JP4213393B2 - ロータリーハンマまたはチゼルハンマのためのツールホルダ - Google Patents

ロータリーハンマまたはチゼルハンマのためのツールホルダ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロータリーハンマまたはチゼルハンマのためのツールホルダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ツールホルダは、本体の前端から後ろへ延びる形で、両端で閉じた形の少なくとも1つの軸線方向グルーブを有するタイプのドリルビットまたはチゼルのシャンクを受承する開口部が設けられた各種タイプが知られている。本体は、軸線方向に延びる少なくとも1つの細長い貫通開口部を本体の壁に設けた形をなしている。貫通開口部より小さい軸線方向長さのロックエレメントが、貫通開口部に挿入されている。施錠位置にあるロックエレメントは、半径方向に外へ変位しないように支持され、ドリルビットまたはチゼルが挿入されると、その少なくとも1つの軸線方向グルーブに係合する。解錠位置にあるロックエレメントは、施錠位置に相対して半径方向に外へ変位できるようになっている。前方に付勢される支持リングが本体上に設けられており、これが、施錠位置にあるロックエレメントを支持する位置とロックエレメントの解錠位置を限定する第2の位置の間を軸線方向に移動できるようになっている。ツールホルダはまた調節スリーブを有し、これが、支持リングを両位置の間で移動させるべく軸線方向に移動できるようになっている。
【0003】
両端で閉じた形の少なくとも1つの軸線方向グルーブに加えて、このようなツールホルダに挿入し得るドリルビットは、通常、前記軸線方向グループに関して90゜ずらした位置に少なくとも1つの追加の軸線方向グルーブを有し、この追加のグルーブが、ドリルビットの後端で開いており、ドリルビットの挿入状態のとき、本体の軸線方向リブがこのグルーブに係合し、これによって、ドリルビットを回転させるためのトルクがドリルビットに伝達される。このようなドリルビットは、例えば、いわゆるSDS−PlusドリルビットやSDS−Maxドリルビットとして知られている。チゼルハンマにおいて使用されるチゼルには回転力が伝達されないので、このようなチゼルのシャンクは、後端で開いた形の軸線方向グルーブを有しないが、両端で閉じた形の軸線方向グルーブを1つだけ、または2つ有するケースが多く、この場合、1つ以上のロックエレメントは、チゼルをツールホルダ内で動かないように保持すべくかみ合い、これで、チゼルの軸線方向変位が制限される。
【0004】
冒頭に挙げた種類の公知のツールホルダ(EP0668127A1)では、直径方向において向き合った2つの細長い貫通開口部が本体に設けられており、これら貫通開口部の各々に円筒ローラの形のロックエレメントが挿入されている。施錠位置にあるとき、円筒ローラは、貫通開口部の前端に位置し、半径方向に外へ変位しないように支持リングによって支持される。このロックエレメントの前端位置を確保すべく、分割式支持プレートが設けられており、これが、指状に半径方向に内へ向けられた延長部をもって貫通開口部に係合し、前記支持リングの前位置または施錠位置によって限定された前位置にばねで押込められる。調節スリーブを押戻すことによって、支持リングは、ロックエレメントの後端に当たる第2の位置まで軸線方向に後ろへ変位させられる。支持リングの前面の領域に、調節スリーブは、半径方向において自らの内面より更に外に位置する内壁を有し、これで、ロックエレメントは、半径方向に外へ降伏して調節スリーブの当該領域に到達でき、それで、ドリルビットまたはチゼルのシャンクにある軸線方向グルーブから脱出し、後者を解放することになる。
【0005】
ドリルビットまたはチゼルがこのツールホルダに挿入されると、そのシャンクの後端がロックエレメントの前端と接触し、これらが、本体の貫通開口部に突入するディスクの指状延長部とかみ合わされ、施錠位置に置かれた支持リングの背後で半径方向外側に降伏できるようになるまで、ディスクと共にばね力に抗して後ろへ変位させられる。これで、シャンクは、ロックエレメントがその軸線方向グルーブに係合するまで、受承開口部の中に更に導入されることになり、そして、ばね力が支持ディスクに作用する結果として、再びそのスタート位置まで前進させられることになる。その位置において、ロックエレメントは、半径方向に外へ変位しないように支持リングで支持されることになる。
【0006】
