JP4510311B2 - 印刷システム、装置、方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

印刷システム、装置、方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は印刷システム、方法、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体、及びコンピュータプログラムに係り、特に課金に影響する印字パラメータを変更可能としたものに用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
コンビニエンスストア等に置かれている印刷装置を利用する場合、印刷枚数、給紙サイズ、カラー/モノクロに基づいた課金が行われている。しかし、印刷には様々なコストがかかり、例えば、カラー印刷の場合とモノクロ印刷の場合とでは使用するトナー代も大きく異なる。また、ステープル等のフィニッシング、1枚の用紙に複数ページを印刷するページモード等のように多種多様な出力結果が求められることもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
印刷方式が多種多様になるにつれて、ユーザが決定すべき印字パラメータの選択項目が増加し、それに伴い料金計算が複雑化してくると、ユーザ側には、希望した金額内で印刷を行ないたいという要求も生じてくる。
【0004】
本発明は、印刷に対して課金を行なう場合であって、料金が予め決められているときに、課金に影響する印字パラメータを操作して料金内に収めて印刷ができるようにすることを目的とする。さらに、ユーザが印字パラメータの優先度を指定することにより、ユーザによる詳細な印字パラメータの設定を省略できるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の印刷システムは、印刷装置を用いて印字パラメータを変更可能とした印刷を行なうとともに、上記印刷に対する課金を行なう印刷システムであって、ユーザの入力操作に基づいてユーザの希望金額を認識する第1の認識手段と、上記印字パラメータの組み合わせによる複数の印刷方式から上記希望金額に収まる料金の印刷方式を選択する第1の選択手段と、上記第1の選択手段により選択された印刷方式を表示するための第1の表示手段と、上記第1の表示手段により表示された印刷方式をユーザの入力操作により選択させる第2の選択手段とを備えた点に特徴を有する。
【0010】
本発明の印刷装置は、印字パラメータを変更可能とした印刷を行なうとともに、上記印刷に対する課金を行なう印刷装置であって、ユーザの入力操作に基づいてユーザの希望金額を認識する認識手段と、上記印字パラメータの組み合わせによる複数の印刷方式から上記希望金額に収まる料金の印刷方式を選択する第1の選択手段と、上記第1の選択手段により選択された印刷方式を表示するための表示手段と、上記表示手段により表示された印刷方式をユーザの入力操作により選択させる第2の選択手段とを備えた点に特徴を有する。
【0011】
本発明の印刷方法は、印刷装置を用いて印字パラメータを変更可能とした印刷を行なうとともに、上記印刷に対する課金を行なう印刷方法であって、認識手段が、ユーザの入力操作に基づいてユーザの希望金額を認識する認識工程と、第1の選択手段が、上記印字パラメータの組み合わせによる複数の印刷方式から上記希望金額に収まる料金の印刷方式を選択する第1の選択工程と、表示手段が、上記第1の選択工程において選択された印刷方式を表示するための表示工程と、第2の選択手段が、上記表示工程において表示された印刷方式をユーザの入力操作により選択させる第2の選択工程とを行なう点に特徴を有する。
【0012】
本発明のコンピュータプログラムは、印刷装置を用いて印字パラメータを変更可能とした印刷を行なうとともに、上記印刷に対する課金を行なうためのコンピュータプログラムであって、ユーザの入力操作に基づいてユーザの希望金額を認識する認識工程と、上記印字パラメータの組み合わせによる複数の印刷方式から上記希望金額に収まる料金の印刷方式を選択する第1の選択工程と、上記第1の選択工程において選択された印刷方式を表示するための表示工程と、上記表示工程において表示された印刷方式をユーザの入力操作により選択させる第2の選択工程とをコンピュータに実行させる点に特徴を有する。
【0013】
本発明のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、印刷装置を用いて印字パラメータを変更可能とした印刷を行なうとともに、上記印刷に対する課金を行なうためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、ユーザの入力操作に基づいてユーザの希望金額を認識する認識工程と、上記印字パラメータの組み合わせによる複数の印刷方式から上記希望金額に収まる料金の印刷方式を選択する第1の選択工程と、上記第1の選択工程において選択された印刷方式を表示するための表示工程と、上記表示工程において表示された印刷方式をユーザの入力操作により選択させる第2の選択工程とをコンピュータに実行させる点に特徴を有する。
【0014】
上記のようにした本発明においては、ユーザの希望料金内の印刷方式から決定された印刷方式により印刷を行なうことができる。さらに、ユーザに優先度を指定させることにより、ユーザの優先度を考慮して、ユーザの希望料金内の印刷方式を選択することにより、より簡単にユーザの希望に近い印刷方式を選択することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の印刷システム、装置、方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体実施の形態について説明する。
