JP2006302036A - 色処理モード切替方法、及び該方法を実現する情報処理装置とその制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 プリンタに依存しない作りになっているアプリケーションにおいてプリンタの能力に応じてカラーモノクロ色判定処理を切り替えることが可能なアプリケーションを提供する。
【解決手段】 カラーとモノクロ印刷及び両面印刷が可能なプリンタに対して、カラー印刷するかモノクロ印刷するかを切り替えるカラーモノクロ切替方法で、両面印刷が指示された場合に、アプリケーションが、前記プリンタがページ単位でカラーモノクロ切り替えが行えるか、用紙単位でしかカラーモノクロ切り替えが行えないかを認知し、ページ単位で行える場合は、印刷ジョブのデータからページ単位にカラーかモノクロかを判定して、プリンタにページ単位のカラーモノクロ切り替えを指示し、用紙単位でしか行えない場合は、印刷ジョブのデータからページ単位にカラーかモノクロかを判定した後、用紙単位でカラーかモノクロかを統一して用紙単位のカラーモノクロ切り替えを指示する。
【選択図】 図8
【解決手段】 カラーとモノクロ印刷及び両面印刷が可能なプリンタに対して、カラー印刷するかモノクロ印刷するかを切り替えるカラーモノクロ切替方法で、両面印刷が指示された場合に、アプリケーションが、前記プリンタがページ単位でカラーモノクロ切り替えが行えるか、用紙単位でしかカラーモノクロ切り替えが行えないかを認知し、ページ単位で行える場合は、印刷ジョブのデータからページ単位にカラーかモノクロかを判定して、プリンタにページ単位のカラーモノクロ切り替えを指示し、用紙単位でしか行えない場合は、印刷ジョブのデータからページ単位にカラーかモノクロかを判定した後、用紙単位でカラーかモノクロかを統一して用紙単位のカラーモノクロ切り替えを指示する。
【選択図】 図8
Description
本発明は色処理モード切替方法、及び該方法を実現する情報処理装置とその制御プログラムに関し、特に、プリンタやデジタル複写機等を用いて電子文書を印刷処理する際に、カラーモノクロのいずれで印刷するかを判断するカラーモノクロ判定に関するものである。さらに詳細には、カラーとモノクロが混在したドキュメントを印刷実行する際に、印刷処理装置側の能力に応じて正しいカラーモノクロ切り替えを可能とする色処理モード切替方法、及び該方法を実現する情報処理装置とその制御プログラムに関するものである。
昨今、カラープリンタが急速に普及したことにより、パソコン、ワープロ、ワークステーション等のDTP機器で作成したカラーモノクロ混在文書を、カラープリンタによってプリントアウトすることが多くなっている。又、最近のカラープリンタの中には、カラー印刷モードとモノクロ印刷モードを備え、モノクロ印刷モードでは印刷速度を速くしたり、モノクロ印刷モードの課金をカラー印刷モードより安く設定しているものがある。
そのため、パソコン、ワープロ、ワークステーション等のDTP(Desk Top Publishing)機器から転送されるカラーモノクロ混在文書の色判定を正しく行うことが要求されているが、これは、例えば、プリンタドライバがスプールデータをチェックすることによって、カラー印刷モードとモノクロ印刷モードの判定を行っていた(特許文献1)。
特開平10−285421号公報
しかしながら、カラーとモノクロの切り替え方法は、プリンタによって異なるものである。例えば、Aというプリンタは、両面印刷時に表面と裏面で別々のカラーモノクロ属性が設定できるのに対して、Bというプリンタは、両面印刷時に表面と裏面が同じカラーモノクロ属性でないと、正しく印刷がされないといった場合がある。ただし、このような場合でも、カラーモノクロの色判定を前述したプリンタドライバで行っている限りは問題が発生しない。なぜなら、プリンタドライバは出力先のプリンタ毎に作成されているため、各面で個別に色処理モードを指定可能な仕様のプリンタに対するプリンタドライバは、表面と裏面で独立してオートカラー判断を行い各面に対して色処理モードを判定するし、また、用紙単位で色処理モードを指定する仕様のプリンタに対するプリンタドライバは、両面の色属性を判断して用紙に対して色処理モードを判定するからである。
ところが、プリンタに依存しない作りになっているアプリケーションにおいてカラー印刷またはモノクロ印刷を行うための色処理モードを指定する仕組みの場合には、出力先のプリンタの能力(仕様)がわからないため、面単位で色処理モードを指定すればよいか、用紙単位で色処理モードを指定すればよいか判断ができず、精度の高いカラーモノクロ判定が行えないという問題が発生する。
又、カラーモノクロ判定が行えるレイヤーとしては、アプリケーションとプリンタドライバとコントローラという3つのレイヤーがあるが、モジュールの構成上、レイヤー毎にカラーモノクロ判定能力が異なるのが普通である。又、プリンタドライバと一言に行ってもさまざまなPDL(Page Description Language)があり、PDLの能力によってはカラーモノクロ処理方法が異なることもある。このような状況下でも、精度の高いカラーモノクロ判定が行えるプリントシステムが要望されている。
尚、上記説明では、プリンタの能力としてカラーモノクロ属性の設定能力を例に従来技術の問題点を説明したが、上述の如く本発明は、プリンタに依存しない作りになっているアプリケーションにおいて、精度よくプリンタの能力に適応した印刷ジョブの処理を可能とすることを課題とするものである。
従って、本発明は、このような問題を解決する1つの手法として、プリンタに依存しない作りになっているアプリケーションにおいてプリンタの能力に応じて適応する処理を可能とする情報処理装置とその制御プログラムを提供する。特に、プリンタの能力に応じてカラーモノクロ色判定処理を切り替えることが可能なアプリケーションを提供するものである。
更に具体的には、表面と裏面が同じ色属性でないと正常に動作しないプリンタに対して印刷を行う場合には、表面と裏面同じ色属性でカラーモノクロ判定を行い、表面と裏面別々の色属性でも正常に動作できるプリンタに対しては、表面と裏面で異なる色属性でカラーモノクロ色判定を行うとことが可能な色処理モード切替方法、及び該方法を実現する情報処理装置とその制御プログラムを提供する。
上記目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、アプリケーションからの文書データに基づいて、プリンタドライバでプリンタで印刷すべき印刷ジョブを生成する機能を有する情報処理装置であって、印刷ジョブを送信する送信先のプリンタの色処理モードの切替についての能力情報をプリンタドライバから取得する取得手段と、前記取得手段で取得されたプリンタの色処理モードの切替についての能力情報に基づいて、前記文書データに対する複数の色処理モードから前記プリンタの能力情報に適応する色処理モードを選択する選択手段と、前記選択手段により選択された前記文書データの色処理モードの指定処理を前記アプリケーション上で実行する処理手段とを有することを特徴とする。
ここで、前記色処理モードの切替についての能力情報は、前記送信先のプリンタが色処理モードの切替処理を用紙単位で行うか印刷面単位で行うかの能力情報であって、前記選択手段は、前記送信先のプリンタの能力情報に基づいて、前記文書データが両面印刷設定されている場合に、色処理モードの指定処理を用紙単位で行うか印刷面単位で行うかを選択する。また、ユーザインタフェース手段を更に有し、前記選択手段は、更に該ユーザインタフェース手段を介して入力された指示情報に基づいて前記文書データの各ページの色処理モードの指定処理を選択する。また、前記処理手段は、前記プリンタが用紙単位で色処理モードの切替を行う場合に、両面印刷時に表面と裏面の両方を考慮して各ページの色処理モードの指定処理を行う。また、前記処理手段は、前記プリンタが印刷面単位で色処理モードの切替を行う場合に、両面印刷時に表面と裏面とで別々に各ページの色処理モードの指定処理を行う。また、前記選択手段は、正しい能力情報を前記プリンタから取得できなかった場合には、色処理モードの指定処理を用紙単位で行うよう選択する。
又、任意のアプリケーションからの文書データに基づいて、プリンタドライバでプリンタで印刷すべき印刷ジョブを生成する機能を有する情報処理装置であって、前記任意のアプリケーションからの文書データを保存ファイルとして保存するスプーラと、印刷ジョブを送信する送信先のプリンタの色処理モードの切替についての能力情報をプリンタドライバから取得する取得手段と、前記取得手段で取得されたプリンタの色処理モードの切替についての能力情報に基づいて、前記文書データに対する複数の色処理モードから前記プリンタの能力情報に適応する色処理モードを選択する選択手段とを有する印刷制御アプリケーションと、
