JP4234492B2 - シールドコネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、ハウジング内を電磁シールドする導電性遮蔽シールドを備えたシールドコネクタ及びシールドシェルの遮蔽構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
ハウジング内を電磁シールドする導電性遮蔽シールドを備えたシールドコネクタ5が従来から知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
かかるシールドコネクタ5は、図10に示すように一般の防水コネクタに使用される防水ゴム栓に類似した形状の導電性ゴム51を備えている。そして、端子61を圧着する前に当該導電性ゴム51をシールド電線60に通しておき、端子圧着後にシールド電線60をシールドハウジング52に挿入することでシールドハウジング52のシールド特性の向上を図っている。なお、導電性ゴム51は弾発力を有しているので、これが金属シェル53の内壁に押し付けられるようにして当該金属シェル53と接触導通する構造になっている。
【0004】
このように構成されたシールドコネクタ5は遮蔽用金属シェル53とシールド電線60の隙間を防水ゴム栓形状の導電性ゴム51で塞ぐことによってシールド性能を向上させている。
【0005】
又、他の構造の従来型シールドコネクタ7も知られている(例えば、特許文献2参照。)。この従来型シールドコネクタ7は、金属シェルとシールド電線の隙間を塞ぐ導電性部品から構成され、上述の従来型シールドコネクタのような導電性ゴム単体を用いるのではなく、金属と導電ゴムを一体にした円筒状の部品を使用している。
【0006】
具体的には、従来型シールドコネクタ7は、図11に示すようにコネクタ本体71と、下側シェルである金属製の第1シェル72と、上側シェルでかつ板バネ73a,73bを有する金属製の第2シェル73と、金属製のケーブル保持具74、及び樹脂製カバー75から構成されている。そして、当該シールドコネクタ7は、コネクタ本体71を第1シェル72と第2シェル73に収容してケーブル(図示せず)のシールド部をケーブル保持具74に接続し、樹脂製カバー75が第1シェル72及び第2シェル73を覆うことによりケーブル保持具74を第2シェル73の板バネ73a,73bに接触させている。
【0007】
後者の従来型シールドコネクタ7は、第1シェル72及び第2シェル73に対してケーブル保持具74を別個に形成することにより、かしめ治具を小型化すると共に組立て作業ミスに伴う不良部品を減らして製品のコスト低減を図っている。また、本従来型シールドコネクタ7は、ケーブル保持具74を別部品として当該保持具74に羽根74a,74bを備えていることで僅かながら遮蔽効果を向上させている。
【0008】
更には、従来型のシールドコネクタの構造を示した図として、図12に示すものがある。図12は従来型のシールドコネクタの構造に関するものであり、シールドリング91とシールドシェル92との接続方法を示している。この接続構造はシールドシェル92の開口部上下に設けられた接触ばね92aがシールドリング91に接触することにより、シールド回路の電気接続を行う構造になっている。
【0009】
【特許文献1】
特開2000−268922号公報(第2−4頁、図3)
【特許文献2】
特開平11−121094号公報(第2−3頁、図1)
【発明が解決しようとする課題】
上述の2つの従来型シールドコネクタ5,7に代表されるように、金属シェルとシールド電線の隙間を塞ぐことで遮蔽性能を向上させる為の方策はいろいろ考えられている。しかしながら、これらは当該部品を組付けるに当たり作業性が悪いか、或いは遮蔽効果が小さいという問題がある。
【0010】
具体的には、第1の従来例にかかるシールドコネクタ5は、シールド電線に導電性ゴム51を取り付けると共に防水パッキン54を取り付けるという2つの作業を必要とする。このように多部品をシールド電線60に予め嵌合させるのはかなりの手間を必要とし、シールドコネクタ5の組付け作業性を低下させている。
【0011】
また、第2の従来例にかかるシールドコネクタ7も、多部品を組み付けると共にシールド電線に係合させる部品74をかしめたりするような面倒な作業を必要とする。そのため、本従来例のシールドコネクタ7も組付け作業性が悪い。
