JP3782652B2 - ズームレンズ鏡筒のfpc配設構造 - Google Patents

ズームレンズ鏡筒のfpc配設構造 Download PDF

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、ズームレンズ鏡筒におけるFPC(フレキシブルプリント回路)の配設構造に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】
繰出式のズームレンズ鏡筒を有するカメラでは、繰出鏡筒内のシャッタブロックとカメラ本体側の制御部を、鏡筒の内周に沿わせたフレキシブルプリント回路(以下、FPC)で接続している。このFPCを異なる仕様のズームレンズ鏡筒で共用するとコストが抑えられて好ましいが、ズームレンズ鏡筒ではズーミングの際に鏡筒が光軸方向に伸縮動作する構造上、FPCは鏡筒の一定の伸縮に対応可能なように取り回しされており、鏡筒の仕様が異なる場合には共用化が難しかった。例えばシャッタブロックの繰出量が異なるズームレンズ鏡筒ではFPCに対する支持長も異なるため、FPCを共用化すると、特に繰出量の小さいズームレンズ鏡筒でFPCの長さが余って弛みが生じる可能性がある。弛みを除去するために引張機構などを別途設けると、結局コストが高くなってしまう。
【0003】
【発明の目的】
本発明は、仕様の異なるズームレンズ鏡筒においても、簡単な構成で共通のFPCを用いることが可能なFPC配設構造を提供することを目的とする。
【0004】
【発明の概要】
本発明は、ズーミングに従って光軸方向に移動されるシャッタブロックと、光軸方向に移動しないシャッタ制御部とを接続するシャッタ用FPCを配設する構造に関しており、シャッタ用FPCを次のように配設したことを特徴としている。すなわち、シャッタ用FPCは、ズーミングに伴う光軸方向へのシャッタブロックの移動量が異なる2つのズームレンズ鏡筒に共用されること;その一端部にシャッタブロックとの接続部を有し、他端部にシャッタ制御部との接続部を有する、2つのズームレンズ鏡筒で共通の展開形状を有すること;シャッタ制御部との接続部から鏡筒内径方向へ延設され光軸方向へ移動しない半径方向延出部を有すること;シャッタブロックに接続する位置と、半径方向延出部に接続する位置とに、2つのズームレンズ鏡筒の一方に搭載されるときには一方が折り畳まれて固定されて他方が展開され、他方に搭載されるときにはこの関係を逆にして一方が展開され他方が折り畳まれて固定される2つの選択折畳部を有すること;2つの選択折畳部は、シャッタブロックの移動量の大きいズームレンズ鏡筒に設けるとき、半径方向延出部との接続部側の選択折畳部が折り畳まれ、シャッタブロックの移動量の小さいズームレンズ鏡筒に設けるとき、シャッタブロックとの接続部側の選択折畳部が折り畳まれること;2つの選択折畳部は、それぞれ展開した状態では互いの長さが異なっており、シャッタブロックの移動量が小さいズームレンズ鏡筒での選択折畳部の展開長は、シャッタブロックの移動量が大きいズームレンズ鏡筒での選択折畳部の展開長よりも長いこと;2つの選択折畳部の間に、2つのズームレンズ鏡筒のいずれに搭載されても、ズームレンズ鏡筒の伸縮動作に応じて、中間部に形成される折返部位置を変化させる伸縮対応変形部が形成されること;を特徴としている。該構成によれば、繰出量やFPCに対する支持長が異なる別仕様のズームレンズ鏡筒であっても共通のシャッタ用FPCを用いることが可能であり、しかも、それぞれのズームレンズ鏡筒において、引張機構などを設けずとも、過不足ない長さの理想的な軌跡でシャッタ用FPCを配設することができる。
【0005】
シャッタ用FPCにおける2つの選択折畳部のうちシャッタブロックとの接続部側の選択折畳部は、光軸と略直交する方向へ向けて折り返された折返直線状部を有するように、シャッタブロックの前方位置に形成されることが好ましい。このシャッタブロック前方位置における折返直線状部は、必要に応じて光軸方向に重ねて複数形成してもよい。
【0006】
また、シャッタ用FPCの2つの選択折畳部のうち半径方向延出部との接続部側の選択折畳部は、伸縮対応変形部を略延長した形状の延長直線状部と、該延長直線状部と反対方向に折り返された折返直線状部とを有し、該折返直線状部に続いて半径方向延出部が形成されていることが好ましい。
【0008】
以上のFPC配設構造では例えば、シャッタブロックの移動量が異なる2つのズームレンズ鏡筒がそれぞれ、カメラ本体に固定されたハウジングと、該ハウジングに対して光軸方向に移動可能で相対回転不能な、シャッタブロックを光軸方向に直進案内する直進筒とを有し、シャッタ用FPCの伸縮対応変形部は、シャッタブロック側から直進筒の内周面に沿って光軸後方に延設した第1直線状部と、シャッタ制御部側からハウジング内面に沿って光軸後方に延びる第2直線状部と、第1直線状部と第2直線状部とを接続し直進筒の後方に突出するU字状の折返部とを有することが好ましい。
【0009】
また、シャッタ用FPCは、シャッタブロックとの接続部と半径方向延出部の間に、展開状態で直線状となる帯状部分を有し、2つの選択折畳部はそれぞれ、この帯状部分の両端部近傍の領域を選択的に折り畳むことによって形成されることが好ましい。
【0010】
【発明の実施形態】
