JP2002011923A - カラー画像形成システム - Google Patents

カラー画像形成システム

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JP2002011923A
JP2002011923A JP2000367704A JP2000367704A JP2002011923A JP 2002011923 A JP2002011923 A JP 2002011923A JP 2000367704 A JP2000367704 A JP 2000367704A JP 2000367704 A JP2000367704 A JP 2000367704A JP 2002011923 A JP2002011923 A JP 2002011923A
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image forming
ink
color image
color
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JP2000367704A
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Masato Tokishige
正人 時重
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のプリンタが接続されたネットワークにお
いて、各プリンタの各色のインク残量が均等になるよう
に印刷ジョブの割り振りを行う印刷システムを実現す
る。 【解決手段】サーバパソコン11と、複数のカラープリ
ンタ1〜3と、ネットワークケーブル15と、を含むカ
ラー画像形成システムにおいて、カラープリンタのイン
ク残量検出部208で検知されたインク残量の情報を印
刷画像情報入出力部201からネットワークケーブル1
5を介してサーバパソコン11に転送して、メモリ30
2に記憶させる。そして、画像情報を処理する際にサー
バパソコン11のCPU301によって算出された画像
を記録材上に記録するために必要なインク量と、インク
残量とを、サーバパソコン11のCPU301で比較さ
せ、全ての色においてインク残量の方が多いカラープリ
ンタを選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーインクジェ
ットプリンタによる印刷システムに関し、より詳細に
は、カラーインクジェットプリンタのインク量の制御に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のパソコンなどの情報処理装
置で作成した文字や画像などの情報をプリンタに出力す
るために、ネットワークに複数の情報処理装置やプリン
タを接続して、プリンタを共用するという方法がある。
ネットワークに接続された情報処理装置の台数が多い場
合や、プリンタから頻繁に情報が出力される場合には、
ネットワークに複数のプリンタを接続して、印刷情報の
割り振りを行うと、効率的に情報を出力できる。
【0003】しかし、複数のプリンタが接続されたネッ
トワークにおいては、印刷速度が遅いプリンタや、利用
者から離れた位置に設置されたプリンタは利用頻度が低
くなる傾向にある。一方、印刷速度が速いプリンタや、
機能が豊富なプリンタは利用頻度が高くなるため、早く
摩耗してしまう。
【0004】そこで、特開平11−154068号公報
には、プリンタを利用した際に課金し、また、各プリン
タの利用頻度に連動して、動的に課金リソースの料金を
変更して、各プリンタが均等に利用されるようになるネ
ットワーク環境におけるプリントシステムに関する技術
が開示されている。
【0005】また、複数色のインクを単独または混合し
て印刷を行うカラーインクプリンタを、ネットワークに
接続した場合、印刷する画像に応じて各色のインク消費
量に差異が発生するため、印刷時のインク残量が各色毎
に異なっていた。そのため、インク残量が不足して正常
な画像が形成できなかったり、消費量の少ないインクが
経時変化により劣化してしまったりするという問題があ
った。
【0006】そこで、特開平5−57908号公報に
は、インク残量によって、例えばブラックインクの使用
量を調整し、他のインクに対してブラックインクだけが
消費されやすくなったり、その逆を防いだりする画像形
成装置に関する技術が開示されている。また、この画像
形成装置は、ブラックインクの残量が少なくなった場合
には、通常ブラックインクで置き換えていた分の他のイ
ンク量を置き換えずに、他のインクで記録することによ
り、ブラックインクの不足による画像記録の中断を防ぐ
ことができる。
【0007】また、特開平8−108548号公報に
は、インクの消費量を計測して、インク消費量の累積値
を計算して記憶し、各色のインクのインクタンクにおけ
る累積消費量を均等化するように演算して、所定の混色
比率の範囲内で混色比率を変更させたり、印刷パターン
の領域の大きさを変えて変形させたりするカラー印刷装
置及びカラー印刷方式に関する技術が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】近年、カラーインクジ
ェットプリンタの高性能化(高解像度化,高画質化)が
進んでいる。また、企業などにおいて、カラー印刷の需
要が増加しているため、ネットワークに複数のカラーイ
ンクジェットプリンタを接続して、使用する構成が徐々
に増えている。
【0009】ネットワークに複数のカラーインクジェッ
トプリンタが接続されると、プリンタ毎の利用頻度に差
が出るとともに、プリンタ毎の各インクの使用量が異な
ってくるという問題がある。
【0010】しかしながら、複数のプリンタが接続され
たネットワークにおいて、各プリンタの各色のインク残
量が均等になるように印刷ジョブの割り振りを行う制御
を行う印刷システムは、従来存在しなかった。
【0011】カラーインクジェットプリンタは、記録材
に画像を形成するための機構が、他の画像形成方式と比
べてシンプルであり、低価格でユーザに提供されてい
る。そのため、広く使用されているが、家庭などで個人
的にユーザに使用される場合が多い。よって、上記のよ
うな印刷システムが存在しなかった理由は、企業などに
おいてネットワークに接続されて、複数のカラーインク
ジェットプリンタが使用されることが、従来はあまり無
かったためだと考えられる。
【0012】本発明では、複数のプリンタが接続された
ネットワークにおいて、各プリンタの各色のインク残量
が均等になるように印刷ジョブの割り振りを行う印刷シ
ステムを実現することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するための手段として、以下の構成を備えてい
る。
【0014】(1) 情報を処理するための情報処理装置
と、複数色のインクを用いて、画像を記録材上に記録す
る複数のカラー画像形成装置と、該情報処理装置と、複
数の該カラー画像形成装置との間で画像情報及び印刷情
報を転送するための情報転送手段と、を含むカラー画像
形成システムであって、該カラー画像形成装置は、各色
のインクの残量を検知する検知手段と、該検知手段で検
知した各色のインク残量の情報を、該情報転送手段を介
して、該情報処理装置に転送する情報入出力手段と、を
備え、該情報処理装置は、画像情報を処理する際に画像
を記録材上に記録するために必要なインク量を各色毎に
算出する計算手段と、複数のカラー画像形成装置から該
情報転送手段を介して転送された情報を記憶する記憶手
段と、該計算手段で算出したインク量と、該記憶手段に
記憶した各カラー画像形成装置のインク残量と、を各色
毎に比較し、全ての色においてインク残量の方が多いカ
ラー画像形成装置を選択し、選択したカラー画像形成装
置に画像情報及び印刷情報を転送する制御手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0015】この構成においては、カラー画像形成シス
テムは情報処理装置と、複数のカラー画像形成装置と、
該情報処理装置と、情報転送手段と、を含み、カラー画
像形成装置の検知手段で検知されたインク残量の情報は
情報入出力手段から情報転送手段を介して情報処理装置
に転送されて、情報処理装置の記憶手段に記憶される。
そして、画像情報を処理する際に情報処理装置の計算手
段によって算出された画像を記録材上に記録するために
必要なインク量と、インク残量とが、情報処理装置の制
御手段で比較され、全ての色においてインク残量の方が
多いカラー画像形成装置が画像を記録するための画像形
成装置として選択される。したがって、カラー画像形成
装置のインク残量と、画像を記録するために必要なイン
ク量とが、各色について自動的に比較されるので、ユー
ザがインク量の確認や比較などの煩わしい作業を行わな
くても、画像記録が中断することなく、確実に終了させ
ることができ、作業の効率化が図れる。
【0016】(2) 前記情報処理装置の制御手段は、画像
を記録材上に記録後に、前記カラー画像形成装置の各色
のインク残量の差が最小のカラー画像形成装置を選択す
ることを特徴とする。
【0017】この構成においては、画像を記録材上に記
録後に、前記カラー画像形成装置の各色のインク残量の
差が最も小さくなるカラー画像形成装置が画像を記録す
るための画像形成装置として選択される。したがって、
画像記録後にインク残量の偏りが最小であるので、イン
ク交換の回数を削減して、効率的に画像を記録すること
ができる。
【0018】(3) 前記情報処理装置の制御手段は、画像
を記録材上に記録後の前記カラー画像形成装置における
各色のインク残量の差が最小で、かつ画像を記録材上に
記録前の前記カラー画像形成装置における各色のインク
残量の差が最大のカラー画像形成装置を選択することを
特徴とする。
【0019】この構成において、カラー画像形成システ
ムでは、画像を記録材上に記録後の前記カラー画像形成
装置における各色のインク残量の差が最小で、かつ画像
を記録材上に記録前の前記カラー画像形成装置における
各色のインク残量の差が最大であるカラー画像形成装置
が、前記情報処理装置の制御手段で選択される。したが
って、各色のインク残量の差が最小のカラー画像形成装
置が複数あった場合に、画像記録後にインク残量の偏り
が小さく、しかもインク残量の差が改善されるので、イ
ンク交換回数を削減して効率的に画像を記録することが
可能となる。
【0020】(4) 前記情報処理装置の制御手段は、画像
を記録材上に記録後の前記カラー画像形成装置における
各色のインク残量の差が、最小乃至所定の値であるカラ
ー画像形成装置であって、画像を記録材上に記録前の前
記カラー画像形成装置の各色のインク残量の差が大きい
カラー画像形成装置を選択することを特徴とする。
【0021】この構成において、カラー画像形成システ
ムでは、画像を記録材上に記録後の前記カラー画像形成
装置における各色のインク残量の差が、最小乃至所定の
値であるカラー画像形成装置であって、画像を記録材上
に記録前の前記カラー画像形成装置における各色のイン
ク残量の差が大きいカラー画像形成装置が、前記情報処
理装置の制御手段によって選択される。したがって、各
色のインク残量の差が最小のカラー画像形成装置が複数
あった場合に、画像記録後にインク残量の偏りが小さ
く、しかもインク残量の差が改善されるので、インク交
換回数を削減して効率的に画像を記録することが可能と
なる。
【0022】(5) 前記情報処理装置の制御手段は、画像
を記録材上に記録後の前記カラー画像形成装置における
各色のインク残量の差(si) と、画像を記録材上に記
録前の前記カラー画像形成装置における各色のインク残
量の差(si’) と、の差(si−si’) が最小のカ
ラー画像形成装置を選択することを特徴とする。
【0023】この構成において、カラー画像形成システ
ムでは、画像を記録材上に記録後の前記カラー画像形成
装置における各色のインク残量の差(si) と、画像を
記録材上に記録前の前記カラー画像形成装置における各
色のインク残量の差(si’) と、の差(si−s
i’) が最小のカラー画像形成装置が、前記情報処理装
置の制御手段によって選択される。したがって、インク
交換の回数を削減することが可能となり、効率的に画像
を記録することが可能となる。
【0024】(6) 前記情報処理装置の制御手段は、画像
を記録材上に記録後の前記カラー画像形成装置における
各色のインク残量の差(si) と、画像を記録材上に記
録前の前記カラー画像形成装置における各色のインク残
量の差(si’) に選択係数k(0<k<1)を乗じた
値(ksi’) と、の差(si−ksi’) が最小のカ
ラー画像形成装置を選択することを特徴とする。
【0025】この構成において、カラー画像形成システ
ムでは、画像を記録材上に記録後の前記カラー画像形成
装置における各色のインク残量の差(si) と、画像を
記録材上に記録前の前記カラー画像形成装置における各
色のインク残量の差(si’) に選択係数k(0<k<
1)を乗じた値(ksi’) と、の差(si−ks
i’) が最小のカラー画像形成装置が、前記情報処理装
置の制御手段によって選択されるしたがって、インク交
換の回数を削減することが可能となり、効率的に画像を
記録することが可能となる。
【0026】(7) 前記情報入出力手段は、各色のインク
残量情報の転送を、前記情報処理装置から要求があった
時にのみ行うことを特徴とする。
【0027】この構成においては、前記情報処理装置か
ら要求があった時にのみ、カラー画像形成装置の情報入
出力手段は、各色のインク残量情報の転送を行う。した
がって、カラー画像形成装置から必要以上に情報が転送
されて、情報転送手段における情報転送が妨げられるの
を防止することができる。
【0028】(8) 前記カラー画像形成装置は、画像記録
を最後に終了した日時の情報を記憶する記憶手段を備
え、前記情報入出力手段は、該カラー画像形成装置の記
憶手段に記憶した該日時情報を、前記情報転送手段を介
して前記情報処理装置に転送し、前記情報処理装置の記