このツールホルダは、十分に機能し、コンパクトな構造をシンプルなアセンブリと組み合わせている。しかし、ロックエレメントとその周囲の部分に作用する力は、ロータリーハンマおよびチゼルハンマの仕事が過酷になるにつれて増大するので、円筒形のロックエレメントの直径および/または長さを相応に増大させなければならない。しかしながら、これは本体の貫通開口部の幅および/または軸線方向長さの増大につながり、従って、材料を大きく弱化させる。そのうえ、ロックエレメントを延長させるとなると、支持リングがその第2の位置まで移動するための軸線方向行程を大きくする必要があり、また、ロックエレメントが半径方向に外へ降伏できるようになる位置まで移動するための軸線方向行程も大きくする必要があり、結局、ツールホルダ全体の軸線方向長さの増大が必要となる。
【0007】
更にまた、円筒形のロックエレメントの代わりに、施錠位置において本体を囲む外壁の周囲を越えて突出し、半径方向に段を付けた支持リングと、ロックエレメントの半径方向に外へ開いた凹部に指状部分をもって係合する位置決めリングの両方と共に働く成形されたエレメントを使用することが、すでによく知られている。位置決めリングは、前方にばね押しされ、そこで、ロックエレメントと調節スリーブを前方へ押圧する。これで、ロックエレメントは、ロックエレメントを半径方向外側に変位しないように支持する支持リングの作用領域において位置決めされる。調節スリーブをユーザーが軸線方向に後ろへ変位させると、位置決めリングも後ろへ変位させられ、変位し終わると、位置決めリングの指状部分がロックエレメントを捕らえる。ロックエレメントは、支持リングに対して、自らが半径方向外側に変位できる位置に係合し、挿入されたドリルビットまたはチゼルが本体の受承開口部から取り出せるようになる。
【0008】
ドリルビットまたはチゼルをこの従来公知のツールホルダに挿入すると、ドリルビットまたはチゼルの後端がロックエレメントの前端に当たることによって、ロックエレメントは軸線方向に後ろへ変位させられ、それで、位置決めリングも、ロックエレメントが上記の位置、すなわち、支持リングの領域内で半径方向外側に降伏できるようになる位置に到達し終わるまで、前方へ作用するばねの力に抗して後ろへ押される。そしてドリルビットまたはチゼルの後端がロックエレメントを通過し、ばね押しされた位置決めリングが、ロックエレメントを軸線方向に前へ、本体の貫通開口部の中へと変位させ、その結果、ロックエレメントは、ドリルビットまたはチゼルのシャンクにある軸線方向グルーブに入り込み、支持リングングが該ロックエレメントを半径方向外側に変位しないように支持する位置におさまることになる。
【0009】
この公知の構造であれば、ロール形ロックエレメントより大きい強さのコンパクトなロックエレメントを使用できるが、支持リングの使用に加えて、調節スリーブの移動によってロックエレメントの変位を起こさせる働きをする位置決めリングの使用が必要となる。しかも、ロックエレメントの外部形状は比較的複雑であるので、製造工程に例えば焼結が含まれる場合、その製造に複雑な形状の型が必要となる。
【0010】
GB2338672に記述された更なる従来公知のツールホルダ設計では、ロックエレメントが、その半径方向の最も外側において、軸線方向に間隔をあけた2つの突起の間に1つの凹部を有する成形されたエレメントからなり、支持リングが、その内側において軸線方向に間隔をあけた3つの突起の間に2つの凹部を有し、この支持リングの突起の形状がロックエレメントの凹部の形状と合わさり、ロックエレメントの突起の形状が支持リングの凹部の形状と合わさる。ロックエレメントが施錠位置にあるとき、その突起は支持リングの突起に当接し、支持リングが第2の位置にあるとき、ロックエレメントの突起が支持リングの凹部の1つに受承される。ドリルビットまたはチゼルが受承開口部に挿入されるにつれて、ロックエレメントは、ドリルビットまたはチゼルの後端によってばね力に抗して第2の解錠位置まで後ろへ変位させられ、この解錠位置において、ロックエレメントの前方の突起が支持リングの前方の凹部内に係合し、支持リングの後ろの2つの突起がロックエレメントの凹部内に係合する。解錠位置に到達するのは、支持リングの軸線方向長さよりかなり短い距離の軸線方向変位移動の後である。このツールホルダ設計の基本的利点は、支持リングまたはロックエレメントが第1の位置と第2の位置の間を移動しなければならない距離が短縮されていて、これで、ツールホルダがよりコンパクトにできることである。しかしながら、支持リングとロックエレメントの複雑な形状は製造コストを増大させる。しかも、ロックエレメントは相対的に長く、ロックエレメントより長い通り穴を必要とし、繰返しの激しい衝撃に耐えなければならないツールホルダの本体を弱めてしまう。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
