JP4240550B2 - 駆動プレート - Google Patents

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    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S474/00Endless belt power transmission systems or components
    • Y10S474/902Particular connection between rim and hub

Description

【0001】
発明の属する技術分野
発明は、ベルト駆動部若しくはチェーン駆動部のため、特に内燃機関の付属装置のための駆動プレートであって、内燃機関の被駆動軸のような軸に取り付け可能であり、入力部分並びに該入力部分に対して相対的に回動可能な出力部分を有しており、入力部分と出力部分とが周方向で有効な少なくとも1つの蓄力器を備えた減衰装置を介して回動連結されていて、かつ支承部を介して互いに相対的に回動可能に支承されており、さらに吸振質量を備えた吸振器が設けられている形式のものに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、前記形式の駆動プレートを、特に駆動プレートの機能及び耐用年数に関連して改善することである。本発明に基づく駆動プレートは、自動車の内燃機関によって換気装置、サーボポンプ、空調装置などの最適な駆動を、それも内燃機関若しくは自動車の運転中に生じる回転数範囲全体にわたって、即ち内燃機関の少なくともアイドリング回転数から許容され最大回転数までの回転数スペクトル全体にわたって可能にしたい。さらに、駆動プレートの本発明に基づく構成によってチェーンホイール若しくはベルトホイールの与えられた構造において異なる振動特性のチェーン駆動若しくはベルト駆動のために該駆動プレートの使用可能にしたい。さらに、ベルトホイール若しくは駆動プレートが特に簡単かつ経済的に製造可能であり、かつできるだけ小さい所要スペースしか必要としないようにしたい。
【0003】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明の請求項1に記載の構成では、1つの部分−入力部分若しくは出力部分−が少なくともほぼ周方向に延びていてかつ半径方向外側を閉じられている室を形成しており、該室内に少なくとも1つの蓄力器も吸振質量も受容されており、支承部が、前記室の半径方向外側の領域で入力部分と出力部分との間に設けられている。
【0004】
この種の駆動プレートにおいて有利には、駆動プレートが、軸線方向に延びてベルト若しくはチェーンのような無端の駆動手段のための成形部を有する半径方向外側の部分を備えている。
【0005】
所要構成スペースに関連して本発明に基づく駆動プレートにおいて特に有利には、吸振質量、駆動プレートの軸線方向に延びる半径方向外側の部分の半径方向内側に配置されている。
【0006】
さらに有利には、駆動プレートの軸線方向に延びる半径方向外側の部分、吸振器、及び減衰装置が半径方向で見て互いに重なり合っている。
【0007】
本発明に基づく駆動プレートにおいて有利には、吸振質量が減衰器を介在して駆動プレートと同じ軸に結合可能である。
【0008】
さらに本発明に基づく駆動プレートにおいて、例えば所要構成スペース及び吸振器慣性モーメントに関連して有利には、吸振質量が、駆動プレートの軸線方向に延びる半径方向外側の部分に隣接して半径方向で該部分の内側に設けられている。
【0009】
さらに本発明に基づく駆動プレートにおいて有利には、減衰装置の入力部分が吸振器の入力部分を形成している。この場合に駆動プレートの構造をできるだけ簡単にするために、入力部分がプレート状のボスフランジであり、さらに有利には、ボスフランジが、周方向に有効な蓄力器の受容のために切欠きを有している。
【0010】
本発明に基づく駆動プレートの吸振器吸振質量が、周方向に有効なコイル圧縮ばねを介して吸振器の入力部分(ボスフランジ)に回転連結されている。
【0011】
この種の鋼ばね式吸振器は、エラストマばね若しくはゴムばねを備えた吸振器と比べて特性振動数が実質的に温度に左右されないものである。特性振動数が正確に調節され、かつ耐用年数にわたって維持され、従って吸振質量の質量慣性モーメントの相応の適合がゴム吸振器よりも極めて良好に行われる。さらにこの種の吸振器においては、吸振振動角(Tilgerschwingwinkel)を著しく拡大することが可能であり、これによって吸振器の質量若しくは質量慣性モーメント及び吸振器の所要構成スペースを著しく小さくすることが可能である。このような性はエラストマばねを備えた吸振器には存在しておらず、それというのはエラストマばねは厚さに基づき制限された振動角(Schwing-winkel)しか許さないからである。さらにゴムばねを有する吸振器は、その振動角がゴムばねの内部の摩擦及びこれに起因する加熱に基づき制限されている。
【0012】
本発明に基づく駆動プレートにおいて特に有利には、吸振器及び減衰装置の入力部分を形成するボスフランジが、軸線方向で2つの対向プレート間に配置されており、対向プレートが吸振質量を形成しており、この場合に有利には、対向プレートが、周方向に有効な蓄力器の受容のための切欠きを有しており、蓄力器がボスフランジの切欠きに対応して配置されており、切欠きは異なる寸法を有しており、その結果例えば吸振器のコイル圧縮ばねをプレロードを掛けて組み込むことが可能である。
【0013】
特に有利には対向プレートが、ボスフランジを貫通するスペーサー手段を介して互いに結合されている。さらに有利には、少なくとも1つの対向プレートとボスフランジとの間に、軸線方向に作用する蓄力器が配置されており、軸線方向に有効な蓄力器が半径方向で吸振器のコイル圧縮ばねの内側に配置されている。
【0014】
軸線方向に有効な蓄力器が吸振器の摩擦装置の構成部分であってよく、摩擦装置が吸振器のコイル圧縮ばねに並列的に接続されている。このようにして、皿ばね若しくは軸線方向に有効な蓄力器が2つの機能を生ぜしめ、即ち一方では吸振器の周方向で有効な蓄力器に並列的に接続された摩擦力を生ぜしめ、かつ他方で吸振器をボスフランジに対して軸線方向で位置決めするように作用し、それというのは皿ばねが吸振器のカバープレートをボスフランジに接触させるようになっているからである。
【0015】
さらに本発明に基づく駆動プレートにおいては、減衰装置の周方向に有効な蓄力器吸振質量の半径方向内側に配置されている。
【0016】
本発明に基づく駆動プレートにおいて有利には蓄力器が組込に対応した湾曲半径にあらかじめ湾曲されている。さらに本発明に基づく駆動プレートにおいて有利には、減衰装置の周方向で圧縮可能な蓄力器が他方で負荷部分に支えられており、該負荷部分が室を少なくとも部分的に形成する構成部分に配置されており、この場合に例えば製造費用に関連して有利には負荷部分が構成部分と一体に構成されている
【0017】