憶手段は、前記複数のカラー画像形成装置から転送され
た該日時情報を記憶し、前記制御手段は、前記情報処理
装置の記憶手段に記憶した複数のカラー画像形成装置に
おける該日時情報を比較し、画像記録を最後に終了した
日時が最も古いカラー画像形成装置を選択することを特
徴とする。
【0029】この構成においては、複数のカラー画像形
成装置の記憶手段に記憶された画像記録を最後に終了し
た日時の情報は、情報入出力手段から情報転送手段を介
して情報処理装置に転送されて、情報処理装置の記憶手
段に記憶される。そして、情報処理装置の制御手段にお
いて、複数のカラー画像形成装置における画像記録を最
後に終了した日時の情報が比較されて、最も日時の古い
ものが、画像を記録するための画像形成装置として選択
される。したがって、画像記録を長時間行わなかったた
めに、インクが固まって詰まるなどの問題が発生するこ
となく、順次カラー画像形成装置を使用することができ
る。
【0030】(9) 前記カラー画像形成装置は、画像記録
を最後に終了してからの経過時間の情報を記憶する記憶
手段を備え、前記情報入出力手段は、該カラー画像形成
装置の記憶手段に記憶した該経過時間情報を、前記情報
転送手段を介して前記情報処理装置に転送し、前記情報
処理装置の記憶手段は、前記複数のカラー画像形成装置
から転送された該経過時間情報を記憶し、前記制御手段
は、前記情報処理装置の記憶手段に記憶した複数のカラ
ー画像形成装置における該経過時間情報を比較し、画像
記録を最後に終了してからの経過時間が最長のカラー画
像形成装置を選択することを特徴とする。
【0031】この構成においては、複数のカラー画像形
成装置の記憶手段に記憶された画像記録を最後に終了し
てからの経過時間の情報は、情報入出力手段から情報転
送手段を介して情報処理装置に転送されて、情報処理装
置の記憶手段に記憶される。そして、情報処理装置の制
御手段において、複数のカラー画像形成装置における画
像記録を最後に終了してからの経過時間の情報が比較さ
れて、最も経過時間の長いものが、画像を記録するため
の画像形成装置として選択される。したがって、画像記
録を長時間行わなかったために、インクが固まって詰ま
るなどの問題が発生することなく、順次カラー画像形成
装置を使用することができる。また、カラー画像形成装
置においては、経過時間の情報を扱うので、装置の構成
や情報を処理するためのプログラムを簡略化できる。
【0032】(10)前記カラー画像形成装置は、インクが
最後に交換された日時の情報を記憶する記憶手段を備
え、前記情報入出力手段は、該カラー画像形成装置の記
憶手段に記憶した該日時情報を、前記情報転送手段を介
して前記情報処理装置に転送し、前記情報処理装置の記
憶手段は、前記複数のカラー画像形成装置から転送され
た該日時情報を記憶し、前記制御手段は、前記情報処理
装置の記憶手段に記憶した複数のカラー画像形成装置に
おける該日時情報を比較し、インクが最後に交換された
日時の最も古いカラー画像形成装置を選択することを特
徴とする。
【0033】この構成においては、複数のカラー画像形
成装置の記憶手段に記憶されたインクが最後に交換され
た日時の情報は、情報入出力手段から情報転送手段を介
して情報処理装置に転送されて、情報処理装置の記憶手
段に記憶される。そして、情報処理装置の制御手段にお
いて、複数のカラー画像形成装置におけるインクが最後
に交換された日時の情報が比較されて、最も日時の古い
ものが、画像を記録するための画像形成装置として選択
される。したがって、画像記録を長時間行わなかったた
めに、インクが固まって詰まったり、インクの使用期限
を過ぎたりすることなく、順次カラー画像形成装置を効
率よく使用することができる。
【0034】(11)前記カラー画像形成装置は、インクが
最後に交換されてからの経過時間の情報を記憶する記憶
手段を備え、前記情報入出力手段は、該カラー画像形成
装置の記憶手段に記憶した該経過時間情報を、前記情報
転送手段を介して前記情報処理装置に転送し、前記情報
処理装置の記憶手段は、前記複数のカラー画像形成装置
から転送された該経過時間情報を記憶し、前記制御手段
は、前記情報処理装置の記憶手段に記憶した複数のカラ
ー画像形成装置における該経過時間情報を比較し、イン
クが最後に交換されてからの経過時間が最長のカラー画
像形成装置を選択することを特徴とする。
【0035】この構成においては、複数のカラー画像形
成装置の記憶手段に記憶されたインクが最後に交換され
てからの経過時間の情報は、情報入出力手段から情報転
送手段を介して情報処理装置に転送されて、情報処理装
置の記憶手段に記憶される。そして、情報処理装置の制
御手段において、複数のカラー画像形成装置におけるイ
ンクが最後に交換されてからの経過時間の情報が比較さ
れて、最も経過時間の長いものが、画像を記録するため
の画像形成装置として選択される。したがって、画像記
録を長時間行わなかったために、インクが固まって詰ま
ったり、インクの使用期限が過ぎてしまったりするなど
の問題が発生することなく、順次カラー画像形成装置を
使用することができる。また、カラー画像形成装置にお
いては、経過時間の情報を扱うので、装置の構成や情報
を処理するためのプログラムを簡略化できる。
【0036】(12)前記情報入出力手段は、画像記録を最
後に終了した日時情報を、画像記録の終了時に前記情報
処理装置に転送することを特徴とする。
【0037】この構成においては、画像記録を最後に終
了した日時情報は、画像記録の終了時にカラー画像形成
装置の情報入出力手段から前記情報処理装置に転送され
る。したがって、情報転送のタイミングが決まっている
ので、確実に情報を転送することができ、カラー画像形
成装置から必要以上に情報が転送されて、情報転送手段
における情報転送が妨げられるのを防止することができ
る。
【0038】(13)前記情報入出力手段は、インクが最後
に交換された日時情報を、インクの交換時に前記情報処
理装置に転送することを特徴とする。
【0039】この構成においては、インクが最後に交換
された日時情報は、インクの交換時にカラー画像形成装
置の情報入出力手段から前記情報処理装置に転送され
る。したがって、情報転送のタイミングが決まっている
ので、確実に情報を転送することができ、カラー画像形
成装置から必要以上に情報が転送されて、情報転送手段
における情報転送が妨げられるのを防止することができ
る。
【0040】(14)前記情報入出力手段は、画像記録を最
後に終了してからの経過時間情報を、前記情報処理装置
から要求があった時にのみ転送することを特徴とする。
【0041】この構成においては、画像記録を最後に終
了してからの経過時間情報は、前記情報処理装置から要
求があった時にのみ、カラー画像形成装置の情報入出力
手段から前記情報処理装置に転送される。したがって、
情報転送のタイミングが決まっているので、確実に情報
を転送することができ、情報処理装置が必要なときに最
新の情報をカラー画像形成装置から転送することができ
る。
【0042】(15)前記情報入出力手段は、インクが最後
に交換されてからの経過時間情報を、前記情報処理装置
から要求があった時にのみ転送することを特徴とする。
【0043】この構成においては、インクが最後に交換
されてからの経過時間情報は、前記情報処理装置から要
求があった時にのみ、カラー画像形成装置の情報入出力
手段から前記情報処理装置に転送される。したがって、
情報転送のタイミングが決まっているので、確実に情報
を転送することができ、情報処理装置が必要なときに最
新の情報をカラー画像形成装置から転送することができ
る。
【0044】(16)前記情報処理装置は、情報の転送要求
を、印刷を行うカラー画像形成装置を選択する前で、か
つ、少なくとも画像記録が実行される毎に、行うことを
特徴とする。
【0045】この構成においては、情報処理装置からの
情報の転送要求は、印刷を行うカラー画像形成装置を選
択する前で、かつ、少なくとも画像記録が実行される毎
に、行われる。したがって、確実に情報を転送すること
ができ、カラー画像形成装置から必要以上に情報が転送
されて、情報転送手段における情報転送が妨げられるの
を防止することができる。
【0046】(17)前記カラー画像形成装置の記憶手段
は、画像記録を最後に終了した日時の情報または画像記
録を最後に終了してからの経過時間の情報と、インクが
最後に交換された日時の情報またはインクが最後に交換
されてからの経過時間の情報とを、記憶し、前記情報入
出力手段は、前記カラー画像形成装置の記憶手段に記憶
した情報を前記情報処理装置に転送し、前記情報処理装
置の記憶手段は、複数のカラー画像形成装置から転送さ
れた情報を記憶し、前記制御手段は、前記情報処理装置
の記憶手段が記憶した画像記録を最後に終了した日時の
情報または画像記録を最後に終了してからの経過時間の
情報と、インクが最後に交換された日時の情報またはイ
ンクが最後に交換されてからの経過時間の情報とを、比
較してカラー画像形成装置を選択することを特徴とす
る。
【0047】この構成においては、複数のカラー画像形
成装置の記憶手段に記憶された画像記録を最後に終了し
た日時の情報または画像記録を最後に終了してからの経
過時間の情報と、インクが最後に交換された日時の情報
またはインクが最後に交換されてからの経過時間の情報
とは、情報入出力手段から情報転送手段を介して情報処
理装置に転送されて、情報処理装置の記憶手段に記憶さ
れる。そして、情報処理装置の制御手段において、複数
のカラー画像形成装置における上記の情報が比較され
て、画像を記録するための画像形成装置として選択され
る。したがって、ユーザは、画像記録を長時間行わなか
ったために、インクが固まって詰まったり、インクの使
用期限が過ぎてしまったりするなどの問題を気にするこ
となく、カラー画像形成装置で画像を記録することがで
きる。
【0048】(18)前記情報処理装置は、前記複数のカラ
ー画像形成装置を選択するための条件を入力する入力手
段を備え、前記情報処理装置の記憶手段は、該入力手段
によって入力された値を記憶し、前記制御手段は、前記
情報処理装置の記憶手段に記憶されたカラー画像形成装
置の選択条件に基づいて、前記カラー画像形成装置から
転送された情報を比較してカラー画像形成装置を選択す
ることを特徴とする。
【0049】この構成においては、情報処理装置の入力
手段において入力された複数のカラー画像形成装置を選
択するための条件は、情報処理装置の記憶手段に記憶さ
れ、この条件に基づいて、情報処理装置の制御手段は、
カラー画像形成装置から転送された情報を比較してカラ
ー画像形成装置を選択する。したがって、カラー画像形
成システムの状況やユーザの希望に応じて、画像を記録
するカラー画像形成装置を選択することができる。
【0050】
【発明の実施の形態】まず、本発明の実施形態に係るカ
ラー画像形成システムにおける全体の構成について説明
する。図1は、カラー画像形成システムにおける一実施
形態の構成図である。また、図2は、カラー画像形成シ
ステムで印刷を行う場合の印刷情報の流れを示すブロッ
ク図である。
【0051】図1に示した画像形成システムは、情報処
理装置である複数のクライアントパソコン21〜25
と、情報処理装置であるサーバパソコン11と、カラー
画像形成装置である複数のカラーインクジェットプリン
タ(以下、プリンタと称する。)1〜3とが、情報転送
手段であるネットワークケーブル15にそれぞれ接続さ
れて構成されている。
【0052】クライアントパソコン21〜25は、文字
や画像などの情報を作成し、ネットワークケーブル15
を介してサーバパソコン11に画像印刷情報を転送す
る。
【0053】ここで、画像印刷情報とは、例えば、画像
のビットマップ情報などの画像情報と、例えば、印刷部
数の情報などの印刷に係わる印刷情報とを、含んだもの
である。
【0054】サーバパソコン11は、クライアントパソ
コン21〜25から出力された印刷情報を一旦蓄積し、
印刷情報の送信を行ったり、印刷の制御を行ったりす
る。サーバパソコン11は、クライアントパソコン21
〜25から転送された画像印刷情報を取得し記憶する記
憶手段であるメモリ302を備えている。また、画像情
報を処理する際に、記録材上に画像を記録するために必
要なインク量を各色毎に算出する計算手段と、各部の制
御を行い、印刷を行うプリンタの選定を行う制御部と
を、CPU301として備えている。
【0055】プリンタ1〜3は、図外の複数色のインク
カートリッジを備え、画像情報に応じてインクカートリ
ッジから単色または複数色のインクを吐出して、画像を
普通紙などの記録材上に形成する。複数色のインクカー
トリッジとしては、イエロー(以下、Yと称する。)、
マゼンタ(以下、Mと称する。)、シアン(以下、Cと
称する。)及びブラック(以下、Bと称する。)の4色
を備えている。しかしながら、これに限るものではな
い。また、プリンタ1〜3は、CPU202、カレンダ
機能部209、ROM203、メモリ204、インクカ
ートリッジ検知部210、インク残量検出部208、印
刷画像情報入出力部201、画像情報出力部206及び
インク書き込み部207を備えている。
【0056】CPU202は、プリンタ内の各部の制御
を行う。また、メモリ204は、プリンタに転送された
画像印刷情報や他の情報が記憶される。
【0057】また、CPU202には、カレンダ機能部
209が接続されている。このカレンダ機能部209の
日時情報をCPU202で読み取ることで、その時点の
日時の情報を取得することができる。なお、カレンダ機
能部209は、図外の操作手段によって、正確な日時の
設定を行うことができる。
【0058】さらに、CPU202には、図外の発振器
が接続されており、その発振器からの信号によってCP
U202は順次処理を行う。一般的にCPUは、信号を
元にして、例えば、1m秒周期で割り込みを発生させる
機能を有しており、CPU202もこの機能を有してい
る。また、メモリ204には、CPU202が時間計測
を行うための記憶変数領域が設けられている。そして、
上記の割り込みが発生する度に、メモリ204の記憶変
