JP4205256B2 - タイヤ用トレッドの押出し成形方法および装置 - Google Patents

タイヤ用トレッドの押出し成形方法および装置 Download PDF

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    • B29D30/52Unvulcanised treads, e.g. on used tyres; Retreading
    • B29D2030/526Unvulcanised treads, e.g. on used tyres; Retreading the tread comprising means for discharging the electrostatic charge, e.g. conductive elements or portions having conductivity higher than the tread rubber

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、非導電性ゴムと導電性ゴムとよりなる空気入りタイヤに使用するタイヤ用トレッドの押出し成形方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
車両における空気入りタイヤが非導電性(絶縁性)の場合、車体に静電気が溜り易くなる。このような静電気の蓄積は、火花放電を発生させたり、カーラジオ等の電子部品に悪影響を与えるおそれがあり、また人体にアースされることで不快感を生じさせる等の問題がある。そのため、通常は、静電気をタイヤを通じて路面にアースできるようにタイヤ自体が適度の導電性を有している。タイヤとしての導電性は、タイヤに使用するゴム組成物において大量のカーボンブラックを充填剤として配合することにより得られる。
【0003】
近年、要求されるタイヤの性能や特性、例えば耐摩耗性、低燃費性および耐ウェット性等の向上のために、充填剤としてカーボンに代えてシリカ等を高い比率で配合した特殊配合の材料を使用することが開発されている。この場合、前記のメリットがある反面、タイヤとしての導電性が得られず、帯電し易いという問題がある。
【0004】
これを解決するために、前記のシリカ充填度の高いゴム配合等による高い電気抵抗を示す非導電性ゴムを用いるタイヤにおいては、電気抵抗対策として、カーボンブラック等を多く含む電気抵抗が低い導電性ゴムをベース層として、その一部を非導電性ゴムよりなるタイヤ踏面側のキャップ層を貫通してトレッド踏面に露出させた断面略煙突状の貫通導電部を設けることが提案されている。
【0005】
これは、電気抵抗の高い非導電性ゴムをキャップ層とし、一部に電気抵抗の低い導電性ゴムを露出させることで、シリカ充填剤等を配合したことによる特性を確保しながら、同時に導電性も確保し、アースすることにより帯電を防止するものである。
【0006】
従来、前記のように導電性ゴムよりなるベース層から非導電性ゴムのキャップ層を貫通して踏面に露出させる構造にするための手段として、非導電性ゴムのキャップ層を左右に分離し、その隙間に導電性ゴムを挿入した後、左右の非導電性ゴムを導電性ゴムと再密着させる方法(例えば特開平11−42719号公報)、あるいは、押出し成形装置の口金の上流側にプレフォームダイを設けておき、このダイの一部の形状を工夫し、導電性ゴムと非導電性ゴムとの押出し圧力差によって、導電性ゴムの一部を前記のように断面略煙突状に形成する方法(特開平10−323916号公報)等が提案されている。
【0007】
しかしかながら、前者は、押出されたゴム層を切り開き、導電性ゴムを挿入した後、再度切開いた個所を閉じ密着させるという極めて非効率的な作業が必要である。また後者の場合は、押出し圧力差によって貫通導電部を形成するために、日々の押出材料の物性の変動により、圧力調整が微妙で難しく、均一な押出し成形品を得にくいという問題がある。
【0008】
