JPS6317652Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6317652Y2
JPS6317652Y2 JP1983084214U JP8421483U JPS6317652Y2 JP S6317652 Y2 JPS6317652 Y2 JP S6317652Y2 JP 1983084214 U JP1983084214 U JP 1983084214U JP 8421483 U JP8421483 U JP 8421483U JP S6317652 Y2 JPS6317652 Y2 JP S6317652Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
abrasive
grinding
adhesive
adhesive layer
wheel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983084214U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59188152U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8421483U priority Critical patent/JPS59188152U/ja
Publication of JPS59188152U publication Critical patent/JPS59188152U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6317652Y2 publication Critical patent/JPS6317652Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、研摩布紙片を使用した研削砥石デ
イスクに関するものである。
(従来技術及びその問題点) 従来、金属表面とか溶接のビード部等の研削作
業においては、砥粒を固めて板状に形成したデイ
スク状の砥石が使用されており、このようなデイ
スク状の砥石は剛性に優れているため、溶接のビ
ード部等を良好に平面研削することが可能であつ
た。ところが使用時において、摩耗により表面の
砥粒が丸みを帯び切削能力が低下するとともに、
摩擦抵抗の増大により離脱した砥粒が、砥石の表
面側に付着して表面に目詰まりが生じ、著しい研
削能力の抵下が現れるという問題点があつた。
かと言つて、特公昭51−15914号公報若しくは
特開昭50−85985号公報に記載されているような、
可撓性及び柔軟性を有する研摩布紙ホイールによ
り金属表面とか溶接のビード部等を研削しようと
すれば、可撓性及び柔軟性のため金属表面への平
面的な食い込みが少なく、平面を均一に研削する
ことができず、研削面が波状となつたり、溶接ビ
ード部等に対しては押圧力の不足により切削能力
が減少し切削面が不均一となる等の問題点があつ
て、これらの研摩布紙ホイールは溶接ビード部と
か剪断面のかえりやダレ,鋳物のバリ,スケール
等の研削には不向きであるという問題点があつ
た。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記従来の問題点に鑑み案出したもの
であつて、従来のデイスク状の砥石と同等の剛性
を有し溶接ビード部等を良好に研削することが可
能であり、かつ目詰まり及び研削能力の低下の少
ない研削砥石デイスクを提供せんことを目的と
し、その要旨は、砥粒を静電気を利用してその表
面に立設状に配置固定させた多数枚の矩形状の研
摩布紙片を、前記砥粒が被加工物の加工面に対し
て鋭角に当るように剛性を有するホイール基板上
に放射状に夫々傾斜させて配置せしめ、かつ各研
摩布紙片間のほぼ全域及び前記ホイール基板上に
接着剤を介在させ、縦断面において研摩布紙片と
接着剤層がホイール基板上で交互に積層状となる
ように接着剤によりホイール基板と各研摩布紙片
とを一体剛的に接着合体したことである。
(作用) 剛性を有するホイール基板上には放射状に傾斜
させて多数枚の研摩布紙片が配設され、この各研
摩布紙片間には接着剤による接着剤層が積層状に
形成されており、接着剤により各研摩布紙とホイ
ール基板とが剛的に一体化されているため、各研
摩布紙片と接着剤層が断面形状においてサンドイ
ツチ状となつて圧縮力等に対し剛性を有し、金属
面等の表面を研削するに際し柔軟性を有しないた
め腰が強く、相当な押圧力を加えても金属等の平
面に食い込んで変形,逃げ等を生じなく、従来の
デイスク砥石と同等の研削能力を発揮する。しか
も、研削時において各研摩布紙片の砥粒が加工面
に対し鋭角に当接して良好な研削能力を発揮し得
るとともに、摩耗により次々と砥粒が良好に離脱
して新たな鋭角を有する砥粒が表面側に露出し、
研削能力の低下が生ずることがない。又、研削時
に砥粒が離脱する際に層状に形成されている接着
剤層が同時に砥粒とともに離脱して、砥粒の離脱
を良好に促進させるとともに、この接着剤層が研
削時の切削熱を吸収し良好に外部に飛散されるた
め、より良好な切削能力を発揮することができ
る。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図は本例の研削砥石デイスクの正面図を示
し、第2図はその平面図を、第3図にはその縦断
面図を、第4図には一部切欠横断面平面図を示
す。又、第5図には全体斜視図を示す。
図において、中央部にグラインダー等の回転軸
部が挿入可能な軸穴4を形成し、上方が開口した
椀状に剛性を有する金属素材等にて形成されたホ
イール基板3の上面側にはフアイバー5が敷設さ
れており、このフアイバー5の上面側には軸穴4
を中心として放射状に多数枚の研摩布紙片1が配
置されている。この各研摩布紙片1は矩形状に形
成されたものであつて、その表面には砥粒が配置
固設されており、本例では砥粒は各研摩布紙片1
上に静電気を利用して立設状に配置されたもので
あり、砥粒の上端部は上方に突出して鋭利な刃先
形成し、砥粒の下端部が接着剤を介し各研摩布紙
片1の上面側に固着されいる。
各研摩布紙片1は第3図の断面図で示すよう
に、上下方向に複数段の層を成すように傾斜して