以下の実施形態では、ズーム範囲(撮像面に対する最大繰出量)の異なる2種類のズームレンズ鏡筒について説明するが、両ズームレンズ鏡筒は、一部の鏡筒構成部材の光軸方向サイズ等が互いに異なる他は、基本的な動作構造や部品点数は共通している。図6から図11に示す断面図では、両ズームレンズ鏡筒で互いに対応する部材は同じ数字の符号を付しており、ズーム範囲の小さいタイプのズームレンズ鏡筒(11A)の構成部材には数字の後にA、ズーム範囲の大きいタイプのズームレンズ鏡筒(11B)の構成部材には数字の後にBを付している。以下の説明中、符号の後にAまたはBが付かない場合は、両ズームレンズ鏡筒11A、11Bに共通する説明を行っているものとする。また、図1から図5の分解斜視図は、ズーム範囲の小さいタイプのズームレンズ鏡筒11Aに関するものであるが、斜視図では長いタイプのズームレンズ鏡筒11Bも実質的に同様に表されるため、各部材を表す数字の符号の後には、鏡筒タイプを区別するための符号A、Bは付していない。但し、図1及び図3については、外観上異なる部材(固定鏡筒13)があるため、当該相違部分に関してのみ鏡筒タイプを区別する符号Aを付してある。なお、以下の説明において、光軸方向あるいは光軸と平行な方向とは、カメラ完成状態における撮影レンズの撮影光軸Oに沿う方向を指すものとする。
【0011】
まず、両ズームレンズ鏡筒11A、11Bの全体構造と動作原理を説明する。ズームレンズカメラの本体部に固定されたハウジング12の内側には、固定鏡筒13が固定されている。この固定鏡筒13の内周面には雌ヘリコイド14が形成されており、さらに雌ヘリコイド14の形成領域を一部切除して、光軸Oと平行な一対の直進案内溝15が形成されている。
【0012】
固定鏡筒13には光軸方向へ長く切欠部が形成されていて、この切欠部に多連ピニオン16が取り付けられる。多連ピニオン16は、光軸Oと平行な回動中心で回動可能に支持され、そのピニオン部の歯面が固定鏡筒13の内側に突出されている。ハウジング12には、モータ支持板17を介してズームモータ18が設置されており、このズームモータ18の駆動軸の回転は、ズームギヤ列19を介して多連ピニオン16に伝達される。
【0013】
ズームモータ18の駆動軸には複数のスリットが形成されたスリット円板20が固定されており、このスリット円板20の回転をフォトインタラプタ21で検出することにより、ズームモータ18の駆動量を検出することができる。ズームレンズ鏡筒11の繰出及び収納動作量はズームモータ18の駆動量に応じたものであるから、このスリット円板20とフォトインタラプタ21からなるパルス検出機構を用いて、後述するカムリング25の回転角をパルス制御することができる。
【0014】
固定鏡筒13の雌ヘリコイド14には、カムリング25の外周面の後端付近に形成された雄ヘリコイド26が螺合されている。雄ヘリコイド26の光軸方向の幅は、カムリング25の最大繰出時に外観に露出しない程度に形成されている。このカムリング25にはさらに、雄ヘリコイド26が形成された同一周面上に、雄ヘリコイド26と平行な領域で複数の外周ギヤ部27が設けられている。それぞれの外周ギヤ部27の歯は光軸Oと平行な方向に形成されており、これに前述の多連ピニオン16が噛合している。
【0015】
カムリング25の内部には、直進案内環(直進筒)28が配設されている。直進案内環28の後端部付近には半径方向外方に突出する外方フランジ29を有し、さらに直進案内間28の後端面には直進案内板30が固定されている。この外方フランジ29と直進案内板30によって、カムリング25後端部に設けた内方フランジ31を挟むことによって、直進案内環28はカムリング25に対して、光軸方向には相対移動不能かつ相対回転は可能に結合される。
【0016】
また直進案内板30には、周方向に位置を異ならせて、半径方向外方に一対の直進案内突起32が突設されている。それぞれの直進案内突起32は、固定鏡筒13に形成した前述の直進案内溝15にそれぞれ摺動可能に係合している。従って、直進案内環28及び直進案内板30は、光軸方向にはカムリング25と一体に移動されるが、撮影光軸Oを中心とする周方向には固定鏡筒13に対する相対回転が規制されている。つまり直進案内されている。
【0017】
以上のカムリング25と直進案内環28がズームレンズ鏡筒11の第1の繰出段部を構成する。この第1繰出段部は、ズームモータ18によって多連ピニオン16が所定のレンズ繰出方向に回転されると、外周ギヤ部27を介してカムリング25が回転され、雌ヘリコイド14と雄ヘリコイド26の関係によって固定鏡筒13からカムリング25が回転しながら繰り出される。同時に、直進案内環28とカムリング25は相対回転可能に結合されているため、直進案内環28は、固定鏡筒13に対して直進案内されながらカムリング25と共に撮影光軸に沿って移動する。
【0018】
カムリング25と直進案内環28の間には、レンズ支持筒35が位置している。レンズ支持筒35の内側にはシャッタ取付環36が固定され、シャッタ取付環36の前端部にはシャッタブロック37が固定されている。シャッタブロック37はシャッタブレード38を開閉させるためのシャッタ駆動モータ34(図13)を内蔵しており、シャッタ用FPC(フレキシブルプリント回路)44を介してCPU(シャッタ制御部)60(図13)から送られるシャッタ開閉信号に応じてシャッタブレード38を開閉させることができる。このシャッタ用FPC44の配設構造については後述する。
