JP3201418B2 - 焦点可変装置 - Google Patents

焦点可変装置

Info

Publication number
JP3201418B2
JP3201418B2 JP21261891A JP21261891A JP3201418B2 JP 3201418 B2 JP3201418 B2 JP 3201418B2 JP 21261891 A JP21261891 A JP 21261891A JP 21261891 A JP21261891 A JP 21261891A JP 3201418 B2 JP3201418 B2 JP 3201418B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
guide
cylinder
parting line
driven member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP21261891A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0534558A (ja
Inventor
央 若林
稔 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP21261891A priority Critical patent/JP3201418B2/ja
Publication of JPH0534558A publication Critical patent/JPH0534558A/ja
Priority to US08/626,691 priority patent/US5666565A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3201418B2 publication Critical patent/JP3201418B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/10Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens
    • G02B7/102Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens controlled by a microcomputer

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、望遠側または広角側へ
焦点距離を連続的に可変するズームレンズの焦点可変装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のズームレンズは、レンズ
鏡筒内に少なくとも2つ以上のレンズ群を有し、各レン
ズ群の間隔を変化させることにより焦点距離を変え、任
意の像倍率で撮影が行えるようになっている。ズームレ
ンズでは、ズーミング動作をしたときに、いずれの位置
であってもピント面の位置(ピントバック)は常に一定
でなくてはならない。
【0003】このようなズームレンズは、例えば、回転
筒が所要の方向に回転されると、直進ヘリコイド機構に
より保持筒内の第1のレンズ群が光軸方向に繰り出しま
たは繰り込まれるとともに、回転筒に連動するカム筒の
回転により相対的に変位する円周カム溝とガイド筒の直
進カム溝との関係により、前記各溝に係合しているカム
ピンを介して、第2のレンズ群が第1のレンズ群との間
隔を変化させながら前後動し、その結果、所定の像倍率
によるズーミング撮影が可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したカム
筒やガイド筒を、プラスチックによって型成形すると、
型割りの都合上、円周カム溝や直進カム溝等のカム面
に、パーティングラインが入ることになる。このとき、
パーティングラインは、正規のカム面よりも出っ張って
しまい、その位置にカムピンが止まると、第1のレンズ
群と第2のレンズ群の間隔が設定された間隔とならず、
ピント面の位置が一定でなくなるという問題があった。
【0005】本発明の目的は、カム部材やガイド部材を
プラスチックによって型成形した場合に、カム面にパー
ティングラインがあるときにも、ピント面の位置を常に
一定に保つことができる焦点可変装置を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明による焦点可変装置は、望遠端と広角端との
間で焦点距離を可変できる撮影光学系と、カム部を有す
るカム部材と、ガイド部を有するガイド部材と、前記カ
ム部および前記ガイド部に係合するカムピンと前記撮影
光学系の一部とが設けられた従動部材と、前記カム部材
と前記ガイド部材とを相対運動させ、前記カムピンが前
記カム部と前記ガイド部を摺動することにより前記従動
部材を移動させる駆動部とを含む焦点可変装置におい
て、前記カム部材または前記ガイド部材の少なくとも
方を樹脂により型成形する場合に、前記カムピンの前記
摺動の範囲内であり前記望遠端および前記広角端以外の
位置にパーティングラインが位置する構成とすることが
できる。
【0007】また、本発明による焦点可変装置は、望遠
端と広角端との間で焦点距離を可変できる撮影光学系
と、カム部を有するカム部材と、ガイド部を有するガイ
ド部材と、前記カム部および前記ガイド部に係合するカ
ムピンと前記撮影光学系の一部とが設けられた従動部材
