JP2006258881A - 光学要素の位置検知装置及び光学ズームファインダ並びに該光学ズームファインダを備えたカメラ - Google Patents

光学要素の位置検知装置及び光学ズームファインダ並びに該光学ズームファインダを備えたカメラ Download PDF

Info

Publication number
JP2006258881A
JP2006258881A JP2005072700A JP2005072700A JP2006258881A JP 2006258881 A JP2006258881 A JP 2006258881A JP 2005072700 A JP2005072700 A JP 2005072700A JP 2005072700 A JP2005072700 A JP 2005072700A JP 2006258881 A JP2006258881 A JP 2006258881A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
lens
optical element
unit
reflecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005072700A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Takashima
正裕 高島
Yoshio Shimazaki
喜雄 島崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Opto Inc
Original Assignee
Konica Minolta Opto Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Opto Inc filed Critical Konica Minolta Opto Inc
Priority to JP2005072700A priority Critical patent/JP2006258881A/ja
Publication of JP2006258881A publication Critical patent/JP2006258881A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Viewfinders (AREA)

Abstract

【課題】 ズーム撮像光学系との機械的連動機構を廃し、独立して駆動制御を行うファインダユニットに好適な、低コストで、位置検知精度のバラツキを減少させた位置検知装置を得る。
【解決手段】 透光性の材料で形成された光学要素と、光学要素の位置を検知するための、光を射出する投光部と投光部から射出された光を受光する受光部を備えた検知手段を有し、光学要素の光学有効面以外の部位に、投光部から射出された光を受光部と異なる方向に反射させる反射部、又は投光部から射出された光を受光部の方向に反射させる反射部を一体的に形成した光学要素の位置検知装置とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、カメラの撮影レンズと機械的な連動機構を備えていない光学ズームファインダに関し、この光学ズームファインダを構成する光学要素の位置検知装置に関するものである。
従来より、変倍可能なズーム撮像光学系(以下、ズームレンズとも称す)とこれに連動するズームファインダ光学系を備えた、ズームレンズ搭載カメラは周知である。
このズームレンズ搭載カメラにおいては、ズーム撮像光学系の変倍による撮影範囲の変更に合わせ、ズームファインダ光学系を変倍させ、撮影範囲とファインダの視野範囲を略整合させる必要があり、このために撮像光学系とファインダ光学系を機械的に連動させて変倍をおこなうものが一般的であった。
このような、撮像光学系とファインダ光学系を機械的に連動させるものとして、2つのファインダレンズをそれぞれ異なる案内軸に嵌合して案内部の嵌合長を確保しつつ、2つのファインダレンズそれぞれに一体的に形成したカムピンと、撮像レンズ側の鏡胴部材であるカム板とを係合させ、カム板を回動させることにより、ファインダレンズを移動させて変倍を行い、撮影範囲とファインダの視野範囲を略整合させるようにしたものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、ズーム撮像光学系とズームファインダ光学系の機械的連動機構を無くして、それぞれにアクチュエータを配置し、それぞれを独立して駆動制御可能に構成したものも公知である。
