JP4208553B2 - コンピュータ及び画像形成装置選択方法及びプログラム - Google Patents

コンピュータ及び画像形成装置選択方法及びプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の画像形成装置が接続されたネットワークに接続されたコンピュータと、これら複数の画像形成装置を選択する画像形成装置選択方法及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、複数のプリンタ及びPC(personal computer)が接続されたネットワークにおいて、あるPCから文書等を出力する際に、出力先として最適なプリンタを自動的に判断する機能が知られている。
【0003】
出力先として、例えば、現在他のPCからの出力を行っていないReady状態のプリンタと、印字速度が速く最も速く所望の文書を出力完了できるプリンタと、PCの所在地から最も近いプリンタと、インクの残量が最も多いインクジェットプリンタ等を、最適なプリンタと判断していた(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
例えばインクの残量が最も多いインクジェットプリンタを出力先として最適なプリンタと判断するシステムにおいては、各インクジェットプリンタがインクをほぼ均等に消費していき、あるインクジェットプリンタがインク切れ又はインクロー状態になった時には、他のインクジェットプリンタも同様の状態にあると考えられる。
【0005】
そうすると、あるインクジェットプリンタがインク切れ又はインクロー状態になった時には、他のインクジェットプリンタも同様の状態にあると考えられるが、このとき大出力枚数の要求があった場合、このままではインクが足りないから、インクを補充する必要がある。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−162900号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、経験則からいうと、ユーザはインク切れ又はインクローの警告があって初めて補充用インクタンクを準備するのであって、警告が出るまでは、各インクジェットプリンタに搭載されているインクタンクの残量を気にするが、補充用インクタンクを準備しようとはしないものであるから、直ちにインクを補充をすることができず、大出力枚数の要求に応えられないことになる。
【0008】
そこで、本発明の目的は、上記のような問題点を解決し、ネットワークに接続された複数の画像形成装置がほぼ同時に記録材切れ又は記録材ロー状態に陥らないようにできるコンピュータを提供することにある。
また、本発明の別の目的は、上記のような問題点を解決し、ネットワークに接続された複数の画像形成装置がほぼ同時に記録材切れ又は記録材ロー状態に陥らないようにできる画像形成装置選択方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、複数の画像形成装置が接続されたネットワークに接続されたコンピュータにおいて、前記複数の画像形成装置の画像形成に供される記録剤の残量を取得する残量取得手段と、出力に要する記録剤消費量を計算する計算手段と、前記残量取得手段により取得された記録剤の残量と前記計算手段により計算された出力に要する記録剤消費量に基づき、出力途中で記録剤切れ状態になる可能性がある画像形成装置を候補から外し、出力の結果記録剤がロー状態になる可能性がある画像形成装置を候補と決定する候補決定手段と、前記候補決定手段により決定された画像形成装置の候補の中から、記録剤残量が最大でない画像形成装置を出力先として選択する選択手段とを具備したことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記候補決定手段は、前記残量取得手段により取得された記録剤の残量と前記計算手段により計算された出力に要する記録剤消費量に基づき、出力途中で記録剤切れ状態になる可能性がある画像形成装置を候補から外し、出力の結果記録剤がロー状態になる可能性がある画像形成装置を最優先候補と決定し、出力途中で記録剤切れ状態になる可能性がなく、出力の結果記録剤がロー状態になる可能性がない画像形成装置を候補と決定することを特徴とする。
請求項の発明は、複数の画像形成装置の画像形成に供される記録剤の残量を取得する残量取得ステップと、出力に要する記録剤消費量を計算する計算ステップと、前記残量取得ステップにより取得された記録剤の残量と前記計算ステップにより計算された出力に要する記録剤消費量に基づき、出力途中で記録剤切れ状態になる可能性がある画像形成装置を候補から外し、出力の結果記録剤がロー状態になる可能性がある画像形成装置を候補と決定する候補決定ステップと、前記候補決定ステップにより決定された画像形成装置の候補の中から、記録剤残量が最大でない画像形成装置を出力先として選択する選択ステップとを具備したことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項3の発明において、前記候補決定ステップは、前記残量取得ステップにより取得された記録剤の残量と前記計算ステップにより計算された出力に要する記録剤消費量に基づき、出力途中で記録剤切れ状態になる可能性がある画像形成装置を候補から外し、出力の結果で記録剤がロー状態になる可能性がある画像形成装置を最優先候補と決定し、出力途中で記録剤切れ状態になる可能性がなく、出力の結果記録剤がロー状態になる可能性がない画像形成装置を候補と決定することを特徴とする。
