JP4238583B2 - スプライン連結構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被伝達部材と動力伝達軸を互いに連結するスプライン連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
被伝達部材と動力伝達軸を互いに連結するスプライン連結構造は、例えば、自動車用のドライブシャフトにおける中間シャフトとインボードジョイント間の連結手段や、中間シャフトとアウトボードジョイント間の連結手段として採用されるものである。
【0003】
これらのスプライン連結構造は、例えば、被伝達部材である等速ジョイントを構成する連結部材の内周側にて同連結部材の軸線に平行に延びるスプラインと、動力伝達軸である中間シャフトの端部の外周側にて軸方向にへ所定長さ延びるスプラインをスプライン嵌合して、中間シャフトと等速ジョイントとを互いに動力伝達可能に連結する構成となっている(特許文献1を参照)。
【0004】
当該スプライン連結構造のスプライン嵌合においては、被伝達部材である等速ジョイントの連結部材側スプラインの複数のスプライン歯部および複数のスプライン溝部と、動力伝達軸側スプラインの複数のスプライン溝部および複数のスプライン歯部とが互いに噛合していて、これらのスプライン歯部とスプライン溝部間で動力伝達の受渡がなされて、等速ジョイント側から動力伝達軸側へ、または、動力伝達軸側から等速ジョイント側へ動力が伝達される。
【0005】
【特許文献1】
特表平11−514079号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、被伝達部材と動力伝達軸の従来のスプライン連結構造においては、等速ジョイント(被伝達部材)と動力伝達軸が相対回転を開始した場合、連結部材側スプラインと動力伝達軸側スプライン間では、スプライン歯部とスプライン溝の先端側の噛合部位における歯面同士が先ず当接を開始する。この際には、当該噛合部位に応力が集中することになる。このため、当該噛合部位においては、応力集中がスプライン歯部の歯欠の原因となる。
【0007】
また、当該噛合部位における応力の集中する部位(歯面)は、スプライン溝部の底部(歯底)での引張応力発生部位と一致するため、歯面での大きな応力は歯底の引張応力を増大させ、当該噛合部位の疲労強度を低下させる。
【0008】
従って、本発明の目的は、当該形式のスプライン連結構造において、被伝達部材と動力伝達軸間での動力伝達開始時に、スプライン歯部とスプライン溝の先端側の噛合部位で発生する応力集中を緩和することにより、上記した不具合を解消することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、スプライン連結構造に関するもので、被伝達部材の連結部の内周側にて軸線に平行に延びるスプラインと、動力伝達軸の端部の外周側にて軸方向へ所定長さ延びるスプラインをスプライン嵌合して、前記被伝達部材と前記動力伝達軸を互いに動力伝達可能に連結する形式のスプライン連結構造を適用対象とするものである。
【0010】
しかして、本発明に係るスプライン連結構造は、上記した形式のスプライン連結構造であって、前記動力伝達軸側スプラインの先端から所定の長さの部位は同スプラインの他の部位に比較して易変形部位に形成されていて、前記動力伝達軸側スプラインの易変形部位と他の部位とは熱処理の程度の差または熱処理の有無によって一体に形成されており、前記動力伝達軸側スプラインの前記易変形部位である先端部とは反対側の端部は、前記先端部が噛合する前記被伝達部材のスプラインのスプライン歯部とは隣合う他のスプライン歯部に噛合することを特徴とするものである。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
当該連結構造においては、前記動力伝達軸側スプラインの易変形部位の長さを、前記被伝達部材側のスプラインにおける軸方向の全長の少なくとも10〜15%である構成とすることができる。
【0017】
当該連結構造においては、動力伝達軸トリポード型等速ジョイントを連結するためのスプライン連結構造に採用することができ、この場合の連結部としては、複数のトラニオンを有するインナー部材を選定することができる。また、当該連結構造は、動力伝達軸とボール型等速ジョイントを連結するためのスプライン連結構造にも採用することができ、この場合の連結部としては、複数の転動ボールを支承する内輪を選定することができる。
【0018】
【発明の作用・効果】
本発明に係るスプライン連結構造においては、被伝達部材に連結する動力伝達軸側スプラインを特殊な強度特性とすることによって、被伝達部材と動力伝達軸間での動力伝達開始時における、スプライン歯部とスプライン溝部の噛合部位の先端部で発生する応力集中を大幅に緩和しようとするものである。
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
