JP2024068846A - エレベーター情報表示システム及びエレベーター情報提供方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】エレベーターの故障時に復旧作業の進捗状況を日時と共にビルの管理者等に提供する。【解決手段】本発明は、エレベーター3の復旧作業を行う技術員が保有する端末装置21、及びエレベーター3を管理する顧客が保有する端末装置11との間で情報の送受信を行う情報提供装置6を備える。情報提供装置6は、端末装置21から入力されたエレベーター3の復旧作業状況に関する点検開始実績、点検終了実績、修理開始実績、修理終了実績のデータ情報を日時と共に登録するデータ記憶部70と、データ記憶部70に登録されたデータ情報を基に端末装置11に表示させる画面を生成する復旧作業状況画面生成部64と、を備える。端末装置11には、エレベーター3の復旧作業の進捗状況を日時と共に表示させるようにした。【選択図】図6
Description
本発明は、エレベーター情報表示システム及びエレベーター情報提供方法に関する。
エレベーターが故障した場合、専門技術者による機器の故障原因の調査を行い、部品交換等の原因に対する復旧作業を実施、正常に運行するための点検作業を行い、安全な運転が実施可能なことが確認された場合にエレベーターの運転が再開される。これらエレベーターの故障発生時の停止要因、故障原因、および復旧作業の進捗状況をビルの管理者等の端末に表示する技術が特許文献1に提案されている。
地震等により運転を停止したエレベーターは、専門技術者による点検作業を実施し、安全な運転が実施可能なことが確認された場合は、運転の再開が可能である。しかしながら、エレベーターを構成する機器が故障し、部品交換が必要と判断した場合は、交換部品を入手後に後日改めて継続の復旧作業を行う必要があり、この復旧作業が完了するまで、エレベーターが長時間稼働停止状態となることがあった。このような場合に、エレベーターのビル管理者等の顧客への復旧情報の連絡間隔が長くなり、顧客の満足を得られない等の不都合があった。
本発明の目的は、エレベーターの故障時に復旧作業の進捗状況を日時と共にビルの管理者等に提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、エレベーターの稼働停止状況に関する情報を表示可能なエレベーター情報表示システムであって、前記エレベーターの復旧作業を行う技術員が保有する技術員用端末装置、及び前記エレベーターを管理する顧客が保有する顧客用端末装置との間で情報の送受信を行う情報提供装置を備え、前記情報提供装置は、前記技術員用端末装置から入力された前記エレベーターの復旧作業状況に関する点検開始実績、点検終了実績、修理開始実績、修理終了実績のデータ情報を日時と共に登録するデータ記憶部と、前記データ記憶部に登録されたデータ情報を基に前記顧客用端末装置に表示させる画面を生成する復旧作業状況画面生成部と、を備え、前記顧客用端末装置には、前記エレベーターの復旧作業の進捗状況を日時と共に表示させることを特徴とする。
本発明によれば、エレベーターの故障時に復旧作業の進捗状況を日時と共にビルの管理者等に提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。なお、同一の要素については、全ての図において、原則として同一の符号を付している。また、同一の機能を有する部分については、説明を省略する。なお、以下に説明する構成はあくまで実施例に過ぎず、本発明に係る実施様態が、以下の具体的様態に限定されることを意図する趣旨ではない。
図1は、本発明の実施例に係るエレベーター情報表示システムの全体構成を示す概略図である。
ビルを管理、または所有する顧客1は、自身が管理するビルのエレベーター3の稼働状況や、地震発生による地震管制運転への切替による停止や故障発生時の復旧作業状況を確認するための端末装置11(顧客用端末装置)を所有している。端末装置11には、情報を表示する表示部12を備えている。
エレベーターの保守点検や故障時の修理を行う専門技術を有する技術員2は、エレベーターの点検作業や故障修理作業の作業実績の入力と部品の在庫状況の検索や手配等を行う端末装置21(技術員用端末装置)を所有している。端末装置21は、作業情報を入力する作業情報入力部22と、情報を表示する表示部23を備えて構成される。
