JP4411106B2 - 印刷システム及び方法 - Google Patents

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本発明は、上位装置と印刷装置とがローカル或いはネットワーク環境下で接続される印刷システム、印刷方法、印刷システムに用いられる情報処理装置、上位装置、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
印刷装置や、印刷装置と複写装置もしくはファクシミリ、又は、印刷装置、複写装置、ファクシミリの機能全てを備えた複合機においては、一又は複数の用紙等の記録媒体を給紙するための給紙口がある。該給紙口は、カセット式もしくはトレイ式の形態が一般的であり、それぞれ用紙切り替えレバーや用紙の仕切り板等の位置による機構的要因により、給紙口にセットされている記録媒体のサイズを検知し、印刷装置が備えるコントローラや上位装置に通知している。
通常、上位装置のスプーラに用紙サイズ情報を含む印刷ジョブが入力されると、上位装置の印刷制御部或いは印刷装置側のコントローラにおいて、記録媒体のサイズと印刷ジョブに含まれる用紙サイズ情報とを比較し、一致していれば印刷は完了し、不一致であれば用紙交換要求メッセージをユーザに通知してユーザが適切なサイズの用紙を給紙口へセットすることで不正印字を回避している。
ところが、近年のコンシューマ或いはSOHO(small office home office)環境においては、ローコストの印刷装置が広く利用されており、その印刷装置の多くは、コストを抑えるために給紙口に用紙等の記録媒体のサイズを検知する手段を有していないか、いったん用紙を印刷装置内に搬送し通紙させることで給紙口にセットされていた用紙サイズを検知するというように極力簡素化された機構になっている。そのため、給紙口にセットされている記録媒体のサイズを検知する手段を持たない給紙口に対して上位装置から印刷指示を行った場合、上位装置で指定した用紙サイズと実際に前記給紙口にセットされている記録媒体のサイズが異なる場合は不正印字となり紙が無駄になってしまう。
この問題を回避するための手段としては、ユーザが印刷装置側もしくは上位装置側に予めセットされている用紙サイズを仮想用紙サイズとして登録しておく方法があった。また、より簡単な方法としては、上位装置の印字環境設定画面において、印刷前に一時停止するか否かを選択させ、一時停止をさせる指定をした場合に限り、上位装置での印字指示による印刷ジョブの印刷装置への転送を一時停止して、ユーザに対し給紙口にセットされている用紙サイズが適切かを確認させる方法があった(特許文献1)。
以上は、記録媒体のサイズを検知できない給紙口に複数枚の用紙をセット可能で連続印刷できる給紙口の例であるが、また別の給紙口の形態として、用紙を一枚づつしか給紙できない1枚手差し給紙機構がある。1枚手差し給紙の多くの形態は、カセット或いはトレイ上部に1枚の用紙が通るだけの用紙ガイドを備えたり、独立した位置に1枚の用紙だけを給紙可能な用紙ガイド或いは給紙口を有したりして、機構的にカセットより優先して手差し給紙口にセットされている1枚の用紙だけを給紙するタイプであり、コストを抑えるために給紙させたい給紙口を上位装置から明示的に切り替えて指定することができないタイプである(もし、1枚手差し給紙口を明示的に指定可能であれば、1枚手差し給紙口に用紙がない場合、紙無しとして自動的に一時停止するので、そのタイミングで用紙をセットすれば正常印字可能である)。通常、手差し給紙口に予め1枚の用紙をセットしておき、上位装置側でユーザが当該用紙サイズのドキュメントを意識して1枚のみ印刷指示する必要があった。
特開2002−283673号公報
しかしながら、従来の方法では次の問題点があった。即ち、給紙口に用紙等の記録媒体のサイズを検知する手段がなく、ユーザが印刷装置側もしくは上位装置側に予めセットされている用紙サイズを仮想用紙サイズとして登録しておく方法では、給紙口の記録媒体のサイズが変わる度にユーザによる用紙サイズ登録が必要となりユーザにとって負担となる。また、ユーザが用紙登録を行わなかったことにより、仮想用紙サイズと実際に給紙口にセットされている用紙サイズが一致していなかった場合は、上位装置から指定した用紙サイズと実際に給紙口にセットされている用紙サイズが一致しているにも関わらず、用紙交換要求が出てしまったり、用紙交換要求が出ないのに不正印字となったりする場合があるため、ユーザにとっては非常に理解しがたい挙動を示す結果となる。これは、印刷装置をネットワーク共有して複数のクライアントから複数ユーザによって利用される場合に顕著に発生する可能性が高く、使い勝手が非常に悪い上、不正印字による紙の無駄使いを誘発し易いという問題がある。
また、上位装置の印字環境設定ユーザインタフェース画面において、ユーザに対し印刷前に一時停止するか否かを選択させる方法の場合は、次の問題がある。コンシューマ及びSOHO環境、特にコンシューマ環境で印刷を行うユーザは、近年爆発的に増加し、あまりコンピュータ及び印刷環境に関心を持たないユーザも多い。このようなユーザに対しては、給紙口の用紙検知機能がないがために存在する印刷前に一時停止させる機能は馴染みが薄く、利用されない場合も多い。また裏を返せば、ユーザフレンドリーなユーザインタフェースとは言えない製造者側の押し付けがましいユーザインタフェースであり、使い勝手が良くないという問題がある。
また一方の記録媒体サイズの検知手段として、一度用紙を印刷装置内の搬送し通紙させることで給紙口にセットされていた用紙サイズを検知する制御手段の場合は、当然のことながら、最初の通紙により出力された印字結果が正常印字である保証はなく、不正印字になる可能性が高く、用紙を無駄に出力してしまう。
更に別の給紙機構として存在する1枚手差し給紙機構の場合は、手差し給紙口に予め1枚の用紙をセットしておき、上位装置側でユーザが当該用紙サイズのドキュメントを意識して1枚のみ印刷指示する必要があるが、ここでユーザが誤って複数ページの印刷データを上位装置から印刷指示してしまった場合は、最初の1枚のみ手差し給紙口より給紙するが、2ページ目以降のページは、1枚手差し給紙口以外のカセットもしくはトレイより給紙されてしまうため、2ページ目以降は所望の用紙サイズで印字されず不正印字となり紙を無駄にしてしまう。また、意図的に複数枚ページのドキュメントを連続して手差し給紙印字するためには、手差し給紙口に用紙を1枚セットし、上位装置側のアプリケーションの印刷指示ユーザインタフェース画面を開いてから所望のページを1枚指定して印刷開始の指示を行い印刷が完了したところで、手差し給紙口に再度用紙を1枚セットし、再び上位装置側のアプリケーションの印刷指示ユーザインタフェース画面を開き所望のページ1枚を指定して印刷開始の指示をするという行為を繰り返さなければならず、非常に煩雑で手間のかかるオペレーションを要してしまうため、使い勝手が非常に悪い。
本発明は前記のような点に鑑みてなされたものであり、例えばセットされている用紙のサイズを検知できない給紙口を有するネットワーク上の印刷装置を利用するような場合に、不正印字により用紙が無駄になるのを防ぐとともに、使い勝手を良くすることを目的とする。
本発明の印刷システムは、一又は複数ページ分のページ情報を含む印刷ジョブを生成して、印刷装置に転送する上位装置と、セットされている記録媒体のサイズを検知できない記録媒体供給口を有し、前記上位装置から転送される印刷ジョブに含まれるページ情報に基づいて記録媒体に画像情報を出力する印刷装置とが接続された印刷システムであって、前記上位装置は、前記印刷ジョブに含まれる記録媒体供給口情報に基づいて、前記記録媒体供給口が指定されていると判定した場合に、その印刷ジョブの前記印刷装置への転送を一時停止状態とする印刷制御手段を備え、前記印刷制御手段は、前記印刷装置とローカル接続であるかネットワーク接続であるかを確認し、ローカル接続である場合は前記印刷装置への転送を一時停止状態とせず、ネットワーク接続である場合は前記印刷装置への転送を一時停止状態とする点に特徴を有する。
