JP4224014B2 - 錠装置および建具 - Google Patents

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Description

本発明は、錠装置および建具に関し、詳しくは、クレセント錠と錠受けとを備えた錠装置、および室内外一対の障子のうちの室内側障子の召合せ框に設けられたクレセント錠と室外側障子の召合せ框に設けられた錠受けとを備えた建具に関する。
従来、引違い窓や片引き窓等を施錠するための錠装置として召合せ框に設けられるクレセント錠および錠受けが一般的である。このクレセント錠は、通常、室内側障子の召合せ框に回動可能に設けられた鎌錠が、室外側障子の召合せ框に設けられた錠受けに係合して施錠できるようになっている。このようなクレセント錠において、錠受けが係合可能な位置にない状態で施錠操作をしてしまう空掛けを防止する機構が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されたクレセント錠では、室外側障子に向かって突出しかつ突出方向に付勢されたトリガと、このトリガおよび鎌錠に係合可能な回動キーとが設けられ、トリガが突出したままでは回動キーにより鎌錠の回動操作が規制されることで、空掛けが防止できるようになっている。そして、室内外の障子が閉じられて錠受けが係合可能な位置にある場合には、トリガが室外側召合せ框に当接して室内方向に没入し、これに連動して回動キーが回動することで、規制が外れて鎌錠を施錠方向に操作できるようになっている。
特開2003−27811号公報
しかしながら、従来のクレセント錠は、トリガが突出した状態における鎌錠が回動キーで回動規制され、施錠操作できないことにより空掛け状態であることを利用者に知らせるものであるため、施錠状態なのか空掛け状態なのかが瞬時に判断できず、利便性の点で問題がある。すなわち、空掛け状態および既に施錠された状態のいずれであっても、それ以上に鎌錠を施錠操作することができないため、利用者は障子を押し引きするなどして確認した上で、空掛け状態であれば再度施錠操作をやり直す必要があり、操作性の点で不便である。
本発明の目的は、空掛け状態であることが利用者から判別しやすく操作性を向上させることができる錠装置および建具を提供することにある。
本発明の錠装置は、クレセント錠と、このクレセント錠が係合する錠受けとを備えた錠装置であって、前記クレセント錠は、台座と、この台座に回動自在に軸支された鎌錠と、この鎌錠に連結された操作部材と、これらの鎌錠または操作部材を解錠方向に付勢する付勢手段と、前記操作部材に連動して前記錠受けの位置を検知する検知部材と、を備えて構成され、前記操作部材は、前記台座に支持され、この操作部材の操作に伴って前記鎌錠が施錠状態と解錠状態との間を回動移動され、前記検知部材は、前記台座の内部に支持され、この検知部材には、前記錠受けに向かって前記台座から突出する方向に付勢された検知部と、前記操作部材の移動を規制する規制部とが設けられ、前記操作部材には、前記検知部材の規制部に係止される被規制部が設けられ、前記錠受けが係合可能位置にない状態で前記操作部材を操作した場合には、前記検知部材の検知部が前記台座から所定量だけ突出することで、前記操作部材の被規制部が前記規制部に係止されて当該操作部材の移動が規制され、前記錠受けが係合可能位置にある状態で前記操作部材を操作した場合には、前記検知部材の検知部が前記錠受けに当接して前記所定量まで突出しないことで、前記操作部材の被規制部が前記規制部に係止されず、当該操作部材の操作が継続されて前記鎌錠が施錠状態まで回動可能に構成されていることを特徴とする。
以上の錠装置によれば、錠受けが係合可能位置にない状態で施錠操作をしてしまっても、検知部材により操作部材の移動が規制されるので、空掛けを防止することができる。この際、検知部材の検知部が所定量だけ突出するまで操作部材を操作することで、錠受けが係合可能位置にないことが検知されるとともに、この検知した位置で操作を中止すれば、付勢手段の付勢力により操作部材および鎌錠が解錠状態に戻されるため、空掛け状態であることを利用者が容易に判別できる。一方、錠受けが係合可能位置にあれば、鎌錠が錠受けに係合して施錠することができるとともに、この施錠した状態では、それ以上操作部材を施錠方向に移動させることができないことから、施錠状態であることが判別できる。従って、空掛け状態および既に施錠された状態のいずれであるかが利用者から判別しやすく、操作性を向上させることができる。
