JP2003270709A - カメラ - Google Patents
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Abstract
精度なズームミング制御を実現し得るようにすることに
ある。 【解決手段】固定枠20に対し、表面に光沢を有した1
群枠22と一体的に光軸方向に進退するフロートキー2
3に被検出部236を設けて、このフロートキー23の
被検出部236を固定枠20に配した第1及び第2のフ
ォトリフレクタ33、34で、その位置を検出してレン
ズ鏡筒11の変倍制御を行うように構成した。
Description
系を備えたカメラに関する。
レンズ位置を検出する方法として種々提案されている。
例えば、特開平9―23021号公報には、電気パター
ンを並設して形成したコード板に対し、レンズ位置に応
じて位置変化されるブラシを摺動自在に対向配置してレ
ンズ位置を検出する手段が開示される。
では、ブラシの変化範囲に亘って、コード板を配置する
機械的検出構造を採るために、大型となり、しかも、コ
ード板の電気パターン上に埃等が付着したりして、誤動
作を起こす虞を有する。
は、反射率の高い部分と反射率の低い部分とを設けたズ
ームエンコーダを、レンズ鏡筒の回転環に取付け配置し
て、このズームエンコーダの反射率の高い部分と低い部
分との反射率の差をフォトリフレクタ等の光センサによ
り検出して、レンズ位置を検出する方法が開示されてい
る。
筒を光沢のある金属枠や、カラー枠で形成したり、ある
いは表面に光沢を有するメタリック塗装が施されて、高
級感をだすように構成したものが実用に供されている。
体の反射率が高いために、後者の光センサを用いると、
その光センサが、光検出部からの反射光と異なる鏡筒自
体からの反射光を検出して誤動作される虞を有する。
く離して配し、鏡筒自体からの反射光を誤検出しないよ
うに構成することが考えられる。しかし、光検出部をレ
ンズ鏡筒から大きく離すと、大型となるために、小型化
の要請を満足することが困難となるという不都合を有す
る。
ズ鏡筒を備えるカメラにおいても、レンズ鏡筒と光検出
部との間隔を所定間隔に設定しなければ、誤検出の虞を
有することで同様である。
来のカメラでは、レンズ鏡筒の直進位置を光センサで検
出する場合、レンズ鏡筒からの反射光を誤検出するとい
う不具合を有する。
ので、構成簡易にして、小型化の促進を図り得、且つ、
高精度なズームミング制御を実現し得るようにしたカメ
ラを提供することを目的とする。
で光軸方向に進退可能なレンズ鏡筒を備えるカメラにお
いて、第1の枠部材と、上記第1の枠部材に対し、光軸
方向に変位可能な直進枠と、上記直進枠に設けられた被
検出部と、上記第1の枠部材に配され、上記被検出部の
光軸方向の位置を検出可能な検出手段とを備えて構成し
た。
部材に対して光軸方向に変位可能な直進枠に設けて、こ
の被検出部を第1の枠部材に配した検出手段で検出する
ことにより、直進枠の光軸方向の位置を検出している。
従って、簡易な被検出部構造を実現したうえで、検出手
段による被検出部の高精度な検出が可能となり、高精度
なズーミング制御が実現される。
に進退可能なレンズ鏡筒を備えるカメラにおいて、第1
の枠部材と、上記第1の枠部材に対し相対的に変位可能
であって、表面に光沢を有する第2の枠部材と、上記第
2の枠部材とともに、光軸方向に進退移動し、上記第1
の枠部材に対する光軸回りの回転が規制された直進枠
と、上記直進枠に設けられた被検出部と、上記被検出部
の位置を検出可能な光センサとを備えて、上記光センサ
の出力に基づいて、上記レンズ鏡筒の位置を検出するよ
うに構成した。
部材に対して表面に光沢を有する第2の枠部材ととも
に、光軸方向に変位可能な直進枠に設けて、この被検出
部を、第1の枠部材に配した光センサで検出することに
より、第2の枠部材の光軸方向の位置を検出している。
従って、簡易な被検出部構造を実現したうえで、光セン
サを用いて表面に光沢を有する第2の枠部材の高精度な
位置検出が可能となり、ズーミング制御の高精度化の促
進を図ることができる。
被検出部に向けて検出光を投射可能であって、上記第2
の枠部材に上記検出光が投射された際の反射光軸が、上
記検出光の投光軸と異なる位置に配置するように構成し
た。
部材に投射された検出光の反射光軸が、光センサの検出
