JP4202119B2 - 基板処理システム、基板処理装置、および、基板処理システムの管理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数台の基板処理装置を有する基板処理システムにおいて基板処理装置を管理する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体ウェハなどの基板の処理を行う基板処理システムは、複数台の基板処理装置を備えて構成されており、各基板処理装置は、レジストの塗布や基板の洗浄、熱処理などを行う複数の基板処理ユニットを有している。各基板処理装置においては、各基板処理ユニットに基板を搬送する順序を示す搬送順序情報と、各基板処理ユニットにおける処理条件を示す処理条件情報とを規定する処理レシピが用いられる。搬送順序情報には、各基板処理ユニットを識別するために、各基板処理装置の各基板処理ユニットに対して人為的に付された固有のユニット番号が使用されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
ところで、このような基板処理システムにおいては、各基板処理装置間で処理レシピをコピーして利用するものがある。そして、基板処理システムの各基板処理装置間では、基板処理ユニットの台数や配列などの配置状況が異なる場合があるが、このような場合にも処理レシピをコピーすることのできる技術が提案されている(例えば、特許文献2)。
【0004】
このような技術に関する先行技術文献としては、以下のようなものがある。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−135395号公報
【特許文献2】
特開平11−135394号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したユニット番号は、各基板処理装置に固有のユニット番号であり、各基板処理装置間で基板処理ユニットの配置状況が異なれば、各基板処理装置間で同一のスペースに異なるユニット番号が付されることとなる。このような状況において、ユニット番号で基板処理装置を管理したのでは、ある基板処理ユニットで異常が発生したときには、各基板処理装置間で異なるユニット番号に基づいてメンテナンスをすべき場所を特定しなければならず、場所の特定に時間を要するとともに、間違いを生じるもととなる。
【0007】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、各基板処理装置間で基板処理ユニットの配置状況が異なる場合に、基板処理装置をユーザーに分かり易く管理することによって、取り扱いの容易な基板処理システム、基板処理装置、および基板処理システムの管理方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1の発明は、基板処理ユニットの設置可能スペースが複数箇所に設けられた基板処理装置を複数台有し、前記複数箇所の設置可能スペースの空間的レイアウトが前記複数台の基板処理装置間で同一である一方、前記複数箇所の設置可能スペースへの基板処理ユニットの実際の配置状況が前記複数台の基板処理装置間の少なくとも一部で異なる基板処理システムであって、前記複数箇所の設置可能スペース相互の識別情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記識別情報に基づいて、前記複数台の基板処理装置のうち少なくとも一台の基板処理装置を管理する管理手段とを備え、前記複数箇所の設置可能スペースに対する前記識別情報の割当てが、前記複数台の基板処理装置について共通のルールでなされていることを特徴とする。
【0009】
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の基板処理システムであって、前記管理手段が、前記記憶手段に記憶された前記識別情報に基づいて、前記複数台の基板処理装置のうち少なくとも一台の基板処理装置についてのメンテナンスに関する情報を管理することを特徴とする。
【0010】
また、請求項3の発明は、請求項1に記載の基板処理システムに利用可能な基板処理装置であって、自己の基板処理装置における複数箇所の設置可能スペースに実際に配置されている基板処理ユニットとは無関係に前記複数箇所の設置可能スペースに割り当てられて、前記複数箇所の設置可能スペースを相互に識別する第1の識別情報、を記憶する識別情報記憶手段と、前記識別情報記憶手段に記憶された前記第1の識別情報に基づいて、自己の基板処理装置を管理する自己装置管理手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
また、請求項4の発明は、請求項3に記載の基板処理装置であって、前記識別情報記憶手段が、前記第1の識別情報と、自己の基板処理装置において各基板処理ユニットがいずれの設置可能スペースに配置されているかとは無関係に割り当てられ、自己の基板処理装置内の複数の基板処理ユニットを相互に識別する第2の識別情報とを互いに対応させて記憶し、前記自己装置管理手段が、前記識別情報記憶手段に記憶された前記第1と第2の識別情報に基づいて、自己の基板処理装置を管理することを特徴とする基板処理装置。
【0012】
また、請求項5の発明は、基板処理ユニットの設置可能スペースが複数箇所に設けられた基板処理装置を複数台有し、前記複数箇所の設置可能スペースの空間的レイアウトが前記複数台の基板処理装置間で同一である一方、前記複数箇所の設置可能スペースへの基板処理ユニットの実際の配置状況が前記複数台の基板処理装置間の少なくとも一部で異なる基板処理システムの管理方法であって、前記複数台の基板処理装置について共通のルールで付された前記複数箇所の設置可能スペースの識別情報を記憶する第1のステップと、前記記憶手段に記憶された前記識別情報に基づいて、前記複数台の基板処理装置のうち少なくとも一台の基板処理装置を管理する第2のステップとを備えることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0014】
<1.基板処理システムの概要>
図1は、本発明の実施形態に係る基板処理システム1の構成を示す概念図である。図1に示すように、基板処理システム1は、ホストコンピュータ500と、複数台の基板処理装置100,200と、複数台の露光装置150,250とを備えて構成される。
【0015】