本発明の印刷システムは、一又は複数ページ分のページ情報を含む印刷ジョブを生成して、印刷装置に転送する上位装置と、記録媒体を1ページ分しか供給できず、記録媒体がセットされている場合だけ優先的に供給し、かつ、セットされている記録媒体のサイズを検知できない記録媒体供給口を有し、前記上位装置から転送される印刷ジョブに含まれるページ情報に基づいて記録媒体に画像情報を出力する印刷装置とが接続された印刷システムであって、前記上位装置は、前記印刷ジョブに含まれるページ情報ごとの記録媒体供給口情報に基づいて、前記記録媒体供給口が指定されていると判定された場合に、そのページ情報の前記印刷装置への転送を一時停止状態とする印刷制御手段を備え、前記印刷制御手段は、前記印刷装置とローカル接続であるかネットワーク接続であるかを確認し、ローカル接続である場合は前記印刷装置への転送を一時停止状態とせず、ネットワーク接続である場合は前記印刷装置への転送を一時停止状態とする点に特徴を有する。
本発明の印刷方法は、一又は複数ページ分のページ情報を含む印刷ジョブを生成して、印刷装置に転送する上位装置と、セットされている記録媒体のサイズを検知できない記録媒体供給口を有し、前記上位装置から転送される印刷ジョブに含まれるページ情報に基づいて記録媒体に画像情報を出力する印刷装置とが接続された印刷システムによる印刷方法であって、前記上位装置が、前記印刷ジョブに含まれる記録媒体供給口情報に基づいて、前記記録媒体供給口が指定されていると判定した際に、前記印刷装置とローカル接続であるかネットワーク接続であるかを確認し、ローカル接続である場合は前記印刷ジョブの前記印刷装置へ転送を一時停止状態とせず、ネットワーク接続である場合は前記印刷ジョブの前記印刷装置への転送を一時停止状態とする手順を行う点に特徴を有する。
本発明の印刷方法は、一又は複数ページ分のページ情報を含む印刷ジョブを生成して、印刷装置に転送する上位装置と、記録媒体を1ページ分しか供給できず、記録媒体がセットされている場合だけ優先的に供給し、かつ、セットされている記録媒体のサイズを検知できない記録媒体供給口記録媒体供給口を有し、前記上位装置から転送される印刷ジョブに含まれるページ情報に基づいて記録媒体に画像情報を出力する印刷装置とが接続された印刷システムによる印刷方法であって、前記上位装置が、前記印刷ジョブに含まれるページ情報ごとの記録媒体供給口情報に基づいて、前記記録媒体供給口が指定されていると判定された際に、前記印刷装置とローカル接続であるかネットワーク接続であるかを確認し、ローカル接続である場合は前記ページ情報の前記印刷装置へ転送を一時停止状態とせず、ネットワーク接続である場合は前記ページ情報の前記印刷装置への転送を一時停止状態とする手順を行う点に特徴を有する。
本発明の情報処理装置は、一又は複数ページ分のページ情報を含む印刷ジョブを生成して、接続されている印刷装置に転送する情報処理装置であって、前記印刷ジョブに含まれる記録媒体供給口情報に基づいて、セットされている記録媒体のサイズを検知できない記録媒体供給口が指定されていると判定した際に、前記印刷装置とローカル接続であるかネットワーク接続であるかを確認し、ローカル接続である場合は前記印刷ジョブの前記印刷装置へ転送を一時停止状態とせず、ネットワーク接続である場合は前記印刷ジョブの前記印刷装置への転送を一時停止状態とする印刷制御手段を備える点に特徴を有する。
本発明の情報処理装置は、一又は複数ページ分のページ情報を含む印刷ジョブを生成して、接続されている印刷装置に転送する情報処理装置であって、前記印刷ジョブに含まれるページ情報ごとの記録媒体供給口情報に基づいて、記録媒体を1ページ分しか供給できず、記録媒体がセットされている場合だけ優先的に供給し、かつ、セットされている記録媒体のサイズを検知できない記録媒体供給口が指定されていると判定された場合に、前記印刷装置とローカル接続であるかネットワーク接続であるかを確認し、ローカル接続である場合は前記ページ情報の前記印刷装置へ転送を一時停止状態とせず、ネットワーク接続である場合は前記ページ情報の前記印刷装置への転送を一時停止状態とする印刷制御手段を備える点に特徴を有する。
本発明のコンピュータプログラムは、一又は複数ページ分のページ情報を含む印刷ジョブを生成して、接続されている印刷装置に転送する処理をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムであって、前記印刷ジョブに含まれる記録媒体供給口情報に基づいて、セットされている記録媒体のサイズを検知できない記録媒体供給口が指定されていると判定した場合に、前記印刷装置とローカル接続であるかネットワーク接続であるかを確認し、ローカル接続である場合は前記印刷ジョブの前記印刷装置へ転送を一時停止状態とせず、ネットワーク接続である場合は前記印刷ジョブの前記印刷装置への転送を一時停止状態とする処理をコンピュータに実行させる点に特徴を有する。
本発明のコンピュータプログラムは、一又は複数ページ分のページ情報を含む印刷ジョブを生成して、接続されている印刷装置に転送する処理をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムであって、前記印刷ジョブに含まれるページ情報ごとの記録媒体供給口情報に基づいて、記録媒体を1ページ分しか供給できず、記録媒体がセットされている場合だけ優先的に供給し、かつ、セットされている記録媒体のサイズを検知できない記録媒体供給口が指定されていると判定された際に、前記印刷装置とローカル接続である場合は前記ページ情報の前記印刷装置へ転送を一時停止状態とせず、前記印刷装置とネットワーク接続である場合は前記ページ情報の前記印刷装置への転送を一時停止状態とする処理をコンピュータに実行させる点に特徴を有する。
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記本発明のコンピュータプログラムを記録した点に特徴を有する。
本発明の上位装置は、指定された給紙部が用紙サイズを検知できない給紙部であるか否かを判別する判別手段と、前記判別手段により用紙サイズを検知できない給紙口であると判別された際、前記印刷装置とローカル接続である場合は印刷の一時停止を実行せず、前記印刷装置とネットワーク接続である場合は印刷の一時停止を実行する手段と、再開指示に応じて印刷の再開を行う手段とを有する点に特徴を有する。
ことを特徴とする上位装置。
本発明の印刷方法は、指定された給紙部が用紙サイズを検知できない給紙部であるか否かを判別する判別ステップと、前記判別ステップにより用紙サイズを検知できない給紙口であると判別された際、前記印刷装置とローカル接続である場合は印刷の一時停止を実行せず、前記印刷装置とネットワーク接続である場合は印刷の一時停止を実行するステップと、再開指示に応じて印刷の再開を行うステップとを有する点に特徴を有する。
ことを特徴とする印刷方法。
本発明のコンピュータプログラムは、指定された給紙部が用紙サイズを検知できない給紙部であるか否かを判別する判別ステップと、前記判別ステップにより用紙サイズを検知できない給紙口であると判別された際、前記印刷装置とローカル接続である場合は印刷の一時停止を実行せず、前記印刷装置とネットワーク接続である場合は印刷の一時停止を実行するステップと、再開指示に応じて印刷の再開を行うステップとをコンピュータに実行させる点に特徴を有する。