と、前記カム部材と前記ガイド部材とを相対運動させ、
前記カムピンが前記カム部と前記ガイド部を摺動するこ
とにより前記従動部材を移動させる駆動部と、前記カム
ピンが、前記カム部材または前記ガイド部材を樹脂によ
り型成型する際に形成されたパーティングライン上には
停止しないように、前記駆動部の駆動を制御する制御部
とを有する構成とすることができる。この場合に、前記
従動部材の位置を検出する位置検出手段(エンコーダ
9)をさらに有しており、前記制御部(コントローラ3
0)は、予め記憶された前記パーティングラインの位置
情報(回転角x2 〜x3 ,回転角x4 〜x5 )と、前記
位置検出手段の検出情報(回転角x)とに基づいて、前
記従動部材が前記パーティングライン上にあると判断し
た場合には、前記パーティングラインから外れた位置ま
で前記従動部材を移動させるように制御する(S10
5,S106,S205,S206)ことができる。
【0008】
【作用】本発明によれば、比較的撮影頻度の多い望遠端
および広角端の位置には、パーティングラインを設けな
いようにしてある。また、カム部材およびガイド部材の
パーティングライン上には、従動部材(カムピン)が止
まらないように制御してある。従って、パーティングラ
イン上にカムピンが乗った状態では撮影されることはな
く、正規のカム面にカムピンがあるときだけ撮影される
ので、ピント面の精度が悪くなることはない。
【0009】
【実施例】以下、図面等を参照して、実施例につき、本
発明を詳細に説明する。図1〜図3は、本発明による焦
点可変装置の実施例の機構部分を示した図であって、図
1は分解斜視図、図2は縦断面図、図3は横断面図であ
る。
【0010】ズームレンズ1は、回転筒3,保持筒4,
第1のレンズ群5,ガイド筒10,第2のレンズ群1
2,カムピン14,カム筒16等から構成されている。
【0011】前側ボディ2は、全体の図示を省略したカ
メラ本体の一部を構成する部分であり、前側ボディ2の
保持孔内には、回転筒3が回転可能に保持されている。
【0012】この回転筒3は、前側ボディ2に対する光
軸方向への動きが、前側ボディ2にねじ止めされている
回転筒押さえ2a等で規制されている。この回転筒3
は、図示を省略したズーミング駆動機構からの回転が伝
達されることによって、適宜の方向に所定角度ずつ回転
駆動される。この回転筒3の内周部には、直進ヘリコイ
ド機構を構成する内周ヘリコイド溝3aが形成されてお
り、内部に保持筒4が保持されている。
【0013】保持筒4は、レンズ鏡胴として機能する部
分であり、後端側外周部に外周ヘリコイド溝4aが形成
されている。この外周ヘリコイド溝4aは、回転筒3の
内周ヘリコイド溝3aと噛み合っており、保持筒4は、
回転筒3の回転に伴って、光軸方向に前後動されること
になる。
【0014】この保持筒4の前端側小径部内には、図2
に示すように、レンズ枠5aによって第1のレンズ群5
が保持されている。この保持筒4の前端側小径部外周側
で筒状カバー4bにより覆われる環状空間内には、シャ
ッタ駆動機構6等を始めとする各種機構部品が配設され
ている。また、保持筒4内には、第1のレンズ群5の後
端側部分に、レンズシャッタ機構部7が配設されてい
る。
【0015】直進キー8は、略L字状に折り曲げられ、
基端部が前側ボディ2の後端側にねじ止めされており、
先端側が回転筒3内を光軸方向に向かって延設されてい
る。この直進キー8の先端側は、保持筒4の一部に係合
することにより、保持筒4の回転を規制している。
【0016】エンコーダ基板9bは、図1に示すよう
に、回転筒3の外周部に巻き回して設けられている。こ
のエンコーダ基板9b上には、図示を省略した回転位置
指示手段となる接点パターン等が周方向に形成され、か
つ、前側ボディ2側に設けられる信号取り出し手段であ
るエンコーダブラシ9aが接触することにより、回転筒
3の回転方向の位置を検出し、その回転に伴うズームレ
ンズ1でのズーミング位置等を前述したズーミング駆動
機構(電動モータ32および減速歯車機構等による)を
駆動制御するコントローラ30(図9参照)にフィード
バックするような構成となっている。
【0017】ガイド筒10は、保持筒4の後端側大径部
内に遊嵌状態で配置され、前端側フランジ部が止めねじ
11(図2参照)により一体的に固定されている。ガイ
ド筒10は、その外周部で周方向に等配された3個所に
は、光軸方向に延びた直進ガイド溝10aが設けられて
いる。
【0018】第2のレンズ群12は、ガイド筒10内で
光軸方向に前後動可能に保持されるとともに、がた付き
防止用ばね13により後端側への付勢力を与えられてい
る。第2のレンズ群12は、そのレンズ枠12aの外周
部で周方向に等配された3個所には、放射方向に突出し
てガイド筒10の各直進ガイド溝10aを貫通するよう
に挿入されるカムピン14が設けられている。
【0019】ガイド筒10の外周部の一部には、図3に
示すように、直進キー8を両側から挟み込んだ状態で回
転可能に支持されたコロ15,15が止めビス15a、
15aで組み付けられており、ガイド筒10は、保持筒
4と共に直進キー8により光軸方向にのみ移動可能であ
って、回転方向への動きは規制されている。第2のレン
ズ群12は、ばね13の付勢力により、カムピン14が
直進カム溝10aの後端側端部に押し付けられることに
よって、がた付きを生じない状態でガイド筒10内に移
動可能に保持されている。
【0020】カム筒16は、ガイド筒10の外周側で保
持筒4の後端側内周部分に回動可能に保持されており、