【0016】
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態における印刷システムの構成を示す図であり、ホストコンピュータ1001、カラーレーザビームプリンタ1030、及びその両者を接続する通信線1002から構成される。
【0017】
カラーレーザビームプリンタ1030において、1080は操作を行なうための操作パネル部、1081は印字データや様々な印刷装置の情報等の保存に利用される外部メモリ部、1082は実際に紙に印刷を行なうエンジン部1082、1083はエンジン部1082を制御するエンジン制御部1083、1084は排紙装置部、1031はプリンタ全体の動作を司るプリンタコントローラである。
【0018】
プリンタコントローラ1031の構成を説明する。1032はホストコンピュータ1001との入出力を司るホストI/F部である。1033は入出力バッファであり、ホストI/F1032を通じて制御コード、各通信手段からデータの送受信を行なう。1037はプリンタコントローラ1031全体の動作を制御するCPUである。1050はCPU1037の動作を記述するプログラムが内蔵されているプログラムROMである。1060は上記制御コード、データの解釈や印刷に必要な計算、印字データの処理のためのワークメモリに利用されるRAMである。
【0019】
1038はビットマップ画像展開/転送部であり、画像オブジェクトをビットマップ画像に展開し、展開されたビットマップ画像を印刷装置エンジン部1082に転送する。1039はエンジンI/F部であり、印刷装置エンジン部1082とプリンタコントローラ1031とを繋ぐ。1035はパネルI/F部であり、操作パネル1080とプリンタコントローラ1031とを繋ぐ。1036はメモリI/F部であり、外部メモリ1081とプリンタコントローラ1031とを繋ぐ。1034は各ユニットをつなぐシステムバスである。
【0020】
上記プログラムROM1050には、ホストコンピュータ1001から受信したデータより各種画像オブジェクトを生成する画像情報生成モジュール1051、印字パラメータのスケジューリングを行なう印字パラメータスケジューリングモジュール1052、課金処理を行なう課金処理モジュール1060が含まれている。
【0021】
また、上記RAM1060には、各印字パラメータを設定したときの料金を格納する料金テーブル1061、印字パラメータスケジューリングモジュール1052が選択した印字パラメータとその料金の組を格納する設定テーブル1062が含まれている。
【0022】
図2には、カラーレーザビームプリンタ1030のエンジン部1082の構成を示す。同図に示すように、カラーレーザビームプリンタ1030は、筐体2001を備え、筐体2001には、エンジン部1082を構成するための各機構と、その各機構による各印字プロセス処理(例えば給紙処理等)に関する制御を行なうエンジン制御部1083(図1)及びプリンタコントローラ1031(図1)を収納する制御ボード収納部2003とが内蔵されている。
【0023】
エンジン部1082を構成するための各機構としては、レーザ光の操作による感光ドラム2005上への静電潜像形成、その静電潜像の顕像化、その顕像を中間転写体2010に多重転写し、多重転写されたカラー画像を印刷用紙等の転写材2027へ更に転写するための光学処理機構、転写材2027に転写されたトナー像を定着させるための定着処理機構、転写材2027の給紙処理機構、転写材2027の搬送処理機構が設けられている。
【0024】
光学処理機構は、レーザスキャナ部2020において、半導体レーザ(図示せず)から発射されるレーザ光をプリンタコントローラ1031から供給されたイメージデータに応じてオン、オフ駆動するレーザドライバ2006を有し、半導体レーザから発射されたレーザ光は回転多面鏡2007により走査方向に振られる。その主走査方向に振られたレーザ光は、反射ミラー2008を介して感光ドラム2005に導かれ、感光ドラム2005上を主走査方向に露光する。
【0025】
現像器2019で一次帯電器2023により帯電され、レーザ光による走査露光によって感光ドラム2005上には静電潜像が形成され、その潜像は供給されるトナーによってトナー像に顕像化される。トナー像は、トナー像とは逆特性の電圧を印加して感光ドラム2005上から中間転写体2010上に転写(1次転写)する。
【0026】
カラー画像形成時には、中間転写体2010の1回転毎に現像ロータリ2011が回転し、イエロー現像器2012Y、マゼンタ現像器2012M、シアン現像器2012C、次いで黒現像器の順で現像工程がなされ、中間転写体2010が4回転してイエロー、マゼンタ、シアン、黒のそれぞれの可視像を順次形成し、その結果フルカラー可視像を形成する。また、モノクロ画像形成時には、黒現像器のみで現像工程がなされ、中間転写体2010が1回転して黒の可視像を形成し、モノクロ可視像を中間転写体2010上に形成する(1次転写)。
【0027】
中間転写体2010上に形成されたトナー像は、転写ローラ2013で待機させておいた転写材2027を搬送し、転写ローラ2013にて転写材2027を中間転写体2010に圧接すると同時に、転写ローラ2013にトナーと逆特性のバイアスを印加することで、給紙処理機構によって副走査方向に同期して給紙される転写材2027に転写される(2次転写)。感光ドラム2005、及びイエロー現像器2012Y、マゼンタ現像器2012M、シアン現像器2012C、次いで黒現像器は着脱可能であり、黒以外の現像器は、現像ロータリ2011に入っている。
【0028】
