JP4220068B2 - 農業用塩化ビニル系樹脂フィルム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、農業用塩化ビニル系樹脂フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
農業用塩化ビニル系樹脂フィルムは、屋外に展張され、日光や風雨にさらされることが多いため、定期的に張り替える必要がある。
しかし、農業用フィルムの張り替えは、たいへんであり、長期間展張できるフィルムが要望されている。
【0003】
【発明の解決する課題】
長期間展張可能なフィルムを開発するためには、今まで以上の耐候性が必要である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本発明の農業用塩化ビニル系樹脂フィルムは、塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、化1に示す化学式で表されるエポキシ化合物を重合反応させて得られる重合体及び/又は化1に示す化学式で表されるエポキシ化合物と他のモノマーとを重合反応させて得られるエポキシ共重合体を0.1〜5重量部、化3および/または化4に示す一般式で表される有機リン系化合物を0.01〜5.0重量部含有し、かつハイドロタルサイト類を0.1〜10重量部含有することを特徴とするものである。
[化1]
[ 化3 ]
R 1 〜R 3 は、同一もしくは相異なるアリール基、アルキル置換アリール基、アリール置換アルキル基を示す。
[ 化4 ]
R 4 〜R 7 は同一もしくは相異なるアリール基、アルキル置換アリール基、アリール置換アルキル基を示し、nは1〜10の整数を示す。
【0005】
本発明における塩化ビニル系樹脂としては、従来の農業用塩化ビニル系樹脂フィルムと同様、ポリ塩化ビニル、塩化ビニルとエチレン、プロピレン、酢酸ビニル、塩化ビニリデン、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、マレイン酸、フマル酸、アクリロニトリル、アルキルビニルエーテル等との共重合体、あるいはこれらの樹脂の混合物が使用できる。
【0006】
上記の塩化ビニル系樹脂には、必要に応じて、可塑剤、防滴剤、含フッ素化合物、安定剤、滑剤または粘着防止剤、紫外線吸収剤、抗酸化剤、無機質充填剤などの各種添加剤が添加される。
【0007】
本発明の農業用塩化ビニル系樹脂フィルムに配合される化1に示される化学式で表されるエポキシ化合物の重合体及び/又は化1に示される化学式で表されるエポキシ化合物と他のモノマーとの共重合体の添加量としては、塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、0.5〜3.0重量部とすると、特に好ましい。
化1に示される化学式で表されるエポキシ化合物の重合体及び/又は化1に示される化学式で表されるエポキシ化合物の共重合体の添加量が多すぎると得られる農業用塩化ビニル系樹脂フィルムの防塵性が悪くなる傾向があり、添加量が少なすぎると得られる農業用塩化ビニル系樹脂フィルムの耐候性が充分ではなくなる傾向がある。
【0008】
化1に示される化学式で表されるエポキシ化合物と共重合可能なモノマーとしては、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル等があげられる。
【0009】
本発明におけるハイドロタルサイトの含有量は、0.1〜10重量部であり、好ましくは、0.5〜5重量部である。
また、本発明におけるハイドロタルサイト類とは、下記の一般式にて表されるものである。
[(M1)a(M2)b(M3)c]1-X・AlX(OH)2An- X/n・mH2O
但し、M1はMg2+、M2はCa2+又はBa2+、M3はZn2+,Cd2+又はPb2+のいずれかの金属イオン、An-はn価のアニオン、a,b,c,X,n,mはそれぞれ任意の数字を示す。
【0010】
本発明において上記式にて示されるハイドロタルサイト類におけるAn-で示されるn価のアニオンとしては、Cl-、Br-、I-、NO3 -、ClO4 -、SO4 2-、CO3 2-、SiO3 2-、HPO4 2-、HBO3 2-、PO4 3-、Fe(CN)6 3-、Fe(CN)6 4- 、CH3COO-、C6H4(OH)COO-、(COO)2 2-、C6H4(COO-)COO-、C10H7SO3 -等があげられる。
【0011】
本発明に用いられるハイドロタルサイトの具体的な例としては、
Mg0.66Al0.34(OH)2(SiO3)0.17・0.52H2O、
Mg0.70Al0.30(OH)2(HPO4)0.15・0.40H2O、
Zn0.70Al0.30(OH)2[C6H4(OH)COO]0.30・0.58H2O、
Mg0.70Al0.30(OH)2(CO3)0.15・0.55H2O、