よって、本発明の目的は、可能な限り単純な構造で、全長が短く、高性能のロータリーハンマおよびチゼルハンマでの使用にも適したツールホルダを製造することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、ここで見込まれるのは、両端で閉じた形の少なくとも1つの軸線方向グルーブを有する、ドリルビットまたはチゼルのシャンクを受承開口部を備えた本体を有し、軸線方向に延びる少なくとも1つの細長い貫通開口部を本体の壁に設けており、貫通開口部より小さい軸線方向長さのロックエレメントが貫通開口部に挿入されており、施錠位置にあるロックエレメントが、半径方向に外へ変位しないように支持され、ドリルビットまたはチゼルが挿入されると、その少なくとも1つの軸線方向グルーブに係合するようになっており、解錠位置にあるロックエレメントが、施錠位置に相対して半径方向に外へ変位できるようになっており、支持リングが、施錠位置にあるロックエレメントを支持する位置とロックエレメントの第1の解錠位置を限定する第2の位置の間を軸線方向に移動できるようになっているロータリーハンマまたはチゼルハンマのためのツールホルダで、ロックエレメントが、その半径方向の最も外側において、該ロックエレメントの前縁に形成された第1の凹部と該ロックエレメントの後縁に形成された第2の凹部の間に単一の突起を有する成形されたエレメントからなり、支持リングが、その半径方向の内側において該支持リングの前縁に形成された第1の凹部と該支持リングの後縁に形成された第2の凹部の間に単一の突起を有し、ここで、支持リングの突起の形状がロックエレメントの凹部の形状と嵌合し、ロックエレメントの突起の形状が支持リングの凹部の形状と合わさり、また、ロックエレメントが施錠位置にあるとき、その突起が支持リングの突起に当接し、ロックエレメントが解錠位置にあるとき、該ロックエレメントの突起が支持リングの凹部の1つに受承されることを特徴とするツールホルダである。
【0013】
本発明によるロックエレメントと支持リングは、相対的に単純な形状で、従って、相対的に安価かつ単純に製造することができる。ロックエレメントも相対的に短い。その上、ロックエレメントは、支持リングを過ぎる位置まで移動させなくてよく、また逆に、解錠位置まで移動させなくてもよい。これは、ツールホルダの貫通開口部が相対的に短くてよく、従って、本体を不当に弱めてしまう恐れのないことを意味し、また、ロックエレメントおよび/または支持リングが、施錠位置と解錠位置の間の短い軸線方向距離を移動しさえすればよいことを意味する。
【0014】
ツールホルダは、補助的に、支持リングを囲み、支持リングを前記位置の間で移動させるべく軸線方向に移動できる手動式の調節スリーブを包含してよい。できれば、支持リングは、ロックエレメントを施錠位置において支持する自らの作用位置に向けてばね押しされるのが望ましい。これで、支持リングは、自らの第2の位置へ移動した後、自動的に施錠位置に戻ることが確実にできる。
【0015】
ロックエレメントが第1の解錠位置にあって、支持リングが自らの第2の位置にあるとき、望ましくは、ロックエレメントの突起の後ろの部分が、支持リングの前にある第1の凹部に受承される。
【0016】
支持リングを移動させることなく、ドリルビットまたはチゼルを嵌入できる優先的バージョンのツールホルダでは、ドリルビットまたはチゼルが受承開口部に挿入されるにつれて、各ロックエレメントは、ドリルビットまたはチゼルの後端によってばね力に抗して解錠位置へと後ろへ変位させられ、この位置において、ロックエレメントの突起の前向き部分が支持リングの後縁にある第2の凹部に係合し、支持リングの突起の後ろ向き部分がロックエレメントの前縁にある第1の凹部に係合する。こうして、ロックエレメントは自らの解錠位置において十分に支持される。
【0017】
望ましくは、支持リングは、ロックエレメントを施錠位置において支持する自らの作用位置に向けて外ばねによってばね押しされる。従って、支持リングをその第2の解錠位置へ移動させ、ドリルビットまたはチゼルを取外すと、調節スリーブは解放でき、それで、支持リングとロックエレメントはその施錠位置に戻されることになる(ドリルビットまたはチゼルが装着されていない状態で)。
【0018】
ドリルビットまたはチゼルを挿入してからロックエレメントをその施錠位置と解錠位置の間で案内する動作を改良するため、前方に付勢されるワッシャが設けられており、これが、施錠位置においてロックエレメントの後端に当接し、第2の解錠位置において該ロックエレメントと共に後ろへ変位する。ロックエレメントをその施錠位置と解錠位置の間で案内する動作を良くするため、ワッシャは、その前向きの面に内向きに面するショルダを有し、これがロックエレメントの第2の凹部の後縁と嵌合するようになっていてよい。ワッシャはまた、支持リングの後端に当接することができ、第1の解錠位置において該支持リングと共に後ろへ変位することができる。ワッシャは、支持リングを前方に付勢させるために設けられた上述のばねの内側に置かれた内ばねによって前方に付勢させることができる。
【0019】
ハンマがアイドルモードに入ってからロックエレメントにかかる衝撃を適宜緩和できるようにするため、ロックエレメントはできれば、施錠位置においてその前端が弾性変形可能な支持に突き当たる形で支持されるのが望ましい。