【0019】
シャッタブロック37はさらに、1群レンズ枠39を介して第1レンズ群L1を支持している。1群レンズ枠39の外周面とシャッタブロック37の内周面には、互いに螺合する調整ねじ24が形成されており、第1レンズ枠39は、シャッタブロック37やレンズ支持筒35に対して、調整ねじ24に従って光軸方向位置を調整することができる。この光軸方向位置の調整の際には、1群レンズ枠39とレンズ支持筒35の間に設けたフリクション部材33によって、1群レンズ枠39の位置は安定させることができる。1群レンズ枠39の位置が決まったら、例えば接着剤P(図6、図9にのみ示す)でレンズ支持筒35に固定させる。よって鏡筒完成状態では、第1レンズ群L1はレンズ支持筒35に固定され、レンズ支持筒35と一体的に光軸方向へ移動されるようになる。
【0020】
図1に示すように、直進案内環28は、周面が3つの部分円筒状の直進案内部40に分割された、不完全な筒型形状をなしている。一方、レンズ支持筒35に固定されたシャッタ取付環36には、それぞれが光軸Oと平行な方向へ向かう3つの第1直進案内溝41と3つの第2直進案内溝42が、周方向に交互に形成されている。このうち、それぞれの第1直進案内溝41には、直進案内環28の3つの直進案内部40の各々が嵌合している。この直進案内溝41と直進案内部40との嵌合関係によって、シャッタ取付環36とレンズ支持筒35とシャッタブロック37とは、光軸方向に直進案内される。
【0021】
レンズ支持筒35の後端付近の外周面には雄ヘリコイド45が形成されており、この雄ヘリコイド45は、カムリング25の内周面に形成した雌ヘリコイド46に螺合している。カムリング25が回転すると雌ヘリコイド46と雄ヘリコイド45の螺合関係によって、直進案内環28を介して直進案内されたレンズ支持筒35が、カムリング25(第1の繰出段部)に対して光軸方向に前後移動される。つまり、レンズ支持筒35は、ズームレンズ鏡筒11の第2段目の繰出段部を構成している。第1レンズ群L1は、このレンズ支持筒35と共に光軸方向に移動する。
【0022】
また、シャッタ取付環36の第2直進案内溝42には、第2レンズ群L2を支持する2群レンズ枠47に設けた3つの直進案内部48が光軸方向に摺動可能に嵌合している。この直進案内部48と第2直進案内溝42の嵌合関係により、2群レンズ枠47は直進案内される。2群レンズ枠47の各直進案内部48からは、半径方向外方へ向けてカムローラ49が突設されており、このカムローラ49が、カムリング25の内周面に形成した2群案内カム溝50に摺動可能に嵌まっている。2群案内カム溝50は撮影光軸Oに対して所定の傾斜を有しており、カムリング25が回転したときには、該2群案内カム溝50とカムローラ49の関係によって、直進案内された2群レンズ枠47がレンズ支持筒35に対して光軸方向に前後移動される。つまり、カムリング25が回転したときには、第2レンズ群L2は、2群案内カム溝50の形状に従って、第1レンズ群L1に対して光軸方向に相対移動する。
【0023】
本実施形態のズームレンズカメラは、テレ端からワイド端までを有限段数からなる複数の焦点距離ステップに分割し、各ステップにおいてカムリング25の回転角を制御することによって、ズーミングを伴ってフォーカシング動作しながら無限遠(∞)から最短撮影距離(近)までの全ての被写体距離に合焦できるように設定した、いわゆるステップズームレンズカメラである。第1レンズ群L1は、ヘリコイドによって、カムリング25の回転角(回転量)に対して線形の軌跡で光軸方向に移動される。一方、第2レンズ群L2は、ステップ内でこの第1レンズ群L1との相対間隔が変化してピント位置が変わるように、2群案内カム溝50によって案内されている。カムリング25の回転角は、被写体距離情報に基づきそのステップ内に存在する焦点距離との組み合わせで合焦するようにパルス制御される。
【0024】
ワイド端からテレ端までの焦点距離の各ステップや鏡筒収納位置は、固定鏡筒13の内周面に固定したコード板51と、第1の繰出段部を構成する直進案内板30に固定されたブラシ52との摺接位置の変化によって、有限段数の距離情報として検出することができる。コード板51はリード線55を介してCPU60に接続されており、固定鏡筒13に対する直進案内板30(第1の繰出段部)の光軸方向移動に応じてコード板51とブラシ52の摺接位置が変化すると焦点距離(ステップ)が検出される。ブラシ52は、ブラシ押え板53と固定ねじ54を介して直進案内板30に固定されている。
【0025】
図13に示すように、ズームレンズカメラ10はさらに、ズーム操作部材61、シャッタレリーズ部材62、測距モジュール63及び測光モジュール64を備えており、これらの各部材はCPU60に接続されている。ズーム操作部材61は、ズームレンズ鏡筒11にズーミング指令、すなわちワイド側からテレ側への移動指令、及びテレ側からワイド側への移動指令を与えるものである。シャッタレリーズ部材62は、レリーズボタンから構成されるもので、その一段押しで測距モジュール63への測距指令と測光モジュール64への測光指令を与え、二段押しでシャッタブロック37のシャッタ駆動モータ34を動作させる。シャッタ駆動モータ34は、測光モジュール64からの測光出力を受けて、シャッタブレード38を所定時間開放する。また、CPU60に接続するROM(EEPROM)65が設けられている。