【0012】
また、図12に示す従来型のシールドシェルの遮蔽構造に関して言及すると、シールドリング91とシールドシェル92との接点が図13から分かるように2箇所(接点A及び接点B)しかないので、この部分で電流の流れが乱れて十分なシールド性能を発揮させることができない。また、シールドシェル後部の隙間も大きく、この隙間が電磁ノイズの漏洩の原因になっていて、シールド性能が低下している。
【0013】
本発明の目的は、遮蔽効果が大きくかつ組付け作業性に優れたシールドコネクタ及びシールドシェルの遮蔽構造を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、本発明にかかるシールドコネクタは、
筒状に形成された導電性のシールドシェルと、当該シールドシェルのシールド電線挿入側にシールド電線未挿入状態でシールドシェルと導通係合可能でかつ前記シールドシェルと当該シールドシェルに挿入されるシールド電線との間の隙間を覆う金属遮蔽体とを備え、前記金属遮蔽体は折曲した板体でできており、前記シールドシェルとこれに係合された前記金属遮蔽体とでシールド蓋体を構成し、かつ
前記金属遮蔽体が金属製遮蔽板をなす細長の板材を折曲して側面視コの字形状に折曲してなり、両折曲部が前記シールドシェルに係合可能であり、かつ両折曲部間に弾性体舌片を備え、前記シールドシェルへの前記シールド電線の挿入状態で前記シールド電線の接触子に前記弾性体舌片が接触導通できるようになっており、かつ
前記金属遮蔽体は、2つの互いに離間して平行に配置された金属遮蔽部と、前記金属遮蔽部の隣り合う一方の端部を繋ぐように垂設された第1の導通係合部及び前記金属遮蔽部の隣り合う他方の端部を繋ぐように前記第1の導通係合部と同方向に垂設された第2の導通係合部でできた2つの導通係合部からなり、
前記金属遮蔽部は、それぞれ中央にくびれ部を備え、当該くびれ部からは前記導通係合部と同方向に前記弾性体舌片がそれぞれ延在し、前記導通係合部が前記シールドシェルの上下面と係合するようになっており、前記2つの金属遮蔽部の間隔は、この間にシールド電線の接触子が嵌合可能な寸法となっていることを特徴としている。
【0015】
筒状に形成された導電性シールドシェルに折曲した板体でできた導電性遮蔽体がシールドシェルとこれに挿入されるシールド電線との間の隙間を覆った状態で係合可能となっている。従って、簡単な作業によりシールド蓋体の組み付けが可能であると共に、コネクタ電線挿入側の電磁遮蔽を効率よく行うことができる。
【0016】
また、ハウジング内部に収納されている導電性シールドシェルに接触導通できるような折曲した板体でできた導電性遮蔽体を予め装着しておき、その後に端子及び接触子の付いた電線を挿入するようになっているので、挿入する電線に面倒な付加作業を行う必要がなく、電線挿入作業を極めて簡単に行うことができる。
【0018】
また、シールドシェルにシールド電線を挿入すると同時に金属遮蔽板の弾性体舌片がシールド電線の接触子に接触導通するので、シールド電線をしっかりと保持すると共に遮蔽効果を更に高める。
また、導電性遮蔽体をシールドシェルにしっかりと係合することができる。また、コの字状の導電性遮蔽体とシールドシェルとでシールド蓋体を構成し、コネクタ電線挿入側の電磁遮蔽を確実に行うことができる。
また、本発明の請求項にかかるシールドコネクタは、請求項に記載のシールドコネクタにおいて、
前記シールドシェルは、幅広の四角筒体形状を有し、一方の開口部は複数本のシールド電線を並列に挿入するシールド電線挿入側開口部を形成し、当該シールド電線挿入側開口部には、その上縁及び下縁から複数の弾性体舌片が前記シールドシェル内側に向かってそれぞれ延在しており、かつ前記シールドシェルの電線挿入側開口部の両側縁からも弾性体舌片が前記シールドシェル内側に向かってそれぞれ延在し、前記各弾性体舌片は先端に向かうに従って前記シールドシェルの壁面より離間するようにそれぞれ延在しており、前記金属遮蔽の弾性体舌片と前記シールドシェルの弾性体舌片とは、これらが協働して複数本のシールド電線の接触子を左右及び上下の4方向からそれぞれ接触接続させることが可能な構造となっている。