さらに本発明に基づく駆動プレートにおいて有利には、室が少なくとも部分的に減衰装置の、無端の駆動手段のための成形部を保持する入力部分によって形成されている。
【0018】
本発明に基づく駆動プレートの特に有利な実施態様では、減衰装置の出力部分が薄板成形部分を有しており、該薄板成形部分が半径方向外側に無端の駆動手段のための成形部を備えた軸線方向の付加部を備えていて、かつ付加部の軸線方向の端部から出発して半径方向内側に向かって延びて、減衰装置の蓄力器のための負荷部分を有している。
【0019】
さらに有利には、別(第2)の薄板成形部分を設けてあり、該薄板成形部分が半径方向外側で1つの薄板成形部分に結合されていて、減衰装置の蓄力器のための負荷部分を有し、かつ室壁を形成している。
【0020】
有利な構成では両方の薄板成形部分の結合がレーザー溶接継ぎ目によって行われる。さらに有利には別(第2)の薄板成形部分が、成形部を有する軸線方向の付加部の半径方向内側に配置されるように構成されている。これによって、薄板成形部分を所定の位置にプレス嵌めして、次いでレーザーを用いて第1の薄板成形部分に環状に溶接することが可能であり、この場合、レーザー溶接継ぎ目が少なくともほぼ斜めに半径方向外側に延びている。別の薄板成形部分を貫通する溶接によって一方で油脂に対して密接な結合が生ぜしめられ、かつ他方でわずかな熱しか成形部を有する第1の薄板成形部分に伝わらない。別(第2)の薄板成形部分が第1の薄板成形部分の内径部に接触するこのような配置の別の利点として、両方の薄板成形部分が工具なしに、即ち容易に組み立てられ、それにも拘わらず別の薄板成形部分の位置決めのための狭い許容範囲が維持される。
【0021】
前記構成にいて有利には、軸線方向の付加部が無端の駆動手段のための成形部で以て室の半径方向外側の壁を形成している。
【0022】
本発明に基づく駆動プレートにおいては、室が少なくとも部分的に粘性の媒体(油脂)で満たされている。これによって滑り支承部を介して駆動プレートの入力部分と出力部分とを互いに支承することが可能である。粘性の媒体は、少なくとも部分的に該媒体内に浸かる湾曲ばねの潤滑及び駆動プレートの騒音減衰に役立つ。室を媒体で満たすために有利には、1つの充填開口を設けてあり、充填開口が室への媒体の充填の後にプラスチック栓によって閉鎖可能である。この弾性的なプラスチック栓は室の充填の後に簡単に、充填開口の設けられた構成部分内に押し込まれて、充填開口が閉鎖される。
【0023】
さらに有利には、両方の薄板成形部分が半径方向で見て減衰装置の蓄力器の内側でスペーサー手段を介して互いに結合されており、その結果、室の、粘性の媒体の圧力に起因する軸線方向の広がりが避けられる。この場合に有利には、スペーサー手段が1つの薄板成形部分と一体に形成されている。さらに有利には、スペーサー手段がボスフランジを軸線方向に貫通している。
【0024】
さらに本発明に基づく駆動プレートにおいては、入力部分と出力部分とが互いに、支承部としての滑り支承部を介して支承されており、この場合、有利には滑り支承部がボスフランジの半径方向外側の部分と、半径方向外側に配置されて室を制限する壁との間に配置されている。
【0025】
前述の構成及び室内への粘性の媒体の充填によって、駆動プレートの通常の運転時に、即ち内燃機関の通常の回転数において支承部としての滑り支承部が浮遊状態で、即ち液体摩擦で作動する。これによって駆動プレートの入力部分と出力部分との間の摩擦が減少され、かつ滑り支承部の領域の摩耗が避けられる。
【0026】
前記構成の駆動プレートにおいて有利には、滑り支承部としてリング状の構成部分を用いてあり、該構成部分が回動不能にボスフランジに結合されている。
【0027】
1つの実施例において所要構成スペースに関連して、有利には滑り支承部として鋼部分が用いられているのに対して、別の実施形において有利には、滑り支承部としてプラスチック部分を用いてあり、該プラスチック部分が有利にはPA6.6から成っていてよい。プラスチック部分において有利には、滑り支承部が例えば30%のガラス繊維部分を含んでおり、摩耗特性が最適にされる。有利には、滑り支承部がボスフランジにプレス嵌めされて、該ボスフランジに少なくとも回動不能に結合されている。
【0028】
特に有利には、滑り支承部がボスフランジの周囲における射出成形によって形成されている。このために、ボスフランジが型内にはめ込まれ、該型は半径方向内側の領域でボスフランジの外側の輪郭に対応していて、かつ半径方向外側の領域でボスフランジを中間室の形成の下に取り囲んでおり、該中間室が射出過程に際してプラスチックで満たされる。類似の形式で、滑り支承部材料としてプラスチックを用いるのではなく、別の滑り支承部材料を用いることも可能であり、該滑り支承部材料は例えば燒結で処理される。このような製造方法においては、フランジ誤差を補償して、ボスフランジの製造のためのコストを節減することが可能である。
【0029】
本発明に基づく駆動プレートにおいて特に有利には、入力部分と出力部分との間に軸線方向で有効な蓄力器(例えば皿ばね)を配置してあり、該蓄力器が摩擦力を生ぜしめ、該摩擦力が減衰装置の蓄力器に対してほぼ並列的に作用するようになっている。
【0030】
前記配置によって、駆動プレートが軸線方向で浮遊するように蓄力器の力に抗して支承され、その結果、誤差補償が可能であり、若しくはベルト駆動部或いはチェーン駆動部の個別のプレートの整合誤差が補償される。これによって例えばベルト負荷が減少させられ、それというのはベルトの側面が負荷軽減され、摩耗特性が改善されるからである。蓄力器若しくは皿ばねは駆動プレートの軸線方向の位置決めのほかに別の2つの機能を有していて、即ち周方向に圧縮可能な蓄力器を備えた減衰装置のために基準摩擦(Grundreibung)を生ぜしめかつ吸振器のための基準摩擦も生ぜしめる。低い回転数においては皿ばね(軸線方向で有効な蓄力器)が減衰装置のための基準摩擦を生ぜしめ、該基準摩擦が減衰装置の、ここでは湾曲ばねとして形成された蓄力器に並列的に作用する。皿ばねは摩擦力の形成のために吸振器のカバー薄板と室の壁との間の相対運動を必要とするが、吸振器は減衰装置が機能する場合の低い回転数においてボスフランジに対して実質的に不動に維持され、その結果、吸振器のカバー薄板とボスフランジとが実質的に同期的に運動する。高い回転数において減衰装置は実質的に機能せず、即ち駆動プレートの入力部分と出力部分とが実質的に同じ位相及び振幅で運動し、これに対してクランク軸の固有振動に調節された吸振器はボスフランジに対しても室若しくは室壁に対しても相対的に振動する。従ってこの場合、皿ばねが吸振器のための基準摩擦を、それも吸振器と接触する構成部分にも、カバー薄板とボスフランジの、皿ばねと逆の側のケーシング壁との間の接触部分にも生ぜしめる。
【0031】
前記構成の駆動プレートにおいて有利には、軸線方向に有効な蓄力器が、半径方向外側に無端の駆動手段のための成形部を備えた付加部を有する薄板成形部分と吸振質量の、該薄板成形部分に隣接のカバー薄板との間に配置されている。さらに有利には、ボスフランジが半径方向内側でボスに回動不能に結合されている。
