JP4194748B2 - 演算制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、演算制御装置に関し、特に、アンチロックブレーキ制御における故障検出の信頼性を向上させた演算制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の走行時の安定性を確保するために、アンチロックブレーキ制御が使用されているが、制御装置の誤動作は人命にかかわるので格別の信頼性が要求される。その一方で、ノイズなどの突発的な要因により誤動作が生じた場合には速やかに正常な制御状態に復帰させることが望ましい。
【0003】
図7は、このような要求を満たすために確立された従来のアンチロックブレーキ制御用の演算制御装置のブロック図である。
【0004】
演算制御装置70は、アンチロックブレーキ制御を実行する制御ユニット71と、制御ユニット71の動作状態を監視する監視ユニット72とを有している。
【0005】
制御ユニット71は、主制御手段73と、診断パルス発生手段74と、リセット信号入力手段75とを備えている。主制御手段73は、車輪速など複数の車輪速センサ信号SWを入力し、予め設定された制御プログラムに基づいてブレーキ液圧の制御量を演算し、ブレーキ制御信号CTLを出力する。診断パルス発生手段74は、単位制御動作の完了毎に主制御手段73から送信される診断パルス指示信号IDPを受けて所定の範囲の周期T1を有する診断パルスDCPを出力する。リセット信号入力手段75は、パルス状のリセット信号RST1を入力し波形整形して内部リセット信号RST2を診断パルス発生手段74および主制御手段73へ出力する。
【0006】
監視ユニット72は、計時手段76と、リセット信号出力手段77と警告発生手段78とを備えている。計時手段76は、診断パルスDCPの周期T1をクロックを計数して計測し、制御ユニット71の動作状態を診断する。所定のオーバーフロー判定時間T2内に診断パルスDCPを入力しなかったときには計時手段76のカウント値がオーバーフローし、警告指示信号IWおよびリセット指示信号RST0がアクティブレベルとなる。警告発生手段78は、警告指示信号IWを入力すると異常警告信号WRNを外部へ出力する。リセット信号出力手段77は、リセット指示信号RST0を入力するとパルス状のリセット信号RST1を制御ユニット71へ出力する。
【0007】
図8は、制御ユニット71および監視ユニット72の動作タイミング図である。図8(a)は、正常動作の後に異常動作が連続して発生した場合の動作タイミング図である。正常動作状態では、制御プログラムが主制御手段73の単位制御の実行完了毎に診断パルス発行指示ルーチンを実行するようにプログラムされているので、診断パルス発生手段74からは周期T1の診断パルスDCPが出力される。計時手段76のオーバーフロー判定時間T2(例えば100ms)は、診断パルスDCPの周期T1(例えば10ms)よりも十分大きく設定してあり、計時手段76は計測許容時間T2以内に診断パルスDCPのエッジ(例えば図8のように立ち下がり側のエッジ)を検出すると制御動作の実行が正常であると判断する。
【0008】
これに対して、何かの要因で主制御部の制御プログラムの実行に異常が生じて暴走すると、制御プログラム中の診断パルス発行指示ルーチンを通らなくなるため、診断パルス発生手段74は診断パルスDCPを発生しなくなる。計時手段76ではオーバーフロー判定時間T2内に診断パルスDCPのエッジを検出できないので、計時手段76は、制御ユニット71が異常状態にあると判断して警告指示信号IWをアクティブレベルとして出力し、警告発生手段78が異常警告信号WRNを出力する。同時に、計時手段76は、リセット信号出力手段77にパルス状のリセット信号RST1を発生させ、リセット信号入力手段75を介して診断パルス発生手段74および主制御手段73を再起動する。
【0009】
制御プログラム実行の暴走要因が外部からの一過性のノイズなどに起因するものであるときには、主制御手段73を再起動することにより正常状態に復帰するので、診断パルスDCPはT1の周期で計時手段76へ送られ、以後は正常状態と判断される。
【0010】
制御プログラム実行の暴走要因が、車輪速センサ信号SWの継続的な異常、主制御手段73の故障、診断パルス発生手段74の故障などに起因するときには、図8(a)の動作タイミング図に示すようにリセット信号RST1によっても正常動作に復帰せず、異常警告信号WRNが連続して出力される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
このように、図7の従来の演算制御装置70では、継続的に発生する異常に対しては、異常警告信号を連続して発生させることによりアンチロックブレーキ制御を停止する等の対応策をとることができ、ノイズ等による一過性の異常に対しては、一旦リセットして再起動させることにより正常状態に復帰させてアンチロックブレーキ制御を再開させることができる。
【0012】
しかしながら、例えば、制御ユニット71の主制御手段73が故障し、制御プログラム中の特定の処理ルーチンを実行したときにのみ暴走するような場合には、異常状態が不規則且つ断続的もしくは散発的に発生することになる。
【0013】
図8(b)は、制御ユニットの異常状態が断続的に発生する例の動作タイミング図である。計時手段74が異常状態と判断し、パルス状のリセット信号RST1を発生して主制御手段73を再起動するたびに正常状態に復帰するが、再度異常状態となることが繰り返される。このような場合には、制御ユニット71が故障しているにもかかわらず異常警告信号WRNが連続的に発生されないため、アンチロックブレーキ制御が停止されることはなく、故障を内在した危険な状態のまま走行することになる。
【0014】
