JP4212286B2 - カメラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ズーム撮影光学系を備えたカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
カメラにおいては、ズーム撮影光学系のレンズ位置を検出する方法として種々提案されている。例えば、特開平9―23021号公報には、電気パターンを並設して形成したコード板に対し、レンズ位置に応じて位置変化されるブラシを摺動自在に対向配置してレンズ位置を検出する手段が開示される。
【0003】
しかしながら、上記コード板を用いる手段では、ブラシの変化範囲に亘って、コード板を配置する機械的検出構造を採るために、大型となり、しかも、コード板の電気パターン上に埃等が付着したりして、誤動作を起こす虞を有する。
【0004】
一方、特開平5―181050号公報には、反射率の高い部分と反射率の低い部分とを設けたズームエンコーダを、レンズ鏡筒の回転環に取付け配置して、このズームエンコーダの反射率の高い部分と低い部分との反射率の差をフォトリフレクタ等の光センサにより検出して、レンズ位置を検出する方法が開示されている。
【0005】
一方、最近のカメラにおいては、レンズ鏡筒を光沢のある金属枠や、カラー枠で形成したり、あるいは表面に光沢を有するメタリック塗装が施されて、高級感をだすように構成したものが実用に供されている。
【0006】
ところが、上記カメラでは、レンズ鏡筒自体の反射率が高いために、後者の光センサを用いると、その光センサが、光検出部からの反射光と異なる鏡筒自体からの反射光を検出して誤動作される虞を有する。
【0007】
そこで、光検出部を、レンズ鏡筒から大きく離して配し、鏡筒自体からの反射光を誤検出しないように構成することが考えられる。しかし、光検出部をレンズ鏡筒から大きく離すと、大型となるために、小型化の要請を満足することが困難となるという不都合を有する。
【0008】
係る不都合は、表面が光沢を有しないレンズ鏡筒を備えるカメラにおいても、レンズ鏡筒と光検出部との間隔を所定間隔に設定しなければ、誤検出の虞を有することで同様である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
以上述べたように、従来のカメラでは、レンズ鏡筒の直進位置を光センサで検出する場合、レンズ鏡筒からの反射光を誤検出するという不具合を有する。
【0010】
この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、構成簡易にして、小型化の促進を図り得、且つ、高精度なズームミング制御を実現し得るようにしたカメラを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明は、所定範囲内で光軸方向に進退可能なレンズ鏡筒を備えるカメラにおいて、カメラ本体に固定される固定枠と、上記固定枠に対し、相対回転自在かつ光軸方向に進退可能に内挿された表面が光沢を有する移動枠と、上記移動枠に対し、相対回転自在かつ光軸方向に一体的に移動可能に内挿された直進枠と、上記直進枠に設けられ、反射部材が設けられた被検出部と、上記固定枠に設けられ、上記被検出部の反射部材に向けて検出光を投射し、その反射光を受光して上記被検出部の位置を検出する光センサとを備えて上記光センサを、投光軸が、上記被検出部の反射部材に対して略垂直に設定され、且つ、上記移動枠に投射された検出光の反射光軸と異なるように上記レンズ鏡筒の光軸と交わらないように配置するように構成した。
【0014】
上記構成によれば、反射部材を設けた被検出部を、固定枠に対して表面に光沢を有する移動枠を内挿するとともに、該移動枠に対して光軸方向に変位可能な直進枠を内挿し、この被検出部の反射部材を、固定枠に配した光センサで検出することにより、移動枠の光軸方向の位置を検出している。従って、簡易な被検出部構造を実現したうえで、光センサを用いて表面に光沢を有する移動枠の高精度な位置検出が可能となり、ズーミング制御の高精度化の促進を図ることができる。