本発明によれば、セットされている用紙等の記録媒体のサイズを検知できない記録媒体供給口に対して印刷指示を行う場合、印刷ジョブの印刷装置への転送が一時停止されるので、記録媒体の確認を行うことができ、不正印字により記録媒体が無駄になるのを防ぐとともに、セットされている記録媒体のサイズを予め印刷装置や上位装置に登録するような煩わしいが不要となり、使い勝手を良くすることができる。また、記録媒体を1ページ分しか供給できず、かつ、セットされている記録媒体のサイズを検知できない記録媒体供給口に対して印刷指示を行う場合、ページごとに印刷ジョブの印刷装置への転送が一時停止されるので、ユーザ側で記録媒体サイズのドキュメントを意識して1枚ずつ印刷指示する必要がなく、複数ページの印刷指示を行う場合でも一時停止状態を利用して1ページごとに所望の記録媒体をセットしていけばよいので、煩わしいが不要となり、使い勝手を良くすることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
(印刷装置の構成)
図1は本発明に係る実施形態の印刷装置の構成を示す概略断面図であり、一例としてモノクロレーザビームプリンタの場合を示す。なお、本発明を適用する印刷装置としては、モノクロレーザビームプリンタに限られるものではなく、カラーレーザビームプリンタでも良いし、レーザビームプリンタに限らずインクジェットプリンタ等他のプリント方式のプリンタでも良いことは言うまでもない。
以下、モノクロレーザビームプリンタの構成及び動作について説明する。レーザビームプリンタ本体100はホストコンピュータ等の上位装置に接続され、ホストコンピュータ等から送られる制御コードや文字コード、図形データ或いはビットマップデータ等の描画データを含む印刷ジョブに基づいて印刷を行う。
操作パネル101は、操作のためのスイッチ(キー)及びLED表示器、LCD表示器が配されており、印刷装置の環境等を設定するために使われるが、近年これら環境設定は、特にローコストの印刷装置においてホストコンピュータ等の上位装置で行われることが多く、レーザビームプリンタ本体100に必須のものではない。
ビデオコントローラ102は、レーザビームプリンタ本体100全体の制御及び上位装置であるホストコンピュータから転送される描画データを含む印刷ジョブを解析したり、描画データをビットマップデータにメモリ展開したりする。メモリ展開されたページビットマップデータは不図示の印字エンジンコントローラへ出力される。印字エンジンコントローラは、入力されたページビットマップをビデオ信号に変換してレーザドライバ103に出力する。
レーザドライバ103は、半導体レーザ104を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信号に応じて、半導体レーザ104から発射されるレーザ光105をオン/オフ切り替えする。レーザ光105は、回転多面鏡106で左右方向に振られて静電ドラム107上を走査する。これにより、静電ドラム107上には描画パターンの静電潜像が形成される。この潜像は、静電ドラム107の周囲の現像ユニット108により現像された後、定着器112を通して記録紙に転写される。
定着器112を通して転写される記録紙には、カットシートを用いている。すなわち、カットシート記録紙は、レーザビームプリンタ100に装着した用紙カセット109に収納され、給紙ローラ110及び搬送ローラ111により装置内に取り込まれて、静電ドラム107に供給される。また、用紙カセット109の上部113に据え付けられた用紙ガイドにカットシート記録紙1枚をセットしておけば、用紙カセット109に収納されたカットシート記録紙は給紙されず、用紙カセット109の上部113にセットされているカットシート記録紙が給紙ローラ110及び搬送ローラ111により装置内に取り込まれる。
(プリンティングシステムの全体構成)
図2は、プリンティングシステム(印刷システム)を構成するホストコンピュータ及び印刷装置の概略構成を示すブロック図である。プリンティングシステムでは、上位装置であるホストコンピュータ250と電写真方式の印刷装置260とを双方向インタフェース270を介して接続することにより構成されている。
ホストコンピュータ250は、ホストコンピュータ本体を制御する制御ユニット251を備える。この制御ユニット251は、CPU1、RAM2、ROM3、タイマ4、キーボードコントローラ(KBC)5、ディスプレイコントローラ(DSPC)6、ディスクコントローラ(DKC)7及びI/Oコントローラ(IOC)8から構成される。
CPU1は、ROM3や外部メモリ12に格納されたブートプログラムやアプリケーションプログラム等を実行し、システムバス9に接続されている前記各デバイスを総括的に制御する。RAM2は、CPU1の主メモリ及びワークエリア等として機能する。キーボードコントローラ5は、キーボード10や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。
ディスプレイコントローラ6は、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ等11の表示を制御する。ディスクコントローラ7は、ブートプログラム、種々のアプリケーションプログラム、フォントデータ、ユーザファイル等を記憶できるハードディスク(HD)や、フレキシブルディスク(FD)、フラッシュPROM等外部メモリ12とのアクセスを制御する。
I/Oコントローラ8は、所定の双方向性インタフェース(以下、単にインタフェースという)270を介してプリンタ260に接続されて、プリンタ260との通信制御を実行する。なお、I/Oコントローラ8は、予め制御ユニット251に内蔵されたデバイスを介してプリンタ260と接続しても良いし、バススロットに接続した後付けのデバイス(例えば、ECPボード、USB2.0ボード、IEEE1394ボード、或いはネットワークボードやネットワークアダプタ等)を介してプリンタ260と接続し、通信制御を実行できる。
また、印刷装置260は、印刷装置制御ユニット261を備える。この印刷装置制御ユニット261は、印刷装置本体全体の制御、更に不図示の両面ユニットが装着された場合は、両面ユニットを含めた全体の制御、及びホストコンピュータ250から供給される画像情報を解析する機能を有し、CPU21、RAM22、ROM23、NVRAM24、通信制御部25、印刷部インタフェース(I/F)26、パネル制御部27、及びディスクコントローラ(DKC)28から構成される。
CPU21は、ROM23或いは外部メモリ32に記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバス29に接続された前記各種デバイスとのアクセスを総括的に制御し、印刷部I/F26を介して接続されたエンジンコントローラ30へ出力情報としてエンジンコントローラ制御コマンドや画像信号を出力する。また、ROM23には、操作部31(操作パネル)に配されたスイッチやLED表示器、メッセージ表示デバイスであるLCD等を制御するデバイスドライバを有するパネル制御部27を介して、スイッチからのキー割り込みを受け付けたり、LEDの点灯、消灯、点滅を司ったり、LCDへのメッセージ文字列の表示、変更を制御したりするプログラムを記憶する。
更にCPU21は、通信制御部25を介してホストコンピュータ250との通信処理が可能となっており、印刷装置260内の情報をホストコンピュータ250に通知可能に構成されている。また、RAM22は、CPU21の主メモリ、ワークエリア等として機能し、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することも可能な構成になっている。NVRAM24は、プリンタの環境データ等を格納するために用いられる。