顧客1が管理するビルには、エレベーター3と、エレベーター3の運転を制御するエレベーター制御装置4と、エレベーター3の稼働状態を監視する監視装置5が設置されている。監視装置5は、エレベーター3の稼働状態を監視する稼働状態監視部51と、地震発生後等に自動で運転診断を行い通常運転が可能であるかを判断する自動診断部52と、前述の運転診断後に通常運転が可能と判断された場合に自動復旧運転状態に移行させる制御を行う運転制御部53と、エレベーター3の故障を検出する故障検出部54と、監視センターの情報提供装置6に対してエレベーター3の稼働状態情報のデータを公衆回線N1を介して送信する通信部55で構成される。
また、監視センター内の情報提供装置6には、エレベーター3の稼働状態情報や故障情報のデータを公衆回線N1を介して受信する通信部61と、稼働状態情報や故障情報を取得し、データ記憶部のデータベースに登録可能な形式に変換し、稼働状態情報データベース72や故障情報データベース76に登録する処理を行う稼働状態・故障情報取得部62と、地震等の災害や故障発生時に、技術員2に復旧作業依頼情報を登録し、電子メール等の手段で依頼する作業依頼処理部63と、エレベーター3の復旧作業を行う技術員2が点検作業や修理作業の実績情報の入力、及び部品の在庫状況検索や部品手配するための操作画面を生成する作業情報入力画面生成部66と、顧客1が操作する端末装置11に表示する復旧作業状況画面を生成するための復旧作業状況画面生成部64と、交換部品の在庫情報や復旧作業の予定情報を部品情報データベース74と作業計画情報データベース75から検索を行い、端末装置11の表示部12に表示させる部品在庫・作業計画情報検索部65にて各機能を構成している。
データ記憶部70は、エレベーター3の復旧作業の作業実績情報が記憶されている復旧作業情報データベース71と、エレベーター3の稼働状態情報が記憶されている稼働状態情報データベース72と、エレベーター3の部品の在庫情報や部品の手配情報が記憶されている部品情報データベース74と、エレベーター3の保守点検作業や修理作業を行う技術員2の作業スケジュールと作業予定内容等が記憶されている作業計画情報データベース75と、稼働状態・故障情報取得部62で取得したエレベーター3の故障情報が記憶されている故障情報データベース76で構成される。
次に地震等の災害やエレベーターを構成する機器の故障が発生し、ビルの管理者等の顧客1が管理するビルのエレベーター3の稼働状態や復旧作業状況を端末装置11に表示する場合の処理の流れについて添付図面を参照して説明する。
例えば当該ビルの地域に地震が発生した場合、エレベーター3に備えられた地震感知器(不図示)が地震の揺れを感知し、エレベーター3はエレベーター制御装置4の制御に基づいて地震管制運転に切り替えられる。
エレベーター3の運転状態には、通常運転状態、地震管制運転状態、自動復旧運転状態等がある。通常運転状態は、エレベーター3が正常に運転できている状態である。地震管制運転状態は、エレベーター3の運転が休止している状態である。自動復旧運転状態は、地震管制運転状態のエレベーター3に対して監視装置5の自動診断部52による診断が行われた結果、通常運転が可能であると判定されて、エレベーター3の運転が再開された状態である。
自動復旧運転状態で運転しているエレベーター3は、技術員2による点検を要する状態ではあるが、技術員2による点検終了後の本復旧状態では、通常稼働状態と同様に通常運転が可能である。なお、本実施例ではエレベーター3が技術員2による点検を要する状態は、故障情報として取り扱うこととする。
運転制御部53は、エレベーター3の運転を制御する。例えば、運転制御部53は、稼働状態監視部51による監視の内容や監視センターからの指示に基づいて、エレベーター3の稼働状態を遷移させる。具体的には、運転制御部53は、自動診断部52によって通常運転が可能であると診断されたエレベーター3の稼働状態を自動復旧運転状態に移行させる制御等を行う。そして、監視装置5は、通信部55から公衆通信回線N1を介して、監視センターの情報提供装置6にエレベーター3の稼働状態を示す情報を送信する。
また、エレベーター機器の故障の場合は、監視装置5の故障検出部54にて故障を検知し、通信部55から公衆通信回線N1介して、監視センターの情報提供装置6にエレベーター3の故障情報と稼働状態を示す情報を送信する。
監視センターの情報提供装置6では、エレベーター3の監視装置5から送信されるエレベーター3の稼働状態情報や故障情報を通信部61にて受信後、稼働状態・故障情報取得部62にてデータベースのテーブル様式に合わせた形式に変換し、データ記憶部70の稼働状態情報データベース72、あるいは故障情報データベース76に登録する。