光の投光軸と異なることにより、第2の枠部材からの反
射光を誤検出することがなくなる。従って、さらに、被
検出部構造の簡略化の促進とともに、位置検出精度の信
頼性の促進が図れる。
いて、図面を参照して詳細に説明する。
メラを示すもので、カメラ本体10の前面略中央部にレ
ンズ鏡筒11が配され、このレンズ鏡筒11を挟む両端
部にパトローネ室12及びスプール室13が配される。
そして、カメラ本体10のレンズ鏡筒11の上端部に
は、AFファインダユニット14及びストロボユニット
15が並設して設けられる。また、カメラ本体10のレ
ンズ鏡筒11の下端部には、フィルム給送ユニット16
が配される。
ように第1の枠部材である固定枠20、第2の枠部材で
あるカム枠21、1群枠22、直進枠であるフロートキ
ー23、2群枠24及び3群枠25で構成され、図3に
示す沈胴位置及び図4に示すワイド(広角)位置及びテ
レ(望遠)位置に変倍駆動されてズーミングされる。
の前面略中央部に配され、その周壁に長孔201が光軸
方向に延出して設けられる。そして、この長孔201に
は、長軸歯車26が回転自在に収容配置される。この長
軸歯車26には、図5に示す詳細を後述するズーム駆動
系を構成するズーム駆動モータ27が歯車機構28を介
して駆動力が伝達可能に連結される。
スへリコイドねじ202及び直進キー溝203が形成さ
れ、その内部には、上記カム枠21が内挿される。な
お、上記直進キー溝203は、円周方向に異なる位置に
3箇所形成されている。カム枠21には、基端部の周壁
部にオスへリコイドねじ/歯車部211が設けられ、こ
のオスへリコイドねじ/歯車部211には、上記固定枠
20のメスへリコイド202及び上記長軸歯車26が駆
動自在に螺合及び噛合される。そして、このカム枠21
は、その外周壁にその表面が光沢を有するよう、例えば
メタリック塗装215が施される。
が上記ズーム駆動モータ27及び歯車機構28を介して
回転駆動されると、その回転力がオスへリコイドねじ/
歯車部211に伝達され、その回転力により該オスへリ
コイドねじ/歯車部211が固定枠20のメスへリコイ
ド202と螺合調整されて回転しながら、光軸方向に進
退移動される。
へリコイドねじ212、2群カム213及び3群カム2
14が設けられ、その内部には、第1レンズ群221を
備える上記1群枠22が内挿される。1群枠22は、そ
の外周壁に表面が光沢を有するよう、例えばメタリック
塗装222が施され、その基端部には、オスヘリコイド
ねじ223が、カム枠21のメスヘリコイドねじ212
に対応して設けられる。そして、このオスへリコイドね
じ223は、カム枠21のメスヘリコイドねじ212に
螺合される。これにより、1群枠22は、カム枠21が
回転駆動されると、そのオスへリコイドねじ223がカ
ム枠21のメスへリコイドねじ212に案内されて光軸
方向に進退移動される。なお、1群枠22は、後述する
フロートキーにより光軸周りの回転が規制されている。
3が内挿される。フロートキー23の基端には、鍔部2
31が設けられ、この鍔部231には、フレア絞り29
が組付けられる。そして、この鍔部231には、直進キ
ー232及びバヨネット爪233が設けられる。このう
ち円周方向の異なる位置に3箇所設けられた直進キー2
32は、上記固定枠20の直進キー溝203に移動自在
に挿入される。他方のバヨネット爪233は、カム枠2
1内にバヨネット結合される。これにより、フロートキ
ー23は、その直進キー232が固定枠20の直進キー
溝203に案内されてカム枠21とともに、固定枠20
に対して光軸方向に進退移動される。
イド溝234及び3群直進ガイド溝235が光軸方向に
延出されて設けられる。そして、このフロートキー23
内には、第2レンズ群241を備える上記2群枠24及
び第3レンズ群251を備える上記3群枠25がばね部
材30を介して順に内挿される。
群直進キー242及び3群直進キー252が設けられ、
これら2群直進キー242及び3群直進キー252は、
上記フロートキー23の2群直進ガイド溝234及び3
群直進ガイド溝235に移動自在に挿入される。
直進キー252には、2群駆動ピン243及び3群駆動
ピン253が突出して設けられる。これら2群駆動ピン
243及び3群駆動ピン253は、上記フロートキー2
3の2群直進ガイド溝234及び3群直進ガイド溝23