当該連結構造では、動力伝達軸側スプラインの先端から所定の長さの部位を、同スプラインの他の部位に比較して易変形部位に形成し、被伝達部材と動力伝達軸間での動力伝達開始時における当該噛合部位で発生する応力集中を、同スプラインの変形によって、かつ、その後の変形状態の残存によって緩和するものである。
【0023】
これによって、当該噛合部位での応力集中に起因するスプライン歯部の歯欠の発生を防止することができる。また、当該噛合部位における応力の集中に起因するスプライン歯底の引張応力の増大を抑制して、当該噛合部位における疲労強度の低下を抑制することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明は、スプライン連結構造に関するものである。図1には、本発明が適用対象とするスプライン連結構造を採用している自動車用ドライブシャフトを示している。当該ドライブシャフトは、動力伝達軸である中間シャフト10aと、中間シャフト10aの一端部に連結されたインボードジョイント10bと、中間シャフト10aの他端部に連結されたアウトボードジョイント10cとからなるもので、中間シャフト10aとインボードジョイント10bの連結、および、中間シャフト10aとアウトボードジョイント10cの連結に、当該形式の連結構造が採用されている。
【0025】
当該ドライブシャフトにおいては、インボードジョイント10bとしてトリポード型等速ジョイントが採用されていて、中間シャフト10aを連結する連結部材には、3本のトラニオン11aを有するインナ部材11が選定されている。インボードジョイント10bにおいては、インナ部材11の各トラニオン11aの外周にローラ12が回転自在に支持されていて、各ローラ12は、アウタ部材13の各案内溝13aに転動可能に係合している。かかる構造は、トリポード型等速ジョイントとして公知の構造であって、公知の作動を行う。
【0026】
また、当該ドライブシャフトにおいては、アウトボードジョイント10cとしてボール型等速ジョイントが採用されていて、中間シャフト10aを連結する連結部材には内輪14が選定されている。内輪14は、保持器15にて保持されている3個の転動ボール16を支承して、各転動ボール16を内輪14の各円弧溝14aと外輪17の円弧溝17aに、転動自在に嵌合させている。かかる構造は、ボール型等速ジョイントとして公知の構造であって、公知の作動を行う。
【0027】
インボードジョイント10bを中間シャフト10aに連結するインナ部材11においては、その内周側に、その軸線に平行に設けたスプライン11bを備えている。また、インナ部材11に連結する中間シャフト10aにおいては、そのシャフト部18の一端部外周側に、その軸方向に平行に設けたスプライン18aを備えている。インボードジョイント10bのインナ部材11と中間シャフト10aのシャフト部18の一端部とは、両スプライン11b,18aの多数のスプライン歯部とスプライン溝部を噛合させるスプライン嵌合によって、互いに連結されている。
【0028】
アウトボードジョイント10cを中間シャフト10aに連結する内輪14においては、その内周側に、その軸線に平行に設けたスプライン14bを備えている。また、内輪14に連結する中間シャフト10aにおいては、そのシャフト部18の他端部外周側に、その軸方向に平行に設けたスプライン18bを備えている。アウトボードジョイント10cの内輪14と中間シャフト10aのシャフト部18の他端部とは、両スプライン14b,18bの多数のスプライン歯部とスプライン溝部を噛合させるスプライン嵌合によって、互いに連結されている。
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
本発明に係る連結構造では、等速ジョイントと動力伝達軸の連結構造における噛合部位での応力集中を抑制する手段を動力伝達軸側で対処するものであり、図2には、本発明に係る連結構造の実施形態を示している。
【0057】
本発明に係る実施形態では、動力伝達軸として中間シャフト20aを採用し、等速ジョイントとしてインボードジョイント20bを採用して、中間シャフト20aとインボードジョイント20bを連結している。インボードジョイント20bは、図1に示すインボードジョイント10bと同一構成のものである。なお、当該連結構造は、アウトボードジョイントと中間シャフトとの連結構造にも実施し得るものである。
【0058】
中間シャフト20aは、中間シャフト10aとは基本的には同一構造であって、その一端部にてインボードジョイント20bのインナ部材21と連結しているが、インボードジョイント20bのインナ部材21と連結しているシャフト部22は、中間シャフト10aのシャフト部18とは、その長さ方向の熱処理状態を異にしている。当該熱処理は、中間シャフトに高い剛性を付与するためのものであり、中間シャフト10aのシャフト部18では、その長さ方向には均等に熱処理が施されているのに対して、中間シャフト20aのシャフト部22では、先端側に非熱処理の部位を備えている。
【0059】