ガイド筒10と共に円筒カム機構を構成している。この
ように、ガイド筒10とカム筒16とによって、第2の
レンズ群12を第1のレンズ群5に対し進退動作させる
ことにより、これら両レンズ群5,12による合成焦点
距離を変化させ、ズーミング動作を行う。
【0021】カム筒16の外周部には、円周カム溝16
aが光軸方向を基準として斜めに傾斜して形成されてい
る。この円周カム溝16aには、ガイド筒10の直進カ
ム溝10aをそれぞれ貫通している第2のレンズ群12
側からのカムピン14の先端が挿入されている。
【0022】クラッチ板17は、図3に示すように、カ
ム筒16の後端側端面の一部に止めビス18により固定
され、このカム筒16を回転筒3側に回転方向に対して
連結し、一体的に同期して回転させるための連結子であ
る。このクラッチ板17には、図2および図3に示すよ
うに、外周方向に突出する突片17aが形成されてお
り、この突片17aが回転筒3の内周部の一部に光軸方
向に沿って設けられた係合溝3bに係合する。従って、
カム筒16は、クラッチ連結時に、回転筒3に対して光
軸方向に移動可能な状態で連結されており、回転筒3の
回転により直進ヘリコイド機構を介して繰り出し、繰り
込み動作される保持筒4、ガイド筒10側と、カム筒1
6は独立して回転し、しかも光軸方向には連動して移動
することができる。
【0023】クラッチ板17には、図3に示すように、
ビス止め用円弧溝17bが設けられており、ビス18を
緩めてクラッチ連結状態を解除したときに、回転筒3か
らカム筒16への回転伝達を切り離し、これらを相対的
に回動可能な状態とするようにしてある。すなわち、円
弧溝17bとビス18とによる相対的な回動範囲が、ピ
ントバック位置調整時における調整代となっている。
【0024】このようなズームレンズ1は、カメラ本体
側に設けられる電動モータ等のズーミング駆動機構から
の回転駆動力によって、回転筒3が所要の方向に回転さ
れると、直進ヘリコイド機構により保持筒4内の第1の
レンズ群5が光軸方向に繰り出しまたは繰り込まれると
ともに、クラッチ板17によって連結されているカム筒
16の回転により相対的に変位する円周カム溝16aと
ガイド筒10の直進カム溝10aとの関係により、これ
らに係合しているカムピン14を介して、第2のレンズ
群12も、第1のレンズ群5との間隔を変化させながら
前後動し、その結果、所定の像倍率によるズーミング撮
影が可能となる。
【0025】そのズーミング位置は、エンコーダ9(9
a,9b)により回転筒3の回転位置が検出されること
によって、コントローラ30側に送られている。上述し
た円筒カム機構において、回転筒3の回転によりカム筒
16が回転されると、その円周カム溝に係合しているカ
ムピン14に回転力が伝達されるが、このカムピン14
は、回転が規制され直進運動のみが許容されているガイ
ド筒10の直進カム溝10aにも係合しているので、回
転運動が制限され、その結果として回転力が光軸方向へ
の移動力に変換されて第2のレンズ群12が円周カム溝
16aの動きに沿って前後動し、両レンズ群5、12間
の間隔が所要の状態に変化してズーミング動作が行われ
る。
【0026】このとき、第2のレンズ群12側のカムピ
ン14には、ばね13により常に後端側への付勢力が作
用し、カム溝の溝側縁に押し付けられているため、カム
溝とカムピン14との間にがた付きがあっても動作上は
何ら支障ない。
【0027】次に、カム筒16の形状について説明す
る。図4は、実施例に係る焦点可変装置のカム筒の外周
面を展開的に示した図、図5および図6は、図4の部分
拡大図、図7および図8は、型割り状態を示した平面図
である。
【0028】カム筒16は、円筒カムであるので、図
7,図8に示すように、型20はカム筒16の中心より
放射方向に分割されている。この実施例では、型20は
均等に6分割されているので、カム筒16にできるパー
ティングライン16cは、図4に示すように等間隔に6
本できることになる。図5に示す矢印Pは、図1に示し
たバネ13が作用する方向であり、円周カム溝16aの
基準面16a1 に常にカムピン14を押し付けている。
【0029】図6において、円周カム溝16aの基準面
16a1 にも、パーティングライン16cができてお
り、突出部16dとなっている。カムピン14が、突出
部16dを通過するときには、円周カム溝16aの基準
面16a1 から外れることになる。このため、第1のレ
ンズ群5と第2のレンズ群12の間隔が設計値と合わな
いものとなってしまう。
【0030】パーティングライン16cおよび円周カム
溝16aは外周面に等配されているので、円周カム溝1
6aにできる突出部16dの位置は、全ての円周カム溝
16aに共通である。従って、等配された各カムピン1
4は、ほぼ同時に突出部16dに当たることになる。
【0031】この実施例では、図4に示すように、ワイ
ド端Wideおよびテレ端Teleの位置には、パーテ
ィングライン16cがこないようにしてある。この理由
は、ズームレンズは、ワイド端Wideおよびテレ端T
eleで撮影される可能性が高いからである。
【0032】図9は、実施例に係る焦点可変装置の回転
筒の回転角と第1・第2のレンズ群の動きとの関係を示
した線図である。回転筒3の回転角xは、リセット位置
が0、ワイド位置がx1 、テレ位置がx6 、終端がxD
であり、カムピン14の位置の基準となる。これらの回
転角xに従って、第1および第2のレンズ群5,12の
間隔が、図9で設定された間隔に保たれる。
