JP4234251B2 - 機械設備における遠隔故障診断システム - Google Patents

機械設備における遠隔故障診断システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機械式駐車場、自動倉庫、クレーン設備、エレベータ設備、ロボット設備等のシーケンサにより制御される機械設備に適用される遠隔故障診断システムに係り、特にこれらの機械設備の故障診断を、遠隔地にある保守センタで一括して診断し、それぞれの保守担当者・担当部門・現地へ復旧指示を出す機械設備における遠隔故障診断システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的にシーケンサによる機械制御装置は、従来それ単体では比較的小規模なシステムであったり、また大規模システムの中では補機的な存在であり、シーケンサによる制御装置を対象とした遠隔故障診断システムの開発は遅れていた。近年、シーケンサを使った比較的規模の大きいシステムの運用が始まり、故障時に迅速な復旧の要求とあわせて故障復旧を支援する遠隔故障診断システムのニーズが高まってきている。
【0003】
このような状況下で、図6に示すような遠隔故障診断システムが開発されてきている。
図6は制御装置(シーケンサ)45a…により制御される機械装置46a…を有する一つ又は複数の現地A、B、Cの機械設備40a…を、遠隔地における保守センタ10より、電話その他の公衆回線18を介して故障診断を行なう機械設備における遠隔故障診断システムであって、
前記保守センタ10内に、故障診断エキスパートシステム61と各現地A、B、C側からモデム41a…を介して夫々の現地A、B、C側情報を受信し、又保守センタ10より現地A、B、C側に設けたプリンタ又はFAX等の情報表示端末装置43a…に、保守センタ10側よりの信号を送信する通信装置11とを具備している。
【0004】
かかる遠隔故障診断システムにおいて、現地側機械設備40に設置された機械装置46を制御しているシーケンサ45が故障を検知した場合、先ず機械装置46の動作を停止すると共に、現場表示盤に故障に対応した故障番号の表示を行なう。
シーケンサ45内部では、故障発生時のセンサ状態を保持し、電話回線18を利用してモデム41によりメーカの保守センタ10へ接続し、現地名、故障番号、センサ状態等を通知する。
前記データを受信した保守センタ10では、事前に作成したロジックに基き故障原因を推測する故障診断エキスパートシステム61により推定故障原因、確認箇所を質問ツリー形式等にした情報を通信装置11により公衆回線18を使って現地側機械設備40へ通知し、現地に設置されたプリンタまたはFAX装置43へ出力するものである。
【0005】
このような遠隔故障診断システムとして、機械式駐車場設備を対象とした従来技術として特開平9−144362号が開示されている。
かかる技術は、全駐車場を一元管理できるとともに、現場にサービスエンジニアがコンピュータを持っていかなくても故障原因を知ることのできる多数の駐車場の故障診断であって、機械設備40としての駐車場に異常が発生したときに故障時のセンサ等のシーケンスデータを、公衆回線18及び通信装置11を介して保守センタ10内の故障診断エキスパートシステム61に送信して、該システムで前記センサ等のシーケンスデータより故障原因を推定し、質問項目と故障原因を前記公衆回線18及びモデム41を介して対応する駐車場40のプリンタ若しくはFAX装置43に送信するものである。
【0006】
そして前記エキスパートシステム61は、対話形式で観察事項の推論を行なう推論エンジンと、if文とthen文で推論ルールを成立させるルールベースとからなり、駐車場固有の観察事項が推論エンジンから出され、それを診断用データ編集部のセンサ稼働状況から推論ルールを成立させて階層順にYES、NO形式で質問ツリーを作成して診断結果を出力するとともに、その推定原因を対処例検索部に入力される。この対処例検索部は、故障データベースから故障データが対処例登録部に入力され、対処例の知識データベースから推定原因に応じた対処例が出力される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
かかる従来技術による遠隔故障診断システムでは、前記したようにエキスパートシステムによる故障推論を行なっている。
エキスパートシステムは、コンピュータ上に一定の知識表現形式と知識を利用する推論機構を実現したシステムであるが、対処例の知識データベースを作成する作業は機械設備を良く判った経験者が必要で、時間と労力の掛かる作業である。また、ソフトウェアの改修がある度に、組込み知識データベースの修正検討が必要になる。
【0008】