前記選択手段により選択された前記文書データの色処理モードに応じて、前記文書データの各ページの色処理モードを前記プリンタドライバに対して指定する指定手段を有するデスプーラとを有することを特徴とする。
前記選択手段により選択された前記文書データの色処理モードに応じて、前記文書データの各ページの色処理モードを前記プリンタドライバに対して指定する指定手段を有するデスプーラとを有することを特徴とする。
前記デスプーラからグラフィックエンジンを介して受け取ったデータをプリンタが認識可能なプリンタ制御コマンドに変換して印刷ジョブを生成する前記プリンタドライバを更に有することを特徴とする。
又、本発明の色処理モード切替方法は、アプリケーションからの文書データに基づいて、プリンタドライバでプリンタで印刷すべき印刷ジョブを生成する機能を有する情報処理装置の色処理モード切替方法であって、印刷ジョブを送信する送信先のプリンタの色処理モードの切替についての能力情報をプリンタドライバから取得する取得工程と、前記取得工程で取得されたプリンタの色処理モードの切替についての能力情報に基づいて、前記文書データに対する複数の色処理モードから前記プリンタの能力情報に適応する色処理モードを選択する選択工程と、前記選択工程により選択された前記文書データの色処理モードの指定処理を前記アプリケーション上で実行する処理工程とを有することを特徴とする。
ここで、前記色処理モードの切替についての能力情報は、前記送信先のプリンタが色処理モードの切替処理を用紙単位で行うか印刷面単位で行うかの能力情報であって、前記選択工程では、前記送信先のプリンタの能力情報に基づいて、前記文書データが両面印刷設定されている場合に、色処理モードの指定処理を用紙単位で行うか印刷面単位で行うかを選択する。また、前記選択工程では、更にユーザインタフェース手段を介して入力された指示情報に基づいて前記文書データの各ページの色処理モードの指定処理を選択する。また、前記処理工程では、前記プリンタが用紙単位で色処理モードの切替を行う場合に、両面印刷時に表面と裏面の両方を考慮して各ページの色処理モードの指定処理を行う。また、前記処理工程では、前記プリンタが印刷面単位で色処理モードの切替を行う場合に、両面印刷時に表面と裏面とで別々に各ページの色処理モードの指定処理を行う。また、前記選択工程では、正しい能力情報を前記プリンタから取得できなかった場合には、色処理モードの指定処理を用紙単位で行うよう選択する。
又、本発明の制御プログラムは、アプリケーションからの文書データに基づいて、プリンタドライバでプリンタで印刷すべき印刷ジョブを生成する機能を有する情報処理装置が実行する制御プログラムであって、印刷ジョブを送信する送信先のプリンタの色処理モードの切替についての能力情報をプリンタドライバから取得する取得工程と、前記取得工程で取得されたプリンタの色処理モードの切替についての能力情報に基づいて、前記文書データに対する複数の色処理モードから前記プリンタの能力情報に適応する色処理モードを選択する選択工程と、前記選択工程により選択された前記文書データの色処理モードの指定処理を前記アプリケーション上で実行する処理工程とを有することを特徴とする。
ここで、前記色処理モードの切替についての能力情報は、前記送信先のプリンタが色処理モードの切替処理を用紙単位で行うか印刷面単位で行うかの能力情報であって、前記選択工程では、前記送信先のプリンタの能力情報に基づいて、前記文書データが両面印刷設定されている場合に、色処理モードの指定処理を用紙単位で行うか印刷面単位で行うかを選択する。また、前記選択工程では、更にユーザインタフェース手段を介して入力された指示情報に基づいて前記文書データの各ページの色処理モードの指定処理を選択する。また、前記処理工程では、前記プリンタが用紙単位で色処理モードの切替を行う場合に、両面印刷時に表面と裏面の両方を考慮して各ページの色処理モードの指定処理を行う。また、前記処理工程では、前記プリンタが印刷面単位で色処理モードの切替を行う場合に、両面印刷時に表面と裏面とで別々に各ページの色処理モードの指定処理を行う。また、前記選択工程では、正しい能力情報を前記プリンタから取得できなかった場合には、色処理モードの指定処理を用紙単位で行うよう選択する。
以上説明したように、プリンタに依存しない作りになっているアプリケーションにおいてプリンタの能力に応じて適応する処理を可能とする。
例えば、カラーとモノクロが混在したドキュメントを印刷実行する際に、印刷処理装置側の能力に応じて、ページ単位でカラーモノクロ判定を行うのか用紙単位で行うかを切り替えることによって、高速にかつ精度の高いカラーモノクロ判定が可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、本実施形態はカラーモノクロ判定を用紙単位で行なうか、ページ単位(印刷面単位)で行なうかを例に本発明を説明するが、先に記載の如く、本発明は、プリンタに依存しない作りになっているアプリケーションにおけるプリンタの能力に適応する処理を行なうという共通の課題を解決するものであり、カラーモノクロ判定に限定されない。
<本発明が適用される印刷システムのハードウエア構成例>
図1は、本実施形態の印刷システムを構成するホストコンピュータ3000及びプリンタ1500のハードウエア構成例を示すブロック図である。なお、本発明の機能が実行されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステムであっても、LAN,WAN等のネットワークを介して接続され、処理が行われるシステムであっても、本発明を適用できる。
図1は、本実施形態の印刷システムを構成するホストコンピュータ3000及びプリンタ1500のハードウエア構成例を示すブロック図である。なお、本発明の機能が実行されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステムであっても、LAN,WAN等のネットワークを介して接続され、処理が行われるシステムであっても、本発明を適用できる。
(ホストコンピュータ3000のブロック構成例)
図1において、ホストコンピュータ3000は、ROM53のプログラム用ROMあるいは外部メモリ61に記憶された文書処理プログラム等に基づいて、以降で後述される本発明の各実施形態に係わる処理を含む、図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文書処理およびそれに基づく印刷処理の実行を制御するCPU51を備えている。このCPU51がシステムバス54に接続される各デバイスの制御を総括する。また、ROM53のプログラム用ROMあるいは外部メモリ61には、CPU51の制御プログラムであるオペレーティングシステムプログラム(以下OS)等が記憶されている。また、ROM53のフォント用ROMあるいは外部メモリ61には上記文書処理の際に使用するフォントデータ等が記憶されている。さらに、ROM53のデータ用ROMあるいは外部メモリ61には上記文書処理等を行う際に使用する各種データが記憶されている。RAM52は、CPU51の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
図1において、ホストコンピュータ3000は、ROM53のプログラム用ROMあるいは外部メモリ61に記憶された文書処理プログラム等に基づいて、以降で後述される本発明の各実施形態に係わる処理を含む、図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文書処理およびそれに基づく印刷処理の実行を制御するCPU51を備えている。このCPU51がシステムバス54に接続される各デバイスの制御を総括する。また、ROM53のプログラム用ROMあるいは外部メモリ61には、CPU51の制御プログラムであるオペレーティングシステムプログラム(以下OS)等が記憶されている。また、ROM53のフォント用ROMあるいは外部メモリ61には上記文書処理の際に使用するフォントデータ等が記憶されている。さらに、ROM53のデータ用ROMあるいは外部メモリ61には上記文書処理等を行う際に使用する各種データが記憶されている。RAM52は、CPU51の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
