JP6267052B2 - 電源回路、及び電源回路の制御方法 - Google Patents

電源回路、及び電源回路の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は電源回路、及び電源回路の制御方法に関し、例えば複数の電圧源を備える電源回路、及び電源回路の制御方法に関する。
近年、光エネルギー、振動エネルギー、熱エネルギー、電波(電磁波)等の身の回りにあるエネルギーを電力に変換するエナジーハーベスト技術が注目を集めている。エナジーハーベスト技術を用いることで、電子機器に電池を搭載する必要がなくなり、電子機器の利便性を向上させることができる。
特許文献1には、複数の電池の状態を個別に確認することができる組電池に関する技術が開示されている。また、特許文献2には、複数の電池の使用の自由度を高めて電池の使用効率を向上させることが可能な電子機器に関する技術が開示されている。
特開平11−273747号公報 特許第2959657号
エナジーハーベスト技術を用いた場合、一つの電圧源で得られる電圧は非常に小さい。このため、電圧源の電圧を電子機器を駆動できる電圧まで昇圧するために電圧制御回路(昇圧回路)を設ける必要がある。また、エナジーハーベスト技術を用いた電圧源では、一つの電圧源で得られる電力も小さい。このため、電子機器を駆動するために複数の電圧源を設け、これらの電圧源で得られた電力を集約する必要がある。
しかしながら、複数の電圧源毎に電圧制御回路を設けると電源回路の回路面積が大きくなる。一方、回路面積を小さくするために複数の電圧源で単一の電圧制御回路を共有すると、各々の電圧源の出力電圧が一定ではないため電力ロスが生じ、各々の電圧源から効率的に電力を取り出すことができないという問題がある。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態にかかる電源回路は、N個(N≧3)の電圧源と、入力された電圧を昇圧する第1及び第2の電圧制御回路と、N個の電圧源のうちの少なくとも一つを第1及び第2の電圧制御回路のうちのいずれか一つに接続する電圧源接続スイッチと、を備える。
また、一実施の形態にかかる電源回路では、第1及び第2の電圧制御回路、並びに電圧源接続スイッチは同一のチップ上に形成されている。そして、第1の電圧制御回路と電圧源接続スイッチは、チップの外に設けられた第1の配線を介して接続されており、第2の電圧制御回路と電圧源接続スイッチは、チップの外に設けられた第2の配線を介して接続されている。
一実施の形態にかかる電源回路の制御方法は、N個の電圧源の電圧をモニタし、N個の電圧源の電圧に応じて、N個の電圧源のうちの少なくとも一つを第1及び第2の電圧制御回路のうちのいずれか一つに接続する。
前記一実施の形態によれば、各々の電圧源から効率的に電力を取り出すことができる電源回路、及び電源回路の制御方法を提供することができる。
実施の形態1にかかる電源回路を示すブロック図である。 実施の形態1にかかる電源回路が備える電圧源接続スイッチの一例を示すブロック図である。 電圧源接続スイッチの具体例を示す回路図である。 実施の形態1にかかる電源回路が備える電圧制御回路の一例を示す回路図である。 実施の形態1にかかる電源回路が備える電圧源切替回路の一例を示すブロック図である。 電圧源切替回路の具体例を示す回路図である。 実施の形態1にかかる電源回路が備える電圧モニタ回路の一例を示す図である。 実施の形態1にかかる電源回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態1にかかる電源回路の動作の一例を示すブロック図である。 比較例にかかる電源回路の動作の一例を示すブロック図である。 実施の形態2にかかる電源回路を示すブロック図である。 実施の形態2にかかる電源回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態2にかかる電源回路の動作の一例を示すブロック図である。 実施の形態3にかかる電源回路の構成例を示す図である。 比較例にかかる電源回路を示す図である。 実施の形態3にかかる電源回路が備える各々のパッドの配置の一例を示す図である。 実施の形態3にかかる電源回路が備える各々のパッドの配置の一例を示す図である。 実施の形態3にかかる電源回路が備える各々のパッドの配置の一例を示す図である。 実施の形態4にかかる電源システムの一例を示すブロック図である。 RF−DC変換回路の出力電圧と出力電力との関係を示す図である。 実施の形態4にかかる電源システムの他の例を示すブロック図である。 実施の形態4にかかる電源システムの他の例を示すブロック図である。 実施の形態4にかかる電源システムの他の例を示すブロック図である。
<実施の形態1>
以下、図面を参照して実施の形態1について説明する。
図1は、実施の形態1にかかる電源回路1を示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態にかかる電源回路1は、電圧源11_1〜11_5、電圧源接続スイッチ13、電圧制御回路14_1、14_2、電圧源切替回路16、電圧モニタ回路17、制御回路18、及びクロック生成回路20を備える。電源回路1は負荷回路15に電力を供給している。
各々の電圧源11_1〜11_5は電源電圧V1〜V5を生成し、生成した電源電圧V1〜V5を電圧源接続スイッチ13及び電圧源切替回路16に出力する。電圧源11_1〜11_5は、エナジーハーベスト技術を用いて電源電圧(電力)を生成する。例えば電圧源11_1〜11_5は、光、振動エネルギー、熱エネルギー、電波(電磁波)等の身の回りにあるエネルギーを電力に変換する。
例えば光エネルギーを電力に変換する場合は、光電変換素子(太陽電池)を用いることができる。振動エネルギーを電力に変換する場合は、圧電素子を用いることができる。熱エネルギーを電力に変換する場合は、熱電素子(ペルチェ素子)を用いることができる。電波を電力に変換する場合は、例えばアンテナと整流素子を備える回路(レクテナ)を用いることができる。エナジーハーベスト技術を用いた場合は、一つの電圧源で得られる電圧は非常に小さい。例えば、電波を電力に変換した際に得られる電源電圧は約0.1V〜0.2V程度である。
電波を電力に変換する場合は、複数の周波数帯域の電波を電力に変換するために、各々の周波数帯域に対応した電圧源11_1〜11_5(つまり、各々の周波数帯域の電波を受信する電圧源11_1〜11_5)を設けてもよい。ここで所定の周波数帯域とは、例えば携帯電話の周波数帯域、無線LANの周波数帯域、地上デジタル放送の周波数帯域など、多くの電波が使用されている周波数帯域(つまりエネルギーの高い周波数帯域)である。このように、各々異なる周波数帯域の電波を用いた場合は、各々の電圧源11_1〜11_5で得られる電源電圧は周波数帯域毎に異なる場合もある。
電圧源接続スイッチ13は、各々の電圧源11_1〜11_5と電圧制御回路14_1、14_2との接続状態を切り替える。つまり電圧源接続スイッチ13は、電圧源11_n(1≦n≦5)が電圧制御回路14_1に接続されている状態、電圧源11_nが電圧制御回路14_2に接続されている状態、電圧源11_nが電圧制御回路14_1、14_2のいずれにも接続されていない状態の3つの接続状態を切り替える。
図2は、本実施の形態にかかる電源回路1が備える電圧源接続スイッチ13の一例を示すブロック図である。図2に示すように、電圧源接続スイッチ13は複数のスイッチSW1_1〜SW5_1、SW1_2〜SW5_2を備える。電圧源11_1は、スイッチSW1_1を介して電圧制御回路14_1と接続されており、スイッチSW1_2を介して電圧制御回路14_2と接続されている。電圧源11_2は、スイッチSW2_1を介して電圧制御回路14_1と接続されており、スイッチSW2_2を介して電圧制御回路14_2と接続されている。電圧源11_3〜11_5についても同様である。
例えば、電圧源接続スイッチ13は、スイッチSW1_1をオン状態、スイッチSW1_2をオフ状態とすることで、電圧源11_1が電圧制御回路14_1に接続されている状態にすることができる。また、電圧源接続スイッチ13は、スイッチSW1_1をオフ状態、スイッチSW1_2をオン状態とすることで、電圧源11_1が電圧制御回路14_2に接続されている状態にすることができる。また、電圧源接続スイッチ13は、スイッチSW1_1及びスイッチSW1_2をオフ状態とすることで、電圧源11_1が電圧制御回路14_1、14_2のいずれにも接続されていない状態にすることができる。電圧源11_2〜11_5についても同様である。複数のスイッチSW1_1〜SW5_1、SW1_2〜SW5_2は、制御回路18から出力される制御信号を用いて制御される。
図3は、電圧源接続スイッチ13の具体例を示す回路図である。図3に示すように、例えばスイッチSW1_1は、PMOSトランジスタMP1_1、NMOSトランジスタMN1_1、及びインバータINV1_1を用いて構成することができる。電圧源11_1は、PMOSトランジスタMP1_1のソース及びNMOSトランジスタMN1_1のドレインに接続されており、電圧制御回路14_1は、PMOSトランジスタMP1_1のドレイン及びNMOSトランジスタMN1_1のソースに接続されている。NMOSトランジスタMN1_1のゲートはインバータINV1_1の入力側に接続されており、PMOSトランジスタMP1_1のゲートはインバータINV1_1の出力側に接続されている。