シールドコネクタにシールド電線を挿入すると、シールド電線に取り付けられている接触子はシールドシェルに形成されている弾性体舌片及びコの字状金属遮蔽体の弾性体舌片に左右及び上下の4方向から接触してシールドシェルと確実な導通を図ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態にかかるシールドコネクタについて図面に基づき説明する。
【0026】
本発明の実施形態にかかるシールドコネクタ1は、図1に示すように四角筒型のシールドシェル10と、当該シールドシェル10の一方の開口部中央を挟み込むように取り付けられた金属遮蔽体20と、シールドシェル10に挿入されるインナーハウジング30と、シールドシェル10を囲繞するアウターハウジング40とを備えている。
【0027】
シールドシェル10は、銅合金にスズメッキされた細長矩形状の板材を折曲して幅広の四角筒体としたもので、一方の開口部11は3本のシールド電線を並列に挿入する電線挿入側開口部を形成している。そして、この開口部11には、その上縁及び下縁からそれぞれ3つの弾性体舌片12(12a,12b,12c)、13(13a,13b,13c)がシールドシェル内側に向かって延在している。
【0028】
なお、弾性体舌片12,13はそれぞれ先端に向かうに従ってシールドシェル10の壁面より離間するように延在しており、後述するシールド電線100を挿入したときシールド電線100の接触子103に弾性接触可能となっている。
【0029】
また、電線挿入側開口部の両側縁からも図4に示すようにそれぞれ弾性体舌片14(14a,14b)がシールドシェル内側に向かって延在している。弾性体舌片14も上述した弾性体舌片12,13と同様な形状をなし、その先端部がシールドシェル10の内方に向かうように延在形成されている。
【0030】
また、シールドシェル10の外側両側壁には、図1及び図3に示すように、後述するインナーハウジング30と係止する係止片15(15a,15b)が左右1個づつ形成されている。更に、シールドシェル10の外側上下壁には後述するアウターハウジング40と係止する係止片16(16a,16b),17(17a,17b)が上下2個づつ形成されている。また、シールドシェル10の外側上下壁両端部には突設部18(18a〜18h)がそれぞれ2個づつ形成されている。突設部18は上述の係止片16,17の働きを補助するためのもので、シールドシェル10をアウターハウジング40に挿入する際、アウターハウジング40の内面を削りながらアウターハウジング内に進入することでシールドシェル10とアウターハウジング40との結合を強固なものにする役割を果たしている。
【0031】
金属遮蔽体20は、図1及び図2(a)乃至図2(c)に示すように、銅合金にスズめっきを施しかつ一部に打ち抜き部を有する細長の板材を折曲して側面視コの字型に形成したもので、2つの互いに離間して平行に配置された金属遮蔽部21,22と、当該金属遮蔽部21,22の両端から垂設された導通係合部23,24からなる。
【0032】
金属遮蔽部21,22は、図2に示すようにそれぞれ中央にくびれ部21s,22sを備え、当該くびれ部21s,22sからは導通係合部23,24と同方向に弾性体舌片21(21a,21b),22(22a,22b)がそれぞれ若干外方に向かって延在している。一方、導通係合部23,24には互いに対抗する面にそれぞれ凸状のディンプル23a,24aが2つづつ形成され、シールドシェル10の上下面と係合するようになっている。これによって金属遮蔽体20は上述したようにシールドシェル10をしっかりと挟み込むことができる。また、金属遮蔽体20のディンプル23a,24aがシールドシェル10の上面及び下面を擦りながら装着されることにより、両者が装着と同時に互いに電気的に接続されるようになっている。
【0033】
また、2つの金属遮蔽部21,22の間隔は、この間にシールド電線100を1本挿通できる程度の寸法となっている。更に、金属遮蔽体20をシールドシェル10の適所に係合させたとき、各金属遮蔽部21,22とシールドシェル10の開口部11とで形成される3つの電線挿入開口部11a,11b,11c(図4参照)はそれぞれシールド電線100を挿通可能な程度の大きさとなっている。
【0034】
また、金属遮蔽部20の弾性体舌片21,22とシールドシェル10の弾性体舌片12〜14とは、これらが協働してシールド電線100の接触子103を左右及び上下の4方向から接触接続させることが可能な構造を有している。