【0020】
挿入後のロックエレメントは、望ましくは、該ロックエレメントの中心を通って延びる軸線方向平面と、該ロックエレメントの中心を通って延びる半径方向平面の両方に関して対称形をなす。これは、ロックエレメントが貫通開口部の中で正しくない方位において組立てできないことを意味する。同じ理由から、支持リングは、該支持リングの中心を通って延びる半径方向平面に関して対称形をなすのが望ましい。特に、支持リングの突起は環状リブの形であってよい。
【0021】
本発明の一優先実施例では、ロックエレメントの突起は、軸線方向断面において台形の横断面を有し、該断面において半径方向に外へ細まり、支持リングの突起は、軸線方向断面において台形の横断面を有し、ロックエレメントの突起と同じ勾配で該断面において半径方向に内へ細まる。これで、ロックエレメントと支持リングの間の相対位置の間が円滑に移行する形になっている。
【0022】
特に望ましい実施例では、2つのロックエレメントが設けられ、各々が、本体にある2つの貫通開口部の1つに受承されるようになっている。
【0023】
本発明の第2の態様によれば、上に述べた通りのツールホルダを包含するロータリーハンマまたはチゼルハンマが設けられている。
【0024】
以下、本発明を、一実施例を示す図面に則して詳細に説明する。
図1は、チゼルハンマの前部に設けられたコンポーネントを見せるツールホルダの断面を示し、上半分では、ロックエレメントが施錠位置に位置決めされた状態を、下半分では、チゼル取外しのときにロックエレメントがその解錠位置に位置決めされた状態を示す。
【0025】
図2は、図1に対応する図で、上半分では、チゼル挿入のときにロックエレメントがその解錠位置にある状態を、下半分では、チゼル取外しのときにロックエレメントがその解錠位置にある状態を示す。
図3は、図1または図2のロックエレメントの中心を通る半径方向平面を通る断面を示す。
【0026】
【発明の実施の形態】
図示されたツールホルダ1はスリーブ形本体10を有し、これに、後部域の方が前部域より大きい直径の、連続的な同軸の受承開口部10’が設けられている。本体10は、その後端がチゼルハンマの金属製ハウジング部分2が入り込む形でおさまる(これ以外の形は図示されていない)。このハウジング部分2は、駆動モータと衝撃機構を包含するハンマハウジングの前端に複数のねじ3によって通例の仕方で締付けられている。ハンマの衝撃機構は、該衝撃機構によって生じさせられた衝撃がハンマピース5を介してチゼル30の後端に伝達され、そのチゼル30がツールホルダ1に挿入され、その前端をもって工作物とかみ合う従来型設計のものである。
【0027】
ハウジング部分2の前端には調心スリーブ6がおさまり、その回転によって止めリング7が軸線方向にシフトされる。止めリング7は、本体10上に非回転式に取付けられている。止めリング7側の歯とハウジング部分2側の歯のセットにより、止めリング7は、自らの止め位置において本体10をハウジング部分2に相対して、従ってまた、チゼルハンマに相対して回転しないように保持する。調心スリーブ6を回転させることにより、止めリング7は軸線方向にシフトされてハウジング部分2とのかみ合いをはずされ、そこで、ユーザーが調心スリーブ6を更に回転させると、本体10が、従ってまた、これに挿入されたチゼル30が、ハウジング部分2に相対して、従ってまた、チゼルハンマに相対して所望の角位置まで回転させられることになる。この位置に達した途端、調心スリーブ6は解放され、ばね力のもとで自らの原位置に戻り、そこで、止めリング7を再びハウジング部分2とかみ合わせようとする。
【0028】
受承開口部10’の横断面が小さい方の、本体10の前部域では、本体10の向き合った壁面に、軸線方向に延びる貫通開口部11が形成されている。この貫通開口部11の各々の中にロックエレメント12が、例えば焼結成形体を包含し得る形で位置する。
【0029】
図3は、ロックエレメントの中心を通る半径方向平面を通る横断面を示す。図3から分かる通り、ロックエレメントの半径方向内側の端12aは、円弧状に湾曲した表面を有し、これが、チゼル30に形成されたグルーブ4の弓状の横断面と合わさる(半径方向平面において)。ロックエレメント12は各々、該ロックエレメントが貫通開口部11を通過するのを防ぐために該貫通開口部11の縁とかみ合う1対の弓状アーム12bを備えている。ロックエレメント12の軸線方向長さは、図1および2から判る通り、該ロックエレメントを受承する貫通開口部11の軸線方向長さより短い。ロックエレメント12は述べた通りの仕方で貫通開口部11に挿入され、その横断面形状と受取り開口部11の横断面形状は、ロックエレメント12が図から明らかな仕方で、かつ、後に詳述する仕方で、半径方向内側の位置と半径方向外側の位置の間を変位できるように互いに合わさる。