Mg0.57Al0.33(OH)2(CO3)0.165・0.50H2O、
Zn0.67Al0.33(OH)2(CO3)0.165・0.50H2O、
Mg0.70Al0.30(OH)2(CO3)0.15、
Mg0.64Zn0.10Al0.25(OH)2(CO3)0.13・0.40H2O、
Mg0.55Zn0.15Al0.30(OH)2(CO3)0.15、
Mg0.10Ca0.3Zn0.30Al0.30(OH)2(CO3)0.15、
Mg0.60Cd0.1Al0.30(OH)2(CH3CO3)0.30・0.25H2O、
Mg0.54Pb0.20Al0.26(OH)2(CO3)0.13・0.20H2O、
Mg0.50Zn0.20Al0.30(OH)2(NO3)0.30等の化合物があげられる。
【0012】
上記の可塑剤として具体的には、ジ−n−オクチルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート、ジイソノニルフタレート、ジブチルフタレート、ブチルベンジルフタレート、ジラウリルフタレート、ジデシルフタレート、ジウンデシルフタレート、ジトリデシルフタレート等のフタル酸エステル系可塑剤;ジオクチルアジペート、ジトリノニルアジペート、ジイソデシルアジペート等のアジピン酸エステル系可塑剤;ポリエステル系可塑剤;セバチン酸エステル系可塑剤;トリメリット酸エステル系可塑剤;エポキシ化大豆油等のエポキシ系可塑剤などから選ばれる一種以上が使用きる。
また、可塑剤の添加量は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、30〜70重量部程度である。
【0013】
上記の防滴剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル、ソルビトール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ジグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸・二塩基酸エステル、ソルビトール脂肪酸・二塩基酸エステル、ジグリセリン脂肪酸・二塩基酸エステル等の多価アルコールと脂肪酸とのエステルや多価アルコールと脂肪酸および二塩基酸とのエステル、あるいはこれらにエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等のアルキレンオキサイドが付加された化合物などが挙げられ、具体的には、ソルビタンパルミテート、ソルビタンステアレート、ソルビタンステアレート・エチレンオキサイド2モル付加物、ソルビタンステアレート・プロピレンオキサイド3モル付加物、ソルビトールステアレート、ソルビトールステアレート・エチレンオキサイド3モル付加物、ジグリセリンパルミテート・エチレンオキサイド2モル付加物、ソルビタンステアレートアジペート・エチレンオキサイド3モル付加物、ソルビトールステアレートアジペート・エチレンオキサイド2モル付加物、ジグリセリンパルミテートセバケート・プロピレンオキサイド3モル付加物、ソルビトールパルミテートアジペート・エチレンオキサイド3モル付加物等が挙げられる。
上記防滴剤は、一種または二種以上を組み合わせて使用することができる。
また、上記の防滴剤の添加量は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、0.5〜6.0重量部程度が好ましい。
【0014】
上記の含フッ素化合物は、一分子中に含フッ素基と水酸基またはアルキレンオキサイド基の少なくとも一種を有する化合物である。
含フッ素基としては、パーフルオロアルキル基〔Cn F2n+1基〕、パーフルオロアルコキシル基〔Cn F2n+1O基〕、ポリフルオロアルキル基〔Hm Cn F2n+1-m基〕、パーフルオロアルケニル基〔Cn F2n-1基〕、ポリフルオロアルケニル基〔Hm Cn F2n-1-m基〕、パーフルオロアルケニル基〔Cn F2n基〕等が挙げられ(但し、式中のmは1〜3、nは3〜20の整数)、アルキレンオキサイド基としては、(C2 H4 O)n 、(C3 H6 O)n 等が挙げられる(但し、式中のnは1〜30の整数)。
【0015】
含フッ素化合物として具体的には、化2の(1)〜(13)に示すものが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
また、含フッ素化合物の添加量は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対し0.01〜1.0重量部が好ましく、更に好ましくは0.05〜0.5重量部程度である。
【0016】
【化2】
【0017】
安定剤としては、金属石鹸、有機ホスファイト系安定剤、β−ジケトン化合物などの通常使用される安定剤を使用することができる。