この様に、エキスパートシステムの知識作りは大変であるという問題があった。また、現地のソフト修正後、機械は直ぐに稼動を始めるため、それに合わせたタイムリーな遠隔故障診断システムの修正も必要であるが、それに対応することは困難であるという問題があった。
【0009】
また、制御装置内のシーケンサソフトはツールさえあれば現地での改修が容易なため、コンピュータソフトウェアのようにソースコードで一元管理して、現地での修正を防ぐことが困難である。そのため、現地毎にソフトウェアが修正されて故障検出ロジックが変更されてしまう可能性があるが、現地毎のカスタマイズに対応した知識データベースを作成することは多大な労力と時間が必要であるという問題があった。
【0010】
一方、前記従来のシステムでは保守センタ側で故障推論結果が得られた段階で現地にのみ送信しているため、保守担当者は現地到着まで状況が判らず、事前検討ができない、また予想される必要な工具、部品、材料などを到着前に準備できない為、品物の手配準備に時間が掛かり復旧が遅れる問題があった。
【0011】
本発明は、かかる課題を解決するために、保守センタと離れた位置にある機械式駐車場、自動倉庫、クレーン設備、エレベータ設備、ロボット設備等のシーケンサにより制御される一又は複数の機械設備で故障が発生した際に、迅速な故障復旧を行なうことのできる遠隔故障診断システムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、シーケンサにより制御される機械装置を有する一つ又は複数の現地の機械設備と、遠隔地における保守センタを、公衆若しくは専用回線・コンピュータネットワーク等の通信網を介して結び、故障発生など必要に応じて接続して故障診断を行ない、該通信網により保守担当部門(保守担当者を含む)へ復旧支持を通知する機械設備における遠隔故障診断システムにおいて、
前記保守センタ内に、故障発生時における夫々の機械装置の故障解析に必要なシーケンサの入出力・内部情報(以下故障解析情報という)を保持する一又は複数の情報保持手段と、現地側の機械装置のシーケンサが故障を検出する条件を格納した故障発生条件データベース(以下DBという)と、
対応する現地側より送られてきた前記故障解析情報をもとに故障発生条件DBから一又は複数の故障原因を推論する原因推論装置と、該推論装置より求めた故障原因をもとに復旧指示DBから復旧指示データを作成する送信データ作成装置と、各現地側若しくは保守担当部門から保守センタへ前記故障解析情報を受信し、又保守センタより保守担当部門若しくは現地側に設けた情報表示端末装置にデータを送信する通信装置とを具備し、夫々の現地側の機械装置で故障が発生した際に、前記故障解析情報を、前記通信網及び通信装置を介して保守センタ側へ通知し、該センタ内の情報保持手段に保持した故障解析情報と故障発生条件DBから原因推論装置により故障原因を推定し、該推定した故障原因及び該故障原因に対応する復旧指示データを保守担当部門へ通知して迅速な故障復旧を実現させるとともに、
更に前記保守センタ内に、現地側の機械装置のシーケンサのロジックを解析して故障が発生する要因となる条件を解析するロジック解析装置を具備し、
前記ロジック解析装置が、現地側の機械装置のシーケンサに格納されているシーケンサソフトの保守センタで保管するバックアップソフトを基に現地側の前記シーケンサが故障を検出する要因の全ての組み合わせを求めて故障発生条件リストを生成し、該故障発生条件リストを前記故障発生条件DBに、格納することを特徴とするものである。
【0013】
ここにおいて、公衆若しくは専用回線における「公衆回線」とは、各家庭に有線により接続されている電話回線のみでなく、ISDNに代表されるデジタル回線、携帯電話、PHS、衛星電話などの通信会社が提供する通信回線を意味し、「コンピュータネットワーク」とは、インターネットやイントラネット等に代表されるコンピュータを利用した通信ネットワークを意味する。また、「通信手段」とは、現地、保守センタ、保守担当部門に設置された端末機器若しくは保守担当者が携帯的に所有する端末と、これら公衆回線・コンピュータネットワーク等を接続して双方向の通信をするのに必要な設備のことであり、モデム、DSU/TA、ハブ、ルータ等の装置を意味する。
【0014】
【0015】
かかる発明によれば、故障が発生した時に送られてくる、現地情報(実行動作種別・センサ状態・現在位置・発生設備名称・発生時刻など)と、保守センタ側で求めた故障発生条件を比較することで、故障発生となった条件が判り、故障原因のセンサ、内部条件が特定できる。現地シーケンサソフトから求めた条件を用いることから各現地毎の差異にも対応でき、且つ確実な診断が実現できる。
【0016】
