JP4216219B2 - 切断工具およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、コンクリート、石材、ブロック等のワークの切断加工を行うために使用される切断工具およびその製造方法に関する。
一般に、切断工具(研削工具ともいう)は、円盤状であり、石材などのワークを切断加工するときに使用されている。図8(a)は、従来のダイヤモンドカッターである切断工具の平面図、(b)は(a)の断面図である。図8(a)に示すように、従来の切断工具20は、円盤状の基板21の外周面に切刃部22が設けられている。切刃部22は、研磨砥石のダイヤモンド粒子が混入されており、切断するワークに対し、充分な強度を備えている。また、切刃部22にはスリット溝23が複数個形成されている(例えば、特許文献1参照)。さらに、図8(b)に示すように、切断工具20の中央部には取付穴21cが形成されている。
図1(c)で参照するディスクグラインダ30のスピンドル31が、この切断工具20の取付穴21cに挿通され、締付部材であるフランジ32、ブッシュ33、締付用ナット34等によって、ディスクグラインダ30のスピンドル31に固定して使用されるものである。従来の切断工具20を装着したディスクグラインダ30が起動されると、切断工具20が回転し、例えば、コンクリート36に切断溝37が加工され、切断加工が行われていく。
しかし、このような構成の切断工具20では、以下に示す問題点が存在した。すなわち、切断工具20では、切断溝37が次第に深く加工されていくと、手ぶれのために基板21の表面に面ぶれが起き、基板21(図8(b)参照)の表面21a、裏面21bが切断溝37(図1(c)参照)の上面37aまたは下面37bに接触する。そうすると、その反動で反対側の面にも接触し、基板21の表面21aと裏面21bには、引かき傷ができるという問題があった。
図8(a)、(b)に示すように、このような凹凸の引かき傷によって、いわゆる首下摩耗という現象が起きる。このため、切刃部22はまだ充分使用できるにも拘わらず、基板21の首下摩耗によって切断工具20が使用できなくなるという問題があった。また、スリット溝23のあるカッターでは、スリット部分に傷が入ると、その傷に応力集中が起こり、基板割れの原因になり、切断工具20の寿命を短くするという問題があった。
そこで、基板の首下摩耗を起こさない長寿命で切味の良いブレードが従来、提案されている(例えば、特許文献2参照)。図9(a)は切断工具の正面図、(b)は(a)に示すA−A線の断面図である。図9(a)に示すように、基板41の外周には、ダイヤモンドまたはCBN砥粒を金属粉末と混合し、焼結した超砥粒層42が配設されている。超砥粒層42の脚付チップ42Aは、首下摩耗を防止するために基板41の内周側へ延長した超砥粒層42をもつチップ(脚付チップ)である。図9(b)に示すように、脚付チップ42Aの厚みbは、超砥粒層42の厚みaと等しく延長させることが特徴である。
特開2003−159656号(図1、図4、図5、図6) 特開平8−90425号(段落番号0011〜0016 図3、4、5)
しかしながら、超砥粒層42の厚みaを脚付チップ42Aの厚みbに等しく延長させることにより、基板の首下摩耗を防止できるとしても、ワークの切断過程において、チップ(切刃)がワークの切断溝側面に常に当たるため、切削抵抗が大きくなるという問題があった。さらに、切削抵抗が大きくなると、切削力が低下して切れ味が悪くなるという問題があった。
そこで、本発明は、これらの問題点を解決するために創案されたものであり、常にワークの切断溝側面に当たる切刃は最小限にして、手ぶれが生じたとしても負荷が一定で負荷変動が少なく、円盤状の基板の表面には、引かき傷の発生し難い切断工具を提供することを課題とする。
このような課題を解決すべく創案された請求項1の発明は、円盤状の基板の外周面にその基板よりも肉厚に焼結して配設される切刃部を設け、前記基板の表裏面に基板保護材を配設し、前記基板保護材の上面を前記切刃部の上面よりも低く設定した切断工具において、前記基板保護材は、前記基板に固着された基材と、この基材の上面に設けられた砥粒と、から構成され、前記基板が鉄板であり、前記基材が銅薄板であり、前記基板と、前記基板にスポット溶接または糊付して仮留めされ、メタルボンドによって表面に砥粒を塗布したシート状の円形に形成した前記基材からなる前記基板保護材と、前記切刃部とをプレスをかけて加圧した状態で焼結して前記基板に固着したことを特徴とする。
このように、前記基板が鉄板、前記基材が銅薄板であり、前記基板と前記基材とをプレスと焼結により固着したことにより、表裏面の切刃部と基板との段差内において、基板保護材を配設し、基板保護材の上面は切刃部よりも低くして形成しているので、基板保護材がワークとの常時接触を避けることができる。また、基板に応力が加わって曲がりがでた場合や、カッターが斜めに入った場合など、ワークと基板が接触しようとした時は、基板保護材が基板表面より先にワークに当たるため、基板を保護することができる。