なお、近年良くみられるホストベースプリンタ(文字、描画コード等の解析処理、制御処理のほとんどの部分をホストコンピュータ側で行うようなプリンタ)のように、外部メモリ32や操作部(操作パネル)31を省いたり、それ程高機能でないCPU21とASICの組み合わせたりすることによりコストダウンを図った構成であっても一向に構わない。更に、通信制御部25は、セントロニクスI/Fに限らず、USB、IEEE1394、或いは、各種ネットワークプロトコルを制御可能な構成であっても本発明においては適用可能であることは言うまでもない。
(印刷制御の機能構成)
図5は、プリンティングシステムの一例を表わし、その機能構成を示す図である。印刷処理を実施する場合、以下の一連の処理が上位装置であるホストコンピュータ(501、502、又は503)の記憶領域(図2のRAM2或いは外部メモリ12)に対してCD−ROM等の記録媒体よりインストールされ格納されたプリンティングシステムのプログラムによって実施される。
ユーザがいずれかのホストコンピュータ(501、502、又は503)においてアプリケーションソフトウェア(520、530、又は540)から印刷する場合、まずアプリケーションソフトウェア(520、530、又は540)もしくはプリンティングシステムの有する不図示のユーザインタフェースからユーザが印刷指示をする。
前記印刷指示によりアプリケーションソフトウェア(520、530、又は540)、及びアプリケーションと連携して動作する不図示の描画処理部は印字制御情報(印刷しようとしているドキュメントに対応する印刷情報等であり、印刷時アプリケーションソフトとプリンタドライバが共用する印刷情報である。用紙サイズ情報、印刷の向き情報、解像度情報等、印刷に関わるあらゆる情報が含まれる。)に基づき描画データを含む印刷ジョブを生成し、その印刷ジョブをプリンティングシステムソフトウェアのデータ生成部(521、531、又は541、プリンタデバイスドライバとも称する)に入力する。
前記印刷ジョブを受け取ったデータ生成部(521、531、又は541)は、接続された印刷装置(504、505、又は506)が解釈可能な印刷ジョブに変換し、上位装置であるホストコンピュータ(501、502、又は503)が有するOS(オペレーティングシステム)に組み込まれたシステムスプール部(522、532、又は542)へ前記印刷ジョブ(一又は複数のページデータを内包している。また、通常、1つの印刷ジョブには、1ページ又は複数ページのページ情報に対し、図6に示すようにジョブの最初にジョブ開始識別情報601、ジョブの最後にジョブ終了識別情報602が付加されている。更に複数ページの場合は、ページ単位で最終ページまで印刷ページ情報が順に内包されており、1ページ、複数ページに限らず1ページ単位でページの最初にページ開始識別情報603、ページの最後にページ終了識別情報604が付加されている。)をページ順に入力する。
なお、ネットワーク環境下(ネットワーク500で接続)においてスプーリング処理を実施する場合のシステムスプール部(522、532、又は542)は、データ生成部(521、531、又は541)と同一のホストコンピュータのシステムスプール部が利用される場合もあるし、プリントサーバとなる他のホストコンピュータ中のシステムスプール部と協調して両ホストコンピュータのシステムスプール部が利用される場合もある。各ホストコンピュータ(501、502、又は503)において、予め例えばネットワークに接続された印刷装置名やネットワークアドレス、或いはプリントサーバとなるホストコンピュータ名やポート名等でネットワークコネクションが確立された出力先へ、システムスプール部(522、532、又は542)を介してデータ出力されるようになっている。
上位装置にインストールされたプリンティングシステムにおける印刷制御部(523、533、又は543)は、システムスプール部(522、532、又は542)でスプーリングされた印刷ジョブ(スプールデータともいう)を取得すると、スプールデータである印刷ジョブ中に含まれる印刷制御情報や用紙サイズ情報或いは前記印刷情報等に基づいて、印刷ジョブを制御したり、ネットワークに接続された印刷装置(504、505、又は506)を管理したり、印刷ジョブの印刷装置(504、505、又は506)への転送を一時停止したり、再開したりする。
その他、当該印刷制御部(523、533、又は543)は、スプーリングされてきた印刷ジョブのユーザ名或いはコンピュータ名をも管理するプリントサーバとしての機能も有しており、各種印刷ジョブの制御を施した後、通信制御部(524、534、又は544)を介して転送すべき出力先の印刷装置(504、505、又は506)へ印刷ジョブを転送したり、別のホストコンピュータ(501、502、又は503)からのスプールデータを複数制御、管理したりすることもできる。
表示制御部(515、535、又は545)は、不図示のプリントステータスウィンドウを介してディスプレイ11へ印刷ジョブ情報を表示し、ユーザへ通知する手段をも有している。なお、前記印刷制御部(523、533、又は543)から印刷装置(504、505、又は506)へのデータ転送は、ポート制御プログラム等を有する通信制御部(524、534、又は544)を介して実行される。
印刷装置(504、505、又は506)は、上位装置であるホストコンピュータ(501、502、又は503)からビデオコントローラ(510、511、又は512)(図2のプリンタ制御ユニット261、図1のビデオコントローラ102に相当)上の通信制御部(550、560、又は570)を介して受信した印刷ジョブを記憶領域(図2のRAM22或いは外部メモリ32)に一時格納する。
図2のROM23或いはRAM22又は外部メモリ32に格納された印刷制御プログラム、或いは、不図示のASICによって、当該受信印刷ジョブに含まれるジョブ開始情報もしくはジョブ終了情報、或いは印字エンジンコントローラに対するリセット情報を検知することにより、電子写真プロセス等に関わる帯電、露光、現像、転写、定着及び紙搬送等の制御を行う印字エンジンコントローラ(513、514、又は515)(図2のエンジンコントローラ30に相当)の初期化や定着器の昇温/降温処理を行い、更には印刷ジョブに含まれるページビットマップデータをビデオデータとして印字エンジンコントローラ(513、514、又は515)に展開する。展開されたビデオデータは、印字エンジンコントローラ(513、514、又は515)に送出された後、帯電、露光、現像、転写、定着及び紙搬送等の制御により実際の記録媒体へ印刷される。
なお、図2のROM23或いはRAM22又は外部メモリ32に格納された印刷制御プログラムは、印刷装置における両面ユニットの有無、ジャム情報や印刷完了の有無やドアオープン等の印刷装置のステータス情報や、印刷装置の給紙部の数や装備している給紙部が現在収納している用紙サイズを検知できるかどうかの有無をもホストコンピュータ(501、502、又は503)へ通信制御部(550、560、570)を介して通知する機能を有している。
(第1の実施形態)
第1の実施形態は、前述の構成を備えるプリンティングシステムにおいて、上位装置であるホストコンピュータ501から、セットされている記録媒体のサイズを検知できない給紙口を備える印刷装置504に対して印刷指示する例である。ホストコンピュータ501にインストールされているアプリケーションソフトウェア520から、アプリケーションが有する印刷を実施するためのユーザインタフェースダイアログを利用して(図示しないが、その形状、設定項目は個々のアプリケーションに依存する。)印刷指示するにあたり、プリンティングシステムの各種印刷情報を設定するためのユーザインタフェースダイアログをオープンする。
図3はプリンティングシステムのユーザインタフェースダイアログの一例である。プリンティングシステムのユーザインタフェースダイアログは通常機能別に複数のタブで構成されている場合が多く、本実施形態のプリンティングシステムのユーザインタフェースダイアログにおいても、図3(A)に示すタブにおいて用紙サイズを設定し、図3(B)に示すタブにおいて給紙口を指定する。