【0026】
ROM65には、各焦点距離ステップ内において、無限遠撮影距離(∞)から最短撮影距離(近)の間の被写体への合焦位置にズームレンズ系を移動させるためのカムリング25の回転角(パルス数)を求めるための演算式がメモリされている。
【0027】
また、ズームレンズ鏡筒11の前端部には、鏡筒収納状態で第1レンズ群L1の前方空間を閉じ、撮影状態で開く開閉バリヤ機構が設けられている。開閉バリヤ機構は、レンズ支持筒35の前端付近に設けたバリヤ取付台70に支持された一対のバリヤ羽根71、該一対のバリヤ羽根71を閉じ方向に付勢するバリヤ付勢ばね72、バリヤ駆動環73などを備えている。バリヤ駆動環73は、ズームレンズ鏡筒11を構成するレンズ支持筒35の光軸方向の進退動作に応じて回転し、一対のバリヤ羽根71を開閉させる。
【0028】
レンズ支持筒35の前方には、この開閉バリヤ機構の前部を覆う化粧板75が設けられ、該化粧板75の前面は化粧リング76で覆われている。また、カムリング25の前端部には別の化粧リング77が装着されている。さらに、固定鏡筒13の前部は、カメラの本体部を構成する前カバー78で覆われている。
【0029】
以上のステップズームレンズカメラのズームレンズ系は、次のように動作する。図6、図9の鏡筒収納状態あるいは図7、図10のワイド端からズームモータ18が繰出方向に駆動されると、固定鏡筒13からカムリング25が回転して繰り出され、直進案内環28は、固定鏡筒13によって直進案内されながらカムリング25と共に前方へ移動する。カムリング25が回転繰出されると、該カムリング25の内周面とヘリコイド結合されかつ直進案内されたレンズ支持筒35が、第1レンズ群L1と共にさらに光軸前方に移動される。同時に、第2レンズ群L2は、2群案内カム溝50の案内によって、レンズ支持筒35の内側を第1レンズ群L1とは異なる軌跡で移動する。よって、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2は、互いの間隔を相対的に変化させつつ全体として光軸前方に移動され、ズーミングが行われる。図8、図11のテレ端からズームモータ18を収納方向に駆動させると、ズームレンズ鏡筒11と各レンズ群L1、L2は鏡筒繰出時とは反対に動作する。
【0030】
各焦点距離ステップでのフォーカシング動作は次のように制御される。ズーム操作部材61を操作して以上の鏡筒繰出または収納動作が行われると、コード板51とブラシ52が摺接されて複数に分割された焦点距離ステップのいずれかが検出される。本実施形態では、各ステップの収納(ワイド端)側の所定位置にステップ検出位置が設定されていて、このステップ検出位置から少し繰り出た位置にフォーカシング時のパルスカウントの基準位置が設定されている。図示しないが、本ズームカメラは撮影光学系とは別にファインダ光学系を有しているため、ズーム操作の時点では合焦させる必要はない。よってズーム操作を解除すると、ズームレンズ鏡筒11は、各ステップのパルスカウント基準位置よりも鏡筒収納方向の待機位置で停止する。
【0031】
この待機状態においてレリーズボタンが半押しされ、測距モジュール63による測距動作が行われるとCPU60が被写体距離を検出する。すると、この被写体へ合焦する位置にズームレンズ系を移動させるためのカムリング25の回転角が、ROM65内に格納された演算式に基づいてCPU60により演算される。ここで演算されたカムリング25の回転角度位置は、パルスカウント基準位置におけるカムリング25の回転角度位置と比較され、カムリング25を該基準位置から合焦用の回転角度位置まで駆動するために必要なズームモータ18の駆動パルスが決定される。
【0032】
ここでレリーズボタンが全押しされてシャッタレリーズ部材62からオン信号が入力されると、ズームモータ18を駆動してズームレンズ鏡筒11を繰出方向に動作させ、ブラシ52とコード板51の接点接触時点、すなわちパルスカウント基準位置からズームモータ18のパルスカウントを開始する。このパルスカウントは、前述のスリット円板20とフォトインタラプタ21を用いて行う。そして、先に演算により決定したパルス数が検出されるとズームモータ18を停止してズームレンズ系を合焦位置に保持し、シャッタ駆動モータ34によりシャッタブレード38を開閉させて撮影が行われる。撮影後には、ズームレンズ鏡筒11は再びステップごとの待機位置まで戻る。
【0033】
なお、ここでは、シャッタレリーズ時に合焦動作を行うようにしているが、フォーカシングの駆動形態はこれには限定されず、例えば測距完了時点で合焦動作を行っても構わない。また、各ステップでのズームレンズ鏡筒の待機位置も以上の説明と異なっていてもよい。
【0034】
【本発明の特徴部分の説明】