また、基板保護材を銅薄板の基材と砥粒とから構成することにより、基材と砥粒のいろいろな組み合わせによる基板保護材を容易に形成することができる。
請求項2の発明は、金属薄板からなる基材と、この基材の上面に設けられた砥粒からなる前記基板保護材を所望のサイズ形状に成形する第1工程と、基板の表裏面に前記基板保護材をスポット溶接または糊付して仮留めするとともに、前記基板の外周面に前記基板と前記基板保護材を合わせた厚さよりも肉厚の粉末焼結材からなる切刃部を配置して仮留めする第2工程と、前記基板保護材と前記基板が仮留めされた状態、および、前記切刃部を型に装填して前記基板と前記切刃部が仮留めされた状態で、プレスをかけて加圧する第3工程と、前記型を高温にしてメタルボンドよって表面に砥粒を塗布したシート状の前記基板保護材と前記切刃部とを前記基板に焼結する第4工程と、を含むことを特徴とする。
このように、第1工程から第4工程のステップを踏むことにより、切断工具に基板保護材を強固に配設することができる切断工具の製造方法を提供できる。
請求項1に係る発明によれば、基板に固着された基材の銅薄板と、この基材の上面に設けられた砥粒とから構成された基板保護材を、基板の表裏面に配設し、切刃部より基板保護材の上面を低く設定しているので、基板の首下摩耗を防止できて、しかも、ワークの切断作業過程において、切刃部が同じ厚みで延長されていないため、基板表裏面が常にワークの切断溝側面に当たることなく、切削抵抗が小さい。また、切削抵抗が大きくならないため、切れ味が維持できる。
さらに、切断工具の基板の表裏面に基板保護材を配設したことにより、ワークの切断溝が深く、手元のくるいが引き起す手ぶれが生じた場合は基板保護材がワーク側と接触し、基板保護材が基板を保護するとともに、微粒子の砥粒から構成された基板保護材が微量の研磨を行い、摩擦を低減するため、負荷変動が少ない切断工具を提供することができる。また、基板の表面は引かき傷により摩耗しない切断工具を提供することができるため、切断工具の寿命を延ばすことができる。
また、基板保護材を基材と砥粒とから構成することにより、基材と砥粒のいろいろな組み合わせによる基板保護材を容易に形成することができるため、扱い易く、また、安価にできる。
請求項2に係る発明によれば、第1工程から第4工程のステップを踏むことにより、切断工具に基板保護材の基材を銅薄板とし、この基材の上面に設けられた砥粒とから構成された基板保護材をしっかり固着させた切断工具を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1(a)は、切断工具であるダイヤモンドカッターの平面図、図1(b)は、(a)の断面図である。図1(a)に示すように、切断工具(以下、カッターともいう)10は、円盤状の基板1と、この基板1の外周面に設けた切刃部2とを備えている。
基板1は、鉄板などの金属板であり、一例として直径がφ94、板厚cが1.4mmである。
切刃部2は、研磨材であるダイヤモンド粒子が含有されおり、例えば、基板1の外周を1.5mm噛み込んで形成され、切刃部2の直径をφ105となるように形成されている。また、切刃部2の厚みaは一例として、3.0mmに形成され、所定間隔をあけてスリット溝3が複数形成されている。
さらに、図1(b)に示すように、基板1の表面1aと裏面1bには、所望の形状である円形に成形された基板保護材5が一ヶ所以上(ここでは4ヶ所)配設されている。基板保護材5の単体厚みは、例えば、0.1mmとしたとき、基板保護材5を配設後の基板1と基板保護材5とを合わせた位置での厚みbは1.6mmとしている。
この基板保護材5は、基板1に固着された基材5aと、この基材5aの上面に配設された砥粒5bとから構成されている。基材5aは、金属薄板であり、金属薄板の片面に砥粒5bをメタルボンドによって均等にコーティングさせたシート状のものを円形に成形したものをここでは使用している。また、基板保護材5に用いられる基材5aの金属薄板は銅薄板とし、その片面にメッキにより砥粒5bを付着させてもよい。
図1(a)に示すように、基板保護材5は、基板1が回転したとき、例えば、直径φdとした場合、基板1上に外径φaで内径φbとするリング状のエリアをカバーすることになる。一般に、ディスクグラインダ30(図1(c)参照)の回転数は9,000〜12,000min−1の仕様で市販されている。毎分9,000〜12,000回転とは、毎秒150〜200回転に相当する。例えば、手元のくるいが引き起す手ぶれの瞬間の時間を0.01sとすると、手ぶれの瞬間に1.5〜2回転するため、基板保護材5の個数は1個であってもよい。すなわち、手ぶれの瞬間に基板保護材5が基板1の表面と、ワークとの接触を離間させるように作用することになる。