また、故障発生状況と原因及び処置結果を記録した故障履歴DBを具備し、前記原因推論装置により診断した結果として複数の故障要因が選られた場合に、故障履歴DBを基に原因として発生確率の高い故障要因から順位付けをして復旧指示信号を出すことも本発明の有効な手段である。
【0017】
また、保守担当者を含む保守担当部門への復旧指示通信手段として、ポケベル、携帯電話、PHS、衛星通信、衛星電話等の移動体通信手段を利用して、移動中の保守担当者所有の携帯端末へ復旧指示情報を通知することも本発明の有効な手段である。
【0018】
また、現地側の夫々のシーケンサに格納されているシーケンサソフトを、通信網を利用して自動バックアップ装置を介して保守センタ側へバックアップを取る事も本発明の有効な手段である。
【0019】
また、現地機械設備のシーケンサ内に、故障解析に必要なシーケンサの入出力・内部情報を所定時間域の間保存するサイクルバッファ状の記憶装置を具備し、
該記憶装置に常時シーケンサの状態を書き込み、記憶領域が不足したら最も古い情報から捨て、最新の所定時間域の情報を保存するとともに、
対応する機械装置の故障発生により新しい情報の書込みを停止することで、故障発生直前の所定時間域の状態を保持することも本発明の有効な手段である。
この場合に現地の夫々の機械装置に、故障解析に必要なシーケンサの入出力・内部情報(以下故障解析情報という)を所定時間域の間保存するサイクルメモリを具備し、該故障解析情報をサイクルメモリに順次書き込まれ、常に最新のデータが所定時間域の間保存されるともに、対応する機械設備の故障発生により生成される故障信号により新しい情報の書込みを停止することで、故障発生直前の所定時間域の状態をサイクルメモリに保持する手段を具えるのがよい。
【0020】
尚、本発明の遠隔故障診断システムに用いる機械設備は、機械式駐車場、クレーン設備、自動倉庫、エレベータ設備、ロボット設備が例示されるが、これのみに限定されない。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載される構成部品の種類、回路構成、その相対配置、ハード及びソフト構成などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
【0022】
図1は本発明の第1の実施形態に係る機械設備における遠隔故障診断システムの全体ブロック構成図である。
本実施形態は、シーケンサ45により制御される機械装置46を有する一つ又は複数の現地の機械設備40(40a、40b…)と、遠隔地における保守センタ10を、公衆若しくは専用回線・コンピュータネットワーク等の通信網17を介して結び、故障発生など必要に応じて接続して故障診断を行ない、該通信網17により保守担当部門や又は巡回等をしている保守担当者30を直接呼び出して復旧指示を通知する機械設備における遠隔故障診断システムであって、
前記保守センタ10内に、データ管理装置12と、現地側の機械装置46のシーケンサ45が故障を検出する条件を格納した故障発生条件DB21と、対応する現地側より送られてきた現地情報をもとに故障発生条件DB21から一又は複数の故障原因を推論する原因推論装置13と、該推論装置13より求めた故障原因をもとに復旧指示DB22から復旧指示データとともに各種送信データを作成する送信データ作成装置14と、各現地側機械設備40若しくは保守担当部門又は巡回等をしている保守担当者30(以下保守担当部門等という)から保守センタ10へ前記故障発生情報その他の夫々の現地情報を受信し、又保守センタ10より保守担当部門等30若しくは現地側機械設備40に設けたプリンタやFAX等の情報表示端末装置42に前記故障発生情報及び復旧指示データを送信する通信装置11と、現地側の機械装置46のシーケンサ45のロジックを解析して故障が発生する要因となる条件を解析するロジック解析装置15と、故障発生状況と原因及び処置結果を記録した故障履歴DB23と、現地側機械装置46の夫々のシーケンサ45に格納されているシーケンサソフトを、通信網17を利用して保守センタ10側へ自動バックアップ装置50を介してバックアップを取るシーケンサソフト26の保存装置16を具えている。
【0023】
保守担当部門又は巡回等をしている保守担当者30は、パソコン、モバイルパソコン、キーボードを具えた携帯電話等の故障状況入力装置35と、プリンタ、FAX、OCR、液晶画面等の情報表示端末装置32と、これらの情報を保守センタ10や現地側機械設備40に送信し、又各現地側機械設備40若しくは保守センタ10からの故障解析情報を受信する通信装置31を具えたシステムを有する。尚、保守担当者は巡回中のことが多いために、ポケベル、携帯電話、PHS、衛星通信、衛星電話等の移動体通信装置を利用してシステムを構成し、移動中の保守担当者所有の携帯端末へ復旧指示情報を通知するように構成するのがよい。