数領域に記憶した記憶変数の値が1ずつ増加するように
設定されている。CPU202が時間計測を開始する際
に、記憶変数の値を0にすることにより、その時点から
の経過時間を計測することができる。上記のように1m
秒周期で割り込みを発生させた場合は、記憶変数の値が
1000であれば、1秒経過したことになる。
【0059】インクカートリッジ検知部210は、イン
クカートリッジが装着されている場合と装着されていな
い場合とを検知する。例えば、インクカートリッジが装
着された状態、装着さていない状態、装着された状態と
変化したことを検知することで、インクカートリッジの
交換を検出する。
【0060】インク残量検出部208は、各色のインク
カートリッジ内のインク残量の検出を行う。そして、検
出結果は、CPU202に送られて処理され、メモリ2
04に書き込まれて保持される。
【0061】プリンタで管理されている上記のような各
種の情報は、外部画像情報入出力部201から、ネット
ワークケーブル15を介してサーバパソコン11に転送
される。また、サーバパソコン11や他の装置から転送
された画像印刷情報や他の情報は、外部画像情報入出力
部201からプリンタに入力される。
【0062】なお、CPU202は、ROM203に予
め書き込まれたプログラムに従って、プリンタにおける
上記の各種制御を行うものである。
【0063】クライアントパソコン21〜25のいずれ
かから出力された画像印刷情報は、ネットワークケーブ
ル15を介して、サーバパソコン11に転送される。こ
の画像印刷情報は、サーバパソコン11からネットワー
クケーブル15を介して、プリンタ1〜3のいずれかの
外部画像情報入出力部201に入力されて、メモリ20
4に書き込まれる。画像情報は画像情報出力部206に
よって、インク書き込み部207に送られて、印刷が行
われる。
【0064】本発明では、サーバパソコン11が、プリ
ンタ1〜3のインク残量などの情報を取得して、どのプ
リンタで印刷を行うかを選択し、画像印刷情報をその選
択したプリンタに転送して、印刷を行う。
【0065】〔第1実施形態〕複数のプリンタが接続さ
れているネットワーク環境では、ユーザは複数のプリン
タの中から任意のプリンタを選択して印刷を行うことが
可能である。しかし、印刷を指定したプリンタによって
は、インクの残量が足りず、途中で印刷ができなくなっ
てしまうことがある。また、インクが不足することを予
め考慮して、ユーザが印刷を行う前に、インク残量の確
認を行わなければならないというのは、非常に煩わしい
ことである。
【0066】そこで、本発明の第1実施形態では、この
インクの残量と、その印刷で必要なインクの量との、比
較を自動的に行うことにより、ユーザが煩わしい作業を
しなくても、確実に印刷を終了できるプリンタで印刷を
行うことができるようにするものである。
【0067】本発明のカラー画像形成システムの第1実
施形態を、図3に基づいて説明する。図3は、カラー画
像形成システムで印刷を行う場合の印刷情報の流れを説
明するためのフローチャートである。図3においては、
サーバパソコン11における処理手順を示す。なお、以
下の説明で、処理手順の説明に用いるフローチャートに
おいて、同じ処理を行うステップは、同じ番号を付して
いる。
【0068】サーバパソコン11の制御部(CPU30
1)は、各クライアントパソコン21〜25から画像印
刷情報が送信されて、印刷開始が指示されるまで待機す
る(s101)。印刷開始指示があると、サーバパソコ
ン11の制御部は、画像データを印刷用の各色のビット
マップデータに展開する処理を開始する(s102)。
その処理が終了すると、サーバパソコン11の制御部
は、各色のインクの必要量の算出を行う(s103)。
ここで、展開された各色のビットマップデータは、1と
0のデータであり、1はインクを記録材上に吐出し、0
はインクを記録材上に吐出しないデータである。そし
て、各色のインクの必要量は、 (インクの必要量)=(1のデータの総数)×(1回の
インクの噴出量) で、表わされる式によって算出できる。
【0069】サーバパソコン11の制御部は、画像デー
タにおける各色のインク必要量を算出したら、まず、ネ
ットワークケーブル15に接続された複数のプリンタ1
〜3が、印刷可能な状態であるかどうかのチェックを行
い、あるプリンタを任意に選定する。プリンタの選定方
法は、所定の手順を決めておいてもよい。この時、故障
中や使用中のプリンタは選定しない(s104)。
【0070】そして、プリンタのインクカートリッジに
おける各色のインクの残量と、画像データを印刷するた
めの各色のインク必要量との、比較を順次行っていく。
すなわち、Yのインク(s105)、Mのインク(s1
06)、Cのインク(s107)及びKのインク(s1
08)の順に、インクの必要量とインク残量との比較を
行う。そして、全ての色のインクにおいて、インクの必
要量よりインク残量が多いまたは等しい場合は、そのプ
リンタを選択し、画像情報の転送を開始する(s10
9)。そして、プリンタにおいて印刷が終了したか否か
を判定し(s110)、印刷が終了したら、次の印刷開
始の指示があるまで待機する(s101)。
【0071】一方、ステップs105、s106、s1
07及びs108において、インクの必要量とインク残
量とを比較した結果、インク残量の方が少なかった場合
には、比較を行ったプリンタでは印刷ができない。その
ため、他に必要なインク量とインク残量との比較を行う
ことができるプリンタがあるか否かの判定を行う(s1
11)。他に比較可能なプリンタがある場合には、ステ
ップs104にて、次のプリンタを選定する。一方、他
に比較可能なプリンタが無い場合には、サーバパソコン
11はエラー表示を行い(s112)、処理を終了す
る。
【0072】〔第2実施形態〕第1実施形態のように、
インクの必要量と残量との比較だけで印刷を行うプリン
タを選択する場合は、各プリンタにおけるインクの残量
が偏ってしまう。カラー画像形成システムを構成する各
プリンタ1〜3は、前記のように複数の色のインクカー
トリッジを備えている。そして、複数の色のインクのう
ち1色のインクでも無くなると、フルカラーでの印刷が
できなくなり、カートリッジを交換しなければならなく
なる。これは非常に効率の悪いインクの消費であり、各
色のインク残量が均等になるように使用するということ
は、非常に重要なことである。しかしながら、インク残
量が均等になるようにユーザが意識的にプリンタを選択
することは、非常に困難である。また、可能であっても
非常に煩わしい操作が必要になる。
【0073】そこで、本発明の第2実施形態では、ユー
ザが意識しなくてもインク残量が均等になるように制御
することにより、上記の問題を解決するものである。
【0074】本発明のカラー画像形成システムの第2実
施形態を、図4に基づいて説明を行う。図4は、カラー
画像形成システムで印刷を行う場合の基本的な印刷情報
の流れを説明するためのフローチャートである。図5
は、条件比較処理1のルーチンを説明するためのフロー
チャートである。
【0075】サーバパソコン11の制御部は、各クライ
アントパソコン21〜25から画像印刷情報が送信され
て、印刷開始が指示されるまで待機する(s101)。
印刷開始指示があると、サーバパソコン11の制御部
は、画像データを印刷用の各色のビットマップデータに
展開を行う処理を開始する(s102)。その処理が終
了すると、各色のインクの必要量の算出を行う(s10
3)。ここで、展開された各色のビットマップデータ
は、前記と同様に、1と0のデータである。よって、各
色のインクの必要量は、 (インクの必要量)=(1のデータの総数)×(1回の
インクの噴出量) で表される式によって算出できる。
【0076】サーバパソコン11の制御部は、画像デー
タにおける各色のインク必要量を算出したら、まず、ネ
ットワークに接続された複数のプリンタが、印刷可能な
状態であるかどうかのチェックを行い、あるプリンタを
任意に選定する。プリンタの選定方法は、所定の手順を
決めておいてもよい。この時、故障中や使用中のプリン
タは選定しない(s104)。
【0077】そして、次にプリンタを選定するために各
色のインクの残量と各色のインク必要量との比較を順次
行って行く。すなわち、Yのインク(s105)、Mの
インク(s106)、Cのインク(s107)及びKの
インク(s108)の順に、必要とされるインク量とイ
ンク残量の比較を行う。なお、各プリンタ1〜3の各色
のインク残量の情報は、予め各プリンタ1〜3から送信
され、サーバパソコン11のメモリ204に記憶されて
いるものとする。
【0078】必要なインク量と各インク残量との比較
は、下式によって計算される。 (印刷後のインク残量)=(印刷前のインク残量)−
(インクの必要量) 各色について、印刷後のインク残量が正または0の場
合、プリンタが印刷可能な状態であると判断される。ま
た、これら印刷後のインク残量の値もメモリ204に書
き込まれるようにしておく。
【0079】そして、印刷後のインク残量の均等性sの
チェックを行う(s209)。インク残量の均等性sを
チェックするために、式2を用いる。 s=|m−y|+|c−y|+|k−y|…(式2) なお、式2において、印刷後のYのインク残量をy、印
刷後のMのインク残量をm、印刷後のCのインク残量を
c及び印刷後のKのインク残量をkとする。
【0080】印刷後のインク残量の均等性のチェック
は、式2に示すように、各プリンタでの各色のインク残
量差の絶対値の和を算出する。各色のインク残量の差が
大きければ、この値は大きくなり、つまり均等性が低い
ということになる。また、各色のインク残量の差が小さ
ければ、この値は小さくなり、つまり均等性が高いとい
うことになる。なお、式2では、Yインクと他のインク
の残量差の絶対値の和としているが、他の色のインクの
残量を基準にしたり、平均値と他のインクの残量で計算
したりする方法もある。
【0081】印刷後のインク残量の均等性の計算が終了
したら、インク残量の比較を実施可能なプリンタが他に
あるかどうかをチェックする(s111)。
【0082】また、ステップs105、s106、s1
07及びs108において、必要とされるインク量とイ
ンク残量の比較の結果、インク残量の方が少なかった場
合(式2の計算結果が負の場合)には、比較を行ったプ
リンタでは印刷ができない。そのため、ステップs11
1を実行する。
【0083】ステップs111において、インク残量の
チェックを実施できる別のプリンタがあれば、そのプリ
ンタに対してインク残量の計算を順次行っていく(s1
04)。一方、選定可能なプリンタが他に無ければ、必
要とされるインク量とインク残量の比較をすでに行った
プリンタの中に、インク残量が不足せずに印刷可能であ
り、印刷後のインク残量の均等性の計算まで行ったプリ
ンタがあったかどうかのチェックを行う(s211)。
その結果、上記条件に合致した選択可能なプリンタが無
い場合には、サーバパソコン11の制御部はエラー表示
を行い(s112)、処理を終了する。
【0084】一方、ステップs211において、選択可
能なプリンタが有る場合には、条件比較処理1のルーチ
ンを行う。つまり、図5に示すように、サーバパソコン
11のCPU301は、各プリンタにおける印刷後のイ
ンク残量の均等性sを比較する(s201)。比較の結
果、印刷後のインク残量の均等性sの値が一番小さく印
刷後の均等性が最も大きくなるプリンタを選択する(s
202)。
【0085】例えば、式2を用いて算出したプリンタ1
の印刷後のインク残量の均等性s1、プリンタ2の印刷
後のインク残量の均等性s2、プリンタ3の印刷後のイ
ンク残量の均等性s3の値が、 s1>s3>s2 であった場合には、プリンタ2を選択して、このルーチ
ンを終了する。
【0086】サーバパソコン11の制御部は、ネットワ
ークケーブル15を介して選択したプリンタに画像情報
を転送し、プリンタでは、印刷が開始される(s10
9)。そして、サーバパソコン11の制御部は、選択し
たプリンタにおいて印刷が終了したか否かを判定し(s
110)、印刷を終了したら、次の印刷開始の指示があ
るまで待機する(s101)。
【0087】また、式2を用いて算出したプリンタ1の
印刷後のインク残量の均等性s1、プリンタ2の印刷後
のインク残量の均等性s2、プリンタ3の印刷後のイン
ク残量の均等性s3の値が、 s1>s3=s2 であった場合、つまり、インク残量の均等性が最小であ
るが等しいプリンタが複数あった場合には、以下のよう
な処理を行う。図19は、条件比較処理1−2のルーチ
ンを説明するためのフローチャートである。
【0088】図4に示したフローチャートのステップs
211において、選択可能なプリンタが有る場合には、
条件比較処理1−2のルーチンを行う。つまり、図19
に示すように、サーバパソコン11のCPU301は、
各プリンタにおける印刷後のインク残量の均等性sを比
較する(s201)。この時、印刷後のインク残量の均
等性sの値が一番小さいプリンタは複数台あるか否かを
判定する(s211)。そして、この条件に該当するプ
リンタが1台の場合は、均等性sが比較の結果、印刷後
のインク残量の均等性sの値が一番小さく印刷後の均等
性が最も大きくなるプリンタを選択する(s202)。
【0089】一方、s211において、この条件に該当
するプリンタが複数台の場合は、各プリンタの印刷前の
インク残量の均等性を求め、その値が最大のプリンタを
選択する(s212)。図20は、プリンタ2,3の印
刷前後の各インク残量を示した図である。例えば、図2
0(B)に示したように、プリンタ2の印刷後のインク
残量は、Yインク=Mインク=Cインク=4、Kインク
=6であり、プリンタ2の印刷後の均等性s2=2とな
る。また、図20(D)に示したように、プリンタ3の
印刷後のインク残量は、Yインク=Mインク=Cインク
=8、Kインク=6となり、プリンタ3の印刷後のイン
ク均等性s3=2となる。
【0090】したがって、印刷後のインク残量の均等性
sの値が一番小さいプリンタは複数台(2台)あるた
め、印刷前のインク残量の均等性sの値を比較する。す