このような、ズームファインダ光学系を独立して駆動制御する構成においては、駆動制御の基準となる、何らかの部材の位置検知を行う必要があり、この独立したズームファインダ光学系を駆動制御する場合の位置検知に関しては、光軸方向に移動可能に構成された、いずれかのレンズの光学有効面以外の部位に遮光部材を固着し、この遮光部材がフォトインタラプタの投受光部から離脱もしくは、投受光部間を遮蔽し始める位置を基準とし、ステッピングモータをこの基準から予め決められたステップ数だけ駆動し、カム部材を所望の位置へ移動もしくは回動させることで、所定のレンズを光軸方向に移動させ、撮影範囲とファインダの視野範囲を略整合させる制御が行われている。
特開2002−341404号公報
上記特許文献1に記載のような機械的連動機構を用いたズームファインダでは、複数機種に搭載する場合、ズーム撮像光学系及びズームファインダ光学系の相互のレイアウト位置関係を変更することができないため、カメラデザインが似たものとなってしまい、異なるレイアウトのものとするには、新たに異なる位置関係のズーム撮像光学系とズームファインダ光学系を開発しなくてはならず、コスト高となる問題がある。
この問題は、フィルムカメラに比べレイアウト自由度の高いデジタルカメラにとって、効率的な新規製品開発の障害となる。
これに対し、ズーム撮像光学系とズームファインダ光学系の機械的連動機構を無くして、それぞれを独立して駆動制御可能に構成したものは、撮像光学系とファインダ光学系の相互の位置関係を変更することは比較的容易であり、同じ撮像光学系とファインダ光学系をそのまま用いて、カメラデザインや内部のレイアウトの異なる複数機種に自由に搭載することができる効果を有するものである。
しかしながら、上述のズームファインダ光学系を独立して駆動制御する場合の、従来のレンズ位置検知に関しては、以下の問題がある。
上述の、ファインダレンズの光学有効面以外の部位に遮光部材を固着し、フォトインタラプタの投受光部から離脱もしくは、投受光部間を遮蔽し始める位置を基準とするものでは、ファインダレンズに取り付けられる遮光部材の固定位置の微小な取り付け誤差の発生を避けることができない。ファインダレンズの移動量は撮像光学系等のレンズの移動量に比べ非常に小さく、この取り付け誤差は微小であっても無視できず、この誤差を吸収するために、完成したファインダユニット状態において個別の調整が必要となる。このため工数増によるコストアップとなる問題がある。
更に、遮光部材の部品費、遮光部材の取り付け工数等もコストアップの要因となる。
本発明は上記問題に鑑み、ズーム撮像光学系との機械的連動機構を廃し、独立して駆動制御を行うファインダユニットに好適な、低コストで、位置検知精度のバラツキを減少させた位置検知装置を得ることを目的とするものである。
上記の目的は、以下の構成により解決される。
1) 透光性の材料で形成された光学要素と、該光学要素の位置を検知するための、光を射出する投光部と該投光部から射出された光を受光する受光部を備えた検知手段を有し、前記光学要素の光学有効面以外の部位に、前記投光部から射出された光を前記受光部と異なる方向に反射させる反射部を一体的に形成したことを特徴とする光学要素の位置検知装置。
2) 透光性の材料で形成された光学要素と、該光学要素の位置を検知するための、光を射出する投光部と該投光部から射出された光を受光する受光部を備えた検知手段を有し、前記光学要素の光学有効面以外の部位に、前記投光部から射出された光を前記受光部の方向に反射させる反射部を一体的に形成したことを特徴とする光学要素の位置検知装置。
3) 前記反射部は、前記投光部から射出された光を全反射するよう形成されている1)又は2)の光学要素の位置検知装置。
4) 複数のレンズ群と、該複数のレンズ群のうち、少なくとも1つのレンズを変位させるカム部材と、該カム部材により変位されるレンズの位置を検知する検知手段とを有し、前記検知手段は、光を射出する投光部と該投光部から射出された光を受光する受光部を備え、前記カム部材により変位されるレンズの光学有効面以外の部位に、前記投光部から射出された光を前記受光部と異なる方向に反射させる反射部を一体的に形成したことを特徴とする光学ズームファインダ。
5) 複数のレンズ群と、該複数のレンズ群のうち、少なくとも1つのレンズを変位させるカム部材と、該カム部材により変位されるレンズの位置を検知する検知手段とを有し、前記検知手段は、光を射出する投光部と該投光部から射出された光を受光する受光部を備え、前記カム部材により変位されるレンズの光学有効面以外の部位に、前記投光部から射出された光を前記受光部の方向に反射させる反射部を一体的に形成したことを特徴とする光学ズームファインダ。