【0024】
現地側の機械設備40は、制御盤内に組み込まれたシーケンサ45により制御される機械装置46を有し、前記制御盤にはシーケンサ45とともに、プリンタ、FAX、OCR、液晶画面等の情報表示端末装置42と、シーケンサ45等の情報を保守センタ10や保守担当部門等30に送信し、又保守センタ10からの復旧指示データその他の情報を受信する通信装置41を具えている。また、シーケンサ45の内部には、故障発生時における故障解析情報を保持する一又は複数の情報保持回路120を具えている。この場合、前記機械設備40は、機械式駐車場、クレーン設備、自動倉庫、エレベータ設備、ロボット設備が例示される。又図7に示す情報保持回路120は夫々のシーケンサ45内に設けても良い。
【0025】
尚、前記情報保持回路120の構成を図7に基づいて説明する。
本保持回路120は、前記シーケンサ45の内部に一又は複数設けられている。そして該保持回路120は、故障解析に必要なシーケンサの入出力・内部情報124をメモリ書込制御回路125よりの制御信号に基づいて、メモリ領域が無端状にロータリシフトするサイクルメモリ121に順次書き込まれるように構成され、該サイクルメモリ121は例えばA〜Oまでの複数のメモリ領域を有し、そこに新しいA-の情報が来た場合は、最も古いメモリ領域であるO領域に書き込まれる。
【0026】
かかるメモリ121によれば、該メモリ121に常時シーケンサ45の状態を書き込み、メモリ領域が不足したら最も古いメモリ情報から捨て、A〜Oのメモリ領域に常に最新の所定時間域の情報を保存することができる。
メモリ書込制御回路125は書き込み許可信号生成回路123よりの許可信号に基づいて書き込み制御がなされる。
書き込み許可信号は通信装置41を介して現地側機械設備40より得られるシーケンサ読み出しサイクル信号と故障信号の反転信号(言い換えれば故障でない状態の非故障信号)のアンドをとるアンドゲート122よりの出力信号に基づいて書き込み許可信号生成回路123にて生成される。
【0027】
即ち、通常の状態ではシーケンサ情報読み出し信号に基づいてメモリ書き込み制御回路125よりの制御信号により、故障解析に必要なシーケンサの入出力・内部情報124を、メモリ領域が無端状にロータリシフトするサイクルメモリ121に順次書き込まれ、常に最新のデータが所定時間域の間保存される。そして、対応する機械装置46の故障発生により故障信号が前記アンドゲート122に送信されると書き込み許可信号生成回路123より不許可の信号をメモリ書込制御回路125に送信し、新しい情報の書込みを停止することで、故障発生直前の所定時間域の状態をサイクルメモリ121に保持することができる。
【0028】
又、現地における機械装置46、シーケンサ45を除く各装置、及び保守センタ10における各装置、保守担当部門30に設置の各装置は、それぞれ単独の装置として構成することも、1台のコンピュータによって複数の装置を構成することも可能である。本実施形態では、それぞれを単独の装置として説明するが、発明をそれに限定するものではなく、単なる説明例にすぎない。
図1において、保守センタ10には、外部とデータを送受信する通信装置11があり、データ管理装置12は送られてきたデータを判別して適切な処理を行なう。受信情報が、故障発生情報であれば故障履歴DB23へ格納し、さらに故障原因推論装置13へ送り、診断を開始する。また、故障復旧情報であった場合は、復旧指示DB22、故障履歴DB23へ故障発生情報と関連付けて格納する。
【0029】
故障原因推論装置13は、現地機械設備40より送られた故障発生情報と故障発生条件DB21を基に故障原因を推論して、推論結果を送信データ作成装置14へ送り、推論して得られた故障原因に対応した復旧指示に関して復旧指示DB22より情報を取出し、現地機械設備40へ送信するデータを作成する。作成された復旧指示データは、データ管理装置12に送られ、故障履歴DB23の故障解析情報と関連付けて格納すると共に、通信装置11により保守担当部門30及び必要に応じて現地機械設備40へ送信するように構成されている。
図1では、現地機械設備40は一ヵ所しか詳細に記載していないが、従来例のごとく複数の現地(40a、40b、…)に対して同様に対応することができる。また、保守担当部門30に関しても一ヵ所しか詳細に記載していないが、現地毎又は複数の現地に対して一ヵ所、又は一現地に対して複数箇所在る各地の保守担当部門(30a、30b、…)への通知も可能である。
【0030】
以下故障発生から復旧完了までの、処理の流れを以下に説明する。
(a)故障発生