制御信号CTR1_1がハイレベルの場合、NMOSトランジスタMN1_1のゲートにはハイレベルの信号が供給され、PMOSトランジスタMP1_1のゲートにはロウレベルの信号が供給される。よってこの場合は、NMOSトランジスタMN1_1及びPMOSトランジスタMP1_1がオン状態となり、電圧源11_1と電圧制御回路14_1とが接続される。換言すると、電圧制御回路14_1に電源電圧V1が供給される。スイッチSW1_2についてもスイッチSW1_1の場合と同様である。
なお、図3に示したスイッチSW1_1、SW1_2の構成例は一例であり、スイッチSW1_1、SW1_2はこれ以外の構成であってもよい。例えばスイッチSW1_1をPMOSトランジスタのみを用いて構成してもよく、またNMOSトランジスタのみを用いて構成してもよい。なお、電圧源11_1から供給される電源電圧V1が低いことを考慮すると、一つのMOSトランジスタを用いてスイッチSW1_1を構成する場合は、NMOSトランジスタを用いることが好ましい。
例えば、電圧源接続スイッチ13は、電圧源11_1〜11_5のうち電圧が所定の基準電圧よりも低い電圧源を電圧制御回路14_1に接続し、電圧源11_1〜11_5のうち電圧が所定の基準電圧以上の電圧源を電圧制御回路14_2に接続してもよい。このようにすることで、同程度の電源電圧を備える電圧源を各々の電圧制御回路14_1、14_2に接続することができる。
図1に示す電圧制御回路14_1、14_2は、各々の入力電圧Vin_1、Vin_2を昇圧し、昇圧後の出力電圧Voutを負荷回路15に出力する。電圧制御回路14_1から出力される出力電圧、及び電圧制御回路14_2から出力される出力電圧は略同一(Vout)である。電圧制御回路14_1は、クロック生成回路20から供給されたクロック信号CLK_1に応じて入力電圧を昇圧する。電圧制御回路14_2は、クロック生成回路20から供給されたクロック信号CLK_2に応じて入力電圧を昇圧する。クロック生成回路20は、制御回路18から供給された制御信号に応じて、クロック信号CLK_1、CLK_2を生成する。電圧制御回路14_1、14_2の各々にはクロック信号CLK_1、CLK_2として、電圧制御回路14_1の出力電圧と電圧制御回路14_2の出力電圧とが略同一となるようなクロック信号CLK_1、CLK_2がそれぞれ供給される。
例えば、電圧制御回路14_1は、電圧制御回路14_1に供給されたクロック信号CLK_1のデューティー比に応じて入力電圧を昇圧する。同様に、電圧制御回路14_2は、電圧制御回路14_2に供給されたクロック信号CLK_2のデューティー比に応じて入力電圧を昇圧する。
図4は電圧制御回路14_1の一例を示す回路図である(電圧制御回路14_2についても同様の構成である)。図4に示すように、電圧制御回路14_1は、インダクタL1、PMOSトランジスタMP10、NMOSトランジスタMN10、及びキャパシタC1を備えるスイッチングレギュレータを用いて構成することができる。
インダクタL1の一端には電圧源から供給された入力電圧Vin_1が供給される。NMOSトランジスタMN10のドレインはインダクタL1の他端及びPMOSトランジスタMP10のソースに接続されており、ソースは接地されており、ゲートにはクロック信号CLK_1が供給される。PMOSトランジスタMP10のソースはインダクタL1の他端及びNMOSトランジスタMN10のドレインに接続されており、ドレインはキャパシタC1の一端に接続されており、ゲートにはクロック信号CLK_1が供給される。PMOSトランジスタMP10のドレインからは出力電圧Voutが出力される。
クロック信号CLK_1がハイレベルの場合、NMOSトランジスタMN10はオン状態、PMOSトランジスタMP10はオフ状態となる。このとき、インダクタL1の一端には入力電圧Vin_1が供給され、他端は接地されるので、インダクタL1には電流が流れる。これによりインダクタL1にはエネルギーが蓄えられる。その後、クロック信号CLK_1がロウレベルになると、NMOSトランジスタMN10はオフ状態、PMOSトランジスタMP10はオン状態となる。これにより、インダクタL1に蓄えられたエネルギーが、PMOSトランジスタMP10のドレインから放出されて出力電圧Voutが出力される。出力電圧Voutは、クロック信号CLK_1のデューティー比に応じて決定される。ここでクロック信号CLK_1のデューティー比は、ハイレベルの時間/(ハイレベルの時間+ロウレベルの時間)を計算することで求めることができる。
電圧制御回路14_1の出力電圧Voutは、クロック信号CLK_1のデューティー比が大きいほど高くなる。本実施の形態にかかる電源回路では、電圧制御回路14_1の出力電圧Vout及び電圧制御回路14_2の出力電圧Voutは同一である。よって、例えば電圧制御回路14_1に供給される入力電圧Vin_1が電圧制御回路14_2に供給される入力電圧Vin_2よりも低い場合、クロック信号CLK_1のデューティー比はクロック信号CLK_2のデューティー比よりも大きくなる。
図1に示す電圧源切替回路16は、電圧源11_1〜11_5の各々と電圧モニタ回路17との接続を順次切り替える。換言すると、電圧源切替回路16は、電圧源11_1〜11_5のうちのいずれか一つの電源電圧を電圧モニタ回路17に出力する。
図5は、電圧源切替回路16の一例を示すブロック図である。図5に示すように、電圧源切替回路16は複数のスイッチSW_M1〜SW_M5を備える。電圧源11_1はスイッチSW_M1を介して電圧モニタ回路17と接続されており、電圧源11_2はスイッチSW_M2を介して電圧モニタ回路17と接続されており、電圧源11_3はスイッチSW_M3を介して電圧モニタ回路17と接続されており、電圧源11_4はスイッチSW_M4を介して電圧モニタ回路17と接続されており、電圧源11_5はスイッチSW_M5を介して電圧モニタ回路17と接続されている。
そして、スイッチSW_M1〜SW_M5のうちのいずれか一つをオン状態とすることで、電圧源11_1〜11_5のうちのいずれか一つの電源電圧を電圧モニタ回路17に出力することができる。スイッチSW_M1〜SW_M5は、制御回路から出力された制御信号CTR_M1〜CTR_M5を用いて制御される。なお、電圧源11_1〜11_5の電源電圧をモニタしない場合は、スイッチSW_M1〜SW_M5の全てがオフ状態となっている。
図6は、電圧源切替回路16が備えるスイッチSW_M1〜SW_M5の具体例を示す回路図である。なお、図6ではスイッチSW_M1のみを示しているが、他のスイッチSW_M2〜SW_M5についても同様である。図6に示すように、例えばスイッチSW_M1は、PMOSトランジスタMP_M1、NMOSトランジスタMN_M1、及びインバータINV1_M1を用いて構成することができる。電圧源11_1は、PMOSトランジスタMP_M1のソース及びNMOSトランジスタMN_M1のドレインに接続されており、電圧モニタ回路17は、PMOSトランジスタMP_M1のドレイン及びNMOSトランジスタMN_M1のソースに接続されている。NMOSトランジスタMN_M1のゲートはインバータINV1_M1の入力側に接続されており、PMOSトランジスタMP_M1のゲートはインバータINV1_M1の出力側に接続されている。
制御信号CTR_M1がハイレベルの場合、NMOSトランジスタMN_M1のゲートにはハイレベルの信号が供給され、PMOSトランジスタMP_M1のゲートにはロウレベルの信号が供給される。よってこの場合は、NMOSトランジスタMN_M1及びPMOSトランジスタMP_M1がオン状態となり、電圧源11_1と電圧モニタ回路17とが接続される。換言すると、電圧モニタ回路17に電源電圧V1が供給される。
電圧モニタ回路17は、電圧源11_1〜11_5の電源電圧V1〜V5をモニタする。つまり電圧モニタ回路17は、電圧源切替回路16において選択された、電圧源11_1〜11_5のうちのいずれか一つの電源電圧をモニタする。
図7は、電圧モニタ回路17の一例を示すブロック図である。図7に示すように、電圧モニタ回路17は、基準電圧生成回路19と比較回路CMP1とを備える。基準電圧生成回路19は、基準電圧Vrefを生成する。基準電圧生成回路19は、例えばバンドギャップリファレンス回路を用いて構成することができる。比較回路CMP1は、電圧源11_1〜11_5の各々の電源電圧V1〜V5と基準電圧Vrefとを比較し、比較結果OUT_M1〜OUT_M5を出力する。
例えば比較回路CMP1は、電圧源11_1の電源電圧V1が基準電圧Vrefよりも低い場合、比較結果OUT_M1としてロウレベルの信号を出力する。一方、電圧源11_1の電源電圧V1が基準電圧Vref以上の場合、比較結果OUT_M1としてハイレベルの信号を出力する。
