JP4205269B2 - ワイヤロープ探傷器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁界中を移動するワイヤロープにより生じる磁界の変化を利用して、素線断線あるいは摩耗疲労を検出するワイヤーロープ探傷器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ワイヤロープの素線断線等を検出する機器として、ワイヤロープの磁気探傷器が知られている。
1本のワイヤロープは、金属の細い線である素線が複数束ねられ、適当な太さにされて用いられる。そして、ワイヤロープは、使用目的に応じて要求される強度等が異なるため、必要に応じて、種々の太さのものが用いられる。
【0003】
現在販売されているワイヤロープの磁気探傷器は、重量物をつり上げる目的等の比較的太い(約φ10mm以上)ワイヤロープの素線断線等の検出を行うためのものでる。
【0004】
一方、ミニワイヤロープ(約φ10mm以下)は、重量物のつり上げ等ではなく、主にエレベータのドアや乗り物のドアを開閉制御する目的等に用いられ、素線断線が数本程度では問題となることは少ない。そのため、保守・点検に関して、比較的太いワイヤロープに比べ、保安の重要性、即ち、保守・点検の厳密性が低く、素線断線等の高い検出能力は必要ないため、ミニワイヤロープは、保守・点検を簡単に行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のワイヤロープ探傷器は、重量物をつり上げる目的等の比較的太いワイヤロープの保守・点検を目的としており、数本程度の素線断線等も検出を可能として設計されているため、機器自体が大きく、価格も高いものとなっている。そのため、ミニワイヤロープを保守・点検するためには、機器自体の軽便さ、取り扱いの簡便さおよび価格という観点から問題があった。
【0006】
本発明の課題は、機器自体が軽便で、取り扱いが簡便な低価格のワイヤロープ探傷器を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、
ワイヤロープの素線断線あるいは摩耗疲労を検出するためのワイヤロープ探傷器であって、
ワイヤロープを探傷するための磁界を発生させる磁石(例えば、図2(b)中の永久磁石11)と、
前記磁石により発生された磁界の変化を検出するためのセンサコイル(例えば、図2(c)中のセンサコイル12)と、
外面にワイヤロープを摺動させるためのワイヤガイド溝(例えば、図2(c)中のワイヤガイド溝13)を形成し、前記磁石と前記センサコイルとを収納するケース(例えば、図1中のセンサ部10の本体)と、
前記磁石の磁力により、ワイヤロープを前記ケースのワイヤガイド溝に吸着し摺動させ、該磁石により発生された磁界中をワイヤロープを移動させた際に、前記センサコイルにより検出される磁界の変化に基づいて、ワイヤロープの素線断線箇所あるいは摩耗疲労箇所を判別する判別手段(例えば、図1中の検出部20)と、
前記ワイヤガイド溝に磁力により吸着されたワイヤロープを解放する際に操作する吸着解放ボタン(例えば、図4中の取り外し用押ボタン101および図6中の押しボタン111)と、
前記吸着解放ボタンの操作に応じて前記ワイヤガイド溝からワイヤロープを押し上げる押し上げ機構と、
を備えたことを特徴としている。
【0008】
この請求項1記載の発明によれば、
ワイヤロープの素線断線あるいは摩耗疲労を検出するためのワイヤロープ探傷器であって、磁石は、ワイヤロープを探傷するための磁界を発生させ、センサコイルは、前記磁石により発生された磁界の変化を検出し、ケースは、外面にワイヤロープを摺動させるためのワイヤガイド溝が形成され、前記磁石と前記センサコイルとを収納し、判別手段は、前記磁石の磁力により、ワイヤロープを前記ケースのワイヤガイド溝に吸着し摺動させ、該磁石により発生された磁界中をワイヤロープを移動させた際に、前記センサコイルにより検出される磁界の変化に基づいて、ワイヤロープの素線断線箇所あるいは摩耗疲労箇所を判別する。
また、吸着解放ボタンは、前記ワイヤガイド溝に磁力により吸着されたワイヤロープを解放する際に操作され、押し上げ機構は、前記吸着解放ボタンの操作に応じて前記ワイヤガイド溝からワイヤロープを押し上げる。
【0009】
