JP4220851B2 - 電圧変換装置および電圧変換装置における電圧変換の制御をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体 - Google Patents

電圧変換装置および電圧変換装置における電圧変換の制御をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電圧変換装置および電圧変換装置における電圧変換の制御をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、環境に配慮した自動車としてハイブリッド自動車(Hybrid Vehicle)が大きな注目を集めている。そして、ハイブリッド自動車は、一部、実用化されている。
【0003】
このハイブリッド自動車は、従来のエンジンに加え、直流電源とインバータとインバータによって駆動されるモータとを動力源とする自動車である。つまり、エンジンを駆動することにより動力源を得るとともに、直流電源からの直流電圧をインバータによって交流電圧に変換し、その変換した交流電圧によりモータを回転することによって動力源を得るものである。
【0004】
このようなハイブリッド自動車においては、直流電源からの直流電圧を昇圧コンバータによって昇圧し、その昇圧した直流電圧がモータを駆動するインバータに供給されるようにすることも検討されている(特許文献1)。
【0005】
そして、昇圧コンバータは、インバータの電源ラインとアースラインとの間に直列に接続された2つのNPNトランジスタと、一方端が2つのNPNトランジスタの中間点に接続され、他方端が電源の電源ラインに接続されたリアクトルとからなる。
【0006】
昇圧コンバータは、電源ライン側に接続されたNPNトランジスタ(上アーム)と、アースライン側に接続されたNPNトランジスタ(下アーム)とを所定のデューティー比でオン/オフすることにより電源からの直流電圧を昇圧してインバータへ供給し、インバータからの直流電圧を降圧して電源へ供給する。
【0007】
そして、昇圧コンバータを構成する上アームおよび下アームは、電源ラインとアースラインとの間に直列に接続されているため、上アームおよび下アームを同時にオンすることを防止する必要がある。そのため、上アームおよび下アームをスイッチング制御する制御信号には、上アームおよび下アームが同時にオンされるのを防止するためのデッドタイムが設けられている。
【0008】
図7は、上アームおよび下アームを制御する制御信号のタイミングチャートである。図7を参照して、上アームおよび下アームは、各制御周期Tにおいて、所定のデューティー比でオン/オフされる。そして、下アームがタイミングt1までオンされ、上アームがタイミングt1までオフされた後、タイミングt1で上アームをオンし、下アームをオフすると、上アームおよび下アームが同時にオンされる虞があるため、タイミングt1で下アームをオフし、その後、一定のデッドタイムを経過したタイミングt2で上アームをオンするようにしている。
【0009】
【特許文献1】
特開平8−214592号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、昇圧コンバータの電圧指令値が電源電圧に非常に近い場合、上アームのオンデューティー(上アームがオンされている期間を意味する)が、たとえば、0.98と非常に大きくなる。そうすると、この0.98のオンデューティーは、デッドタイムにより侵食されるため、上アームをオンすべき期間を確保することができない。
【0011】
図8は、上アームのオンデューティーおよび電圧のタイミングチャートである。図8を参照して、タイミングt0で電源電圧Vbからの昇圧動作が開始されたとすると、電圧指令値は、電源電圧Vbから上昇し始める。しかし、タイミングt0からタイミングt1までの間、電圧指令値は、電源電圧Vbに非常に近いため、電圧指令値に基づいて演算された上アームのオンデューティーは、上アームのデッドタイムによって侵食され、本来のオンデューティーを確保できない。その結果、上アームのオンデューティーが、たとえば、1.0〜0.95の範囲ではリニアに制御されず、振動する(図8の(b)参照)。そうすると、昇圧コンバータの出力電圧も振動する(図8の(a)参照)。
【0012】
そして、電圧指令値に基づいて演算された上アームのオンデューティーが、たとえば、0.95に到達すると、オンデューティーは、デッドタイムによって侵食されず、リニアに制御できるようになる。
【0013】
このように、電圧指令値が電源電圧Vbに非常に近い領域では、上アームのオンデューティーがデッドタイムによって侵食され、昇圧コンバータの出力電圧が振動し、電源からの直流電流も振動する。その結果、電源を破損する可能性がある。
【0014】
そこで、この発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、出力電圧の振動を抑制可能な電圧変換装置を提供することである。
【0015】
また、この発明の別の目的は、出力電圧の振動を抑制可能な電圧変換の制御をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
この発明によれば、電圧変換装置は、モータを駆動するインバータへの入力電圧を可変する電圧変換装置であって、電圧変換器と、制御装置とを備える。電圧変換器は、電源とインバータとの間で電圧変換を行なう。制御装置は、電圧変換の電圧指令値が電源電圧以上であり、かつ、所定電圧以下のとき、デューティーを固定して電圧変換器を制御する。
【0017】
好ましくは、所定電圧は、電圧変換器のデッドタイムに基づいて決定される。
好ましくは、制御装置は、電圧変換器の出力電圧を降下制御しているとき、電圧指令値が電源電圧以上、かつ、所定電圧以下に到達すると、デューティーを固定する。
【0018】
好ましくは、電圧変換器は、インバータへの入力電圧をリニアに可変する。
