JP5031528B2 - ワイヤーロープの探傷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ワイヤーロープの探傷装置に関する。
一般に、エレベーター、リフト、ケーブルカー或いはクレーン等に使用されているワイヤーロープは複数本の鋼線を撚って構成されている。そのワイヤーロープは、疲労や摩耗により、ワイヤーロープを構成する鋼線が少しづつ破断していく恐れがある。鋼線の破断数は経年的に増加し、破断数が基準値を超えると、ワイヤーロープは寿命に至ったと判断されて交換が行なわれる。そのため、定期的な検査により、鋼線の破断数を計測し、ワイヤーロープが安全に使用できるか否かを評価する必要がある。
従来、使用中のワイヤーロープの破断数を検査するために、目視による検査が行なわれていた。しかし、目視による検査では、長いワイヤーロープを点検する場合には作業時間を要する。
そこで、近年、電磁気探傷法を用いた探傷装置(ワイヤーロープテスタ)を用いてワイヤーロープの破断数を定量的に計測する装置が提案されている。この探傷装置は、例えば、1組の永久磁石を用いてワイヤーロープを長手方向に磁化し、磁石間に配置されたプローブコイルを用いて鋼線の破断部から漏洩する漏洩磁束を検出することにより、鋼線の破断を検査するものである(例えば、特許文献1参照)。
漏洩磁束は、ワイヤーロープ等の磁性体中を磁束が通過するときに、磁性体の形状が変化するなど、磁束の通過経路の磁気抵抗変化により経路が変更されることで生じる。上述の電磁探傷法では、ワイヤーロープを磁化し、鋼線の破断部の磁気抵抗が破断部の周囲よりも高くなったことに起因する漏洩磁束を検出するものである。
特開平7−198684号公報
しかしながら、鋼線や複数の鋼線を撚って構成されるストランドは、ワイヤーロープの長手方向と平行になっていない(ロープ長手方向に対し斜めに撚ってある)ので、ワイヤーロープの表面には凹凸が生じている。
これらの凹凸は磁束の通過を乱す要因となり、凹凸部分では磁気抵抗が周囲より高くなっている。よって、これらの凹凸部分からも漏洩磁束は生じており、この漏洩磁束が破断部を検出するときにはノイズの要因となる。診断精度を高めるためには、破断部から生じる漏洩磁束を、ノイズレベルに対して十分大きくすることが重要である。破断部から生じる漏洩磁束は、ワイヤーロープに投入する磁束を大きくすれば増加する傾向があるが、ワイヤーロープが磁気飽和状態に近づくにつれて、ロープ表面の凹凸から漏洩する磁束も大きくなったり、ワイヤーロープを磁化するための磁化手段からワイヤーロープに入らずに空中に漏洩する磁束も大きくなったりする。そのため、適切な磁力でワイヤーロープを磁化する必要がある。
しかしながら、ワイヤーロープに用いられる鋼線は、ワイヤーロープの種類によって太さが異なり、また撚り方も異なる。このため、たとえワイヤーロープの外径が等しい場合でも内部に用いられている鋼線数や鋼線の太さが異なれば、ロープ自身の磁気抵抗及びロープ表面の凹凸も異なる。よって、ワイヤーロープに投入する磁束が同じであっても、ロープ表面の凹凸部や破断部から漏洩する磁束はロープの種類によって変化する。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決すべく、ワイヤーロープの種類によらず正確な破断部の漏洩磁束を検出し、高い診断精度を有するワイヤーロープの探傷装置を提供することにある。
上記目的を達成すべく本発明に係るワイヤーロープの探傷装置は、複数の鋼線を撚り合わせて構成されたワイヤーロープを保持するガイドと、ワイヤーロープを磁化させる磁化手段と、ワイヤーロープの漏洩磁束を検出する磁束検出手段とを備え、ワイヤーロープの損傷箇所を検知するためのものであって、ワイヤーロープに通過させる磁束量を調整する磁束量調整手段を有するものである。