5に挿通された後、カム枠21の2群カム213及び3
群カム214に駆動自在に係合される。これにより、2
群枠及び3群枠24、25は、カム枠21の回転に連動
して、その2群駆動ピン243及び3群駆動ピン253
が、上記カム枠21の2群カム213及び3群カム21
4に駆動されると、その2群直進キー242及び3群直
進キー253がフロートキー23の2群直進ガイド溝2
34及び3群直進ガイド溝235に案内されて光軸方向
に進退移動される。
タ31が内蔵される。このフォーカシングモータ31
は、1群枠22、2群枠24及び3群枠25の任意のズ
ーミング位置に合焦動作時に駆動される。そして、第2
のレンズ群241を保持し、上記2群枠24内に光軸方
向に進退可能に支持される2群保持枠261を、上記フ
ォーカシングモータ31の駆動力により光軸方向に駆動
制御して合焦動作が行われる。
方向の進退位置を検出するための被検出部236が、例
えばカメラ本体10のスプール室13とカメラ上部に配
されるユニットであるAFファインダユニット14及び
ストロボユニット15とで構成される略三角状の空間で
あるデットスペースXに配されるように設けられる(図
1参照)。
ンズ鏡筒11とパトローネ室12もしくはスプール室1
3との間に形成される略三角状の空間X1、X2、X3内
に配しても良い。
その先端面が、例えば光軸Oに対して略平行な面であっ
て、後述するセンサの投光軸aに略直交するように形成
される。そして、この被検出部236の先端面には、白
塗装か、あるいは銀シールによる反射部材237が配さ
れる。
ンサ取付台204がフロートキー23の被検出部236
に対応して光軸方向に延出して設けられる。このセンサ
取付台204には、その略中央部に支持部205が設け
られ、この支持部205を挟む光軸方向には、第1及び
第2の検出孔206、207のそれぞれがレンズ鏡筒1
1のワイド状態、テレ状態におけるフロートキー23の
被検出部236の位置に対向するように設けられる。そ
して、これら第1及び第2の検出孔206、207に
は、センサ位置決め部380a、380bがそれぞれ設
けられる。
の支持部205をフレキシブル印刷配線基板32に若干
径大に形成された取付孔321に挿入した状態で該フレ
キシブル基板32が積重配置される。このフレキシブル
印刷配線基板32には、検出手段を構成するワイド位置
及びテレ位置検出用光センサ、例えば第1及び第2のフ
ォトリフレクタ33、34が上記取付孔321を挟んで
搭載される。この第1及び第2のフォトリフレクタ3
3、34は、上記センサ取付台204の第1及び第2の
検出孔206、207の各センサ位置決め部380a、
380bに収容される。
は、押さえばね部材35が積重配置される。押さえばね
部材35には、図7に示すように略中央部にビス用孔3
50と、このビス用孔350を挟んで2個の位置決め用
孔351が設けられる。そして、これら2個の位置決め
用孔351が上記センサ取付台204の支持部205に
設けられるボス209が装着されて該支持部205に対
して位置決めされる。この位置決め状態で螺子36を用
いて螺着される。
部に押圧部352、353が上記フレキシブル印刷配線
基板32の第1及び第2のフォトリフレクタ33、34
に対応して設けられる。これら押圧部352、353
は、押さえばね部材35の中央部が螺子36を用いてセ
ンサ取付台204に螺着された状態で、上記フレキシブ
ル印刷配線基板32の第1及び第2のフォトリフレクタ
33、34の背面側に当接されて、該第1及び第2のフ
ォトリフレクタ33、34を第1及び第2の検出孔20
6、207の位置決め部380a、380bに押圧して
位置決めする。これにより、第1及び第2のフォトリフ
レクタ33、34は、上記フロートキー23がカム枠2
1とともに光軸方向に進退移動すると、そのワイド位置
及びテレ位置において上記被検出部236の反射部材2
37が対設されて、該被検出部236の移動位置を検出
する。
236と第1及び第2のフォトリフレクタ33、34と
第2の枠部材であるカム枠21との位置関係について図
6を用いて詳述する。
3、34は、その検出光Aの投光軸aと、検出光Aがカ
ム枠21の表面に当たった際の反射光Bの反射光軸bと
が異なる方向となるように配置される。即ち、第1及び
第2のフォトリフレクタ33、34は、光軸Oに直交す