したがって、この請求項1記載の発明によって、ワイヤロープが、磁石によりワイヤガイド溝に吸着されるため、ワイヤロープを固定するクランプ等が不要となる。そのため、ワイヤロープ探傷器が、軽便となり、構造が簡素化される。また、ワイヤロープ探傷器の低価格化を図ることができる。さらに、探傷時に、クランプ等によりワイヤロープを固定する作業が不要となるため、操作性の向上を図ることができる。
また、ワイヤロープに触れることなくワイヤガイド溝からワイヤロープを引き離すことができる。そのため、ワイヤロープに付着した潤滑油等により手を汚さずに済み、ワイヤロープ探傷器の利便性を向上させることができる。
【0010】
請求項2記載の発明は、
請求項1記載のワイヤロープ探傷器において、
前記ワイヤガイド溝と近接する部分を除き、前記センサコイルの周囲に、外部磁界の影響から該センサコイルを保護するための磁気遮蔽体(例えば、図2(c)中の磁気遮蔽体14)を設けたことを特徴としている。
【0011】
この請求項2記載の発明によれば、
請求項1記載のワイヤロープ探傷器において、
磁気遮蔽体は、前記ワイヤガイド溝と近接する部分を除き、前記センサコイルの周囲に設けられ、外部磁界の影響から該センサコイルを保護する。
【0012】
したがって、この請求項2記載の発明によって、ワイヤロープの探傷を行う部分以外の素線断線等が及ぼす磁界変化の影響を防ぐことができるため、正確なワイヤロープの探傷を行うことができる。
【0013】
さらに、請求項3記載の発明のように、
請求項1または2記載のワイヤロープ探傷器において、
前記ケースのワイヤガイド溝部分は、耐摩耗性および摺動性の高い材料(MCナイロン:Mono Castナイロン等)により形成することとしてもよい。
【0014】
この請求項3記載の発明によれば、ワイヤガイド溝部分の耐摩耗性が高いため、摩耗により必要となる保守の手間が軽減され、作業効率の向上が図れる。また、ワイヤガイド溝部分の摺動性が高いため、ワイヤロープが摺動する際に、振動等が起きることを防ぐことができ、リフトノイズの少ない安定した探傷を行うことができる。
【0015】
さらに、請求項4記載の発明のように、
請求項1から3記載のワイヤロープ探傷器において、
前記ワイヤガイド溝部分は、前記ケースから取り外しが可能な構造としてもよい。
【0016】
この請求項4記載の発明によれば、ワイヤガイド溝部分は、ケースから取り外しが可能であるため、ワイヤガイド溝部分の交換・保守が容易に行える。
【0020】
さらに、請求項記載の発明のように、
請求項1から5のいずれか記載のワイヤロープ探傷器において、
前記押し上げ機構は、前記吸着解放ボタンの操作に応動する腕部(例えば、図4中の押しボタン腕103)と、腕部に押動されることにより回動し、前記ワイヤガイド溝からワイヤロープを押し上げるレバー(例えば、図4中の押し上げレバー104)を備えることとしてもよい。
【0021】
この請求項記載の発明によれば、吸着解放ボタンを押すだけで、ワイヤロープに触れることなくワイヤガイド溝からワイヤロープを引き離すことができる。
【0022】
さらに、請求項記載の発明のように、
請求項1から5のいずれか記載のワイヤロープ探傷器において、
前記吸着解放ボタンの操作に応じて、一部が前記ワイヤガイド溝の底部から突出することにより、前記ワイヤガイド溝からワイヤロープを押し上げる押し上げ棒(例えば、図6中の押し上げ棒113)を備えることとしてもよい。
【0023】
この請求項記載の発明によれば、吸着解放ボタンを押すだけで、ワイヤロープに触れることなくワイヤガイド溝からワイヤロープを引き離すことができるワイヤロープ探傷器を簡単な構造で実現することができる。そのため、ワイヤロープ探傷器の簡便化・低価格化を図ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明に係るワイヤロープ探傷器の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1〜図3は、本発明を適用した第1の実施の形態におけるミニワイヤロープ探傷器1を示す図である。
【0025】