本発明によれば、ワイヤーロープの種類が異なった場合でも精度の良いワイヤーロープ探傷を行うことができる。
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、好適な一実施形態のワイヤーロープの探傷装置(以下、探傷装置)を示す分解斜視図であり、図2は図1の探傷装置の断面図である。
図1に示すように、探傷装置10は、ワイヤーロープ1(図2に示す)を案内するガイド2と、ワイヤーロープ1を磁化させる磁化手段4と、ワイヤーロープ1の漏洩磁束を検出する磁束検出手段3とを備える。
ガイド2は、半円筒形の凹部11を有する非磁性体の板材で構成され、その凹部11にワイヤーロープ1がロープ長手方向で移動(摺動)可能に保持される。ガイド2は磁化手段4と嵌合されるべく凹部11の両側が折り曲げられている(両側部12,12を形成)。
磁化手段4は、ベースの鉄心13と鉄心13上の長手方向両端に配設された一対の磁極部14(14a,14b)とによって形成された永久磁石型のU字形のブロック構造体によって構成されている。一方の磁極部14aがN極、他方の磁極部14bがS極となる。両磁極部14の上面(磁極面)4aは、ガイド2の凹部11の形状に沿って半円筒形に形成されている。本実施形態では、2つの磁極部14はそれぞれ角形状の永久磁石(例えば、ネオジム磁石、フェライト磁石)15と、その永久磁石15の上面に固定され、ガイド側(上部)が半円筒形に形成された上部鉄心部16とで構成される。
ガイド2は、ガイド2の凹部11が磁化手段4の半円筒形に形成された磁極面4a上に嵌合されて磁化手段4上に固定される。また、ガイド2の両側部12にはフック部材17が設けられ、磁化手段4の磁極部14の両側にはスナップ18を保持する部材19aと磁極部14に固定された部材19b間とを有するロック部材21が設けられ、フック部材17とロック部材21とでスナップ錠22を構成する(本実施形態では計4組)。スナップ錠22は、リング18がフック部材17に係止することにより、ガイド2を磁化手段4に固定する。
ガイド2の裏面には、ガイド2上のワイヤーロープ1から漏洩する漏洩磁束を検出する磁束検出手段3が固定されている。磁束検出手段3は、ガイド2の長手方向の略中央に位置し、かつ磁化手段4のN極の磁極部14aとS極の磁極部14bとの間に配置される。磁束検出手段3は、半円筒形の凹部に沿って巻設された磁束検出用のコイルを備え、そのコイル内を磁束が通るとコイルに電流が流れるものである。磁束検出手段3はガイド2の裏面に固定されているので、磁束検出手段3とガイド2との距離は不変である。
磁束検出手段3には、磁束検出手段3で検出した磁束を算出する演算器6が接続され、その演算器6には、演算結果を出力表示する出力器(表示器)7が接続されている。
本実施形態のワイヤーロープの探傷装置10は、上記構成に加えて、ワイヤーロープ1に投入する磁束量を調整する磁束量調整手段を備える。
本実施形態では、磁束量調整手段は、非磁性体で形成されたスペーサ5によって構成される。スペーサ5は、ガイド2と磁化手段4の磁極面4aとの間に介在するように設けられ、半円筒形状をなす。
スペーサ5は探傷対象のワイヤーロープの種類に応じてその体積が決定される。本実施形態では、スペーサ5は磁化手段4の磁極面4aとガイド2との間に介在し、その厚さが一様であるから、磁極面4aとガイド2との間の距離を、ワイヤーロープの種類の応じて決定する。
スペーサ5を構成する材料としては、非磁性体材料であれば特に限定されないが、例えば、プラスチック材料、ゴム材料、粘土等が挙げられる。ただし、スペーサ5は外力により形状が変化することなく(厚さが変わることなく)剛性を有するものであるのが好ましく、本実施形態では、パテを半円筒形の曲板状に成形し硬化させたものを用いた。