図1および2に示す通りの軸線方向断面において、各ロックエレメント12は、その半径方向外側に単一の突起13を有し、その側面をなす形で、該ロックエレメントの前縁に前向き凹部18が、該ロックエレメントの後縁に後ろ向き凹部19が設けられている。単一の突起13は、図3に示す通り、周方向に、わずかに弓状の半径方向外面を有する。凹部は各々、わずかに弓状の底面が(周方向において)傾斜接続表面によって単一の突起13に接続されている。ロックエレメント12は、該ロックエレメント12の中心を通る半径方向平面に関して、かつ、該ロックエレメント12の中心を通る軸線方向平面に関して対称形の構造となっている。これで、該ロックエレメントは、軸線方向においてどのように調心されていても、貫通開口部11に挿入することができる。すなわち、ロックエレメント12が組立ての間に間違った仕方で貫通開口部に挿入される危険性はない。
【0030】
特に図1および2から分かる通り、ロックエレメント12は、半径方向内側に単一の突起17を有する支持リング16と共に働く。単一の突起17は、突起13の弓状表面の曲線およびロックエレメント12の凹部18および19の底面と合わさる弓状表面を有する(周方向において)。単一の突起17は、支持リングの前縁にある前向き凹部28と、該支持リングの後縁にある後ろ向き凹部26によって側面が形作られている。凹部28は、弓状の底面が(周方向において)傾斜接続表面によって単一の突起17に接続されている。凹部28の弓状底面は、突起13の弓状表面の曲線およびロックエレメント12の凹部18、19の底面と合わさる。凹部26は、単一の突起17から半径方向に外へ、かつ、軸線方向に後ろへ延びる傾斜表面によって限定される。凹部18、19、26および28の傾斜表面はすべて、ツールホルダ1の半径方向平面に相対して同じ角度で傾斜する。
【0031】
外ばね20は、支持リング16の後側に作用する。このばねは、その後端が、調心スリーブ6の前向きに面する内側ショルダと突き合わさるワッシャに突き当たる形で支持される。支持リング16は、従って常に前向きにばね押しされている。内ばね21も同様に、調心スリーブ6と突き合わさるワッシャで支持され、その前端がワッシャ22と突き合わさり、該ワッシャは、図1の上半分に示す位置において、ロックエレメント12の後端および支持リング16の後端の両方と突き合わさる。その位置において、支持リング16の前端は、これを囲む調節スリーブ23に突き当たる形で支持され、該調節スリーブの有する内側ショルダ34が、この状態のとき、環状の制動エレメント25と突き合わさる。制動エレメント25は、本体10の環状グルーブの中におさまったゆるみ止めリングによって前向きの変位が阻止される支持ワッシャ26に突き当たる形で支持される。他方、ロックエレメント12の前端は、この位置において、環状の弾性変形可能な支持32支持と突き合わさる。
【0032】
支持ワッシャ26の正面では、シールキャップ27が正面から本体10の上に通例の仕方で押されている。
図1に示す既述の位置において、チゼルのシャンク30はツールホルダ1に挿入される。通例の仕方で、シャンクは、両端で閉じた2つの向き合う軸線方向グルーブを有する。図1の上半分に示す通り、ロックエレメント12の半径方向内側の部分12aが該軸線方向グルーブの中まで延び、ロックエレメント12は、その単一の突起13と支持リング16の単一の突起17との調心により、半径方向に外へ変位しないように引き止められている。動作時、チゼル30はこれで、軸線方向グルーブ4の軸線方向の広がりと釣り合った距離だけ普通の仕方で前後に移動できるが、本体10の受承開口部10’から逃げないようにロックエレメント12によって保持されている。
【0033】
チゼルをツールホルダ1から取外すためには、ユーザーは、調節スリーブ23を外ばね20および内ばね21の力に抗して手で、図1の上半分に示す位置から外へ出し、図1および2の下半分に示す位置に後ろ向きに入れる。この取出し移動の間、調節スリーブ23は支持リング16を保持する。支持リング16の突起17がロックエレメント12の凹部19の底部域に達すると、ロックエレメント12は、図1および2に下半分に示す通りの仕方で半径方向に外へ変位でき、それも、支持リング16がロックエレメント12の軸線方向の広がり全体にわたって後ろへ変位する必要なしにできる。この半径方向に外へ変位した位置において、ロックエレメント12は、支持リング16と調節スリーブ23の内側表面によって限定された状態で支持される。これができるのは、支持リングの前部および調節スリーブ23の内側表面の形状がロックエレメント12の後部の形状とぴったり合わさるからである。こうして、一方のコンポーネントの突起は他方のコンポーネントの凹部に十分に嵌合する。
【0034】