また、監視ユニット72の例えば計時手段76が故障している場合には、制御ユニットの異常を検出できなくなるが、従来の演算処理装置70では、監視ユニットが正常に動作するか否かを検査する手段がなかった。
【0015】
本発明の目的は、監視ユニットが正常であるか、すなわち制御ユニットの異常状態の検出が可能かを検査できる機能と、制御ユニットが不規則な間隔で異常状態になるような故障に対しても故障と判断して故障警告信号を発生する機能とを併せ備える演算制御装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の演算制御装置は、診断パルスを入力して周期時間を計時し該周期時間が所定のオーバーフロー判定時間よりも大きいと判断した場合に所定の状態値をとるオーバーフロービットを生成して所定時間の経過後に出力するとともに、オーバーフロービットが前記所定の状態値であるときには前記所定時間遅れの間にパルス状のリセット信号をアクティブレベルとして出力する監視ユニットと、制御動作時には単位制御の実行毎に前記診断パルスを発生し、前記リセット信号のアクティブレベルを入力したときには再起動されるとともに再起動を含む起動後にオーバーフロービットを入力して記憶し、記憶されたオーバーフロービットが前記所定の状態値ではないときには最初の起動であると判断し前記オーバーフロー判定時間よりも大きい監視ユニット検査時間のあいだ前記診断パルスの前記監視ユニットへの出力を停止し、前記監視ユニット検査時間内にリセット信号を入力しなかった場合に故障警告信号を発生し、前記記憶されたオーバーフロービットが前記所定の状態値であるときには再起動と判断し、不揮発性メモリに記憶されたオーバーフロー発生回数に1を加算して更新されたオーバーフロー発生回数が所定の許容回数を超えた場合にも前記故障警告信号を出力する制御ユニットと、を有している。
【0017】
また、本発明の演算制御装置は、診断パルスを入力して周期時間を計時し該周期時間が所定のオーバーフロー判定時間よりも大きいと判断した場合にオーバーフローとしてオーバーフロービットを所定の状態値とする計時手段と、前記計時手段から受けたオーバーフロービットを一時記憶して所定時間の経過後にオーバーフロービット信号を一時記憶したオーバーフロービットの状態値に対応した信号レベルとして出力するとともに前記一時記憶したオーバーフロービットが前記所定の状態値である場合には異常警告指示信号を出力し前記所定時間遅れの間にリセット指示信号をアクティブレベルとして出力し、オーバーフロービットクリア信号のアクティブレベルを入力したときに前記一時記憶したオーバーフロービットをクリアするオーバーフロービット転送手段と、前記異常警告指示信号のアクティブレベルを受けて異常警告信号を外部へ出力する異常警告手段と、前記リセット指示信号に基づきパルス状のリセット信号を出力するリセット信号出力手段とを備えた監視ユニットと、アンチロックブレーキ装置の車輪速センサからの信号をもとに車輪の制御量を演算し制御信号を外部へ出力するとともに単位制御動作が正常に実行される毎に診断パルスの出力を指示する主制御手段と、前記監視ユニットからオーバーフロービット信号を入力しオーバーフロービットの状態値を記憶して前記監視ユニットに前記オーバーフロービットクリア信号を出力したのちに記憶されたオーバーフロービットがオーバーフローに対応する所定の状態値ではないときには最初の起動であると判断して監視ユニット検査指示信号を出力し前記記憶されたオーバーフロービットが前記所定の状態値であるときには再起動と判断して不揮発性メモリに記憶したオーバーフロー発生回数を1だけ増加し更新されたオーバーフロー発生回数が所定の許容回数を超えたときに第1の故障警告指示信号を出力する故障判定手段と、前記主制御手段からの診断パルス出力指示を受けて前記監視ユニットへ診断パルスを出力し、前記監視ユニット検査指示信号のアクティブレベルを入力したときに前記オーバーフロー判定時間よりも大きい監視ユニット検査時間のあいだ診断パルスの発生を停止し前記監視ユニット検査時間内に内部リセット信号を入力しなかった場合に第2の故障警告指示信号を発生する診断パルス発生手段と、前記第1の故障警告指示信号および前記第2の故障警告指示信号のいずれかがアクティブレベルとなったとき以後には外部へ継続的に故障警告信号を出力する故障警告手段と、前記リセット信号を入力して少なくとも前記主制御手段、前記診断パルス発生手段および前記故障判定手段に前記内部リセット信号を供給するリセット信号入力手段とを備えた制御ユニットと、を有して構成しても良い。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、本発明について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の演算制御装置の一実施の形態のブロック図である。演算制御装置1は、制御ユニット2と、監視ユニット3とで構成される。
【0019】
制御ユニット2は、主制御手段10と、診断パルス発生手段11と、故障判定手段12と、故障警告手段13と、リセット信号入力手段14とを備えている。主制御手段10は、図7の従来例における主制御手段73と実質的に同一機能であり、リセット信号入力手段14は、従来例のリセット手段75と実質的に同一機能である。診断パルス発生手段11は、従来例における診断パルス発生手段74の診断パルスの発生機能に加えて、演算制御装置1の最初の起動(以下、始動と称する)のときに、故障判定手段12からの指示により監視ユニットの検査のために監視ユニット検査時間T3のあいだ診断パルスの発生を停止する機能を有する。故障判定手段12および故障警告手段13は、新規に付加されている。
【0020】
監視ユニット3は、計時手段15と、オーバーフロービット転送手段16と、異常警告手段17と、リセット信号出力手段18とを備えている。計時手段15は、従来例の計時手段76と実質的に同一機能であり、リセット信号出力手段18は、従来例のリセット信号出力手段76と実質的に同一機能であり、異常警告手段17は、従来例の警告手段78と実質的に同一機能である。オーバーフロービット転送手段16が、新規に付加されている。