次に、本実施形態のワイヤーロープ探傷装置の動作について説明する。
図2に示すように、ワイヤーロープ1は、ガイド2の凹部11上を移動する(案内される)。例えば、エレベーターに使用されるワイヤーロープ1の破断部(傷)を検知する場合、本探傷装置10の磁化手段4をエレベーターのワイヤーロープ近くの床や壁に固定する。エレベーターを昇降させることにより、ワイヤーロープ1がガイド2上を移動し、長尺なワイヤーロープ全体の探傷診断を行うことができる。
ワイヤーロープ1は、ガイド2の凹部11上を移動する際、磁化手段4の吸引力(磁力)によりガイド2側に押し付けられ、ワイヤーロープ1がガイド2を押し付けた状態でスナップ錠22を掛けると、スナップ錠22のバネ力(弾性力)によりガイド2は磁化手段4へ押し付けられる。これにより、ワイヤーロープ1はガイド2に押し付けられ、そのガイド2が磁化手段4に押し付けられるので、ワイヤーロープ1と磁化手段4との間の距離は揺らぐことなく所定距離に保持される。
この状態でワイヤーロープ1は、磁化手段4により磁化される(磁束が投入される)。磁化手段4では、N極の磁極部14aからS極の磁極部14bに磁束が向かうので、ワイヤーロープ1は長手方向に磁化される。つまり、N極の磁極部14a→ワイヤーロープ1→S極の磁極部14b→ベース鉄心13→N極の磁極部14aの磁気回路が形成される。
磁化されたワイヤーロープ1からは漏洩磁束が発生しており、この漏洩磁束を磁束検出手段3で検出し、その検出結果からワイヤーロープ1に鋼線の破断があるか探傷診断する。
ここで、診断方法について図3〜図5を用いて説明する。
図3(a)及び図3(b)に示すように、ワイヤーロープ1は、複数本(図では7本)の鋼線1aを撚って作製されたストランド1bを複数本(図では6本)撚り合わせて構成されている。ワイヤーロープ1の表面には、ストランド1bによる凹凸が存在する。ワイヤーロープ1を長手方向に磁化した場合、ワイヤーロープ1の表面に形成された凹凸により漏洩磁束8aが発生する(図中、9は破断部による漏洩磁束)。
探傷装置10では、ワイヤーロープ1表面の凹凸から発生した漏洩磁束を磁束検出手段3で検出し、その漏洩磁束の強度(波形)を基にワイヤーロープ1の破断箇所の存在を診断する。
例えば、正常な(破断した鋼線のない)ワイヤーロープ1を診断した場合、図4に示すような波形が検出される。図4は、ワイヤーロープ1の長手方向の位置と、ワイヤーロープ1から発生した漏洩磁束の大きさとの関係を示すグラフである。図4に示すように、ストランドによる凹凸は周期的に形成されているので、その凹凸に応じた間隔(周期)で漏洩磁束が変化している。
他方、鋼線に破断が生じたワイヤーロープ1を診断した場合、図5に示すように、検出される漏洩磁束には、破断箇所に対応する位置で大きな変位が生じる。つまり、検出される波形は、一定間隔の波形に部分的に破断部の波形が重なったようになる。したがって、磁束検出手段3で検出された波形に周期性のない大きな(急峻な)変位が現れた場合は、その位置で鋼線の破断が生じていることがわかる。
ただし、図4及び図5に示した漏洩磁束の大きさは、ワイヤーロープ1を通過する磁束の大きさ(磁束量)によって異なる。本探傷装置10では、磁束調整手段としてスペーサ5をガイド2と磁化手段4との間に設けることで、ワイヤーロープ1を通過する磁束を調整している。
ここで、漏洩磁束について図6及び図7を用いて説明する。
図6に示すように、ワイヤーロープ1に投入される磁束(磁化手段4から放出される磁束)が大きい場合は、ワイヤーロープ1に入らなかった磁束8bがワイヤーロープの周囲に漏洩する。このとき、鋼線の破断が存在するワイヤーロープ表面近傍の漏洩磁束を測定すると、磁束8bの中に破断による漏洩磁束9が見られるようになるため、鋼線の破断による漏洩磁束が検出しにくくなる。つまり、ワイヤーロープ1表面の漏洩磁束が大きいので、破断のない箇所で検出される漏洩磁束8bと破断部で検出される漏洩磁束9との差が小さくなる。