反射ミラー2008は半透過型ミラーからなり、その裏面側にはビームディテクタ2009が配置されている。ビームディテクタ2009はレーザ光を検出し、その検出信号は制御ボード収納部2003のプリンタコントローラ1031(図1)に与えられる。プリンタコントローラ1031は、ビームディテクタ2009の検出信号に基づき主走査方向への露光タイミングを決定する水平同期信号を生成し、その水平同期信号は出力される。
【0029】
クリーナ2022は、感光ドラム2005上の残存トナーを取り除く。前露光ランプ2021は、感光ドラム2005を光陰電する。
【0030】
転写ローラ2013は、図示上下方向に移動可能で、かつ、駆動手段を有している。上記中間転写体2010に4色のトナー像を形成している間、すなわち、中間転写体2010が複数回回転している間は、その画像を乱さないように、図示実線で示すように、転写ローラ2013は下方に位置し、中間転写体2010とは離れている。中間転写体2010に4色のトナー像の形成が終わった後、転写材2027にカラー画像を転写するタイミングに合わせて、転写ローラ2013は図示しないカム部材により図示点線で示す上方の位置、すなわち転写材2027を介して中間転写体2010に所定の圧力で押し付けられる。同時に、転写ローラ2013にはバイアスが印加され、中間転写体2010上のトナー画像は転写材2027に転写される。
【0031】
転写ローラクリーナ2046は、転写ローラ2013に転写材2027のサイズ外に印字された中間転写材のトナーがついた場合のクリーニングを行なう。また、中間転写体2010の周りには、画像形成を行なう際の印字開始位置を決めるための画像形成開始位置検出センサ2044T、転写材2027の給紙のタイミングを図るための給紙タイミングセンサ2044R、濃度制御時にパッチの濃度を図る濃度センサ2044Cが配置されている。濃度制御が行われた際には、この濃度センサ2044Cにより、それぞれのパッチの濃度測定を行なう。
【0032】
定着処理機構は、転写材2027に転写されたトナー像を熱圧によって定着させるための定着器2014を有し、定着器2014には、転写材2027に熱を加えるための定着ローラ2015と、転写材2027を定着ローラ2015に圧接させるための加圧ローラ2016とからなる。これらローラ2015、2016は中空ローラであり、内部にそれぞれヒータ2017、2018を有し、回転駆動されると同時に転写材2027を搬送するように構成されている。
【0033】
転写材判別センサ2045は、転写材2027の種類を自動的に検出し、定着性を高めるためのものであり、転写材2027の特性によって、定着器を通す時間を調節することによって転写材2027の搬送時間を切り替える。
【0034】
転写材の給紙機構は、転写材2027を収容するカセット2024と手差し用トレイ2025とを有し、カセット2024の転写材又は手差しトレイ2025の転写材を選択的に給紙するように構成されている。カセット2024は筐体2001内に装着され、カセット2024には、仕切り板(図示せず)の移動位置に応じて転写材のサイズを電気的に検知するサイズ検知機構が設けられている。カセット2024からはその最上の転写材から1枚単位でカセット給紙クラッチ2026の回転駆動によって給紙ローラ2038まで搬送される。カセット給紙クラッチ2026は、給紙毎に駆動手段(図示せず)によって間欠的に回転駆動されるカムからなり、そのカムが1回転する毎に1枚の転写材が給紙される。
【0035】
給紙ローラ2038は、転写材をその先端部がレジストシャッタ2028に対応する位置まで搬送し、レジストシャッタ2028は、給紙された転写材2027の抑圧及びその解除によって、その転写材2027の給紙停止及びその解除を行なう。このレジストシャッタ2028の動作は、レーザ光の副走査に同期するように制御される。
【0036】
これに対して、手差しトレイ2025は筐体2001に設けられ、ユーザによって手差しトレイ2025に搭載された転写材は、給紙ローラ2029でレジストシャッタ2028に向けて給紙される。
【0037】
転写材の搬送処理機構は、レジストシャッタ2028による抑圧が解除された転写材を中間転写体2010に向けて搬送する搬送ローラ2039と、定着器2014から排出された転写材を筐体2001上部に形成された排紙トレイFDまで導くための各フラッパ2036、2037と各搬送ローラ2040、2041、2042と、各搬送ローラ2040〜2042を駆動するための駆動手段(図示せず)とを有する。フラッパ2037は、切り替えることによって、筐体2001上部に形成された排紙トレイFD、筐体2001側面に形成された排紙トレイFUの排紙先を切り替えることが可能である。
【0038】
また、フラッパ2036を切り替えることによって、両面印字を行なうことも可能となる。反転給紙ユニット2030は、エンジン搬送ローラ2031、2032、2033、及びフラッパ2034を備える、両面印字を行いフェースダウンで印字する場合(排紙トレイFDに表面が図中下、裏面が図中上に来るように印字)は、転写材2027は、まず裏面の印字から行われ、カセット2024から給紙された場合、裏面が印字され、フラッパ2036により搬送ローラ2035、2034によって反転給紙ユニットヘ導かれる。
【0039】
不図示のセンサが転写材2027の後端を検知すると、転写材2027は、搬送ローラ2031を逆回転させ、フラッパ2034を切り替えることにより搬送ローラ2032によって、反転給紙ユニット内に給紙カセット2030と平行に納められる。このとき、転写材に印字された面(裏面)は上を向いている。次に給紙先を反転給紙ユニット2030に指定すると、搬送ローラ2033、給紙ローラ2038を経て、再度、転写ローラ2013、定着器2014を通り表面が印字され、フラッパ2036、2037を切り替えることによって、排紙トレイFDに排紙されることになる。
【0040】