【0033】回転角x2 〜x3 および回転角x4 〜x5
の間は、カム筒16のパーティングライン16cによる
突出部16dとカムピン14の干渉による影響が心配さ
れる範囲である。従って、この実施例では、カムピン1
4はこの範囲に止まらないように制御している。
【0034】図10は、本発明による焦点可変装置の実
施例を示したブロック図、図11および図12は、コン
トローラの動作を説明する流れ図である。コントローラ
30には、テレボタンSW1とワイドボタンSW2の出
力が接続されている。このコントローラ30は、テレボ
タンSW1またはワイドボタンSW2のオン信号によ
り、望遠側または広角側へのズーム駆動信号を生成し、
駆動部31を介して、ズームモータ32を駆動する。
【0035】図11に示すように、まず、テレボタンS
W1が押されているか否かを判定し(S101)、テレ
ボタンSW1が押されている場合には、モータ32を駆
動してレンズ鏡筒の繰り出しを開始し(S102)、テ
レボタンSW1が押されない場合には、待機状態とな
る。
【0036】エンコーダ9によって、回転筒3の回転角
xが常にモニタされており、コントローラ30は、レン
ズ鏡筒が繰り出されると、回転角x=x6 (テレ位置)
となったか否かを判定し(S103)、回転角x=x6
になった場合には、レンズ鏡筒の繰り出しを停止する
(S107)。
【0037】一方、回転角x≠x6 の場合には(S10
3)、テレボタンSW1がオンか否かを見て(S10
4)、オンであれば、レンズ鏡筒の繰り出しは続行され
る。テレボタンSW1がオフとなったときには、回転角
xの位置を確認して(S105)、回転角xがx2 <x
<x3 の範囲であれば、回転角x=x3 になるまでレン
ズ鏡筒の繰り出しを続行する。
【0038】また、テレボタンSW1がオンであれば、
再び、回転角xが確認され(S106)、回転角xがx
4 <x<x5 の範囲であれば、回転角x=x5 になるま
でレンズ鏡筒の繰り出しを続行する。回転角xがx1
x<x2 ,x3 <x<x4,x5 <x<x6 の範囲であ
れば(S105,S106)、レンズ鏡筒の繰り出しは
停止される(S107)。
【0039】図12に示したように、ワイドボタンSW
2が押されたときには、同様に、回転角xがx2
3 、x4 〜x5 の範囲にあるときには(S204,S
205)、ワイドボタンSW2をオフすると、回転角x
が各々x2 ,x4 の位置までレンズ鏡筒を繰り込んでか
ら停止する(S207)。
【0040】以上説明した実施例に限定されず、種々の
変形ができる。例えば、回転筒を手動によって回転させ
る場合には、ファインダ内等に表示部33(図10)を
設け、エンコーダからの回転角信号により、カムピンが
パーティングライン上にあることを検出したときに、点
灯表示するようにしてもよい。パーティングラインは、
エンコーダからの回転角信号によらず、突起部を直接検
出するようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、請求項1に
よれば、カム部材やガイド部材をプラスチックにより型
成形した場合に、比較的撮影頻度の多い望遠端および広
角端の位置には、パーティングラインを設けないように
してあるので、特別な制御することなしにピント面の調
整を行うときでも、望遠位置および広角位置では、パー
ティングライン上に不用意にカムピンが乗ることがな
く、ピント面の精度が悪くなることはない。
【0042】また、請求項2によれば、カム部材および
ガイド部材のパーティングライン上には、従動部材(カ
ムピン)が止まらないように制御するので、パーティン
グライン上にカムピンが乗った状態では撮影されること
はなく、ピント面の精度が悪くなることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による焦点可変装置の実施例の機構部分
を示した分解斜視図である。
【図2】本発明による焦点可変装置の実施例の機構部分
を示した縦断面図である。
【図3】本発明による焦点可変装置の実施例の機構部分
を示した横断面図である。
【図4】実施例に係る焦点可変装置のカム筒の外周面を
展開的に示した図である。
【図5】図4の部分拡大図である。
【図6】図4の部分拡大図である。
【図7】実施例に係るカム筒の型割り状態を示した平面
図である。
【図8】実施例に係るカム筒の型割り状態を示した平面
図である。
【図9】実施例に係る回転筒の回転角と第1・第2のレ
ンズ群の動きとの関係を示した線図である。
【図10】本発明による焦点可変装置の実施例を示した
ブロック図である。
【図11】実施例に係るコントローラの動作を説明する
流れ図である。
【図12】実施例に係るコントローラの動作を説明する
流れ図である。
【符号の説明】
1 ズームレンズ 3 回転筒 4 保持筒 5 第1のレンズ群 9 エンコーダ 10 ガイド筒 12 第2のレンズ群 14 カムピン 16 カム筒 16a 円周カム溝 16c パーティングライン 16d 突起部 30 コントローラ SW1 テレボタン SW2 ワイドボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−195812(JP,A) 特開 昭63−71817(JP,A) 実開 昭54−68632(JP,U) 実開 昭58−195204(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/04 - 7/105