【0021】
制御ユニット2は、アンチロックブレーキ装置の制御信号を出力し、演算制御装置1の始動時には監視ユニット3が正常に動作するか否かを検査し、正常動作しないことが検出されたときには故障警告する。監視ユニット3の正常動作が確認されたときには、制御ユニット2は、単位制御動作が正常に実行される毎に診断パルスDCPを出力し、監視ユニット3は、診断パルスDCPを入力することにより制御ユニット2の動作状態を監視し、単位制御動作の異常発生の有無をオーバーフロービットの状態値として制御ユニット2へ通知する。制御ユニット2は、監視ユニット3から通知されたオーバーフロービットの状態値が異常に対応した状態値であった回数を計数し、所定の許容回数Nをこえたときに制御ユニット2自身が故障状態にあると判断して故障警告する。
【0022】
次に、各手段の機能について詳細に述べる。主制御手段10は、アンチロックブレーキ装置の車輪速センサ信号SWを入力し、予め設定された制御プログラムに基づいてブレーキ液圧の制御量を演算し、ブレーキ制御信号CTLを出力するとともに、この単位制御動作が正常に実行される毎に診断パルスDCPの発信を診断パルス発生手段11に指示する診断パルス指示信号IDPを出力する機能を備えている。
【0023】
診断パルス発生手段11は、主制御手段10からの診断パルス指示信号IDPを受けて監視ユニット3へ周期がT1の診断パルスDCPを送信する機能を備えている。また、診断パルス発生手段11は、監視ユニット検査指示信号TWUのアクティブレベルを入力したときには、所定のオーバーフロー判定時間T2よりも大きい監視ユニット検査時間T3のあいだ診断パルスDCPの発生を停止し、この監視ユニット検査時間T3内に内部リセット信号RST2を入力しなかった場合には第2の故障警告指示信号IT2を発生する機能をも備えている。
【0024】
故障判定手段12は、監視ユニット3からオーバーフロービット信号OFBを受けオーバーフロービットの状態値を検出し第1の記憶回路に記憶したのち監視ユニット3にオーバーフロービットクリア信号OFCを送信する機能を備えている。また、故障判定手段12は、第1の記憶回路に記憶されたオーバーフロービットが計時手段15におけるオーバーフローに対応する所定の状態値(例えば“1”とする)ではないときには、演算制御装置1の始動時であると判断し、監視ユニット3が正常に動作するか否かを検査するために監視ユニット検査指示信号TWUを出力する。また、故障判定手段12は、第1の記憶回路に記憶されたオーバーフロービットが所定の状態値“1”であるときには再起動と判断して内蔵する不揮発性メモリに記憶したオーバーフロー発生回数を1だけ増加して更新し、更新されたオーバーフロー発生回数が所定の許容回数を超えたときに第1の故障警告指示信号IT1を出力する機能をも備えている。
【0025】
故障警告手段13は、第1の故障警告指示信号IT1および前記第2の故障警告指示信号IT2のいずれかがアクティブレベルとなったとき以後には外部へ継続的に故障警告信号TRBLを出力する機能を備えている。
【0026】
リセット信号入力手段14は、監視ユニット3からのパルス状のリセット信号RST1を入力して波形整形し、少なくとも前記主制御手段10、前記診断パルス発生手段11および前記故障判定手段12にパルス状の内部リセット信号RST2を供給する機能を備えている。
【0027】
計時手段15は、診断パルスDCPを入力して周期時間を計時し、周期時間が単位制御が正常に実行されたときの診断パルスDCPの周期T1より大きく設定されたオーバーフロー判定時間T2よりもさらに大きいと判断した場合にオーバーフローとして状態値信号OFをオーバーフロービットを所定の状態値“1”に対応させて出力する機能を備えている。
【0028】
オーバーフロービット転送手段16は、計時手段15からオーバーフロービットの状態値信号OFを入力し、第2の記憶回路に一時記憶して所定時間Tdの経過後にオーバーフロービット信号OFBをオーバーフロービットの状態値に対応した信号レベルとして出力するとともに、オーバーフロービットが所定の状態値“1”である場合には、異常警告指示信号IWを出力し、また、所定時間Tdの間にリセット指示信号RST0をアクティブレベルとして出力する機能を備えている。また、オーバーフロービットクリア信号OFCのアクティブレベルを入力したときには、オーバーフロービット転送手段16では、第2の記憶回路に一時記憶したオーバーフロービットがクリアされる。
【0029】
異常警告手段17は、前記異常警告指示信号のアクティブレベルを受けて異常警告信号WRNを外部へ出力する機能を備えている。
【0030】
リセット信号出力手段18は、リセット指示信号RST0に基づき制御ユニット2へパルス状のリセット信号RST1を送信する機能を備えている。
【0031】
図2(a)は、故障判断手段12の詳細なブロック図であり、図2(b)は、故障判断手段12内の故障検出部22についてのさらに詳細なブロック図である。
【0032】
図2(a)では、故障判定手段12は、オーバーフロービット判断部21と、故障検出部22と、オーバーフロービットクリア信号発生部23とを有している。オーバーフロービット判断部21は、オーバーフロービット信号OFBを入力してオーバーフロービットの状態値を内蔵の第1の記憶回路に記憶するとともに、オーバーフロービットがオーバーフローを示す所定の状態値“1”であるか否かを判断し、所定の状態値“1”であるときにはオーバーフロー判断信号OF1をアクティブレベルとして出力する。故障検出部22は、オーバーフロー判断信号OF1がアクティブレベルになったときに内蔵の不揮発性メモリに記憶したオーバーフロー発生回数COFを読み出し、オーバーフロー発生回数COFに1を加えて更新し、更新されたオーバーフロー発生回数を不揮発性メモリに書き込むとともに、オーバーフロー発生回数COFが所定の許容回数Nを超えたときに第1の故障警告指示信号IT1を出力する。オーバーフロービットクリア信号発生部23は、オーバーフロービット判断部21でのオーバーフロービットの記憶完了の通知を受けてオーバーフロービットクリア信号OFCをアクティブレベルとしてオーバーフロービット転送手段16へ出力する。