6) 前記反射部は、前記投光部から射出された光を全反射するよう形成されている4)又は5)の光学ズームファインダ。
7) 前記反射部を、前記カム部材に形成されたカムの所定の変位量に対し、光軸方向の移動量が最も大きいレンズに形成した4)〜6)のいずれかの光学ズームファインダ。
8) 4)〜7)のいずれかの光学ズームファインダを備えたカメラ。
上記1)又は2)の発明によれば、ズーム撮像光学系との機械的連動機構を廃し、独立して駆動制御を行うファインダユニットに好適な、低コストで、位置検知精度のバラツキを減少させた位置検知装置を得ることが可能となる。
上記3)の発明によれば、S/N比が向上し、受光部出力の個体差が小さい、精度安定性の高い位置検知装置を得ることができる。
上記4)又は5)の発明によれば、低コストで、位置検知精度のバラツキの少ない、独立して駆動制御を行うファインダユニットを得ることが可能となる。
上記6)の発明によれば、S/N比が向上し、受光部出力の個体差が小さい、精度安定性の高い位置検知が可能なファインダユニットを得ることができる。
上記7)の発明によれば、所望のレンズの位置検知精度をより高めることができる。
上記8)の発明によれば、位置検知精度のバラツキの少ない、低コストの独立して駆動制御を行うファインダユニットを用いることで、カメラデザインや内部のレイアウトの異なる複数のカメラを容易に低コストで得ることができる。
以下、実施の形態により本発明を詳しく説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1は、本発明に係る光学要素の位置検知装置を備えたファインダユニット100の一例を示す図である。同図に示すファインダユニットは、実像式の光学ズームファインダであり、ワイド状態を示している。なお、同図は内部の構成を示すため、筐体は省略して図示してある。
同図に示すファインダユニット100において、11はファインダ第1レンズ(以下、第1レンズと称す)、12はファインダ第2レンズ(以下、第2レンズと称す)、13はプリズムA、14はプリズムB、15はアイピースレンズである。第1レンズ11、第2レンズ12、プリズムA13、プリズムB14、アイピースレンズ15は透光性の材料で形成されている。また、第2レンズ12にはマスク35が固着されている。
第1レンズ11にはスリーブ11sが一体に成形されており、スリーブ11sはガイド軸21に嵌合すると共に、ガイド軸23とも係合して回り止めがされ、光軸O方向に摺動移動可能となっている。
第2レンズ12にはスリーブ12sが一体に成形されており、スリーブ12sはガイド軸22に嵌合すると共に、ガイド軸23とも係合して回り止めがされ、光軸O方向に摺動移動可能となっている。
プリズムA13とプリズムB14は、第1レンズ11と第2レンズ12により結像される像を正立させるためのものであり、被写体像はプリズムA13の射出面とプリズムB14の入射面の間に形成される。
第1レンズ11のスリーブ11s及び第2レンズ12のスリーブ12sには、円筒状のカム筒31に形成された2つのカム溝31n、31mに係合するカムピンがそれぞれ形成されている。カム筒31は、ステッピングモータ32の回転をピニオンギア33及びアイドラーギア34を介して回転させられる。
図2は、円筒状のカム筒31の展開図である。
同図に示すように、カム溝31n及びカム溝31mは、カム筒31の外周に形成されており、このカム溝31nに案内されて第1レンズ11が移動し、カム溝31mに案内されて第2レンズ12が移動することにより変倍が行われる。なお31gは、カム筒31に形成されたギア部であり、このギア部31gとアイドラーギア34が歯合して、カム筒31は回転する。
図1に戻り、24は光を射出する投光部とこの投光部から射出された光を受光する受光部を備えた検知手段を示し、図1ではフォトインタラプタ(以下、PIと称し、符合24aとする)を用いた例を示した。また、第2レンズ12のスリーブ12sには、PI24の投光部から射出された光を受光部と異なる方向に反射させる反射部が一体的に形成されている。この反射部について、以下で詳しく説明する。
(第一の実施の形態)
図3は、第一の実施の形態に係る位置検知装置の一例を示す図である。同図は、図1に示す第2レンズ12とPI24aを抜き出して示したものである。なお、以下の図においては、説明の重複を避けるため、同機能部材には同符号を付与して説明する。
同図において、第2レンズ12は、ガイド軸22に嵌合すると共に、ガイド軸23とも係合して回り止めがされ、光軸O方向即ち紙面表裏方向に直進移動する。