なお、中間シャフト20aにおいては、シャフト部22の図示しない他端部にて、アウトボードジョイントの内輪と連結しているが、シャフト部22の他端側にも非熱処理の部位を備えていて、当該連結構造が実施されている
【0060】
中間シャフト20aを構成するシャフト部22においては、熱処理の有無によって、中間主体部である熱処理域22a1と、その各端部の非熱処理域22a2とに区分されていて、シャフト部22の各側端部には、軸方向へ所定長さ延びるスプライン22bが形成されている。シャフト部22における熱処理域22a1は、通常の中間シャフトが受ける熱処理を施されて硬くて剛性の高い領域であり、シャフト部22における非熱処理域22a2は、当該熱処理を施されていない、熱処理域22a1に比較して軟らかくて容易に変形可能な領域(易変形性の領域)である。
【0061】
インボードジョイント20bのインナ部材21側のスプライン21aとスプライン嵌合する中間シャフト20a側のスプライン22bは、非熱処理域22a2から熱処理域22a1に所定長さ延びて形成されている。スプライン22bの長は、インボードジョイント20bのインナ部材21側のスプライン21aの長さと略同一であるが、非熱処理域22a2は、インナ部材21側のスプライン21aとの噛合端から少なくとも13%の長さの領域にある。換言すれば、中間シャフト20a側のスプライン22bの先端部は、その先端から少なくとも13%の長さの領域が非熱処理域22a2であって、易変形部位に形成されている。
【0062】
図3(a)は、中間シャフト20a側のスプライン22bとインナ部材21側のスプライン21aとの噛合状態を模式的に示している。スプライン22bのスプライン歯部22b1は、スプライン21aのスプライン溝部21a2に噛合した状態にあり、かつ、スプライン21aのスプライン歯部21a1は、スプライン22bのスプライン溝部22b2に噛合した状態にある。
【0063】
スプライン22bとスプライン21aがこのような噛合状態にある場合、インボードジョイント20bと中間シャフト20aが相対回転を開始すると、中間シャフト20a側のスプライン22bのスプライン歯部22b1は、スプライン21aのスプライン溝部22a2内を相対的に移動して、先ず、その先端側の歯面の先端をスプライン21aのスプライン歯部21a1の歯面に当接させる。
【0064】
中間シャフト20a側のスプライン22bのスプライン歯部22b1がスプライン21aのスプライン歯部21a1の歯面に当接する部位は、非熱処理域22a2の易変形部位の先端にあたり、スプライン歯部22b1がスプライン歯部21a1に当接した場合には、スプライン歯部22b1の先端側の隅部(易変形部位)は瞬時に図3(b)に示す状態に変形し、当該変形状態はその後復帰することなく、その形態を永久に残存させる。
【0065】
このように、本発明に係る連結構造の実施形態においては、中間シャフト20aのスプライン22bにおけるスプライン歯部22b1の先端側が非熱処理域22a2の易変形部位に形成されていて、スプライン歯部22b1がスプライン歯部21a1に当接した場合には、スプライン歯部22b1の先端側隅部は瞬時に変形して、当該変形状態はその後復帰することなく、その形態を永久に残存する。
【0066】
このため、中間シャフト20aとインボードジョイント20b間での動力伝達開始時における、スプライン22bのスプライン歯部22b1およびスプライン溝部22b2とスプライン21aのスプライン溝部21a2およびスプライン歯部21a1の噛合部位の先端側での局部的な当接が回避され、これにより、当該噛合部位の先端側で発生する応力集中が緩和される。また、当該噛合部位における応力の集中に起因するスプライン歯底の引張応力の増大を抑制し得て、当該噛合部位における疲労強度の低下を抑制することができる。
【0067】
これに対して、当該形式の連結構造において、中間シャフト20aのシャフト部22における易変形部位が存在しない場合には、インナ部材21のスプライン21aと中間シャフト20a間では、スプライン歯部の先端側とスプライン溝部の先端側の噛合部位における歯面同士で当接が開始され、この際には、当該噛合部位に応力が集中することになる。このため、当該噛合部位では、応力集中がスプライン歯部の歯欠の原因となり、かつ、歯面での大きな応力に起因する歯底の引張応力の増大により、当該噛合部位の疲労強度を低下させることにもなる。
【0068】
本発明に係る連結構造の実施形態において、中間シャフト20aのシャフト部22における易変形部位(非熱処理域22a2)の適切な長さを知見すべき実験を試みたところ、図4のグラフに示す結果を得た。
【0069】
図4は、インボードジョイント20bのインナ部材21側スプライン21aの長さL1に対する中間シャフト20aの易変形部位(非熱処理域22a2)の長さL2の割合(L2/L1)と、両スプライン21a,22bのスプライン歯部とスプライン溝部の噛合部位における疲労強度との関係を示している。
【0070】