そして、これによれば、光センサより移動枠に投射された検出光の反射光軸が、光センサの検出光の投光軸と異なることにより、移動枠からの反射光を誤検出することがなくなる。従って、さらに、被検出部構造の簡略化の促進とともに、位置検出精度の信頼性の促進が図れる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0018】
図1は、この発明の一実施の形態に係るカメラを示すもので、カメラ本体10の前面略中央部にレンズ鏡筒11が配され、このレンズ鏡筒11を挟む両端部にパトローネ室12及びスプール室13が配される。そして、カメラ本体10のレンズ鏡筒11の上端部には、AFファインダユニット14及びストロボユニット15が並設して設けられる。また、カメラ本体10のレンズ鏡筒11の下端部には、フィルム給送ユニット16が配される。
【0019】
上記レンズ鏡筒11は、例えば図2に示すように第1の枠部材である固定枠20、第2の枠部材であるカム枠21、1群枠22、直進枠であるフロートキー23、2群枠24及び3群枠25で構成され、図3に示す沈胴位置及び図4に示すワイド(広角)位置及びテレ(望遠)位置に変倍駆動されてズーミングされる。
【0020】
即ち、固定枠20は、上記カメラ本体10の前面略中央部に配され、その周壁に長孔201が光軸方向に延出して設けられる。そして、この長孔201には、長軸歯車26が回転自在に収容配置される。この長軸歯車26には、図5に示す詳細を後述するズーム駆動系を構成するズーム駆動モータ27が歯車機構28を介して駆動力が伝達可能に連結される。
【0021】
また、上記固定枠20には、その内壁にメスへリコイドねじ202及び直進キー溝203が形成され、その内部には、上記カム枠21が内挿される。なお、上記直進キー溝203は、円周方向に異なる位置に3箇所形成されている。カム枠21には、基端部の周壁部にオスへリコイドねじ/歯車部211が設けられ、このオスへリコイドねじ/歯車部211には、上記固定枠20のメスへリコイド202及び上記長軸歯車26が駆動自在に螺合及び噛合される。そして、このカム枠21は、その外周壁にその表面が光沢を有するよう、例えばメタリック塗装215が施される。
【0022】
これにより、カム枠21は、長軸歯車26が上記ズーム駆動モータ27及び歯車機構28を介して回転駆動されると、その回転力がオスへリコイドねじ/歯車部211に伝達され、その回転力により該オスへリコイドねじ/歯車部211が固定枠20のメスへリコイド202と螺合調整されて回転しながら、光軸方向に進退移動される。
【0023】
また、カム枠21には、その内壁部にメスへリコイドねじ212、2群カム213及び3群カム214が設けられ、その内部には、第1レンズ群221を備える上記1群枠22が内挿される。1群枠22は、その外周壁に表面が光沢を有するよう、例えばメタリック塗装222が施され、その基端部には、オスヘリコイドねじ223が、カム枠21のメスヘリコイドねじ212に対応して設けられる。そして、このオスへリコイドねじ223は、カム枠21のメスヘリコイドねじ212に螺合される。これにより、1群枠22は、カム枠21が回転駆動されると、そのオスへリコイドねじ223がカム枠21のメスへリコイドねじ212に案内されて光軸方向に進退移動される。なお、1群枠22は、後述するフロートキーにより光軸周りの回転が規制されている。
【0024】
上記1群枠22には、上記フロートキー23が内挿される。フロートキー23の基端には、鍔部231が設けられ、この鍔部231には、フレア絞り29が組付けられる。そして、この鍔部231には、直進キー232及びバヨネット爪233が設けられる。このうち円周方向の異なる位置に3箇所設けられた直進キー232は、上記固定枠20の直進キー溝203に移動自在に挿入される。他方のバヨネット爪233は、カム枠21内にバヨネット結合される。これにより、フロートキー23は、その直進キー232が固定枠20の直進キー溝203に案内されてカム枠21とともに、固定枠20に対して光軸方向に進退移動される。
【0025】