金属石鹸としては、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸カルシウム、リシノール酸バリウム、ラウリン酸カルシウム、オレイン酸カルシウム、オクトイン酸亜鉛などが挙げられる。
有機ホスファイト系安定剤としては、ジフェニルデシルホスファイト、トリフェニルホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリデシルホスファイト、トリス(2−エチルヘキシル)ホスファイト、トリステアリルホスファイト、オクチルジフェニルホスファイト等が挙げられる。
β−ジケトン化合物としては、ジベンゾイルメタン等が挙げられる。
上記安定剤は、一種または二種以上を組み合わせて使用することができる。
また、安定剤の添加量は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、0.5〜10重量部が好ましく、更に好ましくは1〜5重量部程度である。
【0018】
滑剤または粘着防止剤としては、ステアリン酸、イソステアリン酸、パルミチン酸等の脂肪酸系滑剤;ステアリン酸アミド、メチレンビスステアロアミド、エチレンビスステアロアミド等の脂肪酸アミド系滑剤;ブチルパルミテート、ブチルステアレート等のエステル系滑剤;バリウムイソデシルホスフェート、カルシウムオクタデシルホスフェート等の有機リン酸金属塩系滑剤;ポリエチレンワックス;流動パラフィンなどが挙げられる。
上記の滑剤または粘着防止剤は、一種または二種以上を組み合わせて使用することができる。
【0019】
紫外線吸収剤としては、一般に使用されているベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、サリチル酸エステル系、シアノアクリレート系等の紫外線吸収剤が挙げられる。
上記の紫外線吸収剤は、一種または二種以上を組み合わせて使用することができる。
【0020】
無機質充填剤としては、炭酸マグネシウム、マグネシウム珪酸塩、酸化珪素、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、ハイドロタルサイト類等が挙げられる。
上記の無機質充填剤は、粒径が20μm以下のものが好ましい。
【0021】
本発明の農業用塩化ビニル系樹脂フィルムにおいては、化1に示される化学式で表されるエポキシ化合物の重合体及び/又は化1に示される化学式で表されるエポキシ化合物の共重合体に加えて、化3または化4に示す一般式で表される有機リン系化合物を添加するのが望ましい。
【化3】
R1〜R3は、同一もしくは相異なるアリール基、アルキル置換アリール基、アリール置換アルキル基を示す。
【化4】
R4〜R7は同一もしくは相異なるアリール基、アルキル置換アリール基、アリール置換アルキル基を示し、nは1〜10の整数を示す。
【0022】
上記の有機リン系化合物としては、化3に示す一般式で表される一種以上の化合物、化4に示す一般式で表される一種以上の化合物、あるいは化3に示す一般式で表される一種以上の化合物と化4に示す一般式で表される一種以上の化合物の混合物のいずれであってもよい。
これらの有機リン系化合物を併用して添加することにより、得られる農業用塩化ビニル系樹脂フィルムの耐候性および防塵性は更に向上する。
【0023】
上記の有機リン系化合物の添加量は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、0.01〜5.0重量部が好ましく、更に好ましくは0.1〜4.0重量部である。
【0024】
更に、本発明の農業用塩化ビニル系樹脂フィルムにおいては、耐候性をより向上させるために、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン単位を有するヒンダードアミン系光安定剤を添加するのが望ましい。
このヒンダードアミン系光安定剤としては、分子量が800〜2000程度のものが好ましい。
また、上記ヒンダードアミン系光安定剤の添加量は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、0.01〜0.3重量部が好ましい。
【0025】
上記の塩化ビニル系樹脂組成物は、カレンダー法、押出法、インフレーション法等の公知の手段にてフィルム化され、本発明の農業用塩化ビニル系樹脂フィルムが得られる。
フィルム化するときの温度等の加工条件は、従来の農業用塩化ビニル系樹脂フィルムの場合と同様でよい。
【0026】
本発明の農業用塩化ビニル系樹脂フィルムは、従来の農業用塩化ビニル系樹脂フィルムと同様に、展張した際に外側となる面に、溶剤型、水系型あるいは紫外線硬化型の塗料による防塵性被膜を形成してもよい。