同図に示すように、第2レンズ12と一体で成形されたスリーブ12sには、入射面12nと反射部である反射面12hが一体で成形されている。反射部である反射面12hは、図示のごとく、PI24aの投光部から射出された光が入射面12nに入射した後、反射面12hにより全反射させてPI24aの受光部とは異なる方向に射出させるよう形成されている。
このようにすることで、第2レンズ12を成形する工程のみで、即ち、反射膜の形成等の後処理工程無しで反射面12hを形成することができ低コストとなるだけでなく、一体で成形されるため、別部品で構成する場合に比べ、第2レンズ12のレンズ面に対する反射面12hの位置寸法精度は格段に向上する。
この反射面12hの角度は、入射面12nを経たPI24aからの入射光に対し臨界角以上となるような角度に形成されている。また、入射面12n及び反射面12hは滑面に形成され、PI24aの投光部からの入射光を乱反射させないようになっていることが好ましい。
なお、12pは第2レンズ12と一体で成形されたカムピンであり、36はPI24aに電気的に接続されたプリント基板である。
図4は、入射面12n及び反射面12hの部位の部分斜視図である。同図矢印は、移動方向を示し、側壁面12yは、この移動方向に対し垂直な面で形成されていることが望ましい。
図5は、フォトインタラプタ(PI)24aの投光光束と反射部の相対位置による受光光量の関係を示す図である。同図(a)は投光光束と反射部の相対位置を示し、同図(b)はそのときのフォトインタラプタ(PI)24aの受光光量を示している。
同図(a)において、円形がフォトインタラプタ(PI)24aの投光光束を示し、矩形が反射部を示している。
同図に示すように、投光光束と反射部が離間している時は、PIの受光光量は最大値(図中MAX)を示す。
上述のカム筒の回転により第2レンズがガイド軸に沿って直進移動し、反射部の側壁面12yが投光光束と接し始める位置から、反射部が投光光束を覆う位置までの移動の課程で、同図(b)に示すA〜Bの範囲に示すように、PI24aの受光部に達する光量は減少し、反射部が投光光束を覆う位置で受光光量は最小値(図中MIN)となる。これは、図3で説明したように、投光光束が反射面12hにより受光部と異なる方向に全反射されるためである。
この、受光光量の最大値と最小値の間に、しきい値SHを設定しておき、このしきい値を下回った反射部の位置(即ち第2レンズの位置)を基準位置とする立ち下がり位置検知を行うことができる。
或いは、反射部が投光光束を全て覆った位置から、反射部が投光光束範囲から離脱する位置までの移動の課程で、同図(b)に示すC〜Dの範囲に示すように、PI24aの受光部に達する光量は最小値(図中MIN)から増加し、反射部が投光光束から離脱した位置で受光光量は最大値(図中MAX)となる。この、受光光量の最小値と最大値の間に、しきい値SHを設定しておき、このしきい値を上回った反射部の位置(即ち第2レンズの位置)を基準位置とする立ち上がり位置検知としてもよい。
以上のようにして検知した位置を基準位置とし、カム筒の回転方向及び回転量を、図示しない制御手段により制御し、撮像光学系の画角に略整合したファインダユニットとすることができる。
上記のような位置検知手段は、図2に示すカム筒31に形成されたカムの所定の変位量(回転量)に対し、光軸方向の移動量が大きいレンズに形成することが好ましく、本例においては、カム溝31mに係合する第2レンズに適用した。このようにすることで、位置検知精度を高めることができる。
更に検知位置としては、カム溝の傾斜の大きい位置、即ち図2のEで示す範囲に設定することが好ましい。更に、図2のEで示す範囲のうち、搭載するカメラが起動した際の、撮像光学系の停止位置の画角に整合する位置近傍に設定することが好ましい。このようにすることで、カメラが起動した際の撮像光学系の撮影範囲とファインダの視野範囲との整合を短時間で行うことができる。なお、検知位置はこれに限らず、図2で示すワイド〜テレ位置の範囲外に設定してもよい。
以上説明したように、カム部材により変位されるレンズの光学有効面以外の部位に、位置検知手段であるフォトインタラプタの投光部から射出された光を受光部と異なる方向に反射させる反射部を一体的に形成することにより、低コストで、検知精度のバラツキを減少させた位置検知装置を得ることができ、同様の効果を有したファインダユニットを得ることが可能となる。
(第二の実施の形態)
以下、第二の実施の形態について説明するが、ファインダユニット及びカム筒に関しては図1及び図2に示すものと基本構成は同じでよいため、省略する。
図6は、第二の実施の形態に係る位置検知装置の一例を示す図である。同図は、図1に示す第2レンズ12の位置検知手段24としてフォトリフレクタ(以下、PRと称す)24bを用いた例である。