請求項の発明は、複数の画像形成装置の画像形成に供される記録剤の残量を取得する残量取得ステップと、出力に要する記録剤消費量を計算する計算ステップと、前記残量取得ステップにより取得された記録剤の残量と前記計算ステップにより計算された出力に要する記録剤消費量に基づき、出力途中で記録剤切れ状態になる可能性がある画像形成装置を候補から外し、出力の結果記録剤がロー状態になる可能性がある画像形成装置を候補と決定する候補決定ステップと、前記候補決定ステップにより決定された画像形成装置の候補の中から、記録剤残量が最大でない画像形成装置を出力先として選択する選択ステップとをコンピュータに実行させる。
請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記候補決定ステップは、前記残量取得ステップにより取得された記録剤の残量と前記計算ステップにより計算された出力に要する記録剤消費量に基づき、出力途中で記録剤切れ状態になる可能性がある画像形成装置を候補から外し、出力の結果記録剤がロー状態になる可能性がある画像形成装置を最優先候補と決定し、出力途中で記録剤切れ状態になる可能性がなく、出力の結果記録剤がロー状態になる可能性がない画像形成装置を候補と決定することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
図1は本発明の第1の実施の形態を示す。図1に示すように、コンピュータ2とインクジェットプリンタI1〜I3とがネットワーク1を介して相互に接続してあり、コンピュータ2から、それぞれ、ネットワーク1を介してインクジェットプリンタI1〜I3へ出力することができる。
【0011】
コンピュータ2はCPU201と、ROM202と、RAM203とを有し、ROM202にはコンピュータを起動するためのプログラムがストアしてあり、RAM203には制御プログラムがストアしてあり、CPU201はRAM203の制御プログラムに従ってコンピュータ2の各部を制御する。
【0012】
インクジェットプリンタI1〜I3には、それぞれ4色(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)のインクタンクが装着してある。各インクジェットプリンタI1〜I3に装着されている各インクタンクについて、インク残量C1,M1,Y1,K1、インク残量C2,M2,Y2,K2、インク残量C3,M3,Y3,K3を保持、管理している。このインク残量は新しいインクタンクを装着した時に所定の初期値にセットされ、その後画像出力時に吐出したドット数及び保守のための吸引回復回数等の所定条件によって減少する。このインク残量が所定の閾値以下になることでインクジェットプリンタは該インクタンクがインク切れ若しくはインクロー状態となったと判断する。他にもインクタンクに設けられたインク残量検出部材を用いてインク残量を検出する方法等があり、またそれらを併用することもある。
【0013】
図2は図1のRAM203にストアされる制御プログラムの一例を示すフローチャートである。ステップS200から処理をスタートし、ステップS201でインクジェットプリンタI1,I2,I3を検出し、それらインクジェットプリンタI1,I2,I3について、インク残量C1,M1,Y1,K1、インク残量C2,M2,Y2,K2、インク残量C3,M3,Y3,K3を取得する。
【0014】
ステップS202で各インクジェットプリンタI1〜I3の総残インク量T1,T2,T3を次の式、すなわち
T1=C1+M1+Y1+K1
T2=C2+M2+Y2+K2
T3=C3+M3+Y3+K3
から計算する。そして、ステップS203及びS204にてどのインクジェットプリンタの総残インク量が最小であるかを判断する。すなわち、ステップS203でインクジェットプリンタI1の総残インク量T1が他のインクジェットプリンタI2及びI3の総残インク量T2及びT3に比べて少ないかどうかを判断する。
【0015】
そして、T1がT2及びT3よりも少ないと判断した場合には、ステップS205へ進み、インクジェットプリンタI1を用いて出力を行う。他方、ステップS203でT1がT2及びT3よりも少なくないと判断した場合には、ステップS204へ進む。ステップS204でインクジェットプリンタI2の総残インク量T2が他のインクジェットプリンタI1及びI3の総残インク量T1及びT3に比べて少ないかどうかを判断する。
【0016】
T2がT1及びT3よりも少ないと判断した場合には、ステップS206へ進み、インクジェットプリンタI2を用いて出力を行う。他方、ステップS204でT2がT1及びT3よりも少なくないと判断した場合には、ステップS207へ進み、インクジェットプリンタI3を用いて出力を行う。
【0017】
そして、ステップS205〜S207で出力を終えた後は、ステップS208へ進み、処理を終了する。
【0018】
以上のようにすることで、インクの均等な消費を防止し、大多数のインクジェットプリンタが一斉にインク切れ又はインクロー状態に陥ることを防止することができる。
【0019】
本実施の形態では、残インク量の比較において単純な1対1の比較を行う例を説明したが、これは理解を簡単にするためであり、これに代えて他の比較方法を採用することもできる。
【0020】
<第2実施の形態>
第1の実施の形態では、単純にインク残量の総和を計算して、使用するべきインクジェットプリンタを選択するようにしたから、例えばグレイスケール設定で出力を行う場合には、相対的に残黒インク量の大きいインクジェットプリンタが選択されてしまう可能性が大きく、その結果、各インクジェットプリンタにおいてインクが均等に消費されることになって、大多数のインクジェットプリンタが一斉にインク切れ又はインクロー状態に陥る可能性があった。
【0021】
そこで、本実施の形態は、このような場合においても、インクジェットプリンタが一斉にインク切れ又はインクロー状態に陥いらないようにした。
【0022】