図1および2の下半分に示す位置において、チゼル30は、図示の通り、次に本体10の受承開口部10’から取外すことができる。調節スリーブ23が後ろへ解放されると、ばね20、21は、ワッシャ22を介して支持リング16を押し、それでまた、調節スリーブ23も前へ、再び図1の上半分に示す位置まで押す。図1の上半分に示す通り、ロックエレメント12も、ばね押しされたワッシャ22がこれに突き当たることによって同じ前方位置で保持される。
【0035】
チゼルのシャンク30が本体10の受承開口部10’に挿入されると、チゼルシャンク30の後端は、ロックエレメント12の前端と接触する。チゼルシャンク30がさらに中へ入れられるにつれて、ロックエレメント12は、自らの単一の突起13が支持リング16の凹部26の領域内に位置決めされるまで、貫通開口部11の中を軸線方向に後ろへ変位させられ、それで、ロックエレメント12は半径方向に外へ降伏できるようになる(図2の上半分)。ロックエレメント12の単一の突起13の正面にある傾斜表面は、支持リング16の凹部26の傾斜表面とかみ合い、それも、ロックエレメント12が支持リング16の軸線方向の広がり全体にわたって後ろへ変位する必要なしにできる。ロックエレメント12は、図2の上半分に示す位置においてその前端でロックエレメント自体の前部の形状、特に、支持リングの後部、特に支持リングの単一の突起17および凹部26とぴったり合わさる単一の突起13および前向き凹部18の形状によって支持される。ロックエレメント12は、図2の上半分に示す位置において、ワッシャ22の前向きに面する環状ショルダとかみ合うロックエレメントの凹部19の縁によって支持される。ロックエレメント12がこの位置にあるとき、チゼルシャンク30の後端は、ロックエレメント12が再びチゼルシャンク30の軸線方向グルーブ4の領域内に全部おさまるまで、ロックエレメント12を滑り抜けることができる。この位置に達した途端、内ばね21の圧力がワッシャ22に、従ってまた、ロックエレメント12にかかり、これで、該ワッシャおよびロックエレメントは、図2の上半分に示す位置から再び図1の上半分に示す位置まで前へ変位させられ、こうして、チゼルは、本体10の受承開口部10’の中に動かないように保持され、その結果、チゼルは軸線方向の前後運動を制限されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】チゼルハンマの前部に設けられたコンポーネントを見せるツールホルダの断面を示している。
【図2】図1に対応する図で、上半分では、チゼル挿入のときにロックエレメントがその解錠位置にある状態を、下半分では、チゼル取外しのときにロックエレメントがその解錠位置にある状態を示している。
【図3】図1または図2のロックエレメントの中心を通る半径方向平面を通る断面を示している。
【符号の説明】
4…グルーブ
10…本体
11…開口部
12…ロックエレメント
13…突起
16…支持リング
17…突起
30…ビットまたはシャンク

Claims (16)

  1. ロータリーハンマまたはチゼルハンマのためのツールホルダ(1)であって、前記ツールホルダ(1)が、
    ドリルビットまたはチゼルのシャンク(30)を受承する開口部(10’)を備えた本体(10)を備え前記シャンク(30)が両端で閉じた形の少なくとも1つの軸線方向グルーブ(4)を有し、
    さらに、前記ツールホルダ(1)が、
    前記本体(10)の壁に設けられた、軸線方向に延びる少なくとも1つの細長い貫通開口部(11)と、
    前記貫通開口部(11)に挿入される、該貫通開口部より小さい軸線方向長さのロックエレメント(12)とを有し、前記ロックエレメント(12)は、施錠位置にあるときには半径方向外側に変位しないように支持され、施錠位置においてドリルビットまたはチゼルが挿入された場合に、前記ロックエレメント(12)は、該ドリルビットまたはチゼルの少なくとも1つの軸線方向グルーブ内に係合し、また、前記ロックエレメント(12)は、解錠位置にあるときには施錠位置に対して半径方向外側に変位できるようになっており、
    さらに、施錠位置にある前記ロックエレメント(12)を支持する位置と該ロックエレメント(12)の第1の解錠位置を形成する第2の位置との間を軸線方向に移動できるようになっている支持リング(16)とを有し、
    さらに、前記ロックエレメント(12)は、半径方向外側において、該ロックエレメントの前縁に形成された第1の凹部(18)と該ロックエレメントの後縁に形成された第2の凹部(19)との間に単一の突起(13)を有する成形されたエレメントからなり、
    前記支持リング(16)は、半径方向内側において、該支持リングの前縁に形成された第1の凹部(28)と該支持リングの後縁に形成された第2の凹部(26)との間に単一の突起(17)を有し、