また、フロートキー23には、2群直進ガイド溝234及び3群直進ガイド溝235が光軸方向に延出されて設けられる。そして、このフロートキー23内には、第2レンズ群241を備える上記2群枠24及び第3レンズ群251を備える上記3群枠25がばね部材30を介して順に内挿される。
【0026】
これら2群枠24及び3群枠25には、2群直進キー242及び3群直進キー252が設けられ、これら2群直進キー242及び3群直進キー252は、上記フロートキー23の2群直進ガイド溝234及び3群直進ガイド溝235に移動自在に挿入される。
【0027】
そして、上記2群直進キー242及び3群直進キー252には、2群駆動ピン243及び3群駆動ピン253が突出して設けられる。これら2群駆動ピン243及び3群駆動ピン253は、上記フロートキー23の2群直進ガイド溝234及び3群直進ガイド溝235に挿通された後、カム枠21の2群カム213及び3群カム214に駆動自在に係合される。これにより、2群枠及び3群枠24、25は、カム枠21の回転に連動して、その2群駆動ピン243及び3群駆動ピン253が、上記カム枠21の2群カム213及び3群カム214に駆動されると、その2群直進キー242及び3群直進キー253がフロートキー23の2群直進ガイド溝234及び3群直進ガイド溝235に案内されて光軸方向に進退移動される。
【0028】
上記2群枠24には、フォーカシングモータ31が内蔵される。このフォーカシングモータ31は、1群枠22、2群枠24及び3群枠25の任意のズーミング位置に合焦動作時に駆動される。そして、第2のレンズ群241を保持し、上記2群枠24内に光軸方向に進退可能に支持される2群保持枠261を、上記フォーカシングモータ31の駆動力により光軸方向に駆動制御して合焦動作が行われる。
【0029】
さらに、上記フロートキー23には、光軸方向の進退位置を検出するための被検出部236が、例えばカメラ本体10のスプール室13とカメラ上部に配されるユニットであるAFファインダユニット14及びストロボユニット15とで構成される略三角状の空間であるデットスペースXに配されるように設けられる(図1参照)。
【0030】
なお、この検出部236は、略円筒状のレンズ鏡筒11とパトローネ室12もしくはスプール室13との間に形成される略三角状の空間X1、X2、X3内に配しても良い。
【0031】
この被検出部236は、図6に示すようにその先端面が、例えば光軸Oに対して略平行な面であって、後述するセンサの投光軸aに略直交するように形成される。そして、この被検出部236の先端面には、白塗装か、あるいは銀シールによる反射部材237が配される。
【0032】
また、上記固定枠20には、その周壁にセンサ取付台204がフロートキー23の被検出部236に対応して光軸方向に延出して設けられる。このセンサ取付台204には、その略中央部に支持部205が設けられ、この支持部205を挟む光軸方向には、第1及び第2の検出孔206、207のそれぞれがレンズ鏡筒11のワイド状態、テレ状態におけるフロートキー23の被検出部236の位置に対向するように設けられる。そして、これら第1及び第2の検出孔206、207には、センサ位置決め部380a、380bがそれぞれ設けられる。
【0033】
そして、上記センサ取付台204には、その支持部205をフレキシブル印刷配線基板32に若干径大に形成された取付孔321に挿入した状態で該フレキシブル基板32が積重配置される。このフレキシブル印刷配線基板32には、検出手段を構成するワイド位置及びテレ位置検出用光センサ、例えば第1及び第2のフォトリフレクタ33、34が上記取付孔321を挟んで搭載される。この第1及び第2のフォトリフレクタ33、34は、上記センサ取付台204の第1及び第2の検出孔206、207の各センサ位置決め部380a、380bに収容される。
【0034】
上記フレキシブル印刷配線基板32上には、押さえばね部材35が積重配置される。押さえばね部材35には、図7に示すように略中央部にビス用孔350と、このビス用孔350を挟んで2個の位置決め用孔351が設けられる。そして、これら2個の位置決め用孔351が上記センサ取付台204の支持部205に設けられるボス209が装着されて該支持部205に対して位置決めされる。この位置決め状態で螺子36を用いて螺着される。