また、この発明によれば、電圧変換装置は、モータを駆動するインバータへの入力電圧を可変する電圧変換装置であって、電圧変換器と、制御装置とを備える。電圧変換器は、第1のオンデューティーでオンされる上アームと、1から第1のオンデューティーを減算した第2のオンデューティーでオンされる下アームとを含み、上アームおよび下アームのスイッチング動作により電源とインバータとの間で電圧変換を行なう。制御装置は、電圧変換器の電圧変換における電圧指令値に基づいて演算された第1のオンデューティーが上アームおよび下アームのデッドタイムの影響を受けるとき、第1のオンデューティーをデッドタイムの影響を除去した好適なオンデューティーに固定して上アームおよび下アームをスイッチング制御する。
【0019】
好ましくは、制御装置は、電圧指令値に基づいて演算された第1のオンデューティーが最大有効オンデューティーよりも大きく、かつ、上アームを制御周期長にわたってオンし続ける最長オンデューティーよりも小さいとき、第1のオンデューティーを好適なオンデューティーに固定して上アームおよび下アームをスイッチング制御する。そして、最大有効オンデューティーは、制御周期長からデッドタイムを減算した実効制御周期長を制御周期長で除算した値である。
【0020】
好ましくは、好適なオンデューティーは、最大有効オンデューティーまたは最長オンデューティーである。
【0021】
好ましくは、電圧変換器は、インバータへの入力電圧をリニアに可変する。
さらに、この発明によれば、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体は、電圧変換装置における電圧変換の制御をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
【0022】
電圧変換装置は、第1のオンデューティーでオンされる上アームと、1から第1のオンデューティーを減算した第2のオンデューティーでオンされる下アームとを含み、上アームおよび下アームのスイッチング動作により電源と負荷との間で電圧変換を行なう電圧変換器を備える。
【0023】
プログラムは、電圧変換の電圧指令値に基づいて第1のオンデューティーを演算する第1のステップと、演算された第1のオンデューティーが上アームおよび下アームのデッドタイムの影響を受けるか否かを判定する第2のステップと、第1のオンデューティーがデッドタイムの影響を受けると判定されたとき、第1のオンデューティーを好適なオンデューティーに固定して上アームおよび下アームをスイッチング制御する第3のステップとをコンピュータに実行させる。
【0024】
好ましくは、第2のステップは、デッドタイムを用いて最大有効オンデューティーを演算する第1のサブステップと、演算された第1のオンデューティーが最大有効オンデューティーよりも大きく、かつ、上アームを制御周期長にわたってオンし続ける最長オンデューティーよりも小さいか否かを判定する第2のサブステップと、第1のオンデューティーが最大有効オンデューティーよりも大きく、かつ、最長オンデューティーよりも小さいとき、第1のオンデューティーがデッドタイムの影響を受けると判定する第3のサブステップと、第1のオンデューティーが最大有効オンデューティー以下、または最長オンデューティーであるとき、第1のオンデューティーがデッドタイムの影響を受けないと判定する第4のサブステップとを含む。そして、最大有効オンデューティーは、制御周期長からデッドタイムを減算した実効制御周期長を制御周期長で除算した値である。
【0025】
好ましくは、第3のステップは、第1のオンデューティーを最大有効オンデューティーまたは最長オンデューティーに固定して上アームおよび下アームをスイッチング制御する。
【0026】
この発明による電圧変換装置においては、電圧変換の電圧指令値が電源電圧以上、かつ、所定電圧以下であるとき、昇圧制御のデューティーが固定される。
【0027】
また、この発明による電圧変換装置においては、電圧変換の電圧指令値に基づいて演算された上アームのオンデューティーが上アームおよび下アームのデッドタイムの影響を受けるとき、上アームのオンデューティーをデッドタイムの影響を除去した好適なオンデューティーに固定して上アームおよび下アームがスイッチング制御される。
【0028】
したがって、この発明によれば、電圧変換器の出力電圧および電源からの直流電流の振動を抑制できる。その結果、電源が破損するのを防止できる。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
【0030】
図1を参照して、この発明の実施の形態におけるモータ駆動装置100は、直流電源Bと、電圧センサー10,20と、システムリレーSR1,SR2と、コンデンサ11,13と、昇圧コンバータ12と、インバータ14,31と、電流センサー24,28と、制御装置30とを備える。
【0031】
モータジェネレータMG1は、たとえば、ハイブリッド自動車に搭載される。そして、モータジェネレータMG1は、ハイブリッド自動車のエンジン(図示せず)に接続され、エンジンにて駆動される発電機の機能を持つとともに、エンジンに対して電動機として動作し、たとえば、エンジン始動を行ない得るモータである。モータジェネレータMG1の発電トルクを調整することでエンジンを効率の良い運転状態に保つような制御を行なうことでハイブリッド自動車の燃費や排気ガスを良好なものにすることができる。
【0032】
また、モータジェネレータMG2は、たとえば、ハイブリッド自動車に搭載される。そして、モータジェネレータMG2は、ハイブリッド自動車の駆動輪を駆動するためのトルクを発生するための駆動モータである。また、自動車の減速時などで駆動輪の回転によってモータジェネレータMG2が回転される場合には、モータジェネレータMG2は発電機として機能し得る(いわゆる回生発電の機能)。
【0033】
