JP4213826B2 - 液体容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は液状芳香剤等の液体を入れる液体容器に関し、特に、液状芳香剤等の液体の補充が簡単な液体容器に関するものである。
【0002】
【従来技術およびその問題点】
液状芳香剤等の液体を入れる液体容器には種々のタイプのものがあり、例えば、図9及び図10に示すようなものが市場に提供されている。
【0003】
すなわち、この液体容器は、内部に液状芳香剤等の液体が充填される容器本体41と、容器本体41の口部42に嵌合される中栓44と、中栓44の中心部に挿着されるとともに、下端部が容器本体41内の液状芳香剤等の液体に浸漬され、上端部が容器本体41外に突出する吸上げ部材49と、中栓44の上部に装着されて吸上げ部材49の上端部を被包する蓋52と、容器本体41の口部42に螺着されるとともに、容器本体41の口部42との間で中栓44及び蓋52を挟持するキャップ55とを具えている。
【0004】
そして、上記のような構成の液体容器を使用するには、容器本体41の口部42からキャップ55を取り外すとともに、中栓44の上部から蓋52を取り外して吸上げ部材49の上端部を露出させて空気と接触させ、キャップ55を容器本体41の口部42に取り付け、口部42の上端とキャップ55との間で中栓44の周縁部を挟持する。
【0005】
そして、この状態で液体容器を玄関、トイレ等に設置することで、容器本体41内の液状芳香剤等の液体が吸上げ部材49を介して吸い上げられ、吸上げ部材49の露出している部分から液状芳香剤等の液体の揮散が開始され、玄関、トイレ等に芳香剤等の香りを漂わせることができるものである。
【0006】
そして、容器本体41内の液状芳香剤等の液体の量が少なくなった場合には、容器本体41の口部42からキャップ55及び中栓44を取り外して容器本体41の口部42を開口させ、口部42から容器本体41内に液状芳香剤等の液体を所定量補充すればよいものである。
【0007】
しかしながら、上記のような構成の液体容器にあっては、液状芳香剤等の液体の漏れを防止するため、中栓44が容器本体41の口部42に強く嵌合されているため、中栓44を取り外して液状芳香剤等の液体を補充することができない。このため、液状芳香剤等の液体が一杯に充填されている中栓付きの新品の容器本体を購入し、その口部を開口させてキャップを取り付けなければならず、今まで使用していた容器本体、中栓が無駄になってしまい、不経済である。
【0008】
この発明は前記のような従来のもののもつ問題点を解決したものであって、液状芳香剤等の液体を容器本体内に簡単に補充できるようにすることによって、容器本体及び中栓の無駄を防止することができる、経済的な液体容器を提供することを目的とするものである。
【0009】
【問題点を解決するための手段】
上記の問題点を解決するためにこの発明は、内部に液状芳香剤等の液体が充填される容器本体と、該容器本体の口部に着脱自在に遊嵌される中栓と、該中栓に挿着されるとともに、下端部が容器本体内の液状芳香剤等の液体に浸漬され、上端部が容器本体外に突出する吸上げ部材と、前記中栓の上部に着脱自在に設けられ、装着時には前記吸上げ部材の上端部を被包して空気との接触を断ち、取り外した時には前記吸上げ部材の上端部を開放して空気と接触させる蓋と、前記容器本体の口部に着脱自在に取り付けられ、容器本体の口部との間で前記中栓のみを又は前記中栓と前記蓋とを挟持するキャップとを具え、前記中栓の一部を前記キャップの一部に嵌合させた手段を採用したものである。また、内部に液状芳香剤等の液体が充填される容器本体と、該容器本体の口部に着脱自在に遊嵌される中栓と、該中栓に挿着されるとともに、下端部が容器本体内の液状芳香剤等の液体に浸漬され、上端部が容器本体外に突出する吸上げ部材と、前記容器本体の口部に着脱自在に取り付けられるとともに、容器本体の口部との間で前記中栓を挟持するキャップと、該キャップの上部に着脱自在に設けられ、装着時には前記吸上げ部材の上端部を被包して空気との接触を断ち、取り外した時には前記吸上げ部材の上端部を開放して空気と接触させる蓋とを具え、前記中栓の一部を前記キャップの一部に嵌合させた手段を採用したものである。
