JP2004230592A - タイヤ用トレッドゴムの成形装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】非導電性キャップトレッド用未加硫ゴムに導電性アンダートレッド用未加硫ゴムの一部をアース用ゴムとして挿入したタイヤ用トレッドゴムを成形する場合、既存の成形装置に簡単な改造を加えるだけで安定なタイヤ用トレッドゴムの成形を可能にし、成形用部品の保守管理を容易にする成形装置を提供する。
【解決手段】プレフォームダイ2の背面に、アンダートレッド用未加硫ゴムUTとキャップトレッド用未加硫ゴムCTとの両流路21、22入口に跨がる補助プレート3を着脱自在に配置し、該補助プレート3に、前記各流路21、22入口に対応する開口31、32と、キャップトレッド用未加硫ゴムCTの流路22入口を左右に分ける分割壁34と、該分割壁の下流側に位置する吐出スリット37と、アンダートレッド用未加硫ゴムUTの流入口33と、該流入口33から前記吐出スリット37へ誘導する案内路36とを形成したことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はタイヤ用トレッドゴムの成形装置に関し、さらに詳しくは、非導電性ゴムでキャップトレッドを形成したタイヤ用トレッドゴムに導電性のアース用ゴムを挿入する場合、既存の成形装置に簡単な改造を加えるだけで安定な成形を可能にするタイヤ用トレッドゴムの成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
シリカを高配合したシリカ系ゴムコンパウンドでトレッドを形成した空気入りタイヤは、転がり抵抗が低いため低燃費性に優れるだけでなく、ウェット路面での制動性能にも優れていることで注目されている。しかし、シリカ系ゴムコンパウンドは、上記のような利点を有する反面で、従来のカーボンブラック系ゴムコンパウンドに比べて電気抵抗が大きいため、路面に対するアース機能が極端に低いという特性がある。そのため車両に静電気を蓄積しやすく、その蓄積した静電気によりカーラジオにノイズ障害を起こしたり、スパーク現象を発生して火災を引き起こすなどの問題が懸念されている。
【0003】
このような問題の解決策として、導電性のカーボンブラック系ゴムコンパウンドを、シリカ系ゴムコンパウンドのキャップトレッドに対して、薄肉のアース用ゴム層としてトレッド表面からアンダートレッドまで挿入することにより、車両に静電気が蓄積されないようにする技術が多数提案されている。また、このようなアース用ゴムを挿入したタイヤ用トレッドゴムを低コストで製造可能にする設備として、既存のトレッドゴム成形装置を簡単に改造するだけで、導電性のカーボンブラック系ゴムコンパウンドからなるアンダートレッド用未加硫ゴム又はウィングチップ用未加硫ゴムの一部を非導電性のキャップトレッド内にアース用ゴムとして挿入するようにした提案がある(特許文献1、特許文献2など)。
【0004】
上記タイヤ用トレッドゴムの成形装置は、押出ダイの直前の位置にミニインサートブロックを嵌め込み、このミニインサートブロックにアンダートレッド用未加硫ゴム又はウィングチップ用未加硫ゴムの一部を分流させ、非導電性キャップトレッドの中央部に誘導し、薄肉のアース用ゴムとして割り込ませる構造になっている。
【0005】
しかし、このように押出ダイ直前の狭いスペースで薄肉のアース用ゴムを非導電性キャップトレッドに割り込ませると同時に、直ぐに押出ダイから押し出すため薄肉のアース用ゴムの接合が不安定になり、複合状態が不完全な品質不良のトレッドゴムが出来やすいという問題があった。また、押出ダイ直前の狭いスペースにミニインサートブロックを挿入するため構造が複雑化し、その複雑化のため押出ヘッドを定期的に分解洗浄するときの分解や再組立に手間がかかり、保守管理作業が著しく煩雑になるという問題があった。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−240081号公報
【特許文献2】