ホストコンピュータ500は、各基板処理装置100,200および各露光装置150,250とは別個に構成され、各基板処理装置100,200および各露光装置150,250と通信経路であるLAN(ローカルエリアネットワーク)600で接続されている。したがって、基板処理システム1では、ホストコンピュータ500、各基板処理装置100,200、および各露光装置150,250は、相互に各種データを送受信し合うことができる。
【0016】
図2は、基板処理システム1の機能構成を簡単に示すブロック図である。なお、以下では、基板処理装置100,200に着目して説明するため、図2には、露光装置150,250についての記載を省略している。
【0017】
ホストコンピュータ500は、コンピュータ本体である情報処理部510と、操作部520と、出力部である表示部530とを備えている。このホストコンピュータ500は、この基板処理システム1を統括制御するために設けられるものである。
【0018】
情報処理部510は、主にCPUなどで構成される制御部511と、各種プログラムやデータを記憶する記憶部512と、光ディスク91やメモリカード92などの記憶媒体を着装可能な着装部513とを備えて構成される。そして、制御部511は、記憶部512や記憶媒体91,92に記憶されるプログラムなどを読み込むことによって、基板処理システム1を統括制御するための機能を実現する。また、記憶部512は、基板処理装置100,200における基板処理の手順(以下、「処理レシピ」と称する)を示すデータも格納している。
【0019】
各基板処理装置100,200は、それぞれ、制御部CR1,CR2を備えており、ホストコンピュータ500の制御部511と制御部CR1,CR2との間でLAN600を介して各種データを送受信し合う。
【0020】
<2.基板処理装置の概要>
図3および図4は、それぞれ基板処理装置100および基板処理装置200の一例を示す斜視図である。なお、基板処理装置100および基板処理装置200はほぼ同様な構成をとるため、同様となる部分について同様な符合を付し、重複する説明は省略する。
【0021】
図3に示す基板処理装置100および図4に示す基板処理装置200について以下説明する。
【0022】
基板処理装置100,200は、半導体ウェハ(以下、「基板」と称する)Wに一連の処理(本実施例では、塗布処理、現像処理、加熱処理、冷却処理など)を行うための複数の基板処理ユニットを備えている。
【0023】
図3に示すように、基板処理装置100には、前面に第1基板処理ユニット領域G1、第1基板処理ユニット領域G1に対向する後方側に第2基板処理ユニット領域G2がそれぞれ設けられている。また、基板処理装置100の端部(図中左方奥側)には、基板Wを多数収納するカセット20からの基板Wの搬出およびカセット20への基板Wの搬入を行うユニットであるインデクサIDが設けられている。さらに、第1基板処理ユニット領域G1と第2基板処理ユニット領域G2とに挟まれたスペースに、第1基板処理ユニット領域G1に沿って伸びる搬送領域Cが設けられており、この搬送領域Cには基板Wを搬送するためのユニットである搬送ロボットTRが移動自在に配置されている。
【0024】
また、図4に示すように、基板処理装置200にも、図3に示す基板処理装置100と同様に、第1基板処理ユニット領域G1、第2基板処理ユニット領域G2、インデクサID、および搬送ロボットTRが設けられている。
【0025】
この基板処理装置100,200では、ともに第1基板処理ユニット領域G1および第2基板処理ユニット領域G2に基板Wを処理するための複数の基板処理ユニットを設置することができる。具体的には、第1基板処理ユニット領域G1には、スピンコータおよびスピンデベロッパといった基板処理ユニットを設置可能なスペースが設けられ、第2基板処理ユニット領域G2には、ホットプレート、クールプレート、および密着強化ユニットといった基板処理ユニットを設置可能なスペースが設けられている。なお、各基板処理ユニットを設置可能なスペースに各基板処理ユニットを設置するか否かはユーザによって任意に選択することができる。
【0026】
つまり、基板処理装置100,200には、それぞれ基板Wを処理するため基板処理ユニットを設置することができるスペース(以下、「設置可能スペース」と称する)が複数箇所に設けられており、基板処理装置100と基板処理装置200との間で、複数箇所の設置可能スペースの空間的レイアウトがともに同一となっている。言い換えれば、基板処理装置100,200は、複数箇所の設置可能スペースの空間的レイアウトがともに同一である同様のタイプの基板処理装置(以下、「同タイプの基板処理装置」と称する)となっている。
【0027】
したがって、基板処理装置100,200は、それぞれ基板Wを処理するための複数の基板処理ユニットを同様な所定のスペースに配置することができるように、骨組みなどの構造が同様なものとなっている。
【0028】
インデクサIDは、カセット20から基板Wを搬出・搬入する移載ロボット40を備えている。具体的には、この移載ロボット40は、カセット20から基板Wを取り出し、搬送ロボットTRに基板Wを受け渡したり、逆に一連の処理が施された基板Wを搬送ロボットTRから受け取り、カセット20に戻す作業を行う。
【0029】
搬送ロボットTRは、基板Wをそれぞれ支持するための2本のアームを有する把持部10(図中では1本のアームのみが見えている)を有する移動体11を備えている。そして、搬送ロボットTRは、第1基板処理ユニット領域G1および第2基板処理ユニット領域G2に設けられた各基板処理ユニット間において基板Wを搬送する。つまり、搬送ロボットTRによって、所定の順序で各基板処理ユニットに基板Wを搬送していくことによって、一連の処理が行われる。
【0030】
次に、第1および第2基板処理ユニット領域G1,G2について説明する。
【0031】
図3に示す基板処理装置100では、第1基板処理ユニット領域G1は、レジストの塗布処理などを行うスピンコータSCと、現像処理を行うスピンデベロッパSDとを備えている。図4に示す基板処理装置200では、第1基板処理ユニット領域G1は、スピンコータSCを備えているが、スピンデベロッパSDとは備えていない。つまり、基板処理装置200では、スピンデベロッパSDを設けていない空の設置可能スペース(以下、「空設置可能スペース」と称する)EMが存在する。したがって、基板処理装置100と基板処理装置200との間で、複数箇所の設置可能スペースへの基板処理ユニットの配列が異なっている。すなわち、複数箇所の設置可能スペースへの基板処理ユニットの実際の配置状況が一部異なっている。
【0032】
また、第2基板処理ユニット領域G2については、図3および図4に示す基板処理装置100,200は、ともに各種熱処理を行うホットプレートHP1〜HP4と、クールプレートCP1,CP2と、密着強化ユニットAH1,AH2とを備えている。