印刷しようとしているドキュメントのサイズがB5とすると、図3(A)の原稿サイズを「B5」と選択し(図3(C))、また、給紙口として、収納されている用紙サイズを検知できない「トレイ」を選択する(図3(D))。ユーザインタフェースダイアログによる印刷設定が終了すると、不図示のアプリケーションが有するユーザインタフェースダイアログに戻り印刷を指示することで、順次描画データがプリンティングシステムのデータ生成部521へ出力され、図7に一例を示す印刷ジョブデータ701が生成される。
図7において、ジョブの開始を示すジョブ開始識別情報(701-1)及びジョブの終了を示すジョブ終了識別情報(701-2)に、ジョブ属性情報(701-3)と、一又は複数ページ分のページ情報とが内包され、図7では一例として1ページ目のページ情報(701-4)、次ページ目のページ情報(701-5)を示している。また、該ジョブ701内にはジョブ属性情報(701-3)として用紙サイズ情報(701-3-a)、給紙口情報(701-3-b)等が含まれ、各ページ毎に付加されるページ情報には、そのページに対するより詳細な各種の印字属性情報がページ開始識別情報(701-4-a、701-5-a)とページ終了識別情報(701-4-b、701-5-b)内に含まれている。印字属性情報としては、例えば600dpi/300dpi等の印字解像度を示す印字解像度情報(701-4-c、701-5-c)、A3/A4/Letter/A5等の用紙サイズ情報(701-4-d、701-5-d)、厚紙や薄紙や普通紙等紙の種類に最適なトナー定着モードを規定するための用紙定着情報(701-5-e、701-5-e)、給紙口を示す給紙口情報(701-4-f、701-5-f)等と、実際に印字されるビットマップデータ或いは描画オブジェクト等からなる描画データ(701-4-g、701-5-g)とから構成される。なお、各種属性情報は印刷装置によって様々だが、通常アプリケーションソフトウェア、及びアプリケーションと連携して動作する不図示の描画処理部と、上位装置にインストールされたプリンティングシステムのデータ生成部(プリンタドライバ)とが印字情報を一部共用しながら連携して生成される。
前記ジョブデータ701は、順次システムスプール部522へ出力される(スプーリングされる)。印刷制御部523は、システムスプール部522から印刷ジョブデータ701を取得すると、順次ジョブ開始識別情報(701-1)、ジョブ属性情報(701-3)、ページ情報(701-4、701-5)、ジョブ終了識別情報(701-2)を出力先の印刷装置504へ通信制御部524を介して転送するが、印刷制御部523は、本プリンティングシステムのユーザインタフェースダイアログの給紙部選択部(図3(D))において明示的にトレイ(セットされている用紙サイズを検知できない)を選択したことによって、ジョブ属性情報(701-3)の給紙口情報(701-3-b)がトレイで入力された場合、印刷ジョブデータ701を印刷装置504へ転送せず、図4に一例を示すステータスウィンドウを表示し、トレイにセットすべき用紙サイズ(701-3-a)もしくは最初のページの用紙サイズ情報(701-4-d)を表示しつつ一時停止する。
ここでユーザは、トレイにセットされている用紙サイズを確認或いは所望のサイズの用紙をトレイへセットし、ステータスウィンドウに印刷の再開を指示する。印刷再開の指示は、例えば再開ボタン(図4の(a))をクリックすればよい。ステータスウィンドウでの印刷の再開指示により、印刷制御部523は、一時停止によりメモリ(図2のRAM2或いは外部メモリ12)上に待機させておいた印刷ジョブデータ701内の各種情報を、ページ情報内の給紙口情報(701-4-f、701-5-f)が収納用紙サイズを検知可能なカセットに切り替わらない限り順次印刷装置504へ転送していき、印刷装置504ではトレイに対して給紙処理及び印字処理を行う。
なお、途中のページで給紙口が収納用紙サイズを検知可能な給紙部へ変わった場合は、プリンティングシステムのユーザインタフェースダイアログ(図3(C))で指定した用紙サイズと、印刷装置504から取得した給紙口にセットされている用紙サイズ情報とを比較し、一致していれば当該ページ情報を印刷装置504へ転送し該当する給紙口から給紙し印字処理を行い、一致していなければ用紙サイズ不一致として通常用紙交換要求ステータスウィンドウが表示され一時停止される。
以下、図8のフローチャートを参照して、印刷制御部523における制御処理について説明する。プリンティングシステムにおける印刷制御部523のプログラムは、システムスプール部522にスプーリングされる印刷ジョブデータを順次取得すると、ジョブ属性情報(701-3)の給紙口情報(701-3-b)を判定し、用紙サイズを検知できない給紙口であるトレイであるか否かをチェックする(ステップS800)。
ステップS800においてトレイであった場合、図4に一例を示す一時停止を表すステータスウィンドウを表示し、印刷ジョブデータ701の印刷装置504への転送を中断する(ステップS801)。
そして、ユーザがステータスウィンドウで印刷の再開を指示したか否かを判定する(ステップS802)。再開を指定していない場合は、ステップS801において一時停止状態を保つ。再開を指示した場合は、印刷ジョブデータ701の1ページ目のページ情報(701-4)に含まれる給紙口情報(701-4-f)を判定し(ステップS803)、トレイのままであったならページ情報(701-4)を印刷装置504へ転送する(ステップS804)。転送が終了したら、順次次ページ以降のページ情報、本例では2ページ目のページ情報(701-5)に含まれる給紙口情報(701-5-f)を判定する(ステップS805)。
一方、ステップS803においてページ情報の給紙口情報が、或いは、S800においてジョブ属性情報の給紙口情報(701−3−b)が、セットしている用紙サイズを検知できる給紙口になっていたなら、印刷装置504のセットされている用紙のサイズを検知できる給紙口に実際に収納されている用紙サイズを取得し(ステップS806)、ページ情報に含まれる用紙サイズ情報と一致するかを判定する(ステップS807)。
その判定の結果、一致していた場合は、当該ページ情報を印刷装置504へ転送する(ステップS804)が、一致しなかった場合は、用紙交換要求を促す不図示のステータスウィンドウを表示する(ステップS808)。そして、ユーザが給紙口の用紙を交換したかを判定し(ステップS809)、交換しない場合は、用紙交換要求を表示した状態で処理は中断したままとし、交換した場合には、印刷処理が再開し、ページ情報を印刷装置504へ転送する(ステップS804)。
以上のように、ホストコンピュータベースのプリンティングシステムにおいて、印刷装置側にある用紙等の記録媒体のサイズを検知する手段がない給紙口へ印刷する場合であっても、ユーザが印刷前に給紙口にセットされている用紙サイズを予め印刷装置側もしくは上位装置側に予めセットする必要がなく、給紙口に関わる特別な設定項目に対して適宜設定を行う必要もなく、ユーザは用紙のサイズを検知する手段がない給紙口へ切り替えるだけで、印刷時一時停止して用紙確認を行うことができるので、煩わしい操作が不要となるばかりか、不正印字をなくし紙を無駄にしなくてすむようになる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、ユーザが印刷指示を行う上位装置であるホストコンピュータのデスクサイドに印刷装置504がローカル接続されている状態で、収納されている用紙のサイズが検知できない給紙口へ出力しようとした場合、ユーザがセットされている用紙を視認した上で印刷を一時停止しないで無条件にトレイへ出力し、ネットワーク共有環境で、印刷装置504がホストコンピュータから少し離れた場所に設置されており、印刷指示時にセットされている用紙を視認できない場合は印刷を一時停止することができるようにした例である。