本発明は、上記に鑑みてなしたものであり、タイヤの帯電防止を図るために開発された断面略煙突状の貫通導電部を備えるタイヤ用トレッドを効率よく製造するための押出し成形方法と押出し成形装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1は、タイヤ踏面側の非導電性ゴムよりなるキャップ層と、該キャップ層の内側に配された導電性ゴムよりなるベース層と、該ベース層から連続して前記キャップ層を貫通しタイヤ踏面に露出する貫通導電部とを備えてなるタイヤ用トレッドを押出し成形する方法において、上記の課題を解決するための手段として、最終形状に対応する押出口を有する口金の上流側にプレフォームダイを備える押出し成形装置により、導電性ゴムおよび非導電性ゴムを前記プレフォームダイに有する成形路を通して押出し成形する際、前記押出し成形装置の成形ヘッドから押し出される導電性ゴムは、前記プレフォームダイ内の導電性ゴム用の成形路を通過させるとともに、該導電性ゴム用の成形路におけるベース層の成形路から口金側に向かって連続して漸次高くなるように上方に拡張形成された貫通導電部の成形路に前記導電性ゴムの一部を流入通過させて、該導電性ゴム用の成形路の口金側の開口より前記ベース層と該ベース層から上方に延びる貫通導電部とを最終形状に近い形状に一体にプレ成形して押出し、前記導電性ゴム用の成形路の上方において前記成形ヘッドから幅方向に分離した状態で押し出される前記非導電性ゴムは、前記プレフォームダイ内の非導電性ゴム用の成形路を通過させて、前記分離状態のままで前記導電性ゴムよりなる前記ベース層及び貫通導電部に対して前記キャップ層の最終形状に近い配置及び形状になるようにプレ成形しながら、口金側の開口において前記貫通導電部を分離状態の前記キャップ層により両側から挟むようにして押出し、前記導電性ゴムよりなるベース層及び貫通導電部と前記非導電性ゴムよりなるキャップ層とを口金に至るまでに最終形状に近い配置で接合して、押出された各部を口金を通して最終形状に成形することを特徴とする。
【0010】
これにより、成形物を切開いた後で再密着させる面倒な作業を要さず、通常の押出し成形によって、非導電性ゴムのキャップ層を貫通する任意の形状の貫通導電部を確実に形成できる。特に、導電性ゴムのベース層と貫通導電部及び非導電性ゴムのキャップ層の各ゴム部をそれぞれ最終形状に近い配置でプレ成形して押出し接合するので、貫通導電部の横方向の厚みが比較的薄いものでも切断のおそれなく成形できる。それゆえ、非導電性ゴムのキャップ層と、導電性ゴムのベース層および該ベース層から延びて踏面に露出する貫通導電部とを備えるタイヤ用トレッドを、押出し成形により効率よく製造できる。
【0011】
また、前記のように、導電性ゴムよりなるベース層とその一部より上方に延びる貫通導電部とを一体にプレ成形して押出すとともに、非導電性ゴムのキャップ層を前記ベース層の上方の前記貫通導電部の両側に分離して最終形状に近い配置でプレ成形して押出しながら、口金に至るまでに前記ベース層と貫通導電部とに接合するので、押出された各部が接合一体化した状態で口金の押出口を通過することになり、複数のゴム部よりなるものであっても問題なく最終形状に成形できる。この場合において、前記貫通導電部を複数形成することもできる。
【0012】
また、前記の押出し成形方法において、導電性ゴムよりなる前記ベース層と貫通導電部、および非導電性ゴムよりなるキャップ層とともに、トレッド両端部の導電性ゴムよりなるストリップゴム層を最終形状に近い配置でプレ成形して押出し、押出された各ゴム層を接合して最終形状に成形することができる。これにより、断面略煙突状の貫通導電部とともにトレッド両側端部に導電性ゴムのストリップゴム層を有するタイヤ用トレッドを容易に押出し成形することができる。
【0013】