【0033】
なお、図3および図4には図示が省略されているが、インデクサIDの反対側(図面右方手前側)の端部には、基板Wを露光装置150,250との間で受け渡しするインターフェイスユニットが設けられている。本実施例の基板処理装置100,200と露光装置150,250との間の基板Wの受け渡しは、インターフェイスユニットに設けられた移動ロボット(図示省略)と搬送ロボットTRとが協働することによって実施される。
【0034】
図3および図4において各基板処理ユニットの符合の後にカッコで示されている番号U1〜U12および番号L1〜L12は、それぞれユニット番号(unit number)およびレイアウト番号(layout number)を示している。なお、ここでは、ユニット番号が1,2,3,・・・の場合は、U1,U2,U3,・・・と示し、レイアウト番号が1,2,3,・・・の場合は、L1,L2,L3,・・・と示している。これらの番号は、ホストコンピュータ500および各基板処理装置100,200の制御部CR1,CR2で各基板処理装置100,200を管理するために使用される番号である。これらの番号を用いた各基板処理装置100,200の管理については、後程詳述することとし、まず、ここで言うユニット番号とレイアウト番号がどのようなものであるのかについて説明する。
【0035】
ユニット番号は、一般的に、各基板処理装置ごとに決まったルールに従って付される基板処理ユニットを識別するための情報の一種である。つまり、ユニット番号は、基板処理装置内の複数の基板処理ユニットを相互に識別するための情報である。例えば、基板処理装置を正面から見た場合に、おおよそ左から順に、手前から順に、下から順に、小さな数字から大きな数字となるようにユニット番号が付される。
【0036】
図5(a)および図5(b)は、基板処理装置100および基板処理装置200におけるユニット番号(図中では「ユニットNo.」と示す)およびレイアウト番号(図中では「レイアウトNo.」と示す)の付され方について説明する図である。
【0037】
図5(a)に示すように、例えば、図3に示す基板処理装置100では、インデクサID、搬送ロボットTR、スピンコータSC、スピンデベロッパSD、クールプレートCP1、ホットプレートHP1、ホットプレートHP2、クールプレートCP2、ホットプレートHP3、ホットプレートHP4、密着強化ユニットAH1、密着強化ユニットAH2の順に、ユニット番号U1〜U12がそれぞれ付される。
【0038】
また、図5(b)に示すように、例えば、図4に示す基板処理装置200では、インデクサID、搬送ロボットTR、スピンコータSC、クールプレートCP1、ホットプレートHP1、ホットプレートHP2、クールプレートCP2、ホットプレートHP3、ホットプレートHP4、密着強化ユニットAH1、密着強化ユニットAH2の順に、ユニット番号U1〜U11がそれぞれ付される。
【0039】
そして、ここでは、図5に示すように、図3に示す基板処理装置100と図4示す基板処理装置200とを比較した場合、スピンデベロッパSDがない分だけその後の基板処理ユニットに付されるユニット番号が1つずつずれて、基板処理装置100と基板処理装置200との間では、同一のスペースに異なるユニット番号が付される。つまり、ユニット番号は、各基板処理装置に固有の番号であり、各基板処理装置間で基板処理ユニットの配置状況が異なれば、各基板処理装置間で同一のスペースに異なるユニット番号が付されることとなる。すなわち、基板処理装置100,200では、各基板処理ユニットが、いずれの設置可能スペースに配置されているかとは無関係に、ユニット番号が割当てられる。
【0040】
一方、レイアウト番号は本発明の特徴部分に関わるものであり、基板処理装置100,200における基板処理ユニットの設置可能スペースを相互に識別する情報(第1の識別情報)である。また、基板処理装置100,200では、それぞれ複数箇所の設置可能スペースに対して、共通のルールでレイアウト番号が割当てられている。
【0041】
一方、図5(a)に示すように、例えば、図3に示す基板処理装置100では、インデクサID、搬送ロボットTR、スピンコータSC、スピンデベロッパSD、クールプレートCP1、ホットプレートHP1、ホットプレートHP2、クールプレートCP2、ホットプレートHP3、ホットプレートHP4、密着強化ユニットAH1、密着強化ユニットAH2の順に、レイアウト番号L1〜L12がそれぞれ付される。
【0042】
また、図5(b)に示すように、図4に示す基板処理装置200では、インデクサID、搬送ロボットTR、スピンコータSC、空設置可能スペースEM、クールプレートCP1、ホットプレートHP1、ホットプレートHP2、クールプレートCP2、ホットプレートHP3、ホットプレートHP4、密着強化ユニットAH1、密着強化ユニットAH2の順に、レイアウト番号L1〜L12がそれぞれ付される。
【0043】
すなわち、これらにおいては、それぞれの基板処理ユニットがどのような基板処理ユニットであるかというユニットの種類に拘わらず、それらが実際に設置されている場所が装置内のいずれのスペースであるかによってレイアウト番号が付されているという、レイアウト内の位置を指標とした番号付与ルールが適用されている。言い換えれば、基板処理装置100,200では、レイアウト番号が、それぞれ複数箇所の設置可能スペースに実際に配置されている基板処理ユニットとは無関係に複数箇所の設置可能スペースに割当てられている。
【0044】
そして、ここでは、図5に示すように、図3に示す基板処理装置100と図4示す基板処理装置200とを比較した場合、スピンデベロッパSDが設けられていない設置可能スペース(空設置可能スペースEM)にもレイアウト番号(L4)が付されているため、同タイプの基板処理装置である基板処理装置100,200には、同一のスペースに同一のレイアウト番号が付される。つまり、レイアウト番号は、複数台の同タイプの基板処理装置100,200が存在する場合に、複数の設置可能スペースを共通のルールで識別するための情報として機能する。
【0045】
また、図3および図4に示すように、基板処理装置100,200のインデクサIDが設けられている設置可能スペースの前面側に操作部OP、表示部DP、およびスピーカSPが設けられている。操作部OPは、基板処理装置100,200における各種処理の設定などを入力する部位として機能する。表示部DPは、基板処理装置100,200における基板処理の流れを示す情報(以下、「処理レシピ」と称する)に関する各種情報を表示したり、各部の異状を示す警告や情報などメンテナンスに関する情報を表示する部位として機能する。スピーカSPは、異状の発生などを警告するための警告音や音声などを出力する部位として機能する。