そして、操作部材の操作に連動して検知部材が台座から突出することで、従来のクレセント錠のように常にトリガを突出させておく必要がなく、余計な出っ張りのない錠装置を構成することができる。
この際、本発明の錠装置では、前記操作部材は、前記台座にスライド移動自在に支持され、この操作部材には、当該操作部材のスライド方向に交差して長く形成された長孔が設けられ、前記鎌錠における回動軸から偏心した位置には、前記操作部材の長孔に挿入される連結ピンが設けられており、前記操作部材のスライド操作に伴い、前記長孔に前記連結ピンが案内されて前記鎌錠が回動されることが好ましい。
このような構成によれば、長孔と連結ピンとで操作部材と鎌錠とを連結したことで、操作部材のスライド操作に伴って鎌錠が回動する機構を簡単かつ安価に構成することができる。
さらに、本発明の錠装置では、前記操作部材には、室内側から操作可能に設けられたつまみ部と、このつまみ部に連動してスライドする連動部とが設けられ、この連動部に形成された凹溝から前記被規制部が構成され、前記検知部材は、前記台座に回動自在に軸支されるとともに、この軸支位置を挟んで一方側に前記検知部が形成され、他方側に形成された係止ピンから前記規制部が構成され、前記検知部が前記台座から所定量だけ突出することで前記係止ピンと前記凹溝とが嵌合されることが好ましい。
ここで、操作部材のつまみ部と連動部とは、一体に形成されていてもよく、また別体からなるものを連結して形成されていてもよい。
このような構成によれば、操作部材の操作に連動して回動した検知部材の係止ピンと、操作部材の凹溝とが嵌合することで、操作部材の移動を確実に規制して空掛けを防止することができる。
一方、本発明の建具は、少なくとも一方が開閉可能に設けられた室内外一対の障子と、これら一対の障子のうちの室内側障子の召合せ框に設けられたクレセント錠と、このクレセント錠が係合可能に室外側障子の召合せ框に設けられた錠受けとを備えた建具であって、前記クレセント錠は、前記室内側の召合せ框に固定される台座と、この台座に回動自在に軸支された鎌錠と、この鎌錠に連結された操作部材と、これらの鎌錠または操作部材を解錠方向に付勢する付勢手段と、前記操作部材に連動して前記障子の閉鎖状態および非閉鎖状態を検知する検知部材と、を備えて構成され、前記操作部材は、前記台座に支持され、この操作部材の操作に伴って前記鎌錠が施錠状態と解錠状態との間を回動移動され、前記検知部材は、前記台座の内部に支持され、この検知部材には、前記室外側障子に向かって前記台座から突出する方向に付勢された検知部と、前記操作部材の移動を規制する規制部とが設けられ、前記操作部材には、前記検知部材の規制部に係止される被規制部が設けられ、前記障子の非閉鎖状態で前記操作部材を操作した場合には、前記検知部材の検知部が前記台座から所定量だけ突出することで、前記操作部材の被規制部が前記規制部に係止されて当該操作部材の移動が規制され、前記障子の閉鎖状態で前記操作部材を操作した場合には、前記検知部材の検知部が前記錠受けまたは前記室外側の召合せ框に当接して前記所定量まで突出しないことで、前記操作部材の被規制部が前記規制部に係止されず、当該操作部材の操作が継続されて前記鎌錠が施錠状態まで回動可能に構成されていることを特徴とする。
以上の建具によれば、前述の錠装置と同様に、空掛け状態および既に施錠された状態のいずれであるかが利用者から判別しやすく、施錠操作性を向上させることができる。
この際、本発明の建具としては、引違い窓や片引き窓、上げ下げ窓等の引違い形式のサッシ窓が好適である。