請求項の発明は、上記のタイヤ用トレッドの押出し成形方法を実施する押出し成形装置であって、最終形状に対応する押出口を有する口金の上流側に、前記ベース層および貫通導電部を一体にプレ成形する導電性ゴム用の成形路と、前記キャップ層をプレ成形する非導電性ゴム用の成形路とを有するプレフォームダイを備えてなり、前記プレフォームダイにおける前記導電性ゴム用の成形路は、ベース層の成形路から連続して口金側に向かって漸次高くなるように拡張形成された貫通導電部の成形路を有し、該導電性ゴム用の成形路の口金側の開口が、ベース層用開口とその一部より上方に延びた貫通導電部用開口として形成され、また、前記非導電性ゴム用の成形路は、前記導電性ゴム用の成形路の上方において幅方向複数に分離して、かつ分離した成形路が前記貫通導電部の成形路を挟んで両側に配置され、分離した各成形路の口金側の開口が、前記ベース層用開口の上方において前記貫通導電部用開口の両側に最終形状に近い配置で形成され、前記プレフォームダイの口金側に、前記非導電性ゴム用の成形路及び前記導電性ゴム用の成形路の各開口が一つに集合した開口が形成され、前記導電性ゴムよりなるベース層及び貫通導電部と前記非導電性ゴムよりなるキャップ層とを口金に至るまでに最終形状に近い配置でプレ成形されて接合されるように形成されてなることを特徴とする。この押出し成形装置により、上記した本発明の押出し成形方法を容易に実施できる。
【0014】
前記の押出し成形装置において、導電性ゴム用成形路の口金側における前記貫通導電部用開口と、その両側の非導電性ゴム用成形路の口金側の開口との間の寸法が5mm以下、前記貫通導電部用開口の横幅寸法が0.3〜5.0mmであるものが好ましい。
【0015】
また、前記プレフォームダイの口金側に、導電性ゴム用の成形路および非導電性ゴム用の成形路の各開口が一つに集合した開口が形成されているので、各成形路より押出される各部が最終形状に近い配置で相互に接合されて口金の押出口より押出されることにより成形される。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面に示す実施例に基いて押出し成形装置とともに説明する。
【0017】
図1および図2は、それぞれ本発明により押出し成形する製造対象のタイヤ用トレッドを例示する断面斜視図である。図3は押出し成形装置に装備するプレフォームダイの正面図であり、押出し成形装置の成形ヘッドおよび口金を分離して鎖線で示している。図4〜図6はプレフォームダイの断面図である。
【0018】
図1のタイヤ用トレッド(T)は、タイヤ踏面側の非導電性ゴムよりなるキャップ層(1)と、該キャップ層(1)の内側に配された導電性ゴムよりなるベース層(2)と、該ベース層(2)から連続して前記キャップ層(1)を貫通しタイヤ踏面において露出するトレッド長手方向の壁状をなす貫通導電部(3)とよりなる。この貫通導電部(3)の位置や数はタイヤに応じて決定される。
【0019】
なお、前記の非導電性ゴムとは、例えばシリカ配合量の多いゴム配合による電気抵抗値が100MΩ・cmを越える非導電性のゴムをいい、また前記の導電性ゴムとは、主としてカーボンの配合量の多いゴム配合による電気抵抗値が100MΩ・cm以下の導電性のゴムをいう。
【0020】
図2のタイヤ用トレッド(T)は、前記の構成に加えて、トレッド両側端部にストリップゴム層(4)(4)を有している。このストリップゴム層(4)は、通常、前記ベース層(2)の導電性ゴムとはゴム配合を異にする導電性のゴムよりなる。
【0021】
上記のタイヤ用トレッド(T)の押出し成形方法の実施に使用する押出し成形装置については、押出し機構等の基本的な構成は従来公知の押出し成形装置と同じであるので、その詳細な説明は省略するが、特に本発明の場合、図3〜図6に示すように、タイヤ用トレッド(T)の最終形状に対応する押出口(21)を有する成形用の口金(20)の上流側、すなわち該口金(20)と押出し成形装置の成形ヘッド(30)との間にプレフォームダイ(10)を備えた装置を使用する。
【0022】