【0010】
【作用】
この発明は前記のような手段を採用したことにより、容器本体の口部からキャップを取り外すとともに、中栓の上部から蓋を取り外すことで、吸上げ部材の上端部が露出する。そして、この状態でキャップを容器本体の口部に取り付けることで、中栓が容器本体の口部とキャップとの間で挟持され、吸上げ部材の露出している部分から液状芳香剤等の液体の揮散が開始する。そして、容器本体内に液状芳香剤等の液体を補充するには、キャップを容器本体の口部から取り外し、その下側に位置する中栓を容器本体の口部から取り外して口部を開口させ、口部から液状芳香剤等の液体を供給する。この場合、中栓は容器本体の口部に遊嵌されているので、大きな力を必要とすることなく口部から簡単に取り外すことができる。さらに、中栓の一部をキャップの一部に嵌合させ、又は中栓とキャップとを一体に形成したことにより、中栓とキャップとを一緒に取り外すことができるので、キャップを取り外すだけで口部を開口させて、液体を補充することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示すこの発明の実施の形態について説明する。
図1及び図2には、この発明による液体容器の第1の実施の形態が示されていて、この液体容器は、内部に液状芳香剤等の液体が充填される容器本体1と、容器本体1の口部2に着脱自在に遊嵌される中栓4と、中栓4に挿着されて下端部が容器本体1内の液状芳香剤等の液体に浸漬され、上端部が容器本体1外に突出する吸上げ部材9と、中栓4の上部に着脱自在に装着される蓋12と、容器本体1の口部2に着脱自在に螺着されるキャップ15とを具えている。
【0012】
容器本体1は、合成樹脂等から形成されるものであって、上部には筒状の口部2が設けられるとともに、口部2の外周面には全体に渡ってねじ3が螺設されるようになっている。
【0013】
中栓4は、合成樹脂等から形成されるものであって、下端が閉塞された筒状の挿入部5と、挿入部5の上端部に一体に設けられる径方向外方に張り出る鍔状の鍔部6と、挿入部5の中心部に一体に設けられる下端が閉塞された筒状の保持部7とから構成されている。
【0014】
挿入部5の外径は容器本体1の口部2の内径よりも小径に形成され、容器本体1の口部2の内周側に遊嵌されるようになっている。鍔部6は、容器本体1の口部2の上端に係止され、挿入部5が容器本体1内に落ち込むのを防止するようになっている。保持部7の底面中央部には上下方向に貫通する孔が穿設され、この孔と保持部7の内周側の部分とによって容器本体1内外を連通する連通孔8が形成されるようになっている。
【0015】
連通孔8内には吸水性を有する素材からなる吸上げ部材9が挿着されるようになっている。吸上げ部材9は、連通孔8のうちの保持部7の内周側に対応する部分に挿着される棒状の棒状部10と、連通孔8のうちの保持部7の孔に対応する部分に挿着されるとともに、上端部が棒状部10の下端部に連結され、下端部が容器本体1の液状芳香剤等の液体内に浸漬される糸状の糸状部11とから構成されている。
【0016】
吸上げ部材9の棒状部10の上端部は使用を開始する前には後述する蓋12によって被包されて空気との接触が断たれ、使用時には蓋12を取り外すことによって空気と接触するようになっている。なお、吸上げ部材9は、棒状部10のみで構成しても良いし、糸状部11のみで構成しても良いものである。
【0017】
蓋12は、合成樹脂等から形成される略円板状をなすものであって、上端が閉塞された筒状の被包部13と、被包部13の下端開口部に一体に設けられる径方向外方に張り出る鍔状の鍔部14とから構成されている。そして、蓋12を中栓4の上部に装着した際、鍔部14の下面側は中栓4の鍔部6の上面側に接触し、被包部13の内周側の部分で吸上げ部材9の棒状部10の上端部を被包するようになっている。なお、蓋12は中栓4とほぼ同じ大きさに形成されている。
【0018】
キャップ15は、合成樹脂等から形成される上端が閉塞された筒状をなすものであって、閉塞されている上端中央部には上下方向に貫通する貫通孔16が設けられるとともに、貫通孔16の周縁部(下面側)には下方に突出する筒状の突出部17が一体に設けられるようになっている。