昇圧コンバータ12は、リアクトルL1と、NPNトランジスタQ1,Q2と、ダイオードD1,D2とを含む。リアクトルL1の一方端は直流電源Bの電源ラインに接続され、他方端はNPNトランジスタQ1とNPNトランジスタQ2との中間点、すなわち、NPNトランジスタQ1のエミッタとNPNトランジスタQ2のコレクタとの間に接続される。NPNトランジスタQ1,Q2は、電源ラインとアースラインとの間に直列に接続される。そして、NPNトランジスタQ1のコレクタは電源ラインに接続され、NPNトランジスタQ2のエミッタはアースラインに接続される。また、各NPNトランジスタQ1,Q2のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD1,D2が接続されている。
【0034】
インバータ14は、U相アーム15と、V相アーム16と、W相アーム17とから成る。U相アーム15、V相アーム16、およびW相アーム17は、電源ラインとアースラインとの間に並列に設けられる。
【0035】
U相アーム15は、直列接続されたNPNトランジスタQ3,Q4から成り、V相アーム16は、直列接続されたNPNトランジスタQ5,Q6から成り、W相アーム17は、直列接続されたNPNトランジスタQ7,Q8から成る。また、各NPNトランジスタQ3〜Q8のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD3〜D8がそれぞれ接続されている。
【0036】
各相アームの中間点は、モータジェネレータMG1の各相コイルの各相端に接続されている。すなわち、モータジェネレータMG1は、3相の永久磁石モータであり、U,V,W相の3つのコイルの一端が中点に共通接続されて構成され、U相コイルの他端がNPNトランジスタQ3,Q4の中間点に、V相コイルの他端がNPNトランジスタQ5,Q6の中間点に、W相コイルの他端がNPNトランジスタQ7,Q8の中間点にそれぞれ接続されている。
【0037】
インバータ31は、インバータ14と同じ構成から成る。
直流電源Bは、ニッケル水素またはリチウムイオン等の二次電池から成る。電圧センサー10は、直流電源Bから出力される直流電圧Vb(「バッテリ電圧Vb」とも言う。)を検出し、その検出した直流電圧Vbを制御装置30へ出力する。
【0038】
システムリレーSR1,SR2は、制御装置30からの信号SEによりオン/オフされる。
【0039】
コンデンサ11は、直流電源Bから供給された直流電圧Vbを平滑化し、その平滑化した直流電圧Vbを昇圧コンバータ12へ供給する。
【0040】
昇圧コンバータ12は、コンデンサ11から供給された直流電圧Vbを昇圧してコンデンサ13へ供給する。より具体的には、昇圧コンバータ12は、制御装置30から信号PWMUを受けると、信号PWMUによってNPNトランジスタQ2がオンされた期間に応じて直流電圧Vbを昇圧してコンデンサ13に供給する。
【0041】
また、昇圧コンバータ12は、制御装置30から信号PWMDを受けると、コンデンサ13を介してインバータ14および/またはインバータ31から供給された直流電圧を降圧して直流電源Bを充電する。
【0042】
コンデンサ13は、昇圧コンバータ12からの直流電圧を平滑化し、その平滑化した直流電圧をノードN1,N2を介してインバータ14,31へ供給する。電圧センサー20は、コンデンサ13の両端の電圧、すなわち、昇圧コンバータ12の出力電圧Vm(インバータ14への入力電圧に相当する。以下同じ。)を検出し、その検出した出力電圧Vmを制御装置30へ出力する。
【0043】
インバータ14は、コンデンサ13から直流電圧が供給されると制御装置30からの信号PWMI1に基づいて直流電圧を交流電圧に変換してモータジェネレータMG1を駆動する。これにより、モータジェネレータMG1は、トルク指令値TR1によって指定されたトルクを発生するように駆動される。
【0044】
また、インバータ14は、モータ駆動装置100が搭載されたハイブリッド自動車の回生制動時、モータジェネレータMG1が発電した交流電圧を制御装置30からの信号PWMC1に基づいて直流電圧に変換し、その変換した直流電圧をコンデンサ13を介して昇圧コンバータ12へ供給する。なお、ここで言う回生制動とは、ハイブリッド自動車を運転するドライバーによるフットブレーキ操作があった場合の回生発電を伴う制動や、フットブレーキを操作しないものの、走行中にアクセルペダルをオフすることで回生発電をさせながら車両を減速(または加速の中止)させることを含む。
【0045】
インバータ31は、コンデンサ13から直流電圧が供給されると制御装置30からの信号PWMI2に基づいて直流電圧を交流電圧に変換してモータジェネレータMG2を駆動する。これにより、モータジェネレータMG2は、トルク指令値TR2によって指定されたトルクを発生するように駆動される。
【0046】
また、インバータ31は、モータ駆動装置100が搭載されたハイブリッド自動車の回生制動時、モータジェネレータMG2が発電した交流電圧を制御装置30からの信号PWMC2に基づいて直流電圧に変換し、その変換した直流電圧をコンデンサ13を介して昇圧コンバータ12へ供給する。
【0047】
電流センサー24は、モータジェネレータMG1に流れるモータ電流MCRT1を検出し、その検出したモータ電流MCRT1を制御装置30へ出力する。電流センサー28は、モータジェネレータMG2に流れるモータ電流MCRT2を検出し、その検出したモータ電流MCRT2を制御装置30へ出力する。
【0048】
制御装置30は、直流電源Bから出力された直流電圧Vbを電圧センサー10から受け、モータ電流MCRT1,MCRT2をそれぞれ電流センサー24,28から受け、昇圧コンバータ12の出力電圧Vm(すなわち、インバータ14,31への入力電圧)を電圧センサー20から受け、トルク指令値TR1,TR2およびモータ回転数MRN1,MRN2を外部ECU(Electrical Control Unit)から受ける。そして、制御装置30は、出力電圧Vm、モータ電流MCRT1およびトルク指令値TR1に基づいて、後述する方法によりインバータ14がモータジェネレータMG1を駆動するときにインバータ14のNPNトランジスタQ3〜Q8をスイッチング制御するための信号PWMI1または信号PWMC1を生成し、その生成した信号PWMI1または信号PWMC1をインバータ14へ出力する。