次に本実施例に関連する稼働状態データベース72のテーブル構成の一例について図8を用いて説明する。図8は、稼働状態データベース72のテーブル構成の一例を示す図である。
稼働状態データベース72は、No.601、エレベーターID602、稼働状態603、日時604の各フィールドで構成される。No.601には、エレベーター毎に通し番号が付与されている。各レコードにデータが格納された時間が新しいものであるほど大きな番号が割り振られている。また、エレベーターID602には、エレベーターの固有の識別情報を表す半角の英数字で構成されるID情報が格納される。稼働状態603には、エレベーター3の稼働状態名が格納される。日時604には、エレベーター3の稼働状態が変化した日時を格納する。
まず、エレベーター3の稼働状態が通常運転である場合は、611で示す稼働状態「通常運転」のレコードが登録される。次に地震発生後、エレベーター3の稼働状態を受信、あるいは取得する処理を実行中の場合、612で示す「状態確認中」のレコードが登録される。また、地震発生後、地震管制運転により、運転休止となった場合は、613で示す「地震管制(休止)」のレコードが登録される。地震後に地震管制運転により休止となったエレベーター3の場合は、監視装置5の自動診断部52によって自動診断が行われたタイミングで、614に示す「自動診断」のレコードが登録される。そして、自動診断部52の自動診断結果に基づき自動復旧運転が可能となった場合は、運転制御部53により、エレベーター3の自動復旧が行われたタイミングで615に示す「自動復旧」のレコードが登録される。その後、技術員2が現地のエレベーター3の地震復旧作業を実施し、動作確認のための点検作業が完了した場合は、616で示す通常運転のレコードを登録する。また、技術員2が地震復旧作業を実施し、エレベーター3を構成する機器に故障が見つかり、エレベーター3の運転が正常に出来ないと判断した場合は、継続の故障復旧作業が完了するまでエレベーター3の運転を停止状態とする。その場合、617で示す「運転停止」のレコードが稼働状態情報データベース72に登録される。
次に復旧作業情報データベース71のテーブル構成の一例について説明する。図9は、復旧作業情報データベース71のテーブル構成の一例を示す図である。
復旧作業情報データベース71は、エレベーターID701、復旧作業管理ID702、復旧進捗状態No.703、復旧状態名704、日時705の各項目で構成される。各々のレコードには、前述の稼働状態情報データベース72のテーブルと同様にエレベーターID701には、エレベーター3の固有の識別情報を表すID情報、702には、復旧作業の内容を識別するための管理ID、703には、復旧作業の進捗状態を表す復旧進捗状態No.と共に復旧状態名、登録した日時が格納される。
まず、地震による管制運転(運転休止)や自動復旧後の点検作業、および故障の対応作業を技術員2に依頼する場合は、エレベーター3の稼働状態情報や故障情報を監視センターに設置された端末の画面(不図示)から確認し、オペレーターが復旧作業依頼(点検作業依頼)を作業依頼処理部63から登録する。その場合、復旧進捗状態No.703フィールドに「1」、復旧状態名704フィールドに「作業依頼」、日時705フィールドにその時の登録日時が設定されて、図9の711の例で示すレコードを登録する。そして、そのタイミングで技術員2の端末装置21にビル名や住所、該当エレベーターの情報を電子メール等で通知し、出動要請を行う。これらの出動要請については、技術員2に電話で行ってもよい。
次に技術員2が復旧作業出動要請(点検作業出動要請)を受け、事務所や現在作業している作業現場を出発する場合に端末装置21の作業情報入力部22から出発情報(作業情報)を入力する。技術員2は、所持する端末装置21を使用して作業情報を入力する。端末装置21には作業情報入力画面生成部66で生成さえた作業情報入力部22が表示され、作業情報入力部22から入力された出発情報は監視センターに送信され、復旧作業情報データベース71に出発実績が登録される。復旧作業情報データベース71には、復旧進捗状態No.703フィールドに「2」、復旧状態名704フィールドに「出発実績」、日時705フィールドに出発時刻を設定し、712の例で示すレコード(データ情報)が登録される。