同図に示すように、第2レンズ12と一体で成形されたスリーブ12sには、入射面と射出面の機能を有する入射・射出面12mと反射部である2つの反射面12hが一体で成形されている。反射部である2つの反射面12hは、図示のごとく、PR24bの投光部から射出された光が入射・射出面12mに入射した後、2つの反射面12hにより2回の全反射を行い、入射・射出面12mからPR24bの受光部の方向に射出させるよう形成されている。また、2つの反射面12hの稜線はPR24bの投受光部の境界線に平行に配置されている。
このようにすることで、第2レンズ12を成形する工程のみで、即ち、反射膜の形成等の後処理工程無しで反射面12hを形成することができ低コストとなるだけでなく、一体で成形されるため、別部品で構成する場合に比べ、第2レンズ12のレンズ面に対する反射面12hの位置寸法精度は格段に向上する。
この2つの反射面12hの角度は、それぞれの面に入射する入射光に対し臨界角以上となるような角度に形成されている。また、入射・射出面12m及び2つの反射面12hは滑面に形成され、PR24bの投光部からの入射光を乱反射させないようになっていることが好ましい。なお、第2レンズ12の位置検知手段としてフォトリフレクタ24bを用いる場合には入射・射出面12mを荒らし面に形成してもよい。
図7は、入射・射出面12m及び2つの反射面12hの部位の部分斜視図である。同図矢印は、移動方向を示し、側壁面12yは、この移動方向に対し垂直な面で形成されていることが望ましい。
図8は、フォトリフレクタ(PR)24bと反射部の相対位置による受光光量の関係を示す図である。同図(a)はPR24bの投受光部と反射部の相対位置を示し、同図(b)はそのときのPR24bの受光部の受光光量を示している。
同図(a)において、実線の円形がPR24bの投光部からの投光光束を示し、破線の円形がPR24bの受光部を示し、矩形が反射部を示している。また、2つの反射面12hで形成される稜線は投受光部の間に位置するよう設定されている。
同図に示すように、投光光束と反射部が離間している時は、PRの受光光量は最小値(図中MIN)を示す。
反射部の側壁面12yが投光光束及び受光部と接し始める位置から、反射部が投光光束及び受光部を覆う位置までの移動の課程で、同図(b)に示すF〜Gの範囲に示すように、PR24bの受光部に達する光量は増大し、反射部が投光光束及び受光部を覆う位置で受光光量は最大値(図中MAX)となる。これは、図6で説明したように、投光光束が2つの反射面12hにより受光部の方向に全反射されるためである。
この、受光光量の最大値と最小値の間に、しきい値SHを設定しておき、このしきい値を上回った反射部の位置(即ち第2レンズの位置)を基準位置とする立ち上がり位置検知を行うことができる。
或いは、反射部が投光光束を全て覆った位置から、反射部が投光光束範囲から離脱する位置までの移動の課程で、同図(b)に示すH〜Jの範囲に示すように、PR24bの受光部に達する光量は最大値(図中MAX)から減少し、反射部が投光光束から離脱した位置で受光光量は最小値(図中MIN)となる。この、受光光量の最大値と最小値の間に、しきい値SHを設定しておき、このしきい値を下回った反射部の位置(即ち第2レンズの位置)を基準位置とする立ち下がり位置検知としてもよい。
以上のようにして検知した位置を基準位置とし、カム筒の回転方向及び回転量を、図示しない制御手段により制御し、撮像光学系の画角に略整合したファインダユニットとすることができる。
上記のような位置検知手段は、図2に示すカム筒31に形成されたカムの所定の変位量(回転量)に対し、光軸方向の移動量が大きいレンズに形成することが好ましく、本例においては、カム溝31mに係合する第2レンズに適用した。このようにすることで、位置検知精度を高めることができる。
更に検知位置としては、カム溝の傾斜の大きい位置、即ち図2のEで示す範囲に設定することが好ましい。更に、図2のEで示す範囲のうち、搭載するカメラが起動した際の、撮像光学系の停止位置の画角に整合する位置近傍に設定することが好ましい。このようにすることで、カメラが起動した際の撮像光学系の撮影範囲とファインダの視野範囲との整合を短時間で行うことができる。なお、検知位置はこれに限らず、図2で示すワイド〜テレ位置の範囲外に設定してもよい。
以上説明したように、カム部材により変位されるレンズの光学有効面以外の部位に、位置検知手段であるフォトリフレクタの投光部から射出された光を受光部の方向に反射させる反射部を一体的に形成することにより、低コストで、検知精度のバラツキを減少させた位置検知装置を得ることができ、同様の効果を有したファインダユニットを得ることが可能となる。