よって、鋼線の破断による漏洩磁束を識別しやすいように、ワイヤーロープ1に投入する磁束の量を調整する必要がある。
ところで、磁化手段4の磁極面4aから放出される磁束は、その全てがワイヤーロープ1に入るわけではなく、その一部が空中にも放出される。具体的には、図1に示したようなU字形の磁化手段4を形成した場合、図7(a)に示すように、磁化手段4の磁極面4aとワイヤーロープ1との距離が近いときは、磁化手段4から放出された磁束はガイド2上に保持されたワイヤーロープ1に投入される。
他方、図7(b)に示すように、磁化手段4の磁極面4aとワイヤーロープ1との距離が遠いときは、磁極部14から放出した磁束が全てワイヤーロープ1には投入されず、ワイヤーロープ1に入らなかった磁束は空中を伝わり磁化手段4に帰還する。
すなわち、磁化手段4から放出される磁束のうち、ワイヤーロープ1へ投入される量(ワイヤーロープ1を通過する磁束量)は、ワイヤーロープ1と磁化手段4との距離に応じて変化し、距離が離れるほどワイヤーロープ1へ投入されず空中に放出され、磁化手段4に帰還する磁束が増大する。
このようなときは、スペーサ5の厚さを調整することで、磁化手段4の磁極面4aとワイヤーロープ1との距離を変更し、ワイヤーロープ1を通過させる磁束量を調整する。
また、ワイヤーロープ1を通過する磁束量は、ワイヤーロープ1が有する磁気抵抗によっても変わる。例えば、ワイヤーロープ1を構成する鋼線の径(太さ)が同じである場合、ロープ断面における鋼線の比率が大きい方がワイヤーロープ1の磁気抵抗は小さく、磁束を通しやすい。ワイヤーロープ1の断面における鋼線の比率が同じである場合、ワイヤーロープ1を構成する鋼線の径が大きい方が、鋼線間の境界(界面)が少ない分その境界で生じる抵抗が少なくなるので、ワイヤーロープ1の磁気抵抗が小さく、磁束を通しやすい。よって、磁気抵抗の小さいワイヤーロープ1は、磁極面4aとの距離を大きくし、磁気抵抗の大きいワイヤーロープ1は、磁極面4aとの距離を小さくすることで、ワイヤーロープ1の磁気抵抗に適した磁束を投入する必要がある。
そして、図5に示したように、ストランド1bの凹凸による漏洩磁束8aの変化と、鋼線の破断による漏洩磁束9の変化とを比較すると、鋼線の破断による漏洩磁束9の変化の方が急峻である。よってワイヤーロープ1を通過する磁束が少ないときには、破断部からの方が磁束は漏洩しやすい。しかしながら、ワイヤーロープ1を通過する磁束が増えると、ワイヤーロープ1全体(ストランドの凹凸)から漏洩する磁束も増える。さらに、ワイヤーロープ1を通過する磁束が過剰に大きい場合には、鋼線の破断部からの漏洩磁束と共にストランド1bの凹凸からの漏洩磁束も大きくなってしまう。そのため、ストランド1bの凹凸による漏洩磁束は小さく、かつ破断部からの漏洩磁束は大きく検出できるような磁束をワイヤーロープ1に投入するように、磁化手段4の磁極面4aとワイヤーロープ1(ガイド2)との距離を規定すれば、破断部からの漏洩磁束を最も感度よく検出することができる。
そこで、予めロープの種類ごとにワイヤーロープ1が通過する磁束量が適切となるよう、磁化手段とワイヤーロープ(ガイド)との距離を決定して、その距離を基にワイヤーロープ1の種類ごとに使用するスペーサ5をそれぞれ用意し、ワイヤーロープ1の探傷診断を行う際に、そのワイヤーロープの種類に応じたスペーサを適宜選択して用いる。これにより、容易に高精度なワイヤーロープの探傷診断を行うことができる。
また、多種類のワイヤーロープをそれぞれ診断する際に、破断部の漏洩磁束を同じしきい値で検出したいときは、ストランド1bの凹凸による漏洩磁束を等しくなるようにスペーサの厚さによって磁化手段4とワイヤーロープ1との距離を調整するとよい。