また、両面印字を行いフェースアップで印字する場合(排紙トレイFUに排紙する場合で表面が図中下、裏面が図中上に来るように印字)は、先に表面を印字して、反転給紙ユニット2030に排紙し、裏面を印字して、反転給紙ユニット2030から排紙トレイFUへ排紙することになる。
【0041】
また、排紙装置の動作を管理する排紙装置部1084を持ち、プリンタ1030の本体に、排紙装置を接続して利用することが可能となっている。図3には、本実施の形態のカラーレーザビームプリンタ1030の排紙装置3001の構成を示す。
【0042】
排紙装置3001は、筐体2001の排紙トレイFU部分に着脱可能であり、印刷された紙を保持しておく排紙ビン1(3002)、排紙ビン2(3003)、排紙ビン3(3004)、排紙ビン4(3005)、排紙ビン5(3006)、排紙ビン6(3007)を持つ。
【0043】
3021〜3030は、エンジン部より送られて来た用紙を各排紙ビン3002〜3007に排紙するための搬送ローラである。また、3050〜3055は、印字の終了した用紙の搬送方向を切り替えるフラッパである。例えば、フラッパ3050、3054を点線で示すように切り替えると、搬送された印刷用紙は、フェースアップで排紙ビン4(3004)へと導かれることになる。
【0044】
排紙ビン6(3007)は、厚紙や0HT等の特殊用紙を排出する際に利用される。また、この排紙ビン3007ヘ印刷用紙を送ることによって、フェースダウンで同様に排紙ビン1〜5へ排紙することも可能である。この場合、フラッパ3050、3051を同図に示す実線のようにセットすると、用紙は一度ビン3007へ送られ、フラッパを通過した後に、搬送ローラ3022を逆回転させることによって用紙を戻し、フラッパ3051を点線のように設定することによって、用紙の上下を反転させ、フラッパ3054を点線で示すように切り替えることによって、フェースダウンで印字可能となる。
【0045】
このように、それぞれのフラッパを操作することによって、各排紙ビン3002〜3006に、フェースアップ、フェースダウンでの印字が可能となる。
【0046】
排紙ビン3002〜3006には、それぞれに排出される文書にステープルを行なうことが可能なステープル装置3010、3011、3012、3013、3014が設置されている。ステープル装置3010〜3014では、ステープルが各排紙ビン3002〜3006で直接行われるため、他の排紙ビンに排出する場合に影響を及ぼさない構造になっている。
【0047】
図2に説明を戻して、筐体2001には、操作パネル部1080(図1)を構成する操作パネル2002が取り付けられている。図4には、操作パネル2002の一例である液晶操作パネル4001を示す。液晶操作パネル4001には、情報表示のための液晶表示部4002、指示入力操作のためのテンキー4011〜4019、小数点(.)キー4006、カーソルキー4030〜4033、実行キー4003、クリアキー4004、1文字削除が可能なDELETEキー4005が配されている。
【0048】
また、筐体2001には、プリンタコントローラ1031(図1)により印字データ等の記億に利用される外部メモリ部1081(図1)を構成するための外部メモリユニット2043が取り付けられている。
【0049】
次に、プリンタコントローラ1031での動作について説明する。ホストコンピュータ1001において、ユーザからの指定により印刷の実行が指定されると、ホストコンピュータ1001から通信線1002を介して送信されてきた制御コード、データは、ホストI/F部1032を介して入力ハッファ1033を経由してRAM1060に蓄えられる。
【0050】
CPU1037は、プログラムROM1050に記述されたプログラムに従い、画像情報生成モジュール1051を実行し、データの処理を行い、図形や文字、イメージデータ等、各々の画像オブジェクトについての画像情報を生成する。
【0051】
1ぺ一ジ内の全ての画像オブジェクトの画像情報を生成後、ビットマップ画像展開/転送部1038において実際に印刷するビットマップ画像に展開し、展開されたビットマップ画像は、印刷装置エンジン部1082に送られ、転写材に印刷され、給排紙口設定部で指定された給紙口より給紙を行い、指定された排紙口より排紙されることになる。
【0052】
図5は、本実施の形態における全体の処理概略を示すフローチャートである。印字データを入力後(ステップ5001)、印字パラメータのスケジューリングを行なう(ステップ5002)。その後、プログラムROM1050上の課金処理モジュール1053を用いた課金処理後(ステップ5003)、印刷が行なわれる(ステップ5005)。各処理における詳細な説明は、以下に説明する。
【0053】
図6は、印字データの入力処理の手順を示すフローチャートである。ホストコンピュータ1001において印字データが入力されると(ステップ6001)、印字データは通信線1002を通してプリンタ1003に送られる(ステップ6002)。プリンタ1003は、展開するデータを認識する(ステップ6003)。
【0054】
図7は、印字パラメータのスケジューリング処理を示すフローチャートである。印字データがホストコンピュータ1001から転送されると、そのデータに付随した印字パラメータ(用紙サイズ、カラー/モノクロ、枚数等)より、プログラムROM1050の印字パラメータスケジューリングモジュール1052が、各印字パラメータ設定後の料金をRAM1060内の料金テーブル1061に基づいて全て計算する(ステップ7001)。この情報を設定テーブル1062に記憶しておく。計算した中で最も低い料金と高い料金を表示して、この範囲内でユーザが希望金額を入力するように促す(ステップ7002)。ユーザは、希望する金額を操作パネル部1080に入力する(ステップ7003)。
【0055】