溶剤型塗料としては、例えばアクリル樹脂系、塩化ビニル樹脂系、セルロース樹脂系、フッ素樹脂系、ポリアミド樹脂系、ウレタン樹脂系、エポキシ樹脂系、シリコーン樹脂系などの溶剤型塗料が挙げられる。
水系型塗料としては、例えばアクリル樹脂系、ポリエステル樹脂系、ウレタン樹脂系、エポキシ樹脂系などの水系型塗料が挙げられる。
紫外線硬化型塗料としては、例えばアクリル樹脂系、アクリル変性ウレタン樹脂系、アクリル変性エポキシ樹脂系、メルカプト誘導体系、エポキシ樹脂系等の紫外線硬化型塗料が挙げられる。
【0027】
また、本発明の農業用塩化ビニル系樹脂フィルムは、展張した際に内側となる面に、防滴性を付与することを目的とする被膜、例えば上記の溶剤型、水系型、あるいは紫外線硬化型の塗料にコロイダルシリカなどを添加して得た塗料による被膜などを形成してもよい。
【0028】
【実施例】
以下、具体的な実施例を挙げ、本発明をより詳細に説明するが、本発明は以下に示す実施例に限定されるものではない。
【0029】
〔実施例1〜5〕
表1に示す配合からなる塩化ビニル系樹脂組成物を、それぞれ8インチのテストロールにて175℃で20分間混練りした後、厚さ0.1mmのフィルムを分出しした。
得られたフィルムについて、加工中耐熱性、耐候性を下記の方法で評価した。その結果を表1に示す。
【0030】
(1)加工中耐熱性の評価
製造中にロールへの粘着がどの程度あるかを評価した。
〔評価基準〕
5・・・フィルムの僅かな変色は見られるが、全くロールに粘着しない
4・・・フィルムの僅かな変色が見られ、若干ロールに粘着する
3・・・フィルムの変色が見られ、若干ロールに粘着する
2・・・フィルムの変色がひどく、ロールに強く粘着する
1・・・フィルムが赤褐色に変色し、ロールに粘着して剥がれない
(2)耐候性
間口が1.5m、高さ1mのパイプハウスに得られたフィルムを展張し、24ケ月後のフィルムの状態を目視により観察し、下記基準を目安にして五段階評価した。
〔評価基準〕
5・・・展張前と殆ど変わらず。
4・・・破れの発生はないが、僅かに褐変している。
3・・・僅かに破れが発生し、褐変が見られる。
2・・・褐変が著しく、破れの発生も多く見られる。
1・・・褐変が全面に亘り、破れの発生が極めて多い。
【0031】
【表1】
*1 ジ−2−エチルヘキシルフタレート
*2 アルカマイザー2(協和化学工業社製)
*3 MERK LA−63(旭電化工業社製)
*4 バイオソーブ 130(共同薬品社製)
*5 メチレンビスステアロアミド
*6 ソルビタンモノステアレート
*7 ユニダイン DS−401(ダイキン工業社製)
*8 ファルパック 50M(日本油脂社製)
*9 ビスフェノールA型エポキシ樹脂
*10 ノボラック型エポキシ樹脂
【0032】
〔比較例1〜5〕
表2に示す配合からなる塩化ビニル系樹脂組成物から、実施例と同様にしてフィルムを得た。
得られたフィルムについて、実施例と同様にして、加工中耐熱性、耐候性を評価した。結果を表2に示す。
【0033】
【表2】
*1〜10については、表1と同じ
【0034】
以上の結果より、本発明の農業用塩化ビニル系樹脂フィルムは、化1に示される化学式で表されるエポキシ化合物の重合体及び/又は化1に示される化学式で表されるエポキシ化合物の共重合体を配合することにより、加工中の耐熱性や耐候性が向上する。
【0035】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の農業用塩化ビニル系樹脂フィルムは、塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、化1に示す化学式で表されるエポキシ化合物を重合反応させて得られる重合体及び/又は化1に示す化学式で表されるエポキシ化合物と他のモノマーとを重合反応させて得られる共重合体0.1〜5重量部を含有し、かつハイドロタルサイト類を0.5〜10重量部含有することを特徴とする農業用塩化ビニル系樹脂フィルムとすることにより、加工中の耐熱性、耐候性、保温性に優れるものである。
このように、本発明の農業用塩化ビニル系樹脂フィルムは、長期間にわたっての展張が可能であるため、農家の負担減および省資源に著しく寄与するものである。
Claims (1)
- 塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、化1に示す化学式で表されるエポキシ化合物を重合反応させて得られる重合体及び/又は化1に示す化学式で表されるエポキシ化合物と他のモノマーとを重合反応させて得られるエポキシ共重合体0.1〜5重量部、化3および/または化4に示す一般式で表される有機リン系化合物0.01〜5.0重量部を含有し、かつハイドロタルサイト類を0.1〜10重量部含有することを特徴とする農業用塩化ビニル系樹脂フィルム。
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