前記の成形ヘッド(30)は、図3〜図6において鎖線で示すように、前記のキャップ層(1)を構成する非導電性ゴムの供給口(31)が左右に分離して設けられ、またそのやや下方に前記ベース層(2)および貫通導電部(3)を構成する導電性ゴムの供給口(32)が設けられている。ストリップゴム層(4)を他のゴム層と同時に押出し成形する場合、左右の非導電性ゴムの供給口(31)のやや上方にストリップゴムの供給口(34)が左右に分離して設けられる。
【0023】
そして、押出し成形装置の先端に設けられる口金(20)と、前記の成形ヘッド(30)との間に装備されるプレフォームダイ(10)は、前記キャップ層(1)をプレ成形する非導電性ゴム用の成形路(11)が前記成形ヘッド(30)の左右の供給口(31)に連続して左右に分離して設けられるとともに、前記ベース層(2)および貫通導電部(3)を一体にプレ成形する導電性ゴム用の成形路(12)(13)、すなわちベース層(2)の成形路( 12 )と貫通導電部(3)の成形路( 13 )とが、前記供給口(32)に連続して設けられている。
【0024】
これらの各成形路(11)および(12)(13)は、製造対象のトレッド(T)のキャップ層(1)やベース層(2)および貫通導電部(3)の形状や配置に応じて、口金側の開口に向って、それぞれ漸次最終形状に近い形状および配置になるように形成されている。
【0025】
特に、前記導電性ゴム用成形路である前記ベース層の成形路( 12 )と貫通導電部の成形路( 13 )は、少なくとも口金側の開口が、図のようにベース層用開口(12a)と、その一部より上方に延びる貫通導電部用開口(13a)として、略逆T形状をなすように形成されている。そして、貫通導電部(3)をベース層()と一体にプレ成形できるように図3〜図6のように、前記のベース層の成形路( 12 )の一部に、成形ヘッド(30)側の端部から口金側に向かって連続して上方に漸次高くなるように拡張形成された貫通導電部の成形路(13)が設けられ、これにより口金側において前記ベース層用開口(12a)に連続した貫通導電部用開口(13a)が形成されている。この場合、前記貫通導電部の成形路(13)の成形ヘッド側の開口幅は10mm以上に設定しておくのが望ましい。
【0026】
前記貫通導電部の成形路(13)の断面形状、すなわちベース層に対応する成形路(12)からの拡張形状は、成形ヘッド(30)側の端部から口金側に向かって漸次拡張形成される場合のほか、導電性ゴム用の成形路(12)の口金側の開口近くあるいは途中から一部が上方に向って拡張形成される場合もあり、図8の(a)(b)(c)に示すいずれの形状をなすものであってもよいが、本発明では(b)(c)の漸次拡張形成される形状をなすものとする。また貫通導電部用開口(13a)の開口形状は、図のように正面よりみてベース層用開口(12a)に対して垂直をなすものには限らず、傾斜状や屈曲状をなすものであってもよい。
【0027】
また、前記の非導電性ゴム用の成形路(11)は、前記ベース層用開口(12a)の上方において正面よりみて前記貫通導電部用開口(13a)の両側に分離して、すなわち図のように分離した両成形路( 11 )( 11 )が前記貫通導電部の成形路( 13 )を挟んで両側に配置形成されるとともに、両成形路(11)(11)の口金側の開口(11a)(11a)が前記導電性ゴム用成形路(12) 13 の開口、すなわちベース層用開口(12a)および貫通導電部用開口(13a)に対してキャップ層(1)の最終形状に近い配置になるように形成されている。
【0028】
特に図示する実施例の場合、プレフォームダイ(10)の口金(20)の側で、非導電性ゴム用の成形路(11)の開口(11a)および導電性ゴム用の成形路(12)(13)の開口(12a)(13a)が一つに集合した大きな開口(15)が形成されて、該開口(15)が口金(20)の押出口(21)に連続するようになっている。これにより、前記各開口(11a)および(12a)(13a)より押出される各ゴム部が口金(20)に至るまでに接合され、その後、口金(20)の押出口(21)を通過できるようになっている。この開口(15)と前記貫通導電部用開口(13a)による上下の水平面部の奥行寸法、すなわち図8の(X)(Y)の寸法は、それぞれ20mm以下にするのが、貫通導電部(3)の押出し安定性の点から好ましい。