ミニワイヤロープ探傷器1は、永久磁石11、センサコイル12を備えるセンサ部10をミニワイヤロープ40に沿って移動させることにより、ミニワイヤロープ40の素線断線あるいは摩耗疲労を検出する。また、ミニワイヤロープ探傷器1は、センサ部10に、適当に強力な磁石と、ミニワイヤロープ40を円滑に摺動させるためのワイヤガイド溝13を備えている。そして、ミニワイヤロープ探傷器1は、センサ部10をミニワイヤロープ40に沿って移動させる際に、この適当に強力な磁石とワイヤガイド溝13によって、ミニワイヤロープ40が永久磁石11およびセンサコイル12から離れることを防ぎ、ミニワイヤロープ40を固定するためのクランプ等を必要とせずに、安定した探傷を行うことを可能とする。
【0026】
まず構成を説明する。
図1は、本第1の実施の形態におけるミニワイヤロープ探傷器1の構成を示す図であり、ミニワイヤロープ探傷器1は、センサ部10と、検出部20と、接続線30とから構成される。また、図2(a)は、センサ部13の上面図であり、ワイヤガイド溝13にミニワイヤロープ40が通された状態を示す図である。図2(b)は、図2(a)のa−a’線における矢視断面図であり、図2(c)は、図2(a)のb−b’線における矢視断面図である。図1において、検出部20および接続線30は、従来と同様であるため説明を省略し、センサ部10について、図2を参照して説明する。
センサ部10は、永久磁石11とセンサコイル12とワイヤガイド溝13と磁気遮蔽体14とから構成されている。
【0027】
永久磁石11は、U字型磁石等であって、N極、S極それぞれが、下方からワイヤガイド溝13に当接し、ワイヤガイド溝13に通されたミニワイヤロープ40を吸着するよう設置される。したがって、永久磁石11によって、ミニワイヤロープ40と同方向に磁束が発生する(図3参照)。
また、永久磁石11は、ミニワイヤロープ40を探傷する際に、ミニワイヤロープ40が、ワイヤガイド溝13から離れることがなく、かつ、ワイヤガイド溝13内を摺動可能な程度の磁力のものが選択される。
【0028】
センサコイル12は、ワイヤガイド溝13の左右および下に各1つずつ、合わせて3つが、ワイヤガイド溝13を囲むように配設される。また、これらセンサコイル12は、軸方向がミニワイヤロープ40と平行となるように配設される。
【0029】
そして、3つのセンサコイル12は、永久磁石11の強磁界により生まれる外部磁界変化に影響されることを防ぐため、ワイヤガイド溝13に面する部分以外の各面を磁気遮蔽体14によって覆われている。
【0030】
ワイヤガイド溝13は、探傷の際に、ミニワイヤロープ40を摺動させるためにセンサ部10の上面の中央に刻まれた溝であり、上面の長手方向の一辺に平行して刻まれている。
【0031】
また、ワイヤガイド溝13には、永久磁石11のN極およびS極が、下方から当接されている。したがって、ワイヤガイド溝13に通されたミニワイヤロープ40が、永久磁石11に吸着される。
【0032】
さらに、ワイヤガイド溝13は、永久磁石11の磁力に吸着されたミニワイヤロープ40を円滑に摺動させ、かつ耐摩耗性の高い材料(MCナイロン:Mono Castナイロン等)により構成されている。
また、ワイヤガイド溝13は、取り外しおよび取り付けが簡単な構造(はめ込み式等)を有している。
【0033】
磁気遮蔽体14は、永久磁石11の強磁界により発生する外部磁界変化から、探傷中のセンサコイル12が影響を受けることを防ぐために設けられる。この外部磁界変化は、ミニワイヤロープ40の、探傷を行っている部分以外の素線断線等によって生じる漏洩磁束が、センサコイル12に影響することにより生じる。そして、磁気遮蔽体14は、ワイヤガイド溝13の周囲に設置された、3つのセンサコイル12全体を囲むように設けられ、ワイヤガイド溝13に面した部分には、設けられていない(図2(c)参照)。
【0034】
次に、動作を説明する。
図3は、探傷時の原理を示す図である。
ミニワイヤロープ40の探傷を行う際、まず、センサ部10のワイヤガイド溝13にミニワイヤロープ40を通す。すると、永久磁石11の磁力にミニワイヤロープ40が吸着されて、ワイヤガイド溝13の底部にミニワイヤロープ40が引きつけられる。
【0035】
そして、ワイヤガイド溝13の底部にミニワイヤロープ40が引きつけられた状態のまま、ミニワイヤロープ40を一方向に摺動させる。
このとき、ワイヤガイド溝13付近には、永久磁石11による磁界、即ち、永久磁石11のN極からS極に向かう磁束が発生している。そして、ミニワイヤロープ40は、この磁束と同方向に摺動される。
【0036】
