JPH1148580A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JPH1148580A
JPH1148580A JP9205565A JP20556597A JPH1148580A JP H1148580 A JPH1148580 A JP H1148580A JP 9205565 A JP9205565 A JP 9205565A JP 20556597 A JP20556597 A JP 20556597A JP H1148580 A JPH1148580 A JP H1148580A
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JP
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paper
sheet
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feed port
paper feed
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JP9205565A
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English (en)
Inventor
Shigeki Hirooka
茂樹 弘岡
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Canon Inc
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが指定した用紙の属性に基づき適切に
給紙口を選択し、指定された属性の用紙が存在しなかっ
た場合においても可能な限り指定に沿った属性の用紙を
用いることができる印刷装置を提供する。 【解決手段】 それぞれ対応する給紙口に複数種類の用
紙を用意し、印刷データや操作パネルからの操作に基づ
き印刷に用いるべき用紙の属性を指定する。この用紙の
属性として給紙口、用紙名称、用紙サイズ、用紙タイプ
を設定した場合、各属性の指定の有無が所定の優先順位
で検査され(ステップS501、S503、S505、
S507)、指定の有った属性に基づき用紙選択を行な
う(ステップS502、S504、S506、S50
8)。用紙選択において、指定された属性の用紙ないし
対応する給紙口が存在しなかった場合、エラー通知を行
なうとともに、所定の優先順位で指定属性を検査し、代
替用紙を選択する代替用紙選択処理を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷装置に関し、特
に給紙口の用紙について複数の属性を有する印刷装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、デジタル複写機、レーザビー
ムプリンタなど、種々の記録方式による印刷装置が知ら
れている。
【0003】従来の印刷装置においては、記録媒体とし
ての用紙(実際にはOHPシートなど紙以外の材質も用
いられるが、以下では便宜上用紙という)は、カセット
やトレイに塔載され、給紙口から供給される。
【0004】装置によっては、この給紙口が複数設けら
れているものがあり、複数の給紙口を有する従来の印刷
装置では、操作パネルからの入力データや、コンピュー
タなどのホスト装置から送信される制御データに基づき
用紙サイズあるいは給紙口が選択され、これにより印刷
に使用する用紙が決定される。
【0005】特に、操作パネルや、ホスト装置から用紙
サイズによる用紙を指定する場合は、印刷装置側で用紙
サイズが一致する給紙口を検索し、自動的にその給紙口
の用紙を使用することにより、ユーザはどの用紙サイズ
の用紙がどの給紙口に入っているかを意識しなくても良
いようになっているものもある。
【0006】また、用紙サイズが一致する給紙口が複数
ある場合は、その中からスループットの早い順等のよう
にあらかじめ決められた優先順位にしたがって給紙口を
選択し、その給紙口に入っている用紙を給紙する技術も
知られている。
【0007】ここで、用紙サイズが一致する給紙口が複
数存在する可能性を考慮しているのは、同一のサイズの
用紙を装填したカセットが複数装着されていたり、給紙
方向の異なる同一サイズの用紙が装填されている場合が
あるためである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術において、同一サイズの複数の用紙を区別して
印刷する場合には、その用紙の入っている給紙口をユー
ザが認識した上で印刷装置本体のコントロールパネルか
ら、あるいはホスト装置から指定する必要があった。
【0009】また、給紙口あるいは用紙サイズ以外の属
性で印刷に用いる用紙を選択することは出来なかった。
そのため、給紙口あるいは用紙サイズ以外の属性による