【0035】
以上の構成によりコの字状の金属遮蔽体20によりコネクタ電線挿入側の電磁遮蔽を確実に行うことができる。また、金属遮蔽体20とシールドシェル10とでシールド蓋体を構成している。
【0036】
一方、図1に示すインナーハウジング30は樹脂でできて内部にシールド電線100のオス端子104と嵌合する複数のメス端子(図示せず)を備えている。そして、インナーハウジング30はシールドシェル10のシールド電線挿入側開口部と反対側の開口部から挿入可能となっている。また、アウターハウジング40も樹脂でできており、段付き四角筒体形状を有しており、シールドシェル10の外側に嵌合してシールドコネクタ1の外部ハウジングを構成するようになっている。
【0037】
シールドハウジング10に挿入するシールド電線100は、図5に示すようにシールド電線100のシース101と、シース上に挿入されている防水用ゴム栓102と、シールド電線100の絶縁体部を被覆した金属シールドにじかに圧着され導通されている接触子103を有している。また、シールド電線100の先端部にはオス端子104が備わっている。なお、接触子103は後述するようにシールドシェル10の弾性体舌片12〜14及びコの字状金属遮蔽体20の弾性体舌片21,22に接触導通するためのものである。
【0038】
続いて、以上のシールドコネクタ1の組付け手順及びシールド電線100の接続の仕方について説明する。
【0039】
まず、図1に示す各部品の分解状態からシールドシェル10のシールド電線挿入側開口部11と反対側開口部にインナーハウジング30を挿入する。この挿入作業に当たって、シールドシェル10の係止片15がインナーハウジング30の外壁部に係止して両者をしっかりと係合させる。
【0040】
そして、シールドシェル10のシールド電線挿入側開口部11に金属遮蔽体20を係合させる。この作業は金属遮蔽体20でシールドシェル10を挟み込みかつ金属遮蔽体20のディンプル23a,24aをシールドシェル10の上下面にスライドさせることで簡単に完了することができる。
【0041】
続いて、シールドシェル10にアウターハウジング40を取り付ける。この取付けに当たって、シールドシェルの係止片16,17及び突設部18がアウターハウジング40の内壁部に係止して両者をしっかりと係合させる。これによってシールドコネクタ1の組付けを完了する。
【0042】
即ち、このように各部品を組付けることで金属遮蔽体20がシールドシェル10を挟み込んだ構造となるので、極めて簡単な組付け作業でシールド蓋体を構成することができる。図6(a)乃至図6(c)はこのような組付け手順で組付けられたシールドコネクタ1を示している。図4及び図6(a)から分かるように、シールドコネクタ1の内部に収容されたシールドシェル10と金属遮蔽板20とがシールド電線挿入側開口部11a,11b,11cのみを残し、残りは金属遮蔽体20で遮蔽したシールド蓋体を構成している。
【0043】
また、3つ平行に並んだシールド電線挿入孔11a,11b,11cには各挿入孔に弾性体舌片12a,13a,14a,21aが上下左右の4方向から挿入孔中心部に向かって延在している。
【0044】
また、金属遮蔽体20をシールドシェル10に組付けることで導電経路を短くするメリットもある。即ち、シールドシェル10に金属遮蔽体20を取り付けない場合に長片側壁部間の導通が両側の短辺側壁部を経由して行われていたのが、金属遮蔽体20の金属遮蔽部21,22を介して行われるようになるので、導通経路が格段に短くなり、シールド性能が向上する。
【0045】
続いて、図6(a)に示すシールド電線挿入側開口部11a,11b,11cに接触子及び端子付きのシールド電線100を挿入する。
【0046】
シールドコネクタ1にシールド電線100を挿入すると、当該シールド電線100に取り付けられている接触子103はシールドシェル10に形成されている弾性体舌片12〜14及びコの字状金属遮蔽体20の弾性体舌片21,22に接触してシールドシェル10と確実な導通を図ることになる。
【0047】