【0046】
さらに、図3および図4に示すように、基板処理装置100および基板処理装置200のインデクサIDが設けられている設置可能スペースの下部には、それぞれ制御部CR1および制御部CR2が設けられている。
【0047】
<3.基板処理装置の機能構成>
図6および図7は、それぞれ基板処理装置100および基板処理装置200の内部構成を示すブロック図である。なお、図6および図7では、同様となる部分については、同様な符合を付して、重複する説明は省略する。また、各基板処理ユニットには、ユニット番号U1〜U12およびレイアウト番号L1〜L12を付している。
【0048】
図6に示すように、基板処理装置100は、主に、制御部CR1、記憶部130、表示部DP、スピーカSP,操作部OP、着装部160、および各基板処理ユニット(ID,TR,SC,SD,CP1,HP1,HP2,CP2,HP3,HP4,AH1,AH2)を備えて構成される。また、図7に示すように、基板処理装置200は、主に、制御部CR2、記憶部130、表示部DP、スピーカSP,操作部OP、着装部160、および各基板処理ユニット(ID,TR,SC,CP1,HP1,HP2,CP2,HP3,HP4,AH1,AH2)を備えて構成される。
【0049】
制御部CR1,CR2は、主にCPUから構成され、記憶部130や記憶媒体191,192内に格納されるプログラムなどが制御部CR1,CR2のCPUに読み込まれることによって、制御部CR1,CR2における各種制御など各種機能が実現される。そして、制御部CR1,CR2は、それぞれ基板処理装置100,200内の各部とデータ交信可能に接続されており、それぞれ基板処理装置100,200内の各部を統括制御する。
【0050】
記憶部130は、各種データやプログラムなどを記憶する記憶媒体であり、例えば、ハードディスクなど不揮発性の記憶媒体を備えて構成される。また、記憶部130は、基板処理装置100,200における処理レシピを示すデータも格納している。
【0051】
操作部OPは、基板処理装置100,200における各種処理の設定などを入力する部位であり、例えば、液晶のタッチパネルや各種ボタンなどを備えて構成される。
【0052】
表示部DPは、基板処理装置100,200における基板処理の流れを示す処理レシピに関する各種情報を表示したり、各部の異状を示す警告や情報などメンテナンスに関する情報を表示する部位であり、例えば、液晶ディスプレイなどを備えて構成される。
【0053】
スピーカSPは、基板処理装置100,200における異状の発生などをオペレータなどに警告するための警告音や音声を出力する部位であり、一般的に知られるスピーカなどを備えて構成される。
【0054】
着装部160は、光ディスク191やメモリカード192などの記憶媒体を着装可能な部位である。
【0055】
各基板処理ユニット(ID,TR,SC,SD,CP1,HP1,HP2,CP2,HP3,HP4,AH1,AH2)における基板処理については、上述したため、ここでは省略するが、制御部CR1,CR2の制御の下で、各基板処理ユニット(ID,TR,SC,SD,CP1,HP1,HP2,CP2,HP3,HP4,AH1,AH2)の動作が制御される。
【0056】
また、図示を省略しているが、各基板処理ユニット(ID,TR,SC,SD,CP1,HP1,HP2,CP2,HP3,HP4,AH1,AH2)には、各種モータなどの駆動部分や各種センサなどが備えられている。例えば、クールプレートCP1,CP2、ホットプレートHP1〜HP4、および密着強化ユニットAH1,AH2には温度計などのセンサが備えられている。また、スピンコータSCおよびスピンデベロッパSDにはモータの回転数を計測するセンサ、およびレジストや薬液の吐出量を計測するセンサなどが備えられている。さらに、インデクサIDには、例えば、移載ロボット40の駆動角度を検知するエンコーダが備えられるとともに、搬送ロボットTRにも搬送ロボットTRの駆動角度を検知するエンコーダなどが備えられている。
【0057】
上述した各基板処理ユニット(ID,TR,SC,SD,CP1,HP1,HP2,CP2,HP3,HP4,AH1,AH2)にそれぞれ備えられた各センサは、制御部CR1,CR2に各種計測値などを送信する。そして、制御部CR1,CR2では、どのセンサからの計測値などの入力が、どの基板処理ユニットからの入力であるのかについて、レイアウト番号を用いて管理している。
【0058】
記憶部130は、どのセンサがどの基板処理ユニットに設けられているのかについて、すなわち、各センサと各基板処理ユニットとを関連づけたデータベース(以下、「データベースDB1」と称する)を記憶している。そして、データベースDB1では、各基板処理ユニットは基板処理ユニットのカテゴリとレイアウト番号とを用いて表される。つまり、記憶部130が、基板処理装置100,200の複数の設置可能スペースを識別するために、第1の識別情報としてのレイアウト番号と、各センサとを関連付けたデータベースDB1を記憶している。
【0059】
なお、ここで、基板処理ユニットのカテゴリは、例えば、インデクサ、ホットプレート、クールプレート、スピンコータ、スピンデベロッパ、密着強化ユニットに対しては、それぞれ、ID、HP、CP、SC、SD、AHなどといったものとなる。
【0060】
また、制御部CR1,CR2は、各基板処理ユニットに設けられた各センサから各種計測値などが入力されると、データベースDB1に基づいて、どのカテゴリの基板処理ユニットおよびどのレイアウト番号が付された基板処理ユニットからの入力であるのかを認識することができる。
【0061】
また、制御部CR1,CR2では、例えば、各センサから入力された各種計測値がどのような値となれば、異状が発生しているのか、さらに、どのような値となれば、どのような種類の異状が発生しているのかを認識することもできる。なお、異状の発生および異状の種類の認識については、例えば、制御部CR1,CR2が記憶部130に記憶される各種プログラムやデータに基づいて動作することによって実現することができる。
【0062】
そして、制御部CR1,CR2は、基板処理ユニットの異状の発生および異状の種類を認識すると、表示部DPに警告画面を表示させるとともに、異状の発生をオペレータなどに知らせるために、スピーカSPから警告音や、異状の状況に合わせた音声などを出力させるように制御する。
【0063】