ズーム範囲が異なる2つのズームレンズ鏡筒を構成する場合、古典的なズームレンズ(ズーミング時には複数の変倍レンズ群を予め定めたズーミング軌跡で移動させてピント位置を移動させることなく焦点距離を変化させ、シャッタレリーズ時には被写体距離に応じてフォーカスレンズ群を移動させる)では、ズーム範囲の広い方のズームレンズの一部動作区間を用いないようにソフト的に制御してズーム範囲の小さいズームレンズを構成することができる。例えば、焦点距離がそれぞれ28mm〜90mm、28mm〜120mmのズームレンズを得ようとする場合、後者のテレ端側の一部動作区間を使わなければ、鏡筒の構成は同一で両方のズーム範囲をカバーできる。また、ステップズームレンズカメラでも、各ズームレンズで用いるステップ段数を異ならせれば、同一構成のズームレンズ鏡筒で異なるズーム範囲をカバーすることができる。例えば、ワイド端からテレ端までで分割されるステップ段数を、28mm、38mm、45mm、60、70mmの5つとしておき、一方のズームレンズでは全5段のステップを使い、他方のズームレンズでは70mmのステップを使わないようにソフト的に制御すれば、鏡筒の構成は同一で異なるズーム範囲をカバーできる。これらの場合、ズーム範囲が違っても鏡筒構成は同一なので、シャッタ用FPCは一種類だけ準備すればよい。
【0035】
これに対し、ステップズームレンズカメラにおいて同じステップ段数で異なるズーム範囲をカバーしようとする場合や、ステップ毎の焦点距離が異なる場合には、ズームレンズの構成は同一にはできない。例えば、以上で全体構成を説明したズームレンズ鏡筒11Aは、ワイド端からテレ端までが38mmから70mmで、その間に2個所の中間位置計4つの焦点距離ステップに分割されたズームレンズを構成している。また、ズームレンズ鏡筒11Bは、ワイド端からテレ端までが38mmから80mmで、その間に2個所の中間位置の計4つの焦点距離ステップに分割されたズームレンズを構成している。この場合、各鏡筒部材の光軸方向長さや鏡筒の繰出量などが、ズームレンズ鏡筒11Aとズームレンズ鏡筒11Bでは異なってくる。詳細には、ズームレンズ鏡筒11Aとズームレンズ鏡筒11Bでは、固定鏡筒13、カムリング25、直進案内環28、レンズ支持筒35の光軸方向長さが互いに異なっている。また、カムリング25内の2群案内カム溝50(50A、50B)の形状も異なる。
【0036】
ズームレンズ鏡筒11Aと11Bでは、以上述べた以外の構成部品、例えば、撮影レンズ(第1レンズ群L1、第2レンズ群L2)やレンズ枠、シャッタブロック37やシャッタ用FPC44などは共用させることができる。但し、図8と11の比較から明らかなように、ズームレンズ鏡筒11Aと11Bでは、最大繰出状態における、撮像面(焦点面)Fからのシャッタブロック37の光軸方向位置が異なっており、テレ側の焦点距離が長いズームレンズ鏡筒11Bの方が撮像面Fからの距離が遠い。換言すれば、ズームレンズ鏡筒11Bの方が、CPU60あるいはハウジング12の前端部からシャッタブロック37までの、シャッタ用FPC44に対する支持長が長い。したがって、シャッタ用FPC44には、ズームレンズ鏡筒11Bの最大繰出状態でシャッタブロック37とCPU60を接続可能な長さを持たせればよいことになるが、このシャッタ用FPC44をそのままテレ側の焦点距離が短いズームレンズ鏡筒11Aに配設したのでは長さが余ってしまう。本発明は、引張機構などを用いることなくシャッタ用FPC44の弛みを防ぎ、仕様の異なるズームレンズ鏡筒11Aと11Bで共通の展開形状を有するシャッタ用FPC44を配設可能とさせるものである。
【0037】
シャッタ用FPC44の配設構造のうち、まずズームレンズ鏡筒11Aと11Bで共通する部分を説明する。図12に示すように、シャッタ用FPC44は、シャッタブロック37の前面に固定される環状部80を有し、この環状部80の外縁からは、光軸方向に長い帯状部81が延設されている。帯状部81の他端部には、ハウジング12のFPC貼付面90に固定されるべき幅広部82が形成され、幅広部82からはさらにCPU60に接続するコネクタ部83が延設されている。
【0038】
シャッタ用FPC44の帯状部81は、シャッタブロック37の前端付近からその外周面に沿って光軸方向後方(撮像面F方向)へ延出されている。後方に延出された帯状部81は、直進案内環28の直進案内部40の内周面と、シャッタ取付環36及び2群レンズ枠47の外面との間に沿って第1直線状部84を形成する。詳細には、第1直線状部84は、シャッタブロック37の外周面に沿った後、シャッタ取付環36の第1直進案内溝41の底面に支持されて後方へ延び、さらに2群レンズ枠47のリング状部分の外周面に沿って設置される。
【0039】
続いて帯状部81は、直進案内環28の後端部に設けた直進案内板30の後方へ突出するU字状折返部85によって、直進案内環28(直進案内板30)やカムリング25の後端部を跨いで光軸方向前方に向きを変える。固定鏡筒13にはFPC逃がし孔91が光軸方向に長く形成されており、U字状折返部85から前方に向かう帯状部81は、このFPC逃がし孔91を通してハウジング12の内周面に沿い、第2直線状部86を形成している。帯状部81はさらに、ハウジング12の前端部で鏡筒半径方向外方に向きを変えて半径方向延出部87を形成し、前述の幅広部82に至る。固定鏡筒13には、ハウジング12の前端部に対向する位置に、シャッタ用FPC44の半径方向延出部87を案内するガイド面92が半径方向外方に向けて突設されている。
【0040】