機械装置46でセンサ入力の異常、予期せぬ入力などの不具合が発生した場合、シーケンサソフトに組み込まれたロジックによって不具合が検出されると、シーケンサ45は故障として機械装置46を止めると共に、その時点のシーケンサ45の入力情報、出力情報をシーケンサ45内の情報保持回路120で保持する。
(b)故障通知
故障発生後、シーケンサ45は保持した入出力情報、実行していた処理動作を示す情報、現在の停止状態、停止位置等の故障解析に必要な情報をまとめ、通信装置41により保守センタ10へ、発生日時、現地名、設備名称と共にこれらの情報を通知する。
【0031】
(c)故障通知受信
保守センタ10で受信された故障発生情報は、故障履歴DB23に新規登録されると共に故障原因推論装置13へ送られる。
(d)故障解析
故障原因推論装置13では、送られてきた故障解析情報をもとに、
・現地名、故障発生設備、対応する故障部位に設定された故障番号等をキーとして故障発生条件DB21を検索して、該当故障が発生する全ての条件リストを得る。
・入出力情報、実行していた処理動作を示す情報、現在の停止状態、停止位置等の故障発生時の現地条件と、故障発生条件DB21から得た条件リストを比較し故障発生の原因となった要素を検出する。
・ここで、一つの条件に絞れない場合や複数要素に関わる場合には、故障履歴DB23を検索して過去の発生状況を調べ、再発の可能性を検討して、原因として可能性の高いものからリストアップする。
・故障履歴DB23では、破損等寿命に関する部材については、最近交換した履歴がある場合は再発の可能性を低く設定し、誤動作、誤操作等の要素に関しては再発の可能性を高く設定するなどの重み付けを行なっておく。
選られた故障原因リストは、送信データ作成装置14へ送られる。
【0032】
(e)復旧指示作成
送信データ作成装置14では、推定された故障原因に対した復旧方法を復旧指示DB22より求め、送信するデータを作成しデータ管理装置12へ送る。データ管理装置12は、故障発生情報と関連付けて復旧指示データを故障履歴DB23へ格納する。
(f)復旧指示通知
復旧指示データは通信装置11により該当する保守担当部門30及び必要に応じて現地機械設備40へ送信される。現地毎に、復旧指示通知を何処へ送信するかは、データ管理装置12に記憶されており、変更、追加は保守センタ10の担当者によって行なわれる。
【0033】
(g)復旧指示受信
復旧指示は保守担当部門30の通信装置31で受信され情報表示端末装置32へ表示される。また必要に応じて情報表示端末装置32から印刷する。保守担当者は表示された情報をもとに復旧対策の検討、必要と予想される部品、工具等の準備を行なうことができる。
(h)復旧作業
保守担当者は、復旧指示に従い復旧作業を行なう。原因項目が複数ある場合は記載事項に従い順次確認し復旧を行なう。復旧作業終了後、保守担当者は故障状況入力装置35により故障原因、処置方法などの故障復旧状況を入力し保守センタ10へ復旧したことを通知する。
【0034】
(i)後処理
現地機械設備40からの復旧報告を受けた保守センタ10では、データ管理装置12が故障履歴DB23へ故障発生情報と関連付けて復旧結果を保管する。この時、復旧指示にあったどの項目が原因であったかも確認し、その他の原因があった場合には新しい情報として故障履歴DB23に登録すると共に、その復旧方法は復旧指示DB22へ登録される。また、処置としてシーケンサソフト26の修正があった場合には、後述する自動バックアップ装置50を起動して保守センタ10内のシーケンサソフト26のバックアップを更新する。
以上の一連の流れにより、故障復旧が迅速かつ円滑に実施することができる。
【0035】
次に、故障診断に重要な故障発生条件DB21と、それを作成するロジック解析装置15に関して詳細に説明する。故障発生条件DB21は、シーケンサソフト26を基にロジック解析装置15により解析され作成されるものである。図2は解析の例を示す、シーケンサのラダー図であり、図3は解析結果の例を示す、故障発生条件リストである。これらの例は、ロジック解析装置15の機能を説明する為の例であって、対象とするシーケンサソフトの範囲を限定するものではない。
【0036】
図2に示すシーケンサソフトの概要を説明する。M100=onで開始条件異常を検出するロジックで、開始PB[X10]がonの時に、自動又は手動の開始条件が成り立っていない場合を開始条件異常[M100]として検出する。