例えば、制御部CR1が、ホットプレートHP1の温度計から入力された温度に基づいて、ホットプレートHP1の温度が設定された温度範囲よりも高いと認識すると、レイアウト番号がL6およびカテゴリがHPの基板処理ユニットにおいて、過昇温の状態にあることを認識することができる。図8は、このときに表示部DPに表示される異状を知らせるための警告画面を例示する図である。図8に示すように、警告画面には、例えば、上から順に、レイアウト番号の表示LD、異状が発生したユニットのカテゴリの表示(図中では「ホットプレート(HP)」)UD、および異状の内容の表示(図中では「過昇温」)TDが示される。
【0064】
このように、制御部CR1,CR2では、記憶部130内のデータベースDB1に基づいて、それぞれ基板処理装置100,200を管理する。言い換えれば、制御部CR1,CR2が、記憶部130に記憶されるデータベースDB1に記憶される第1の識別情報としてのレイアウト番号に基づいて、それぞれ基板処理装置100,200の異状などのメンテナンスに関する情報を管理する手段として機能する。
【0065】
なお、従来では、上述したユニット番号で基板処理装置を管理している場合には、ある基板処理ユニットで異常が発生したときには、各基板処理装置間で異なるユニット番号に基づいてメンテナンスをすべき場所を特定するため、時間を要するとともに、場所の特定に間違いを生じるもととなっていた。
【0066】
仮に、本実施形態において、ユニット番号によって場所を特定する場合を想定すると、例えば、ホットプレートHP1で異状が発生した場合、基板処理装置100では、異状が発生した基板処理ユニットのユニット番号がU6となり、基板処理装置200では、異状が発生した基板処理ユニットのユニット番号がU5となる。したがって、各基板処理装置間において、同じ場所に異なるユニット番号に付されることによって、メンテナンスをすべき場所を特定する場合などにおいて、時間を要する結果となる。特に、基板処理装置に設けられる基板処理ユニットが非常に多い場合は、特に混乱を招くとともに、場所の特定に長時間を要するという問題が顕著となる。
【0067】
しかし、本実施形態では、レイアウト番号で基板処理装置100,200の異状などのメンテナンスに関する情報を管理している。そして、同タイプの基板処理装置100,200では、同一の設置可能スペースについては、同じレイアウト番号が付される。このため、例えば、ホットプレートHP1で異状が発生したとすると、基板処理装置100では、異状が発生した基板処理ユニットのレイアウト番号がL6となり、基板処理装置200でも、異状が発生した基板処理ユニットのレイアウト番号がL6となる。
【0068】
そして、例えば、異状に関する情報を示す警告画面が表示部DPに表示され、その警告画面でどのレイアウト番号の基板処理ユニットにおいて異状が発生したのかを示すことによって、オペレータは容易にどの場所で異状が発生したのかを把握することができる。つまり、メンテナンスを要する場所を容易に把握することができる。
【0069】
また、ユニット番号で基板処理ユニットを特定する方法では、同タイプの基板処理装置であっても、基板処理ユニットの配置状況が異なると、各基板処理装置間で、同一の場所であっても異なるユニット番号が付されることとなるため、基板処理ユニットの配置状況が変わる度に、基板処理装置ごとに設計図面などをつくり直す必要があり大変な労力が必要となる。また、設計図面を確実につくり直さなければ、配線・配管や組立時においても、どのユニット番号の基板処理ユニットがどのスペースに設置される基板処理ユニットであるのかを特定することが困難であったため、配線・配管の接続位置や組立位置を特定することが困難であった。
【0070】
このような事情に対して、レイアウト番号で基板処理ユニットを設置する設置可能スペースを特定することによって、同タイプの基板処理装置であれば、各基板処理装置間で、同一の場所に異なるレイアウト番号が付されることがないため、基板処理ユニットの配置状況が変わっても、設計図面を大幅に変更する必要性がなくなる。さらに、配線・配管や組立時においても、どの設置可能スペースにどの基板処理ユニットが設置されるのかをレイアウト番号で容易に特定することができるため、配線・配管の接続位置や組立位置を容易に特定することができる。
【0071】
また、レイアウト番号で基板処理ユニットを設置する設置可能スペースを特定することによって、配線・配管の接続位置をレイアウト番号を含む識別情報などで特定することができるため、配線ケーブルの接続端子や配管継手などに予め決まったレイアウト番号を付することができる。その結果、同タイプの基板処理装置に対しては、同じレイアウト番号を付した配線ケーブルや配管を使用することができるため、予め、大量の配線ケーブルや配管を製造しておいて、在庫を用意しておくこともできる。このように、予め配線ケーブルや配管の在庫を用意しておくことによって、受注時には既に配線ケーブルや配管が出来上がっているため、受注から基板処理装置を納入するまでの期限が短い場合にも容易に対応することが可能となる。
【0072】
<4.処理レシピについて>
図9および図10は、記憶部512および記憶部130に記憶される基板処理装置100,200に対する処理レシピを示すデータの構造を説明するための図である。そして、処理レシピは、図9に示すフローレシピデータ70と、図10に示す処理データライブラリ71〜75とを有している。
【0073】
図10に示す処理データライブラリ71〜75は、基板処理ユニットの各カテゴリ毎の処理条件を示すデータ(ユニット処理データ)を格納している。本実施形態では、基板処理装置100,200の5つのカテゴリSC,SD,HP,CP,AHに対応する5つの処理データライブラリ71〜75が準備されている。そして、以下では、各処理データライブラリ71〜75を、それぞれ「SCライブラリ71」、「SDライブラリ72」、「HPライブラリ73」、「CPライブラリ74」、および「AHライブラリ75」と呼ぶことにする。
【0074】
SCライブラリ71は、スピンコータSCのための99通りの処理条件(例えば、回転数、処理時間、レジスト吐出量など)を示すデータを有している。SDライブラリ72は、スピンデベロッパSDのための99通りの処理条件(例えば、回転数、処理時間、薬液吐出量など)を示すデータを有している。HPライブラリ73とCPライブラリ74とAHライブラリ75は、ホットプレートHP1〜HP4とクールプレートCP1,CP2と密着強化ユニットAH1,AH2のための99通りの処理条件(プレート温度、処理条件など)をそれぞれ示すデータを有している。
【0075】