図3は本実施の形態において図1のRAM203にストアされる制御プログラムの一例を示すフローチャートである。ステップS300から処理をスタートし、ステップS301でインクジェットプリンタI1,I2,I3を検出し、それらインクジェットプリンタI1,I2,I3について、それぞれ、インク残量C1,M1,Y1,K1、インク残量C2,M2,Y2,K2、インク残量C3,M3,Y3,K3を取得する。同時に、設定可能な残インク換算係数c,m,y,kを設定する。ここで、残インク換算係数は、例えばグレイスケール印刷で黒インクのみを用いて出力する場合には、c=m=y=0、又は実質0相当の値に設定するのが好ましく、逆に黒インクを用いない印字モードの場合には、k=0、又は実質0相当の値に設定するのが好ましい。
【0023】
ステップS302で各インクジェットプリンタI1〜I3の換算総残インク量T21,T22,T23を次の式、すなわち
T21=C1×c+M1×m+Y1×y+K1×k
T22=C2×c+M2×m+Y2×y+K2×k
T23=C3×c+M3×m+Y3×y+K3×k
から計算する。
【0024】
ステップS303〜S304で、どのインクジェットプリンタの換算総残インク量が最小であるかどうかを判断する。ステップS303でインクジェットプリンタI1の換算総残インク量T21が他のインクジェットプリンタI2及びI3の換算総残インク量T22及びT23に比べて少ないかどうかを判断する。そして、T21がT22及びT23よりも少ないと判断した場合には、ステップS305へ進み、インクジェットプリンタI1を用いて出力を行う。他方、ステップS303でT21がT22及びT23よりも少なくないと判断した場合には、ステップS304へ進む。
【0025】
ステップS304でインクジェットプリンタI2の換算総残インク量T22が他のインクジェットプリンタI1及びI3の換算総残インク量T21及びT23に比べて少ないかどうかを判断する。そして、T22がT21及びT23よりも少ないと判断した場合には、ステップS306へ進み、インクジェットプリンタI2を用いて出力を行う。他方、ステップS304で、T22がT21及びT23よりも少なくないと判断した場合には、ステップS307へ進み、インクジェットプリンタI3を用いて出力を行う。
【0026】
そして、ステップS305〜S307で出力を終えた後は、ステップS308へ進み、処理を終了する。
【0027】
以上のようにすることにより、実質的に使用するインクの均等な消費を防止することができ、その結果、大多数のインクジェットプリンタが一斉にインク切れ又はインクロー状態に陥ることを防止することができる。
【0028】
<第3の実施の形態>
第1及び第2の実施の形態においては、インクジェットプリンタを選択するにあたって残インク量の絶対値を用いるようにしたので、当該ネットワークに接続されているインクジェットプリンタの装着されているインクタンクの総インク量が異なる場合には、総インク量が最も多い特定のインクジェットプリンタのみが常に選択されることになる。
【0029】
例えばインクジェットプリンタI1のインクタンクの総インク量をC1max,M1max,Y1max,K1maxとし、インクジェットプリンタI2のインクタンクの総インク量をC2max,M2max,Y2max,K2maxとし、説明を簡単にするため、例えば、C2max=C1max×10, M2max=M1max×10, Y2max=Y1max×10, K2max=K1max×10というような総インク量が極端に異なる例においては、仮にインクジェットプリンタI2のインクタンクが半分使用済みの状態であっても、インクジェットプリンタI1の新品のインクタンクに比べて5倍の残インク量となる。
【0030】
そうすると、総インク量が最も多いインクジェットプリンタI1のみが常に選択され使用されることになって、大多数のインクジェットプリンタが一斉にインク切れ又はインクロー状態に陥ることを防止することはできるが、この特定のインクジェットプリンタの本体寿命が非常に短くなる可能性がある。
【0031】
そこで、本実施の形態は、特定のインクジェットプリンタのみが常に選択されることがないようにした。
【0032】
図4は本実施の形態において図1のRAM203にストアされる制御プログラムの一例を示すフローチャートである。ステップS400から処理をスタートし、ステップS401で、インクジェットプリンタI1,I2,I3を検出し、インクジェットプリンタI1,I2,I3について、それぞれ、インク残量C1,M1,Y1,K1、インク残量C2,M2,Y2,K2、インク残量C3,M3,Y3,K3、を取得するとともに、それぞれ、各インクジェットプリンタに装着されているインクタンクの最大インク量C1max,M1max,Y1max、最大インク量K1max,C2max,M2max,Y2max,K2max、最大インク量C3max,M3max,Y3max,K3maxをそれぞれ取得する。
【0033】
ステップS402で各インクジェットプリンタI1〜I3の総残インク割合T31,T32,T33を次の式、すなわち
T31=C1/C1max+M1/M1max+Y1/Y1max+K1/K1max
T32=C2/C2max+M2/M2max+Y2/Y2max+K2/K2max
T33=C3/C3max+M3/M3max+Y3/Y3max+K3/K3max
から計算する。
【0034】
ステップS403〜S404で、どのインクジェットプリンタの総残インク割合が最小であるかを判断する。すなわち、ステップS403でインクジェットプリンタI1の総残インク割合T31が他のインクジェットプリンタI2及びI3の総残インク割合T32及びT33に比べて少ないかどうかを判断する。そして、T31がT32及びT33よりも少ないと判断した場合には、ステップS405へ進み、インクジェットプリンタI1を用いて出力を行う。他方、ステップS403でT31がT32及びT33よりも少なくないと判断した場合には、ステップS404へ進む。
【0035】