キーボードコントローラ(KBC)55は、キーボード59や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。CRTコントローラ(CRTC)56は、CRTディスプレイ(CRT)60による表示を制御する。57はディスクコントローラ(DKC)を示し、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、プリンタ制御コマンド生成プログラム(以下プリンタドライバ)等を記憶するハードディスク(HD)、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等の外部メモリ61とのアクセスを制御する。プリンタコントローラ(PRTC)58は、双方向性インタフェース(インタフェース)65を介してプリンタ1500に接続されて、プリンタ1500との通信制御処理を実行する。通信コントローラ(通信C)101は、通信部102によりネットワーク5000を介して他の装置と通信する。プリンタ1500は、かかる通信コントローラ(通信C)101によりネットワーク5000を介して制御されてもよい。
なお、CPU51は、例えばRAM52上に設定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT60上でのWYSIWYGを可能としている。又、CPU51は、CRT60上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行する。ユーザは印刷を実行する際、印刷の設定に関するウインドウを開き、プリンタの設定や、印刷モードの選択を含むプリンタドライバに対する印刷処理方法の設定を行うことができる。
(プリンタ1500のブロック構成例)
図1において、プリンタ1500は、そのCPU72によって制御される。プリンタCPU72は、ROM73に記憶された制御プログラム等、あるいは外部メモリ74に記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバス75に接続される印刷部(プリンタエンジン)77に印刷出力情報としての画像信号を出力する。また、このROM73のプログラムROMには、CPU72の制御プログラム等が記憶される。また、ROM73のフォント用ROMには上記印刷出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等が記憶される。また、ROM73のデータ用ROMには、ハードディスク等の外部メモリ74がないプリンタの場合には、コンピュータ上で利用される情報等が記憶されている。
図1において、プリンタ1500は、そのCPU72によって制御される。プリンタCPU72は、ROM73に記憶された制御プログラム等、あるいは外部メモリ74に記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバス75に接続される印刷部(プリンタエンジン)77に印刷出力情報としての画像信号を出力する。また、このROM73のプログラムROMには、CPU72の制御プログラム等が記憶される。また、ROM73のフォント用ROMには上記印刷出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等が記憶される。また、ROM73のデータ用ROMには、ハードディスク等の外部メモリ74がないプリンタの場合には、コンピュータ上で利用される情報等が記憶されている。
CPU72は入力部78を介してコンピュータとの通信処理が可能となっている。これにより、プリンタ内の情報等をコンピュータ3000に通知できる。RAM79は、CPU72の主メモリや、ワークエリア等として機能するRAMである。また、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。なお、RAM79は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。
前述したハードディスク(HD)、ICカード等の外部メモリ74は、メモリコントローラ(MC)80によりアクセスを制御される。外部メモリ74は、オプションとして接続され、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等を記憶する。また、78は前述した操作パネルで操作のためのスイッチおよびLED表示器等である。通信コントローラ(通信C)103は、通信部104によりネットワーク5000を介して他の装置と通信する。プリンタ1500は、かかる通信コントローラ(通信C)103によりネットワーク5000を介してホストコンピュータ3000から制御されてもよい。
また、このプリンタ1500には、課金のために、印刷枚数をカウントするカウンタ81が設けられている。このカウンタ81のカウント動作はCPU72によって制御されうる。
又、前述した外部メモリ74は1個に限らず、複数個備えられ、内蔵フォントに加えてオプションカード、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数接続できるように構成されていてもよい。更に、図示しないNVRAMを有し、操作パネル1501からのプリンタモード設定情報を記憶するようにしてもよい。
印刷部77は本実施形態では電子写真方式のエンジンとしている。従って、印刷データはトナーのドットによって最終的に紙などの媒体上に記録される。なお、本発明における印刷の方式はこのような電子写真方式に限られないことはもちろんである。例えば、インクジェット方式など、ドットを形成して印刷を行ういずれの方式の印刷装置にも本発明を適用することができる。
(プリンタ1500のメカニカル構成例)
図7は、プリンタ1500の一例である両面印刷機能を有するカラーレーザプリンタの断面図である。
図7は、プリンタ1500の一例である両面印刷機能を有するカラーレーザプリンタの断面図である。
このプリンタは、ホストコンピュータ3000より入力した印刷データに基づいて得られる各色毎の画像データで変調されたレーザ光をポリゴンミラー431により感光ドラム415を走査して静電潜像を形成する。そして、この静電潜像をトナー現像して可視画像を得、これを中間転写体409へ全色について多重転写してカラー可視画像を形成する。そして更に、このカラー可視画像を転写材2へ転写し、転写材402上にカラー可視画像を定着させる。以上の制御を行う画像形成部は、感光ドラム415を有するドラムユニット、接触帯電ローラ417を有する一次帯電部、クリーニング部、現像部、中間転写体409、用紙カセット1や各種ローラ403、404、405、407を含む給紙部、転写ローラ410を含む転写部及び定着部425によって構成されている。
ドラムユニット413は、感光ドラム(感光体)415と感光ドラム415のホルダを兼ねたクリーニング機構を有するクリーナ容器414とを一体に構成したものである。このドラムユニット413はプリンタ本体に対して着脱自在に支持され、感光ドラム415の寿命に合わせて容易にユニット交換可能に構成されている。上記感光ドラム415はアルミシリンダの外周に有機光導電体層を塗布して構成し、クリーナ容器414に回転可能に支持されている。感光ドラム415は、図示しない駆動モータの駆動力が伝達されて回転するもので、駆動モータは感光ドラム415を画像形成動作に応じて反時計回り方向に回転させる。感光ドラム15の表面を選択的に露光させることにより静電潜像が形成されるように構成されている。スキャナ部430では、変調されたレーザ光を、モータ431aにより画像信号の水平同期信号を同期して回転するポリゴンミラーにより反射し、レンズ432、反射鏡433を介して感光ドラムを照射する。
現像部は、上記静電潜像を可視画像化するために、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)の現像を行う3個のカラー現像器420Y、420M、420Cと、ブラック(B)の現像を行う1個のブラック現像器421Bとを備えた構成を有する。カラー現像器420Y、420M、420C及びブラック現像器421Bには、スリープ420YS、420MS、420CS及び421BSと、これらスリープ420YS、420MS、420CS、421BSそれぞれの外周に圧接する塗布ブレード420YB、420MB、420CB及び421BBとがそれぞれ設けられる。また3個のカラー現像器420Y、420M、420Cには塗布ローラ420YR、420MR、420CRが設けられている。
又、ブラック現像器421Bはプリンタ本体に対して着脱可能に取り付けられており、カラー現像器420Y、420M、420Cは回転軸422を中心に回転する現像ロータリー423にそれぞれ着脱可能に取り付けられている。