図9に示すフローレシピデータ70は、フロー番号(図中では「フローNo.」と示す)と、基板処理ユニットを識別するための情報(以下、「処理ユニット情報」と称する)と、処理データ番号(図中では「処理データNo.」と示す)とを示すデータを有している。フローNo.は、基板処理装置100,200内の基板Wの搬送の順序を示している。また、処理ユニット情報は、基板Wの搬送先の基板処理ユニットのユニット番号と、その基板処理ユニットのカテゴリとを示す情報を含んでいる。
【0076】
処理データ番号は、処理データライブラリ71〜75の中の一つの処理データを示している。例えば、「SCL1」はSCライブラリ71の1番目の処理データを示しており、「HPL1」はHPライブラリ73の1番目の処理データを示している。なお、フローレシピデータ70には、99種類の異なる処理フローを規定したフローレシピデータを登録することができる。
【0077】
そして、図9の最上部のフローレシピデータに従って処理を行う場合には、インデクサID、ホットプレートHP、クールプレートCP、スピンコータSC、ホットプレートHP、クールプレートCP、インデクサIDの順に基板Wが搬送されて処理される。フロー番号が3(3番目の搬送先ユニット)におけるユニット番号はU5であり、これは第1のクールプレートCP1を意味している。また、フロー番号が4におけるユニット番号はU3であり、これはスピンコータSCを意味している。そして、ユニット番号は、基板処理装置100,200ごとの基板処理ユニットに関連付けられており、処理レシピを複数台の基板処理装置100,200の間でコピーする際に使用される。
【0078】
なお、フロー番号と処理ユニット情報は、基板Wを複数の基板処理ユニットに順次搬送していく順序を示す搬送順序情報に相当し、また、処理データ番号と処理データライブラリ71〜75は、各基板処理ユニットにおける処理条件を示す処理条件情報に相当する。
【0079】
そして、本実施形態では、制御部CR1,CR2の制御の下で、特許文献2に示されるような公知の方法によって、ユニット番号を用いて、複数台の基板処理装置100,200の間において、処理レシピのコピー(以下、「レシピコピー」と称する)が行われる。
【0080】
図11および図12は、レシピコピーの前後におけるフローレシピデータの表示について説明する図である。図11および図12では、基板処理装置100で使用される処理レシピを基板処理装置200にコピーする場合の一例について示している。ここでは、図11(a)および図12(a)が、基板処理装置100のフローレシピデータを示しており、図11(b)および図12(b)が、基板処理装置200のフローレシピデータを示している。また、図11ではユニット番号を用いて示した処理ユニット情報を例示しており、図12ではレイアウト番号を用いて示した処理ユニット情報を例示している。
【0081】
処理ユニット情報について、図11(a)に示すように、ユニット番号がU5以上で示されていたものが、コピー後は、図11(b)に示すように、ユニット番号が1つ小さく表示されることとなる。具体的には、図11(a)および図11(b)間では、フロー番号2,3,5,6において、ユニット番号に相違点が生じる。これは、図5にも示したように、基板処理装置100ではスピンデベロッパSDが設置されているが、基板処理装置200ではスピンデベロッパSDが設置されていないため、基板処理装置100,200間で、U4以上のユニット番号については、1つずつ番号がずれるためである。
【0082】
ここで、仮に、処理ユニット情報にユニット番号を用いた場合は、レシピコピーの際に、図11(a)に示すようなフローレシピデータが基板処理装置100の表示部DPに表示され、一方、図11(b)に示すようなフローレシピデータが基板処理装置200の表示部DPに表示されるとすると、基板処理装置100,200間で、処理ユニット情報のユニット番号が異なるため、オペレータは、フローレシピデータが変化したように感じ、混乱を招くこととなる。
【0083】
これに対して、本実施形態おいては、基板処理装置100,200の記憶部130に、それぞれ図5(a)および図5(b)に示すようなユニット番号(第2の識別情報)とレイアウト番号とを互いに対応させたデータベース(以下、「データベースDB2」と称する)を記憶している。そして、図12に示すように、制御部CR1,CR2の制御の下で、フローレシピデータを表示部DPに表示する際には、データベースDB2に基づいて、処理ユニット情報をユニット番号からレイアウト番号に変換して表示する。
【0084】
つまり、基板処理装置100,200間におけるレシピコピーは、特許文献2に示されたユニット番号を用いた公知の方法などによって行われる。しかし、基板処理装置100,200の表示部DPに表示する際には、フローレシピデータをレイアウト番号を用いて表示する。言い換えれば、基板処理装置100,200では、フローレシピデータを含む処理レシピをレイアウト番号に基づいて管理している。
【0085】
また、ここでは、基板処理装置100,200のそれぞれでは、制御部CR1,CR2が、レシピコピーなどの処理レシピに関するデータ管理をユニット番号に基づいて可能とする一方、フローレシピデータなどの処理レシピの表示部DPへの表示をレイアウト番号に基づいて行う。つまり、基板処理装置100,200のそれぞれにおいて、制御部CR1,CR2が記憶部130に記憶されたユニット番号とレイアウト番号とに基づいて、自己の基板処理装置を管理する手段としても機能する。
【0086】
よって、図12に示すように、同タイプの基板処理装置100,200間において、同一の設置可能スペースに設置された基板処理ユニットについては同一のレイアウト番号が付されるため、基板処理ユニットの数が異なるなど配置状況が異なっても、レシピコピー前後において、処理ユニット情報に含まれるレイアウト番号が変化することがない。その結果、オペレータが、フローレシピデータが変化したように感じて、混乱を招くようなこともなくなる。
【0087】
そして、基板処理装置100,200のそれぞれにおいて、レイアウト番号とユニット番号とに基づいて自己の基板処理装置を管理することによって、基板処理装置内のユニットの種類に対応させたレシピコピーなどの管理と、スペースに対応させたメンテナンスや処理レシピなどの管理の双方が可能となるため、基板処理装置の取り扱いが容易となる。
【0088】