次に技術員2が作業現場であるビルに到着し、復旧作業を開始するタイミング作業実績を登録することで、復旧進捗状態No.703フィールドに「3」、復旧状態名704フィールドに「点検開始実績」、日時705フィールドに点検作業の開始時刻を設定し、図9の713の例で示すレコード(データ情報)を登録する。
次に復旧作業が終了した場合は、復旧進捗状態No.703フィールドに「4」、復旧状態名704フィールドに「点検終了実績」、日時705フィールドに点検作業の終了時刻を設定し、図9の714の例で示すレコード(データ情報)を登録する。この時点で復旧作業が終了し、エレベーターの稼働が正常であることを確認し、顧客1への作業終了報告が完了した場合は、復旧進捗状態No.703フィールドに「10」、復旧状態名704フィールドに「作業完了」、日時705フィールドに復旧作業の完了時刻を設定し、図9の720の例で示すレコード(データ情報)を登録する。
また、地震等の災害の復旧作業実施時や故障復旧作業において、エレベーター3の機器に不具合や破損が見つかり、部品交換を行わなければならない場合、部品交換を含め修理作業を実施する必要がある。その場合は、技術員2の端末装置21から交換部品の在庫状況を確認し、該当部品の手配を行う。そして、部品手配が完了した時点で、復旧進捗状態No.703フィールドに「5」、復旧状態名704フィールドに「部品手配完了」、日時705フィールドに復旧作業の手配完了時刻を設定し、図9の715の例で示すレコード(データ情報)を登録する。なお、手配完了状態については、全ての交換部品が揃わなくとも該当レコードを作成し、手配した全ての部品が揃った場合に復旧状態名704フィールドに「部品入荷完了」、日時705フィールドに復旧作業の手配完了時刻を設定し、図9の716の例で示すレコード(データ情報)を登録する。
また、技術員2が継続の復旧修理作業を行うために事務所等を出発する時に、復旧進捗状態No.703フィールドに「7」、復旧状態名704フィールドに「出発実績」、日時705フィールドに復旧修理作業の出発時刻を設定し、図9の717の例で示すレコード(データ情報)を登録する。
現地のビルに再び到着し、復旧修理作業開始時に復旧進捗状態No.703フィールドに「8」、復旧状態名704フィールドに「修理開始実績」、日時705フィールドに復旧修理作業の開始時刻を設定し、図9の718の例で示すレコード(データ情報)を登録する。
同様に修理作業終了時に復旧進捗状態No.703フィールドに「9」、復旧状態名704フィールドに「修理終了実績」、日時705フィールドに復旧修理作業の終了時刻を設定し、図9の719の例で示すレコード(データ情報)を登録する。
これらの修理作業が完了し、顧客1への作業終了報告を行った後に復旧進捗状態No.703フィールドに「10」、復旧状態名704フィールドに「作業完了」、日時705フィールドに復旧作業の完了時刻を設定し、図9の720の例で示すレコード(データ情報)を登録する。
次にビルの管理者等の顧客1が使用する端末装置11について説明する。本実施例は、地震等の広域災害やエレベーターの故障が発生した場合、端末装置11の表示部12から管理するビルのエレベーター3の稼働状況やエレベーター3の復旧状況を確認することができる。図2は、顧客1が管理するエレベーター3の復旧状況を検索する画面の一例を示す図である。
端末装置11に備えられた表示部12の表示エリア101には、管理するエレベーター3が地震により停止し、復旧対応作業実施中の台数(7台)と、エレベーター3が故障し、復旧対応作業実施中台数(3台)をそれぞれ表示する。
また、表示部12には、検索部102が表示される。検索部102には、顧客1が所有しているエレベーター3の情報を情報提供装置6のエレベーター情報データベース73より取得し、ビル名、住所、対応状況等についてキーワードを入力して絞り込む絞り込みボタン103が備えられ、この絞り込みボタン103を選択することで、絞り込み検索が可能となっている。
さらに、表示部12には、顧客1への連絡事項がある場合に通知するお知らせボタン104が備えられ、このお知らせボタン104を選択すると、図3の画面に遷移する。
図3は、図2から遷移し、顧客1への連絡事項の一覧を表示部12に表示する画面の一例を示す図である。
お知らせボタン104への通知表示は、図5の401、図6の501で示す復旧作業進捗表示欄の進捗状態の更新があった場合や図7で示す交換部品一覧511の在庫状況や作業予定日欄514などの内容の更新があった場合に通知する。図5~図7の説明については後述する。