【0019】
キャップ15の突出部17は、使用を開始する前には蓋12の鍔部14の上面側に当接して蓋12を容器本体1の方向に押圧し、使用時には中栓4の挿入部5の内周側に嵌合して中栓4を容器本体1の口部2の所定の位置に保持するようになっている。
【0020】
キャップ15の筒状の部分の内周側には容器本体1の口部2のねじ3と合致するねじ18が螺設され、このねじ18を容器本体1の口部2のねじ3に螺合させて所定のトルクで締め付けることで、キャップ15が容器本体1の口部2に螺着されるものである。
【0021】
そして、上記のように構成した液体容器の使用を開始するには、容器本体1の口部2からキャップ15を取り外すとともに、中栓4の上部から蓋12を取り外して吸上げ部材9の上端部を開放させ、容器本体1の口部2にキャップ15を螺着させてキャップ15の突出部17を中栓4の挿入部5の内周側に嵌合させ、キャップ15と容器本体1の口部2との間で中栓4の周縁部を挟持する。
【0022】
そして、この状態で液体容器を玄関、トイレ等に設置することで、吸上げ部材9を介して液状芳香剤等の液体が吸い上げられ、吸上げ部材9の露出している部分から液状芳香剤等の液体の揮散が開始され、芳香剤等の香りを玄関、トイレ等に漂わせることができるものである。
【0023】
そして、容器本体1内の液状芳香剤等の液体の量が減少した場合には、キャップ15及び中栓4を容器本体1の口部2から取り外して口部2を開口させ、口部2から容器本体1内に液状芳香剤等の液体を補充する。
【0024】
この場合、キャップ15の突出部17が中栓4の挿入部5に嵌合していることにより、キャップ15と中栓4とは一体に容器本体1の口部2から取り外され、口部2が開口されることになる。
【0025】
したがって、キャップ15を取り外すだけで中栓4を容器本体1から取り外すことができるので、中栓4の取り外し作業が非常に簡単となる。また、中栓4を容器本体1の口部2から取り外す際に、中栓4に直接手が触れることはないので、誤って手が吸上げ部材9に触れてしまって、液状芳香剤等の液体が手に付着してしまうこともない。さらに、中栓4は容器本体1の口部2に遊嵌されているので、両者の加工精度をラフにすることができ、加工コストを下げることができることになる。
【0026】
図3及び図4には、この発明による液体容器の第2の実施の形態が示されていて、この液体容器は、内部に液状芳香剤等の液体が充填される容器本体1と、容器本体1の口部2に着脱自在に遊嵌される中栓4と、中栓4に挿着されて下端部が容器本体1内の液状芳香剤等の液体に浸漬され、上端部が容器本体1外に突出する吸上げ部材9と、容器本体1の口部2に着脱自在に螺着されるキャップ25と、キャップ25に着脱自在に装着される蓋20とを具えている。
【0027】
この場合、容器本体1、中栓4、吸上げ部材9は、前記第1の実施の形態に示すものと同様の構成を有しているので、第1の実施の形態と同一の符号を付して詳細な説明は省略するものとする。
【0028】
蓋20は、合成樹脂等から形成される略円板状をなすものであって、上端が閉塞された筒状の被包部21と、被包部21の外周側中央部に一体に設けられる径方向外方に張り出る鍔状の鍔部22と、鍔部22の下面側中央部に一体に設けられる筒状の突出部23とから構成されている。
【0029】
キャップ25は、合成樹脂等から形成される上端が閉塞された筒状をなすものであって、閉塞されている上端中央部には上下方向に貫通する貫通孔26が設けられるとともに、貫通孔26の周縁部(下面側)には下方に突出する筒状の突出部27が一体に設けられ、貫通孔26の上端開口部には全周に渡って段部28が所定の深さで環状に設けられている。
【0030】
キャップ25の突出部27は、使用を開始する前、使用時に関わらず、中栓4の挿入部5の内周側に嵌合し、中栓4を容器本体1の口部2の所定の位置に保持するようになっている。
【0031】
キャップ25の筒状の部分の内周側には容器本体1の口部2のねじ3と合致するねじ29が螺設され、このねじ29を容器本体1の口部2のねじ3に螺合させて所定のトルクで締め付けることで、キャップ25が容器本体1の口部2に螺着されるものである。