自動は、自動SW[X20]:onで選択され、自動開始条件成立[M1]がoffの時に異常となる。手動は、手動SW[X21]:onで選択され、手動開始条件成立[M2]:offの時に異常となる。センサA[X1]とセンサB[X2]とスイッチC[X3]のAND条件が自動開始条件成立[M1]で、それぞれoff、on、offの場合が条件成立であり、一つでも異なるとM1:offとなり、条件が不成立となる。また、センサD[X4]と比較文(開始位置=現在位置)のAND条件が手動開始条件成立[M2]で、on&(開始位置=現在位置)の場合が条件成立で、どちらかが異なると不成立となる。ここで、M100がonとなる条件が『開始条件異常』発生の原因要素であり、図2のシーケンサソフトから全ての組み合わせを解析して求める。図3に示すリストが、図2の解析結果である。全部で5通りの組合わせが、結果として得られている。ON/OFFはその入力の状態を示し、“−”はその入力条件は無関係であることを示す。
【0037】
ロジック解析装置15の機能は、ここで説明したシーケンサソフトから故障条件リストを生成して故障発生条件DB21へ格納するものである。ここでは、説明の為に故障条件リストを図3に表形式で示したが、実際にはデータとして故障発生条件DB21内に格納される。
【0038】
次に、故障原因推論装置13で行なう故障解析の手法に関して説明する。例として、図2、図3で示されるシーケンサソフト、条件リストを用いる。
現地より以下の故障発生情報が通知されたものとする。
現地名称 : ABC工場 設備名:XYZ
故障名称 : 開始条件異常<故障番号:100>
運転条件 : 自動運転中
入出力状態 : 開始PB … ON 手動SW … OFF
自動SW … ON センサD … ON
センサA … OFF 開始位置 … 1200
センサB … OFF 現在位置 … 1230
スイッチC … OFF
【0039】
現地名称、設備名称から対象となるシーケンサソフトウェアを特定し、故障番号:100、「開始条件異常」をキーにして、故障発生条件DB21より故障発生条件を得る。ここでは説明の為の例として、図3に示す条件リストを使用する。
現地より送られてきた入出力状態と条件リストを比較すると、図3で2列目の発生条件が一致することが判る。この条件で、関連する入力は、開始PB、自動SW、センサBの3つであるが、現地からの情報より「自動運転中」であるので、自動SW:ONは原因でないと推定できる。
センサB:OFFは、例えば物が所定の位置に無いことを示しており、異常の原因として考えられる[原因1]。
また、開始PBは動作の起動スイッチであるので、運転員が準備が整わないうちに操作してしまった、操作ミスが原因として推定される[原因2]。
ここで、過去の発生状況を故障履歴DB23から求め、操作ミスが多い場合は[原因2]を第1候補として、また操作ミスがほとんど無い場合、センサBが原因であることが多い場合は[原因1]を第1候補として故障原因リストの作成を行なう。
以上が、故障原因推論装置13の機能の説明である。
【0040】
次に、保守センタ10で、シーケンサソフト保管装置16で保管しているシーケンサソフト26のバックアップ方法に関して説明する。
従来では、現地40でシーケンサソフトの修正を行なう現地保守員などが、現地でソフトを変更する度にバックアップを取り、フロッピーディスク等の記憶媒体に入れて送るか、コンピュータネットワークを利用して送信する、又はFAXで変更点を送るなどの手段により、保守センタ10に最新のシーケンサソフトの控えが残るようにする。
しかし、ソフトウェアの変更を行なう時は、往々にして現地保守担当者は不具合処置などお客様との対応に追われ、バックアップ処理は後回しになり、時として忘れてしまうことがある。
【0041】
その為に本実施形態では、自動バックアップ装置50を設置することにより現地保守担当者の手間をかけずにバックアップを取ることができる。図4に自動バックアップ装置50の説明図を示す。保守センタ10に設置された自動バックアップ装置50は、内部に本装置の制御を司るコントローラ51を持ち、現地とのデータやり取りの為に通信装置11と接続され、取込んだシーケンサソフトを保管する為にシーケンサソフト保管装置16へも接続されている。1週間毎、1ヶ月毎など定期的にバックアップする場合は、自動取込み間隔設定装置55によりタイマ装置56へ取込む間隔を設定しておく。設定は、現地機械設備40毎の指定でも、全現地機械設備40一括での指定でもよい。タイマ装置56は設定された所定の間隔でコントローラ51へ取込み指示を出す。コントローラ51は、現地リスト52を参照して現地の電話番号又はネットワーク接続に必要なアドレス名、アドレス番号を得て、通信装置11により該当現地へ接続してシーケンサソフト26を取込む。取込まれたシーケンサソフト26はシーケンサソフト保管装置16へ格納され、ロジック解析装置15に送られて故障発生条件DB21が更新される。
【0042】