また、本発明の建具では、前記操作部材には、室内側から操作可能に設けられたつまみ部と、このつまみ部に連動してスライドする連動部とが設けられ、この連動部に形成された凹溝から前記被規制部が構成され、前記検知部材は、前記台座に回動自在に軸支されるとともに、この軸支位置を挟んで一方側に前記検知部が形成され、他方側に形成された係止ピンから前記規制部が構成され、前記検知部が前記台座から所定量だけ突出することで前記係止ピンと前記凹溝とが嵌合されることが好ましい。
このような構成によれば、前述の錠装置と同様に、係止ピンと凹溝とが嵌合することで、操作部材の移動を確実に規制して空掛けを防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る建具である引違い窓1の一部を示す横断面図である。図2は、引違い窓1に設けられた錠装置10を示す分解斜視図である。図3(A)〜(D)および図4(A)〜(C)は、それぞれ錠装置10の施錠時の動作を示す側面図および断面図である。図5(A)〜(C)は、錠装置10の空掛け時の動作を示す断面図である。
図1、2において、引違い窓1は、図示しない窓枠内部に開閉自在に支持された室内外一対の障子2,3を有して構成されている。障子2,3は、上下左右の框を四周框組みした内部に、ガラスパネル4を嵌め込んで構成されており、召合せ部の縦框(召合せ框)5,6が見込み方向に重なって閉じるようになっている。そして、障子2,3は、室内側障子2の召合せ框5に固定されたクレセント錠11と、室外側障子3の召合せ框6に固定された錠受け12とで構成された錠装置10によって施錠されるようになっている。
クレセント錠11は、室内側障子2の召合せ框5に固定される台座13と、この台座13に回動自在に軸支された鎌錠14と、この鎌錠14に連結された操作部材15と、この操作部材15に連動して錠受けの位置を検知する検知部材16とを有して構成されている。また、台座13には、カバー部材17が係合されており、このカバー部材17に覆われて鎌錠14が室内側から見えないようになっている。そして、操作部材15は、室内側から操作可能に設けられたつまみ部15Aと、このつまみ部15Aに連動して台座13の内側で上下にスライドする連動部15Bとを有して構成されるとともに、付勢手段であるコイルばね18によって下方(解錠方向)に付勢されている。また、検知部材16は、台座13に回動自在に軸支され、ねじりコイルばね16Aによって室外側障子3(錠受け12)に向かって突出する方向に付勢されている。
台座13は、召合せ框5に向かって開口された全体略箱形に形成され、召合せ框5に対向する面に形成されて鎌錠14を軸支するための軸受け孔131と、召合せ框5側に突出して検知部材16を軸支するための軸支ピン132と、室外側障子3側に形成された突出開口133とを有している。
鎌錠14は、板状の鎌錠本体141と、略円弧状に形成されて錠受け12に係合する係合部142とを有し、ピン14A(回動軸)により台座13に軸支されている。そして、鎌錠本体141には、ピン14Aが挿通される挿通孔143と、この挿通孔143から偏心して台座13の反対側に突出した連結ピン144とが設けられている。
操作部材15のつまみ部15Aは、室内側に露出したつまみ本体151と、このつまみ本体151から室外側に向かって突出した2つの突起部152,153とを有して形成されている。そして、一方の突起部152には、操作部材15のスライド方向に交差して長く(室内外方向に長く)形成され、鎌錠14の連結ピン144を挿通させる長孔154が形成されている。また、他方の突起部153は、連動部15Bに嵌合され、これによりつまみ部15Aと連動部15Bとが一体でスライドできるようになっている。
連動部15Bは、連動部本体155と、この連動部本体155の上端部から室外側に突出して検知部材16の係止ピン164(後述)を案内する案内部156と、この案内部156の下側基端部において室内側に凹んだ凹溝157とを有して形成されている。そして、連動部15Bの上端面と台座13との間にコイルばね18が配設されている。