【0035】
また、押さえばね部材35には、その両端部に押圧部352、353が上記フレキシブル印刷配線基板32の第1及び第2のフォトリフレクタ33、34に対応して設けられる。これら押圧部352、353は、押さえばね部材35の中央部が螺子36を用いてセンサ取付台204に螺着された状態で、上記フレキシブル印刷配線基板32の第1及び第2のフォトリフレクタ33、34の背面側に当接されて、該第1及び第2のフォトリフレクタ33、34を第1及び第2の検出孔206、207の位置決め部380a、380bに押圧して位置決めする。これにより、第1及び第2のフォトリフレクタ33、34は、上記フロートキー23がカム枠21とともに光軸方向に進退移動すると、そのワイド位置及びテレ位置において上記被検出部236の反射部材237が対設されて、該被検出部236の移動位置を検出する。
【0036】
ここで、上記フロートキー23の被検出部236と第1及び第2のフォトリフレクタ33、34と第2の枠部材であるカム枠21との位置関係について図6を用いて詳述する。
【0037】
まず、第1及び第2のフォトリフレクタ33、34は、その検出光Aの投光軸aと、検出光Aがカム枠21の表面に当たった際の反射光Bの反射光軸bとが異なる方向となるように配置される。即ち、第1及び第2のフォトリフレクタ33、34は、光軸Oに直交する断面において、光軸Oと交わることの無い方向に、その検出光Aの投光軸aが向くように配置される。よって、投光軸aのカム枠21の表面への交点におけるカム枠21の接線に対し、所定量傾くように第1及び第2のフォトリフレクタ33、34は、配される。
【0038】
一方、フロートキー23の被検出部236は、フロートキー23がワイド位置もしくはテレ位置に移動した状態で、第1もしくは第2のフォトリフレクタ33、34の検出光Aの投光軸aと略直交するように、その被検出面を構成する反射部材237が配される。換言すれば、被検出部236の被検出面もまた、投光軸aのカム枠21の表面への交点におけるカム枠21の接線に対し、所定量傾くように配されている。
【0039】
このような配置とすることにより、第1及び第2のフォトリフレクタ33、34とフロートキー23の被検出部236の反射部材237との間隙b1と、第1及び第2のフォトリフレクタ33、34とカム枠21の外周面と投光軸aとの交点との間隔b2とを、
b1<<b2
と設定することができる。そして、被検出部236及び第1、第2のフォトリフレクタ33、34の配置位置としては、カメラ本体10の固定枠20の周囲に形成される略三角状の空間であるデッドスペースXを利用した配置が可能となり、カメラ本体10の小型化の促進にも寄与することができる。これは、固定枠20の周囲に形成されるデッドスペースX1、X2、X3に配置しても同様の効果が得られる。
【0040】
一方、間隔b1と間隔b2との差を大きくしているため、検出光Aが反射部材237に投射された場合とカム枠21の表面に投射された場合とによって、その反射光量の差が大きく異なるので正確な検出が可能となる。
【0041】
また、上述のような配置とすることにより、第1または第2のフォトリフレクタ33、34の検出光Aが上記反射部材237に投射された場合は、その反射光が第1または第2のフォトリフレクタ33、34に向けて反射するのに対し、検出光Aがカム枠21の表面に投射された場合は、第1または第2のフォトリフレクタ33、34とは異なる方向に向けて反射される。よって、検出光Aが反射部材237に投射された場合とカム枠21の表面に投射された場合とによって、その反射光量の差が大きく異なるので、正確な検出が可能となる。更に、この検出光Aの投光軸aと反射光Bの反射光軸bとが異なる方向であるため、上述の間隙b1と間隙b2との差を少なくしても、信頼性の高い位置検出が可能となるので、この点からも小型化の促進を図ることができる。
【0042】