【0032】
キャップ25の貫通孔26内には蓋20が装着され、そこを閉塞するようになっている。この場合、蓋20の鍔部22はキャップ25の段部28内に位置し、突出部23はキャップ25の貫通孔26の内周側に位置し、被包部21の内周側に中栓4の保持部7の上端部が位置するようになっている。
【0033】
そして、上記のように構成した液体容器の使用を開始するには、キャップ25から蓋20を取り外して吸上げ部材9の上端部を開放させ、空気と接触させる。
【0034】
そして、この状態で液体容器を玄関、トイレ等に設置することで、吸上げ部材9を介して液状芳香剤等の液体が吸い上げられ、吸上げ部材9の露出している部分から液状芳香剤等の液体の揮散が開始され、芳香剤等の香りを玄関、トイレ等に漂わせることができるものである。
【0035】
そして、容器本体1内の液状芳香剤等の液体の量が減少した場合には、キャップ25及び中栓4を容器本体1の口部2から取り外して口部2を開口させ、口部2から容器本体1内に液状芳香剤等の液体を補充する。
【0036】
この場合、キャップ25の突出部27が中栓4の挿入部5に嵌合していることにより、キャップ25と中栓4とは一体に容器本体1の口部2から取り外され、口部2が開口されることになる。
【0037】
したがって、キャップ25を取り外すだけで中栓4を容器本体1から取り外すことができるので、中栓4の取り外し作業が非常に簡単となる。また、中栓4を容器本体1の口部2から取り外す際に、中栓4に手が触れることはないので、誤って手が吸上げ部材9に触れてしまって、液状芳香剤等の液体が手に付着してしまうことはない。さらに、中栓4は容器本体1の口部2に遊嵌されているので、両者の加工精度をラフにすることができ、加工コストを下げることができることになる。
【0038】
図5及び図6には、この発明による液体容器の第3の実施の形態が示されていて、この液体容器は、内部に液状芳香剤等の液体が充填される容器本体1と、容器本体1の口部2に着脱自在に遊嵌される中栓4と、中栓4に挿着されて下端部が容器本体1内の液状芳香剤等の液体に浸漬され、上端部が容器本体1外に突出する吸上げ部材9と、容器本体1の口部2に着脱自在に螺着されるキャップ35と、キャップ35に着脱自在に装着される蓋30とを具えている。
【0039】
この場合、容器本体1、中栓4、吸上げ部材9は、前記第1の実施の形態に示すものと同様の構成を有しているので、第1の実施の形態と同一の符号を付して詳細な説明は省略するものとする。
【0040】
蓋30は、合成樹脂等から形成される略円板状をなすものであって、上端が閉塞された筒状の被包部31と、被包部31の外周側中央部に一体に設けられる径方向外方に張り出る鍔状の鍔部32と、鍔部32の下面側中央部に一体に設けられる筒状の突出部33とから構成されている。この場合の突出部33は、第2の実施の形態に示すものよりも長く形成されている。
【0041】
キャップ35は、合成樹脂等から形成される上端が閉塞された筒状をなすものであって、閉塞されている上端中央部には上下方向に貫通する貫通孔36が設けられるとともに、貫通孔36の上端開口部には所定の深さの段部38が環状に設けられている。
【0042】
キャップ35の筒状の部分の内周側には容器本体1の口部2のねじ3と合致するねじ39が螺設され、このねじ39を容器本体1の口部2のねじ3に螺合させて所定のトルクで締め付けることで、キャップ35が容器本体1の口部2に螺着されるものである。キャップ35を容器本体1の口部2に螺着させた際、キャップ35の筒状の部分の内周側の凹部に中栓4の鍔部6の先端部の凸部が嵌合されるようになっている。
【0043】
キャップ35の貫通孔36内には蓋30が装着され、そこを閉塞するようになっている。この場合、蓋30の鍔部32はキャップ35の段部38内に位置し、突出部33はキャップ35の貫通孔36の内周側及び中栓4の挿入部5の内周側に位置し、被包部31の内周側に中栓4の保持部7の上端部が位置するようになっている。
【0044】