【0033】
故障検出部22についてのさらに詳細なブロック図である図2(b)では、故障検出部22は、不揮発性メモリ31と、許容回数格納レジスタ32と、カウントアップ回路33と、比較回路34とを有している。不揮発性メモリ31は、オーバーフロー発生回数COFおよび許容回数Nを記憶する。許容回数格納レジスタ32は、オーバーフロー判断信号OF1がアクティブレベルに変化すると不揮発性メモリ31に記憶された許容回数Nを読み出してセットする。カウントアップ回路33は、オーバーフロー判断信号OF1がアクティブレベルに変化すると不揮発性メモリ31に記憶されたオーバーフロー発生回数COFを読み出してカウンタにセットし、カウント値を1だけ増加させてカウント数を更新した後に、不揮発性メモリ31に更新されたオーバーフロー発生回数COFとして書き込む。不揮発性メモリ31に記憶することで、オーバーフローの発生により故障判定手段12がリセットされた後にもリセット前のオーバーフロー発生回数COFを再現できる。比較回路34は、カウントアップ回路33のカウンタの更新されたカウント値すなわち更新されたオーバーフロー発生回数COFと許容回数格納レジスタ32の許容回数Nとを比較してオーバーフロー発生回数COFが許容回数Nよりも大であるときには第1の故障警告指示信号IT1を出力する。
【0034】
図3は、オーバーフロービット転送手段16の詳細なブロック図である。オーバーフロービット転送手段16は、オーバーフロービット記憶部41と、オーバーフロービット送出部42と、オーバーフロービットクリア部43とを有している。オーバーフロービット記憶部41は、計時手段15から状態値信号OFを受けてオーバーフロービットの状態値を一時記憶するとともにオーバーフロービットがオーバーフローを示す所定の状態値である場合にはリセット指示信号RST0をアクティブレベルとして出力するとともにオーバーフロービット送出部42へオーバーフロービットの状態値を通知する。オーバーフロービット送出部42は、オーバーフロー記憶部41からのオーバーフロービットの状態値の通知を受け、所定時間Tdの経過後にオーバーフロービット信号OFBをオーバーフロービットの状態値に対応した信号レベルとして出力する。オーバーフロービットクリア部43は、制御ユニット2から入力するオーバーフロービットクリア信号OFCがアクティブレベルとなったときに、オーバーフロービット記憶部41に記憶されたオーバーフロービットをクリアする。
【0035】
次に、演算制御装置1の動作について、図4の制御ユニット2の動作フロー図と図1のブロック図とを参照して詳細に説明する。
【0036】
先ず、演算制御装置1の始動時には、制御ユニット2および監視ユニット3のリセットが行われる。この始動時のリセットに伴い、オーバーフロービット転送手段16内のオーバーフロービット記憶部41はオーバーフローが発生していない状態に対応する状態値“0”に設定される。この後に故障判定手段12内の不揮発性メモリ31にオーバーフロー発生回数COFとして0が書き込まれる。
【0037】
次に、図4の動作フローに入り、ステップ51で、制御ユニット2は、オーバーフロービット信号OFBにより監視ユニット3から転送されたオーバーフロービットの状態値を故障判定手段12に記憶する。始動時には、オーバーフロービットの状態値として状態値“0”が故障判定手段に記憶される。
【0038】
次に、ステップ52で、制御ユニット2は、故障判定手段12からオーバーフロービットクリア信号OFCを監視ユニット3へ送信する。監視ユニット3では、オーバーフロービット転送手段16内に記憶されたオーバーフロ−ビットの状態値がクリアされる。始動時にはオーバーフロービット転送手段16に記憶されたオーバーフロ−ビットの状態値は“0”であったのでクリア後も“0”のままとなる。
【0039】
次に、ステップ53で、制御ユニット2では、故障判定手段12に記憶されたオーバーフロービットの状態値が“1”であるか否かを判断する。始動時にはオーバーフロ−ビットの状態値は“0”であるので、制御ユニット2は、始動時であると認識してステップ54へ進む。
【0040】
ステップ54で、制御ユニット2では、故障判定手段12から診断パルス発生手段11へ監視ユニット検査指示信号TWUを出力し、診断パルス発生手段11の診断パルスDCPの発生をオーバーフロー判定時間T2よりも大きい監視ユニット検査時間T3のあいだ停止する。監視ユニット3が正常であれば、計時手段15がオーバーフロー時間T2内に診断パルスDCPを入力しなかったときにはオーバーフローが発生したと判断し、オーバーフロービット転送手段16はオーバーフロービットの状態値を“1”として記憶するとともにリセット信号出力手段18へリセット指示信号RST0をアクティブレベルとして出力し、リセット信号出力手段18がパルス状のリセット信号RST1を出力する。監視ユニット3の計時手段15、オーバーフロービット転送手段16またはリセット信号出力手段18が故障していれば、リセット信号RST1は出力されない。
【0041】
次に、ステップ55で、制御ユニット2は、監視ユニット検査時間T3内にリセット信号RST1を入力したか否かを判断する。監視ユニット3が故障しているときには、制御ユニット2は、監視ユニット検査時間T3内にリセット信号RST1を入力できず、診断パルス発生手段11は、監視ユニット検査時間T3内に内部リセット信号RST2によりリセットされないので、第2の故障警告指示信号IT2をアクティブレベルとして出力する。