ここで、上記ズーム駆動系について説明する。即ち、上記第1及び第2のフォトリフレクタ33、34は、上記図5に示すテレ位置及びワイド位置を検出する絶対位置検出手段37を構成し、その出力端が制御回路(CPU)38に接続される。また、制御回路38には、例えばフォトインタラプタで構成される相対位置検出手段39が接続され、その出力端には、上記モータ駆動回路40が接続される。
【0043】
上記制御回路38は、上記絶対位置検出手段37及び相対位置検出手段39からの検出信号に応動して制御信号を生成し、この制御信号をモータ駆動回路40に出力する。モータ駆動回路40は、その出力端に上記ズーム駆動モータ27が接続され、入力された制御信号に基づいてモータ駆動信号を生成して、ズーム駆動モータ27を駆動制御し、上記レンズ鏡筒11を変倍駆動してズーミング制御する。
【0044】
即ち、制御回路38は、例えば図8に示すように、電源が投入されてセットアップ信号が入力されると、相対位置検出手段39からのパルス信号に基づいて制御信号を生成してモータ駆動回路40に出力する。モータ駆動回路40は、入力された制御信号に基づいてモータ駆動信号を生成してズーム駆動モータ27を駆動する。ここで、ズーム駆動モータ27の回転力は、上記歯車機構28を介して長軸歯車26に伝達され、その回転力が長軸歯車26を介してカム枠21のオスへリコイドねじ/歯車部211に伝達される。すると、カム枠21は、そのオスへリコイドねじ/歯車部211が固定枠20のメスヘリコイドねじ202と螺合調整されて回転しながら繰り出し制御される。
【0045】
ここで、カム枠21の回転に伴い、カム枠21とヘリコイド結合されている1群枠22は、フロートキー23に直進ガイドされた状態で、カム枠21に対し光軸方向に進退駆動される。これにより、1群枠22が沈胴位置からワイド位置、テレ位置へと繰り出し制御される。同時に、2群枠24及び3群枠25は、その2群駆動ピン243及び3群駆動ピン253がカム結合されるカム枠21の回転に伴って、その2群直進キー242及び3群直進キー252がフロートキー23の2群直進ガイド溝234及び3群直進ガイド溝235に案内されて図3に示す沈胴位置から光軸方向に繰り出し制御される。
【0046】
そして、ズーム駆動モータ27が回転駆動されて、フロートキー23の被検出部236が、ワイド位置に到達すると、該被検出部236を第1のフォトリフレクタ33が検出して、検出信号を制御回路38に出力する。ここで、制御回路38は、図7に示すように第1のフォトリフレクタ33からの検出信号に基づいて相対位置検出手段39からのパルス信号をカウントして、そのカウント数に基づいて制御信号を生成してモータ駆動回路40に出力する。
【0047】
モータ駆動回路40は、入力された制御信号に基づいて駆動信号を生成してズーム駆動モータ27を駆動制御し、上述したように歯車機構28を介して1群枠22、2群枠24及び3群枠25を図4に示す所望のワイド位置に設定する。このようにして、レンズ鏡筒11が沈胴位置からワイド位置へと繰り出された状態では、第1のフォトリフレクタ33の信号がフロートキー23の被検出部236を検出して立ち上がり、検出信号が制御回路38に入力される。
【0048】
ここで、図示しないズーム釦が操作されて、ズーム指令信号が制御回路38に入力されると、制御回路38は、再び、第1のフォトリフレクタ33の検出信号に基づいて制御信号を生成し、モータ駆動回路40に出力する。モータ駆動回路40は、制御信号に基づいて駆動信号を生成してズーム駆動モータ27を駆動する。ここで、ズーム駆動モータ27の回転力は、歯車機構28を介して長軸歯車26に伝達され、長軸歯車26が、カム枠21のオスヘリコイドねじ/歯車部211を回転駆動してカム枠21を、固定枠20に対して回転させながら繰り出し制御する。このカム枠21の繰り出しに連動して、1群枠22、2群枠24及び3群枠25は、直進移動されてワイド位置から繰り出し制御して変倍制御される。
【0049】
この変倍制御時、制御回路38は、第1のフォトリフレクタ33からの検出信号の立ち下がりを判定すると、再び、相対位置検出手段39からの検出信号のパルスをカウントして、そのカウント数に基づいてズーム駆動モータ27を駆動制御し、入力されるズーム指令信号に基づいて上記レンズ鏡筒11の変倍を制御する。