ステップS404でインクジェットプリンタI2の総残インク割合T32が他のインクジェットプリンタI1及びI3の総残インク割合T31及びT33に比べて少ないかどうかを判断する。そして、T32がT31及びT33よりも少ないと判断した場合には、ステップS406へ進み、インクジェットプリンタI2を用いて出力を行う。他方、ステップS404でT32がT31及びT33よりも少なくないと判断した場合には、ステップS407へ進み、インクジェットプリンタI3を用いて出力を行う。
【0036】
そして、ステップS405〜S407で出力を終えた後、ステップS408へ進み、処理を終了する。
【0037】
以上のように、各インクジェットプリンタに搭載されている各インクタンクの最大インク量及び残インク量の割合に基づき、出力先インクジェットプリンタの設定を行うことで、大多数のインクジェットプリンタが一斉にインク切れ又はインクロー状態に陥ることを防止しつつ、特定のインクジェットプリンタのみが延々と選択され続けて本体寿命が著しく短縮されることを防止することができる。
【0038】
<第4の実施の形態>
第2の実施の形態では、出力時の印字モード等で各インクの使用・不使用に応じて換算係数c,m,y,kをコンピュータ2で設定するようにした。しかし、この方法によれば、ほとんどが黒情報でごく一部がカラー情報というフルカラー印刷時にも、カラーインクの残量が大きく出力先インクジェットプリンタの決定に寄与してしまうことになるから、相対的に残黒インク量の大きいインクジェットプリンタが選択されて大量の黒出力をしてしまい、その結果、各インクジェットプリンタにおいてインクが均等に消費されることになって、大多数のインクジェットプリンタが一斉にインク切れ又はインクロー状態に陥る可能性があった。
【0039】
そこで、本実施の形態は、このような場合においても、インクジェットプリンタが一斉にインク切れ又はインクロー状態に陥いらないようにした。
【0040】
図5は本実施の形態において図1のRAM203にストアされる制御プログラムの一例を示すフローチャートである。ステップS500からスタートし、ステップS501で、インクジェットプリンタI1,I2,I3を検出し、それらインクジェットプリンタI1,I2,I3について、それぞれ、インク残量C1,M1,Y1,K1、インク残量C2,M2,Y2,K2、インク残量C3,M3,Y3,K3を取得する。同時に、今回の出力に要する各インクの推定消費インク量Cuse,Muse,Yuse,Kuseを、出力するべき原画像情報又はプリントデータ等を基にして計算する。
【0041】
ステップS502で各インクジェットプリンタI1〜I3の換算総残インク量T41,T42,T43を次の式、すなわち
T41=C1×Cuse+M1×Muse+Y1×Yuse+K1×Kuse
T42=C2×Cuse+M2×Muse+Y2×Yuse+K2×Kuse
T43=C3×Cuse+M3×Muse+Y3×Yuse+K3×Kuse
から計算する。
【0042】
ステップS503〜S504で、どのインクジェットプリンタの換算総残インク量が最小であるかを判断する。ステップS503でインクジェットプリンタI1の換算総残インク量T41が他のインクジェットプリンタI2及びI3の換算総残インク量T42及びT43に比べて少ないかどうかを判断する。そして、T41がT42及びT43よりも少ないと判断した場合には、ステップS505へ進み、インクジェットプリンタI1を用いて出力を行う。他方、ステップS503でT41がT42及びT43よりも少なくないと判断した場合には、ステップS504へ進む。
【0043】
ステップS504でインクジェットプリンタI2の換算総残インク量T42が他のインクジェットプリンタI1及びI3の換算総残インク量T41及びT43に比べて少ないかどうかを判断する。そして、T42がT41及びT43よりも少ない判断した場合には、ステップS506へ進み、インクジェットプリンタI2を用いて出力を行う。
他方、ステップS504で、T42がT41及びT43よりも少なくない判断した場合には、ステップS507へ進み、インクジェットプリンタI3を用いて出力を行う。
【0044】
そして、ステップS505〜S507で出力を終えた後、ステップS508へ進み、処理を終了する。
【0045】
以上のように、印字画像中のインク消費割合によって生ずる、実質的に使用するインクの均等な消費がないから、大多数のインクジェットプリンタが一斉にインク切れ又はインクロー状態に陥ることを防止することができる。
【0046】
<第5の実施の形態>
第1ないし第4の実施の形態においては、常時残インク量が少ないインクジェットプリンタを出力先に選択するようにした。しかし、実際の使用上は、非常に優先度・重要度の高い書類を出力する場合には、最もインク残量が多いインクジェットプリンタを用いて出力する方が安全な場合がある。
【0047】
そこで、本実施の形態では、そのような場合には、インク残量の多いインクジェットプリンタを用いて出力し、そうでない場合には、残インク量が少ないインクジェットプリンタを用いて出力するようにした。
【0048】
図6は本実施の形態において図1のRAM203にストアされる制御プログラムの一例を示すフローチャートである。ステップS600から処理をスタートし、ステップS601でインクジェットプリンタI1,I2,I3を検出し、それらインクジェットプリンタI1,I2,I3について、それぞれ、インク残量C1,M1,Y1,K1、インク残量C2,M2,Y2,K2、インク残量C3,M3,Y3,K3を取得する。
【0049】
ステップS602で各インクジェットプリンタI1〜I3の総残インク量T1,T2,T3を次の式、すなわち
T1=C1+M1+Y1+K1
T2=C2+M2+Y2+K2
T3=C3+M3+Y3+K3
から計算する。
【0050】
ステップS603で、残インク少優先フラグがOnかどうかを判断する。残インク少優先フラグは、コンピュータ2で残インクが少ないインクジェットプリンタを優先して出力先に指定するように設定してあるかを意味する。そして、ステップS603で残インク少優先フラグがOnと判断した場合には、ステップS604へ進む。