検知部材16は、板状の検知部材本体161と、この検知部材本体161に設けられて台座13の軸支ピン132が挿通される挿通孔162と、この挿通孔162の上側(一方側)に室外側に突出して形成された突出部163と、挿通孔162を挟んで突出部163の他方側に形成された係止ピン164とを有して構成されている。検知部材16の突出部163は、台座13の突出開口133を通して室外側に向かって出没自在になっており、錠受け12に当接可能に構成されている。また、突出部163が錠受け12に当接する位置以上に検知部材16が回動した場合には、検知部材16の係止ピン164は、操作部材15の凹溝157に嵌合するようになっている。すなわち、検知部材16の突出部163によって検知部が構成され、係止ピン164によって係止部が構成され、操作部材15の凹溝157によって被係止部が構成されている。
次に、錠装置10の動作について、図3〜図5も参照して説明する。
ここで、錠装置10における施錠操作とは、クレセント錠11の鎌錠14が解錠状態にあり係合部142が錠受け12に係合していない状態から、操作部材15のつまみ本体151を上方に操作して鎌錠14を施錠方向に回動させる操作である。
また、錠装置10における解錠操作とは、クレセント錠11の鎌錠14が施錠状態にあり係合部142が錠受け12に係合した状態から、操作部材15のつまみ本体151を下方に操作して鎌錠14を解錠方向に回動させる操作である。
先ず、図3、4に示すように、錠受け12が係合可能位置にある状態、すなわち室内外の障子2,3が閉じている閉鎖状態で、操作部材15のつまみ本体151を上方にスライドさせた場合には、図3に示すように、操作部材15の長孔154に鎌錠14の連結ピン144が案内され、これにより鎌錠14が回動し、係合部142が錠受け12に係合して施錠される。この際、図4に示すように、操作部材15の連動部15Bがコイルばね18の付勢力に抗して上方に移動されることで、案内部156に沿って係止ピン164が移動することで、ねじりコイルばね16Aに付勢された検知部材16が回動し、突出部163が台座13の突出開口133から室外側に向かって突出する。この突出した突出部163が錠受け12に当接して検知部材16の回動が規制され、係止ピン164と凹溝157とが嵌合することなく操作部材15のスライド操作が継続されるようになっている。
一方、図5に示すように、錠受け12が係合可能位置にない状態、すなわち室内外の障子2,3が閉じていない非閉鎖状態で、操作部材15のつまみ本体151を上方にスライドさせた場合には、突出した突出部163が錠受け12に当接しないため、この当接位置を超えて検知部材16が回動し、係止ピン164が凹溝157に嵌合することで、操作部材15の移動が規制されるようになっている。従って、移動が規制された位置以上に操作部材15を操作することができず、空掛け状態であることが利用者から判別できるようになっている。そして、操作部材15のつまみ本体151から指や手を離せば、コイルばね18の付勢力によって操作部材15が下方に移動されて鎌錠14が解錠方向に向かって回動され、自動的に解錠状態に戻される。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)すなわち、障子2,3が閉じていない非閉鎖状態で施錠操作をしてしまっても、検知部材16により操作部材15の移動が規制されるので、空掛けを防止することができる。この際、検知部材16の突出部163が錠受け12との当接位置を超える位置まで操作部材15をスライド操作することで、錠受け12が係合可能位置にないことが検知されるとともに、この検知した位置で操作を中止すれば、コイルばね18の付勢力により自動的に操作部材15および鎌錠14が解錠状態に戻されるため、空掛け状態であることが利用者から容易に判別できる。
(2)一方、障子2,3が閉じていれば、鎌錠14が錠受け12に係合して施錠することができるとともに、この施錠した状態では、それ以上操作部材15を上方にスライドさせることができないことから、施錠状態であることが判別できる。従って、空掛け状態および既に施錠された状態のいずれの状態であるかが利用者から判別しやすく、操作性を向上させることができる。
(3)さらに、操作部材15のスライド操作に連動して回動した検知部材16の係止ピン164と、操作部材15の凹溝157とが嵌合することで、操作部材15のスライド移動を確実に規制して空掛けを防止することができる。