    前記支持リング(16)の突起(17)の形状は、前記ロックエレメント(12)の第1の凹部(18)及び第2の凹部(19)の形状と嵌合し、該ロックエレメント(12)の突起(13)の形状は、前記支持リング(16)の第1の凹部(28)及び第2の凹部(26)の形状と嵌合し、
    さらに、前記ロックエレメント(12)が施錠位置にあるときには、前記ロックエレメント(12)の突起(13)が支持リング(16)の突起(17)と当接し、前記ロックエレメント(12)が解錠位置にあるときには、該ロックエレメント(12)の突起(13)の部分が支持リング(16)の凹部(28、26)の1つに受承することを特徴とするツールホルダ。
  2. 前記支持リング(16)を囲み、且つ該支持リングを前記施錠位置と解錠位置との間で移動させるべく軸線方向に移動できる手動式の調節スリーブ(23)をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のツールホルダ。
  3. 外ばね(20)が支持リング(16)を、前記ロックエレメント(12)を施錠位置で支持する作用位置方向に押圧することを特徴とする請求項1に記載のツールホルダ。
  4. 前記ロックエレメント(12)が第1の解錠位置にあるときに、該ロックエレメント(12)の前記突起(13)の部分が前記支持リング(16)の第1の凹部(28)に受承されることを特徴とする請求項1に記載のツールホルダ。
  5. ドリルビットまたはチゼルが受承開口部(10’)に挿入されるように、前記ロックエレメント(12)が、前記ドリルビットまたはチゼルの後端によってばね力に抗して第2の解錠位置へと後ろへ変位させられ、前記ロックエレメント(12)の突起(13)の部分が支持リング(16)の後縁にある第2の凹部(26)内に係合し、前記支持リング(16)の突起(17)の部分がロックエレメント(12)の前縁にある第1の凹部(18)内に係合することを特徴とする請求項1に記載のツールホルダ。
  6. ドリルビットまたはチゼルが受承開口部(10’)に挿入されるように、前記ロックエレメント(12)が、ドリルビットまたはチゼルの後端によってばね力に抗して第2の解錠位置へと後ろへ変位させられ、前記ロックエレメント(12)の突起(13)の部分が支持リング(16)の後縁にある第2の凹部(26)内に係合し、前記支持リング(16)の突起(17)の部分がロックエレメント(12)の前縁にある第1の凹部(18)内に係合し、前方に付勢されたワッシャ(22)が設けられており、該ワッシャが施錠位置においてロックエレメント(12)の後端に当接し、第2の解錠位置においてワッシャ(22)がロックエレメント(12)と共に後ろへ変位することを特徴とする請求項1に記載のツールホルダ。
  7. ドリルビットまたはチゼルが受承開口部(10’)に挿入されるように、前記ロックエレメント(12)が、ドリルビットまたはチゼルの後端によってばね力に抗して第2の解錠位置へと後ろへ変位させられ、前記ロックエレメント(12)の突起(13)の部分が前記支持リング(16)の後縁にある第2の凹部(26)内に係合し、前記支持リング(16)の突起(17)の部分が前記ロックエレメント(12)の前縁にある第1の凹部(18)内に係合し、
    さらに、前方に付勢されるワッシャ(22)が設けられており、該ワッシャが、施錠位置において前記ロックエレメント(12)の後端に当接し、第2の解錠位置においてワッシャ(22)が前記ロックエレメント(12)と共に後ろへ変位し、且つ前記ワッシャ(22)が、前記ロックエレメント(12)を施錠位置と第2の解錠位置との間で案内するため、該ロックエレメント(12)の前向きの面に、該ロックエレメントの第2の凹部(19)の後縁と嵌合するショルダを有することを特徴とする請求項1に記載のツールホルダ。
  8. ドリルビットまたはチゼルが受承開口部(10’)に挿入されるように、前記ロックエレメント(12)が、ドリルビットまたはチゼルの後端によってばね力に抗して第2の解錠位置へと後ろへ変位させられ、前記ロックエレメント(12)の突起(13)の部分が前記支持リング(16)の後縁にある第2の凹部(26)内に係合し、前記支持リング(16)の突起(17)の部分が前記ロックエレメント(12)の前縁にある第1の凹部(18)内に係合し、前方に付勢されるワッシャ(22)が設けられており、該ワッシャ(22)が、施錠位置において前記ロックエレメント(12)の後端に当接し、第2の解錠位置において前記ワッシャ(22)が前記ロックエレメント(12)と共に後ろへ変位し、前記ワッシャ(22)が前記支持リング(16)の後端に当接し、第1の解錠位置において前記ワッシャ(22)が前記支持リング(16)と共に後ろへ変位することを特徴とする請求項1に記載のツールホルダ。