即ち、左端のシールド電線挿入口11aにシールド電線100を挿入した場合、図6(a)に示す弾性係合舌部12a,13a,14a,21aがシールド電線100の接触子103に周囲4点で接触して導通を確保し、シールド電線100の金属シールドとシールドシェル10及び金属遮蔽部20とが導通する。従って、シールド電線100のオス端子104がシールドコネクタ1の外部から電磁的な悪影響を受けなくなる。また、他のシールド電線挿入口11b,11cにそれぞれ挿入されるシールド電線100についても同様に外部からの電気的な悪影響を受けなくなる。
【0048】
このようにして完成されたシールドコネクタ1は電磁遮蔽効果が極めて優れているので、例えば電気自動車、ハイブリッド車の電動エアコン用インバータとコンプレッサ間の接続に利用すると極めて優れた電磁シールド効果を発揮する。
【0049】
なお、上述の実施形態においては、シールド電線3本を挿入する3極式のコネクタに基づいて説明したが、2極又は4極以上のコネクタであっても良いことは言うまでもない。また、1極のシールドコネクタであっても、その形状によっては金属遮蔽体によってシールド性を低下させる開口部を塞ぐことができると共に弾性体舌片を追加して導通性能をより向上させることができる。従って、本実施形態にかかるシールドコネクタは挿入するシールド電線の本数に限定されるものではない。
【0050】
また、本実施形態では金属遮蔽体20でシールドシェル10を挟み込んでいるが、これには限定されず、例えばシールドシェルの上下壁部で金属遮蔽体の両端係合部を挟み込みようにしても良い。
【0051】
なお、上述の通りに構成されたシールドコネクタ1は、第1の従来型シールドコネクタ5のようにシールド電線60に導電性ゴム51を取り付けると共に防水パッキン54を取り付けるという面倒な作業を必要としない。即ち、シールド電線100に防水パッキンのみを取り付けるだけで良い。このような部品をシールド電線に取り付けるのはかなりの手間を必要とするので、本実施形態にかかるシールドコネクタ1は第1の従来型シールドコネクタ5に較べて組み付け作業性が向上することが分かる。
【0052】
また、第2の従来型シールドコネクタ7に対しては本実施形態にかかるシールドコネクタは第2の従来例のように多部品を組み付けかつシールド電線に係合させる部品をかしめたりするような面倒な作業を一切必要としない。そのため、本実施形態にかかるシールドコネクタ1は第2の従来型シールドコネクタに較べて組付け作業性が向上することが分かる。
【0053】
また、上述のシールドコネクタ1は、シールドシェルへのシールド電線挿入状態でシールド電線の接触子に弾性体舌片が周囲4方向から接触導通できるので、これによってシールド電線をしっかりと保持すると共に遮蔽効果を更に高めることができるというメリットも有する。
【0054】
以上のように本発明にかかるシールドコネクタは、簡単な作業により組み付けることができると共に、コネクタ電線挿入側の電磁遮蔽を効率よく行うことが可能となる。この効果を客観的な数値を例示して説明すると、筒状金属遮蔽体のみでコの字状金属遮蔽体を取り付けない状態の従来のコネクタに比較してコの字状金属遮蔽体を取り付けた本発明によるコネクタは30MHz〜150MHzの周波数帯で約5dB〜10dB,150MHz〜1GHzの周波数帯で約10dB〜15dB程度の遮蔽効果がプラスされることが分かった。このことからも本発明にかかるシールドコネクタは極めて優れた電磁シールド効果を有することが理解できる。
【0055】
続いて本発明の参考実施形態にかかるシールドシェルの遮蔽構造について説明する。
【0056】
参考実施形態にかかるシールドシェルの遮蔽構造は、例えば電気自動車に使用するコネクタ内部のシールド回路を接続させるのに適した構造である。
【0057】
参考実施形態にかかるシールドシェルの遮蔽構造は、図7に示すように、偏組線210に取り付けられた金属部品であるシールドリング201と、コネクタジョイント部分の遮蔽機能を有する金属部品であるシールドシェル202と、シールドリング201とシールドシェル202とを電気的かつ機械的に連結する導電性遮蔽体であってシールドリング201と一体化した導電性遮蔽体203を備えた構造をとっている。導電性遮蔽体203は、中央にシールドリング201を圧入ぎみで嵌合する接続固定穴203aを備えた矩形状の金属板からなり、導電性遮蔽体203の両端部(図中上下端部)にはシールドシェル202との接続を十分に果たすための折り曲げ部203bが形成されている。なお、図8に示すように、導電性遮蔽体203の接続固定穴203aには、穴周囲に亘って周方向に各45°の範囲において少なくとも1つの凸起部203cが形成され、この凸起部がシールドリングの挿入によって塑性変形するようになっており、同方向に45°ごとに少なくとも1つ形成される各凸起部203cにおいてシールドリング201と導電性遮蔽体203との機械的かつ電気的接続を確保するようになっている。