そして、上記のように構成した液体容器の使用を開始するには、キャップ35から蓋30を取り外し、吸上げ部材9の上端部を開放させて空気と接触させる。
【0045】
そして、この状態で液体容器を玄関、トイレ等に設置することで、吸上げ部材9を介して液状芳香剤等の液体が吸い上げられ、吸上げ部材9の露出している部分から液状芳香剤等の液体の揮散が開始され、芳香剤等の香りを玄関、トイレ等に漂わせることができるものである。
【0046】
そして、容器本体1内の液状芳香剤等の液体の量が減少した場合には、キャップ35及び中栓4を容器本体1の口部2から取り外して口部2を開口させ、口部2から容器本体1内に液状芳香剤等の液体を補充する。
【0047】
この場合、キャップ35の筒状の部分の内周側に中栓4の鍔部6が嵌合していることにより、キャップ35と中栓4は一体に容器本体1の口部2から取り外され、口部2が開口されることになる。
【0048】
したがって、キャップ35を取り外すだけで中栓4を容器本体1から取り外すことができるので、中栓4の取り外し作業が非常に簡単となる。また、中栓4を容器本体1の口部2から取り外す際に、中栓4に手が触れることはないので、誤って手が吸上げ部材9に触れてしまって、液状芳香剤等の液体が手に付着してしまうことはない。さらに、中栓4は容器本体1の口部2に遊嵌されているので、両者の加工精度をラフにすることができ、加工コストを下げることができることになる。
【0049】
図7及び図8には、この発明による液体容器の第4の実施の形態が示されていて、この液体容器は、内部に液状芳香剤等の液体が充填される容器本体1と、容器本体1の口部2に着脱自在に遊嵌される中栓4と、中栓4に挿着されて下端部が容器本体1内の液状芳香剤等の液体に浸漬され、上端部が容器本体1外に突出する吸上げ部材9と、容器本体1の口部2に着脱自在に螺着されるキャップ35と、キャップ35に着脱自在に装着される蓋30とを具えている。
【0050】
この場合、容器本体1、中栓4、吸上げ部材9は、前記第1の実施の形態に示すものと同様の構成を有しているので、第1の実施の形態と同一の符号を付して詳細な説明は省略するものとする。
【0051】
また、蓋30は、前記第3の実施の形態に示すものと同様の構成を有しているので、第3の実施の形態に示すものと同一の符号を付して詳細な説明は省略するものとする。
【0052】
さらに、キャップ35も前記第3の実施の形態に示すものと同様の構成を有しているので、第3の実施の形態に示すものと同一の符号を付して詳細な説明は省略するものとする。なお、この実施の形態においては、キャップ35と中栓4とは一体に形成されている。
【0053】
そして、上記のように構成した液体容器の使用を開始するには、キャップ35から蓋30を取り外し、吸上げ部材9の上端部を開放させて空気と接触させる。
【0054】
そして、この状態で液体容器を玄関、トイレ等に設置することで、吸上げ部材9を介して液状芳香剤等の液体が吸い上げられ、吸上げ部材9の露出している部分から液状芳香剤等の液体の揮散が開始され、芳香剤等の香りを玄関、トイレ等に漂わせることができるものである。
【0055】
そして、容器本体1内の液状芳香剤等の液体の量が減少した場合には、キャップ35及び中栓4を容器本体1の口部2から取り外して口部2を開口させ、口部2から容器本体1内に液状芳香剤等の液体を補充する。
【0056】
この場合、キャップ35と中栓4とが一体に形成されていることにより、キャップ35と中栓4とは一体に容器本体1の口部2から取り外され、口部2が開口されることになる。
【0057】
したがって、キャップ35を取り外すだけで中栓4を容器本体1から取り外すことができ、中栓4の取り外し作業が非常に簡単となる。また、中栓4を容器本体1の口部2から取り外す際に、中栓4に手が触れることはないので、誤って手が吸上げ部材9に触れてしまって、液状芳香剤等の液体が手に付着してしまうことはない。さらに、中栓4は容器本体1の口部2に遊嵌されているので、両者の加工精度をラフにすることができ、加工コストを下げることができることになる。
【0058】
【発明の効果】