【0051】
ステップS604では、どのインクジェットプリンタの総残インク量が最小であるかを判断する。ステップS604でインクジェットプリンタI1の総残インク量T1が他のインクジェットプリンタI2及びI3の総残インク量T2及びT3に比べて少ないかどうかを判断する。そして、T1がT2及びT3よりも少ない判断した場合には、ステップS608へ進み、インクジェットプリンタI1を用いて出力を行う。他方、ステップS604で、T1がT2及びT3よりも少なくないと判断した場合には、ステップS605へ進む。
【0052】
ステップS605でインクジェットプリンタI2の総残インク量T2が他のインクジェットプリンタI1及びI3の総残インク量T1及びT3に比べて少ないかどうかを判断する。そして、T2がT1及びT3よりも少ないと判断した場合には、ステップS609へ進み、インクジェットプリンタI2を用いて出力を行う。他方、ステップS605で、T2がT1及びT3よりも少なくないと判断した場合には、ステップS610へ進み、インクジェットプリンタI3を用いて出力を行う。
【0053】
そして、ステップS608〜S610で出力を終えた後、ステップS611へ進み、処理を終了する。
【0054】
他方、ステップS603で残インク少優先フラグがOffと判断した場合には、ステップS606へ進む。ステップS606で、逆にどのインクジェットプリンタの総残インク量が最大であるかどうかを判断する。ステップS606でインクジェットプリンタI1の総残インク量T3が他のインクジェットプリンタI1及びI2の総残インク量T1及びT2に比べて多いかどうかを判断する。そして、T3がT1及びT2よりも多いと判断した場合には、ステップS610へ進み、インクジェットプリンタI3を用いて出力を行う。他方、ステップS606で、T3がT1及びT2よりも多くないと判断した場合には、ステップS607へ進む。
【0055】
ステップS607でインクジェットプリンタI2の総残インク量T2が他のインクジェットプリンタI1及びI3の総残インク量T1及びT3に比べて多いかどうかを判断する。そして、T2がT1及びT3よりも多いと判断した場合には、ステップS609へ進み、インクジェットプリンタI2を用いて出力を行う。他方、ステップS607で、T2がT1及びT3よりも多くないと判断した場合には、ステップS608へ進み、インクジェットプリンタI1を用いて出力を行う。
【0056】
そして、ステップS608〜S610で出力を終えた後、ステップS611へ進み、処理を終了する。
【0057】
以上のように、コンピュータ側の設定によってインクの均等な消費を防止し大多数のインクジェットプリンタが一斉にインク切れ又はインクロー状態に陥ることを防止するという機能と、インクの残量が多く出力時にインク切れ又はインクローが最も発生しにくいインクジェットプリンタを選択するという機能を切り替えることで、インク切れの同時多発の防止と重要な印字時のインク切れ発生の両方を防止することが可能となる。
【0058】
なお、本実施の形態において、ステップS603で判断している残インク少優先フラグの設定は、コンピュータ毎に個別に設定できるようになっていても良いし、出力すべき原稿に付加された原稿の重要度情報に基づいて設定されても良い。
【0059】
さらには、プリンタに出力する際の印字色設定(フルカラー、グレイスケール等)や印字品位設定(ドラフト、通常、高品位等)に基づいて設定するようにしても良い。
【0060】
本実施の形態は、簡単のために、第1の実施の形態における総残インク量の計算方法に基づいて、出力先のインクジェットプリンタを決定するようにしたが、第1ないし第4の実施の形態のいずれの出力先決定方法と組み合わせても、同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0061】
第1ないし第5の実施の形態では、純粋にインク残量と選択方法の観点から説明したが、仮にあるインクジェットプリンタが他のコンピュータから現在使用中であった場合には、該インクジェットプリンタを比較判断対象から外して出力先のインクジェットプリンタを選択するようにすることが好ましい。
【0062】
また、インク切れ又はインクローに陥ったインクジェットプリンタを比較判断対象から外して出力先のインクジェットプリンタを選択しても良い。
【0063】
<第6の実施の形態>
本実施の形態は、第5の実施の形態との比較でいえば、ステップS602で各インクジェットプリンタI1〜I3の総残インク量T1,T2,T3を所定の式から計算した後のステップが異なる。
【0064】
すなわち、第5の実施の形態では、ステップS603で、残インク少優先フラグがOnかどうかを判断するようしたが、本実施の形態では、ステップS703で残インク少優先か残インク多優先を判別するに当たり、各インクジェットプリンタの総残インク量差が全て所定の値T0よりも少ないかどうかを判断するようにした。
【0065】
図7は本実施の形態において図1のRAM203にストアされる制御プログラムの一例を示すフローチャートである。図7において、ステップS601,S602,S604〜610は、図5と同一ステップを示す。
【0066】
ステップS703で残インク少優先か残インク多優先を判別するに当たり、各インクジェットプリンタの総残インク量差が全て所定の値T0よりも少ないと判断した場合には、残インク少優先としてステップS604へ進む。他方、各インクジェットプリンタの総残インク量差の少なくとも1つが所定の値T0以上であったと判断した場合には、残インク多優先としてステップS606へ進む。
【0067】
そうすると、一定以上の総残インク量差になった場合に残インク量の多い方のインクジェットプリンタを用いることとなり、特定のインクジェットプリンタが全く使用されることなく他の特定のインクジェットプリンタがインク切れ又はインクロー状態まで使用される状況を防止しつつ、同時に多数のインクジェットプリンタが一斉にインク切れまたはインクローになる状況を防止できる。