【0058】
このように一体化した接続部分において、導電性遮蔽体203とシールドリング201との間にどの45°をとっても接触が確保されているために、電流の乱れが少なくできて遮蔽性能が向上するようになっている。即ち、導電性遮蔽体203をシールドリング201と一体化することによって、シールド電線の編組線210と全周で接触することになるので、シールド回路の電流の流れがより均一になる。これによってシールド部分に流れる電流の乱れを抑制し、遮蔽性能を向上させることができる。
【0059】
かかる構造を有することで、図12に示す従来のシールドシェル92の遮蔽構造に見られた遮蔽性能が十分でないという問題点を解消し、電気接触の安定化を実現すると共に遮蔽効果に優れた密閉度の高い接続構造を実現することができる。
【0060】
以上説明したように、本参考実施形態によるシールドシェル202の遮蔽構造によると、シールドリング201と導電性遮蔽体203との一体化によってシールドシェル202とシールドリング201の間の電流を均一にすることができた。また、シールドシェル202の開口部の隙間を無くすことができた。そして、これらによってシールド性能を高めることが可能となった。その効果を図9に示す。図9から明らかなように、10MHzから1000MHzの広い周波数帯域の全般に亘って従来型シールドシェルの遮蔽構造で得られる遮蔽効果に較べて本参考実施形態におけるシールドシェルの遮蔽構造で得られる遮蔽効果の方が優れていることが分かった。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の実施形態にかかるシールドコネクタは、筒状に形成された導電性シールドシェルに折曲した板体でできた導電性遮蔽体がシールドシェルとこれに挿入されるシールド電線との間の隙間を覆った状態で係合可能となっている。従って、簡単な作業によりシールド蓋体の組み付けが可能であると共に、コネクタ電線挿入側の電磁遮蔽を効率よく行うことができる。
【0062】
また、ハウジング内部に収納されている導電性シールドシェルに接触導通できるような折曲した板体でできた導電性遮蔽体を予め装着しておき、その後に端子及び接触子の付いた電線を挿入するようになっているので、挿入する電線に面倒な付加作業を行う必要がなく、電線挿入作業を極めて簡単に行うことができる。
【0063】
また、シールドシェルへのシールド電線挿入状態でシールド電線の接触子に弾性体舌片が接触導通できるので、シールド電線をしっかりと保持すると共に遮蔽効果を更に高める。
また、導電性遮蔽体をシールドシェルにしっかりと係合することができる。また、コの字状の導電性遮蔽体とシールドシェルとでシールド蓋体を構成し、コネクタ電線挿入側の電磁遮蔽を確実に行うことができる。
また、本発明の請求項にかかるシールドコネクタは、シールドコネクタにシールド電線を挿入すると、シールド電線に取り付けられている接触子はシールドシェルに形成されている弾性体舌片及びコの字状金属遮蔽体の弾性体舌片に左右及び上下の4方向から接触してシールドシェルと確実な導通を図ることができる。
【0064】
また、本発明の請求項にかかるシールドシェルの遮蔽構造は、コネクタジョイント部分の遮蔽機能を有するシールドシェル開口部の隙間を折曲した板体でできた導電性遮蔽体によって塞ぐことで、シールドシェルの遮蔽性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態にかかるシールドコネクタをシールド電線と共に示す分解斜視図である。
【図2】 本発明の実施形態にかかるシールドコネクタに使用する金属遮蔽体の平面図(図2(a))、正面図(図2(b))、及び側面図(図2(c))である。
【図3】 従来から使用されると共に本実施形態にかかるシールドコネクタにも使用されるシールドシェルを示す正面図である。