表示部12の表示エリア201には顧客への通知として、詳細内容が表示されている。本実施例では、表示エリア201にエレベーター3の機器に故障があり、部品交換が必要な旨が表示されている。さらに表示エリア201には部品交換、復旧作業の予定等について詳細を確認するよう促している。
本画面では、連絡事項の内容を確認し、さらに詳細を確認する場合に201を選択すること図7の画面に遷移する。
図2にて絞り込んだ検索を行った結果について図4を用いて説明する。図4は、表示部12に表示するエレベーター3の稼働状況一覧の一例を示す図である。
情報提供装置6の復旧作業状況画面生成部64は、稼働状態情報データベース72からエレベーター3の稼働状態情報を取得して表示データを生成後、端末装置11に送信して端末装置11の表示部12にデータを表示する。例えば、エレベーター3が地震管制運転(休止)となった場合、該当エレベーターの最新のレコードには、図8の613で示すレコードの稼働状態603フィールドに「地震管制(休止)」が記録され、図4の304の稼働状態表示欄に示す「地震停止対応中」を表示する。
次に技術員2によるエレベーター3の地震の復旧点検作業が終了し、正常運転状態となった場合、該当エレベーターの最新のレコードには、図8の616で示すレコードの稼働状態603フィールドに「通常運転」が記録され、図4の303の稼働状態表示欄に示す「正常運転中」を表示する。
また、地震管制運転(休止)による停止以外でエレベーターの稼働が停止している場合は、該当エレベーターのレコードには、図8の617で示すレコードの稼働状態603フィールドに「運転停止」が記録され、図4の305の稼働状態表示欄に示す「稼働停止中」を表示する。
また、エレベーター3が故障等により稼働停止中で、技術員2が復旧対応を行う作業依頼を監視センターからの作業依頼を受け、最寄り事務所等から出発した場合は、図9に示す712の作業依頼レコード作成された時点で307に示す「故障復旧対応中」を表示する。
また、表示部12に、図4の画面の301で示す「稼働停止中」で、なお且つ307で示した「故障復旧対応中」が表示されている場合、および304で示した「地震停止対応中」、306で示す「自動復旧運転中」の場合は、図4の当該エレベーター欄を選択することで、復旧作業の進捗情報を図5、または図6の画面で示す作業進捗を確認することが出来る。
次に地震が発生した場合を例に具体的な手順にて図5と図6を用いて説明する。図5及び図6は、表示部12に表示するエレベーター3の復旧作業状況の一例を示す図である。
地震が発生し、エレベーター3の稼働状態が地震管制運転(休止)と自動復旧運転状態の場合は、技術員2による復旧点検作業が必要なため、情報提供装置6の作業依頼処理部63は技術員2が所有する端末装置21に対してエレベーター3の復旧作業依頼を電子メール等で送信する。技術員2が所持する端末装置21は、作業依頼処理部63からの依頼内容を受信する。技術員2は、端末装置21の表示部23から、受信した電子メールで現場名や住所、依頼内容等を確認する。
技術員2が現地へ移動を開始した時と、該当エレベーターの復旧点検作業を開始した時と、復旧点検作業が終了した時と、復旧作業が完了した時に、技術員2が端末装置21の作業情報入力部22より作業内容や日時等の作業実績情報を入力すると、監視センターに情報が送信され、情報提供装置6のデータ記憶部70に備えられた復旧作業情報データベース71に該当のレコードが登録される。
このような状況の場合、顧客1が端末装置11を操作することにより、表示部12に復旧作業状況画面生成部64で生成された図4の画面を表示させ、管理するエレベーターの現在の稼働状況の一覧を確認することが出来る。また、そこから復旧作業の進捗状況を確認する場合は、該当のエレベーターを選択することで、図5の画面に遷移する。
図5に示すように表示部12には、情報提供装置6の復旧作業情報データベース71より取得したデータ情報を基に復旧作業状況画面作成部64で作成された復旧作業の進捗状況受付402、移動中403、点検中404、復旧完了405の順番に色彩若しくは濃淡を変えて表示し、受付日時と技術員2が登録した作業実績が日時と共に復旧状況表示欄401に表示される。図5に示す例では、地震停止対応中のエレベーター3の003号機が、現在点検中であることを把握することができる。