また、現地40でのソフト修正が報告された場合には保守センタ10の担当者は、手動接続先選択装置53により該当現地・接続設備を選択し、手動起動スイッチ54でコントローラ51に対して取込み指示を出すことで、後は自動取込みと同様にして最新のシーケンサソフト26を取込むことができる。これにより、現地担当者が多忙であっても保守センタ10側からバックアップを取ることができ、また保守センタ10が知らないところでソフトの変更がなされても定期的にバックアップすることでバックアップ忘れを防ぐことができる。
【0043】
図5は、本発明の第2実施の形態に関するブロック構成図である。図1と同一部材は同一符号を用いる。第1の実施の形態との相違点は、本実施の形態では現地機械設備が比較的大規模であり、複数の機械設備とシーケンサで構成されておりそれらを統合して制御する制御用コンピュータ47が設置されている点である。通信網17を介して接続される、保守センタ10及び保守担当部門等30は図1に示す第1実施の形態と同様であるので本図では省略するが、図1と同様に接続されているものとする。
【0044】
図5に示す構成図では、各現地機械設備40で、複数ある機械装置46a〜46nがシーケンサ45a〜45nによりそれぞれ制御されており、各機械装置46a〜46n間で同時に動かす場合や、順番に受け渡しを行ない動作する場合に、制御用コンピュータ47からそれぞれのシーケンサ45a〜45nに対して指示が出るようなシステムである。このようなシステムは比較的大きな規模のシステムで、機械式駐車場設備や自動倉庫、クレーン設備、エレベータ設備、ロボット設備等はこの様な構成であることが多い。
制御用コンピュータ47は、故障発生したシーケンサ設備名称、故障発生したシーケンサからの故障発生情報と共に、現在コンピュータが出していた指示内容、他のシーケンサの運転状態を併せて故障通知として保守センタ10へ通知する機能を持つ。
【0045】
【発明の効果】
以上記載のごとく本発明によれば、各現地側機械設備内のシーケンサにより制御される機械装置において異常/故障が発生した場合に、保守センターへ故障の発生状況が自動的に通知され、故障原因が推定され、復旧の為に現地へ駆けつける保守担当者及び現地へ復旧指示を送信することにより迅速な復旧作業を行なうことのできるシステムを提供することができる。
また、現地機械設備が複数ある場合でも、複数現地への対応、複数保守担当者への対応を、一ヵ所の保守センタで行なうことができ省力化がはかれる。
また発明は、故障診断の基になる診断ロジックのルールを、現地毎のシーケンサソフトから生成する手法を提供しているので、現地のソフト変更によるルール変更が容易でタイムリーな変更を行うことができる。
【0046】
又請求項記載の発明によれば、過去の実績を基に原因として発生確率の高い故障要因から順位付けをして復旧指示データを出すので精度良い復旧が可能である。
更に請求項4記載の発明によれば、保守担当者の復旧指示通信手段として、ポケベル、携帯電話、PHS等を用いたために、移動中の保守担当者所有の携帯端末へ速やかに復旧指示情報を通知することができる。
また請求項5記載の発明では、通信手段を利用してバックアップを取る手法を提供しているので、人手を介さずにバックアップを取ることができ、現地の変更と同時に行なうことができる。
更に請求項6記載の発明によれば、常に故障発生直前の所定時間域のシーケンサの状態を記憶装置に保持することが出来、誤差のない精度良い故障診断が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る機械設備における遠隔故障診断システムの全体ブロック構成図である。
【図2】 図1の遠隔故障診断システムの自動解析の一例を示す、シーケンサのラダー図である。
【図3】 図1の遠隔故障診断システムの自動解析の例を示す、解析結果の条件リストである。
【図4】 図1の遠隔故障診断システムの保守センタ内に組み込まれた自動バックアップ装置の説明図である。
【図5】 本発明の第2の実施形態に係る機械設備における遠隔故障診断システムの全体ブロック構成図である。
【図6】 従来技術の遠隔故障診断システムの例を示す構成図である。
【図7】 保守センタ内のデータ管理装置若しくは現地機械設備のシーケンサに組み込まれた情報保持回路の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 保守センタ
11、31、41 通信装置
12 データ管理装置
13 故障原因推論装置
14 送信データ作成装置
15 ロジック解析装置
16 シーケンサソフト保管装置
17 通信網
18 電話回線
21 故障発生条件DB
22 復旧指示DB
23 故障履歴DB
26 シーケンサソフト
30 保守担当部門
32、42 情報表示端末装置
33 故障状況入力装置
40 現地
43 プリンタ又はFAX
45 シーケンサ
46 機械設備