【0032】
本発明に基づく駆動プレートの機能及び耐用年数にとって有利には、ボスと室の内燃機関側に向けられた壁との間にシールを配置してある。
【0033】
ボスと室の内燃機関側に向けられた壁との間に配置されるシールが有利には皿ばね状のダイヤフラム、例えば鋼ダイヤフラムを有している
【0034】
さらに本発明は、ベルト駆動部若しくはチェーン駆動部のため、特に内燃機関の付属装置の駆動のための駆動プレートであって、軸に取り付け可能であり、入力部分並びに該入力部分に対して相対的に回動可能な出力部分を有しており、入力部分と出力部分とが周方向で有効な少なくとも1つの蓄力器を備えた減衰装置を介して回動連結されていて、かつ支承部を介して互いに相対的に回動可能に支承されており、この場合、1つの部分−入力部分若しくは出力部分−が少なくともほぼ周方向に延びていてかつ半径方向外側を閉じられている室を形成しており、該室内に少なくとも1つの蓄力器も、両方の部分を相対的に支承する滑り支承部も受容されている形式のものにおいて、前記室が、1つの構成部分の軸線方向に延びる半径方向外側の部分によって画定されており、該構成部分の前記半径方向外側の部分がベルト若しくは鎖のための駆動部分を保持しており、さらに前記両方の部分のうちの別の部分−出力部分若しくは入力部分−が、半径方向に延びるフランジ部分を有しており、該フランジ部分が前記少なくとも1つの蓄力器のための負荷部分を有しており、前記滑り支承部が、前記フランジ部分の半径方向外側の部分と、前記構成部分の、前記フランジ部分の前記部分を取り囲む前記部分との間に配置されている
【0035】
この場合有利には、駆動プレートが内燃機関の被駆動軸、若しくは内燃機関によって駆動可能な付属装置、例えば発電機若しくはジェネレータ(Generator)の入力軸に取り付け可能である。この種の駆動プレートをジェネレータのための駆動プレートとして用いる場合には、ばね・摩擦機構によってジェネレータの質量慣性が(機関に関連して)毎分500回転ベルト駆動部から切り離される。これによって少なくとも2つの利点、即ち一方ではベルト駆動部全体の安定性(Beruhigung)及び他方では発電機の安定性が得られる。これによって駆動ベルト並びに駆動される付属装置の摩耗特性及び耐用年数も改善される。これによってさらに車両の良好な走行快適性が得られ、それというのはさもなければベルト駆動部によって生ぜしめられる不都合な振動も騒音も減少されるからである。
【0036】
発明に基づく上記駆動プレートにおいては、有利には、半径方向外側から半径方向内側へ順次に、軸線方向に延びていて成形部を有する半径方向外側の部分、駆動プレートの入力軸と出力軸との間の支承部としての滑り支承部、減衰装置の周方向に有効な蓄力器が設けられており、この場合に特に有利には吸振質量が半径方向で見て支承部としての滑り支承部と蓄力器との間に配置されている。
【0037】
さらに本発明は、ベルト駆動部若しくはチェーン駆動部のため、特に内燃機関の付属装置の駆動のための駆動プレートであって、軸に取り付け可能であり、駆動プレート部材を有しており、駆動プレート部材が軸線方向に延びてベルト若しくはチェーンのような無端の駆動手段のための成形部を備えた半径方向外側の部分を有していて、回転連結されて、かつ支承部を介して互いに相対的に回動可能に支承されており、さらに例えばコイル圧縮ばねのような周方向に有効な少なくとも1つの蓄力器及び吸振質量を備えた吸振器が設けられている形式のものにおいて、駆動プレート部材が少なくともほぼ周方向に延びていて半径方向外側を閉じられていてかつ粘性の媒体を少なくとも部分的に満たされている室を形成しており、該室内に、駆動プレートの入力部分と出力部分との間で有効な減衰装置の蓄力器も、前記吸振器の蓄力器及び吸振質量も受容されている。
【0038】
本発明に基づく上記駆動プレートにおいて特に有利には、周方向に有効な複数の蓄力器が設けられている。この場合例えば使用例に応じて有利には、蓄力器として少なくとも1つのエラストマばね若しくはゴムばねが設けられている。
【0039】
本発明は図示の実施例に限定されるものではない。ドイツ連邦共和国特許出願公開第4420178号明細書及びドイツ連邦共和国特許出願公開第4434324号明細書に記載の内容は本発明の理解に役立つものである。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下の説明は、図示の駆動プレート(Triebscheibe)が軸、特に機関のクランク軸によって駆動され、その結果、トルク(Drehmoment)が半径方向内側へボス内へ導入されることから出発している。しかしながら、駆動プレート内に導入されたトルクを半径方向内側へ作用させて、かつ、本発明に基づく駆動プレートが付属装置(Nebenaggregat)、例えば発電機の駆動のために設けられている場合のように、発電機の軸に伝達することも可能である。
【0041】
図1乃至図3に示した駆動プレート1はボス2を有しており、該ボスを介して駆動プレートが軸(図示せず)に、例えば内燃機関の被駆動軸に固定可能である。ボス2の半径方向の肩部3にプレート状のボスフランジ(Nabenflansch)4を受容してあり、ボスフランジがこの場合、減衰装置(Daempfungseinrichtung)5並びに吸振器(Tilger)6のための入力部を成している。プレート状のボスフランジ4は半径方向の肩部3上にセンタリングされていて、ボス2の半径方向に延びる接触面7に軸線方向で支えられている。ボスフランジ4の、接触面7に相対する側にアダプタ薄板(Adapterblech)8を配置してあり、アダプタ薄板がボスフランジ4と同様に結合部材9を介してボス2に結合されている。図示の実施例では、結合部がリベットとして示されている。ボスフランジ4の厚さが半径方向の肩部3の軸線方向の厚さよりも大きくなっている場合には、アダプタ薄板8、ボスフランジ4、及びボス2を結合部材9によって軸線方向で締め付けることが可能である。アダプタ薄板は、軸を貫通させるための中央の切欠き10の外側に切欠き11を有している。該切欠き11は、工具を用いて駆動プレート1を周方向で固定するために役立つのに対して、駆動プレートは中央の切欠きを貫通する軸に中央ねじによってねじ固定される。
【0042】
ボスフランジ4は半径方向でさらに外側に減衰装置5の蓄力器(Kraftspeicher)13,14のための切欠き12及び吸振器6の蓄力器16のための別の切欠き15を有している。蓄力器13,14は、特に図2から明らかなように、一方で互いに直接に支えられ、従って直列に作用し、かつ他方でボスフランジ4の周方向に配置されたストッパ領域(Anschlagbereich)17,18に支えられて、ボスフランジに導入されたトルクを、負荷部分(Beaufschlagungsbereich)19,20を介して駆動プレート1の出力部分21に伝達する。
【0043】