電圧モニタ回路17の比較結果OUT_M1〜OUT_M5(つまり、電圧源11_1〜11_5の各々の電源電圧V1〜V5と基準電圧Vrefとの比較結果)は、制御回路18に保存される。例えば制御回路18は各々の電圧源11_1〜11_5と対応するように設けられたフリップフロップFF1〜FF5(不図示)を備えており、各々の電圧源11_1〜11_5の電源電圧V1〜V5と基準電圧Vrefとの比較結果OUT_M1〜OUT_M5は、対応するフリップフロップFF1〜FF5にそれぞれ格納される。
基準電圧Vrefは、電圧制御回路14_1の入力電圧Vin_1及び電圧制御回路14_2の入力電圧Vin_2に基づいて決定してもよい。例えば、Vin_1<Vin_2の場合、基準電圧Vrefは、Vin_1×2<Vref<Vin_2×2を満たすように決定してもよい。
また、基準電圧Vrefは、各々の電圧源11_1〜11_5の電源電圧V1〜V5に基づいて決定してもよい。例えば、電源電圧V1〜V5の最大値をV_max、電源電圧V1〜V5の最小値をV_minとした場合、基準電圧VrefがV_min<Vref<V_maxを満たすように決定してもよい。また、電源電圧V1〜V5の平均値(又は平均値近傍の値)を用いて、基準電圧Vrefを決定してもよい。
制御回路18は電源回路1を制御する。具体的には、制御回路18は電圧源切替回路16が備えるスイッチSW_M1〜SW_M5を制御する。制御回路18は、電圧モニタ回路17の比較結果OUT_M1〜OUT_M5に応じて、電圧源接続スイッチ13が備える複数のスイッチSW1_1〜SW5_1、SW1_2〜SW5_2を制御する。例えば、制御回路18は、電圧源11_1〜11_5のうち電圧が所定の基準電圧Vrefよりも低い電圧源を電圧制御回路14_1に接続し、電圧源11_1〜11_5のうち電圧が所定の基準電圧Vref以上の電圧源を電圧制御回路14_2に接続する。このようにすることで、同程度の電源電圧を備える電圧源を各々の電圧制御回路14_1、14_2に接続することができる。更に、制御回路18はクロック生成回路20を制御する。例えば、制御回路18は、クロック生成回路20で生成されるクロック信号CLK_1、CLK_2のデューティー比を制御することで、電圧制御回路14_1、14_2の出力電圧をそれぞれ調整することができる。
次に本実施の形態にかかる電源回路の動作について、図8に示すタイミングチャートを用いて説明する。本実施の形態にかかる電源回路1は、動作モードとしてモニタモードと通常モードとを備える。通常モードは、電圧源接続スイッチ13が電圧源11_1〜11_5のうちの少なくとも一つを電圧制御回路14_1及び電圧制御回路14_2のうちのいずれか一つに接続して、負荷回路15に電力を供給するモードである。モニタモードは、電圧モニタ回路17を用いて各々の電圧源11_1〜11_5の電源電圧V1〜V5をモニタするモードである。モニタモードでは、電圧源11_1〜11_5のうち、電圧モニタ回路17を用いて電源電圧をモニタしている電圧源以外の電圧源は、通常モードの場合と同様に、電圧制御回路14_1及び電圧制御回路14_2のうちのいずれか一つに接続されている。よって、モニタモードにおいても負荷回路15に電力が供給される。なお、電圧制御回路14_1には所定のデューティー比のクロック信号CLK_1が供給され、電圧制御回路14_2には所定のデューティー比のクロック信号CLK_2が供給されている。
図8に示すように、タイミングt1において電圧源接続スイッチ13は通常モードからモニタモードに遷移する。次に、タイミングt2において、電圧源切替回路16が備えるスイッチSW_M1(図5参照)の制御信号CTR_M1がハイレベルになると、スイッチSW_M1がオン状態となり、電圧源11_1の電源電圧V1が電圧モニタ回路17に出力される。このとき、電圧源接続スイッチ13は、電圧源11_1が電圧制御回路14_1、14_2のいずれにも接続されていない状態に切り替える。
電圧モニタ回路17は、電圧源11_1の電源電圧V1と基準電圧Vrefとを比較し、比較結果OUT_M1を出力する。例えば電圧モニタ回路17は、電圧源11_1の電源電圧V1が基準電圧Vrefよりも低い場合、比較結果OUT_M1としてロウレベルの信号を出力する。一方、電圧モニタ回路17は、電圧源11_1の電源電圧V1が基準電圧Vref以上の場合、比較結果OUT_M1としてハイレベルの信号を出力する。
そしてタイミングt3において、比較結果OUT_M1を格納するフリップフロップFF1の駆動クロックがハイレベルになると、フリップフロップFF1に比較結果OUT_M1(電圧源11_1の電圧に関する情報)が格納される。以降、制御信号CTR_M2〜CTR_M5が順次ハイレベルになり、電圧源11_1の場合と同様に、電圧源11_2〜11_5の電源電圧V2〜V5が基準電圧Vrefと比較され、これらの比較結果OUT_M2〜OUT_M5がフリップフロップFF2〜FF5にそれぞれ格納される。
その後、タイミングt4において電圧源接続スイッチ13はモニタモードから通常モードに遷移する。このとき、電圧源接続スイッチ13は、各々のフリップフロップFF1〜FF5に格納されている比較結果OUT_M1〜OUT_M5(つまり、電圧源11_1〜11_5の電圧に関する情報)に応じて、電圧源11_1〜11_5のうちの少なくとも一つを電圧制御回路14_1、14_2のうちのいずれか一つに接続する。これにより、モニタモードにおいてモニタした電圧源11_1〜11_5の電源電圧の状態が、電圧源接続スイッチ13の接続状態に反映される。
例えば、電圧源接続スイッチ13は、電圧源11_1〜11_5のうち電圧が所定の基準電圧Vrefよりも低い電圧源を電圧制御回路14_1に接続し、電圧源11_1〜11_5のうち電圧が所定の基準電圧Vref以上の電圧源を電圧制御回路14_2に接続する。このようにすることで、同程度の電源電圧を備える電圧源同士を同一の電圧制御回路に接続することができる。
このとき、更に下限の基準電圧Vref_Lを設け、電源電圧が下限の基準電圧Vref_Lよりも小さい電圧源については、いずれの電圧制御回路14_1、14_2にも接続しないようにしてもよい。また、更に上限の基準電圧Vref_Hを設け、電源電圧が上限の基準電圧Vref_Hよりも大きい電圧源については、いずれの電圧制御回路14_1、14_2にも接続しないようにしてもよい。
その後、タイミングt5において再び電圧源接続スイッチ13は通常モードからモニタモードに遷移する。以降、上記で説明した動作を繰り返す。
背景技術で説明したように、エナジーハーベスト技術を用いた場合は、一つの電圧源で得られる電圧は非常に小さい。例えば、空間に漂っている電波(環境電波)を用いて得られる電圧は約0.1〜0.4V程度と非常に小さい。このため、電圧源の電圧を電子機器を駆動できる電圧まで昇圧するために電圧制御回路を設ける必要がある。例えばマイコンなどを駆動するには電圧制御回路を用いて1V程度まで電圧を昇圧する必要がある。
また、エナジーハーベスト技術を用いた電圧源では、一つの電圧源で得られる電力も小さい。このため、電子機器を駆動するために複数の電圧源を設け、これらの電圧源で得られた電力を集約する必要がある。例えばマイコンを駆動するためには、数百μW〜数mW程度の電力が必要となる。
しかしながら、複数の電圧源毎に電圧制御回路を設けると電源回路の回路面積が大きくなる。一方、回路面積を小さくするために複数の電圧源で単一の電圧制御回路を共有すると、各々の電圧源の出力電圧が一定ではないため電力ロスが生じ、各々の電圧源から効率的に電力を取り出すことができないという問題がある。特に電波を用いて電力を生成する電圧源の場合は整流回路を用いるため、生成された電圧が低い場合は電圧源から電力を取り出せなくなる場合もある。
そこで本実施の形態にかかる電源回路1では、複数の電圧源11_1〜11_5に対して複数の電圧制御回路14_1、14_2を設けている。そして、電圧源接続スイッチ13を用いて、電圧源11_1〜11_5のうちの少なくとも一つを複数の電圧制御回路14_1、14_2のうちのいずれか一つに接続している。例えば、電圧源の電源電圧が基準電圧よりも低い電圧源を電圧制御回路14_1に接続し、電圧源の電源電圧が基準電圧以上の電圧源を電圧制御回路14_2に接続している。よって、各々の電圧源から効率的に電力を取り出すことができる電源回路、及び電源回路の制御方法を提供することができる。また、複数の電圧源で電圧制御回路を共有しているので、電源回路の回路面積を低減することができる。
図9は、本実施の形態にかかる電源回路1の動作の一例を示すブロック図である。図9に示す電源回路1では、電圧源11_1の電源電圧(開放電圧)を0.2V、電圧源11_2の電源電圧を0.2V、電圧源11_3の電源電圧を0.3V、電圧源11_4の電源電圧を0.4V、電圧源11_5の電源電圧を0.5Vとしている。また各々の電圧源11_1〜11_5の出力インピーダンスを1kΩとしている。
そして、基準電圧Vrefを0.25Vに設定し、電圧源の電源電圧が基準電圧よりも低い電圧源を電圧制御回路14_1に接続し、電圧源の電源電圧が基準電圧以上の電圧源を電圧制御回路14_2に接続するものとする。この場合、電圧源11_1、11_2の電源電圧は0.2Vであり、基準電圧0.25Vよりも低いので、電圧源接続スイッチ13は電圧源11_1、11_2を電圧制御回路14_1に接続する。一方、電圧源11_3、11_4、11_5の電源電圧はそれぞれ0.3V、0.4V、0.5Vであり、基準電圧0.25Vよりも高いので、電圧源接続スイッチ13は電圧源11_3、11_4、11_5を電圧制御回路14_2に接続する。