用紙選択の際に一致する属性値の用紙の入った給紙口が
なかった場合の動作も不定である。
【0010】そこで本発明の課題は、この種の印刷装置
において、ユーザが指定した用紙の属性に基づき適切に
給紙口を選択することができ、指定された属性の用紙が
存在しなかった場合においても適切な処理を行なえる印
刷装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明によれば、複数種類の用紙をそれぞれの用紙
に対応する給紙口から記録機構に給送して所定方式によ
り印刷を行なう印刷装置において、用紙に関する複数の
属性を記憶する記憶手段と、印刷に用いる用紙の属性を
指定する指定手段と、前記指定手段により指定された属
性の用紙に対応する給紙口を前記各属性に割り当てられ
た優先順位に基づき検索し、指定された属性の用紙に対
応する給紙口が存在しない場合、前記優先順位にしたが
って、他の属性値により指定された用紙に最も近い用紙
に対応する給紙口を選択して印刷に用いる制御手段を有
する構成を採用した。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を説明する。まず、図1および図2に装置の基本
的な構成を示す。
【0013】図1に、本発明を適用するに好適な出力装
置として、レーザビームプリンタ(LBP)の構成を例
示するもので、同図は装置の断面を示している。このL
BPは不図示のデータ源から文字パターンの登録や定型
書式(フォームデータ)などの登録が行える。
【0014】同図において、符号1000はLBP本体
であり、外部に接続されているホストコンピュータ(図
2の2000)から供給される文字情報(文字コード)
やフォーム情報あるいはマクロ命令などを入力して記憶
するとともに、それらの情報に従って対応する文字パタ
ーンやフォームパターンなどを作成し、記録媒体である
記録紙上に像を形成する。
【0015】符号1012は操作のためのスイッチおよ
びLED表示器などが配されている操作パネル、100
1はLBP1000全体の制御およびホストコンピュー
タから供給される文字情報などを解析するプリンタ制御
ユニットである。
【0016】この制御ユニット1001は、主に文字情
報を対応する文字パターンのビデオ信号に変換してレー
ザドライバ1002に出力する。
【0017】レーザドライバ1002は半導体レーザ1
003を駆動するためのもので、入力されたビデオ信号
に応じて半導体レーザ1003から発射されるレーザ光
1004をオンオフ切り替えする。
【0018】レーザ1004は回転多面鏡1005で左
右方向に振られ静電ドラム1006上を走査する。これ
により、静電ドラム1006上には文字パターンの静電
潜像が形成される。この潜像は、静電ドラム1006周
囲の現像ユニット1007によりトナー現像された後、
記録紙に転写され、定着器1013によりトナーが定着
され、トレイに排出される。
【0019】記録紙には、カットシート(紙、プラスチ
ックなどの種々の材質から成る)が用いられており、こ
のカットシート記録紙は給紙口1008aに装填された
用紙カセット1008に収納され、給紙口1008a内
部に臨む給紙ローラ1010および搬送ローラ1010
と1011とにより装置内に取り込まれて、静電ドラム
1006に供給される。
【0020】図1では、用紙カセット1008が1つの
みしか示していないが、以下では給紙口1008aが複
数設けられ、種々のサイズの用紙を種々の姿勢で格納し
た用紙カセット1008がそのそれぞれに装着可能な構
成を前提とする。
【0021】用紙、すなわち給紙口の選択は、目的の用
紙を格納したカセットに対応する給紙口1008a内部
に臨む給紙ローラ1010および搬送ローラ1010と
1011を選択して駆動することにより行なう。
【0022】また、所定の給紙口1008aには所定サ
イズ(あるいは所定の姿勢)の用紙を格納した用紙カセ
ット1008を固定的に装着するようにしてもよく、こ
の場合、給紙口と用紙の関係が一意に定まるが、本実施
形態では、所定の用紙カセット1008を装着すべき給
紙口を制限しないものとする。
【0023】この場合には、各給紙口1008aに装着
されている用紙カセット1008を識別する機構を設け
ておく必要がある。この識別は、カセットに設けた切り
欠きやバーコードなどの識別子をフォトセンサなどで検
出することなどにより可能である。
【0024】この識別機構により、少なくとも後述の用
紙の属性、すなわち、そのカセットに格納された用紙の
用紙サイズ、および用紙タイプを検出できるものとす
る。
【0025】さらに、給紙口の形態としては、カセット
などを装着するものの他に手差し用の給紙口などを設け
る場合があるが、このような給紙口に関しては、用紙サ
イズやタイプなどの属性のうち検出可能なものはできる
限り検出できる機構を設けておくのが望ましい。