【0042】
監視ユニット検査時間T3内にリセット信号RST1を入力できなかったときにはステップ56に進み、制御ユニット2の故障警告手段13は、第2の故障警告指示信号IT2のアクティブレベルを受けて故障警報信号TRBLをアクティブレベルであるハイレベルとして出力する。
【0043】
図5(a)は、監視ユニット3に故障がある場合の動作タイミング図である。演算制御装置1の始動時には、図4のステップ54において制御ユニット2は診断パルスDCPの送信を監視ユニット検査時間T3のあいだ停止する。計時手段15は、演算制御装置1全体に供給されるクロックを計数して時間を測定するが、監視ユニット3が故障しているためにオーバーフロー判定時間T2を超えても監視ユニット3はリセット信号RST1を出力しないので、制御ユニット2は、監視ユニット検査時間T3の経過後に故障警告信号TRBLを出力する。このあいだにオーバーフロービット信号OFBが状態値“1”に対応するハイレベルとなることはないので、故障判定手段12内の不揮発性メモリ31に記憶されたオーバーフロー発生回数COFは0のままである。
【0044】
これに対して、監視ユニット3が正常である場合には、オーバーフロー判定時間T2内に診断パルスDCPを入力しなかったためオーバーフローが発生したと判断し、オーバーフローリセット信号出力手段18からパルス状のリセット信号RST1を出力する。ステップ55で、制御ユニット2のリセット信号入力手段14がリセット信号RST1を入力し、内部リセット信号RST2を出力して監視ユニット検査時間T3内に診断パルス発生手段11をリセットし、ステップ51に戻る。但し、始動時であるため、この時点ではオーバーフロービットの状態値は“0”であり、オーバーフロー発生回数COFは0である。監視ユニット3は、前述のようにリセット信号RST1を出力するとともに、計時手段15から送られたオーバーフロービットの状態値“1”をオーバーフロー転送手段16内の第2のオーバーフロービット記憶部41に一時記憶し、所定時間Tdの経過後にオーバーフロービット信号OFBをオーバーフロービットの状態値“1”として出力する。このとき、オーバーフロービットの状態値が“1”であるので、監視ユニット3は、異常警告指示信号IWを出力する。
【0045】
次に、ステップ51では、制御ユニット2は、再びオーバーフロービット信号OFBにより監視ユニット3から転送されたオーバーフロービットの状態値を故障判定手段12に記憶するが、今回は、オーバーフロービットの状態値“1”が故障判定手段12に記憶される。
【0046】
次に、ステップ52に進み、制御ユニット2は、故障判定手段12からオーバーフロービットクリア信号OFCを監視ユニット3へ送信する。監視ユニット3では、オーバーフロービット転送手段16内に記憶されたオーバーフロ−ビットの状態値がクリアされて“0”となるが、監視ユニットの検査時にステップ55で発生したオーバーフロービットの状態値“1”は、制御ユニット2の故障判定手段12へ転送済みであるので支障は生じない。
【0047】
次に、ステップ53で、制御ユニット2では、オーバーフロービットの状態値が“1”であるかを判断する。故障判定手段12に記憶されているオーバーフロービットの状態値は“1”であるので、ステップ57へ進むことになる。
【0048】
ステップ57で、制御ユニット2では、故障判定手段12内の不揮発性メモリ31に記憶されたオーバーフロー発生回数COFを同じく故障判定手段12内のカウントアップ回路33に読み出す。不揮発性メモリ31に記憶されたオーバーフロー発生回数COFは0であるので、カウントアップ回路33には0がセットされる。故障判定手段12に記憶されているオーバーフロービットの状態値が“1”で、不揮発性メモリ31から読み出したオーバーフロー発生回数COFが0であることから、制御ユニット2は、監視ユニット3の正常動作が確認されて制御ユニット自身が再起動された状態であると認識する。
【0049】
次に、ステップ58で、カウントアップ回路33のオーバーフロー発生回数COFに1を加えてオーバーフロー発生回数を更新する。オーバーフロー発生回数COFは1となる。
【0050】
次に、ステップ59で、更新されたオーバーフロー発生回数COFを不揮発性メモリ31書き込む。不揮発性メモリ31にはオーバーフロー発生回数COFとして1が書き込まれる。
【0051】
次に、ステップ60で、カウントアップ回路33のオーバーフロー発生回数COFが、許容回数格納レジスタ32に格納された所定の許容回数N(Nは1以上の正整数)よりも大であるかを判断する。COF=1であるので、許容回数Nより大きくはないと判断して主制御手段10が制御プログラムの実行を開始する。
【0052】
演算制御装置1の始動時に監視ユニット3が正常と判断された場合には、このように制御プログラムの実行に戻り、以後は主制御手段10がアンチロックブレーキ制御の単位制御を実行する。制御ユニット2では、主制御手段10は、単位制御が正常に実行される毎に診断パルス発生指示信号IDPを出力し、これに基づいて診断パルス発生手段11が周期T1の診断パルスDCPを送信する。監視ユニット3では、計時手段15が診断パルスを入力してクロックを計数することにより診断パルスの周期時間を計測し、診断パルスの周期T1がオーバーフロー判定時間T2よりも小さい場合には制御ユニット2が正常に動作していると判断し、次の診断パルスDCPの入力を待つ。単位制御動作が正常に実行されている限り診断パルスDCPが制御ユニット2から出力され監視ユニット3が入力することを繰り返す。
【0053】