【0068】
<第7の実施の形態>
本実施の形態は、第1ないし第6の実施の形態との比較でいえば、出力先となるインクジェットプリンタの選択方法が異なる。
【0069】
図8は本実施の形態において図1のRAM203にストアされる制御プログラムの一例を示すフローチャートである。ここで、対象インクジェットプリンタの各インクタンクのインクロー状態及びインク切れ状態に移行する際の残インク量閾値が予め分かっているものとする。
【0070】
ステップS800から処理をスタートし、ステップS801でインクジェットプリンタI1〜I3を検出し、インクジェットプリンタI1〜I3が出力候補であるかどうかをチェックする。チェック方法の詳細については、後程、図9を参照して説明する。
【0071】
ステップS802で、インクジェットプリンタI1,I2,I3について、それぞれ、インク残量C1,M1,Y1,K1、インク残量C2,M2,Y2,K2、インク残量C3,M3,Y3,K3を取得する。
【0072】
ステップS803で各インクジェットプリンタI1〜I3の総残インク量T1,T2,T3を次の式、すなわち
T1=C1+M1+Y1+K1
T2=C2+M2+Y2+K2
T3=C3+M3+Y3+K3
から計算する。
【0073】
ステップS804〜S806で、各インクジェットプリンタI1〜I3のいずれかが、ステップS801でチェックの結果、最優先に設定されていたら、最優先にそのインクジェットプリンタから出力を行うようにする。ステップS804でインクジェットプリンタI1についてチェックし、インクジェットプリンタI1が最優先である判断した場合には、ステップS810へ進み、インクジェットプリンタI1を用いて出力を行う。他方、ステップS804で、インクジェットプリンタI1が最優先でないと判断した場合には、ステップS805へ進む。
【0074】
ステップS805でインクジェットプリンタI2についてチェックし、インクジェットプリンタI2が最優先であると判断した場合には、ステップS811へ進み、インクジェットプリンタI2を用いて出力を行う。他方、ステップS805で、インクジェットプリンタI2が最優先でないと判断した場合には、ステップS806へ進む。
【0075】
ステップS806でインクジェットプリンタI3についてチェックし、インクジェットプリンタI3が最優先であると判断した場合には、ステップS812へ進み、インクジェットプリンタI3を用いて出力を行う。他方、ステップS806で、インクジェットプリンタI3が最優先でないと判断した場合には、ステップS807へ進む。
【0076】
ステップS807〜S809で、どのインクジェットプリンタの総残インク量が最小であるかどうか、及びそのプリンタが出力候補であるかどうかを判断する。ステップS807でインクジェットプリンタI1の総残インク量T1が他のインクジェットプリンタI2及びI3の総残インク量T2及びT3に比べて少なく、かつインクジェットプリンタI1が出力候補であるかどうかを判断する。そして、T1がT2及びT3よりも少なく、かつインクジェットプリンタI1が出力候補である判断した場合には、ステップS810へ進み、インクジェットプリンタI1を用いて出力を行う。他方、ステップS807で、T1がT2及びT3よりも少なくなく、又はインクジェットプリンタI1が出力候補でないと判断した場合には、ステップS808へ進む。
【0077】
ステップS808でインクジェットプリンタI2の総残インク量T2が他のインクジェットプリンタI1及びI3の総残インク量T1及びT3に比べて少なく、かつインクジェットプリンタI1が出力候補であるかどうかを判断する。そして、T2がT1及びT3よりも少なく、かつインクジェットプリンタI1が出力候補である判断した場合には、ステップS811へ進み、インクジェットプリンタI2を用いて出力を行う。
【0078】
他方、ステップS808で、T2がT1及びT3よりも少なくなく、又はインクジェットプリンタI1が出力候補でない判断した場合には、ステップS809へ進む。ステップS809でインクジェットプリンタI3が出力候補であるかどうかを判断し、出力候補であると判断した場合には、ステップS812へ進み、インクジェットプリンタI3を用いて出力を行う。
【0079】
他方、ステップS809で、出力候補でないと判断した場合には、ステップS813へ進む。ステップS813で、いずれのインクジェットプリンタも出力候補ではないということなので、出力不許可である旨をユーザへ通知し、ステップS814へ進み、処理を終了する。
【0080】
そして、ステップS810〜S812で出力を終えた後、ステップS814へ進み、処理を終了する。
【0081】
図9は図8のステップS801においてインクジェットプリンタI1〜I3が出力候補であるか、出力候補でないか、又は最優先候補かをチェックする手順を示すフローチャートである。実際上は、図8のステップS801から、3回、インクジェットプリンタI1〜I3についてチェックすることになるが、ここでは、インクジェットプリンタI1をチェックする例を説明する。
【0082】
ステップS900から処理をスタートし、ステップS901でインクジェットプリンタI1を検出し、インクジェットプリンタI1のインク残量C1,M1,Y1,K1を取得する。同時に、インクジェットプリンタI1のインクタンクのインクロー閾値C1T1,M1T1,Y1T1,K1T1と、インク切れ閾値C1T2,M1T2,Y1T2,K1T2とを取得する。
【0083】
ステップS902において、今回の出力に要する各インクの推定消費インク量Cuse,Muse,Yuse,Kuseを、出力するべき原画像情報又はプリントデータ等を基にして計算する。
【0084】
ステップS903で各色のインクが今回の出力途中でインク切れになる可能性があるかどうかを次の判別式、すなわち