【0049】
また、制御装置30は、出力電圧Vm、モータ電流MCRT2およびトルク指令値TR2に基づいて、後述する方法によりインバータ31がモータジェネレータMG2を駆動するときにインバータ31のNPNトランジスタQ3〜Q8をスイッチング制御するための信号PWMI2または信号PWMC2を生成し、その生成した信号PWMI2または信号PWMC2をインバータ31へ出力する。
【0050】
さらに、制御装置30は、インバータ14(または31)がモータジェネレータMG1(またはM2)を駆動するとき、直流電圧Vb、出力電圧Vm、トルク指令値TR1(またはTR2)およびモータ回転数MRN1(またはMRN2)に基づいて、後述する方法により昇圧コンバータ12のNPNトランジスタQ1,Q2をスイッチング制御するための信号PWMUまたは信号PWMDを生成して昇圧コンバータ12へ出力する。
【0051】
さらに、制御装置30は、システムリレーSR1,SR2をオン/オフするための信号SEを生成してシステムリレーSR1,SR2へ出力する。
【0052】
図2は、制御装置30の機能ブロック図である。図2を参照して、制御装置30は、インバータ制御手段301と、コンバータ制御手段302とを含む。
【0053】
インバータ制御手段301は、トルク指令値TR1、モータ電流MCRT1および電圧Vmに基づいて信号PWMI1または信号PWMC1を生成してインバータ14のNPNトランジスタQ3〜Q8へ出力する。
【0054】
より具体的には、インバータ制御手段301は、電圧Vm、モータ電流MCRT1およびトルク指令値TR1に基づいて、モータジェネレータMG1の各相のコイルに印加する電圧を計算し、その計算した結果に基づいて、実際にインバータ14の各NPNトランジスタQ3〜Q8をオン/オフする信号PWMI1または信号PWMC1を生成する。そして、インバータ制御手段301は、生成した信号PWMI1または信号PWMC1をインバータ14の各NPNトランジスタQ3〜Q8へ出力する。
【0055】
これにより、インバータ14の各NPNトランジスタQ3〜Q8は、スイッチング制御され、モータジェネレータMG1が指令されたトルクを出力するようにモータジェネレータMG1の各相に流す電流を制御する。このようにして、モータ駆動電流が制御され、トルク指令値TR1に応じたモータトルクが出力される。
【0056】
また、インバータ制御手段301は、電圧Vm、モータ電流MCRT2およびトルク指令値TR2に基づいて、上述した方法によって信号PWMI2または信号PWMC2を生成してインバータ31のNPNトランジスタQ3〜Q8へ出力する。
【0057】
これにより、インバータ31の各NPNトランジスタQ3〜Q8は、スイッチング制御され、モータジェネレータMG2が指令されたトルクを出力するようにモータジェネレータMG2の各相に流す電流を制御する。このようにして、モータ駆動電流が制御され、トルク指令値TR2に応じたモータトルクが出力される。
【0058】
モータジェネレータMG1(またはMG2)の動作モードが力行モードであるか回生モードであるかは、トルク指令値TR1(またはTR2)とモータ回転数MRN1(またはMRN2)との関係によって決定される。直交座標において、横軸をモータ回転数MRNとし、縦軸をトルク指令値TRとした場合、トルク指令値TR1(またはTR2)とモータ回転数MRN1(またはMRN2)との関係が第1および第2象限に存在するとき、モータジェネレータMG1(またはMG2)の動作モードは力行モードであり、トルク指令値TR1(またはTR2)とモータ回転数MRN1(またはMRN2)との関係が第3および第4象限に存在するとき、モータジェネレータMG1(またはMG2)の動作モードは回生モードである。
【0059】
したがって、インバータ制御手段301は、正のトルク指令値TR1(またはTR2)を受ければ、モータジェネレータMG1(またはMG2)を駆動モータとして駆動するための信号PWMI1(または信号PWMI2)を生成してインバータ14(または31)のNPNトランジスタQ3〜Q8へ出力し、負のトルク指令値TR1(またはTR2)を受ければ、モータジェネレータMG1(またはMG2)を回生モードで駆動するための信号PWMC1(またはPWMC2)を生成してインバータ14(または31)のNPNトランジスタQ3〜Q8へ出力する。
【0060】
コンバータ制御手段302は、トルク指令値TR1(またはTR2)、モータ回転数MRN1(またはMRN2)、直流電圧Vbおよび電圧Vmに基づいて、後述する方法によって、信号PWMUまたは信号PWMDを生成して昇圧コンバータ12のNPNトランジスタQ1,Q2へ出力する。
【0061】
図3は、図2に示すコンバータ制御手段302の機能ブロック図である。図3を参照して、コンバータ制御手段302は、電圧指令演算部50と、コンバータ用デューティー比演算部52と、コンバータ用PWM信号変換部54とを含む。
【0062】
電圧指令演算部50は、外部ECUからのトルク指令値TR1(またはTR2)およびモータ回転数MRN1(またはMRN2)に基づいてインバータ入力電圧の最適値(目標値)、すなわち、昇圧コンバータ12の電圧指令値Vdc_comを演算し、その演算した電圧指令値Vdc_comをコンバータ用デューティー比演算部52へ出力する。
【0063】
コンバータ用デューティー比演算部52は、電圧指令演算部50からの電圧指令Vdc_comと、電圧センサー10からの直流電圧Vbとに基づいて、昇圧コンバータ12のNPNトランジスタQ1のオンデューティーD_ON_1を式(1)により演算する。
【0064】
D_ON_1=Vb/Vdc_com・・・・(1)
そして、コンバータ用デューティー比演算部52は、演算したオンデューティーD_ON_1を用いてNPNトランジスタQ2のオンデューティーD_ON_2=1−D_ON_1を演算する。
