置であって、一端が払出部近傍の側壁で支持されて他端側が商品収納経路側に傾く姿勢に回動可能な第1のリンクと、この第1のリンクとは上方向または下方向にずれた位置で一端に設けた位置調節用軸部が商品収納経路の側壁箇所で支持されて他端側が払出部側に傾く姿勢に回動可能な第2のリンクと、商品収納経路の側壁箇所において上下に複数設けられた位置決め箇所に位置調節用軸部を係合させて位置決めする位置決め部と、第1のリンクの他端と第2のリンクの他端とに連結されて払出部を含む商品収納経路の通路有効幅を調整する上下に長い払出部通路幅調整板とを備え、位置調節用軸部が係合する位置決め箇所を変更することにより、払出部通路幅調整板が商品収納経路の通路幅方向に移動されるように構成し、第2のリンクは平板状に構成され、この第2のリンクの払出部通路幅調整板に連結されている端部には第2のリンクの幅方向にこの第2のリンクの各側面よりもそれぞれ突出している軸状部分が構成されており、この軸状部分に隣接する第2のリンクの側面の一部にはこの軸状部分の長さ方向に切欠部が設けられており、払出部通路幅調整板は一対の側板を有し、これら側板には前記軸状部分を通すための取付け孔がそれぞれ設けられており、この払出部通路幅調整板の両側板間の大きさは第2のリンクの両側面間の大きさよりも僅かに大きく構成されており、第2のリンクは、払出部通路幅調整板を商品収納経路突出方向に移動させるために払出部側に傾く作動姿勢に回動可能であるとともに、前記作動姿勢とは異なる傾斜方向へも回動可能に構成され、第2のリンクは、作動姿勢とは異なる傾斜方向へ回動しているときには払出部通路幅調整板の側板が切欠部に入り込み可能なように構成されて、この切欠部に対応した軸状部分の一端部を前記切欠部に入り込んだ一方の側板の取付け孔に入り込ませることができ、かつ、この切欠部に側板が入り込んでいる状態での軸状部分の引き戻しによってこの軸状部分の他端部を他方の側板の取付け孔に入り込ませることができるように構成され、第2のリンクは、作動姿勢に回動している時に払出部通路幅調整板の側板が前記切欠部に入り込み不可能なように前記切欠部の縁に相当する側面の部分が払出部通路幅調整板の側板の縁にかかり合うように構成された直積み式自動販売機の商品収納装置。
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