特開平11−262944号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、非導電性キャップトレッド用未加硫ゴムに導電性アンダートレッド用未加硫ゴムの一部をアース用ゴムとして挿入したタイヤ用トレッドゴムを成形する場合、既存の成形装置に簡単な改造を加えるだけで安定な成形を可能にすると共に、成形用部品の保守管理を容易にするタイヤ用トレッドゴムの成形装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明のタイヤ用トレッドゴムの成形装置は、プレフォームダイに導電性のアンダートレッド用未加硫ゴムUTの流路と非導電性のキャップトレッド用未加硫ゴムCTの流路と導電性の左右両側のウィングチップ用未加硫ゴムWTの流路とを並設し、該プレフォームダイの吐出側に設けた押出ダイから前記未加硫ゴムUT、CT、WTを一体のタイヤ用トレッドゴムとして押し出す成形装置において、
前記プレフォームダイの前記押出ダイとは反対側の背面に、前記アンダートレッド用未加硫ゴムUTとキャップトレッド用未加硫ゴムCTとの両流路入口に跨がる補助プレートを着脱自在に配置し、該補助プレートに、前記各流路入口に対応する開口と、前記キャップトレッド用未加硫ゴムCTの流路入口を左右に分ける分割壁と、該分割壁の下流側に位置する吐出スリットと、前記アンダートレッド用未加硫ゴムUTの流入口と、該流入口から前記吐出スリットへ誘導する案内路とを形成したことを特徴とするものである。
【0009】
このようにアンダートレッド用未加硫ゴムUTの一部をアース用ゴムとしてキャップトレッド用未加硫ゴムCTに割り込ませる操作を、押出ダイの直前で行うのではなく、その上流側のプレフォームダイの背部で行い、プレフォームダイを移動させる間に複合流を安定させた後にはじめて押出ダイから押し出すようにするので、安定な複合状態のタイヤ用トレッドゴムを得ることができる。
【0010】
また、単一の補助プレートに、アンダートレッド用未加硫ゴムUTとキャップトレッド用未加硫ゴムCTとの両流路入口に対応する開口と、キャップトレッド用未加硫ゴムCTの流路入口を二分する分割壁と、吐出スリットと、アンダートレッド用未加硫ゴムUTの流入口、該流入口から上記吐出スリットへ誘導する案内路等、アース用ゴムをキャップトレッド用未加硫ゴムCTへ割り込ませるのに必要な構成要素の全てを一つにまとめた状態にし、この補助プレートをプレフォームダイの背面に着脱自在にするだけにしたので、分解掃除などの際の分解や再組立を簡単に行なうことができ、保守管理作業を容易にすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明において非導電性とは、加硫後のゴムの電気抵抗値が10Ωcm以上である場合をいい、好ましくは1010Ωcm以上の場合をいう。本発明では、かかる非導電性ゴムをキャップトレッド用未加硫ゴムとして使用する。また、このような非導電性のキャップトレッド用未加硫ゴムとしては、主成分としてシリカを高配合したシリカ系ゴムコンパウンドを好ましく使用することができる。シリカ系ゴムコンパウンドは、トレッドゴムに使用した場合、空気入りタイヤの転がり抵抗を低減して燃料消費率を下げることができ、また、ゴム硬度が下がり路面に対する凝着摩擦力が増大するため、特にウェット路面での制動性能を向上することができる。
【0012】
これに対して導電性とは、加硫後のゴムの電気抵抗値が1010Ωcm未満の場合をいい、好ましくは10Ωcm未満の場合をいう。本発明では、かかる導電性ゴムをアンダートレッド用未加硫ゴムやウィングチップ用未加硫ゴムとして使用する。この導電性未加硫ゴムとしては、従来のレギュラータイヤに使用されている、主成分としてカーボンブラックを高配合したカーボンブラック系ゴムコンパウンドが好ましく使用される。カーボンブラック系ゴムコンパウンドは導電性であるため、シリカ系ゴムコンパウンドのような静電気を車両に蓄積する問題はない。
【0013】
本発明では、上記導電性アンダートレッド用未加硫ゴムの一部をアース用ゴムとして利用するようにしたことを特徴とする。