以下、図9のフローチャートを参照して、第2の実施形態での制御処理について説明するが、ステップS900〜S909までは、第1の実施形態の図8のステップS800〜S809の処理と同一であるので、その詳細な説明は省略し、接続先の判定処理に関わるステップS910〜S913のみ説明する。
印刷制御部523のプログラムは、システムスプール部522にスプーリングされる印刷ジョブデータを順次取得すると、ジョブ属性情報(701-3)の給紙口情報(701-3-b)を判定し、用紙サイズを検知できない給紙口であるトレイであるかを否かチェックし(ステップS900)、トレイであった場合は、印刷装置504の接続先がローカルかネットワーク共有かをチェックする(ステップS910)。
ステップS910では、ホストコンピュータのメモリに記録されている接続先をチェックし、その接続ポートがUSB、LPT(セントロニクス)、IEEE1394、或いはCOMポート等のローカルポートであった場合はステップS911へ進み、接続ポートがネットワークパス(例えば"//Server/Share"のようにプリントサーバのマシン名と共有名を組み合わせたパス名)やネットワークアダプタ等のポート名であった場合は、第1の実施形態で述べたようにステップS901の一時停止処理へと進む。ステップS911では、印刷ジョブデータ701のページ情報に含まれる給紙口情報を判定し、トレイのままであったならページ情報を印刷装置504へ転送する(ステップS912)。転送が終了したら、順次次ページ以降のページ情報含まれる給紙口情報を判定する(ステップS913)。
以上のように、第1の実施形態で述べた効果に加えて、更に、自動的にローカル接続環境ではトレイにセットする用紙を視認しながら印刷を中断することなく印刷を行うことができ、ネットワーク共有環境のように給紙口にセットされている用紙を視認できない場所に設置されている場合は印刷を一時停止して用紙サイズを確認しながら印刷を行うことができるようになり、使い勝手が格段に向上する。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、印刷装置504において、収納されている記録媒体サイズを検知できる給紙口、もしくは検知できない給紙口の他に、上位装置よりコマンド等によって印刷すべき給紙口を指定できないが、用紙がセットされていれば機構的に優先的に給紙され、且つセットされている用紙サイズを検知できない1枚手差し給紙口へ対して印刷指示する例である。
ホストコンピュータ501にインストールされているアプリケーションソフトウェア520から、アプリケーションが有する印刷を実施するためのユーザインタフェースダイアログを利用して(図示しないが、その形状、設定項目は個々のアプリケーションに依存する。)印刷指示するにあたり、プリンティングシステムの各種印刷情報を設定するためのユーザインタフェースダイアログをオープンする。
図10はプリンティングシステムのユーザインタフェースダイアログの一例である。1枚手差し給紙口から連続印刷しようとした場合、給紙口として、用紙がセットされている時だけ優先的に給紙される1枚手差し給紙口(図10(B))を選択する。ユーザインタフェースダイアログによる印刷設定が終了すると、不図示のアプリケーションが有するユーザインタフェースダイアログに戻り印刷を指示することで、順次描画データがプリンティングシステムのデータ生成部521へ出力され、第1の実施形態と同様に図7に一例を示す印刷ジョブデータ701が生成される。
印刷ジョブデータ701は、順次システムスプール部522へ出力される(スプーリングされる)。印刷制御部523は、システムスプール部522から印刷ジョブデータ701を取得すると、順次ジョブ開始識別情報(701-1)、ジョブ属性情報(701-3)、ページ情報(701-4、701-5)、ジョブ終了識別情報(701-2)を出力先の印刷装置504へ通信制御部524を介して転送するが、印刷制御部523は、本プリンティングシステムのユーザインタフェースダイアログの給紙部選択部(図10(B))において明示的に1枚手差し給紙口(手差し給紙口に用紙がセットされている状態の時だけ他の給紙口より優先して給紙され、且つセットされている用紙サイズを検知することはできない)を選択したことによって、各ページ情報(701-4、701-5)の給紙口情報(701-4-f、701-5-f)が1枚手差し給紙口であった場合、印刷ジョブデータ701を印刷装置504へ転送せず、図11に一例を示すステータスウィンドウを表示し、1枚手差し給紙口にセットすべき用紙サイズ情報(701-4-d、701-5-d)を表示しつつ一時停止する。
ここでユーザが所望のサイズの用紙を1枚手差し給紙口に1枚セットし、ステータスウィンドウに印刷再開を指示すれば、印刷制御部523は、一時停止によりメモリ(図2のRAM2或いは外部メモリ12)上に待機させておいたページ情報(701-4や701-5)を印刷装置504へ転送し、1ページ印刷を完了する。
以下、図12のフローチャートを参照して、印刷制御部523における制御処理について説明する。プリンティングシステムにおける印刷制御部523のプログラムは、システムスプール部522にスプーリングされる印刷ジョブを順次取得し(ステップS1200)、最初に取得する1ページ目のページ情報(701-4)に含まれる給紙口情報(701-4-f)が1枚手差し給紙口か否かを判定する(ステップS1201)。
ステップS1201において1枚手差し給紙口であった場合は、図11に一例を示す一時停止を表すステータスウィンドウを表示し、ページ情報(701-4)の印刷装置504への転送を中断する(ステップS1202)。
そして、ユーザがステータスウィンドウで印刷の再開を指示したか否か判定する(ステップS1202)。再開を指定していない場合は、ステップS1202において一時停止状態を保つ。再開を指示した場合は、1ページ目のページ情報(701-4)を印刷装置504へ転送する(ステップS1204)。転送が終了し1ページ印刷が終了したら、ステップS1200へ戻り、次ページのページ情報(701-5)を取得し、同様の処理を繰り返す(ステップS1205)。
一方、ステップS1201において給紙口情報(701-4-f)が1枚手差し給紙口でなかった場合は、一時停止しないで1ページ情報(701-4)を印刷装置504へ転送する(ステップS1204)。
以上のように、セットされている用紙のサイズを検知できないばかりか、独立した給紙口として当該給紙口単独で紙なし検知できないような1枚手差し給紙口において、上位装置側プリンティングシステムの制御により、1枚手差し給紙口に予め1枚の用紙をセットしておき、上位装置側でユーザが当該用紙サイズのドキュメントを意識して1枚のみ印刷指示する必要がなくなり、一時停止してから、セットする用紙サイズを確認し1枚手差し給紙口へ所望の用紙をセットした後に印刷再開できるようになる。また、複数ページの印刷データを上位装置から印刷指示してしまった場合でも、2ページ目以降、勝手に別の給紙口から給紙されてしまうようなことがなくなり、1ページ毎に上位装置側で一時停止し所望の用紙をセットしていけば良くなるので、不正印字による紙の無駄もなくなり使い勝手も格段に向上する。
(第4の実施形態)