ブラック現像器421Bのスリープ421BSは感光ドラム415に対して例えば300μm程度の微小間隔を持って配置されている。ブラック現像器421Bは、器内に内蔵された送り込み部材によってトナーを搬送すると共に、時計回り方向に回転するスリープ421BSの外周に塗布ブレード421BBによって塗布するように摩擦帯電によってトナーへ電荷を付与する。又、スリープ421BSに現像バイアスを印加することにより、静電潜像に応じて感光ドラム415に対して現像を行って感光ドラム415にブラックトナーによる可視画像を形成する。
3個のカラー現像器420Y、420M、420Cは、画像形成に際して現像ロータリー423の回転に伴って回転し、所定のスリープ420YS、420MS、420CSが感光ドラム415に対して300μm程度の微小間隔を持って対向することになる。これにより所定のカラー現像器420Y、420M、420Cが感光ドラム415に対向する現像位置に停止し、感光ドラム415に可視画像が作成される。
カラー画像形成時には、中間転写体409の1回転毎に現像ロータリー423が回転し、イエロー現像器420Y、マゼンダ現像器420M、シアン現像器420C、次いでブラック現像器421Bの順で現像工程がなされ、中間転写体409が4回転してイエロー、マゼンダ、シアン、ブラックのそれぞれのトナーによる可視画像を順次形成し、その結果フルカラー可視画像を中間転写体409上に形成する。
中間転写体409は、感光ドラム415に接触して感光ドラム415の回転に伴って回転するように構成されたもので、カラー画像形成時に時計回り方向に回転し、感光ドラム415から4回の可視画像の多重転写を受ける。又、中間転写体409は画像形成時に後述する転写ローラ410が接触して転写材402を挟持搬送することにより転写材402に中間転写体409上のカラー可視画像を同時に多重転写する。中間転写体の外周部には、中間転写体409の回転方向に関する位置を検知するためのTOPセンサ409a及びRSセンサ409bと、中間転写体に転写されたトナー像の濃度を検知するための濃度センサ409cが配置されている。
転写ローラ410は、感光ドラム415に対して接離可能に支承された転写帯電器を備えたもので、金属軸を中抵抗発泡弾性体により巻回することによって構成されている。
転写ローラ410は、図7に実線で示すように中間転写体409上にカラー可視画像を多重転写している間は、カラー可視画像を乱さぬように下方に離開している。そして、上記中間転写体409上に4色のカラー可視画像が形成された後は、このカラー可視画像を転写材402に転写するタイミングに合わせてカム部材(不図示)により転写ローラ410を図示点線で示す上方に位置させる。これにより転写ローラ410は転写材2を介して中間転写体409に所定の押圧力で圧接すると共に、バイアス電圧が印加され、中間転写体409上のカラー可視画像が転写材402に転写される。
定着部425は、転写材402を搬送させながら、転写されたカラー可視画像を定着させるものであり、転写材402を加熱する定着ローラ426と転写材402を定着ローラ426に圧接させるための加圧ローラ427とを備えている。定着ローラ426と加圧ローラ427とは中空状に形成され、内部にそれぞれヒータ428、429が内蔵されている。即ち、カラー可視画像を保持した転写材2は定着ローラ426と加圧ローラ427とにより搬送されると共に、熱及び圧力を加えることによりトナーが表面に定着される。
可視画像定着後の転写材2は、その後排紙ローラ434、435、436によって排紙部437へ排出して画像形成動作を終了する。
クリーニング手段は、感光ドラム415上及び中間転写体409上に残ったトナーをクリーニングするものであり、感光ドラム415上に形成されたトナーによる可視画像を中間転写体409に転写した後の廃トナーあるいは、中間転写体409上に作成された4色のカラー可視画像を転写材2に転写した後の廃トナーは、クリーナ容器414に蓄えられる。
印刷される転写材(記録用紙)402は、用紙カセット401から給紙ローラ403により取り出されて中間転写体409と転写ローラ410との間に挟まれるようにして搬送されてカラートナー画像が記録され、定着部425を通過してトナー像が定着される。片面印刷の場合には、案内438が上方の排紙部に記録用紙を導くように搬送経路を形成するが、両面印刷に対しては、下方の両面ユニットに導くように経路を形成する。
両面ユニットに導かれた記録用紙は、搬送ローラ440により用紙カセット401の下部(二点鎖線で示す搬送経路)に一旦送り込まれた後に逆方向に搬送され、両面トレイ439に送られる。両面トレイ439上では、用紙は用紙カセット1に載置された状態とは表裏が逆になり、また搬送方向について前後が逆になっている。この状態で再びトナー像の転写、定着を再度行うことで、両面印刷ができる。
又、このプリンタ1500は、図示は省略するが、第1の記録媒体としての通常の印刷用紙を載置する上述した用紙カセット1の他、第2の記録媒体としてのインデックス用紙または合紙を載置するオプションカセットを有し、ホストコンピュータ3000からの制御指令に従い用紙を取り出すカセットを選択しつつ印刷処理を行う。これにより、用紙カセット1からの用紙への印刷途中で、オプションカセットからのインデックス用紙を中差しすることが可能になる。
<本発明が適用される印刷システムのソフトウエア構成例>
図2は、本実施形態における印刷システムの印刷処理に係るソフトウェア構成を示す図である。
図2は、本実施形態における印刷システムの印刷処理に係るソフトウェア構成を示す図である。
ホストコンピュータ3000において、アプリケーション201、グラフィックエンジン202、プリンタドライバ203、およびシステムスプーラ204は、外部メモリ61に保存され、OSやそのプログラムを利用する別のプログラムからの指示によってRAM2にロードされ、CPU51によって実行されるプログラムモジュールである。又、アプリケーション201およびプリンタドライバ203は、外部メモリ61のFDや不図示のCD−ROMもしくはネットワークを経由して外部ディスク11のHDに追加することが可能となっている。外部メモリ61に保存されているアプリケーション201はRAM52にロードされて実行されるが、このアプリケーション201からプリンタ1500に対して印刷を行う際には、同様にRAM52にロードされ実行可能となっているグラフィックエンジン202を利用して出力(描画)を行う。
グラフィックエンジン202(Windows(登録商標)OS(米国マイクロソフト社の登録商標)では、GDIと呼ばれるOSの描画手段に相当する)は、プリンタ1500のために用意されたプリンタドライバ203を同様に外部メモリ61からRAM2にロードし、アプリケーション201の出力をプリンタドライバ203に設定する。そして、アプリケーション201から受け取るGDI(Graphic Device Interface)関数からDDI(Device Driver Interface)関数に変換して、プリンタドライバ203へDDI関数を出力する。プリンタドライバ203は、グラフィックエンジン202から受け取ったDDI関数に基づいて、プリンタが認識可能な制御コマンド、例えばPDL(Page Description Language)に変換する。変換されたプリンタ制御コマンドは、OSによってRAM2にロードされたシステムスプーラ204を経てインタフェイス65あるいはネットワーク5000経由でプリンタ1500へ印刷データとして出力される仕組みとなっている。
尚、上記各モジュールはユーザインタフェース(UI)モジュールを介して、ユーザとの双方向の対話が可能である。
(本実施形態のプリンタ能力に基づく処理を行なうソフトウエア構成例)
本実施形態の印刷システムは、更に、アプリケーション201からの印刷データを中間コードデータでスプールする構成を有する。
本実施形態の印刷システムは、更に、アプリケーション201からの印刷データを中間コードデータでスプールする構成を有する。
図3は、かかる中間コードデータのスプールに係るソフトウェア構成を示す図である。
図3において、アプリケーション201からの印刷データは、印刷データ保存用ドライバ(スプーラ)302を介して中間データ形式の保存ファイル303として図1の外部メモリ61に保存(スプール)される。この保存ファイル303は、印刷物のコンテンツデータや印刷用設定データ等を含む。ここで、印刷物のコンテンツデータとは、ユーザが任意のアプリケーション201上で作成したデータの中間コードであり、印刷用設定データとは、コンテンツデータをどのように出力するか(出力体裁等)を記述したデータである。