図6または図9の鏡筒収納状態では、帯状部81は、第2直線状部86の長さが概ね第1直線状部84と同程度であり、この収納状態より鏡筒が若干繰り出されてワイド端ステップとなる図7または図10の状態では、第2直線状部86に対して第1直線状部84が相対的に長くなる。さらに鏡筒が図8または図11のテレ端ステップまで繰り出されると、第2直線状部86の長さは最小となり、代わりに第1直線状部84の長さが最大となる。U字状折返部85は、第1の繰出段部を構成する直進案内環28の後端位置の変化に応じて、光軸方向の位置を変化させる。このように、ズームレンズ鏡筒11Aと11Bのいずれにおいても、第1直線状部84と第2直線状部86の長さの比率を変えることで、シャッタ用FPC44は鏡筒の伸縮動作に対応することができる。つまり、シャッタ用FPC44は、第1直線状部84から第2直線状部86までが、鏡筒の伸縮動作に応じてU字状折返部85の位置を変化させて対応する伸縮対応変形部を構成している。この第1直線状部84、U字状折返部85及び第2直線状部86を合わせた伸縮対応変形部の長さは、各ズームレンズ鏡筒11A、11B内ではそれぞれ収納位置からテレ端まで、ズーム位置に関わらず一定である。一方、該伸縮対応変形部の長さはズームレンズ鏡筒11A、11B相互では異なり、ズームレンズ鏡筒11Bの方が長くなっている。
【0041】
続いて、ズームレンズ鏡筒11Aと11Bでの、シャッタ用FPC44の配設構造の相違部分を説明する。前述の伸縮対応変形部が長いズームレンズ鏡筒11Bでは、シャッタブロック37Bに接続する環状部80から第1直線状部84に移行する箇所で、帯状部81は環状部80近傍の折り位置G1でほぼ直角に光軸後方へ向けて山折りされており、シャッタ用FPC44はシャッタブロック37の前面と外周面に沿ってほぼ遊びなく支持されている。また、CPU60に接続する側の、第2直線状部86と半径方向延出部87の間では、折り位置G3とG4でそれぞれ山折りと谷折りされて、撮影光軸Oに対して斜め前方に突出する中間折畳部(選択折畳部)93が形成されている。中間折畳部93は、概ね第2直線状部86を延長した形状の延長直線状部98と、この延長直線状部98から折り位置G3で略反対方向に折り返しされた折返直線状部99を有している。帯状部81は、折返直線状部99と半径方向延出部87の間の折り位置G4で90度近く折り曲げされ、鏡筒外のCPU60に向かうように方向付けられている。固定鏡筒13Bには、中間折畳部93を突出させるための折畳部逃がし孔94が形成されている。
【0042】
中間折畳部93の役割は次の通りである。図11に示すように、ズームレンズ鏡筒11Bでは、テレ端ステップで、第1の繰出段部(カムリング25B)とハウジング12Bが光軸方向においてほとんどオーバーラップしなくなり、実質的には第2直線状部86がほとんど存在しなくなる。ここで、中間折畳部93を設けないものと仮定すると、テレ端ステップから収納方向に鏡筒を動作させたときに、シャッタ用FPC44がハウジング12Bと接する部分(図11に符号Tで示す部分)に強い負荷(折曲力)がかかるおそれがある。これに対し、第2直線状部86を延長した形状の中間折畳部93を形成しておくと同部分Tでのシャッタ用FPC44の取り回しがスムーズになるので、ハウジング12Bとの当接部分に強い負荷がかかるのを防ぐことができる。
【0043】
このズームレンズ鏡筒11Bに対し、最大繰出量が小さく、シャッタ用FPC44の伸縮対応変形部が短いズームレンズ鏡筒11Aは特に、シャッタブロック37A付近でのシャッタ用FPC44の取り回しが異なっている。具体的には、図6に示すように、環状部80近傍の帯状部81において、撮影光軸Oに接近する方向への第1折返直線状部95が形成されるように、折り位置G1で前方へ向けて略180度の山折りがなされ、さらに撮影光軸Oから離れる方向への第2折返直線状部96が形成されるように、折り位置G2で略180度の谷折りがなされている。第2折返直線状部96は、折り位置G1に沿うようにしてシャッタブロック37Aの外周面側に導かれて、光軸方向後方へ延びる第1直線状部84に連続していく。つまり、ズームレンズ鏡筒11Aでは、シャッタブロック37Aから第1直線状部84に至るまでの間に、該シャッタブロック37Aの前方位置で複数回折り返しされたシャッタ用FPC44の前方折畳部(選択折畳部)97が形成されている。この第1折返直線状部95と第2折返直線状部96を含む前方折畳部97は、ズームレンズ鏡筒11Aが収納位置とテレ端ステップの間で伸縮してもその長さが変わらない。また、ズームレンズ鏡筒11Aでは、中間折畳部93に相当する部分は形成されていない。
【0044】
なお、図12ではシャッタ用FPC44の折り位置G1〜G4を線状に表しているが、図6ないし図11に示すように、実際には折り位置G1〜G4を基準にしてある程度緩やかに折り曲げられており、当該折り位置で断線しないようになっている。
【0045】