第4の実施形態は、ユーザが印刷指示を行う上位装置であるホストコンピュータのデスクサイドに印刷装置504がローカル接続されている状態で、収納されている用紙のサイズが検知できない1枚手差しの給紙口へ出力しようとした場合、ユーザが1枚手差し給紙口に用紙がセットされているかを視認した上で印刷を一時停止せず無条件に1枚手差し給紙口へ出力し、ネットワーク共有環境で、印刷装置504がホストコンピュータから少し離れた場所に設置されており、印刷指示時に1枚手差し給紙口に用紙がセットされているかを視認できない場合は1ページ印刷を一時停止することができるようにした例である。
以下、図13のフローチャートを参照して、第4の実施形態での制御処理について説明するが、ステップS1300〜S1305までは、第3の実施形態の図12のS1200〜S1205の処理と同一であるので、その処理の説明は省略し、接続先の判定処理に関わるステップS1306のみ説明する。
印刷制御部523のプログラムは、給紙口情報(701-4-f)が1枚手差し給紙口であると判定した場合(ステップS1301)は、印刷装置504の接続先がローカルかネットワーク共有かをチェックする(ステップS1306)。ステップS1306では、ホストコンピュータのメモリ(図2のRAM2或いは外部メモリ12)に記録されている接続先をチェックし、その接続ポートがUSB、LPT(セントロニクス)、IEEE1394、或いはCOMポート等のローカルポートであった場合はステップS1304へ進み一時停止せずにページ情報(701-4)を印刷装置504へ転送し、接続ポートがネットワークパス(例えば"//Server/Share"のようにプリントサーバのマシン名と共有名を組み合わせたパス名)やネットワークアダプタ等のポート名であった場合は、第3の実施形態で述べたようにステップS1302の一時停止処理へと進む。
以上のように、第3の実施形態で述べた効果に加えて、更に、自動的にローカル接続環境では1枚手差し口にセットする用紙を視認しながら1ページ印刷を一時停止することなく行い、ネットワーク共有環境のように1枚の用紙をセットする印刷装置の設置場所が離れている場合には印刷を一時停止させて1枚ずつ所望の用紙がセットされているかを確認しながら印刷を行うことができるようになり、使い勝手が格段に向上する。
(第5の実施形態)
第5の実施形態は、プリンティングシステムの上位装置であるホストコンピュータ501へのインストール時、或いはユーザ指定による給紙口情報を含む印刷装置504の情報取得時、或いはユーザにより上位装置から印刷指示があった際、印刷制御部523でシステムスプール部522からの印刷ジョブデータ701入力を例えばジョブ開始識別情報(701-1)で検知した時に、印刷装置504より印刷装置504の備える給紙口の機能を取得する例である。
上位装置であるホストコンピュータ501は、前記印刷装置504が備える給紙口の機能が用紙のサイズを検知可能な給紙口であるか否か、また、連続給紙可能なのか、セットされている用紙を1枚ずつしか給紙できない給紙口なのかの情報(給紙口機能情報)を取得し、メモリ(図2のRAM2或いは外部メモリ12)に格納しておく。そして、印刷の際に、印刷制御部523のプログラムは、システムスプール部522にスプーリングされる印刷ジョブ701に含まれている給紙口情報(701-3-b、或いは、701-4-fや701-5-f等)と前記給紙口機能情報を比較し、セットされている用紙のサイズを検知できない給紙口であると判定したならば、ページ情報を印刷装置504へ転送しないでメモリ(図2のRAM2或いは外部メモリ12)上に待機させておく(一時停止)。
なお、第5の実施形態におけるフローチャートは、図8のステップS800、S803、図9のステップS900、S903、S911、図12のステップS1201、図13のステップS1301の各処理を印刷ジョブに含まれている給紙口情報と前記給紙口機能情報を比較し、前記ジョブに含まれている給紙口情報がセットされている用紙のサイズを検知できない給紙口であるかの判定式にそれぞれ置き換えたものとなるだけであり、その説明を省略する。
以上のように、印刷装置側の給紙口が、セットされている用紙のサイズを検知できるか否かの情報や、連続印刷できるか1枚手差ししかできない給紙口かの情報を取得して、その情報を基に一時停止させることができるので、例えば印刷装置に対してセットされている用紙のサイズを検知できない給紙口や1枚手差し給紙口がオプションとして増設されたとしても、ユーザの手を煩わすことなく、当該給紙口を使って一時停止を伴う印刷を行うことができ、使い勝手が良くなる。
なお、本発明の目的は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システム或いはオペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
実施形態の印刷装置の構成を示す概略断面図である。 プリンティングシステムを構成するホストコンピュータ及び印刷装置の概略構成を示すブロック図である。 ユーザインタフェースダイアログの一例を示す図である。 ステータスウィンドウの一例を示す図である。 プリンティングシステムの機能構成図である。 印刷ジョブの概念を説明するための図である。 印刷ジョブデータの構成を示す図である。 第1の実施形態における制御処理を説明するためのフローチャートである。 第2の実施形態における制御処理を説明するためのフローチャートである。 ユーザインタフェースダイアログの一例を示す図である。 ステータスウィンドウの一例を示す図である。 第4の実施形態における制御処理を説明するためのフローチャートである。 第2の実施形態における制御処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
250 ホストコンピュータ
260 印刷装置
270 双方向インタフェース
501、502、503 ホストコンピュータ
520、530、540 アプリケーションソフトウェア
521、531、541 データ生成部
522、532、542 システムスプール部
523、533、543 印刷制御部
524、534、544 通信制御部
525、535、545 表示制御部
504、505、506 印刷装置
510、511、512 ビデオコントローラ
550、560、570 通信制御部
551、561、571 データ解析部
552、562、572 データ展開部
513、514、515 印字エンジンコントローラ

Claims (14)

  1. 一又は複数ページ分のページ情報を含む印刷ジョブを生成して、印刷装置に転送する上位装置と、
    セットされている記録媒体のサイズを検知できない記録媒体供給口を有し、前記上位装置から転送される印刷ジョブに含まれるページ情報に基づいて記録媒体に画像情報を出力する印刷装置とが接続された印刷システムであって、
    前記上位装置は、前記印刷ジョブに含まれる記録媒体供給口情報に基づいて、前記記録媒体供給口が指定されていると判定した場合に、その印刷ジョブの前記印刷装置への転送を一時停止状態とする印刷制御手段を備え
    前記印刷制御手段は、前記印刷装置とローカル接続であるかネットワーク接続であるかを確認し、ローカル接続である場合は前記印刷装置への転送を一時停止状態とせず、ネットワーク接続である場合は前記印刷装置への転送を一時停止状態とすることを特徴とする印刷システム。
  2. 一又は複数ページ分のページ情報を含む印刷ジョブを生成して、印刷装置に転送する上位装置と、
    記録媒体を1ページ分しか供給できず、記録媒体がセットされている場合だけ優先的に供給し、かつ、セットされている記録媒体のサイズを検知できない記録媒体供給口を有し、前記上位装置から転送される印刷ジョブに含まれるページ情報に基づいて記録媒体に画像情報を出力する印刷装置とが接続された印刷システムであって、
    前記上位装置は、前記印刷ジョブに含まれるページ情報ごとの記録媒体供給口情報に基づいて、前記記録媒体供給口が指定されていると判定された場合に、そのページ情報の前記印刷装置への転送を一時停止状態とする印刷制御手段を備え