また、前述の点検作業で部品交換が必要な故障が見つかった場合には、交換部品が揃った時点で再度該当の現場に出向き修理復旧作業を行わなければならない。加えて、顧客1等よりエレベーター故障の連絡が有り、修理の依頼を受けた場合についても同様である。その場合においても、技術員2がエレベーター3の機器の状態を確認し、部品交換による修理作業が必要と判断した場合は、技術員2が端末装置21を使用し、技術員2が倉庫に保管されている交換部品の在庫検索結果を基に部品手配を行う。技術員2の端末装置21で入力された部品の手配情報は、情報提供装置6の部品情報テータベース74に登録される。なお、部品手配の入力は、現場で実施するのでは無く、技術員2が勤務する事務所にて実施するようにしてもよい。
図10は、部品情報データベース74の部品手配テーブル構成の一例を示す図である。部品手配テーブル800は、エレベーターID801、復旧作業管理ID802、部品No803、手配数804、手配済数805の各フィールドで構成される。
また、図11は、部品情報データベース74の部品マスターテーブルの一例を示す図である。部品マスターは、部品No.901、部品名902、在庫数903、入庫予定数904、入庫予定日905、入庫数906、入庫日907の各フィールドで構成される。
図10の部品手配テーブル800は、技術員2が端末装置21の作業情報入力部22から登録したエレベーター3の部品手配情報が格納され、エレベーターID801と復旧作業管理ID802については、図9の復旧作業データベース71に示す復旧作業対応中の該当エレベーターのエレベーターID701、復旧作業管理ID702と同一の値が格納される。
また、修理に必要な交換部品の部品No.の値が部品No. 803のフィールド、部品の手配数804が手配数フィールドにそれぞれ格納される。また、手配済数805フィールドには、部品マスターの同一部品No.を検索し、部品手配数以上の在庫がある場合で実際に部品を手配した数を格納される。また、前述で示した通り交換部品を手配したタイミングで図9の715に示す部品手配完了のレコードが登録される。これにより、顧客1の端末装置11の表示部12には、図6の501で示す「部品手配中」と手配日時が表示される。次に部品手配していた、全ての交換部品が必要数以上入荷した場合、情報提供装置6の部品在庫情報・作業計画情報検索部65にて定期的にチェックを行い、図9の716に部品入荷完了を示すレコードが登録される。これにより、端末装置11の表示部12には、図6の502で示す「部品入荷済」と登録日時が表示される。
図12は、作業計画情報データベース75のテーブルデータの一例を示す図である。本テーブルは、エレベーターID911、号機912、顧客ID913、作業日914、作業時間915、作業内容1(916)~作業内容N(917)、作業者1(918)、作業者2(919)の各フィールドで構成される。ここでの作業者は、作業を行う技術員を意図している。例えば、故障したエレベーター3のエレベーターIDが‘T00001-01’、号機が‘001’、顧客1の顧客IDが‘000001’で、復旧作業を2022/9/20の13:00~15:00に、‘作業者A’と‘作業者B’で作業を行う場合、920の例で示すレコードの値が格納される。
技術員2の該当作業計画情報を作成し、復旧修理の作業日に前の現場や事務所等から出発するタイミングで図9の717に示す出発実績のレコードが登録される。これにより、端末装置11の表示部12には、図6の503で示す「移動中」と出発日時が表示される。
引き続き、復旧修理作業を開始するタイミングで図9の718に示す修理開始実績のレコードが登録される。これにより、端末装置11の表示部12には、図6の504で示す「修理作業中」と開始日時が表示される。
また、エレベーター復旧修理作業を終了したタイミングで図9の719に示す修理終了実績のレコードが登録される。そして、エレベーター復旧修理作業を終了後、顧客1等に作業終了を報告したタイミングで図9の720に示す作業完了のレコードが登録される。そして、端末装置11の表示部12には、図6の505で示す「復旧完了」と、下部に完了日時が表示される。
次に顧客1が管理するエレベーターの検索画面(図3)から遷移、あるいはエレベーターの復旧状況画面(図6)から下部へスクロールした場合に表示し、交換部品の在庫状況や入荷状況、次の作業予定日を表示する画面を図7の例を用いて説明する。
図7は、表示部12に表示する復旧作業に必要な交換部品の一例を示す図である。図7には、交換部品一覧表示エリア511には、技術員2が手配した復旧作業に必要な交換部品一覧が表示され、交換部品名や型式、在庫状況、入荷状況を把握することが可能である。対象となる交換部品は、情報提供装置6の部品在庫・作業計画情報検索部65にて部品情報データベース74に登録された部品手配テーブル800を検索する。