【0029】
前記貫通導電部用開口(13a)と、その両側の非導電性ゴム用の成形路(11)の開口(11a)との間の寸法(α)は5mm以下にするのが、押出される各ゴム部の接合を具合よく行なう上で好ましい。
【0030】
また前記開口(13a)の横幅寸法(β)が0.3〜5.0mmであるのが好ましい。すなわち横幅寸法(β)が前記より小さくなると、キャップ層(1)を貫通導電部(3)が加硫成形時のゴムの流れで途中で断絶して導電性を確保できない場合があり、また前記より大きくなると、貫通導電部(3)と非導電性ゴムのキャップ層(1)との間で段差摩耗が生じ、期待する特性が得られなくなる場合があるので好ましくない。
【0031】
また、上記のプレフォームダイ(10)は、これを一体に形成しておく場合のほか、本体部と中子部に別けて構成し、中子部に上記した成形路や開口の加工を施すこともできる。この場合、貫通導電部用開口の位置や数および形状の切替が容易になる。
【0032】
前記プレフォームダイ(10)の加工は、ジクソー、エンドミルのほか、ワイヤーカット、放電加工、レーザー加工等を併用するのが望ましい。
【0033】
次に、上記のプレフォームダイ(10)を備える押出し成形装置により図1のタイヤ用トレッド(T)を押出し成形する場合について説明する。
【0034】
図7のように、押出し成形装置の成形ヘッド(30)の供給口(31)(32)より供給される非導電性ゴムと導電性ゴムは、プレフォームダイ(10)の非導電性ゴム用の二つの成形路(11)(11)と、導電性ゴム用の成形路であるベース層の成形路( 12 )及び貫通導電部の成形路(13)をそれぞれ通過することによりプレ成形されながら押出される。
【0035】
この際、前記プレーフォームダイ(10)の導電性ゴム用の成形路は、前記貫通導電部の成形路( 13 )がベース層の成形路( 12 )から連続して口金側に向かって漸次高くなるように拡張形成されており、これにより、該成形路(12)(13)の口金側には、ベース層用開口(12a)の一部に連続して上方に延びる貫通導電部用開口(13a)が設けられているので、前記ベース層の成形路(12)を通過する導電性ゴムの一部が前記貫通導電部の成形路( 13 )にも流入して通過し、これらの成形路(12)(13)を通じて送られる導電性ゴムが、口金側の各開口(12a)(13a)よりベース層(2)と貫通導電部(3)とが一体にプレ成形されて押出される。
【0036】
また、非導電性ゴム用の二つの成形路(11)(11)の口金側の開口(11a)(11a)からは、それぞれ非導電性ゴムよりなるキャップ層(1)が、前記のようにプレ成形されて押出される前記ベース層(1)上の貫通導電部(3)の両側に分離して最終形状に近いごく接近した配置、形状でプレ成形されながら該貫通導電部(3)を挟むように押出される。
【0037】
そのため、こうして押出されたキャップ層(1)は、直ちに前記ベース層(2)および貫通導電部(3)と接合され、さらに口金(20)を通って最終形状に成形される。特に、プレフォームダイ(10)の口金側に各開口を集合した一つの開口(15)を有することで、プレ成形された前記各ゴム部が口金(20)に至るまでに接合一体化される。その後、口金(20)の押出口(21)を通過し、最終形状に押出し成形される。
【0038】
このように、導電性ゴムよりなるベース層(2)と貫通導電部(3)と一体にプレ成形し、さらにこれらのゴム部に対して非導電性ゴムよりなるキャップ層(1)(1)を最終形状に近い配置でプレ成形して押出すと同時に、各ゴム部を接合して最終形状に押出し成形するので、前記貫通導電部(3)の横方向の厚みが比較的薄いものでも切断のおそれなく成形でき、また任意の形状の貫通導電部(3)を成形できる。
【0039】