(4)また、操作部材15のスライド操作に連動して検知部材16の突出部163が室外側に突出することで、従来のクレセント錠のように常にトリガを突出させておく必要がなく、余計な出っ張りのない錠装置10を構成することができる。
(5)また、長孔154と連結ピン144とで操作部材15と鎌錠14とを連結したことで、操作部材15のスライド操作に伴って鎌錠14が回動する機構を簡単かつ安価に構成することができる。
なお、本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記各実施形態においては、引違い窓1に錠装置10を設けた例を示したが、本発明の建具はこのような引違い窓1に限られず、片引き窓や上げ下げ窓等であってもよい。また、錠装置は、引き違い形式の窓や戸以外にも適用可能であり、例えば、開き窓や縦辷り出し窓等のスイングタイプの窓や戸に設けてもよく、さらに窓や戸以外の開閉部材の施錠に本発明の錠装置を用いてもよい。
また、前記実施形態では、操作部材15のつまみ本体151を上方にスライドさせて施錠操作を行うように錠装置10を構成したが、これに限らず、クレセント錠11を上下反転させて取り付けて操作部材15を下方にスライドさせて施錠操作を行うようにしてもよく、また操作部材を左右にスライドさせて施錠操作を行うようにしてもよい。
また、前記実施形態では、鎌錠14の回動方向と検知部材16の回動方向とが同一に構成されていたが、これに限らず、鎌錠と検知部材とが互いに逆方向に回動するように構成してもよく、互いの回動軸が交差するように構成してもよい。
また、検知部材16の突出部163は、錠受け12に当接するものに限らず、室外側障子3の召合せ框6に当接するように構成されていてもよく、また検知用の被当接部を室外側障子3に設けておき、この被当接部に突出部163が当接するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、台座13に回動自在に支持された検知部材16を用いたが、検知部材としては、室外側障子3(錠受け12)に向かって出没する方向に進退移動自在に支持されたものでもよい。この際、検知部材には、前記実施形態と同様の検知ピンを設け、操作部材には、検知ピンを案内する傾斜を有した長孔を設けておき、操作部材のスライド操作に伴って検知部材が進退移動するように構成すればよい。そして、操作部材の長孔の途中に係止ピンと係合する係合溝等を形成し、錠受けが係合可能位置にない場合に係合溝と係止ピンとが係合するようにしておけば、前記実施形態と同様に、操作部材のスライド移動を規制して、空掛け防止機構が構成できる。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明の実施形態に係る建具の一部を示す横断面図である。 前記建具に設けられた錠装置を示す分解斜視図である。 (A)〜(D)は、前記錠装置の施錠時の動作を示す側面図である。 (A)〜(C)は、前記錠装置の施錠時の動作を示す断面図である。 (A)〜(C)は、前記錠装置の空掛け時の動作を示す断面図である。
符号の説明
1…建具である引違い窓、2,3…障子、5,6…召合せ框、10…錠装置、11…クレセント錠、12…錠受け、13…台座、14…鎌錠、15…操作部材、15A…つまみ部、15B…連動部、16…検知部材、18…付勢部材であるコイルばね、144…連結ピン、154…長孔、157…被規制部である凹溝、163…検知部である突出部、164…規制部である係止ピン。

Claims (5)

  1. クレセント錠と、このクレセント錠が係合する錠受けとを備えた錠装置であって、
    前記クレセント錠は、台座と、この台座に回動自在に軸支された鎌錠と、この鎌錠に連結された操作部材と、これらの鎌錠または操作部材を解錠方向に付勢する付勢手段と、前記操作部材に連動して前記錠受けの位置を検知する検知部材と、を備えて構成され、
    前記操作部材は、前記台座に支持され、この操作部材の操作に伴って前記鎌錠が施錠状態と解錠状態との間を回動移動され、