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 望遠端と広角端との間で焦点距離を可変
    できる撮影光学系と、 カム部を有するカム部材と、 ガイド部を有するガイド部材と、 前記カム部および前記ガイド部に係合するカムピンと前
    記撮影光学系の一部とが設けられた従動部材と、 前記カム部材と前記ガイド部材とを相対運動させ、前記
    カムピンが前記カム部と前記ガイド部を摺動することに
    より前記従動部材を 移動させる駆動部とを含む焦点可変
    装置において、 前記カム部材または前記ガイド部材の少なくとも一方を
    樹脂により型成形する場合に、前記カムピンの前記摺動
    の範囲内であり前記望遠端および前記広角端以外の位置
    にパーティングラインが位置することを特徴とする焦点
    可変装置。
  2. 【請求項2】 望遠端と広角端との間で焦点距離を可変
    できる撮影光学系と、 カム部を有するカム部材と、 ガイド部を有するガイド部材と、 前記カム部および前記ガイド部に係合するカムピンと前
    記撮影光学系の一部とが設けられた従動部材と、 前記カム部材と前記ガイド部材とを相対運動させ、前記
    カムピンが前記カム部と前記ガイド部を摺動することに
    より前記従動部材を移動させる駆動部と、 前記カムピンが、前記カム部材または前記ガイド部材を
    樹脂により型成型する際に形成されたパーティングライ
    ン上には停止しないように、前記駆動部の駆動を制御す
    る制御部とを有する ことを特徴とする焦点可変装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の焦点可変装置におい
    て、 前記従動部材の位置を検出する位置検出手段をさらに有
    しており、 前記制御部は、予め記憶された前記パーティングライン
    の位置情報と、前 記位置検出手段の検出情報とに基づ
    いて、前記従動部材が前記パーティングライン上にある
    と判断した場合には、前記パーティングラインから外れ
    た位置まで前記従動部材を移動させるように制御するこ
    とを特徴とする焦点可変装置。
JP21261891A 1991-07-30 1991-07-30 焦点可変装置 Expired - Lifetime JP3201418B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21261891A JP3201418B2 (ja) 1991-07-30 1991-07-30 焦点可変装置
US08/626,691 US5666565A (en) 1991-07-30 1996-04-02 Focal length varying device which avoids errors due to mold parting lines