【0065】
また、コンバータ用デューティー比演算部52は、NPNトランジスタQ1,Q2をスイッチング制御するときのキャリア周波数fcをコンバータ用PWM信号変換部54から受け、その受けたキャリア周波数fcによって決定される制御周期長Tを演算する。そして、コンバータ用デューティー比演算部52は、NPNトランジスタQ1,Q2のデッドタイムDtを保持しており、デッドタイムDtの影響を除去したNPNトランジスタQ1の最大有効オンデューティーD_MAXを式(2)により演算する。
【0066】
D_MAX=(T−Dt)/T・・・・(2)
なお、式(2)において、T−Dtは、制御周期長TからデッドタイムDtを減算した実効制御周期長を表わす。
【0067】
そうすると、コンバータ用デューティー比演算部52は、式(1)を用いて、電圧指令値Vdc_comに基づいて演算したオンデューティーD_ON_1が、デッドタイムDtの影響を受けるか否かを判定する。
【0068】
より具体的には、コンバータ用デューティー比演算部52は、演算したオンデューティーD_ON_1が最大有効オンデューティーD_MAXよりも大きく、かつ、NPNトランジスタQ1を制御周期長Tにわたってオンし続ける最長オンデューティー(オンデューティーが「1」であることを意味する。以下同じ。)よりも小さいか否かを判定し、オンデューティーD_ON_1が最大有効オンデューティーD_MAXよりも大きく、かつ、最長オンデューティーよりも小さいとき、オンデューティーD_ON_1がデッドタイムDtの影響を受けると判定する。また、コンバータ用デューティー比演算部52は、オンデューティーD_ON_1が最大有効オンデューティーD_MAX以下、または最長オンデューティーであるとき、オンデューティーD_ON_1がデッドタイムDtの影響を受けないと判定する。
【0069】
そして、コンバータ用デューティー比演算部52は、オンデューティーD_ON_1がデッドタイムDtの影響を受けると判定したとき、オンデューティーD_ON_1を最大有効オンデューティーD_MAXまたは最長オンデューティーに設定する。
【0070】
一方、コンバータ用デューティー比演算部52は、オンデューティーD_ON_1がデッドタイムDtの影響を受けないと判定したとき、式(1)により演算したオンデューティーD_ON_1を用いる。
【0071】
図4は、オンデューティーD_ON_1と電圧指令値Vdc_comとの関係を示す図である。図4を参照して、電圧指令値Vdc_comが直流電源10から出力される直流電圧Vbに等しいとき、NPNトランジスタQ1のオンデューティーD_ON_1は、最長オンデューティーである。そして、電圧指令値Vdc_comが直流電圧Vbよりも高くなると、オンデューティーD_ON_1は、式(1)より電圧指令値Vdc_comに反比例して低下する。すなわち、オンデューティーD_ON_1は、曲線k1に沿って低下する。
【0072】
オンデューティーD_ON_1が最大有効オンデューティーD_MAXよりも大きく、かつ、最長オンデューティーよりも小さい領域では、電圧指令値Vdc_comに基づいて演算されたオンデューティーD_ON_1は、デッドタイムDtによって侵食され、本来のオンデューティーを確保できない。したがって、この場合、オンデューティーD_ON_1は、最大有効オンデューティーD_MAXまたは最長オンデューティーに設定される。すなわち、電圧指令値Vdc_comが電源電圧Vb以上、かつ、所定電圧Vdc_com_D(=Vb×T/T−Dt)以下の領域では、オンデューティーD_ON_1は、最大有効オンデューティーD_ON_1または最長オンデューティーに設定される。
【0073】
なお、Vdc_com_D=Vb×T/T−Dtであるので、所定電圧Vdc_com_Dは、デッドタイムに応じて決定される。
【0074】
この領域においては、昇圧コンバータ12の出力電圧Vmは、振動し、電圧指令値Vdc_comに対してリニアに制御できないので、デッドタイムDtの影響を除去したオンデューティー(=1またはD_MAX)にオンデューティーD_ON_1を設定することにしたものである。
【0075】
そして、電圧指令値Vdc_comが、出力電圧Vmを電圧指令値Vdc_comに対してリニアに制御可能な値Vdc_com_Dに到達すると、それ以降は、電圧指令値Vdc_comに基づいて演算されたオンデューティーD_ON_1,D_ON_2が用いられる。
【0076】
再び、図3を参照して、コンバータ用デューティー比演算部52は、上述した方法によって、NPNトランジスタQ1,Q2のオンデューティーD_ON_1,D_ON_2を演算し、オンデューティーD_ON_1とオンデューティーD_ON_2との比をデューティー比としてコンバータ用PWM信号変換部54へ出力する。
【0077】
なお、コンバータ用デューティー比演算部52は、電圧指令値Vdc_comと電圧センサー20からの電圧Vmとの偏差Vdc_com−Vmを演算し、その演算した偏差Vdc_com−Vmが零になるようにデューティー比を演算する。
【0078】
コンバータ用PWM信号変換部54は、コンバータ用デューティー比演算部52からのデューティー比に基づいて昇圧コンバータ12のNPNトランジスタQ1,Q2をオン/オフするための信号PWMUまたは信号PWMDを生成し、その生成した信号PWMUまたは信号PWMDを昇圧コンバータ12のNPNトランジスタQ1,Q2へ出力する。また、コンバータ用PWM信号変換部54は、生成した信号PWMUまたは信号PWMDのキャリア周波数fcをコンバータ用デューティー演算部52へ出力する。
【0079】
なお、昇圧コンバータ12の下側のNPNトランジスタQ2のオンデューティーを大きくすることによりリアクトルL1における電力蓄積が大きくなるため、より高電圧の出力を得ることができる。一方、上側のNPNトランジスタQ1のオンデューティーを大きくすることにより電源ラインの電圧が下がる。そこで、NPNトランジスタQ1,Q2のデューティー比を制御することで、電源ラインの電圧を直流電源Bの出力電圧以上の任意の電圧に制御可能である。