【0014】
以下、図に示す実施例を参照して本発明を具体的に説明する。
【0015】
図1及び図2は、本発明のタイヤ用トレッドゴム成形装置を例示したものであり、図1は押出ダイ側(前面側)から見たときの分解斜視図、図2はその反対側の背面側から見たときの分解斜視図である。
【0016】
図1,2において、1は押出ダイ、2はプレフォームダイ、3は補助プレートであり、これらが一体に組み立てられるようになっている。押出ダイ1は、タイヤ用トレッドゴムTを最後に押し出す部品であり、上ダイス11と下ダイス12と中ダイス13の三部品から構成され、プレフォームダイ2の前壁に形成した凹部24に嵌め込まれるようになっている。押出ダイ1は、図6(A),(B),(C)に詳細を示すように、上ダイス11の背面に中ダイス13が嵌め込まれ、この上ダイス11及び中ダイス13と下ダイス12との間に押出口14を形成し、この押出口14からタイヤ用トレッドゴムTを押し出す。下ダイス12の押出口14に対応する部分には傾斜面18が形成され、キャップトレッド用未加硫ゴムCTとアンダートレッド用未加硫ゴムUTとを円滑に合流させるようになっている。
【0017】
中ダイス13の背面には、左右両側にそれぞれウィングチップ用未加硫ゴムWTを受け入れる案内溝15と、さらに案内溝15が受け入れた未加硫ゴムWTを集束する集束口16が設けられている。この左右の集束口16はそれぞれ中ダイス13の反対側に貫通し、さらに案内溝17を経由して押出口14端部の翼部に連通している。したがって、集束口16に集束された未加硫ゴムWTは、押出口14の翼部に誘導されてトレッドゴムTに一体化するようになっている。
【0018】
プレフォームダイ2は、いずれも偏平断面からなるアンダートレッド用未加硫ゴムUTの流路21とキャップトレッド用未加硫ゴムCTの流路22とウィングチップ用未加硫ゴムWTの流路23とを前後方向に貫通し、相互間の距離が前方に向かうにつれ徐々に接近するようになっている。このうちウィングチップ用未加硫ゴムWTの流路23は、左右両側に二つ設けられている。
【0019】
プレフォームダイ2の背面には、キャップトレッド用未加硫ゴムCTの流路22の入口とアンダートレッド用未加硫ゴムUTの流路21の入口とを包含するように凹部25が形成され、この凹部25にプレフォームダイ2と同一寸法幅を有する補助プレート3が着脱自在に嵌め込まれるようになっている。かつ、補助プレート3には、キャップトレッド用未加硫ゴムCTの流路22入口とアンダートレッド用未加硫ゴムUTの流路21入口とにそれぞれ対応する一対ずつの開口32,32と31,31が、前後に貫通するように設けられている。
【0020】
上記補助プレート3は、図3〜図5に詳細を示すように、幅方向の中央に分割壁34を設け、この分割壁34により上記開口32,32を左右に二分すると共に、プレフォームダイ2側のキャップトレッド用未加硫ゴムCTの流路22の入口も左右に二分している。したがって、分割壁34は、プレフォームダイ2の流路22に流入するキャップトレッド用未加硫ゴムCTを一時的に二つの流れに分離する作用を行う。
【0021】
さらに補助プレート3は、その背面側の中央部に、左右の開口31,31の間に挟まれるようにアンダートレッド用未加硫ゴムUTを受け入れる流入口33を開口させ、その流入口33を案内路36を介して前面側に開口する幅狭の吐出スリット37に連通させるようにしている。吐出スリット37は、プレフォームダイ2のキャップトレッド用未加硫ゴムCTの流路22入口と対面し、かつその長手方向が流路22の厚さ方向全体を横切るようになっている。
【0022】
吐出スリット37は、流入口33から受け入れたアンダートレッド用未加硫ゴムUTを薄肉のシート状に吐出するが、案内路36の流路端で幅狭に絞られているため、その吐出時の流速を増大するようになっている。このように吐出スリット37から吐出された薄肉のアンダートレッド用未加硫ゴムUTは、その両側面に、分割壁34で一時的に二分されたキャップトレッド用未加硫ゴムCT,CTが挟むように合流し、その挟んだ状態のままプレフォームダイ2の流路22の中を押出ダイ1側に向けて流動する。かつ、この流路22を流動する間に、薄肉のアンダートレッド用未加硫ゴムUTは両側のキャップトレッド用未加硫ゴムCT,CTに馴染みながら安定した複合状態になる。