図5(b)は、監視ユニット3が正常である場合の始動時の動作タイミング図である。演算制御装置1の始動時には、図4のステップ54において制御ユニット2は、診断パルスDCPの送信を監視ユニット検査時間T3のあいだ停止する。計時手段15は、演算制御装置1全体に供給されるクロックを計数して時間を測定し、オーバーフロー判定時間T2を超えるとオーバーフローと判断し、監視ユニット3はリセット信号RST1を出力する。また、監視ユニット3は、リセット信号RST1の出力し、所定時間Tdの経過後にオーバーフロービット信号OFBをオーバーフロービットの状態値“1”に対応するハイレベルとして出力して制御ユニット2が受け取る。ステップ53で、オーバーフロービットの状態値が“1”になったことにより監視ユニットが正常であることが確認されて再起動されたことを制御ユニット2自身が認識し、オーバーフロー発生回数COFを1に更新して、以後は主制御手段10の制御動作が正常である限り制御ユニット2は周期T1の診断パルスDCPの出力を継続する。
【0054】
次に、正常動作していた制御ユニット2の主制御手段10に何らかの故障が生じて不規則な間隔で診断パルスDCPの異常が発生する場合について図4の動作フロー図により説明する。
【0055】
制御プログラムは、主制御手段10の単位制御の実行完了毎に診断パルス発行指示ルーチンを実行するようにプログラムされているので、主制御手段10の制御動作に異常が生じると制御ユニット2から診断パルスDCPが発生されなくなり、監視ユニット3は、オーバーフローと判断してリセット信号出力手段18からリセット信号RST1を出力して制御ユニットを再起動するとともに、所定時間Tdの経過後にオーバーフロービット転送手段16によりオーバーフロービットの状態を制御ユニット2の故障判定手段12へ出力する。この後に制御ユニット2は、図4のステップ51,52,53,57,58,59,60のフローで動作する。
【0056】
演算制御装置1の始動後に正常動作を継続していて、初めて主制御装置に異常が発生したものとし、図6の動作タイミング図の時刻TAから後を参照して演算制御装置1の動作を説明する。なお、時刻TAより前の動作は図5(b)と同一である。
【0057】
先ず、ステップ51で、制御ユニット2は、監視ユニット3から出力されたオーバーフロービットの状態値が“1”であることを記憶する。監視ユニット3ではオーバーフローを検出済みであるので、異常警告信号WRNをハイレベルとして出力している。
【0058】
次に、ステップ52で、制御ユニット2は、オーバーフロービットクリア信号を監視ユニットへ出力する。これにより、監視ユニット3のオーバーフロー転送手段16内に記憶されたオーバーフロービットの状態値がクリアされる。次に、ステップ53でオーバーフロービットの状態値を判断し、“1”であるのでステップ57に進んで故障判定手段12内の不揮発性メモリ31からオーバーフロー発生回数COFを読み出す。不揮発性メモリ31に記憶されたオーバーフロー発生回数は1である。
【0059】
ステップ58で、オーバーフロー発生回数COFに1を加えてCOF=2として更新し、ステップ59で不揮発性メモリ31に書き戻す。ステップ60で更新されたオーバーフロー発生回数COFが許容回数Nを超えたか否かを判断し、超えていなければ、診断パルス発生手段11から診断パルスDCPを発生し、監視ユニットは、診断パルスDCPのエッジを受けて異常警告信号WRNをインアクティブのローレベルに戻し、主制御手段10による制御プログラムの実行へ復帰する。
【0060】
制御ユニット2の主制御手段10の制御動作に異常が生じる毎に、監視ユニット3は、オーバーフローと判断してリセット信号出力手段18からリセット信号RST1を出力して制御ユニットを再起動するとともに、所定時間Tdの経過後にオーバーフロービット転送手段16によりオーバーフロービットの状態を制御ユニット2の故障判定手段12へ出力し、これを受けて制御ユニット2ではステップ51からステップ60への一連の動作が実行され、その度にオーバーフロー発生回数COFは1ずつ増加する。
【0061】
故障判定手段12内の不揮発性メモリ31に記憶されたオーバーフロー発生回数COFがNのときに主制御手段10の制御動作に異常が生じると、ステップ58でCOF=(N+1)となり、ステップ60でCOF>Nであるため、故障判定手段12が第1の故障警告指示信号IT1をアクティブレベルとして出力する。
【0062】
次に、ステップ56に進んで、制御ユニット2の故障警告手段13は、第1の故障警告指示信号IT1のアクティブレベルを受けて故障警報信号TRBLをハイレベルとして継続的に出力する。
【0063】
以上に説明したように、本実施の形態では、始動時であることを検出して監視ユニット3が正常に動作するか否かを検査するようにし、また、オーバーフロービットの状態値の検出および転送の制御のタイミングを調整するとともにオーバーフロー発生回数COFを故障判定手段12内の不揮発性メモリ31に記憶することにより再起動時にオーバーフロービットの状態値およびオーバーフロー発生回数の情報が維持されるようにしてオーバーフロー発生回数COFが所定の許容回数Nを超えたことを検出できるようにしたので、監視ユニット3の故障検査機能および制御ユニット2が不規則に異常状態となる故障に対する故障検出機能をも併せ持っている。許容回数Nの値を適切に設定することにより偶発的なノイズによる制御ユニット2の異常に対しては従来の装置と同様に再起動することにより速やかに正常な制御動作に復帰し、異常の発生頻度が大きい場合には異常が連続的であっても断続的または散発的であっても等しく制御ユニット2の故障と判断することができる。
【0064】
また、本実施の形態の演算制御装置1が故障警告を発生した場合に、監視ユニットの故障ではオーバーフロー発生回数COFは0の状態であり、制御ユニットの故障ではオーバーフロー発生回数COFは(N+1)となっている。オーバーフロー回数COFは故障判定手段12内の不揮発性メモリ31に記憶されているため、故障警告後に一旦演算制御装置1の電源を切断して停止し、再度始動した場合においても、不揮発性メモリ31に記憶されたオーバーフロー発生回数COFを読み出すことにより、監視ユニット3の故障であったか、制御ユニットの故障であったかを容易に判断できる。