以上の構成による作用は次の通りである。まず、ズームレンズ鏡筒11Aと11Bでは鏡筒繰出長(FPC支持長)が異なるため、繰出量が小さいズームレンズ鏡筒11Aで引張機構などを用いずに共通展開形状のシャッタ用FPC44の弛みを防ぐには、ズームレンズ鏡筒11A側での伸縮対応変形部(第1直線状部84、U字状折返部85、第2直線状部86を合わせた長さ)を、ズームレンズ鏡筒11B側よりも短くする必要がある。上記のズームレンズ鏡筒11Aの構成では、シャッタブロック37Aから延設されるシャッタ用FPC44の帯状部81を、環状部80からの延出後に直ちに光軸後方の伸縮対応変形部へ取り回すのでなく、シャッタブロック37の前方空間において撮影光軸Oと直交する方向への複数の折返直線状部95、96が形成されるように折り畳んだ後で光軸後方に延設されるようにしている。ここで前方折畳部97はズームレンズ鏡筒11Aの伸縮動作に関わらず折畳形状を維持するので、結果として伸縮対応変形部の長さをズームレンズ鏡筒11Bよりも短くすることができる。つまり、ズームレンズ鏡筒11Bに対応する長いシャッタ用FPC44であっても、簡単な構成によってズームレンズ鏡筒11Aで弛みなく併用させることができる。
【0046】
なお、シャッタ用FPC44では、ズームレンズ鏡筒11Aに搭載するときに形成される前方折畳部97の展開状態での全長(折返直線状部95、96と、その前後及び途中の曲げ部分の長さを合わせたもの)は、ズームレンズ鏡筒11Bに搭載されるときに形成される中間折畳部93の展開状態での全長(延長直線状部98、折返直線状部99と、その前後及び途中の曲げ部分の長さを合わせたもの)よりも長く形成されている。そのため、この前方折畳部97と中間折畳部93の長さの差によって、ズームレンズ鏡筒11Aとズームレンズ鏡筒11Bにおける最大繰出量(FPCの支持長)の差があっても、両ズームレンズ鏡筒11A、11B内でのシャッタ用FPC44の長さのバランスをとることができる。
【0047】
また本実施形態では、中間折畳部93はズームレンズ鏡筒11Bにのみ形成され、ズームレンズ鏡筒11Aでは中間折畳部93に相当する折り位置G3、G4は展開されているから、該ズームレンズ鏡筒11Aではこの中間折畳部93の分は不要な長さとなる。そのため、ズームレンズ鏡筒11Aでシャッタ用PC44に前方折畳部97を形成するときには、この中間折畳部93の長さ分が前方折畳部97に含まれるようにしている。逆に言えば、ズームレンズ鏡筒11A側で選択的に形成される前方折畳部97を、ズームレンズ鏡筒11Bでは展開しているため、この展開された前方折畳部97の一部長さを用いて中間折畳部93のような別の位置の折畳部を形成することができる。
【0048】
つまり、共通な展開形状のシャッタ用FPC44を仕様の異なるズームレンズ鏡筒11A、11Bに配設するのに際して、適宜折畳部を形成し、あるいは該折畳部が展開されるようにしたので、いずれのズームレンズ鏡筒11A、11Bにおいても最適な状態でシャッタ用FPC44を配設することが可能となった。
【0049】
以上、図示実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は実施形態に限定されるものではなく、発明の要点を逸脱しない限りにおいて適宜変更を加えることが可能である。
【0050】
また、実施形態では、仕様が異なるズームレンズ鏡筒の例として、同ステップ数でズーム範囲の異なるステップズームレンズカメラに本発明を適用した。しかし、本発明を適用できるのはこのタイプのカメラに限定されない。例えば、古典的ズームレンズや使用するステップ数が異なるステップズームレンズカメラでは、ズーム範囲の広いズームレンズ鏡筒の一部動作領域を用いずにズーム範囲を狭くすれば、同一構成の鏡筒で異なるズーム範囲をカバーできると前述した。しかし、この場合、ズーム範囲の狭い方のズームレンズ鏡筒はそのズーム範囲に比して鏡筒収納長が大きくなってしまうので、カメラのコンパクト化という面からは、ズーム範囲が異なれば専用設計のズームレンズ鏡筒を用いることが好ましい。専用設計のズームレンズ鏡筒では必要とされるFPCの長さ等の仕様が変わってくるが、シャッタ用FPCに折畳部を選択的に形成する本発明の構成を適用すれば、シャッタ用FPCを容易に共用化することができる。さらに本発明は、数値上のズーム範囲は同じであるが、鏡筒繰出量が異なる2つのズームレンズ鏡筒などにも適用可能である。
【0051】
【発明の効果】
以上のように本発明のFPC配設構造によれば、仕様の異なるズームレンズ鏡筒においても、簡単な構成で共通のFPCを用いることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したズームレンズ鏡筒の一実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】図1のズームレンズ鏡筒の一部を拡大して示す分解斜視図である。
【図3】図1のズームレンズ鏡筒の一部を拡大して示す分解斜視図である。
【図4】図1のズームレンズ鏡筒の一部を拡大して示す分解斜視図である。
【図5】図1のズームレンズ鏡筒の一部を拡大して示す分解斜視図である。
【図6】最大繰出量が小さいタイプのズームレンズ鏡筒における収納状態を示す上半断面図である。
【図7】図6のズームレンズ鏡筒のワイド端における上半断面図である。
【図8】図6のズームレンズ鏡筒のテレ端における上半断面図である。
【図9】最大繰出量が大きいタイプののズームレンズ鏡筒における収納状態を示す上半断面図である。
【図10】図9のズームレンズ鏡筒のワイド端における上半断面図である。
【図11】図9のズームレンズ鏡筒のテレ端における上半断面図である。
【図12】共通長さのシャッタ用FPCを展開して示す図である。