出力部分21はほぼ、2つの薄板成形部分(Blechformteil)22,23から形成されており、第1の薄板成形部分22が軸線方向に延びる半径方向外側の部分24を有しており、該部分が出力部分21によって形成された室25の半径方向外側の壁を成している。この部分24は、ベルト若しくは鎖から成る無端の駆動部材(図示せず)のための成形部(Profilierung)26を有しており、図1に示す成形部26はポリ・V・ベルト(Poly-V-Riemen)の駆動のために適している。両方の薄板成形部分22,23が半径方向外側で溶接継ぎ目27によって結合されている。溶接継ぎ目27は有利には全周にわたって設けられており、従って室25が半径方向外側に対して別個に設けるべきシール部材なしに密閉されており、室25に粘性の媒体(油脂若しくはグリース)を少なくとも部分的に充填することが可能である。この場合、溶接継ぎ目27は有利にはレーザー溶接継ぎ目として形成されている。
【0044】
駆動プレート1の、薄板成形部分22,23によって形成された出力部分21においては、負荷部分19,20が簡単な形式で直接に薄板成形部分22,23内に設けられた適当な圧刻部によって形成されている。負荷部分19,20を形成するために別個の部分を設けることも可能であり、該部分は例えば室25を形成する部分に溶接され、若しくはリベット固定される。負荷部分19,20を形成するための別個の部分は、室25を形成する少なくとも1つの部分が別の材料、例えば鋳物から成っている場合に有利である。
【0045】
半径方向で見て負荷部分19,20の内側で、若しくは半径方向で見て、コイル圧縮ばねから成る蓄力器13,14を備えた減衰装置5の内側で、両方の薄板成形部分22,23がスペーサー手段(Abstandsmittel)28を介して互いに結合され、即ち軸線方向で互いに固定されている。図示の実施例では、スペーサー手段28は1つの薄板成形部分23に一体に形成されかつ軸線方向に向いた耳片によって構成されている。スペーサー手段がボスフランジ4を、半径方向で見て蓄力器13,14のために設けられた切欠き12の領域の内側で軸線方向に貫通して、第1の薄板成形部分22を貫いて突出してリベット結合部を形成している。該リベット結合部を形成するために、スペーサー手段28の、第1の薄板成形部分22を貫通した部分が塑性変形させられる。スペーサー手段28は別個の部分、例えばスペーサーリベット若しくは適当なスペーサーブラケット(Abstandhalter)によって形成することも考えられ、該部分は室25の壁を形成する部分に結合される。本発明に基づく駆動プレート1の有利な実施例においては、スペーサー手段28は駆動プレートの回動方向の終端ストッパとして用いられる。
【0046】
半径方向で見て減衰装置5の内側に吸振器6を設けてあり、吸振器は図示の実施例では金属材料から製造されたコイル圧縮ばねとして形成された蓄力器16を有している。吸振器を形成するために、蓄力器16が一方でボスフランジ4の切欠き15内に受容され、かつ他方で吸振質量を形成する対向プレート(Gegenscheibe)31,32の切欠き29,30若しくは窓内に受容されている。特に図2から明らかなように、ボスフランジ4並びに対向プレート31,32の切欠き15,29,30は互いに合同には構成されていない。従って、周方向に有効な蓄力器16がプレロードを掛けて組み込まれ、しかもそれぞれ2つの蓄力器が互いに締め付けられる。その結果、対向プレート31,32によって形成された吸振質量が実質的に蓄力器16間に浮遊するように保持されており、従って相対回動の転向に際して、即ち吸振質量の零通過に際して遊び、ひいてはモーメントジャンプ(Mo-mentensprung)が生じることはない。しかしながら蓄力器16の前述の相互の緊締においては、蓄力器の両方のばね定数が合計され、これによって急勾配の特性線が生じる。
【0047】
両方の対向プレート31,32はスペーサー手段(Abstandsmittel)33によって互いに軸線方向で位置決めされており、スペーサー手段は図示の実施例では段付きリベット(Stufenniet)として形成され、ボスフランジ4を軸線方向に貫通している。この場合、スペーサー手段は終端ストッパとしても用いられ、ボスフランジ4の切欠き34の周方向で規定された制限部と協働(係合)するようになっている。
【0048】
半径方向で見て吸振器6の蓄力器16の内側に、皿ばねから成っていて軸線方向に作用する蓄力器35が設けられている。蓄力器35は一方ではボスフランジ4に、かつ他方では対向プレート31に支えられており、その結果、対向プレート31がボスフランジ4から離れる方向に向いた軸線方向力で負荷される。該軸線方向力はスペーサー手段33を介して対向プレート32に伝達され、これによって該対向プレートが少なくとも一部分でボスフランジ4に接触して、従って蓄力器35と協働して摩擦装置を形成する。この摩擦装置によって生ぜしめられた摩擦力若しくはヒステリシス(Hysterese)が対向プレート31,32とボスフランジ4との間の相対回動に際して有効であって、蓄力器16の周方向に有効な力に対して並列的に作用する。蓄力器35はさらに、吸振器6の軸線方向の位置決めのために用いられており、それというのは該蓄力器が対向プレート(カバープレート32ボスフランジ4とを接触させるようになっているからである。
【0049】
半径方向で見て蓄力器16の外側で対向プレート31と薄板成形部分22の側壁との間に皿ばねから成っていて軸線方向に有効な別の蓄力器36を配置してあり、該蓄力器が対向プレート31を軸線方向力で負荷する。これによって、対向プレート31を軸線方向で浮遊するように蓄力器36の力に抗して支承することが可能であり、従って例えばベルト駆動部若しくはチェーン駆動部の個別のプレートの整合誤差が補償される。さらに、 力器(皿ばね36は対向プレート32及び別の薄板成形部分23と一緒に摩擦力を生ぜしめ、該摩擦力は少なくとも、周方向に有効な蓄力器13,14によって生ぜしめられる力に対して並列的に作用する。図1乃至図3に示す実施例においては、蓄力器36を用いて、減衰装置5のための基準摩擦(Grundreibung)も吸振器6のための基準摩擦も、既に前に述べたように生ぜしめられる。
【0050】
駆動プレート1の入力部分と出力部分と、即ち図示の実施例ではボスフランジ4と出力部分(駆動プレート部材21とが、半径方向外側に配置された滑り支承部(Gleitlagerung)37を介して互いに支承されており、該滑り支承部は図示の実施例ではプラスチック部分によって形成されており、プラスチック部分はボスフランジ4によって保持されていて、かつ第1の薄板成形部分22の軸線方向に延びる半径方向外側の部分24と滑るように協働している。
【0051】
駆動プレート1の、内燃機関に向けられた側に皿ばね状のダイヤフラムから成るカバー38を設けてあり、該カバーが半径方向外側の部分で出力部分21に支えられ、かつ半径方向内側でプラスチックリング39に支えられており、プラスチックリングが軸線方向でボス2の段部40に支えられている。この箇所でカバー38及びプラスチックリング39は液密なシール部を形成しているのではなく、もっぱら外部からの水及び汚れに対してある程度のシール機能を満たすものである。