る断面において、光軸Oと交わることの無い方向に、そ
の検出光Aの投光軸aが向くように配置される。よっ
て、投光軸aのカム枠21の表面への交点におけるカム
枠21の接線に対し、所定量傾くように第1及び第2の
フォトリフレクタ33、34は、配される。
は、フロートキー23がワイド位置もしくはテレ位置に
移動した状態で、第1もしくは第2のフォトリフレクタ
33、34の検出光Aの投光軸aと略直交するように、
その被検出面を構成する反射部材237が配される。換
言すれば、被検出部236の被検出面もまた、投光軸a
のカム枠21の表面への交点におけるカム枠21の接線
に対し、所定量傾くように配されている。
び第2のフォトリフレクタ33、34とフロートキー2
3の被検出部236の反射部材237との間隙b1と、
第1及び第2のフォトリフレクタ33、34とカム枠2
1の外周面と投光軸aとの交点との間隔b2とを、b1<
<b2と設定することができる。そして、被検出部23
6及び第1、第2のフォトリフレクタ33、34の配置
位置としては、カメラ本体10の固定枠20の周囲に形
成される略三角状の空間であるデッドスペースXを利用
した配置が可能となり、カメラ本体10の小型化の促進
にも寄与することができる。これは、固定枠20の周囲
に形成されるデッドスペースX1、X2、X3に配置して
も同様の効果が得られる。
ているため、検出光Aが反射部材237に投射された場
合とカム枠21の表面に投射された場合とによって、そ
の反射光量の差が大きく異なるので正確な検出が可能と
なる。
り、第1または第2のフォトリフレクタ33、34の検
出光Aが上記反射部材237に投射された場合は、その
反射光が第1または第2のフォトリフレクタ33、34
に向けて反射するのに対し、検出光Aがカム枠21の表
面に投射された場合は、第1または第2のフォトリフレ
クタ33、34とは異なる方向に向けて反射される。よ
って、検出光Aが反射部材237に投射された場合とカ
ム枠21の表面に投射された場合とによって、その反射
光量の差が大きく異なるので、正確な検出が可能とな
る。更に、この検出光Aの投光軸aと反射光Bの反射光
軸bとが異なる方向であるため、上述の間隙b1と間隙
b2との差を少なくしても、信頼性の高い位置検出が可
能となるので、この点からも小型化の促進を図ることが
できる。
る。即ち、上記第1及び第2のフォトリフレクタ33、
34は、上記図5に示すテレ位置及びワイド位置を検出
する絶対位置検出手段37を構成し、その出力端が制御
回路(CPU)38に接続される。また、制御回路38
には、例えばフォトインタラプタで構成される相対位置
検出手段39が接続され、その出力端には、上記モータ
駆動回路40が接続される。
段37及び相対位置検出手段39からの検出信号に応動
して制御信号を生成し、この制御信号をモータ駆動回路
40に出力する。モータ駆動回路40は、その出力端に
上記ズーム駆動モータ27が接続され、入力された制御
信号に基づいてモータ駆動信号を生成して、ズーム駆動
モータ27を駆動制御し、上記レンズ鏡筒11を変倍駆
動してズーミング制御する。
ように、電源が投入されてセットアップ信号が入力され
ると、相対位置検出手段39からのパルス信号に基づい
て制御信号を生成してモータ駆動回路40に出力する。
モータ駆動回路40は、入力された制御信号に基づいて
モータ駆動信号を生成してズーム駆動モータ27を駆動
する。ここで、ズーム駆動モータ27の回転力は、上記
歯車機構28を介して長軸歯車26に伝達され、その回
転力が長軸歯車26を介してカム枠21のオスへリコイ
ドねじ/歯車部211に伝達される。すると、カム枠2
1は、そのオスへリコイドねじ/歯車部211が固定枠
20のメスヘリコイドねじ202と螺合調整されて回転
しながら繰り出し制御される。
21とヘリコイド結合されている1群枠22は、フロー
トキー23に直進ガイドされた状態で、カム枠21に対
し光軸方向に進退駆動される。これにより、1群枠22
が沈胴位置からワイド位置、テレ位置へと繰り出し制御
される。同時に、2群枠24及び3群枠25は、その2
群駆動ピン243及び3群駆動ピン253がカム結合さ
れるカム枠21の回転に伴って、その2群直進キー24
2及び3群直進キー252がフロートキー23の2群直
進ガイド溝234及び3群直進ガイド溝235に案内さ