【図4】 図3に示す従来のシールドシェルに図2に示した本実施形態の金属遮蔽体を組み付けた状態を示す正面図である。
【図5】 シールドハウジングに挿入するシールド電線を示す図である。
【図6】 本発明の実施形態にかかるシールドコネクタの正面図(図6(a))、平面図(図6(b))、及び側面図(図6(c))である。
【図7】 本発明の参考実施形態にかかるシールドコネクタの遮蔽構造を示す斜視図である。
【図8】 図7に示したシールドコネクタの遮蔽構造をシールドコネクタ開口部側から見た図である。
【図9】 本発明の参考実施形態にかかるシールドコネクタの遮蔽構造の遮蔽効果を従来のシールドコネクタの遮蔽構造の遮蔽効果と比較して示した図である。
【図10】 従来型シールドコネクタの断面図である。
【図11】 図10とは別の従来型シールドコネクタの分解斜視図である。
【図12】 図7に対応した従来のシールドコネクタの遮蔽構造を示す斜視図である。
【図13】 図12に示したシールドコネクタの遮蔽構造をシールドコネクタ開口部側から見た図である。
【符号の説明】
1 シールドコネクタ
10 シールドシェル
11 開口部
11a,11b,11c 電線挿入開口部
12(12a,12b),13(13a,13b) 弾性体舌片
14(14a,14b) 弾性体舌片
15,16 係止片
17 突設部
20 金属遮蔽体
21(21a,21b),22(22a,22b) 弾性体舌片
21,22 金属遮蔽部
21s,22s くびれ部
23,24 導通係合部
23(23a,23b) ディンプル
30 インナーハウジング
40 アウターハウジング
51 導電線ゴム
52 シールドハウジング
53 金属シェル
100 シールド電線
101 シース
102 防水用ゴム栓
103 接触子
104 オス端子
201 シールドリング
202 シールドシェル
203 導電性遮蔽体
203c 凸起部
210 編組線

Claims (2)

  1. 筒状に形成された導電性のシールドシェルと、当該シールドシェルのシールド電線挿入側にシールド電線未挿入状態でシールドシェルと導通係合可能でかつ前記シールドシェルと当該シールドシェルに挿入されるシールド電線との間の隙間を覆う金属遮蔽体とを備え、前記金属遮蔽体は折曲した板体でできており、前記シールドシェルとこれに係合された前記金属遮蔽体とでシールド蓋体を構成し、かつ
    前記金属遮蔽体が金属製遮蔽板をなす細長の板材を折曲して側面視コの字形状に折曲してなり、両折曲部が前記シールドシェルに係合可能であり、かつ両折曲部間に弾性体舌片を備え、前記シールドシェルへの前記シールド電線の挿入状態で前記シールド電線の接触子に前記弾性体舌片が接触導通できるようになっており、かつ
    前記金属遮蔽体は、2つの互いに離間して平行に配置された金属遮蔽部と、前記金属遮蔽部の隣り合う一方の端部を繋ぐように垂設された第1の導通係合部及び前記金属遮蔽部の隣り合う他方の端部を繋ぐように前記第1の導通係合部と同方向に垂設された第2の導通係合部でできた2つの導通係合部からなり、
    前記金属遮蔽部は、それぞれ中央にくびれ部を備え、当該くびれ部からは前記導通係合部と同方向に前記弾性体舌片がそれぞれ延在し、前記導通係合部が前記シールドシェルの上下面と係合するようになっており、前記2つの金属遮蔽部の間隔は、この間にシールド電線の接触子が嵌合可能な寸法となっていることを特徴とするシールドコネクタ。
  2. 前記シールドシェルは、幅広の四角筒体形状を有し、一方の開口部は複数本のシールド電線を並列に挿入するシールド電線挿入側開口部を形成し、当該シールド電線挿入側開口部には、その上縁及び下縁から複数の弾性体舌片が前記シールドシェル内側に向かってそれぞれ延在しており、かつ前記シールドシェルの電線挿入側開口部の両側縁からも弾性体舌片が前記シールドシェル内側に向かってそれぞれ延在し、前記各弾性体舌片は先端に向かうに従って前記シールドシェルの壁面より離間するようにそれぞれ延在しており、前記金属遮蔽体の弾性体舌片と前記シールドシェルの弾性体舌片とは、これらが協働して複数本のシールド電線の接触子を左右及び上下の4方向からそれぞれ接触接続させることが可能な構造となっていることを特徴する、請求項1に記載のシールドコネクタ。
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