ミニワイヤロープ40が摺動されると、素線断線等がない部分は、ミニワイヤロープ40の素線が磁束に沿って移動するため、磁界に変化を及ぼさない。一方、素線断線等がある場合は、磁束に沿わない素線が存在するため、永久磁石11が発生する磁界に乱れが生じる。
【0037】
すると、ワイヤガイド溝13の周囲に設置されたセンサコイル12を貫く磁束の数が変化するため、フレミング右手の法則により、センサコイル12に起電力が生じる。
【0038】
この起電力が、接続線30を介して検出部20に伝達され、検出部20は、ミニワイヤロープ40の素線断線等を検出し、図示しない警報機、表示部等により報知する。
【0039】
以上のように、本第1の実施の形態におけるミニワイヤロープ探傷器1は、永久磁石11によりミニワイヤロープ40を吸着し、ワイヤガイド溝13の底部から離れることなく摺動させることによって、ミニワイヤロープ40の探傷を行う。
【0040】
そのため、ミニワイヤロープ40が摺動する際に、ミニワイヤロープ40が、永久磁石11やセンサコイル12から離れ、磁界が乱されることによって、センサコイル12にノイズが発生することを防ぐことができる。したがって、安定したミニワイヤロープ40の探傷を行うことができる。
【0041】
また、永久磁石11の磁力は適当に強力であるため、素線断線等による磁界の乱れによりセンサコイル12に生じる起電力が高くなり、ミニワイヤロープ探傷の際の検出感度を高めることができる。
【0042】
また、ミニワイヤロープ40を永久磁石11によって吸着することとしたため、ミニワイヤロープ固定用のクランプ等を設ける必要がなく、構造が簡素化できる。そのため、ミニワイヤロープ探傷器1の軽便化・低価格化を図ることができる。さらに、クランプ等によりミニワイヤロープ40を固定する作業が必要ないため、ミニワイヤロープ40を探傷する際の操作が簡便になる。
【0043】
また、本発明を適用したミニワイヤロープ探傷器1は、耐摩耗性の高い材料(MCナイロン:Mono Castナイロン等)により構成されている。
したがって、ワイヤガイド溝13が摩耗することにより必要となる保守の手間が軽減され、作業効率の向上が図れる。
【0044】
また、ワイヤガイド溝13は、取り外しおよび取り付けが簡単な構造を有しているため、交換・保守を容易に行える。
【0045】
また、本発明を適用したミニワイヤロープ探傷器1は、センサコイル12が外部磁界変化から影響を受けることを防ぐために磁気遮蔽体14により囲まれている。
したがって、適当に強力な永久磁石11を用いて、ミニワイヤロープ40の探傷を行う場合にも、正確な探傷を行うことができる。
【0046】
(第2の実施の形態)
図4および図5は、本発明を適用した第2の実施の形態におけるミニワイヤロープ探傷器2を示す図である。図4および図5において、検出部および接続部の構成は、第1の実施の形態における検出部20および接続部30の構成と同一である。また、センサ部の構成は、第1の実施の形態におけるセンサ部10に取り外し用押しボタン101、押し上げ用スプリング102、押しボタンうで103および押し上げレバー104が付加された構成であるため、センサ部、検出部および接続部の同一部分には、同一符号を付すと共に、説明を省略する。
【0047】
ミニワイヤロープ探傷器2は、永久磁石11を備えたセンサ部10をミニワイヤロープ40に沿って移動させることにより、ミニワイヤロープ40の素線断線等を検出する。また、ミニワイヤロープ探傷器2は、センサ部10に、取り外し用押しボタン101、押し上げ用スプリング102、押しボタンうで103および押し上げレバー104を備えている。そして、ミニワイヤロープ探傷器2は、取り外し用押しボタン101を押下することによって、ミニワイヤロープ40に触れることなく、永久磁石11によって吸着されたミニワイヤロープ40をセンサ部10から簡単に引き離すことを可能とする。
【0048】
まず、構成を説明する。
図4は、本第2の実施の形態を適用したミニワイヤロープ探傷器2のセンサ部10の内部構成を示す概略図であり、ミニワイヤロープ40を取り外す動作の原理を示す図である。また、図5は、センサ部10の外観斜視図である。以下、図4を参照して、センサ部10の構成について説明する。
【0049】
図4において、センサ部10は、取り外し用押しボタン101、押し上げ用スプリング102、押しボタンうで103および押し上げレバー104を備えている。