なわち、図20(A)に示したように、プリンタ2の印
刷前のインク残量がYインク=Mインク=Cインク=
6、Kインク=10の場合、プリンタ2の印刷前のイン
ク均等性s2’=4となる。また、図20(C)に示し
たように、プリンタ3の印刷前のインク残量がYインク
=Mインク=Cインク=Kインク=10の場合、プリン
タ3の印刷前のインク均等性s3’=0となる。両者を
比較すると、s2’>s3’となる。
【0091】よって、印刷前のインク残量の均等性の値
が大きい(最大である)プリンタ2を選択して(s20
2)、このルーチンを終了する。
【0092】上記のように処理を行うことで, インク残
量の差が悪化するプリンタを除いたプリンタが選択さ
れ、印刷後のインク残量の差が改善されることになる。
【0093】さらに、式2を用いて算出したプリンタ1
の印刷後のインク残量の均等性s1、プリンタ2の印刷
後のインク残量の均等性s2、プリンタ3の印刷後のイ
ンク残量の均等性s3の値が、 s1>s3>s2 |s3−s2|≦W であった場合、つまり、インク残量の均等性が最小のプ
リンタはあるが、インク残量の均等性が最小のプリンタ
とのインク残量の均等性の差が、所定の値Wよりも小さ
いプリンタがある場合には、以下のような処理を行う。
図21は、条件比較処理1−3のルーチンを説明するた
めのフローチャートである。
【0094】図4に示したフローチャートのステップs
211において、選択可能なプリンタが有る場合には、
条件比較処理1−3のルーチンを行う。つまり、図21
に示すように、サーバパソコン11のCPU301は、
各プリンタにおける印刷後のインク残量の均等性sを比
較する(s201)。この時、印刷後におけるインク残
量の均等性sの値の一番小さいプリンタがあった場合、
そのプリンタのインク残量の均等性sの値(最小値)か
ら所定の値Wまでの範囲内にインク残量の均等性sの値
が入るプリンタがあるか否かを判定する(s221)。
そして、この条件に該当するプリンタがない場合は、均
等性sが比較の結果、印刷後のインク残量の均等性sの
値が一番小さく印刷後の均等性が最も大きくなるプリン
タを選択する(s202)。
【0095】一方、s221において、この条件に該当
するプリンタがある場合は、条件に該当するプリンタ
と、印刷後のインク残量の均等性が最小のプリンタと、
において、印刷前のインク残量の均等性を比較し、その
値が最大のプリンタを選択する(s222)。図22
は、プリンタ2,3の印刷前後の各インク残量を示した
図である。例えば、比較条件であるプリンタのインク残
量の均等性sの最小値からの所定の値W=10とする。
図22(B)に示したように、プリンタ2の印刷後のイ
ンク残量は、Yインク=Mインク=Cインク=8、Kイ
ンク=6であり、プリンタ2の印刷後の均等性s2=2
となる。また、図22(D)に示したように、プリンタ
3の印刷後のインク残量は、Yインク=Mインク=Cイ
ンク=4、Kインク=8となり、プリンタ3の印刷後の
インク均等性s3=4となる。
【0096】したがって、印刷後のインク残量の均等性
sの値が一番小さいプリンタ2と、印刷後のインク残量
の均等性sの値が2番目に小さいプリンタ3と、のイン
ク残量の均等性の差は2となり、所定の値Wより小さい
値である。そのため、印刷前のインク残量の均等性sの
値を比較する。すなわち、図22(A)に示したよう
に、プリンタ2の印刷前のインク残量がYインク=Mイ
ンク=Cインク=Kインク=10の場合、プリンタ2の
印刷前のインク均等性s2’=0となる。また、図22
(C)に示したように、プリンタ3の印刷前のインク残
量がYインク=Mインク=Cインク=6、Kインク=1
2の場合、プリンタ3の印刷前のインク均等性s3’=
6となる。両者を比較すると、s3’>s2’となる。
【0097】よって、印刷前のインク残量の均等性の値
が大きい(最大である)プリンタ3を選択して(s20
2)、このルーチンを終了する。
【0098】上記のように処理を行うことで、インク残
量の差が悪化するプリンタを除いたプリンタが選択さ
れ、印刷後のインク残量の差が改善されることになる。
【0099】また、次のように条件比較処理を行うこと
ができる。すなわち、式2を用いて算出したプリンタi
の印刷後のインク残量の均等性siの値と、式2を用い
て算出したプリンタiの印刷前のインク残量の均等性s
i’の値と、について差分をとる。つまり、均等性改善
量である(si−si’)を求める。そして、この値が
最小となるプリンタを選択する。このように処理を行う
ことで、印刷前のインク残量の均等性の差と、印刷後の
インク残量の均等性の差と、が最小となるプリンタを選
択することとなる。よって、インク交換の回数を削減す
ることが可能となり、効率的に画像を記録することがで
きる。
【0100】図23は、条件比較処理1−4のルーチン
を説明するためのフローチャートである。図4に示した
フローチャートのステップs211において、選択可能
なプリンタが有る場合には、条件比較処理1−4のルー
チンを行う。つまり、図23に示すように、サーバパソ
コン11のCPU301は、各プリンタにおける印刷前
のインク残量の均等性s’を算出する(s231)。次
に、サーバパソコン11のCPU301は、各プリンタ
における印刷後のインク残量の均等性sを算出する(s
232)。そして、両者の差分である均等性改善量(s
i−si’)を算出し、各プリンタについてこの値を比
較する(s233)。その結果、均等性改善量(si−
si’)が最小となるプリンタを選択して(s20
2)、このルーチンを終了する。
【0101】さらに、次のように条件比較処理を行うこ
とができる。すなわち、式2を用いて算出したプリンタ
iの印刷後のインク残量の均等性siの値と、式2を用
いて算出したプリンタiの印刷前のインク残量の均等性
si’の値に重み付けのために予め設定した選択係数k
(0<k<1)を乗じた値(ksi’)と、について差
分をとる。つまり、均等性改善量である(si−ks
i’)を求める。そして、この値が最小となるプリンタ
を選択する。このように処理を行うことで、予め設定さ
れる選択係数に基づいた所望のプリンタが選択されるこ
とになる、よって、本実施形態によっても、インク交換
の回数を削減することが可能となり、効率的に画像を記
録することができるようになる。
【0102】図24は、条件比較処理1−5のルーチン
を説明するためのフローチャートである。図4に示した
フローチャートのステップs211において、選択可能
なプリンタが有る場合には、条件比較処理1−5のルー
チンを行う。つまり、図24に示すように、サーバパソ
コン11のCPU301は、各プリンタにおける印刷前
のインク残量の均等性s’を算出する(s231)。次
に、サーバパソコン11のCPU301は、各プリンタ
における印刷後のインク残量の均等性sを算出する(s
232)。そして、各プリンタにおける印刷前のインク
残量の均等性s’の値に重み付けのために予め設定した
選択係数k(0<k<1)を乗じた値(ksi’)を求
める。さらに、両者の差分である均等性改善量(si−
ksi’)を算出し、各プリンタについてこの値を比較
する(s243)。その結果、均等性改善量(si−k
si’)が最小となるプリンタを選択して(s20
2)、このルーチンを終了する。
【0103】〔第3実施形態〕第2実施形態では、各プ
リンタの各色のインク残量を均等にするために、プリン
タから各色のインク残量の情報を取得するようにした
が、サーバパソコン11がこの情報を必要以上に取得す
ることは無駄であり、ネットワーク上の他の通信の妨げ
になる。
【0104】そこで、本発明の第3実施形態では、サー
バパソコン11からの要求があった時だけ、プリンタ1
〜3はその要求に応じて情報を転送するようにしたもの
である。これにより、無駄な転送処理が無くなり、ネッ
トワーク上の通信の妨げになるという上記の問題を解決
することができる。
【0105】本発明のカラー画像形成システムの第3実
施形態を、図6に基づいて説明を行う。図6は、プリン
タにおいてインク残量の要求に応じた処理の流れを説明
するためのフローチャートである。
【0106】本発明の第3実施形態では、各プリンタの
各色のインク残量の情報は、各プリンタ1〜3から所定
のタイミングでサーバパソコン11に送信するのではな
く、サーバパソコン11から各プリンタ1〜3に対して
送信要求を行った場合のみに、上記情報が送信される。
また、サーバパソコンからの送信要求は、所定のタイミ
ングで行われる。
【0107】プリンタにおける制御手順を説明する。な
お、プリンタ1について説明を行うが、プリンタ2、3
においても制御手順は同様である。プリンタ1のCPU
202は、サーバパソコン11からの情報転送を待つ
(s301)。CPU202は、何らかの情報が転送さ
れてきた場合、各色のインク残量の情報要求か否かを確
認する(s302)。各色のインク残量の情報要求では
なく、その他の処理情報であった場合は、その処理を実
行する(s305)。
【0108】一方、ステップs302において、各色の
インク残量の情報の送信要求の場合には、CPU202
は、インク残量検知部208から各色のインク残量情報
を取得し(s303)、印刷画像情報入出力部201か
らサーバパソコン11ヘ情報転送を行う。サーバパソコ
ン11では、転送された情報がメモリ204へ書き込ま
れる(s304)。そして、転送終了後は、サーバパソ
コン11からの情報転送を待つ(s301)。
【0109】〔第4実施形態〕第2、3実施形態では、
各プリンタの各色のインク残量が均等になるように、プ
リンタの選択を行うようにしたが、各プリンタの使用頻
度は考慮していないので、各プリンタの使用頻度に偏り
が生じてしまう。
【0110】インクを使用するプリンタは、印刷をしな
い状態で長時間放置しておくと、インクヘッドのノズル
内のインクが固まって詰まるという特性を持っている。
したがって、長時間放置することなく、適時印刷を行う
ということも非常に重要になってくる。
【0111】そこで、本発明の第4実施形態では、自動
的にインク残量を均等にする制御を行うとともに、各プ
リンタ1〜3が最後に印刷を完了した日時を記憶し、そ
の日時情報もプリンタを選択する際の条件にすることに
よって、上記の問題を解決するものである。
【0112】本発明のカラー画像形成システムの第4実
施形態を、図7に基づいて説明を行う。図7は、条件比
較処理2のルーチンを説明するためのフローチャートで
ある。
【0113】本発明の第4実施形態では、各プリンタ1
〜3のCPU202は印刷が終了した時に、カレンダ機
能部209から日時の情報の読み込みを行い、メモリ2
04に記憶させておく。また、その情報は印刷画像情報
入出力部201からネットワークケーブル15を介して
サーバパソコン11に転送され、サーバパソコン11の
メモリ302に記憶される。
【0114】日時の情報としては、例えば、西暦年、
月、日、時、分、秒を使用する。この場合、プリンタ1
の最終の印刷が終了した日時である最終印刷終了日時L
T1、プリンタ2の最終印刷終了日時LT2及びプリン
タ3の最終印刷終了日時LT3を、例えば、 LT1=2000年 1月 1日12:00:00 LT2=2000年 1月 1日10:00:00 LT3=1999年12月31日12:00:00 とする。ここで、メモリ204は、日時情報の値を実際
には14桁の数字として記憶しており、例えばLT3の
場合、19991231120000として記憶され
る。
【0115】以下に、日時情報を用いたカラー画像形成
システムの処理手順を説明する。なお、図7に示したフ
ローチャートは、図4に示したフローチャートの条件比
較処理ルーチンs210で行う処理であり、この条件比
較処理ルーチンについてのみ説明を行う。
【0116】サーバパソコン11の制御部は、各プリン
タ1〜3における印刷後のインク残量の均等性sを比較
する(s201)。そして、インク残量の均等性が略同
じか否かを判定する(s402)。インク残量の均等性
が略同じであった場合、制御部は該当するプリンタにお
いて、最後の印刷が終了した日時の情報の比較を行う
(s403)。
【0117】ここで、ステップs201にて、式2を用
いて算出したプリンタ1〜3における印刷後のインク残
量の均等性s1〜s3を比較した際に、例えば、 s1>s3=s2 であったとする。この場合、ステップs402にて、サ
ーバパソコン11制御部は、プリンタ2とプリンタ3と
のインク残量の均等性が同じであると判定し、ステップ
s403に進む。そして、プリンタ2とプリンタ3との
最終の印刷が終了した日時の比較を行い、日時の古い方
のプリンタを選択する(s202)。日時情報が上記の
LT1〜LT3の場合、ステップs403での比較結果
は、LT3>LT2となる。よって、プリンタ3の方
が、最終の印刷が終了した日時が古く、印刷を行ってい
ない時間が長いので、プリンタ3が選択されて、このル
ーチンが終了される。
【0118】また、ステップs402において、インク
残量の均等性の比較結果が異なる場合、ステップs20
2にて、制御部はインク残量の均等性sが小さいプリン
タを選択して、このルーチンを終了する。
【0119】〔第5実施形態〕第4実施形態では、各プ
リンタ1〜3の最終印刷終了日時をサーバパソコン11
が記憶するようにしたが、これを実規するためには、各
プリンタ1〜3に、日時をカウントするカレンダ機能を
持つハードウェア、または、日時をカウントするため及
びその日時を合わせるための複雑なソフトウェアが必要
になる。
【0120】そこで、本発明の第5実施形態では、上記
の問題を解決するために、各プリンタ1〜3が記憶する
のは日時の情報ではなく、経過時間とするものである。
【0121】本発明のカラー画像形成システムの第5実
施形態を、図8に基づいて説明を行う。図8は、条件比
較処理3のルーチンを説明するためのフローチャートで
ある。
【0122】本発明の第5実施形態では、各プリンタの
CPU202は、印刷が終了してからの経過時間を、メ
モリ204に記憶させておく。この値は、印刷が終了し
た時点で0に戻される。また、その情報はサーバパソコ
ン11に転送され、サーバパソコン11のメモリ302