更に、電圧制御回路14_1、14_2の出力電圧Voutを1.5V、電圧制御回路14_1に供給されるクロック信号CLK_1のデューティー比を0.93、電圧制御回路14_2に供給されるクロック信号CLK_2のデューティー比を0.87にそれぞれ設定すると、電圧制御回路14_1の入力電圧Vin_1は0.1Vになり、電圧制御回路14_2の入力電圧Vin_2は0.2Vになる。
このとき、電圧源11_1から電圧制御回路14_1に供給される電力は、電圧源11_1の電源電圧V1(0.2V)と電圧制御回路14_1の入力電圧Vin_1(0.1V)との電位差が0.1Vであり、電圧制御回路14_1に供給される電流が100μA(=0.1V/1kΩ)であるので、10μW(=0.1V×100μA)となる。同様に、電圧源11_2から電圧制御回路14_1に供給される電力は10μW、電圧源11_3から電圧制御回路14_2に供給される電力は20μW、電圧源11_4から電圧制御回路14_2に供給される電力は40μW、電圧源11_5から電圧制御回路14_2に供給される電力は60μWとなる。よって、電圧源11_1〜11_5から電圧制御回路14_1、14_2に供給される総電力は140μWとなる。
図10は、比較例にかかる電源回路の動作の一例を示すブロック図である。図10に示す電源回路では、一つの電圧制御回路114に全ての電圧源111_1〜111_5を接続している。なお、電圧源111_1〜111_5の電源電圧及び出力インピーダンスについては、図9に示した電源回路と同様である。電圧制御回路114の出力電圧を1.5V、電圧制御回路に供給されるクロック信号のデューティー比を0.91に設定すると、電圧制御回路114の入力電圧は0.16Vになる。
このとき、電圧源111_1から電圧制御回路114に供給される電力は6.5μW、電圧源111_2から電圧制御回路114に供給される電力は6.5μW、電圧源111_3から電圧制御回路114に供給される電力は22μW、電圧源111_4から電圧制御回路114に供給される電力は38μW、電圧源111_5から電圧制御回路114に供給される電力は55μWとなる。よって、電圧源111_1〜111_5から電圧制御回路114に供給される総電力は128μWとなる。
したがって、図9に示した本実施の形態にかかる電源回路1と、図10に示した比較例にかかる電源回路とを比べると、本実施の形態にかかる電源回路1では、比較例にかかる電源回路と比べて約10%程度、入力電力が向上した。この理由について以下で説明する。
電圧制御回路14_1、14_2に入力される電力は、各々の電圧制御回路14_1、14_2の入力電圧Vin_1およびVin_2が電圧源11_1〜11_5の電源電圧(開放電圧)の1/2の時に最大となる。換言すると、電圧制御回路14_1、14_2の入力電圧Vin_1、Vin_2が、各々の電圧制御回路14_1、14_2に接続される電圧源11_1〜11_5の電源電圧(開放電圧)の1/2倍から乖離するにつれて、電圧制御回路14_1、14_2に入力される電力が低下する。
図10に示した比較例にかかる電源回路では、一つの電圧制御回路114に全ての電圧源111_1〜111_5を接続している。このため、電圧源111_1〜111_5のうち、電源電圧の1/2倍の電圧と電圧制御回路114の入力電圧(0.16V)とが乖離している電圧源が多くなる。
これに対して図9に示した本実施の形態にかかる電源回路1では、複数の電圧制御回路14_1、14_2を設け、電圧制御回路14_1の入力電圧Vin_1を0.1Vに、電圧制御回路14_2の入力電圧Vin_2を0.2Vにそれぞれ設定している。そして、基準電圧を0.25Vに設定し、電圧源の電源電圧が基準電圧よりも低い電圧源11_1、11_2を電圧制御回路14_1に接続し、電圧源の電源電圧が基準電圧以上の電圧源11_3〜11_5を電圧制御回路14_2に接続している。よって、電圧源11_1〜11_5のうち、電源電圧の1/2倍の電圧と電圧制御回路14_1、14_2の入力電圧とが乖離している電圧源を減少させることができ、電圧制御回路14_1、14_2に入力される電力を向上させることができる。
例えば、本実施の形態にかかる電源回路では、電圧制御回路14_1、14_2に供給されるクロック信号CLK_1、CLK_2の各々のデューティー比を所定の値に固定してもよい。
また、本実施の形態にかかる電源回路では、電圧制御回路14_1、14_2に供給されるクロック信号CLK_1、CLK_2を、各々の電圧源11_1〜11_5の電源電圧に応じて調整してもよい。この場合は、制御回路18は、電圧モニタ回路17から取得したモニタ結果(つまり、各々の電圧源11_1〜11_5の電源電圧)に応じて、電圧制御回路14_1、14_2に供給するクロック信号CLK_1、CLK_2の各々のデューティー比を調整することができる。
例えば制御回路18は、電圧源11_1、11_2の電源電圧が低下した場合、電圧制御回路14_1に供給するクロック信号CLK_1のデューティー比を大きくしてもよい。これにより、電圧制御回路14_1の出力電圧Voutが低下することを抑制することができる。逆に、制御回路18は、電圧源11_1、11_2の電源電圧が上昇した場合、電圧制御回路14_1に供給するクロック信号CLK_1のデューティー比を小さくしてもよい。これにより、電圧制御回路14_1の出力電圧Voutが上昇することを抑制することができる。
なお、上記では電源回路1が5つの電圧源を備える場合について説明したが、電圧源の数は3つ以上であればいくつであってもよい(つまり電圧源の数をNとするとN≧3となる)。また、上記では電源回路1が2つの電圧制御回路を備える場合について説明したが、電圧制御回路の数は2つ以上であればいくつであってもよい(つまり電圧制御回路の数をKとするとK≧2となる。ただし、N≧K)。
<実施の形態2>
次に実施の形態2について説明する。図11は、実施の形態2にかかる電源回路2を示すブロック図である。本実施の形態にかかる電源回路2では、電圧源間スイッチ22を設けている点が実施の形態1で説明した電源回路1と異なる。
図11に示すように、本実施の形態にかかる電源回路2は、電圧源21_1〜21_5、電圧源間スイッチ22、電圧源接続スイッチ23、電圧制御回路14_1、14_2、電圧源切替回路16、電圧モニタ回路17、クロック生成回路20、及び制御回路28を備える。電源回路2は負荷回路15に電力を供給している。なお、電圧制御回路14_1、14_2、電圧源切替回路16、電圧モニタ回路17、クロック生成回路20については、実施の形態1で説明した電源回路1の場合と同一であるので、同一の構成要素には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
各々の電圧源21_1〜21_5は電源電圧V1〜V5を生成する。本実施の形態にかかる電源回路2では、電圧源21_1〜21_5は、配線31、32を介して電圧源接続スイッチ23に直接接続される電圧源21_2、21_4と、電圧源接続スイッチ23に電圧源間スイッチ22を介して接続される電圧源21_1、21_3、21_5の2つに分類することができる。
電圧源21_2、21_4はそれぞれ、電源電圧V2、V4を生成し、生成した電源電圧V2、V4を電圧源接続スイッチ23及び電圧源切替回路16に出力する。電圧源21_1、21_3、21_5は、電源電圧V1、V3、V5を生成し、生成した電源電圧V1、V3、V5を電圧源切替回路16に出力する。なお、電圧源21_1〜21_5のこれ以外の構成及び動作については、実施の形態1で説明した電圧源11_1〜11_5と同様であるので、重複した説明は省略する。
電圧源間スイッチ22は電圧源間スイッチSW1〜SW4を備える。電圧源21_1と電圧源21_2は電圧源間スイッチSW1を介して接続可能に構成されており、電圧源21_2と電圧源21_3は電圧源間スイッチSW2を介して接続可能に構成されており、電圧源21_3と電圧源21_4は電圧源間スイッチSW3を介して接続可能に構成されており、電圧源21_4と電圧源21_5は電圧源間スイッチSW4を介して接続可能に構成されている。
換言すると、電圧源間スイッチ22は、N個の電圧源のi番目(1≦i≦N−1)の電圧源とi+1番目の電圧源とを接続可能に構成されている(図11に示す例ではN=5である)。このとき、N個の電圧源のうちのm個の電圧源は電圧源接続スイッチ23に直接接続されている(図11に示す例ではm=2である)。また、N個の電圧源のうちのN−m個の電圧源は電圧源間スイッチ22を介して電圧源接続スイッチ23に接続されている。
そして電圧源間スイッチ22は、i番目の電圧源の電圧とi+1番目の電圧源の電圧とが所定の範囲内である場合に、i番目の電圧源とi+1番目の電圧源とを接続する。例えば、電圧源間スイッチ22は、N個の電圧源のうち電圧が所定の基準電圧Vrefよりも低い電圧源を互いに接続して第1の電圧源群を形成し、N個の電圧源のうち電圧が所定の基準電圧Vref以上の電圧源を互いに接続して第2の電圧源群を形成する。