【0065】
なお、図4で、ステップ57の不揮発性メモリからのオーバーフロー発生回数の読み出しは、ステップ51からステップ53までの処理時間に余裕があればステップ51からステップ53までのどの段階へ移行させて良く、故障判定手段の機能をそのように変更しても良い。また、許容回数Nは、ROMに記録された固定データを許容回数格納レジスタに読み出すようにしても良いが、許容回数セット時に外部から許容回数格納レジスタ32に一旦書き込み、それを不揮発性メモリに書き込むようにして変更できるようにしても良い。
【0066】
【発明の効果】
以上のように、本発明の演算制御装置は、制御ユニットに異常が発生したときに監視ユニットが正常に検出可能かを始動時に検査する監視ユニット検査機能と、制御ユニットが不規則な間隔で異常となるときにおいても所定回数を超えて異常が発生する場合に故障と判断する制御ユニットの故障判定機能とを合わせ備えるので、従来の装置に比較してアンチロックブレーキ制御における故障検出の信頼性を格段に向上させることが可能であり、また、故障が発生したときに故障個所の判断も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の演算制御装置の一実施の形態のブロック図である。
【図2】(a)は、故障判断手段の詳細なブロック図であり、(b)は、故障判断手段内の故障検出部についてのさらに詳細なブロック図である。
【図3】オーバーフロービット転送手段の詳細なブロック図である。
【図4】制御ユニットの動作フロー図である。
【図5】(a)は、監視ユニットに故障がある場合の動作タイミング図であり、(b)は、監視ユニットが正常である場合の動作タイミング図である。
【図6】制御ユニットの異常を不規則に繰り返す場合の動作タイミング図である。
【図7】従来の演算制御装置のブロック図である。
【図8】従来の演算制御装置の動作タイミング図であり、(a)は、正常動作の後に異常動作が連続して発生した場合で、(b)は、制御ユニットの異常状態が断続的に発生する場合である。
【符号の説明】
1 演算制御装置
2 制御ユニット
3 監視ユニット
10 主制御手段
11 診断パルス発生手段
12 故障判定手段
13 故障警告手段
14 リセット信号入力手段
15 計時手段
16 オーバーフロービット転送手段
17 異常警告手段
18 リセット信号出力手段
22 故障検出部
31 不揮発性メモリ
32 許容回数格納レジスタ
33 カウントアップ回路
DCP 診断パルス
OFB オーバーフロービット信号
OFC オーバーフロービットクリア信号
RST1 リセット信号
TRBL 故障警告信号

Claims (7)

  1. 診断パルスを入力して周期時間を計時し該周期時間が所定のオーバーフロー判定時間よりも大きいと判断した場合に所定の状態値をとるオーバーフロービットを生成して所定時間の経過後に出力するとともに、オーバーフロービットが前記所定の状態値であるときには前記所定時間の間にパルス状のリセット信号をアクティブレベルとして出力する監視ユニットと、
    制御動作時には単位制御の実行毎に前記診断パルスを発生し、前記リセット信号のアクティブレベルを入力したときには再起動されるとともに再起動を含む起動後にオーバーフロービットを入力して記憶し、記憶されたオーバーフロービットが前記所定の状態値ではないときには最初の起動であると判断し前記オーバーフロー判定時間よりも大きい監視ユニット検査時間のあいだ前記診断パルスの前記監視ユニットへの出力を停止し、前記監視ユニット検査時間内に前記リセット信号をアクティブレベルとして入力しなかった場合に故障警告信号を発生し、前記記憶されたオーバーフロービットが前記所定の状態値であるときには再起動と判断し、不揮発性メモリに記憶されたオーバーフロー発生回数に1を加算して更新されたオーバーフロー発生回数が所定の許容回数を超えた場合にも前記故障警告信号を出力する制御ユニットと、を有することを特徴とする演算制御装置。
  2. 診断パルスを入力して周期時間を計時し該周期時間が所定のオーバーフロー判定時間よりも小さいと判断した場合は、オーバーフロービットを所定の状態とせず該周期時間が所定のオーバーフロー判定時間よりも大きいと判断した場合にオーバーフロービットを所定の状態値として一時記憶して所定時間の経過後に一時記憶したオーバーフロービットの状態値に対応した信号レベルとしてオーバーフロービット信号を出力するとともに前記一時記憶したオーバーフロービットが前記所定の状態値である場合には前記所定時間の間にリセット指示信号をアクティブレベルとして出力し、オーバーフロービットクリア信号のアクティブレベルを入力したときに前記一時記憶したオーバーフロービットをクリアする計時/転送手段と、前記リセット指示信号に基づきパルス状のリセット信号を出力するリセット信号出力手段とを備える監視ユニットと、
    単位制御動作の正常実行終了毎に前記監視ユニットに対し前記診断パルスを発生し、前記リセット信号のアクティブレベルを入力したときには再起動されるとともに再起動を含む起動後、前記オーバーフロービット信号を入力しオーバーフロービットの状態値を記憶して前記監視ユニットに前記オーバーフロービットクリア信号を出力したのち、記憶されたオーバーフロービットが前記所定の状態値ではないときには最初の起動であると判断して前記オーバーフロー判定時間よりも大きい監視ユニット検査時間のあいだ前記診断パルスの出力を停止し前記監視ユニット検査時間内に前記リセット信号をアクティブレベルとして入力しなかった場合に故障警告指示信号出力し、オーバーフロービットが前記所定の状態値であるときには不揮発性メモリに記憶したオーバーフロー発生回数を1だけ増加して更新されたオーバーフロー発生回数が所定の許容回数を超えたときに前記故障警告指示信号を出力する診断パルス発生/故障判定手段と、前記故障警告指示信号がアクティブレベルとなったとき外部へ故障警告信号を出力する故障警告手段と、前記監視ユニットからの前記リセット信号を入力するリセット信号入力手段とを備えた制御ユニットと、を有することを特徴とする演算制御装置。