に記憶される。
【0123】この場合、プリンタ1における最終の印刷
を終了後の経過時間KT1、プリンタ2における最終の
印刷を終了後の経過時間KT2及びプリンタ3における
最終の印刷を終了後の経過時間KT3を、例えば、 KT1=2000 KT2=1000 KT3=5000 とする。なお、上記の経過時間の情報の単位は、秒とす
る。
【0124】以下に、経過時間情報を用いたカラー画像
形成システムの処理手順を説明する。なお、図8に示し
たフローチャートは、図4に示したフローチャートにお
ける条件比較処理ルーチンs210で行う処理であり、
この条件比較処理ルーチンについてのみ説明を行う。
【0125】サーバパソコン11の制御部は、各プリン
タ1〜3における印刷後のインク残量の均等性sを比較
する(s201)。そして、インク残量の均等性が略同
じか否かを判定する(s402)。インク残量の均等性
が略同じであった場合、該当するプリンタにおいて、最
後の印刷が終了してからの経過時間の情報の比較を行う
(s503)。
【0126】ここで、ステップs201において、式2
を用いて算出したプリンタ1〜3における印刷後のイン
ク残量の均等性s1〜s3が、例えば、 s1>s3=s2 であったとする。この場合、ステップs402にて、サ
ーバパソコン11の制御部は、プリンタ2とプリンタ3
とのインク残量の均等性が略同じであると判定し、ステ
ップ503に進む。そして、プリンタ2とプリンタ3と
の最終の印刷が終了してからの経過時間の比較を行い、
経過時間の長い方のプリンタを選択する。経過時間情報
が上記のKT1〜KT3の場合、ステップs512での
比較結果は、LT3>LT2となり、プリンタ3の方
が、最終の印刷が終了してからの経過時間が長いので、
プリンタ3が選択されて、このルーチンが終了される。
【0127】また、ステップs402において、インク
残量の均等性の比較結果が異なる場合、制御部はステッ
プs202にて、インク残量の均等性sが小さいプリン
タを選択し、このルーチンを終了する。
【0128】〔第6実施形態〕第2、3実施形態では、
各プリンタの各色のインク残量が均等になるように、プ
リンタの選択を行うだけでは、各プリンタの使用頻度に
偏りが生じるという問題がある。
【0129】通常、インクには消費期限が設定されてお
り、使用できる期間が限られている。この期限を過ぎる
と、画質が劣化したり、ヘッド詰まりの問題を起こす要
因になったりするので、使用を開始した順にインクを消
費していくということも非常に重要になってくる。
【0130】そこで、本発明の第6実施形態では、上記
の問題を解決するために、自動的にインク残量を均等に
する制御を行うとともに、各プリンタのインクが交換さ
れた日時を記憶し、その情報を、プリンタを選択する際
の条件にするものである。
【0131】本発明のカラー画像形成システムの第6実
施形態を、図9に基づいて説明を行う。図9は、条件比
較処理4のルーチンを説明するためのフローチャートで
ある。
【0132】本発明の第6実施形態では、各プリンタ1
〜3は、インク(インクカートリッジ)の交換が行われ
た時に、カレンダ機能部209から日時の情報の読み込
みを行い、メモリ204に記憶しておく。その情報はサ
ーバパソコン11に転送され、サーバパソコン11のメ
モリ302に記憶される。
【0133】インクカートリッジの交換が行われた日時
の情報としては、例えば、西暦年、月、日、時、分、秒
を使用する。この場合、プリンタ1の最終の印刷が終了
した日時ILT1、プリンタ2の最終の印刷が終了した
日時ILT2及びプリンタ3の最終の印刷が終了した日
時ILT3を、例えば、 ILT1=1999年 1月 1日 9:00:00 ILT2=1999年12月 1日12:00:00 ILT3=1999年 6月 1日15:00:00 とする。ここで、メモリ204は、日時情報の値を実際
には14桁の数字として記憶しており、例えばILT3
の場合、19990601150000として記憶され
る。
【0134】以下に、インクカートリッジの交換が行わ
れた日時情報を用いたカラー画像形成システムの処理手
順を説明する。なお、図9に示したフローチャートは、
図4に示したフローチャートの条件比較処理ルーチンs
210で行う処理であり、この条件比較処理ルーチンに
ついてのみ説明を行う。
【0135】サーバパソコン11の制御部は、各プリン
タ1〜3における印刷後のインク残量の均等性sを比較
する(s201)。そして、インク残量の均等性が略同
じか否かを判定する(s402)。インク残量の均等性
が略同じであった場合、該当するプリンタにおいて、イ
ンクカートリッジの交換が行われた日時の情報の比較を
行う(s603)。
【0136】ここで、ステップs201において、式2
を用いて算出したプリンタ1〜3における印刷後のイン
ク残量の均等性s1〜s3が、例えば、 s1>s3=s2 であったとする。この場合、ステップs402にて、サ
ーバパソコン11の制御部は、プリンタ2とプリンタ3
とのインク残量の均等性が略同じであると判定し、ステ
ップ603に進む。そして、プリンタ2とプリンタ3と
のインクカートリッジの交換が行われた日時の比較を行
い、インクカートリッジの交換を行った日時の古い方の
プリンタを選択する。インクカートリッジの交換が行わ
れた日時情報が上記のILT1〜ILT3の場合、ステ
ップs603での比較結果は、ILT3>ILT2とな
り、プリンタ3の方が、最終の印刷が終了した日時が古
く、印刷を行っていない時間が長いので、プリンタ3が
選択される。
【0137】また、ステップs402において、インク
残量の均等性の比較結果が異なる場合、制御部はステッ
プs202にて、インク残量の均等性sが小さいプリン
タを選択し、このルーチンを終了する。
【0138】〔第7実施形態〕第6実施形態では、各プ
リンタ1〜3が最後に印刷を完了した日時を記憶するよ
うにしたが、これを実現するためには、各プリンタ1〜
3に、日時をカウントするカレンダ機能を持つハードウ
ェア、または、日時をカウントするため及びその日時を
合わせるための複雑なソフトウェアが必要になる。
【0139】本発明では、各プリンタが記憶するのはイ
ンクを交換した日時の情報ではなく、インクを交換して
からの単なる経過時間とすることで、上記の問題を解決
するものである。
【0140】本発明のカラー画像形成システムの第7実
施形態を、図10に基づいて説明を行う。図10は、条
件比較処理5のルーチンを説明するためのフローチャー
トである。
【0141】本発明の第7実施形態では、各プリンタ1
〜3は、インク(インクカートリッジ)が交換されてか
らの経過時間を、メモリ204に記憶しておく。この値
は、インクカートリッジが交換された時点で0に戻され
る。また、その情報はサーバパソコン11に転送され、
サーバパソコン11のメモリに記憶される。
【0142】この場合、プリンタ1におけるインクカー
トリッジの交換されてからの経過時間IKT1、プリン
タ2におけるインクカートリッジの交換されてからの経
過時間IKT2及びプリンタ3におけるインクカートリ
ッジの交換されてからの経過時間IKT3を、例えば、 IKT1=2000000 IKT2=1000000 IKT3= 500000 とする。なお、インクカートリッジが交換されてからの
経過時間情報の単位として、秒を用いる。
【0143】以下に、経過時間情報を用いたカラー画像
形成システムの処理手順を説明する。なお、図10に示
したフローチャートは、図4に示したフローチャートの
条件比較処理ルーチンs210で行う処理であり、この
条件比較処理ルーチンについてのみ説明を行う。
【0144】サーバパソコン11の制御部は、各プリン
タ1〜3における印刷後のインク残量の均等性sを比較
する(s201)。そして、インク残量の均等性が略同
じか否かを判定する(s402)。インク残量の均等性
が略同じであった場合、該当するプリンタにおいて、イ
ンクカートリッジが交換されてからの経過時間の情報の
比較を行う(s703)。
【0145】ここで、ステップs401において、式2
を用いて算出したプリンタ1〜3における印刷後のイン
ク残量の均等性s1〜s3が、例えば、 s1>s3=s2 であったとする。この場合、ステップs402にて、サ
ーバパソコン11の制御部は、プリンタ2とプリンタ3
とのインク残量の均等性が略同じであると判定し、ステ
ップ703に進む。そして、プリンタ2とプリンタ3と
のインクカートリッジの交換が行われてからの経過時間
の比較を行い、インクカートリッジの交換を行われてか
らの経過時間が長い方のプリンタを選択する。そして、
ステップs712でプリンタ2とプリンタ3とのインク
交換が行われた日時の比較を行い、インクカートリッジ
の交換を行った日時の古い方のプリンタを選択する。イ
ンクカートリッジの交換が行われてからの経過時間情報
が上記のIKT1〜IKT3の場合、ステップs703
での比較結果は、IKT2>IKT3となり、プリンタ
2の方が、インクカートリッジの交換を行ってからの経
過時間が長いので、プリンタ2が選択される。
【0146】また、ステップs402において、インク
残量の均等性の比較結果が異なる場合、制御部はステッ
プs202にて、インク残量の均等性sが小さいプリン
タを選択し、このルーチンを終了する。
【0147】〔第8実施形態〕第4実施形態では、各プ
リンタ1〜3が最後に印刷を完了した日時を記憶して、
ホスト側に転送するようにしたが、転送するタイミング
が適切でないと、プリンタの選択が正しく行われないだ
けでなく、不要な情報転送によって、ネットワーク上の
他の通信の妨げになる。
【0148】そこで、本発明の第8実施形態では、各プ
リンタ1〜3は、印刷が終了すると、その日時のデータ
を転送することで、上記の問題を解決するものである。
【0149】本発明のカラー画像形成システムの第8実
施形態を、図11に基づいて説明を行う。図11は、プ
リンタにおいて最後の印刷が終了した日時の情報を、印
刷が終了した時に転送する処理の流れを説明するための
フローチャートである。
【0150】本発明の第8実施形態では、各プリンタ1
〜3は、最後の印刷が終了した日時の情報を、印刷が終
了した時に、カレンダ機能部209から日時の情報の読
み込みを行い、メモリ204に記憶しておく。その情報
はサーバパソコン11に転送され、サーバパソコン11
のメモリに記憶される。
【0151】プリンタにおける制御手順を説明する。こ
こで、プリンタ1について説明するが、他のプリンタに
おいても制御手順は同様である。プリンタ1のCPU2
02は、サーバパソコン11から情報が転送されて印刷
開始指示があるのを待つ(s801)。プリンタ1のC
PU202は、印刷開始指示があると印刷処理を行う
(s802)。印刷処理を監視し、印刷処理が終了した
ら(s803)、プリンタ1のCPU202は、カレン
ダ機能部209から印刷が終了した時点の日時情報の読
み込みを行う。また、読み込みが終了したら、印刷が終
了した時点の日時情報をメモリ204への書き込みを行
い(s804)、サーバパソコン11ヘ印刷が終了した
時点の日時情報の転送を行う(s805)。転送終了後
は、印刷開始可能指示があるまで待機する(s80
1)。
【0152】〔第9実施形態〕第6実施形態では、各プ
リンタのインクが交換された日時を記憶し、ホスト側に
転送するようにしたが、転送するタイミングが適切でな
いと、プリンタの選択が正しく行われないだけでなく、
不要な情報転送によって、ネットワーク上の他の通信の
妨げになる。
【0153】そこで、本発明の第9実施形態では、各プ
リンタ1〜3は、インク(インクカートリッジ)の交換
の終了時に、その日時のデータを転送することで、上記
の問題を解決するものである。
【0154】本発明のカラー画像形成システムの第9実
施形態を、図12に基づいて説明を行う。図12は、プ
リンタにおけるタイマ割り込み処理の流れを説明するた
めのフローチャートである。ここで、プリンタ1につい
て説明するが、他のプリンタにおいても制御手順は同様
である。
【0155】本発明の第9実施形態では、第6実施形態
で説明した各プリンタのインクが交換された日時の情報
を、インクの交換が終了した時に、カレンダ機能部20
9から日時の情報の読み込みを行い、メモリ204に記
憶しておく。その情報はサーバパソコン11に転送さ
れ、サーバパソコン11のメモリに記憶される。
【0156】プリンタにおける制御手順を説明する。こ
の制御手順は、プリンタ制御のメインの部分とは別であ
り、タイマ割り込み処理のサブルーチンである。このタ
イマ割り込み処理を実行する際に、プリンタ1のCPU
202は、まず、インクカートリッジが装着されている
かどうかのチェックを行う(s901)。インクカート
リッジが装着されていない場合、例えば、その状態をメ
モリに記憶したり、エラー表示を行ったりするなどの処
理を行い(s905)、タイマ割り込み処理を終了す
る。
【0157】一方、インクカートリッジが装着されてい
た場合には、CPU202は、メモリ204に記憶され
た各プリンタのインクカートリッジが交換された日時情
報を確認し、前回チェックした時とインクカートリッジ
が交換されているか否かをチェックする(s902)。
インクカートリッジが交換されていなく、前回と状態が
変わっていなければ、タイマ割り込み処理を終了する。
一方、インクカートリッジが交換されており、前回と状
態が変わっていれば、CPU202はカレンダ機能部2
09からインクカートリッジが交換された日時情報の読
み込みを行い、この日時情報をメモリ204に書き込ん
で記憶させる(s903)。また、サーバパソコン11
ヘこの日時情報の転送を行う(s904)。そして、タ
イマ割り込み処理を終了する。
【0158】〔第10実施形態〕第5実施形態では、各
プリンタ1〜3が最後に印刷を完了してからの経過時間
を記憶して、サーバパソコン11に転送するようにした
が、例えば1秒の経過毎に転送するのでは、不必要な情
報転送でネットワーク上の他の通信の妨げになるという
問題が生じ、例えば10分の経過毎では、10分の間に
印刷が複数回実施されることも考えられ、この場合、サ