そして、この保存ファイル303を印刷制御アプリケーション304が読み込む。このアプリケーションは、この読み込んだ保存ファイル303の出力体裁を変更して設定し、表示し、保存し、印刷命令を出力することが可能である。実際に印刷のための描画出力を行わせるのは印刷アプリケーション(デスプーラ)305である。印刷制御アプリケーション304からの印刷命令を受けた印刷アプリケーション(デスプーラ)305は、印刷制御アプリケーション304で設定された出力体裁に従い、保存ファイル303の描画データを加工して、GDI関数としてグラフィックエンジン306に出力指示を送る。そして、グラフィックエンジン306は受け取ったGDI関数をプリンタドライバ203が解釈可能なDDI関数に変換する。これにより、プリンタドライバ203は、グラフィックエンジン202から取得したDDI関数に基づいてページ記述言語等によるプリンタ制御コマンドを生成し、システムスプーラ204を経由してプリンタ1500に出力することになる。
印刷制御アプリケーション304は、印刷アプリケーション305を用いて、中間コード形式の保存ファイル303を加工することで印刷データの内容を変更することができる。これにより、アプリケーション201からの印刷データに対して、拡大縮小や、複数ページを1ページに縮小して印刷する等、アプリケーション201が持たない機能を実現することができる。一般には、印刷制御アプリケーション304が提供するユーザインタフェース(UI)のウインドウを介して設定を行い、その設定内容がRAM52あるいは外部メモリ61上に保管される。
(ホストコンピュータ3000の記憶構造例)
図4は、ホストコンピュータ3000におけるRAM52、ROM53、外部メモリ61を含む記憶構造の一例を示す図である。図4では、上部から下部に向かって連続したアドレス空間を形成するようなイメージで図示した。尚、図4には本実施形態の特徴部分に関連のある情報を図示し、特徴部分でない情報は図示していない。
図4は、ホストコンピュータ3000におけるRAM52、ROM53、外部メモリ61を含む記憶構造の一例を示す図である。図4では、上部から下部に向かって連続したアドレス空間を形成するようなイメージで図示した。尚、図4には本実施形態の特徴部分に関連のある情報を図示し、特徴部分でない情報は図示していない。
OSやBIOSなどのシステムプログラム53a及び固定のデータ/パラメータ53bがROM53に記憶されている。この固定のデータ/パラメータ53bにフォントなども含まれる。尚、上述のように、OSやBIOSなどのシステムプログラム53a及び固定のデータ/パラメータ53bが外部メモリ61に格納されており、RAM52にロードされてCPU51により実行されてもよい。
続くRAM52は、一時記憶のデータ領域とプログラムロード領域と含む。
データ領域には、本実施形態で使用するGDIを使用して入力されたGDI描画データ領域52a、印刷データ保存用ドライバ302で生成された保存用の中間コードデータ領域52b、グラフィックエンジン202により変換されたDDI描画データ領域52c、プリンタドライバ203により生成されたPDLコマンドデータ領域52d、本実施形態で使用される印刷設定情報であるベージ単位/用紙単位のカラーモノクロ指定情報領域52e、印刷制御アプリケーション304がプリンタの能力に従って生成するデスプールテーブル領域52f(図4及び図5参照)、印刷属性を設定し、本例では印刷アプリケーション(デスプーラ)305の指示によりプリンタドライバ203が設定変更する印刷設定構造体領域52g、本実施形態で使用されるプリンタ情報であるプリンタID領域52h、該プリンタのカラーモノクロ能力領域52i、本実施形態のUI情報である印刷指示の有無を記憶する印刷指示フラグ領域52j、カラーモノクロ切り替えの丸め(用紙単位への)を行なうか否かの指示を記憶する丸め込みフラグ領域52kが記憶される。
プログラムロード領域52mには、外部メモリ61からアプリケーションや印刷制御アプリケーション、グラフィックエンジン、プリンタエンジンなどのプログラムがロードされ、CPU51により実行されて、図1乃至図3の各ブロックの処理が実現する。
続く外部メモリ61は、ファイル保存用のデータ領域と本実施形態のアプリケーションや印刷制御アプリケーション、グラフィックエンジン、プリンタエンジンなどのプログラムを記憶するプログラム領域とを含む。
データ領域には、保存ファイル303として中間データを保持する保存ファイル領域61aを有する。
プログラム領域には、アプリケーション201を記憶するアプリケーション領域61b、印刷データ保存用ドライバ302を記憶する印刷データ保存用ドライバ領域61c、印刷制御アプリケーション304を記憶する印刷制御アプリケーション領域61d、印刷アプリケーション305を記憶する印刷アプリケーション領域61e、グラフィックエンジン202を記憶するグラフィックエンジン領域61f、プリンタドライバ203を記憶するプリンタドライバ領域61g、プリンタドライバSDK(Software Development Kit)を記憶するプリンタドライバSDK領域61h、システムスプーラ204を記憶するシステムスプーラ領域61i、UIモジュールを記憶するUIモジュール領域61jが含まれる。ここで、プリンタドライバSDKとは、アプリケーション(ここでは印刷アプリケーション305)からプリンタドライバ203に対して印刷設定を行う機能を有するモジュールであり、このプリンタドライバSDKを用いることにより、プリンタドライバ203の印刷設定画面(ユーザインタフェース画面)を開いてユーザに手動で印刷設定を行わせることなく、印刷設定をプリンタドライバ203に通知することが可能となる。また、プリンタドライバSDKを用いることで、印刷アプリケーション305がプリンタドライバ203からプリンタ仕様情報を要求して受け取ることも可能である。
更に、本実施形態の特徴部分でない他のデータ/プログラム領域を有している。
(デスプールテーブルの例)
図5及び図6は、本実施形態で印刷制御アプリケーション304が生成し、印刷アプリケーション305に渡すデスプールテーブルの構成例を示す図である。
図5及び図6は、本実施形態で印刷制御アプリケーション304が生成し、印刷アプリケーション305に渡すデスプールテーブルの構成例を示す図である。
デスプールテーブルとは、印刷アプリケーション305に対する印刷情報を指示するためのテーブルである。図5に示すように、デスプールテーブルは、印刷設定情報を、ドキュメント全体に有効な印刷設定、シートのくくりで有効な印刷設定、シートに有効な印刷設定、および物理ページに有効な印刷設定、に関する情報を階層的に記述したものである。物理ページに有効な印刷設定としてカラーモノクロ指示を書き込むことができる。カラーモノクロ切り替えの発生するようなドキュメントの印刷の場合であれば、物理ページ情報として、カラーモノクロ情報を書き示すことになる。図6は、そのときのデスプールテーブルを例示した図である。また、PCLのように用紙単位にしかカラーモノクロ切替が行えない(サポートしていない)PDLの仕様のプリンタの場合には、シートに有効な印刷設定に関するシート情報として、カラーモノクロ情報を書き示すことになる。
<本実施形態の特徴部の処理手順例>
以下、印刷制御アプリケーション304および印刷アプリケーション(デスプーラ)305におけるカラーモノクロ切り替え処理方法を、本実施形態の処理手順を示す図8及び図9のフローチャートに従って、図10乃至図13のUI画面を参照して詳しく説明する。
以下、印刷制御アプリケーション304および印刷アプリケーション(デスプーラ)305におけるカラーモノクロ切り替え処理方法を、本実施形態の処理手順を示す図8及び図9のフローチャートに従って、図10乃至図13のUI画面を参照して詳しく説明する。
(印刷制御アプリケーション304の処理手順例)
図8は、カラーとモノクロ原稿が混在したドキュメントの印刷時における、印刷制御アプリケーション304による制御処理手順を示すフローチャートである。
図8は、カラーとモノクロ原稿が混在したドキュメントの印刷時における、印刷制御アプリケーション304による制御処理手順を示すフローチャートである。
まず、ステップS501で、アプリケーション201あるいはUIから印刷制御アプリケーション304を起動する。図10は、印刷制御アプリケーション304が提供するメイン画面としてのUI画面の一例を示す図である。
このUI画面は、オープンした保存ファイルの文書構造を示すツリー部601と、印刷された状態を表示するプレビュー部602とを含む。ツリー部601には、その保存ファイルに含まれる章と、各章に含まれるページが木構造で表示される。ツリー部601には頁番号が表示されており、この頁番号は原稿ページの番号を示している。又、プレビュー部602には、印刷ページの内容が縮小されて表示される。その表示順序は、保存ファイルの文書構造を反映したものとなっている。