れて図3に示す沈胴位置から光軸方向に繰り出し制御さ
れる。
されて、フロートキー23の被検出部236が、ワイド
位置に到達すると、該被検出部236を第1のフォトリ
フレクタ33が検出して、検出信号を制御回路38に出
力する。ここで、制御回路38は、図7に示すように第
1のフォトリフレクタ33からの検出信号に基づいて相
対位置検出手段39からのパルス信号をカウントして、
そのカウント数に基づいて制御信号を生成してモータ駆
動回路40に出力する。
号に基づいて駆動信号を生成してズーム駆動モータ27
を駆動制御し、上述したように歯車機構28を介して1
群枠22、2群枠24及び3群枠25を図4に示す所望
のワイド位置に設定する。このようにして、レンズ鏡筒
11が沈胴位置からワイド位置へと繰り出された状態で
は、第1のフォトリフレクタ33の信号がフロートキー
23の被検出部236を検出して立ち上がり、検出信号
が制御回路38に入力される。
て、ズーム指令信号が制御回路38に入力されると、制
御回路38は、再び、第1のフォトリフレクタ33の検
出信号に基づいて制御信号を生成し、モータ駆動回路4
0に出力する。モータ駆動回路40は、制御信号に基づ
いて駆動信号を生成してズーム駆動モータ27を駆動す
る。ここで、ズーム駆動モータ27の回転力は、歯車機
構28を介して長軸歯車26に伝達され、長軸歯車26
が、カム枠21のオスヘリコイドねじ/歯車部211を
回転駆動してカム枠21を、固定枠20に対して回転さ
せながら繰り出し制御する。このカム枠21の繰り出し
に連動して、1群枠22、2群枠24及び3群枠25
は、直進移動されてワイド位置から繰り出し制御して変
倍制御される。
フォトリフレクタ33からの検出信号の立ち下がりを判
定すると、再び、相対位置検出手段39からの検出信号
のパルスをカウントして、そのカウント数に基づいてズ
ーム駆動モータ27を駆動制御し、入力されるズーム指
令信号に基づいて上記レンズ鏡筒11の変倍を制御す
る。
6が第2のフォトリフレクタ34に到来すると、第2の
フォトリフレクタ34は、被検出部236の反射部材を
検出して、検出信号を制御回路38に出力する。ここ
で、制御回路38は、第2のフォトリフレクタ34から
の検出信号の立ち上がりを判定すると、上記相対位置検
出手段39からのパルス信号をカウントして所定数に達
した状態で、ズーム駆動モータ27の駆動を停止して、
テレ側への変倍動作を終了する(図4参照)。このよう
にして、レンズ鏡筒11がテレ位置へと繰り出された状
態では、第2のフォトリフレクタ34は、フロートキー
23の被検出部236を検出した検出信号の立ち上がり
状態に設定される。
令が入力されると、ズーム駆動モータ27を反転駆動す
る。このズーム駆動モータ27の回転力は、歯車機構2
8を介して長軸歯車26に伝達されて、該長軸歯車26
が反転駆動される。長軸歯車26は、カム枠21のオス
ヘリコイドねじ/歯車部211を反転駆動して該カム枠
21を光軸方向に反転させながら後退させて1群枠2
2、2群枠24及び3群枠25を繰り出し位置から固定
枠20内に繰り込み、変倍制御する。
フレクタ34で検出される被検出部236の検出信号の
立ち下がりを判定して、その立ち下がり情報に基づいて
相対位置検出手段39からのパルス信号のパルス数をカ
ウントして、該ズーム駆動モータ27を駆動制御し、レ
ンズ鏡筒11をテレ位置からワイド位置方向に移動制御
する。
回路38に沈胴信号が入力されると、ズーム駆動モータ
27が、再び反転駆動される。ここで、長軸歯車26
は、反転駆動されて、そのフロートキー23の被検出部
236が第1のフォトリフレクタ33に対向される位置
に到達する。すると、第1のフォトリフレクタ33は、
被検出部236を検出して検出信号を制御回路38に出
力する。
33からの検出信号の立ち上がりを判定すると、相対位
置検出手段39で検出されるパルス信号をカウントし
て、所定のパルス数に達した状態で、該ズーム駆動モー
タ27を停止制御する。これにより、レンズ鏡筒11
は、初期の沈胴位置に格納される。
上述したようにテレ位置からワイド位置に繰り出された
状態で、上記制御回路38は、AFファインダユニット
14からの指令信号に基づいてフォーカシング制御信号
を生成して、このフォーカシング制御信号に基づいた駆
動信号により上記フォーカシングモータ31を駆動制御