Figure 0004208553
から判断する。そして、真と判断した場合、すなわち今回の出力途中でインク切れになる可能性がある場合には、ステップS905に進み、インクジェットプリンタI1を今回の出力の候補から外す。
【0085】
なお、元々のインク残量がインク切れ閾値以下の、いわゆるインク切れインクジェットプリンタも、この判別式で真となるので、あえてインク切れ専用の判別を行っていない。
【0086】
他方、ステップS903で偽と判断した場合には、ステップS904へ進む。ステップS904で各色のインクが今回の出力の結果インクローになる可能性があるかどうかを次の判別式、すなわち
Figure 0004208553
から判断する。そして、真と判断した場合、すなわち今回の出力の結果インクローになる可能性がある場合には、ステップS907に進み、インクジェットプリンタI1を今回の出力の最優先とする。他方、ステップS904で偽と判断した場合には、ステップS906へ進み、インクジェットプリンタI1を今回の出力の候補とする。
【0087】
そして、ステップS905〜S907でインクジェットプリンタI1への優先度の設定を終了すると、ステップS908へ進み、処理を終了し、図8のステップS801に戻る。
【0088】
以上により、第1ないし第7の実施の形態においては、出力時のインク切れの危険性を極めて低くしつつ、同時に多数のインクジェットプリンタが一斉にインク切れ又はインクローに陥ることを防止することができる。
【0089】
また、第1ないし第7の実施の形態においては、記録剤してインクを用いるインクジェットプリンタの例を説明したが、このインクジェットプリンタに代えて、記録剤としてトナーを用いるレーザービームプリンタ、その他の画像形成装置を用いることができる。
【0090】
また、複数の出力形態のプリンタ間において出力優先度を決定する場合には、残インク量という比較が難しい物理量ではなく、第3の実施の形態3で用いた残量割合等の無次元の数値等を用いることが好ましい。
【0091】
さらに、第1ないし第7の実施の形態にあっては、各技術を個々に用いることは勿論、組み合わせて用いることもできる。
【0092】
以下に本発明の実施態様の例を列挙する。
〔実施態様1〕 複数の画像形成装置が接続されたネットワークに接続されたコンピュータにおいて、前記複数の画像形成装置の画像形成に供される記録剤の残量を取得する残量取得手段と、該残量取得手段により取得された記録剤残量のうち記録剤残量が最大でない画像形成装置を出力先として選択する選択手段とを具備したことを特徴とするコンピュータ。
【0093】
〔実施態様2〕 複数の画像形成装置が接続されたネットワークに接続されたコンピュータにおいて、前記複数の画像形成装置の記録に供される記録剤の残量を取得する残量取得手段と、該残量取得手段により取得された記録剤残量から所定の係数を用いて印刷種別に応じた記録剤残量に換算する換算手段と、該換算手段による換算結果が最大でない画像形成装置を出力先として選択する選択手段とを具備したことを特徴とするコンピュータ。
【0094】
〔実施態様3〕 実施態様1において、前記所定の係数は、前記画像形成装置の出力方法に基づいて決定したものであることを特徴とするコンピュータ。
【0095】
〔実施態様4〕 実施態様1において、前記所定の係数は、出力画像情報に基づいて決定したものであることを特徴とするコンピュータ。
【0096】
〔実施態様5〕 実施態様1において、前記所定の係数は、前記画像形成装置の記録剤残量の最大値に基づくものであることを特徴とするコンピュータ。
【0097】
〔実施態様6〕 複数の画像形成装置が接続されたネットワークに接続されたコンピュータにおいて、前記複数の画像形成装置の画像形成に供される記録剤の残量を取得する残量取得手段と、該残量取得手段により取得された記録剤の残量が最大でない画像形成装置を出力先として選択する第1選択手段と、前記残量取得手段により取得された記録剤の残量が最小でない画像形成装置を出力先として選択する第2選択手段と、前記第1又は第2選択手段のいずれかに所定の条件で切り替える切替手段とを具備したことを特徴とするコンピュータ。
【0098】
〔実施態様7〕 実施態様6において、前記所定の条件は、ユーザが設定可能であることを特徴とするコンピュータ。
【0099】
〔実施態様8〕 実施態様6において、前記所定の条件は、前記画像形成装置の出力方法に基づいて設定可能であることを特徴とするコンピュータ。
【0100】
〔実施態様9〕 実施態様6において、前記所定の条件は、出力画像情報に基づいて設定可能であることを特徴とするコンピュータ。
【0101】
〔実施態様10〕 実施態様6において、前記所定の条件は、前記画像形成装置の記録剤の記録剤切れ閾値と記録剤ロー閾値と、画像情報とに基づいて設定可能であることを特徴とするコンピュータ。
【0102】
〔実施態様11〕 複数の画像形成装置が接続されたネットワークに接続されたコンピュータにおいて、前記複数の画像形成装置の画像形成に供される記録剤の残量を取得する残量取得手段、該残量取得手段により取得された記録剤の残量に対し所定の変調手段に従って変調値を取得する変調手段、前記変調値が最大ではない画像形成装置を出力先として選択する第1選択手段と、前記記録剤の残量が最小でない画像形成装置を出力先として選択する第2選択手段と、前記第1又は第2選択手段のいずれかに所定の条件で切り替える切替手段とを具備したことを特徴とするコンピュータ。
【0103】
〔実施態様12〕 実施態様11において、前記所定の条件は、ユーザが設定可能であることを特徴とするコンピュータ。
【0104】
〔実施態様13〕 実施態様11において、前記所定の条件は、前記画像形成装置の出力方法に基づいて設定可能であることを特徴とするコンピュータ。
【0105】