【0050】
そして、フロートキー23の被検出部236が第2のフォトリフレクタ34に到来すると、第2のフォトリフレクタ34は、被検出部236の反射部材を検出して、検出信号を制御回路38に出力する。ここで、制御回路38は、第2のフォトリフレクタ34からの検出信号の立ち上がりを判定すると、上記相対位置検出手段39からのパルス信号をカウントして所定数に達した状態で、ズーム駆動モータ27の駆動を停止して、テレ側への変倍動作を終了する(図4参照)。このようにして、レンズ鏡筒11がテレ位置へと繰り出された状態では、第2のフォトリフレクタ34は、フロートキー23の被検出部236を検出した検出信号の立ち上がり状態に設定される。
【0051】
また、上記制御回路38は、ズーム反転指令が入力されると、ズーム駆動モータ27を反転駆動する。このズーム駆動モータ27の回転力は、歯車機構28を介して長軸歯車26に伝達されて、該長軸歯車26が反転駆動される。長軸歯車26は、カム枠21のオスヘリコイドねじ/歯車部211を反転駆動して該カム枠21を光軸方向に反転させながら後退させて1群枠22、2群枠24及び3群枠25を繰り出し位置から固定枠20内に繰り込み、変倍制御する。
【0052】
この際、制御回路38は、第2のフォトリフレクタ34で検出される被検出部236の検出信号の立ち下がりを判定して、その立ち下がり情報に基づいて相対位置検出手段39からのパルス信号のパルス数をカウントして、該ズーム駆動モータ27を駆動制御し、レンズ鏡筒11をテレ位置からワイド位置方向に移動制御する。
【0053】
そして、上記カメラ電源がオフされ、制御回路38に沈胴信号が入力されると、ズーム駆動モータ27が、再び反転駆動される。ここで、長軸歯車26は、反転駆動されて、そのフロートキー23の被検出部236が第1のフォトリフレクタ33に対向される位置に到達する。すると、第1のフォトリフレクタ33は、被検出部236を検出して検出信号を制御回路38に出力する。
【0054】
制御回路38は、第1のフォトリフレクタ33からの検出信号の立ち上がりを判定すると、相対位置検出手段39で検出されるパルス信号をカウントして、所定のパルス数に達した状態で、該ズーム駆動モータ27を停止制御する。これにより、レンズ鏡筒11は、初期の沈胴位置に格納される。
【0055】
また、レンズ鏡筒11がズーミングされて上述したようにテレ位置からワイド位置に繰り出された状態で、上記制御回路38は、AFファインダユニット14からの指令信号に基づいてフォーカシング制御信号を生成して、このフォーカシング制御信号に基づいた駆動信号により上記フォーカシングモータ31を駆動制御し、2群保持枠261を光軸方向に進退移動して焦点を合焦する。
【0056】
さらに、上記レンズ鏡筒11の変倍制御時においては、上記ズーム駆動モータ27の駆動力が図示しないファインダ駆動ギア列を介して上記AFファインダユニット14のファインダ光学系に伝達されて、ファインダ光学系もレンズ鏡筒11の変倍動作に連動して変倍駆動される。
【0057】
このように、上記カメラは、固定枠20に対し、表面に光沢を有した1群枠22と一体的に光軸方向に進退するフロートキー23に被検出部236を設けて、このフロートキー23の被検出部236を固定枠20に配した第1及び第2のフォトリフレクタ33、34で、その位置を検出してレンズ鏡筒11の変倍制御を行うように構成した。
【0058】
これによれば、被検出部236を、固定枠20に対して光軸方向に変位可能なフロートキー23に設けて、この被検出部236を固定枠20に配した第1及び第2のフォトリフレクタ33、34で検出して、光軸方向の位置を検出していることにより、簡易な被検出部構造を実現したうえで、その高精度な検出が実現され、小型化の促進と共に、高精度なズーミング制御が実現される。
【0059】