図11は、印刷制御アプリケーション304がオープンした保存ファイルに関する設定画面の一例を示す図である。この設定画面は前述したメイン画面から呼び出すことができる(例えば、Print Setting603をクリックすることにより)。図11におけるPrint Style701で2-sided Printing702が設定されると、図10に示すように、プレビュー部602にも対応する両面情報のプレビューが表示される。すなわち、プレビュー部602では各頁1〜5の両面を示されている。
次に、ステップS502で、印刷制御アプリケーション304は、プリンタドライバSDKをコールして、プリンタドライバ203から対象となるプリンタ(その制御部)の両面印刷時におけるカラーモノクロ切り替え能力を取得する。
例えば、該当するプリンタドライバSDKで、
<アイテム名>
CDM_ITEM_DUPLEXCOLORMODESWITCHINGCAP
<機能>
両面印刷時における物理ページ単位でのカラー/モノクロ切り替え能力を取得する。
<Data Value>
CDM_DUPLEXCOLORMODESWITCHINGCAPCDM_TRUE:切り替え可能
CDM_DUPLEXCOLORMODESWITCHINGCAPCDM_FALSE:切り替え不可
の場合、"CDM_DUPLEXCOLORMODESWITCHINGCAPCDM_TRUE"がリターン値としてプリンタドライバ203からプリンタドライバSDKを介して返ってきた場合には、両面印刷時には物理"ページ"単位(印刷面単位)でカラーモノクロ切り替えが行えると判断し、"CDM_DUPLEXCOLORMODESWITCHINGCAPCDM_FALSE"がリターン値として返ってきた場合には、両面印刷時に物理"用紙"単位でしかカラー/モノクロ切り替えが行えないと判断する。つまり、印刷制御アプリケーション304は、取得した結果を基に、物理"用紙"単位でカラーモノクロ切り替えを行うか、物理"ページ"単位でカラーモノクロ切り替えを行うかを決定する。
<アイテム名>
CDM_ITEM_DUPLEXCOLORMODESWITCHINGCAP
<機能>
両面印刷時における物理ページ単位でのカラー/モノクロ切り替え能力を取得する。
<Data Value>
CDM_DUPLEXCOLORMODESWITCHINGCAPCDM_TRUE:切り替え可能
CDM_DUPLEXCOLORMODESWITCHINGCAPCDM_FALSE:切り替え不可
の場合、"CDM_DUPLEXCOLORMODESWITCHINGCAPCDM_TRUE"がリターン値としてプリンタドライバ203からプリンタドライバSDKを介して返ってきた場合には、両面印刷時には物理"ページ"単位(印刷面単位)でカラーモノクロ切り替えが行えると判断し、"CDM_DUPLEXCOLORMODESWITCHINGCAPCDM_FALSE"がリターン値として返ってきた場合には、両面印刷時に物理"用紙"単位でしかカラー/モノクロ切り替えが行えないと判断する。つまり、印刷制御アプリケーション304は、取得した結果を基に、物理"用紙"単位でカラーモノクロ切り替えを行うか、物理"ページ"単位でカラーモノクロ切り替えを行うかを決定する。
ステップS503で、印刷制御アプリケーション304から印刷実行が選択されると、上記プリンタドライバSDKの判定結果を元に、物理"用紙"単位でしかカラーモノクロ切り替えが行えない(表面と裏面で、別々にカラーモノクロ指定が行えない)と判断された場合にはステップS505に処理を移し、印刷制御アプリケーション304は、保存ファイル303の文書データの各ページのカラーモノクロ属性を解析して、表面と裏面が異なるカラーモノクロ属性をもつ用紙の検索を行う。"ページ"用紙単位でカラーモノクロ切り替えが行える(表面と裏面を別々にカラーモノクロ指定が出来る)と判断された場合にはステップS508に処理を移し、カラーモノクロ指示を含むデスプールテーブルの作成処理を始める。
ステップS505で、表面と裏面でカラーモノクロ属性が異なる用紙があった場合にはステップS506に処理を移し、印刷制御アプリケーション304は、カラーモノクロ設定の丸め込みを行ってもよいか否かの警告を表示する。図12はこの時の警告メッセージの例であり、ここで「OK」801が選択されると、図13の丸め込みメッセージが表示される。ここで「YES」901が選択されるとステップS507に処理を移し、「NO」902が選択されると印刷処理を終了する。「NO」902が選択された時に印刷処理を中止する理由であるが、カラーモノクロ切り替えを物理"用紙"単位でしか行えないプリンタで表面と裏面のカラーモノクロ属性が異なるドキュメントの印刷を場合が有るからである。
ステップS505で、表面と裏面でカラーモノクロ属性が異なるページがなかった場合にはステップS508に処理を移し、カラーモノクロ指示を含むデスプールテーブルの作成処理を始める。
(本実施形態の丸め込みの具体例)
図14は、本実施形態の丸め込みの例を示したものである。
図14は、本実施形態の丸め込みの例を示したものである。
例えば、
<一枚目>:表面 カラー/裏面 モノクロ
<二枚目>:表面 カラー/裏面 カラー
<三枚目>:表面 モノクロ/裏面 モノクロ
というドキュメントがあった場合、一枚目のみ表面と裏面のカラー属性が異なる為、丸め込みを行った結果は図14の下図のような印刷となり、下記の課金状況となる。
<一枚目>:表面 カラー/裏面 カラー
<二枚目>:表面 カラー/裏面 カラー
<三枚目>:表面 モノクロ/裏面 モノクロ
ステップS508のカラーモノクロ指示を含むデスプールテーブルの作成処理であるが、デスプールテーブルとは、上述のように、印刷アプリケーション305に対する印刷情報を指示するためのテーブルで、このステップS508では、図5のような構成のデスプールテーブルを作成し、物理ページに有効な印刷設定としてカラーモノクロ指示を書き込むことができる。カラーモノクロ切り替えの発生するようなドキュメントの印刷の場合であれば、物理ページ情報として、カラーモノクロ情報を書き示すことになる。図6は、そのときのデスプールテーブルを例示した図である。
<一枚目>:表面 カラー/裏面 モノクロ
<二枚目>:表面 カラー/裏面 カラー
<三枚目>:表面 モノクロ/裏面 モノクロ
というドキュメントがあった場合、一枚目のみ表面と裏面のカラー属性が異なる為、丸め込みを行った結果は図14の下図のような印刷となり、下記の課金状況となる。
<一枚目>:表面 カラー/裏面 カラー
<二枚目>:表面 カラー/裏面 カラー
<三枚目>:表面 モノクロ/裏面 モノクロ
ステップS508のカラーモノクロ指示を含むデスプールテーブルの作成処理であるが、デスプールテーブルとは、上述のように、印刷アプリケーション305に対する印刷情報を指示するためのテーブルで、このステップS508では、図5のような構成のデスプールテーブルを作成し、物理ページに有効な印刷設定としてカラーモノクロ指示を書き込むことができる。カラーモノクロ切り替えの発生するようなドキュメントの印刷の場合であれば、物理ページ情報として、カラーモノクロ情報を書き示すことになる。図6は、そのときのデスプールテーブルを例示した図である。
次に、ステップS509で、印刷制御アプリケーション304から印刷アプリケーション(デスプーラ)305への印刷指示処理が行われる。これは、ステップS508で作成したデスプールテーブルの内容に従い印刷を行うように、印刷アプリケーション(デスプーラ)305に指示を行う処理である。これにより、実際に印刷処理が行われる。
(印刷アプリケーション305の処理手順例)
次に、印刷アプリケーション(デスプーラ)305による印刷制御処理を説明する。
次に、印刷アプリケーション(デスプーラ)305による印刷制御処理を説明する。
図9は、印刷アプリケーション(デスプーラ)305による印刷制御処理を示すフローチャートである。
まず、ステップS1301で、印刷アプリケーション305は、印刷制御アプリケーション304より受け取ったデスプールテーブルを読み込む。具体的には、ドキュメント全体に有効な印刷設定、シートのくくりで有効な印刷設定、シートに有効な印刷設定、物理ページに有効な印刷設定が順次読み込まれる。
次に、ステップS1302で、読み込んだデスプールテーブルに物理ページに有効な印刷設定としてカラーモノクロ切り替え指示があるか否かを判断する。ここでカラーモノクロ切り替え指示があった場合はステップS1303に進み、次のカラーモノクロ切り替えコマンドの送信準備処理を行う。