配置されており、各研摩布紙片1間には接着剤に
よる接着剤層2が形成されている。
接着剤は例えばフエノール樹脂系等の接着剤が
使用されており、各研摩布紙片1の上端部の研摩
面1aを除きほぼ全域に亘り、この接着剤による
接着剤層2がサンドイツチ状に層を成している。
従つて、上下方向において各研摩布紙片1間には
この接着剤層2が介在することとなり、この接着
剤層2により各研摩布紙片1が強固に一体接合さ
れている。又、接着剤は前記ホイール基板3のフ
アイバー5上面側にも塗布されて強固に各層状を
成す研摩布紙片1をホイール基板3上に保持して
いる。
従つて、本例における各研摩布紙片1は布又は
紙の有する柔軟性を既に失つており、接着剤層2
とサンドイツチ構造となり強固な一体のデイスク
状を呈している。又、ホイール基板3は金属又は
樹脂等の剛性を有する素材にて形成されているた
め、本例では全体が従来のデイスク状砥石に相当
する剛性を有している。
又、傾斜状に配置された各研摩布紙片1上の砥
粒は、各研摩布紙片1が傾斜して配置されている
ため、回転方向に対し、即ち、砥粒は被加工物の
加工面に対して鋭角を成す方向に配置されている
こととなり、この研削砥石デイスクが金属等の被
加工物の加工面に当接された時には、加工面に対
し各砥粒が良好な研削作用を成す。
各砥粒が研削時に摩耗してきた時には研削抵抗
の増大により、各砥粒が研摩布紙片1を構成する
布等の素地とともにその表面より良好に離脱され
て、各研摩布紙片1の放射状の表面側の研削面1
aの段部に沿つて遠心力により外部に良好に飛散
される。この時に接着剤層2の強固な保持力によ
り新しい砥粒まで飛散されることはない。
上方部位の砥粒が離脱することにより研摩布紙
片1が表面側より削られて、次の下方に位置する
砥粒が表面側に露出し良好な研削作用を続行する
ことができる。この時に接着剤層2も同様に削り
取られて遠心力により外部に離脱し、前記砥粒の
離脱,自生作用をより良好に促進させる。
このようにして摩耗により研削能力が低下した
砥粒が次々と接着剤の離脱とともに良好に離脱さ
れて、次々と新たな鋭利な先端部を有する砥粒が
表面側に露出するため、研削能力が低下すること
がない。しかも、接着剤層2が加工面に触れて加
工面上の研削熱を奪うことができるため、被加工
物の研削面の加熱変成等が良好に低減される。
又、従来のデイスク砥石は衝撃等に対し割れ易く
又欠け易いが、本願のものは接着剤層2と研摩布
紙片1とが積層状を成しているため、割れにくい
特徴を有する。然も、従来のデイスク砥石は側面
側の周面部にも砥粒が露出しているため、被加工
物に段差部がある時には、段差部まで削つてしま
うこととなるが、本例のものは周面部に砥粒が露
出していないため、段差部まで削つてしまうこと
はない。
(考案の効果) 本考案の切削砥石デイスクは、砥粒を静電気を
利用してその表面に立設状に配置固定させた多数
枚の矩形状の研摩布紙片を、前記砥粒が被加工物
の加工面に対して鋭角に当るように剛性を有する
ホイール基板上に放射状に夫々傾斜させて配置せ
しめ、かつ各研摩布紙片間のほぼ全域及び前記ホ
イール基板上に接着剤を介在させ、縦断面におい
て各研摩布紙片と接着剤層がホイール基板上で交
互に積層状なるように接着剤によりホイール基板
と各研摩布紙片とを一体剛的に接着合体したこと
により、従来の柔軟性を有する研摩布紙ホイール
と異なり腰が強く剛性に優れ、金属表面は勿論の
こと溶接ビード部,剪断部のかえりやダレ,鋳物
のバリ,スケール等の研削において、被加工物へ
の当りが普通のデイスク砥石と全く変わりなく平
面的に食い込んで研削でき、研削面が波状等にな
ることがなく良好な研削能力を発揮することがで
きる。又、従来のデイスク砥石は衝撃等に対し割
れ易いが、接着剤層と研摩布紙片とが積層状に構
成されているため、割れにくい特徴を有する。
又、砥粒が被加工物の加工面に対し鋭角に当るよ
うに配置されているため良好な研削能力を発揮
し、従来のデイスク砥石に見られるような砥粒の
ランダム配列による研削能力の低下が生じない。
しかも、砥粒は接着剤とともに良好に離脱して自
生作用を発揮するため常に良好な切削能力状態を
呈し、従来のような目詰まり等が生じないという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示し、第1図は本例研
削砥石デイスクの正面図、第2図は第1図の一部
切欠平面図、第3図は第2図の中央縦断面図、第
4図は第2図の一部切欠横断面平面図、第5図は
斜視図である。 1……研摩布紙片、2……接着剤層、3……ホ
イール基板、4……軸穴、5……フアイバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 砥粒を静電気を利用してその表面に立設状に配
    置固定させた多数枚の矩形状の研摩布紙片を、前
    記砥粒が被加工物の加工面に対して鋭角に当るよ
    うに剛性を有するホイール基板上に放射状に夫々
    傾斜させて配置せしめ、かつ各研摩布紙片間のほ
    ぼ全域及び前記ホイール基板上に接着剤を介在さ
    せ、縦断面において研摩布紙片と接着剤層がホイ
    ール基板上で交互に積層状となるように接着剤に
    よりホイール基板と各研摩布紙片とを一体剛的に
    接着合体してなる研削砥石デイスク。
JP8421483U 1983-05-31 1983-05-31 研削砥石デイスク Granted JPS59188152U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8421483U JPS59188152U (ja) 1983-05-31 1983-05-31 研削砥石デイスク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8421483U JPS59188152U (ja) 1983-05-31 1983-05-31 研削砥石デイスク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59188152U JPS59188152U (ja) 1984-12-13
JPS6317652Y2 true JPS6317652Y2 (ja) 1988-05-18