当該連結構造では、中間シャフト20aの易変形部位(非熱処理域22a2の長さL2)のインナ部材21側スプライン21aの長さL1に対する割合(L2/L1)が増加すると、これに伴い、疲労強度が急激に増大して向上していることが確認される。但し、疲労強度の増加率は、L2/L1が13%前後に達すると急激に低下し、その後のL2/L1の増加によっても、疲労強度を大きく増大させることは期待できないことが確認される。
【0071】
この結果からすれば、中間シャフト20aの易変形部位(非熱処理域22a2)の長さのインナ部材21側スプライン21aに対する割合(L2/L1)は10%以上であることが好ましく、一層好ましくは、少なくとも10〜15%である。中間シャフト20aの易変形部位(非熱処理域22a2)の長さの上限については、両スプライン21a,22bの噛合強度の面から適宜設定するようにする。好ましい上限は、30%前後である。易変形部位(非熱処理域22a2)の長さが30%を越えると、中間シャフトの強度に影響を及ぼすことになって好ましくない。
【0072】
なお、上記した実施形態では、等速ジョイントと中間シャフトを連結するスプライン連結構造を例示しているが、本発明に係るスプライン連結構造はこれに限らず、各種の被伝達部材と動力伝達軸間のスプライン連結構造に適用することができる。また、上記した実施形態では、等速ジョイントとしてインボード側のトリポート型ジョイントを例示しているが、本発明に係るスプライン連結構造はこれに限らず、インボード側およびアウトボード側の各種型の等速ジョイント、例えばBI型、GI型、トリポート型、ボール型、クロスグルーブ型の等速ジョイントにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用対象とする形式の連結構造を使用している自動車用ドライブシャフトの一部縦断した正面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る連結構造を採用したドライブシャフトを一部省略して示す側面図である。
【図3】同連結構造におけるスプライン歯部およびスプライン溝部の噛合部位の一部を模式的に示す噛合図(a),(b)である。
【図4】インボードジョイントのインナ部材側スプラインの長さL 1 に対する中間シャフトの易変形部位の長さL 2 の割合(L 2 /L 1 )と、両スプラインの噛合部位における疲労強度との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10a…中間シャフト、10b…インボードジョイント、10c…アウトボードジョイント、11…インナ部材、11a…トラニオン、11b…スプライン、12…ローラ、13…アウタ部材、13a…案内溝、14…内輪、14a…円弧溝、14b…スプライン、15…保持器、16…転動ボール、17…外輪、17a…円弧溝、18…シャフト部、18a…スプライン、18b…スプライン、20a…中間シャフト、20b…インボードジョイント、21…インナ部材、21a…スプライン、21a1…スプライン歯部、21a2…スプライン溝部、22…シャフト部、22a1…熱処理域、22a2…非熱処理域、22b…スプライン、22b1…スプライン歯部、22b2…スプライン溝部。

Claims (5)

  1. 被伝達部材の連結部の内周側にて軸線に平行に延びるスプラインと動力伝達軸の端部の外周側にて軸方向へ所定長さ延びるスプラインをスプライン嵌合して、前記被伝達部材と前記動力伝達軸を互いに動力伝達可能に連結するスプライン連結構造であり、前記動力伝達軸側スプラインの先端から所定の長さの部位は同スプラインの他の部位に比較して易変形部位に形成されていて、前記動力伝達軸側スプラインの易変形部位と他の部位とは熱処理の程度の差または熱処理の有無によって一体に形成されており、前記動力伝達軸側スプラインの前記易変形部位である先端部とは反対側の端部は、前記先端部が噛合する前記被伝達部材側スプラインのスプライン歯部とは隣合う他のスプライン歯部に噛合することを特徴とするスプライン連結構造。
  2. 請求項1に記載のスプライン連結構造において、前記動力伝達軸側スプラインの易変形部位の長さは、前記被伝達部材側スプラインの軸方向の全長の少なくとも10〜15%であることを特徴とするスプライン連結構造。
  3. 請求項1または2に記載のスプライン連結構造において、前記被伝達部材は等速ジョイントであることを特徴とするスプライン連結構造。
  4. 請求項3に記載のスプライン連結構造において、前記等速ジョイントはトリポード型等速ジョイントであって、同トリポード型等速ジョイントにおける連結部は複数のトラニオンを有するインナー部材であることを特徴とするスプライン連結構造。
  5. 請求項3に記載のスプライン連結構造において、前記等速ジョイントはボール型等速ジョイントであって、同ボール型等速ジョイントの連結部は複数の転動ボールを支承する内輪であることを特徴とするスプライン連結構造。
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