47 制御用コンピュータ
50 自動バックアップ装置
51 コントローラ
52 現地リスト
53 手動接続先選択装置
54 手動起動スイッチ
55 自動取込み間隔設定装置
56 タイマ装置
61 故障診断エキスパートシステム
120 シーケンスデータ保持装置
121 サイクルメモリ

Claims (7)

  1. シーケンサにより制御される機械装置を有する一つ又は複数の現地の機械設備と、遠隔地における保守センタを、公衆若しくは専用回線・コンピュータネットワーク等の通信網を介して結び、故障発生など必要に応じて接続して故障診断を行ない、該通信網により保守担当部門(保守担当者を含む)へ復旧支持を通知する機械設備における遠隔故障診断システムにおいて、
    前記保守センタ内に、故障発生時における夫々の機械装置の故障解析に必要なシーケンサの入出力・内部情報(以下故障解析情報という)を保持する一又は複数の情報保持手段と、現地側の機械装置のシーケンサが故障を検出する条件を格納した故障発生条件データベース(以下DBという)と、
    対応する現地側より送られてきた前記故障解析情報をもとに故障発生条件DBから一又は複数の故障原因を推論する原因推論装置と、該推論装置より求めた故障原因をもとに復旧指示DBから復旧指示データを作成する送信データ作成装置と、各現地側若しくは保守担当部門から保守センタへ前記故障解析情報を受信し、又保守センタより保守担当部門若しくは現地側に設けた情報表示端末装置にデータを送信する通信装置とを具備し、夫々の現地側の機械装置で故障が発生した際に、前記故障解析情報を、前記通信網及び通信装置を介して保守センタ側へ通知し、該センタ内の情報保持手段に保持した故障解析情報と故障発生条件DBから原因推論装置により故障原因を推定し、該推定した故障原因及び該故障原因に対応する復旧指示データを保守担当部門へ通知して迅速な故障復旧を実現させるとともに、
    更に前記保守センタ内に、現地側の機械装置のシーケンサのロジックを解析して故障が発生する要因となる条件を解析するロジック解析装置を具備し、
    前記ロジック解析装置が、現地側の機械装置のシーケンサに格納されているシーケンサソフトの保守センタで保管するバックアップソフトを基に現地側の前記シーケンサが故障を検出する要因の全ての組み合わせを求めて故障発生条件リストを生成し、該故障発生条件リストを前記故障発生条件DBに、格納することを特徴とする遠隔故障診断システム。
  2. 現地の夫々の機械装置に、故障解析に必要なシーケンサの前記故障解析情報を所定時間域の間保存するサイクルメモリを具備し、該故障解析情報をサイクルメモリに順次書き込まれ、常に最新のデータが所定時間域の間保存されるともに、対応する機械設備の故障発生により生成される故障信号により新しい情報の書込みを停止することで、故障発生直前の所定時間域の状態をサイクルメモリに保持する手段を具えることを特徴とする請求項1記載の機械設備における遠隔故障診断システム。
  3. 故障発生状況と原因及び処置結果を記録した故障履歴DBを具備し、前記原因推論装置により診断した結果として複数の故障要因が選られた場合に、故障履歴DBを基に原因として発生確率の高い故障要因から順位付けをして復旧指示信号を出すことを特徴とする、請求項1記載の遠隔故障診断システム。
  4. 保守担当者を含む保守担当部門への復旧指示通信手段として、ポケベル、携帯電話、PHS、衛星通信、衛星電話等の移動体通信手段を利用して、移動中の保守担当者所有の携帯端末へ復旧指示情報を通知することを特徴とする請求項1若しくは2記載の遠隔故障診断システム。
  5. 現地側の夫々のシーケンサに格納されているシーケンサソフトを、通信網を利用して自動バックアップ装置を介して保守センタ側へバックアップを取ることを特徴とする請求項請求項1乃至4いずれか1記載の遠隔故障診断システム。
  6. 現地機械設備のシーケンサ内に、故障解析に必要なシーケンサの入出力・内部情報を所定時間域の間保存するサイクルバッファ状の記憶装置を具備し、
    該記憶装置に常時シーケンサの状態を書き込み、記憶領域が不足したら最も古い情報から捨て、最新の所定時間域の情報を保存するとともに、
    対応する機械装置の故障発生により新しい情報の書込みを停止することで、故障発生直前の所定時間域の状態を保持することを特徴とする請求項請求項1乃至5いずれか1記載の遠隔故障診断システム。
  7. 請求項1乃至6いずれか1記載の遠隔故障診断システムに用いる機械設備が、機械式駐車場、クレーン設備、自動倉庫、エレベータ設備、ロボット設備であることを特徴とする遠隔故障診断システム。
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