この発明は請求項1又は請求項2のように構成したことにより、容器本体内に液体を補充するには、容器本体の口部からキャップ及び中栓を取り外し、容器本体の口部を開口させる。この場合、中栓は容器本体の口部に遊嵌されているので、専用の工具を使用することなく、簡単に取り外すことができるとともに、誤って吸上げ部材に手が触れてしまって、手に液状芳香剤等の液体が付着してしまうこともない。また、中栓は容器本体の口部に遊嵌されているので、両者の加工精度をラフにすることができ、加工コストを下げることができることになる。
【0059】
さらに、請求項3又は請求項4のように構成したことにより、キャップと中栓を一体に容器本体の口部から取り外すことができることになる。したがって、専用の工具を使用することなく、中栓を容器本体の口部から取り外すことができることになる。また、中栓を容器本体の口部から取り外す際に、吸上げ部材に手が誤って触れてしまって、手に液状芳香剤等の液体が付着してしまうことはない。さらに、中栓は容器本体の口部に遊嵌されているので、両者の加工精度をラフにすることができ、加工コストを下げることができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による液体容器の第1の実施の形態を示した概略部分断面図であって、使用を開始する前の状態を示した説明図である。
【図2】図1に示すものの使用時の状態を示した説明図である。
【図3】この発明による液体容器の第2の実施の形態を示した概略部分断面図であって、使用を開始する前の状態を示した説明図である。
【図4】図3に示すものの使用時の状態を示した説明図である。
【図5】この発明による液体容器の第3の実施の形態を示した概略部分断面図であって、使用を開始する前の状態を示した説明図である。
【図6】図5に示すものの使用時の状態を示した説明図である。
【図7】この発明による液体容器の第4の実施の形態を示した概略部分断面図であって、使用を開始する前の状態を示した説明図である。
【図8】図7に示すものの使用時の状態を示した説明図である。
【図9】従来の液体容器の一例を示した概略部分断面図であって、使用を開始する前の状態を示した説明図である。
【図10】図9に示すものの使用時の状態を示した説明図である。
【符号の説明】
1、41……容器本体
2、42……口部
3、18、29、39……ねじ
4、44……中栓
5……挿入部
6、14、22、32……鍔部
7……保持部
8……連通孔
9、49……吸上げ部材
10……棒状部
11……糸状部
12、20、30、52……蓋
13、21、31……被包部
15、25、35、55……キャップ
16、26、36……貫通孔
17、23、27、33……突出部
28、38……段部

Claims (2)

  1. 内部に液状芳香剤等の液体が充填される容器本体と、該容器本体の口部に着脱自在に遊嵌される中栓と、該中栓に挿着されるとともに、下端部が容器本体内の液状芳香剤等の液体に浸漬され、上端部が容器本体外に突出する吸上げ部材と、前記中栓の上部に着脱自在に設けられ、装着時には前記吸上げ部材の上端部を被包して空気との接触を断ち、取り外した時には前記吸上げ部材の上端部を開放して空気と接触させる蓋と、前記容器本体の口部に着脱自在に取り付けられ、容器本体の口部との間で前記中栓のみを又は前記中栓と前記蓋とを挟持するキャップとを具え、前記中栓の一部を前記キャップの一部に嵌合させたことを特徴とする液体容器。
  2. 内部に液状芳香剤等の液体が充填される容器本体と、該容器本体の口部に着脱自在に遊嵌される中栓と、該中栓に挿着されるとともに、下端部が容器本体内の液状芳香剤等の液体に浸漬され、上端部が容器本体外に突出する吸上げ部材と、前記容器本体の口部に着脱自在に取り付けられるとともに、容器本体の口部との間で前記中栓を挟持するキャップと、該キャップの上部に着脱自在に設けられ、装着時には前記吸上げ部材の上端部を被包して空気との接触を断ち、取り外した時には前記吸上げ部材の上端部を開放して空気と接触させる蓋とを具え、前記中栓の一部を前記キャップの一部に嵌合させたことを特徴とする液体容器。
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