    前記印刷制御手段は、前記印刷装置とローカル接続であるかネットワーク接続であるかを確認し、ローカル接続である場合は前記印刷装置への転送を一時停止状態とせず、ネットワーク接続である場合は前記印刷装置への転送を一時停止状態とすることを特徴とする印刷システム。
  3. 前記上位装置は、前記印刷装置への転送を一時停止した場合に、その旨をユーザに通知する画面を表示装置に表示するとともに、その画面にて転送の再開を受け付ける表示制御手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷システム。
  4. 前記上位装置は、接続された印刷装置が有する記録媒体供給口が、セットされている記録媒体のサイズを検知できない記録媒体供給口であるか否か、また、記録媒体を連続供給可能なのか、1ページ分しか供給できないのかという機能情報を取得する取得手段を備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の印刷システム。
  5. 一又は複数ページ分のページ情報を含む印刷ジョブを生成して、印刷装置に転送する上位装置と、セットされている記録媒体のサイズを検知できない記録媒体供給口を有し、前記上位装置から転送される印刷ジョブに含まれるページ情報に基づいて記録媒体に画像情報を出力する印刷装置とが接続された印刷システムによる印刷方法であって、
    前記上位装置が、前記印刷ジョブに含まれる記録媒体供給口情報に基づいて、前記記録媒体供給口が指定されていると判定した際に、前記印刷装置とローカル接続であるかネットワーク接続であるかを確認し、ローカル接続である場合は前記印刷ジョブの前記印刷装置へ転送を一時停止状態とせず、ネットワーク接続である場合は前記印刷ジョブの前記印刷装置への転送を一時停止状態とする手順を行うことを特徴とする印刷方法。
  6. 一又は複数ページ分のページ情報を含む印刷ジョブを生成して、印刷装置に転送する上位装置と、記録媒体を1ページ分しか供給できず、記録媒体がセットされている場合だけ優先的に供給し、かつ、セットされている記録媒体のサイズを検知できない記録媒体供給口記録媒体供給口を有し、前記上位装置から転送される印刷ジョブに含まれるページ情報に基づいて記録媒体に画像情報を出力する印刷装置とが接続された印刷システムによる印刷方法であって、
    前記上位装置が、前記印刷ジョブに含まれるページ情報ごとの記録媒体供給口情報に基づいて、前記記録媒体供給口が指定されていると判定された際に、前記印刷装置とローカル接続であるかネットワーク接続であるかを確認し、ローカル接続である場合は前記ページ情報の前記印刷装置へ転送を一時停止状態とせず、ネットワーク接続である場合は前記ページ情報の前記印刷装置への転送を一時停止状態とする手順を行うことを特徴とする印刷方法。
  7. 一又は複数ページ分のページ情報を含む印刷ジョブを生成して、接続されている印刷装置に転送する情報処理装置であって、
    前記印刷ジョブに含まれる記録媒体供給口情報に基づいて、セットされている記録媒体のサイズを検知できない記録媒体供給口が指定されていると判定した際に、前記印刷装置とローカル接続であるかネットワーク接続であるかを確認し、ローカル接続である場合は前記印刷ジョブの前記印刷装置へ転送を一時停止状態とせず、ネットワーク接続である場合は前記印刷ジョブの前記印刷装置への転送を一時停止状態とする印刷制御手段を備えることを特徴とする情報処理装置。
  8. 一又は複数ページ分のページ情報を含む印刷ジョブを生成して、接続されている印刷装置に転送する情報処理装置であって、
    前記印刷ジョブに含まれるページ情報ごとの記録媒体供給口情報に基づいて、記録媒体を1ページ分しか供給できず、記録媒体がセットされている場合だけ優先的に供給し、かつ、セットされている記録媒体のサイズを検知できない記録媒体供給口が指定されていると判定された場合に、前記印刷装置とローカル接続であるかネットワーク接続であるかを確認し、ローカル接続である場合は前記ページ情報の前記印刷装置へ転送を一時停止状態とせず、ネットワーク接続である場合は前記ページ情報の前記印刷装置への転送を一時停止状態とする印刷制御手段を備えることを特徴とする情報処理装置。
  9. 一又は複数ページ分のページ情報を含む印刷ジョブを生成して、接続されている印刷装置に転送する処理をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムであって、
    前記印刷ジョブに含まれる記録媒体供給口情報に基づいて、セットされている記録媒体のサイズを検知できない記録媒体供給口が指定されていると判定した場合に、前記印刷装置とローカル接続であるかネットワーク接続であるかを確認し、ローカル接続である場合は前記印刷ジョブの前記印刷装置へ転送を一時停止状態とせず、ネットワーク接続である場合は前記印刷ジョブの前記印刷装置への転送を一時停止状態とする処理をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  10. 一又は複数ページ分のページ情報を含む印刷ジョブを生成して、接続されている印刷装置に転送する処理をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムであって、
    前記印刷ジョブに含まれるページ情報ごとの記録媒体供給口情報に基づいて、記録媒体を1ページ分しか供給できず、記録媒体がセットされている場合だけ優先的に供給し、かつ、セットされている記録媒体のサイズを検知できない記録媒体供給口が指定されていると判定された際に、前記印刷装置とローカル接続である場合は前記ページ情報の前記印刷装置へ転送を一時停止状態とせず、前記印刷装置とネットワーク接続である場合は前記ページ情報の前記印刷装置への転送を一時停止状態とする処理をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  11. 請求項9又は10に記載のコンピュータプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  12. 指定された給紙部が用紙サイズを検知できない給紙部であるか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段により用紙サイズを検知できない給紙口であると判別された際、前記印刷装置とローカル接続である場合は印刷の一時停止を実行せず、前記印刷装置とネットワーク接続である場合は印刷の一時停止を実行する手段と、
    再開指示に応じて印刷の再開を行う手段とを有することを特徴とする上位装置。
  13. 指定された給紙部が用紙サイズを検知できない給紙部であるか否かを判別する判別ステップと、
    前記判別ステップにより用紙サイズを検知できない給紙口であると判別された際、前記印刷装置とローカル接続である場合は印刷の一時停止を実行せず、前記印刷装置とネットワーク接続である場合は印刷の一時停止を実行するステップと、
    再開指示に応じて印刷の再開を行うステップとを有することを特徴とする印刷方法。
  14. 指定された給紙部が用紙サイズを検知できない給紙部であるか否かを判別する判別ステップと、
    前記判別ステップにより用紙サイズを検知できない給紙口であると判別された際、前記印刷装置とローカル接続である場合は印刷の一時停止を実行せず、前記印刷装置とネットワーク接続である場合は印刷の一時停止を実行するステップと、
    再開指示に応じて印刷の再開を行うステップとをコンピュータに実行させることを特徴とすコンピュータプログラム。
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