以上、本実施形態の探傷装置10によれば、ワイヤーロープ1を通過させる磁束量を調整する調整手段を備えることにより、診断対象とするワイヤーロープの種類に応じて高精度な探傷診断を行うことができる。
特に、本実施形態の探傷装置10では、磁化手段4とガイド2との間に設けられるスペーサ5の厚さをワイヤーロープ1の種類に応じて変更することで、容易にワイヤーロープ1と磁化手段4との距離を変更することができる。そして、ロープの種類によらずに破断部からの漏洩磁束量が等しくなるようスペーサ5の厚さを決定しておき、そのスペーサ5を介してガイド2を磁化手段5に固定するだけで、ワイヤーロープの種類によらず同一の基準で探傷診断を行うことができる。
本実施形態の探傷装置10は、ワイヤーロープの種類に関係なく適用できるものであるが、一般的に用いられているワイヤーロープには規格(例えば、鋼線の本数、直径及びストランドの本数など)が定められており、その規格ごとに体積(厚さ)の異なるスペーサを用意すれば、ワイヤーロープの探傷診断を行う際に、診断対象となるワイヤーロープの種類に応じてスペーサを選択するだけで、高精度な診断を行うことができる。
本実施形態では、ワイヤーロープ1の種類ごとに磁化手段とガイドとの距離を異ならせるべくスペーサ5の厚さを適宜選択したが、スペーサ厚さを一定とし、スペーサの材料(磁化率)を異ならせてもよい。また、スペーサ5は非磁性体のみで構成されているが、スペーサ5は少なくとも所定体積の非磁性体を含めば磁性体を含んで構成されてもよい。また、磁化手段4を鉄心(底部13、上部鉄心部16)と2つ永久磁石15とで構成したが、鉄心を省略し一つのU字形(コ字状形)の永久磁石を用いて構成してもよい。さらに、磁化手段4は、永久磁石のほかに電磁石を用いて構成してもよい。
(第2の実施形態)
次に、本発明の好適な第2の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図8に示すように、本実施形態のワイヤーロープの探傷装置30の基本的な構成部分は、上述した図1の探傷装置10とほぼ同様であり、同一構成部分には、図1に場合と同一の符号を付してあるが、図1のスペーサ5を省略し、磁化手段4の磁極面4aとガイド2の間にギャップ(エアギャップ)31を設け、そのギャップ長を調整できる構成にした点において前実施形態と異なる。
すなわち、本実施形態の探傷装置30は、磁化手段4とガイド2との間にギャップ31を形成し、ギャップ31のギャップ長を調整するための機構を設け、その機構を以って磁束量調整手段を構成したものである。
具体的には、ギャップ長を調整可能にギャップ31を形成する機構は、磁化手段4の磁極部14の両側にそれぞれ設けられる係合ピン(凸部)32、ガイド2の両側部12の磁極部14を覆う位置にそれぞれ形成され、係合ピン32と係合する係合溝(切欠、凹部)33とからなる。係合溝33は、一つの係合ピン31に対して複数個(図8では3つ、33a〜33c)、互いに間隔を置いてそれぞれ異なる長さ(図面上下方向)に形成されている。
ワイヤーロープ1の種類に応じてガイドに形成された複数の係合溝33のうち一つを選択し、その係合溝33aと磁化手段4に設けられた係合ピン32とを係合させることで、磁化手段4の磁極面4aとガイド2との距離(ギャップ長)が規定されて、ガイド2が磁化手段4に固定される。
そして、図9に示すように、ガイド2にワイヤーロープ1が移動して(案内されて)いる間、磁化手段4にはワイヤーロープ1を吸引する力が働き、ワイヤーロープ1とガイド4と磁化手段4全体とが互いに押し付けられるようになり、ワイヤーロープ1と磁化手段4との距離が一定に保持される。