以上のように、本実施形態に係る基板処理システム1では、基板処理ユニットを設置可能な複数箇所の設置可能スペースが設けられた複数台の基板処理装置100,200を有する。そして、複数台の基板処理装置100,200間で、複数箇所の設置可能スペースの空間的レイアウトが同一である一方、複数箇所の設置可能スペースへの基板処理ユニットの実際の配置状況が一部で異なる。さらに、複数箇所の設置可能スペースを相互に識別するために、複数台の基板処理装置100.200について共通のルールで複数箇所の設置可能スペースに対してレイアウト番号を割り当て、そのレイアウト番号に基づいて、基板処理装置100,200のメンテナンスや処理レシピに関する情報などの各種管理などを行う。このような構成とすることによって、基板処理装置100,200内のスペースに対応させて各種管理などを行うことが可能となるため、各基板処理装置100,200間で基板処理ユニットの配置状況が異なる場合にも、レイアウト番号に基づいて、メンテナンスに関する情報や処理レシピに関する情報などの表示が行われるなど、基板処理装置100,200がユーザーに分かり易く管理される。その結果、装置のメンテナンスなどを容易に行うことができ、取り扱いの容易な基板処理システム1を提供することができる。
【0089】
<5.変形例>
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
【0090】
◎例えば、上述した実施形態では、基板Wに対して直接処理を施す基板処理ユニットを設置する設置可能スペースに対してレイアウト番号を付したが、これに限られるものではなく、薬液を設置するキャビネット(以下、「薬液キャビネット」と称する)など、基板Wを直接処理するユニット以外のユニットなどが設置されるスペースにもレイアウト番号を付すことによって、レイアウト番号に基づいて、薬液キャビネットのメンテナンスに関する情報などを管理するようにしても良い。
【0091】
このような構成とすることによって、従来では、基板処理ユニット、すなわちユニット番号に関連付けられて管理されていた薬液キャビネットなどについても、基板処理装置100,200のスペースに対応させて、メンテナンスに関する情報などの管理を行うことができる。その結果、各基板処理装置100,200の間で基板処理ユニットの配置状況が異なる場合にも、メンテナンスが必要な薬液キャビネットの場所を分かり易く管理することができる。
【0092】
◎また、上述した実施形態では、基板処理装置100と基板処理装置200との間において、スピンデベロッパSDの有無によって、複数箇所の設置可能スペースへの基板処理ユニットの実際の配置状況が異なったが、これに限られるものではなく、例えば、ホットプレートHP1の有無によって、複数箇所の設置可能スペースへの基板処理ユニットの実際の配置状況が異なるようなものであっても良い。すなわち、複数箇所の設置可能スペースへの基板処理ユニットの実際の配置状況が複数台の基板処理装置間の少なくとも一部で異なっているものであれば良い。
【0093】
◎また、上述した実施形態では、基板処理装置100,200の制御部CR1,CR2が記憶部130に記憶されるデータベースDB1に基づいて、それぞれ基板処理装置100,200のメンテナンスに関する情報を管理したが、これに限られるものではなく、例えば、制御部CR1,CR2からLAN600を介して、各基板処理ユニットのセンサからの各種計測値などをホストコンピュータ500に送信し、記憶部512にデータベースDB1を備えるようにして、ホストコンピュータ500の制御部511が、制御部CR1,CR2と同様にして、基板処理装置100,200のメンテナンスに関する情報を管理するようにしても良い。そして、このとき、ホストコンピュータ500の表示部530にメンテナンスに関する情報を表示するようにしても良い。
【0094】
なお、ホストコンピュータ500は、制御部CR1,CR2の双方からLAN600を介して、各センサからの各種計測値などを得ることができるため、基板処理装置100,200のうちいずれか一方、または両方ともについて、レイアウト番号に基づいて、メンテナンスに関する情報を管理および表示するようにしても良い。
【0095】
したがって、複数台の基板処理装置100,200を1箇所で一括管理する場合などには、同タイプの基板処理装置であっても各基板処理装置間でユニットの配置状況が異なると、同一のスペースに異なる番号が付されるユニット番号でメンテナンスに関する情報を管理したのでは、メンテナンスをすべき場所などを特定する際に、特に混乱を招き易い。これに対して、同タイプの基板処理装置100,200であれば各基板処理装置間でユニットの配置状況が異なっても同一のスペースに同一の番号が付されるレイアウト番号でメンテナンスに関する情報を管理すれば、メンテナンスをすべき場所の特定が極めて容易となる。
【0096】
◎また、上述した実施形態では、基板処理装置100,200の制御部CR1,CR2が記憶部130に記憶されるデータベースDB2に基づいて、基板処理装置100,200の処理レシピに関する情報を管理したが、これに限られるものではなく、例えば、ホストコンピュータ500の記憶部512においてデータベースDB2を記憶し、ホストコンピュータ500の制御部511が、データベースDB2に基づいて、基板処理装置100,200の処理レシピのフローレシピデータを表示部530に表示するようにしても良い。このとき、ホストコンピュータ500の制御部511が、基板処理装置100,200のうちいずれか一方、または両方ともについて、データベースDB2、すなわち、レイアウト番号に基づいて、フローレシピデータを表示部530に表示するようにしても良い。
【0097】
したがって、複数台の基板処理装置を1箇所で一括管理する場合などには、同タイプの基板処理装置であっても各基板処理装置間でユニットの配置状況が異なると、同一のスペースに異なる番号が付されるユニット番号で処理レシピに関する情報を管理したのでは、処理レシピをコピーする際に、フローレシピデータが変化したとの混乱を招き易い。これに対して、同タイプの基板処理装置100,200であれば各基板処理装置間でユニットの配置状況が異なっても、同一のスペースに同一の番号が付されるレイアウト番号でフローレシピデータを管理および表示すれば、オペレータの混乱を誘発したりすることもない。
【0098】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1および請求項2の発明では、基板処理ユニットを設置可能な複数箇所のスペースが設けられた基板処理装置を複数台有し、当該複数台の基板処理装置間で、複数箇所のスペースの空間的レイアウトが同一である一方、複数箇所のスペースへの基板処理ユニットの実際の配置状況が少なくとも一部で異なる場合、複数箇所のスペースを相互に識別するために複数台の基板処理装置について共通のルールで複数箇所のスペースに対して割当てられる情報に基づいて、複数台の基板処理装置のうち少なくとも一台の基板処理装置を管理することによって、基板処理装置内のスペースに対応させて各種管理などを行うことが可能となるため、各基板処理装置間で基板処理ユニットの配置状況が異なる場合にも、基板処理装置をユーザーに分かり易く管理することにより、取り扱いの容易な基板処理システムを提供することができる。