例えば、図11に示す電源回路2において、電圧源間スイッチ22は、電圧源21_1の電源電圧V1と電圧源21_2の電源電圧V2のそれぞれが基準電圧Vrefよりも低い場合、電圧源間スイッチSW1をオン状態にして電圧源21_1と電圧源21_2とを接続して第1の電圧源群を形成する(図13参照)。このとき、第1の電圧源群(電圧源21_1及び電圧源21_2)は配線31を介して電圧源接続スイッチ23に接続される。
また、電圧源間スイッチ22は、電圧源21_3〜21_5の電源電圧V3〜V5のそれぞれが基準電圧Vref以上の場合、電圧源間スイッチSW3、SW4をオン状態にして電圧源21_3〜21_5を互いに接続して第2の電圧源群を形成する(図13参照)。このとき、第2の電圧源群(電圧源21_3〜21_5)は配線32を介して電圧源接続スイッチ23に接続される。
なお、電圧源間スイッチSW1〜SW5は、例えば図3に示した電圧源接続スイッチ23のスイッチSW1_1と同様に、NMOSトランジスタ、PMOSトランジスタ、及びインバータを用いて構成することができる。
電圧源接続スイッチ23は、第1の電圧源群(配線31)及び第2の電圧源群(配線32)と電圧制御回路14_1、14_2との接続状態を切り替える。つまり電圧源接続スイッチ23は、第1の電圧源群(配線31)が電圧制御回路14_1に接続されている状態、第1の電圧源群(配線31)が電圧制御回路14_2に接続されている状態、第1の電圧源群(配線31)が電圧制御回路14_1、14_2のいずれにも接続されていない状態の3つの接続状態を切り替える。同様に、電圧源接続スイッチ23は、第2の電圧源群(配線32)が電圧制御回路14_1に接続されている状態、第2の電圧源群(配線32)が電圧制御回路14_2に接続されている状態、第2の電圧源群(配線32)が電圧制御回路14_1、14_2のいずれにも接続されていない状態の3つの接続状態を切り替える。なお、電圧源接続スイッチ23の構成については、実施の形態1で説明した電圧源接続スイッチ13の場合(図2、図3参照)と同様であるので、重複した説明は省略する。
また、本実施の形態にかかる電源回路2において、制御回路28は更に電圧源間スイッチ22を制御可能に構成されている。なお、制御回路28のこれ以外の構成及び動作については、実施の形態1で説明した制御回路18と同様であるので、重複した説明は省略する。
次に本実施の形態にかかる電源回路2の動作について、図12に示すタイミングチャートを用いて説明する。本実施の形態にかかる電源回路2は、動作モードとしてモニタモードと通常モードとを備える。通常モードは、電圧源間スイッチ22及び電圧源接続スイッチ23を用いて、電圧源21_1〜21_5のうちの少なくとも一つを電圧制御回路14_1及び電圧制御回路14_2のうちのいずれか一つに接続して、負荷回路15に電力を供給するモードである。モニタモードは、電圧モニタ回路17を用いて各々の電圧源21_1〜21_5の電源電圧V1〜V5をモニタするモードである。
モニタモードにおいて、電圧モニタ回路17を用いて電圧源21_1の電源電圧V1をモニタする際は、電圧源間スイッチSW1をオフ状態として電圧源21_1と電圧源接続スイッチ23とが電気的に接続されていない状態とする。このとき、他の電圧源21_2〜21_5については、通常モードの場合と同様に、電圧制御回路14_1及び電圧制御回路14_2のうちのいずれか一つに接続されている。よって、モニタモードにおいても負荷回路15に電力が供給される。電圧源21_3及び電圧源21_5についても同様である。
またモニタモードにおいて、電圧モニタ回路17を用いて電圧源21_2の電源電圧V2をモニタする際は、電圧源間スイッチSW1、SW2及び電圧源接続スイッチをオフ状態として、電圧源21_2が電圧モニタ回路17のみと接続されるようにする。このとき、配線31を介した電圧制御回路14_1又は電圧制御回路14_2への電力供給は中断される。一方、配線32を介した電圧制御回路14_1又は電圧制御回路14_2への電力供給は継続される。電圧源21_4についても同様である。
なお、電圧制御回路14_1には所定のデューティー比のクロック信号CLK_1が供給され、電圧制御回路14_2には所定のデューティー比のクロック信号CLK_2が供給されている。
図12に示すように、タイミングt11において電圧源間スイッチ22及び電圧源接続スイッチ23は通常モードからモニタモードに遷移する。次に、タイミングt12において、電圧源切替回路16が備えるスイッチSW_M1(図5参照)の制御信号CTR_M1がハイレベルになると、スイッチSW_M1がオン状態となり、電圧源21_1の電源電圧V1が電圧モニタ回路17に出力される。このとき、電圧源間スイッチSW1をオフ状態として電圧源21_1と電圧源接続スイッチ23とが接続されていない状態とする。
電圧モニタ回路17は、電圧源21_1の電源電圧V1と基準電圧Vrefとを比較し、比較結果OUT_M1を出力する。例えば電圧モニタ回路17は、電圧源21_1の電源電圧V1が基準電圧Vrefよりも低い場合、比較結果OUT_M1としてロウレベルの信号を出力する。一方、電圧モニタ回路17は、電圧源11_1の電源電圧V1が基準電圧Vref以上の場合、比較結果OUT_M1としてハイレベルの信号を出力する。
そしてタイミングt13において、比較結果OUT_M1を格納するフリップフロップFF1の駆動クロックがハイレベルになると、フリップフロップFF1に比較結果OUT_M1(電圧源21_1の電圧に関する情報)が格納される。以降、制御信号CTR_M2〜CTR_M5が順次ハイレベルになり、電圧源21_1の場合と同様に、電圧源21_2〜21_5の電源電圧V2〜V5が基準電圧Vrefと比較され、これらの比較結果OUT_M2〜OUT_M5がフリップフロップFF2〜FF5にそれぞれ格納される。
その後、タイミングt14において電圧源間スイッチ22及び電圧源接続スイッチ23はモニタモードから通常モードに遷移する。通常モードにおいて、電圧源間スイッチ22及び電圧源接続スイッチ23は、各々のフリップフロップFF1〜FF5に格納されている比較結果OUT_M1〜OUT_M5(つまり、電圧源21_1〜21_5の電圧に関する情報)に応じて、電圧源21_1〜21_5のうちの少なくとも一つを電圧制御回路14_1、14_2のうちのいずれか一つに接続する。これにより、モニタモードにおいてモニタした電圧源21_1〜21_5の電源電圧の状態が、電圧源間スイッチ22及び電圧源接続スイッチ23の接続状態に反映される。
具体的には、電圧源間スイッチ22は、電圧モニタ回路において測定された、隣接する電圧源同士の比較結果(つまり、各々のフリップフロップFF1〜FF5に格納されている比較結果OUT_M1〜OUT_M5であり、“0”又は“1”の値)が同一の場合、これらの電圧源間スイッチ22をオン状態にする。例えば、電圧源21_1、21_2の比較結果OUT_M1、OUT_M2が同一である場合、これらの電圧源間スイッチSW1をオン状態にする。また、例えば、電圧源21_3〜21_5の比較結果OUT_M3〜OUT_M5が同一である場合、これらの電圧源間スイッチSW3、SW4をオン状態にする。
電圧源接続スイッチ23は、第1の電圧源群(配線31)及び第2の電圧源群(配線32)と電圧制御回路14_1、14_2との接続状態を切り替える。例えば電圧源接続スイッチ23は、比較結果OUT_M1、OUT_M2が“0”である第1の電圧源群(配線31)を電圧制御回路14_1に接続する。また、例えば電圧源接続スイッチ23は、比較結果OUT_M3〜OUT_M5が“1”である第2の電圧源群(配線32)を電圧制御回路14_2に接続する。これにより、電圧源21_1〜21_5のうち電圧が所定の基準電圧Vrefよりも低い電圧源を電圧制御回路14_1に接続し、電圧源21_1〜21_5のうち電圧が所定の基準電圧Vref以上の電圧源を電圧制御回路14_2に接続することができる。よって、同程度の電源電圧を備える電圧源同士を同一の電圧制御回路に接続することができる。
その後、タイミングt15において再び電圧源間スイッチ22及び電圧源接続スイッチ23は通常モードからモニタモードに遷移する。以降、上記で説明した動作を繰り返す。
なお、電圧源間スイッチ22を用いて形成された電圧源群の中に、電圧源接続スイッチ23に直接接続されている電圧源が含まれていない場合は、隣の電圧源群の中に含まれている電圧源(つまり、電圧源接続スイッチ23に直接接続されている電圧源)との間の電圧源間スイッチをオン状態としてもよい。
換言すると、N個の電圧源のうちのa番目からb番目まで(1≦a<b≦N)の電圧源間の電圧源間スイッチが全てオン状態となっており、且つ当該a番目からb番目までの電圧源の中に電圧源接続スイッチ23に直接接続されている電圧源が含まれていない場合、a−1番目の電圧源とa番目の電圧源との間の電圧源間スイッチまたはb番目の電圧源とb+1番目の電圧源との間の電圧源間スイッチをオン状態にしてもよい。
図13は、本実施の形態にかかる電源回路2の動作の一例を示すブロック図である。図13に示す電源回路2では、電圧源21_1の電源電圧(開放電圧)を0.2V、電圧源21_2の電源電圧を0.2V、電圧源21_3の電源電圧を0.3V、電圧源21_4の電源電圧を0.4V、電圧源21_5の電源電圧を0.5Vとしている。また各々の電圧源21_1〜21_5の出力インピーダンスを1kΩとしている。