カラーモノクロ切り替えコマンドの送信準備処理では、印刷アプリケーション305は、ドライバSDK(図示省略)に対してカラーモノクロ切り替えを行う印刷設定構造体(DEVMODE)の作成を依頼する。ドライバSDKは、印刷設定構造体を定義するためのアプリケーションであり、印刷アプリケーション305から指示された印刷設定構造体を作成する。印刷アプリケーション305は、ドライバSDKに作成してもらった印刷設定構造体を引数として、グラフィックエンジン202(GDI)に対して"Reset_DC"と呼ばれるGDI関数を吐き出す。グラフィックエンジン202は、受け取った"Reset_DC"のGDI関数を"Reset_Device"と呼ばれるDDI関数に変換し、プリンタドライバ203に出力する。プリンタドライバ203は、"Reset_Device"の引数として受け取った印刷設定構造体を利用して、印刷指示の作成を行う。この印刷指示もプリンタに依存するため、プリンタドライバ203を通じて作成することになる。この一連の処理により、ステップS1303のカラーモノクロ切り替えコマンドの送信準備処理が行われる。このように処理することで、印刷処理中に、印刷設定構造体(DEVMODE)を変更してプリンタドライバが印刷指示の生成を行うことが可能となる。
そして次に、ステップS1304で、プリンタドライバ203は、カラーモノクロ切り替えコマンドをプリンタ1500に送信する。カラーモノクロ切り替えコマンドを受け取ったプリンタ1500は、それに基づいてカラーモノクロ切り替えを行うように制御することになる。カラーモノクロ切り替えコマンドは、実際にはグラフィックエンジン202を通じてプリンタドライバ203経由でプリンタ1500に送信される。カラーモノクロ切り替えコマンドは具体的にはPDLによる実装であるが、一例としてPCL5eによるコマンド拡張実装例を下記に示す。
<Colorの場合>
Esc&n32WbCANONSTRING PAGEHINT_COLOR=COLOR
<Monocromeの場合>
Esc&n32WbCANONSTRING PAGEHINT_COLOR=MONO
カラーモノクロ切り替えコマンドが設定されると、そのページは、そのコマンドで指示したカラーモノクロ属性で印刷され課金される。
<Colorの場合>
Esc&n32WbCANONSTRING PAGEHINT_COLOR=COLOR
<Monocromeの場合>
Esc&n32WbCANONSTRING PAGEHINT_COLOR=MONO
カラーモノクロ切り替えコマンドが設定されると、そのページは、そのコマンドで指示したカラーモノクロ属性で印刷され課金される。
その後、ステップS1306で、最後のページか否かを判定する。最後のページでないと判定されれば、ステップS1302に戻って次のページの処理に移行する。
なお、上述した実施形態では、プリンタ1500へのデータ送信を印刷アプリケーション(デスプーラ)305からグラフィックエンジン202を介して行うようにしたが、グラフィックエンジン202を介さすに送信する構成をとってもよい。この場合、ステップSS1303のカラーモノクロ切り替えコマンド送信準備処理は行われず、かわりにステップS1304で、直接プリンタドライバ203にそのコマンド発行命令を促すことになる。
このように、上述した実施形態によれば、カラーページに対してはカラー切り替えコマンドがプリンタに送信され、モノクロページに対してはモノクロ切り替えコマンドがプリンタに送信されるため、プリンタ側で正しいカラーモノクロ課金が行えるようになる。なお、上述の実施形態では両面印刷を行うことのできるプリンタを例に説明したが、片面印刷を行う場合には、かかる両面印刷機能は必要ではない。
以上のように、カラーとモノクロが混在したドキュメントを印刷実行する際に、印刷処理装置側の能力に応じて、物理ページ単位でカラーモノクロ判定を行うのか、物理用紙単位で行うかを切り替えることによって、高速に、かつ精度の高いカラーモノクロ判定を行うことが可能となる。
<他の実施形態1>
上記実施形態では、ステップS502で、印刷制御アプリケーション304に返すプリンタドライバSDKのリターン値を、プリンタドライバが保持している値としたが、これをプリンタドライバが保持するのではなく、同タイミングでプリンタに問い合わせて、取得した値を元にリターン値を変更するという方法でもよい。
上記実施形態では、ステップS502で、印刷制御アプリケーション304に返すプリンタドライバSDKのリターン値を、プリンタドライバが保持している値としたが、これをプリンタドライバが保持するのではなく、同タイミングでプリンタに問い合わせて、取得した値を元にリターン値を変更するという方法でもよい。
具体的には、印刷制御アプリケーションからドライバSDKがコールされた時点で、プリンタドライバが構成情報取得モジュールを経由してプリンタに能力の問い合わせて、「物理ページ単位での切り替えが可能」が能力として返ってきたら、"CDM_DUPLEXCOLORMODESWITCHINGCAPCDM_TRUE"をリターン値として印刷制御アプリケーションに返し、「物理用紙単位での切り替えが可能」が能力として返ってきたら、"CDM_DUPLEXCOLORMODESWITCHINGCAPCDM_FALSE"をリターン値として印刷制御アプリケーションに返す。このようにすれば、プリンタドライバの作りこみを、プリンタに依存しない汎用的なものにすることが出来る。
<他の実施形態2>
上記実施形態では、カラーモノクロの切り替え制御を行うPDLコマンドとして、カラーページとモノクロページを指定する、
<Colorの場合>
Esc&n32WbCANONSTRING PAGEHINT_COLOR=COLOR
<Monocromeの場合>
Esc&n32WbCANONSTRING PAGEHINT_COLOR=MONO
を例に説明したが、これをCOLORではなく、NONEに変更して、プリンタ側でのカラーモノクロ判定も行うようにしても良い。(ここで、COLORの場合は必ずカラーで課金されるのに対して、NONEの場合はプリンタドライバで指定しない)。
上記実施形態では、カラーモノクロの切り替え制御を行うPDLコマンドとして、カラーページとモノクロページを指定する、
<Colorの場合>
Esc&n32WbCANONSTRING PAGEHINT_COLOR=COLOR
<Monocromeの場合>
Esc&n32WbCANONSTRING PAGEHINT_COLOR=MONO
を例に説明したが、これをCOLORではなく、NONEに変更して、プリンタ側でのカラーモノクロ判定も行うようにしても良い。(ここで、COLORの場合は必ずカラーで課金されるのに対して、NONEの場合はプリンタドライバで指定しない)。
通常、プリンタドライバで行うカラーモノクロ判定は、全てのオブジェクトがモノクロの場合はモノクロと判断して、それ以外はカラーと判断する。しかしながら、例えばカラーのオブジェクトの上にモノクロオブジェクトが上書きされると、見た目にはモノクロでもプリンタドライバではカラーと判断される場合がある。つまり、プリンタドライバのカラーモノクロ判定では判断できなかったものが、プリンタ側で拾えるようになる。これらにより、さらに精度の高いカラーモノクロ判断が行えるようになる。
なお、本発明は、複数の機器(例えばコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(複写機、プリンタ、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
また、本発明の目的は、前述した実施形態で示したフローチャートの手順を実現するプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
Claims (20)
- アプリケーションからの文書データに基づいて、プリンタドライバでプリンタで印刷すべき印刷ジョブを生成する機能を有する情報処理装置であって、
印刷ジョブを送信する送信先のプリンタの色処理モードの切替についての能力情報をプリンタドライバから取得する取得手段と、
前記取得手段で取得されたプリンタの色処理モードの切替についての能力情報に基づいて、前記文書データに対する複数の色処理モードから前記プリンタの能力情報に適応する色処理モードを選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された前記文書データの色処理モードの指定処理を前記アプリケーション上で実行する処理手段とを有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記色処理モードの切替についての能力情報は、前記送信先のプリンタが色処理モードの切替処理を用紙単位で行うか印刷面単位で行うかの能力情報であって、