例えば、図10の811で示すように交換部品の手配が済みの場合は、手配数804と手配済数805が等しいため、図7の在庫状況512の欄には「〇」を表示する。
図10の812で示すように手配数804より実際の手配済数805が少ない場合は、在庫状況512の欄には「×」を表示する。図7の在庫状況512が「×」の場合も、図11に示す部品情報データベース74の部品マスターテーブルの入庫予定日905フィールドより、入庫予定日情報を取得し、図7の入荷状況欄513に入荷予定を表示することで、在庫が無い交換部品の入荷状況についても把握が可能である。
また、次回の復旧作業予定日についても、部品在庫・作業計画情報検索部65が図12に示す作業計画情報データベース75を検索する。例えば、エレベーター3のエレベーターIDが‘T00001-01’の場合は、最新の作業日である920で示すレコードを抽出し、図7の作業予定日欄514に次回の復旧作業の予定日の情報を表示する。
本実施例によれば、顧客1は、端末装置11を使用して、管理するエレベーター毎の最新の稼働状態と復旧進捗状況、復旧作業に必要な部品の在庫状況をほぼ同時に確認することが出来る。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成を置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…顧客、2…技術員、3…エレベーター、4…エレベーター制御装置、5…監視装置、6…情報提供装置、11…端末装置(顧客用端末装置)、12…表示部、21…端末装置(技術員用端末装置)、22…作業情報入力部、23…表示部、51…稼働状態監視部、52…自動診断部、53…運転制御部、54…故障検出部、55…通信部、61…通信部、62…稼働状態・故障情報取得部、63…作業依頼処理部、64…復旧作業状況画面生成部、65…部品在庫・作業計画情報検索部、66…作業情報入力画面生成部、70…データ記憶部、71…復旧作業情報データベース、72…稼働状態情報データベース、73…エレベーター情報データベース、74…部品情報データベース、75…作業計画情報データベース、76…故障情報データベース、N1…公衆通信回線
Claims (6)
- エレベーターの稼働停止状況に関する情報を表示可能なエレベーター情報表示システムであって、
前記エレベーターの復旧作業を行う技術員が保有する技術員用端末装置、及び前記エレベーターを管理する顧客が保有する顧客用端末装置との間で情報の送受信を行う情報提供装置を備え、
前記情報提供装置は、前記技術員用端末装置から入力された前記エレベーターの復旧作業状況に関する点検開始実績、点検終了実績、修理開始実績、修理終了実績のデータ情報を日時と共に登録するデータ記憶部と、前記データ記憶部に登録されたデータ情報を基に前記顧客用端末装置に表示させる画面を生成する復旧作業状況画面生成部と、を備え、
前記顧客用端末装置には、前記エレベーターの復旧作業の進捗状況を日時と共に表示させることを特徴とするエレベーター情報表示システム。 - 請求項1において、
前記データ記憶部には、交換部品の部品手配完了、部品入荷完了のデータ情報を日時と共に登録することを特徴とするエレベーター情報表示システム。 - 請求項2において、
前記データ記憶部には、交換部品の在庫数、入庫予定数、入庫数、入庫日を登録することを特徴とするエレベーター情報表示システム。 - 請求項2において、
前記情報提供装置は、前記データ記憶部に登録された部品の在庫状況、入荷状況を検索し、前記顧客用端末装置に表示させる部品在庫・作業計画情報検索部を備えたことを特徴とするエレベーター情報表示システム。 - 請求項1において、
前記情報提供装置は、前記技術員用端末装置に対して前記エレベーターの復旧作業依頼する作業依頼処理部を備えたことを特徴とするエレベーター情報表示システム。 - エレベーターを管理する顧客が保有する顧客用端末装置に情報提供を行うエレベーター情報提供方法であって、
前記顧客用端末装置には、前記エレベーターの復旧作業を行う技術員が保有する技術員用端末装置から入力された前記エレベーターの復旧作業状況に関する点検開始実績、点検終了実績、修理開始実績、修理終了実績のデータ情報を日時と共に登録されたデータ情報に基づいて、前記エレベーターの復旧作業の進捗状況を日時と共に表示させて情報を提供すること特徴とするエレベーター情報提供方法。
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