【0052】
駆動プレート1の、内燃機関と逆の側にカバーキャップ41を配置してあり、該カバーキャップは駆動プレートの組立の後に取り付けられる。このために、カバーキャップ41はスナップエレメント42を備えたスナップ結合部によって薄板成形部分23内にクリップ止めされている。カバーキャップ41を取り外すために切欠き43が設けられており、該切欠き内に工具、例えばねじ回しが差し込まれ、これによってカバーキャップ41の分解が容易になる。この場合に有利には、切欠き43とスナップエレメント係止エレメント)42が(周方向で見て)同じ箇所に配置されている。
【0053】
図示の実施例では、室25が半径方向内側に向かって実質的に開いており、従って室25の充填を駆動プレート1の組立の後に始めて粘性の媒体が半径方向内側から室25内へ入れられることによって行うことが可能である。しかしながら、室25を薄板成形部分23の組立の前に、つまり溶接継ぎ目27の形成の前に充填することも可能である。室25に粘性の媒体を充填した後に、有利には駆動プレート1全体が内燃機関のクランク軸への駆動プレートの組込の前に、駆動プレート1は室25内への粘性の媒体の均一な分配を生ぜしめる回転数で回転させられる。この場合に粘性の媒体の充填量は、粘性の媒体が全周にわたって均一分配されて、半径方向内側に位置する蓄力器−実施例では減衰装置5の蓄力器13,14−の中心軸線まで達しているように選ばれる。このことは特に騒音発生防止にとって効果的でありさらに図1乃至図3に示す実施例においては周方向に有効な蓄力器13,14間の接触箇所の摩耗軽減にも役立っている粘性の媒体は、図示の実施例において内燃機関のクランク駆動のための重量補償のためにボスフランジ4に設けられる切欠き44内をも満たすことになる。
【0054】
図4に示す駆動プレート101は、図1乃至図3に関連して述べた駆動プレートとは逆に吸振器を有していない。駆動プレート101は減衰装置105並びに摩擦装置を有しており、該摩擦装置は減衰装置105に対して並列的に接続されていて、ほぼ、軸線方向に有効な蓄力器136及び滑り支承部137から成っている。ここでは皿ばねとして構成された蓄力器136は、半径方向内側の部分で第1の薄板成形部分122に支えられていて、かつ半径方向外側の部分で軸線方向力によって滑り支承部137を負荷しており、これによって滑り支承部が第2の薄板成形部分123に押圧される。滑り支承部137がボスフランジ104に回転結合されているので、駆動プレート101の入力部分と出力部分との間の相対回動が摩擦力若しくはヒステリシスを生ぜしめ、摩擦力若しくはヒステリシスは減衰装置105の作用に並列的に作用している。図示の実施例では摩擦力若しくはヒステリシスが摩擦制御プレート145を用いて段階的に生ぜしめられる。このために、摩擦制御プレート145がストッパ146を有しており、該ストッパが滑り支承部137対応して形成された対向ストッパ(Gegenanschlag)と協働するようになっている。滑り支承部137の対向ストッパ若しくは摩擦制御プレート145のストッパ146の相応の配置によって、付加的な摩擦力が駆動プレート101の入力部分と出力部分との間の所定の回動角の後に始めて有効になる。摩擦作用を段階的に生ぜしめることは実施例に限定されるものではなく、本発明に基づく駆動プレートの別の変化例にも用いられる。
【0055】
両方の薄板成形部分122,123は同じく溶接継ぎ目127によって互いに結合されており、この場合、溶接結合が薄板成形部分123を通して行われ、該薄板成形部分が薄板成形部分122内の規定された位置に位置決めされている。溶接は斜めに半径方向外側に向かって行われる。
【0056】
ボスフランジ104は半径方向で減衰装置105の内側に形成された舌片147を有しており、舌片は工具の係合のために用いられ、駆動プレート101の組立に際して該駆動プレートを該駆動プレートと協働する軸に対して周方向で固定するために役立っており、駆動プレートが中央ねじを用いて組み立てられる。ボスフランジ104の前述の構成においては、図1では必要なアダプタ薄板8が省略されており、これによって部材の種類が減少され、ひいては製造コストが節減される。駆動プレート101のさらに簡単な構成は、ボスフランジ104が付加的な構成部分を用いることなしにボス102に直接に結合されていることによって達成される。このために、ボスフランジ104はボス102に差しはめられ、若しくは押しはめられ、若しくはプレスばめされ、軸線方向ストッパ148に接触させられる。次いで、ボスフランジ104がボス材料の塑性変形によって、例えばつば出し部149によって軸線方向で固定される。
【0057】
他の構成部分は前述の実施例の当該構成部分と同様に形成されている。
【0058】
図6に示す駆動プレート201においては、両方の薄板成形部分222,223が、図4に示す実施例と同様の溶接継ぎ目227によって結合されている。
【0059】
駆動プレート201は吸振器206を有しており、吸振質量が図1の吸振質量とほぼ類似して両方の対向プレート231,232から成っている。対向プレート231、232の切欠き229,230内に吸振器206の蓄力器216を受容してあり、該蓄力器が他方では少なくとも周方向でボスフランジ204に支えられ、ボスフランジ204の切欠き215内に受容されている。蓄力器216に並列的に作用する摩擦ヒステリシス(Reibungshysterese)を生ぜしめるために、皿ばねから成っていて軸線方向に有効な蓄力器235を設けてあり、該蓄力器がここでは蓄力器216の半径方向外側で一方ではボスフランジ204に支えられ、かつ他方では対向プレート232に支えられている。これによって軸線方向力が生ぜしめられ、該軸線方向力はボスフランジ204を対向プレート231に押し付け、その結果、対向プレート231,232とボスフランジ204との間の相対運動に際して摩擦力を生ぜしめ、該摩擦力は蓄力器216によって生ぜしめられた周方向に有効な力に並列的に作用している。
【0060】
両方の薄板成形部分222,223が同じく室225を形成しており、該室が少なくとも部分的に粘性の媒体、例えば油脂(Fett)で充填可能である。ここでは有利には、室は少なくとも、吸振器206の周方向に有効な蓄力器216の少なくとも一部分が粘性の媒体と接触する程度まで満たされる。
【0061】
室225は半径方向内側をカバーエレメント250によって被われており、カバーエレメント(シールエレメント)が室を汚れから保護している。このために、カバーエレメント250は薄板成形部分223の半径方向内側の部分に受容され、かつリップ片251で以てボスフランジ204に接触している。
【0062】