前記選択手段は、前記送信先のプリンタの能力情報に基づいて、前記文書データが両面印刷設定されている場合に、色処理モードの指定処理を用紙単位で行うか印刷面単位で行うかを選択することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - ユーザインタフェース手段を更に有し、前記選択手段は、更に該ユーザインタフェース手段を介して入力された指示情報に基づいて前記文書データの各ページの色処理モードの指定処理を選択することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
- 前記処理手段は、前記プリンタが用紙単位で色処理モードの切替を行う場合に、両面印刷時に表面と裏面の両方を考慮して各ページの色処理モードの指定処理を行うことを特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理装置。
- 前記処理手段は、前記プリンタが印刷面単位で色処理モードの切替を行う場合に、両面印刷時に表面と裏面とで別々に各ページの色処理モードの指定処理を行うことを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の情報処理装置。
- 前記選択手段は、正しい能力情報を前記プリンタから取得できなかった場合には、色処理モードの指定処理を用紙単位で行うよう選択することを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の情報処理装置。
- 任意のアプリケーションからの文書データに基づいて、プリンタドライバでプリンタで印刷すべき印刷ジョブを生成する機能を有する情報処理装置であって、
前記任意のアプリケーションからの文書データを保存ファイルとして保存するスプーラと、
印刷ジョブを送信する送信先のプリンタの色処理モードの切替についての能力情報をプリンタドライバから取得する取得手段と、前記取得手段で取得されたプリンタの色処理モードの切替についての能力情報に基づいて、前記文書データに対する複数の色処理モードから前記プリンタの能力情報に適応する色処理モードを選択する選択手段とを有する印刷制御アプリケーションと、
前記選択手段により選択された前記文書データの色処理モードに応じて、前記文書データの各ページの色処理モードを前記プリンタドライバに対して指定する指定手段を有するデスプーラとを有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記デスプーラからグラフィックエンジンを介して受け取ったデータをプリンタが認識可能なプリンタ制御コマンドに変換して印刷ジョブを生成する前記プリンタドライバを更に有することを特徴とする請求項1又は7に記載の情報処理装置。
- アプリケーションからの文書データに基づいて、プリンタドライバでプリンタで印刷すべき印刷ジョブを生成する機能を有する情報処理装置の色処理モード切替方法であって、
印刷ジョブを送信する送信先のプリンタの色処理モードの切替についての能力情報をプリンタドライバから取得する取得工程と、
前記取得工程で取得されたプリンタの色処理モードの切替についての能力情報に基づいて、前記文書データに対する複数の色処理モードから前記プリンタの能力情報に適応する色処理モードを選択する選択工程と、
前記選択工程により選択された前記文書データの色処理モードの指定処理を前記アプリケーション上で実行する処理工程とを有することを特徴とする色処理モード切替方法。 - 前記色処理モードの切替についての能力情報は、前記送信先のプリンタが色処理モードの切替処理を用紙単位で行うか印刷面単位で行うかの能力情報であって、
前記選択工程では、前記送信先のプリンタの能力情報に基づいて、前記文書データが両面印刷設定されている場合に、色処理モードの指定処理を用紙単位で行うか印刷面単位で行うかを選択することを特徴とする請求項9に記載の色処理モード切替方法。 - 前記選択工程では、更にユーザインタフェース手段を介して入力された指示情報に基づいて前記文書データの各ページの色処理モードの指定処理を選択することを特徴とする請求項10に記載の色処理モード切替方法。
- 前記処理工程では、前記プリンタが用紙単位で色処理モードの切替を行う場合に、両面印刷時に表面と裏面の両方を考慮して各ページの色処理モードの指定処理を行うことを特徴とする請求項10又は11に記載の色処理モード切替方法。
- 前記処理工程では、前記プリンタが印刷面単位で色処理モードの切替を行う場合に、両面印刷時に表面と裏面とで別々に各ページの色処理モードの指定処理を行うことを特徴とする請求項10乃至12のいずれかに記載の色処理モード切替方法。
- 前記選択工程では、正しい能力情報を前記プリンタから取得できなかった場合には、色処理モードの指定処理を用紙単位で行うよう選択することを特徴とする請求項10乃至13のいずれかに記載の色処理モード切替方法。
- アプリケーションからの文書データに基づいて、プリンタドライバでプリンタで印刷すべき印刷ジョブを生成する機能を有する情報処理装置が実行する制御プログラムであって、
印刷ジョブを送信する送信先のプリンタの色処理モードの切替についての能力情報をプリンタドライバから取得する取得工程と、
前記取得工程で取得されたプリンタの色処理モードの切替についての能力情報に基づいて、前記文書データに対する複数の色処理モードから前記プリンタの能力情報に適応する色処理モードを選択する選択工程と、
前記選択工程により選択された前記文書データの色処理モードの指定処理を前記アプリケーション上で実行する処理工程とを有することを特徴とする制御プログラム。 - 前記色処理モードの切替についての能力情報は、前記送信先のプリンタが色処理モードの切替処理を用紙単位で行うか印刷面単位で行うかの能力情報であって、
前記選択工程では、前記送信先のプリンタの能力情報に基づいて、前記文書データが両面印刷設定されている場合に、色処理モードの指定処理を用紙単位で行うか印刷面単位で行うかを選択することを特徴とする請求項15に記載の制御プログラム。 - 前記選択工程では、更にユーザインタフェース手段を介して入力された指示情報に基づいて前記文書データの各ページの色処理モードの指定処理を選択することを特徴とする請求項16に記載の制御プログラム。
- 前記処理工程では、前記プリンタが用紙単位で色処理モードの切替を行う場合に、両面印刷時に表面と裏面の両方を考慮して各ページの色処理モードの指定処理を行うことを特徴とする請求項16又は17に記載の制御プログラム。
- 前記処理工程では、前記プリンタが印刷面単位で色処理モードの切替を行う場合に、両面印刷時に表面と裏面とで別々に各ページの色処理モードの指定処理を行うことを特徴とする請求項16乃至18のいずれかに記載の制御プログラム。
- 前記選択工程では、正しい能力情報を前記プリンタから取得できなかった場合には、色処理モードの指定処理を用紙単位で行うよう選択することを特徴とする請求項16乃至19のいずれかに記載の制御プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005123983A JP2006302036A (ja) | 2005-04-21 | 2005-04-21 | 色処理モード切替方法、及び該方法を実現する情報処理装置とその制御プログラム |
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JP2005123983A JP2006302036A (ja) | 2005-04-21 | 2005-04-21 | 色処理モード切替方法、及び該方法を実現する情報処理装置とその制御プログラム |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101398940B1 (ko) * | 2007-08-20 | 2014-05-26 | 삼성전자주식회사 | 화상형성장치 및 그 방법 |
CN112748889A (zh) * | 2019-10-31 | 2021-05-04 | 株式会社理光 | 打印系统、图像形成装置、打印方法以及存储介质 |
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2005
- 2005-04-21 JP JP2005123983A patent/JP2006302036A/ja not_active Withdrawn
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