このとき、ワイヤーロープ1と磁化手段4との距離が離れて過ぎている場合には、ワイヤーロープ1に入らずに磁化手段4に帰還する磁束が増え、ワイヤーロープ1と磁化手段4との距離が近すぎる場合には、破断部の漏洩磁束とストランド凹凸による漏洩磁束との差が小さくなることから、ワイヤーロープ1へ投入する磁束量を最適に調整するべく、ワイヤーロープ1と磁化手段4との距離を最適とするギャップ長となるように係合溝33を選択し、ガイド2と磁化手段4との間に最適ギャップ長を有するギャップ31を形成する。
本実施形態の探傷装置30によれば、係合溝33と係合ピン32とによりギャップ長を調整することにより、ワイヤーロープ1に投入する磁束量を調整することができ、前実施形態と同様の効果を有する。
また、本実施形態では磁化手段4に一つの係合ピン32を設け、ガイド2に複数の係合溝33を形成したが、磁化手段4に複数の係合溝を形成し、ガイドに一つの係合ピンを設けてもよい。また、本実施形態では磁化手段4に一つの係合ピン32を設け、ガイド2に複数の係合溝33を形成したが、磁化手段4の互いに高さ(ワイヤーロープ1からの距離)の異なる位置に複数の係合ピンをそれぞれ設けると共に、ガイド2に一つの係合溝を形成してもよく、また、ガイド2に複数の係合ピンを互いに高さの異なる位置にそれぞれ設けると共に、磁化手段4の側面に一つの係合溝を形成してもよい。
(第3の実施形態)
次に、本発明の好適な第3の実施形態を説明する。
図10(a)及び図10(b)に示すように、本実施形態のワイヤーロープ探傷装置40は、その基本的な構成は前実施形態の探傷装置20と同じであるが、ガイド2と磁化手段4の磁極面4aとの間に可変長のギャップを形成する機構として、磁化手段4を収容する筐体41(非磁性体で構成される)とガイド2とを一体に形成し、その筐体41内に任意の高さに磁化手段4を調整し固定する機構(磁化手段任意調整機構42)を設けた点において異なる。すなわち、本実施形態では、所定ギャップ長のギャップを形成する機構である磁化手任意調整機構42を以って磁束量調整手段を構成している。
具体的には、筐体41の側壁の内側41aには、磁化手段4との摩擦が小さい材料で構成された摺動部材43が取り付けられ、磁化手段4は、その側面4bが摺動部材43に摺動可能に当接して筐体41内に収容されている。そして、磁化手段4の底部の下面には、ネジ部(雄ネジ部)44が設けられ、筐体41の底面にはネジ部44が挿通されるネジ孔が形成され、ネジ部44が筐体の外底面に設けられる位置決めネジ(雌ネジ部)45と螺合する。ネジ部44と位置決めネジ45とで磁化手段任意調整機構42が構成される。これにより、磁化手段4は、筐体41内をワイヤーロープ1の垂直方向(磁化手段高さ方向:図10(a)及び図10(b)共に上下方向)において滑らかに動くことができ、磁化手段固定部により所望の位置(高さ)に固定される。
本実施形態ではネジ部44と位置決めネジが螺合する位置(磁化手段4の底面から位置決めネジまでの距離L)を任意に調整することにより、磁化手段の磁極面とガイドとの間に所望の距離を保ったギャップが形成される。
本実施形態でも前実施形態と同様に、磁化手段4には、磁化手段とワイヤーロープ間の吸引力が働き、磁化手段4の全体がワイヤーロープ1側に押し付けられる。これと共に、磁化手段4と筐体41とに取り付けられた磁化手段任意調整機構42により、筐体内の所望の位置で磁化手段4が固定されているので、磁化手段4の磁極面4aとワイヤーロープ1との距離が設定長に保持される。
以上、本探傷装置では、磁化手段固定部42により磁化手段4の磁極面4aとガイド2との距離を調整することができ、上述の第1、第2の実施形態のワイヤーロープの探傷装置と同様の効果を奏する。