そして、基準電圧Vrefを0.25Vに設定し、電圧源の電源電圧が基準電圧よりも低い電圧源を電圧制御回路14_1に接続し、電圧源の電源電圧が基準電圧以上の電圧源を電圧制御回路14_2に接続するものとする。この場合、電圧源21_1、21_2の電源電圧は0.2Vであり、基準電圧0.25Vよりも低いので、電圧源間スイッチSW1はオン状態となり、また電圧源接続スイッチ23は配線31を電圧制御回路14_1に接続する。これにより、電圧源21_1、21_2が電圧制御回路14_1に電気的に接続される。
一方、電圧源11_3、11_4、11_5の電源電圧はそれぞれ0.3V、0.4V、0.5Vであり、基準電圧0.25Vよりも高いので、電圧源間スイッチSW3、SW4はオン状態となり、また電圧源接続スイッチ23は配線32を電圧制御回路14_2に接続する。これにより、電圧源21_3〜21_5が電圧制御回路14_2に電気的に接続される。
更に、電圧制御回路14_1、14_2の出力電圧Voutを1.5V、電圧制御回路14_1に供給されるクロック信号CLK_1のデューティー比を0.93、電圧制御回路14_2に供給されるクロック信号CLK_2のデューティー比を0.87にそれぞれ設定すると、電圧制御回路14_1の入力電圧Vin_1は0.1Vになり、電圧制御回路14_2の入力電圧Vin_2は0.2Vになる。
このとき、電圧源21_1から電圧制御回路14_1に供給される電力は、電圧源21_1の電源電圧V1(0.2V)と電圧制御回路14_1の入力電圧Vin_1(0.1V)との電位差が0.1Vであり、電圧制御回路14_1に供給される電流が100μA(=0.1V/1kΩ)であるので、10μW(=0.1V×100μA)となる。同様に、電圧源21_2から電圧制御回路14_1に供給される電力は10μW、電圧源21_3から電圧制御回路14_2に供給される電力は20μW、電圧源21_4から電圧制御回路14_2に供給される電力は40μW、電圧源21_5から電圧制御回路14_2に供給される電力は60μWとなる。よって、電圧源21_1〜21_5から電圧制御回路14_1、14_2に供給される総電力は140μWとなり、実施の形態1の場合と同様の理由から、各々の電圧源21_1〜21_5から効率的に電力を取り出すことができる。
特に本実施の形態にかかる電源回路2では、隣接する電圧源同士の電源電圧が所定の範囲内である場合に、電圧源間スイッチ22を用いて電圧源群を形成している(換言すると、複数の電圧源をグルーピングしている)。このため、電圧源接続スイッチ23の入力側の配線(配線31、32に対応)を少なくすることができ、電圧源接続スイッチ23の構成を簡素化することができる。
また、電圧源接続スイッチ23に直接接続される電圧源は、複数の電圧源の中において均等に配置することが好ましい。
なお、上記では電源回路2が5つの電圧源を備える場合について説明したが、電圧源の数は3つ以上であればいくつであってもよい(つまり電圧源の数をNとするとN≧3となる)。また、上記では電源回路2が2つの電圧制御回路を備える場合について説明したが、電圧制御回路の数は2つ以上であればいくつであってもよい(つまり電圧制御回路の数をKとするとK≧2となる。ただし、N≧K)。
ここで、N個の電圧源のうちm個(mはNより小さい自然数)の電圧源を電圧源接続スイッチ23に直接接続される電圧源とすると、電圧源接続スイッチ23を構成するスイッチの数を少なくするために、N、K、mについて、(N−1)+(m×K)<N×K、を満たすようにすることが好ましい。
なお、隣接する電圧源同士の電源電圧のばらつきが大きい場合は、実施の形態1で説明した電源回路1を用いることができる。
<実施の形態3>
次に実施の形態3について説明する。実施の形態3では、実施の形態1で説明した電源回路1を半導体チップ(以下、チップと記載する)に搭載した構成例について説明する。図14は、実施の形態3にかかる電源回路の構成例を示す図である。図14に示すように、本実施の形態にかかる電源回路3では、チップ50上に、電圧源接続スイッチ13を構成するスイッチSW1_1〜SW5_1、SW1_2〜SW5_2(図2参照)、電圧源切替回路16を構成するスイッチSW_M1〜SW_M5(図5参照)、電圧制御回路14_1、14_2、電圧モニタ回路17、及びパッド53〜58を配置している。また、チップ50の外側には、電圧源11_1〜11_5、第1の配線51、第2の配線52、パッド59、及び負荷回路15が配置されている。
電圧源11_1はボンディングワイヤ61を用いて電圧源用パッド(第3のパッド)53と接続されている。電圧源用パッド53はスイッチSW1_1を介して第1のパッド54と接続されている。ここで、スイッチSW1_1の一端と電圧源用パッド53及びスイッチSW1_1の他端と第1のパッド54は、チップ内配線で接続されている。第1のパッド54は、ボンディングワイヤ62を用いて第1の配線51と接続されている。他の電圧源11_2〜11_5、及び他のスイッチSW2_1〜SW5_1についても同様である。第1の配線51はボンディングワイヤ64を用いてパッド56と接続されている。パッド56はチップ内配線を用いて電圧制御回路14_1と接続されている。電圧制御回路14_1はチップ内配線を用いてパッド58と接続されている。ここで、第1のパッド54は電圧制御回路14_1と電気的に接続されているパッドである。
同様に、電圧源用パッド53はスイッチSW1_2を介して第2のパッド55と接続されている。ここで、スイッチSW1_2の一端と電圧源用パッド53及びスイッチSW1_2の他端と第2のパッド55は、チップ内配線で接続されている。第2のパッド55は、ボンディングワイヤ63を用いて第2の配線52と接続されている。他のスイッチSW2_2〜SW5_2についても同様である。第2の配線52はボンディングワイヤ65を用いてパッド57と接続されている。パッド57はチップ内配線を用いて電圧制御回路14_2と接続されている。電圧制御回路14_2はチップ内配線を用いてパッド58と接続されている。ここで、第2のパッド55は電圧制御回路14_2と電気的に接続されているパッドである。
電圧源用パッド53は電圧源切替回路16を構成するスイッチSW_M1を介して電圧モニタ回路17と接続されている。他のスイッチSW_M2〜SW_M5についても同様である。また、パッド58はボンディングワイヤ66を用いてパッド59と接続されている。パッド59は負荷回路15と接続されている。また、電圧源用パッド53、第1のパッド54、第2のパッド55及びパッド56、57は、チップ50の第1及び第2の配線51、52側の端部に設けられている。
このように本実施の形態にかかる電源回路3では、電圧制御回路14_1、電圧制御回路14_2、及び電圧源接続スイッチSW1_1〜SW5_1、SW1_2〜SW5_2を同一のチップ上に形成している。また、電圧制御回路14_1と電圧源接続スイッチSW1_1〜SW5_1は、チップ50の外に設けられた第1の配線51を介して接続されている。電圧制御回路14_2と電圧源接続スイッチSW1_2〜SW5_2は、チップ50の外に設けられた第2の配線52を介して接続されている。ここで、電圧源接続スイッチSW1_1〜SW5_1(第1のスイッチ)は、電圧源11_1〜11_5と電圧制御回路14_1との接続を切り替えるスイッチである。電圧源接続スイッチSW1_2〜SW5_2(第2のスイッチ)は、電圧源11_1〜11_5と電圧制御回路14_2との接続を切り替えるスイッチである。
第1の配線51及び第2の配線52は、チップ50の外側に配置された配線であり、チップ50の内部の配線(チップ内配線)と比べて抵抗が小さい。よって、本実施の形態にかかる電源回路3では、電圧制御回路14_1と電圧源接続スイッチSW1_1〜SW5_1とを接続する配線、及び電圧制御回路14_2と電圧源接続スイッチSW1_2〜SW5_2とを接続する配線の配線抵抗を低減することができる。
図15は、比較例にかかる電源回路103を示す図である。図15に示す比較例では、図14に示した第1の配線51及び第2の配線52(以下、チップ外配線51、52とも記載する)を、チップ内配線151、152を用いて構成した場合を示している。なお、図15に示す電源回路103において、図14に示す電源回路3と同一の構成要素には同一の符号を付している。
図15に示すように、比較例にかかる電源回路103では、チップ150の内部にチップ内配線151、152が形成されている。電圧源11_1はボンディングワイヤを用いて電圧源用パッド153と接続されている。電圧源用パッド153はスイッチSW1_1の一端、スイッチSW1_2の一端、及びスイッチSW_M1の一端と配線161を用いて接続されている。スイッチSW1_1の他端は、配線162を用いてチップ内配線151と接続されている。スイッチSW1_2の他端は、配線163を用いてチップ内配線152と接続されている。スイッチSW_M1の他端は電圧モニタ回路17に接続されている。他の電圧源11_2〜11_5、他のスイッチSW2_1〜SW5_1、SW_M2〜SW_M5についても同様である。電圧制御回路14_1は配線164を用いてチップ内配線151と接続されている。電圧制御回路14_2は配線165を用いてチップ内配線152と接続されている。