更に、反射部を、投光部から射出された光を全反射するように構成することにより、受光部の出力の最大値と最小値の差を大きくでき、S/N比が向上し、受光部出力の個体差が減少し、精度安定性の高い位置検知装置を得ることができ、同様の効果を有したファインダユニットを得ることが可能となる。
なお、不図示であるが、撮像光学系と機械的連動機構を要しない、上記の低コストで位置検知精度の高いファインダユニットを搭載することで、撮像光学系とファインダ光学系の相互の位置関係を各種に変更し、同じ撮像光学系とファインダ光学系をそのまま用いて、カメラデザインや内部のレイアウトの異なる複数の機種を容易に低コストで商品ラインアップとすることができる。
なお上記の実施の形態においては実像式ファインダを用いて説明したが、これに限るものでなく、虚像式のズームファインダにも適用可能なのは言うまでもない。また、円筒形のカムで説明したが、板材にカム溝を型抜きしたカム板でもよい。
更に、反射面、入射面等を平面で構成した例で説明したが、適宜レンズ形状、シリンドリカル形状等の曲面を適用することも本発明を逸脱するものではない。
本発明に係る光学要素の位置検知装置を備えたファインダユニットの一例を示す図である。 円筒状のカム筒の展開図である。 第一の実施の形態に係る位置検知装置の一例を示す図である。 入射面及び反射面の部位の部分斜視図である。 フォトインタラプタ(PI)の投光光束と反射部の相対位置による受光光量の関係を示す図である。 第二の実施の形態に係る位置検知装置の一例を示す図である。 入射・射出面及び2つの反射面の部位の部分斜視図である。 フォトリフレクタ(PR)と反射部の相対位置による受光光量の関係を示す図である。
符号の説明
11 ファインダ第1レンズ
12 ファインダ第2レンズ
13 プリズムA
14 プリズムB
15 アイピースレンズ
21、22、23 ガイド軸
24a フォトインタラプタ(位置検知手段)
24b フォトリフレクタ(位置検知手段)
31 カム筒
32 ステッピングモータ
33 ピニオンギア
34 アイドラーギア
35 マスク
36 プリント基板
100 ファインダユニット

Claims (8)

  1. 透光性の材料で形成された光学要素と、該光学要素の位置を検知するための、光を射出する投光部と該投光部から射出された光を受光する受光部を備えた検知手段を有し、
    前記光学要素の光学有効面以外の部位に、前記投光部から射出された光を前記受光部と異なる方向に反射させる反射部を一体的に形成したことを特徴とする光学要素の位置検知装置。
  2. 透光性の材料で形成された光学要素と、該光学要素の位置を検知するための、光を射出する投光部と該投光部から射出された光を受光する受光部を備えた検知手段を有し、
    前記光学要素の光学有効面以外の部位に、前記投光部から射出された光を前記受光部の方向に反射させる反射部を一体的に形成したことを特徴とする光学要素の位置検知装置。
  3. 前記反射部は、前記投光部から射出された光を全反射するよう形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学要素の位置検知装置。
  4. 複数のレンズ群と、該複数のレンズ群のうち、少なくとも1つのレンズを変位させるカム部材と、該カム部材により変位されるレンズの位置を検知する検知手段とを有し、
    前記検知手段は、光を射出する投光部と該投光部から射出された光を受光する受光部を備え、前記カム部材により変位されるレンズの光学有効面以外の部位に、前記投光部から射出された光を前記受光部と異なる方向に反射させる反射部を一体的に形成したことを特徴とする光学ズームファインダ。
  5. 複数のレンズ群と、該複数のレンズ群のうち、少なくとも1つのレンズを変位させるカム部材と、該カム部材により変位されるレンズの位置を検知する検知手段とを有し、
    前記検知手段は、光を射出する投光部と該投光部から射出された光を受光する受光部を備え、前記カム部材により変位されるレンズの光学有効面以外の部位に、前記投光部から射出された光を前記受光部の方向に反射させる反射部を一体的に形成したことを特徴とする光学ズームファインダ。
  6. 前記反射部は、前記投光部から射出された光を全反射するよう形成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の光学ズームファインダ。