本実施形態では、磁化手段4のベース鉄心13に設けたネジ部44と筐体41の底面に設けた位置決めネジ45とでガイド2と磁化手段4との相対位置(キャップ長)を規定した構造としたが、ネジ部44及び位置決めネジを設ける位置はこれに限られない。例えば、本実施形態の変形例として図11に示すように、ガイド2の下面に固定されている磁気検出手段3と磁化手段4のベース鉄心13との間に磁化手段任意調整機構42を設けてもよい。具体的には、磁気検出手段3にネジ穴(雌ネジ)を形成すると共に、磁化手段4のベース鉄心13の上面に位置決めネジ46(雄ネジ)を取り付ける(位置決めネジ46の頭部が固定される)。これにより、磁化手段4はワイヤーロープ1によって磁気検出手段3の方へ押し付けられると共に、位置決めネジ46で磁化手段4の位置を定めることにより、ガイド2と磁化手段4との間に所望の距離のギャップを形成することができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の好適な第4の実施形態を説明する。
図12に示すように、本実施形態のワイヤーロープの探傷装置50の基本的な構成部分は、上述した図1の探傷装置10とほぼ同様であり、同一構成部分には、図1に場合と同一の符号を付してあるが、本実施形態の探傷装置50は、図1のスペーサ5を省略し、磁束量調整手段として、磁化手段4の磁極部51に着脱可能なヨークを設けた点において前実施形態と異なる。
具体的には、磁化手段4の磁極部51(51a,51b)は、ヨーク(鉄心)からなるベース13の両端上面に固定される永久磁石15上に、それぞれヨーク52が設けられてなる。
磁極部51のヨーク52は、永久磁石15上に固定されるヨーク中央部53と、そのヨーク中央部53のワイヤーロープ1と平行な面に着脱可能にそれぞれ接着される2つのヨーク側部54とからなる。ヨーク中央部53とヨーク側部54との接着面には互いに嵌合するホゾ52aが形成され、ヨーク側部54をワイヤーロープ1の長手方向にスライドすることにより着脱可能とする。また、ガイド2の凹部11と嵌合する磁化手段4の磁極面4aは、ヨーク中央部53の上面とヨーク側部54の上面とで半円筒形に形成される。すなわち、本探傷装置50は、ガイド2上にワイヤーロープ1が案内されている間、N極の磁極部51a(永久磁石15→ヨーク中央部53)→ワイヤーロープ1→S極の磁極部51b(ヨーク中央部53→永久磁石15)→底部13→N極の磁極部51aの磁気回路が形成される。
本実施形態の探傷装置50は、ヨーク側部54の有無によって磁化手段4全体の磁気抵抗が変化する。ヨーク側部4がない場合、磁化手段4全体の磁気抵抗は上がるため、ワイヤーロープ1に投入される磁束量は少なくなり、他方、ヨーク側部54が装着されているときは、磁化手段4全体の抵抗は下がるため、ワイヤーロープ1に投入される磁束量は多くなる。したがって、本探傷装置50は、ワイヤーロープ1の種類に応じてヨーク側部54を着脱することでワイヤーロープ1へ投入する磁束量を調整することができ、上述の第1の実施形態の同様の効果を有する。
本実施形態では永久磁石15とワイヤーロープ1との間に介在するヨーク側部54の着脱により、磁化手段4の磁気抵抗を変化させているが、磁気抵抗の変化させる方法はこれに限定されない。例えば、ベース(ヨーク)13を複数のヨークに分割して磁気抵抗を変更してもよい。
また、本実施形態ではヨーク側部54の着脱、すなわち、磁極部51を構成するヨーク52の体積を変更することにより磁気抵抗を変更したが、磁気抵抗を変更させる手段として、例えばヨーク側部54或いは底部13と形状(体積)は等しいが透磁率が異なる磁性体や非磁性体を用いることにより磁気抵抗を変更してもよい。
以上、上述の第1〜第4の実施形態では、磁化手段4は永久磁石4を用いて構成されているが、永久磁石15の代わりに電磁石を用いてもよい。