なお、この発明は、上記実施の形態に限ることなく、その他、図9に示すように被検出部236aをフロートキー23の基部に光軸方向に傾斜させて設けるように構成して良く、同様の効果が期待される。この実施の形態においても、被検出部236aの先端面には、例えば銀シール等による反射部材237aが設けられる。
【0060】
この場合においても、第1及び第2のフォトリフレクタ33、34とフロートキー23の被検出部236の反射部材237との間隙b1と、第1及び第2のフォトリフレクタ33、34とカム枠21の外周面と投光軸aとの交点との間隙b2とを
b1<<b2
と設定することができる。
【0061】
また、第1または第2のフォトリフレクタ33、34の検出光Aが上記反射部材237に投射された場合は、その反射光Bが第1または第2のフォトリフレクタ33、34に向けて反射するのに対し、検出光Aがカム枠21の表面に投射された場合は、第1または第2のフォトリフレクタ33、34とは異なる方向に向けて反射される。
【0062】
よって、上述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0063】
また、上記実施の形態では、カム枠21及び1群枠22にメタリック塗装215、222を施して、表面に光沢を持たせるように構成した場合で説明したが、これに限ることなく、これらカム枠21及び1群枠22の周囲に表面に光沢を有する金属キャップ等を被着するレンズ鏡筒11においても、同様の効果が期待できる。
【0064】
さらに、上記実施の形態では、固定枠20内にカム枠21、1群枠22、フロートキー23、2群枠24及び3群枠25を順に内挿したレンズ鏡筒11に適用した場合で説明したが、これに限ることなく、その他のレンズ鏡筒構造のものにおいても適用可能である。
【0065】
よって、この発明は、上記各実施の形態に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記各実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。
【0066】
例えば各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0067】
上述した実施の形態に基づいて
(1) 所定範囲内で光軸方向に進退可能なレンズ鏡筒を備えるカメラにおいて、
カメラ本体に対し固定される固定枠と、
上記固定枠に対し、相対回転自在かつ光軸方向に進退可能な移動枠と、
上記移動枠の外周に固着され、表面に光沢を有する金属キャップと、
上記移動枠に対し、相対回転自在かつ光軸方向に一体的に移動可能な直進枠と、
上記直進枠に設けられた被検出部と、
上記被検出部に配された反射部材と、
上記反射部材に向けて検出光を投射し、その反射光を受光可能な光センサと、
上記光センサの出力に基づいて、上記レンズ鏡筒を駆動制御する制御手段と、
を具備することを特徴とするカメラを提供することができる。
【0068】
(2) 上記(1)の記述において、
上記光センサは、上記固定枠に固定されることを特徴とするカメラを提供することができる。
【0069】
(3) 上記(1)(2)の記述において、
上記反射部材は、上記光センサからの検出光の投光軸に対し略直交するように配されるとともに、上記光センサは、上記被検出部に向けて検出光を投射可能であって、上記金属キャップに上記検出光が投射された際の反射光軸が、上記検出光の投光軸と異なる位置に配置されていることを特徴とするカメラを提供することができる。
【0070】
(4) 上記(3)の記述において
上記投光軸と上記金属キャップとの交点における該金属キャップの接線に対し、上記投光軸は、所定量傾くように、上記光センサが配されることを特徴とするカメラを提供することができる。
【0071】
(5) 所定範囲内で光軸方向に進退可能なレンズ鏡筒を備えるカメラにおいて、
カメラ本体に固定される固定枠と、
上記固定枠に対し、相対回転自在かつ光軸方向に進退可能であって、表面に光沢を有する移動枠と、
上記移動枠に対し、相対回転自在かつ光軸方向に一体的に移動可能な直進枠と、
上記直進枠に設けられた被検出部と、
上記被検出部に配された反射部材と、
上記反射部材に向けて検出光を投射し、その反射光を受光可能な光センサと、