    前記検知部材は、前記台座の内部に支持され、この検知部材には、前記錠受けに向かって前記台座から突出する方向に付勢された検知部と、前記操作部材の移動を規制する規制部とが設けられ、前記操作部材には、前記検知部材の規制部に係止される被規制部が設けられ、
    前記錠受けが係合可能位置にない状態で前記操作部材を操作した場合には、前記検知部材の検知部が前記台座から所定量だけ突出することで、前記操作部材の被規制部が前記規制部に係止されて当該操作部材の移動が規制され、
    前記錠受けが係合可能位置にある状態で前記操作部材を操作した場合には、前記検知部材の検知部が前記錠受けに当接して前記所定量まで突出しないことで、前記操作部材の被規制部が前記規制部に係止されず、当該操作部材の操作が継続されて前記鎌錠が施錠状態まで回動可能に構成されている錠装置。
  2. 前記操作部材は、前記台座にスライド移動自在に支持され、この操作部材には、当該操作部材のスライド方向に交差して長く形成された長孔が設けられ、前記鎌錠における回動軸から偏心した位置には、前記操作部材の長孔に挿入される連結ピンが設けられており、
    前記操作部材のスライド操作に伴い、前記長孔に前記連結ピンが案内されて前記鎌錠が回動される請求項1に記載の錠装置。
  3. 前記操作部材には、室内側から操作可能に設けられたつまみ部と、このつまみ部に連動してスライドする連動部とが設けられ、この連動部に形成された凹溝から前記被規制部が構成され、
    前記検知部材は、前記台座に回動自在に軸支されるとともに、この軸支位置を挟んで一方側に前記検知部が形成され、他方側に形成された係止ピンから前記規制部が構成され、前記検知部が前記台座から所定量だけ突出することで前記係止ピンと前記凹溝とが嵌合される請求項1または請求項2に記載の錠装置。
  4. 少なくとも一方が開閉可能に設けられた室内外一対の障子と、これら一対の障子のうちの室内側障子の召合せ框に設けられたクレセント錠と、このクレセント錠が係合可能に室外側障子の召合せ框に設けられた錠受けとを備えた建具であって、
    前記クレセント錠は、前記室内側の召合せ框に固定される台座と、この台座に回動自在に軸支された鎌錠と、この鎌錠に連結された操作部材と、これらの鎌錠または操作部材を解錠方向に付勢する付勢手段と、前記操作部材に連動して前記障子の閉鎖状態および非閉鎖状態を検知する検知部材と、を備えて構成され、
    前記操作部材は、前記台座に支持され、この操作部材の操作に伴って前記鎌錠が施錠状態と解錠状態との間を回動移動され、
    前記検知部材は、前記台座の内部に支持され、この検知部材には、前記室外側障子に向かって前記台座から突出する方向に付勢された検知部と、前記操作部材の移動を規制する規制部とが設けられ、前記操作部材には、前記検知部材の規制部に係止される被規制部が設けられ、
    前記障子の非閉鎖状態で前記操作部材を操作した場合には、前記検知部材の検知部が前記台座から所定量だけ突出することで、前記操作部材の被規制部が前記規制部に係止されて当該操作部材の移動が規制され、
    前記障子の閉鎖状態で前記操作部材を操作した場合には、前記検知部材の検知部が前記錠受けまたは前記室外側の召合せ框に当接して前記所定量まで突出しないことで、前記操作部材の被規制部が前記規制部に係止されず、当該操作部材の操作が継続されて前記鎌錠が施錠状態まで回動可能に構成されている建具。
  5. 前記操作部材には、室内側から操作可能に設けられたつまみ部と、このつまみ部に連動してスライドする連動部とが設けられ、この連動部に形成された凹溝から前記被規制部が構成され、
    前記検知部材は、前記台座に回動自在に軸支されるとともに、この軸支位置を挟んで一方側に前記検知部が形成され、他方側に形成された係止ピンから前記規制部が構成され、前記検知部が前記台座から所定量だけ突出することで前記係止ピンと前記凹溝とが嵌合される請求項4に記載の建具。
JP2004324183A 2004-11-08 2004-11-08 錠装置および建具 Active JP4224014B2 (ja)

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