ーバパソコン11に転送した情報が最新でなくなるた
め、プリンタの選択が正しく行われないという問題が生
じるため、適切なタイミングで転送することは非常に難
しい。
【0159】そこで、本発明の第10実施形態では、各
プリンタ1〜3は、サーバパソコン11からの要求に応
じてのみ、データを転送することで、上記の問題を解決
するものである。
【0160】本発明のカラー画像形成システムの第10
実施形態を、図13に基づいて説明を行う。図13は、
プリンタにおいて最後の印刷が終了してからの経過時間
情報を、要求があった時に転送する処理の流れを説明す
るためのフローチャートである。
【0161】本発明の第10実施形態では、第5実施形
態で説明した各プリンタの最後の印刷が終了してからの
経過時間情報は、プリンタが随時サーバパソコン11に
送信するのではなく、サーバパソコン11から要求があ
った場合のみに送信する。
【0162】プリンタにおける制御手順を説明する。こ
こで、プリンタ1について説明するが、他のプリンタに
おいても制御手順は同様である。プリンタ1は、サーバ
パソコン11から情報が転送されるまで待機する(s1
001)。何らかの情報が転送されてきた場合は、最後
の印刷が終了してからの経過時間情報の送信要求である
か否かの確認を行う(s1002)。最後の印刷が終了
してからの経過時間情報の送信要求で無い場合は、サー
バパソコン11から転送された情報に応じた処理を実行
する(s1004)。一方、最後の印刷が終了してから
の経過時間情報の送信要求である場合は、メモリ204
に記憶されている経過時間の情報を読み込み、サーバパ
ソコン11ヘ最後の印刷が終了してからの経過時間情報
の転送を行う(s1003)。転送終了後は、サーバパ
ソコン11から情報が転送されるまで待機する(s10
01)。
【0163】〔第11実施形態〕第7実施形態では、各
プリンタ1〜3がインク交換してからの経過時間を記憶
して、サーバパソコン11に転送することになるが、例
えば1秒の経過毎に転送するのでは、不必要な情報転送
でネットワーク上の他の通信の妨げになるという問題が
生じるし、例えば10分の経過毎では、その情報の正確
さが低くなり、プリンタの選択が正しく行われないとい
う問題が生じるため、適切なタイミングで転送すること
は非常に難しい。
【0164】そこで、本発明の第11実施形態では、各
プリンタ1〜3は、ホストからの要求に応じてのみ、デ
ータを転送することで、上記の問題を解決するようにし
たものである。
【0165】本発明のカラー画像形成システムの第11
実施形態を、図14に基づいて説明を行う。図14は、
プリンタにおいてインクが交換されてからの経過時間情
報を、要求があった時に転送する処理の流れを説明する
ためのフローチャートである。
【0166】本発明の第11実施形態では、第7実施形
態における各プリンタのインクが交換されてからの経過
時間の情報は、プリンタが随時サーバパソコン11に送
信するのではなく、サーバパソコン11から要求があっ
た場合のみに送信される。
【0167】プリンタにおける制御手順を説明する。こ
こで、プリンタ1について説明するが、他のプリンタに
おいても制御手順は同様である。プリンタ1のCPU2
02は、サーバパソコン11から情報が転送されるまで
待機する(s1101)。何らかの情報が転送されてき
た場合は、インクカートリッジが交換されてからの経過
時間情報の送信要求であるか否かの確認を行う(s11
02)。インクカートリッジが交換されてからの経過時
間情報の送信要求で無い場合は、サーバパソコン11か
ら転送された情報に応じた処理を実行する(s110
4)。一方、インクカートリッジが交換されてからの経
過時間情報の送信要求である場合は、CPU202は、
メモリ204に記憶されている経過時間の情報を読み込
み、サーバパソコン11ヘインクカートリッジが交換さ
れてからの経過時間情報の転送を行う(s1103)。
転送終了後は、サーバパソコン11から情報が転送され
るまで待機する(s1101)。
【0168】〔第12実施形態〕第3、10、11実施
形態では、サーバパソコン11から各プリンタ1〜3に
対して、情報の要求を行うようにしたが、適切に行わな
いと、ネットワーク上の他の通信の妨げになるという問
題や、その情報の正確さが低くなり、プリンタの選択が
正しく行われないという問題が生じる。
【0169】そこで、本発明の第12実施形態では、サ
ーバパソコン11が印刷毎に、印刷を実行するためのプ
リンタを選択するための要求に応じてのみ、データを転
送することで、上記の問題を解決するものである。
【0170】本発明のカラー画像形成システムの第12
実施形態を、図15に基づいて説明を行う。図15は、
サーバパソコンが印刷毎に、印刷を実行するためのプリ
ンタを選択するための要求に応じてデータを転送する処
理の流れを説明するためのフローチャートである。
【0171】第3実施形態で説明した各プリンタの各色
のインク残量の情報、第10実施形態で説明した最後の
印刷が終了してからの経過時間の情報、及び第11実施
形態で説明したインクカートリッジが交換されてからの
経過時間の情報は、それぞれサーバパソコン11から要
求があった場合のみに送信されるように設定されたが、
本発明の第12実施形態では、上記の設定に加えて、サ
ーバパソコン11からプリンタ1〜3への送信要求は、
クライアントパソコン21〜25からサーバパソコン1
1へ印刷指示あった直後に毎回行われる。
【0172】したがって、サーバパソコン11における
処理手順は、以下の通りである。ここで、図4における
ステップs101とs102との間に、図15に示した
ように、ステップs1202及びs1203が追加され
て処理が実行される。そのため、図15に示すステップ
s102の処理を終了すると、図4におけるステップs
103以降の処理が実行されるため、図示及び説明を省
略する。
【0173】サーバパソコン11の制御部は、各クライ
アントパソコン21〜25から画像印刷情報が送信され
て、印刷開始が指示されるのを待つ(s101)。そし
て、印刷開始指示があると、接続されている印刷可能な
全てのプリンタに対して、第3実施形態の場合は各色の
インク残量の情報、第10実施形態の場合は最後の印刷
が終了してからの経過時間の情報、第11実施形態の場
合はインクが交換されてからの経過時間の情報の送信要
求を発信する(s1202)。情報の送信要求の発信が
終了したら、制御部は、各プリンタ1〜3から情報が転
送されて、情報の取得が完了するまで待機する(s12
03)。そして、全てのプリンタからの情報を取得した
ら、サーバパソコン11の制御部は、画像データを印刷
用の各色のビットマップデータに展開を行う処理を開始
する(s102)。このステップ以降は、図4に基づい
て説明した通りである。
【0174】〔第13実施形態〕複数色のインクを使用
したプリンタでは、インク残量が均等になること、印刷
しない放置時間が長くなりすぎないこと、インクを消費
期限内で消費すること、が全て重要となる。
【0175】そのため、本発明の第13実施形態では、
上記の全ての情報を比較条件として、印刷を実行するた
めのプリンタを選択するようにして、さらに効率良くプ
リンタを使用することができるようにしたものである。
【0176】本発明のカラー画像形成システムの第13
実施形態を、図16に基づいて説明を行う。図16は、
条件比較処理6のルーチンを説明するためのフローチャ
ートである。
【0177】本発明の第13実施形態では、複数のプリ
ンタにおいて、各色のインク残量の均等性が略等しい場
合、インクが交換されてからの経過時間またはインクが
交換された日時の情報と、最終の印刷が終了してからの
経過時間または最後の印刷が終了した日時の情報とを、
比較して、使用するプリンタを選択する。
【0178】上記の各情報は、メモリ204に記憶して
おく。また、この情報はサーバパソコン11に転送さ
れ、サーバパソコン11のメモリに記憶される。
【0179】プリンタXにおいて、最終の印刷が終了し
た日時LTX、インクカートリッジの交換が行われた日
時ILTX、最終の印刷が終了してからの経過時間KT
X、及びインクカートリッジが交換されてからの経過時
間IKTXとする。そして、例えば、プリンタ1〜3の
各情報を、 プリンタ1: LT1=2000年 1月 1日12:00:00 ILT1=1999年12月30日 5:00:00 KT1=2000 IKT1=200000 プリンタ2: LT2=2000年 1月 1日11:10:00 ILT2=1999年12月31日 8:46:40 KT2=5000 IKT2=100000 プリンタ3: LT3=2000年 1月 1日12:00:00 ILT3=1999年12月31日 8:46:40 KT3=2000 IKT3=100000 とする。なお、各経過時間情報の単位は、秒である。ま
た、各日時情報の値を14桁の数字としてメモリ204
に記憶されており、LT3の場合、200001011
20000である。
【0180】比較の条件及び方法の例を以下に示す。 1.最終の印刷が終了した日時とインクカートリッジの
交換が行われた日時とを比較する場合 プリンタにおける14桁の数字化したLTXとILTX
との和の比較を行う。例えば、プリンタXとプリンタY
とを比較する場合、(αLTX+βILTX)と(αL
TY+βILTY)とを比較し、和の値が小さい方のプ
リンタを選択する。
【0181】なお、上記の式を式13とし、この式にお
いて、α、βはどちらかの条件に重みを付ける場合の定
数である。この重みは実験的に求められるものである。
【0182】2.最終の印刷が終了してからの経過時間
とインクカートリッジが交換されてからの経過時間とを
比較する場合 プリンタにおけるKTXとIKTXとの和の比較を行
う。例えば、プリンタXとプリンタYとを比較する場
合、(αKTX+βIKTX)と(αKTY+βIKT
Y)とを比較し、和の値が大きい方のプリンタを選択す
る。
【0183】なお、上記の式において、α、βはどちら
かの条件に重みを付ける場合の定数である。この重みは
実験的に求められるものである。
【0184】3.最終の印刷が終了した日時とインクカ
ートリッジが交換されてからの経過時間とを比較する場
合 プリンタにおけるLTXと比較を行う時点の日時とか
ら、最終の印刷が終了してからの経過時間KTXを求め
る。そして、プリンタにおけるKTXとIKTXとの和
の比較を行う。例えば、プリンタXとプリンタYとの比
較を行う場合、(αKTX+βIKTX)と(αKTY
+βIKTY)とを比較し、和の値が大きい方のプリン
タを選択する。
【0185】なお、上記の式において、α、βはどちら
かの条件に重みを付ける場合の定数である。この重みは
実験的に求められるものである。
【0186】4.最終の印刷が終了してからの経過時間
とインクカートリッジの交換が行われた日時とを比較す
る場合 プリンタにおけるILTXと比較を行う時点の日時とか
ら、インクカートリッジが交換されてからの経過時間I
KTXを求める。そして、プリンタにおけるKTXとI
KTXとの和の比較を行う。したがって、プリンタXと
プリンタYとを比較する場合、(αKTX+βIKT
X)と(αKTY+βIKTY)とを比較し、和の値が
大きい方のプリンタを選択する。
【0187】なお、上記の式において、α、βはどちら
かの条件に重みを付ける場合の定数である。この重みは
実験的に求められるものである。
【0188】このように、上記の条件で比較を行うこと
により、容易にプリンタを選択できる。以下に、上記の
条件2の場合のカラー画像形成システムの処理手順を説
明する。なお、図16に示したフローチャートは、図4
に示したフローチャートの条件比較処理ルーチンs21
0で行う処理であり、この条件比較処理ルーチンについ
てのみ説明を行う。
【0189】サーバパソコン11の制御部は、各プリン
タ1〜3における印刷後のインク残量の均等性sを比較
する(s201)。そして、インク残量の均等性が略同
じか否かを判定する(s402)。インク残量の均等性
が略同じであった場合、該当するプリンタにおいて、そ
れらのプリンタの最後に印刷が終了してからの経過時
間、及びインク交換が行われてからの経過時間の情報の
比較を行う(s1303)。
【0190】ここで、ステップs201において、式2
を用いて算出したプリンタ1〜3における印刷後のイン
ク残量の均等性s1〜s3が、例えば、 s1>s3=s2 であったとすると、プリンタ2とプリンタ3のインク残
量の均等性が同じであるため、ステップs402におい
て、さらに、該当するプリンタの、最終の印刷が終了し
てからの経過時間及びインクが交換されてからの経過時
間の比較を行い、経過時間の多い方のプリンタを選択す
る。ここで、上記のように該当するプリンタにおける経
過時間の和を比較する。ステップs1303において、
インク残量の均等性が同じであったプリンタ2とプリン
タ3の経過時間の和の比較を行い、式13においてα=
β=1の場合、 (KT2+IKT2)<(KT3+IKT3) …[結果13] となり、プリンタ3の方が、最後の印刷が終了してから
の経過時間及びインクを交換してからの和の経過時間が
長く、優先して使用する必要があるので、プリンタ3を
選択する。
【0191】なお、インクを交換してからの経過時間に
重みを付けた場合に、例えば、式13において、α=
1、β=0.01とすると、 (KT2+IKT2)>(KT3+IKT3) となり、[結果13]とは逆の結果になることになる。
【0192】〔第14実施形態〕上述したように、カラ
ー画像形成システムでは、インク残量が均等になるこ
と、印刷しない放置時間が長くなりすぎないこと、イン
クを消費期限内で消費すること、などの条件にて印刷を
行うプリンタを選択することになるが、同程度の条件の
プリンタが複数台数存在することがあり得る。また、あ
る情報は無視して、プリンタの選択を行うという使い方
などの様々な選択条件が考えられる。
【0193】そこで本発明の第14実施形態では、プリ
ンタを選択する際の条件の選択、及び選択した条件にお
ける優先度を設定できる手段を備えることで、より幅広