図7は本発明に基づく駆動プレートの別の実施例を断面(図7a,b,c)、平面(図7d)で示している。本発明に基づく駆動プレート301は、滑り支承部337を介して減衰装置305の作用に抗して相対的に回動可能に配置された2つの構成ユニットから成っている。薄板から成っていてよい両方の成形部分322,323が室325を形成しており、該室が少なくとも部分的に粘性の媒体で満たされており、該室内には減衰装置305の蓄力器313が受容されている。蓄力器313は周方向で負荷部分320に支えられており、負荷部分は成形部分323に回動不能に結合されている。蓄力器313はボス側で負荷部分315に支えられており、該負荷部分は図示の実施例ではボス302若しくはボスフランジ304と一体に形成されている。ボスフランジ304も図示の実施例ではボス302と一体に形成されているものの、本発明は図示の実施例に限定されるものではない。場合によっては例えば一体の燒結部分の代わりに、組み合わされた多部構造の構成部分を用いることが経済的で有利である。
【0063】
ボスフランジ304の半径方向外側の部分324、つまり室325の半径方向外側の壁が、滑り支承部337を形成している。滑り支承部337は既に述べたように異なる材料を用いて構成されていてよい。図示の実施例では半径方向外側の部分324が同時にばね若しくは蓄力器313のための半径方向の支持部として役立っており、該ばね若しくは蓄力器はここでは湾曲ばね(Bogenfeder)として構成されている。
【0064】
室325は半径方向内側をシールエレメント351によって被われており、該シールエレメントは成形部分323とボス302との間に配置されていて、かつ例えば室325内への汚れの入り込みを防止する。成形部分322とボス302との間には図示の実施例では間隙があるものの、成形部分322とボス302との間は適当なシールエレメントによってシールされるようになっていてよい。
【0065】
両方の成形部分322,323の相互の結合は接着若しくは溶接327によって行われ、若しくは少なくとも1つの成形部分、有利には成形部分323が図7bに示してあるようにプラスチックから製造されている場合には超音波溶接327によって行われる。
【0066】
周方向に有効な蓄力器313のための負荷部分320が成形部分323に回動不能に結合されていて、例えば図示してあるようにピン(図7a)として、若しくは成形部分323に回動可能に結合された別個の薄板部分(図7b)として構成され、若しくは成形部分323の相応の変形によって該成形部分と一体に構成されていてよい。
【0067】
図8には本発明に基づく別の駆動プレートが断面(図8a)平面(図8b)を示されている。図7に示された実施例と異なり図8に示された駆動プレート401においては、両方の成形部分422,423によって形成された室425は、粘性の媒体で満たされておらず、従って滑り支承部437が特殊な乾式滑り支承部材料(Trockengleitlagerwerkstoff)から製造され、これによって駆動プレート401の摩擦及び摩耗の少ない機能が保証される。周方向に有効な蓄力器413のための、ボス402に結合された負荷部分420は、図示の実施例では別個の構成部分として構成されており、該構成部分はこの場合、プラスチックから、有利には射出成形部分として形成されていてかつ、図示の実施例ではボス402に一体結合されたボスフランジ404に回動不能に結合されている。負荷部分420は実施例では成形部分423と一体に構成されていて、軸線方向へ曲げられた、若しくは成形された舌片によって形成されている。成形部分423は成形部分422に、例えば溶接によって、若しくは接着若しくはプレス嵌合によって結合されている。駆動プレート401の入力部分と出力部分との間の軸線方向の位置決めが、ここでは例えば始動プレート(Anlaufscheibe)452若しくは、負荷部分415を保持する構成部分を介して行われる。
【0068】
図9には本発明に基づく駆動プレート501が示されており、この場合、ほぼ成形部分522,523によって形成された室525が少なくとも部分的に油脂(Fett)で充填可能であり、若しくは充填されており、この場合に有利には粘性の媒体による充填がほぼ減衰装置505のばね軸線まで行われ、該減衰装置は実施例では湾曲ばねによって形成されており、該湾曲ばねは少なくともほぼ組込半径にあらかじめ湾曲されていてよい。前述の実施例と異なって、ここに示す駆動プレート501においては、吸振質量532がゴムばね若しくはエラストマばねから成る蓄力器516を介して結合されている。エラストマばねは圧入若しくは加硫によって設けられる。図示の構造においては、ボスフランジ504も吸振質量532も薄板成形部分として製造することが可能である。粘性の媒体を満たされた室525内で半径方向で見て減衰装置505の内側に吸振器506を直接に配置することによって、構成スペースが最適に活用される。エラストマばねから成る蓄力器516によって構成され吸振器506は、別個に構成されるゴム吸振器よりも小さくなっており、ゴム吸振器は駆動プレート501に対して付加的に取り付けられねばならない。このような理由から、エラストマばねから成る蓄力器516によって構成された吸振器(構成ユニットが全体的に小さくでき、若しくは別個の吸振器によって構成されるものと同じ構成スペースにおいては減衰装置505の容量が増大され、これによって改善された振動絶縁が達成される。さらに該実施例においては駆動プレート501が、エラストマばねから成る蓄力器516によって構成された吸振器506と一緒に1つの構成ユニットとしてあらかじめ組み立てられる。変形加工によって形成され得る薄板部分の使用に基づき、従来のゴム吸振器に比べて経済的な製造が可能である。吸振器506のための蓄力器516としてのエラストマの使用は、コイルばねを用いる吸振器に比べて吸振器の必要な構成部品数を減少させ、これによって組立費用が節減される。
【0069】
吸振質量532と、成形部分522の半径方向外側の部分524、つまり室525の半径方向外側の壁との間に滑り支承部537を設けてあり、該滑り支承部は図の実施例ではプラスチックから形成されていて、ボスフランジ504及び吸振質量532をセンタリングしている。このようなセンタリング若しくは支承は、直接に吸振質量532を介して行われてもよい。皿ばねから成っていて軸線方向に有効な蓄力器536は、ボスフランジ504、ひいては吸振器532を成形部分523の方向に向いた軸線方向力で負荷し、これによって吸振器532が成形部分523に接触せしめられ、これらの構成部分(吸振器532と成形部分523)間の相対回動に際して摩擦ヒステリシス(摩擦力)が生じる。さらに、蓄力器536摩擦ヒステリシスを生ぜしめ、該摩擦ヒステリシスは駆動プレート501の入力部分と出力部分とが互いに相対的に運動すると直ちに減衰装置505に並列的に作用する。蓄力器536は、前述の実施例の皿ばねから成る蓄力器と同様に機能するものである。ラストマばねから成る蓄力器516のばね定数並びに吸振器506による減衰作用互いに単独に設定される。即ち、吸振器506による摩擦モーメント(摩擦力、ひいては減衰作用)、蓄力器536によって任意に設定することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に基づく駆動プレートの断面図