基板保護材5の配設個数は、ここでは4等配の4個としている。4個であれば、より安定した手ぶれ対策が可能である。なお、4個の他に、2個、3個、5個、6個…としても構わない。基板保護材5の貼付位置は、切刃部2の近傍が好適である。
つぎに、切断工具10の製造方法を説明する。図2は、製造方法を説明するフロー図である。図2に示すように、第1工程は、基板保護材5を所望のサイズ形状に成形するステップである。基板保護材5はシート状であるため、刃物で容易に成形することができる。
第2工程は、基板1の表面1a、裏面1bに、前記基板保護材5を仮留めするステップである。前記基板保護材5の裏面は金属板表面であるため、仮留めとして糊で貼付することができる。または、糊付の代わりにスポット溶接にて固定しても構わない。ただし、スポット溶接にて固定する場合は、図4にて後記するように、導電性を考慮することが望ましい。
第3工程は、基板保護材5に仮留めされた基板1を型に装填し、プレスをかけるステップである。図3はカーボン製の下型7、中型8、上型9に基板1を装填した状態を示す断面図である。図3に示すように、型の中央には位置決めをする位置決めピン6が挿通されている。型は焼結カーボンで形成されており、下型7の上には基板保護材5に仮留めされた基板1が装填され、中型8で多段に密封され、最後に上型9で密封し、上からプレスをかける。
第4工程は、前記型を焼結するステップである。このとき、基板保護材5の上面は、切刃部2の上面よりも低くなるように設定されている。
この焼結では、焼結温度600〜1000℃に加熱し、切刃部2も同時に焼結するが、切刃部2は、基板1と基板保護材5を合わせた厚さよりも肉厚に設定されている。
これらの第1工程から第4工程を行うことにより、基板保護材5が強固に固着する切断工具10を提供することができる。
図1(c)はその使用状態を示す説明図である。図1(c)に示すように、ディスクグラインダ30に基板保護材5を複数配設した切断工具10を固定し、コンクリート36に切断溝37を切り込んで行くと、手ぶれが生じて基板1の表面に変動が起きる。このとき、基板1の表裏面は、コンクリート36の切断溝37の上面37a、下面37bの削り面に接触する。基板保護材5の上下面は基板1の表裏面よりもわずかに凸状に突出しているため、最初に基板保護材5が接触する。そうすると、基板1の表裏面に配設された基板保護材5が微量の研磨を行い摩擦を低減させてすべるように接触する。そして、基板保護材5の上面にコーティングされた微粒子である研磨砥粒の硬度はコンクリート36よりはるかに高いので、基板保護材5の砥粒が、結果としてワークを研磨することになる。そのため、この基板保護材5によって、負荷変動の少ない、負荷が一定な切断工具10を実現する。また、基板の表面は、引かき傷のない元の状態が維持できる。
図4は本発明の切断工具の他の構成に係り、図4(a)は切断工具の平面図、(b)は(a)の断面図である。図1の切断工具10との違いは、基板保護材15の配設は、スポット溶接にて固定されているため、基板保護材15の基材15aである金属板の上面が露出してスポット溶接できるようメタルボンドを介して設けられた砥粒15bが円環状に形成されている点である。図4に示すように、基板保護材15は、基材15aである金属薄板の表面に砥粒15bメタルボンドを介して円環状に均等にコーティングされているため、基板保護材15の中央部にコーティングをしない場所(図1(a)参照)を設け、これにより、金属薄板は導電性に支障なく、スポット溶接にて簡単に仮留め用の固定をすることができる。なお、スポット溶接された基板保護材15は、その後、焼結によって基板1に固着される。
図5は、本発明の切断工具の他の形態に係り、図5(a)は切断工具の平面図、(b)は(a)の断面図である。図1の切断工具10との違いは、基板1に形成された窪み1dに基板保護材25を充填した点である。図5に示すように、窪み1dは、基板保護材25を充填する数だけ形成されている。切断工具12の窪み1dの位置は、表面の窪み1dの位置と裏面の窪み1dの位置を不一致にすることにより、基板1の強度を低下させることを防止できる。
切断工具12では、この窪み1dへ、基材25aであるメタルボンドと、例えば砥粒25bであるダイヤモンドの混入量が均一に混入された基板保護材25を充填し、その後、焼結によって固着される。
切断工具12に窪み1dを設けて基板保護材25を固着する製造方法を説明する。
図6は、製造方法を説明するフロー図である。図6に示すように、第1工程は、基板1に所望のサイズ形状の窪み1dを成形するステップである。窪み1dの加工方法は、例えば、ドリルによるザグリであってもよいし、プレス加工による凹部成形であってもよい。さらに、板の貼り合わせであってもよい。