  7. 前記反射部を、前記カム部材に形成されたカムの所定の変位量に対し、光軸方向の移動量が最も大きいレンズに形成したことを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の光学ズームファインダ。
  8. 請求項4〜7のいずれか1項に記載の光学ズームファインダを備えたことを特徴とするカメラ。
JP2005072700A 2005-03-15 2005-03-15 光学要素の位置検知装置及び光学ズームファインダ並びに該光学ズームファインダを備えたカメラ Pending JP2006258881A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005072700A JP2006258881A (ja) 2005-03-15 2005-03-15 光学要素の位置検知装置及び光学ズームファインダ並びに該光学ズームファインダを備えたカメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005072700A JP2006258881A (ja) 2005-03-15 2005-03-15 光学要素の位置検知装置及び光学ズームファインダ並びに該光学ズームファインダを備えたカメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006258881A true JP2006258881A (ja) 2006-09-28

Family

ID=37098262

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005072700A Pending JP2006258881A (ja) 2005-03-15 2005-03-15 光学要素の位置検知装置及び光学ズームファインダ並びに該光学ズームファインダを備えたカメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006258881A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008203443A (ja) * 2007-02-19 2008-09-04 Canon Inc 撮像装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008203443A (ja) * 2007-02-19 2008-09-04 Canon Inc 撮像装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7907321B2 (en) Light-amount adjusting apparatus, optical apparatus, and method for manufacturing the light-amount adjusting apparatus
JP3782652B2 (ja) ズームレンズ鏡筒のfpc配設構造
KR100900486B1 (ko) 촬상 장치용 광학 모듈 및 이를 구비한 촬상 장치
US8004774B2 (en) Lens apparatus and image-pickup apparatus
JP4811711B2 (ja) レンズ鏡胴及び撮像装置
JP2003066309A (ja) レンズユニット及びこれを使用する電子カメラ
JP2006258881A (ja) 光学要素の位置検知装置及び光学ズームファインダ並びに該光学ズームファインダを備えたカメラ
JP2006171449A (ja) 撮像装置及び電子カメラ
JP2007058156A (ja) カメラ
JPH0422332Y2 (ja)
JP2007121494A (ja) レンズ鏡胴及び撮像装置
JP4212286B2 (ja) カメラ
JP2001066673A (ja) カメラ
JP2007094118A (ja) レンズ駆動装置
JP3385478B2 (ja) カメラ
JP4012001B2 (ja) レンズ鏡筒およびカメラ
JP2001194573A (ja) カメラ
JPH09145976A (ja) レンズ鏡筒
JPH08651Y2 (ja) ズームレンズ鏡胴の電気接続装置
JPH08160289A (ja) 測距用補助光装置
JP3215792B2 (ja) レンズ鏡筒の直進案内装置
JPH05188445A (ja) ズーム電子閃光器及びズームファインダーを有するズームレンズ組込みカメラ
JPH0812322B2 (ja) カメラ
JP2009204941A (ja) レンズ鏡筒及びそれを有する光学機器
JPH0297173A (ja) 電子スチルカメラ