【0080】
図5は、昇圧コンバータ12における電圧変換をコンバータ制御手段302が制御する動作を説明するためのフローチャートである。図5を参照して、一連の動作が開始されると、コンバータ用デューティー比演算部52は、電圧指令演算部50からの電圧指令値Vdc_comと、電圧センサー10からの直流電圧Vbとに基づいて、式(1)によりNPNトランジスタQ1(上アーム)のオンデューティーD_ON_1を演算する(ステップS1)。
【0081】
そして、コンバータ用デューティー比演算部52は、コンバータ用PWM信号変換部54からキャリア周波数fcを受け、その受けたキャリア周波数fcによって決定される制御周期長Tを演算する。そうすると、コンバータ用デューティー比演算部52は、制御周期長Tと、デッドタイムDtとを式(2)に代入して最大有効オンデューティーD_MAXを演算する(ステップS2)。
【0082】
その後、コンバータ用デューティー比演算部52は、オンデューティーD_ON_1が、最大有効オンデューティーD_MAXよりも大きく、かつ、最長オンデューティーよりも小さいか否かを判定する(ステップS3)。すなわち、コンバータ用デューティー比演算部52は、オンデューティーD_ON_1がデッドタイムDtの影響を受けるか否かを判定する。
【0083】
コンバータ用デューティー比演算部52は、オンデューティーD_ON_1が、最大オンデューティーD_MAXよりも大きく、かつ、最長オンデューティーよりも小さいとき、オンデューティーD_ON_1がデッドタイムDtの影響を受けると判定し、オンデューティーD_ON_1を最大有効オンデューティーD_MAXまたは最長オンデューティーに設定する。そして、コンバータ用デューティー比演算部52は、設定したオンデューティーD_ON_1に基づいてオンデューティーD_ON_2(=1−D_ON_1)を演算する。
【0084】
コンバータ用デューティー比演算部52は、オンデューティーD_ON_1(=1またはD_MAX)とオンデューティーD_ON_2(=0または1−D_MAX)との比をデューティー比としてコンバータ用PWM信号変換部54へ出力する。
【0085】
コンバータ用PWM信号変換部54は、コンバータ用デューティー比演算部52からのデューティー比に基づいて信号PWMUまたは信号PWMDを生成してNPNトランジスタQ1,Q2へ出力する。これにより、NPNトランジスタQ1,Q2は、オンデューティーD_ON_1を最長オンデューティーまたは最大有効オンデューティーD_MAXに設定してスイッチング制御される(ステップS4)。
【0086】
その後、オンデューティーD_ON_1が最大有効オンデューティーD_MAXに到達するまで最長オンデューティーまたは最大有効オンデューティーD_MAXに固定されてステップS1〜S4が繰返し実行される。そして、オンデューティーD_ON_1が最大有効オンデューティーD_MAXに到達し、ステップS3においてオンデューティーD_ON_1が最大有効オンデューティーD_MAX以下、または最長オンデューティーであると判定されたとき、コンバータ用デューティー比演算部52は、電圧指令値Vdc_comに基づいて演算したオンデューティーD_ON_1とオンデューティーD_ON_2との比をデューティー比として演算し、その演算したデューティー比をコンバータ用PWM信号変換部54へ出力する。
【0087】
コンバータ用PWM信号変換部54は、コンバータ用デューティー比演算部52からのデューティー比に基づいて信号PWMUまたは信号PWMDを生成してNPNトランジスタQ1,Q2へ出力する。これにより、NPNトランジスタQ1,Q2は、電圧指令値Vdc_comに基づいて演算されたオンデューティーD_ON_1,D_ON_2を用いてスイッチング制御される(ステップS5)。
【0088】
そして、一連の動作が終了する。
図6は、NPNトランジスタQ1(上アーム)のオンデューティーD_ON_1および電圧のタイミングチャートである。図6を参照して、図5に示すフローチャートに従って昇圧動作が行なわれる場合、電圧指令値Vdc_comは、タイミングt0から上昇し始める。そして、タイミングt0からタイミングt1までの間、電圧指令値Vdc_comは、直流電源Bから出力される直流電圧Vbに非常に近いため、電圧指令値Vdc_comに基づいて演算されたオンデューティーD_ON_1は、デッドタイムDtの影響を受ける(図5のステップS3で”Yes”と判定された場合に相当する)。
【0089】
したがって、オンデューティーD_ON_1は、タイミングt0からタイミングt1までの間、デッドタイムDtの影響を除去した最長オンデューティー(D_ON_1=1.0)に固定される(図6の(b)参照)。この場合、昇圧コンバータ12の出力電圧Vmは、電圧指令値Vdc_comからずれるが、オンデューティーD_ON_1は、最長オンデューティーに固定される。そして、オンデューティーD_ON_1が最長オンデューティーに固定された状態で昇圧動作が行なわれる(図5のステップS3で”No”と判定されるまでステップS1〜S4を繰返し実行することに相当する)。
【0090】
そうすると、出力電圧Vmは、タイミングt0からタイミングt1までの間、直流電圧Vbに保持される(図6の(a)参照)。
【0091】
その後、電圧指令値Vdc_comがさらに上昇し、電圧指令値Vdc_comに基づいて演算されたオンデューティーD_ON_1が、たとえば、0.95に到達すると、オンデューティーD_ON_1は、デットタイムDtの影響を受けない。したがって、電圧指令値Vdc_comに基づいて演算されたオンデューティーD_ON_1,D_ON_2を用いて昇圧動作が行なわれる(図5のステップS5に相当する)。
【0092】