いニーズに対応した印刷システムを提供するものであ
る。
【0194】本発明のカラー画像形成システムの第14
実施形態を、図17、18に基づいて説明を行う。図1
7は、条件比較処理7のルーチンを説明するためのフロ
ーチャートである。カラー画像形成システムで印刷を行
う場合の印刷情報の流れを説明するためのフローチャー
トである。図18は、画像形成装置を選択する際の条件
の入力表示の一例である。
【0195】本発明の第14実施形態では、ネットワー
クケーブル15に接続された複数のプリンタを選定する
際の条件を入力する入力手段を備えている。そして、プ
リンタを選択する際の条件をサーバパソコン11のモニ
タに表示させて、条件を選択して、入力手段から入力す
るようにする。プリンタの選択条件が、第13実施形態
の条件2に示した最終の印刷が終了してからの経過時間
と、インクカートリッジが交換されてからの経過時間と
を、比較する場合、サーバパソコン11のモニタ画面
に、例えば、図17に示すように表示させる。
【0196】そして、最後の印刷が終了してからの経過
時間と、インクを交換してからの経過時間とを、条件に
するか否かを選択するようにし、また、印刷が終了して
からの経過時間と、インク交換してからの経過時間と
の、どちらを優先するかを選ぶようにする。
【0197】カラー画像形成システムの利用者が、プリ
ンタの選択条件として、最後の印刷が終了してからの経
過時間と、インクを交換してからの経過時間とを、選択
条件とし、印刷が終了してからの経過時間を優先させる
ように選択した場合、以下のようになる。なお、式13
において、インクを交換してからの経過時間にα=1、
β=0.01の重みを付けた場合について、説明する。
【0198】プリンタのCPU202は、最後の印刷が
終了してからの経過時間の情報と、インクを交換してか
らの経過時間の情報とを、メモリ204に記憶してお
く。また、この情報はサーバパソコン11に転送され、
サーバパソコン11のメモリ302に記憶される。
【0199】プリンタXにおいて、最終の印刷が終了し
てからの経過時間KTX、及びインクカートリッジが交
換されてからの経過時間IKTXとする。そして、プリ
ンタ1〜3の各情報を、 プリンタ1: KT1=2000 IKT1=200000 プリンタ2: KT2=4000 IKT2=100000 プリンタ3: KT3=2000 IKT3=300000 とする。図17において、インク残量の均等性の比較を
行った際に(s201)、インク残量の均等性が同じで
あった場合(s402)、さらにそれらのプリンタの最
後に印刷が終了してからの経過時間、及びインク交換が
行われてからの経過時間の情報の比較を行う(s140
3)。ここで、例えば、式2を用いて算出したインク残
量の均等性の比較結果が、 s1>s3=s2 であったとすると、ステップs402において、プリン
タ2とプリンタ3のインク残量の均等性が同じであるこ
とを認識し、さらに、それらプリンタの最終の印刷が終
了してからの経過時間及びインクが交換されてからの経
過時間の比較結果により、プリンタの選択を行う。そし
て、プリンタの選択条件が上記の場合、その設定内容
と、経過時間の情報から、プリンタの選択を行う(s1
404)。
【0200】つまり、まず、プリンタの最後に印刷が終
了してからの経過時間、及びインク交換が行われてから
の経過時間の両方の経過時間の情報を条件にすることが
設定されているので、両方の和を計算し、比較を行う。
その結果、 (KT2+βIKT2)=(KT3+βIKT3) であった。次に、経過時間の和の比較においても、プリ
ンタ2とプリンタ3とが同じであることを認識し、さら
に、ステップs1404において、優先条件に基づいた
比較を行う。優先度の設定は、上記のように、印刷が終
了してからの経過時間の方を優先するように入力されて
いるので、次に、印刷が終了してからの経過時間のみの
比較を行う。その結果、KT2>KT3となるので、プ
リンタ2を選択する。
【0201】また、別の条件設定がされていた場合の例
として、上記の条件の設定が、最後の印刷が終了してか
らの経過時間のみを選択条件とした場合のステップs1
403以降の説明を行う。この場合、最後の印刷が終了
してからの経過時間のみを条件にすることが設定されて
いるので、その経過時間のみの比較を行う(s140
3)。その結果としては、KT2>KT3であるので、
プリンタ2を選択する。この場合、一条件しか選択条件
が選ばれていないので、ステップs1404では、ステ
ップs1403での比較の結果が同じでないことを認識
し、優先の条件での比較は行わない。
【0202】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果が得られ
る。
【0203】(1) カラー画像形成システムは情報処理装
置と、複数のカラー画像形成装置と、該情報処理装置
と、情報転送手段と、を含み、カラー画像形成装置の検
知手段で検知されたインク残量の情報は情報入出力手段
から情報転送手段を介して情報処理装置に転送されて、
情報処理装置の記憶手段に記憶される。そして、画像情
報を処理する際に情報処理装置の計算手段によって算出
された画像を記録材上に記録するために必要なインク量
と、インク残量とが、情報処理装置の制御手段で比較さ
れ、全ての色においてインク残量の方が多いカラー画像
形成装置が画像を記録するための画像形成装置として選
択されるため、カラー画像形成装置のインク残量と、画
像を記録するために必要なインク量とが、各色について
自動的に比較されるので、ユーザがインク量の確認や比
較などの煩わしい作業を行わなくても、画像記録が中断
することなく、確実に終了させることができ、作業を効
率的に行うことができる。
【0204】(2) 画像を記録材上に記録後に、前記カラ
ー画像形成装置の各色のインク残量の差が最も小さくな
るカラー画像形成装置が画像を記録するための画像形成
装置として選択され、画像記録後にインク残量の偏りが
最小であるので、インク交換の回数を削減して、効率的
に画像を記録することができる。
【0205】(3) カラー画像形成システムでは、画像を
記録材上に記録後の前記カラー画像形成装置における各
色のインク残量の差が最小で、かつ画像を記録材上に記
録前の前記カラー画像形成装置における各色のインク残
量の差が最大であるカラー画像形成装置が、前記情報処
理装置の制御手段で選択されることにより、各色のイン
ク残量の差が最小のカラー画像形成装置が複数あった場
合に、画像記録後にインク残量の偏りが小さく、しかも
インク残量の差が改善されるので、インク交換回数を削
減して効率的に画像を記録することができる。
【0206】(4) カラー画像形成システムでは、画像を
記録材上に記録後の前記カラー画像形成装置における各
色のインク残量の差が、最小乃至所定の値であるカラー
画像形成装置であって、画像を記録材上に記録前の前記
カラー画像形成装置における各色のインク残量の差が大
きいカラー画像形成装置が、前記情報処理装置の制御手
段によって選択されることにより、各色のインク残量の
差が最小のカラー画像形成装置が複数あった場合に、画
像記録後にインク残量の偏りが小さく、しかもインク残
量の差が改善されるので、インク交換回数を削減して効
率的に画像を記録することができる。
【0207】(5) カラー画像形成システムでは、画像を
記録材上に記録後の前記カラー画像形成装置における各
色のインク残量の差(si) と、画像を記録材上に記録
前の前記カラー画像形成装置における各色のインク残量
の差(si’) と、の差(si−si’) が最小のカラ
ー画像形成装置が、前記情報処理装置の制御手段によっ
て選択されるため、インク交換の回数を削減することが
可能となり、効率的に画像を記録することができる。
【0208】(6) カラー画像形成システムでは、画像を
記録材上に記録後の前記カラー画像形成装置における各
色のインク残量の差(si) と、画像を記録材上に記録
前の前記カラー画像形成装置における各色のインク残量
の差(si’) に選択係数k(0<k<1)を乗じた値
(ksi’) と、の差(si−ksi’) が最小のカラ
ー画像形成装置が、前記情報処理装置の制御手段によっ
て選択されるため、インク交換の回数を削減することが
可能となり、効率的に画像を記録することができる。
【0209】(7) 前記情報処理装置から要求があった時
にのみ、カラー画像形成装置の情報入出力手段は、各色
のインク残量情報の転送を行うことにより、カラー画像
形成装置から必要以上に情報が転送されて、情報転送手
段における情報転送が妨げられるのを防止することがで
きる。
【0210】(8) 複数のカラー画像形成装置の記憶手段
に記憶された画像記録を最後に終了した日時の情報は、
情報入出力手段から情報転送手段を介して情報処理装置
に転送されて、情報処理装置の記憶手段に記憶される。
そして、情報処理装置の制御手段において、複数のカラ
ー画像形成装置における画像記録を最後に終了した日時
の情報が比較されて、最も日時の古いものが、画像を記
録するための画像形成装置として選択されるため、画像
記録を長時間行わなかったために、インクが固まって詰
まるなどの問題が発生することなく、順次カラー画像形
成装置を使用することができる。
【0211】(9) 複数のカラー画像形成装置の記憶手段
に記憶された画像記録を最後に終了してからの経過時間
の情報は、情報入出力手段から情報転送手段を介して情
報処理装置に転送されて、情報処理装置の記憶手段に記
憶される。そして、情報処理装置の制御手段において、
複数のカラー画像形成装置における画像記録を最後に終
了してからの経過時間の情報が比較されて、最も経過時
間の長いものが、画像を記録するための画像形成装置と
して選択されるため、画像記録を長時間行わなかったた
めに、インクが固まって詰まるなどの問題が発生するこ
となく、順次カラー画像形成装置を使用することができ
る。また、カラー画像形成装置においては、経過時間の
情報を扱うので、装置の構成や情報を処理するためのプ
ログラムを簡略化できる。
【0212】(10)複数のカラー画像形成装置の記憶手段
に記憶されたインクが最後に交換された日時の情報は、
情報入出力手段から情報転送手段を介して情報処理装置
に転送されて、情報処理装置の記憶手段に記憶される。
そして、情報処理装置の制御手段において、複数のカラ
ー画像形成装置におけるインクが最後に交換された日時
の情報が比較されて、最も日時の古いものが、画像を記
録するための画像形成装置として選択されるため、画像
記録を長時間行わなかったために、インクが固まって詰
まったり、インクの使用期限を過ぎたりすることなく、
順次カラー画像形成装置を効率よく使用することができ
る。
【0213】(11)複数のカラー画像形成装置の記憶手段
に記憶されたインクが最後に交換されてからの経過時間
の情報は、情報入出力手段から情報転送手段を介して情
報処理装置に転送されて、情報処理装置の記憶手段に記
憶される。そして、情報処理装置の制御手段において、
複数のカラー画像形成装置におけるインクが最後に交換
されてからの経過時間の情報が比較されて、最も経過時
間の長いものが、画像を記録するための画像形成装置と
して選択されるので、画像記録を長時間行わなかったた
めに、インクが固まって詰まったり、インクの使用期限
が過ぎてしまったりするなどの問題が発生することな
く、順次カラー画像形成装置を使用することができる。
また、カラー画像形成装置においては、経過時間の情報
を扱うので、装置の構成や情報を処理するためのプログ
ラムを簡略化できる。
【0214】(12)画像記録を最後に終了した日時情報
は、画像記録の終了時にカラー画像形成装置の情報入出
力手段から前記情報処理装置に転送されるため、情報転
送のタイミングが決まっているので、確実に情報を転送
することができ、カラー画像形成装置から必要以上に情
報が転送されて、情報転送手段における情報転送が妨げ
られるのを防止することができる。
【0215】(13)インクが最後に交換された日時情報
は、インクの交換時にカラー画像形成装置の情報入出力
手段から前記情報処理装置に転送されるため、情報転送
のタイミングが決まっているので、確実に情報を転送す
ることができ、カラー画像形成装置から必要以上に情報
が転送されて、情報転送手段における情報転送が妨げら
れるのを防止することができる。
【0216】(14)画像記録を最後に終了してからの経過
時間情報は、前記情報処理装置から要求があった時にの
み、カラー画像形成装置の情報入出力手段から前記情報
処理装置に転送されるため、情報転送のタイミングが決
まっているので、確実に情報を転送することができ、情
報処理装置が必要なときに最新の情報をカラー画像形成
装置から転送することができる。
【0217】(15)インクが最後に交換されてからの経過
時間情報は、前記情報処理装置から要求があった時にの
み、カラー画像形成装置の情報入出力手段から前記情報
処理装置に転送されるので、情報転送のタイミングが決
まっているので、確実に情報を転送することができ、情
報処理装置が必要なときに最新の情報をカラー画像形成
装置から転送することができる。
【0218】(16)情報処理装置からの情報の転送要求
が、印刷を行うカラー画像形成装置を選択する前で、か
つ、少なくとも画像記録が実行される毎に、行われるの
で、確実に情報を転送することができ、カラー画像形成
装置から必要以上に情報が転送されて、情報転送手段に
おける情報転送が妨げられるのを防止することができ
る。
【0219】(17)複数のカラー画像形成装置の記憶手段
に記憶された画像記録を最後に終了した日時の情報また
は画像記録を最後に終了してからの経過時間の情報と、
インクが最後に交換された日時の情報またはインクが最
後に交換されてからの経過時間の情報とは、情報入出力
手段から情報転送手段を介して情報処理装置に転送され
て、情報処理装置の記憶手段に記憶される。そして、情
報処理装置の制御手段において、複数のカラー画像形成
装置における上記の情報が比較されて、画像を記録する
ための画像形成装置として選択されるため、ユーザは、