次にプログラムROM1050の印字パラメータスケジューリングモジュール1052が、各印字パラメータ(拡大/縮小、省インク、フィニッシング等)を組み合わせた印刷方式の中から、入力された金額以内の方法を全て選択する(ステップ7004)。この情報を設定テーブル1062に記憶しておく。このとき、条件に合う印刷方式がない場合(ステップ7005)は、キャンセルもしくはユーザの再入力となる(ステップ7009)。条件に合う印刷方式がある場合(ステップ7005)は、その印刷方式を全て操作パネル部1080に表示する(ステップ7006)。ユーザは、表示された印刷方式から希望する印刷方式を操作パネル部1080を操作することによって選択する(ステップ7007)。希望する印刷方式がない場合は、キャンセルもしくはユーザの再入力となる(ステップ7009)。キャンセルの場合は、強制終了となり、今までの処理は全てクリアされる。
【0056】
図8は、全料金計算処理の手順を示したフローチャートである。まず、各印字パラメータを適当に選択する(ステップ8001〜8008)。その印字パラメータに基づいて料金を計算する(ステップ8009)、その後、各パラメータを1つずつ変更していくことにより、全ての印字パラメータの組を求める。
【0057】
具体的には、最後に選択した印字パラメータであるステープルの有/無の両方を選択したかどうかをチェックする(ステップ8010)。もし、未選択なものがあれば、ステープルの設定に戻る(ステップ8008)。全て選択済みであれば、その選択済みチェックを解除する(ステップ8018)。
【0058】
次に省トナーの有/無の両方を選択したかどうかをチェックする(ステップ8011)。もし、未選択なものがあれば、省トナーの設定に戻る(ステップ8007)。全て選択済みであれば、その選択済みチェックを解除する(ステップ8019)。
【0059】
次に全ての階調を選択したかどうかをチェックする(ステップ8012)、もし、未選択なものがあれば、階調の設定に戻る(ステップ8006)。全て選択済みであれば、その選択済みチェックを解除する(ステップ8020)。
【0060】
次に全ての解像度を選択したかどうかをチェックする(ステップ8013)、もし、未選択なものがあれば、解像度の設定に戻る(ステップ8005)。全て選択済みであれば、その選択済みチェックを解除する(ステップ8021)。
【0061】
次にカラー/モノクロの両方を選択したかどうかをチェックする(ステップ8014)。もし、未選択なものがあれば、カラー/モノクロの設定に戻る(ステップ8004)。全て選択済みであれば、その選択済みチェックを解除する(ステップ8022)。
【0062】
次に両面/片面の両方を選択したかどうかをチェックする(ステップ8015)。もし、未選択なものがあれば、両面/片面の設定に戻る(ステップ8003)。全て選択済みであれば、その選択済みチェックを解除する(ステップ8023)。
【0063】
次に全てのぺ一ジモードを選択したかどうかをチェックする(ステップ8016)。もし、未選択なものがあれば、ぺ一ジモードの設定に戻る(ステップ8002)。全て選択済みであれば、その選択済みチェックを解除する(ステップ8024)。
【0064】
次に全ての用紙サイズを選択したかどうかをチェックする(ステップ8017)。もし、未選択なものがあれば、用紙サイズの設定に戻る(ステップ8001)。全て選択済みであれば、その選択済みチェックを解除する(ステップ8025)。このようにして全ての印字パラメータの組の料金を計算したら、次の処理へ移行となる。
【0065】
図9は、料金計算処理の手順を示したフローチャートである。以下のように、料金に影響する印字パラメータを基に料金を決定する。まず、用紙サイズを基に基本料金を決める(ステップ9001)。例えば、用紙サイズがA4ならx円(ステップ9002)、B5ならy円(ステップ9003)とする。
【0066】
上記値に印字枚数を掛ける(ステップ9004)。また、上記値をぺ一ジモードの数で割る(ステップ9005)。端数は切り上げである。
【0067】
両面印刷であれば(ステップ9006)、上記値を2で割る(ステップ9007)。端数は切り上げである。
【0068】
カラー印刷であれば(ステップ9008)、上記値に係数cを掛ける(ステップ9009)。通常、カラー印刷はモノクロ印刷よりコストがかかるので、c>1である。
【0069】
省トナーモードであれば(ステップ9010)、上記値に係数tを掛ける。通常、トナー消費が減り、コストが下がるので、t<1である。
【0070】
解像度が600dpiであれば、上記値をそのまま(ステップ9012)、解像度を300dpiに下げれば、上記値に係数rを掛ける(ステップ9013)。
【0071】
階調が2であれば(ステップ9014)、上記値はそのまま、階調が4であれば(ステップ9014)、上記値に係数1を掛け(ステップ9016)、階調が8であれば(ステップ9014)、係数hを掛ける(ステップ9015)。
【0072】
ステープルをするならば(ステップ9017)、上記値に定数sを加える(ステップ9018)。
【0073】
以上より求めた料金mと、そのときの印字パラメータとを、RAM1060の設定テーブル1062に保存する(ステップ9019)。
【0074】
図10は、印刷方式選択処理の手順を示したフローチャートである。RAM1060の設定テーブル1062の中から未選択の印刷方式を選択する(ステップ10001)。その印刷方式の料金がユーザの希望料金内であれば(ステップ10002)、その印刷方式にマークを付ける。この処理を、全ての印刷方式について行なう(ステップ10004)。マークの付いた印刷方式は、この後表示されることになる。
【0075】