【0026】また、給紙口そのものの有無、あるいは給
紙口が幾つ設けられているか、などについても、ROM
2004、NVRAM2003、RAM2002などに
格納しておき、CPUが検出可能としておく。給紙口の
数などが動的に変更可能であるような構成では、これら
の変更可能な条件を検出できる検出手段の出力により上
記の給紙口の有無や数などの登録情報も対応して動的に
更新できるのが望ましい。
【0027】図2は図1の装置の制御系の構成を示して
いる。なお、本発明の機能が実行されるのであれば、単
体の機器であっても、複数の機器からなるシステムであ
っても、LAN等のネットワークを介して処理が行われ
るシステムであっても本発明を適用できることは言うま
でもない。たとえば、下記の制御機構の一部がコンピュ
ータなどのホスト装置側に実装されていてもかまわな
い。
【0028】図2において、2000はホストコンピュ
ータで、図示しない所定のインターフェースを介してプ
リンタ1000に接続されている。
【0029】プリンタ1000において、2001はプ
リンタCPUで、ROM2004のプログラム用ROM
に記憶された制御プログラム等或いは外部メモリ201
0に記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバ
ス2005に接続される各種のデバイスを総括的に制御
し、印刷部インターフェース2007を介して接続され
る印刷部(プリンタエンジン)2009に出力情報とし
ての画像信号を出力する。
【0030】前述の各給紙口1008aに装着されてい
る用紙(カセット1008)の識別機構による識別結果
は、印刷部インターフェース2007を介して入出力さ
れ、CPU2001はこの識別結果に基づき後述の制御
を行なう。
【0031】また、このROM2004のプログラムR
OMには、図3および図5〜図15のフローチャートで
示されるようなCPU2001の制御プログラム等を記
憶する。ROM2004のフォント用ROMには出力情
報を生成する際に使用するフォントデータ(フォントの
実体)等を記憶し、ROM2004のデータ用ROMに
はハードディスク等の外部メモリ2010が無いプリン
タの場合には、ホストコンピュータ上で利用される情報
等を記憶している。
【0032】CPU2001は入力部2006を介して
ホストコンピュータと通信できるようになっており、プ
リンタ内の情報等をホストコンピュータ2000に通知
できるように構成されている。入力部2006の入出力
方式には、セントロニクスインターフェースや、シリア
ルインターフェース、あるいはイーサネットなどの任意
の方式を用いることができる。
【0033】符号2002はCPU2001の主メモ
リ、ワークエリア等として機能するRAMで、図示しな
い増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモ
リ容量を拡張することができるように構成されている。
符号2003は環境データの格納領域、あるいは登録外
字など保存領域として用いられるNVRAMである。
【0034】前述したハードディスク(HD)、ICカ
ード等の外部メモリ2010は、メモリコントローラ
(MC)2008によりアクセスを制御される。外部メ
モリ2010は、オプションとして接続される。また、
フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォー
ムデータ等を記憶することも可能である。また、前述し
た外部メモリは1個に限らず、少なくとも1個以上備
え、内蔵フォントに加えてオプションフォントカード、
言語系の異なるプリンタ制御(あるいはページ記述)言
語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数接
続できるように構成されていても良い。
【0035】図3は、本発明に係る印刷装置における処
理手順の最も基本的な骨組みを示している。図示の処理
手順、および後述する処理手順はROM2004に格納
され、CPU2001により実行される。
【0036】まず、印刷装置の初期化処理を行なう(ス
テップS301)。その後、ホスト装置2000から所
定のプリンタ制御(あるいはページ記述)言語の形式で
記述されたデータを受信し(ステップS302)、受信
したデータの解析ルーチンを実行する(ステップS30
3)。
【0037】続いて、ステップS303の解析処理に基
づき受信データをイメージデータに展開する展開処理を
実行し(ステップS304)、展開したイメージデータ
を印刷部2009に出力(ステップS305)し、その
後受信処理に戻る。
【0038】図4は本発明に係る印刷装置における各給
紙口の用紙の属性とその優先順位の一例を示す概念図で
ある。
【0039】図4のように、本実施形態において、印刷
に用いられる用紙は、給紙口、用紙名称、用紙サイズ、
用紙タイプの4つの属性を設定する。