【図13】図1ないし図11に機械的構成を示すズームレンズカメラの制御回路系を示すブロック図である。
【符号の説明】
11(11A 11B) ズームレンズ鏡筒
12(12A 12B) ハウジング
13(13A 13B)固定鏡筒
25(25A 25B) カムリング
28(28A 28B) 直進案内環(直進筒)
30(30A 30B) 直進案内板
35(35A 35B) レンズ支持筒
36(36A 36B) シャッタ取付環
37(37A 37B) シャッタブロック
39(39A 39B) 1群レンズ枠
44 シャッタ用FPC
47(47A 47B) 2群レンズ枠
50(50A 50B) 2群案内カム溝
60 CPU(シャッタ制御部)
80 環状部
81 帯状部
82 幅広部
83 コネクタ部
84 第1直線状部
85 U字状折返部
86 第2直線状部
87 半径方向延出部
90 FPC貼付面
91 FPC逃がし孔
92 ガイド面
93 中間折畳部(選択折畳部)
94 折畳部逃がし孔
95 第1折返直線状部
96 第2折返直線状部
97 前方折畳部(選択折畳部)
98 延長直線状部
99 折返直線状部
F 撮像面
G1 G2 G3 G4 折り位置
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
O 撮影光軸

Claims (6)

  1. ズーミングに従って光軸方向に移動されるシャッタブロックと、光軸方向に移動しないシャッタ制御部とを接続するシャッタ用FPCを配設する構造において、
    上記シャッタ用FPCは、
    ズーミングに伴う光軸方向へのシャッタブロックの移動量が異なる2つのズームレンズ鏡筒に共用されること;
    その一端部にシャッタブロックとの接続部を有し、他端部にシャッタ制御部との接続部を有する、上記2つのズームレンズ鏡筒で共通の展開形状を有すること;
    シャッタ制御部との接続部から鏡筒内径方向へ延設され光軸方向へ移動しない半径方向延出部を有すること;
    上記シャッタブロックに接続する位置と、上記半径方向延出部に接続する位置とに、上記2つのズームレンズ鏡筒の一方に搭載されるときには一方が折り畳まれて固定されて他方が展開され、他方に搭載されるときにはこの関係を逆にして一方が展開され他方が折り畳まれて固定される2つの選択折畳部を有すること;
    上記2つの選択折畳部は、シャッタブロックの移動量の大きいズームレンズ鏡筒に設けるとき、半径方向延出部との接続部側の選択折畳部が折り畳まれ、シャッタブロックの移動量の小さいズームレンズ鏡筒に設けるとき、シャッタブロックとの接続部側の選択折畳部が折り畳まれること;
    上記2つの選択折畳部は、それぞれ展開した状態では互いの長さが異なっており、シャッタブロックの移動量が小さいズームレンズ鏡筒での選択折畳部の展開長は、シャッタブロックの移動量が大きいズームレンズ鏡筒での選択折畳部の展開長よりも長いこと;及び
    上記2つの選択折畳部の間に、上記2つのズームレンズ鏡筒のいずれに搭載されても、ズームレンズ鏡筒の伸縮動作に応じて、中間部に形成される折返部位置を変化させる伸縮対応変形部が形成されること;
    を特徴とするズームレンズ鏡筒のFPC配設構造。
  2. 請求項1記載のFPC配設構造において、上記シャッタ用FPCの2つの選択折畳部のうちシャッタブロックとの接続部側の選択折畳部は、シャッタブロックの前方位置に形成され、光軸と略直交する方向へ向けて折り返された折返直線状部を有しているズームレンズ鏡筒のFPC配設構造。
  3. 請求項2記載のFPC配設構造において、上記折返直線状部は光軸方向に重ねて複数形成されているズームレンズ鏡筒のFPC配設構造。
  4. 請求項1記載のFPC配設構造において、上記シャッタ用FPCの2つの選択折畳部のうち上記半径方向延出部との接続部側の選択折畳部は、上記伸縮対応変形部を略延長した形状の延長直線状部と、該延長直線状部と反対方向に折り返された折返直線状部とを有し、該折返直線状部に続いて上記半径方向延出部が形成されているズームレンズ鏡筒のFPC配設構造。
  5. 請求項1から4いずれか1項記載のFPC配設構造において、上記2つのズームレンズ鏡筒はそれぞれ、
    カメラ本体に固定されたハウジング;及び
    該ハウジングに対して光軸方向に移動可能で相対回転不能な、上記シャッタブロックを光軸方向に直進案内する直進筒;
    を有し、
    上記シャッタ用FPCの伸縮対応変形部は、シャッタブロック側から直進筒の内周面に沿って光軸後方に延設した第1直線状部と、シャッタ制御部側からハウジング内面に沿って光軸後方に延びる第2直線状部と、第1直線状部と第2直線状部とを接続し直進筒の後方に突出するU字状の折返部とを有するズームレンズ鏡筒のFPC配設構造。
  6. 請求項1から5いずれか1項記載のFPC配設構造において、
    上記シャッタ用FPCは、シャッタブロックとの接続部と上記半径方向延出部の間に、展開状態で直線状となる帯状部分を有し、上記2つの選択折畳部はそれぞれ、この帯状部分の両端部近傍の領域を選択的に折り畳むことによって形成されるズームレンズ鏡筒のFPC配設構造。
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