し、2群保持枠261を光軸方向に進退移動して焦点を
合焦する。
においては、上記ズーム駆動モータ27の駆動力が図示
しないファインダ駆動ギア列を介して上記AFファイン
ダユニット14のファインダ光学系に伝達されて、ファ
インダ光学系もレンズ鏡筒11の変倍動作に連動して変
倍駆動される。
対し、表面に光沢を有した1群枠22と一体的に光軸方
向に進退するフロートキー23に被検出部236を設け
て、このフロートキー23の被検出部236を固定枠2
0に配した第1及び第2のフォトリフレクタ33、34
で、その位置を検出してレンズ鏡筒11の変倍制御を行
うように構成した。
20に対して光軸方向に変位可能なフロートキー23に
設けて、この被検出部236を固定枠20に配した第1
及び第2のフォトリフレクタ33、34で検出して、光
軸方向の位置を検出していることにより、簡易な被検出
部構造を実現したうえで、その高精度な検出が実現さ
れ、小型化の促進と共に、高精度なズーミング制御が実
現される。
ことなく、その他、図9に示すように被検出部236a
をフロートキー23の基部に光軸方向に傾斜させて設け
るように構成して良く、同様の効果が期待される。この
実施の形態においても、被検出部236aの先端面に
は、例えば銀シール等による反射部材237aが設けら
れる。
トリフレクタ33、34とフロートキー23の被検出部
236の反射部材237との間隙b1と、第1及び第2
のフォトリフレクタ33、34とカム枠21の外周面と
投光軸aとの交点との間隙b2とを b1<<b2 と設定することができる。
33、34の検出光Aが上記反射部材237に投射され
た場合は、その反射光Bが第1または第2のフォトリフ
レクタ33、34に向けて反射するのに対し、検出光A
がカム枠21の表面に投射された場合は、第1または第
2のフォトリフレクタ33、34とは異なる方向に向け
て反射される。
を得ることができる。
び1群枠22にメタリック塗装215、222を施し
て、表面に光沢を持たせるように構成した場合で説明し
たが、これに限ることなく、これらカム枠21及び1群
枠22の周囲に表面に光沢を有する金属キャップ等を被
着するレンズ鏡筒11においても、同様の効果が期待で
きる。
内にカム枠21、1群枠22、フロートキー23、2群
枠24及び3群枠25を順に内挿したレンズ鏡筒11に
適用した場合で説明したが、これに限ることなく、その
他のレンズ鏡筒構造のものにおいても適用可能である。
限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱し
ない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。
さらに、上記各実施形態には、種々の段階の発明が含ま
れており、開示される複数の構成要件における適宜な組
合せにより種々の発明が抽出され得る。
ら幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しよう
とする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果で
述べられている効果が得られる場合には、この構成要件
が削除された構成が発明として抽出され得る。
を備えるカメラにおいて、カメラ本体に対し固定される
固定枠と、上記固定枠に対し、相対回転自在かつ光軸方
向に進退可能な移動枠と、上記移動枠の外周に固着さ
れ、表面に光沢を有する金属キャップと、上記移動枠に
対し、相対回転自在かつ光軸方向に一体的に移動可能な
直進枠と、上記直進枠に設けられた被検出部と、上記被
検出部に配された反射部材と、上記反射部材に向けて検
出光を投射し、その反射光を受光可能な光センサと、上
記光センサの出力に基づいて、上記レンズ鏡筒を駆動制
御する制御手段と、を具備することを特徴とするカメラ
を提供することができる。
光センサは、上記固定枠に固定されることを特徴とする
カメラを提供することができる。
て、上記反射部材は、上記光センサからの検出光の投光
軸に対し略直交するように配されるとともに、上記光セ
ンサは、上記被検出部に向けて検出光を投射可能であっ
て、上記金属キャップに上記検出光が投射された際の反
射光軸が、上記検出光の投光軸と異なる位置に配置され
ていることを特徴とするカメラを提供することができ