画像記録を長時間行わなかったために、インクが固まっ
て詰まったり、インクの使用期限が過ぎてしまったりす
るなどの問題を気にすることなく、カラー画像形成装置
で画像を記録することができる。
【0220】(18)情報処理装置の入力手段において入力
された複数のカラー画像形成装置を選択するための条件
は、情報処理装置の記憶手段に記憶され、この条件に基
づいて、情報処理装置の制御手段は、カラー画像形成装
置から転送された情報を比較してカラー画像形成装置を
選択することによって、カラー画像形成システムの状況
やユーザの希望に応じて、画像を記録するカラー画像形
成装置を選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラー画像形成システムにおける一実施形態の
構成図である。
【図2】カラー画像形成システムで印刷を行う場合の印
刷情報の流れを示すブロック図である。
【図3】カラー画像形成システムで印刷を行う場合の印
刷情報の流れを説明するためのフローチャートである。
【図4】カラー画像形成システムで印刷を行う場合の基
本的な印刷情報の流れを説明するためのフローチャート
である。
【図5】条件比較処理1のルーチンを説明するためのフ
ローチャートである。
【図6】プリンタにおいてインク残量の要求に応じた処
理の流れを説明する1めのフローチャートである。
【図7】条件比較処理2のルーチンを説明するためのフ
ローチャートである。
【図8】条件比較処理3のルーチンを説明するためのフ
ローチャートである。
【図9】条件比較処理4のルーチンを説明するためのフ
ローチャートである。
【図10】条件比較処理5のルーチンを説明するための
フローチャートである。
【図11】プリンタにおいて最後の印刷が終了した日時
の情報を、印刷が終了した時に転送する処理の流れを説
明するためのフローチャートである。
【図12】プリンタにおけるタイマ割り込み処理の流れ
を説明するためのフローチャートである。
【図13】プリンタにおいて最後の印刷が終了してから
の経過時間情報を、要求があった時に転送する処理の流
れを説明するためのフローチャートである。
【図14】プリンタにおいてインクが交換されてからの
経過時間情報を、要求があった時に転送する処理の流れ
を説明するためのフローチャートである。
【図15】サーバパソコンが印刷毎に、印刷を実行する
ためのプリンタを選択するための要求に応じてデータを
転送する処理の流れを説明するためのフローチャートで
ある。
【図16】条件比較処理6のルーチンを説明するための
フローチャートである。
【図17】条件比較処理7のルーチンを説明するための
フローチャートである。カラー画像形成システムで印刷
を行う場合の印刷情報の流れを説明するためのフローチ
ャートである。
【図18】画像形成装置を選択する際の条件の入力表示
の一例である。
【図19】条件比較処理1−2のルーチンを説明するた
めのフローチャートである。
【図20】プリンタ2,3の印刷前後の各インク残量を
示した図である。
【図21】条件比較処理1−3のルーチンを説明するた
めのフローチャートである。
【図22】プリンタ2,3の印刷前後の各インク残量を
示した図である。
【図23】条件比較処理1−4のルーチンを説明するた
めのフローチャートである。
【図24】条件比較処理1−5のルーチンを説明するた
めのフローチャートである。
【符号の説明】
1〜3−カラープリンタ 11−サーバパソコン 15−ネットワークケーブル 201−印刷画像情報入出力部 208−インク残量検出部 301−CPU 302−メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA29 EB20 EB38 EB44 EB50 EB59 EC28 2C061 AP01 AQ05 AR01 HH03 HJ10 HK11 HK19 HK23 HN05 HN15 HQ14 5B021 AA01 BB10 EE02 LG07 5B089 GA13 JA35 JB15 KA12 KB12 KC47 MA03

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を処理するための情報処理装置と、
    複数色のインクを用いて、画像を記録材上に記録する複
    数のカラー画像形成装置と、該情報処理装置と、複数の
    該カラー画像形成装置との間で画像情報及び印刷情報を
    転送するための情報転送手段と、を含むカラー画像形成
    システムであって、 該カラー画像形成装置は、 各色のインクの残量を検知する検知手段と、 該検知手段で検知した各色のインク残量の情報を、該情
    報転送手段を介して、該情報処理装置に転送する情報入
    出力手段と、を備え、 該情報処理装置は、 画像情報を処理する際に画像を記録材上に記録するため
    に必要なインク量を各色毎に算出する計算手段と、 複数のカラー画像形成装置から該情報転送手段を介して
    転送された情報を記憶する記憶手段と、 該計算手段で算出したインク量と、該記憶手段に記憶し
    た各カラー画像形成装置のインク残量と、を各色毎に比
    較し、全ての色においてインク残量の方が多いカラー画
    像形成装置を選択し、選択したカラー画像形成装置に画
    像情報及び印刷情報を転送する制御手段と、を備えたこ
    とを特徴とするカラー画像形成システム。
  2. 【請求項2】 前記情報処理装置の制御手段は、画像を
    記録材上に記録後に、前記カラー画像形成装置の各色の
    インク残量の差が最小のカラー画像形成装置を選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記情報処理装置の制御手段は、画像を
    記録材上に記録後の前記カラー画像形成装置における各
    色のインク残量の差が最小で、かつ画像を記録材上に記
    録前の前記カラー画像形成装置における各色のインク残
    量の差が最大のカラー画像形成装置を選択することを特
    徴とする請求項1に記載のカラー画像形成システム。
  4. 【請求項4】 前記情報処理装置の制御手段は、画像を
    記録材上に記録後の前記カラー画像形成装置における各
    色のインク残量の差が、最小乃至所定の値であるカラー
    画像形成装置であって、画像を記録材上に記録前の前記
    カラー画像形成装置の各色のインク残量の差が大きいカ
    ラー画像形成装置を選択することを特徴とする請求項1
    に記載のカラー画像形成システム。
  5. 【請求項5】 前記情報処理装置の制御手段は、画像を
    記録材上に記録後の前記カラー画像形成装置における各
    色のインク残量の差(si) と、画像を記録材上に記録
    前の前記カラー画像形成装置における各色のインク残量
    の差(si’) と、の差(si−si’) が最小のカラ
    ー画像形成装置を選択することを特徴とする請求項1に
    記載のカラー画像形成システム。
  6. 【請求項6】 前記情報処理装置の制御手段は、画像を
    記録材上に記録後の前記カラー画像形成装置における各
    色のインク残量の差(si) と、画像を記録材上に記録
    前の前記カラー画像形成装置における各色のインク残量
    の差(si’) に選択係数k(0<k<1)を乗じた値
    (ksi’) と、の差(si−ksi’) が最小のカラ
    ー画像形成装置を選択することを特徴とする請求項1に
    記載のカラー画像形成システム。
  7. 【請求項7】 前記情報入出力手段は、各色のインク残
    量情報の転送を、前記情報処理装置から要求があった時
    にのみ行うことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか
    に記載のカラー画像形成システム。
  8. 【請求項8】 前記カラー画像形成装置は、画像記録を
    最後に終了した日時の情報を記憶する記憶手段を備え、 前記情報入出力手段は、該カラー画像形成装置の記憶手
    段に記憶した該日時情報を、前記情報転送手段を介して
    前記情報処理装置に転送し、 前記情報処理装置の記憶手段は、前記複数のカラー画像
    形成装置から転送された該日時情報を記憶し、 前記制御手段は、前記情報処理装置の記憶手段に記憶し
    た複数のカラー画像形成装置における該日時情報を比較
    し、画像記録を最後に終了した日時が最も古いカラー画
    像形成装置を選択することを特徴とする請求項2乃至6
    のいずれかに記載のカラー画像形成システム。
  9. 【請求項9】 前記カラー画像形成装置は、画像記録を
    最後に終了してからの経過時間の情報を記憶する記憶手
    段を備え、 前記情報入出力手段は、該カラー画像形成装置の記憶手
    段に記憶した該経過時間情報を、前記情報転送手段を介
    して前記情報処理装置に転送し、 前記情報処理装置の記憶手段は、前記複数のカラー画像
    形成装置から転送された該経過時間情報を記憶し、 前記制御手段は、前記情報処理装置の記憶手段に記憶し
    た複数のカラー画像形成装置における該経過時間情報を
    比較し、画像記録を最後に終了してからの経過時間が最
    長のカラー画像形成装置を選択することを特徴とする請
    求項2乃至7のいずれかに記載のカラー画像形成システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記カラー画像形成装置は、インクが
    最後に交換された日時の情報を記憶する記憶手段を備
    え、 前記情報入出力手段は、該カラー画像形成装置の記憶手
    段に記憶した該日時情報を、前記情報転送手段を介して
    前記情報処理装置に転送し、 前記情報処理装置の記憶手段は、前記複数のカラー画像
    形成装置から転送された該日時情報を記憶し、 前記制御手段は、前記情報処理装置の記憶手段に記憶し
    た複数のカラー画像形成装置における該日時情報を比較
    し、インクが最後に交換された日時の最も古いカラー画
    像形成装置を選択することを特徴とする請求項2乃至7
    のいずれかに記載のカラー画像形成システム。
  11. 【請求項11】 前記カラー画像形成装置は、インクが
    最後に交換されてからの経過時間の情報を記憶する記憶
    手段を備え、 前記情報入出力手段は、該カラー画像形成装置の記憶手
    段に記憶した該経過時間情報を、前記情報転送手段を介
    して前記情報処理装置に転送し、 前記情報処理装置の記憶手段は、前記複数のカラー画像
    形成装置から転送された該経過時間情報を記憶し、 前記制御手段は、前記情報処理装置の記憶手段に記憶し
    た複数のカラー画像形成装置における該経過時間情報を
    比較し、インクが最後に交換されてからの経過時間が最
    長のカラー画像形成装置を選択することを特徴とする請
    求項2乃至7のいずれかに記載のカラー画像形成システ
    ム。
  12. 【請求項12】 前記情報入出力手段は、画像記録を最
    後に終了した日時情報を、画像記録の終了時に前記情報
    処理装置に転送することを特徴とする請求項8に記載の
    カラー画像形成システム。
  13. 【請求項13】 前記情報入出力手段は、インクが最後
    に交換された日時情報を、インクの交換時に前記情報処
    理装置に転送することを特徴とする請求項10に記載の
    カラー画像形成システム。
  14. 【請求項14】 前記情報入出力手段は、画像記録を最
    後に終了してからの経過時間情報を、前記情報処理装置
    から要求があった時にのみ転送することを特徴とする請
    求項9に記載のカラー画像形成システム。
  15. 【請求項15】 前記情報入出力手段は、インクが最後
    に交換されてからの経過時間情報を、前記情報処理装置
    から要求があった時にのみ転送することを特徴とする請
    求項11に記載のカラー画像形成システム。
  16. 【請求項16】 前記情報処理装置は、情報の転送要求
    を、印刷を行うカラー画像形成装置を選択する前で、か
    つ、少なくとも画像記録が実行される毎に、行うことを
    特徴とする請求項7、14、15のいずれかに記載のカ
    ラー画像形成システム。
  17. 【請求項17】 前記カラー画像形成装置の記憶手段
    は、画像記録を最後に終了した日時の情報または画像記
    録を最後に終了してからの経過時間の情報と、インクが
    最後に交換された日時の情報またはインクが最後に交換
    されてからの経過時間の情報とを、記憶し、 前記情報入出力手段は、前記カラー画像形成装置の記憶
    手段に記憶した情報を前記情報処理装置に転送し、 前記情報処理装置の記憶手段は、複数のカラー画像形成
    装置から転送された情報を記憶し、 前記制御手段は、前記情報処理装置の記憶手段が記憶し
    た画像記録を最後に終了した日時の情報または画像記録
    を最後に終了してからの経過時間の情報と、インクが最
    後に交換された日時の情報またはインクが最後に交換さ
    れてからの経過時間の情報とを、比較してカラー画像形
    成装置を選択することを特徴とする請求項1乃至7のい
    ずれかに記載のカラー画像形成システム。
  18. 【請求項18】 前記情報処理装置は、前記複数のカラ
    ー画像形成装置を選択するための条件を入力する入力手
    段を備え、 前記情報処理装置の記憶手段は、該入力手段によって入
    力された値を記憶し、 前記制御手段は、前記情報処理装置の記憶手段に記憶さ
    れたカラー画像形成装置の選択条件に基づいて、前記カ
    ラー画像形成装置から転送された情報を比較してカラー
    画像形成装置を選択することを特徴とする請求項2乃至
    17のいずれかに記載のカラー画像形成システム。
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