〔実施態様14〕 実施態様11において、前記所定の条件は、出力画像情報に基づいて設定可能であることを特徴とするコンピュータ。
【0106】
〔実施態様15〕 実施態様11において、前記所定の条件は、前記画像形成装置の記録剤の記録剤切れ閾値と記録剤ロー閾値と、画像情報とに基づいて設定可能であることを特徴とするコンピュータ。
【0107】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、上記のように構成したので、ネットワークに接続された多数の画像形成装置において、一斉に記録剤切れ又は記録剤ローに陥ることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態において図1のRAM203にストアされる制御プログラムの一例を示すフローチャートである。
【図3】第2の実施の形態において図1のRAM203にストアされる制御プログラムの一例を示すフローチャートである。
【図4】第3の実施の形態において図1のRAM203にストアされる制御プログラムの一例を示すフローチャートである。
【図5】第4の実施の形態において図1のRAM203にストアされる制御プログラムの一例を示すフローチャートである。
【図6】第5の実施の形態において図1のRAM203にストアされる制御プログラムの一例を示すフローチャートである。
【図7】第6の実施の形態において図1のRAM203にストアされる制御プログラムの一例を示すフローチャートである。
【図8】第7の実施の形態において図1のRAM203にストアされる制御プログラムの一例を示すフローチャートである。
【図9】図8のステップS801においてインクジェットプリンタI1〜I3が出力候補であるか、出力候補でないか、又は最優先候補かをチェックする手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ネットワーク
2 コンピュータ
201 CPU
202 ROM
203 RAM
I1〜I3 インクジェットプリンタ

Claims (6)

  1. 複数の画像形成装置が接続されたネットワークに接続されたコンピュータにおいて、前記複数の画像形成装置の画像形成に供される記録剤の残量を取得する残量取得手段と、出力に要する記録剤消費量を計算する計算手段と、前記残量取得手段により取得された記録剤の残量と前記計算手段により計算された出力に要する記録剤消費量に基づき、出力途中で記録剤切れ状態になる可能性がある画像形成装置を候補から外し、出力の結果記録剤がロー状態になる可能性がある画像形成装置を候補と決定する候補決定手段と、前記候補決定手段により決定された画像形成装置の候補の中から、記録剤残量が最大でない画像形成装置を出力先として選択する選択手段とを具備したことを特徴とするコンピュータ。
  2. 前記候補決定手段は、前記残量取得手段により取得された記録剤の残量と前記計算手段により計算された出力に要する記録剤消費量に基づき、出力途中で記録剤切れ状態になる可能性がある画像形成装置を候補から外し、出力の結果記録剤がロー状態になる可能性がある画像形成装置を最優先候補と決定し、出力途中で記録剤切れ状態になる可能性がなく、出力の結果記録剤がロー状態になる可能性がない画像形成装置を候補と決定することを特徴とする請求項1に記載のコンピュータ。
  3. 複数の画像形成装置の画像形成に供される記録剤の残量を取得する残量取得ステップと、出力に要する記録剤消費量を計算する計算ステップと、前記残量取得ステップにより取得された記録剤の残量と前記計算ステップにより計算された出力に要する記録剤消費量に基づき、出力途中で記録剤切れ状態になる可能性がある画像形成装置を候補から外し、出力の結果記録剤がロー状態になる可能性がある画像形成装置を候補と決定する候補決定ステップと、前記候補決定ステップにより決定された画像形成装置の候補の中から、記録剤残量が最大でない画像形成装置を出力先として選択する選択ステップとを具備したことを特徴とする画像形成装置選択方法。
  4. 前記候補決定ステップは、前記残量取得ステップにより取得された記録剤の残量と前記計算ステップにより計算された出力に要する記録剤消費量に基づき、出力途中で記録剤切れ状態になる可能性がある画像形成装置を候補から外し、出力の結果で記録剤がロー状態になる可能性がある画像形成装置を最優先候補と決定し、出力途中で記録剤切れ状態になる可能性がなく、出力の結果記録剤がロー状態になる可能性がない画像形成装置を候補と決定することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置選択方法。
  5. 複数の画像形成装置の画像形成に供される記録剤の残量を取得する残量取得ステップと、出力に要する記録剤消費量を計算する計算ステップと、前記残量取得ステップにより取得された記録剤の残量と前記計算ステップにより計算された出力に要する記録剤消費量に基づき、出力途中で記録剤切れ状態になる可能性がある画像形成装置を候補から外し、出力の結果記録剤がロー状態になる可能性がある画像形成装置を候補と決定する候補決定ステップと、前記候補決定ステップにより決定された画像形成装置の候補の中から、記録剤残量が最大でない画像形成装置を出力先として選択する選択ステップとをコンピュータに実行させるプログラム。
  6. 前記候補決定ステップは、前記残量取得ステップにより取得された記録剤の残量と前記計算ステップにより計算された出力に要する記録剤消費量に基づき、出力途中で記録剤切れ状態になる可能性がある画像形成装置を候補から外し、出力の結果記録剤がロー状態になる可能性がある画像形成装置を最優先候補と決定し、出力途中で記録剤切れ状態になる可能性がなく、出力の結果記録剤がロー状態になる可能性がない画像形成装置を候補と決定することを特徴とする請求項5に記載のプログラム。
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