【0050】
取り外し用押しボタン101は、センサ部10の前面に配設されており(図5参照)、取り外し用押しボタン101の上端部を長手方向に貫く軸を中心として、回動可能となっている。この取り外し用押しボタン101は、ミニワイヤロープ40をセンサ部10から引き離す際に押下される。
【0051】
押し上げ用スプリング102は、取り外し用押しボタン101の裏面に配設されており、取り外し用押しボタン101が押下されることによって圧縮され、この圧縮による復元力によって、取り外し用押しボタン101を元の位置に押し上げる。
【0052】
押しボタンうで103は、取り外し用押しボタン101の左右からセンサ部10の長手方向にのびるアームであり、その先端部分が、押し上げレバー104から鉛直下方向にのびる腕の下端付近に当接する位置に配設される。この押しボタンうで103は、取り外し用押しボタン101が押下されると、押し上げレバー104の鉛直方向にのびる腕を押しながら、取り外し用押しボタン101と共に押下された向きに移動する。
【0053】
押し上げレバー104は、図4中、鉛直方向にのびる腕(以下、垂下部と呼ぶ。)と垂下部の上端から水平方向にのびる腕(以下、水平部と呼ぶ。)からなり、垂下部と水平部の付け根部分を中心として、回動可能となっている。また、押し上げレバー104の垂下部は、押しボタンうで103に当接されており、取り外し用押しボタン101が押下されと、これに従って、押しボタンうで103が、押下された向きに移動する。すると、押しボタンうで103が、押し上げレバー104の垂下部を押すことによって、押し上げレバー104が回動する。したがって、押し上げレバー104の水平部は、上方に回動する。
【0054】
次に、動作を説明する。
図4において、ミニワイヤロープ40をセンサ部10から引き離す場合、取り外し用押しボタン101が押下される。
【0055】
すると、取り外し用押しボタン101と共に、押しボタンうで103が押下された方向に移動し、押し上げレバー104の垂下部を押す。このとき、押し上げレバー104の水平部は、上方に回動し、ミニワイヤロープ40を押し上げ、ミニワイヤロープ40は、センサ部10から引き離される。
【0056】
以上のように、本第2の実施の形態におけるミニワイヤロープ探傷器2は、取り外し用押しボタン101を押下することによって、押し上げレバー104が、ミニワイヤロープ40を押し上げ、永久磁石11の吸着からミニワイヤロープ40を解放する。
【0057】
したがって、潤滑油等の付着したミニワイヤロープ40に触れることなく、ワンタッチでミニワイヤロープ40をセンサ部10から引き離すことができるため、ミニワイヤロープ探傷器2の利便性、操作性を向上させることができる。
【0058】
(第3の実施の形態)
図6および図7は、本発明を適用した第3の実施の形態におけるミニワイヤロープ探傷器3を示す図である。
【0059】
図6および図7において、検出部および接続部の構成は、第1の実施の形態における検出部20および接続部30の構成と同一である。また、センサ部10の構成は、第1の実施の形態におけるセンサ部10に押しボタン111、スプリング112および押し上げ棒113が付加された構成であるため、センサ部、検出部および接続部の同一部分には、同一符号を付すと共に、説明を省略する。
【0060】
ミニワイヤロ−プ探傷器3は、永久磁石11を備えたセンサ部10をミニワイヤロープ40に沿って移動させることにより、ミニワイヤロープ40の素線断線等を検出する。また、ミニワイヤロープ探傷器3は、センサ部10に、押しボタン111、スプリング112および押し上げ棒113を備えている。そして、ミニワイヤロープ探傷器3は、押しボタン111、スプリング112および押し上げ棒113からなる簡単な構造によって、押しボタン111を押し上げるだけで、ミニワイヤロープ40に触れることなく、永久磁石によって吸着されたミニワイヤロープ40をセンサ部10から簡単に引き離すことを可能とする。
【0061】
まず、構成を説明する。
図6は、本第3の実施の形態を適用したミニワイヤロープ探傷器3のセンサ部10の内部構成を示す概略図であり、ミニワイヤロープ40を取り外す動作の原理を示す図である。また、図7は、センサ部10の正面図である。以下、図6を参照して、センサ部10の構成について説明する。