図11は、印刷処理の手順を示したフローチャートである。印字パラメータのスケジューリングにより決定された印字パラメータを設定する(ステップ11001)。その後、印字データを印刷する(ステップ11002)。そして、印刷終了通知を操作パネル部1080により行なう(ステップ11003)。
【0076】
図12は、ユーザが料金を入力するときの表示画面の一例である。料金の上限と下限が表示され、その下に希望金額を入力が可能になる。ユーザは操作パネル部1080を操作して、具体的には図4に示した液晶操作パネル4001のテンキー4010〜4019を使用して、希望金額を入力する。
【0077】
図13は、印刷方式選択時の表示画面の一例である。希望金額内の印刷方式が全て表示されるので、操作パネル部1080を操作して、具体的には図4に示した液晶操作パネル4001の左右カーソル4031、4033を使用して、希望する印刷方式を選択する。表示部4001に印刷方式が全て入りきらない場合は、左右カーソル4031、4033で端まで行くと、印刷方式の画面が左右にスクロールする。
【0078】
このようにしてユーザの希望料金以内の印刷方式を表示し、上記印刷方式の中からユーザが好みに合わせて印刷方式を選択させることにより、ユーザの計算の手間を省くことが可能となる。
【0079】
(第2の実施の形態)
上記第1の実施の形態においては、条件に合う印刷方式をユーザに選択させていたが、ユーザが課金に影響する印字パラメータの優先度を与えることによっても印刷方式を選択することが可能である。なお、印刷システム等の構成は第1の実施の形態と同じであり、印字パラメータのスケジューリング処理及び表示画面が異なる。
【0080】
図14は、優先度を用いた場合の印字パラメータのスケジューリング処理を示すフローチャートである。印字データがホストコンピュータ1001から転送されると、そのデータに付随した印字パラメータ(用紙サイズ、カラー/モノクロ、枚数等)より、プログラムROM1050の印字パラメータスケジューリングモジュール1052が、各印字パラメータ設定後の料金をRAM1060内の料金テーブル1061に基づいて全て計算する(ステップ14001)。この情報を設定テーブル1062に記憶しておく。計算した中で最も低い料金と高い料金を表示して、この範囲内でユーザが希望金額を入力するように促す(ステップ14002)。ユーザは、希望する金額と印字パラメータの優先度を操作パネル部1080に入力する(ステップ14003)。
【0081】
次にプログラムROM1050の印字パラメータスケジューリングモジュール1052が、ユーザが指定した優先度と希望金額に基づき、各印字パラメータ(拡大/縮小、省インク、フィニッシング等)を組み合わせた印刷方式の中から、入力された金額以内の方法を選択する(ステップ14004)。この情報を設定テーブル1062に記憶しておく。印刷方式の選択方法は、優先度が低い順に印字パラメータを下げてゆき、希望金額内に収まるまで続け、希望金額内に収まったときの印字パラメータの組を使用する印刷方式として採用する、このとき、条件に合う印刷方式がない場合(ステップ14005)は、キャンセルもしくはユーザの再入力となる(ステップ14008)。条件に合う印刷方式がある場合(ステップ14005)は、その印刷方式を操作パネル部1080に表示する(ステップ14006)。ユーザが選択された印刷方式を確認した後(ステップ14007)、課金処理へと移行する。ユーザがこの印刷方式を希望しない場合は、キャンセルもしくはユーザの再入力となる(ステップ14008〉。キャンセルの場合は強制終了となり、今までの処理は全てクリアされる。
【0082】
図15は、優先度を用いた場合の印刷方式選択処理の手順を示したフローチャートである。まず、各印字パラメータを料金が最も高くなるように設定する(ステップ15001)。次に予め最も優先度の低い印字パラメータを選択しておく(ステップ15002)。この印刷方式での料金がユーザ希望料金内であれば(ステップ15003)、この印刷方式にマークを付けて次の処理へ移行する。このマークを付けた印刷方式が選択された印刷方式となる。
【0083】
ユーザ希望料金以上であれば、該当印字パラメータがより低くなるように変更可能かどうかを調べる(ステップ15005)。変更できれば、1段階変更して料金チェック処理に戻る(ステップ15006)。変更できなければ、全ての印刷方式を選択したかどうかを調べる(ステップ15007)。未選択の印字パラメータがあれば、その中で最も優先度の低い印字パラメータを選択してパラメータ変更処理へ進む(ステップ15008)。全ての印刷方式を選択したら次の処理へ移行する。
【0084】
図16は、ユーザが優先度を入力するときの表示画面の一例である。ユーザは操作パネル部1080、具体的には図4に示した液晶操作パネル4001の上下カーソル4030、4032を用いて、対象印字パラメータを指定することが可能になる。対象印字パラメータの指定後、左右カーソル4031、4033もしくはテンキー4010〜4019を使用して、優先度を決定することが可能になる。ここでの優先度は、入力した数字が小さい程優先度は高くなる。また、ある特定の印字パラメータをユーザの希望に沿って固定させて、残りの印字パラメータにのみ優先順位をつけることにしてもよい。また、同一優先順位である印字パラメータがあってもよい。その場合の印刷方式選択処理過程は、どちらのパラメータを先の順位と考えても良い。
【0085】
図17は、印刷方式決定時の表示画面の一例である。希望金額と優先度により決定された印刷方式を表示する、この印刷方式でよい場合は、図4に示した液晶操作パネル4001の実行キー4003を、都合が悪い場合はCANCELキーを押せばよい。このようにしてユーザの優先度を考慮して、ユーザの希望料金以内の印刷方式を選択することにより、より簡単にユーザの希望に近い印刷方式を選択することが可能となる。
【0086】