【図2】 本発明に基づく駆動プレートの図1の矢印方向での平面図
【図3】 図1の上側半部の拡大断面図
【図4】 本発明に基づく駆動プレートの別の実施例の断面図
【図5】 図4の上側半部の拡大断面図
【図6】 本発明に基づく駆動プレートのさらに別の実施例の部分断面図
【図7】 本発明に基づく駆動プレートのさらに別の実施例の断面図及び平面図
【図8】 本発明に基づく駆動プレートのさらに別の実施例の断面図及び平面図
【図9】 本発明に基づく駆動プレートのさらに別の実施例の断面図
【符号の説明】
1 駆動プレート、 2 ボス、 3 肩部、 4 ボスフランジ、 5 減衰装置、 6 吸振器、 7 接触面、 8 アダプタ薄板、 9 結合部材、 10,11,12 切欠き、 13,14 蓄力器、 15 切欠き、 16 蓄力器、 17,18 ストッパ領域、 19,20 負荷部分、 21 出力部分、 22,23 薄板成形部分、 24 部分、 25 室、 26 成形部、 27 溶接継ぎ目、 29,30 切欠き、 31,32 対向プレート 33 スペーサー手段、 34 切欠き、 35,36 蓄力器、 37 滑り支承部、 38 カバー、 39 プラスチックリング、 40 段部、 41 カバーキャップ、 42 スナップエレメント、 43,44 切欠き、 101 駆動プレート、 104 ボスフランジ、 105 減衰装置、 122,123 薄板成形部分、 127 溶接継ぎ目、 136 蓄力器、 137 滑り支承部、 145 摩擦制御プレート、 146 ストッパ、 147 舌片、 148 軸線方向ストッパ、 149 つば出し部、 201 駆動プレート、 204 ボスフランジ、 206 吸振器、 229,230 切欠き、 231,232 対向プレート、 215 切欠き、 216 蓄力器、 222,223 薄板成形部分、 235 蓄力器、 250 カバーエレメント、 302 ボス、 304 ボスフランジ、 305 減衰装置、 313 蓄力器、315 負荷部分、320 負荷部分、322,323 成形部分、 324 部分、 325 室、 327 溶接、 337 滑り支承部、 351 シールエレメント、 401 駆動プレート、 404 ボスフランジ、 413 蓄力器、 420 負荷部分、 422,423 成形部分、 425 室、 437 滑り支承部、 501 駆動プレート、 504 ボスフランジ、 505 減衰装置、 506 吸振器、 522,523 成形部分、 524 部分、 525 室、 516 蓄力器、 532 吸振質量、 537 滑り支承部

Claims (49)

  1. ベルト駆動部若しくはチェーン駆動部のため、特に内燃機関の付属装置の駆動のための駆動プレートであって、内燃機関の被駆動軸のような軸に取り付け可能であり、入力部分並びに該入力部分に対して相対的に回動可能な出力部分を有しており、入力部分と出力部分とが周方向で有効な少なくとも1つの蓄力器(14)を備えた減衰装置(5)を介して回動連結されていて、かつ支承部を介して互いに相対的に回動可能に支承されており、吸振質量を備えた吸振器(6)が設けられている形式のものにおいて、1つの部分−入力部分若しくは出力部分−が少なくともほぼ周方向に延びていてかつ半径方向外側を閉じられている室(25)を形成しており、該室内に少なくとも1つの蓄力器も吸振質量も受容されており、前記支承部が、前記室(25)の半径方向外側の領域で入力部分と出力部分との間に設けられていることを特徴とする駆動プレート。
  2. 駆動プレートが、軸線方向に延びてベルト若しくはチェーンのような無端の駆動手段のための成形部(26)を有する半径方向外側の部分(24)を備えている請求項1記載の駆動プレート。
  3. 吸振質量が、駆動プレートの軸線方向に延びる半径方向外側の部分(24)の半径方向内側に配置されている請求項1又は2記載の駆動プレート。
  4. 駆動プレートの軸線方向に延びる半径方向外側の部分(24)、吸振器(6)、及び減衰装置(5)が半径方向で見て互いに重なり合っている請求項2から3のいずれか1項記載の駆動プレート。
  5. 吸振質量が減衰器(16)を介在して駆動プレートと同じ軸に結合可能である請求項1から4のいずれか1項記載の駆動プレート。
  6. 吸振質量が、駆動プレートの軸線方向に延びる半径方向外側の部分(24)に隣接して半径方向で該部分の内側に設けられている請求項1から5のいずれか1項記載の駆動プレート。
  7. 減衰装置(5)の入力部分が吸振器(6)の入力部分を形成している請求項1から6のいずれか1項記載の駆動プレート。
  8. 入力部分がプレート状のボスフランジ(4)である請求項1から7のいずれか1項記載の駆動プレート。
  9. ボスフランジ(4)が、周方向に有効な蓄力器の受容のために切欠きを有している請求項8記載の駆動プレート。
  10. 吸振質量が、周方向に有効なコイル圧縮ばねを介して入力部分に回転接続的に連結されている請求項1から9のいずれか1項記載の駆動プレート。
  11. 入力部分のボスフランジ(4)が、軸線方向で2つの対向プレート(31,32)間に配置されており、対向プレートが吸振質量を形成している請求項8から10のいずれか1項記載の駆動プレート
  12. 対向プレート(31,32)が、周方向に有効な蓄力器の受容のための切欠きを有しており、前記蓄力器がボスフランジの切欠きに対応して配置されている請求項11記載の駆動プレート。
  13. 吸振器のコイル圧縮ばねがプレロードを掛けて組み込まれている請求項1から12のいずれか1項記載の駆動プレート。
  14. 対向プレート(31,32)が、ボスフランジ(4)を貫通するスペーサー手段(33)を介して互いに結合されている請求項11から13のいずれか1項記載の駆動プレート。
  15. 少なくとも1つの対向プレートとボスフランジとの間に、軸線方向に作用する蓄力器(35)が配置されている請求項11から14のいずれか1項記載の駆動プレート。
  16. 軸線方向に有効な蓄力器(35)が半径方向で吸振器のコイル圧縮ばねの内側に配置されている請求項15項記載の駆動プレート。
  17. 軸線方向に有効な蓄力器(35)が吸振器の摩擦装置の構成部分であり、摩擦装置が吸振器のコイル圧縮ばねに並列的に接続されている請求項15又は16記載の駆動プレート。
  18. 減衰装置(5)の周方向に有効な蓄力器(14)が吸振質量の半径方向内側に配置されている請求項1から17のいずれか1項記載の駆動プレート。
  19. 蓄力器(14)が組込に対応した湾曲半径にあらかじめ湾曲されている請求項1から1のいずれか1項記載の駆動プレート。
  20. 減衰装置(5)の周方向で圧縮可能な蓄力器(14)が負荷部分(19,20)に支えられており、該負荷部分が、室を少なくとも部分的に形成する構成部分に配置されている請求項1から19のいずれか1項記載の駆動プレート。
  21. 負荷部分(19,20)が構成部分と一体に構成されている請求項2記載の駆動プレート。