  3. 診断パルスを入力して周期時間を計時し該周期時間が所定のオーバーフロー判定時間よりも小さいと判断した場合は、オーバーフロービットを所定の状態とせず該周期時間が所定のオーバーフロー判定時間よりも大きいと判断した場合にオーバーフローとしてオーバーフロービットを所定の状態値とする計時手段と、前記計時手段から受けたオーバーフロービットを一時記憶して所定時間の経過後にオーバーフロービット信号を一時記憶したオーバーフロービットの状態値に対応した信号レベルとして出力するとともに前記一時記憶したオーバーフロービットが前記所定の状態値である場合には異常警告指示信号を出力し前記所定時間の間にリセット指示信号をアクティブレベルとして出力し、オーバーフロービットクリア信号のアクティブレベルを入力したときに前記一時記憶したオーバーフロービットをクリアするオーバーフロービット転送手段と、前記異常警告指示信号のアクティブレベルを受けて異常警告信号を外部へ出力する異常警告手段と、前記リセット指示信号に基づきパルス状のリセット信号を出力するリセット信号出力手段とを備えた監視ユニットと、
    アンチロックブレーキ装置の車輪速センサからの信号をもとに車輪の制御量を演算し制御信号を外部へ出力するとともに単位制御動作が正常に実行される毎に診断パルスの出力を指示する主制御手段と、前記監視ユニットからオーバーフロービット信号を入力しオーバーフロービットの状態値を記憶して前記監視ユニットに前記オーバーフロービットクリア信号を出力したのちに記憶されたオーバーフロービットがオーバーフローに対応する所定の状態値ではないときには最初の起動であると判断して監視ユニット検査指示信号を出力し前記記憶されたオーバーフロービットが前記所定の状態値であるときには再起動と判断して不揮発性メモリに記憶したオーバーフロー発生回数を1だけ増加し更新されたオーバーフロー発生回数が所定の許容回数を超えたときに第1の故障警告指示信号を出力する故障判定手段と、前記主制御手段からの診断パルス出力指示を受けて前記監視ユニットへ診断パルスを出力し、前記監視ユニット検査指示信号のアクティブレベルを入力したときに前記オーバーフロー判定時間よりも大きい監視ユニット検査時間のあいだ診断パルスの発生を停止し前記監視ユニット検査時間内に内部リセット信号を入力しなかった場合に第2の故障警告指示信号を発生する診断パルス発生手段と、前記第1の故障警告指示信号および前記第2の故障警告指示信号のいずれかがアクティブレベルとなったとき以後には外部へ継続的に故障警告信号を出力する故障警告手段と、前記リセット信号を入力して少なくとも前記主制御手段、前記診断パルス発生手段および前記故障判定手段に前記内部リセット信号を供給するリセット信号入力手段とを備えた制御ユニットと、を有することを特徴とする演算制御装置。
  4. 前記故障判定手段が、オーバーフロービット信号を入力してオーバーフロービットの状態値を記憶するとともにオーバーフロービットがオーバーフローを示す所定の状態値であるか否かを判断し前記所定の状態値であるときにはオーバーフロー判断信号をアクティブレベルとして出力するオーバーフロービット判断部と、
    前記オーバーフロービット判断部でのオーバーフロービットの記憶完了の通知を受けてオーバーフロービットクリア信号をアクティブレベルとして出力するオーバーフロービットクリア信号発生部と、
    前記オーバーフロー判断信号がアクティブレベルになったときに不揮発性メモリに記憶したオーバーフロー発生回数を読み出し1を加えて更新されたオーバーフロー発生回数として前記不揮発性メモリに書き込むとともに前記オーバーフロー発生回数が所定の許容回数を超えたときに第1の故障警告指示信号を出力する故障検出部とを有する請求項3記載の演算制御装置。
  5. 前記故障検出部が、
    オーバーフロー発生回数および所定の許容回数を記憶する不揮発性メモリと、
    前記オーバーフロー判断信号がアクティブレベルに変化したときに前記不揮発性メモリに記憶されたオーバーフロー発生回数を読み出してカウンタにセットしカウント値を1だけ増加させてカウント数を更新した後に前記不揮発性メモリにオーバーフロー発生回数として書き込むカウントアップ回路と、
    前記オーバーフロー判断信号がアクティブレベルに変化すると前記不揮発性メモリに記憶された所定の許容回数を読み出してセットする許容回数格納レジスタと、前記カウントアップ回路のカウンタの更新されたカウント値と前記許容回数格納レジスタの許容回数とを比較して前者が後者よりも大であるときには第1の故障警告指示信号を出力する比較回路とを有する請求項4記載の演算制御装置。
  6. 前記所定の許容回数を、外部から前記許容回数格納レジスタを介して不揮発性メモリの所定アドレス領域に書き込む請求項5記載の演算制御装置。
  7. 前記オーバーフロービット転送手段が、計時手段から受けたオーバーフロービットを一時記憶するとともにオーバーフロービットがオーバーフローを示す所定の状態値である場合にはリセット指示信号をアクティブレベルとして出力するオーバーフロービット記憶部と、
    前記オーバーフロービット記憶部からオーバーフロービットの状態値の通知を受けて所定時間の経過後にオーバーフロービット信号を前記オーバーフロービットの状態値に対応した信号レベルとして出力するオーバーフロービット送出部と、
    制御ユニットから入力するオーバーフロービットクリア信号がアクティブレベルとなったときに前記オーバーフロービット記憶部に記憶されたオーバーフロービットをクリアするオーバーフロービットクリア部とを有する請求項3記載の演算制御装置。
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