昇圧動作時に出力電圧Vmを直流電圧Vbに近づけるような動作が行なわれる場合も、オンデューティーD_ON_1は、タイミングt0からタイミングt1までの間、最長オンデューティーに固定され、それ以外の領域では、電圧指令値Vdc_comに基づいてリニアに変化される。
【0093】
図6においては、タイミングt0からタイミングt1までの間、オンデューティーD_ON_1は、最大有効オンデューティーD_MAXに固定されるようにしてもよい。
【0094】
このように、コンバータ制御手段302は、昇圧動作および降圧動作の両方において、電圧指令値Vdc_comに基づいて演算したNPNトランジスタQ1のオンデューティーD_ON_1がデッドタイムDtの影響を受ける場合、デッドタイムDtの影響を除去したオンデューティー(最長オンデューティーまたは最大オンデューティーD_MAX)にオンデューティーD_ON_1を固定してNPNトランジスタQ1,Q2をスイッチング制御し、オンデューティーD_ON_1がデッドタイムDtの影響を受けない場合、電圧指令値Vdc_comに基づいて演算したオンデューティーD_ON_1,D_ON_2を用いてNPNトランジスタQ1,Q2をスイッチング制御する。
【0095】
そして、オンデューティーD_ON_1を最長オンデューティーに固定してNPNトランジスタQ1,Q2がスイッチング制御される場合、コンバータ制御手段302は、図4に示すA点→B点→C点→D点の経路に沿ってオンデューティーD_ON_1を変化させ、オンデューティーD_ON_1を最大有効オンデューティーD_MAXに固定してNPNトランジスタQ1,Q2がスイッチング制御される場合、コンバータ制御手段302は、図4に示すA点→E点→C点→D点の経路に沿ってオンデューティーD_ON_1を変化させる。
【0096】
その結果、図6に示すように、電圧指令値Vdc_comが直流電圧Vbに近づく昇圧率が1.0付近の領域においても、昇圧コンバータ12の出力電圧Vmおよび直流電源Bからの直流電流Ibの乱れを抑制できる。
【0097】
なお、最大有効オンデューティーD_MAXは、式(2)により決定されるが、式(2)における制御周期長Tは、NPNトランジスタQ1,Q2をスイッチング制御するときのキャリア周波数fcによって決定されるので、キャリア周波数fcによって最大有効オンデューティーD_MAXを変えるようにしてもよい。
【0098】
また、NPNトランジスタQ1,Q2のスイッチング損失は、キャリア周波数fcと関係するので、キャリア周波数fcおよびスイッチング損失を考慮して最大有効オンデューティーD_MAXを決定するようにしてもよい。
【0099】
さらに、図1に示すモータ駆動装置100をハイブリッド自動車に搭載する場合、モータジェネレータMG1は、動力分割機構を介してエンジンに連結され、モータジェネレータMG2は、動力分割機構を介して前輪(駆動輪)に連結される。そして、昇圧コンバータ12が降圧動作を行なう場合としては、ハイブリッド自動車の走行中にブレーキペダルが踏まれ、モータジェネレータMG1が停止し、モータジェネレータMG2に供給する電圧が低下する場合と、ハイブリッド自動車の低速走行中にモータジェネレータMG1による発電が停止され、モータジェネレータMG2に供給する電圧が低下する場合とがある。そして、このような場合に、コンバータ制御手段302は、図4に示す点D→点C→点B→点Aの経路、または点D→点C→点E→点Aの経路に沿ってオンデューティーD_ON_1を変化させて出力電圧Vmを電圧指令値Vdc_comに降圧するように昇圧コンバータ12を制御する。その結果、ハイブリッド自動車が減速または低速走行を行なっても、出力電圧Vmおよび直流電流Ibの振動を抑制でき、直流電源Bが破損するのを防止できる。
【0100】
さらに、制御装置30のコンバータ制御手段302における電圧変換の制御は、実際にはCPU(Central Processing Unit)によって行なわれ、CPUは、図5に示すフローチャートの各ステップを備えるプログラムをROM(Read Only Memory)から読出し、その読出したプログラムを実行して図5に示すフローチャートに従って電圧変換の制御を行なう。したがって、ROMは、図5に示すフローチャートの各ステップを備えるプログラムを記録したコンピュータ(CPU)読取り可能な記録媒体に相当する。
【0101】
さらに、昇圧コンバータ12および制御装置30は、「電圧変換装置」を構成する。
【0102】
さらに、NPNトランジスタQ1は、「上アーム」を構成し、NPNトランジスタQ2は、「下アーム」を構成する。
【0103】
さらに、最長オンデューティー(=オンデューティーが「1」)または最大有効オンデューティーD_MAXは、「好適なオンデューティー」を意味する。
【0104】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による実施の形態におけるモータ駆動装置の概略ブロック図である。
【図2】 図1に示す制御装置の機能ブロック図である。
【図3】 図2に示すコンバータ制御手段の機能ブロック図である。
【図4】 オンデューティーD_ON_1と電圧指令値Vdc_comとの関係を示す図である。
【図5】 昇圧コンバータにおける電圧変換をコンバータ制御手段が制御する動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】 NPNトランジスタQ1(上アーム)のオンデューティーD_ON_1および電圧のタイミングチャートである。
【図7】 上アームおよび下アームを制御する制御信号のタイミングチャートである。
【図8】 上アームのオンデューティーおよび電圧のタイミングチャートである。
【符号の説明】
10,20 電圧センサー、11,13 コンデンサ、12 昇圧コンバータ、14,31 インバータ、15 U相アーム、16 V相アーム、17 W相アーム、24,28 電流センサー、30 制御装置、50 電圧指令演算部、52 コンバータ用デューティー比演算部、54 コンバータ用PWM信号変換部、100 モータ駆動装置、301 インバータ制御手段、302 コンバータ制御手段、B 直流電源、SR1,SR2 システムリレー、D1〜D8 ダイオード、Q1〜Q8 NPNトランジスタ、MG1,MG2 モータジェネレータ。