さらに、上述の第1〜第4の実施形態では、磁束量調整手段としてスペーサ5或いはヨーク52を用い、ワイヤーロープ1へ投入する磁束量を調整したが、磁化手段4として電磁石を用い、電磁石で発生させる磁束を調整してワイヤーロープ1を磁化してもよい。電磁石を用いた場合、例えば、電磁石のコイル巻数及び電流の大きさを調整することによりワイヤーロープ1に投入する磁束を調整することができる。
以上、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、他にも種々のものが想定される。
本発明に係る第1の実施形態のワイヤーロープの探傷装置を示す分解斜視図である。 図1のワイヤーロープの探傷装置の正面図である。 ワイヤーロープを示す図であり、(a)その断面図、(b)はその平面図である。 破断がないワイヤーロープの位置と漏洩磁束との関係を示すグラフである。 破断があるワイヤーロープの位置と漏洩磁束との関係を示すグラフである。 図1のワイヤーロープの探傷装置上に配置されたワイヤーロープの漏洩磁束を説明するための模式図である。 本装置でワイヤーロープが磁化されるときの磁束の様子を示す断面図であり、(a)はワイヤーロープと磁化手段との距離が近いときの様子を説明するための図であり、(b)はワイヤーロープと磁化手段との距離が遠いときの様子を説明するための図である。 本発明に係る第2の実施形態のワイヤーロープの探傷装置を示す斜視図である。 図1のワイヤーロープの探傷装置の正面図である。 本発明に係る第3の実施形態のワイヤーロープの探傷装置を示す図であり、(a)はその縦断面図、(b)は10B−10B線断面図である。 図10のワイヤーロープの探傷装置の変形例を占めす横断面図である。 本発明に係る第4の実施形態のワイヤーロープの探傷装置を示す分解斜視図である。
符号の説明
1 ワイヤーロープ
2 ガイド
3 磁束検出手段
4 磁化手段
5 スペーサ(磁束量調整手段)
31 ギャップ
32 係合ピン
33 係合溝
54 ヨーク側部

Claims (2)

  1. 複数の鋼線を撚り合わせて構成されたワイヤーロープを磁化させる磁化手段と、前記ワイヤーロープの漏洩磁束を検出する磁束検出手段と、前記ワイヤーロープに通過させる磁束量を調整する磁束量調整手段と、前記ワイヤーロープを案内するとともに前記磁化手段との間にギャップを形成するガイドを備え、前記磁束量調整手段は、前記磁化手段と前記ガイドとに設けられ、前記ギャップのギャップ長を調整する機構である、前記ワイヤーロープの損傷箇所を検知するためのワイヤーロープの探傷装置において、
    前記ギャップ長を調整する機構は、前記ガイドと前記磁化手段のうち一方に設けられる一つ或いは互いに長さの異なる複数の係合溝と、他方に設けられ前記ワイヤーロープからの距離が互いに異なる位置に配置される複数の或いは一つの係合ピンとからなり、前記係合溝と前記係合ピンとを係合することにより前記ガイドと前記磁化手段との間に所定ギャップ長のギャップを形成して前記ガイドを磁化手段に固定したワイヤーロープの探傷装置。
  2. 複数の鋼線を撚り合わせて構成されたワイヤーロープを磁化させる磁化手段と、前記ワイヤーロープの漏洩磁束を検出する磁束検出手段と、前記ワイヤーロープに通過させる磁束量を調整する磁束量調整手段と、前記ワイヤーロープを案内するとともに前記磁化手段との間にギャップを形成するガイドを備え、前記磁束量調整手段は、前記磁化手段と前記ガイドとに設けられ、前記ギャップのギャップ長を調整する機構である、前記ワイヤーロープの損傷箇所を検知するためのワイヤーロープの探傷装置において、
    前記磁化手段を収容する筐体と前記ガイドとを一体に形成し、前記ギャップ長を調整する機構は、前記磁化手段と前記筐体とに設けられ前記磁化手段を任意の高さに調整し固定するネジ式の機構であるワイヤーロープの探傷装置。
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