【0040】ここで、属性「給紙口」は用紙(ないしそ
のカセット)の装填されている給紙口(図1では給紙口
1008a)を意味する。
【0041】属性「用紙名称」は、ホストからのコマン
ドによりあるいは操作パネル1012によりユーザが給
紙口毎に命名可能で、NVRAM2003、RAM20
02あるいは外部メモリ2010に記憶される用紙の名
称を表す。具体的には、これらのメモリには特定の給紙
口と命名された用紙名称を対応づけたテーブルなどの形
式でデータが記憶される。
【0042】すなわち、この属性「用紙名称」は、ユー
ザによるマクロ定義が可能な属性であり、あらかじめ
「用紙名称」を登録しておき、それを指定することによ
り、用紙サイズなど他の属性が同一な複数の用紙を、そ
の用紙の入っている給紙口を意識せずに使用することが
可能となる。
【0043】属性「用紙サイズ」は、NVRAM200
3、RAM2002あるいは外部メモリ2010に記憶
される給紙口に入っている用紙のサイズを表す。用紙サ
イズにはA3,B4,LETTERなどが含まれる。属
性「用紙サイズ」は、印刷部2009の識別機構から得
られる各給紙口毎の用紙サイズ情報を用いてもよく、あ
るいはホストからのコマンドにより、操作パネル101
2によりユーザが給紙口毎に設定可能にするようにして
もよい(この場合、設定は上記メモリにテーブルなどの
形式で記憶される)。
【0044】属性「用紙タイプ」は、NVRAM200
3、RAM2002あるいは外部メモリ2010に記憶
される給紙口に入っている用紙のタイプを表す。用紙タ
イプにはOHP用紙、厚紙、薄紙などが含まれ、用紙タ
イプの特性に応じた定着器の温度調整などが可能とな
る。属性「用紙タイプ」は、属性「用紙サイズ」と同様
に、印刷部2009の識別機構から得られる各給紙口毎
の用紙タイプ情報を用いてもよく、あるいはホストから
のコマンドにより、操作パネル1012によりユーザが
給紙口毎に設定可能にするようにしてもよい(この場
合、設定は上記メモリにテーブルなどの形式で記憶され
る)。
【0045】本実施形態においては、図4のように給紙
口、用紙名称、用紙サイズ、用紙タイプの順に用紙の属
性を優先し、一致した用紙を印刷に使用する。
【0046】ただし、給紙口は正確には用紙そのものの
属性ではないので、本実施形態に限り(後述の実施形態
を除く)、給紙口が指定された場合はユーザはその給紙
口に入っている用紙の用紙属性については認知している
ものと判断し、給紙口による用紙選択が行なわれた場合
は、他の属性による用紙選択を行なわないものとする。
【0047】図5は本発明に係る印刷装置における出力
処理ルーチンを詳細に示している。
【0048】まず、操作パネル1012または受信デー
タ中のコマンドにより特定の給紙口が指定されているか
どうかを判断し(ステップS501)、その結果特定の
給紙口が指定されていれば給紙口による用紙選択処理を
行ない(ステップS502)、選択された用紙での出力
処理を行なう(ステップS510)。ステップS50
2、S504、S506、S508については図6以降
により詳細に示す。
【0049】ステップS501で、特定の給紙口が指定
された場合には、上記のように実際の用紙のいかんにか
かわらず、指定された給紙口(あるいはカセット)から
給紙可能な用紙を用いて印刷に用いる。
【0050】一方、ステップS501で特定の給紙口が
指定されていない場合、受信データ中のコマンドにより
用紙名称が指定されているか否かを判断し(ステップS
503)、該判断の結果、用紙名称が指定されていれ
ば、用紙名称による用紙選択処理を行ない(ステップS
504)、選択された用紙での出力処理を行なう(ステ
ップS510)。この用紙名称による用紙選択処理で
は、NVRAM2003あるいはRAM2002あるい
は外部メモリ2010にテーブルなどの形式で記憶され
ている用紙の名称が検索され、対応する給紙口から給紙
を行ない、その名称の用紙を印刷(ステップS510)
に用いる。
【0051】ステップS503で用紙名称が指定されて
いない場合、受信データ中のコマンドにより印刷用紙サ
イズ指定されているか否かを判断し(ステップS50
5)、該判断の結果用紙サイズが指定されていれば、用
紙サイズによる用紙選択処理を行ない(ステップS50
6)、選択された用紙での出力処理を行なう(ステップ
S510)。ここでも、実際に給紙口を特定する手続は
ステップS504と同様であり、テーブルなどの形式で
メモリに記憶されている用紙のサイズが検索され、対応
する給紙口から給紙を行ない、その名称の用紙を印刷
(ステップS510)に用いる。
【0052】ステップS505で用紙サイズが指定され
ていない場合、受信データ中のコマンドにより印刷用紙
タイプが指定されているか否かを判断し(ステップS5
07)、該判断の結果用紙タイプが指定されていれば、
用紙タイプによる用紙選択処理を行ない(ステップS5