  22. 室が少なくとも部分的に減衰装置の、無端の駆動手段のための成形部(26)を保持する出力部分によって形成されている請求項1から2のいずれか1項記載の駆動プレート。
  23. 減衰装置の出力部分が薄板成形部分(22)を有しており、該薄板成形部分が半径方向外側に無端の駆動手段のための成形部を備えた軸線方向の付加部を備えていて、かつ付加部の軸線方向の端部から出発して半径方向内側に向かって延びて、減衰装置(5)の蓄力器(14)のための負荷部分(19)を有している請求項1から2のいずれか1項記載の駆動プレート。
  24. 別の薄板成形部分(23)を設けてあり、該薄板成形部分が半径方向外側で1つの薄板成形部分(22)に結合されていて、減衰装置の蓄力器のための負荷部分(20)を有し、かつ室壁を形成している請求項1から2のいずれか1項記載の駆動プレート。
  25. 軸線方向の付加部が無端の駆動手段のための成形部で以て室(25)の半径方向外側の壁を形成している請求項23から2のいずれか1項記載の駆動プレート。
  26. 室が少なくとも部分的に粘性の媒体で満たされている請求項1から2のいずれか1項記載の駆動プレート。
  27. 両方の薄板成形部分(22,23)が半径方向で見て減衰装置の蓄力器(14)の内側でスペーサー手段(28)を介して互いに結合されている請求項25から2のいずれか1項記載の駆動プレート。
  28. スペーサー手段(28)が1つの薄板成形部分(23)と一体に形成されている請求項2記載の駆動プレート。
  29. スペーサー手段(28)がボスフランジ(4)を軸線方向に貫通している請求項2又は28記載の駆動プレート。
  30. 入力部分と出力部分とが互いに、支承部としての滑り支承部(37)を介して支承されている請求項1から29のいずれか1項記載の駆動プレート。
  31. 支承部としての滑り支承部(37)がボスフランジ(4)の半径方向外側の部分と、半径方向外側に配置されて室を制限する壁(24)との間に配置されている請求項3記載の駆動プレート。
  32. 支承部としての滑り支承部(37)の形成のためにリング状の構成部分を用いてあり、該構成部分が回動不能にボスフランジ(4)に結合されている請求項3又は3記載の駆動プレート。
  33. 支承部としての滑り支承部のリング状の構成部分が鋼部分から成っている請求項3記載の駆動プレート。
  34. 支承部としての滑り支承部のリング状の構成部分がプラスチック部分から成っている請求項3記載の駆動プレート。
  35. 支承部としての滑り支承部がPA6.6から成っている請求項3記載の駆動プレート。
  36. 支承部としての滑り支承部がガラス繊維部分を含んでいる請求項3記載の駆動プレート。
  37. 支承部としての滑り支承部(37)がボスフランジ(4)にプレス嵌めされている請求項3から3のいずれか1項記載の駆動プレート。
  38. 支承部としての滑り支承部がボスフランジ(4)の周囲における射出成形によって形成されている請求項3から3のいずれか1項記載の駆動プレート。
  39. 入力部分と出力部分との間に軸線方向で有効な蓄力器(36)を配置してあり、該蓄力器が摩擦力を生ぜしめ、該摩擦力が減衰装置の蓄力器に対してほぼ並列的に作用するようになっている請求項1から38のいずれか1項記載の駆動プレート。
  40. 軸線方向に有効な蓄力器(36)が、半径方向外側に無端の駆動手段のための成形部を備えた付加部を有する薄板成形部分(22)と吸振質量の、該薄板成形部分に隣接のカバー薄板との間に配置されている請求項39記載の駆動プレート。
  41. ボスフランジ(4)が半径方向内側でボス(2)に回動不能に結合されている請求項1から4のいずれか1項記載の駆動プレート。
  42. ボス(2)と室(25)の内燃機関側に向けられた壁との間にシールが配置されている請求項4記載の駆動プレート。
  43. シールが皿ばね状のダイヤフラム、例えば鋼ダイヤフラムを有している請求項4記載の駆動プレート。
  44. ベルト駆動部若しくはチェーン駆動部のため、特に内燃機関の付属装置の駆動のための駆動プレートであって、軸に取り付け可能であり、入力部分並びに該入力部分に対して相対的に回動可能な出力部分を有しており、入力部分と出力部分とが周方向で有効な少なくとも1つの蓄力器(14)を備えた減衰装置(5)を介して回動連結されていて、かつ支承部を介して互いに相対的に回動可能に支承されており、1つの部分−入力部分若しくは出力部分−が少なくともほぼ周方向に延びていてかつ半径方向外側を閉じられている室(25)を形成しており、該室内に少なくとも1つの蓄力器(14)も、両方の部分を相対的に支承する滑り支承部(37)も受容されており、前記室(25)が、1つの構成部分(22)の軸線方向に延びる半径方向外側の部分(24)によって画定されており、該構成部分(22)の前記半径方向外側の部分(24)がベルト若しくは鎖のための駆動部分(26)を保持しており、さらに前記両方の部分のうちの別の部分−出力部分若しくは入力部分−が、半径方向に延びるフランジ部分(4)を有しており、該フランジ部分が前記少なくとも1つの蓄力器(14)のための負荷部分を有しており、前記滑り支承部(37)が、前記フランジ部分(4)の半径方向外側の部分と、前記構成部分(22)の、前記フランジ部分(4)の前記部分を取り囲む前記部分(24)との間に配置されていることを特徴とする駆動プレート。
  45. 半径方向外側から半径方向内側へ順次に、軸線方向に延びていて成形部(26)を有する半径方向外側の部分(24)、駆動プレートの入力軸と出力軸との間の支承部としての滑り支承部(37)、減衰装置(5)の周方向に有効な蓄力器(14)が設けられている請求項2から4のいずれか1項記載の駆動プレート。
  46. 吸振質量が半径方向で見て支承部としての滑り支承部(37)と蓄力器との間に配置されている請求項4記載の駆動プレート。
  47. ベルト駆動部若しくはチェーン駆動部のため、特に内燃機関の付属装置の駆動のための駆動プレートであって、軸に取り付け可能であり、駆動プレート部材を有しており、駆動プレート部材が軸線方向に延びてベルト若しくはチェーンのような無端の駆動手段のための成形部(26)を備えた半径方向外側の部分(24)を有しており、さらに周方向に有効な少なくとも1つの蓄力器(16)及び吸振質量を備えた吸振器(6)が設けられており、この場合、駆動プレート部材が、少なくともほぼ周方向に延びていて半径方向外側を閉じられていてかつ粘性の媒体を少なくとも部分的に満たされている室(25)を形成しており、該室内に、駆動プレートの入力部分と出力部分との間で有効な減衰装置(5)の蓄力器(14)も、前記吸振器の蓄力器(16)及び吸振質量も受容されていることを特徴とする駆動プレート。
  48. 周方向に有効な複数の蓄力器が設けられている請求項1から47のいずれか1項記載の駆動プレート。
  49. 蓄力器として少なくとも1つのエラストマばね若しくはゴムばねが設けられている請求項1から48のいずれか1項記載の駆動プレート。
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