Family

ID=30214172

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8421483U Granted JPS59188152U (ja) 1983-05-31 1983-05-31 研削砥石デイスク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59188152U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5085985A (ja) * 1973-12-05 1975-07-10
JPS5115914A (ja) * 1974-07-19 1976-02-07 Nippon Telegraph & Telephone

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5085985A (ja) * 1973-12-05 1975-07-10
JPS5115914A (ja) * 1974-07-19 1976-02-07 Nippon Telegraph & Telephone

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59188152U (ja) 1984-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6234886B1 (en) Multiple abrasive assembly and method
US6261164B1 (en) Multiple abrasive assembly and method
BRPI0707966A2 (pt) rebolo de rebarbagem, e eventualmente de corte em pedaços, processo de fabricação do mesmo, utilização de um rebolo e instalação de fabricação de rebolos de rebarbagem, e eventualmente de corte em pedaços
JP2002530213A (ja) 扇状砥石車
US3495362A (en) Abrasive disk
JPS60114470A (ja) 回転研削研磨具
JP2002542956A (ja) 改良された研削システム
JP2002046073A (ja) 研磨用軟質孔あきディスク及びその製造方法
JPS6317652Y2 (ja)
US2653428A (en) Grinding disk
CN115431133B (zh) 紧贴效率高的电动研磨机可拆卸用研磨盘
JP2007181884A (ja) 研磨布紙及びその製造法
JPS6311283A (ja) ダイヤモンド砥石とその成形方法
CN111195865A (zh) 交叠式层叠型研磨盘及其制作方法
JPS5997845A (ja) ガラス質研削研磨砥石
JPH052288Y2 (ja)
CN217255604U (zh) 一种盘型砂轮石材磨切刀具结构
JP2000301470A (ja) 研磨ホイール
JPS63207565A (ja) 研削用複合砥石
JP2001287167A (ja) 研磨用開放型網目ディスク及びその製造方法
JP4216219B2 (ja) 切断工具およびその製造方法
JPH0718528Y2 (ja) 研磨具
JPH0718527Y2 (ja) 研磨具
JPS6229182B2 (ja)
JP2004338022A (ja) ディスク砥石およびその製造方法