08)、選択された用紙での出力処理を行なう(ステッ
プS510)。ステップS507の判断の結果、用紙タ
イプが指定されていない場合、あらかじめ決められたデ
フォルトの用紙を選択し(ステップS509)、選択さ
れた用紙での出力処理を行なう(ステップS510)。
デフォルトの用紙は、ROM2004またはNVRAM
2003またはRAM2002あるいは外部メモリ20
10に記憶させておくものとする。
【0053】なお、ステップS501、S503、S5
05、S507における各属性の「指定」は、操作パネ
ル1012から行なわれても良いし、ホスト装置から印
刷情報などの形で指定されるものであってもよい。
【0054】図6は図5のステップS502に相当し、
給紙口による用紙選択処理ルーチンの詳細手順の一例を
示すフローチャートである。
【0055】まず、受信データ中のコマンドにより無効
な給紙口が指定された場合に対応するため、指定された
給紙口が存在するか否かの判断を印刷部I/F2007
を介して印刷部2009から給紙口の情報を得ることに
より行ない(ステップS601)、指定された給紙口が
存在する場合は、指定された給紙口の用紙を選択し(ス
テップS602)、処理を終了する。
【0056】ステップS601で指定された給紙口が存
在しない場合、操作パネル1012にエラー内容を表示
するか、あるいはホストI/F2007を介してホスト
2000へエラーを通知することによりユーザへエラー
を通知し(ステップS603)、直前に選択されていた
給紙口の用紙を選択し(ステップS604)、処理を終
了する。
【0057】図7は、図5のステップS504に相当
し、用紙名称による用紙選択処理ルーチンの詳細手順の
一例を示すフローチャートである。
【0058】まず、受信データ中のコマンドなどにより
指定された用紙名称の用紙が存在するか否かの判断を指
定された用紙名称とNVRAM2003、RAM200
2あるいは外部メモリ2010にテーブルなどの形式で
記憶されている用紙の名称が検索され、各給紙口に対応
づけられた用紙の用紙名称とを比較することにより行な
い(ステップS701)、指定された名称の用紙が存在
する場合は、指定された名称の用紙を選択し(ステップ
S702)、処理を終了する。
【0059】ステップS701で指定された用紙名称の
用紙が存在しない場合、操作パネル1012にエラー内
容を表示する、あるいはホストI/F2007を介して
ホスト2000へエラーを通知することによりユーザへ
エラーを通知し(ステップS703)、代替用紙選択処
理を行ない(ステップS704)、処理を終了する。
【0060】図8は、図5のステップS506に相当
し、用紙サイズによる用紙選択処理ルーチンの詳細手順
の一例を示すフローチャートである。
【0061】まず、受信データ中のコマンドなどにより
指定された用紙サイズの用紙が存在するか否かの判断を
指定された用紙名称と各給紙口に対応する用紙の用紙サ
イズとを比較することにより行なう(ステップS80
1)。印刷装置の有する各給紙口に入っている用紙の用
紙サイズは、印刷部I/F2007を介して得られる印
刷部2009による識別情報、またはNVRAM200
3あるいはRAM2002あるいは外部メモリ2010
に記憶されている情報(ユーザが定義している場合な
ど)により得る。ステップS801の判断の結果、指定
された用紙サイズの用紙が存在する場合は、指定された
用紙名称の用紙を選択し(ステップS802)、処理を
終了する。
【0062】ステップS801の判断の結果、指定され
た用紙サイズの用紙が存在しない場合、操作パネル10
12にエラー内容を表示する、あるいはホストI/F2
007を介してホスト2000へエラーを通知すること
によりユーザへエラーを通知し(ステップS803)、
代替用紙選択処理を行ない(ステップS804)、処理
を終了する。
【0063】図9は図5のステップS508に相当し、
用紙タイプによる用紙選択処理ルーチンの詳細手順の一
例を示すフローチャートである。
【0064】まず、受信データ中のコマンドなどにより
指定された用紙タイプの用紙が存在するか否かの判断
を、指定された用紙名称と各給紙口に入っている用紙の
用紙タイプとを比較することにより行なう(ステップS
901)。
【0065】印刷装置の有する各給紙口に入っている用
紙の用紙タイプは、印刷部I/F2007を介して印刷
部2009からの情報、またはNVRAM2003ある
いはRAM2002あるいは外部メモリ2010に記憶
されている情報により得る。ステップS901の判断の
結果、指定された用紙タイプの用紙が存在する場合は、
指定された用紙名称の用紙を選択し(ステップS90
2)、処理を終了する。
【0066】ステップS901の判断の結果、指定され
た用紙タイプの用紙が存在しない場合、操作パネル10
12にエラー内容を表示するあるいはホストI/F20
07を介してホスト2000へエラーを通知することに