なお、上記第2の実施の形態において、優先度はユーザによって与えられたが、印刷システム側で用意することも可能である。この場合、ユーザは希望金額のみ指定すれば印刷方式が決定し、ユーザの手間を省くことが可能となる。
【0087】
また、第2の実施の形態では、1つの印刷方式に決定されていたが、第1の実施の形態のように希望金額内の印刷方式を全て表示し、ユーザに選択させることも可能である。その場合、印刷方式を優先度の高い順に並べることにより、ユーザは希望している印刷方式をより簡単に選択することが可能になる。
【0088】
ユーザの希望金額を知る手段の実現方法として、上述した実施の形態ではユーザからの金額入力手段をシステムに適用していたが、ユーザの金額投入による検知手段をシステムに適用しても同様に実現される。
【0089】
なお、上記実施の形態における表示方法、料金計算方法、印刷方式選択方法はこれに限定するものではない。課金に影響する印字パラメータとして、用紙サイズ、印刷枚数、ぺ一ジモード、両面/片面、カラー/モノクロ、省トナーモード、解像度、階調、ステープルを挙げたが、これに限定するものではなく、いずれかの印字パラメータを省いてもよく、また、新たな印字パラメータを加えても良い。
【0090】
ホストコンピュータ1001ヘの印字データの入力方法は、ホストコンピュータ1001の外部記憶装置より転送でも、ネットワークによる転送でも良い。また、本実施の形態では、ホストコンピュータ1001を用いてデータを入力したが、直接プリンタ1030にネットワーク経由で印字データを入力してもよい。
【0091】
(その他の実施の形態)
本発明は複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。上記実施の形態では、印刷装置の一例としてカラーレーザビームプリンタ1030を挙げたが、これに限定したものではない。
【0092】
また、上述した実施の形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイスと接続された装置或いはシステム内のコンピュータに対し、上記実施の形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU或いはMPU)に格納されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
【0093】
この場合、上記ソフトウェアのプログラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体は本発明を構成する。また、そのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記録媒体としては、例えばフロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0094】
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、上述の実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)或いは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施の形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施の形態に含まれることはいうまでもない。
【0095】
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることはいうまでもない。
【0096】
なお、上記実施の形態において示した各部の形状及び構造は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、又は、その主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【0097】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、例えばユーザの希望料金内の印刷方式を表示し、その印刷方式の中からユーザに好みに合わせて印刷方式を選択させることにより、ユーザの希望料金内の印刷方式の中から決定された印刷方式により印刷を行なうことができ、ユーザの計算の手間を省くことが可能となる。さらに、ユーザの優先度を考慮して、ユーザの希望料金以内の印刷方式を選択することにより、より簡単にユーザの希望に近い印刷方式を選択することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷システムの構成を示す図である。
【図2】カラーレーザビームプリンタ1030のエンジン部1082の構成を示す図である。
【図3】カラーレーザビームプリンタ1030の排紙装置3001の構成を示す図である。
【図4】液晶操作パネル4001を示す図である。
【図5】全体の処理概略を示すフローチャートである。
【図6】印字データの入力処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】印字パラメータのスケジューリング処理を示すフローチャートである。
【図8】全料金計算処理の手順を示したフローチャートである。
【図9】料金計算処理の手順を示したフローチャートである。
【図10】印刷方式選択処理の手順を示したフローチャートである。
【図11】印刷処理の手順を示したフローチャートである。
【図12】ユーザが料金を入力するときの表示画面の一例を示す図である。
【図13】印刷方式選択時の表示画面の一例を示す図である。
【図14】優先度を用いた場合の印字パラメータのスケジューリング処理を示すフローチャートである。