上記光センサの出力に基づいて、上記レンズ鏡筒を駆動制御する制御手段と、
を具備することを特徴とするカメラを提供することができる。
【0072】
(6) 上記(5)の記述において、
上記レンズ鏡筒の一方の側に配されるパトローネ室もしくはスプール室と、を有し、上記光センサは、上記直進枠と、上記パトローネ室もしくはスプール室とに囲まれた空間内に配されることを特徴とするカメラを提供することができる。
【0073】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、構成簡易にして、小型化の促進を図り得、且つ、高精度なズームミング制御を実現し得るようにしたカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係るカメラの配置構成を示した平面図である。
【図2】図1のレンズ鏡筒を分解して示した分解斜視図である。
【図3】図1のレンズ鏡筒の沈胴位置の状態を示した断面図である。
【図4】図1のレンズ鏡筒のワイド位置及びテレ位置の状態を示しや断面図である。
【図5】図1のズーム駆動系を示したブロック図である。
【図6】図1の要部の一部を断面して示した平面図である。
【図7】図3の一部を拡大して示した断面図である。
【図8】図1の変倍動作を説明するために示した波形図である。
【図9】この発明の他の実施の形態に係るカメラの要部を取出して示した断面図である。
【符号の説明】
10 … カメラ本体
11 … レンズ鏡筒
12 … パトローネ室
13 … スプール室
14 … AFファインダユニット
15 … ストロボユニット
20 … 固定枠
201 … 長孔
202 … メスへリコイドねじ
203 … 直進キー溝
204 … センサ取付台
205 … 支持部
206、207 … 第1及び第2の検出孔
208a、208b … センサ位置決め部
209 … ボス
21 … カム枠
211 … オスへリコイドねじ/歯車部
212 … メスへリコイドねじ
213 … 2群カム
214 … 3群カム
22 … 1群枠
221 … 第1レンズ群
222 … メタリック塗装
223 … オスへリコイドねじ
23 … フロートキー
231 … 鍔部
232 … 直進キー
233 … バヨネット爪
234 … 2群直進ガイド溝
235 … 3群直進ガイド溝
236、236a … 被検出部
237、237a … 反射部材
24 … 2群枠
241 … 第2レンズ群
242 … 2群直進キー
243 … 2群駆動ピン
25 … 3群枠
251 … 第3レンズ群
252 … 3群直進キー
253 … 3群駆動ピン
26 … 長軸歯車
27 … ズーム駆動モータ
28 … 歯車機構
29 … フレア絞り
30 … ばね部材
31 … フォーカシングモータ
32 … フレキシブル印刷配線基板
321 … 取付孔
33、34 … 第1及び第2のフォトリフレクタ
35 … 押さえばね部材
351 … 位置決め用孔
352、353 … 押圧部
36 … 螺子
37 … 絶対位置検出手段
38 … 制御回路
39 … 相対位置検出手段
40 … モータ駆動回路
Claims (1)
- 所定範囲内で光軸方向に進退可能なレンズ鏡筒を備えるカメラにおいて、
カメラ本体に固定される固定枠と、
上記固定枠に対し、相対回転自在かつ光軸方向に進退可能に内挿された表面が光沢を有する移動枠と、
上記移動枠に対し、相対回転自在かつ光軸方向に一体的に移動可能に内挿された直進枠と、
上記直進枠に設けられ、反射部材が設けられた被検出部と、
上記固定枠に設けられ、上記被検出部の反射部材に向けて検出光を投射し、その反射光を受光して上記被検出部の位置を検出する光センサと、
を具備し、
上記光センサは、投光軸が、上記被検出部の反射部材に対して略垂直に設定され、且つ、上記移動枠に投射された検出光の反射光軸と異なるように上記レンズ鏡筒の光軸と交わらないように配置されることを特徴とするカメラ。
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