よりユーザへエラーを通知し(ステップS903)、代
替用紙選択処理を行ない(ステップS904)、処理を
終了する。
【0067】図6〜図9において指定された給紙口を用
いることができない場合はステップS604、ステップ
S704、ステップS804、ステップS904におい
て代替用紙選択処理を行なうが、この処理は図10のフ
ローチャートに示す。
【0068】まず、指定された値が一致しなかった用紙
属性を判断する(ステップS1001)。ステップS1
001の判断の結果、指定された用紙属性が用紙名称で
あれば、受信データ中で用紙サイズは指定されているか
否かを判断し(ステップS1002)、該判断の結果指
定されていれば、指定された用紙サイズの用紙の入った
給紙口を印刷装置が有するか否かの判断を印刷部I/F
2007を介して印刷部2009から得る情報、または
NVRAM2003あるいはRAM2002あるいは外
部メモリ2010に記憶されている情報により行なう
(ステップS1003)。
【0069】ステップS1003の判断の結果、指定さ
れた用紙サイズの用紙の入った給紙口を印刷装置が有す
る場合には、該用紙を選択し(ステップS1004)、
処理を終了する。
【0070】ステップS1001の判断の結果、指定さ
れた用紙属性が用紙サイズである場合、または、ステッ
プS1002の判断の結果、受信データ中で用紙サイズ
が指定されていない場合、またはステップS1003の
判断の結果、指定された用紙サイズの用紙の入った給紙
口を印刷装置が有さない場合は、受信データ中で用紙タ
イプは指定されているか否かを判断する(ステップS1
005)。
【0071】ステップS1005の判断の結果、受信デ
ータ中で用紙タイプが指定されていれば、指定された用
紙タイプの用紙の入った給紙口を印刷装置が有するか否
かの判断を印刷部I/F2007を介して印刷部200
9から得る情報、またはNVRAM2003あるいはR
AM2002あるいは外部メモリ2010に記憶されて
いる情報により行なう(ステップS1006)。
【0072】ステップS1006の判断の結果、指定さ
れた用紙タイプの用紙の入った給紙口を印刷装置が有す
る場合には、該用紙を選択し(ステップS1004)、
処理を終了する。
【0073】ステップS1001の判断の結果、指定さ
れた用紙属性が用紙タイプである場合、またはステップ
S1005の判断の結果、受信データ中で用紙タイプが
指定されていない場合、またはステップS1006の判
断の結果、指定された用紙タイプの用紙の入った給紙口
を印刷装置が有さない場合は、ROM2004またはN
VRAM2003またはRAM2002あるいは外部メ
モリ2010に記憶させておくことによりあらかじめ決
められたデフォルトの用紙を選択し(ステップS100
7)、処理を終了する。
【0074】以上のようにして、本実施形態では、給紙
口、用紙名称、用紙サイズ、用紙タイプの各種属性に基
づき、用紙を指定することができ、便利である。また、
指定された属性と一致する用紙に相当する給紙口を最終
的に選択して印刷に用いることができるとともに、指定
された(優先度の高い)属性に一致する給紙口が存在し
ない場合にも、代替用紙選択処理により他の属性が一致
するものを捜し、代替用紙を選択することにより比較的
近い用紙で印刷を行なうことができる。例えば、指定し
た用紙名称の用紙の入った給紙口を印刷装置が有してい
ない場合にも、同一サイズの代替用紙で印刷を行なうこ
とが可能となる。
【0075】また、指定された属性の用紙が存在しない
場合、その旨をユーザに通知することができ、ユーザの
対処が容易になる。
【0076】なお、このエラー通知に際しては、単にエ
ラーが生じたことのみならず、代替用紙を選択した場合
にはその旨を通知する、などの処理を行なうのが望まし
い。
【0077】<他の実施形態>上記実施形態では、給紙
口により用紙が選択され、指定された給紙口が存在しな
い場合は直前に選択されていた給紙口を用いるようにし
ている(図6)が、このとき、他の属性の場合と同様
に、指定された給紙口が存在しなければ代替用紙選択を
行なうようにしても良い。
【0078】この場合、図6の給紙口による用紙選択処
理ルーチンは図11のようになり、図6における直前に
選択されていた給紙口の用紙を選択する(ステップS6
04)は、図11のように代替用紙選択処理(ステップ
S1104)に置き換える。
【0079】また、この場合、図10の代替用紙選択処
理ルーチンは図12のように変更する。すなわち、ここ
では図10にステップS1202、S1203が追加さ
れた形になっている(ステップS1205〜S1209
は図10のステップS1002〜S1004と同じであ
る)。
【0080】図12において、ステップS1201の判
断の結果、指定された用紙属性が給紙口であれば、受信
データ中で用紙名称が指定されているか判断し(ステッ