【図15】優先度を用いた場合の印刷方式選択処理の手順を示したフローチャートである。
【図16】ユーザが優先度を入力するときの表示画面の一例を示す図である。
【図17】印刷方式決定時の表示画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1001 ホストコンピュータ
1002 通信線
1030 カラーレーザビームプリンタ
1031 プリンタコントローラ
1032 ホストI/F部
1033 入出力バッファ
1034 システムバス
1035 パネルI/F部
1036 メモリI/F部
1037 CPU
1038 ビットマップ画像展開/転送部
1039 エンジンI/F部
1050 プログラムROM
1051 画像情報生成モジュール
1052 印字パラメータスケジューリングモジュール
1053 課金処理モジュール
1060 RAM
1061 料金テーブル
1062 設定テーブル
1080 操作パネル部
1081 外部メモリ部
1082 印刷装置エンジン部
1083 エンジン制御部
1084 排紙装置部

Claims (9)

  1. 印刷装置を用いて印字パラメータを変更可能とした印刷を行なうとともに、上記印刷に対する課金を行なう印刷システムであって、
    ユーザの入力操作に基づいてユーザの希望金額を認識する第1の認識手段と、
    上記印字パラメータの組み合わせによる複数の印刷方式から上記希望金額に収まる料金の印刷方式を選択する第1の選択手段と、
    上記第1の選択手段により選択された印刷方式を表示するための第1の表示手段と、
    上記第1の表示手段により表示された印刷方式をユーザの入力操作により選択させる第2の選択手段とを備えたことを特徴とする印刷システム。
  2. ユーザが指定した上記印字パラメータの優先度を認識する第2の認識手段を備え、
    上記優先度を基に上記希望金額に収まる印刷方式を決定し、上記第2の選択手段は、該決定した印刷方式をユーザに選択させることを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
  3. ユーザが指定できる金額の上限及び下限のうち少なくともいずれかを表示するための第2の表示手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷システム。
  4. 上記第1の表示手段は、上記希望金額に収まる料金の複数の印刷方式を表示させ、
    上記第2の選択手段は、上記複数の印刷方式のうち、ユーザが希望する印刷方式を選択させることを特徴とする請求項1又は3に記載の印刷システム。
  5. 上記第1の表示手段により上記表示された印刷方式のキャンセルを受け付ける受け付け手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の印刷システム。
  6. 印字パラメータを変更可能とした印刷を行なうとともに、上記印刷に対する課金を行なう印刷装置であって、
    ユーザの入力操作に基づいてユーザの希望金額を認識する認識手段と、
    上記印字パラメータの組み合わせによる複数の印刷方式から上記希望金額に収まる料金の印刷方式を選択する第1の選択手段と、
    上記第1の選択手段により選択された印刷方式を表示するための表示手段と、
    上記表示手段により表示された印刷方式をユーザの入力操作により選択させる第2の選択手段とを備えたことを特徴とする印刷装置。
  7. 印刷装置を用いて印字パラメータを変更可能とした印刷を行なうとともに、上記印刷に対する課金を行なう印刷方法であって、
    認識手段が、ユーザの入力操作に基づいてユーザの希望金額を認識する認識工程と、
    第1の選択手段が、上記印字パラメータの組み合わせによる複数の印刷方式から上記希望金額に収まる料金の印刷方式を選択する第1の選択工程と、
    表示手段が、上記第1の選択工程において選択された印刷方式を表示するための表示工程と、
    第2の選択手段が、上記表示工程において表示された印刷方式をユーザの入力操作により選択させる第2の選択工程とを行なうことを特徴とする印刷方法。
  8. 印刷装置を用いて印字パラメータを変更可能とした印刷を行なうとともに、上記印刷に対する課金を行なうためのコンピュータプログラムであって、
    ユーザの入力操作に基づいてユーザの希望金額を認識する認識工程と、
    上記印字パラメータの組み合わせによる複数の印刷方式から上記希望金額に収まる料金の印刷方式を選択する第1の選択工程と、
    上記第1の選択工程において選択された印刷方式を表示するための表示工程と、
    上記表示工程において表示された印刷方式をユーザの入力操作により選択させる第2の選択工程とをコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  9. 印刷装置を用いて印字パラメータを変更可能とした印刷を行なうとともに、上記印刷に対する課金を行なうためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
    ユーザの入力操作に基づいてユーザの希望金額を認識する認識工程と、
    上記印字パラメータの組み合わせによる複数の印刷方式から上記希望金額に収まる料金の印刷方式を選択する第1の選択工程と、
    上記第1の選択工程において選択された印刷方式を表示するための表示工程と、
    上記表示工程において表示された印刷方式をユーザの入力操作により選択させる第2の選択工程とをコンピュータに実行させるプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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