図15に示す比較例では、チップ内配線151、152の配線抵抗を低減させるために(図14に示したチップ外配線51、52と同程度の配線抵抗とするために)、チップ内配線151、152の幅を太く(例えば、1mm以上)する必要がある。このため、チップ150の内部にチップ内配線151、152を設けると、チップ面積が大きくなる。よって、本実施の形態では、図14に示したように、チップ外配線51、52を用いることが好ましく、これにより、チップ面積を大幅に低減することができる。
なお本実施の形態にかかる電源回路3では、電圧源用パッド53、第1のパッド54、及び第2のパッド55は、図16に示すように配置にしてもよい。すなわち、各々のパッドを2列に配置し、1つの第1のパッド54に2つの電圧源用パッド53が接続されるように、また1つの第2のパッド55に2つの電圧源用パッド53が接続されるようにしてもよい。このとき、電圧源接続スイッチSW1_1〜SW5_1、SW1_2〜SW5_2は、各々のパッドの間に設けられる。また各々のパッドはチップ内配線を用いて接続される。
このように、各々のパッドの配置を図16に示すような配置とすることで、2つの電圧源用パッド53が1つの第1のパッド54及び1つの第2のパッド55を共有することができるので、パッドの数を減らすことができる。
また、本実施の形態にかかる電源回路3では、電圧源用パッド53、第1のパッド54、及び第2のパッド55は、図17に示すように配置にしてもよい。すなわち、各々のパッドを2列に配置し、更に千鳥状に配置してもよい。このとき、各々の電圧源用パッド53を一列目に配置し、第1及び第2のパッド54、55を2列目に配置する。図17に示す各々のパッドの接続状態は、図14に示した場合と同様である。この場合も、電圧源接続スイッチSW1_1〜SW5_1、SW1_2〜SW5_2は、各々のパッドの間に設けられる。また各々のパッドはチップ内配線を用いて接続される。
図17に示すようにパッドを配置することで、各々のパッドが占める横方向の長さを短くすることができる。また、各々のパッドを千鳥状に配置することで、各々のパッドと接続されるボンディングワイヤが互いに干渉することを抑制することができる。
また、例えば電圧源の数が多い場合(例えば8個)は、図18に示すように各々のパッドを配置してもよい。すなわち、各々のパッドを2列に配置し、更に1つの第1のパッド54に4つの電圧源用パッド53が接続されるように、また1つの第2のパッド55に4つの電圧源用パッド53が接続されるようにしてもよい。この場合も、電圧源接続スイッチは、各々のパッドの間に設けられている。また各々のパッドはチップ内配線を用いて接続されている。
このように、各々のパッドの配置を図18に示すような配置とすることで、4つの電圧源用パッド53が1つの第1のパッド54及び1つの第2のパッド55を共有することができるので、パッドの数の増加を抑制することができる。
<実施の形態4>
次に、実施の形態4について説明する。実施の形態4では、実施の形態1乃至3で説明した電源回路1〜3を用いた電源システム、具体的には、実施の形態1乃至3で説明した電源回路1〜3を半導体チップに搭載したエネルギーハーベストシステムの構成例について説明する。
図19は、本実施の形態にかかる電源システムの一例を示すブロック図である。図19に示すように、本実施の形態にかかる電源システムは、アンテナ71_1〜71_5、RF−DC変換回路72_1〜72_5、電源回路73、及び負荷回路15を備える。アンテナ71_1〜71_5およびRF−DC変換回路72_1〜72_5は、実施の形態1乃至3で説明した電圧源11_1〜11_5に対応している。電源回路73は、実施の形態1乃至3で説明した電源回路1〜3に対応している(ただし、電圧源11_1〜11_5を除く)。
アンテナ71_1〜71_5は、所定の周波数帯域の電波を受信し、受信した交流信号をRF−DC変換回路72_1〜72_5に出力する。アンテナ71_1〜71_5は、電源システムが置かれている環境において多く用いられている周波数帯域(つまりエネルギーの高い周波数帯域)の電波を受信することができるように構成されている。アンテナ71_1〜71_5は、単一の周波数帯域の電波を受信するように構成してもよく、また複数の周波数帯域の電波を受信するように構成してもよい。
RF−DC変換回路72_1〜72_5は、アンテナ71_1〜71_5と対応するように設けられており、アンテナ71_1〜71_5で受信した交流信号を直流信号に変換し、変換後の直流信号を電源回路73に出力する。
電源回路73は、RF−DC変換回路72_1〜72_5から供給された電力を用いて電源電圧を生成し、負荷回路15に供給する。電源回路73は、半導体チップ74を用いて構成することができる。なお、電源回路73の構成および動作については、実施の形態1乃至3で説明した電源回路1〜3の場合と同様であるので詳細な説明は省略する。
エネルギーハーベスト技術では、一般的に、アンテナ71_1〜71_5に向けて送電された電波エネルギーではなく、電波塔や携帯電話基地局から不特定多数に向けて放射された電波エネルギーを回収する。よって、より多くのエネルギーを回収するために、携帯電話の周波数帯域の電波、無線LANの周波数帯域の電波、地上デジタル放送の周波数帯域の電波など、一般的に使用されている周波数帯域の電波を受信することができるアンテナを用いることが好ましい。
図20は、アンテナ71_1〜71_5で回収した電力の一例を示す図であり、RF−DC変換回路の出力電圧と出力電力との関係を示している。図20に示す例では、アンテナ71_1に200MHz帯用のアンテナ、アンテナ71_2、71_3に500MHz帯用のアンテナ、アンテナ71_4、71_5に800MHz帯用のアンテナを用いた場合を示している。
各周波数帯域の電波エネルギーの強度は場所や時間によって変動する。このため、各周波数帯域の電波エネルギーの強度が全て同程度となる状況はまれであり、例えば200MHz帯、500MHz帯、800MHz帯用のアンテナの出力がそれぞれ、−14dBm、−20dBm、−26dBmのようにばらばらになり、RF−DC変換回路の出力電圧と出力電力との関係は図20に示すようになる。
例えば、電圧制御回路の入力が1つである場合(図10参照)、1つの電圧制御回路にすべてのRF−DC変換回路72_1〜72_5の出力を供給し、RF−DC変換回路72_1〜72_5の出力を全て0.2Vとすると、図20に示すように、500MHz帯のRF−DC変換回路72_2、72_3から回収できる電力は最大になる。しかし、200MHz帯のRF−DC変換回路72_1の出力電力は最大とはならない(符号78で示す)。また、800MHz帯のRF−DC変換回路72_4、72_5では、リーク電流の影響で出力電力が減少する(符号79で示す)。よって、この場合は、RF−DC変換回路72_1〜72_5から1つの電圧制御回路に供給される電力は、14μW程度にとどまる。
一方、実施の形態1乃至3で説明した電源回路1〜3を用いた場合は、例えば、200MHz帯のRF−DC変換回路72_1を電圧制御回路14_2(図1参照)に接続して0.3Vで動作させ、500MHz帯のRF−DC変換回路72_2、72_3を電圧制御回路14_1に接続して0.2Vで動作させ、800MHz帯のRF−DC変換回路72_4、72_5を電圧制御回路14_1、14_2のいずれにも接続しないようにすることで、20μW程度の電力を回収することができる。
なお、図19に示した電源システムでは、電圧源としてアンテナ71_1〜71_5およびRF−DC変換回路72_1〜72_5を備える場合について説明したが、本実施の形態では、これらの代わりに熱電素子や太陽電池を備える構成としてもよい。熱電素子を用いることで熱エネルギーを回収することができる。また、太陽電池を用いることで光エネルギーを回収することができる。
また、図21に示すように、電圧源として複数種類の電圧源を組み合わせて用いてもよい。図21では、電圧源として、アンテナ71_1〜71_3、熱電素子75、太陽電池76を組み合わせて用いている場合を例として示している。このように、複数種類の電圧源を組み合わせて用いることで、例えば、暗い場所など特定のエネルギー(光エネルギー)が回収できないような場合でも、他の入力からエネルギー(電波エネルギーや熱エネルギー)を回収することができる。
また、複数種類の電圧源を組み合わせて用いた場合は、例えば電波エネルギー、熱エネルギー、光エネルギーの強さに応じて出力電圧が異なる。しかし、本実施の形態では、複数の電圧制御回路14_1、14_2(図1参照)を設け、各々のエネルギー源で得られた出力電圧に応じて、接続する電圧制御回路14_1、14_2を切り替えている。よって、各々のエネルギー源からエネルギーを効率的に回収することができる。
また、本実施の形態では、図22に示すように、電源回路73で駆動するMCU(Micro Controller Unit)82を半導体チップ81に搭載し、MCU82から出力される制御信号83を用いて負荷回路15を制御するようにしてもよい。このような構成とすることで、電源回路73の出力電圧が低い場合には負荷回路15の動作を停止させるなど、負荷回路15に対してより細かい制御をすることができる。