プS1202)、該判断の結果指定されていれば、指定
された用紙名称の用紙の入った給紙口を印刷装置が有す
るか否かの判断をNVRAM2003、RAM2002
あるいは外部メモリ2010に記憶されている印刷装置
の有する各給紙口に入っている用紙の用紙名称を参照す
ることにより行なう(ステップS1203)。
【0081】ステップS1203の判断の結果、指定さ
れた用紙名称の用紙の入った給紙口が存在する場合に
は、該用紙を選択し(ステップS1204)、ステップ
S1203の判断の結果、指定された名称の用紙の入っ
た給紙口を印刷装置が有さない場合には、用紙名称の次
の優先順位の用紙サイズによる用紙の選択に移る。
【0082】また、図4に示した用紙の属性の優先順位
を操作パネル1012または受信データ中のコマンドに
より変更することができるよう構成しても良い。
【0083】この場合、操作パネル1012を用いた適
当なユーザインターフェースにより、あるいは、または
受信データ中のコマンドにより属性1〜4として、給紙
口、用紙名称、用紙サイズ、用紙タイプの4つの任意の
ものを設定するものとし、図5の出力処理の代りに図1
3のような処理を行なう。
【0084】この場合、図13のように印刷データにお
いて属性1〜4が指定されているか否かを、優先順位が
最も高い属性1から属性2、3、4の順に判断し(ステ
ップS1301、S1303、S1305、S130
7)、各属性が指定されていれば該属性による用紙選択
処理を行ない(ステップS1302、S1304、S1
306、S1308)、該用紙での出力処理を行なう
(ステップS1310)。
【0085】1〜4のいずれの属性値も指定されていな
ければ、ROM2004、NVRAM2003、RAM
2002、あるいは外部メモリ2010に記憶させてお
くことによりあらかじめ決められたデフォルトの用紙を
選択し(ステップS1309)、選択された用紙での出
力処理を行なう(ステップS1310)。
【0086】また、この場合、図6〜図9の処理は、図
14のようなより一般化された形になり、受信データ中
のコマンドにより指定された属性Nの用紙が存在するか
否かの判断を指定された属性Nと印刷装置の有する各給
紙口に入っている用紙の属性Nとを比較することにより
行なう(ステップS1401)。ステップS1401の
判断の結果、指定された属性Nの用紙が存在する場合
は、指定された属性Nの用紙を選択する。
【0087】ステップS1401の判断の結果、指定さ
れた属性Nの用紙が存在しない場合、操作パネル101
2にエラー内容を表示するか、あるいはホストI/F2
007を介してホスト2000へエラーを通知すること
によりユーザへエラーを通知し(ステップS140
3)、代替用紙選択処理を行ない(ステップS140
4)、処理を終了する。
【0088】また、この場合、図10の代替用紙選択処
理は図15のようになる。ここでも優先度の高い属性か
ら順にチェックされる。まず、指定された値が一致しな
かった用紙属性を判断する(ステップS1501)。ス
テップS1501の判断の結果、指定された用紙属性が
属性Nであれば、受信データ中で属性N+1は指定され
ているか否かを判断し(ステップS1502、S150
5)、該判断の結果指定されていれば、指定された属性
N+1の用紙の入った給紙口を印刷装置が有するか否か
の判断を行なう(ステップS1503、S1506)。
ステップS1503、あるいはS1506の判断の結
果、指定された属性N+1の用紙の入った給紙口を印刷
装置が有する場合には、該用紙を選択し(ステップS1
504)、処理を終了する。
【0089】ステップS1502、あるいはS1505
の判断の結果、受信データ中で属性N+1が指定されて
いない場合、またはステップS1503、S1506の
判断の結果、指定された属性N+1の用紙の入った給紙
口を印刷装置が有さない場合は、受信データ中で属性N
+2が指定されているか否かを判断する(ステップS1
505)。
【0090】このような処理の結果、すべての指定され
た属性の用紙の入っている給紙口を印刷装置が有さない
場合は、ROM2004、NVRAM2003、RAM
2002、あるいは外部メモリ2010に記憶させてお
くことにより、あらかじめ決められたデフォルトの用紙
を選択し(ステップS1507)、処理を終了する。
【0091】上記のように、用紙の属性ないしその優先
順位を定義可能とすることにより、ユーザの使用環境に
応じた適切な属性/優先順位を設定することができる。
【0092】上記実施形態では、図4のような優先順位
にしたがって用紙の属性をチェックし、1つの用紙属性
に基づき用紙を選択しているが、たとえば、複数の属性
のすべてが一致する場合にのみ、該用紙を選択し、1つ
でも値の一致しない用紙属性があった場合は代替用紙選
択処理により代替用紙を選択するようにしても良い。ま
た、必ずしも複数の属性のすべてが一致する必要はな