Claims (11)

  1. モータを駆動するインバータへの入力電圧を可変する電圧変換装置であって、
    電源と前記インバータとの間で電圧変換を行なう電圧変換器と、
    前記電圧変換の電圧指令値が電源電圧以上であり、かつ、前記電圧変換器のデッドタイムを確保可能な最低電圧以下のとき、前記電圧変換器に含まれる上アームおよび下アームのスイッチングデューティーを前記デッドタイムの影響を除去したデューティーに制御する制御装置とを備える電圧変換装置。
  2. 前記制御装置は、前記電圧指令値が前記電源電圧以上であり、かつ、前記最低電圧以下のとき、前記スイッチングデューティーを固定して前記電圧変換器を制御する、請求項1に記載の電圧変換装置。
  3. 前記制御装置は、前記電圧変換器の出力電圧を降下制御しているとき、前記電圧指令値が前記電源電圧以上、かつ、前記最低電圧以下に到達すると、前記スイッチングデューティーを固定する、請求項1または請求項2に記載の電圧変換装置。
  4. 前記電圧変換器は、前記入力電圧をリニアに可変する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電圧変換装置。
  5. モータを駆動するインバータへの入力電圧を可変する電圧変換装置であって、
    第1のオンデューティーでオンされる上アームと、1から前記第1のオンデューティーを減算した第2のオンデューティーでオンされる下アームとを含み、前記上アームおよび前記下アームのスイッチング動作により電源と前記インバータとの間で電圧変換を行なう電圧変換器と、
    前記電圧変換器の電圧変換における電圧指令値に基づいて演算された前記第1のオンデューティーが前記上アームおよび前記下アームのデッドタイムの影響を受けるとき、前記第1のオンデューティーを前記デッドタイムの影響を除去した好適なオンデューティーに固定して前記上アームおよび前記下アームをスイッチング制御する制御装置とを備える電圧変換装置。
  6. 前記制御装置は、前記電圧指令値に基づいて演算された前記第1のオンデューティーが最大有効オンデューティーよりも大きく、かつ、前記上アームを制御周期長にわたってオンし続ける最長オンデューティーよりも小さいとき、前記第1のオンデューティーを前記好適なオンデューティーに固定して前記上アームおよび前記下アームをスイッチング制御し、
    前記最大有効オンデューティーは、前記制御周期長から前記デッドタイムを減算した実効制御周期長を前記制御周期長で除算した値である、請求項5に記載の電圧変換装置。
  7. 前記好適なオンデューティーは、前記最大有効オンデューティーまたは前記最長オンデューティーである、請求項6に記載の電圧変換装置。
  8. 前記電圧変換器は、前記入力電圧をリニアに可変する、請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の電圧変換装置。
  9. 電圧変換装置における電圧変換の制御をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体であって、
    前記電圧変換装置は、
    第1のオンデューティーでオンされる上アームと、1から前記第1のオンデューティーを減算した第2のオンデューティーでオンされる下アームとを含み、前記上アームおよび前記下アームのスイッチング動作により電源とインバータとの間で電圧変換を行なう電圧変換器を備え、
    前記プログラムは、
    前記電圧変換の電圧指令値に基づいて前記第1のオンデューティーを演算する第1のステップと、
    前記演算された第1のオンデューティーが前記上アームおよび前記下アームのデッドタイムの影響を受けるか否かを判定する第2のステップと、
    前記第1のオンデューティーが前記デッドタイムの影響を受けると判定されたとき、前記第1のオンデューティーを好適なオンデューティーに固定して前記上アームおよび前記下アームをスイッチング制御する第3のステップとをコンピュータに実行させる、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
  10. 前記第2のステップは、
    前記デッドタイムを用いて最大有効オンデューティーを演算する第1のサブステップと、
    前記演算された第1のオンデューティーが前記最大有効オンデューティーよりも大きく、かつ、前記上アームを制御周期長にわたってオンし続ける最長オンデューティーよりも小さいか否かを判定する第2のサブステップと、
    前記第1のオンデューティーが前記最大有効オンデューティーよりも大きく、かつ、前記最長オンデューティーよりも小さいとき、前記第1のオンデューティーが前記デッドタイムの影響を受けると判定する第3のサブステップと、
    前記第1のオンデューティーが前記最大有効オンデューティー以下、または、前記最長オンデューティーであるとき、前記第1のオンデューティーが前記デッドタイムの影響を受けないと判定する第4のサブステップとを含み、
    前記最大有効オンデューティーは、前記制御周期長から前記デッドタイムを減算した実効制御周期長を前記制御周期長で除算した値である、請求項9に記載のコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
  11. 前記第3のステップは、前記第1のオンデューティーを前記最大有効オンデューティーまたは前記最長オンデューティーに固定して前記上アームおよび前記下アームをスイッチング制御する、請求項10に記載のコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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