第2工程は、メタルボンドに研磨砥粒を加えて生成した基板保護材25を前記窪み1dに充填するステップである。ここでは、基板保護材25は、半固体であり、流動性を有している。基板保護材25を窪み1dに充填するときは、切刃部2より基板保護材25の上面が低くなるように設定されている。
第3工程は、基板保護材25を充填した基板1を型に入れ、プレスをかけるステップである。型への装填方法は、図3の説明と同様であるので、説明は省略する。
第4工程は、焼結するステップである。
これらのステップを行うことにより、基板保護材25がより強固に固着する切断工具12を提供することができる。
図7は本発明の切断工具の他の形態に係り、図7(a)は、切断工具13の平面図である。(b)はその断面図、(c)はその使用状況を示す説明図である。
図7(a)に示すように、基板保護材35は、スリット溝3の形状に対応して形成したリング状の基材となる金属板と、この金属板の表面にメタルボンドを介して設けた砥粒とを備えている。この基板保護材35の最外周位置を示す外径φaは切刃部2の内径で決まり、基板保護材35の最内周位置を示す内径φbは、図7(c)に示すディスクグラインダ30のトップ30aの位置によって決まる。そして、リング状の基板保護材35は、スリット溝3の溝形状に合わせて逃がしが施されている。
なお、本発明はその技術思想の範囲内で種々の改造、変更が可能である。例えば、図1に示す基板保護材5の形状は、円形に限らず、所望のサイズ形状、例えば、半円形、楕円形、四角形、リング形等その他いろいろな形状に裁断し、成形してもよい。また、切断工具の基板に形成した窪みの形状も半円形、楕円形、四角形、リング形等その他いろいろな形状であってもよい。
(a)は本発明に係る切断工具の平面図であり、(b)は(a)の断面図、(c)はその使用形態を示す説明図である。 本発明に係る切断工具の製造方法を説明するフロー図である。 本発明に係る切断工具を製造するときに使用されるカーボン製の下型、中型、上型に基板を装填した状態を示す断面図である。 (a)は本発明に係る他の形態を示す切断工具の平面図、(b)は(a)の断面図である。 (a)は本発明に係る他の形態を示す切断工具の平面図、(b)は(a)の断面図である。 本発明に係る切断工具の製造方法を説明するフロー図である。 (a)は本発明に係る他の形態を示す切断工具に係る平面図、(b)は、その断面図、(c)はその使用状況を示す説明図である。 従来の切断工具を示し、(a)は切断工具の平面図、(b)は(a)の断面図である。 従来の切断工具を示し、(a)は切断工具の正面図、(b)は(a)に示すA−A線の断面図である。
符号の説明
1 基板
1a 表面
1b 裏面
1c 取付穴
1d 窪み
2 切刃部
3 スリット溝
5,15,25,35 基板保護材
5a,15a,25a 基材
5b,15b,25b 砥粒
6 位置決めピン
7 下型
8 中型
9 上型
10,11,12,13 切断工具(ダイヤモンドカッター)
20 切断工具(ダイヤモンドカッター)
21 基板
22 切刃部

Claims (2)

  1. 円盤状の基板の外周面にその基板よりも肉厚に焼結して配設される切刃部を設け、前記基板の表裏面に基板保護材を配設し、前記基板保護材の上面を前記切刃部の上面よりも低く設定した切断工具において、
    前記基板保護材は、前記基板に固着された基材と、この基材の上面に設けられた砥粒と、から構成され、
    前記基板が鉄板であり、前記基材が銅薄板であり、
    前記基板と、前記基板にスポット溶接または糊付して仮留めされ、メタルボンドによって表面に砥粒を塗布したシート状の円形に形成した前記基材からなる前記基板保護材と、前記切刃部とをプレスをかけて加圧した状態で焼結して前記基板に固着したことを特徴とする切断工具。
  2. 金属薄板からなる基材と、この基材の上面に設けられた砥粒からなる前記基板保護材を所望のサイズ形状に成形する第1工程と、
    基板の表裏面に前記基板保護材をスポット溶接または糊付して仮留めするとともに、前記基板の外周面に前記基板と前記基板保護材を合わせた厚さよりも肉厚の粉末焼結材からなる切刃部を配置して仮留めする第2工程と、
    前記基板保護材と前記基板が仮留めされた状態、および、前記切刃部を型に装填して前記基板と前記切刃部が仮留めされた状態で、プレスをかけて加圧する第3工程と、
    前記型を高温にしてメタルボンドよって表面に砥粒を塗布したシート状の前記基板保護材と前記切刃部とを前記基板に焼結する第4工程と、
    を含むことを特徴とする切断工具の製造方法。
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