【0023】
上述のように構成された本発明の成形装置は、不図示の非導電性キャップトレッド用未加硫ゴムCTの押出機、導電性アンダートレッド用未加硫ゴムUTの押出機及び導電性ウィングチップ用未加硫ゴムWTの押出機の各押出口の流路端に連結され、タイヤ用トレッドゴムの製造に供される。すなわち、各押出機は、キャップトレッド用未加硫ゴムCTとアンダートレッド用未加硫ゴムUTを補助プレート3の開口32と31に、またウィングチップ用未加硫ゴムWTをプレフォームダイ2の流路23の入口に供給するように連結される。
【0024】
各押出機を運転すると、ウィングチップ用未加硫ゴムWTは、そのままプレフォームダイ2の流路23に流入するが、キャップトレッド用未加硫ゴムCTとアンダートレッド用未加硫ゴムUTは、それぞれ補助プレート3の左右一対ずつの開口32,32と31,31を経てプレフォームダイ2の流路22と21とに流入する。
【0025】
また、アンダートレッド用未加硫ゴムUTの一部が流入口33に流入し、案内路36を経由して吐出スリット37から薄肉のシート状になって流路22内へ吐出される。このように薄肉シート状に吐出されたアンダートレッド用未加硫ゴムUTの両側面に、分割壁34で左右に二分されたキャップトレッド用未加硫ゴムCT,CTが挟むように合流し、その合流状態で暫くプレフォームダイ2の流路22を流動しながら複合状態を安定させて押出ダイ1に至る。
【0026】
上記三つの流路21,22,23を流動してきた未加硫ゴムは、先端の押出ダイ1で一体に合流し、図7に示すような断面形状のタイヤ用トレッドゴムTになって押し出される。押し出されたタイヤ用トレッドゴムTは、キャップトレッド用未加硫ゴムCTとアンダートレッド用未加硫ゴムUTとを上下に積層すると共に、その両翼にウィングチップ用未加硫ゴムWT,WTを積層し、さらに、キャップトレッド用未加硫ゴムCTの略中央部に、薄肉のアンダートレッド用未加硫ゴムUTをトレッド表面から下部のアンダートレッド用未加硫ゴムUTまで貫通させ、かつ長手方向(タイヤ周方向)に延長した構造になっている。この薄肉のアンダートレッド用未加硫ゴムUTは、タイヤに成形されたのちアース用ゴムとして機能する。
【0027】
このようにして得られる薄肉のアース用ゴムの幅としては、0.1〜2mmの範囲にするのことが好ましい。また、このような薄肉のアース用ゴムを成形するため、上述した吐出スリット37の幅としては、0.5〜10mmの範囲にすることが好ましい。
【0028】
上述したように本発明のタイヤ用トレッドゴム成形装置では、アンダートレッド用未加硫ゴムUTの一部をアース用ゴムとしてキャップトレッド用未加硫ゴムCTに割り込ませる操作を、押出ダイの直前で行うのではなく、その上流側のプレフォームダイの背部で行い、プレフォームダイを移動させる間に複合流を安定させた後にはじめて押出ダイから押し出すようにするので、安定な複合状態のタイヤ用トレッドゴムを得ることができる。
【0029】
また、単一の補助プレートに、アンダートレッド用未加硫ゴムUTとキャップトレッド用未加硫ゴムCTとの両流路入口に対応する開口と、キャップトレッド用未加硫ゴムCTの流路入口を二分する分割壁と、吐出スリットと、アンダートレッド用未加硫ゴムUTの流入口、該流入口から上記吐出スリットへ誘導する案内路等、アース用ゴムをキャップトレッド用未加硫ゴムCTへ割り込ませるのに必要な構成要素の全てを一つにまとめた状態にし、この補助プレートをプレフォームダイの背面に着脱自在にするだけにしたので、分解掃除などの際の分解や再組立を簡単に行なうことができ、これら成形用部品の保守管理作業を容易にすることができる。
【0030】