  9. ドリルビットまたはチゼルが受承開口部(10’)に挿入されるように、前記ロックエレメント(12)が、ドリルビットまたはチゼルの後端によってばね力に抗して第2の解錠位置へと後ろへ変位させられ、前記ロックエレメント(12)の突起(13)の部分が前記支持リング(16)の後縁にある第2の凹部(26)内に係合し、前記支持リング(16)の突起(17)の部分が前記ロックエレメント(12)の前縁にある第1の凹部(18)内に係合し、前方に付勢されるワッシャ(22)が設けられており、該ワッシャ(22)が、施錠位置において前記ロックエレメント(12)の後端に当接し、第2の解錠位置において前記ワッシャ(22)が前記ロックエレメント(12)と共に後ろへ変位し、前記ワッシャ(22)が内ばね(21)によって前方に付勢されることを特徴とする請求項1に記載のツールホルダ。
  10. 前記ロックエレメント(12)が、施錠位置において該ロックエレメント(12)の前端が弾性変形可能な支持体に当接するように支持されることを特徴とする請求項1に記載のツールホルダ。
  11. 挿入後の前記ロックエレメント(12)が、該ロックエレメント(12)の中心を通って延びる軸線方向平面と、該ロックエレメント(12)の中心を通って延びる半径方向平面との両方に対して対称形をなすことを特徴とする請求項1に記載のツールホルダ。
  12. 前記支持リング(16)が、該支持リング(16)の中心を通って延びる半径方向平面に関して対称形をなすことを特徴とする請求項1に記載のツールホルダ。
  13. 前記ロックエレメント(12)の突起(13)が、軸線方向断面において台形の横断面を有し、該断面において半径方向に外へ細まり、前記支持リング(16)の突起(17)が、軸線方向断面において台形の横断面を有し、前記ロックエレメント(12)の突起(13、14)と同じ勾配で該断面において半径方向に内へ細まることを特徴とする請求項1に記載のツールホルダ。
  14. 前記支持リング(16)の突起(17)が環状リブの形であることを特徴とする請求項1に記載のツールホルダ。
  15. 前記本体(10)に、それぞれ前記ロックエレメント(12)を受承する2つの貫通開口部(11)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のツールホルダ。
  16. ツールホルダ(1)を包含するロータリーハンマまたはチゼルハンマであって、前記ツールホルダ(1)が、
    ドリルビットまたはチゼルのシャンク(30)を受承する開口部(10’)を備えた本体(10)を備え前記シャンク(30)が両端で閉じた形の少なくとも1つの軸線方向グルーブ(4)を有し、
    さらに、前記ツールホルダ(1)が、
    前記本体(10)の壁に設けられた、軸線方向に延びる少なくとも1つの細長い貫通開口部(11)と、
    前記貫通開口部(11)に挿入される、該貫通開口部より小さい軸線方向長さのロックエレメント(12)とを有し、該ロックエレメント(12)が、施錠位置にあるときには、半径方向外側に変位しないように支持され、施錠位置においてドリルビットまたはチゼルが挿入された場合に、前記ロックエレメント(12)は、該ドリルビットまたはチゼルの少なくとも1つの軸線方向グルーブ内に係合し、また、前記ロックエレメント(12)は、解錠位置にあるときには、施錠位置に対して半径方向外側に変位できるようになっており、
    さらに、施錠位置にある前記ロックエレメント(12)を支持する位置と該ロックエレメント(12)の第1の解錠位置を形成する第2の位置との間を軸線方向に移動できるようになっている支持リング(16)とを有し、
    さらに、前記ロックエレメント(12)が、該ロックエレメント(12)の半径方向外側において、該ロックエレメントの前縁に形成された第1の凹部(18)と該ロックエレメントの後縁に形成された第2の凹部(19)との間に単一の突起(13)を有する成形されたエレメントからなり、
    前記支持リング(16)が、該支持リング(16)の半径方向内側において該支持リングの前縁に形成された第1の凹部(28)と該支持リングの後縁に形成された第2の凹部(26)との間に単一の突起(17)を有し、
    さらに、前記支持リング(16)の突起(17)の形状が前記ロックエレメント(12)の第1の凹部(18)及び第2の凹部(19)の形状と嵌合し、前記ロックエレメント(12)の突起(13)の形状が前記支持リング(16)の第1の凹部(28)及び第2の凹部(26)の形状と嵌合し、
    さらに、前記ロックエレメント(12)が施錠位置にあるときに前記ロックエレメント(12)の突起(13)が前記支持リング(16)の突起(17)に当接し、前記ロックエレメント(12)が解錠位置にあるときに該ロックエレメント(12)の突起(13)の部分が前記支持リング(16)の凹部(28、26)の1つに受承されることを特徴とするロータリーハンマまたはチゼルハンマ。
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