く、全属性のうち適当な数の属性の一致を条件としても
よい。
【0093】また、代替用紙選択処理は、ユーザによる
エラースキップなどの、ユーザからの代替用紙による印
刷の指示に基づき、マニュアル操作により行なうように
しても良い。
【0094】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、用紙に
関する複数の属性を設定、記憶し、該属性を指定するこ
とにより印刷に用いる用紙を選択することができる。
【0095】また、属性による用紙選択においては、指
定手段により指定された属性の用紙に対応する給紙口を
前記各属性に割り当てられた優先順位に基づき検索し、
指定された属性の用紙に対応する給紙口が存在しない場
合、前記優先順位にしたがって、他の属性値により指定
された用紙に最も近い用紙のある給紙口を選択して印刷
に用いることができ、指定された属性とその値に一致す
る用紙の入った給紙口がない場合にも、他の属性に基づ
き代替用紙を選択し、指定に比較的近い用紙で印刷を行
なうことができる。
【0096】また、指定された属性の用紙が存在しない
場合、その旨をユーザに通知することができ、ユーザの
対処が容易になる。さらに、用紙の属性ないしその優先
順位を定義可能とすることにより、ユーザの使用環境に
応じた適切な属性/優先順位を設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用した印刷装置の内部構造例を示し
た断面図である。
【図2】図1の装置の制御系の構造を示したブロック図
である。
【図3】本発明を採用した印刷装置の処理手順の概要を
示したフローチャート図である。
【図4】各給紙口の用紙の属性とその優先順位の例を示
した説明図である。
【図5】本発明を採用した印刷装置の出力処理ルーチン
を詳細に示したフローチャート図である。
【図6】給紙口属性に基く用紙選択処理を詳細に示した
フローチャート図である。
【図7】用紙名称属性に基く用紙選択処理を詳細に示し
たフローチャート図である。
【図8】用紙サイズ属性に基く用紙選択処理を詳細に示
したフローチャート図である。
【図9】用紙タイプ属性に基く用紙選択処理を詳細に示
したフローチャート図である。
【図10】代替用紙選択処理を詳細に示したフローチャ
ート図である。
【図11】異なる給紙口属性による用紙選択処理を詳細
に例示したフローチャート図である。
【図12】異なる代替用紙選択処理を詳細に例示したフ
ローチャート図である。
【図13】異なる出力処理ルーチンを詳細に例示したフ
ローチャート図である。
【図14】ユーザ定義可能な属性に基く用紙選択処理を
詳細に例示したフローチャート図である。
【図15】ユーザ定義可能な属性に基く用紙選択処理を
行なう場合の代替用紙選択処理を詳細に例示したフロー
チャート図である。
【符号の説明】
1000 LBP本体 1001 プリンタ制御ユニット 1002 レーザドライバ 1003 半導体レーザ 1004 レーザ光 1005 回転多面鏡 1006 静電ドラム 1007 現像ユニット 1008 用紙カセット 1009 給紙ローラ 1010 搬送ローラ 1011 搬送ローラ 1012 操作パネル 2000 ホストコンピュータ 2001 プリンタCPU 2002 RAM 2003 NVRAM 2004 ROM 2005 システムバス 2006 入力部 2007 印刷部I/F 2008 メモリコントローラ 2009 印刷部 2010 外部メモリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の用紙をそれぞれの用紙に対応
    する給紙口から記録機構に給送して所定方式により印刷
    を行なう印刷装置において、 用紙に関する複数の属性を記憶する記憶手段と、 印刷に用いる用紙の属性を指定する指定手段と、 前記指定手段により指定された属性の用紙に対応する給
    紙口を前記各属性に割り当てられた優先順位に基づき検
    索し、指定された属性の用紙に対応する給紙口が存在し
    ない場合、前記優先順位にしたがって、他の属性値によ
    り指定された用紙に最も近い用紙に対応する給紙口を選
    択して印刷に用いる制御手段を有する印刷装置。
  2. 【請求項2】 指定された属性の用紙が存在しない場
    合、その旨をユーザに通知する手段を有することを特徴
    とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記用紙に関する属性をユーザに定義さ
    せる手段を有することを特徴とする請求項1に記載の印
    刷装置。
  4. 【請求項4】 前記用紙に関する属性の優先順位をユー
    ザに定義させる手段を有することを特徴とする請求項1
    に記載の印刷装置。
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