また、本実施の形態では、図23に示すように、負荷回路15への電力供給を制御する電源スイッチ回路92、及び電源スイッチ回路92を制御するスイッチ制御回路93を半導体チップ91に搭載してもよい。スイッチ制御回路93は、電源回路73の出力電圧が一定以上(負荷回路15の動作電圧以上)である場合、電源スイッチ回路92に制御信号94を出力する。電源スイッチ回路92は、制御信号94が供給された場合、電源回路73と負荷回路15とを接続して、負荷回路15に電源が供給されるようにする。
このような構成とすることで、電源回路73の出力電圧が一定以上(負荷回路15の動作電圧以上)になってから負荷回路15への電源供給を開始することができる。よって、動作保証電圧以下で負荷回路15の消費電流が大きい場合でも負荷回路15を安定して起動させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
1、2、3 電源回路
11_1〜11_5 電圧源
13 電圧源接続スイッチ
14_1、14_2 電圧制御回路
15 負荷回路
16 電圧源切替回路
17 電圧モニタ回路
18 制御回路
19 基準電圧生成回路
20 クロック生成回路
21_1〜21_5 電圧源
22 電圧源間スイッチ
23 電圧源接続スイッチ
28 制御回路
31、32 配線
50 チップ
51 第1の配線
52 第2の配線
53 電圧源用パッド
54 第1のパッド
55 第2のパッド
56、57、58、59 パッド
61、62、63、64、65、66 ボンディングワイヤ
71_1〜71_5 アンテナ
72_1〜72_5 RF−DC変換回路
73 電源回路
74 半導体チップ
75 熱電素子
76 太陽電池
81 半導体チップ
82 MCU
83 制御信号
91 半導体チップ
92 電源スイッチ回路
93 スイッチ制御回路
94 制御信号

Claims (18)

  1. N個(N≧3)の電圧源と、
    入力された電圧を昇圧する第1及び第2の電圧制御回路と、
    前記N個の電圧源のうちの少なくとも一つを前記第1及び第2の電圧制御回路のうちのいずれか一つに接続する電圧源接続スイッチと、を備え、
    前記電圧源接続スイッチは、
    前記N個の電圧源のうち電圧が所定の基準電圧よりも低い電圧源を前記第1の電圧制御回路に接続し、
    前記N個の電圧源のうち電圧が所定の基準電圧以上の電圧源を前記第2の電圧制御回路に接続する、
    電源回路。
  2. 前記N個の電圧源の電圧をモニタする電圧モニタ回路を更に備え、
    前記電圧モニタ回路は、
    前記所定の基準電圧を生成する基準電圧生成回路と、
    前記N個の電圧源の各々の電圧と前記基準電圧とを比較する比較回路と、を有する、
    請求項に記載の電源回路。
  3. 前記N個の電圧源の各々と前記電圧モニタ回路との接続を順次切り替える電圧源切替回路を更に備える、請求項に記載の電源回路。
  4. 前記電源回路は動作モードとしてモニタモードと通常モードとを備え、
    前記モニタモードにおいて、前記電圧モニタ回路が前記N個の電圧源の電圧をモニタし、
    前記通常モードにおいて、前記電圧源接続スイッチが、前記電圧源の電圧のモニタ結果に応じて、前記N個の電圧源のうちの少なくとも一つを前記第1及び第2の電圧制御回路のうちのいずれか一つに接続する、
    請求項に記載の電源回路。
  5. 前記第1の電圧制御回路は、当該第1の電圧制御回路に供給された第1のクロック信号のデューティー比に応じて入力電圧を昇圧し、
    前記第2の電圧制御回路は、当該第2の電圧制御回路に供給された第2のクロック信号のデューティー比に応じて入力電圧を昇圧する、
    請求項に記載の電源回路。
  6. 前記第1及び第2の電圧制御回路の各々には、前記第1及び第2のクロック信号として前記第1の電圧制御回路の出力電圧と前記第2の電圧制御回路の出力電圧とが略同一となるようなクロック信号がそれぞれ供給される、請求項に記載の電源回路。
  7. 前記第1のクロック信号のデューティー比は前記第2のクロック信号のデューティー比よりも大きい、請求項に記載の電源回路。
  8. 前記第1及び第2の電圧制御回路に供給される前記第1及び第2のクロック信号は、前記N個の電圧源の各々の電圧に応じて制御される、請求項に記載の電源回路。
  9. N個(N≧3)の電圧源と、
    入力された電圧を昇圧する第1及び第2の電圧制御回路と、
    前記N個の電圧源のうちの少なくとも一つを前記第1及び第2の電圧制御回路のうちのいずれか一つに接続する電圧源接続スイッチと、
    前記N個の電圧源のi番目(1≦i≦N−1)の電圧源とi+1番目の電圧源とを接続可能な電圧源間スイッチと、を備え、
    前記N個の電圧源のうちのm個の電圧源は前記電圧源接続スイッチに直接接続されており、
    前記N個の電圧源のうちのN−m個の電圧源は前記電圧源間スイッチを介して前記電圧源接続スイッチに接続されている、
    電源回路。
  10. 前記電圧源間スイッチは、前記i番目の電圧源の電圧とi+1番目の電圧源の電圧とが所定の範囲内である場合に、前記i番目の電圧源とi+1番目の電圧源とを接続する、請求項に記載の電源回路。
  11. 前記電圧源間スイッチは、
    前記N個の電圧源のうち電圧が所定の基準電圧よりも低い電圧源を互いに接続して第1の電圧源群を形成し、
    前記N個の電圧源のうち電圧が所定の基準電圧以上の電圧源を互いに接続して第2の電圧源群を形成する、
    請求項に記載の電源回路。
  12. 前記第1の電圧源群は前記第1の電圧制御回路に接続され、前記第2の電圧源群は前記第2の電圧制御回路に接続される、請求項11に記載の電源回路。
  13. 前記N個の電圧源のうちのa番目からb番目まで(1≦a<b≦N)の電圧源間の電圧源間スイッチが全てオン状態となっており、且つ当該a番目からb番目までの電圧源の中に前記電圧源接続スイッチに直接接続されている電圧源が含まれていない場合、a−1番目の電圧源とa番目の電圧源との間の電圧源間スイッチまたはb番目の電圧源とb+1番目の電圧源との間の電圧源間スイッチをオン状態にする、請求項に記載の電源回路。
  14. N個(N≧3)の電圧源と、
    入力された電圧を昇圧する第1及び第2の電圧制御回路と、
    前記N個の電圧源のうちの少なくとも一つを前記第1及び第2の電圧制御回路のうちのいずれか一つに接続する電圧源接続スイッチと、を備え、
    前記第1及び第2の電圧制御回路、並びに前記電圧源接続スイッチは同一のチップ上に形成されており、
    前記第1の電圧制御回路と前記電圧源接続スイッチは、前記チップの外に設けられた第1の配線を介して接続されており、
    前記第2の電圧制御回路と前記電圧源接続スイッチは、前記チップの外に設けられた第2の配線を介して接続されている、
    電源回路。
  15. 前記電圧源接続スイッチは、前記電圧源と前記第1の電圧制御回路との接続を切り替える第1のスイッチと、前記電圧源と前記第2の電圧制御回路との接続を切り替える第2のスイッチと、を含み、
    前記第1のスイッチの一端と前記第1の配線とを接続する第1のパッド、前記第2のスイッチの一端と前記第2の配線とを接続する第2のパッド、及び前記第1のスイッチの他端及び前記第2のスイッチの他端と前記電圧源とを接続する第3のパッドは、前記チップの前記第1及び第2の配線側の端部に設けられている、
    請求項14に記載の電源回路。
  16. 前記第1のスイッチの一端と前記第1のパッドはチップ内配線で接続されており、前記第1の配線と前記第1のパッドはボンディングワイヤで接続されており、
    前記第2のスイッチの一端と前記第2のパッドはチップ内配線で接続されており、前記第2の配線と前記第2のパッドはボンディングワイヤで接続されており、
    前記第1のスイッチの他端及び前記第2のスイッチの他端と前記第3のパッドはチップ内配線で接続されており、前記電圧源と前記第3のパッドはボンディングワイヤで接続されている、
    請求項15に記載の電源回路。
  17. N個(N≧3)の電圧源と、入力された電圧を昇圧する第1及び第2の電圧制御回路と、を備える電源回路の制御方法であって、
    前記N個の電圧源の電圧をモニタする第1のステップと、
    前記N個の電圧源の電圧に応じて、前記N個の電圧源のうちの少なくとも一つを前記第1及び第2の電圧制御回路のうちのいずれか一つに接続する第2のステップと、を備え、
    前記第2のステップにおいて、
    前記N個の電圧源のうち電圧が所定の基準電圧よりも低い電圧源を前記第1の電圧制御回路に接続し、
    前記N個の電圧源のうち電圧が所定の基準電圧以上の電圧源を前記第2の電圧制御回路に接続する、
    電源回路の制御方法。
  18. 前記N個の電圧源の各々の電圧と前記所定の基準電圧とを比較することで前記N個の電圧源の電圧をモニタする、請求項17に記載の電源回路の制御方法。
JP2014100133A 2013-09-27 2014-05-14 電源回路、及び電源回路の制御方法 Active JP6267052B2 (ja)

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