【0062】
図6において、センサ部10は、押しボタン111、スプリング112および押し上げ棒113を備えている。
【0063】
押しボタン111は、センサ部10の底面に嵌挿されている。この押しボタン111は、後述する押し上げ棒113の底辺下部に固着されており、ミニワイヤロープ40をセンサ部10から引き離す際に押し上げられる。
【0064】
スプリング112は、後述する押し上げ棒113の底辺上部に固着されている。またスプリング112は、押し上げ棒113とセンサ部10本体の間に配設されており、押し上げ棒113の底辺下部に固着された押しボタン111が押し上げられることによって圧縮され、この圧縮による復元力によって、押しボタン111を元の位置に押し戻す。
【0065】
押し上げ棒113は、センサ部10の本体に内設されたコの字型の剛体である。押し上げ棒113は、底辺下部に押しボタン111が固着され、さらに、底辺上部にスプリング112が固着されている。そして、押しボタン111が押し上げられると、スプリング112を圧縮しながら、本体内部に刻まれた押し上げ棒ガイド溝に沿って、上方へ押し上げられる(図7参照)。また、押し上げ棒113の2つの端部は、ワイヤガイド溝13の底部に設けられた孔(以下、突出孔という。)から上方に突出可能となっており、押しボタン111が押し上げられると、ワイヤガイド溝13の底部から突出する構造となっている。
【0066】
次に、動作を説明する。
図6において、ミニワイヤロープ40をセンサ部10から引き離す場合、押しボタン111が押し上げられる。
【0067】
そして、押しボタン111に固着された押し上げ棒113が、スプリング112を圧縮すると共に、押し上げ棒ガイド溝に沿って押し上げられ、押し上げ棒113の2つの端部が、ワイヤガイド溝13の底部に設けられた突出孔から突出する。
【0068】
すると、ワイヤガイド溝13に通され、永久磁石11に吸着されたミニワイヤロープ40を押し上げ棒113の2つの端部が、押し上げることにより、永久磁石11の吸着からミニワイヤロープ40を解放する。即ち、センサ部10から、ミニワイヤロープ40を引き離す。
【0069】
以上のように、本第3の実施の形態におけるミニワイヤロープ探傷器3は、押しボタン111を押し上げることによって、押し上げ棒113が、ミニワイヤロープ40を押し上げ、永久磁石11の吸着からミニワイヤロープ40を解放する。
【0070】
したがって、潤滑油等の付着したミニワイヤロープ40に触れることなく、ワンタッチでミニワイヤロープ40をセンサ部10から引き離すことができ、利便性、操作性が高いミニワイヤロープ探傷器3を提供することができる。また、ミニワイヤロープ探傷器3は、簡素な構造であるため、低価格化を図ることができる。
【0071】
なお、本第1〜第3の実施の形態において、本発明をミニワイヤロープ(約φ10mm以下)の探傷を行う場合について説明したが、ミニワイヤロープ以外のワイヤロープ(約φ10mm以上)の探傷を行う場合に適用することとしてもよい。
【0072】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、ワイヤロープが、磁石によりワイヤガイド溝に吸着されるため、ワイヤロープを固定するクランプ等が不要となる。そのため、ワイヤロープ探傷器が、軽便となり、構造が簡素化される。また、ワイヤロープ探傷器の低価格化を図ることができる。さらに、探傷時に、クランプ等によりワイヤロープを固定する作業が不要となるため、操作性の向上を図ることができる。
また、ワイヤロープに触れることなくワイヤガイド溝からワイヤロープを引き離すことができる。そのため、ワイヤロープに付着した潤滑油等により手を汚さずに済み、ワイヤロープ探傷器の利便性を向上させることができる。
【0073】
請求項2記載の発明によれば、ワイヤロープの探傷を行う部分以外の素線断線等が及ぼす磁界変化の影響を防ぐことができるため、正確なワイヤロープの探傷を行うことができる。
【0074】
請求項3記載の発明によれば、ワイヤガイド溝部分の耐摩耗性が高いため、摩耗により必要となる保守の手間が軽減され、作業効率の向上が図れる。また、ワイヤガイド溝部分の摺動性が高いため、ワイヤロープが摺動する際に、振動等が起きることを防ぐことができ、リフトノイズの少ない安定した探傷を行うことができる。