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21261891A JP3201418B2 (ja) 1991-07-30 1991-07-30 焦点可変装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0534558A JPH0534558A (ja) 1993-02-12
JP3201418B2 true JP3201418B2 (ja) 2001-08-20

Family

ID=16625663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21261891A Expired - Lifetime JP3201418B2 (ja) 1991-07-30 1991-07-30 焦点可変装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5666565A (ja)
JP (1) JP3201418B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3218476B2 (ja) * 1992-02-27 2001-10-15 株式会社ニコン レンズ鏡筒
JP3462309B2 (ja) * 1995-07-20 2003-11-05 オリンパス光学工業株式会社 撮像装置
JP3568307B2 (ja) * 1996-01-24 2004-09-22 オリンパス株式会社 レンズ鏡筒のカム機構
US6226032B1 (en) * 1996-07-16 2001-05-01 General Signal Corporation Crystal diameter control system
JP3736085B2 (ja) * 1997-11-26 2006-01-18 コニカミノルタフォトイメージング株式会社 ズーム鏡胴
JPH11332905A (ja) * 1998-05-29 1999-12-07 Nidek Co Ltd レーザ治療装置及びレーザ治療情報表示装置
JP2002048966A (ja) * 2000-08-07 2002-02-15 Tamron Co Ltd ズームレンズ及びズームレンズ鏡筒
JP4018002B2 (ja) * 2003-02-24 2007-12-05 京セラ株式会社 カメラ付き携帯端末装置
WO2007122715A1 (ja) 2006-04-20 2007-11-01 Ibiden Co., Ltd. ハニカム焼成体の検査方法、及び、ハニカム構造体の製造方法
JP7266445B2 (ja) * 2019-03-29 2023-04-28 リコーインダストリアルソリューションズ株式会社 レンズ鏡筒及び画像投射装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4386829A (en) * 1979-07-13 1983-06-07 Canon Kabushiki Kaisha Mechanical mounting system for a zoom lens assembly
US5111226A (en) * 1988-02-12 1992-05-05 Nikon Corporation Operation control apparatus of electric zoom camera
CA1331429C (en) * 1988-06-03 1994-08-16 Hiroshi Nomura Zoom lens barrel and camera incorporating such barrel
JP2794595B2 (ja) * 1989-06-28 1998-09-10 株式会社ニコン 電動合焦装置
US5216549A (en) * 1990-08-23 1993-06-01 Canon Kabushiki Kaisha Lens barrel

Also Published As

Publication number Publication date
US5666565A (en) 1997-09-09
JPH0534558A (ja) 1993-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7773871B2 (en) Retractable photographic lens
US20020024747A1 (en) Step zoom lens camera
US7595937B2 (en) Lens apparatus and image-pickup apparatus
JP2008242068A (ja) レンズ鏡胴、撮像装置および情報端末装置
KR100445885B1 (ko) 줌 렌즈 장치
JP3201418B2 (ja) 焦点可変装置
JP4193748B2 (ja) 沈胴式レンズ鏡筒および撮像装置
JP2006201252A (ja) 撮像装置
US7038859B2 (en) Lens barrel and imaging device
US6850701B2 (en) Camera having lens barrier
KR20050070076A (ko) 광학 유닛 및 촬상 장치
JP3288918B2 (ja) レンズ鏡筒
JP2002214667A (ja) レンズ鏡筒および撮影装置
US6687459B2 (en) FPC mounting structure
US5809348A (en) Zoom compact camera
US5689739A (en) Lens drive mechanism for photographic camera with zoom lens
JP3827260B2 (ja) ズームレンズ装置
JP3215793B2 (ja) レンズ鏡筒のカム構造
JP2001215387A (ja) ズームレンズ鏡筒
JP2005308965A (ja) レンズ鏡筒および撮像装置
US6771897B2 (en) Lens barrel and camera
US20230016323A1 (en) Optical apparatus and camera system
JP4024393B2 (ja) カメラ
JPH0743596A (ja) ズーム位置検出装置
JP3215792B2 (ja) レンズ鏡筒の直進案内装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100622

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120622

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120622

Year of fee payment: 11