【0099】
特に、請求項2の発明では、複数箇所のスペースを相互に識別するために、複数台の基板処理装置について共通のルールで複数箇所のスペースに対して割当てられる情報に基づいて、基板処理装置についてのメンテナンスに関する情報を管理することによって、基板処理装置のスペースに対応づけてメンテナンスに関する情報を管理することができるため、各基板処理装置間で基板処理ユニットの配置状況が異なる場合にも、装置のメンテナンスなどを容易に行うことができる。
【0100】
また、請求項3および請求項4の発明では、自己の基板処理装置における基板処理ユニットを設置可能な複数箇所のスペースに対して実際に配置される処理ユニットとは無関係に、複数箇所のスペースを相互に識別するために複数箇所のスペースに対して割り当てられる情報に基づいて、自己の基板処理装置を管理することによって、基板処理装置内のスペースに対応させて各種管理などを行うことが可能となるため、基板処理装置をユーザーに分かり易く管理することにより、基板処理装置の取り扱いを容易とすることができる。
【0101】
特に、請求項4の発明では、自己の基板処理装置における基板処理ユニットを設置可能な複数箇所のスペースに対して実際に配置される処理ユニットとは無関係に、複数箇所のスペースを相互に識別するために複数箇所のスペースに対して割り当てられる情報と、自己の基板処理装置における各基板処理ユニットがいずれのスペースに配置されているかとは無関係に、自己の基板処理装置内の複数の基板処理ユニットを相互に識別するために割り当てられる情報とに基づいて、自己の基板処理装置を管理することによって、基板処理装置内のユニットの種類に対応させた管理とスペースに対応させた管理の双方が可能となるため、取り扱いが容易な基板処理装置とすることができる。
【0102】
また、請求項5の発明では、請求項1と同様な効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る基板処理システムの構成を示す概念図である。
【図2】 基板処理システムの機能構成を示すブロック図である。
【図3】 基板処理装置の一例を示す斜視図である。
【図4】 基板処理装置の一例を示す斜視図である。
【図5】 ユニット番号およびレイアウト番号の付され方について説明する図である。
【図6】 基板処理装置の内部構成を示すブロック図である。
【図7】 基板処理装置の内部構成を示すブロック図である。
【図8】 異状を警告する警告画面を例示する図である。
【図9】 フローレシピデータとユニット処理データとを説明するための図である。
【図10】 フローレシピデータとユニット処理データとを説明するための図である。
【図11】 レシピコピー後におけるフローレシピの表示について説明する図である。
【図12】 レシピコピー後におけるフローレシピの表示について説明する図である。
【符号の説明】
1 基板処理システム
100,200 基板処理装置
130,512 記憶部(記憶手段,識別情報記憶手段)
511 制御部(管理手段)
530,DP 表示部
CR1,CR2 制御部(管理手段,自己装置管理手段)
L1〜L12 レイアウト番号(第1の識別情報)
U1〜U12 ユニット番号(第2の識別情報)
Claims (5)
- 基板処理ユニットの設置可能スペースが複数箇所に設けられた基板処理装置を複数台有し、前記複数箇所の設置可能スペースの空間的レイアウトが前記複数台の基板処理装置間で同一である一方、前記複数箇所の設置可能スペースへの基板処理ユニットの実際の配置状況が前記複数台の基板処理装置間の少なくとも一部で異なる基板処理システムであって、
前記複数箇所の設置可能スペース相互の識別情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記識別情報に基づいて、前記複数台の基板処理装置のうち少なくとも一台の基板処理装置を管理する管理手段と、
を備え、
前記複数箇所の設置可能スペースに対する前記識別情報の割当てが、前記複数台の基板処理装置について共通のルールでなされていることを特徴とする基板処理システム。 - 請求項1に記載の基板処理システムであって、
前記管理手段が、
前記記憶手段に記憶された前記識別情報に基づいて、前記複数台の基板処理装置のうち少なくとも一台の基板処理装置についてのメンテナンスに関する情報を管理することを特徴とする基板処理システム。 - 請求項1に記載の基板処理システムに利用可能な基板処理装置であって、
自己の基板処理装置における複数箇所の設置可能スペースに実際に配置されている基板処理ユニットとは無関係に前記複数箇所の設置可能スペースに割り当てられて、前記複数箇所の設置可能スペースを相互に識別する第1の識別情報、を記憶する識別情報記憶手段と、
前記識別情報記憶手段に記憶された前記第1の識別情報に基づいて、自己の基板処理装置を管理する自己装置管理手段と、
を備えることを特徴とする基板処理装置。 - 請求項3に記載の基板処理装置であって、
前記識別情報記憶手段が、
前記第1の識別情報と、
自己の基板処理装置において各基板処理ユニットがいずれの設置可能スペースに配置されているかとは無関係に割り当てられ、自己の基板処理装置内の複数の基板処理ユニットを相互に識別する第2の識別情報と、
を互いに対応させて記憶し、
前記自己装置管理手段が、
前記識別情報記憶手段に記憶された前記第1と第2の識別情報に基づいて、自己の基板処理装置を管理することを特徴とする基板処理装置。 - 基板処理ユニットの設置可能スペースが複数箇所に設けられた基板処理装置を複数台有し、前記複数箇所の設置可能スペースの空間的レイアウトが前記複数台の基板処理装置間で同一である一方、前記複数箇所の設置可能スペースへの基板処理ユニットの実際の配置状況が前記複数台の基板処理装置間の少なくとも一部で異なる基板処理システムの管理方法であって、
前記複数台の基板処理装置について共通のルールで付された前記複数箇所の設置可能スペースの識別情報を記憶する第1のステップと、
前記記憶手段に記憶された前記識別情報に基づいて、前記複数台の基板処理装置のうち少なくとも一台の基板処理装置を管理する第2のステップと、
を備えることを特徴とする基板処理システムの管理方法。
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