それゆえ、非導電性ゴムのキャップ層(1)と、導電性ゴムのベース層(2)および該ベース層(2)から上方に延びてタイヤ踏面に露出する貫通導電部(3)とを備える図1のようなタイヤ用トレッド(T)を、成形物を切開いた後で再密着させる面倒な作業や、押出圧力の微調整を要さず、通常の押出し成形によって効率よく製造できる。
【0040】
特に、上記プレフォームダイ(10)における貫通導電部用開口(13a)を横方向に所要の間隔をおいて複数設けるとともに、各開口の両側に非導電性ゴム用の成形路(11)の開口(11a)を上記同様に最終形状に近い配置に設けておくことより、複数の貫通導電部を備えたタイヤ用トレッドを成形することもできる。
【0041】
なお、図2のトレッド(T)を押出し成形する場合は、前記二つの非導電性ゴム用の成形路(11)(11)の上方に、成形ヘッド(30)の供給口(34)(34)に連続するストリップゴム用の成形路(図示省略)を、その口金側の開口が前記各成形路(11)(12)(13)の開口(11a)(12a)(13a)に対し最終形状に近い配置および形状をなすように設けたプレフォームダイ(10)を用いて、上記同様に押出し成形すればよく、これによって図2に示すストリップゴム層(4)(4)を両側端部に有するタイヤ用トレッド(T)を押出し成形できる。
【0042】
こうして製造されたタイヤ用トレッド(T)は、従来と同様に、タイヤのトレッド部に使用して加硫成形することにより、シリカ配合等の非導電性ゴムよりなるキャップ層により、耐摩耗性、低燃費性や耐ウェット性等の特性を持ち、しかも導電性ゴムよりなるベース層と前記キャップ層を貫通して踏面に露出する貫通導電部により導電性を有するタイヤを得ることができる。
【0043】
【発明の効果】
上記したように本発明によれば、プレフォームダイにおいて電性ゴムよりなるベース層と貫通導電部とを一体にプレ成形するとともに、非導電性ゴムよりなるキャップ層を分離状態で前記ベース層および貫通導電部に対して最終形状に近い配置でプレ成形して貫通導電部を両側から挟むようにして押出して、直ちにプレ成形されたベース層及び貫通導電部に接合一体化させるようにしたので、押出圧力を頻繁に微調整したり、成形物を一旦切開いた後で再密着させる面倒な作業を要することなく、導電性ゴムのベース層から連続する断面略煙突状の貫通導電部を備えるタイヤ用トレッドを、押出し成形によって容易に効率よく製造することができる。しかも前記貫通導電部の形状、位置、個数を任意に設定できる。
【0044】
それゆえ、シリカ配合等の非導電性ゴムのキャップ層による耐摩耗性、低燃費性や耐ウェット性等の特性と、導電性とを併せ持った空気入りタイヤを容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の製造対象となるタイヤ用トレッドの1例を示す断面斜視図である。
【図2】 本発明の製造対象となるタイヤ用トレッドの他の例を示す断面斜視図である。
【図3】 押出し成形装置に装備するプレフォームダイを、成形ヘッドおよび口金とともに示す正面図である。
【図4】 図3の4−4線の断面図である。
【図5】 図3の5−5線の断面図である。
【図6】 図3の6−6線の断面図である。
【図7】 押出し成形時の図5と同個所の断面図である。
【図8】 (a)(b)(c)のそれぞれ貫通導電部用開口の断面形状を例示する断面図である。
【符号の説明】
(T) タイヤ用トレッド
(1) キャップ層
(2) ベース層
(3) 貫通導電部
(4) ストリップゴム層
(10) プリフォームダイ
(11) 非導電性ゴム用の成形路
(11a) 口金側の開口
(12) 導電性ゴムのベース層の成形路
(12a) ベース層用開口
(13) 貫通導電部の成形路
(13a) 貫通導電部用開口
(15) 開口
(20) 口金
(21) 押出口
(30) 成形ヘッド

Claims (4)