また、本発明のタイヤ用トレッドゴム成形装置は、既存の成形装置に1枚の補助プレートを追加するだけの構造であるため、その補助プレートとして、流入口、案内路、吐出スリット、分割壁などを設けずに、開口31、32だけを設けた同一サイズの補助プレートを用意し、この補助プレートと交換可能にすることにより、本発明のアース用ゴム挿入用のトレッドゴム成形装置を、従来のレギュラータイヤ用トレッドゴム成形装置としても利用することが可能になる。
【0031】
また、図示の例では、分割壁34と吐出スリット37を補助プレートの幅方向中央に配置したが、これを中央から側方へずれた位置に改造することより、トレッドセンターに主溝を有するタイヤ用トレッドゴムの成形装置としても使用することができる。
【0032】
【発明の効果】
上述したように本発明によれば、非導電性キャップトレッド用未加硫ゴムに導電性アンダートレッド用未加硫ゴムの一部をアース用ゴムとして挿入したタイヤ用トレッドゴムを成形する場合、既存の成形装置に簡単な改造を加えるだけで安定な成形を可能にすることができ、かつ成形用部品の保守管理を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイヤ用トレッドゴム成形装置を押出ダイ側(前面側)から見たときの分解斜視図である。
【図2】図1のタイヤ用トレッドゴム成形装置を反対側の背面側から見たときの分解斜視図である。
【図3】本発明の成形装置を構成する補助プレートの背面図である。
【図4】図3の補助プレートの前面図(正面図)である。
【図5】図4におけるX−X矢視図である。
【図6】本発明の成形装置を構成する押出ダイを示し、(A)は背面図、(B)は前面図(正面図)、(C)は(A)におけるY−Y矢視図である。
【図7】本発明の成形装置で成形されたタイヤ用トレッドゴムの横断面図である。
【符号の説明】
1 押出ダイ
2 プレフォームダイ
3 補助プレート
21(アンダートレッド用未加硫ゴムUTの)流路
22(キャップトレッド用未加硫ゴムCTの)流路
23(ウィングチップ用未加硫ゴムWTの)流路
31、32 開口
33 流入口
34 分割壁
36 案内路
37 吐出スリット
UT アンダートレッド用未加硫ゴム
CT キャップトレッド用未加硫ゴム
WT ウィングチップ用未加硫ゴム

Claims (5)

  1. プレフォームダイに導電性のアンダートレッド用未加硫ゴムUTの流路と非導電性のキャップトレッド用未加硫ゴムCTの流路と導電性の左右両側のウィングチップ用未加硫ゴムWTの流路とを並設し、該プレフォームダイの吐出側に設けた押出ダイから前記未加硫ゴムUT、CT、WTを一体のタイヤ用トレッドゴムとして押し出す成形装置において、
    前記プレフォームダイの前記押出ダイとは反対側の背面に、前記アンダートレッド用未加硫ゴムUTとキャップトレッド用未加硫ゴムCTとの両流路入口に跨がる補助プレートを着脱自在に配置し、該補助プレートに、前記各流路入口に対応する開口と、前記キャップトレッド用未加硫ゴムCTの流路入口を左右に分ける分割壁と、該分割壁の下流側に位置する吐出スリットと、前記アンダートレッド用未加硫ゴムUTの流入口と、該流入口から前記吐出スリットへ誘導する案内路とを形成したタイヤ用トレッドゴムの成形装置。
  2. 前記吐出スリットを、前記キャップトレッド用未加硫ゴムCTの流路入口を厚さ方向に横断するようにした請求項1に記載のタイヤ用トレッドゴムの成形装置。
  3. 前記吐出スリットの幅を吐出方向に絞られた形状にした請求項1又は2に記載のタイヤ用トレッドゴムの成形装置。
  4. 前記補助プレートを前記プレフォームダイと実質的に同一幅に形成した請求項1〜3のいずれかに記載のタイヤ用トレッドゴムの成形装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の成形装置を使用し、前記アンダートレッド用未加硫ゴムUTの一部を、前記キャップトレッド未加硫ゴムCTのタイヤ幅方向中間に薄肉のアース用ゴムとして厚さ方向に貫通するように挿入するタイヤ用トレッドゴムの製造方法。
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