【0075】
請求項4記載の発明によれば、ワイヤガイド溝部分は、ケースから取り外しが可能であるため、ワイヤガイド溝部分の交換・保守が容易に行える。
【0077】
請求項記載の発明によれば、吸着解放ボタンを押すだけで、ワイヤロープに触れることなくワイヤガイド溝からワイヤロープを引き離すことができる。
【0078】
請求項記載の発明によれば、吸着解放ボタンを押すだけで、ワイヤロープに触れることなくワイヤガイド溝からワイヤロープを引き離すことができるワイヤロープ探傷器を簡単な構造で実現することができる。そのため、ワイヤロープ探傷器の簡便化・低価格化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態におけるミニワイヤロープ探傷器1の構成を示す図。
【図2】(a)は、センサ部13の上面図であり、ワイヤガイド溝13にミニワイヤロープ40が通された状態を示す図。(b)は、図2(a)のa−a’線における矢視断面図。(c)は、図2(a)のb−b’線における矢視断面図。
【図3】ミニワイヤロープ探傷器1の探傷時の原理を示す図。
【図4】第2の実施の形態を適用したミニワイヤロープ探傷器2のセンサ部10の内部構成を示す概略図。
【図5】第2の実施の形態におけるセンサ部10の外観斜視図。
【図6】第3の実施の形態を適用したミニワイヤロープ探傷器3のセンサ部10の内部構成を示す概略図。
【図7】第3の実施の形態におけるセンサ部10の正面図。
【符号の説明】
1 ミニワイヤロープ探傷器
10 センサ部
11 永久磁石
12 センサコイル
13 ワイヤガイド溝
20 検出部
30 接続線
40 ミニワイヤロープ
2 ミニワイヤロープ探傷器
101 取り外し用押しボタン
102 押し上げ用スプリング
103 押しボタン腕
104 押し上げレバー
3 ミニワイヤロープ探傷器
111 押しボタン
112 スプリング
113 押し上げ棒

Claims (6)

  1. ワイヤロープの素線断線あるいは摩耗疲労を検出するためのワイヤロープ探傷器であって、
    ワイヤロープを探傷するための磁界を発生させる磁石と、
    前記磁石により発生された磁界の変化を検出するためのセンサコイルと、
    外面にワイヤロープを摺動させるためのワイヤガイド溝を形成し、前記磁石と前記センサコイルとを収納するケースと、
    前記磁石の磁力により、ワイヤロープを前記ケースのワイヤガイド溝に吸着し摺動させ、該磁石により発生された磁界中をワイヤロープを移動させた際に、前記センサコイルにより検出される磁界の変化に基づいて、ワイヤロープの素線断線箇所あるいは摩耗疲労箇所を判別する判別手段と、
    前記ワイヤガイド溝に磁力により吸着されたワイヤロープを解放する際に操作する吸着解放ボタンと、
    前記吸着解放ボタンの操作に応じて前記ワイヤガイド溝からワイヤロープを押し上げる押し上げ機構と、
    を備えたことを特徴とするワイヤロープ探傷器。
  2. 前記ワイヤガイド溝と近接する部分を除き、前記センサコイルの周囲に、外部磁界の影響から該センサコイルを保護するための磁気遮蔽体を設けたことを特徴とする請求項1記載のワイヤロープ探傷器。
  3. 前記ケースのワイヤガイド溝部分は、耐摩耗性および摺動性の高い材料により形成したことを特徴とする請求項1または2記載のワイヤロープ探傷器。
  4. 前記ワイヤガイド溝部分は、前記ケースから取り外しが可能な構造としたことを特徴とする請求項1から3のいずれか記載のワイヤロープ探傷器。
  5. 前記押し上げ機構は、前記吸着解放ボタンの操作に応動する腕部と、腕部に押動されることにより回動し、前記ワイヤガイド溝からワイヤロープを押し上げるレバーを備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか記載のワイヤロープ探傷器。
  6. 前記押し上げ機構は、前記吸着解放ボタンの操作に応じて、一部が前記ワイヤガイド溝の底部から突出することにより、前記ワイヤガイド溝からワイヤロープを押し上げる押し上げ棒を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか記載のワイヤロープ探傷器。
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