  1. タイヤ踏面側の非導電性ゴムよりなるキャップ層と、該キャップ層の内側に配された導電性ゴムよりなるベース層と、該ベース層から連続して前記キャップ層を貫通しタイヤ踏面に露出する貫通導電部とを備えてなるタイヤ用トレッドを押出し成形する方法において、
    最終形状に対応する押出口を有する口金の上流側にプレフォームダイを備える押出し成形装置により、導電性ゴムおよび非導電性ゴムを前記プレフォームダイに有する成形路を通して押出し成形する際、
    前記押出し成形装置の成形ヘッドから押し出される導電性ゴムは、前記プレフォームダイ内の導電性ゴム用の成形路を通過させるとともに、該導電性ゴム用の成形路におけるベース層の成形路から口金側に向かって連続して漸次高くなるように上方に拡張形成された貫通導電部の成形路に前記導電性ゴムの一部を流入通過させて、該導電性ゴム用の成形路の口金側の開口より前記ベース層と該ベース層から上方に延びる貫通導電部とを最終形状に近い形状に一体にプレ成形して押出し、
    前記導電性ゴム用の成形路の上方において前記成形ヘッドから幅方向に分離した状態で押し出される前記非導電性ゴムは、前記プレフォームダイ内の非導電性ゴム用の成形路を通過させて、前記分離状態のままで前記導電性ゴムよりなる前記ベース層及び貫通導電部に対して前記キャップ層の最終形状に近い配置及び形状になるようにプレ成形しながら、口金側の開口において前記貫通導電部を分離状態の前記キャップ層により両側から挟むようにして押出し、
    前記導電性ゴムよりなるベース層及び貫通導電部と前記非導電性ゴムよりなるキャップ層とを口金に至るまでに最終形状に近い配置で接合して、押出された各部を口金を通して最終形状に成形することを特徴とするタイヤ用トレッドの押出し成形方法。
  2. 導電性ゴムよりなる前記ベース層と貫通導電部、および非導電性ゴムよりなるキャップ層とともに、トレッド両側端部の導電性ゴムよりなるストリップゴム層を最終形状に近い配置でプレ成形して押出し、押出された各部を接合して最終形状に成形する請求項1に記載のタイヤ用トレッドの押出し成形方法。
  3. タイヤ踏面側の非導電性ゴムよりなるキャップ層と、該キャップ層の内側に配された導電性ゴムよりなるベース層と、該ベース層から連続して前記キャップ層を貫通してタイヤ踏面に露出する貫通導電部とを備えてなるタイヤにおけるトレッドを押出し成形する装置であって、
    最終形状に対応する押出口を有する口金の上流側に、前記ベース層および貫通導電部を一体にプレ成形する導電性ゴム用の成形路と、前記キャップ層をプレ成形する非導電性ゴム用の成形路とを有するプレフォームダイを備えてなり、
    前記プレフォームダイにおける前記導電性ゴム用の成形路は、ベース層の成形路から連続して口金側に向かって漸次高くなるように拡張形成された貫通導電部の成形路を有し、該導電性ゴム用の成形路の口金側の開口が、ベース層用開口とその一部より上方に延びた貫通導電部用開口として形成され、
    また、前記非導電性ゴム用の成形路は、前記導電性ゴム用の成形路の上方において幅方向複数に分離して、かつ分離した成形路が前記貫通導電部の成形路を挟んで両側に配置され、分離した各成形路の口金側の開口が、前記ベース層用開口の上方において前記貫通導電部用開口の両側に最終形状に近い配置で形成され、
    前記プレフォームダイの口金側に、前記非導電性ゴム用の成形路及び前記導電性ゴム用の成形路の各開口が一つに集合した開口が形成され、前記導電性ゴムよりなるベース層及び貫通導電部と前記非導電性ゴムよりなるキャップ層とを口金に至るまでに最終形状に近 い配置でプレ成形されて接合されるように形成されてなることを特徴とするタイヤ用トレッドの押出し成形装置。
  4. 前記導電性ゴム用成形路の口金側における前記貫通導電部用開口と、その両側の非導電性ゴム用成形路の口金側の開口との間の寸法が5mm以下、前記貫通導電部用開口の横幅寸法が0.3〜5.0mmである請求項3に記載のタイヤ用トレッドの押出し成形装置。
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