る。
光軸と上記金属キャップとの交点における該金属キャッ
プの接線に対し、上記投光軸は、所定量傾くように、上
記光センサが配されることを特徴とするカメラを提供す
ることができる。
なレンズ鏡筒を備えるカメラにおいて、カメラ本体に固
定される固定枠と、上記固定枠に対し、相対回転自在か
つ光軸方向に進退可能であって、表面に光沢を有する移
動枠と、上記移動枠に対し、相対回転自在かつ光軸方向
に一体的に移動可能な直進枠と、上記直進枠に設けられ
た被検出部と、上記被検出部に配された反射部材と、上
記反射部材に向けて検出光を投射し、その反射光を受光
可能な光センサと、上記光センサの出力に基づいて、上
記レンズ鏡筒を駆動制御する制御手段と、を具備するこ
とを特徴とするカメラを提供することができる。
レンズ鏡筒の一方の側に配されるパトローネ室もしくは
スプール室と、を有し、上記光センサは、上記直進枠
と、上記パトローネ室もしくはスプール室とに囲まれた
空間内に配されることを特徴とするカメラを提供するこ
とができる。
ば、構成簡易にして、小型化の促進を図り得、且つ、高
精度なズームミング制御を実現し得るようにしたカメラ
を提供することができる。
成を示した平面図である。
である。
面図である。
状態を示しや断面図である。
る。
る。
である。
を取出して示した断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 所定範囲内で光軸方向に進退可能なレン
ズ鏡筒を備えるカメラにおいて、 第1の枠部材と、 上記第1の枠部材に対し、光軸方向に変位可能な直進枠
と、 上記直進枠に設けられた被検出部と、 上記第1の枠部材に配され、上記被検出部の光軸方向の
位置を検出可能な検出手段と、 を具備することを特徴とするカメラ。 - 【請求項2】 所定範囲内で光軸方向に進退可能なレン
ズ鏡筒を備えるカメラにおいて、 第1の枠部材と、 上記第1の枠部材に対し相対的に変位可能であって、表
面に光沢を有する第2の枠部材と、 上記第2の枠部材とともに、光軸方向に進退移動し、上
記第1の枠部材に対する光軸回りの回転が規制された直
進枠と、 上記直進枠に設けられた被検出部と、 上記被検出部の位置を検出可能な光センサと、を具備
し、 上記光センサの出力に基づいて、上記レンズ鏡筒の位置
を検出することを特徴とするカメラ。 - 【請求項3】 上記光センサは、上記被検出部に向けて
検出光を投射可能であって、上記第2の枠部材に上記検
出光が投射された際の反射光軸が、上記検出光の投光軸
と異なる位置に配置されていることを特徴とする請求項
2記載のカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002070533A JP4212286B2 (ja) | 2002-03-14 | 2002-03-14 | カメラ |
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JP2003270709A true JP2003270709A (ja) | 2003-09-25 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006091260A (ja) * | 2004-09-22 | 2006-04-06 | Fuji Photo Film Co Ltd | レンズ駆動装置及びデジタルカメラ |
JP2007218959A (ja) * | 2006-02-14 | 2007-08-30 | Olympus Imaging Corp | 照明装置およびこれを用いる投影型映像表示装置 |
JP2008040246A (ja) * | 2006-08-08 | 2008-02-21 | Nitto Kogaku Kk | 鏡筒駆動機構 |
CN108958591A (zh) * | 2018-06-29 | 2018-12-07 | 深圳春沐源控股有限公司 | 基于悬浮按钮的终端程序控制方法及终端设备 |
-
2002
- 2002-03-14 JP JP2002070533A patent/JP4212286B2/ja not_active Expired - Fee Related
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